ダイエットを行う際に大切なのが、筋肉量です。筋肉がある程度ないと体が冷えやすく、脂肪を燃焼しにくくなります。今回はダイエットに大切な役割をする、筋肉量を高めるメリットや、3つのポイントについてご紹介していきます。筋肉量を高めるメリット筋肉量を高めることで得られる主なメリットについて触れておきましょう。関連記事筋トレの効果を高める食事メニューを解説!ポイントはタンパク質体温アップ体熱の40%は筋肉で作られています。そのため筋肉量を高めることで体温アップ効果が期待できるので、冷えに有効と言えます。基礎代謝アップ筋肉量が増えるということは、ただ単に筋肉の量だけが増えるのではなく、骨量や血管数、内臓の容量などが増えるので除脂肪体重が増えるということになります。除脂肪体重が1kg増えると、基礎代謝量は50kcal/日、増えると言われています。そのため筋肉量を高めることで除脂肪体重がアップし、基礎代謝アップに繋がると言えます。このように筋肉量を高めることで、主に「体温アップ」と「基礎代謝アップ」というメリットが得られるのです。筋肉量を高める3つのポイントそれでは筋肉量を高めるポイントについてお伝えしていきましょう。筋肉量を高めるには、「何を」「どのくらいの強度で」「どのように行うか?」の3つのポイントを踏まえる必要があります。【ポイント1】何を筋肉量を高めたい場合、なるべくたくさんの筋肉が動員できるエクササイズを行うようにしましょう。具体的には、「スクワット」や「腕立て伏せ」、背中の筋肉のエクササイズである「ベントオーバーローイング」など、いわゆる多関節運動が挙げられます。このような多関節運動をトレーニングプログラムに入れていくようにします。【ポイント2】どのくらいの強度で中程度の強度で、セット数は多めで休憩時間は短めに行うようにします。そうすることで筋肉中に乳酸が蓄積され、成長ホルモンの分泌を促すことができると言われているからです。10回程度反復可能な強度で1分程度の休憩を入れながら、3〜5セットを目安に行うとよいでしょう。【ポイント3】どのように行うか?ゆっくりと、抵抗を受け止めながら下ろすようにしましょう。実は負荷を上げる動作よりも下ろすそれの方が筋肉への刺激が大きいのです。そのため、ゆっくりと抵抗を受け止めながら下ろすことで、筋肉への刺激が大きくなり、筋肉量を高める効果が期待できます。3つのポイントを押さえて筋肉量をアップさせよう以上、3つのポイントを踏まえた上で筋トレを行うようにしてみましょう。すると筋肉に今までなかった刺激が感じられるはずです。今回は筋肉量を高める目的での方法をお伝えしましたが、一口に「筋トレ」と言っても、目的によって強度設定や、やり方などが異なってきます。ご自身の目的に合った方法で行いましょう。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2020年01月01日香ばしい香りが心をほっとさせてくれるほうじ茶。カフェインの量が少ないことから、寝る前のリラックスタイムにほうじ茶を選ぶ人もいるのでは?でも、妊娠中や授乳期にほうじ茶を飲んでも大丈夫なのかと心配な人もいるかもしれませんね。そこで、ほうじ茶のカフェイン含有量や飲める量を知り、不安を解消しましょう。【監修】イシハラクリニック副院長 石原新菜先生小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書に、13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』(アスコム健康BOOKS)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(PHP研究所)等30冊を数える。■ほうじ茶にカフェインはどのくらい入っている?カフェインが少ないことから、寝る前のリラックスタイムや妊娠中、授乳中の飲み物として重宝されるほうじ茶。そもそも、カフェインとはどんなもので、ほうじ茶にはどれくらい含まれているのでしょうか?▼そもそもカフェインとは妊娠すると、口に入れるものにはとても気をつかいますね。カフェインが多く入っているとされるコーヒーや紅茶を飲まなくなるのもそのひとつ。その代わりに、カフェインレスのコーヒーや、ほうじ茶をはじめとするカフェイン量の少ないものを選ぶように。このように多くの人が気にするカフェインですが、そもそもカフェインってどのようなものなのでしょう。そして、なぜカフェインが妊娠中や授乳中によくない影響を与えるといわれているのでしょうか。・カフェインのメリットカフェインは精神活性物質として数千年もの昔から使われてきた化学物質です。摂取すれば中枢神経が興奮し、覚醒、利尿作用などがあります。カフェインの持つ覚醒作用は、注意力や集中力がアップしたり、頭をスッキリさせてくれます。朝起きたとき、勉強や仕事に集中したいときなど、カフェインの入った飲み物が助けてくれます。でも、妊娠中や授乳中にはカフェイン摂取を控えたほうがいいというのはあまりに有名な話。結局のところ、カフェインって体にいいもの? 悪いもの? 迷ってしまいますね。参考書籍:『カフェインの真実 賢く利用するために知っておくべきこと』(白揚社)著者 マリー・カーペンター、訳者 黒沢令子・カフェインのデメリットカフェインが体にもたらす影響はいいものばかりではありません。カフェインを過剰に摂りすぎると動悸がしたり、眠れなくなったり、めまいがおきることも。また、普段からカフェインを摂っている人がその量を減らした場合は、頭痛やイライラなどが起きることもあるようです。怖いものでは、カフェインが多く含まれるエナジードリンクを日常的に大量に飲みすぎて、カフェイン中毒死した例もあります。