●芸術性VSハイセンスで激突都内・台場のガンダムフロント東京にて20日、「ガンプラ」世界一を競う「ガンプラビルダーズワールドカップ 2015 世界大会決勝戦」表彰式が行われ、世界中からノミネート作品が一堂に会した。「ガンプラビルダーズワールドカップ」は、バンダイが展開する「ガンプラ」の純正キットを用いて行われる、造形や彩色の技術などを競うコンテスト。世界13の国と地域で開催される大会で、オープンコースと14歳以下が応募できるジュニアコース各1名の代表が選出され、各代表による世界決勝戦が行われる。既報の通り、オープンコースチャンピオンにはタイ代表のヴィチャユス・エイアム・オンさんの「ANOTHER LATE NIGHT」、2位には香港代表のンー・ショ・ワイさんの「NIGHTINGALE(Long Distance Support Type)」、3位にはマレーシア代表のホー・イック・インさんの「The Angel」。ジュニアコースのチャンピオンにはインドネシア代表コーネリアス・シーザー・ウィジャジャさんの「Build Fighters Season 3」、2位には日本代表の畑めいさんの「THE LAST SHOOTING」、3位にはタイ代表ナチャ・ワイピマイさんの「OPERATION DESERT STORM」が選出された。なお、特別賞の「ガンダムVISAカード賞」にはイタリア代表リカルド・フォルニさんの「RX 93 Gesshoku - Lunar Eclipse」、「シャア専用オーリスII賞」はオープンコース2位にも選ばれた香港代表のンー・ショ・ワイさんの作品が受賞した。○オープンコースオープンコースでは『ホビージャパン』編集長の木村学氏が、「ヴィチャユスさんの作品は『ガンプラ』を芸術作品にまで高めている」と絶賛。2位になったンーさんの作品については、「ベースキットに情報量・パーツを足していくという昨今の『ガンプラ』でトレンドの手法だが、ディテールの精度、パーツの選択、追加するキットのセンスがずばぬけている。ネオ・ジオン系列のナイチンゲールとシナンジュ・スタインでまとめているところもうまい」と、その驚異的な完成度の高さが評価されたという。3位のホーさんの作品については「自分の世界観をもっており、その世界観の表現においてドールヘアを用いたところなどが効果的だった」とコメントした。(C)創通・サンライズ(C)創通・サンライズ・テレビ東京各ショップでプレミアムポイントがもらえる!?【PR】●「ガンプラ」は世界でも男女問わず楽しめるホビーに○ジュニアコース審査員を務めたバンダイホビー事業部の安永亮彦氏は、ジュニアコースについて「全体として発想力がすごい」と評し、チャンピオンとなったコーネリアスさんの作品は「工作技術・塗装技術・作品の見せ方、すべてにおいて高次元でまとめられている」と説明した。また、昨年に続き、2年連続で2位となった畑さんの作品については「奥行きを使った空間の見せ方への評価が高かった」と語り、3位のナチャさんの作品には「ベアッガイIII(さん)を使用するなど、アイデアが光っています」とコメント。さらに「受賞者3人中2人が女性ということで、『ガンプラ』が世界でも男女問わず楽しめるホビーになりつつあることを感じました」とまとめた。(C)創通・サンライズ(C)創通・サンライズ・テレビ東京各ショップでプレミアムポイントがもらえる!?【PR】
2015年12月21日都内・台場のガンダムフロント東京にて20日、「ガンプラ」世界一を競う「ガンプラビルダーズワールドカップ 2015 世界大会決勝戦」表彰式が行われ、タイ代表のヴィチャユス・エイアム・オンさんの作品が世界一に輝いた。「ガンプラビルダーズワールドカップ」は、バンダイが展開する「ガンプラ」の純正キットを用いて行われる、造形や彩色の技術などを競うコンテスト。世界13の国と地域で開催される大会でオープンコース・ジュニアコース各1名の代表が選出され、各代表による世界決勝戦が行われる。近年は「ガンプラ」をテーマにしたアニメ作品『ガンダムビルドファイターズ』の人気もあり、出場者も年々増加傾向にあった。そのチャンピオンに選ばれたヴィチャユスさんの作品名は「ANOTHER LATE NIGHT」。