■前回のあらすじ娘の友紀が小学生になり、また働きに出る話をしてくる明彦。美紅は「小1の壁」「学童」問題を働かない理由としてあげるが、明彦に「働けない言い訳ばかり探してる」と言われてしまう。 >>1話目を見る 以前は平日も仕事から帰って家事をしてくれていた明彦ですが、私の「家事より稼ぐ担当になって」の言葉以降帰る時間が遅くなり…、現在は土日のみの家事担当となっていました。ところがそれも働きに出ることを阻止するための「家事を完璧にやる」宣言により放棄されてしまうことに…。これでは1週間何も休みがない状態になってしまうと、イライラしていたところ、ママ友に聞いた「家事をお金に換算する話」。休みなく頑張っているのにいたわってもらえず、しかも無給で家事をしていたことにショックを受けてしまったのです。次回に続く(全13話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ まりお
2023年03月17日日本映画史上初のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』が中国で異例の大ヒットを記録していることを受け、滝田洋二郎監督が喜びのコメントを寄せた。第81回アカデミー賞で日本映画史上初の外国語映画賞を受賞、世界67の国と地域で公開され、世界各地の映画祭での総受賞数は103冠を誇る映画『おくりびと』(監督:滝田洋二郎/主演:本木雅弘)。2008年に日本で公開され、観客動員575万人・興行収入64.8億円の大ヒットを記録した本作が、2021年10月29日より中国全土9,400スクリーンでも劇場公開され旧作ながらも初週興行収入ランキングで第3位に輝く異例の大ヒットを記録している。これまでテレビ放送や配信を通じて、すでに中国の多くの人が鑑賞していた本作だが、今回「4K修復版」を新たに製作し、初めての劇場公開に至った。劇場で鑑賞した人々からは「最高傑作だ!」「映画館に行って鑑賞して絶対後悔しない作品」「本当に心の奥まで突き刺さった」「大泣きしました」との賞賛がSNS上で溢れ、11月17日時点の中国内興行収入は6235.7万元(約11.2億円)に達している。中国版ポスタービジュアル中国でヒットした日本映画はこれまで、宮崎駿監督作『千と千尋の神隠し』『となりのトトロ』などのアニメが主流。しかし、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『万引き家族』(18年公開/興収9,600万元)、『祈りの幕が下りる時』(19年公開/興収6,700万元)など、近年は実写映画がヒットするケースも増えてきている。そんな中で、『おくりびと』は旧作の上映で日本映画として久々のヒットとなっている。映画完成から13年を経て中国で再燃した『おくりびと』ブームに、滝田洋二郎監督は「オスカー受賞から10数年を経ての中国公開に驚きつつも大変光栄です。色褪せることなく時や国を越えてこの作品が多くの方に受け入れて頂いたのであるならば、本当に映画冥利監督冥利に尽きます。ありがとうございます」と喜びのコメントを発表している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おくりびと 2008年9月13日より丸の内プラゼ−ルほか全国にて公開© 2008 映画「おくりびと」製作委員会
2021年11月18日2015年公開映画として最速の5日間で観客動員数100万人を突破し、大ヒットを記録している木村拓哉主演の『HERO』。このほど、本作のヒットを記念して、8月1日(土)に「土曜プレミアムドラマレジェンドHERO特別編」の放送が決定した。2週連続週末興行収入ランキング第1位を記録し、観客動員170万人突破した本作。このほど決定した放送では、2006年に放送されたスペシャルドラマに加え、新たに撮影されたスペシャル映像が放送される。スペシャルドラマでは、山口県虹ヶ浦に赴任することになった久利生公平(木村拓哉)の活躍が描かれる。事件もほとんど起きず、あるのは鶏泥棒事件くらいの虹ヶ浦で、11年ぶりに殺人事件が起こる。久々の事件に久利生の検事仲間たちはおじけづく中、事件は意外な展開を見せる。容疑者としてあがったのは、地元企業・鴨井産業の重役で、村民のみんなから尊敬される滝田明彦(中井貴一)だった。誰もが滝田の無実を信じる中、久利生だけ何かに疑問を感じ捜査を実行するが、新米検事の泉谷りり子(綾瀬はるか)ら地検のほかの人間から理解されない。一体久利生は何を突き止めようとしているのか――。新規撮影部分に登場するのは、城西支部事務官としておなじみ遠藤賢司役の八嶋智人と、スペシャルドラマに登場した虹ヶ浦支部事務官、村上健太郎役の鈴木浩介。あるレストランにて、結婚の了解を得るために婚約者の両親と向き合う村上事務官と、合コン中の遠藤がたまたま居合わせてしまう。そして、偶然居合わせた二人をつなぐ久利生と、そこにもう一人意外な人物が居合わせて…?7月末にクランクインし、収録に臨んだ八嶋さんと鈴木さんは、「HERO」においては初共演。スピード感あるセリフのやりとりや絶妙なタイミングが必要とされる中、二人は息の合った演技を披露していた。収録を終えた八嶋さんは「(以前の放送から)9年の月日を経ても新たに撮影した部分を追加することで作品が成立してしまうというところがこの『HERO』という作品のすごさですね」と笑顔で語った。映画最新作に出演したばかりの八嶋さんとは対象的に9年ぶりの出演となった鈴木さんは、「9年後にまさか出演させていただけるとは思っていませんでした。『HERO』の世界に入れるかと思うと、尋常ではない汗をかいて尋常ではないほど緊張しました」と心の内を明かしていた。映画一作目にも出演した綾瀬はるかや中井貴一らの演技にも注目したい特別編。スペシャル映像の放送と合わせて、さらなるヒットが期待できそうだ。「土曜プレミアムドラマレジェンドHERO特別編」は、8月1日(土)21時30分~23時40分フジテレビにて放送。『HERO』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HERO(2015) 2015年7月18日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社
