「ZAO(ザオ)」フランスで誕生した、竹に含まれる「有機シリカ」をベースにしたオーガニックスキンケアコスメ「ZAO(ザオ)」がオンラインストアにて先行発売される。2016AW新商品の販売となっており、2016年10月24日より販売開始だ。すべての人に安全をザオのコンセプトは“すべての人にとって安全であること“。「有機シリカ」を使用することでトラブル肌を持つ人にもメイクを楽しむことができる商品を作り上げている。定期的にクリニカルテストを実施、パラベン・フェノキシエタノール・ミネラルオイル・パラフィン・ポリソルベートなどは使用していない。新発売となる商品今回、新発売となる2016AW新商品は、「コンパクトファンデーション」「ペンシル」「シャインアップパウダー」「アイプライマー」「アイシャドー」「コンパクトパウダー」など、10アイテム32カラーだ。「ZAOコンパクトファンデーション」は、全6色。ZAO製品の中でカバー力が一番高いファンデーションで、汗や水にも強い。「ZAOペンシル」は全14色。アイラインや、アイブロウ、リップラインなどマルチに使うことができる発色が美しいペンシルだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※全ての製品に有機シリカを配合したオーガニックスキンケアコスメ「ZAO」 2016AW新商品 10月24日オンラインストア先行発売開始
2016年10月22日国産北海道小麦・天然酵母を使用した東京・多摩市のベーグル専門店、AFFIDAMENTO BAGELと東京・代官山のコールドプレストジュースショップ・ホワイジュース?(Why Juice?)のコラボレーションベーグル「ベジーベーグル(Veggie Bagel)」が10月1日に発売された。「ベジーベーグル」は、野菜農薬不使用・減農薬・化学肥料不使用などの栽培方法を徹底した良質な野菜や果物から絞ったWhy Juice?のコールドプレスジュースと、ジュースを絞った際に出た野菜や果物のパルプ(果皮や繊維)を、北海道産小麦「ゆめちから」や天然酵母「白神こだま酵母」を使用した生地に練り込んだベーグル。多くの食物繊維を摂取できるパルプを使用しているため、腸のデトックスなど女性に嬉しい美容効果も期待できるメニューとなっている。また、卵や牛乳、バターの他、保存料や食品添加物も不使用のため、ヴィーガンの人や子どもにも適している。ニンジンやビーツ、リンゴなどを使用したコールドプレスジュース「R Detox」を使ったベーグルには、レモングラスとビーツのパルプ、黒豆を使用。ニンジン、トマト、ケール、バジルなどを使ったコールドプレスジュース「All Veggies」を使ったベーグルには、キュウリ、バジル、トマトのパルプ+キヌアなどを練り込んだ。その他、セロリやキュウリ、ケール、パセリなどを使用した「Dr.Green」にケールとパセリのパルプ、レモンビールを練り込んだベーグルや、ニンジン、リンゴ、ジンジャーなどを使用した「Charge」にニンジンやリンゴのパルプとくるみを練り込んだベーグルなどが登場。季節限定として、日替わりナッツとカカオパウダーを使用した「Nuts Milk」に桃のパルプをトッピングしたベーグルも販売される。なお、価格はすべて税込340円。取り扱いは、AFFIDAMENTO BAGEL店舗、オンラインストア、Why Juice?店舗、及び双方の出店イベントとなっている。
2016年10月05日「コーボンマーベルN525」静岡県伊豆の国市の第一酵母株式会社が販売中の「コーボンマーベルN525」が、「第2回ジャパンメイド・ビューティアワード」にてインナービューティ部門優秀賞を受賞した。「ジャパンメイド・ビューティアワード」は、「ダイエット&ビューティフェア2016」(2016年9月12日~14日)内の特別企画。国内外への販路拡大を目指す企業が多数参加しており、百貨店やセレクトショップ・ドラッグストアが「仕入れたい」アイテムを基準に審査がおこなわれた。「コーボンマーベルN525」の特徴同商品は、伊豆天城山の自然(大気中・木々の中など)に生息している伊豆酵母(天然酵母)をもとに、国産の柑橘類とともに発酵・熟成した酵母を含む酵母飲料だ。植物エキス発酵原液100%で、合成着色料・合成香料・合成保存料などを使用しておらず、小さな子どもから高齢者まで安心して楽しむことができる。腸内環境の改善や体質改善にもおすすめの1品となっている。フルーティーではちみつのような味のため、水やお湯で薄めたり、牛乳や果汁飲料などに加えたり、原液をヨーグルトにかけたりと、摂取しやすい。1回につき、20ミリリットル程度の摂取を推奨しており、価格は、525ミリリットル(約26日分)で4,800円(税抜き)だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※酵母飲料「コーボンマーベルN525」が2016年度ジャパンメイド・ビューティアワード優秀賞を受賞。
2016年09月30日ディオール(Dior)が、天然石をセットしたシグネットリング「ラッキー ディオール(Lucky Dior)」を発売する。「ラッキー ディオール」は、ミツバチ、スズラン、クローバー、バラ、星、オーバル、イニシャルなどのブランドを象徴するモチーフが、色とりどりの天然石の上にあしらわれたシグネットリング。ミツバチは漆黒のオニキスの上に、幸運のシンボルでもあるスズランはをペールピンクのクオーツに、クローバーは災いから守ってくれるグリーンの宝石にそれぞれ施された。その他、バラはマリンブルーのラピスラズリにそっと花を咲かせ、星はブラウンカラーのタイガーアイとハーモニーを奏で、オーバルはフローライトの優美なプラムカラーに溶け込んでいる。ディオールのシグネチャーである“CD”のイニシャルは、鮮やかなレッドコーラルに刻印された。