木目の素材感が特徴の作品で、『新機動戦記ガンダムW』に登場したウイングガンダムとガンダムエピオンの戦闘シーンを描いている。だが、その周囲には彫刻家の作業部屋を思わせる設計図や作りかけの作品群が配置されており、単純な「ガンダム」作品を再現したものではなく、"「ガンダム」をモチーフにしたアートを作る現場を表現する"というメタフィクション的なアイデアが盛り込まれた作品に。また、表面の塗装だけではなく、対決の場面を縦に展開させて表現する構図にも工夫が見られる。1か月半をかけて作品を完成させたというヴィチャユスさんは、「今回受賞できてとてもうれしく思います」と喜びを語り、「製作では、上と下に向かうアングルを表現するところに特に難しさがありました。また、作品のテクスチャーの部分はこだわったところなので、そこを一番見てほしいです」とコメントを寄せた。審査員を務めた『ホビージャパン』編集長の木村学氏は、「木目調にすることを目的とするのではなく、この作品を構成するために木目調を採用している点がすばらしい」と、コンセプトと手法の統一性に言及。『モデルグラフィック』編集長の古屋智康氏は、「時には、こういうコンテストでは減点法で順位を決めることもあるが、本作品は工作・塗装・アイデア、どこをとっても減点するところがない満点の作品で、何時間でも見ていられる」と絶賛した。なお、オープンコース2位には香港代表のンー・ショ・ワイさんの「NIGHTINGALE(Long Distance Support Type)」、3位にはマレーシア代表のホー・イック・インさんの「The Angel」。ジュニアコースのチャンピオンにはインドネシア代表コーネリアス・シーザー・ウィジャジャさんの「Build Fighters Season 3」、2位には日本代表の畑めいさんの「THE LAST SHOOTING」、3位にはタイ代表ナチャ・ワイピマイさんの「OPERATION DESERT STORM」が選出された。優勝作品を含む各国代表作品は2016年1月6日までガンダムフロント東京にて展示される。(C)創通・サンライズ(C)創通・サンライズ・テレビ東京各ショップでプレミアムポイントがもらえる!?【PR】
2015年12月20日●受賞作のテーマはあの名シーン12月20日に都内・ガンダムフロント東京にて開催される「ガンプラビルダーズワールドカップ2015世界大会決勝戦」に出場する日本代表が、11月22日に秋葉原で開催された「ガンプラEXPO」内で決定した。その発表の模様を、ファイナリストとなった作品とともに振り返っていこう。「ガンプラビルダーズワールドカップ2015 日本大会」は、14歳以下が参加できるジュニアコース、15歳以上が参加するオープンコースの2つの部門からなっており、今年も全国から昨年を超える数の応募が寄せられた。写真審査による一次審査、ウェブ投票による二次審査の2度の審査を経てジュニアコース5作品、オープンコース25作品がファイナルに選出される。そして最終審査は、"川口名人"ことバンダイ ホビー事業部マーケティングチームリーダーの川口克己氏を始めとしたガンプラ開発関係者による審査員票に、「ガンプラEXPO」の来場者による一般票を加えた結果により決められる。ファイナリストの5作品の中から選ばれた今年のジュニアコースの日本代表は、畑めいが5年連続で選出された。畑の作品は、『機動戦士ガンダム』の劇中でも屈指の名シーンとして知られるア・バオア・クー攻略戦において、ガンダムがビームライフルでジオングの頭部を撃ちぬくシーンを再現したジオラマ「ラストシューティング」。バンダイホビー事業部で『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のガンプラ開発などを行う安永亮彦氏は、畑の作品について「作品の奥行き感の演出の巧みさや、暗い中での色の使い方などのトータルバランスがよかった。また、有名なシーンを忠実に再現しているところも評価しました」と説明した。5連覇を決めたことについて畑は、「会場でほかの人の作品を見て、自分にはない想像力豊かな作品があったので、選ばれるとは思っていませんでした」と自身が選ばれたことの喜びをかみしめていた。中でもユウスケの「アッガイの魂」を最も気になる作品として挙げる。