空手有段者を始めとする格闘家たちをキャストに配したガチンコの空手アクションムービー『ハイキック・ガール!』のDVDが12月23日(水)よりリリースされる。主人公は現役女子高校生!200人ものオーディションの中から選ばれたのは、空手黒帯全国大会で優勝経験を持つ武田梨奈。演技初挑戦となった彼女の動画メッセージおよび空手の実演映像が到着した。演技初挑戦にして、主演を張った武田さん。「演技に対してずっと憧れがありました。アクションは体を動かすので気持ちが入りやすいけど、普通の演技はやっぱり難しかったです。親友役の高橋龍輝くんと公園で話をするシーンがあるんですが、そういう何気ない話をするところが、実は一番難しかったです」とふり返る。アクションシーンに関しても、演技としてやるのと普段の稽古とは勝手が違う部分も…。「相手の顔を蹴るシーンは『どうしよう?』ってすごい不安でした。でも監督は『相手もプロなんだから遠慮するのは失礼だ』っておっしゃってくれて。本番は一発で決めようと思い切ってやりました。体を張ってるのでぜひ見てほしいです」。「アクションも演技も両方こなせる女優になりたい!」と語る武田さん。目標とする人は?と尋ねると「空手やアクションとは関係ないんですが…」と前置きして意外な人物の名を――。「武田鉄矢さんです。元々『3年B組 金八先生』が大好きで、あのドラマを見て女優になりたいって思ったんです」。そして最後に「これまでにない大迫力のアクション映画です。この映画を観て、空手に興味を持ってもらえたら嬉しいです」と力強く語ってくれた。武田さんの動画メッセージ&大迫力の空手の型の実演もお見逃しなく!『ハイキック・ガール!』[DVD]発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント価格:3,990円(税込/通常版)/6,300円(税込/豪華版)発売日:12月23日(水・祝)※2010年3月30日、全米DVDリリース決定!『ハイキック・ガール!』DVD発売記念イベント開催<12月23日(水)>13:00〜秋葉原・石丸電気ソフト本店(8Fホール)16:00〜有楽町・ビックカメラ有楽町店本館1Fピロティ(正面入口)ハイキック実演付き動画メッセージはMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ハイキック・ガール!
2009年12月21日就職氷河期とも言われるこの時代。面接のプレッシャーにも負けない強い心は常に持ち続けていたいものですね。「空手はいいですよ。心が強くなります」と話すのは武田梨奈さん。今年5月に全国公開された映画『ハイキック・ガール!』で主演を務めた現役女子高生(18歳!)の女優さんです。映画は得意技の“高速ハイキック”を武器に大人を次々と打ち負かす痛快なアクションが見もの。強さの秘訣を探るべく、お話を伺いました。―映画のなかだけではなく、実際にも空手黒帯で全日本チャンピオンだとか。どうやったらそんなに強くなれるんですか?「強くないですよ(笑)。こう見えて弱いところもあるんです。映画ではすべての技を本気で当てにいくのですが、相手の俳優さんの顔を蹴るときに遠慮しちゃって監督に怒られたり、アクションレッスンでこれをやってみてと言われて、できなかったりとか、すごく悔しい思いをしたことはありました」―そんなときはどうするんですか?「一人でよくカラオケに行きます。倖田來未さんを歌いまくって発散します。あとは密室でDVDを見て泣く。泣くとスッキリしてまた次のレッスンをがんばれるんです。あとは目標にしているジャッキー・チェンさんのアクションを見てイメージトレーニングをすることもあります。元気がないときは好きなことをするのが一番だと思っているので」―なるほど、気持ちの切り替えが上手ですね。「これまでオーディションを受けて落ちたこともあったのですが、その時にくやしかった気持ちもすべてが経験になって今につながっていると思っています。こうして前向きに考えられるのも、小学生のころから続けている空手で精神や礼儀を学んで、体だけではなく心が鍛えられたからなのかもしれません」―心が強くなるなら、僕も空手をやってみたいですね。「『ハイキック・ガール!』はこれまで空手に興味がなかった方にも楽しんでもらえるような作品になっていると思います。これを見て、たくさんの人が私も空手をやってみたいなと思ってもらえたらうれしいです」―最後になるのですが、例のハイキックを実際に見せてもらえませんか?「いいですよ。でも以前、スタントマンさんと撮影の合間にけり合いをしていてあばらにヒビを入れちゃったことがあって……」―え、いや、見せていただくだけで、僕はあの……わっ!!「寸止めにしときました。映画、ぜひ見てくださいね!」―……ぜ、絶対見ますね、ありがとうございました。平成生まれの新鋭アクション女優・武田梨奈さんが大活躍する映画『ハイキック・ガール!』のDVDは12月23日からセル&レンタルされるとのこと。武田さんのしなやかなけり技を堪能したい方はぜひ手にしてみてはいかがでしょうか。華麗なアクションの中に現代を強い心で乗り越えるためのヒントが見つかるかもしれません。※武田さんの今後の予定はこちら↓■「ハイキック・ガール」DVD発売記念イベント12月23日(水)13:00~秋葉原・石丸電気ソフト本店(8Fホール)16:00~有楽町・ビックカメラ有楽町店本館1Fピロティ(正面入口)■2010年3月30日全米DVDリリース(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】映画『ハイキック・ガール!』オフィシャルサイト5分に1回のアクションシーンで休む間なし!ソニーピクチャーズDVDは通常版と特典映像付きの豪華版(2枚組)がありますTSUTAYAのレンタル料金は全国一律じゃなかった!だそうです、知ってました?
