LVMHグループの現代アートミュージアム「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」が10月27日、パリ・ブローニュの森にオープンする。その開館式が20日に開催された。開館式ではLVMHグループ代表のベルナール・アルノー、フランス共和国大統領フランソワ・オランドらが美術館の開館を宣言した。その他、文化・通信大臣フルール・ペルラン、パリ市長のアンヌ・イダルゴ、建物の設計を担当したフランク・ゲーリーなどが式に参加。また、ニコラ・ジェスキエール、カール・ラガーフェルド、J.W.アンダーソン、ラフ・シモンズなどグループのデザイナーや映画監督のソフィア・コッポラ、女優のミシェル・ウィリアムズ、US『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター、建築家のピーター・マリノらセレブリティが駆け付けた。式の当日、会場となった美術館の建物は、照明デザイナーのエルヴェ・デコットによるイルミネーションで彩られた。また、オペラ歌手のナタリー・デセーが、チェリストのアンリ・ドマルケットによる演奏と共に、セルゲイ・ラフマニノフ作『ヴォカリーズ』を歌い上げ祝福。その後、オランド大統領が退席すると、会場では美術館に併設されるレストラン「ル・フランク」のディレクター、ジャン=ルイ・ノミコによるディナーがふるまわれた。
2014年10月24日大阪の京阪電車なにわ橋駅「アートエリアB1」は10月18日より、第4回鉄道芸術祭「音のステーション」を開催する。鉄道芸術祭とは鉄道の文化や歴史に着目する中で、芸術の新たな可能性を見出すことを目的としたイベント。第4回目となる今年は鉄道を取り巻く“音”にフォーカス。音を多角的に捉えたアート作品を展示する他、様々なアトラクションが展開される。会場には蛍光灯の放電ノイズを使用する楽器「OPTRON」、ワイパーモーターが獣の咆哮のような音を放つ「エレメンタリー・デュエット」などを展示。鈴木昭男や藤本由紀夫といったサウンドアーティストも作品を出展する他、鉄道の金属片や改造ドラムセットを使った新たな音楽作品の創造も模索される。また、館内に配置された京阪電車の警笛用ラッパは自由に鳴らすことが出来、こうした会場内の作品が放つ音や来場者の声は集音されて、“音の中継”としてネット上で公開される予定だ。また、開場期間中には様々なイベントが催される。音楽家の江南泰佐による公開ラジオが全6回に渡って収録され、老舗クラブの「METRO」ではトークプログラムやライブが開催される。作曲家の野村誠はワークショップ「京阪沿線46駅の音楽」で各駅をテーマとした音楽を創造し、それらをクロージングイベントとしてコンサート形式で演奏する予定だ。その他、有料イベントとしては11月23日に、パフォーマンスアクトとサウンドスカルプチャーを融合させた「HOUSEHOLD AFFAIRS」を公演。光と映像による芸術と、ロックンロールを融合させたパフォーマンスが展開される。一方、12月6日には走行する車内で、電車の音と車窓の光景、ゲストのパフォーマンスを融合させた「ノイズ・トレイン」を開催。12月19日には鉄道から着想を得た現代音楽コンサート「鉄道と音楽の夕べ」が催される。【イベント情報】鉄道芸術祭 vol.4「音のステーション」会場:アートエリアB1住所:大阪市北区中之島1-1-1京阪電車なにわ橋駅地下1階会期:10月18日から12月23日時間:12:00から19:00(12月14日から23日は21時まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
2014年10月18日ベルリンのアートシーンが最も盛り上がる季節がある。それは「ベルリン・アートウィーク」が開催される秋。期間中には街の至る所で展示が行われ、アートに多くの注目が集まる1週間となる。今年で3回目となる本イベントは9月16日から21日まで開かれ、ベルリンの街はアート一色に染まった。ベルリン・アートウィークの枠組みでは、時期を合わせてアートに関連する様々なイベントが開かれる。開催されるのは美術館での展覧会や、美術作品の販売を行うアートフェアなど。開催時期が重なり、短期間で多くの展示を見ることが出来るため、今ではベルリンの秋の恒例イベントになっている。