オアシスティーラウンジが展開する台湾カフェ「春水堂(チュンスイタン)」は7月21日、豆花(トウファ)シリーズから「マンゴーかき氷豆花」と「タピオカかき氷豆花」(各税込700円)を夏季限定で発売した。販売は9月30日まで。「豆花」は台湾の伝統的な豆乳スイーツ。夏になると、豆花の上にシャリシャリのかき氷をかけて食べるのが一般的であるという。「マンゴーかき氷豆花」は、マンゴーの甘酸っぱさが特徴とのこと。「タピオカかき氷豆花」は、オリジナルのタピオカを使用しており、もちもちした食感が楽しめるという。なお両商品、しっとりと炊きあげた十勝産大納言小豆をトッピングしている。販売店舗は、ルミネ新宿店を除く全店舗。
2015年07月21日パリ7区にあるケ・ブランリ美術館を会場に2016春夏コレクションのショーを発表したイッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)。デザイナーの高橋悠介は、写真家の水谷吉法の作品を取り込みながら、イッセイ ミヤケ メンらしいアーティスティックな世界観を描き出した。東京に生息する野生のインコを撮影した水谷吉法による「TOKYO PARROTS」をモチーフにしたシリーズでは、色鮮やかなプリントコットンシャツや、写真を緻密に表現したジャカードのジャケットが登場。写真をプリントした不織布でスリット糸を作り、その糸を織り込んだ軽量のツイードやニットも、このブランドらしい革新性を感じさせるアイテムだ。メキシコの建築家、ルイス・バラガンやメキシコの街並みからインスパイアされたヴィヴィッドなカラーブロックのシリーズでは、ヘンプやコットンリネンのアイテムを組み合わせ、春夏らしい色鮮やかさも加わって強い印象を残した。東京の街を断片的に撮影した水谷吉法の「COLORS」を引用したシリーズでは、コットン素材にインクジェットでプリントし、グラフィカルなストリートスタイルを提案。アート写真とファッションのミクスチャーを巧みに表現して見せていた。
2015年07月16日ガイノイドは、歌声合成ソフトウェア「VOCALOID4」に対応した歌声ライブラリ「VOCALOID4 Library v4 flower(ブイフォウフラワ)」を2015年7月16日に発売する。単体パッケージ、およびDAWソフト「VOCALOID4 Editor for Cubase」をセットにしたパッケージを用意するほか、単体版と既存ユーザーに向けたアップグレード版のダウンロード販売も行う。価格はパッケージ版がいずれもオープン、単体ダウンロード版が1万800円、アップグレード版は5,400円。本製品は、2015年に発売された女性歌声ライブラリ「VOCALOID3 Library v flower」をアップデートしたもの。ロックに特化したキレのある歌声が特徴となっており、VOCALOID4への対応はもちろん、新たにグロウル機能を搭載したほか、原音の見直し、滑舌の改善を行い、ギターサウンドが前面に出るような激しい楽曲においても埋もれないボーカルサウンドを実現。スローロックからアップテンポなヘビーサウンドまで幅広く利用しやすくなった。また、同製品のシンボルキャラクターである「flower(フラワ)」も大幅にイメージチェンジ。デザインはインターネットなどで人気の△○□×(みわしいば)氏が担当したもので、短髪、ショートパンツ姿の中性的なビジュアルに生まれ変わっている。なお、パッケージ版には購入者特典として、楽曲『vividest』の楽器・パート別オーディオデータ、△
2015年07月01日ファセッタズム(FACETASM)が22日、ミラノのアルマーニテアトロで2016春夏メンズコレクションを発表した。2年前からスタートし、今回が9回目となるジョルジオ・アルマーニの若手支援デザイナーのプログラムとして招待されたもので、これまでアンドレア・ポンピリオ、ステラ・ジーンなどがこのステージでコレクションを発表。ミラノ在住のデザイナー以外では始めての海外在住デザイナー。ファセッタズムとしても初めての海外でのショーとなった。客席のすぐ近くを歩くことで、ストリート感を出したというランウェイは一切装飾なく、アルマーニテアトロのラグジュアリーな会場を生かし、フラットな黒のフロアをライティングだけで、モデルが次々と歩くと潔い演出。同ブランドの特徴でもあるレイヤードスタイルはシンプルに抑え気味。MA1やペースボールジャケット、ライダースのベスト、プルオーバーのトレンチコート、トレーナーなどのアイテムを、同ブランドのキーアイテムでもあるキルトパンツと合わせ、ハイソックスとスニーカー、サンダルでキャンパス風に。フリルやストリングスレースのディテールもファセッタズムらしいジェンダーレスな提案。色数や柄は抑えられ、極力押さえ込まれた表現で、ファセッタズムのコアな部分をピュアに表現した。「これまで東京で見せてきたストリート視点でのモードをそのまま見せたかった、東京で見せるのとは気候も人種も持ち違うので、あえて、色やスタイリングもシンプルにした。レイヤードに関しては自分たちは小学生の頃からTシャツは2枚重ねの方がカッコイイと思ってきていたし、自然な思いをデザインしているだけ。春にパリで合同展示会に参加し、今回が初めてのショーで果たしてこれが海外どう評価されるのか楽しみ」とデザイナーの落合宏理。text:ファッションヘッドライン編集顧問 野田達哉
2015年06月25日映画『愛を積むひと』が6月20日(土)に公開を迎え、佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明、朝原雄三監督が舞台挨拶に登壇。サプライズで佐藤さん宛てに奥さんがしたためた手紙を樋口さんが読み上げ、佐藤さんは涙を見せた。突然の妻の死に悲嘆する男の元に届いた亡き妻からの手紙。それが男と周囲の人々を少しずつ結び付けていくさまを北海道の雄大な自然を背景に描き出す。佐藤さんは初回上映を観終えたばかりの観客に「映画の中にではなく、ご覧いただいたみなさまひとりひとりの中に答えがある映画だと思います。かわいがってやってください」と呼びかける。樋口さんは、この作品に参加して「急に死んでしまうかもしれない、と初めて意識しましたし、夫(※コピーライターの糸井重里氏)がおりますが、どちらかが先に逝ってしまうということを考えさせられました」と語った。夫婦を演じた互いについて尋ねられると、佐藤さんは「撮影中はあまり話さなかったんですが、プロモーションで喋る機会に恵まれ、初めて樋口可南子さんを知る思いでした。同じ思いでお客さんの前に立っているこの日が来て幸せです」と笑顔。樋口さんは、佐藤さんの取材やプロモーションでの様子について「とても一生懸命に宣伝されるんです。私たちもベテランの域に入ってますが(笑)、背中を見ていて初々しいんです。そうさせてくれたのはこの作品のおかげ。佐藤さんが小技ではないお芝居を見せてくれたので、ついていくだけでした」と佐藤さんへの全幅の信頼を口にする。樋口さんはさらに佐藤さんについて「奥様のことをこの人は愛してるんだなと感じました」と語ったが、その奥さんがしたためた佐藤さん宛ての手紙がサプライズで届き、樋口さんが壇上で読み上げた。最初は、樋口さんから手紙を奪おうとしていた佐藤さんだが、観念して妻の言葉に耳を傾ける。結婚当初、体が丈夫でなく「自分が死んだら、保険金で、好きな映画を作ってね」と伝えたエピソード。しかし、いまは「役者の仕事しかできない浩市さん。あなたを残して旅たつ事は、家族は勿論、事務所のマネージャーさん、映画関係者の皆様に、とてつもないご迷惑をおかけする事になり、それを思うととても、先に逝くことなど出来ません」と考えていること。さらに23年前に佐藤さんが奥さん宛てに送った手紙に書かれていた「僕は一生あなたの味方です」という言葉をいまも忘れずにいることなど、奥さんの思いを樋口さんが声を詰まらせながら読み上げると、佐藤さんの目にも涙が…。「浩市さん、私は浩市さんを1人にしないように、浩市さんよりも1日でも長く生きる事を、約束します」という最後の一文が読み上げられると、劇場には温かい拍手がわき起こった。佐藤さんは、目を真っ赤にしつつ「暑いから汗かいちゃって…」と定番すぎる言い訳。樋口さんに対しても「可南子さんが泣くことないでしょ(笑)!」とツッコみつつ「ありがたいものだと思ってます」と照れくさそうに感謝の思いを口にした。人前での涙がよほど恥ずかしかったのか「まさか、こんな姑息なことを宣伝部が考えているとは思いもよらず、不覚でした」とサプライズを企画した宣伝部への恨み節を口にし、会場は笑いに包まれた。『愛を積むひと』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛を積むひと 2015年6月20日より全国にて公開(C) 映画「愛を積むひと」製作委員会
2015年06月20日佐藤浩市と樋口可南子演じる熟年夫婦の愛ときずなを描いた感動作『愛を積むひと』(朝原雄三監督)で、若手実力派の筆頭である野村周平と杉咲花が恋人役に挑んだ。日本を代表する先輩俳優と共演し、その“背中”を見つめた二人が受け取ったものとは?「長年、俳優として現場に立ち続けている浩市さんの“現場での居方”や、周囲への気の配り方はとても勉強になりました。若い頃の思い出話や、『それに比べて、いまはやりづらい世の中になった』なんてことも話してくださった。何より『お前ももっと自由になればいい』という言葉をいただき、胸に残っていますね」(野村さん)「樋口さんはすごく明るい方で、現場では常に笑い声が聞こえていました。周りを気づかい、現場をいい雰囲気にしてくださる姿に、すごいなと圧倒されました。私にも気さくに声をかけてくださり、難しい役柄に悩む私の緊張を解してくれました」(杉咲さん)映画の主人公は有意義な老後を求めて、北海道に移住した熟年夫婦の篤史(佐藤さん)と良子(樋口さん)。いざ新天地での生活が始まると、仕事人間だった篤史は時間を持て余すばかり。そんな夫を見かねて、良子は家の周りの石塀づくりを頼むが、ほどなくして心臓病が悪化し、帰らぬ人となってしまう…。野村さんと杉咲さんは、地元・北海道で生まれ育った中学時代の同級生で、恋人同士の徹と紗英を演じている。一見、若く初々しいカップルだが、胸の内に悩みや葛藤を抱えており、ふたりの存在は少なからず、夫婦の行く末に影響を与えることになる。杉咲さんは「正直、男女の距離感…みたいなものが分からなくて」と恋人役に戸惑いがあったのだとか。そんな杉咲さんに助け舟を出したのが、誰あろう野村さん!「私自身、人見知りで『どうしよう』と思っていたら、野村くんが話しかけてくれて嬉しかったですね。実は野村くんも、あまり自分から話しかけるタイプじゃないそうなので、気を使わせてしまったのかなって。