■前回のあらすじしろみが反論すると母はさらにしろみに酷い言葉を言い放ちます。あまりの情けなさにしろみは何も言えなくなり、もう2度と母の言いなりにはならないと誓うのでした。就活を再開することに早い人はもうすでに内定を手に入れているし、他の人も最終選考に進んでいたりする。焦りました。仮に勝手にハンコを押して就職したとしてものちに揉めるのは明白なので母に報告するしかありませんでした。母に就職を機に家を出る作戦がばれました…。母が怒らないわけありません。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月17日■前回のあらすじ母があまりにしつこく聞くので電車の中でのことを話したしろみ。すると母はここぞとばかりに「隙を見せたのが悪い」などと言い、しろみがいやらしい服を着ていたから、誘うそぶりを見せたからなどと言ってきました。思わずしろみは反論してしまいます。小学生の頃から母には色々と報告していたのですが、これからは絶対に何も報告してやらないと思いました。私の反抗期がここでやっと遅れてきたのかもしれません。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月16日夫・毒太と子ども3人の家族5人で幸せに暮らしていた瓜田チャリさん。毒太が花屋を経営している中川ゆりと不倫していることを知った瓜田チャリさんでしたが、話し合った結果、再構築で頑張ることに。それから1年後。瓜田チャリさんのお父さんに初期のガンが見つかり、手術したものの危険な状態になってしまい、意識が戻りません。お父さんの手術の日、毒太に家を任せると、家事をしていないどころか子守すらできていませんでした。さらに、瓜田チャリさんのお母さんやお父さんについてありえない発言を繰り返す毒太に不満が溜まる瓜田チャリさん。翌日も仕事終わりにお見舞へ行った瓜田チャリさんは、保育園へ迎えに行って、スーパーに寄ってようやく帰宅すると……?「おかえりー。今日メシ何?」この日も帰りが早かった毒太は、漫画を読みながら瓜田チャリさんの帰宅を待っていました。勝手にメニュー予想をして、はずれるとがっかりする毒太。病院へ行っているから手の込んだ料理はできないと言う瓜田チャリさんに、「前の日に準備したら簡単やん」と平然と言う毒太。さらに……「ていうかお前、病院毎日行くん? 毎日行く意味ある? 意識ないのに」毒太に意識がない=お見舞いは意味がないと言われた瓜田チャリさんは、もう毒太と家族でありたくないと思い始めたのです……。 何度誘っても病院嫌いな毒夫はお見舞いに行かず… 翌朝、瓜田チャリさんはお弁当渡しながら、「今日も病院行くから。仕事早く終われたら、面会一緒に行かない?」と、毒太をお見舞いに誘ってみました。 すると……「えーいやぁ……今行ってもなぁ。意識戻ったら行くかも」と、やはり意識がないとお見舞いは意味がないという考えを変えない毒太。 瓜田チャリさんは、それ以上何も言いませんでした。 もうどうでもいいわ。こんな奴が来たってお父さんも喜ばないし。 瓜田チャリさんが気持ちを切り替え、仕事を頑張っていたところ、急に話しかけられました。 「あの、お母様からお電話です」「え!?」突然のことに驚きが隠せない瓜田チャリさん。 すぐに内線で繋いでもらい、電話に出ると……「お父さん……急に……心臓が止まっちゃった……すぐに来れる?」お母さんにそう言われた瓜田チャリさんは、「わかった……行くよ」涙を浮かべてそう答えるしかありませんでした……。 もともと病院嫌いでお見舞いに行かないと宣言していた毒太なので、意識がないうちはお見舞いに行っても意味がないと言うスタンスを最後まで崩しませんでした。しかし、お父さんが急変し、もう「お見舞いに行きたくない」なんて言える状況ではなくなりました。 やはり何があるかわからない危篤状態なら、会いに行くべきでしたね……。 著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ
