中屋敷法仁が率いる劇団「柿喰う客」の新作本公演『天邪鬼』が、9月16日(水)から東京・本多劇場ほかにて上演される。【公演情報はこちら】劇団「柿喰う客」は東京を拠点に活動する人気劇団で、来年には結成から10周年を迎える。新進気鋭の女優だけでシェイクスピアを上演する“女体シェイクスピア”シリーズやこどもから大人まで一緒に楽しめる作品を上演する“こどもと観る演劇プロジェクト”など幅広く作品創作に取り組んでいる。中屋敷法仁の新作を上演することを目的とする本公演は、1年半ぶり。また、劇団メンバーだけでの公演は、2011年に上演された『無差別』以来、実に3年ぶりである。本作で主役を務める玉置玲央を始め、プロデュース公演や映像でも活動の幅を広げるメンバーたちが集結し、どのような作品が出来上がるのか期待したい。“圧倒的なフィクションの創造”を劇団のテーマとして、様々な舞台を生み出してきた柿喰う客。本作で挑むのは、想像力を操り、拳銃に見立てた手から虚構の弾丸を放つことができるこどもたちが、大人たちにその能力を利用され、ホンモノの戦争ごっこに送り込まれるというストーリーだ。作・演出の中屋敷法仁は、「“演劇=虚構”という概念すら疑わしくなってきた昨今、より強く虚構の空間を築き、この演劇で現実の世界を取り戻したい」と語る。結成10周年を前に「10万人動員宣言」を発表し、より多くの人に気軽に演劇に触れてもらう機会をつくることを目的として公演の映像や戯曲の無料公開を行う企画「となりの柿喰う客」や全国の高校演劇部や大学生の演劇サークルに向けて公演のDVDと中屋敷法仁が高校在学中に発表した『贋作マクベス』の台本などを無償で提供する「めこちゃん宅配便」など、団体としても新たな試みにチャレンジしている。柿喰う客『天邪鬼』は、9月16日(水)の本多劇場を皮切りに、兵庫公演、岐阜公演と続く。取材・文:井藤 一
2015年09月16日亀田製菓は9月14日、「50g たねバル トマトバジルチーズ味」(税別140円前後)を発売する。「たねバル」シリーズは、「亀田の柿の種」よりも大きいサイズの柿の種。2014年より「50g たねバル めんたいチーズ味」「50g たねバル 黒胡椒チーズ味」の2品を販売している。今回の商品は、トマトの酸味と爽やかなバジルの香り、まろやかなチーズの風味が特徴で、ワインにも合った味わいとのこと。チーズには、パルメザンチーズやゴーダチーズをブレンドしたチーズパウダーを使用。トマトとバジルとの相性もよいという。パッケージは、テーブルに置きやすいスタンドパック。華やかなイメージのパッケージにすることで、女性も手に取りやすいデザインに仕上げたとしている。
2015年09月12日亀田製菓は8月3日、「295g 亀田の柿の種3種アソート10袋詰」(税別380円前後)を発売した。同社は、消費者からの「柿の種のアソートパックがほしい」という声を受けて同商品を発売したとのこと。「亀田の柿の種」5袋に加え、安曇野産本わさびの粉末わさびを使用した「亀田の柿の種わさび」3袋、紀州産南高梅の乾燥梅肉を使った「亀田の柿の種梅しそ」2袋を詰め合わせた。食べやすい個包装なので、手軽に味わうことができるとしている。
2015年08月03日亀田製菓は6月1日から7月末までの期間限定で、「192g 亀田の柿の種スパイシーカレー 6袋詰」を販売する。○隠し味はコクを出すチキンの旨み同商品は昨年も販売し、好評を得た期間限定商品。14種類のスパイスを混ぜた特製だれを生地にかけ、 さらにスパイス粉末をかけている。スパイスを2度がけしているので、噛むほどに「豊かな香り」「深みのある味」を楽しめるという。隠し味にチキンの旨みをプラスすることで、カレー本来のコクを引き立たせているとのこと。ノンプリントプライスで、参考小売価格は265円前後(税別)。発売は、全国のスーパーマーケットなど。また6月1日より、「85g 亀田の柿の種スパイシーカレー」をコンビニエンスストアにて販売。保存に便利なチャックつきのため、いつでもどこでも、好きな量だけ楽しめる。ノンプリントプライスで、参考小売価格は119円前後(税別)。
