女性にとって「個人差があって同性同士でもなかなか共感しづらいもの」のひとつが、生理の悩み。生理痛が重い人もいれば、全く異なる悩みをもっている人もいますよね。そこで今回は、生理に関するMOREDOORのオリジナル漫画をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。初潮がきて1年半……※実体験を漫画化したものです※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※こちらの記事・漫画はあくまで一例として、それについて考えるきっかけ作りになればと思います。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一■投稿者:みかはんさん■作画:なぁさん(MOREDOOR編集部)
2024年07月17日ある日の夕方、私は夜ごはんを作るためにキッチンで料理を始めたのですが、突然立っていられなくなりしゃがみこんでしまって……。 生理痛が重く度々寝込んでいた私大学生のころから徐々に生理の症状が重くなり、もっともひどい時期では、あまりの痛みに嘔吐することもあるほど。また、嘔吐するほどではないものの、生理痛でその場から動けなくなることも多く、しばらくベッドで休んで体を回復させるようにしていました。 結婚してからもつらい生理痛は続いており、ある日、家事の最中に生理痛で動けなくなってしまいました。家事はこの日仕事が休みだった夫におこなってもらうことにし、私は鎮痛薬を飲んでベッドで休むことに。 薬が効いてくれたおかげでぐっすり眠れ、気がついたときには夕方。普段通りに体を動かせるくらいに回復していたため、夜ごはんを作ろうと私はキッチンへ行きました。 動けるようになり夕食をつくることにところが、実際にキッチンに立って料理を始めると、だるさや疲労感が一気に押し寄せ、その場にしゃがみこんでしまいました。慌てて駆け付けた夫から、「僕がやるからゆっくり休んでて」と言われ、またベッドで休むことに……。 生理のたびにこうして夫に迷惑をかけるのが嫌だな、申し訳ないなと感じた私は婦人科を受診しようと決心。そして後日、婦人科へ行ったところ、生理症状の緩和のために低用量ピルを処方されました。服用を始めてからは、生理症状が軽くなったように感じるので、もっと早く婦人科を受診していたらよかったなと思いました。 低用量ピルを服用し始めて数カ月が経った現在、以前に比べると生理痛やだるさ、疲労感をあまり感じなくなりました。しかし、完全に症状がなくなったワケではないので、生理期間中は無理をせず体を大事に過ごしていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/百田作画/加藤みちか 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年06月30日卵巣出血を起こしているとわかり、総合病院に4日ほど入院することになったにしこさん。入院初日、疲れが溜まっていたにしこさんは、消灯時刻の21時にベッドに横になり、目を閉じました。ところが、下腹部や胃のあたりの痛みが激しく、まったく寝つけません。消灯時刻から2時間が過ぎた23時ごろ、看護師さんが見回りにきたため、「痛みで眠れないんです」と相談すると……? どうしても眠れない…!看護師さんに相談したところ、痛み止めの点滴を強めてもらえることになったにしこさん。「そのうち痛みも和らいでくるだろう」と安心して再び目を閉じますが、予想に反して痛みは一向に引いてくれません。その後もひたすら痛みに耐えていたら、気づけば消灯時刻から4時間が経っていて……。 痛み止めを強めてもらったあとも痛みがまったく引かず、にしこさんはスマホを見るなどしながら、ただただ痛みに耐えていました。そして消灯時刻から約4時間が経過したころ、再び看護師さんが見回りにやってきました。「さらに強い点滴って打ってもらえますか?」と聞いたところ、看護師さんの提案で坐薬を入れることに。こうして、にしこさんは人生初の坐薬に挑戦することとなったのでした。 にしこさんは当時を振り返って「早めにナースコールを押して看護師さんを呼べばよかった」と後悔しているそう。翌日も6時起きで朝から検査がありますし、貧血も起こしているので、今はとにかく休息が大事ですよね。病院側も夜中の患者さんの対応には慣れているでしょうし、遠慮せず、すぐ看護師さんに相談したほうがよかったかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月30日私の夫は急に思い立って遠出をするのが好きで、私もそのノリが嫌いではありません。その日も、夫が夕方ごろになって「今日の晩ごはんは隣の県でやってる有名な屋台に行って、ラーメンと餃子を食べよう! 夜はそのまま車中泊をしよう」と提案してきて、私はもちろんOKをしました。そして、2人で車に乗り込んだのですが……。 就寝中、おしりに違和感が…夫から「今日は隣の県までラーメンと餃子を食べに行こう!」と誘われたあと、私は30分ほどで用意を済ませました。そして夫が運転する車に乗り込み、私たちは目的地に向けて出発しました。 高速に乗って1時間半ほど移動し、ようやく目的地に到着。屋台でお目当てのラーメンと餃子を食べて大満足の私たちは、車中泊が可能な道の駅へと移動しました。そのまま寝る準備を済ませて眠りについたのですが……しばらくしたとき、おしりに違和感を覚えて目を覚ましました。 まさかこの感じ……。嫌な予感が頭をよぎります。いつもなら生理がくる前は腰やおなかが痛くなったり、胸が張ったりするのですが、トイレに行って確認すると、今回は何の予兆もなく生理がきていました。 その後、寝ている夫を起こして24時間営業しているお店をネットで検索し、必要な物を買いに行くことに。生理用ナプキンに加え、替えの下着やズボンも買わなければならず、予想外の出費となってしまいました。 実はこれまでも、夫と遠出をしたときに何度か経血漏れを経験したことがあります。私が少しズボラな性格だからか生理予定日をしっかり把握しておらず、遠出をするときに限って生理が急にきてしまうのです。 最近では急に生理がきても困らないよう、生理周期をカレンダーで管理する、遠出の予定を入れる際は生理予定日と被っていないか確認する、車に予備の生理用ナプキンと下着を常備する、などの対策をおこなっています。せっかくのレジャーなのだから、生理に振り回されることなく楽しめるようにしたいです。 著者/小春子作画/モリナガアメ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2024年06月30日私には、過去に付き合っていた彼氏から生理を理解してもらえず苦しんだ経験があります。「好きな人には生理を理解してほしい」――。そう思った私は……。 大好きな人からの、つらいひと言交際していた彼氏のことが大好きだった私ですが、彼の言動をきっかけに、「彼は生理について理解してくれない人なんだ」と感じたことがあります。 彼の家にお泊まりに行った日のこと。生理がきてしまい、「生理がきたみたい。ちょっと経血量が多いかもなあ……」と彼に言いました。