2023年07月15日■前回のあらすじなんとか無事に研究授業を済ませたしろみ。帰宅すると、母から昨晩泣いていた理由を聞かれました。母には泣いているところを見られたくなかったのですが…。母がしつこく聞くので仕方なく多分熱でしんどいだけだったのですが…。一通り話を聞いた母は…。そして…。ここぞとばかりに再び、追い打ちをかけるようなセリフを放ってくる母。と責め立てます。たとえ心の中でそう思っていても、どうしてこんなことを口に出して言えるんだろうか…。リクルートスーツがダメなら、私は何を着て就活や実習をすればいいの? 熱で頭が回らないことも相まって私もついに言い返しました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月15日夫・毒太と子ども3人の家族5人で幸せに暮らしていた瓜田チャリさん。毒太が花屋を経営している中川ゆりと不倫していることを知った瓜田チャリさんでしたが、話し合った結果、再構築で頑張ることに。それから1年後。瓜田チャリさんのお父さんに初期のガンが見つかり、手術したものの危険な状態になってしまい、意識が戻りません。病院から深夜に帰宅した瓜田チャリさんは、溜まった家事を片付けて、ほんの少しの睡眠時間をとって毒太のお弁当のために早起きしました。しかし、家事はおろか子守すらできず、自分の準備もしない毒太からミスを指摘され、納得できずモヤモヤする瓜田チャリさん。そんななか、ママ友・たっくんママに「緊急で困ったときはさ、3人うちで預かるよ」とやさしい言葉をかけてもらったのです。さらに、毒太のことを普通じゃないと言われ、瓜田チャリさん自身も「やっぱり」と改めて納得。仕事を終えて危篤状態のお父さんが眠る病院行くと、病室にはすでにお母さんが来ていました。お父さんを励ましてお世話をするお母さんを見て、昨晩毒太に言われた、“お母さんの呪い”や“罰”という言葉を思い出し、瓜田チャリさんは「何も見てないくせに!」と内心怒りが沸くのでした。 父の見舞いに通う妻へ毒夫が文句を言い始め… ヒナコちゃんを保育園へお迎えに行く時間になり、「じゃあね、お父さん。また明日も来るからね」瓜田チャリさんはお父さんへ別れを告げ、病院を後にしました。保育園へ迎えに行って、スーパーに寄ってようやく帰宅すると……。 「おかえりー。今日メシ何?」今日も帰りが早い毒太は、漫画を読みながら瓜田チャリさんの帰宅を待っていました。 「えっ……ブリの照り焼きやけど」帰宅早々にごはんの話をされてイラっとする瓜田チャリさん。 「なんや……ハンバーグな気がしたのに」勝手に予想をしてがっかりする毒太。 「病院行ってんのにさ……ハンバーグ作る余裕ないわ」瓜田チャリさんがそう言うと、「えっ? 前の日に準備して、帰ったら焼くだけにしたら簡単やん」簡単なことなのにわからないの?という表情で平然と言う毒太。 さらに……「ていうかお前、病院毎日行くん? 毎日行く意味ある? 意識ないのに」毒太は悪気なく、意識がない=お見舞いは意味がないと言ってきました。 それを聞いた瓜田チャリさんは、もう毒太と家族でありたくないと思い始めたのです……。 危篤状態の親のお見舞いを拒否し、子どものお迎えもせず、家事を一切手伝わないどころか、文句まで言われたら……腹が立ってしまいますよね。さらに「前日に準備したら簡単」なんて平気で言っていますが、その“前日”は毒太の尻拭いをして睡眠時間が削られ、それどころではありませんでした。さらに、意識がなくても、大切な人なら時間の許す限りお見舞いへ行って顔を見たり、話しかけたり、お世話をしたいと思うのは当然ですよね。やはり、毒太には人の心がないのかもしれません……。 著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ
2023年07月14日■前回のあらすじ母が勝手に第一希望の会社を辞退したことを知ったしろみ。その翌朝は教育実習の集大成の日でしたが、疲れとショックのためか、高熱が出ました。しかし休むという選択肢はなく、薬を飲んで学校へと向かいます。なんとか研究授業へ熱が出てる状態で交通ルール上自転車漕いでいいのか? と思い母に電話してみたのですが、やっぱりだめでした。潔癖症一家の鉄の掟。帰宅後は即お風呂。見られてたんだ…。もう嫌な予感しかしませんでした…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月14日夫・毒太と子ども3人の家族5人で幸せに暮らしていた瓜田チャリさん。