2009年12月15日油断も隙もあったもんじゃない――。こちらがインタビューしているのに、逆質問してくるわ、ユーモアたっぷりに切り返してきたかと思えば、鋭く突っ込んできたり。この日だけで、すでに何件もインタビューを受けているはずなのに、武田真治は楽しそうだ。仕事うんぬん以前に、人との出会いを最大限に楽しみ、自分なりの方法で人間観察をしているような…。映画『今日からヒットマン』は、まさに武田さんと原作漫画との出会いをきっかけに動き出し、彼自身、脚本の段階から参加し、主演だけでなくメインテーマまでも手がけている。果たして彼を突き動かした思いとは?武田さんに話を聞いた。「サラリーマンがかっこ悪いということは、この国全体がかっこ悪いということ」原作は、むとうひろしの手による「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社刊)で連載中のエロあり、アクションありの人気漫画。ひょんなことから伝説のヒットマンの名を継ぐことになったしがない営業マン・十吉の活躍が描かれる。武田さんが映画化に際して何より大切にしてきたのは“サラリーマン”への熱いエールだった。「原作は、暴力描写や性描写が多いのに、嫌悪感なく読み進められる。映画作りを通じて『どうして?』という気持ちをひも解いていって、まず(十吉の)家庭を絶対守るというぶれない気持ちが面白いと感じた。そして何より、サラリーマンが活躍するさまがすごく気持ちいい。普段、かっこ悪い職業のようにしか描かれないサラリーマンが頑張るのが痛快で、人殺しなのに応援したくなっちゃうんですよ」。武田さん自身には、もちろんサラリーマン経験はない。それがなぜそこまでの思い入れを?そんな問いに即座に「サラリーマンがかっこ悪いってことは、この国全体がかっこ悪いってことなんですよ」と答え、こう続ける。「この国の就業者の大半がサラリーマン。サラリーマンになったからといって、牙を抜かれ、去勢されたわけではない。この原作は、主人公を窮地に追い込むことで眠れる野性的、本能的な部分を引き出してるわけです。僕自身の周りを見ても、10年前なら『自分はプロのミュージシャンだ』、『プロスポーツ選手だ』って人がいっぱいいたけど、年齢を重ねて、同世代の多くがいまはサラリーマンになっているんです。地道でも、まっとうに生きると決意した彼らに誇りを持ってほしいという思いはありました」。そんな思いを裏付けるのは、劇中で武田さん演じる十吉の描写。伝説の殺し屋の名を継いだ十吉は、あくまで“サラリーマン”であり、そこで培ったノウハウを駆使してコトに臨むのである。「そうなんです!“昼は営業マン、夜は殺し屋”ではなく、殺しのときもサラリーマンとして行くんです。決して多重人格者ではなく、不器用なくらい一面性しか持ってない。でも、そのサラリーマンという一面性で闇の世界を切り抜けていくってとこに夢があるんですよ」。「関わるなら深く」を意識し始めた30代自身30代半ばを迎え、20代の頃と比べて自らの内面や仕事に対する姿勢に関して変化を感じる部分があるという。「やはり、映画にしろ何にしろ、関わるなら深くということを意識するようになりましたね。今回のメインテーマや脚本への参加もそうですが、責任の度合いは高まるけど、そこを楽しめるようになってきましたね。以前は、そのシーンに見合う派手なこと、面白いことができればいいやって考えていた部分もあったけど、もっと全体的な構造で考えるようになりました。それができなきゃ実際、メインテーマを作ることなんてできないですから」。その言葉通り、映画の見どころと言える激しい暴力描写に関しても、社会を見渡した上での武田さんなりの思いが込められている。「いまの日本で働くってことは、肉体のぶつかり合いよりも頭脳的な部分を占める割合がずっと大きくなってる。だからこそ、逆に格闘技に人気が集まるのかもしれない。結局、生きていく上で“暴力性”ってものから逃れることはできないと思うんです。いわばこの映画では、暴力への立ち向かい方が描かれてる。あくまで間違った一例なんですが(笑)。間違ってるところも含めてエンターテイメントになってると思います」。暴力に関して出たついでに…。本作といい昨年の『子猫の涙』といい、武田さん、血まみれや傷だらけの顔が妙に似合うような…。「顔が整っちゃってるからでしょうか(笑)!」最後も即答&笑顔で決めてくれた。『今日からヒットマン』原作:むとうひろし(日本文芸社刊「週刊漫画ゴラク」連載中)配給:東映ビデオ© 2009「今日からヒットマン」フィルムパートナーズ公式サイト:■関連作品:今日からヒットマン 2009年9月26日より銀座シネパトス、エクスワイジー・シネマズ蘇我、名古屋ピカデリーほか全国にて順次公開© 2009「今日からヒットマン」フィルムパートナーズ
2009年10月02日