「子どもの足のにおいが酷い」というのは、スポーツをする子どもの親の困りごとですよね。試合の合間の雑談でも話題が耐えないテーマではないでしょうか。先日サカイクで行ったオンラインミーティングでも大盛り上がりとなったこのテーマ。その後、SNSでも約40%の方が悩んでいることがわかり、自宅でどんな対応をしているかアンケートを行ったところ、たくさんのリアルな声が寄せられました。(アンケートの結果はこちら)みなさんから寄せられた対策が本当に効くのか、五本木クリニックの桑満おさむ院長に医学的な観点からお答えいただきました。(取材・文:小林博子)子どもの足のにおい対策、読者が実践している対策は本当に効果的なのか専門家に聞きましたサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■読者から寄せられたエピソードを専門家がチェックオンラインミーティングでの盛り上がりを経て、サカイクが行ったのは、全国の親御さんへのアンケート。募集期間は短期間だったのにも関わらず、多くの回答が寄せられ、その関心の深さ(悩みの深さとも言えますね......)が伺えました。みなさんが実施している対処法は多種多様。「うちではこうしています」のバリエーションの多さにまずは驚くところです。すべてではありませんが、1つ1つご紹介すると共に、それがどれくらい効果的かを理由と共に解説していただきました。読者の皆さんが実践している「足のにおい対策」はこちら■練習終了後~帰宅までの対策編【濡れタオル、除菌シートで足を拭く】★練習後は足拭きシートで足を拭いて、デオドラントスプレーをしてから新しい靴下に履き替えてもらい、家に入る前に濡れタオルで足を拭く★除菌シートで足を拭いてデオドラントスプレーをしてから新しい靴下を履く桑満先生の回答「おおむね正しい対策と言えますが、除菌シートではなく、濡れタオルやウエットティッシュなどでもOKです。デオドラントスプレーは、香りでにおいをごまかすタイプのものもあるので選び方が大切。汗を抑える制汗作用や、殺菌効果のあるものが良いと思います。ただしスプレーを噴射する時に、足先はやりすぎると凍傷になる恐れも。足専用のデオドラントクリームを使うのが安心です」サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■帰宅後編【足を洗う①】★帰宅後、すみやかに足をゴシゴシ洗う桑満先生の回答「足を清潔にすることはにおい対策の有効手段なので、こちらもおおむね正解です。ただし乾燥していたり、皮膚が固くなっている足の先は強く洗うと傷がついてしまい、そこからばい菌が繁殖してしまうことも。"ゴシゴシ"とではなく泡でやさしく洗うほうがおすすめです」今回のアンケートで一番多かったのが「帰宅したらお風呂に直行、すぐに足を洗う」という回答です。中には足用のブラシを使って洗うと言う方もいましたが、泡立てた石鹸やボディソープで優しく洗うと良いと教えてくれました。【足を洗う②】★足指の1本1本をかなり丁寧に洗わせている★専用の足洗いマットで入念に洗う桑満先生の回答「最もにおいが強くなるのは足の指の間なので、"足指を1本1本丁寧に洗う"が正解。指と指の間もしっかり洗ってください。なお、足洗いマットは指の間は洗いにくいので、におい対策のために使っているとしたら、それだけでは不十分かもしれません」【足の爪まわり】★爪の間まで洗えるブラシでしっかり2回洗う★足の爪の中をブラシで清潔にする桑満先生の回答「爪の間の泥や汚れはばい菌のエサになりますので、きれいにしておくのはかなり有効です。ただ、ブラシは使わなくても。少し前までは有効とされた手段ですが......。というのも、固いブラシで擦ることで、皮膚の表面に傷がついてしまうかもしれないから。小さな傷から雑菌が繁殖してしまいやすいためです。汚れが目に見えなくても爪の間は垢がたまりやすくにおいのもととなりますので、泡が行き渡るように洗うことは大切です」★爪をこまめに切る桑満先生の回答「爪をこまめに切り、適切な長さをキープしておくことはにおい対策にも良いことです。