Bialystocksの甫木元空(Vo)が監督を務める最新作『BAUS 映画から船出した映画館』の製作が決定した。本作は、青山真治が温めていた『吉祥寺バウスシアター 映画から船出した映画館』(boid刊)と『吉祥寺に育てられた映画館 イノカン・MEG・バウス 吉祥寺っ子映画館三代記』(本田拓夫著/文藝春秋企画出版部発行・文藝春秋発売)を原作に、甫木元が脚本を引き継いで執筆。今はなき吉祥寺のミニシアターをめぐる家族の物語となっている。映画は2025年の公開を目指して製作中で、豪華俳優陣の出演も予定している。また「“あの頃”吉祥寺の映画館では何が起きていたのか?」と銘打ち、当時の写真や映像の一般公募もスタート。1925年に吉祥寺初の映画館として歴史をスタートした「井の頭会館」時代や、1951年に開館し、のちにバウスシアターへと改築される「ムサシノ映画劇場」時代、そして「吉祥寺バウスシアター」時代といった、約90年という時の中で様々な表情を見せる映画館や街との思い出を、2月29日(木) まで募集中だ。■甫木元空 コメント映画館が生まれ、大きくなり、そしてなくなるまでの物語。そこに特別な秘密があるわけではなく、世界中どんな街にも存在する映画館に生きた無名の家族の物語です。映画という窓を街に作り、娯楽という風を吹き込む事に奮闘した無名の(無数の)人々の密やかな企み。決して戦争をしてもよいと企む人々ではない。かすかな自由と幸福を見つけようと懸命に生きたこの家族の思いが、空想と共にささやかな一本の映画となって、世界の人々に映画館の存在を改めて説いてくれる。そんな願いを込めて本作を作れたらと思っています。<作品情報>『BAUS 映画から船出した映画館』2025年公開予定写真&映像の応募ページはこちら:※募集期間:2月29日(木) 23:59まで
2024年01月17日新進気鋭の2人組バンドBialystocksのボーカルで、映画監督・映像作家の甫木元空の監督2作目『はだかのゆめ』の原案となったおよそ1万字におよぶ私小説が、2月7日(火) 発売の月刊文芸誌『新潮』に掲載されることが決定した。物語の主人公ホキモトソラは、東京を離れ、ステージ4の癌で闘病中の母の故郷である四万十川のほとりに住むことになった。86歳になる祖父が生きる村落共同体は、生者と死者が入り乱れて存在する、聖なる空間だった。高知弁の対話が弾む人々との絆。衰えゆく母との暮らしを一日ずつ噛しめながら、ソラはより大いなる「自然」と「運命」に心を開いてゆく――。私小説は、大胆かつ繊細な詩的文章で感動的な世界が綴られている。併せて『新潮』編集長・矢野優からのコメントが到着した。また、Bialystocksの過去作品『ビアリストックス』『Tide Pool』のアナログ盤が1月25日(水) にリリースされた。それを記念し、これまでのリリース作品をメンバー2名が解説するSpotify Music+Talkの3週連続公開が決定。本日1月27日(金) 20時に初回「[ビアリストックス]Bialystocksの聴くセルフライナーノーツ」が公開される予定だ。■月刊文芸誌『新潮』編集長・矢野優 コメント映画「はだかのゆめ」の監督・脚本・編集をおこなう映画作家にして、その音楽(ビアリストックス名義)も担当した甫木元の世界観は独自だ。表現ジャンル、生者と死者、エゴとオルターエゴ。それらの境界線上をさまようように創造する1992年生れの書き手の「内なる言語」が文芸に新風を呼ぶことを期待したい。■月刊文芸誌『新潮』ホームページ:<作品情報>映画『はだかのゆめ』公開中映画『はだかのゆめ』メインビジュアル公式サイト:<配信情報>Bialystocksの聴くセルフライナーノーツ1月27日(金) 20:00より配信『Bialystocksの聴くセルフライナーノーツ』メインビジュアル配信リンク:<リリース情報>Bialystocks メジャー1stアルバム『Quicksand』Now On SaleBialystocks『Quicksand』ジャケット●初回限定盤(CD+Blu-ray):4,950円(税込)●通常盤(CD ONLY):2,970円(税込)【CD収録内容】01. 朝靄02. 灯台03. 日々の手触り04. あくびのカーブ05. ただで太った人生06. Upon You07. Winter08. 差し色(テレビ東京系ドラマ25『先生のおとりよせ』EDテーマ)09. はだかのゆめ(映画『はだかのゆめ』主題歌)10. 雨宿り【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ■Bialystocks 第一回単独公演 於:大手町三井ホール 2022年10月2日01. All Too Soon02. 花束03. またたき04. Emptyman05. 