指揮者の小林研⼀郎が海外デビュー50年を記念して、6月から7月にかけてハンガリー・ブダペスト交響楽団と日本ツアーを開催する。今年は、小林が1974年に第1回ブダペスト国際指揮者コンクールで優勝してから50周年。この鮮烈なデビューで共演した楽団が、今回ツアーを共にする「ハンガリー・ブダペスト交響楽団」だ。プログラムは、1974年のコンクール優勝時に演奏したロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」序曲から始まる。リストの「ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調」ではソリストに、2022年にロン=ティボー国際コンクールで優勝した亀井聖矢(かめいまさや)を迎える。後半は、チャイコフスキーの交響曲第4番を披露。“炎のマエストロ”の愛称で親しまれる小林研⼀郎の情熱を感じられる一夜になりそうだ。三井住友海上プライマリー生命 Presents小林研一郎 指揮 ハンガリー・ブダペスト 交響楽団■チケット情報()7月2日(火) 19:00開演サントリーホールロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S.124/R455 ピアノ:亀井聖矢チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
2024年02月20日株式会社デベロップ(本社:千葉県市川市、代表取締役:岡村 健史、以下「デベロップ」)は、山口県柳井市にコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 柳井」を2023年12月25日(月)に開業します。当ホテルの開業により「ホテル アールナイン ザ ヤード」シリーズは72店舗、「R9 HOTELS GROUP」としては80店舗となります。開業に先立ち、2023年12月18日(月)に市長をお招きし、オープン前施設見学会を開催します。HOTEL R9 The Yard 柳井 外観【HOTEL R9 The Yard 柳井 施設情報】施設名 : HOTEL R9 The Yard 柳井(ホテル アールナイン ザ ヤード ヤナイ)施設場所 : 山口県柳井市柳井1574-13オープン日 : 2023年12月25日(月)予約受付開始日: 2023年12月18日(月)15:00アクセス : 【お車】山陽自動車道「玖珂IC」より車で25分、「熊毛IC」より車で35分/「岩国錦帯橋空港」より車で50分【電車】JR山陽本線「柳井港駅」より徒歩10分、「柳井駅」よりタクシーで7分駐車場 : 普通車/軽自動車41台(無料)敷地面積 : 2,824m2(854坪)客室数 : 40室客室構成 : ダブルルーム35室/ツインルーム5室<ダブルルーム>定員:2名 広さ:13m21名 6,200円(税込)/泊~ 2名 8,700円(税込)/泊~<ツインルーム>定員:2名 広さ:13m21名 6,200円(税込)/泊~ 2名 9,700円(税込)/泊~ホームページ : 客室(ダブルルーム)客室(ユニットバス)【オープン前施設見学会について】日時 :2023年12月18日(月)11時00分~11時30分場所 :HOTEL R9 The Yard 柳井(山口県柳井市柳井1574-13)出席者 :井原 健太郎 柳井市長、株式会社デベロップ上席執行役員 山岸 栄作、他施設見学対象者:報道関係者申込方法 :事前申込制(「施設見学会申込書」参照)【ホテル開業の背景】山口県内で3店舗目の出店となる「HOTEL R9 The Yard 柳井」は、柳井市の総合卸センター内に所在します。車で5分の距離には「南浜企業団地」をはじめとした大手工場が集積しており、徒歩圏内には連泊や長期滞在に便利な大型スーパー、ドラッグストアがございます。また、釣りや海水浴で人気の平郡島へのフェリーが出航する柳井港やゴルフ場が近く、ビジネスだけでなくレジャーの宿泊拠点にも最適です。当ホテルシリーズは、有事の際には「レスキューホテル」として避難所等の役割を担うホテルです。柳井市とは2023年8月15日(火)に進出協定および災害協定を締結しており、引き続き同市と当ホテル間で連携を図り、地域活性化に努めます。レスキューホテル出動の様子【災害時には避難所等になるフェーズフリーのホテルで備えない防災を】デベロップが運営する「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード)」シリーズは、斬新な外観と上質な空間を持ち合わせたコンテナホテルです。