カフェインにはいいところばかりではなく健康への影響もあるため、摂取に関しては国内外で注意喚起されています。アメリカでは、体重1キロあたり3mgまでの摂取であれば急性中毒の心配はないとされています。これは大人に限らず、子どもも同量で悪影響はないと推測されています。対して、子どもの年齢別に細かく摂取量を定めて注意喚起しているのがカナダ。健康な大人なら最大400mg/日までとされています。数値に差はあれど、このように海外では摂取許容量が設定されています。しかし、日本ではカフェインの過剰摂取に注意しましょうと呼びかけながらも、許容量が定められていないのが現状です。これは、カフェイン摂取によって受ける影響は個人差が大きいことが理由のようです。▼ほうじ茶に含まれるカフェイン含有量お茶の葉には2~4%のカフェインが含まれており、対してコーヒーの実には1~2%。加工前の葉と実の状態では、お茶のほうがカフェインの含有量が多いのです。しかし、お茶の製法過程でカフェインが昇華。ほうじるというひと手間が加えられたほうじ茶は、さらにカフェインの量が少なくなり、飲める状態になったほうじ茶のカフェインの量は100mlあたり20mg(浸出法:茶15g、90℃ 650ml、0.5分)です。▼そのほかのお茶と比較してみよう代表的なお茶に含まれるカフェインの量を比較してみましょう。<浸出液100mlあたりのカフェイン濃度>ほうじ茶 20mg煎茶 20mg玄米茶 10mg玉露 160mgウーロン茶 20mg紅茶 30mgコーヒー 60mg玉露のカフェイン含有量は特筆して多く、ほうじ茶の8倍。カフェインが多く含まれているイメージのあるコーヒーは60mgですから、比べても倍以上です。同じお茶類でもカフェインの量はさまざまなんですね。■ほうじ茶に含まれるカフェインは妊娠中に飲むと危険?▼妊婦にカフェインは禁物?適度な摂取は体にいい影響を与えるカフェインですが、妊娠しているなら話は別です。妊婦の場合は高濃度のカフェインを摂取すると、おなかの赤ちゃんの成長に影響を与え、低体重になる可能性もあります。そのため、アメリカでは、妊婦や授乳中はカフェインの摂取量を1日あたり200mgまでと提言しています。カナダでは、1日あたり300mg、イギリスでは200mgに制限するよう求めています。▼ほうじ茶はどのくらい飲むと危険なの?妊娠するとカフェインの代謝を担う物質が減少。カフェインの代謝が遅くなり体にとどまる時間が長くなることから、カフェインの影響を受けやすくなるといわれています。しかしながら、妊娠中はカフェインを避けたほうがいいとされるものの、世界保健機関(WHO)によると実はカフェインによる胎児への影響は未だ確定していないのだとか。それでも妊婦が飲むコーヒーの量は1日3~4杯までにすることを呼びかけています。100mlあたりのほうじ茶のカフェイン量はコーヒーの約3倍であることを勘案してWHOの基準を参考に計算すると、ほうじ茶は1日に9~12杯まで。500mlのペットボトルに置きかえると約2~2.5本分です。夏の暑い日に冷たいほうじ茶をゴクゴク飲むのなら、多少は気をつけたほうがいいかもしれませんが、コーヒーや紅茶の代わりにあたたかいほうじ茶を飲んでリラックスする程度なら、さほど神経質になることもなさそうです。▼乳幼児への影響は?カフェインの影響を受けやすい幼児は、カフェインを摂取すると落ち着きがなくなったり、眠れなくなったりと、興奮状態に陥りやすくなります。大人と比べて肝臓でのカフェイン代謝機能が低い子どもが大人と同じ量のカフェインを摂取するのは危険です。カナダではカフェインに対する感受性が高いとされる子どもには4~6歳なら最大45mg/日、7~9歳は最大62.5mg/日と摂取量の基準があります。カナダの基準をあてはめると、幼児には1日にほうじ茶は2杯まで。しかし、チョコレートやココアなど、ほかにもカフェインが入っている食べ物を口にする機会も多いはず。ほうじ茶だけではなく、トータルで考えて気をつけたほうがよさそうです。さまざまなメーカーから生後1カ月ごろからを対象とした赤ちゃん用の飲料としてほうじ茶が販売されています。一般的なほうじ茶と比べるとカフェインの量が控えめです。また、赤ちゃんの味覚に合わせて苦みを抑えられているものが多いので、赤ちゃんに飲ませるのであれば、ママのほうじ茶よりもベビー用のほうじ茶を与えたほうが抵抗なく飲めるかもしれませんね。■カフェインだけじゃない! ほうじ茶に含まれるもの▼カテキンやタンニンカテキンと聞けば、抗酸化作用やコレステロールの低下、抗菌作用など、健康的な成分だというイメージを持っていることでしょう。それではタンニンは? 実は、別のもののようで、実はカテキンはタンニンの成分の一部なのだとか。カフェインが入っているかどうかを気にする人は多くても、カテキンやタンニンを避けるべきものとして気にしている人はさほど多くはないかもしれません。一般的にはよいとされる成分でも、妊娠中は話が別。少し気をつけたほうがよさそうです。妊娠すると鉄欠乏性貧血になる女性が多く、その治療のために鉄剤を処方されることも。お茶に含まれるタンニン(カテキン)には鉄の吸収を妨げる作用があるため、せっかくの治療が無意味なものになってしまうかもしれません。<抽出液100mlあたりのタンニン含有量>ほうじ茶 40mg煎茶 70mg玄米茶 10mg玉露 230mgウーロン茶 30mg紅茶 100mgコーヒー 250mg緑茶を焙煎してできるほうじ茶は、茶葉をほうじることでカテキンは減少するという特徴があります。結果、ほうじ茶はお茶類の中でもタンニンの含有量が少なくなり、鉄分の吸収を阻害する影響は少ないと考えられます。また、鉄剤を服用する前後1時間を避けるなど、ほうじ茶を飲むタイミングも工夫できるといいですね。