光のあと06. フーテン07. コーラ・バナナ・ミュージック08. あいもかわらず09. Winter10. ごはん11. Thank you12. I Don’t Have a Pen13. Over Now14. 差し色15. Nevermore16. 日々の手触り17. 夜よ購入リンク:配信リンク:『ビアリストックス』アナログ盤Now On Sale価格:3,850円(税込)Bialystocks『ビアリストックス』アナログ盤ジャケット【収録内容】■Side A1. 花束2. I Don’t Have A Pen3. ごはん4. またたき■Side B1. コーラ・バナナ・ミュージック2. Thank You3. 夜よ4. Nevermore購入リンク:『Tide Pool』アナログ盤Now On Sale価格:3,080円(税込)Bialystocks『Tide Pool』アナログ盤ジャケット【収録内容】■Side A1. Over Now2. All Too Soon3. フーテン■Side B1. 光のあと2. あいもかわらず<ライブ情報>『Bialystocks “Quicksand” Tour 2023』『Bialystocks “Quicksand” Tour 2023』ビジュアル※終了分は割愛2月18日(土)東京・LIQUIDROOMBialystocks 各種リンク:
2023年01月27日Bialystocksのボーカル甫木元空の監督第2作『はだかのゆめ』の主題歌「はだかのゆめ」が、11月28日(月) 放送のJ-WAVE(81.3FM)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』にて初オンエアされることが決定した。併せて、11月29日(火) 23時から発売日直前にスペースシャワーTV公式LINE LIVEにて、10月開催されたワンマンライブより『第一回単独公演 於:大手町三井ホール & ????』の無料配信が決定。「????」と題され、メジャーデビューを記念した特別な企画も用意されているとのこと。さらに、Bialystocksの公式YouTubeチャンネルにてアルバム『Quicksand』の全曲トレーラーが公開された。<配信情報>『第一回単独公演 於:大手町三井ホール & ????』視聴はこちら:『第一回単独公演 於:大手町三井ホール & ????』無料配信ビジュアル『Quicksand』全曲ダイジェスト<イベント情報>『はだかのゆめ』公開記念イベント@渋谷シネクイント11月25日(金) 20:00の回上映後:Bialystocksによるミニライブ11月26日(土) 20:20の回上映前:青木柚(出演)/ 唯野未歩子(出演)/ 菊池剛(音楽)/ 甫木元空監督による舞台挨拶11月27日(日) 20:20の回上映後:甫木元空監督によるトークイベント&パンフレットご購入の方にサイン会11月29日(火) 19:00の回『はだかのゆめ』『はるねこ』2本立て上映後:甫木元監督によるトークイベント&パンフレットご購入の方にサイン会11月30日(水) 19:15の回『はだかのゆめ』『終わりのない歌』2本立て上映後:前野健太(出演)/ 甫木元空監督によるミニライブ『はだかのゆめ』地方舞台挨拶12月3日(土) 大阪 シネ・ヌーヴォ / 京都 京都みなみ会館上映後:舞台挨拶+ソロライブ 登壇者:甫木元空(監督)12月4日(日) 福岡 kino cinéma天神上映後:舞台挨拶+Bialystocksライブ 登壇者:甫木元空(監督、Bialystocks)/ 菊池剛(Bialystocks)12月11日(日) 名古屋 センチュリーシネマ上映後:舞台挨拶+ソロライブ 登壇者:甫木元空(監督)■2023年2月4日(土) 札幌 シアターキノ上映後:舞台挨拶 登壇者:甫木元空(監督)2月中旬予定 金沢 シネモンド / 富山 ほとり座上映後:舞台挨拶+ソロライブ 登壇者:甫木元空(監督)2月下旬予定 仙台 フォーラム仙台上映後:舞台挨拶+ソロライブ 登壇者:甫木元空(監督)Bialystocks タワーレコードインストアライブ2022年12月1日(木) 大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店 18:30 開演2022年12月11日(日) 愛知・タワーレコード名古屋パルコ店 18:00 開演2023年1月9日(月・祝) 東京・タワーレコード渋谷店5F 13:00 開演映画『はだかのゆめ』上映+Bialystocks Live2022年12月9日(金) 高知県・高知県立県民文化ホール グリーンホール2022年12月23日(金) 山梨県・甲府 桜座チケットはこちら:映画『はだかのゆめ』公式ホームページ:<リリース情報>Bialystocks メジャー1stアルバム『Quicksand』11月30日(水) リリースBialystocks『Quicksand』ジャケット●初回限定盤(CD+Blu-ray):4,950円(税込)●通常盤(CD ONLY):2,970円(税込)【CD収録内容】01. 