すると彼から返ってきたのは「えー、シーツに血つけないでよ」という言葉。しかも、かなり嫌な表情をされて言われ、まさかの反応に私は頭が真っ白になってしまいました。 もちろん、汚さないように、彼が嫌な思いをしないように気をつけます。けれど、そんな嫌な顔をして言わなくても……。「大丈夫? しんどかったら言ってね」と気づかってくれると思っていただけにショックを受けてしまったのです。 そしてこの発言をきっかけに、彼の生理に対する理解のなさ、理解する気がそもそもないという態度がよく見えてきて……。私は彼に別れを告げることとなりました。 「それくらいで……」と思われるかもしれません。けれど、私にとっては別れを告げるほどの大きな出来事だったのです。 新しい彼氏には、その教訓を時が経ち、新しい彼氏ができました。ただ、彼も生理についての理解は乏しいように感じて……。 そのとき、「過去のような思いはしたくない」と強く思いました。前の彼氏は生理のことを伝えても理解する気がないようでしたが、彼はわかりません。そのため、勇気を出して生理やそれに関するあらゆる話をすることにしたのです。 基本的なことから細かいことまで、2人でYouTubeなど動画で解説されているものも見て勉強。すると、彼は生理に対して意欲的に理解してくれて……。生理中、普段よりも私を気づかってくれるようになったのです。 多くの女性にとって生理は身近なものですが、男性は生理を経験できませんし、理解しにくいというのは仕方のないことなのかもしれません。前の彼氏は生理について伝えても、理解する気がない人でしたが、その後お付き合いを始めた彼氏は、結果的に生理の理解を深めてくれました。丁寧に説明することでわかってもらえることもあるのだと実感した出来事でした。 著者/高木ゆい作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年06月30日今でこそ夫には「今、生理中なの」と言える私ですが、結婚当初は違いました。なるべく夫には生理であることは言いたくない、バレたくない。そんな思いが強かったのです。そんなある日、どうしても生理であることを夫に伝えなければならない場面に遭遇し……。 生理2日目のお出かけで電車に乗る夫と結婚したばかりのころ、お互いの休みが重なったため一緒にお出かけをすることになりました。いつもは休みがすれ違うことが多く、久しぶりのお出かけにウキウキだった私。 あいにく私は生理2日目でしたが、体調も良く、「そこまで遠出ではないし、まあ大丈夫だろう」と考えていました。 電車に乗ると車内はそこそこ混んでいたものの、次の駅で降りる人も多いだろうからそれまで立っていようということで2人で立つことに。 予想通り次の駅でほとんどの乗客が降り、席が空いたため座ろうとしたそのときでした。 夫のやさしさが仇に!?突然経血がドバッと大量に出たのを感じたのです。瞬時に「これは座ったらまずい」と思った私は、慌てて席に向かう足を止めました。立っていれば目的地まではもちそうです。「経血が漏れそうだから座らない」と言いたくなかった私は「もうすぐで着きそうだし立ってようかな~」と、はぐらかして立っていようとしました。 そんな私に夫は不思議そうな顔。そして「窓側がいいの? 座りなよ」と譲ってくれようとして……。「そういうことじゃないのに~……!」と、察してくれない夫にモヤモヤしてしまいました。 そして次第に周囲がザワッとし始め……埒が明かないと思った私は恥ずかしいながらも「生理中だから!」と夫に伝えたのでした。 できれば生理と言いたくなかったしかし、夫は「生理だから」と言ってもよくわかっていない様子。夫には男兄弟しかいないため女性の生理が身近ではなく、わからないのも無理はありません。とはいえ、これだけ席が空いていて「座らない」と言った時点で何かある、と察してほしいなとも思ってしまいました。ただ、「ちょっとムキになりすぎちゃったかな……」と反省。 電車を降りたあとに夫には謝り、こちらの事情も伝えました。夫は「そうだったんだね、気づかなくてごめん」と言ってくれました。私も焦っていたとはいえ、夫のやさしさを無駄にしてしまったことを改めて反省しました。 席が空いているのに座ろうとしない私の行動が、夫の目には不思議に映ったようでした。「生理だから」と言いたくないばかりに、相手に空気を読むことを暗に押し付けてしまったのはよくなかったと思いました。 この一件で生理を必要以上に隠すものではないのかなと考えられるようになり、次の生理からは言葉にして夫に伝えようと思えた出来事でした。 著者/石原優子作画/ののぱ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年06月30日私は地元のガールスカウトに所属し、ボランティア活動や課外活動などに取り組んでいました。あるとき、課外活動の一環でキャンプに行ったのですが、そこでまさかの事態が発生して……。 キャンプの途中で小学6年生のとき、地元のガールスカウトに所属していた私。その課外活動の一環で、この日はキャンプをおこなっていました。 班のみんなで協力して夕飯のカレーを作ったり、キャンプファイヤーをして夜の景色を楽しんだりしていました。しかし、キャンプファイヤーの途中で、私は下着に違和感を覚え「なんか濡れてる? もしかして生理?」と思い、トイレに行くことに。 そして、トイレで下着を確認したところ、やはり生理がきていました。生理予定日はまだ先だったので、何も生理用品を持ってきておらず……。困った私は、思い切って班長に相談することにしました。 班長の対応に感激すると、班長は「もしものときに用意していた生理用品があるから使って。体調は大丈夫?」とナプキンを渡してくれたのです。しかも、昼用のナプキンだけでなく夜用のナプキンも渡してくれたため、寝ている間も安心して過ごすことができました。 班長には感謝の気持ちでいっぱいですし、「困ったことがあったらいつでも言ってね」とやさしく気づかってくれたおかげで、突然の生理に困ることなく思い出に残る楽しいキャンプになりました。 ガールスカウトは中学卒業のタイミングで退団しましたが、このときの出来事は今でも鮮明に覚えています。班長の行動のおかげで、とても安心してキャンプを過ごすことができたので、もし生理で困っている人がいたら、私もやさしく手を差し伸べてあげられる人になりたいです。 著者/光丘月乃作画/ふるみ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ふるみ