建築用コンテナモジュールを利用した独立客室は、隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシー性に優れます。13m2の室内には、良質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機を備えており、シンプルながら高い快適性を実現。多くのお客様の好評を得て、全国72店舗2,496室(開業準備中店舗含む)を展開しています。また、有事の際には客室をすみやかに被災地へ移設し避難施設等にご利用いただく「レスキューホテル」としての役割を担うことで、災害に強い社会をつくり、未来の命や暮らしを守ることを目指します。尚「動くホテル」「レスキューホテル」という単語および、それらの関連標章※は、各々、末尾のとおり、商標登録をしております。ホテル アールナイン ザ ヤード シリーズ ブランドページ: レスキューホテル ウェブサイト: 【東日本大震災の経験をもとに実現。レスキューホテル誕生の経緯】2011年の東日本大震災では、コンテナ型備蓄倉庫や復興従事者用宿泊施設の建設などで震災後間もなく現地に入りました。被災地の方が多くの避難所で生活に大きな負担を強いられている状況を目の当たりにし、発災後に安心安全なプライベート空間を迅速かつ簡便に提供したいという想いで誕生したものがレスキューホテルです。動くホテルの1例目として、宮城県石巻市で復興従事者用宿泊施設として利用されたコンテナを栃木県佐野市に移設し2017年10月「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」としてリニューアルオープン。その後、更なる移設性を高めるべく1台1客室型に改良、2018年12月「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード)」シリーズ1号店が栃木県真岡市にオープンしたことを皮切りに本シリーズを全国各地へ展開。全国どこへでもすみやかにレスキューホテルが駆けつける体制づくりを目指します。【レスキューホテル出動実績】2020年4月に長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてレスキューホテル初の有事出動を行いました。その後、東京都三鷹市および東京都千代田区、都内民間病院へPCR検査体制強化のために出動。空調を完備した客室は、季節や天候等に関係なく診療活動を行うことができ、医療従事者の負担軽減のために利用されました。2021年12月に栃木県へ新型コロナウイルス第6波およびオミクロン株の感染拡大対応のために臨時医療施設として126室を出動。さらに2月より、千葉県と東京都の臨時医療施設の付帯施設として計21室が利用されました。レスキューホテルは、1台1客室の独立した客室構造により、宿泊施設としてだけでなく診察室やナースステーション等にも活用可能なことから、自治体や民間の病院の有事インフラとして地域医療に貢献する機会が増えています。■レスキューホテルは「日常時」と「非常時」のどちらにおいても役に立つ商品として「フェーズフリー認証」を取得しています。■災害時の備えを全国へ展開し、強靭なまちづくりに貢献~SDGsの取り組み~レスキューホテルは、「SDGs事業認定」を取得しています。災害時の備えとして自治体との協定締結の輪を広げ、各自治体のBCP(事業継続計画)に寄与し、持続可能な開発目標の達成に貢献します。【運営会社】会社名 : 株式会社デベロップ代表者 : 代表取締役 岡村 健史所在地 : 千葉県市川市市川一丁目4番10号設立 : 2007年2月事業内容 : 建築・不動産事業、エネルギー事業、ホテル事業、施設管理事業、資産運用代行事業ホームページ: ※「レスキューホテル The Yard(商標 第6240114号)」、「災害支援型レスキューホテル(商標 第6394774号)」、「医療従事者支援型レスキューホテル(商標 第6394775号)」その他「レスキューホテル」の語を用いた商標、並びに「動くホテル The Yard(商標 第6240108号)」その他「動くホテル」を用いた商標は、当社の登録商標です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月27日「81歳を超えて肉体的に限度。