毒太が花屋を経営している中川ゆりと不倫していることを知った瓜田チャリさんでしたが、話し合った結果、再構築で頑張ることに。それから1年後。瓜田チャリさんのお父さんに初期のガンが見つかり、お父さんたっての希望で手術をすることに。瓜田チャリさんがお父さんの病院へ行っている間、子どもの面倒すらまともに見ていなかった毒太。そんな毒太は、「お父さんが危険な状態になったのは、お母さんの呪いだ」など、ありえない発言を連発。さらに自分はお見舞いには行かないと断言しつつ、危篤状態なら仕事や家より優先して病院へ会いに行って来い……と言うのですが?子どもとお留守番もろくにできなかった毒太を、瓜田チャリさんはもはや信用できません。翌朝、毒太にお弁当を渡すと、プフッと吹いた後、「お前さ! 俺の靴下、出し忘れてるやん! ミス多すぎ! どうやったら靴下だけ忘れるねん!」と毒太はバカにして笑いながらそう言いました。瓜田チャリさんは毒太へ言い返すことができず、ヒナコちゃんを保育園へ送っていると、たっくんママと遭遇。昨晩のことを打ち明ける瓜田チャリさんに、「緊急で困ったときはさ、3人うちで預かるよ」たっくんママはやさしい言葉をかけてくれたのです。 意識がない父のお見舞いへ駆けつけると…… 「でもさぁ、旦那さん、やっぱいろいろ変だよ。自分の奥さんのお父さんが危篤なのに」「やっぱ……おかしいよね」「うん……普通じゃないと思う」 たっくんママに励まされながら別れた瓜田チャリさん。瓜田チャリさんは仕事をしながら、たっくんママに言われた“夫は普通じゃない”という言葉に「やっぱりそうなのか……」と改めて毒太のことを考えていました。 仕事を終えて危篤状態のお父さんが眠る病院行くと、病室にはすでにお母さんが来ていました。「今日は職場落ち着いてたから早く病院行っておいでって言ってもらったのよ。お父さん……ひとりで寂しいやろなと思って」そう言ってお母さんは、まだ意識が戻らないお父さんの顔を拭き始めました。「しんどいやろうけど、がんばってなー」お父さんを励ましてお世話をするお母さんを見て、毒太……何も見てないくせに!昨晩の毒太の言葉を思い出し、瓜田チャリさんは怒りが湧きました。 自分が好きになって結婚したら、夫の悪い部分は目をつぶってしまいがち。ただ、信頼できるママ友から「旦那さん普通じゃない」と言われた瓜田チャリさんは、少し目が覚め始めているようです。ありえない発言を繰り返す毒太……。意識がなくても献身的に夫を支えようとするお母さんの姿を見せたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ
2023年07月13日■前回のあらすじ終電で帰ってきて少しだけ眠ろうとしたしろみを防犯ベルでたたき起こした母。しろみの第一志望の企業に勝手に断りの電話を入れたと伝えるためでした。この家から出ていけると思ったのにまだ内定をもらっていたわけではないのですが、ここに入社できたら頑張れそう…と思っていた企業だったのでとてもショックでした。でもクヨクヨしても選考をこちらから辞退をしてしまった以上どうしようもないと考えた私は、再び布団に潜りました。もう時間か…。あと少しで教育実習も終わりだし頑張らなきゃ…あわてて体温計で測ってみると…3週間の疲れが出たのか、緊張であまり食事を取れなかったからなのか、平熱が低い私にとってはかなり高めの熱。今日は研究授業もあるし…。教育実習の集大成。授業がない先生や校長、担当教科関係なく様々な先生がくる研究授業をこんな最悪なコンディションで迎えることになろうとは。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月13日夫・毒太と子ども3人の家族5人で幸せに暮らしていた瓜田チャリさん。毒太が花屋を経営している中川ゆりと不倫していることを知った瓜田チャリさんでしたが、話し合った結果、再構築で頑張ることに。それから1年後。瓜田チャリさんのお父さんに初期のガンが見つかり、お父さんたっての希望で手術をすることに。子どもたちが家事を手伝うなか漫画を読む毒太。それでも「子どもたちのことは俺に任せろ」という毒太の言葉を信じ、瓜田チャリさんが病院に戻ると、お父さんは危険な状態で手術室から出てきました。