2016年09月05日楽天トラベルはこのほど、「オーガニック(有機)にこだわったプランがある宿ランキング」を発表した。同調査は2015年7月1日~2016年6月30日の期間、「オーガニック」「有機」のキーワードの入っている宿泊プラン(商品名やブランド名を除く)の販売実績(50人泊以上)のある宿を対象に、宿泊者の声の総合評価点数をもとに算出したもの。1位は、新鮮な野菜を使ったオーガニック朝食が人気の「由布院温泉 オーベルゼ レ・ボー」(大分県)だった。朝食は和食か洋食を選択することができ、部屋のコタツか屋外のテラスで食べることができるという。宿泊者からは「オーガニックな野菜たっぷりの食事もとってもおいしかったし、温泉もとても気持ち良かった」などのコメントが寄せられた。2位は、「浪漫の館 月下美人」(長野県)がランクインした。夕食時には、手摘みで収穫したぶどうを使用した宿オリジナルのオーガニックワインを提供する。ワインは、赤・白・ロゼの3種を用意するとのこと。3位は、部屋から中禅湖のレイクビューが楽しめる「中禅寺ペンション」(栃木県)だった。有機栽培ワインを1組に1本提供するプランでは、ワインとともに食材にこだわった創作フルコースディナーが楽しめるという。4位は「テラスガーデン美浜リゾート」(沖縄県)、5位は「美食と癒しの宿 湖畔荘<千葉県>」(千葉県)、6位は「ガストホフリュミエール」(山梨県)、7位は「宮ノ下温泉 真奈邸 箱根」(神奈川県)だった。8位の「HOTEL&RESIDENCE 南洲館」(鹿児島県)の部屋には、オーガニックの材木を使用。9位の「アクアイグニス 片岡温泉」(三重県)では、自然乾燥国産木材を使用した離れの部屋(4棟)に宿泊できるという。10位には「スーパーホテル南彦根駅前」(滋賀県)がランクインしている。
2016年08月09日ビーンズは6月下旬、スーパーフードを使用したグルテンフリー生パスタ「soico・SOY PASTA 有機マカ&ビーツ スパゲティ」「soico・SOY PASTA 有機マカ&ビーツ フェットチーネ」(各500円・税別)を発売する。「soico」シリーズは、大豆粉にこだわった小麦抜きのグルテンフリー食品ブランド。大豆粉は小麦粉と比べると低糖質で、食物繊維も豊富だという。血糖値の上昇値(GI値)も低いため、身体への負担も少ないとのこと。このほど発売する両商品は、スーパーフードの「マカ」と「ビーツ」を使用した生パスタ。マカは「冷え性・生理不順・不眠症(睡眠障害)・不妊症」の改善や疲労回復の効果が期待できるという。スパゲティ・フェットチーネとも、有機マカを1日分(2,000mg)配合した。ビーツは熊本県産のものを使用。ビーツには「葉酸」と「NO(エヌオー)」が豊富に含まれており、アンチエイジングや美肌効果、腸内環境を整えることが期待できるとされている。麺には、北海道産大豆(品種=ゆきほまれ)の大豆粉を使用。美容成分イソフラボン・食物繊維が豊富に入っており、1食で食物繊維はレタスの約6倍、イソフラボンはとうふ約2丁分を摂取可能となっている。
2016年06月01日ヒノキ香る天然スクラブ誕生天然発酵温浴を手がける、酵素浴えんは5月26日より、環境にも配慮した天然石鹸「えんの天然 “洗”」を、Flavor株式会社より発売開始する。えんの天然「洗」は、100%天然成分で作られたパウダー状のナチュラルスクラブ。水を含ませ、泡立てて使用する。古い角質を取り除きつつ、ヒノキの薬効効果に加えて、ラベンンダーオイルとローズオイルが手に潤いを与えてくれる。天然のヒノキの香りがリラックス効果をもたらし、心身ともに深い癒やしを味わうことができる。世界遺産、吉野山のヒノキのみを使用素材に選ばれたのは、世界遺産である奈良県吉野山で育ったヒノキ。これにラベンダーオイルとローズオイルを加え、合成着色料、合成香料、防腐剤は一切使わずに作られている。原材料にはとことんこだわり、奈良県吉野の山守と直接提携することで、良質な天然吉野ヒノキのみを使用。集成材や不燃物は一切混ざっていない。えんのコンセプトの一つは「循環」。山の恵みを無駄なく利用し、自然環境を保護しながら素材本来の魅力を活かしきることがテーマだ。環境にも肌にもやさしいスクラブは、オンラインショップでも入手できる。(画像はプレスリリースより)【参考】※Flavor株式会社プレスリリース※酵素浴えん公式 オンラインショップ
2016年05月28日発酵食品が体に良いと注目されていますが、じつは酵母を使ったコスメにも美肌効果があるのだとか。エイジングケアの化粧品に配合されていることもあり、女性にとって見逃せない成分なのです。酵母とは微生物であり、糖を養分にしてアルコールなどを生み出します。ビタミンやミネラル、アミノ酸が豊富に含まれていて、すぐれた保湿効果を発揮するばかりか、美白効果もあることから化粧品に応用されるようになりました。昔から日本酒の醸造工程を行う杜氏(とうじ)の手がきれいだといわれているのは、酵母のおかげだという説も。酵母はビールやワインなどのアルコール類や、ヨーグルトや納豆などの発酵食品などに含まれています。そのまま肌につけると使用感や刺激の問題があるため、エキスなどの使いやすい形にして配合しているのが一般的。そんなすぐれた酵母を使った化粧品を紹介します。すぐれた保湿力が透明感のある肌へ導く「SK-IIシリーズ(P&G マックス ファクター合同会社)」桃井かおりさんや綾瀬はるかさんのCMでおなじみの「SK-II」シリーズ。このブランドには、「SK-II ピテラ」といわれる独自の成分が配合されているのが特徴です。同ブランドでは発酵と酵母の研究を重ね、このピテラを発見したのだとか。ピテラとはガラクトミセスという酵母が発酵するときに生まれる液体(ガラクトミセス培養液)のことで、肌の水分をキープする天然保湿因子(NMF)と同じ成分を含んでいるそう。これがすぐれた保湿力を発揮し、透明感のある肌へと導きます。一般的な化粧水の場合は「水」の配合比がもっとも高いものですが、SK-IIではガラクトミセス培養液を一番多く使用していることが全成分表示からもわかります。これだけ特殊な成分を贅沢に配合しているのだから、値段にも納得です。お米のパワーでしっとり潤い肌をキープ「ライスフォース(アイム)」ライスフォースには、ライスパワーエキス(米抽出液)が配合されています。これは蒸した米から抽出したエキスを麹菌や乳酸菌、酵母菌などで発酵・熟成することで作られているのだとか。化粧水や乳液などのスキンケアアイテムにはもちろん、メイク落としやファンデーションにも配合するこだわりぶりです。しかも、アイテムによってそれに適した製法で作られたエキスを使っているとのこと。肌がしっとりするのはもちろん、潤いをキープする力にも優れていると評判です。ハワイなどの高級ホテルやエステなどでも使われているそう。酵母の力でふっくらした肌に「F.A.G.E.(サントリーウエルネス)」F.A.G.E.(エファージュ)は、サントリーの酵母や発酵の研究から生まれたスキンケアシリーズ。酵母の力でふっくらした肌へと導き、ハリとツヤのある美肌づくりをサポートします。この酵母を使ったエキスをより深く浸透させることにより、加齢による肌トラブルに訴えるので、エイジングケアとして使う女性が多い印象です。こちらもクレンジングからUVプロテクトまで、すべてのアイテムに独自の酵母「ラビス」から抽出した酵母エキスを配合しています。酵母を使った化粧品を実際に使ってみると、保湿力とその持続性に驚かされます。使い続けるほどに肌が生まれ変わったような感覚に。酵母の美容効果はまだ研究が重ねられているのだとか。さらなるうれしい効果に期待したいですね!