国際的に重要な美術館が参加しており、多くの素晴らしい展示を見ることができる。例えば、市内中心部にある美術館「アカデミー・デア・クンスト(Akademie der Kunste)」での展覧会。本イベントの開幕を祝う式典が行われた美術館では、インスタレーションや映像、そしてパファーマンスなど様々な作品を見せる展示「Schwindel der Wirklichkeit (リアリティのめまい)」が開催された。会場にはオラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)の鏡を使った作品やトマス・デマンド(Thomas Demand)の写真作品などが並ぶ。その一方で変わった作品も展示されている。それは会場の監視員が来場者に展覧会の意義を尋ねるティノ・セガール(Tino Sehgal)のパフォーマンス作品。観客は作品を眺めるだけでなく、美術作品にかかわり、それについて考えを巡らすことにもなる。このように普通の展示には見られないような作品もあり、訪れる人々を驚かせていた。ベルリン・アートウィークの中心となっているのは「abc」と呼ばれる個性的なアートフェア。一般的には作品の販売が重視され、参加ギャラリーは売りやすい小作品を見せることが多い。だがabcではアーティストの紹介に力を入れており、ギャラリーは一区画に1人のアーティストを紹介する決まりだ。そのため展示の質は保たれ、素晴らしい作品を見ることが出来るのだ。abcで特に驚かされたのは、ベルリンのギャラリー「スプルゥース・マーガース(Spruth Magers Berlin London)」が見せた作品。特徴的なパフォーマンスで知られるヨーン・ボック(John Bock)が会場に屋台を用意して、来場者に手作りのトーストを提供していた。また、それを載せる紙皿には彼のドローイングが描かれており、来場者は作品も無料で入手できる。アートフェアは作品を売り買いする場だが、ここでは来場者がアートを楽しめる場所にもなっていた。このように美術館での素晴らしい展示や、個性的なアートフェアが人々を魅了するが、それらばかりがイベントを盛り上げるわけではない。公式には参加していないギャラリーも、多くの来場者を目当てに時期を合わせて展示を行う。こうしてベルリンの至る所では無数のアートに関連したイベントが開催され、世界中からコレクターや美術関係者が集まるのだ。まさに芸術の秋。もしベルリンのアートを楽しむのであれば、最も盛り上がる秋を逃す手はないだろう。
2014年10月10日青山通りと表参道をつなぐ約300mの通称“青参道”で、今年もエリア型アートフェア「青参道アートフェア」が、東京がアートやデザインのイベントで賑わうデザインウィーク中の10月23日(木)~10月26日(日)の日程で開催となる。原宿・表参道・青山のショップを巡るこのアートフェアは、アートで通りが賑わうこと、そして若手現代アーティストの作品を「購入する」楽しみを知ってもらうことを目的としており、敷居は低く、クオリティは高く、毎回注目の若手アーティストが多数登場する。今年は、約30店舗が参加し、40組以上のアーティスが出展する。今日多くの人の生活に欠かせない「写真」にフォーカスして開催される。MAPを見ながら散歩がてらに、お気に入りのフォトアートを手に入れてみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2014年10月07日東京ミッドタウンは、アート・デザインのコンペティション「Tokyo Midtown Award」の一部門として開催される「Tokyo Midtown Award 2014 アートコンペ」の募集受付を、5月15日より開始する。応募締め切りは6月5日必着。「Tokyo Midtown Award」は、東京ミッドタウンの街のコンセプトである"「JAPAN VALUE(新しい日本 の価値・感性・才能)」を創造・結集し、世界に発信し続ける街"を目指す施策の一環として、毎年開催している<アートコンペ>と<デザインコンペ>の2部門からなるアワード。今回作品を募集する「アートコンペ」は、その一部門として開催されるもので、才能あるデザイナーの発掘や応援を目的としている。