あのときは、ありがとうございました!」(杉咲さん)一方、野村さんは「いやあ、そんな…」と思わず照れ笑い。「やっぱり、お互いに仲が良くないと、抱きしめたり、抱きしめられたりといったシーンは難しいし、ケンカだってやりづらい。まずは自分の“ありったけ”を見せて、自然に会話や食事をしようと。準備や打ち合わせという言葉はイヤですし、普通に接することを心がけていました」(野村さん)。徹と紗英の“恋の躍動”が、主人公の熟年夫婦との絶妙なコントラストを織りなす。物語の舞台となるのは、「日本で最も美しい村」連合第1号に認定された北海道美瑛町。雄大で色鮮やかな情景は、人々のドラマを映し出すキャンバスとなった。四季の移ろいに佇む姿を捉えるため、二人は定期的に現地に足を運び、撮影に臨んだ。出演作が途切れない売れっ子だけに、東京に戻れば、別の作品の撮影が控えているという状況だった。「僕はこの映画と並行して、『若者たち2014』というドラマに出演していました。こちらは毎日電車で通って、スタジオに閉じこもり、家に帰るともう深夜…そんな毎日でした。映画とドラマではペースも違うので、正直疲労はたまります。そんなとき、北海道に“戻る”と癒されましたね。オープンセットの解放感はもちろん、余計な情報も入ってこないし、陽が落ちれば撮影はおしまい。とても贅沢な思いをさせてもらいました」(野村さん)同時期に『トイレのピエタ』(松永大司監督)の撮影に臨んでいた杉咲さん。「撮影が終わっても、(同作で演じた)真衣という女の子を1か月くらい引きずっていて、どう自分を取り戻したらいいのかわからなくなっていたんです。でも、北海道に“戻る”と『あっ、私は大丈夫だ』って自然と思える自分がいて…」。無意識に“戻る”という言葉を選ぶ二人にとって、いかに北海道の大地が癒しになっていたか想像に難くない。そんな二人の目に、主人公である篤史と良子という夫婦像がどのように映っているのだろうか?「台本を読んだときから、とても愛があふれた物語だと思いました。うまく言葉にできませんが、あの夫婦の姿はとってもいいなって感じるんです。人はいろんな出会いを通して、変わっていく。でも、変わらない思いがある…。それは映画を通して、僕ら世代が受け継がなければいけない。ぜひ若い人にも見てもらって、夫婦愛はもちろん、恋愛や友情も含めて大切なものを考えてもらえれば嬉しいです」(野村さん)「オーディションの段階で台本を読み、『絶対に出演したい』と思った作品です。それはきっと、お互いを信じ合える夫婦像に、すごく惹かれたからなんです。良子さんは自分の死期が近いのに、それを篤史さんには伝えないですよね。『私がいなくても大丈夫』と信じなければ、絶対できないですよね。年齢的に夫婦の信頼関係は、想像できないことも多いですが、信じ切れる相手に出会える素晴らしさを感じます」(杉咲さん)。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:愛を積むひと 2015年6月20日より全国にて公開(C) 映画「愛を積むひと」製作委員会
2015年06月18日宮沢りえが主演映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で、でっかい母性を持った“おかあちゃん”を演じ、若手女優の杉咲花と母娘役で共演することが発表された。本作は、余命宣告を受けたちょっと破天荒な母の“終活”を描く家族の物語だ。本作は、死期を悟った双葉が、絶対にやっておくべき4つのこと(1、失踪した夫を連れ帰る。2、休業していた家業の銭湯を再開させる。3、気が優しすぎる娘を独り立ちさせ、ある人に合わせる。そして4、家族も知らない双葉だけの秘密)に取り組む姿が描かれる。杉咲は、『トイレのピエタ』『愛を積むひと』など出演作が立て続けに公開されている注目の女優で、母・双葉の大きな愛に包まれ、病に侵された母を強く支えていく娘・安澄を演じる。監督は、自主製作『チチを撮りに』が、ベルリン映画祭ジェネレーション部門に選出・上映されるなど、国内外の映画祭で高い評価を集めた中野量太。宮沢は「中野監督の想いのこもった脚本に私の心も沸かされました。そして、素敵な共演者の方々と、この作品に携われる喜びをガソリンにし、タイトルに負けないくらい燃え尽きたいと思います」と語り、杉咲は「脚本を読みながら、“お母ちゃん”のセリフがどんどん、りえさんの声として身体に響いてきました。素敵なお母ちゃんの娘になることができて、光栄に思います」とコメントを寄せている。中野監督は「『生』を描きたいから『死』を描きます。人はひとりじゃ生きていけないと思うから『家族』を描きます。誰もが感じ得るテーマを、独自の視点と感性で、唯一無二の映画にしたいと思っています」といい、宮沢について「熱い愛と深い哀しみを背負った双葉役を、宮沢さんがどう演じるのか?…想像出来る様で出来ないんです。それはきっと想像してもその想像を超えてしまうだろうと思っているから。宮沢さん演じる双葉を一番見たいのは、僕です」と話している。映画は、6月7日にクランクインしており、7月2日にクランクアップを迎える予定。『湯を沸かすほどの熱い愛』2016年秋全国公開
2015年06月10日「報知映画賞」「日本アカデミー賞」など2014年の賞レースを総なめにし、名実ともに日本を代表する女優・宮沢りえと、2015年の“顔”に選ばれた新星女優・杉咲花が、最新作『湯を沸かすほどの熱い愛』で母娘役で共演することが明らかになった。会う人すべてを包みこむ、でっかい母性の持ち主・双葉。ある日突然、余命宣告を受けた彼女には、絶対にやっておくべきことが4つあった。失踪した夫を連れ帰り、休業していた家業の銭湯を再開させること、気が優しすぎる娘を独り立ちさせること、娘をある人に合わせること、そして4つ目は、家族も知らない双葉だけの秘密だった――。自主製作『チチを撮りに』が、ベルリン国際映画祭ほか、国内外10を超える映画祭で絶賛された中野量太監督の商業用長編デビュー作となる本作。宮沢さんが演じるのは、優しさと強さを持ち、会う人すべてがその大きな母性に包まれてしまう“おかあちゃん”であり、人間らしい弱さもある主人公・双葉。そして、杉咲さんは、“おかあちゃん”に愛され、弱い自分に立ち向かい、病された母を今度は強く支えていく娘・安澄を好演する。主演の宮沢さんは本作について「中野監督の想いのこもった脚本に私の心も沸かされました。そして、素敵な共演者の方々と、この作品に携われる喜びをガソリンにし、タイトルに負けないくらい燃え尽きたいと思います」とコメントを寄せた。娘役の杉咲さんは宮沢さんとの共演について「脚本を読みながら、“お母ちゃん”のセリフがどんどん、りえさんの声として身体に響いてきました。素敵なお母ちゃんの娘になることができて、光栄に思います」と喜びを語った。「みんながお母さんを大好きであるように、私自身も母が大好きであるように、お母ちゃん(双葉)のことが大好きです」と杉咲さんが語るように、本作は、母の愛に、胸が沸騰するほど熱くなる家族の物語。現在公開中の『トイレのピエタ』に出演する杉咲さんと宮沢さん。人気女優が演じる“母娘”に注目が集まりそうだ。『湯を沸かすほどの熱い愛』は2016年、秋公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月10日6月20日公開の映画『愛を積むひと』の新婚さん限定試写会が8日、東京・新橋のスペースFS汐留で行われ、佐藤浩市、樋口可南子、野村周平、杉咲花が出席した。"日本で最も美しい村"と呼ばれる北海道の美瑛を舞台に、佐藤浩市と樋口可南子が夫婦役初共演を果たした本作は、長年連れ添ってきた夫婦が連れ合いを亡くした時、どのように立ち直り、一歩前に進んでいくのか、お互いを思いやる夫婦の絆を感動的に描く。公開を間近に控えたこの日は、新婚ホヤホヤのカップルを招待しての試写会が行われ、試写会後にキャスト陣のトークショー。新婚カップルよりも人生の先輩でもある佐藤は「当たり前のようにパートナーがいますが、隣の人が当たり前にいてくれる訳ではありません。この作品を見て努力しなくてはいけないことを感じてくれたらうれしいし、50歳を過ぎるとそう感じます」と重みのある言葉を述べ、樋口も「女の人は生活の場が仕事場。生活を守っている内に母親のような存在になり、時には色んな顔が出てきて面白いです。夫婦って長年いるといいもんだと思いますね」としみじみと語った。トークショー中にはこの日参加した新婚カップルのアンケートを発表するコーナーもあり、「理想な夫婦像は?」というアンケートに「いつまでも手をつないで出掛ける夫婦」が1位にランクイン。それを聞いた佐藤は「そうなりゃいいよね」と理想と現実がかけ離れていると言わんばかりで、樋口も「遠い感じがしますね(笑)。何か新鮮です…」とコメント。続いて新婚カップルに佐藤が「人間だからエゴが出てくる。それを飲み込んで変換して違う言葉を言ってあげることが大事ですよ。毒ばかり言っているといずれ嫌われちゃいますよ」とアドバイスを送っていた。映画『愛を積むひと』は、6月20日より全国公開。
2015年06月09日映画『トイレのピエタ』の初日舞台挨拶が6月6日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演を務めたロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎、共演する杉咲花、松永大司監督が登壇した。手塚治虫がこの世を去る直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、松永監督がシナリオを書きあげた本作。余命3か月を告げられた窓ふきのバイト青年・宏(野田さん)と、彼の前に突然現れた女子高生・真衣(杉咲さん)が“人生最後の夏”に体験する純粋で鮮烈なラブストーリーが描かれる。「僕の人生にとって、かけがえの経験になった。この作品を通して、リアルな死の恐怖を味わった分、いまは生きる喜びを何千倍もかみしめている。本当に幸せいっぱい」(野田さん)、「今日は泣きそうです。監督の演技指導は厳しかったが、最後まで私のことを信じてくれた。それに年下の私が言うのも生意気ですが、野田さんは本当に頑張っていた」(杉咲さん)と思い入れの強い本作の封切りに、それぞれ感無量の様子だった。劇中では野田さんが見事な“窓ふき”を披露しており、「監督から『演技の練習はしなくていいから、とにかく窓ふきだけは練習してくれ』と言われて。半年間は家のありとあらゆる窓をふいていた」(野田さん)。松永監督も「窓ふきだけはウソをつけないですから」とこだわりを語った。また、杉咲さんはプールで泳ぐシーンを司会者から褒められると「小さい頃、人魚になりたかったからですかね…」とメルヘンな返答。