2024年06月29日中学時代の話です。ある日の下校途中、コンビニでナプキンを買おうとしたらお金が足りず、慌てたことがありました。そんなとき、思わぬ人のやさしさに触れることとなったのです。 遠方の中学校に通う毎日中学時代、私は自宅から遠く離れた学校へ、毎日1時間近くかけて通学していました。 学校は田舎にあり、最寄り駅の前にポツンと1軒のコンビニがあるのみ。そのコンビニに生理用品は売っていないため、自宅を出るときにナプキンを忘れてしまうと、学校に行くまでの途中駅で下車して薬局やコンビニでナプキンを買うか、学校の売店まで我慢しなければなりませんでした。 そのため、私はいつ生理がきてもいいように、通学バッグの中に常にナプキンを多めに入れていたのです。 ナプキンを買おうとしたけど…しかし、ある生理の日、いつもより経血量が多く、私は手持ちのナプキンを学校ですべて使い切ってしまいました。 帰り道用に、仲のいい友だちからナプキンを1枚もらったのですが、うっかりしていた私は、そのナプキンを学校に置き忘れてしまい……。家に帰るまで、今使っているナプキンだけでは心もとなく、途中下車してコンビニでナプキンを買うことにしました。 数軒まわって、ようやくナプキンを売っているコンビニに辿り着き、「やっとナプキンを買える!」と安心したのも束の間、なんとここで、お金が足りないことに気づいたのです。 あきらめて帰ろうとすると…「こうなったら、帰り道は経血が漏れないようにティッシュでしのぐしかない!」と心に決めて、レジをあとにしようとした私。するとそのとき、後ろからスッと手が伸びてきました。後ろに並んでいた男性が、自分のコーヒーをレジに置いて「一緒に会計して」と、お金を出してくれたのです! 思春期で人見知りだった私は、突然の男性の好意に戸惑い、うまく反応できないでいました。 そのまま、男性は何も言わず、自分のコーヒーだけを持って去ってしまいました。私はあとを追いかけて、小さな声で「ありがとうございます」と声をかけましたが、彼は振り返りもせず、行ってしまいました。 今でも、生理の日にナプキンのストックがなくなると、気が気ではなくなります。そんなとき、何も言わずにお金を出してくれた男性の無骨なやさしさに触れたことを、私はふと思い出します。あのとき、大きな声で言えなかった「ありがとう」の気持ちが、男性に届いていたらいいなと思います。 著者/大野肉美作画/おみき 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年06月29日これは、外出先の飲食店で経験した私の恥ずかしかった話です。生理中に3歳の息子を連れて一緒にトイレの個室に入ったのですが、まさかの事態に……。 「お母さん、トイレに行きたい」のひと言その日、私は生理2日目で生理痛がひどく、食事をつくることもおっくうだったため、家族で外食をすることに。 レストランで食事を注文後、3歳の息子が「お母さん、トイレに行きたい」と言い出しました。いつもなら外出先では夫がトイレに連れて行くのですが、この日はどうしても「お母さんと行きたい」と言う息子。しかたなく、私が連れていくことにしました。「私もついでに生理のナプキンを替えられるし」と思ったのです。 何事もなく終わったはずのトイレがいつものように息子のトイレを終わらせ、その後、息子はトイレの個室で私がナプキンを替えるのを黙って見ていました。「生理について何か説明したほうがいいかな?」とも思いましたが、特に興味もなさそうな感じがしたので何も言わず、トイレを出て手を洗いました。 そして、トイレの洗面台の鏡で私が軽くメイクを直しているとき……。隣にいたはずの息子が勝手にトイレの外に出て、夫が待つ席に走っていってしまったのです。 店内で叫ぶ息子と赤面の私慌ててトイレの扉を開け、私が息子を追いかけようとした瞬間、息子の叫ぶ声が聞こえました。「お父さーん! 大変、お母さんがトイレでたくさん血が出てたから救急車を呼ばないと!」と。息子は店内に響き渡るほどの大きな声で叫んでいました。その息子の声に、店内はシーンと静まり、まるで時が止まったようで……。 店員さんが慌てて私のほうに走ってきて「大丈夫ですか?」と声をかけてくれましたが、私はとにかく恥ずかしくてしどろもどろになりながらも小さな声で事情を説明。「生理のため心配はいらないこと」を伝えました。 私は小走りで顔を隠しながら席に戻り、夫にも事情を説明。とにかく恥ずかしすぎて、その後急いで食事を終わらせて店を出たことは忘れもしません。 予測できない息子の行動で、とても恥ずかしい体験をしてしまいました。同時に、息子にもきちんと生理についての説明をしなければいけなかったなと反省。今は、息子を心配させないよう生理中はトイレもお風呂も一緒に入らないようにし、子どもが理解できるようになったら生理のことを早めに正しく伝えていこうと思っています。 著者/なかまるあゆみ作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年06月29日生理中の神対応というと、私は当時交際していた彼のことを思い出します。大学生だった私は、バイト帰りに突然の腹痛に襲われました。駅の救護室で休んでいることを彼に連絡したところ、自宅から1時間以上かけて私のいる駅まで駆けつけてくれ……。 ナプキンを替えるためトイレに入ると…その日は夕方までのバイトを終え、地下鉄に乗るついでに駅のトイレに寄りました。そして、生理中だったのでナプキンを替え、トイレを出ようとした瞬間、ものすごい腹痛に襲われたのです。私はなすすべもなく、トイレにこもることになりました。 駅の救護室で休む私おさまらない腹痛により、冷や汗がダラダラ。徐々に血の気が引いたような感覚になってきて、私は30分ほどトイレから出られませんでした。その後、へろへろになりながら電車に乗ったものの、あと一駅で家に着くというところでまた腹痛が……。 途中下車しトイレに行きましたが、トイレから出た私は歩くこともままならず、駅の救護室で休ませてもらうことにしました。 私は救護室のベッドで横になったまま、当時付き合っていた彼氏に「助けて〜! おなかが痛くてつらい」とメール。すると、「今から迎えに行くよ」との返事が。彼は自宅から1時間以上かけて電車で迎えにきてくれたのです。 生理で体調不良の私を迎えに来てくれる彼の行動は、まさに神対応でした。さらに彼のことが好きになった出来事です。 著者/新谷けご作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年06月28日中学校に入学すると、小柄な女の子と同じクラスになり、意気投合して毎日一緒に過ごすようになりました。仲よくなってから打ち明けてくれたのですが、彼女は中学生になっても初潮がこないことをとても気にしていました。クラスメイトの話についていけず、とてもツラい思いをしていたそうです。そんなある日、彼女の体に少しずつ変化が起こり始めて……。 コンプレックスを抱えていた友だち中学校1年生のときに仲よくなった友だちは、身長が140cm台と比較的小柄で体重も軽く、華奢な体つきをしていました。 体型が関係しているのか、彼女は中学生になっても初潮を迎えていないことをコンプレックスに感じているとのこと。一方の私は小学校4年生で初潮を迎えていたため、彼女から「何を食べたら生理がくるようになるの?」「生理ってどんな感じ?」といった質問をされることがしばしばありました。 急な体調不良に見舞われ…ある日、その友だちが顔色を悪そうにしながら登校してきました。心配になって「大丈夫?」と尋ねると、彼女は、我慢できないほどではないもののおなかに痛みがあり、朝から下痢が続いていると言います。また、おなかの痛みも強く、内側からおなかを押されているような圧迫感があるとのことでした。 明らかに顔が青白く、しんどい様子が見受けられたため、とても心配したことを覚えています。 