▼ピラジン茶葉をほうじることで減少する成分があれば、増える成分もあります。それがほうじ茶の香ばしい香りの成分となるピラジンです。香りがいいだけでなく、ピラジンは血液をサラサラにしたり、リラックスさせるうれしい働きをしてくれます。ピラジンを含んだほうじ茶は、実は家庭でも簡単につくることができます。作り方は、いつも飲んでいる緑茶や、少し古くなった茶葉をフライパンに広げて火にかけるだけ。あらかじめ茶葉をザルでふるい、粉になったものを除いておけば焦げる心配もありません。フライパンを振りながら好みの色になるまでいり、冷ましたらできあがりです。ほうじ具合で色やコク、味に違いが出るので、好みのほうじ茶を追求するのも楽しそう。ほうじ茶の香りを堪能したいなら、高温のお湯でいれるのがおすすめ。冷たく冷やすとスッキリとした味わいになります。参考書籍:『あたらしくておいしい日本茶レシピ』(日本文化社)著者 本間節子▼ほうじ茶のいいところお茶には、アミノ酸の一種であるうまみ成分の“テアニン”という物質が含まれています。テアニンには心身をリラックスさせる効果があることがわかり、注目を集めています。また、テアニンとカフェインをいっしょに摂取すると、カフェインだけを摂取したときよりも気分がよくなり、注意力がアップするという研究結果もあるのだとか。ほうじ茶を飲むと、ほっと心がほぐれるのにはきちんとした理由があったようです。また、先に述べたように、カテキンの含有量が緑茶と比べて少ないところもポイントです。ほかのお茶類と比べてカフェインやカテキンの含有量が少ないだけではなく、ほうじ茶にはさらにうれしいポイントがあります。それは、妊娠を希望する女性や妊娠中のプレママが意識的に摂取している葉酸を多く含んでいるところです。<浸出液100gあたりに含まれる葉酸の量>ほうじ茶 40mg玉露 150μg煎茶 16μgほうじ茶 13μg玄米茶 3μg紅茶 3μgウーロン茶 2μg一見すると、葉酸を多く摂取したいならほうじ茶よりも玉露や煎茶を飲んだほうがいいように思えます。しかし、これらには葉酸だけではなくカフェインやカテキンも多く含まれることを忘れてはいけません。その点、ほうじ茶は葉酸を多く含みながらもカフェインやカテキンの量が少なく、妊婦さんやママにとってはバランスの取れたうれしいお茶であるといえそうです。■まとめほうじ茶なら、コーヒーや紅茶、緑茶と比べてカフェインやカテキンの含有量が少ないことから、妊娠・授乳中でも比較的安心して飲むことができそうです。また、ほうじ茶ならではのうれしいリラックス効果も。最近では、ほうじ茶ラテや、タピオカほうじ茶も登場。和のイメージをくつがえし、ちょっとおシャレな飲み物という一面も見ることもできます。コーヒーや紅茶が飲めなくても、楽しいチョイスができるのはうれしいこと。もちろん、飲みすぎには気をつけて、すてきなティータイムを楽しんでくださいね。参考資料:・厚生労働省 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~ ・文部科学省 「日本食品標準成分表 ・『茶の辞典』(朝倉書店)編者 大森正司ほか
2019年10月28日太陽光発電こそ一般的に認知されてきましたが、今では自宅で使う1次エネルギーをまかなう、より環境に配慮した住宅が基本になってきています。よりよい住環境になるだけでなく、省エネで光熱費の節約もできる!これからの基準となっている住宅や設計手法をご紹介します。最近よく耳にする ZEH(ゼッチ)って?昨今の環境配慮住宅の代表格ともいえるZEHハウス、聞いたことはあるけどいまいちよく知らないという方も多いのではないでしょうか……。ZEHハウスとは、冷暖房や換気、給湯、照明といった1次エネルギー消費を自宅で発電しまかなう住宅のことをいいます。電気料金を抑えられるだけでなく、地球温暖化対策にも貢献できるんです。サスティナブルな社会を実現させるためにもますます重要になってきています。最近話題のゼッチってどんなもの?太陽光発電との関係を徹底解説!カラダにもやさしい♪自然を活用したパッシブ設計風の通り道を作って、風通しのよい住宅にしたり、建物の配置を工夫して陽の光をうまく取り入れたり。自然エネルギーを最大限に活用して快適な空間にする「パッシブ設計」という考えがあります。カラダにやさしいだけでなく、光熱費の節約にもつながるのでZEHハウス実現のためには積極的に取り入れていきたい設計手法です。自然を感じる暮らし〜パッシブ設計とは〜高気密高断熱が鉄則!?住宅の気密性と断熱性能を高めることで、外気の侵入や外の熱を遮ることができ、室内の冷暖房効率はグッと上がります。このことで、冷暖房費を節約でき、夏は涼しく冬は暖かい住宅が可能になります。つまり、高気密高断熱住宅にすることでエネルギーロスが最小限になり、ZEHハウスに一歩近づきます。夏涼しく冬暖かいエコ住宅(高気密高断熱住宅)太陽光発電で創エネ!ZEHハウスを実現するためには、「断熱」の他に「創エネ」「省エネ」が大事な柱になってきます。次にご紹介する〔雑司が谷ZEH・ゼロエネハウス〕は、太陽光発電を用いることで年間エネルギー収支マイナスを実現させています。開口部は熱負荷が大きくなりがちなため取り入れるのが難しいですが、こちらの住宅ではZEHハウスでありながらも、大きな気持ちのよい窓が設けられています。のびのびとした吹き抜け空間も魅力的です。雑司が谷ZEH・ゼロエネハウスハニカムブラインドで暖かさを蓄える!次にご紹介する住宅はリビングに大きな吹き抜け空間があり、上部に光窓が取り付けられています。冬場は、日中に太陽の陽をたくさん取り込み、同時にその陽の暖かさを利用して室内を温めます。大きな窓には断熱性の高いハニカムブラインドが取り付けられているので、夜間はそれを下ろすことで家にフタをし、日中溜めた熱を外に逃さない仕組みになっています。夏場は逆に暑い日差しを遮るのにも活用できるようになっています。ハニカムブラインドが年間を通して作用する機能的な工夫です。太陽の暖かさを蓄える家足立の陽器(ようき)な家まとめ今回は、環境配慮に対して工夫がなされている住宅をご紹介しました。ZEHハウスは、住宅を建てる際の基本となってくるのでぜひ知っておきたい存在です!最近では、ZEHハウスや省エネ住宅に対して補助金制度も導入されています。家計にも、これからの地球環境にもやさしいサスティナブルな住宅をぜひ検討してみてください。省エネ住宅にする際に利用出来る補助金や税制をまとめてご紹介