情熱の炎は脈々と燃え、尽きることはないけれど、最後の全曲演奏に挑みます」と語るのは「炎のコバケン」こと指揮者・小林研一郎。過去14年間に13回指揮してきた毎年大晦日恒例「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会」を、今年を最後に勇退することを発表。報道陣を自ら招いて都内で会見を開いた(11月17日)。小林研一郎小林全曲を演奏していると、ベートーヴェンが降臨するような気がする。不思議なことに、こうしようと準備していたのとまったく別のアイディアが浮かんで、この行間はこういう宇宙なんだよと、ベートーヴェンがささやいてくる。その声が80歳過ぎまで階段をひとつひとつ必死に昇ってきて見えた景色を、また新たなものにしてくれる。2003年の大晦日に始まった「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会」は、ベートーヴェンの交響曲全9曲を1日で連続演奏するという破天荒な企画。演奏時間だけで7時間超。午後に第1番からスタートするマラソン・コンサートは、大小の休憩を挟んで、終演を迎えるのは、もう新年のカウントダウンが始まる頃だ(始めの数回は開始時間が現在より1時間遅く、年越しコンサートだった)。会見に出席した、この企画のプロデューサーの作曲家・三枝成彰によると、10時間以上を隣席で過ごす聴衆同士には連帯感も生まれるらしく、「ではまた来年もこの席で!」と1年後の再会を約束して別れる光景も見られるのだそう。初回は3人の指揮者が分担して演奏したが、第2~3回は岩城宏之が一人で全曲を指揮。急逝した岩城追悼の第4回を9人の指揮者が振ったあと、2007年の第5回からはほとんどを小林が一人で指揮してきた(2010年のみロリン・マゼール)。小林研一郎×三枝成彰小林気が遠くなるほど凄い企画。三枝先生から1番から9番まで全曲というお話をいただいた時、どうやって逃げようかということだけを考えた。ベートーヴェンは1曲指揮するだけでもヘトヘト。2曲を同時に指揮するのでさえ私の能力では不可能だと思っていたので。もう大丈夫だろうと、コンサートのためにハンガリーまで逃げたのだけれど、そこにオーケストラのコンサートマスターの篠崎史紀さんが来て説得してくださったのに驚き、感動して、引き受けた。三枝の話では、岩城の没後、誰に指揮を委ねるかを考えた時、オーケストラからも普通の指揮者とはやりたくないという声があり、篠崎に相談して小林以外にはないという結論になったのだそう。実際に5、6回は断られたのだという。小林からは自身とベートーヴェンにまつわるさまざまな話題も。小林1992年に初めて大阪フィルハーモニー交響楽団で第九を指揮した時、控室に(大阪フィル音楽監督の)朝比奈隆先生から、まっさらな第九の楽譜が届いていた。「長い年月、どうやったらベートーヴェンを理解できるだろうと過ごしてきた人生も、自分の非力もあって終わりが近いと言えます。君たちのように春秋に富んだ人たちが、この純白な行間から、歪められない真実を読み取られることを期待します」というメッセージを添えて。と涙ぐみながら話し、そのメッセージを聖書としてひたむきに勉強を重ねたと振り返る。また、常に前を見据えているゆえだろう、終わった演奏会の録音を聴いてもどうも納得できないのだと言い、「面白いエピソード」として、幻のベートーヴェン全曲録音の秘話を明かした。2007年公演 小林研一郎(Photo:山本倫子)小林一度、日本のレコード会社に、ハンガリー国立交響楽団(現ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団)と全曲を録音した。ところが聴き返して、スタッフに土下座して謝った。「どうかこれを破棄してほしい。僕にはベートーヴェンの心の片隅に触れることすらできなかった。今後の録音がすべてノーギャラでも構わないから」と。発売は免れたが、音源は残っているそうで、自分の死後に発表されてしまうのではないか心配なのだと話した。今年3月には日本芸術院賞・恩賜賞も受賞した日本を代表する巨匠は1940年4月生まれの81歳。普通なら、9曲ずっと指揮台に立っているだけでも大変な負担になる年齢だろう。最近は週に3日ほど、自宅から4キロ離れたゴルフ練習場までの往復を散歩し、1時間半打ち込んで体力維持に努めているのだそう(ゴルフはベストスコア78という腕前のマエストロだ)。小林夫人の桜子さんの話では、万一に備えて楽屋には毎年医師が立ち会うそうなのだが、医師いわく、「まるで宇宙人。