心残りはあるものの、深夜に病院から瓜田チャリさんが帰宅すると……ビールを飲んだ毒太はリビングで雑魚寝、次女ちゃんも制服を着たまま眠っていたのです。毒太に次女ちゃんがお風呂に入っているのか問うと、「知らん」と答え、結局子どもの面倒すらまともに見れなかった様子……。さらに毒太は、「お父さんが危険な状態になったのは、お母さんの呪いだ」とありえない発言をしたうえ、お見舞いにも行かないと言うのです……。 睡眠時間が少ないなかで妻が頑張っても毒夫は… 自分は行かないものの、お父さんが危険な状態なら、仕事や家より優先して病院へ会いに行って来い……と言う毒太。 子どもとお留守番もろくにできなかったくせに。 瓜田チャリさんはもはや毒太を信用できません。毒太は家事を一切していないため、食器を洗って、ヒナコちゃんをお風呂に入れて……さらに朝は毒太のお弁当作りもあります。 そして朝6時、毒太にお弁当を渡すと……何故か「プフッ!」と笑う毒太。 「お前さ! 俺の靴下、出し忘れてるやん!」 「あ、作業着とシャツと一緒に靴下も置いたつもりやった」瓜田チャリさんがそう言うと……「いや、ミス多すぎ! どうやったら靴下だけ忘れるねん!」毒太はバカにして笑いながらそう言いました。 それを聞いた瓜田チャリさんは、ぼんやり疑問が湧きました。 これも私のミス……?世の中の夫婦は、夫の靴下は妻が用意するの?子どもたちは自分で制服も荷物も用意してるけど……。 そう思っても、瓜田チャリさんは毒太へ言い返すことができません。 その後、ヒナコちゃんを保育園に送っていると、たっくんママと遭遇しました。そこで瓜田チャリさんはお父さんが危篤状態であることを告白。「数時間毒太に任せたら、もうさ……ははっ……」瓜田チャリさんが昨晩のことを話すと、たっくんママは、何も言わずとも喋る気力がなくなるレベルで酷い有様だったことを察してくれました。 そしてさらに、「ねぇ、緊急で困ったときはさ、3人うちで預かるよ。夕飯冷凍パスタとかになるだろうけどね~」とたっくんママは言ってくれたのです。 靴下を履かせてもらうことはしなくなったものの、服の準備をすべて妻に任せる毒太。瓜田チャリさんの言う通り、子どもが自分で準備をしているのに、なぜ大人の毒太が何の準備もしないのでしょうか……。家事はおろか子守すらできない毒太に笑われたり、バカにされる覚えはありませんよね。そしてそこに現れた救世主のたっくんママ! 実際に頼る、頼らないは別にして、こんな言葉をかけてくれるママ友がいると心強いですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ
2023年07月12日■前回のあらすじ教育実習で終電になったしろみ。電車の中で触られる被害に遭いましたが、以前母から、触られるしろみも気持ち悪いと言われたトラウマがあり、母にバレないよう家についてベッドに入りました。3時間眠れると思っていたのですが突然防犯ベルの音が…夜中にたたき起こされた理由は…教育実習中に受けた第一志望の企業の選考を断ったと言い出す母。母は私の第一志望の選考を電話で辞退したといいました。意味がわかりませんでした。母親だからってやっていいことと悪いことがある…。でも母に内緒で、しかも選考日と実習日が被らないとはいえ 教育実習中に選考に進もうとした私も悪いのでバチが当たったのかもしれません…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月12日■前回のあらすじ門限を過ぎても教育実習の課題に追われていたしろみ。帰宅が遅いと怒る母をなだめ課題を終え、やっとの思いで終電に乗ると、さらなる悲しい出来事が…。防犯ブザーを持っていない…!顔を見ると20代後半から30代前半といったところ…。人の顔ってすぐ忘れるのに何故かこういう気持ち悪い人たちの顔はすごい覚えてるんですよね。いやだいやだ。私が隙を与えたから…?母から傷つくことを言われたエピソードは、高校生編でも書いたのですが、それがあって、トラウマで今回のことは絶対母にバレたくありませんでした。家に帰ると母は寝ていた模様。少し安心しました。