畑は今回の制作にあたり、昨年の世界大会終了後から構想を練り始め、『機動戦士ガンダム』を見た際にこのシーンにしようと決めたという。製作期間には半年を要した。(C)創通・サンライズ●ベテランモデラー高奥が2回目の挑戦でオープンコースを制すまた、昨年初挑戦ながら2位に入賞したロク【ROKU】高奥誠也の「トールギスA(アレス)~闘神~」がオープンコースの日本代表に決定。代表決定を告げられた高奥は、「去年、2位で悔しい思いをして、なんとか1位になりたいと思って頑張った結果、夢が叶いました。ありがとうございます」と喜びを語った。49歳の高奥は、ガンプラ誕生以前からスケールモデルなどのプラモデル作りをしていたベテランモデラー。途中仕事などのため、一時プラモデル作りから離れていた時期もあったという。作品については、「ポージングと、全体がバランスよくまとまっている点を評価していただきました。また、LEDを内部に組み込んで隙間から光を漏らすことでメカらしさを表現する"漏れ電"という技法を使っている点も評価につながったのではないかと思っています」と明かした。そんな高奥だが、自身の評価では第2位の「凛」(ヤマタツ)が第1位になると思っていたという。『ガンダムビルドファイターズ』シリーズのガンプラの制作を担当するバンダイホビー事業部の馬場俊明氏は、高奥の作品について「構成、造形、塗装、デザイン性、すべてにおいて非常にバランスが取れた素晴らしい作品です。最終審査の結果を見た際に、なるほどなと感じました」と語った。また、第3位には「1/1スケール チームS.H.I.」(下田重工業)が入賞している。○入賞作品以外のファイナリストの作品(C)創通・サンライズ
2015年11月28日熊本県はこのほど、トマト畑搭載トラック「トマトラ」を熊本から東京まで走らせる日本縦断プロジェクトを開始した。同プロジェクトは、熊本県「赤のブランド」推進事業の一環として行うもの。今年は「くまもとの本気モン」をテーマに、第1弾として、トマト農家や運送のプロが作った「トマトラ」を日本中でPRする。「トマトラ」は、新鮮なトマトを東京に届けるため、トマト畑をそのまま輸送するために特化して作られた特別な2tトラック。トマト苗を枯れさせない工夫を随所に設けている。熊本~東京までの道のりは、高速道路も使用するため、トマトラは100km近い速度で走ることになる。そこでトマトを向かい風から守るため、屋根の骨組みは荷台のほろが風を受けにくい構造とした。苗の転倒や土の飛散を防ぐよう「ビニールハウス搭載型」とし、トマトを密閉空間の中で守りつつ輸送できる仕組みも取り入れた。また、ビニールハウスで覆うと熱がこもるが、トマトは熱に弱いため、32度以下にたもてるよう設計したとのこと。屋根には日光熱の影響を軽減する反射シートを施し、運転席のエアコンからダクトを荷台にはわせて、冷気を引き込む構造になっている。畑の下には、揺れで実が落ちないように、縦揺れを吸収するスポンジシートを敷いた。トラックのデザインは、トマトに見える赤とグリーンの配色でインパクトの強いものに仕上げた。ビニールハウス上部には、熊本県の営業部長「くまモン」の姿をデザイン。赤いホイールのナットは、一つ一つがトマトの種のような黄色に塗装されている。ナンバープレートは、「10月10日(トマトの日)」と細部にまでこだわった。トマトラは7日に熊本を出発。大阪、名古屋を経て10日に東京へ到着する予定となっている。
2015年10月09日オイシックスは1日、千葉県富里市の「ピーチかぶ畑」で、2015年の入社式を実施した。○オフィスで働く前に現場を体験同社は野菜や果物のインターネット宅配サービスを運営しており、取引を行っている有機・特別栽培農家は全国1,000軒以上にのぼる。畑での入社式は、オフィスで働く前に産地の苦労や工夫、農家の思い、そして畑や野菜に触れる事で、食の現場をいち早く体感しモチベーションアップに繋げてほしいという目的で実施が決定したという。千葉県富里市にあるピーチかぶの畑の会場では、式次第をかかしにぶら下げ、マイクの代わりに拡声器を使うという形式で入社式が行われた。取引農家でピーチかぶ生産者の田中一仁さんは「社会人としてしっかりと自覚を持ってほしい。