その後、下痢と腹痛は1週間以上続いたそうです。 下痢だと思い続けていたものは友だちに体調不良が起こるようになってから1週間後、授業終わりに2人で一緒にトイレに行くと、個室から友だちの叫び声が聞こえてきました。彼女は「下痢が赤くなってきている!」と大きな声で騒いでいます。心配した私は、急いで友だちが入っている個室の前に行きました。 よくよく話を聞いてみると、友だち本人はまだ気づいていませんでしたが、1週間続いていたのは下痢ではなく、少量の経血だと判明。「多分それが生理だよ!」と教えてあげてから急いで教室に戻り、ナプキンを持ってきて友人に渡しました。 1週間も生理がきていることに気がつかなかった友だちに、ただひたすらに驚いたことを覚えています。この出来事から10年以上が経ち、大人になってから聞いた話だと、「生理の終わりかけのような色の経血が出続けていて、色からして生理だとは思わなかった」とのことでした。 友だちとは大人になった今も会っていますが、笑い話の1つとして今でも話題に上ります。 著者/石井せつ子作画/モリナガアメ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2024年06月28日私がPMS(月経前症候群)を知ったのは結婚してからです。妊活のために受診した産婦人科でPMSについてのポスターを目にしたことがきっかけでした。これまで、生理の10日くらい前からイライラすることが多くあり、いつもなら気にならないことが気になって周囲に八つ当たりしてしまうこともありました。そのたびに「怒りをコントロールできない私はダメ。子どもだなぁ」と自分を責めていたのですが、「ホルモンバランスの影響なんだ」と思うと気持ちがラクになって……。 女性ホルモンの変化の影響なんだ!PMSを知って、生理前にイライラしてしまうのはホルモンバランスの変化なんだと気付けたことで少し心が軽くなった私。 これまで、夫には生理前に八つ当たりしてしまうことも多くあり……私は夫にPMSについて伝えることにしました。しかし、夫は男兄弟で育った身。生理についても知識が乏しく、そのためかPMSについて説明してもなかなか理解できないようでした。 PMSのことを伝えても、夫からは「気持ちの問題もあるんじゃない?」と言われてしまい……。そんな夫に「なんて無理解なんだ」「あなたが理解してくれないから」とモヤモヤとしてしまいました。 私…「Youメッセージ」だったかも「気持ちの問題もあるでしょ?」と言われてしまってから、モヤモヤする日々が続きました。わかってほしいのに「夫が理解してくれないから」、「夫が●●してくれないから、体がつらくても私が代わりにしなくてはいけない」――そう思っていたとき、私はハッとあることに気付いたのです。 私はずっと、夫に対して「あなたが悪い」という「Youメッセージ(ユーメッセージ)」で伝えていたということを。 「Youメッセージ」は「あなたは~」が主語となり、どこか冷たく相手を責めているような印象になりがちです。そこで私は逆の「Iメッセージ(アイメッセージ)」で伝えてみたら、夫も理解してくれるのではないかと思ったのです。 「Iメッセージ」の活用で解決!?そして私は「Iメッセージ」に変換して伝えてみるように。 「今、私は生理前ということもあって、PMSでイライラしやすいし、ネガティブな考えになりやすいです。だから、労わってくれたらうれしいです」と、「私は~」を主語にして伝えるとなんと夫に変化が。私の体を気づかってくれるようになったのです。 「Iメッセージ」を活用するようになってから、周囲の理解も得やすくなり、PMSを理解してもらえることで生理前の期間、これまでよりかなり落ち着いて過ごせるようになりました。「Iメッセージ」を活用するようになってから、夫だけでなく子どもも生理前後の体の様子を知ってくれたため、わが家では性教育にも生かされたなと感じました。今では生理前になると、夫と子どもにも「生理前ですよ! イライラ注意報の発動です」と冗談っぽく笑って報告する余裕も。伝え方ひとつでこんなにも変わるのだと実感した経験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/西川 由梨作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年06月28日看護師として働きながらマンガを描いている凪ぱるこさん。ある日、ネットショッピングをしていたところ、おすすめ商品に月経カップが出てきます。カップを腟に入れることに怖さを感じながらも、評価の高さから購入してみたところ……。 スゲー、何これ! 凪ぱるこさんは、ネットショップで月経カップを見つけ購入します。生理2日目のときに商品が自宅に届き、さっそく使ってみることに。しかし、なかなか腟にカップが入らず手が汚れてしまうなど、少々手こずったよう。 そして、数時間後にトイレに行きますが、月経カップを挿入していることを忘れるほど、違和感がなかったと言います。カップを取り出してみると中に経血が溜まっており、ぱるこさんの場合、下着に漏れることなどもなかったそう。こうして、月経カップの使用感に驚きながらも感動したぱるこさんは、継続的にカップを使うようになったとのことです。 最初は「こんなのムリ」と思いながらも、興味から月経カップを使ってみた凪ぱるこさん。今ではすっかり月経カップの信者になっているそうで、怖いと思いながらも一歩踏み出してみてよかったですね。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 凪ぱるこさんのマンガは、このほかにもInstagramやXで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 凪ぱるこ
2024年06月28日私の娘は、レトルト食品やスーパーのお惣菜が苦手なため、毎日料理を作って食べさせていました。しかし、毎日料理をするのはなかなか大変で、そのことを母に相談したところ、あるアドバイスをくれて……。 ごはんの準備だけは欠かせない生理中は「何もしたくない……」と、やる気スイッチがオフになる私。生理痛もあって極力動きたくないのですが、小学生の娘がいるので、ごはんの準備など最低限の家事はやらなければいけません。 子どもがレトルト食品やスーパーのお惣菜が苦手なこともあり、どんなに生理で体がつらくても料理だけは欠かさずにしていました。 母に相談そんなある日、実家に帰省していた私は、生理中に料理をするのが大変だと母に相談。すると、母は「冷凍食品にしたら?」と言ってきました。もちろん、今まで何度も冷凍食品に頼ろうとしてきましたが、娘は市販の冷凍食品を嫌がって食べてくれないのです。 そのため、母に「娘が市販の冷凍食品好きじゃなくて食べないんだよ」と伝えたところ、母から「それなら、あなたが作った手料理を冷凍保存したらいいじゃない」と言われました。 食材を冷凍保存することはあったものの、手料理を冷凍保存するのは盲点だった私。「それだ!」と思い、次の生理がくる前に冷凍の作り置きをすることにしました。 生理中の重い体でもチンするだけで済むので準備が簡単ですし、手料理の作り置きなので、娘も嫌がらずに食べてくれました。