次の日も早いからと眠りについたのですが急にすごい音がして何事かと飛び起きました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月11日■前回のあらすじ教育実習が始まると忙しく、気づくと20時になっていました。門限は17時。やっと一息ついてスマホを見ると、母から怒涛の着信が来ていました。結局終電に母からの着歴がえげつないことになっていたので、ひとまず電話をすることに。研究授業の打ち合わせでこの後も残って欲しいと担当教員に言われていたのでまだ帰れないと説明すると…びっくりするくらいブチギレる母、怒りの矛先は私から私を遅くまで引き止めている担当教員へ。結局私が1番初めに提出した授業案に決定。なんとも無駄な時間でした…。疲れ切ってるのに…。嫌なことって続く時はほんと続きますよね。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月10日■前回のあらすじどうしても希望する就職先に行きたかったしろみは、母に内緒で書類選考に応募、無事一次選考へと進めることになりました。教育実習が始まったほんと教員って体力勝負…(私の要領が悪いのかもしれませんが)。ちなみにこの実習先の指導してくださる先生は、周りから『しろみちゃんの指導者大ハズレだね』と言われるくらいの厄介者でした。忙しすぎてスマホを見れる状況ではありませんでした。このころの門限は17時だった私。大幅に時間が遅れていてスマホには母からの鬼のような留守電と通知が…。実習のため遅くなることは伝えているし、まだ研究授業の準備も終わっていないというのに。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月09日■前回のあらすじ母の言う通りの進路に進まされたしろみとは対照的に、希望通り県外の大学に進んだ弟。その姿に羨ましさを抱いていたしろみは、就職先こそは県外にしようと心に決めます。希望する会社の選考が教育実習と重なってる!真面目に教員を目指している方に対しては、本当に申し訳ないのですが…、母は私に教員になってほしいわけでもなく、(帰りが遅い職場は全部嫌がっていた)ただただ教員免許というものを娘に取らせたかっただけ。そのことは私も知っていたので、「教育実習なんて私行く意味あるのかな? 他の人の邪魔になるだけじゃ? そもそも私教師って柄じゃなさすぎる…」と思っていました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月08日■前回のあらすじしろみは母の言う通り家から通える大学で英語を学んだのに対して、弟は希望通り県外の大学に進学することになりました。県外へと進学する弟一方弟はというと…普通だったら少し泣いたりするのですかね?弟は1人になれるのが嬉しいと言わんばかりにすごい笑顔でしたその言葉を聞いて…言われても全く嬉しくない弟からのありがとう…。そしていよいよ就活がスタート!今まで進路は全て母が決めてきたけれど、今度は絶対自分の行きたいところ、しかも県外に行くんだ、とやる気は十分でした!次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月07日■前回のあらすじ母の機嫌がいい時に卒業旅行で夜行バスに乗る許可をもらったしろみですが、前日になり突然母から「許可した覚えはない」と言われ、旅行をキャンセルされてしまいました。母が希望した大学での生活4年間で取らなきゃダメなコマ数というものがあらのですが、パンパンに詰め込みすぎて取れる授業ほとんど全部取ったと思います。日本舞踊の伝統についての授業とか、映画の歴史を学ぶ授業とか、化学の授業など学部に関係のない色んな授業に参加していたので楽しかったのですが、空きコマは夢の存在でした。有言実行、大学は県外に行くという夢を弟は果たしたようでした。弟がいたことにより母の怒りが鎮まったシチュエーションなどがあったので、これから弟がいなくなったらどうなるんだろう、実は弟が県外に行くことを心のどこかでは許していなくてそのストレスが私に向かってきたらどうしよう、とドキドキしていました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月06日■前回のあらすじ結局推薦を受け母の言いなりの大学への進学が決まったしろみ。