2016年03月30日日本各地の酒造×ベーグル専門店国産小麦と天然酵母を使用した、心と体に優しいベーグル専門店「AFFIDAMENTO BAGEL(アフィダメントベーグル)」を展開している株式会社TRUSTは日本各地の酒造から提供される酒粕を取り入れた「酒粕キューブブレッド」を2016年3月5日から販売開始する。女性に嬉しい酒粕このブレッドは近年、栄養価の高さから女性に人気を博している発酵食品『酒粕』の力を活かした商品だ。酒粕に含まれる多糖類やオリゴ糖、アミノ酸類、ペプチド類は天然保湿因子ともいわれ、美肌・美白効果があるといわれている。豊富な食物繊維、小さな菌達やその産み出してくれた成分が腸の中をきれいに掃除し、体の内側から美しく健康へ導いてくれる。サイコロのようなかわいらしい形で、1つあたりのカロリーは80~90kcalととってもヘルシー!お昼や小腹が空いた時のおやつにも気兼ねなく食べられるのが嬉しい。おいしくて美しくなれる優秀ブレッドであなたもインナービューティーに。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社トラスト酒粕キューブブレッド
2016年03月09日AppleがiPhoneでの有機ELディスプレイ(OLED)採用に向けた動きを強めるなか、関連各社の奔走が続いている。Reutersによれば、ジャパンディスプレイ(JDI)は2018年春を目標にOLEDパネルの大量生産をスタートさせる意向で、同年中にリリースと噂されるiPhoneのOLED搭載モデルへのパネル供給に向けた体制を整えつつある。同件は、もともと日刊工業新聞が昨年2015年11月30日に報じていたもので、2016年春に石川工場内に試作ラインを整備し、国内での量産計画を推し進めていく計画とされている。複数の情報筋によれば、実際にJDI関係者が12月中にApple本社まで出向いて量産計画を伝えたとのことで、先行する2社に急ピッチで追いつこうとしているようだ。今回は、1月後半のタイミングでJDIの滝本昭雄センター長が報道陣に対してOLEDパネル製造への参入を表明したもので、2018年に向けた動きが活発化してきた印象を受ける。以前にもレポートしたように、AppleがiPhoneでのOLED採用に興味を示している一方で、現状ではiPhoneの年間2億台を超える製品ラインを満たすだけのOLEDパネル供給力が存在しておらず、さらに小型向けではSamsungのAMOLED方式がシェアのほとんどを握っている独占供給状態にあり、サプライヤのマルチソース化を推進するAppleにとっては大きな問題だったといえる。供給が1社に偏るのは価格決定面で不利なだけでなく、過去にAppleが何度も経験した「部品供給トラブルにより生産ラインそのものが停止する」というボトルネック状態を生み出す。現状で2018年に確実に供給可能なのはSamsungのみだが、LG Displayも急遽、需要に応じられるよう対策を進めているといわれ、すでにAppleに液晶パネルを提供しているサプライヤである日本国内勢の動向に注目が集まっていた。AppleのOLED採用決定とSamsungの動向を伝えた日本経済新聞の報道は2015年の11月26日だったが、日刊工業新聞が報じるようにJDIの動きは素早く、このトレンドの変化にいち早く対応すべくAppleへのアピールを行ったことになる。現状でパネル・サプライヤの1社であるシャープの動向は不明だが、当面はこのSamsung、LG、JDIの3社体制でのOLED供給になるとみられる。この状況について、各社では引き続き情報収集に追われているものの、2018年のタイミングで確実にパネルを供給できると確約できるのはSamsungのみで、LG DisplayとJDIについてはまだ未知数の部分が大きい。またSamsung自身も、今後2年でどれだけOLEDの供給キャパシティを上げられるかは不明な部分があり、最悪のケースでは3社合わせてもiPhoneの年間販売台数の1~2割程度、場合によっては2018年中の出荷分はSamsungのみに頼り切りといった状況が生まれる可能性もある。このため、2018年のタイミングではiPhone製品ライン全体にOLEDが展開される可能性は低いと筆者は分析しており、各社の動向を見極めつつAppleが2018年春のタイミングまでに最終判断を行うことになるだろう。
2016年01月27日産業技術総合研究所(産総研)は1月26日、有機デバイスに特有のばらつきを利用して偽造を困難にするセキュリティタグ回路を開発したと発表した。同成果は産総研フレキシブルエレクトロニクス研究センター印刷デバイスチームの吉田学 研究チーム長、栗原一徳 研究員、ナノエレクトロニクス研究部門エレクトロインフォマティクスグループの堀洋平 主任研究員、小笠原泰弘 研究員、片下敏宏 主任研究員によるもの。特許庁の報告によれば、2013年度の模倣品による国内総被害額は1100億円にも上る。一部の製品では、個々の製品に固有の番号を付加して、トレーサービリティーを向上させ真贋判定に役立てているが、バーコードやQRコードなどの印刷された情報や、集積回路に電気的に記録された情報は複製が可能であるため、偽造品や海賊版が正規品として流通してしまうリスクがある。そのため、偽造困難なIDタグなどを利用した、真贋を区別できる製品の需要増加が予想されている。研究グループが開発したセキュリティタグは、作製時に有機デバイスに生じるわずかな素子間のばらつきを利用して、同じ設計の回路それぞれが異なった固有の番号を生成する。今回、大気中での安定性が高い有機半導体と、有機材料と無機材料を用いたハイブリット絶縁膜を用いて、わずか2Vで動作するエラー率の低い回路の開発に成功した。この回路はフレキシブル基板上に作成でき、商品パッケージなどにIDタグとして張り付けることで偽造品などの流通防止や回路自体の改ざん困難性の向上への貢献が期待される。なお、同技術の詳細は1月27日~29日に東京ビッグサイトで開催される「プリンタブルエレクトロニクス2016」で発表される。