やればやるほど心拍数や血圧などのバイタルが安定してくる」と、最近は第3番が終わる頃には帰ってしまうのだとか。以前本人から、10時間超の公演中に摂る食事はメロン半分だけだと聞いたこともある。体力もさることながら、きっと集中力が極限まで研ぎ澄まされているのにちがいない。ベートーヴェン連続演奏会の指揮こそ後継にバトンを渡すが、エネルギッシュな指揮活動自体をセーブする予定はまったくない。国内外のオーケストラの指揮台を駆け回る一方で、今年はコロナ禍で1年延期された80歳記念のチャイコフスキー交響曲全曲チクルス(全5公演)を成功させ、次はブラームスの交響曲全曲の計画が進行中、さらにはマーラー全曲も視野に入れているという。関係者によれば90歳まで現役続行を言明しているそう。ベートーヴェンも凄いがコバケンも凄い。2020年公演 小林研一郎(Photo:山本倫子)最後の全曲演奏会は今年も大晦日、12月31日(金)午後1時から東京・上野の東京文化会館で。管弦楽は特別編成の岩城宏之メモリアル・オーケストラ(コンサートマスター=篠崎史紀)。第九の独唱は、ソプラノ=市原愛、アルト=山下牧子、テノール=錦織健、バリトン=青山貴。感染防止のガイドラインに従って60人規模の特別合唱団を編成する。第九終楽章のプレスティッシモが鳴り終わってホールを出る頃には年が明け、上野の森には寛永寺の除夜の鐘も響き始めているはずだ。新しい年の平和と安全を祈りながら、私たちも巨匠とともにベートーヴェンの旅を完走したい。残席はわずか。チケット購入は今すぐ!Text:宮本明<公演情報>ベートーヴェンは凄い!2021 第19回全交響曲連続演奏会2021年12月31日(金) 東京文化会館 大ホール開場12:00 / 開演13:00 / 終演23:25(予定)※終演時間は演奏の都合により変更になる場合がございます。『ベートーヴェンは凄い!2021 第19回全交響曲連続演奏会』チラシ画像指揮:小林研一郎管弦楽:岩城宏之メモリアル・オーケストラ(コンサートマスター:篠崎史紀)ソプラノ:市原 愛アルト:山下牧子テノール:錦織 健バリトン:青山 貴合唱:ベートーヴェン全交響曲連続演奏会特別合唱団お話:三枝成彰チケットはこちら:小林研一郎 プロフィール東京藝術大学作曲科及び指揮科を卒業。第1回ブダペスト国際指揮者コンクールでの鮮烈な優勝を飾ったことを皮切りに世界的に活動の場を拡げ、現在も第一線で活躍を続けている。音楽に対する真摯な姿勢と情熱的な指揮ぶりは「炎のコバケン」の愛称で親しまれ、名実共に日本を代表する指揮者である。これまでに海外ではハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ネーデルランド・フィルハーモニー管弦楽団 (25年間、常任客演指揮者を務める)、アーネム・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団等、国内では NHK交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団等、名立たるオーケストラと共演を重ね、数多くのポジションを歴任。この長年にわたる文化を通じた国際交流や社会貢献によって、ハンガリー政府よりハンガリー国大十字功労勲章(同国で最高位)等、国内では恩賜賞・日本芸術院賞等を受賞。作曲家としても数多くの作品を書き、1999年に日本・オランダ交流400年記念の委嘱作品、管弦楽曲『パッサカリア』を作曲、ネーデルランド・フィルハーモニー管弦楽団によって初演されると、聴衆から熱狂的な喝采を以て迎えられた。同作品はそれ以降も様々な機会に再演されている。社会貢献を目的とした「コバケンとその仲間たちオーケストラ」では、活動趣旨に賛同するプロ、アマチュア、学生などのボランティアメンバーと共に2005 年より80 回に及ぶチャリティ公演を日本各地で行ってきた。さらに、音楽の楽しさを伝えるため小中高生向けの出前授業も行なっている。また、CD、DVDはオクタヴィア・レコードより多数リリース。著書に『指揮者のひとりごと』(騎虎書房)等がある。現在、日本フィルハーモニー交響楽団桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団及び名古屋フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、読売日本交響楽団特別客演指揮者、群馬交響楽団ミュージック・アドバイザー、九州交響楽団名誉客演指揮者、東京藝術大学・東京音楽大学・リスト音楽院名誉教授、ローム ミュージック ファンデーション評議員、長野県音楽監督、豊島区音楽監督等を務める。関連リンク公演オフィシャルサイト:小林研一郎オフィシャルホームページ:
2021年11月19日多くのファンに愛される「炎のコバケン」。指揮者の小林研一郎が4月に満80歳(傘寿)を迎える。これを祝う記念プロジェクト「マエストロ小林研一郎80th祝祭演奏会」についての会見が開かれ、マエストロ自ら意気込みや抱負を語った(1月28日・東京文化会館内)。【チケット情報はこちら】小林は会見冒頭、今年の大相撲初場所で33歳にして初優勝を果たした徳勝龍の「もう33歳ではなく、まだ33歳」という発言を引き、「私も同じ気持ち。80歳を迎え、そこからまたもうひとつ輝く世界、80歳の階段を登りつめたときに見える景色に期待しながら、そしてオーケストラという、とてつもない才能の集団の方々に、何か新しい光のようなものを(示す)、そのために作曲家の行間のうちを相当勉強しなければならないと思っています」と、変わらぬ真摯さで音楽に向き合う姿勢を語った。プロジェクトは3つのコンサート企画から構成され、すでに昨年9月、「VOL.1 ハンガリー放送交響楽団 日本公演」でスタートしている。そしていよいよ80歳イヤーの今年開催されるのが、4月のサントリーホールでの「VOL.2 チャイコフスキー交響曲 全曲チクルス」(管弦楽:日本フィル)と、11月の東京芸術劇場での「VOL.3 ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団 日本ツアー」。チャイコフスキーは小林が得意とする作曲家のひとり。最近では2013~2015年にロンドン・フィルとスタジオ録音した交響曲全集が大きな話題となった。小林が「命綱」と形容する強い絆で結ばれた日本フィルとともに演奏する今回は、5日間にわたって、もちろん《マンフレッド交響曲》も含めて全曲を網羅する完全版。公演2日目の4月9日が80歳のバースデー当日だ。チャイコフスキーは今年生誕180年なので「80年」つながりでもある。「チャイコフスキーの持っているペシミスティックな、あるいは救いようのない苦しみの世界。その苦しみの大叙事詩をお見せできたら、今までとまったく違うチャイコフスキー観が生まれるかもしれない」と小林。ハンガリー国立フィルとの共演歴も長い。1974年、小林が世界へ羽ばたくきっかけとなったブダペスト国際指揮者コンクールのホスト・オーケストラだったから(当時「ハンガリー国立交響楽団」)、すでに45年以上の付き合いだ。「彼らと新しいことをやる時には、なぜかいつもこの曲」というマーラーの交響曲第2番《復活》(ソプラノ:市原愛、アルト:山下牧子、合唱:東京音楽大学)や、ベートーヴェンの交響曲第7番などを演奏する。「炎のコバケン」という呼び名には恥じらいを感じるという小林。燃え上がるのではなく、自身は冷静に、むしろ炎に水をかけているのだと、独特の言い方で表現したが、いずれにしても「老いては益々壮(さか)んなるべし」。そのベースの炎の勢いは、80歳を迎えてなお、まったく衰えることはなさそうだ。取材・文:宮本明
2020年01月30日荒行とは?あなたは荒行をご存知ですか?荒行とは、修行の中でも非常に厳しく過酷なものとされています。日本には少なからず荒行が存在しており、中には『成し遂げられなければ自ら命を絶つこと』と定められている物もあるようです。死を恐れず挑むというのは覚悟が違いますよね。途中で修行をやめる事を想定し、常に首吊り用のロープをもって行うものがあることからも死を受け入れているように取れます。荒行を成し遂げることは並大抵のことではできないということを表しているのではないでしょうか。荒行で死亡した場合、死亡すると分かっていたのに送り出した住職は罪になる?若井弁護士:単に修行者を送り出しただけでは、罪に問われることはないでしょう。例えば自殺幇助罪は、「幇助」すなわち自殺を行うにあたりその実行を容易にすることが必要ですが、送り出しただけでは実行を容易にするとは言えません。住職がどんな言動をした場合に違法性が問われるのか?若井弁護士:修行を直接手伝った場合は、自殺幇助罪に問われる可能性があります。まず、修行者が修行の結果が死に結びつくことを意識してさえいれば、死の結果を望んでいなくとも、修行を手伝った人に対して自殺幇助罪は成立し得ます。