母に相談したおかげで、生理中に無理に料理をしなくて良くなり、とってもラクになりました。 どんなに生理がしんどくても、家族のごはんの準備だけは欠かさずにしていた私。しかし、生理前の元気なうちに作り置きをしておくことで、生理中はラクに過ごせるようになりました。これからも生理中に無理をしないで済むよう、あらかじめ備えられることは事前にやっておこうと思います。 著者/神谷 まりな作画/加藤 みちか 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年06月28日卵巣出血を起こしているとわかり、総合病院に4日ほど入院することになったにしこさん。入院初日、夕食を終えたにしこさんは内服薬を飲んでトイレを済ませ、病室のベッドに横になります。そして、21時の消灯時間に合わせて目を閉じました。しかし、痛み止めの点滴を打ってもらっているにもかかわらず、おなかが痛すぎてまったく眠ることができず……!? 助かったと思ったら…!?下腹部や胃のあたりの痛みが激しく、まったく寝つけないにしこさん。消灯時刻から2時間が経過した23時ごろ、看護師さんが見回りにやってきたため、「痛みで眠れないんです」と相談すると……? 「痛みがひどくて眠れない」と相談したところ、看護師さんは「明日も朝から検査がありますし、眠れないとつらいですよね」とやさしくなぐさめてくれ、痛み止めの点滴を強めてくれました。にしこさんは「これでようやく眠れる」とホッとし、再びまぶたを閉じますが……その後も痛みの程度はまったく変わらず、長い夜が続いたのでした。 どうやら、痛み止めは種類によって強さが異なるそうです。もしかしたらにしこさんが点滴で受けていた痛み止めは、そこまで効き目が強くない薬だったのかもしれませんね。 それにしても、一睡もできないまま朝を迎えるのは心身ともにつらいですし、何か解決策があればいいのですが……。もう少し様子を見てそれでも眠れなかったら、もう一度看護師さんに相談してもいいかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月27日震災など非常時の備蓄品として、私は食料や水だけしかストックしていませんでした。しかし、実際に避難所で生活してみたところ、生理用品も必要だということがわかり……。 避難所で生活することになった私私はお正月に、祖母に会いに富山県へ行きました。そのとき、ちょうど大きな地震が起こり、私たちは避難することに。避難所で数日間暮らし、自分は非常時の準備ができていないことに気がつきました。 特に自分の考えが甘かったと思ったのは、ナプキンやタンポンといった生理用品についてです。避難所のお手洗いには、使用済みナプキンがゴミ箱から溢れていました。私はそれを見て、自分が思っているよりも「生理期間中の人は多い」と感じたのです。避難所でナプキンの配布があったとしても足りない可能性があり、自分で用意しておかなければ困ってしまいます……。 東京に帰るとまず…私は今まで、ナプキンを非常時の備品に入れていませんでしたが、東京に帰るとまず、ドラックストアでナプキンをいつもより多く購入。日頃の手持ちポーチの中に入れるだけでなく、災害があったときのためにストックして家に置いておくことにしました。 また、生理用品だけでなく、使用済みナプキンを入れるための黒いビニール袋も準備。 日々の備えが大切なのだと、身を持って実感した出来事でした。 著者/松谷えりな作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年06月27日卵巣出血を起こしているとわかり、総合病院に4日ほど入院することになったにしこさん。入院初日、夕食を終えたにしこさんは鉄剤などの内服薬を飲んだあと、寝る準備を始めました。下腹部の激痛に耐えながらトイレを済ませ、看護師さんから渡された病院着に着替えます。そして病室のベッドに横になり、目を閉じたのですが……。 恐怖!? 暗闇で笑う女朝からバタバタしていて疲労も溜まっているため、21時の消灯時間に合わせて「そろそろ寝よう」と目を閉じたにしこさん。しかし、痛み止めの点滴を打ってもらっているにもかかわらず、おなかがあまりにも痛すぎて、まったく眠ることができず……!? 下腹部や胃のあたりがどうしても痛く、消灯時間の21時を過ぎても、なかなか寝つけないにしこさん。「看護師さんが見回りにきたら相談しよう」と、しばらく痛みを我慢し続けます。 そして2時間後の23時ごろ、にしこさんは「これでようやく助けてもらえる……!」という安心で笑みを浮かべながら、看護師さんを迎えたのでした。 ちなみにこのとき、にしこさんには「ナースコールを押す」という選択肢も頭にはあったものの、「押してもいいのかな?」と判断がつかず、看護師さんを待つという結論に至ったそう。遠慮してしまう気持ちもわかりますが、痛みが続くせいでずっと休めないのもよくないですし、早めにナースコールを押して看護師さんに頼ってもよかったかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月26日私が中学2年生のころ、男子の間で生理をからかうのが流行っていました。生理をまだ恥ずかしいものだと感じていた私は、男子から「生理臭い!」と言われたことを真に受けてしまい……。 「生理臭い」と言い出した男子中学2年生のころ、私のクラスでは男子が女子に対して生理をからかうことが流行っていました。たとえば、男子に女子が怒ると、「生理女子がキレた〜!」とおちょくったり、女子が体育を見学していると、「お前、今日生理だろ!」と笑ったりするのです。 ある日、朝礼のため体育館で体操座りをしていたときのことです。隣の列に座っていた男子が「生理臭い!」「生理臭いよな?」と言い出しました。ちょうど生理中だった私は、「もしかして私のことかも? 」ととても不安で泣きそうになったのを覚えています。 臭い対策をするようになった私「生理臭い」という言葉を間に受けた当時の私は、臭いが漏れないよう対策をするように。制服のときには、下着の上から分厚い生地のスパッツをはいていました。 真夏にスパッツをはくのはとても暑く、下着の中が蒸れてかゆくなることもありましたが、私にとっては臭い対策のほうが重要だったのです。 大人になった今は、「そんな言葉、気にする必要なかったな」と思うと同時に、女子だけでなく、男子にも生理についてしっかりと学ぶ機会があれば、からかうようなことはなかったのかもしれないと感じています。 著者/宮田しほり作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年06月25日ある生理中の出来事です。私が生理用品を替えるためにトイレに行ったあと、息子がトイレに入りました。すると、「ママ、大変!」と慌てた様子で息子がトイレから出てきて……!? 生理中、ナプキンを替えるためにトイレに行ったときことです。下着を下ろした際に手が滑って持っていたナプキンを床に落としてしまいました。ちょっと便器から離れたところだったため、中腰で拾い、そのままナプキンを交換。トイレを出ました。 その後、息子がトイレに入ったのですが、すぐに「ママ! 大変! 床に血が落ちてる! 