爪切りは少し奮発して切れ味の良いものを使いましょう。また、爪の形は角があるスクエアカットより、足の指に爪が喰い込みにくいラウンドカットが正解。角が当たって傷ができてしまうのを防ぎましょう」【石鹸にこだわる】★殺菌効果のあるボディソープで足を洗う★足専用の石鹸で帰宅後すぐに洗う★においを分解する成分配合のボディソープで足をブラシで擦って洗う★ボディソープを柿渋タイプに変えたら足のにおいが結構マシになりました桑満先生の回答「足のにおい対策アイテムとしていろいろな石鹸やボディソープがありますが、正直なところ普通の石鹸やボディソープでいいのではと思っています。何を使うかより、どう洗うかに着目を。前述した"泡でやさしく洗う"を実践してみてください」【デオドラント】★皮膚科で処方されたデオドラントジェルを塗っています★市販の足専用のデオドラントクリームを塗ってからソックスを履く桑満先生の回答「意味がないわけではありませんが、足のにおいの元となるのは汗とばい菌なので、制汗と除菌作用があるかどうかを見極めてください。デオドラントの代わりに、後編でもご紹介する"消毒用アルコール"を、足のにおい対策に代用することを私はおすすめしています」【シューズの中に消臭効果のあるアイテムを入れる】★使用後のシューズに10円玉を入れておくようにしたら、シューズを脱いだ後のにおいが軽減された★炭をシューズの中に入れている桑満先生の回答「これはあまり効果的ではなさそうです。10円玉は銅イオンによる消臭効果が、炭は脱臭や蒸れ対策によいとされることから使っているのだと思いますが、どちらも大幅な消臭効果は期待できません。試験管の中レベルでは実証されている効果ですが、子どもの強い足臭にはあまり効かないかと思います」【シューズの乾かし方】★サッカーシューズは消臭スプレーをして玄関外の干すスペースで乾燥させる★オゾン消臭機能のあるシューズドライヤーで乾かす★同じサイズの色違いのシューズ3足をローテーションして同じシューズを何日も履かないようにしている桑満先生の回答「この中で可能であればぜひやってもらいたいのは3つ目の靴を寝かせること。3足とは言わずとも、2足をローテーションするだけでも違います。消臭スプレーは根本となる菌を殺菌する効果があればいいのですが、ただ単ににおいをごまかす程度であれば、すぐに臭うようになってしまうかも。シューズドライヤーを使う場合は、オゾン消臭よりも高温で短時間で乾かすことができるかに着目を」【ソックス】★厚手でふかふかの靴下を履かせる★ソックスは洗濯石鹸で洗う★脱いだ靴下はジップロックで密封して持ち帰らせる桑満先生の回答「厚手でふかふかの靴下は、汗を吸い取ってくれるので良いと思います。また洗濯石鹸を使うのはダメではありませんが、それよりも裏返して洗うことのほうが重要です。汚れや皮脂は肌に面した部分についていますので。ジップロックに入れて持ち帰るのはにおいが漏れないためと、他の洗濯物ににおいや菌をうつさないためどちらも有効かと思います」桑満おさむ 五本木クリニック 院長泌尿器科専門医。1997年に東京都目黒区に一般医療と美容医療の総合クリニックである五本木クリニックを開院。著書に『"意識高い系"がハマる「ニセ医学」が危ない! 』(扶桑社)があるほか、自信のYouTube「桑満おさむちゃんネル」やTwitterなどで、日々情報発信を続けている。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年10月10日洗濯クリップ(所在地:千葉県船橋市、代表:橋本 拓也)は、柿渋仕上げの洗濯クリップハンガーを、2022年4月1日(金)から販売開始いたします。洗濯クリップハンガー洗濯クリップハンガー柿渋 ― 都会にも洗濯クリップハンガー柿渋 ― 田舎にも■木の質感を大事にします柿渋塗装は、従来の洗濯クリップハンガーのオイル仕上げと同様に木に浸透させることで、木の呼吸を止めず、湿度を保ち、木のもつ深い味わい、温もり、質感を損なわずに、きれいに丸棒を強化できる、環境にも体にも優しい塗装です。防腐、防水効果があり、洗濯クリップハンガーの丸棒を長く保ちます。