現場ではプールサイドに待機する野田さんが、スタッフさながら“水面に浮かぶ落ち葉をきれいにする係”を担っていたのだとか。当時をふり返る杉咲さんから「そういえば、プールに落ち葉が残ってましたよ」と“クレーム”が入ると、「1年前のこと、いま言う?」と野田さんは困惑。その奔放ぶりにタジタジだった。『トイレのピエタ』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年06月06日手塚治虫が死の縁まで綴っていた日記の一節を原案に映画化をした『トイレのピエタ』。公開を前日に控えた5日(金)、タワーレコード渋谷店にて松永大司監督と杉咲花さんがトークショーを行った。実は今回が初対談ということで、監督から「二人だと嫌だって言われると怖いな」というと、杉咲さんからすかさず「これ、楽屋でも言われたんですけど、本当にやめて欲しいな、って思っています」と突っ込みが。すると監督は監督で、「泣かされたって杉咲が色々なところで言っていますけど、虚像ですよ、虚像!」と報道を否定。それを聞き、不服そうな杉咲さんの可愛らしい姿に、会場は温かい笑いで包まれた。本作では、パワフルな役を演じた杉咲さんだったが、オーディションでの初対面では、びっくりするほど声が小さく「この子はないだろうな」って思ったと監督が激白。とはいえ、芝居をした瞬間からのパワーがものすごく、そのギャップに惚れ込み、1年間オーディションを行ったとはいうものの、即決だったそうだ。一方で、監督との思い出はやっぱり泣かされたことですか?とMCから尋ねられた杉咲さんは「そうですね。泣かされたことですね」と応答。「監督の第一印象は、すごく大きくて、前髪が斜めだな、って…」というと会場からは笑いと拍手が起こり、「おいおい、拍手が起こっているじゃないかお前!」と監督が苦笑。お互い信頼関係を持ちながら、すっかり打ち解けている様子だった。完成作品を観た杉咲さんは「監督からの最高のプレゼントだなと思いました。凄いものに出逢ってしまったからこそ、ピエタを超えるものを創らないといけいと思いました」と絶賛。また本作は、「RADWIMPS」の野田洋次郎さんが映画初主演を務めるということでも話題を集めている。杉咲さんは、野田さんについて「ずっと宏(本作での役名)でした。とにかく冷静で繊細で気がついたらみんなが宏を見ているような素晴らしい方でした」と魅力を話した。小説としても楽しめるこの作品について、監督は「理想は、映画を観て、本を読んで、また映画を観てもらいたいです。杉咲花という少女のようなあどけない時から、女の子に変わっていく貴重な過程を収めさせてもらったので、ドキュメンタリーとしても是非味わって欲しいです」とPRをした。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より 新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年06月05日映画評論ユニットのお杉とB子。今回はライアン・ゴズリングの初監督作品を紹介してくれました。* **お杉:これ、ライアン・ゴズリングの監督デビュー作よ。去年のカンヌ映画祭で賛否両論だったの。B子:わかるわー!同じくカンヌで賛否が分かれたニコラス・ウィンディング・レフン監督の『オンリー・ゴッド』と同じ匂いがする。お杉:あの映画の主演だったライアンが、レフンに影響受けまくってるのがよくわかる。合掌。B子:経済破綻した街で屑鉄拾いをして暮らす青年ボーンズと母親の物語。社会の底辺の人々のサバイバルが描かれるの。お杉:でも、映像がとってもシャレオツ。デヴィッド・リンチっぽいよね。退廃的な映像美で映し出す社会の底辺ってシュールすぎ。B子:シュールといえばお金に困った母親が働きはじめる秘密クラブ。あれ、何?ステージで女が血まみれになったり、妖しい個室でお客と2人きりになったり。お杉:猟奇的なSMクラブかと思いきや、そうでもない。ある意味、謎が謎を呼んじゃいますっ!!B子:あの店を不健全と思わない私たちってイケナイ子?そこが気になって、本筋が頭に入らなかったわ。お杉:本筋はボーンズの成長でしょ。B子:…ああ、ライアンが自分を投影してるってことね。お杉:そうそう、よくある話よ。レフンの影響が大きすぎて収拾つかなくなってるけど。B子:監督第1作だからね。経験を重ねれば、きっといい監督になるわ。お杉:シアーシャ・ローナンとかエヴァ・メンデスといった人気女優を集められるのは立派。B子:撮影監督もギャスパー・ノエとのタッグで有名な人。知れば納得。お杉:好きな人にはたまらない世界ってことよね。B子:ライアンが「俺、アーティスト」って勘違いしないことを祈る♪◇製作・脚本・監督/ライアン・ゴズリング出演/イアン・デ・カーステッカー、シアーシャ・ローナンほか5月30日、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。※『anan』2015年6月3日より。(C)2013 BOLD FILMS PRODUCTIONS,LLC.
2015年06月02日『Tokyo 7th シスターズ』(以下、『ナナシス』)のファーストライブ「Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~」が2015年5月31日、ZEPP TOKYOにて開催された。『ナナシス』は、Donutsが提供するアイドル育成リズム&アドベンチャーゲームアプリ。アイドルという文化が失われつつある近未来・2034年の都市「Tokyo 7th」を舞台に、再びアイドルとして立ち上がろうとする少女たちの物語が描かれている。これまでイベント露出の控えめだった「ナナシス」だが、徳島のアニメイベント「マチ★アソビ」での2回のイベントでは観客の熱量、注目度ともに増しているほか、昨年末のコミックマーケットでリリースされたCDは即座に完売するなど、ブレイク前夜ならではの空気を放っているコンテンツのひとつだ。『ナナシス』には多数のユニットが登場する。現在CDやライブ展開の中心になっているのは、プレイヤーが二代目支配人としてマネージメントしている現世代のアイドルユニット「777☆SISTERS」(すりーせぶんすしすたーず・12人)と、『ナナシス』世界にかつて存在し、初代支配人(CV:藤原啓治)がマネージメントしたトップアイドルユニット「セブンスシスターズ」(6人)の2組。現世代のアイドルたちにとって「セブンスシスターズ」は目標であり憧れの存在であるいわばレジェンドアイドルだ。現世代を中心に2つの世代のリンクした物語が綴られ、共に水瀬いのりが演じる、「セブンスシスターズ」のセンター・七咲ニコルと「777☆SISTERS」のマネージャーとして現支配人をサポートする六咲コニーがふたつの時代をつなぐ鍵になっている。今回のライブには「777☆SISTERS」から篠田みなみ(春日部ハル役)、高田憂希(天堂寺ムスビ役)、加隈亜衣(角森ロナ役)、中島唯(野ノ原ヒメ役)、井澤詩織(芹沢モモカ役)、清水彩香(臼田スミレ役)、道井悠(神城スイ役)、今井麻夏(久遠寺シズカ役)、大西沙織(アレサンドラ・スース役)、中村桜(晴海サワラ役)、高井舞香(晴海カジカ役)、桑原由気(晴海シンジュ役)が、「セブンスシスターズ」からは水瀬いのり(七咲ニコル役)、渕上舞(羽生田ミト役)、前田玲奈(御園尾マナ役)、黒瀬ゆうこ(寿クルト役)、川崎芽衣子(若王子ルイ役)、辻あゆみ(遊佐メモル役)が、それぞれ全員揃って登場した。さらに、アイドルが消えた世界における「777☆SISTERS」のライバルであるガールズロックバンド「4U」から長縄まりあ(佐伯ヒナ役)と吉岡茉祐(鰐淵エモコ役)が、独特の世界観を持った双子アーティスト「KARAKURI」から秋奈(空栗ヒトハ/フタバ 役)が出演し、総勢21名のライブとなった。「777☆SISTERS」が歌うオープニングナンバー「H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!」でライブはスタート。『ナナシス』としての初ライブに緊張も強く感じるが、振付で大きく手を振って客席とシンクロする内に、だんだん楽しそうな表情が見えてくる。そしてキャスティングの妙をライブで感じたのが、続く「セブンスシスターズ」のステージだ。「Sparkle☆Time!!」で客席のクラップを呼び込みながら、「てめーら、元気ですかー!」「"H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!"楽しくいくよ!」と客席を煽ったのは、ステージセンターに立つ水瀬いのりと渕上舞。これからの伸びしろが大きい新人・若手中心のキャスティングの『ナナシス』のステージの中では、先輩たち、特に渕上のステージでの経験値と輝きは別格とも言える存在感がある。その印象が自然と「セブンスシスターズ」が持つ特別さを浮き立たせるのはどこかメタ的でもある。『ナナシス』ライブならではと感じたのは、ユニット曲の多様性だ。「777☆SISTERS」メンバー12人は、「NI+CORA」「SiSH」「サンボンリボン」「WITCH NUMBER 4」の4つのユニット内ユニットとしても楽曲を披露したが、キャラクターを表現する一般的なキャラクターソングとは違い、「ユニットや楽曲のコンセプトが明確にあり、そのコンセプトの中でキャラクターがどう歌い、表現するか」という見せ方をしているように思う。同じユニットであっても、たとえば「NI+CORA」の「オ・モ・イ アプローチ」では独特の空気感とシンメトリーの動きで魅せ、「Girls Talk!!」では客席の合いの手を交えながらとことんポップでコミカルな色を見せる。SiSHが「お願い☆マイボーイ」でボーカルにもエフェクトのかかったボカロっぽいサウンドを聴かせれば、「サンボンリボン」は三姉妹がセンターを入れ替えながらゆったりと優しい世界を作り出す。衣装や振付に近未来感がある「WITCH NUMBER 4」は「SAKURA」のどこか切なさをはらんだ歌声で客席を桜色に染めあげて見せた。そして今回のライブに強烈なアクセントとなったのが、アイドルではない存在としてライブに"乱入"した、「4U」と「KARAKURI」の存在だ。「4U」は、アイドルの存在と価値を否定するガールズロックバンド。今回はギターの九条ウメ役の山下まみが出演できなかったため、かわりに作中で「4U」と戦った春日部ハル役の篠田みなみが特別参戦。それぞれが担当する楽器をかき鳴らすポーズを見せながらの熱唱を見せた。本来の「4U」としては2/3だったが、ボーカリストとして圧倒的な存在感と華がある吉岡と、ふわっとした人の良さが漂う長縄のファニーボイスがメインとコーラスを入れ替えながら絡みあう様子はとても魅力的で、3人が揃った「4U」の完成形をイメージせずにいられない。