僕、ケガしてないのに!」と慌てて出てきました。驚いて急いでトイレに向かうと、トイレの壁際の床に2、3滴の血痕が……。 どうやら私が中腰で床に落ちたナプキンを拾った際、下着を下ろしていたので、経血が床に垂れてしまったようでした。そのことにまったく気付かずトイレから出てしまい、次に入った息子を驚かせてしまうこととなったのです。 このとき、息子にはなんて説明していいのかわからず、ひとまず「ケガはしていないなら大丈夫! 誰かの鼻血かもしれないね! ママがお掃除しとくね!」と言って済ませました。 その後、床を掃除しながら、トイレから出るときには汚れていないか確認すべきだなと反省。また、息子が驚かないよう、もう少し大きくなったら生理についてちゃんと伝えたい、とも思った経験でした。 著者/かな作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年06月24日私が産後7カ月くらいのときのことです。突然、普通のナプキンではとても間に合わないほどの、ドロッとした出血がありました。その状態は、「私、病気なのかも……」と、異常を疑ったほど。夫にサポートしてもらいながら急いで産婦人科へ向かい、医師に診てもらうと……? 産後の生理が再開するときは、経血が多い場合もあるようなので、大きめのナプキンを用意しておくといいなと思いました。私の場合は、出産時に使った産褥ショーツや産褥パッドを捨てずに取っておいたことが、すごく役に立ちました。 そして、産後の生理に少しでも不安があったら、産院できちんと子宮の状態を診てもらうと、すごく安心できるなと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/中村 望作画/まっふ監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年06月24日卵巣出血を起こしているとわかり、総合病院に4日ほど入院することになったにしこさん。入院初日、夕食を終えたにしこさんは医師から処方された内服薬を飲み、寝る準備を始めることに。ベッドから起き上がるだけでもつらい中、下腹部の激痛に耐えながらトイレを済ませ、看護師さんから渡された病院着に着替えたのですが……。 寝たいのに…!下腹部や背中などの痛みが続く中、やっとの思いでトイレと着替えを済ませたにしこさん。朝からバタバタしていて疲労も溜まっているため、21時の消灯時間に合わせて「そろそろ寝よう」と目を閉じたのですが……。 ※点滴のイラストは省略されています。 病室と洗面所の往復があまりにも大変で、歯ブラシが手元にないこともあり、今日は歯磨きや洗顔は控えてこのまま寝ることにしたにしこさん。21時の消灯時間に「明日起きたら痛みがマシになっていますように」と願いながら目を閉じたのですが……痛み止めの点滴が効いているのかいないのか、ずっと下腹部がズキズキと痛く、まったく眠れなかったそうです。 この日は朝からとてもハードだったので、疲れも相当溜まっているはず。それでも寝つけないということは、かなりの痛みだったと推測できます。このまま朝まで眠れないのは精神的にもつらいですし、ナースコールで看護師さんを呼ぶなどして、相談するのがいいかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月23日これは私が中学生のころのお話です。当時付き合っていた人は、3個年上の高校生でした。やさしくて、頼り甲斐のある人でしたが、発言に無神経さを感じるところがありました。気にしないようにしていましたが、ある日私の限界に達する出来事が……。 始まりはささいなこと彼と付き合って初めてきた生理の日。この日、私は家で休んでいました。 彼と遊ぶ約束などはしていませんでしたが、一応、生理で体調が悪いこと、家で休んでいることを連絡。すると、しばらくして誰かが部屋にくる音が。 妹か弟かと思っていると、部屋の扉を開けたのはなんと彼! そして、私の顔を見るやいなや彼が「うわっ。顔白。気持ち悪」「こんなにしんどそうとは思わなかった。ごめん」と笑いながら言ったのです。 生理症状でしんどい中、彼の無神経な発言にイラッとしてしまいましたが、彼が笑いながらも謝ってくれたのでこのときはスルーすることに……。 積み重なる無神経さしかしその後も、私が生理で体調を崩していると、「また生理かよー」「いつになったら体調治んの?」「病気じゃないんだからさ」と無神経なことを毎回言うようになりました。 それでも彼と交際を続けていましたが、ある日、彼との別れを決定づける出来事が。 それは共通の友人カップルと買い物をしていたときのこと。友人の彼女が生理中で、体調悪そうにしていました。私と友人の彼氏は彼女を気づかっていましたが、そのとき…… 彼が笑いながら「病気でもないのに、大袈裟だろ」と言ったのです。 怒り爆発彼の無神経な言葉にその場が凍りつきました。 私に対して言うのならまだしも、友人にも無神経な発言をするなんて……。彼の言動に私の怒りは爆発。ここにはいられないと、友人たちに「ごめんなさい!」と言い、逃げるように彼をひっぱって私の自宅へ。 そして私は今までの怒りすべてを彼に吐きだしました。生理に対して無神経な発言が気になっていたこと、それを友人にまで言うのはありえないということ。 しかし、それでも彼は「そんなに怒ること? ごめん」と笑っていて……。反省の色が見えない彼にあきれてしまい、私は「無神経な人とは付き合えない」と別れを告げました。彼は納得していませんでしたが、そのまま家に帰らせました。 その後、彼は友人カップルにも怒られたよう。周りにもいろいろと言われ、初めて自分の無神経さを反省したそうです。ただ、反省しても私はもう許すことはできないと伝え、完全に縁を切りました。大人になった今、彼が変わってくれていることを願うばかりです。 著者/櫻井 藍作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年06月23日わが家では生理を隠すことなく家庭内でも話題を出すほうです。しかし、夫はあまり生理に理解がなく「男の人は経験しないことだし、生理についてわからないのはしょうがないよな……」と思っていました。そんな中、息子は……。 わが家での「生理」の捉え方私は生理症状が重く、毎月腹痛や腰痛など、何かしらの症状があります。経血量も多く感じ、寝ているときに経血漏れでシーツを汚してしまったり、ナプキンを替えるタイミングが間に合わず、衣類を汚してしまったりすることもありました。 わが家には成人した娘もいますが、娘も生理痛が重いタイプのようです。娘が初潮を迎えてからは、2人の生理が重なると、2人で生理痛に耐える……なんてことも。 そのため、娘とはよく生理について話しており、夫や息子がいる前でも、わが家では生理の話をすることがありました。 自然と「生理だもんね」そんな母と姉の姿を見ていたからか、息子の中で生理はいつのまにか「当たり前」の存在になっていたようです。 息子がまだ幼いころ、私の生理が重なり「今日はパパとお風呂に入ってね」と言うと、「ママは生理だもんね」と返ってきたことがありました。