新卒のみなさんの力でオイシックスを大きくしてください。私も負けずに今年もおいしいピーチかぶを作ります!」とコメント。新入社員代表の豊島 有希さんは「誰よりも強い熱意と好奇心を持ち、それを追求し続ける覚悟と責任のあるかっこいい社会人を目指したいです。おいしくて、安心で、豊かな食生活をより多くの人に届け、それを作っている農家さんはただものじゃないな! ということが伝わるように努めます」と意気込みを語った。○入社証書を「収穫」!?式典では、「入社証書授与」ならぬ「入社証書 収穫」も実施。ロゴの入った"MY軍手"をはめ、司会者の「入社証書収穫開始!」の合図と共に、一斉に土に埋められた自らの入社証書を掘り起こした。入社式終了後には、田中さんによるレクチャーのもと、ピーチかぶの収穫を手伝う実地研修が行われた。新入社員は、土や栽培方法へのこだわり、そして収穫の手順とコツを教わり、2人1組で収穫。その後、畑の上でそのままピーチがぶの丸かじりに挑戦した。入社式に参加した新入社員からは、「最初聞いた時には驚いたけれど、会議室でただ話を聞いているだけよりもずっとおもしろい。とても満喫した」「産地に来てみたいと思っていたので、早くも叶ってうれしい」という声が寄せられた。
2015年04月01日徳島県・北島町のスポーツ施設「サンビレッジ北島」の向かいの畑に2015年春、キャラクター「ししゃもねこ」を縁取った「チューリップ畑」が登場する。「ししゃもねこ」は、頭部が「猫」で胴体が「ししゃも」のキャラクター。同町生まれで旧吉野川流域に生息し、憧れのさかなは「およげたいやきくん」「スイミー」、ライバルは「ウナギイヌ」だという。LINEスタンプなども発売され、「脱力系キャラ」として人気を集めており、昨年発売されたガチャガチャ玩具はすでに完売状態で、3月には新しいデザインが全国で発売される予定。同町ではこれまで、チューリップ畑をPRする試みとして、ハートやひょうたん型など抽象的な図柄で来園者を楽しませてきた。今回、初めてキャラクターを用いたデザインを取り入れ、そのモチーフとして「ししゃもねこ」を採用する。「ししゃもねこチューリップ畑」は、全長約10m。15cmほどの高さに土を盛り、同キャラクターを縁取る。チューリップの品種はプレルジューム、ビッグスマイル、キースネリス、ブラックヒーローの4品種。ピンク、黄、紫、赤・黄混合の4色のチューリップが開花すると、キャラクターの体全体がチューリップで埋め尽くされる。キャラクターの作者・川久保貴美子さんは「同イベントにししゃもねこを使ってもらえたことに感謝している。これにより、今までししゃもねこを知らなかった人に知ってもらえるのがうれしい」「ししゃもねこチューリップを見て、和んでもらえたら」とコメントした。チューリップの開花予定は4月。見ごろは4月10日~20日で、6~7割が散る月末まで楽しめる。開園は来年4月4日からを予定している。
2015年01月14日人気アニメ『機動戦士ガンダム』のプラモデル「ガンプラ」モデラー世界一を決める「ガンプラビルダーズワールドカップ 2014」の世界大会決勝戦が21日、東京・台場のガンダムフロント東京で開催された。いまや世界中にファンを持つ『機動戦士ガンダム』シリーズのプラモデル「ガンプラ」。今年で、4回目を迎えた「ガンプラビルダーズワールドカップ」には、オープンコースに、日本、中国、韓国、香港、台湾、北米、イタリア、インドネシア、オーストラリア、タイ、マレーシア、フィリピン、シンガポールの13カ国、14歳以下がエントリーするジュニアコースに日本、中国、韓国、香港、台湾、インドネシア、オーストラリア、タイ、マレーシア、フィリピン、シンガポールの11カ国が参加し、ガンプラビルダー世界一の栄光の座を競った。審査方法は、川口名人こと川口克己氏、バンダイホビー事業部の馬場俊明氏、模型誌『ホビージャパン』(ホビージャパン)の岡村征爾氏、『電撃ホビーマガジン』(アスキー・メディアワークス)の木村学氏、『モデルグラフィックス』(大日本絵画)の古谷智康氏という5人の審査員が、工作、塗装、アイデアの3つの要素を採点。その合計得点を競う方式となっている。また今年は、同大会に協賛する貝印貝印、セブン-イレブン・ジャパン、三井住友カードによる特別賞も用意された。