2018年09月04日その名の通り、驚きの風量株式会社ドン・キホーテは26日(金)、プライベートブランド「情熱価格PREMIUM」より新商品“驚風量(きょうふうりょう)ドライ”『プロテクトイオンヘアードライヤー』(税抜き7,980円)を発売する。ドライヤーメーカーの株式会社テスコムと共同開発した商品で、風量2.5m3/分という大風量が特徴。これは業界最大級の風量とされており、これまでにない早さで髪を乾かすことができるドライヤーなのだ。無駄のない風の通りで大風量を実現この大風量は、吸い込み口から吹き出し口まで全てのステップを見直し、最も効果的な風の通り方を求めた「Prime System」によって実現したもの。風量は「エアボリュームダイヤル」を使って無段階で調整できるので、スタイリングの時にも使いやすい。さらにマイナスイオンとプラスイオンを同時に放出することで、静電気を抑制する機能も付属。大風量で髪を乾かしても、広がったり傷んだりすることを防いでくれる。安いだけじゃないのがドンキブランド7,980円という魅力的な価格設定ながら、レバーを押すだけで簡単にプラグを引き抜ける「ラク抜きプラグ」や、根元に負荷がかかりにくい設計で長持ちするコードの設計といった便利な機能も搭載されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース
2018年01月25日環境保護や災害時対策として、太陽光発電の導入を検討しているご家庭も多いようです。新築はもちろん、リフォームとあわせて導入したいという場合もあるでしょう。ここでは、太陽光発電導入の手順や必要な書類などについて、わかりやすくご紹介していきます。太陽光発電を導入するまでの流れは?太陽光発電を導入する計画があるなら、機器の設置から発電を開始するまでの流れを把握しておくといいでしょう。それぞれのステップとともに、注意点もご紹介します。【ステップ1】調査・相談まず、太陽光発電システムを導入する目的を明確にしておきましょう。節約やエコ目的で導入するご家庭もあれば、災害時・停電時対策として導入するご家庭もあります。太陽光発電の仕組みや種類、メリットやデメリットについてもしっかり調査し、目的に合った運用が可能かどうか考えましょう。また、太陽光発電の導入には初期費用としてまとまったお金が必要になるので、予算も調べます。さらに、10年以内を目安にした投資費用回収計画や、導入後のメンテナンス費用についても考えておきましょう。お金のことに関していえば、国や自治体からの補助金を受けられるか、販売会社などのローンを受けられるかなども調べておく必要があります。導入するシステム機器が補助金対象のものか、チェックしてみてください。太陽光発電に関してさまざまな要素を検討したら、施工業者に相談して現地調査をしてもらいます。屋根の状態や向き、日照時間や天候、周辺環境などはもちろん、将来パネルの周囲に陰になるような建物が建つ可能性などまで調べて、発電シミュレーションをしてもらうのがおすすめです。可能であれば、検針票や設計図面を用意しておくといいでしょう。【ステップ2】契約・補助金申請現地調査が終了すると、調査から得られた情報をもとに、施工業者から最終的な見積もりが提示されます。施工方法やシステムの変換効率、保証内容やアフターサービスなどについてもしっかりと確認し、納得したうえで信頼できる業者と契約を結びましょう。また、通常は、施工業者と契約をする際に、国や地方自治体への補助金の申請も行います。多くの場合は業者が代行してくれますが、システムの設置工事完了後に申請をしなければならないこともあります。補助金制度や条件は地方自治体によって異なるため、事前に確認しておくこともポイントの1つです。【ステップ3】設置工事まずソーラーパネルを屋根に取りつけるための足場作りからはじまり、場合によっては、屋根の補強工事も行います。その後、パワコンなどの周辺機器の設置や配線などの電気工事も行われます。【ステップ4】電力受給契約・系統連系自宅の太陽光発電で生まれた余剰電力を買い取ってもらうためには、電力会社と売電契約を結ぶ必要があります。この手続きが完了した後、電力会社と施工業者立ち会いのもとで系統連系(住宅の発電システムと電力会社の発電システムとの接続)が行われ、いよいよ運転が開始できるようになります。運転開始後は基本的に、特別な維持管理・メンテナンスなどは必要ありません。ただし、数年に一度くらいの頻度での点検が推奨されているので、定期的な点検についても意識しておくといいです。太陽光発電の費用を無料で比較導入までにかかる期間は?導入計画から契約までに約半月~1ヶ月、システム設置から電力会社との連系までに約1ヶ月で、太陽光発電導入までにかかる期間は、全体で約1~2ヶ月です。ただし、システムを設置するための工事自体は、約2~3日で終了します。パネル取りつけだけであれば1日で済みますが、足場を組んだり、メーターやパワコンなどの周辺機器を設置したり、配線工事を行ったりする必要があるので、数日は見込んでおく必要があるのです。