娘との会話の中で生理について話題にあがることがありましたが、息子にはまだ直接教えていなかったため、まさかの言葉が返ってきてびっくりしてしまいました。一緒に買い物に行ったときには、「お姉ちゃんがもうすぐナプキンがなくなりそうって言ってたよ」と教えてくれたことも。 夫はどちらかというと生理に理解がないほうで、「生理で具合が悪くて……」と言うと、「え~?」と不満げな反応が返ってきますが、そんなときも息子は毛布を持ってきてくれます。そんな息子の神対応に心が温かくなりますし、「夫とのこの違いは……」と、しみじみ感じてしまいます。 家庭で生理を隠さずにいた結果、いつの間にか自然と生理を受け入れていた息子。この先、彼のパートナーが生理でつらいときには、理解してサポートしてあげられるような男性になってほしいな、と思っていますが、彼ならそうあってくれるとも感じています。 著者/うみの るな作画/ののぱ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年06月22日卵巣出血を起こしているとわかり、総合病院に4日ほど入院することになったにしこさん。入院手続きを済ませて病室へ移動すると、痛み止めの点滴が開始され、主治医から「食後に飲んでね」と、2種類の薬が渡されます。その後、夕食を済ませたにしこさんは疲れもあり、18時と早い時間ではありますが、寝る準備を始めることにしました。 何をするにも痛い…!食事を終えて薬も飲んだにしこさんは、そろそろ寝る準備を始めることに。するとここで、ずっと我慢していた尿意がついに限界を迎えます。今のにしこさんは、ベッドから立ち上がるだけでもおなかに激痛が走る状態。しかし、このままトイレを我慢し続けるわけにもいきません。覚悟を決めたにしこさんは痛みをこらえてベッドから起き上がり、トイレへと向かったのですが……!? 心の中で「いてぇぇぇ!」「トイレはどこだぁぁ!」と叫びながら、にしこさんはやっとの思いで病室の出口までやってきました。そして廊下に出ると……なんと幸運にもトイレは目の前に! 下腹部に力を入れるときに痛みが走りますが、なんとかトイレを済ませました。 しかし、ここで「病院着に着替える」という新たな試練が。できるだけゆっくりとした動作を心がけたものの、それでも足を上げるだけでおなかに激痛が走ったそうです。 卵巣出血を起こした場合、出血量によっては激しい痛みになることもあるそうです。にしこさんの場合は出血量が多かったこともあり、余計に痛みが強かったのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月22日仕事中、どろっとした違和感を覚えましたが、周期的に生理予定日はまだ。そのため「おりものかな?」と思い気にしていませんでした。しかし、その後トイレに行くと、下着に経血が。あのどろっと感覚は生理だったのです。ただ、生理用ナプキンは会社のロッカーに常備しており、今回のような突然の事態にも焦ることなく対応できた――そう思っていたのですが……。 生理が始まったことに気付いたあとは、ロッカーに入れていたナプキンポーチを取りに行き、再びトイレへ。ナプキンを装着し、「これで安心だ」と仕事に戻りました。 その後、仕事を終えて車で帰宅。車から降りると、なんと車の座席にべったりと経血が付いているではありませんか。「ナプキンを当てていたのに、なぜ!?」と思い、ひとまず私は急いで自宅のトイレへ。そこで、あることに気づきました。それは、多い日用の26cmのナプキンを着けていたはずが、普通の日用の20cmのナプキンを着けていたことを。 普段、ポーチには多い日用の26cmのナプキンを入れていたこともあってそのつもりでナプキンを着けていましたが、このときはたまたまポーチの中に入っていたのが普通の日用の20cmのナプキンだったよう。しっかり確認せずナプキンを着けており、そのためか、おしりのほうから思いっきり漏れてしまっていました。 仕事用のズボンは濃い色だったので汚れはほとんど気になりませんでしたが、問題は車の座席です。急いで下着とズボンをはき替え、経血汚れ用の洗剤を手に私は車へ。洗剤を使って、タオルと濡らしたティッシュで掃除をし、無事に汚れを落とすことができました。 職場の座席も汚してしまったのでは?と心配になりましたが、翌日に確認したところ汚れはついておらず、問題はなかったです。ナプキンの大きさが異なっても、厚みがそれほど変わらないものもあります。同じ失敗をしないよう、ナプキンを使うときにはきちんと大きさを確認しなければと思いました。 著者/桐生飛鳥作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年06月22日総合病院で検査を受けた結果、昨夜から続いている下腹部痛の原因が「卵巣出血」だと判明したにしこさん。大量出血のせいで貧血を起こしているらしく、4日ほど入院することになりました。病室に移動すると痛み止めの点滴が打たれ、主治医から「食後に飲んでね」と2種類の薬を渡されます。その後、18時になって夕食が運ばれてきたのですが……。 もう…我慢できない!まだおなかや背中に痛みが続いていてあまり食欲がないにしこさんは、少しだけ夕食を食べてから主治医に渡された薬を飲みました。その後、食事を終えたにしこさんは、就寝準備を始めたのですが……? 夕食を食べ終わり薬も飲んだにしこさんは、「今日は疲れたしぐっすり眠れそうだな」などと考えながら、寝る準備を始めました。そのとき、ずっと我慢していた尿意がついに限界を迎えます。覚悟を決めたにしこさんは点滴スタンドを強く掴み、それを支えにノロノロとした歩みでトイレへと向かったのでした。 このとき、すでに痛み止めの点滴が始まっていたにしこさん。ただ、にしこさんの場合は点滴によって痛みが完全に消えたわけではなく、立ち上がったり座ったりするたびに痛みがあったそうです。 もしかしたら、つらいのは今日がピークかもしれません。一晩寝て明日になったら、痛みが少しでも引いていると信じたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月20日私が中学1年生だったある日、家族で外食に行きました。食事が終わり、退店しようというタイミングでしたが、椅子から立とうとしない母。不思議に思った私が「どうしたの?」とたずねると……!? 緊急事態が!家族で外食を楽しんで帰ろうというタイミングで、「あっ」とつぶやき、椅子から動かなくなった母。私が「どうしたの?」とたずねると、「急に生理がきたみたいで……。経血漏れしてスカートが汚れてるの」と母がうつむきながら答えました。 今の私であれば冷静に対応できると思いますが、当時中学1年生で初潮を迎えたばかりだった私は、生理の知識があまりなかったということもあり、大パニックに……! 母を助けるために…「生理は急にくることもある」ということをこのとき初めて知ったのです。私は、驚きつつも「こんなときはどうしたらいいの? 何か買ってこようか?」と母に聞きました。すると「お母さんはここで待っているから、昼用のナプキンと暗い色のスカートを買ってきてほしい」とお願いされました。 最初は父が買いに行こうとしましたが、「ナプキンの種類がわからない」と断念し、父は母に付き添うことに。