「KARAKURI」のヒトハとフタバを演じる秋奈は、パープルのドレスに編みこみのスリットが入ったタイツ、エナメルのヒールという隙のない装いで、何より鮮やかな金髪が目を引く。ダンサーを引き連れてのパフォーマンスは、どこか非現実的な「KARAKURI」のアイコン感を良く再現していたように思う。キャラクター性とユニットコンセプトががっちり噛み合った2組は「アイドル」たちを食いかねないほど魅力的で、『ナナシス』の多様性を体現していた。ラストの楽曲の前には、特報として777☆SISTERSの1stシングルリリース(7月29日、ビクターエンタテインメントより発売)、一迅社「まんが4コマぱれっと」誌上でのコミカライズ展開、KADOKAWA「月刊コンプティーク」誌上でのノベライズ展開、そして8月14日から開催されるコミックマーケット88への出展などが特報として発表された。この夏、『ナナシス』がさらなる加速を見せることは間違いなさそうだ。3時間以上に及んだライブは、出演者全員と客席が共に歌う「Star☆Glitter」で締めくくられた。このライブの全ては、最後のこの一曲と、出演者たちが全力の肉声で伝えた「ありがとう」の言葉にたどり着くためにあったのかもしれない。「最後の曲のタイトルの意味は、星のまたたきです。またたきは一瞬です! そして、『ナナシス』のテーマも輝ける一瞬です。皆さんと一緒にこの曲の名を呼ぶ一瞬を、私たちは決して忘れません。みんなも一緒に歌って、盛り上がっていきましょう! 準備はいいかー? 『ナナシス』のスタートは、この曲から始まりました──「Star☆Glitter」!」(水瀬いのり)
2015年06月02日新“月9” ドラマで主演を務める福士蒼汰を始め、公開間近となる『トイレのピエタ』の杉咲花、『トゥモローランド』で声優を務める志田未来、『人生の約束』『at Homeアットホーム』の竹野内豊、日テレ×Huluドラマ「ラストコップ」の唐沢寿明ら、主役クラスの女優・俳優が多数所属する研音が、“推薦応募”限定でオーディションを開催することが明らかとなった。「学校で有名なかわいい子」「女子高生の中で噂のイケメン」「奥様仲間で噂の美男子」などなど、「あの子なら芸能人になれそう!」という、あなたの周りのまだ発掘されていない気になる美男美女を自分の手で表舞台に送り出すことができる、この推薦応募限定オーディション。推薦者は、オーディションを受ける候補者本人の同意が必要で、推薦した候補者が研音所属になった際には100万円、育成部門である研音Next Generationに所属になった際には10万円の報奨金が、推薦者に支払われる。書類審査の後、動画や写真による2次審査、面接・カメラテスト(アーティスト志望の場合はボーカルテスト)の3次審査、最終審査の合格者最終選考会議をへて決定し、晴れて所属が決まった場合はデビューに向けたレッスンがスタート。研音所属になった場合は、研音グループがその活動を全面的にバックアップ。福士さんら所属タレントとドラマや映画で共演することも夢ではないかも!?研音の次なるスターを、あなたも探してみて!研音オーディション2015は、5月29日(金)~7月31日(金)まで(郵送:当日消印有効/WEB応募:23:59送信完了)受付。(text:cinemacafe.net)
2015年05月29日6月6日公開の映画『トイレのピエタ』の記者会見が27日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われ、野田洋次郎、杉咲花、松永大司監督が出席した。漫画界の巨匠・手塚治虫が病床で綴った日記の一節をモチーフにした松永大司監督のオリジナル映画となる本作は、ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が映画初主演を果たした話題作。公開を控えたこの日は、日本外国特派員協会で記者会見が行われ、主演の野田と杉咲花、そして松永監督の3人が登場した。幼年期にアメリカで過ごしていた野田は、外国人記者が出席した会見ということで、流暢な英語で対応して「自分としては演技のお仕事が初めてでしたが、素晴らしい才能の方とお仕事ができて本当に光栄でした。皆さんに『トイレのピエタ』の世界を幅広くお伝えしていただければと思います」とあいさつ。「今後も演技の仕事をするか?」という質問には「今回役者としてのオファーで自分にとっては大きなハプニングでしたが、後悔はしていません。非常に素晴らしい経験で正しい決断だと感覚的に感じています。今はオファーがないので何とも言えませんが、やるかもしれないしやらないかもしれないですね」と心境を明かした。そんな野田の相手役を務めた杉咲は、オーディションを受けて宮田真衣の役柄を射止めた。「決まってから最初に野島さんと2人でリハをやった時、1年もオーディションをやっていたので役作りができていたんですが、監督に『全然違う』と言われてから新しい役作りが始まりました」と産みの苦しさを語るも「リハの時に洋次郎さんは役ができ上がっていて、自分ができていなかくてすごく悔しかったです。でもリハを積み重ねていく内に監督から『掴んだね』と言われ、そこから監督に何を言われてもついていく自信ができたし洋次郎さんとは宏と真衣の関係でいられました。2人を信頼したからできたと思います」と17歳と若年ながらも女優としてのプロ意識の高さを見せていた。なお、本作は先日開催された第16回全州国際映画祭でのコンペティション部門正式出品に続き、台湾で行われる2015台北映画祭への正式出品も決定した。映画『トイレのピエタ』は、6月6日より全国公開。
2015年05月28日映画『トイレのピエタ』が5月27日(水)、東京・有楽町の外国人特派員協会で上映され、主演を務めたロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎、共演する杉咲花、松永大司監督が会見を行った。手塚治虫がこの世を去る直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、松永監督がシナリオを書きあげた本作。余命3か月を告げられた青年・宏(野田さん)と、彼の前に突然現れた女子高生・真衣(杉咲さん)が“人生最後の夏”に体験する純粋で鮮烈なラブストーリーが描かれる。小学生の頃にアメリカで生活した経験をもち、ソロアーティストとして海外デビューも果たしている野田さんは「出演オファーは、人生における大きな出来事。自分にとって演技は初めての経験だが、後悔はしていないし、自分の決断は正しかった。何よりここにいる素晴らしい才能と一緒に仕事ができて光栄」と流ちょうな英語で挨拶し、駆けつけた外国人記者をうならせた。一方、約1年間にわたるオーディションで真衣役を勝ち取った杉咲さんは、「役作りをしてリハに臨んだが、監督から『全然違う』と言われ、一から新しく真衣という女の子を作り直した」と渾身の役作りをふり返る。それだけに「撮影が終わっても、ずっと自分の中に真衣がいて、1か月は引きずっていた」と言い、「とにかく監督と野田さんを信頼していたからこそ、演じることができた」と話していた。二人をキャスティングした松永監督は「野田洋次郎という人が作る歌詞や楽曲、ライブの姿に艶っぽさを感じた。映画が描きたい『生きる』『死ぬ』というテーマにも通じる雰囲気を持っていた」「オーディションの段階から、杉咲花の演技はすごかった」とそれぞれの起用理由を説明。これを受けて、野田さんに対し「今後も演技をしたいか?」と質問が飛ぶと、野田さんは「今回のように、ピンとくる企画があれば…」と静かに意欲を燃やしていた。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年05月28日「RADWIMPS」の野田洋次郎が映画初主演し、2015年のブレイク女子・杉咲花やリリー・フランキー、大竹しのぶ、宮沢りえらと共演する『トイレのピエタ』。つい先日、未公開シーンを含むメイキング映像や松永大司監督の過去作品の特集上映も決定した本作から、野田さん、杉咲さんの素顔が垣間見られる撮影現場の写真2点がシネマカフェに到着した。画家への夢を諦めて、フリーター生活を送っていた園田宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)。宏は同じように純粋で孤独、ときに激しい感情をむきだしにする真衣に翻弄されながらも、次第に心惹かれてゆく…。“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、松永監督が完全オリジナルストーリーとして脚本化した本作。10代から大人の女性にいたるまで幅広く支持される人気ロックバンド「RADWIMPS」のフロントマンとはまた別の姿を、演技初挑戦にして映画初主演となる野田さんが見せることでも、早くも話題を呼んでいる。今回届いたのは、まず、ビルの窓ふきのバイトをする宏役の野田さんが、松永監督と談笑している写真。美大を卒業しながらも画家の夢をあきらめた宏は、大都会のビルに虫のようにしがみつき、窓をふくという無為な日々を過ごしていることを象徴するシーンだが、普段クールな野田さんは珍しく(?)全開のスマイルを披露。また、2枚目の写真では、プールサイドでカメラを構え、何かを撮影している野田さんの後ろで、杉咲さんがキュートにカメラ目線でポーズ。オーディションから真衣役に抜擢された杉咲さんにとって、プールでのシーンはかなり重要な場面となったはずだが、リラックスして撮影に臨んでいたことが伺える。いま最も気になる、この2人が織りなす、激しくも切ないラブストーリーが、ますます楽しみになってきた。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年05月26日今も昔も、数多のデザイナーが好むフラワーモチーフ。しかし、ムッシュ・ディオールほど深く花を愛し、これほど見事に美しく花々を取り入れたデザイナーは他に例をみない。彼にとって花々は、この世で女性の次に美しい絶え間ないインスピレーションの源だった。『花々は神がこの世に与えた、女性の次にもっとも美しいものである』-クリスチャン・ディオールムッシュ・ディオールと花の出会いを紐解いてみると、幼少期にまで遡る。グランヴィルの生家には草花の溢れる美しい庭園があり、植物への愛情は自然と育まれていった。自ら植物の標本集をつくり、芳しいバラの庭園で何時間も過ごした経験は、後にデザイナーになった彼のクリエーションにおけるあらゆる原点となる。時に、そのノスタルジックな思い出は一輪のスズランに託され、ファッションショーでは幸運を招くラッキーチャームとして必ず彼のボタンホールに飾られていた。『私はここグランヴィルにて、最も甘美で、感嘆に満ちた想い出を過ごしました。それどころか、私の人生、私のスタイルのほとんど全てを、その境遇と建物から影響をうけています』-クリスチャン・ディオール『花のような女性たち、ファム フルール』花々は、ムッシュ・ディオールのクリエーションに次々と彩りを加えていった。素材として、アイテムとして、カラーとして、シルエットとして、そして香りとして。彼の代名詞ともいうべき"ファム フルール(=花のような女性たち)"では、シルエットに花を取り込み、柔らかな肩、花開いたような胸元、蔓植物のようにほっそりとしたウエスト、花冠のように大きなスカートなど、女性の曲線をより美しく描きだした。そして、花々がムッシュ・ディオールにとってインスピレーションの泉であり続けたように、彼の志を継ぐデザインナーや調香師にとっても、彼の遺した美しいイマジナリーガーデンは、永遠の原点として今でもメゾンに脈々と受け継がれている。そんな美しい花々に出会いに、最新コレクションが並ぶ表参道ブティックのフラワーコードを探しに出かけてみよう。
