商工組合中央金庫(商工中金)は13日、7月1日から始まる「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に向けて、再生可能エネルギーによる発電事業者を支援する「再生可能エネルギー推進支援貸付」を創設したと発表した。発電設備は初期負担が大きく、投資回収に長期間を要する。このため、同制度では当初10年間は固定金利とし、最長20年までの借入を可能としたという。貸付対象者は、適正に再生可能エネルギー源を用いて発電を行う設備であることなどについて、経済産業大臣の認定を受けた事業者。資金使途は、再生可能エネルギー源を用いた発電にかかる設備資金、および売買事業などにかかる運転資金に限られる。貸付期間は、10年以内(全期間固定金利・据置3年以内)と、20年以内(当初10年間固定、11年目以降5年ごと見直し・据置3年以内)の2種類。なお、運転資金の場合は10年以内となる。貸付利率は、10年以内の場合は長期プライムレートプラス0.2%以上、10年超の場合は当初10年が長期プライムレートプラス0.5%以上、11年目以降は見直し時点の長期プライムレートプラス0.2%以上に設定。このほか、変動金利商品も用意する。また、環境対策に取り組む中小企業組合などを支援するため、同買取制度による発電事業に参入する中小企業組合など(組合の構成員である中小企業なども含む)に対して、優遇措置を実施。具体的には、都道府県中小企業団体中央会の推薦がある場合、上記貸付の貸付利率について0.2%の優遇措置を設定し、10年以内の場合は長期プライムレート以上、10年超の場合は当初10年が長期プライムレートプラス0.3%以上、11年目以降は見直し時点の長期プライムレート以上とする。同社は、”持続可能な社会”の実現に向けて、「金融商品・サービスの提供を通じて、再生可能エネルギーによる発電に取り組む事業者を積極的にサポートし、エネルギーの安定供給、地球温暖化問題への対応、経済成長の柱となる環境関連産業の育成に貢献していく」としている。再生可能エネルギー特別措置法(電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法)とは、太陽光や風力、地熱などの再生可能エネルギー源を用いて発電された電気を、一定の期間・価格で電気事業者が買い取ることを義務付ける法律。電気事業者が買取に要した費用は、原則として使用電力に比例した賦課金によって回収し、電気料金の一部として国民が支払うこととなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日シチズン時計は6月下旬、同社の最高品質モデル「ザ・シチズン」より、ケースとバンド部にチタン素材を採用した光発電エコ・ドライブ時計を発売する。光発電時計として世界最高精度の年差プラスマイナス5秒を実現し、エコ・ドライブ搭載モデルでは初のチタンモデルとなる。チタンはステンレスの約6割の比重と軽く、さびにくいが、やわらかい金属のため傷が付きやすいという欠点も持っている。今回発表されたモデルでは、チタン素材にシチズン独自の表面硬化技術を施すことにより、純チタンの約5倍の硬度を実現し、耐磨耗性を向上させたとのこと。ガラスは屈折率が極めて少なく、厚さが均等なデュアル球面サファイアガラスを使用。ガラス両面にシチズン独自のコーティングを施すことで、高い視認性を実現した。光発電による充電量がひと目でわかる充電量表示など、高い機能と実用性を盛り込んでおり、どんなスタイルにも合わせやすいシンプルで飽きのこないデザインに仕上がっている。ケース径は38.2mm、厚さは12.0mm。文字盤の色はシルバーとブラックの2タイプ。購入者には10年間の無償保証と無償点検が付く。価格は34万6,500円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日東京メトロは28日、東西線妙典駅に太陽光発電システムを導入すると発表した。発電能力は280kWを見込んでおり、今年7月の完成をめざすという。同社は環境に優しい地下鉄をめざして、「みんなでECO. 東京メトロ・エコプロジェクト」を展開している。環境配慮型車両として千代田線16000系や銀座線1000系を投入し、銀座線田原町駅を皮切りにLED照明の導入も実施。地上駅への太陽光発電システム導入も進められ、千代田線北綾瀬駅(発電能力20kW)、東西線南行徳駅(発電能力40kW)に続く3駅目として、妙典駅に導入されることに。妙典駅は東京メトロ東西線の高架区間(南砂町~西船橋間)にある駅で、開業は2000年と東西線の駅では最も新しい。2面4線のホームを有する同駅はホーム屋根の面積が広く、太陽光パネルを多く設置できることから高い発電能力を発揮すると予想される。発電開始後の年間発電電力料は約25万7,000kWhが見込まれ、これは南砂町~西船橋間で使用される消費電力の約2.8%に相当し、142トンのCO2削減につながるという。