朝靄02. 灯台03. 日々の手触り04. あくびのカーブ05. ただで太った人生06. Upon You07. Winter08. 差し色(テレビ東京系ドラマ25『先生のおとりよせ』EDテーマ)09. はだかのゆめ(映画「はだかのゆめ」主題歌)10. 雨宿り【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ■Bialystocks 第一回単独公演 於:大手町三井ホール 2022年10月2日01. All Too Soon02. 花束03. またたき04. Emptyman05. 光のあと06. フーテン07. コーラ・バナナ・ミュージック08. あいもかわらず09. Winter10. ごはん11. Thank you12. I Don’t Have a Pen13. Over Now14. 差し色15. Nevermore16. 日々の手触り17. 夜よ【店舗別特典情報】・Amazon.co.jp:メガジャケ・楽天ブックス:缶バッジ(Φ57mm)・タワーレコード:音源ダウンロードコード付きポストカードTYPE-A・その他法人:音源ダウンロードコード付きポストカードTYPE-B※特典はなくなり次第終了となります。※一部店舗に取扱いのない店舗がございますので、ご予約・ご購入時にご確認ください。※ECサイトでご予約の場合、特典付き商品をご希望の場合は必ず特典付きカートからご注文下さい。※「音源ダウンロードコード付きポストカード」につきまして、タイプにより表面の絵柄が異なります。ダウンロードできる音源は共通です。※ダウンロード方法等詳細につきましてはポストカードへ記載いたします。特設サイト:予約リンク:<ライブ情報>『Bialystocks Tour ”Quicksand” 2023』『Bialystocks Tour 2023』ビジュアル2023年1月21日(土)大阪・梅田Shangri-La2023年1月22日(日)愛知・名古屋TOKUZO2023年2月18日(土)東京・恵比寿LIQUIDROOMBialystocks 各種リンク:
2022年11月26日話し込むほどに、とてもよい音楽家だと感じさせる人だ。ヴァイオリニストの山根一仁が2月、埼玉、静岡、京都、そして東京をめぐるリサイタルを開く。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番《春》とフランクのヴァイオリン・ソナタを核に、シュニトケの《古い様式による組曲》、ストラヴィンスキーの《イタリア組曲》というプログラム(順不同)。【チケット情報はこちら】ベートーヴェンやロシア音楽は、彼の音楽との関わりの原点のような作品でもあるのだそう。「2~3歳の頃、音楽に興味を持ったきっかけが、家にあったプロコフィエフの《ピーターと狼》のバレエのビデオ。そして4歳でヴァイオリンを始めたきっかけが、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番。その後も、(ロシアの大ヴァイオリニストである)オイストラフ門下のオレグ・クリサ先生に教えていただいていたので、ロシア音楽にはずっと親近感を持っています」ベートーヴェンに夢中になったのも、音楽好きのご両親が録り溜めていたビデオがきっかけ。「小学1年生の頃、カルロス・クライバーが1986年に東京で指揮した交響曲第4&7番にハマりました。とくにティンパニ。親にスコアを買ってもらって、学校から帰ると毎日、菜箸で座布団を叩いてました(笑)」共演は同い年のピアニスト小林海都。昨秋、ミュンヘンの山根の自宅で、プログラムを相談しながら、いろんな曲を弾きまくった。「とにかく、ただ音楽に触れているような楽しい時間でした。海都くんは、互いに意見をぶつけることを楽しめる、大好きな相手です。ぶつける時間を取れること自体が大切で、効率を求めればぶつからない。でも妥協が生まれ始めたら、それは絶対にいい音楽につながりませんから。ふたりでこのプログラムを演奏できることが楽しみだし、全部の曲が、“僕ら”にすごく合っている。いい4曲が選べたかなと思っています」演奏家でも、作曲家・作品でも、表現者の人間性が強く出ていることに惹かれると話す。たとえばヴァイオリンのギドン・グレーメルや先述のクライバーの唯一無二の個性。「彼らは自分を出しきりながらも音楽を尊重しています。クレーメルが、『美しさを求めたことはない』というようなことを過去に話しているのですが、もちろん、彼は美しい音でも弾くんですけど、それは音楽を求めた結果だということなんですね。音楽の中の美しさを見つけるのが音楽家の仕事であって、美しさを求めたらダメなんです。音楽の中には、汚い部分、くさい部分もあります。それを出せる音楽家になりたいと思っています」「つねに音楽に正しくあれ」これが、現在ミュンヘンで師事するクリストフ・ポッペンの教えだという。演奏はもちろん、音楽を語ることにも、飾ることなく真摯に誠実に向き合う山根は、まさにそれを体現している。もちろん「正しさ」はひとつではないだろう。2月のリサイタルは、彼の現在の解答を示してくれるはずだ。取材・文:宮本明