2015年05月06日戸田恵梨香や杉咲花、鈴木杏らも絶賛の声を送る“美しき俊英”グザヴィエ・ドラン。昨年カンヌ国際映画祭で「審査員特別賞」を受賞した、その監督最新作『Mommy/マミー』の公開に先駆け、グザヴィエの描写スタイルの凄味が解る10分間におよぶミニドキュメンタリー『グザヴィエ・ドランのスタイル』が公開された。2015年、架空の国、カナダで起こった現実。ユーモラスな親子の日常を舞台に、グザヴィエにとっても重要なテーマである“母と子”の深い愛情と葛藤を描く本作。本作のみならず、19歳でカンヌ映画祭にて鮮烈なデビューを飾った『マイ・マザー』から、続く第2作『胸騒ぎの恋人』、第3作『わたしはロランス』、第4作『トム・アット・ザ・ファーム』と過去作品において、グザヴィエが描き出すのは、世間に苛立ち、アイデンティティや性について悩み、母親を始め友人や恋人、身近な人と衝突し、変化を生じていく人物たち。独白や表情のアップ、幻想的なシーン、人物の背中を追うバックショットなども数多い、オリジナリティ溢れるそのスタイルを解説してくれるのが、このドキュメンタリーだ。■「インスタグラム(Instagram)」のように対象だけを切り取る画法特に『Mommy』で目を引くのは、「インスタグラム・アスペクト」とよばれる1:1のアスペクト比による映像。国内外を問わずセレブを中心に人気を博す「インスタグラム」。主人公の“個”を強調するポートレイトショットとして有効な画角は余計なものが足せない分、キャラクターそのものが主役になり、観客をその人物に集中させることができる。■画角の変化は登場人物の心の動きとの同調前作『トム・アット・ザ・ファーム』では、人物の恐怖のピークに合わせて画面の縦幅を狭めていくシーンがあった。意図的に画角を変化させることで、人物の心の動きと観客の心情を同調させる効果をもたらしている。■独特の背面ショットはキャラクターとの目線の同一化彼の映像の切り取り方の一つとして、登場人物の背面から撮るショットが多用されていることも特徴的。これは、劇中の人物と同じ目線を持つことで、彼らの視点や気持ちを追えるという効果をもたらしている。ちなみに、カンヌ国際映画祭表彰式における象徴的なフォトセッション画像も、ドラン本人は背中を向けている。■孤立感を助長させるカメラと人物の距離登場人物の思考や願望、特に不安を描くための手段として、カメラと人物の絶妙な距離感を設けているのも、グザヴィエ特有の映像技法だ。玄関や廊下などの空間的要素を駆使しながら、人物との距離感を巧みにコントロールすることで、孤独感をより浮き彫りにさせていく。そのほかにも、画面構成やスローモーションの使い方、カメラの視点など、一見ランダムに見えながら実は考え抜かれた表現が使われている彼の作風。このドキュメンタリーから、グザヴィエが映画人・映画ファンたちを魅了し、“映画界の若き救世主”と呼ばれる理由が紐解けそうだ。『Mommy/マミー』は4月25日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA、109シネマズ二子玉川ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Mommy/マミー 2015年4月25日よ新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開(C) 2014 une filiale de Metafilms inc.
2015年04月12日4月から新しい生活が始まる人も多いこの季節。現在放送中のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」でも、井上真央演じる主人公・杉 文の兄で伊勢谷友介演じる吉田松陰のもとには、東出昌大(久坂玄瑞)、高良健吾(高杉晋作)、劇団ひとり(伊藤博文)、佐藤隆太(前原一誠)といった若者たちが、新たな希望を胸に次々と身を寄せ始めており、3月22日放送の第12回では、井上さん演じる文と東出さん演じる久坂の結婚式も控えている。そんな中、注目を集めているのが、毎回登場する激アツの“伊勢谷節”ともいうべき吉田松陰の名言。「勇気をもらった」という受験生も多い中、新生活を後押ししてくれる「花燃ゆ」から生まれた心に染みいるセリフに注目した。■第1回より「己を磨くために人は学ぶんじゃ」なぜ人は学ぶのか、という永遠の命題ともいえる問いに、伊勢谷さん扮する寅次郎(後の松陰)が話したセリフ。当時、“禁書”となっていた本が藩校内で見つかり、教師が犯人捜しをしていた際に、寅次郎がそもそも禁書とするのがおかしいのだという流れで話した。この言葉には、勇気づけられた学生は多そうだ。■第6回より「人は変わることができる」ペリーの黒船に密航しようとして捕らえられ、牢に入っていた寅次郎が、同じ牢にはいっている囚人たちに語った言葉。“学ぶ”意義を改めて感じた寅次郎が、塾を開くきっかけになった言葉ともいえる。■第9回より「君は何を志しますか?」エリート家臣の跡継ぎである高杉晋作(高良健吾)の口グセは「つまらん」。そんな高杉に対して寅次郎は、自分の志は自分で見つけるしかないと語り、高杉の心を高ぶらせた。■第9回より「お前の人生がつまらんのは、お前がつまらんからじゃ!」これは「人生を退屈だ」といい、松下村塾を見下したような態度をとる高杉に怒った久坂玄瑞(東出昌大)が言い放った言葉。2人は学問をめぐり、よきライバルとなっていく。■第10回より「ぼくが一番恐れとるもんがなんかわかるか?…何事もなさんことじゃ」松陰が文に語った言葉。松陰は「毒にあたる危険のあるフグは食べない」と塾生たちに語っていたが、それは死ぬのが怖いからではなく、志に沿ったことを何もできないうちに、思わぬことで死んでしまうことが怖いのだという思いを、松陰は説明したのだ。では、次回3月22日放送では、いったいどんな名言が語られるだろうか。文と久坂の新婚生活も、どうやら前途多難となる様子。そんな2人からは、結婚式についてのコメントも到着している。松陰が始めた、わずか三畳半の学び舎・松下村塾には、学びを志す若者が続々と集まり始めていた。だが、文と塾生の久坂は、互いに思い合いながらも言い合うばかり。だが、そんな2人が惹かれ合っていることに気づいた松陰と小田村伊之助(大沢たかお)の計らいにより、2人は晴れて結ばれる。しかし、式の直後、思わぬ事態が発生。妻となった文の志、夫となった久坂の覚悟とは…?<井上真央コメント>(主人公・杉 文 役)角隠しは経験があるのですが、白無垢に綿帽子は初めてだったので着てみたかったのと、「花燃ゆ」の中で機会があるんじゃないかと思っていたので楽しみにしていました。けど、着付けやメイクがいつもの倍、時間がかかって本当に大変でした!杉家のみなさんやスタッフに「きれいだね」って言っていただけて嬉しかったですし、とてもいい思い出になりました。久坂とは、一緒に暮らしていく中で、少しずつお互いが歩み寄り「あ、夫婦なんだな」っていう実感が徐々にわいてきて微笑ましいですし、文なりの志というか、「腹をくくったら女は強いんだぞ」というのが見せられる回になっています。この2人が夫婦として過ごした時間はとっても短かったのですが、たくさんの時間を一緒に過ごさなくても気持ちとして埋められるような、この2人ならではの関係性や絆を見せていけたらと思っています。<東出昌大コメント>(久坂玄瑞 役)白無垢を着た真央さんを見たときに、芝居だったんですけれども、「はっ」って息をのみました。本当におきれいです。武家の儀式を習ったり、裃付けて隣には白無垢の文さんがいて、金屏風の前で祝言っていうのは気が引き締まる思いがしましたし、幕末と言いつつも、幸せの象徴のワンシーンなので演じていて気持ちが良かったです。もうこれまでの子どもっぽい久坂では居られない、覚悟しないとっていう思いがあったと思います。生活を共にする期間は短くて、史実でも2か月ぐらいなんですが、それでも久坂が無茶できたのも文が家を守ってくれていたからだと思うし、久坂が家族を得たっていうのはすごく大きかったと思います。「花燃ゆ」第12回「戻れないふたり」は3月22日(日)20時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年03月20日人気バンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が主演し、杉咲花、大竹しのぶ、宮沢りえ、リリー・フランキーら豪華キャストが出演する6月公開の映画『トイレのピエタ』。その監督を務める松永大司が、文豪・井上靖の短編小説「死と恋と波と」を、柳楽優弥&瀬戸康史W主演の『合葬』に抜擢された岡山天音、NHKの新・朝ドラ「まれ」に出演する門脇麦という、フレッシュな最旬2人を主演に迎え映像化。日本公開を前にワールドプレミアとして、4月24日より開幕する第32回釜山国際短編映画祭インターナショナル・コンペティション部門に出品されることが決まった。本作は、自殺を考えている1組の男女の葛藤を題材にした井上靖の「死と恋と波と」をもとに、話題作『トイレのピエタ』を手がける松永監督が28分の短編に映像化。愛と死というテーマに対して、叙情的かつヴィヴィッドに、真摯に向き合っていく。主演・杉千之助役を務めるのは、菅田将輝&森川葵共演の『チョコリエッタ』での透明感あふれる演技が記憶に新しく、また、秋には杉浦日向子の傑作漫画を映画化した『合奏』でも確かな存在感を発揮し、“第2の染谷将太”とも目される若手個性派・岡山天音。