決勝戦のMCは、昨年同様、自身がガンプラビルダーでもある声優の池澤春菜と川口名人が担当。決勝戦の冒頭、バンダイの代表取締役社長にしてチーフ・ガンダム・オフィサーの上野和典氏が登壇し「大会を重ねるごとに、非常にガンプラファンの皆さんにとって意義深い大会になっていると感じています。じっくりと作品を見させていただきましたが、今年はさらにレベルが上ったなと思いました」と語っていた。○オープンコースは、マレーシアが2度目の優勝!世界13カ国から15歳以上のビルダーが参加するオープンコースの優勝者は、製作期間6カ月のマレーシア代表アンディ・ウォンさんによる「インベーダーズ・ファウンド」。『MG ジ・オ』をベースにしたという本作だが、ベースとなったキットの面影はほとんど感じられない独創性あふれるジオラマ作品となった。審査員の『ホビージャパン』岡村氏は、本作について「ガンプラには無限の可能性があることを示したのがチャンピオンの作品ではないでしょうか。『ジ・オ』のパーツを使用していますが、自分なりのオリジナリティを加えて、新しい世界を想像したことを評価いたしました」と太鼓判。また『電撃ホビーマガジン』木村氏は「優勝作品には、独創性とガンプラの枠にとらわれない柔軟なアイデアを感じました。また機体に"自衛隊"に書かれている点について、宇宙世紀の日本にはこうした自衛隊がいるのかなと想像を掻き立てられました」と評した。優勝したアンディ・ウォンさんは、表彰式では感動のあまり「ありがとう」と言葉少なだったが、一息ついた後「他の国のエントリーを見た時に、自分が勝てると思っていなかったので驚きました。複数の審査員の方がいらっしゃったので、作品を評価してくださったことをうれしく思います」と喜びをあらわにしていた。オープンコース決勝進出作品について、『モデルグラフィックス』岡村氏は「例年にもましてバラエイティ豊かな作品が揃っていたため、単純な工作技術や塗装技術だけでは評価しきれない作品ばかりでした」と全体を総括した。○ガンプラ少女・畑めいさんも四度目も優勝を逃し、韓国代表がジュニアコースを制す14歳以下のモデラーによるジュニアコースは、イタリアと北米を除いた11カ国によって争われ、韓国代表のアン・ジフンさんによる「イノセンス・オブ・チャイルドフッド」がチャンピオンの座を手にした。子どもとザクが気持ちの交流を描いたという本作は、初めて制作したジオラマ作品だという。バンダイの馬場氏は、ジュニアコース全体について「今回、審査にあたりジュニアコースの作品をすべて見終わってから、これらの作品がジュニアコースだったと気がつくほどの力作揃いでした。オープンコースとの技術の差はほとんどなく、皆さんがオープンコースに出展された時にどんな作品を作ってくるのか楽しみです」と総括。4年連続で日本代表としてエントリーしたガンプラ少女、11歳の畑めいさんは、惜しくも第2位の入賞だった。「ガンプラビルダーズワールドカップ 2014」世界大会に出場したオープンコース、ジュニアコースの24作品は、2015年1月7日までガンダムフロント東京で展示されている。(C)創通・サンライズ
2014年12月21日人気アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズのプラモデル「ガンプラ」の世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(W杯)2014」の日本大会決勝戦の表彰式が23日、東京・秋葉原UDXで行われ、日本代表の2名が決定した。2011年より開催されている「ガンプラビルダーズワールドカップ」は、今年で4回目を迎え、ガンプラの工作や塗装技術、アイデアを競っていくバンダイ取材の国際大会。今年は日本、中国、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、北米、イタリアの13カ国、地域が参加する。それぞれの予選を勝ち抜いた代表が、12月21日に東京・台場の「ガンダムフロント東京」で開催される世界大会決勝戦に臨む。昨年は、日本代表がオープンコースで世界一の栄光に輝いたこともあり、今年のオープン部門の応募数は170%と急増。