2020年01月31日「雨の日は関節が痛む」「低気圧の日は頭痛がする」など、巷には気象と人のからだや体調にまつわる都市伝説が数多く存在します。もっともらしくて納得してしまいそうですが、実際どれほど信ぴょう性があるのか、気になりませんか?今回は、海外メディア『BBC』を参考に、気象と人体にまつわる都市伝説の真偽を科学的に検証してみましょう。■1:雨の日は関節が痛む――【真偽ははっきりしない】この悩み、よく聞きますよね。実際、雨の日や強風の日にリウマチが悪化し関節が痛むという事例はいくつも報告されていますが、じつは天気とリウマチ症状のはっきりとした関連性を示す根拠はいまだ見つかっていません。それどころか、2011年に9つの研究をもとにまとめられた報告書は、「関節リウマチの症状と天候には確実な関係はない」とさえいい切っています。いまのところ、「雨の日には関節が痛む」というのはただの“確証バイアス”だろうというのが通説です。確証バイアスとは、自分の都合のよい情報だけを信じ、集めてしまう傾向、つまり“思い込み”のこと。雨と関節痛との関連を信じている人は、それだけで雨の日には不快感を抱く傾向があるよう。いまだに賛否両論あるテーマです。■2:気圧が低くなると頭痛がする――【真】理由なく気分が落ち込んでいるとしたら、それは気圧のせいかもしれません。なにしろ、私たちの頭の上には、常に1トンもの大気が浮かんでいるのです。獨協医科大学の木元一仁氏率いる研究チームは、28人の偏頭痛患者に1年間、頭痛の症状を日記につけてもらい、毎日の気圧状態と比較する研究を行いました。そして、頭痛が気圧の低下とかなりの頻度で一致することを発見したのです。このほかに気圧の状態と鎮痛剤の売上を比較した研究もあり、そこでは気圧の低下に反比例して鎮痛剤の売上が上がっていることが証明されています。気圧の低下が、平衡感覚をつかさどるシステムを崩壊させることがその理由ではないかと考えられています。■3:寒い時期は心臓発作が増える――【真】冬は心臓発作が増加します。中国のある研究によると、心臓疾患による死亡が、春と夏に比較して40%も上昇するといいます。数十年にわたる研究にも関わらず、ちゃんとした理由はわかっていません。しかし中国では、気温が低くなると血圧が上がるようだという研究結果もあります。血圧の上昇は心臓発作のリスクを高める一因として知られていますから、このあたりに理由があるようです。■4:気候がよい時には男の子を妊娠する――【真の可能性が高い】どんな状況下でも、男女が生まれる確率は半々だと思っている人が大半でしょう。しかしその確率は気候にも左右されているというのです。北半球では、平年よりも暖かい年は男の子を妊娠する傾向が強いとされています。また、1952年にロンドンで発生した大規模な大気汚染公害“ロンドン・スモッグ”の期間は非常に寒く、その9か月後に誕生した赤ちゃんは、女の子が多かったという報告もあります。なぜこのようなことが起きるのかは、まったくの謎です。気温がホルモンバランスや精子の産生具合を変えているかもしれません。人間が環境に適応し“種”を維持するための工夫だ、と考える人もいます。とはいえ影響は軽微なものであり、地域によっても異なります。学問的にはとてもおもしろいテーマですが、家族計画に応用できるようなものでは……ないようです。■5:太陽光線のせいで亡くなる人がいる―【真の可能性が高い】太陽は地球に絶えず“磁気嵐”や“宇宙線”と呼ばれる高エネルギー粒子を浴びせています。私たちは地球の大気に守られているはずですが、実は防ぎきれていないようなのです。リトアニアの研究チームが25年にわたり100万人以上の死亡記録を調査。心臓病や脳卒中による死亡数のピークと、太陽の活動が活発になる時期とが重なることを発見しました。別の調査で、太陽の活動が活発になる時期に生まれた人々は、穏やかな時期に生まれた人々とくらべて平均寿命が5年ほど短いこともわかっています。しかし原因の究明はまだこれからです。以上、人体や体調と気象に関わる都市伝説の真偽を検証してきました。納得できるもの、信じられないものがあったのではないでしょうか?そして、理由がわからないものが意外と多いことにも驚かされます。人体をますます神秘的なものに感じますが、この結果を信じるか信じないかは自分次第です。(文/よりみちこ)【参考】※The mysterious way your body changes with the weather-BCC
2015年08月17日