また、千之助が偶然出会った同じく自殺志願者の女・辻村那美を、『愛の渦』で強烈なインパクトを残し、今後も舞台「KERA・MAP」第6回公演「グッドバイ」やNHK朝ドラ「まれ」など、いま次回作が最も期待される女優の門脇麦が演じ、瑞々しくも説得力のある演技を見せている。釜山国際短編映画祭でのプレミアの後は、夏に日本で特別凱旋上映を行う予定という。◆監督・松永大司コメント原作である「死と恋と波と」を読んだ時、主人公の男の「人間は死さえ選べる」という言葉が印象に残り、そしてその男が見知らずの女との出会いから「生きてみようかな」と思ってしまうところにとても人間味を感じ興味を持った。この原作を岡山天音、門脇麦という魅力的な役者と共に映像化にトライさせてもらったことはとても幸せなことです。◆岡山天音コメントこれまで無意識的に逃げて来たものと向き合わされ、自分の中の指針を作ってもらった作品になりました。◆門脇麦コメント撮影期間は短い作品ですが濃厚な時間でしたし、それは画面にも確実に映っていると思います。そして何より、この作品を通して松永監督と知り合えたことが嬉しいです。短編映画『死と恋と波と』は夏、公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月10日トレンドマイクロは2月18日、「.tokyo」ドメインを悪用した不正サイトを初めて確認したと発表した。「.tokyo」ドメインは、GMOインターネットグループが展開する地域名のトップレベルドメイン。2014年4月より提供が開始され、国内の都道府県のトップレベルドメインとして「.nagoya」に次いで2番目となる。ドメイン名を見れば「東京発」であることがわかることから、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの情報発信ツールとしても期待が寄せられている。トレンドマイクロは、「.tokyo」ドメインを悪用しする不正サイトを2月11日を発見し、その後2月16日まで調査した。合計1万1800件のアクセスを確認した。アクセスの内訳は日本からが7800件で、不明が4000件であった。不正サイトは、中古のブランドバックの販売を謳うもので、サイト内に多くの海外ブランドの名前、商品が写真付きで掲載されている。実際の被害があったかは明かされていない。トレンドマイクロのセキュリティ製品では、この不正サイトへのアクセスをブロックしている。トレンドマイクロでは、不正サイトに騙されないための防御策として、危険なWebサイトをブロックするためのセキュリティ製品をインストールすること、不審なサイトへのアクセスや、極力怪しいメールの開封をしないことの2つを呼びかけている。
2015年02月19日東京・新宿のBギャラリーで野村佐紀子の写真展「flower」が開催されている。期間は3月4日まで。野村佐紀子は91年よりアラーキーこと荒木経惟に師事。93年以降は東京を中心に、ヨーロッパやアジアなどで展覧会を開いてきた。一方で、97年には初の写真集として、男性が備えた繊細さと凶暴さを暴いた「裸ノ時間」を出版。男性のヌードを被写体に数々の作品を発表してきたが、13年の瀬戸内国際芸術祭では、岡山県玉野市に住む48人の老人を撮影。老いた身体と人生の歩みの中に、野村が感じた美しさを写真に収めている。今回の写真展では、野村が長い間撮り溜めてきた花の写真をはじめとする膨大な作品群から抜粋し展示、販売。会場では写真集『flower』(2,750円)の販売も行われ、20日には18時から、写真集を発行している出版社リブロアルテの一花義広と、本書デザイナーの町口景、野村佐紀子の3名によるトークセッションが行われる。【イベント情報】野村佐紀子 写真展「flower」会場:Bギャラリー住所:東京都新宿区新宿3-32-6 ビームスジャパン6階会期:2月13日から3月4日時間:11:00から20:00休館日:なし
2015年02月18日撮影現場での「一発勝負を楽しんでます」と楽しそうに笑ったかと思えば、TVドラマが好きで自らオーディションを受けて女優を志したにもかかわらず「昔からみんなの前に立つのとかダメなんです(苦笑)。授業中に作文を読むのも緊張しちゃうし…」とため息をつく。可能性に満ちた17歳はアンバランスに揺れ動くーー。「Cook Do」(味の素)のCMで豪快に回鍋肉をほおばる女の子、「au」のCMで踊りながらはつらつとした笑顔を見せる少女と言えば、名を知らずとも顔が思い浮かぶ人も多いのでは?彼女の名は杉咲花。CMに加え、この2年ほどで「夜行観覧車」、「なぞの転校生」「MOZU」など次々と話題のドラマに出演し鮮烈な印象を残し、昨年末には情報誌「日経トレンディ」で“2015年の顔”にも選出された。いま、最も注目を浴びる17歳である。そんな彼女が出演する映画『繕い裁つ人』が公開された。昨秋公開された『イン・ザ・ヒーロー』とほぼ並行して行われた本作の撮影を通じて、17歳の少女は映画の楽しさに目覚め、完成した作品を見て「嬉しくて震えた」という。池辺葵の人気漫画を原作に『しあわせのパン』、『ぶどうのなみだ』など多くの女性の支持を集める三島有紀子監督がメガホンを握った本作。長年、街の人々に愛されてきた頑固な仕立て屋と店に集う人々のドラマを描いており、彼女は、中谷美紀演じる主人公・市江の元に、母がかつて着ていたワンピースを自分用に仕立て直してほしいと持ち込む高校生・ゆきを演じている。「三島さんの『しあわせのパン』が好きだったので、出演が決まった時は嬉しかったです。どんな映像で、どんな作品になるのか?と楽しみでした」と振り返るが、撮影現場にはその期待を上回る、想像以上の刺激と緊張、そして喜びが彼女を待っていた。「監督の下で、みんなで映画を作っているという感覚がすごく大きくて、それが何より嬉しかったし、それに応えたいって思いました。そうした思いが映画ににじみ出ている気がします。スタッフ、キャストのみなさんが監督のことが大好きで愛情を持ってるのが伝わってきて、それは私の中にもすごく強くありました」。特に彼女にとって忘れられないシーンとなったのが、大人たちが市江の手による晴れ着で着飾って一堂に会する“夜会”のシーン。夜の闇に温かい光が溶け込み、めくるめく幻想的な世界が浮かび上がるが、じっくりと時間をかけた撮影の中で、彼女は映画の魔力に胸を撃ち抜かれた。「タイトなスケジュールの中、すごく時間がかけて撮影したんですが、スタッフさんは特に朝早くから晩までずっとで…(苦笑)。あの広い空間をカメラ1台でアングルにも注意しながら撮っていくんですけど、本当に大事に、大事に――『撮る』ってそういうことなんだ!すごくいいなぁって思いました。納得するまで撮るから良いものができるんだということを実感しました。ドラマが好きでいまの事務所に入って、もちろんいまでもドラマは大好きですが、今回、新しい世界を知って『映画っていいなぁ…もっと出たい』と思ったし、自分でも映画をどんどん見るようになりました」。ゆきについて「自分の意見を強く言うことができない。気が弱いし自信がないけど、優しい心を持ってて、他人のことも考えてる女の子」、「市江さんのところにワンピースをに持っていくこと自体、彼女にとっては勇気のいること。そこで踏み出したら、市江さんが応えてくれて素敵なものが出来て、それが自信になったんだろうと思う」とその性格や物語を通じての成長を語ってくれたが、これらは全て彼女自身が脚本を読み込んだ上で考えた解釈。役柄や演技について「三島さんと話しあったことはほとんどなくて、『好きなように、思うようにやって』と言われてました」と明かす。もちろん、頭の中の解釈だけで素晴らしい演技が可能になるわけではない。だが深く人物の心情や変化をくみ取るこの“読解力”が、同世代と比べても際立っている高い演技力、感情表現の一端を支えていることは間違いないだろう。「毎回、役作りのやり方は違うので(自分なりの決まったアプローチ方法は)特にないです。まだ、この仕事を始めてから時間が経ってないので、いろんなことを試して、何が自分に向いているのか探り探りですね。(役に)入り込んじゃう時もあります。入り込んだら1か月くらい抜けられないこともあって(笑)。何がいいのかな?と思いながらやってます」。冒頭に紹介した「一発勝負が好き!」という発言は、ゆきが持ち込んだワンピースに、市江がおもむろにハサミを入れるシーンの撮影について振り返る中で発せられた言葉。だから、正確にはこの時、一発勝負に挑んだのは彼女ではなく中谷美紀。現場の空気は緊張で張りつめていたというが、中谷さんの傍らで彼女は「絶対に何とかなる」と妙な確信を抱き、楽しんでいたという。そんな彼女に“2015年の顔”に選ばれ、一気に世の中の注目を浴びて重圧や逃げ出したくなるような気持ちは?と尋ねると「プレッシャーはないです」と今度はキッパリと言い切った。「決まった時は『どうしてだろう?』と思ったし、何が起きたのかとびっくりしましたけど、そうやって名前を挙げていただけるのは嬉しいです。“2015年の顔”に選ばれたから何かを変えたいという思いはなくて、むしろ変わりたくない。いまの自分を忘れたくないと思ってます。ただ、こうして取り上げていただくことで自分が出ている作品がいろんな人や遠くに届けられるのかと思うとすごく嬉しいです」。受賞や周囲の声で自分を見失いたくないという強い思いの一方で、次々と新たな作品や役柄と出合うことで「女優としては常に変化し続けたい」とも。「進化というか変わり続けたいし、そこで止まりたくないです。いままでに自分が出た作品を見返すことがよくあるんです。自分が出た作品はどれも大好きなので。でも満足することはなくて『あ、こんな顔してたのか』と思うこともよくあります。でも、それはその時の自分の100%を出したものだから、それでいいと思うのですが、そこから変わっていきたいと毎回、思いますし、その気持ちはずっと忘れたくないですね」。と、こうした発言を見ると、強気で天真爛漫な少女そのものだが、緊張しやすいところはいまでも変わらないと苦笑する。「学芸会も苦手だった(笑)」という少女は大好きなTVドラマの中で見た志田未来に憧れ、彼女が所属する事務所の門を叩き、女優の道を歩み始め、ここまで来た。「いまでも『怖いなぁ…』とは思います。本当に緊張してる時は楽しさなんて感じてないし!でも…やっぱり『絶対何とかなる!』って思ってるんですよね。楽天家?そうですね(笑)、おおざっぱというか…」。そう笑う彼女の“顔”はこれからどんな感情を届けてくれるのか?2015年などと言わず、日本映画界の顔となる日を楽しみに待ちたい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2015年02月03日人気ロックバンド「RADWIMPS」でリード・ボーカル&ギターを務める野田洋次郎が、映画初出演&初主演を果たすことで熱い注目を集めている『トイレのピエタ』。