太陽光発電システムの導入により、晴天時の昼間はエスカレーター、エレベーター、照明などの付帯電力を太陽光発電でまかなえるほか、発電量が多い場合、隣接する駅に融通しての利用も可能となる。なお、東京メトロは東西線地上駅の残る5駅(西葛西駅、葛西駅、浦安駅、行徳駅、原木中山駅)についても、本年度中に太陽光発電システムを順次導入する予定としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日地域の放射能汚染状況を自らの手で調査する活動が盛んな中、子どもでも扱えて放射線量を分かりやすく注意喚起する放射線量計が話題を集めている。この放射線量計「パラモス」は、LSI(集積回路)や電子機器システム等の設計開発を行う、アドバンスデザインテクノロジーによって開発された。手のひらサイズで携帯しやすいこと、難しい知識や本体操作が不要なことが注目を集め、3月の発売から数多くのメディアで紹介されている。パラモスは、ボタンを押すだけで電源が入り、放射線量測定を自動で開始。測定結果は通常・注意・警告・危険の4段階に分類され、光と音で誰にでも分かりやすく注意喚起する。子どもと大人とで異なる判定基準が設けられ、日常的に高い線量を意識する必要がある場合は、連続モードで常時測定が可能。また1時間ごとに自動で測定した測定結果を加算し、より正確な累積値を表示できる。測定範囲は0.05μSv/h~9.99μSv/h(毎時マイクロシーベルト) 。電源は単四形乾電池2本(別途)。価格は19,500円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月15日カカクコムは25日、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」の太陽光発電カテゴリにおいて、太陽光発電システム導入時に、国や地方自治体から支給される補助金制度によって受けられる合計金額を手軽に算出できる「補助金検索」の提供を開始した。「価格.com」では、環境意識の高まりや、震災発生後に電力不足への懸念などから太陽光発電への注目が高まったことを受け、2011年7月に、太陽光発電カテゴリを立ち上げた。今回、さらに「補助金検索」を追加することで、「情報充実によるユーザー利便性の向上を図る」(カカクコム)。同社では、国の補助金の申し込み期間が4月18日に正式発表されたことを受けて、「補助金検索」サービスの提供を開始。ユーザーは、住んでいる都道府県、市区町村、さらに希望の設置kW数を選択することで、国、都道府県、市区町村それぞれから支給される補助金の合計金額を手軽に算出することができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティーサイト「MedPeer」にて、「散剤処方時の『成分量』と『製剤量』について」の調査を実施し、結果を発表した。調査手法は、「MedPeer」会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチ。調査期間は3月7日~3月13日で、有効回答数は 2,638件となっている。散剤処方時の「成分量」と「製剤量」について、「原則的に成分量で統一すべきである」という回答が61%で最多となった。その理由として、「錠剤との整合性という意味で成分量がベター」「同製剤で成分量(%)が異なることもある」「成分量に統一したほうが、過量投与などの危険がない」といったコメントが寄せられた。「原則的に製剤量で統一すべきである」は22%。「調剤ミスを防ぐには製剤量での統一が望ましい」「保険請求は製剤量なので」という意見がある。薬剤師からの問い合わせに対応する手間を避けたいといった理由もあるようだ。「現在のまま、統一しなくてよい」という意見は10%。「施設によって統一できてればよい」「無理に統一しようとすると、現場が混乱する」といった意見が挙がった。「MedPeer」は医師の会員制コミュニティーサイト。医師同士のディスカッション、情報交換を目的としており、その仕組みを利用して各種医師向けリサーチ調査が可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月18日京セラは、太陽光発電と高耐久・大容量のリチウムイオン蓄電システムを組み合わせた新システムを、4月1日より順次受注開始すると発表した。受注・販売は京セラの太陽光発電システム国内販売会社である京セラソーラーコーポレーションが行う。新システムは、太陽光発電システムと蓄電システムを連係することにより、通常は安価な深夜電力を蓄電し昼間に利用することで、太陽光で発電した電気の売電量を増加させる、いわゆる押し上げ効果が期待できるシステム。