普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。【前回のあらすじ】医師から「子宮頸がんの一歩手前です」と告知され、子宮頸部円錐切除手術(子宮頸部をレーザーや高周波メスなどで円錐状に切り取る手術)を受けた津島さん。手術は無事に成功し、津島さんは病院で一晩過ごしたのち、翌日に退院。術後二週間が経過したころ、手術時に採取した患部組織の検査結果が判明。果たして結果は……? 定期検診の重要さ ※「CIN3」=子宮頸部上皮内腫瘍の分類のうち、高度異形成・上皮内がんの段階。CINは子宮頸がんの前段階の病変とされている。 術後二週間後に出た検査結果は、手術前と同じ「CIN3」。子宮頸がんになる手前の、子宮頸部高度異形成と呼ばれる段階でした。 医師によると、病変部分はすべて切除できたので、再手術は必要ないとのこと。 このとき、津島さんが最初に近所の病院で子宮頸がん検診を受けてから、およそ三カ月が経過していました。今後も定期検診は必要になるものの、三カ月ぶりにようやく安心できた津島さんでした。 本作の著者である津島つしまさんが読者に最も伝えたかったのは、 「自分でも気づかないうちに、がんになってしまうケースもあるかもしれない。そうならないためにも、定期検診はとても重要。自覚症状がなかったとしても、定期的に検査は受けておくべき」というメッセージです。 著者の実体験をもって、定期検診の大切さを教えてくれる作品でした。 監修/助産師 REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年09月08日普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。【前回のあらすじ】医師から「子宮頸がんの一歩手前です」と告知された津島さんは、手術を受けることに。津島さんが受ける手術は「子宮頸部円錐切除手術」と呼ばれ、子宮頸部をレーザーや高周波メスなどで円錐状に切り取るもの。無事に手術を終えた津島さんは、病院で一晩過ごして翌日に退院。病院には、パートナーのわふちゃんとお母さんが迎えにきてくれて……。 退院後の生活で地味に大変だったこと 退院後、「ちょびっと切っただけなのに、意外としんどいものだなあ」と、ぐったりする津島さん。 実際、子宮頸部の円錐切除手術はとても大変なものなのですが、津島さんからすれば、「子宮を全摘出するわけじゃなく一部を切除するだけだから、治りも早いしすぐ動けるようになるでしょ」と考えていたのかもしれません。 とはいえ、津島さんが思っていた以上に、体はダメージを負っていたようです。 術後の津島さんの生活はというと、まず退院して3日間くらいはひたすら眠く、寝てばかりいたのだとか。体が本能的に休息を求めていたのかもしれませんね。 また、基本的に安静が必要で、体に負担がかかる行動はすべてNG。津島さんができない代わりに、パートナーのわふちゃんが率先して家事をこなしてくれました。 ちなみに、子宮頸部の円錐切除手術を受けたあとは、しばらく出血が続きます。手術方法や個人差によっても変わりますが、長いと数週間ほど出血が続くケースもあるそうです。 腟式手術の場合は、腟内の傷が完全に治るまで、タンポンの使用は避けなければなりません。つまり、術後の出血が続くうちはナプキンを着け続けなければならないのです。津島さんの言う通り、数週間もナプキンを着け続けることを想像すると、かなり嫌な気分になりますね……。 監修/助産師 REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年09月06日普段はパートナーと2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。【前回のあらすじ】病院で精密検査を受けた結果、「子宮頸部高度異形成」、つまり、子宮頸がんになる一歩手前の状態だと判明した津島さん。医師の判断により、がん化してしまう前に手術を受けることに。そして、いよいよ手術当日。手術台に乗せられて静脈麻酔をされた津島さんは、一瞬で意識が遠のき、気がついたら手術が終わっていて……。 何かに似てるな 切り取った患部を見た津島さんのパートナーは、「なんだかこれ……焦げたホルモンみたいだな」と思ったそうです。 ちなみに、津島さんが受けた手術は「子宮頸部円錐切除手術」と呼ばれ、子宮頸部をレーザーや高周波メスなどで円錐状に切り取るもの。 手術で切除した部分は、このあと病理検査(顕微鏡で調べる検査)に回され、もしがん細胞が見つかったら、再手術が必要になるそうです。 現在は、開腹手術ではなく、腹腔鏡手術(へそからカメラを挿入し、腹部に数カ所の穴をあけておこなう手術)や、津島さんが受けた腟式手術(腟から子宮や子宮頸部の病変を切除して摘出する手術)など、傷が小さく済む手術方法が開発されたことで、開腹手術を受けた方に比べて、手術の翌日からスムーズに歩けたり、入院日数が少なくなったりする方も多いのだそうです。 手術の翌日に退院した津島さんも、「ちょっと切っただけだしヨユー!」と思ったのですが……。いざ歩いてみると、思った以上に体がダメージを負っていたのか歩くのが難しく、結局、パートナー・わふちゃんの助けを借りて車椅子で移動することに。 早く回復するためにも、手術後の無理は禁物ですね。 監修/助産師 REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年09月03日普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。【前回のあらすじ】大きな病院で精密検査を受けた結果、「子宮頸部高度異形成(子宮頸がんになる一歩手前)」だと判明した津島さん。担当医の判断により、子宮頸部円錐切除手術(子宮頸部を円錐形に切除する手術)を受けることに。そして、いよいよ手術当日を迎え……。 手術はどうなったの!? 頭がふわふわっとしたのを最後に、意識を失った津島さん。 しばらく経ったあと、「津島さーん!!」と呼びかけてくる看護師さんの声で目を覚ますと……。 看護師さんに「手術は終わりましたよ!」と告げられ、「麻酔ってすげー! 寝てる間に手術が終わった」と、人生で初めて体験した麻酔の効果に感動する津島さん。 確かに、大きな手術で使われる麻酔の効果は強いって言いますよね。 ちなみに、このとき「めっちゃトイレ行きたい……すぐ歩けるようになるかな?」