杉咲花、リリー・フランキー、市川紗椰ら豪華キャストの出演が判明するとともに、6月6日(土)の公開が決定した。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)だった。純粋な真衣に翻弄されながらも、宏は次第に心惹かれてゆく…。本作は“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、映画監督・松永大司が完全オリジナルストーリーとして脚本化した作品。もともとメディアへの露出が多い方ではない野田さんへのオファーは、“ダメもと”覚悟の挑戦だったということで、制作側も決定するまで半信半疑だったそう。そんな懸念をよそにオファーを快諾したという野田さんは「脚本が素晴らしかった。それに尽きます。そしてその脚本を書いた監督が僕を選んだのならきっと意味があるのだろう、そう信じてやらせていただきました」と映画初出演にして主演を務めた心境を語る。さらに、「自分の理性や思考を超えた何かに、圧倒的な力でぶん回される感覚が好きです。この作品にはそんな力が目一杯詰まっているのだと思います。なにか奇跡が起こるのなら、その場面に遭遇しない手はない、と」とコメント。演技経験のなさに不安を抱いたこともあったとのことだが、自らも音楽を生み出すアーティストとして活躍する野田さんだからこそ、共鳴する場面もあったようだ。また、ヒロイン・真衣を演じるのは、2015年の最注目株とも言える女優・杉咲花。監督と脚本に興味を持ち「絶対に出演したかった」と強い意欲を持って挑んだオーディションでは、即興芝居において天性の演技力を見せ、相手を務めた野田さんの潜在能力をも覚醒させる瞬間があったとプロデューサーも絶賛している。『繕い裁つ人』『愛を積むひと』など話題作への出演が絶えない若き実力派、杉咲さんだが「洋次郎さんがずっと宏でいてくれたから、私も真衣でいられました。その感謝を宏に100%で恩返ししたいと思っていました」と野田さんの演技には感服した様子。「みなさんに届けたくて、そのためにみんながそれぞれ愛情をもって苦しんでつくりました。どうかみなさんのもとにちゃんと届きますように。1ミリでも響きますように」という言葉からは、並々ならぬ思い入れも伺える。さらに、宏の入院仲間で女好きな横田役を演じるのは、近年俳優としてもキャリアを重ねるリリー・フランキー。「松永監督とは初めてのお仕事ですが、過去作品や今回の台本に、とにかく才能を感じた」と、劇場長編初監督作品にあたる本作のオファーを快諾したそうだ。キャスティングにあたってのコンセプトはなんと“悪戯な妖精”とのことで、「無垢な感じの大人を演じさせて嫌みにならない俳優」としてプロデューサーが惚れこむリリーさんの、食道がんを患いながらも飄々と生きる役柄にも注目。宏の元恋人・尾崎には人気モデルの市川紗椰が扮するほか、MEGUMI、岩松了といった個性的なキャストの出演も発表されており、6月の公開に向け続報が待ち遠しい作品となりそうだ。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日●役に入り込んで「1カ月ぐらい引きずることも」昨年、日経トレンディが選ぶ"2015年の顔"に選ばれるなど、業界内外から熱い視線を浴びている女優・杉咲花。現在17歳の彼女は、志田未来に憧れて2011年4月に現在の事務所・研音に自ら応募し、2013年のドラマ『夜行観覧車』(TBS系)でのいじめられっ子役の熱演や、味の素「Cook Do」のCMでの食べっぷりなどで多くの人の記憶に刻まれることになる。その杉咲が、1月31日から公開される映画『繕い裁つ人』に出演。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ中谷美紀演じる2代目の店主・市江の物語で、杉咲はその店を訪れる少女・ゆきを演じる。撮影が始まると、その役に入り込んでしまうという"憑依(ひょうい)型"の一面を持つ杉咲。デビューからこれまでを振り返ってもらい、注目が集まる中での心境、演技との向き合い方、女優としてのこれからを聞いた。――まずは本作の感想をお聞かせください。私は、三島(有紀子)監督の作品がすごく好きだったので、決まった時はすごくうれしかったです。きっとステキなものができるんだろうなと思いながら撮影していたんですが、できあがった作品を観てその予想を上回ったというか。良い意味で裏切られてしまったので、そんな作品に参加できたことがすごく幸せでした。――"ゆき"という役柄について、ブログには「素朴でちょっと弱気」「でも優しい心を持った少女」と書いてありました。このイメージは監督と話し合いながら作り上げていったのでしょうか。自分で感じたことです。台本を読んだ時に、ストレートにゆきの人物像が見えたというか。こういう子なんだろうなというのが分かりやすかったので、衣装合わせの時に初めて監督にお会いしたんですけど「お任せします」とおっしゃってくださって、細かいことは現場で話し合いました。――細かい指示をする監督と比べていかがですか。「好きにやってください」って言われた時ほどプレッシャーを感じるものはないなと思います(笑)。ちょっと怖いと感じることもあるんですけど、"ゆき"の場合は特に不安に感じることもなかったです。洋服を直してもらうために市江さんのもとを尋ねるシーンがあるんですけど、ゆきはすごく内気な性格だからその場に行くこと自体が大変なことなんだろうなと想像したり。ゆきが一歩を踏み出すようなシーンだったので、そんな思いで演じました。――ちょうどそのシーンで、市江の先代の言葉「着るものによって心の持ちようも変わる」が語られますが、これまでそれを感じたことはありますか。私は洋服がすごく好きで、自分の好きな服をいつも着られていることはうれしいですし、楽しいことです。洋服選びで普段は迷うことはないんですが…お仕事関係の方々が集まる場所に参加させていただく時とかは悩んでしまいます(笑)。洋服は興味がある人とない人がいると思いますが、衣裳さんはイメージのヒントとなるものが台本しかないから、すごく大変なんだろうなと思います。――そのほか、ブログには「役に入り込んでしまう」ことも書いてありました。毎回そうじゃないんですけど、役によって役作りは毎回変わります。どんな役が自分に合っているのかもまだ分からないので、探り探りなのですが…。でも、入り込んでしまうと1カ月ぐらい引きずることもあります。集中している時はいいんですが、家にいる時に迷惑かけるのが嫌で。例えばすごく悲しい役だと、家ですごく負のオーラが出ているみたいで(笑)。入り込んだ時は、落ち込んだりすることもありました。でも、役と向き合っている時は、そういう状態でいる方が自分にとってはすごく楽なんです。●家族の反応「一体どんな作品が花をそうさせているの?」――今まででいちばん辛かった役は?『夜行観覧車』(2013年 TBS系)というドラマに出た時でした。すぐに癇癪(かんしゃく)を起こしてしまう役で、家で怒られた時に役柄のまま「暴れたい」という気持ちになったりしたんです(笑)。いじめられている役だったので、実際にいじめられているような気持ちになって。「学校に行きたくない」と思ったこともありました。――あの作品をきっかけに杉咲さんを注目する人が増えたと聞きます。やっぱり、インパクトがあったんだと思います。でも、あの作品に出会えて本当に幸せでした。――現在の事務所・研音に入ったのが2011年。志田未来さんに憧れて応募したそうですね。そうです。もともとドラマを観るのが好きだったんですけど、中でも『女王の教室』と『14才の母』と『正義の味方』。全部、志田さんが出演されていて「志田さんみたいになりたい」と思うようになりました。母と事務所を調べて、オーディションを受けました。――近年の活躍はご家族も喜んでいらっしゃるのでは?どうなんでしょう…。あまり、感想とか言われないんですよ。でも、私の出演作を観たがるんです。やっぱり、迷惑をかけてるせいか(笑)。「一体どんな作品が花をそうさせているの?」と思いながら観るみたいです(笑)。――昨年は日経トレンディの「2015年の顔」に選ばれましたね。どうして私を選んで下さったんだろうと思いました(笑)。とてもびっくりしましたけど、うれしかったです。でも…記者さんの前に立った時にすっごく緊張しました。基本的に大勢の人の前で立つのが苦手で。「こんなにたくさんの人が見てる!」と思うと緊張してしまいました(笑)。――これからそういう機会がどんどん増えると思います。舞台もその1つですよね。舞台は挑戦してみたいです。どうなってしまうのでしょう…やったことがないのでどうなるのかは分かりませんが、演じて人の前に立つのはまた違う感覚だと思います。雑誌の撮影や取材が難しいなと思うのは、役を演じていない私自身だからです。話すことはまだ大丈夫なんですけど、カメラに写るのがちょっと緊張してしまいます(笑)。――舞台に立たれる日を楽しみにしております。それでは最後に2015年の抱負を。今まではドラマが多かったんですが、2014年は映画の撮影がたくさんありました。ドラマが好きでこの世界に入ったんですが、新しい物を見て、新しい場所に立って感じたのは、「映画は1つの物をすごく大事に撮る」ということ。2014年は「映画が好き」と感じて、「もっと映画に出たい」と思えるようになった年でした。2015年はその思いを届けることができるので、すごくうれしいですし楽しみです。無事に届けられればいいなと思います。■プロフィール杉咲花1997年10月2日生まれ。東京都出身。身長152cm。B型。これまで、『夜行観覧車』(13年TBS系)、『なぞの転校生』(14年テレビ東京系)、『MOZU』(14年TBS・WOWOW)、現在放送中の『学校のカイダン』(日本テレビ系)など数多くのドラマのほか、昨年は『思い出のマーニー』で声優を務める。今年は本作のほか、『愛を積むひと』が初夏に公開される予定となっている。(C)池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2015年01月30日7人組ガールズグループ「Flower」が1月20日(火)、都内で行われた米ミュージカル映画『ANNIE/アニー』のジャパンプレミアに登場し、ファン800人を前に日本語吹替版テーマソング「TOMORROW ~しあわせの法則~」を初披露した。「EXILE」の妹分である「E-girls」の中心メンバーとして活動し、ファッション誌のモデルやCM出演など幅広いジャンルで活躍する彼女たちが、映画とコラボレーションするのは今回が初めて。誰もが知る名曲「Tomorrow」を日本語でカヴァーしている。ジャパンプレミアにはメンバーのうち、藤井萩花、重留真波、中島美央、鷲尾伶菜、市來杏香、坂東希の6人が出席。