2016年01月27日新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は1月25日、印刷で製造可能な有機半導体デジタル回路の高速化に成功し、商用ICカード規格で動作する温度センシングデジタル回路の開発に成功したと発表した。同成果は、NEDOプロジェクトとして、トッパン・フォームズ、富士フイルム、大阪府産業技術総合研究所、JNC、デンソー、田中貴金属工業、日本エレクトロプレイティング・エンジニヤース、パイクリスタルなどの研究グループによるもの。同プロジェクトチームはこれまでにも塗布により半導体回路を形成できる有機半導体製造技術を開発して、13.56MHzの商用周波数による電波でのデジタル信号の伝送を実現していたが、今回は新たに商用ICカード規格に対応し、かつNFCの処理が可能な26.5kHzの動作周波数で駆動するフィルム上の温度センシング電子回路を開発することに成功したという。具体的には、従来、ガラス基板上でしかできなかった塗布結晶化法をフイルム上で実現したほか、プロセスの最適化を図ることで、チャネル長5μmの有機CMOS回路を集積することに成功。これによりこれまでのキャリア移動度10cm2/Vsよりも高速な16cm2/Vsを実現。これにより、26.5kHzの3ビットDFF(D-Flip-Flap)回路を構成することを可能とし、NFCへの対応を果たしたという。また、同DFFを3段構成とすることで8ビットの演算処理を実現したほか、温度センサの回路構成を見直し、2ビットの逐次型A/Dコンバータ(ADC)も開発し、高分子伝導体の抵抗温度センサと組み合わせることで、1℃刻みでの温度測定を実現した。開発を進めてきた東京大学 新領域創成科学研究所の竹谷純一 教授は、「トッパン・フォームズの事業家の目標が物流の温度管理ということで、薄いフィルム上に製造された温度センサは応答性が早いことから、そうしたニーズへの適用が可能」とし、HF帯の読み取り機を用いて、表示機にその情報を転送するデモを実現してみせた。なおトッパン・フォームズでは、今後、事業化に向けた取り組みを進めていくとしており、現状、シリコンベースの半導体を用いたトレースタグの生産コスト100円の半分となる50円での量産を2018年2月ころまでには実現したいとしており、引き続き、大面積プラスチック基盤プロセスの構築、めっき配線や低コスト化技術の開発などを進めていくとしている。
2016年01月25日天然のうるおい成分でこだわりの保水力株式会社シードは、天然保湿成分“アルギン酸”を加え、装着中もうるおいを保つ、国産2週間交換ソフトコンタクトレンズ「シード2ウィークピュアうるおいプラス」を2016年1月15日より発売した。国産ならではの安全に、さらに“うるおい”にもこだわり、新たに天然保湿成分の“アルギン酸”を保存液に配合したことで従来のうるおいを逃しにくいレンズ素材である“両性イオン素材(SIB)”との相乗効果により、レンズ表面の水濡性や、水分を保持する性能が高まった。従来の特徴であるUVカットや汚れにくさなどはそのままに、1日目はもちろん2週間、快適な装用感と続くうるおいが期待できる。さらに、直径14.2mmと、13.8mmの小さめサイズで展開することで、レンズの取り扱いに慣れていない、まぶたを大きく開けられないなどのユーザーの「見える」をサポートする。国内一貫生産ジャパンクオリティ2004年6月に販売した、同社独自の技術と素材による“優れた強度”と“耐汚染性”を両立させた「シード2ウィークピュア」は、2週間交換ソフトコンタクトレンズとして日本初となる国内一貫生産を実現した。瞳の安全のため1枚1枚品質にこだわりながら大量生産を可能にした製造ラインは、環境に配備した技術と環境に備え、地球保全にも取り組んでいる。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社シードホームページ・株式会社シードニュースリリース
2016年01月21日住友化学は12月28日、情報電子化学部門の韓国拠点である東友ファインケムで有機ELパネル向けタッチセンサーパネルの生産能力を現行の1.4倍に増強すると発表した。同社にとって有機ELパネル向け製品の能力増強は今回で3度目で、新ラインによる量産開始は2016年10月の予定。有機ELパネルは液晶パネルと比べ、バックライトが不要なため、省電力で薄くて軽い上に、画像の明暗において高コントラストで応答速度にも優れることから、スマートフォンに有機ELパネルを採用しているセットメーカーが増加している。また、パネルメーカーは次世代のフレキシブルディスプレイの開発を進めており、住友化学は、今回のタッチセンサーパネルの生産能力増強に加えて、同製品のフレキシブル化など高機能化と製品ラインアップ拡充に取り組むとしている。
2015年12月28日天然成分ヒノキの力で歯周病と口臭予防天然成分のヒノキで除菌する安心な歯磨きジェルが誕生。歯周病と口臭の原因となる代表的な歯周病菌はジンジバリス菌。天然成分の木曽ヒノキ蒸留水により、このジンジバリス菌を99.9%除菌。効果的に歯周病、口臭予防ができます。虫歯予防にも効果あり曽ヒノキ蒸留水はいわゆる虫歯菌と呼ばれるミュータンス菌を99.9%除菌できるとのこと。口臭予防だけでなく、虫歯を防ぐ効果も期待できます。除菌効果についてはエビデンス(検査証明)も取得済みとのこと。価格もお手頃でクリスマスの景品やプレゼントに最適なアイテム。是非ご検討を。商品名:木曽檜歯磨きジェル定価:@1,800 円(税別)(画像はプレスリリースより)【参考】・ご注文はこちら!「木曽檜歯磨きジェル」有限会社トロフィー佐藤
2015年12月22日京都大学は12月11日、独自に設計した座布団型構造をもつ有機半導体材料を開発し、これをp型バッファ層に用いることでペロブスカイト太陽電池の光電変換効率を向上させることに成功したと発表した。同成果は、同大学 化学研究所 若宮淳志 准教授、工学研究科博士後期課程 西村秀隆 氏、化学研究所 嶋崎愛 研究員、村田靖次郎 教授、佐伯昭紀 大阪大学准教授らおよび米ボストンカレッジ ローレンス・スコット 名誉教授の研究グループによるもので、12月10日付けの米科学誌「Journal of the American Chemical Society」オンライン速報版に掲載された。ペロブスカイト太陽電池は、材料を基板やフィルムに塗る印刷技術により作製でき、従来の太陽電池に比べて製造コストを大幅に下げることが可能な太陽電池として注目を集めている。これまでは、主に光吸収材料であるペロブスカイト層の作製法の改良により光電変換効率が向上してきたが、光により生成した電荷をペロブスカイト層から取り出すためのバッファ層材料については、優れた特性を示す材料は限られており、製造コストが極めて高い有機半導体材料が用いられている状況だった。今回の研究では、二次元のシート状に骨格を拡張して「座布団型構造」をもたせるという独自の分子設計に基づいて、塗布型の有機半導体材料を新たに開発。これをペロブスカイト太陽電池のp型バッファ層に用いることで、従来の球状の分子である標準材料を用いた場合に比べて、最大で1.2倍の光電変換効率の向上を実現し、16.5%の光電変換効率を得ることに成功した。同材料は、独自の合成ルートにより、簡便かつ安価に製造することが可能で、すでに製造・販売について国内企業との共同研究を開始しており、1年以内に販売を開始する予定だという。若宮准教授は、「本研究で、ペロブスカイト太陽電池の高効率化につなげるための、有機半導体材料の分子設計指針を明確に示すことができました。これに基づいて、今後、安価で優れた特性を示す材料の開発が国内外で活発化し、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた研究が加速するものと期待されます」とコメントしている。