と心配していた津島さんですが、術後わりとすぐにトイレに行く許可をもらえて、自分で歩いてトイレまで行ったそうです。 監修/助産師REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年08月26日普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。【前回のあらすじ】精密検査の結果、「子宮頸部高度異形成(子宮頸がんになる一歩手前)」だと判明した津島さん。子宮頸部円錐切除手術(子宮頸部を円錐形に切除する手術)を受けることに。いよいよ手術当日になり……。 いよいよ手術当日! この日は、入院してそのまま同じ日に手術。 病院に到着すると、まずは入院手続きから。その後は担当医の診察を受けて、病室に移動して……と、早い時間から手術に向けた準備が着々と進んでいきました。 ちなみに、このときは新型コロナウイルスの影響で、家族でも病棟に入ることを許可されなかったそうです。 つまり、お見舞いもNG。退院するまでひとりきりとは、なかなかさみしいですね。 その後は手術着に着替えて、腕に点滴を刺していざ手術室へ! 手術前なのにまったくプレッシャーを感じなかった津島さんは、初めての体験に「本物の手術室だ! すげー!」と感動する心の余裕すらあったそうです。 監修/助産師REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年08月25日普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。【前回のあらすじ】子宮頸がん検診で異常が見つかり、大きな病院で精密検査を受けた津島さん。その結果、「子宮頸がんの一歩手前(子宮頸部高度異形成)です」と、医師から宣告されてしまいました。そして約2週間後に、子宮頸部円錐切除手術(子宮頸部を円錐形に切除する手術)を受けることになり……。 「早く言ってよ!」まさかの手術延期!? 手術予定日の約1週間前になって、医師に「低用量ピルを飲んでいる方は、手術の際に出血が止まらなくなる恐れがあるので、1カ月ほど服用を中止していただくことになります」と言われ、手術が1カ月延期になってしまった津島さん。 患者側からすると、できれば早く手術を受けて健康な体を手に入れたいですよね。1カ月も延期になるのは精神的につらそうです……! 手術前に、絶食・絶飲の説明を受けた津島さん。 その際に、「紅茶はだめ、お茶(緑茶)ならいい」と看護師さんに言われたらしく、津島さんは「お茶の定義ってなんですか?」と疑問を抱いたそうです。 あくまで推測ですが、手術前の絶飲については、「砂糖の入った物」や「ミルクの入った物」はNGとされています。そのことから、紅茶は砂糖やミルクを入れて飲んでしまう可能性があると考え、看護師さんは「紅茶はだめです」と言ったのかもしれませんね。 監修/助産師REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年08月24日普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。【前回のあらすじ】子宮頸がん検診で異常が見つかった津島さんは、後日、精密検査を受けることに。精密検査の結果、「がんの一歩手前、あるいは大人しいがん」であることが判明。その際、医師に「手術となりますが子宮は残せます。まだお若いですし、お子さん欲しいですよね?」と聞かれたのですが、津島さんとパートナーは「いいえ、欲しくないです」と回答。その理由は……。 「ちょっと待ってください」混乱する医師 子どもを望んでいない理由について津島さんが説明すると、 「えっ!? 津島さんは女性ですよね? 男性と女性どちらが好きなんですか?」と、突然の話に頭が混乱してしまった様子の医師。 話しながら医師がパソコンに何かを打ち込んでいたそうですが、患者のそういった情報もカルテに入力するものなのでしょうか……? この日は、診察を終えたあとにいろいろな検査を受けて帰宅。 医師の判断により、2週間後の手術では悪い部分だけを切除することになりました。 監修/助産師REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年08月23日普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。【前回のあらすじ】近所の婦人科で子宮頸がん検診を受けた、津島つしまさん。医師に「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい、精密検査を受けることになりました。そして、いよいよ精密検査当日ー。 内臓を取られる感覚は「痛い」ではなく「気持ち悪い」 後日、精密検査を受けた津島さん。麻酔なしで組織を摘んで取られるときは、「痛い」ではなく「ウエッ」という、イヤ〜な感じだったのだとか。 精密検査から約2週間後、パートナーと共に病院へ足を運んだ津島さん。 医師からの宣告は「がんの手前、ないしは大人しいがんってところですね」とのこと。 「手術をしても子宮は残せるかと。まだお若いし、お子さん欲しいですよね?」と聞かれたのですが、子どもをつくる予定のない2人は「いいえ、欲しくないです」とキッパリ答えたそうです。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年08月22日普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。 きっかけは子宮頸がん検診だった ※個人の見解を図にしたものです。 近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた、津島つしまさん。 医師に「結果が悪くて……がんの一歩手前です」と言われてしまったのですが……。 なぜか、本人は 「まじすか、やばっ」 と、まるで人ごとのような返事。かなり冷静ですね。 帰宅後、配偶者に「がんの一歩手前だって! 今度精密検査するから!」と、明るいトーンで報告する津島さん。 「ヘラヘラして…大変だって分かってる…?」 むしろ、パートナーのほうが不安そうですね。 こうして、宣告を受けて妙にハイテンションになりながらも、津島さんの闘病生活が始まったのでした。 監修/助産師REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年08月21日