2015年05月29日亀田製菓は3月30日、「170g 亀田の柿の種 ソースマヨ味 6袋詰」を全国にて発売する。同社では、2014年下期プロモーションの一環として「有村架純 開発部長プロジェクト」を実施。同プロジェクトでは、女優の有村架純さんが「亀田の柿の種」開発部長に就任し、若手社員5人と共に新しい味の「亀田の柿の種」を開発した。2014年10月には、開発した3種類の味の中から一般の投票によって1位を決定するキャンペーンを行った。今回発売するのは、投票で1位となった「亀田の柿の種 ソースマヨ味」で、4月末までの期間限定商品となっている。同商品は、有村さん監修のもと、うまみ・甘み・辛みそれぞれの特徴を持つ3種類のソースをブレンドした特製ソースを使用。マヨネーズを混ぜ合わせたほか、隠し味にみそパウダーを加え、こってりしつつ後味はさっぱりとしたソースマヨ味に仕上げている。さらに、関西出身である有村さんのアイデアにより、あおさと紅しょうがパウダーを加えた。あおさの磯風味と紅しょうがパウダーの辛さが、ソースマヨ味の味わいをより引き出しているという。価格はノンプリントプライス、参考小売価格は265円前後。また、3月23日より「40g 亀田の柿の種 ソースマヨ味」を、ノンプリントプライス(参考小売価格100円前後)でコンビニエンスストアにて先行発売する。同商品には、ピーナツは含まれていないとのこと。※価格は全て税別
2015年03月10日亀田製菓は2月9日、「192g 亀田の柿の種辛さ5倍6袋詰」を全国で発売する。同商品は7月末までの期間限定販売となる。同商品は、"もっと辛い「亀田の柿の種」を食べてみたい!"という要望に応えて開発したもので、昨年4月に期間限定商品として発売した。販売終了後、再発売を希望する声が多く寄せられたことから、今年も期間限定で販売する。同商品は、辛さを規定するカプサイシンを通常品の「亀田の柿の種」の約5倍も含んでいるため、辛さは通常品の約5倍とのこと。価格はノンプリントプライスで、参考小売価格は265円前後(税別)。全国のスーパーマーケットなどで販売する。なお、コンビニエンスストアでも「60g 亀田の柿の種辛さ5倍」を同時発売する。価格はノンプリントプライスで、参考小売価格は100円前後(税別)。
2015年01月13日亀田製菓は11月17日、明治との共同開発商品である「77g 亀田の柿の種チョコ&アーモンド」を期間限定で発売する。希望小売価格は265円前後(税別)とのこと。同商品は、亀田製菓と明治のコラボレーション企画である「cacao-komeプロジェクト」によって2009年に開発されて以来、毎年発売されてきた。柿の種に明治が開発したオリジナルミルクチョコレートをたっぷりとコーティングし、ピリッと辛い柿の種とコクのある甘さのチョコレートが絶妙な味わいに仕上がっているという。
2014年10月18日2月22日、設計事務所・ドットアーキテクツ(dot architects)の家成俊勝と、若手建築家・中山英之によるトークイベント「島と建物の新しい関係」が香川県小豆島町・馬木キャンプ(UMAKI CAMP)で開催される。馬木キャンプで、食べながら、飲みながら、ざっくばらんに語り合うイベント「UMAKI CAMP CAFE」。その第1回となる本イベントでは、中山をゲストに迎え、ホストの家成とともに、島の中に建物を建てることの可能性について語り合う。馬木キャンプは、「瀬戸内国際芸術祭2013『醤の郷+坂手港プロジェクト』」の出品作品の一つとしてドットアーキテクツが建築・施工を手掛けた施設。人と人をつなぐ公共空間、教育や福祉に関わる事業を展開させていく拠点として今年から新たなスタートを切る。