その頃、未来の夫となるゆうとの出会いがありました。しかし母は恋愛に関して嫌悪感があるため、母に見つからないようにしなくてはなりません。そして卒業シーズン。友だちと卒業旅行を計画していましたが、母が許してくれるとは思えません。母が卒業旅行を許可してくれた!何てグッドタイミング! 私はすかさず母にお願いをしました。思いの外夜行バスの承諾書をもらうことができてびっくりしました。しかし…旅行前日だというのに雲行きが怪しい…。前日なのに…キャンセル!?そして…前日にこんなことが起ころうとは…楽しみだった卒業旅行まで、母の思い付きに振り回されることになったのです。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月05日■前回のあらすじ三者面談で、なんとか県外のA大学に通えるよう母を説得したかったしろみ。しかし、結局先生もしろみも母の圧に負けてしまい、母の思惑通りになってしまい…。ひょんなことから他校に通う旦那に出会い、向こうからアプローチ。「何だこのチャラ男は」と思いつつも、こんな私のこと好きなんてどんな人なんだろうかと思い始めたのが、私たちのざっくりしたなれそめです。彼氏ができたことは喜ばしいのですが一つ問題が…。そして卒業旅行シーズン…。なんとか母を説得する方法はないのでしょうか…?次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月04日■前回のあらすじ高校3年になり県外のA大学に興味を持ったしろみ。しかし、母は家から通えるB大学の推薦の話を進めようとしていました。しろみはなんとかA大学に進みたいのですが…。そして三者面談当日…母に負けないぞと意気込みは十分!センターとは、当時あったセンター試験のことです。母の勢いに担任の先生も押され気味です。やはり母には敵わないのか…、自分の意思が弱すぎるのか…。こんな流されてる人間私以外にいるんでしょうか? 当時の私は自分の意思が表に出せなさすぎて、ふわっとした人間で、担任の先生からも『あんた大丈夫!? クラゲみたいよ! 骨入ってる? もっとピシ! としなさい!』なんて言われていました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月03日■前回のあらすじ家に帰るなり、断末魔のような叫びを聞いたしろみ。見に行くと母が野良猫を餌でおびき寄せて捕まえていたのですが、懐きそうもないのでしろみに猫を逃がさせました。「この人は生き物の命をなんだと思ってるんだろうか」としろみは思います。気になる大学の広報課さんが優しくて優しくて…。知名度もそこそこでいかにも母が好みそうな大学…。進路を決める頃、必ず母は先手を打って自分が希望する学校を決めていました。私だってA大学に行きたい…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月02日■前回のあらすじゴン太が亡くなったと言うのに、冷たい態度をとる母を、しろみは心底軽蔑しました。そして、ゴン太のお葬式が済んだ矢先、家に帰ると断末魔のような悲鳴が。私だって猫触ったことないし、こんなに暴れ狂ってる猫の近くに行くのは怖い…。猫が外に走り出したのを見届けた母は…。へらへら笑っていました。気まぐれに餌をやって、何となく飼ってみたかったからと気分で捕まえて、自分の思っていた反応と違えば手放す。私ももしかしたら私もこの野良猫とおんなじ様な存在なのかな、都合が悪ければ怒鳴り叩き、私が必要な時はこの時みたいに少し頼って…なんてこの時は思ったりもしました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月01日■前回のあらすじ普段より遅く目覚めたしろみがゴン太のいる部屋に行くと、ゴン太は動かなくなっていました。そんなゴン太を見た母は「あらまあ」と言っただけでした。 無事ゴン太の火葬が済んだ矢先、家に帰ると断末魔のようなすごい声が聞こえました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月30日■前回のあらすじ1人でゴン太の介護を続けて1年。ある日突然ゴン太が立ち上がり、台車ナシで散歩に行けました。