一次、二次審査を勝ち上がってきた、オープンコースの最終候補25作品とジュニアコースの最終候補5作品が「ガンプラEXPO 2014」の会場内で展示され、川口名人こと川口克己氏をはじめとしたバンダイのホビー事業部による審査と「ガンプラEXPO 2014」の来場者投票を集計して、日本代表が発表された。○『ポケ戦』のケンプファーで畑めいさんがV4を達成表彰はジュニアコースから行われ、過去3回日本代表に選ばれている畑めいさんが、今年は『MG ケンプファー』を使用した「アルの中の戦争」で大会4連覇。1989年のOVA作品『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の主人公アルフレッド・イズルハの記憶に残っている戦争の情景をイメージして制作されたという。審査を担当したバンダイホビー事業部の馬場俊明氏は「今までもプラスチックのケースを使った空間表現がうまかったのですが、今年は円筒形のケースで、空間表現、スピード感ともに素晴らしい。一般票も圧倒的で、すごい表が集まっています」と他の作品を圧倒的な大差で破ったことを明かした。そして、ジュニアコース日本代表となった畑めいさんは「今年もすごいたくさん並んでいて、ドキドキしたんですけど、選んでいただけでうれしいです。今年こそ、世界一を取りたいです!」と4度目となる挑戦で、世界チャンピオンの座へ意欲を見せている。○総製作期間24カ月の大作がオープンコース日本代表に続いて行われたオープンコースの表彰では、第3位に『MG ボール』を使用した谷田部岳文さんの「スティンガーフォトンボール」が選出された。バンダイホビー事業部の長谷川氏は「ボールでも十分『ガンダムビルダーズワールドカップ』で戦えるんだぞという証明になったと思います」と出来栄えに太鼓判。第2位は『MG ウイングガンダムプロトゼロ』を使用したRO KUさんの「ウィング ゼロ ディアボルス」で、長谷川氏は「正面もさることながら、背中に関しました。複雑なレイアウト能力がすごい。シンプルに見て、かっこいいということで、得票が伸びたのではないでしょうか」と寸評した。そして、オープンコースの日本代表に選ばれたのは『HGUC バイアラン・カスタム』『HGUC ギャプラン』『HGUC マラサイ』『HGUC ハンブラビ』など、20種以上のガンプラを使い、総製作期間24カ月以上の三木義久さんによる「天翔ける麒麟 ~バイアラン・カスタム試作2号機~」。三木さんは「完全燃焼だったので結果は気にしていませんでしたが、こんな賞を受け取れるとは思いませんでした。家族や友人の応援のおかげです」と家族や友人への感謝を述べる。もともと本作は、昨年応募するつもりで制作をしたものの応募期間に間に合わず、2年越しで完成した作品だという。馬場氏は「今回の一般投票の結果は、川口さんが途中でステージを切り上げて最終審査をしなければならないほど僅差でした」と接戦だったことを明かし、三木さんの作品を「トータルの工作の技術、まとめ上げるセンスが非常に高く、すごく興味深く見させていただきました」と称賛を送っていた。12月21日には、東京・台場の「ガンダムフロント東京」で世界大会決勝戦が開催される。○オープンコース決勝進出作品(C)創通・サンライズ
2014年11月24日日本サブウェイが展開するサンドイッチ・チェーン「サブウェイ」は10月8日、「農業女子」とコラボレーションして開発したランチバッグ「畑からの贈り物」を発売する。10月22日までの期間限定での販売となる。「農業女子」とは、女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵を、さまざまな企業のシーズ(※)と結びつけ、新たな商品やサービス、情報を社会に広く発信していくためのプロジェクト「農業女子プロジェクト」に参画している女性のこと。今回は早川ナナさん、貫井香織さん、山口由美さん、長谷川恵理子さんの4名が、メニュー開発に携わった。同商品は、早川さんら4名の農業女子が育てた旬の作物と、季節を表す方式である古来二十四節季の「寒露」という季節にふさわしい食材を組み合わせて作った。