2015年12月11日Blue-Skyはこのほど、新鮮な有機野菜とフレンチごはんのお店「gina」を東京都・西麻布にオープンした。同店は、深夜27時(土曜日は23時)まで営業しているフレンチレストラン。ホテル「ミラコスタ」でフレンチとイタリアンの経験を積んだ末棟孝シェフが腕をふるう。「午前0時のフレンチごはん」をコンセプトに、夕食をとれず深夜になってしまった人にも、健康を気遣った料理を提供するとしている。21時からは「オーダーメイドタイム」となっていて、有機野菜を使ったサラダなど、季節ごとの食材を希望の調理法で楽しめる。12月はかに、ふぐ、白子、キャビア、うになどの食材が用意されているという。「ディナータイム」とされる18~21時は、和の食材をベースにしたフレンチを月替わりのコースを提供。料金は6,800円(税・サービス料別)となっている。
2015年12月08日科学技術振興機構(JST)と理化学研究所(理研)および京都大学(京大)は12月2日、新たに開発した半導体ポリマーを用いることで、有機薄膜太陽電池の光エネルギー損失を無機太陽電池並みまで低減することに成功したと発表した。同成果は、理化学研究所 創発物性科学研究センター 尾坂格 上級研究員、瀧宮和男 グループディレクターと京都大学大学院 工学研究科 大北英生准教授らの研究チームによるもので、12月2日付けの英科学誌「Nature Communications」オンライン版に掲載される。半導体ポリマーをp型半導体材料注として用いる有機薄膜太陽電池(OPV)は、次世代の太陽電池として注目されている。しかし、吸収した太陽光エネルギーを電力に変換する際に失うエネルギー(光エネルギー損失)が0.7~1.0eVと、市販のシリコン太陽電池などの無機太陽電池が0.5eV以下であるのに対して非常に大きい値を示すため、高効率化に向けて課題があった。今回、同研究チームは「PNOz4T」という半導体ポリマーを新たに開発。PNOz4Tを用いて作製したOPVは1.0Vの電圧を出力し、従来のものよりもはるかに高い値となった。この結果、PNOz4T素子の光エネルギー損失は約0.5eVと無機太陽電池並みに小さい値となり、またエネルギー変換効率は約9%と、光エネルギー損失が小さい系においては最高レベルのエネルギー変換効率を示した。PNOz4Tの性質を最大限に引き出すことができれば、実用化レベルのエネルギー変換効率15%も実現可能なため、同研究チームは2016年度中での12%達成を目指すという。
2015年12月03日米Appleが2018年にも同社iPhoneに有機ELディスプレイ(OLED)技術を採用すべく、複数の部品メーカーらに通達を出したというニュースが話題になっている。実際にiPhoneは既存の液晶ディスプレイ(LCD)からOLEDへと置き換えられていくのだろうか。同件は日本経済新聞が報じている。また、同じ内容で英語版にあたるNikkei Asian Reviewで全文が公開されているので興味ある方は確認してほしい。それによれば、Appleは2018年にも登場するiPhoneにOLEDを採用する計画で、同技術への適合や増産に向けた投資を打診しているという。実際、すでにサプライヤの1社であるLG DisplayがOLED増産に向けた設備投資を表明している。ただし、スマートフォン等で利用される中小型のOLEDパネルは、AMOLED方式を採用するSamsungが圧倒的シェアを獲得しており、同社Galaxyシリーズに全面採用している。一方でLG DisplayのOLED増産はTV向けの大型パネルも含んでいるが、iPhoneを含む世界のスマートフォンでの採用を見込んだ中小型パネルの外販を目指しているとも考えられ、OLED開発競争が加速する可能性がある。現行iPhone向けのLCDパネルサプライヤとしては、上記2社のほか、日本のシャープとジャパンディスプレイ(JDI)の2社がいる。日経新聞の同報道を受け、日本時間で11月26日は売上損失懸念から両社ともに株価が急落している。JDIは、産業革新機構(INCJ)、ソニー、パナソニックの3社とともにJOLED(ジェイオーレッド)というジョイントベンチャーを設立し、2017年以降をめどにOLED製品の開発と量産を発表しているが、現時点ではモニター向けの中型パネルやサイネージなど、すでにスマートフォン向けで大きなシェアを握るSamsungらとは直接競合しにくい領域を選択している。もし今回の報道が事実であり、Apple側の要請を受けてiPhone向けの量産計画を立てるのであれば、その動向が注目される。このiPhoneでのOLED採用については、興味深いレポートをKGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏が、つい2週間ほど前に発表している。Mac Rumorsによれば、同氏はiPhoneでLCD向けバックライトを提供しているミネベアをはじめとするサプライチェーンらの情報を総合し、少なくとも今後3年間はAppleがiPhoneでOLEDを採用することはないと結論付けている。また、iPhone組み立ての主力企業であるFoxconnことHon Hai Precision IndustryがTFT LCDの製造ラインの大規模投資を行っており、この大量生産が2018年にスタートする見込みであることから、3年という期間を超えてもなお、既存のLCD技術をiPhoneで採用し続ける可能性があるとも分析している。2018年という部分が偶然にも一致した2つのレポートだが、その後の展開を巡っては両者の意見は完全に異なっていることになる。実際、2018年というのは年1回新製品がリリースされるiPhoneにおいて3世代先の話であり、どのディスプレイ技術が採用されるかは完全に未知数の世界だ。ただ、Appleの会計年度で2015年度時点ですでにiPhoneの世界販売台数は2億台を突破しており、もし今後も順調に7~10%程度の年率成長を果たしていくのであれば、2018年には2.45~2.66億台の年間販売台数に達する。仮に横ばいで推移したとしても、2億枚のパネル需要をOLEDで満たさねばならず、サプライヤの限られるOLED 1本にディスプレイ技術を絞るのは3年先の話とはいえAppleにとって大きなリスクになると筆者は考える。Appleは「Apple Watch」でOLED技術を採用しているが、未公表ながら必要パネル枚数は数百程度とiPhoneのボリュームに比べても著しく低く、その意味でのリスクはなかった。そのため、仮にOLEDを採用するのであっても、iPhoneのラインナップに応じて同じ世代でディスプレイ技術を使い分ける可能性もあるのではないかと予想する。