グランプリ受賞者には100万円の賞金や海外アートプログラムへの招聘などの特典が贈られ、6人の受賞者すべてに賞金(準グランプリ(1点)50万円、優秀賞(4点)10万円)が用意される。また、7回目となる今年は特にテーマを設けず、「東京ミッドタウン」という都心の複合施設に展示するのにふさわしいサイトスペシフィックなアートを募集する。舞台となるのは、東京ミッドタウンを代表するパブリックスペースのひとつで、空間をつなぐ通路としての役割だけでなく、店舗に囲まれたコマーシャルスペースとしての役割を持つ「プラザB1F」だ。審査員は、フリーランス・キュレーターの児島やよい、東京ミッドタウンアートワークディレクターの清水敏男、彫刻家の土屋公雄、アーティストの中山ダイスケ、メディア・アーティストの八谷和彦の5名が務める。応募にあたっては、まず同アワードのWebページ上で応募者情報を登録し、発行された「登録番号」と必要事項を応募書類(同アワードのWebサイトよりダウンロード可能)に記載の上、6月5日必着で郵送する。その後、6月30日に作品案の書類審査による1次審査が、7月28日にはプレゼンテーションおよび模型審査による2次審査が行われ、6点の入選作品が決定する。そして10月6日(月)、入選者完成作品審査と各賞を決定する最終審査が行われる予定となっている。なお、グランプリ受賞者はハワイ大学のアートプログラムへ招聘されるほか、受賞者全員には作品発表の機会として、2015年初春に開催予定の東京ミッドタウンの作品展「ストリート ミュージアム」での展示が可能になるということだ。
2014年05月09日フィレンツェの美術館・グッチ ミュゼオ(Gucci Museo)のコンテンポラリーアートスペースでは、フランソワ・ピノー(Francois Pinault)のコレクションが所蔵する3人の女性アーティストの作品を展示している。9月7日まで。「Femminilita Radicale」と題された本展では、エヴリン・アクセル、リー・ロザーノ、アリーナ・シャポシニコフにフォーカス。過激なアプローチゆえにアート界の第一線から退いていた彼女達の作品は、近年になり個展や合同展などが開催され、再び注目を浴びている。この3アーティストの作品が一堂に展示されるのはヨーロッパでは今回が初。ベルギー出身のエヴリン・アクセルは、1935年生まれ。陶芸を学んだ後、女優として活躍。その後63年に絵画に転向し、ポップアート運動でも活躍。宇宙飛行士のヘルメットだけをかぶった裸の女性を登場させるパフォーマンスを行うなど、エロチシズムや女性らしさ、宇宙飛行などをテーマにした作品を発表した。72年逝去。アメリカ出身のリー・ロザーノは、1930年生まれ。90年代半ばに活動を開始し、くぎや金槌などをそのまま素材として表現に使用し、男性上位主義と資本主義への激しい拒絶を表す作品を創作。その過激さゆえ表舞台から遠ざかっていたが、90年代後半より再び脚光を浴び始め、現在では20世紀後半の美術史におけるキーパーソンと見なされている。1999年逝去。ポーランド出身のアリーナ・シャポシニコフは、1926年生まれ。62年ベネチア・ビエンナーレに出品し、その後パリで個展を開催。魅力的な体、苦しむ体、病気に蝕まれている体など、様々な状態にある「体」をテーマとしたスケッチや彫刻を製作した。1973年逝去。会場であるグッチ ミュゼオは、イタリアを代表するブランド「グッチ」の創立90周年を記念して、その長い歴史を振り返ることができる美術館として、11年9月にオープンした。【展覧会情報】Femminilita Radicaleピノー・コレクションから、リー・ロザーノ、アリーナ・シャポシニコフ、エヴリン・アクセル会期:2014年2月21日から9月7日、無休時間:10:00から20:00会場:Gucci Museo住所:10, Piazza della Signoria, Florence
2014年03月07日立命館大学は、同大学の文学部教授である北岡明佳のアート作品がレディー・ガガの最新アルバム『アートポップ』の盤面やトレイ下部分に採用されたと発表した。このたび採用された錯視の作品は、2008年に北岡教授が考案した「ガンガゼ」というもの。放射状に描かれたウニのトゲのような静止画で、錯視の効果で浮き出てくるようにガクガクと動いて見えるのが特徴だという。最新アルバム『アートポップ』への作品提供は、同アルバムのアートワークを担当したジェフ・クーンズらから依頼を受け、実現した。北岡教授は「錯視のデザインに注目してもらえて光栄に感じている。錯視はまだあまり知られていない分野。これを機に、錯視の面白さが世界中の多くの人に伝わると嬉しい」と喜びを語っている。