2014年02月16日中屋敷法仁率いる劇団、柿喰う客が演劇の街東京・下北沢に初進出を果たした。約1年半ぶりの最新作『世迷言』は「竹取物語」や「宇治拾遺物語」などの国文学やおとぎ話をモチーフにした作品。今回、中屋敷が出演を熱望したという“異形の俳優”篠井英介を客演に迎え、1月29日、本多劇場で初日の幕を開けた。柿喰う客『世迷言』チケット情報物語には、帝や姫、鬼や大猿といった昔話らしいキャラクターが登場する。だが、そこには懐かしさやほのぼのとした空気はない。作・演出の中屋敷が得意とする毒々しくもスタイリッシュな世界が繰り広げられ、観客を瞬く間に異空間へと誘っていく。女鬼役を務める篠井は歌舞伎や能、狂言を彷彿させるような発声を用い、独特の雰囲気をかもし出している。初日を終えた中屋敷は「演劇の街・下北沢での公演は、劇団としては初となります。演劇の持つ根源的な魅力を全面に押し出した、まさに“演劇らしい”作品となったと思います。日本のおとぎ話をモチーフに、普遍的なテーマやシニカルなドラマ展開など、劇団の作風“圧倒的なフィクション”の世界をそのまま本多劇場にぶつけ、旗揚げ公演のような大きな野心で臨んでいます。篠井英介さんはじめとする客演の皆様にも、劇団の作風に新たな広がりを与えてもらいました。また、振付の北尾亘さん、音楽のJEMAPURさんも僕らと同じ20代。演劇文化の次代を担う新世代の演劇を披露できたと思います」とコメントを寄せた。公演は2月4日(火)まで東京・本多劇場にて上演。その後、2月8日(土)に石川・北國新聞赤羽ホール、2月14日(金)・15日(土)に大阪・サンケイホールブリーゼを巡演。
2014年01月31日福島県会津若松市門田町の北御山集会所で天皇・皇后両陛下を始め宮家に献上する「会津身不知柿(あいづみしらずかき)」の箱詰め作業が11月26日に行われた。北御山生柿生産出荷組合の農家が生産した柿を厳選し、会津地方振興局の職員らが柿を一つ一つ丁寧に磨き上げ、和紙に包んで箱詰めした。今年は、夏場の雨不足で例年よりやや小ぶりであるものの、甘味の強い柿ができた。「身不知柿」は、ビタミンAやビタミンC、カリウムなどの栄養を豊富に含むのが特徴。さらに二日酔いや悪酔いに効果があるタンニンが多く含まれている。名称の由来は、「枝が折れそうなほどにたくさんの大粒の実をつける」ことからだという説や「あまりに美味しいので我が身も考えずに食べすぎてしまう柿」だという説などがある。「献上柿」は1928年、会津藩主ゆかりの松平勢津子様が秩父宮様とご結婚されたお祝いとして献上されたのが始まりだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日食に関する情報のポータルサイトを運営するぐるなびは、新潟県佐渡市の生産者や地元の有志の協力を得て、佐渡の「おけさ柿」を使用した菓子パンの商品化に着手。食パンなどの製造販売を行う山崎製パンとの共同企画で、「ランチパックおけさ柿ジャム&ホイップ」を12月1日より期間限定で販売する。販売場所は、新潟県全域および山形県一部エリアのスーパー、コンビニエンスストア、山崎製パンの取扱店など。価格はオープン。同商品には、JAブランド「おけさ柿」のジャムが使用されている。「佐渡を代表する食文化の柿をもっと生かしたい」という21名の柿農家を中心とする地元住民の思いが詰まっているという。また、商品パッケージには「トキの森クレジット」のロゴを使用。商品の販売1個につき1円が、「トキの森クレジット」の購入を通じて「トキの森」である佐渡の森林整備に使用されるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日日本初の柿の種専門店「かきたねキッチン」を運営する「とよす」は14日~20日、岡山高島屋に催事出店する。同社は、あられなど米菓製造販売を手掛ける明治35年創業の老舗企業。あられ造りの伝統を活かし、あられの中でも世代にかかわらず親しまれている「柿の種」で、新しい商品ライン「かきたね」を開発。専門店「かきたねキッチン」にて販売している。店頭には数種類のかきたねフレーバーが用意され、好きな味を選んで好きなミックスでカップに詰める、新しい計量販売スタイルとなる。