2015年11月26日LGエレクトロニクス・ジャパンは11月20日、有機ELテレビ「LG OLED TV(エルジー・オーレッド・テレビ)」の新製品として、55V型の「55EG9100」を発表した。発売は11月26日。価格はオープンで、推定市場価格は348,000円前後(税別)。同社では、4Kに対応した「EG9600」と、2K(フルHD)モデルの「EC9310」の2つの有機ELテレビのシリーズを展開しているが、今回発表された55EG9100は2K対応のモデルだ。パネルは緩やかな弧を描いた「カーブドスクリーン」。RGBにW(ホワイト)をプラスした「WRGB」方式を採用している。3波チューナーを2基内蔵しており、USB HDDへの番組録画も可能だ。OSは、webOS 2.0。Wi-Fiを標準装備している。インタフェースは、HDMI入力が3基、USBポートが3基など。本体サイズはW1225×D208×H760mmで、質量は15kg(スタンド込み)。消費電力は320W、年間消費電力量は122kWh/年。
2015年11月20日LGエレクトロニクス・ジャパンは11月17日、有機ELテレビ「EG9600」シリーズと液晶テレビ「UF9500」シリーズのソフトウェアアップデートを行い、HDRコンテンツの視聴に対応すると発表した。ソフトウェアアップデートを行うのは、有機ELテレビ「65EG9600」「55EG9600」と液晶テレビ「65UF9500」「55UF9500」の4製品。11月30日より、ネットワークやUSB経由でのHDRコンテンツ視聴に順次対応する。また、液晶テレビ「42LF5800」「32LF5800」「28LF4930」「22LF4930」が11月からソフトウェアアップデートを開始し、Netflixに対応している。これにより、同社が2015年3月以降に発売した有機ELテレビと液晶テレビは、すべてNetflixを利用できるようになった。
2015年11月17日東北大学は11月5日、短い工程でほぼ理論限界となる発光効率を実現する有機ELが出来上がる分子材料を開発したと発表した。同成果は同大学の磯部寛之 教授(JST ERATO 磯部縮退π集積プロジェクト研究総括)の研究グループによるもので、11月4日に英国王立化学会誌「Chemical Science」に掲載された。有機ELを材料とする発光デバイスでは、デバイスに電場を印加して電流を流し、負の電荷を帯びた電子と正の電荷を帯びた正孔をデバイスの材料中で出合わせ、出合った際に生じるエネルギーを光として取り出している。これまで、リン光発光材料を活用することで、量子効率100%という理論限界値が達成されているが、理論限界値の実現するためには「有機ELデバイスを多層構造にする」ことが最良と考えられていた。今回の研究では、炭素と水素からなる「トルエン」を環状に連ねた新しい大環状分子材料を開発し、これにより単一層という単純・簡潔なデバイス構造をもちながら、ほぼ理論限界となる高い効率で光を発する有機ELを実現できることを発見した。研究では同材料を赤・緑・青という光の三原色すべてのリン光発光材料に適用できることが実証されており、白色発光を行うデバイスの作製に成功。「さっとひと吹き」するだけで照明ができあがるという。同研究グループは今回の成果について、「『単純化された分子材料で、単純化された有機 EL をつくりだす』。そんな、近未来の有機 EL 照明の姿を想像させる重要な成果となります。」とコメントしている。
2015年11月05日京都大学(京大)は10月21日、100%の変換効率で電気を光に変換する有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)材料を高性能化することに成功したと発表した。同成果は、同大の梶弘典 化学研究所教授、福島達也 助教、志津功將 助教、鈴木克明 研究員らと、九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センターの安達千波矢 センター長らで構成される研究グループによるもの。詳細は国際学術雑誌「Nature Communications」(オンライン版)に掲載された。電気を光に変える素子であり、次世代のディスプレイや照明として期待される有機ELだが、従来は電気から外部に取り出せる光への変換効率(外部量子効率)を高めるためにIrやPtといった希少元素が必要となっていた。そのため、近年、そうした希少元素を用いなくても高い外部量子効率を得られる熱活性化型遅延蛍光(TADF)材料の研究が進められてきており、2012年には外部量子効率19.3%を達成した発光材料「4CzIPN」が開発されるなど、高性能化に向けた研究が各地で進められている。今回、研究グループでは、コンピュータを用いた理論化学計算を活用することで、材料の分子構造と発光特性の相関を解明。その知見を活用し、炭素、水素、窒素のみで構成される新たな分子「DACT-II」を設計し、幅広い温度領域、輝度領域において、高効率で電気を光に変換することに成功したとする。実際に同材料を用いた有機ELでは、電気から光への変換効率は最大で100%、外部量子効率も29.6%を達成したとする。また、簡単なマイクロレンズから構成される光取り出しシートを用いた場合、外部量子効率は最大41.5%を達成したとするほか、3000cd/m2下で外部量子効率30.7%を達成したとしており、この特性により、素子の寿命も長くなることが期待されるとしている。また、低温から高温まで幅広い領域で高い発光特性を維持できるほか、薄膜状態におけるガラス転移温度も192~197℃と、高い耐熱性も確認されており、広い温度範囲での利用も可能だという。なお研究グループでは今後、長寿命化の実証や高特性・高付加価値を有する発光材料の設計・開発などを進めていきたいとしているほか、生体プローブなどの新たな有機デバイスへの展開なども進めていきたいとコメントしている。