電気使用量が昼間に多いか夜間に多いかなど利用者の生活パターンや、コストの削減を優先するか電力確保を優先するかなどのニーズに合わせた6つの運転モードを搭載しており、自由に選択できる。一方、停電時は自動的に蓄電池からの電力供給に切り替わり、大容量7.2kWhの蓄電池を生かし、冷蔵庫、冷暖房器具、テレビなど生活に必要な電気製品を同時に最大12 時間連続使用できる。また、晴天時であれば太陽光発電システムの自立運転機能によって、太陽光で発電した電気を使用できるため、長時間に及ぶ停電にも対応が可能となる。京セラの独自技術を生かしたホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)を組み合わせることで、手持ちのパソコン、テレビ、スマートフォンなどで、太陽電池の発電量や蓄電池の充放電状況など家庭内エネルギーの状況の「見える化」がはかれ、画面上で一元管理することでエネルギーの効率運用が可能となっている。希望小売価格は、太陽光発電システム4.03kW を設置した場合、税・工事費別で4,926,000 円となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日ソニー損害保険はこのほど、NPO法人「そらべあ基金」の「そらべあスマイルプロジェクト~ご当地版・被災地支援編~」を通じて、3つの幼稚園・保育園に太陽光発電設備「そらべあ発電所」を1基ずつ寄贈したと発表した。「そらべあスマイルプロジェクト」は、そらべあ基金の活動に賛同する企業・個人からの寄付をもとに、「そらべあ発電所」を全国の幼稚園・保育園に贈るプロジェクトで、「そらべあスマイルプロジェクト~ご当地版・被災地支援編~」は、寄贈先の幼稚園・保育園を東日本大震災被災地域に限定している。ソニー損害保険は、同プロジェクトを支援するため、保険契約者の走行距離を契約時に確認する仕組みを活用した寄付活動「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」を運営している。今回「そらべあ発電所」の寄贈先として選ばれたのは、岩手県初の設置となる盛岡市立つなぎ幼稚園(岩手・盛岡市)、アルゴ幼稚舎保育園(福島・郡山市)、ほなみの杜保育園(宮城・大崎市)の3施設。これにより、同プログラムによる同社の「そらべあ発電所」の寄贈数は計8基となったという。今回の寄贈を記念し、3、4月に「そらべあ発電所寄贈記念式典」を計画。同社は今後もプログラムを継続し、「多くの幼稚園・保育園に『そらべあ発電所』を設置していくことで、子どもたちの環境に対する関心を高めるための一助となれば」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月24日会員数2000万人を誇る世界最大のオンライン旅行コミュニティ「トリップアドバイザー」は、旅行に関するさまざまな情報をインフォグラフィックにして毎週公開する「tripgraphics(トリップグラフィックス)」を実施している。第13回の調査は「世界のワイン消費量と代表的なワインボトルの種類」。この調査データによると、一人あたりの消費量で比較して、世界一ワインを飲むのはやはりフランス人!その量、なんと52.1リットル。一般的なワインボトル(750ml)換算でおよそ70本にものぼる。以下、2位はルクセンブルグ、3位はイタリア、4位はポルトガルという順位に。ちなみに日本の平均は2リットル。17日はボジョレーヌボー解禁日だが、この日1日だけで日本人の平均消費量を飲みほしてしまう猛者もいるかも?プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年11月15日「そらべあ発電所」設置幼稚園・保育園を募集ソニー損保はグリーン電力普及啓発活動を行う、NPO法人「そらべあ基金」への寄付をもとに、太陽光発電施設「そらべあ発電所」を寄贈する幼稚園・保育園の募集しています。「そらべあ発電所」は一般の方の寄付や賛同企業からの協賛金をもとに、太陽光発電設備を全国の幼稚園や保育園に寄贈していく取り組みで、子どもたちをはじめ多くの人達に、環境への関心を高めてもらうことを目指しています。ソニー損保は「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」を通じて「そらべあ発電所」を3基寄贈しており、今回の寄贈は4・5基目となります。そらべあ発電所」の寄贈数としては、今回で22基目・23基目となる予定です。「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」とは、ソニー損保の「保険料は走る分だけ」保険の契約を継続した際に、前年の実際に走った距離が予想年間走行距離を下回っていた場合、走らなかった距離の総合計100kmにつき1円をソニー損保が「そらべあ基金」に寄付するものです。
2010年11月05日