屋根の補強工事などがあると、さらに時間がかかる場合もあります。法律上必要な申請事項について太陽光発電導入後に売電するためには、産業経済局に申請し、事前に設備の認定を受けなければなりません。再生可能エネルギー固定価格買取制度における買取単価は、この設備認定を受けた年度によって決まるため、年度内に認定が受けられるように早めに準備をするといいでしょう。産業経済局への申請には、接続の同意を示す書類の写しや事業計画書などが必要ですが、通常は施工会社が代理で行ってくれます。手続き完了までには1~2ヶ月ほどの期間を見込んでおきましょう。また、電力会社と売電契約を結ぶための手続きには、系統連系申請申込書や太陽光発電システムの詳細に関する書類など、補助金を申請するには、住民票や印鑑証明、建物の登記簿謄本などが必要です。補助金の場合、申請時期や必要書類は自治体ごとに異なるため、詳しくはお住まいの市町村に問い合わせてください。まとめ今回は、太陽光発電導入の流れや注意点、必要書類などについて解説しました。太陽光発電の導入を計画しているなら、しっかりと調査・比較をして、信頼できる施工業者を選ぶことが重要です。さまざまな申請手続きには思っているよりも時間がかかるので、先を見通して計画的に準備を進めていきましょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年11月22日家の屋根に設置して、発電した分だけ電気代がおトクになる太陽光発電システム。なるべく安く導入することができれば、それだけ費用回収にかかる期間が短く済みます。そんな時に気になるのが補助金の存在です。「国や都道府県から出るらしい」と聞いたことはあっても、補助金制度は年々状況が変わるので、導入時には必ずチェックが必要です。では、現在はどんな補助金があってどこから受けられるのか、基本情報を確認してみましょう。どんな補助金の種類がある?CO2削減の取り組みの一環として、補助金制度が用意されている太陽光発電システム。一般家庭の場合、これまでは国、都道府県、市区町村から最大3種類の補助金を受けることができました。しかし、太陽光発電システム自体の普及率が高まったことや設置費用が以前に比べて安価になったこと、それと同時に設置者の経済的メリットが高くなったことなどを受け、国からの補助金は2014年で打ち切られることとなりました。そのため、2017年現在で補助金制度を利用する場合は、各都道府県と市区町村の補助金制度を受けることが基本になります。補助金は、大きく分類すると以下のような内容で受けられます。・発電kW数に応じた金額を補助・システム設置にかかる費用に応じた金額を補助・一定金額の補助ただし、補助金の内容についてはそれぞれの地方自治体が独自に決定しているので注意が必要です。太陽光発電を設置すれば必ず受けられるというものでもなく、設置の条件が細かく規定されていたり、年次ごとに定員が設けられ、早々に規定数に達してしまったりする場合などがあります。「今年は補助金の枠に入れなかったから、来年また検討する」というのもひとつの手ではありますが、次年度も継続して補助金制度を導入しているとは限りません。年々余剰電力の買い取り価格も下がっていることを踏まえると、補助金制度を利用することにこだわるかどうかは、総合的な判断が必要です。都道府県別の補助金制度の詳しい内容は?2017年度の場合、実際に都道府県ごとにどのような補助金制度があるのかを見てみましょう。すでに受付が終了している場合や、太陽光発電だけではなく蓄電池との併用が必須の場合もあるのでご注意ください。下記以外の県は、残念ながら現在補助金制度を導入していません。【東北】・岩手県…1kWあたり20,000円・宮城県…50,000円※知事が定めた対象モジュールを設置した場合は1件あたり50,000円を上乗せ補助・山形県…1kWあたり25,000円・福島県…1kWあたり40,000円【関東】埼玉県…費用総額の10分の1神奈川県…補助対象経費の3分の1以内【中部】静岡県…1kWあたり10,000円愛知県…市町村補助額×4分の1または1kWあたり3,300円の低い方の額【近畿】滋賀県…40,000円【中国】山口県…1kWあたり8,000円【四国】香川県…1kWあたり20,000円自治体によって予算は異なるため、補助金額には開きがあります。上記に紹介した内容以外にも、太陽光発電に付随した設備の設置でさらに補助金が上乗せできるケースがあるので、適用できる場合は必ず利用しましょう。また、都道府県の補助金制度がなくても市区町村単位で実施している場合もあるので、自分が住んでいる地域のホームページやお知らせなどを見逃さないことが大切です。太陽光発電の費用を無料で比較補助金計算の具体例補助金制度で最も多いのは、「1kWあたりの補助金額×設置する太陽光発電モジュールの公称最大出力数」で計算した金額です。公称最大出力とは、一定の条件下で測定された太陽光パネルの最大出力のこと。メーカーごとに数値は異なり、より出力数の高いモジュールを選べば、同じ面積でも最大出力数はアップします。補助金もそれだけ多くもらえる計算になりますが、多くの自治体では補助金の上限金額が設けられている点に注意しましょう。【福島県の場合】例えば福島県の補助金制度は、1kWあたり40,000円が補助金対象。3.71kWが公称最大出力のシステムを設置する場合、40,000円/kW×3.71kW=148,000円が補助金となります。1,000円未満は切り捨てとするのが一般的です。上限は160,000円まで。【愛知県の場合】愛知県は福島県よりも1kWあたりの補助金額が少ないため、同じ3.71kWのシステムを設置しても3,300円/kW×3.71kW=12,000円となります。