2015年10月22日LGエレクトロニクス・ジャパンは2日、同社の有機ELテレビと液晶テレビが、定額制映像配信サービス「Netflix」に対応したことを発表した。Netflixは、世界50カ国以上で6,500万人以上の会員を抱える、定額制の映像配信サービス。日本国内では9月2日からサービスを開始し、「デアデビル」などのNetflixオリジナルコンテンツのほか、ドキュメンタリー、長編映画などをストリーミング配信する。月額料金は、標準画質(SD)のベーシックプランが650円、高画質(HD)のスタンダードプランが950円、超高画質(UHD 4K)のプレミアムプランが1,450円(すべて税別)。LGエレクトロニクス・ジャパンのNetflix対応テレビは、2014年および2015年に発売されたwebOS搭載モデル。対象テレビは配布済みのソフトウェアにより、ホーム画面のランチャー上にあるアイコンからNetflixを利用できるようになっている。対象テレビの詳細は以下のとおり。なお、下記以外の機種も、2015年度中のアップデートでNetflixに対応する予定だ。○有機ELテレビ - 2015年モデルEG9600シリーズ(65EG9600/55EG9600)EC9310シリーズ(55EC9310)○液晶テレビ - 2015年モデルUF9500シリーズ(65UF9500/55UF9500)UF8500シリーズ(60UF8500/55UF8500/49UF8500)UF7710シリーズ(55UF7710/49UF7710/43UF7710)UF6900シリーズ(49UF6900/43UF6900)LF6300シリーズ(55LF6300/49LF6300/43LF6300/32LF6300)○液晶テレビ - 2015年モデルUF9500シリーズ(65UF9500/55UF9500)UF8500シリーズ(60UF8500/55UF8500/49UF8500)UF7710シリーズ(55UF7710/49UF7710/43UF7710)UF6900シリーズ(49UF6900/43UF6900)LF6300シリーズ(55LF6300/49LF6300/43LF6300/32LF6300)
2015年09月02日ニュージージャパンは9月2日、有機ココナッツシュガー「ココイズム・ココシュガースティック10本入り」と「ココイズム・ココシュガーパウチ454g」を発売する。ココナッツシュガーは、ココナッツの花が開花する前のつぼみから採れる花蜜を集め、何度も繰り返し煮詰めたもの。サトウキビから作られる砂糖と比較すると、同じ量の原料から50~75%も多くの量を生産できるとされ、国連食糧農業機関(FAO)は、「最も持続生産可能な甘味料」として報告している。また、血糖値を急激に上げない低GI(グリセミック・インデックス)食品でもある。一般的な砂糖と比べてココナッツシュガーのGI値(35)は低く、血糖値が急に上がらないのでインシュリンの分泌が穏やかになり、体で脂質が作られにくい。さらに、豊富なミネラルとアミノ酸、ビタミンB群も含んでいる。砂糖と同等の甘さを持っているため、砂糖の代わりにさまざまな料理に使用できるという。同商品は、インドネシアのココナッツシュガー専門製造会社「ココシュガー社」の製品。インドネシアのバニュマス地方で栽培・加工されたものを直接仕入れている。ココシュガー社は日本の有機JAS認証をはじめ、日・米・欧の有機認定も取得している。「ココイズム・ココシュガースティック10本入り」(500円)は、個別スティック包装タイプ4gが10本入っている。手頃な価格なので、ココナッツシュガーを試してみたい人におすすめの商品とのこと。「ココイズム・ココシュガーパウチ454g」(1,998円)は、家庭用・業務用に使用する大容量のパウチタイプ。同商品は、同社のショッピングサイト「NuZee STYLE」で販売する。また、ココイズムの製品は、全国のスポーツジム、東海地区、関東地区のドラッグストアでも購入できる。※価格は税込
2015年08月21日「あの子天然よね」と言われる女子は、ぼんやりしているようで男子にモテモテだったりしませんか?たまには困った天然女子もいますが、素直で優しい天然ちゃんは、意外にも恋の達人なのです。筆者の近くにとってもモテモテの天然女子がいますので、その子の特徴をご紹介しながら、あなたも彼女に近づくための習慣をご紹介しましょう。■1.天然女子はおとぼけが目立つbut○○困った天然女子と、モテる天然女子の違い。それは他人の気持ちに敏感かどうか、想像力豊かかどうか?というところです。鈍感な天然ちゃんは、“悪気は無いけど空気の読めない困ったちゃん”になってしまいます。おとぼけが目立っても、他人の気持ちに敏感な天然女子は、相手の反応を良く見ているもの。そのせいか、サプライズがとても上手です。「あの子はどうして何をしても許されるの?」と思う子がいたら、それはキャラ的に得をしているのではなく、その子の日頃の気遣いに対するお礼がなされていることが多いのです。■2.天然女子は深く考えないモテる天然女子は、物事を深く考えません。「ネガティブ思考はしない」「物事を素直に良い方向にしか考えない」といった単純な思考のように見えて、実は優しさがそうさせているのです。善良でお人好しの反応の方が、優しいようで案外難しいものです。天然女子は、一般的に悩みのないお気楽屋さんのように見えますが、実は深く追求しないことで、考えても仕方のないことは後回しにして、今目の前のやらなければいけないことに目を向けられるのです。不安なときや感情的になっているときに、深刻に考えても建設的な思考にはなりません。気になったことに突っ走って、思い込みを招き、ネガティブ思考まっしぐら、あっという間に自爆方向へ。考えてもわからないことは、詮索しない勇気を持ちましょう。■3.お断りが上手モテモテの天然女子は、お断りの仕方がとっても上手なのをご存知ですか?相手を傷つけずに“お断り”をするのは、実はとても難しいのです。それを簡単にやってのけるモテモテ天然女子のお断りには、肯定的なお断り公式があったのです。その公式は「肯定発言の後に、残念だけど今回は・・・・・・」です。たとえば、映画に誘われる「ありがとう。うれしいけど、その日は予定があるの。またね」誘ってくれたお礼と、別れの挨拶をきちんとするだけで、その間の言葉がどんな否定発言であろうと、相手の感情を損ねにくいのです。お礼と挨拶は、笑顔で言うのがポイントです。■4.甘え上手!おねだり上手!天然女子は、おねだり上手で周囲が自然と助けてあげたくなるから不思議です。「○○して欲しい希望を相手に伝える」術を持っているのでしょう。それも表情や視線だけで。「○○して欲しいけど、悪いかな?・・・・・・」と申し訳なさそうにしつつ、それでも相手がやってくれそうになったら、すかさず笑顔で嬉しそうにする、そんな喜怒哀楽が可愛らしくて、彼女を喜ばせようと周囲は彼女の手助けをするように思います。感謝の気持ちを表すのが上手なのかもしれませんね。おねだりは難しくても、感謝の気持ちを顔いっぱいに表現するのはできそうだと思いませんか?■5.