夏から秋の疲れを癒やす効能があるといわれるビタミンやカルシウムを含む、きのこや野菜を盛り込み、シンプルに素材を生かした味わいに仕上げている。メニューは、干し椎茸入り厚切りソーセージサンド(貫井園)、梅ジャムとマスカルポーネのデザートサンド(山口農園)、かぼちゃ、白なす、ミニトマトの乾燥ベジチップス(長谷川農園)、季節のきのこサラダ、緑茶(静岡トップハット大関農家)。メニューは11時より各店10食限定で販売し、売り切れ次第終了となる。価格は800円(税込)。販売店舗は、赤坂アークヒルズ店、野菜ラボ丸ビル店、経済産業省本省庁舎店。※シーズとは、研究開発や新規事業創出を推進していく上で必要となる発明(技術)や能力、人材、設備などのこと
2014年10月07日本格的な夏到来ですね。薄着のこの季節、ぽっこりお腹が気になりませんか?以前、 米麹を使った飲む点滴「甘酒」 をご紹介しましたが、今回は「麦麹(むぎこうじ)」をご紹介。麦麹の原料となる大麦は食物繊維たっぷりなので、便秘気味の方やお腹まわりが気になる方には嬉しい食材なのです。食物繊維で“スルッ”と快適大麦には、粒の外皮ではなく内部にぎっしりと詰まっているβ-グルカンという水溶性の食物繊維が、精白米の17倍以上も多く含まれています。このβ-グルカンがお腹の中で食べ物と混ざり合い、ゆっくりと消化吸収されていくため腹持ちが良く、食後の血糖値の上昇は穏やかになります。また、大麦自体に含まれる「でんぷん」も緩やかに消化吸収されるため、食べ物に含まれるコレステロールの吸収も抑えてくれるそう。エネルギー源として必要な「でんぷん」を補給しつつ急激な血糖値の上昇も防いでくれる、というわけです。さらに食物繊維に加えてビタミンB1なども豊富。カルシウム含有量は精白米の3倍以上、ビタミンB2は2倍以上も含まれています。健康や美容に気をつかう方、特に便秘や肌荒れに悩む方には、積極的にとり入れていただきたい食材のひとつです。麦麹パワーとは?/「醤油麦麹」の作り方 次のページへ「麦麹」で美肌に!さて、この栄養豊富な大麦が「麦麹」になると、さらに効果がアップ!麦麹は大麦の効果にプラスして、ぶどう糖やアミノ酸が豊富です。栄養価がとても高く、免疫力の向上や、麹のチカラで肌がすべすべになるなどの美肌効果があるといわれています。「醤油麦麹」の作り方・活用法麦麹は合わせ味噌や麦味噌を作るときに使いますが、もっと手軽に使いたい!という方に、まるでいくらの様なプチプチした食感がうれしい「醤油麦麹」の作り方をご紹介しましょう。【材料】・麦麹 150g・ぬるま湯 80cc・醤油 ひたひたになる適量まず、麦麹150gに、ぬるま湯80ccを加えて30分ほど麦麹に水分を吸わせます。(麦麹の乾燥具合により水分を加減しても)そして醤油をひたひたになるまで注ぎ、常温で1日1回混ぜると1週間ほどで完成します。納豆に入れたり、冷や奴、サラダや和えもの、肉や魚、野菜のソテーや蒸しものにのせるのもオススメ。醤油で発酵熟成されているので、うまみの相乗効果で味わいが濃厚になっています。麦のぷちぷち感も楽しく、このままおつまみとしても美味しくいただけます。(写真右のサラダは「醤油麦麹」をそのまま和えただけです)この夏、「醤油麦麹」で美味しくスリムボディを目指してみませんか?★ご近所に「麦麹」が販売されていない場合、山梨の「五味醤油」からもお取り寄せが可能です。「醤油麦麹」も販売されています。ご参考ください・ 「五味醤油」ホームページ ・ 「五味醤油」お買い物ページ
2014年07月25日人気アニメ『機動戦士ガンダム』のプラモデル「ガンプラ」モデラー世界一を決める「ガンプラビルダーズワールドカップ 2013」(GBWC/ガンプラW杯)の日本代表決定戦が24日、東京・秋葉原のUDX アキバ・スクエアで開催中の「GUNPLA EXPO WORLD TOUR JAPAN 2013」内で行われ、日本代表の2名が決定した。今年の日本代表予選には、ジュニアコースとオープンコースそれぞれの代表を目指して、応募総数1,000作品(ジュニア300/オープン700)の応募があり、2度の予選を経て、決勝へと駒を進めたオープンコース25作品、ジュニアコース5作品によって決勝が行われた。選ばれた2名の日本代表は、12月22日に東京・台場の「ガンダムフロント東京」で行われる世界大会に出場する。