2013年11月07日日本の伝統「茶の湯」と、現代アートがコラボレーションした「一品更屋展」が2013年6月27日(木)~7月21日(日)まで開催される。「茶の湯」は、茶を飲むというプロセス自体を芸術とする日本の伝統的な文化のひとつで、現在では、現代美術との対比や融合から新たな日本の美のあり方を探る「現代茶湯」の活動も活発化している。今回開催される「一品更屋展」は、日本独自の芸術である茶湯を現代的に解釈しなおし発信する、更屋蔦左衛門と尾木原暁子によるユニット「一品更屋」がプロデュース。ギャラリー全体を茶室に見立てて、茶道具や茶器と現代美術作品を混在させ展示している。また、期間中3回にわたって会場内での茶会の実施も予定している。さらに、開催初日の2013年6月27日(木)には、誰でも参加可能なオープニングレセプションが行なわれる。【イベント詳細】一品更屋展2013年6月27日(木)~7月21日(日)参加作家:村山まりあ、宮原夢画、川久保ジョイ、箕浦徹哉、井上絵美子、秋濱克大、大中和典、尾崎迅、熊谷峻会場:hpgrp GALLERY TOKYO東京都渋谷区神宮前5-1-15CHビルB1FTEL:03-3797-1507<オープニングレセプション>2013年6月27日(木)19:00~21:00<茶会>7月7日(日)小堀芙由子(茶湯)/13日(土)松村宗亮(茶湯) /14日(日)山本真寿美(紅茶)/15日(月/祝)浦川園実(中国茶)※詳細はこちらよりご確認ください。元の記事を読む
2013年06月22日7月20日から21日の2日間、今年で11回目となる現代アートフェア「アート大阪2013(ART OSAKA 2013)」がホテルグランヴィア大阪で開催される。同フェアは現代アート展として国内で最も長い歴史を持つ。JR大阪駅直結の同ホテルの26階を貸し切り、客室を展示スペースとして使用。今回は関西を中心に国内各地やアジア各国から集まった全52のギャラリーが出展。韓国から史上最多となる10のギャラリーが参加する他、クアラルンプールからの初参加も決定。客室での展示に加え、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で展覧会が開催されるなど近年再評価の動きが注目される前衛美術グループ「具体」の精神性を継承する松谷武判ら4名の関西出身アーティストを紹介する展示や、日韓の15のギャラリーによる共同展示、京都市立芸術大学との産学協同事業として2009年より行われている 「京都市立芸術大学アートワークス・プロジェクト」による作品展、日仏間における若手現代美術家の相互交流プログラム「ジュヌ・ クレアシオン(Jeune Creation) in ART OSAKA 2013(仮題)」の展示なども行われる。また関連イベントとして、音楽フェスとアートを融合したプロジェクト「スニフ・アウト(SNIFF OUT)2013」が、インテックス大阪5号館(大阪市住之江区南港北1-5-102)で同期間に開催される。【イベント情報】ART OSAKA 2013会場:ホテルグランヴィア大阪26階住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-1日時:2013年7月20・21日時間:11:00から18:00(21日は19:00まで)料金:1日1,500円参加ギャラリー:[大阪]アートコートギャラリー/乙画廊/ギャラリー風/ギャラリーノマル/ギャラリーほそかわ/ギャラリーヤマグチ クンストバウ/サイギャラリー/サードギャラリーアヤ(The Third Gallery Aya)/スタジオJ(studio J)/橘画廊/帝塚山画廊(TEZUKAYAMA GALLERY)/ディー・エム・オー・アーツ(DMOARTS)/にいファイン・ アーツ(Nii Fine Arts)/ピクチャーフォトスペース:ヴューイングルーム(Viewing Room)/複眼ギャラリー(FUKUGAN GALLERY)/ヨシアキ・イノウエ・ギャラリー(Yoshiaki