各フレーバーから自由にチョイス&ミックスできる「ねこびん」(約350g)は1,050円、「計量カップ」(約80g)は263円。12種類のフレーバーがカラフルな袋に入ったロングバッグ(約120g)が、ひとつ368円。かきたねとナッツが入った「キューブ」全9種類(60~70g)は、ひとつ368円。3個詰ボックス1,103円、6個詰ボックス2,205円、9個詰ボックス3,308円。岡山高島屋(岡山県岡山市北区本町6番40号)へは11月14日~20日、地下1階菓子売場ウィークリーでの出店となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日長崎県西海市で25日、イベント「第3回西海大鍋まつり」が開催される。3回目の開催となる今年も、同市の特産物をはじめとした大鍋のほか、各種の大鍋料理が集結する。昨年に続き、今年の大鍋料理もフランス料理界の重鎮である上柿元勝シェフがプロデュース。メイン食材である「西海産の長崎和牛」を、同シェフがどのような大鍋料理に仕上げるのかも見どころのひとつとなっている。また、「伊勢海老鍋」(崎戸町の伊勢海老)や「ゑべす蛸飯」(大瀬戸町のゑべす蛸)など、地元の特産品をふんだんに使った大鍋料理も登場。同市と姉妹交流都市である宮崎県西都市の「マンショ鍋”イタリア風”」や、同市と交流の深い山形県村山市の「芋煮」も堪能できる。開催日は11月25日。場所は、旧長崎オランダ村周辺(長崎県西海市西彼町喰場郷1150)。ステージイベントは9時30分から。「うず潮交流阿波踊り」「琉球國祭り太鼓」「ケアレンジャーショー」など各種ステージイベント後、15時より宝もちまきを行う。上柿シェフプロデュースの大鍋料理は3,000杯、「伊勢海老鍋」「ゑべす蛸飯」「マンショ鍋”イタリア風”」「芋煮」は計2,000杯、合計5,000杯を用意。各1杯300円で、当日11時から配布開始。その他、詳細は西海市観光協会ホームページ「さいかいシティ.ねっと」で確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日おせんべい『雪の宿』や柿の種などの米菓を製造・販売する三幸製菓株式会社が、子供たちの一生懸命な姿に思わずにんまりしてしまうCM「おつかいチャレンジ」の第3弾をリリースした。今回の新CMでは2人の子供が三幸製菓のおせんべい、柿の種のおつかいに挑戦しており、ハーフの男の子シン君(4歳)が登場する「シン、雪の宿にチャレンジ」篇は9月29日(土)から、アメリカ人の女の子ジョセリンちゃん(4歳)が登場する「ジョセリン、三幸の柿の種にチャレンジ」篇は11月20日(火)より、関東、関西、名古屋、静岡、新潟地区で放送を開始する。国際色豊かなCMになっている。新CM「おつかいチャレンジ」の撮影は、古き良き日本の街並みが残る千葉県香取市で行われ、子供たちが走る町並みを懐かしく思える人も多いのではないだろうか。「シン、雪の宿にチャレンジ」篇ではシン君がおせんべい「三幸の雪の宿」のおつかいにチャレンジ。「ごめんなすって~」を連呼して、元気いっぱいにお店のおじいちゃんに声をかけることが出来たものの、「おせんべい、ウリアゲナンバーワン下さいな!」が、なかなか通じず、もどかしそうに全身を使って一生懸命伝えようとする姿は思わず笑みがこぼれてしまう。「ジョセリン、三幸の柿の種にチャレンジ」篇はジョセリンちゃんが「三幸の柿の種」のおつかいにチャレンジ。お店へ向かう途中、習いたての日本語「ごめんなっすって~」を何度も繰り返し、頭に刻み込むように連呼しながら香取市の街並みを元気いっぱいに駆け抜けていく。しかし、駄菓子屋のおばあちゃんは、外国語訛りのジョセリンちゃんの言葉が斬新過ぎるのか、少し耳が遠いせいなのか、ジョセリンちゃんが言う「マツケンの柿の種」を「まつげ?」と聞き間違わられ、なかなか話が伝わらない。ジョセリンちゃんはくじけずに何度も伝えようとするものの、最後には少々キレ気味に。