ジュニアコースでは、連覇中の畑めいさんが『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』より、νガンダムでアクシズの地球落下を押し返すクライマックスシーンを再現した「人の心の光」に決定し3連覇。畑さんは「通常の3倍うれしい」と喜びのコメントを寄せ、今年の作品を作る上で特に注力したのは「再現性」であり、劇中で描かれているνガンダムの傷や汚れなどを何度も映画を見返して忠実に再現したという。オープンコースの日本代表は、『MG 1/100 RX-93 vガンダム Ver.Ka』を5カ月間かけて制作した山内俊平さんの「宇宙世紀最強の機体」に決定。山内さんは、2011年の「GBWC」出展作品を目にして「ガンプラ」に復帰したモデラーで、今回の作品は「自分の思うリアル感を出そうと思いました。ジオラマでなく、単体なので、ごまかしが聞かない。できる限りの作りこみを行うと心に決めて作りました」と作品の構想を明かした。代表決定方法は、「川口名人」こと川口克己氏をはじめとしたバンダイのスタッフや『ホビージャパン』(ホビージャパン刊)、『電撃ホビーマガジン』(アスキー・メディアワークス刊)、『モデルグラフィックス』(大日本絵画刊)といった模型専門誌の編集者などに加え、21日から行われた同イベントの来場者による一般投票の結果を集計。ホビージャパンの岡村征爾氏は、今回の選考について「模型ファンとして楽しく審査せていただきました。我々、模型誌の編集の目から見ても素晴らしい造り込みで、まさにニューガンダムは伊達じゃないと感じました」と、劇中のアムロ・レイの名台詞を引用しながら称賛を送った。プレゼンターとして参加した、漫画『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の作者・太田垣康男氏は、出展作品について「一日時間をかけて見たい。お酒を持ち込んで、じっくりと見たいです。参考になる作品がたくさんあったので、じっくり見させていただきました。今後の作品作りの参考にさせていただこうと思います」と、感激した様子で語っていた。最後に、川口名人は「例年、日本は大作志向が強いんですが。今回は模型としての制作志向が高い作品が多かったです。原点にたち返った作品が多かったように感じます。日本の作品は、世界のモデラー世界で注目をあつめているので、影響を与えるのではないかと思います」と総評を述べ、参加者の栄誉を称えていた。ガンプラ世界大会は、12月22日に世界13カ国とエリアからガンプラビルダーが集結して、お台場の「ガンダムフロント東京」で開催される。(C)創通・サンライズ
2013年11月24日三陸鉄道北リアス線陸中野田~田野畑間が4月1日、運転を再開する。同日に北リアス線久慈~田野畑間で時刻改正が行われ、4月28日より「リゾートうみねこ」もJR八戸線から乗り入れる。三陸鉄道は東日本大震災で被災し、南リアス線(釜石~盛間)は現在も全線で運転見合わせに。北リアス線は久慈~陸中野田間と小本~宮古間で、臨時ダイヤで運転が行われている。昨年11月3日から始まった本格的な復旧工事により、陸中野田~田野畑間が4月1日から復旧することに。久慈~田野畑間で行われる時刻改正では、列車のスピードアップも図られ、最高速度も現行の時速45kmから、震災前と同じ時速90km(陸中野田~野田玉川間は除く)での運転となる。小本~宮古間も4月1日に自動信号設備が復旧し、列車の増発とスピードアップが行われる。土休日には久慈~田野畑間にて、レトロ調車両「さんりくしおさい」による定期列車も運転。久慈駅を10時20分に、田野畑駅を11時25分に発車する。また、「いわてデスティネーションキャンペーン」実施に合わせ、ゴールデンウィーク期間より「リゾートうみねこ」がJR八戸線から北リアス線へ直通運転を行う。運転日は4月28~30日、5月3~6日、5月12日から6月30日までの土休日となる予定で、八戸~田野畑間で1日1往復運転。八戸線内では3両編成のうち1両が指定席となり、北リアス線内は全車自由席となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月24日