Inoue Gallery)/ヨシミ・アーツ(Yoshimi Arts)/ワイ・オー・ディー・ギャラリー(YOD Gallery)[京都] アートゾーン神楽岡/イムラアートギャラリー/マツオ メグミ+ボイス ギャラリー(MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w)/モリユウギャラリー(MORI YU GALLERY)[奈良]ギャラリー・アウト・オブ・プレイス(Gallery OUT of PLACE)[神戸]芦屋画廊/ギャラリー301[岐阜]ギャラリーキャプション(GALLERY CAPTION)[金沢]ギャラリー点[北海道]サロンコジカ(salon cojica)[東京] エイチピージーアールピー・ギャラリー東京(hpgrp Gallery TOKYO)/エムイーエム(MEM)/ギャラリー 工房 親/ギャラリー小暮/ギャラリー スチ(Gallery Suchi)/ギャラリー空/不忍画廊/ときの忘れもの/みうらじろうギャラリー/万画廊/リブレリーシス(LIBRAIRIE6)/レントゲンヴェルケ /ロイドワークスギャラリー[韓国] ギャラリー・リーソウル(Gallery LeeSeoul)/Gallery Jari Art/Gallery Godo/ROW Gallery/ギャラリー・ジンソン(Gallery Jinsun)/NA Gallery/ギャラリー・シーラ(Gallery Shilla)/ギャラリー・トースト(Gallery Toast)/Asan Gallery/NINE GALLERY[クアラルンプール] FUMAN ART
2013年06月03日化粧品の製造販売を行うネオナチュラルは、水田と稲を使いアートを表現する「田んぼアート田植え体験会」を開催する。開催場所は岐阜県郡山市の同社母袋(もたい)有機農場。日時は5月26日の10時10分から15時30分。なお、荒天の場合は6月2日に延期予定とのこと。同社では、農業経験がほとんどない都市部の人や子供たちに、田植えを経験することで食べ物がどのように生産されるのか、その大切さを楽しみながら学びつつ、農村のエコロジーな生活を体感してもらう目的で体験会を開催する。コシヒカリと古代米(ムラサキ米)を利用し、手植えや機械植えの田んぼアートを経験できるほか、田植機の操縦体験も可能。秋の稲刈りの際にも同様のイベントを行い、参加者には収穫した有機米を配布する予定とのこと。募集は4月15日から、同社のサイトにて行う。参加費は大人1,500円、中学生以下は無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月12日国立新美術館などが運営している「六本木アートナイト実行委員会」と、現代アーティストの日比野克彦氏は、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて実施しているプロジェクト「東京文化発信プロジェクト」の一環として開催される「六本木アートナイト2013」の開催テーマを、「TRIP→今日が明日になるのを目撃せよ。」に決定。六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウンほか、六本木地区の協力施設や公共スペース各所にて、2013年3月23日に開催する。同イベントでは、六本木の各地を”港/port/terminal”と捉え、非日常的な「トリップ」への船出を演出。今回決まったテーマに基づき、「時間と空間の小旅行」、「夜から朝を迎える高揚感」、「時空を超えてかの地へ馳せる想い」を、日比野氏とアーティストたちが形やアクションにする。当日は、日比野氏の「東北への思い」を形にした作品を起点に、日比野氏と作家たちによるコラボレーション「アートブネ」が、六本木の各所に登場。また、六本木というひとつの「地域」、「コミュニティー」に着眼し、地元との結びつきから生まれるプログラム、六本木のストリートを生かしたインスタレーション作品を、街の中に展開するという。今年で5年目を迎える同イベントは、六本木の街を舞台に、オールナイトで開催。