2015年07月31日2009年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』の滝田洋二郎監督が、冲方丁の時代小説を映画化した『天地明察』の製作報告会見が15 日、東京・青海にある日本科学未来館内のプラネタリウム「ドームシアターガイア」で開催され、滝田監督をはじめ、主演を務めるV6の岡田准一、音楽を手がける久石譲らが出席した。その他の写真本作は、江戸時代前期を舞台に、それまで800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、日本独自の暦“大和暦”を作り上げた安井算哲(後の渋川春海) の青春物語を、滝田監督の視点で再構築していく。原作は第31回吉川英治文学新人賞、2010年本屋大賞に輝いており、滝田監督は「ビッグな“新星” 冲方丁の原作を読んで、すぐに映画化に向けて手を上げた」と思いも格別な様子。オスカー受賞後初の監督作で「未知なるは天体ではなく人間だと描きたかった。渾身の作品に仕上がった」と自信たっぷりにアピールしていた。主人公・算哲を演じる岡田は「周りに支えられながら、いろいろな困難を乗り越え、偉業を成し遂げた人物。僕自身、スタッフや共演者の皆さんに支えられながら、現場に取り組んだ」と自らを算哲に重ね合わせていた。また岡田は、滝田監督とは初のタッグ。「念願だった滝田組に入れる嬉しさを感じた」と語っており、滝田監督も「“いい人ぶり”を演じるのが難しい算哲を、素晴らしい演技と圧倒的な存在感で演じてくれた。仕事に取り組む姿勢も含めて、やっぱりジャニーズはプロだね」と絶賛した。2012年は、来る5月21日の金環日食をはじめ、マニアが固唾を飲む天体イベントが相次ぐ“当たり年”。主人公・算哲は江戸時代に日食の日付を言い当てた実在の人物とあって、岡田も「こんな年に公開できるなんて、ミラクルを感じる」と興奮しきり。会場となったプラネタリウムにはダイナミックな星空や、金環日食の映像が投影され、本作の神秘的な世界観を再現していた。『天地明察』9月15日(土)全国ロードショー
2012年05月15日2010年本屋大賞に輝いた冲方丁のベストセラー小説を監督・滝田洋二郎×音楽・久石譲の“アカデミー賞コンビ”で、岡田准一(V6)を主演に迎えて映画化した『天地明察』がついに完成。5月15日(火)、天体の動きから暦を作り上げるという物語にちなんで「日本科学未来館」(東京・江東区)にあるプラネタリウムで岡田さん、冲方さん、滝田監督、久石さんが出席しての製作報告会見が行われた。江戸時代前期、多大な困難に向き合いながら天文の動きを計算し、日本独自の新たな“暦”を作り上げた実在の人物・安井算哲(岡田さん)の人生を描いた本作。算哲の妻役の宮﨑あおいを始め、佐藤隆太、市川亀治郎、横山裕に中井貴一、松本幸四郎など各世代の実力派俳優を揃えて映画化された。元々、冲方さんの原作小説を読んでおり、対談したこともあった岡田さんは、算哲役のオファーに「まさか自分にお話がいただけると思わず、びっくりしました。責任の重大さを感じ、多くの人の思いを裏切りたくないという気持ちで臨みました」と明かした。5月21日(月)の金環日食を始め、今年は様々な天文現象が目白押しで“天文ゴールデンイヤー”とも言われる。実際、算哲も江戸時代に金環日食を見たとも言われており、今年のタイミングで公開となることについて岡田さんは「ミラクルですね。すごいときに公開できるんだなと思います」とニッコリ。ちなみに岡田さん自身も算哲を演じたことで「空を見上げる機会が多くなった」と語っており、21日の日食も「たぶん見ます」と頷いた。滝田監督は『おくりびと』が第81回アカデミー賞外国語映画賞に輝き一躍、時の人となったが「熱狂と興奮が醒めた後で、自分らしい作品が撮れるかどうかが問われる。いい時期にこの作品と出会えた」と語る。岡田さんとは初めてのタッグとなったが「素晴らしかったです。算哲役は難しい役で、囲碁打ちであり勝負師で、周りに好かれて争いを好まない男。暦作りに巻き込まれながらも荒波にもまれ、夢を成就していく。その“いい人”ぶりが難しい役ですが、(岡田さんの)仕事に対する姿勢も素晴らしく、ジャニーズはプロだなと思いました」と称賛を送った。算哲について冲方さんは「僕が惹かれたのは、挫折を受け入れて幸福を掴むところ。人を恨まず、他人の助けや思いを素直に背負い、幸福に忠実」とその魅力を語る。岡田さんもその言葉に頷き「真っ直ぐでピュア。(算哲のやったことは)ひとりでできることではなく、たくさんの支えや応援があって、挫折したときも支えてもらっている。その人柄にホレています」と語った。久石さんは“江戸時代”と“天文”という要素を持った本作について「時代劇として捉えることは音楽を作る上でも大事でした。でもどちらかというと一つの夢を追いかける人間の青春ということに焦点を当てたかった」と明かした。冲方さんは福島県福島市で暮らしていたが、昨年の東日本大震災に遭遇。一時、携帯電話が不通になったそうだが「(携帯が)復帰して最初に留守電に入っていたのが滝田監督のメッセージでした」と告白。「『我々は粛々と撮影をします』という言葉にものすごい勇気をもらいました。それと同じ勇気をこの映画がもたらしてくれると確信しています」と、原作者として完成した映画に太鼓判を押した。『天地明察』は9月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会■関連記事:岡田准一と宮崎あおいが夫婦に!本屋大賞映画化『天地明察』で2度目の共演
2012年05月15日