ですが、愛西市在住であればここからさらに1kWあたり20,000円の補助金制度を受けられるので、20,000円/kW×3.71kW=74,000円が補助金となります。愛知県の補助金12,000円と愛西市の補助金74,000円で、合計86,000円の補助を受けられる計算です。(補足)愛知県の補助金は市町村補助額×4分の1または1kWあたり3,300円のうち、低い方の額が適用されます。愛西市からの補助金が74,000円の場合、4分の1の金額は18,500円です。1kWあたりで乗じた12,000円の方が低い額になるため、こちらを適用して計算しています。まとめ国の補助金制度が打ち切られた今、太陽光発電システムの補助金制度は充実しているとはいえないのが実情です。とはいえ、数万~十数万単位で導入費用が変わることを考えると、補助金は太陽光発電導入を検討する大きな要素のひとつ。太陽光発電システム自体の値下がりも進んでいるので、対象地域に住んでいる場合は、これを機に導入を検討してみてはいかがでしょうか。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年11月21日災害時に、長期間電気や水道が絶たれてしまい不便だったという体験談を聞いたことはありませんか?災害のような予測不能な事態が突然起きても、自家発電システムがあれば安心ですし、他の人を助けてあげることも可能になります。では、太陽光発電は災害時でも利用できるのでしょうか?今回は、災害時の太陽光発電利用方法や、注意点などをご紹介します。被災時でも太陽光発電は利用できる?被災時でも、太陽光発電は利用可能です。災害など何らかの原因で電力会社からの電力供給がストップした場合、通常の設定のままでは、太陽光発電も運転を休止します。しかし、大半の太陽光発電には「自立運転機能」が備わっているため、通常の設定から自立運転の設定に変更することで、被災時でも電力を利用することが可能です。電力が使えれば、テレビやラジオを使用したり、携帯電話を充電したりすることが可能になります。災害や救援に関する正確な情報をいち早く入手したり、安否確認も含め外部との連絡を取り合ったりできることは、被災時には大いに役立つでしょう。また、冷蔵庫が使用できれば、食品や薬品などを保存することが可能になりますし、電気ポットや炊飯器が使用できれば、温かい食事を食べることも可能です。小さいお子さんがいる場合は、哺乳瓶などの消毒もできます。さらに、場合によっては、洗濯機や井戸水用のポンプも動かせるかもしれません。電力があれば、自分や自分の家族だけに限らず、地域全体の助け合いや災害対応能力の向上にも貢献できるのです。ただし、被災時でも太陽光発電が利用できるのは、自立運転の機能が備わっている場合のみ。これから太陽光発電システムを導入しようとお考えの方は、必ず自立運転システムの有無についても確認してください。自立運転システムの利用法通常時、電力の発電量に応じて足りない電力を補ってもらったり、余分な電力を買い取ってもらったりするため、各家庭の太陽光発電システムは電力会社とつながっています。このつながりを切り離し、各家庭で太陽光発電システムを独立させて使用する設定のことを、「自立運転」といいます。自立運転の設定に切り替える際はまず、安全のため、主電源と太陽光発電用のブレーカーをオフにします。これは、電気系統の事故や、そこから派生する大火災などの思わぬ事態が起こることを防ぐためです。その後、付属の取扱説明書に従って自立運転モードに切り替え、接続したい電気機器を自立運転用のコンセントにつなぎます。このとき、接続する電気機器のほうも主電源が切れていることを確認したうえで行いましょう。特に、大きな電化製品は自立運転コンセントから離れた場所にあることも多いため、災害時に備えて、日頃から長めの延長コードを用意しておくといいです。また、自立運転機能を使用中は、こまめに発電状況を確認することも大切です。天候や発電出力の変化に合わせて、接続機器を調整しましょう。電力会社からの電力供給が回復したら、自立運転モードのままにしておくと売電ができなくなってしまうので、忘れずに通常の運転モードへ切り替えましょう。通常の運転へ戻すには、まず自立運転モードを解除し、太陽光発電用のブレーカー、主電源の順にオンにしてください。太陽光発電の自立運転モードは、いざというときに備えて、試運転や練習をしておくことをおすすめします。その際は、電気機器を自立運転コンセントに問題なくつなげるか、延長コードなどの長さは十分か、自立運転システムそのものが正常に作動するか、などをチェックしてください。もし、自立運転システムに関してわからないことがあれば、早めにメーカーや施工会社へ問い合わせておきましょう。太陽光発電の費用を無料で比較自立運転システム利用する際の注意点太陽光発電を自立運転システムに切り替えて使用する場合、注意しておきたいことが3つあります。緊急時でも冷静に対処するために、事前に注意すべきポイントを把握しておきましょう。1つ目の注意点は、自立運転システムの非常電源には、一般的なパワーコンディショナー1台で1,500W(1.5kW)までの上限があることです。そのため、接続する電気機器の合計電力使用量に注意してください。また、限度内であっても、大電力が必要な電気機器は、起動しなかったり動作が不安定になったりする場合もあることを知っておきましょう。2つ目は、自立運転であっても太陽光発電であることに変わりはないため、夜間の電力使用ができないことです。また、雨天・曇天時には、発電量が不安定になり、使用できる電力量が急に低下したり、使用できなくなったりする場合があります。そのため、途中で電源が切れると生命に危険をもたらす恐れのある医療機器や、故障・破損する可能性が高いパソコンなどは、自立運転の非常電源には接続しないでください。