相手の良いところを見つけるのが上手!誰かと比較するのではなく、とにかく褒め上手。アイドルとの比較、友達の彼と比較、父親との比較etc。比較するということは、彼を誰かのかわりにしているふうに、彼には伝わってしまいます。それは相手を傷つけることにもなりかねません。目の前の彼を見て、目の前の現状に満足しましょう。それができない人は、幸せを逃してしまいます。その点、天然女子は、何でも肯定発言で、良い方向に考えるので、今目の前の彼の良いところで喜べます。そういった彼女を見て、男性は、もっと喜ばせようとがんばるのです。■おわりに本当は、天然女子の近くで一緒に時を過ごすと違いが一目瞭然なのでしょうが、レアな存在なので、前向き思考の習慣を徹底して身につけましょう。良いとこ探しが得意になると、嬉しいことが増え、自然と笑顔が増えます。その笑顔を見て、あなたを素敵に思う男性もいるかもしれない。幸運の女神だってあなたの目に現れるかもしれません。(鶴山あずさ/ライター)(島村遥/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年08月05日三菱化学とパイオニアは7月30日、ブルーライトレス塗布型有機EL照明モジュールを開発し、8月1日よりサンプル出荷を開始すると発表した。ブルーライトは波長380~495nmの光で、可視光線の中で最もエネルギーが強く、ほぼ減衰すること無く網膜に達するため、目の疲れなどの原因になる。また、就寝前に大量のブルーライトを浴びる睡眠を司るホルモンの分泌が抑制され、睡眠の質が低下すると考えられている。近年、パソコンやスマートフォンなど、ブルーライト成分を多く含む光源を採用した機器の使用時間が増えていることから、長時間浴びることへの注意喚起がなされている。両社が開発したブルーライトレス塗布型有機EL照明モジュールは、有機ELパネルに青色素子を使用しておらず、光の中にごくわずかなブルーライト成分しか含んでいない。また、色温度1900K、ろうそく色タイプの同モジュールは、寝室などの照明や、医療現場での照明のほか、光による損傷が懸念される文化財や絵画などの保管用照明にも適しているとしている。
2015年07月30日LGエレクトロニクス・ジャパンは、曲面ディスプレイを搭載した65型の有機ELテレビ「65EG9600」を8月7日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税別1,000,000円前後だ。65EG9600は、日本市場では初の有機ELテレビ、曲面ディスプレイ搭載テレビとして、3月に国内発表された。発表当初、2015年秋に発売するとされていたが、このたび正式に発売日を決定。LGエレクトロニクス・ジャパンはすでに、55型の「55EG9600」を5月8日に発売している。有機EL(OLED)ディスプレイは一つ一つの素子が自ら発光するため、液晶ディスプレイと異なりバックライトが不要。無色発光の「完全な黒」を表現できるのが特徴だ。RGBの有機EL画素に加えて、白のサブピクセルを追加したLG独自のWRGB方式を採用。従来よりも豊かな色彩表現を実現したという。曲面型ディスプレイの採用によって没入感を高めた。解像度は3,840×2,160ドット、4K表示に対応している。
2015年07月30日アラサーになっても10代の頃と変わらない、透き通るような肌が魅力の宮崎あおいさん。美肌の秘訣は「酵母」を毎日欠かさず飲んでいることなんだとか。今回は、美容やダイエットにも効果がある酵母についてご紹介します!酵母とは?酵母はキノコやカビと同じ「菌類」に属し、一般的には「微生物」のようなものだと言われています。体の中にも酵母は存在していて、消化や吸収の機能を正常にする効果があるんだとか。酵母にはアミノ酸やビタミンなど、肌にとって有益な成分が豊富に含まれており「栄養の宝庫」と言われるほど。さらに腸内の糖分を分解させ、腸内環境を整える働きもあります!美肌作りにぴったりの酵母酵母には細胞を再生化させる働きがあり、新陳代謝を活発化させてくれます。そのため、肌のターンオーバーが良くなり、古い角質や皮脂を取り除くのに効果的!紫外線を浴びた肌もリセットできるため、シミやくすみ対策としても◎。また潤い肌に欠かせない「天然保湿因子」と呼ばれる成分が配合されており、肌の保湿機能も回復する効果が期待できるのだそう。乾燥肌でお悩みの女性には朗報ですね!ダイエット効果も見逃せない!さらに酵母は、糖分を分解し摂取カロリーを減らす働きがあるので、ダイエット効果も期待できます!酵母を摂取することで、きつい食事制限なしでのダイエットが可能になるのだそう(もちろん暴飲暴食はNGですが……)。また食前に酵母を摂取することで、満腹感を得やすいのだそう。ついつい食べ過ぎてしまう人にはオススメです!自分にぴったりな摂取法を!酵母の摂取法にルールはありません!オリジナルのレシピを試してみましょう。酵母の粉末をヨーグルトに混ぜ合わせ、フルーツをトッピングして朝食に。今のシーズンなら、冷たいソーダ水で割って飲むのも◎。酵母は楽天などの通販サイトで購入できるので、気軽にトライしてみてくださいね!美容やダイエットなど、酵母には女性に嬉しい効果が満載です。この夏は、酵母で美しさに磨きをかけましょう!
2015年07月26日東京大学(東大)は、カーボンナノチューブ(CNT)を用いて、レアメタルであるインジウム(In)を含まないフレキシブルな有機薄膜太陽電池を開発したと発表した。同成果は、同大大学院理学系研究科の松尾豊 特任教授、同大大学院工学系研究科の丸山茂夫 教授らによるもの。詳細は「Journal of the American Chemical Society」に掲載された。従来、有機薄膜太陽電池には透明電極として酸化インジウムスズ(ITO)が用いられてきたが、レアメタルであるInは需要に対して供給量がひっ迫するリスクなどがあった。一方、CNTは元素として豊富な炭素を原料とし、かつ優れた特性を持つ材料として期待されてきたが、太陽電池分野においては、CNT薄膜による透明電極を用いた有機薄膜太陽電池の変換効率は2%程度と低かった。研究グル―プは今回、CNTを有機薄膜太陽電池の透明電極として用いるための方法論を確立した。具体的には、単層CNT(SWCNT)による薄膜に有機発電層からプラスの電荷のみを選択的に捕集して輸送する機能を付与することで、6%以上の変換効率を達成できることを確認したという。また、PETフィルムの上にCNT薄膜を転写して用いることでフレキシブルなCNT有機薄膜太陽電池を作製することにも成功したとする。なお研究グループでは今後、有機材料やデバイス構造の最適化を行うことで、さらなる高効率化研究に取り組む予定だとしている。
2015年06月18日