佐藤晴美は体調不良を理由に欠席した。ボーカルを担当する鷲尾さんは、「『Flower』としてデビューさせていただき3年になりますが、こんな素敵な映画の主題歌を歌わせていただくのは、目標であり大きな夢でした。びっくりしていますし、とても感動しています」と感激した表情。また、市來さんも「こうして皆さんに(ライヴで)聞いていただけるのは、とっても幸せ」と満面の笑みを浮かべていた。ちなみに、この日は鷲尾さんの21歳の誕生日で「いい1年になるよう、心がけて頑張りたい」と抱負を語っていた。傑作ブロードウェイ・ミュージカルを映画化し、第72回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で「主演女優賞」(クワベンジャネ・ウォレス)と「主題歌賞」にノミネートされた本作。両親の迎えを信じながら施設で暮らす少女・アニーはある日、富豪で市長候補の男・スタックスに助けられる。彼女を引き取り、イメージアップしたいスタックス。一方、アニーも自分が有名になれば、両親が名乗り出ると考えるが…。「アニーが持ち前の明るさで、周りを幸せにする姿に勇気とパワーをもらった。ミュージカルシーンは見ていると、踊り出したくなる」と語るのは藤井さん。この日は、カラオケLIVE DAM(第一興商)で開催された“Tomorrowオーディション”の「ベスト・パフォーマー」に選ばれた水上紗代さん(18歳)も駆けつけ、「Flower」と一緒にステージに立った。『ANNIE/アニー』は2015年1月24日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ANNIEアニー 2015年1月24日より全国にて公開(C) 『ANNIEアニー』
2015年01月20日同名ブロードウェイ・ミュージカルを豪華キャストで映画化した『ANNIE/アニー』のジャパンプレミアが1月20日に都内で行われ、7人組ガールズグループFlowerが登場。日本語吹替版テーマソングであるカヴァー楽曲『TOMORROW ~しあわせの法則~』をライブで初披露すると、駆けつけたファン800人は大歓声をあげた。その他の写真E-girlsの中心メンバーとして活動する彼女たちが、映画とコラボレーションするのは今回が初めてで、メンバーの鷲尾伶菜は「デビューさせていただき3年が経ち、こんな素敵な映画の主題歌を歌わせていただくのは、目標のひとつであり大きな夢でした。ビックリすると同時に、感動している」と感無量の面持ち。この日は鷲尾の21歳の誕生日で「良い1年になるよう、心がけて頑張りたい」と抱負を語った。両親に捨てられ施設で暮らす孤児の少女アニーが、選挙戦のイメージアップのため、彼女の里親になるNY市長候補スタックスら、周囲の大人たちの心を変えていく姿を描く。アニーを『ハッシュパピー~バスタブ島の少女~』で史上最年少のアカデミー賞主演女優賞候補となったクワベンジャネ・ウォレス、スタックスをオスカー俳優のジェイミー・フォックスが演じている。メンバーの藤井萩花は「アニーが持ち前の明るさで、周りをハッピーにする姿に勇気とパワーをもらった。ミュージカルシーンを観ながら、思わず踊り出したくなる」と話した。ジャパンプレミアには、鷲尾と藤井に加えて、重留真波、中島美央、市來杏香、坂東希が出席。佐藤晴美は体調不良を理由に欠席した。『ANNIE/アニー』1月24日(土)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年01月20日『嫌われ松子の一生』で日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」を受賞した中谷美紀を主演に、講談社「ハツキス」にて連載中の人気漫画を映画化した『繕い裁つ人』。このほど、中谷さん演じるヒロイン・市江を慕う個性的なキャラクターが揃った本予告編が到着した。町の仕立て屋「南洋裁店」。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江(中谷美紀)。彼女が古びたミシンで作るオーダーメイド服は大人気。しかし職人スタイルを貫くため量産は出来ず、百貨店の営業・藤井(三浦貴大)からのブランド化の依頼も断り続ける。なじみの客たちは、ここで仕立てた服と共に年を重ね人生を彩る。市江はその人だけの服を繕う日々で十分だったが…。『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』で優しい雰囲気の中に、スピリッツの効いた作品を手がける三島有紀子が監督を務める本作。今回解禁された映像は、祖母の洋裁店を引き継いだ仕立て屋である市江の元へ、三浦貴大扮するデパートの営業マン・藤井が訪れることから始まる。「自分の美しさを自覚している人に私の洋服は必要ない」と、藤井からのブランド化の依頼を断り続ける市江に、「単に挑戦することが怖いだけ」と藤井の言葉がゆっくりと突き刺さり、これまで、先代の服の仕立て直しとサイズ直しが仕事の全てであった市江の心が揺さぶられていく様子が映し出される。さらに、『小さいおうち』でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた黒木華や、日経トレンディにて「2015年の顔」に選出され、来年のブレイクが期待される女優・杉咲花を始め、独特の世界観と圧倒的な存在感で作品を彩る片桐はいり、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子ら豪華キャスト陣が集結している。本作の衣装を手がけたのは、TV「あまちゃん」に加え数多くの舞台や映画の衣裳デザイナーとして活躍する伊藤佐智子。キャラクターの生き方や心情を反映した色彩豊かな衣装が数々登場する中、特にこだわったのはやはり市江の仕事服。深く鮮やかなブルーの色がとても印象的で、市江の一部のようでもあるが、その色は伊藤さん自身が市江を演じる中谷さんのためにわざわざ布を染めて作っているという。まずはこちらの映像から、“洋裁以外は何にも出来ない”と新たな一面を見せる中谷さんを取り巻く個性豊かなキャラクターにも注目してみて。『繕い裁つ人』は2015年1月31日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月19日佐藤浩市と樋口可南子が北海道の雄大な自然を舞台に第二の人生を歩む夫婦を演じ、北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊らが共演する映画『愛を積むひと』。およそ1年にわたり北海道・美瑛町の四季をとらえてきた本作が、先日無事クランクアップを迎え、主演の佐藤さん、樋口さんから感無量のコメントとメイキング写真が到着した。東京下町の工場をたたみ、北海道に移住することにした篤史(佐藤浩市)と良子(樋口可南子)の夫婦。かつて外国人が住んでいたという瀟洒な家を手に入れたふたりは、良子は野菜やガーデン作り、篤史は良子の長年の憧れでもあった家の周りの石塀を作るなど、ささやかながらも豊かな生活を満喫していた。だが、ある日、心臓に持病を抱えていた良子が倒れてしまう…。突然訪れた良子の最期。 悲しみにくれる篤史のもとに、ある日、良子からの手紙が届いた。自分の死期を悟った良子が、篤史のこれからを案じ、たくさんの篤史宛ての手紙を、ふたりの家に隠していたのだ…。本作は、全米感涙のベストセラーであり、翻訳本として日本でも異例のベストセラーを続けているエドワード・ムーニー・Jr著の「石を積む人」を、舞台を北海道に移して映画化。北海道の大地に本建築のオープンセットを建て、およそ1年にわたる撮影を敢行、鮮やかな緑に覆われた美瑛の丘をマルチコプターを駆使して4Kカメラで空撮したり、日本百名山・十勝岳で登山シーン撮影に挑むなど、雄大な自然と豊かな四季を丁寧に紡ぎ出しながら描いている。今秋、オープンセットでは、雪に覆われた十勝岳連峰を遠くに望み、秋晴れの澄み切った空の下、佐藤さん篤史と野村さん演じる青年・徹の石塀を積む作業のシーンを撮影。また、美しい紅葉に染まった雑木林では、樋口さん演じる良子と杉咲さん演じる徹の恋人・紗英の茸狩りのシーン、旭川空港では、父・篤史と北川さん演じるひとり娘・聡子の感傷的な別れのシーンなどが行われた。その後、東京都内で夫婦が北海道に移住する前を描いた回想シーンの撮影を行い、10月末にキャストが登場する撮影は無事終了。これから北海道にて冬の風景を撮影し、2015年1月末に完成する予定という。<佐藤浩市クランクアップコメント>可南子さんとの共演は、昔の日本映画を知っている者同士ということで、安心してキャッチボールができました。朝原(雄三)組は『釣りバカ日誌』で三國と一緒にやってきたスタッフが多いので、みんな僕の後ろに三國を見るだろうし、逆に言うと、僕は朝原さん含めて、スタッフの後ろにまた三國を見る。そんな、普段なかなかない相関性がありました。僕が演じた篤史は、いい人なんです。いい人なんだけれど、単純に人を許せなかったりとか、そういった狭いところで生きてしまうところがある。やっぱり、“人を許す”って大変な事なんですよね。それなりに人生経験を積んできた人間なのに、なかなか難しい。“人を許す”ことで、自分自身が前向きになれるという、そのことが上手くスクリーンに出てくれればいいなと思いますし、今回僕の中では、そのことがテーマとして一番大きかったなという気がします。あとは、お互いを受け入れるということですよね。この映画を観てくれて、なんとなく隣にいる人を受け入れられるっていうかな、そういう、少し優しい気持ちになってくれたら嬉しいです。<樋口可南子クランクアップコメント>美しい大自然の中で、静かに戦ったという感じ。命の時間が長くないと知った妻は、残された時間をどう夫と過ごすのだろう?自分のため、夫のため、娘のため、何をしたいのだろう?ロケの間、ずーっと考えていたような気がします。実は、石塀を夫に作って欲しいという希望を出すところが、とりわけ難しかった。この突飛な希望って大丈夫なのかなぁと思っていたのですが、浩市さんの石を積む姿を見ていたら、なんだか妙に納得してしまいました。私の答えは、言いません。映画を観て下さる方からもいろんな答えが出そうで、今から楽しみです。演じ終えて、苦労はたくさんあったのに、純な気持ちを失わないこの夫婦は、 つくづくいいなぁと思いました。純な夫婦。こうなりたいなー。この美しい話を成立させるために がんばってくださった朝原組の心優しいスタッフ、 いろいろ助けて下さった美瑛の皆様に、心より感謝してます。映画『愛を積むひと』は2015年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月18日