次に、修行を手伝う度合いが高ければ高いほど、自殺幇助罪に問われる可能性は高くなります。自殺を容易にしたと言えるかがポイントです。住職が鞭で修行者を打ち付けるなど直接手を下し、死んでしまった場合には、同意殺人罪はおろか殺人罪に問われる可能性もでてきます。 *取材協力弁護士若井 亮(不動法律事務所。「迅速対応」「分かりやすい説明」「徹底した報告」をモットーとしている。不当要求への対応、詐欺被害への対応を多く経験している)*取材・文アシロ編集部*画像はイメージです柳井研一郎/PIXTA(ピクスタ)死をも覚悟して挑む荒業…死の危険がある荒行に修行僧を送りだしたら罪になる?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。死をも覚悟して挑む荒業…死の危険がある荒行に修行僧を送りだしたら罪になる?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年04月24日“炎のコバケン”の愛称で親しまれる指揮者の小林研一郎が、11月1日付けで日本フィルハーモニー交響楽団の桂冠名誉指揮者になることが決定した。「小林研一郎&日本フィル」の公演情報日本フィルとは、約25年以上の長きにわたり、密接な関係を築きあげてきた小林研一郎。首席指揮者(1988~90年)を皮切りに、常任指揮者(1990~94年)、首席客演指揮者(1994~97年)、常任指揮者(1997~2004年)、音楽監督(2004~07年)、桂冠指揮者(2010年~)、第2代音楽監督(2004~07年)と同楽団の主要ポストを歴任。炎のコバケン&日本フィルのコンビは、情熱的な音楽作りで独特な世界を創り出し、多くの聴衆から熱狂的な支持を得てきた。今年は、小林研一郎がブダペスト国際指揮者コンクール優勝を飾ってから40年。その節目の年にあたり、長年マエストロが日本フィルに注いだ愛情と指導への感謝、そしてマエストロのさらなる活躍と健勝を祈念する思いを込めて、日本フィルより「桂冠名誉指揮者」の称号が贈られる運びとなった。小林研一郎と日本フィルの今後の共演は、年末恒例の「第九特別演奏会」(12月21日~28日)、新春1月10日(土)の横浜定期演奏会(みなとみらいホール)、同30日(金)の東京定期演奏会(サントリーホール)、2015年2月に通算40回目を迎える九州公演(九州全県10公演)、3月25日(水)の特別演奏会(サントリーホール)などを予定している。
2014年10月31日“炎のコバケン”の愛称で親しまれ、今年指揮者デビュー40周年を迎えた小林研一郎が、桂冠指揮者を務める日本フィルハーモニー交響楽団の東京定期演奏会(6月15日(金)・16日(土))を指揮する。小林研一郎指揮 日本フィルハーモニー交響楽団 東京定期演奏会の公演情報福島県いわき市生まれの小林研一郎は、1974年の第1回ブタペスト国際指揮者コンクールで第1位と特別賞を獲得。「プラハの春」音楽祭や「ルツェルン・フェスティバル」などの世界的音楽祭に出演するほか、ヨーロッパの一流オーケストラを多数指揮。1987年から97年まで音楽総監督・常任指揮者を務めたハンガリー国立交響楽団での活動などが評価され、ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、民間人としては最高の勲章である“星付中十字勲章”を授与されている。デビュー40周年記念公演では、常任指揮者、音楽監督として長年活動を共にしてきた日本フィルハーモニー交響楽団を指揮。プログラムは、シューベルトの交響曲第7番「未完成」、ブルックナーの交響曲第9番という、音楽史に輝く2曲の“未完”の傑作だ。特にブルックナーの交響曲第9番は、40年の指揮者人生で今回が初挑戦。小林といえばベートーヴェンの交響曲などでみられるような情熱的な音楽作りが有名だが、「浄化」としての死への憧憬と、神への感謝の念が盛り込まれた崇高な本作をどのように聴かせてくれるのか。“炎のコバケン”の手腕に注目したい。小林研一郎指揮 日本フィルハーモニー交響楽団 東京定期演奏会は、6月15日(金)、16日(土)にサントリーホール 大ホールで開催。チケットは発売中。■日本フィルハーモニー交響楽団 第641回定期演奏会桂冠指揮者・小林研一郎 指揮者デビュー40周年記念6月15日(金) 19:00開演サントリーホール 大ホール6月16日(土) 14:00開演サントリーホール 大ホール[曲目]シューベルト:交響曲第7番「未完成」ブルックナー:交響曲第9番
2012年06月07日