そのしかめっ面の表情もとってもキュート!また、おなじみの「一個でもニコニコ三幸の柿の種♪」の歌が流れるときに出てくる「三幸の柿の種」に載っている、松平健さんのりりしい表情のパッケージにも注目したい。そしておせんべいを無事ゲットできた後の、2人のまぶしい笑顔は必見!撮影秘話として、シンくんは、撮影中に「ジュースを飲みたい!」と言って、お母さんに怒られたりしながらも男の子らしい元気いっぱいの演技を見せてくれた。ジョセリンちゃんは、まだ日本語にあまり慣れていない状況での撮影となったが、監督からの身振り手振りを使った指導やお母さんから、表情や仕草のアドバイスなどもあり、とってもチャーミングな演技となった。80年代の司会者のイメージで、ノリノリでMCを務める松平健さんにも注目したい。なお、新CMは9月28日(金)よりWebにて先行公開を始めている。三幸製菓のホームページではQUOカード2,000円分や、新潟県に本社のある三幸製菓にちなんだ新潟産コシヒカリのプレゼントなど、豪華懸賞情報も満載なのでCMとともに要チェック!三幸のおつかいチャレンジ 公式サイト
2012年10月01日演劇界を牽引するふたりの怪優、生瀬勝久と古田新太が、“本気の劇団”立ち上げに挑んだドキュメンタリードラマ『勝・新(KATSUARA)』(現在WOWOWでシーズン2の第2回まで放送)。その最終回公開収録が、8月27日、東京・CBGKシブゲキ!!にて行われ、出演者の生瀬、古田、オーディションを勝ち抜いた12名の劇団員が囲み取材に応じた。シーズン2に入り、劇団として本格的なスタートを切った「勝・新」。旗揚げ公演としてふたりは、劇団名にちなみ、“勝新(かつしん)”こと勝新太郎の代表作『悪名』に挑戦すると決めた。本作は1961年から上映された人気任侠映画シリーズで、劇団「勝・新」ではその第1作を中心にしたダイジェスト版を上演する。演出を手がけるのは生瀬。「相手とちゃんと会話して」「起きている事象への芝居をしっかり」など、生瀬は舞台で演じる上での意識を若い劇団員たちに叩き込んでいく。そんな生瀬の演出に対し古田は、「非常に分かりやすい。ご本人も役者さんだから、その人が今どういう気持ちになっているのか細かく説明してくれます」と厚い信頼を寄せる。勝新太郎の当たり役、河内の暴れ者・八尾の朝吉に挑むのは古田。自身「オイラなりの朝吉を」と語る古田の芝居は、演出の生瀬から見ても「素晴らしい。やっぱり舞台での古田くんはピカ一です」と言わしめるほど。また時に古田は、劇団員たちのために手本を見せることも。そんな古田の芝居を見て、「完全にインプットしました!」と息巻くのは劇団員のイマニヤスヒサ。だがイマニの芝居を見た生瀬から、「全然出来てないじゃん!(笑)」とストップがかかると、スタッフや共演者からは爆笑が巻き起こっていた。また、WOWOW放送の『勝・新(KATSUARA)』では毎回豪華なゲストも話題で、シーズン1では伊勢谷友介、吉高由里子、藤原竜也などが登場。最終回にはなんとあの長澤まさみが出演しており、劇団「勝・新」の旗揚げを大いに盛り上げる。生瀬が「大人のバラエティって感覚で始まった番組ですが、みんなと稽古をしている今、真面目な気持ちでこの12人と向き合っていると自負しております」と語ると、その横では古田が力強く頷く。若い才能に触れ、舞台への思いを新たにしたふたり。今後、生瀬はケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出の『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹』(12月より東京・シアターコクーンにて上演)に、古田は自身が所属する劇団☆新感線の新作、SHINKANSEN☆RX『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』(12月より東京・東急シアターオーブにて上演)への出演が決まっている。映像から舞台へと、怪優ふたりの快進撃はまだまだ止まることを知らなそうだ。取材・文:野上瑠美子