3つ目は、自立運転では通常のコンセントや普段使用している照明器具を使えないことです。システム利用時は必ず、自立運転コンセント(非常用コンセント)への接続が必要になるので、前もって自立運転コンセントの有無や位置を把握しておきましょう。まとめ太陽光発電の自立運転機能を使えば、災害時や停電中でも電気機器を使用することが可能です。事前にしっかりと準備をしておけば、いざというときにもあわてず、太陽光発電のよさを最大限に活かすことができるでしょう。この機会に太陽光発電の「自立運転システム」について、一度確認しておくのはいかがでしょうか。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年11月21日太陽光発電は家庭用の場合でも経済産業省への設備認定が義務付けられています。では、電力会社との間で発生する太陽光発電による電力の買取や設備にはどんな税金がかかるのでしょうか?太陽光発電に関わる税金の種類や計算例の具体例、確定申告の有無についてご紹介します。太陽光発電にはどんな税金が課されるの?【所得税の対象となる「売却益」】太陽光発電を設置して稼働するためには、電力会社との間で「電力需給契約」を結ばなければなりません。これは、余剰の電力を買い取ってもらい、不足の場合は電力会社から電力を買う契約です。この電力会社に売った電力は「売却益」として所得税の対象になります。太陽光発電で得た売却益は「雑所得」として計上しますが、年間の金額が200,000円未満なら非課税となっています。一般家庭用として一般的な4kW程度のシステムであれば、所得税がかかる心配はほとんどないようです。【発電設備はソーラーパネルのタイプによって固定資産税の対象に】太陽光発電の設備に関しては、設置された物によって固定資産税がかかる場合があります。課税されるのは、屋根と一体になったタイプのソーラーパネルです。パネル自体が屋根の一部として考えられるために課税の対象となります。課税額は調査によって決まりますが、太陽光パネル1㎡あたり約150~200円です。4kWの太陽光発電設備なら、およそ25㎡ですから、3,750~5,000円くらいの固定資産税がかかる計算になります。一方、家庭用の架台などで屋根に乗せる据え置きタイプのソーラーパネルには固定資産税はかかりません。ただし、産業用サイズの10kW以上だと、据え置きタイプでも固定資産税が加算されます。太陽光発電で確定申告に必要なのはどんな書類?【太陽光発電で得た売却益の確定申告の必要書類】売却益が年間200,000円を越えた場合には、雑所得として確定申告を行いますが、その際に必要なのが以下の5つの書類です。1:電力会社から届く「購入電力量のお知らせ」、または、売電収入の入金が確認できる預金通帳2:太陽光発電設備を取得した際の売買契約書と設置業者などからの請求書3:太陽光発電設備の設置に借入金を利用した場合は、それにかかった金銭消費貸借契約書4:電力会社との連系工事負担金が発生した場合は、追加変更故契約を結んだ契約書や、それにかかる請求書など5:ソーラーパネルの直流電力を家庭用の交流電力に変換するための「パワーコンディショナー」の電気代にかかる納付書他にも、修理やメンテナンスを行った場合には必要経費として計上する場合には、金額が確認できる請求書や領収書が必要になります。太陽光発電の費用を無料で比較太陽光発電の売電収入・減価償却の計算方法【売電収入の計算方法】確定申告では「売却益」から「必要経費」を引いた金額を所得として申請します。例えば、発電量のひと月あたりの平均が1,000kWで、700kWを売却したとします。これを2016年の2月から固定買取制度による買取価格の「1kWあたり33~35円」で買い取ってもらった場合の売電収入を計算してみましょう。・700kWh×33~35円/kW×11ヶ月=254,100~269,500円【減価償却の出し方】太陽光発電設備の減価償却は、売電収入を得るために行った設備投資の金額を必要経費として、利益から差し引くものです。長年にわたって使う設備の場合は、設備の経費を複数年の利益に分配します。上記の太陽光発電の設備費用として2,000,000円かかり、2016年の2月1日から太陽光発電を開始したという想定で、減価償却を計算してみましょう。2,000,000円の設備費用のうち、必要経費として計上できるのは、余剰電力の売却に必要な分のみです。1,000kW中700kWを売却しているため、売電の比率を70%として計算します。・2,000,000円×0.7=1,400,000円(設備投資の必要経費)太陽光発電の場合、税務上の耐用年数は17年と定められているため、毎年の償却率は0.059になります。これを設備投資の必要経費に掛けると申告可能な経費となり、月数を掛けることで減価償却費の値を求めることができます。・1÷17=0.059(減価償却率)・1,400,000×0.059=82,600円(申告可能な経費)・82,600×11ヶ月/12ヶ付き=75,717円(減価償却の金額)まとめ太陽光発電を設置した場合の電力の売買収益にかかる所得税や、設備にかかる固定資産税についてご紹介しました。ソーラーパネルの形状や売買収益の年間額など、税金のかかり方にはさまざまなケースがあります。住宅の形状によっても設置状況は異なるため、税金も考慮に入れて太陽光発電システムを選びましょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年11月20日太陽光発電を設置した場合、発電した電力を国が買い取る制度が設けられています。他にも初期投資のリスクを抑える各自治体の補助金制度などのメリットもある太陽光発電。