●柿渋色 JAPAN BROWN純国産の広島尾道の柿渋を使用しました。田舎にも都会にも溶け込みます。日光の紫外線や温度により発色が促進されますので、色がより濃くなります。■洗濯クリップ 力がなくても片手でも干せる「ばねが強くて洗濯バサミを開くのが大変」そういった不自由を感じている人に使っていただきたい商品です。洗濯バサミとは形状が全然違うから、最初は戸惑うかもしれません。洗濯クリップは、洗濯バサミのように指の力でつまんで開くのではなくて、指を差し込んで開きます。少しの隙間が作れれば、そこに洗濯物を差し入れるだけです。取り込むときはゆっくり引っ張るだけで取り込めます。滑り込ませるように差し込むだけで干せるので片手でも力がなくても大丈夫。ちゃんと洗濯物を干して取り込むことができます。洗濯クリップの使い方■桃フック 力がなくても片手でも使えます竿にハンガーを吊り下げるためのフックは柔らかいTPUという素材で作成しています。竿に押し当てることでフックが変形して竿をつかんでくれるので力を入れて開く必要はありません。桃フックの使い方■商品概要商品名 : 洗濯クリップハンガー 柿渋仕上げ発売日 : 2022年4月1日(金)サイズ : 約45cm×約33.5cmカラー展開: 柿渋仕上げ、クリア白、黒 の洗濯クリップハンガーも注文をお受けします。価格 : 3,850円(税込)URL : ■洗濯クリップ 概要所在地 : 千葉県船橋市湊町2-4-5-6代表者 : 橋本 拓也事業概要 : 生活雑貨、日用品、介護用品の企画製造販売誰でも家族や仲間に簡単に楽しく貢献できる社会のためのツールや仕組みを提供しています。WEBサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月30日柿の摘果材を再利用ビッググロウス株式会社の展開する柿渋染め繊維製品ブランド「柿っ子ちゃん」がリニューアルしました。リニューアルのポイントは、同社地元の鳥取だけでなく日本中、さらには世界中に製品を届けたいという想いから。ブランド名を「柿っ子ちゃん」から英文表記の「kakikko」に刷新。柿の摘果材を活用することで地球環境への負荷を軽減した点から、「The Sustainable Fabrics」をタグラインに据え、地球にも人にも優しい製品作りをアピールしています。消臭・抗菌効果のある生地をマスクに同社は2015年、廃棄される柿の摘果材の利活用をコンセプトに創業。新型コロナウィルスの流行を受け、柿渋の消臭・抗菌効果のある生地を使用したマスクを開発しました。綿から染める「トップ染め」(実用新案登録第3189464号)により、肌にも優しくニオイが気になりにくい抗菌効果のあるマスクをECサイトにて販売しています。(画像はプレスリリースより)【参考】※柿渋オーガニックコットン染め 「kakikko」販売サイト
2021年09月15日防腐・防虫・防水効果にすぐれた天然塗料「柿渋」。独特の色合いは、青い渋柿を圧搾し、その果汁を発酵・熟成させることで生まれます。その歴史は古く、平安時代が始まり。一級建築士の増井小綾さんも柿渋の魅力にとりつかれた一人。これまで色々な木部に柿渋を塗って、その色合いや変化を試してきました。DIYでできる家の模様替えと注意点などを、事例を交えながら解説してもらいます。■ 柿渋を床に塗ると独特の風合いが。有害物質を吸着して無害化もしてくれる!柿渋は、ややオレンジがかった明るい茶色の液体。木に浸透することで落ち着きが生まれ、時間の経過と共に濃く深まっていきます。和風モダンな空間はもちろん、クラシック、ナチュラルテイストなど、どんなインテリアとも相性は抜群です。無垢の木床に柿渋を塗った例です。木の温かみと独特の風合いが生まれました。1度塗りは色が薄めなので、塗り重ねています。木目をそのままに、塗膜をつくらず浸透するので、木の呼吸も妨げません。柿渋は天然素材なので人体に無害です。さらに、接着剤で貼り合わされた合板や木材防腐剤などから発生する、ホルムアルデヒドを吸着し無害化する効果もあります。アレルギーに敏感な人でも、安心して住まいの内装材に使えます。