2012年08月28日酒造会社で機能性食品の研究・開発を手掛ける中野BCは23日、悪玉コレステロールを減少させるという熟す前の「青柿」の粉末を食品やサプリに使う業務用商材として発売した。同社は柿の中でも、特に未成熟な「青柿」に着目。2007年から、同社のリサーチセンター「食品科学研究所」と岐阜県生物工学研究所、(独)食品総合研究所と共同で機能性等の研究を進め、2009年に青柿に含まれる「タンニン」が、善玉コレステロール(HDL)を減らさずに、動脈硬化などを進行させる悪玉コレステロール(LDL)を減少させる効果を発見した。さらに2008年には、特許出願中の独自技術を考案し、青柿を「無味」の粉末にすることに成功。無味の粉末にしたことで、応用範囲が広がり、菓子などの食品やサプリメント等の商品化を検討することとなった。商品名は「パーシモンパウダー」で、これは柿の木や実を意味するパーシモンという英単語が由来とのこと。価格は100g 1,650円(送料別)、1kg 1万5,000円(送料込)。年間300kgの売り上げを目指すという。また同社は発売を前に、青柿の粉末を使用したスイーツの共同開発を高知県の菓子工房「コンセルト」に依頼。4月から「柿フィナンシェ」「柿と酒粕のサブレ」「わらび餅」の3商品を試験販売しており、健康になれる“機能性スイーツ”として、評判は上々だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日2009年に劇団四季を退団後、昨年から俳優活動を再開した柿澤勇人。退団後初の舞台となった2011年秋の『スリル・ミー』では、ニーチェの超人思想に傾倒して“私”(松下洸平)を支配しようとする“彼”を見事に演じきり、話題となった。以降、映画『カイジ2』や連続ドラマ『ピースボート』など、映像作品にも進出。舞台での美しく伸びのある歌声はもちろん、線の太さの中に繊細さも垣間見せる独自の存在感で印象を残している。今年は5月に村上春樹原作、蜷川幸雄演出の『海辺のカフカ』、7月には栗山民也が演出を続投する『スリル・ミー』の再演と、日本を代表する演出家との仕事が続く。柿澤勇人関連のチケット情報柿澤に『海辺~』への出演について尋ねると、せきを切ったように作品への思いを語ってくれた。「僕の演じる“カラス”は、柳楽優弥さん扮する“カフカ”の分身のような存在……なんですが、中学生の頃から村上さんの小説を好きで読んでいた自分にとっては、色々とイメージを膨らませられる存在でもあります。誰の心の中にもいる“もうひとりの私”だったり、内面に抱える“銃のトリガー”や、あるいは解離性障害の比喩なのかもしれない、とか。蜷川さんにはあまり考え過ぎるなと言われているので、結局は稽古場に委ねることになりそうなんですが(笑)。蜷川さんの稽古場にはもう何度も見学に行っているんですけど、見ているだけで楽しい。だから『海辺~』の稽古に入る日が待ち遠しいです」。一方の『スリル・ミー』は、1920年代の伝説的犯罪を元にしたミュージカル。“彼”と“私”の同性愛的関係が招いた事件を描いたサスペンスで、2005年のオフ・ブロードウェイ初演以来、各国でロングランが続いている。7月の公演では、柿澤と松下ペアを含む4組のキャストでの上演。「実は初め、“彼”の気持ちが全く分からなかったんですよ。“私”に対する酷い振る舞いも、なんだコイツ!と思っちゃって(笑)。でも初演を終えた今は、“彼”は本当は寂しくて愛されたかった人なんだと分かってきて。もしかしたら人は、寂しさからこういう行動をしてしまうのかもしれないと思うようになりました。この作品はふたり芝居だし、舞台の上には椅子と階段だけ。栗山さんからも余計なことはしないでと伝えられていて、僕と松下くんはヘンに肉付けとかをしないで舞台に立っています。本当に、役者同士で作る舞台だなって実感していますね」。インタビューの間、真剣に考え込んだり楽しそうに笑ったりと、飾らない表情を見せてくれた柿澤。