芸術作品だけでなく、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスなどを含むさまざまな作品を点在させ、非日常的な体験を作り出し、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルを提案している。開催日時は、3月23日10時~3月24日18時まで。コアタイム(メインとなるインスタレーションやイベントが集積する時間帯)は、3月23日17時55分~3月24日5時39分までとなる。入場料は無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月14日DIESEL ART GALLARY(ディーゼルアートギャラリー)は、ロンドンの「fabric(ファブリック)」から発表されたアートワークを展示する、世界初のエキシビジョンを開催する。ディーゼルアートギャラリーは、世界中から様々なジャンルのアーティストを招いて年4回のアート展を開催しており、今回は世界で最も影響力のあるクラブのひとつでもある、ロンドンの「fabric」のアート作品が今年最後のエキシビジョンとして登場する。fabricは、90年代にロンドンで主流となった商業的なクラブとは正反対を目指し、音楽のパフォーマンスとリリースに専念したクラブ。エキシビジョンでは、13年間に渡るナイトクラブの歴史を象徴するポスターやイメージを見ることが出来る、貴重な機会となっている。今回の取り組みは、fabricが初めてロンドンを飛び出して、その哲学や精神が視覚的に表現されたアートワークを展示。さらにオープニングに合わせてクリエイティブディレクションを務めるキース・ライリーが来日し、「今回DIESEL ART GALLERYで皆様に私たちのアートを紹介する機会を与えてもらったことに非常に感謝しています。日本という確かな審美眼をもった国で、私たちの最初のエキシビションができることに喜びを感じています。かねてより日本文化と、繊細な美を表現する能力に尊敬の念を持っていて、影響を受けているので、そういった経緯からある種の凱旋のように私は感じています。展示作品は、写真やモデルメイキング、純粋なデザインといった広範囲かつ集中的なプロセスの結晶です。それらを構成しているのは私たち自身の投影であり、作品は私たちの情熱や存在、そしてハートを写し出す鏡です。すなわち、作品は"私たち自身"なのです。この機会に皆さんが少しでも私たちの作品の中に美を見つけてくれたらと願っています。」とコメントしている。【US by fabric】アーティスト: キース・ライリー期間: 2012年11月16日 (金) ~ 2013年2月15日 (金)場所: DIESEL ART GALLERY東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F時間: 11:30~21:00DIESEL ART GALLERY公式サイト: 公式サイト(英):元の記事を読む
2012年11月01日六本木の街を舞台とした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2012」が、3月24日(土)10時から、3月25日(日)18時まで開催される。© 2010 六本木アートナイト実行委員会今年の「六本木アートナイト2012」のテーマは、「アートでつくろう、日本の元気」。このテーマのもとに、国内外様々なアーティストがメッセージ性の強い作品や、元気を与えるような作品を多数展開予定。Yayoi-chan, Ring-Ring © YAYOI KUSAMA 新作イメージ画像水玉をモチーフにした作品が印象的な前衛芸術家の草間彌生さんの参加が決定し、新作プロジェクト<愛はとこしえ、未来は私のもの!>を発表する。草間彌生さんは、バルーンを用いた全長10mの新作<ヤヨイちゃん~リンリン>を披露する他、ドットに彩られた「水玉カフェ」も登場し、六本木が草間ワールドに彩られる。©YAYOI KUSAMA他にも、京都を拠点に活動する気鋭のアーティスト「Antenna」は、ユニークなキャラクター「ジャッピー」をモチーフにした御輿や、お堂など祭りに関わる日本の伝統文化を表現する。Antenna《六本木伝承2012》 2012年また、美術館をはじめとする文化施設のオールナイト開館を含む開館時間延長、屋外でのインスタレーション、作品展示など、このオールナイトのアートの饗宴を安心して楽しめるよう、飲食店の営業時間延長や無料のバス運行なども行う予定。「六本木アートナイト2012」で、新しいアート・新しい六本木を感じ、特別な一夜を楽しんで。お問い合わせ: 六本木アートナイト2012公式サイト