その晩、1年ぶりにゴン太は夜中吠えることもありませんでした。何だか嫌な予感…急いで下に降りました。包まれたゴン太をみて弟はすぐに走って母を呼びに行きました。母からの言葉はこの一言だけでした。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月29日■前回のあらすじ愛犬ゴン太の脳に腫瘍ができたが、母は手術させることを拒否。しろみは毎日学校の後掃除をし、自作の台車でゴン太を散歩に連れていきました。しろみがゴン太に「あまり一緒に散歩に行けなくてゴメン」と言っているのを聞いた母は、自分への当てつけかと思ってキレるのでした。そんな母を見て何て心が乏しい人なんだろうと思いました。そして私って結局何にもできないんだと思いました。ある夜ゴン太がスクッとたちあがりました。立ち上がれる気配もなかったのに突然立ち上がって、びっくりしたと同時にすごく嬉しかったのを覚えています。後から聞いた話によると体重が落ちた分体が軽くなり立ち上がれたとのこと。台車ももう必要なくなり、補助ベルトで元気よく歩いているゴン太を見て近所の人も「新しい犬を飼ったのか?」とめちゃくちゃ驚いていました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月28日■前回のあらすじ塾の先生に触られたしろみでしたが、母の影響で被害にあうのは自分が悪いのだと思ってしまいました。高2になったころハスキー犬のゴン太の調子が悪くなりました。母は渋りましたが、弟からも説得して病院に連れていくことに。脳腫瘍ができていたお散歩に連れて行けないのでペットシッターも解約。散歩がなくなった代わりに、家に帰るとゴン太のお下の世話をする毎日が始まりました。母はゴン太を少し離れた部屋に匂いが来ないように閉じ込めていました。ちなみにシッターさんは外の散歩だから頼んでいましたが、他人が家に入るのが嫌な潔癖症の母は介護を頼むのは論外と考えていました。当時セカンドオピニオンという言葉は知りませんでしたが、他の病院なら手術できる先生がいるのではと思い、母に他の病院にも行こうと言いました。でも『田舎の病院なんてどこも一緒だ』と言い取り合ってくれませんでした。お小遣いをもらっていない私は、どうしても困った時近所に住む祖父母に頼ることもあったのですが、祖父母は相談もなしに私の母がゴン太を飼ったことをよく思っていないようでした。そのため、祖父母の前ではゴン太のことは触れてはいけないという暗黙のルールがありました。それゆえ情けないことに、私は祖父母にゴン太のことについて助けを求めることができませんでした。祖父母からいつも資金援助を受けていた母も、手術となった場合、高額な医療費を祖父母から出してもらえる可能性が低いから、ゴン太の手術を渋っていたのかもしれません。この頃のことを思い出すともっと何かできたのではととても心が痛みます…。台車に載せて毎日散歩大型犬なのでのっけられる台車がなく、近所の人と一緒に手作りの台車を作りました。歩いている気分になっているのか尻尾を振って足を動かすゴン太。私も試験や進学クラスの補習授業などがあり、毎日つきっきりでゴン太に構ってあげられるわけではありませんでした。もっと何かできたことがあったのかなと今でも思い返してしまいます。自分から飼いたいといいだし飼い始めたゴン太。そして専業主婦で家にいるのに世話は少しもしない。そんな多少の後ろめたさを母も感じているのか、こんな些細な私の発言に母はいちいち突っかかっていました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月27日■前回のあらすじとっさに防犯ブザーを鳴らして講師から逃げたしろみ。塾長に触られたことを話したものの、「彼はクビにするから。もう帰っていい」と言われただけでした。先生はバイトをクビになって終わり幸いまだ体験入学だったので母も案外さらりとやめさせてくれました。そしてあの大学生先生はというと…。バイトなのでクビになってはい終わり。履歴書にも何も残らないのが悔しいですよね…。何かしらのペナルティがあればいいのに、そして就活とかで不利になればいいのに、と当時の私はめちゃくちゃ根に持っていました。