奇しくも両演出家が放った“素のままで”という言葉は、そんな柿澤の魅力を端的に伝えているようにも思える。まさに、この2作品から始まる彼の変遷。見逃す手はないだろう。『海辺のカフカ』は5月3日(木・祝)から20日(日)まで彩の国さいたま芸術劇場、6月21日(木)から24日(日)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて上演。ミュージカル『スリル・ミー』は7月15日(日)から29日(日)まで東京・天王洲銀河劇場、8月に大阪にて上演する。取材・文佐藤さくら
2012年04月06日菓子メーカーのキャッチフレーズでよく見かける「後を引く味」。「あなたにとって後を引く味ってなんですか?」と周辺に聞いてみたところ、柿ピーやポテトチップス、もやしのナムル、某鉄板焼き店のポテトサラダ、マカロンなどの意見が集まりました。そういわれると、どれもこれも後を引く味のように感じられるような……。塩辛いもの、甘いもの、人によって「後を引く味」はさまざま。ん?そもそも後を引く味の正体ってなんなの?豊かな「味の世界」を提案するコンサルティング会社「味香り戦略研究所」の方に聞いてみました!――「後を引く味」の正体が知りたいのです。「"後を引く"と感じられる味について、主に2種類考えられます。まず一つ目に、口腔内で味の持続力が高いもの。つまり、口の中で余韻が残りやすい味ですね。苦味やうま味、渋味の3つは舌の細胞に吸着する力が強いため"後を引きやすい味"と言えます」(マーケティングサービス部関係者)お茶の"渋味"がそれに該当しそうです。渋みが口の中で残りやすいからこそ言えるんですね。しかし、私が思う「後を引く味」とは少し違うような?「もう一つは、『また食べたい=やみつき感』のあるもの。また食べたい、と思うことで味の印象が強くインプットされ、後を引いているように感じるわけです。おそらく、今回ご質問されている"後を引く味"は、こちらのことを言っているのではないかと思います」そうそう、それです!あれはなぜなのでしょうか?やっぱり、味の濃いものほどやみつき感が生まれやすいとか?「人間は一定量以上の同じ味を食べ続けていると味覚疲労が起き、飽きてしまう性質があります。しかし、味が分かりやすく変化するものであれば疲労が起きにくく、食べ続けたくなるようなやみつき感が生まれます。たとえば柿の種。これは外側だけが辛い味でコーティングされ、中は空洞。口の中に入れると、初めは辛い味ですがそしゃくしていくうちにでんぷんが発生して味が薄れていきます。さらに、ピーナツの存在によってマイルドな味も交互に楽しめるので、食べ続けたくなる快感が生まれるのです」甘いものばかり食べ続けていると、急にしょっぱいものを食べたくなるのも「味覚疲労」による現象の一つなのだそう。柿の種で辛さを、ピーナツでマイルドな味を交互に楽しめる「柿ピー」は、"やみつき感"の法則に当てはまっているというわけですね。(すごいな、柿ピー)。そのほかに挙げたポテトチップス、某鉄板焼き店のナムルも同じことが言えるのでしょうか?「ポテトチップスは1枚1枚が薄く、そしゃくされることで塩味が薄まります。その味の変化が"やみつき感"の法則に当てはまるのではないかと考えられます。ナムルに関しては一概に言えませんが……(苦笑)。ちなみに、おつまみも『食べ始めたら止まらない』と聞きますが、こちらの場合はアルコールと交互に摂取することで法則にのっとっていると思われます」最後に「後を引く味と感じられやすい食べ物はなんだと思いますか?」とたずねてみたところ、「肉巻きおにぎり」、「ハンバーガー」などの名前を挙げていただきました。確かに、やみつき感がありそうな食べものです。(吉住夏樹/プレスラボ)味香り戦略研究所今回ご協力いただきました!講習会も行っているそうです【関連リンク】白いご飯に最も合うおかずランキング好きなカルビーのポテトチップスの味ランキングお酒を飲んだ後に食べたくなるデザートランキング
2010年04月27日