2012年03月12日西武渋谷店では、茶ノ湯をテーマに、現代アートを組み合わせた、新しいライフスタイルを提案するイベント、現代茶ノ湯スタイル展「縁(えにし)」を、本日10月4日から開催する。総合演出に茶道家の松村宗亮氏、空間設計には数奇屋大工の顔も持つ建築家、佐野文彦氏を起用。B館8階オルタナティブスペースに、期間限定の現代茶室空間「輝洸庵(きこうあん)」が登場している。前半は、野点をイメージした畳の席で、後半は立礼卓で、新しいスタイルの茶ノ湯を提案。新進気鋭の陶芸作家約20名のネオ茶道具を使用し、注目の創作和菓子ユニット「wagashi asobi」の和菓子を賞味しながら、お点前が愉しめる場も用意する(期間中、毎週土日の14:30~17時までの各日5回、各回3名。※各日13:00~のトークライブ後、整理券配布)。松村宗亮氏とアバンギャルド茶会の近藤俊太郎氏による、斬新な茶席が楽しみだ。また、B館5階ネクストスペースでは、現代茶ノ湯へのアプローチとして、お茶にまつわる「衣」(着物)、「食」(和菓子)、「住」(華道具や数奇屋大工など)、「道具」(陶芸や茶道具)や現代アートなどを紹介。トークライブを毎週土日に開催し、カジュアルに楽しむ茶ノ湯スタイルを提案する。さらに、B館8階ギフトギャラリースペースでは、現代陶芸家による茶碗と茶道具、現代茶室空間を演出するオブジェなど「ネオジャポニズムかつアバンギャルド」をテーマに集めた作品を展示販売。「霧手(茶碗&茶入れ)」¥31,500/二階堂明弘作茶会や稽古のためではなく、生活の中で気軽に茶道を楽しむための企画。今まで敷居の高かった茶ノ湯が、身近に感じられるイベントだ。お問い合わせ:西武渋谷店 tel.03-3462-0111東京都渋谷区宇田川町21-1 公式サイト 現代茶ノ湯スタイル展「縁(えにし)」会場:西武渋谷店 B館5Fネクストスペース、同8Fオルタナティブスペース・ギフトギャラリー会期:2011年10月4日~24日※B館8階は~23日まで。取材/はまだふくこ
2011年10月04日スイスのバーゼルで10日から開催中の現代アートの見本市「アート・バーゼル」。9日に行われた内覧会にブラッド・ピットが現われた。居合わせたファンたちに求められるまま記念撮影に応じるなど、気さくな様子のブラピは展示された作品を入念に見て回り、旧東ドイツ出身のアーティスト、ネオ・ラウフの油彩画「Etappe」に目を留めた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙電子版のブログによると、これは1998年の作品で、F1の赤いレースカーに乗ったドライバーの周囲で様々な色のホースを抱えたスタッフが働く姿を描いたもの。しばらくこの絵画を眺めた後、一度は立ち去ったブラピだが、数分後にロサンゼルスの有名なコレクターであるブロード夫妻を伴って戻ってくると、何事か話し合い、その場を離れた。ブロード氏は「私たちはラウフの作品をすでに4つ所有していると伝えた。もし、あなたが買わないなら、私たちが購入するつもりだ、ともね」と言う。このひと言が後押しになったようで、ブラピは「Etappe」を95万6,000ドルで購入したという。ちなみにアンジーは4日に34回目の誕生日を迎えたばかり。もしかしたら、少し遅めの誕生日プレゼントかもしれない。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:イングロリアス・バスターズ 2009年10月よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開■関連記事:【カンヌ現地レポ 13】52歳の新星!ブラピを喰った男演賞俳優クリストフ・ワルツ【カンヌ現地レポ 11】最高賞はミヒャエル・ハネケ作品に!シャルロットに女優賞【カンヌ現地レポ 07】危機説もなんの!カンヌの風物詩?ブランジェリーナ揃い踏み【カンヌ現地レポ 06】ブラピ×タランティーノ会見満席、気分はハイ!
2009年06月11日