代わりに、私がひとりでナプキンとスカートを買いに行くことにしました。 幸いにも、ショッピングモールの中で外食していたため、ナプキンとスカートを手軽に入手できる環境でした。当時の私は、自分で生理用品を買ったことがなかったためとても不安だったものの、困っている母を助けるために勇気を出して出発したのです。 ピンチを乗り越えてまずはじめにドラッグストアでナプキンを買うことにしました。生理用品売り場にやってきた私は、ナプキンの種類の多さに圧倒されて混乱……。母には昼用ナプキンを頼まれていたのですが、どれを選んだらいいかわからなくなってしまい、「とりあえず大きいほうがよさそう!」という理由で夜用ナプキンを購入しました。 その後、洋服屋さんでスカートも無事に購入できてひと安心。父と母が待つレストランに急いで戻りました。母は、私が買ってきた夜用のナプキンの大きさにすこし驚いていましたが、レストランのトイレでこそっと着替えて、なんとかピンチを乗り越えることができたのです。 購入するナプキンのサイズを間違えてしまったものの、その日の帰り道は父と母にたくさん褒めてもらいました。そして、椅子は汚れていなかったのでひと安心。両親に肯定されたことで自信がつき「生理のことで困っている人がいたら、助けてあげたいな」と思うきっかけになりました。 著者/ごとうゆきイラスト/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年06月17日総合病院で検査を受けた結果、昨夜から続いている下腹部痛の原因が「卵巣出血」だと判明したにしこさん。大量出血のせいで貧血を起こしているらしく、経過観察のため4日ほど入院することになりました。入院手続きを済ませたにしこさんは、大部屋の病室へと移動します。うみくんに「入院生活に必要な物を持ってきてほしい」と連絡していると、主治医が「ちょっといいですか?」と病室にやってきて……? 食事は絶対に残さないポリシー主治医は「そろそろ夕食の時間なので、食べ終わったら2種類のお薬を飲んでください」と言い、にしこさんに内服薬を手渡したのち、病室から去っていきました。その後、看護師さんが夕食を持ってきてくれたのですが……。 先ほど看護師さんに痛み止めの点滴を打ってもらったものの、にしこさんはまだ完全に痛みが引いたわけではありませんでした。おなかの痛みや気持ち悪さがあったため、はじめこそ「残さずに食べよう!」と意気込んでいたものの、出された病院食を完食するのは難しかったそうです。 もし自分がにしこさんの立場だったらと考えると、体内に血が大量に溜まっていると想像するだけで、食欲が失せてしまうかもしれません……。薬を飲むためには多少の食事をとらなければなりませんが、今はあまり無理せず、食べられる量だけ食べるのがいいかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月16日私は、ひどい生理痛に悩まされているときや、生理前後に起こる情緒不安定を抱えているとき、職場で変に思われないか気を張ってしまい、とても疲れます。そんなある日、先輩女性に「実は今日、生理痛がひどいんです」と打ち明けると……彼女からは意外な反応が返ってきました。 デスクワークでもつらい生理痛私は生理痛が毎月ひどく、特に初日と2日目は腹痛や頭痛を起こすため、鎮痛薬の服用が欠かせません。仕事はデスクワークですが常にズーンとした下腹部の痛みがあり、「早く生理が終わらないかな」と、いつも思っています。 そんなある日、同じ職場の別フロアで働く同世代の先輩女性とお昼ごはんを食べる機会がありました。ただ、このときの私は絶不調。痛み止めを飲んでもしんどく、それが表情に出ていたのか、彼女から「体調悪いの?」と聞かれてしまいました。 「実は生理中で、いつも痛みがひどいんです」と打ち明けると、先輩から返ってきたのは「私もおなかが痛いときある。あれ、つらいよね」という言葉でした。生理痛のつらさを理解してくれる人がいてよかったと、私は心からホッとしました。 先輩からサプライズプレゼントが!クリスマスが間近に迫ったある日。職場からの帰り際、「家で開けてね」とこっそり言いながら、先輩が小さな紙袋をくれました。帰宅して袋を開けると、そこにあったのはUSBで保温できる、猫型のかわいらしい湯たんぽ。手紙も添えられていて、「生理痛のとき、おなかを温めると少しはラクになるから、よかったら使ってね」と書いてありました。 先輩の気づかいがとてもうれしく、翌日からその湯たんぽは職場での必須アイテムに。私もお礼として、クッキーと体を温めるハーブティーのセットを渡しました。誰にも笑顔でやさしく接する先輩は、私にとって今でも憧れの女性です! その後、私が職場を退職して引っ越しもしたため、先輩とは疎遠になってしまいましたが、先輩からいただいた湯たんぽは、新しい職場でも大活躍しています。いつも笑顔で温かかった先輩を思い出しながら、これからも仕事を頑張ろうと思います! 著者/鈴木晴子作画/おみき 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年06月16日2歳年上の夫と、2019年1月生まれ、2022年11月生まれの娘たちと暮らすひげあざらしさん。ひげあざらしさんは経血量が多いタイプで、普通の日用のナプキンだと2時間くらいでパンパンになってしまうそう。そこで、巷で噂の月経カップを使ってみることに! すると、これまで悩みだった経血漏れが、月経カップ使用時にはなくなったといいます。一方、ひげあざらしさん的にデメリットだと感じた点もあったようで……。ひげあざらしさんの月経カップ使用レポを紹介します。 メリットの多かった月経カップ ※メーカーによって推奨している最長装着時間には違いがあります 経血量が多いタイプのひげあざらしさんは、経血漏れ対策をしていても失敗することが多かったよう。あまりにも頻繁に漏れてしまうため、母親からおむつを渡されたことも。そこで、不安はあったものの月経カップを使ってみることにしました。 月経カップを使用したところ、生理1日目でも経血漏れはゼロ。一方、月経カップはシリコン製のカップを直接腟内に挿入するため、奥まで入ってしまうと取るのが大変なこともあったそう。ただ、慣れればすぐに取り出せるようになったといいます。 また、ひげあざらしさんが考える月経カップをおすすめする人は、「経血量が多い」「こまめにトイレに行けない」「肌が弱くナプキンだとかぶれてしまう」「器具の挿入に抵抗がない」など。逆におすすめしない人は、「月経カップに恐怖心がある」「衛生管理が苦手」などとのこと。 ひげあざらしさんにとってはメリットが多かった月経カップ。経血漏れの悩みから解放され、本当によかったですね。 なお、ナプキンが1時間と持たないなど経血量が多すぎる場合、子宮内膜症や子宮筋腫といった病気が隠れていることもあります。月経カップを使うなど漏れ対策をするだけでなく、婦人科の受診をおすすめします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ひげあざらしさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ひげあざらし
2024年06月15日