ゴン太の足の調子が悪くなっていたこんな時は弟に頼るのが1番。母も弟の意見なら聞き入れてくれるからです。ハスキー犬の寿命は12~13くらいと言われているらしく、ゴン太はおじいちゃんですがまだ平均寿命には達していない。なのにこんなにも突然ヨボヨボしてしまうなんて…。病院に連れていくと、獣医さんから厳しい現実が突きつけられました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月26日■前回のあらすじ塾に通いだしたしろみ。その日、問題で躓いていると大学生の男性の先生が見に来てくれたのですが、距離がやたら近いのが気になりました。さらに手を握ってきて、しろみは恐怖で固まりました。どうしよう…その時思い出したのはついに腰にまで手を回してきた先生。怖くてパニックで、声を出したくても出せませんでした。夢の中で何かから追われていてもっと早く走りたいのに足が重いとか、空飛びたいのに全然飛べない、意味がないくらいの低空飛行…。そんな感覚とすごく似ていました。脳は命令しているのに体が動いてくれない感覚…。そんな時防犯ベルを持っていたことを思い出し思い切り鳴らしました。小学校のころ『不審者を目の前にすると声が大きく出なかったりするからその時は防犯ベルを鳴らすんだよ! 恥ずかしいことではないから思い切り鳴らせ!!』と言っていたのを思い出し、本当にその通りだなと思いました。先生はその場から逃げ出した!この時なぜか急に冷静に塾長に報告しなきゃとすぐ塾長の元へ行きました。大学生を呼んで謝罪させるくらいはしてくれると正直思っていました…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月25日■前回のあらすじ電車の中で触られることを母に相談すると、母は心配するどころか、「触られるような雰囲気を出すあなたも気持ち悪い」などと言いさらにしろみを傷つけるのでした。塾の先生が…私はこの時試験前の1カ月間、お試し入学のような形でとある塾に通っていました。個別指導塾での出来ごとです。相手は大学生のアルバイトの先生。今まで女の人の先生ばかりだったので安心していたのですが、初めての男性の先生。当時悩んでいた真っ最中だった私は、何かあったらどうしようと冷や汗をかいていました。そしてその嫌な予感は的中したのです…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月24日■前回のあらすじ通学中に触られることに悩んでいたしろみ。思い切って母に相談することに。いつものように薄い反応しか返ってこないだろうと思っていたのですが、意外にも母は「気持ち悪い」と言うのでした。「どうしたらいい?」と聞く間もなく…たくさんの乗客の中から選ばれてるんでしょ? だとしたら貴方にもいけない部分があるってことなのよ。そう話す母をただ呆然と見つめていました。しかし、嫌なことは立て続けに続きます。母に相談したことを猛烈に後悔しました。そして私って気持ち悪いんだ…ショックを受けました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月23日■前回のあらすじ高校を卒業したら家を出ていくと言う弟。しろみも初めて、自分も出て行った方がいいのかもと思うのでした。電車通学中に…私が乗ってた電車は20分間ノンストップ、しかも満員電車なので片足で立ち続けたり体が半分浮いた状態だったり身動きはほぼ取れない状態でした。最初は鞄が当たっているのかなと思ったのですが、明らかに人の手でお尻を触っていることがわかるほど堂々と揉まれました。残念ながら後ろ姿しかわかりませんでした。捕まったらやばいと思ったのか、すごいスピードで電車から降りて人混みに消えて行きました…。思い切って相談をしてみました。どうせいつもの調子でふーんあっそ、で終わるかなと思っていたのですが、母からは意外な反応が返ってきました…!それにしても、犯人はどんな教育を受けてきたのでしょう。こんなくだらないことで心を痛めていたなんて、馬鹿らしいったらありゃしないと改めて何だか腹が立ってきました!次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月22日