■ 柿渋はDIYの家具をグレードアップしてくれる!色味は重ね塗りで調節ツーバイフォー用のパイン材でつくった本棚に柿渋を塗りました。DIYの家具をグレードアップさせるのに柿渋は一役買ってくれます。塗装直後は色が薄かったのですが、数か月経つと写真のような色味に変化しました。柿渋の特徴として、空気に触れると酸化して、次第に色が濃くなります。自然塗料のなせるワザです。※塗装の際は、重ね塗りを前提として、薄めに1~2度塗り、数週間後に色合いを見てから、さらに重ね塗りするかを検討してください。重ね塗りは、ホコリを払えば、そのまま上から塗って問題ありません。■ 風呂椅子にも、防水効果もあり耐久性を高めてくれる柿渋を塗装昔の番傘の和紙に柿渋染めが使われたように、柿渋は防水効果もあり耐久性を高めてくれると言われています。そこでわが家では、ヒノキの風呂椅子にも塗装しています。4回程塗り重ねたため、色は濃くなっています。使用後に乾燥を心がけていたとはいえ、7年使い続けられているのは、柿渋の抗菌・防腐効果のおかげとも言えそうです。■ パーゴラ(外構)など直接日光が当たる雨ざらしの場所では不向き柿渋は、基本的には屋内用の塗料で、紫外線に弱く、雨に当たると少しずつ洗い流されてしまいます。ですので、屋外で直射日光がよく当たるパーゴラへの柿渋塗装はおすすめできません。もし、使う場合は、直接日光や雨が当たらない場所で。わが家のパーゴラでは、塗装してしばらくの間は柿渋独特の色合いを楽しめましたが、写真のように1年後には、塗装が跡形もなく失われ、木材表面はグレーに自然風化しました。■ 柿渋はネットでも購入可能。選ぶときはニオイのないタイプを!柿渋は、インターネットで手軽に購入できます。現在売られている柿渋製品の多くは、無臭タイプの柿渋です。もともとは、発酵物独特のニオイがキツイので、なかなか一般人には扱いづらかったのですが、無臭化する製法が確立されて以来、身近な塗料になりました。購入の際は、一応、ニオイの有無を確認しましょう。ニオイの有無で効能に変わりはありません。価格は500mlで1,500円程度です。手頃な価格であるのもうれしいですね。1ℓで大体10㎡程度塗れます。柿渋塗装するときに用意するモノウェス(シャツの端切などでも可)刷毛(広い面積にはコテバケ<写真右端>も便利!)塗料受け皿(イチゴのパックなどでも可)養生テープダンボール・新聞紙等の養生シート柿渋は、刷毛またはウェス(布)を使って塗ります。柿渋は一般に、さらっとして粘りが少ないものが多いので、原液でも非常に塗りやすいです。刷毛で木目方向に1、2度滑らせる感じで、木に浸透させます。ウェスの場合は、布地に柿渋を取り、木に刷り込みます。商品や木材の種類によって、発色や濃さが違ってきます。できれば実際の材料と同じ端材を使って、試し塗りすることをおすすめします。杉の木などは、吸い込みやすい材なので、1回塗りでは薄いと感じるかもしれません。好みの色味にするにあたり、何回塗りがよいのかいくつかパターンを出して試作します。ヒノキ材に1回塗ったものと2回塗りしたものの比較です。こちらは赤みのある杉板に1度塗り(左)したものと、木肌の白い杉板へ1度塗りしたものの比較です。試し塗りでは、塗りやすさも確認できます。ヒノキなどは油分があり、塗料を弾いてムラになりやすい材なので、ゆっくり刷毛を動かし薄塗りを心掛けます。商品によっては、薄めて使った方が刷毛の後が残りにくく、綺麗に仕上がります。刷毛とウェスを併用するのもよいでしょう。そして、余った柿渋ですが、1年以内には使い切るようにしないと、ゼリー状になり使えなくなってしまいます。気温が高くならない暗所で保管します。木材以外にも、布地の染色にも使えるので、ぜひ使い切りましょう!※作業にあたっては服装と床の養生が必要です。手についても水洗いで取れるのですが、衣類やフロアにつくと染まってしまいます。柿渋はさらっとしていて垂れやすいので、厚めの衣類・ダンボール等を用意しましょう。塗料のついた布・紙類は、自然発火の危険がないので、そのままゴミに出して構いません。
2020年07月21日