メリットを最大限に受けるために必要な手順・申請について押さえておきましょう。太陽光発電を設置するために必要な申請と手順太陽光発電は、屋根などに太陽電池を取り付け、太陽の光で電気を作るシステムです。ソーラーパネルの設置や、設置機器の配線工事など、従来の電力とは違った仕組みであるため、設置に当たっては所轄する官庁や電力会社への届け出が必要です。10kW未満の住宅用の場合について必要な申請と手順を見てみましょう。【経済産業省への設備認定の申請】太陽光発電を始める際、まずは経済産業局への「設備認定の申請」が必要です。この申請がなければ電力全量買取制度の住宅用の適用を受けることができません。申請してから認定されるまで、時期によっては約1ヶ月かかります。設置契約前でも申請できますから、設置が決まったら早めに申請を行いましょう。販売店に申請手続きを委託することも可能です。認定書が届いたら、認定された太陽光発電設備で発電した電力を使い始めてから1ヶ月後に「再生可能エネルギー発電設備設置・運転費用年報」を指定されたURLから電子申請で提出しなければなりません。こちらは毎年1回の申請が義務付けられています。【自治体への補助金の申請】太陽光発電の設置には、1kWあたりの目安で約400,000円の費用がかかります。一般的な住宅用の平均容量4.9kWで設置価格は約2,000,000円と高額になるため、各自治体で補助金制度を設けている場合が多いです。申請の書類や手順については、自治体ごとに異なりますから、計画段階で担当窓口に相談しましょう。【電力会社との「電力需給契約」の申し込み】電力会社に対しては、太陽光発電で余った電気を買い取ってもらい、不足の場合は電力会社から買う「電力需給契約」を結びます。このためには設置業者の立ち会いのもと、太陽光発電のシステムの正常な稼働を確認し、必要な申込書を出す必要があります。電力会社との契約が終わったら、いよいよ運転スタートです。太陽光発電の設定基準の認定に必要な条件とは?10kW未満の住宅用太陽光発電の場合、設定基準の申請の認定を受けるためには、次の7つの条件を満たしていることが必要になります。1:「全量買取制度」の適用期間内に稼働できる保証とメンテナンス体制を持っていること2:太陽光発電システムの売電メーターなどが、法令に適した基準を踏まえていること3:具体的にどんな太陽光発電を設置するかが決まっていること4:太陽光発電を導入するためにかかった費用や、ランニングコストを毎年報告すること5:ソーラーパネルの種類別に定める発電効率を満たしていること6:JIS基準、またはJETによる認証を受けたシステムであること7:逆潮流できるシステムになっていること申請方法は、既定の申請書に申請者の姓名・住所を記載して押捺し、必要な書類を添付します。基本的には施工業者や販売店が行いますが、申請の内容などにはきちんと目を通しておきましょう。太陽光発電の費用を無料で比較年4月に改訂された固定価格買取制度のこれまでとの違いと注意点2012年7月から施行された「再エネ特措法」と呼ばれる「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」は、太陽光発電の普及を推進するために、固定価格買取制度を開始するために作られたものでした。2017年4月の改正では、電力の買取価格決定方法の変更と、認定制度の見直しが大きな2つの柱となっています。その中でもチェックしておきたい4つのポイントをまとめました。【発電設備が認定を受けた時点で買取価格を固定化】再生可能エネルギーの種類と規模によって買取価格を年度ごとに決めていた方式から、発電設備が認定を受けた時点で買取価格を固定し、稼働後は10~20年の買取期間を通じて同一価格で買い取る方式に改められました。【太陽光発電価格の低減化で自家消費を促進】事業用の太陽光は入札制度を導入し、家庭用の太陽光では家庭用の電気料金レベルの25円を目標に引き下げることで、発電した電力の自家消費を促進する狙いがあります。【認定基準に9項目が追加に】従来の設備の基準だけでなく、内容や確実性を確認する項目が追加されました。申請書を提出する際は、変更点をよく確認しましょう。【送配電業者に買取義務を1本化】さらに、太陽光発電によって生じた電力の買取義務が、これまでは小売電気事業者と送配電事業者の両方にありましたが、今回の改正で送配電業者へ移すことが決まりました。今回の改正点は、太陽光発電の有効利用や、安定価格での自家消費の促進を目指したものですが、太陽光発電の売買という面から見ると、事業者にとっては厳しい内容となっています。まとめ太陽光発電の導入に当たって、必要となる申請書類や手順についてご紹介しました、まだ導入初期段階である太陽光発電は、効率よく安全で安いエネルギーとしていくために、さまざまな検討がなされています。変化していく仕組みに対応するために、法令の改正などには日頃から目を通すなどの注意も大切です。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年11月19日太陽光発電をご自宅に設置するには、いろいろな機器や備品が必要です。しかし具体的に何があるのか分からないという方は、意外と多いのではないでしょうか。今回は「接続箱」に注目し、その役割や種類、選ぶコツを基本からお伝えします。接続箱が持つ役割を知っておこう接続箱とは、複数の太陽電池モジュールで発電した直流の電気エネルギーを、1つに集める機器のことです。その電力をパワーコンディショナーに供給する役割があります。接続箱の中には、一般的に「入力用直流開閉器」、「逆流防止素子」、「出力用端子台」、「開閉器又は遮断器」、「避雷素子」などの機器が付いています。開閉器には、ブレーカーのようにONとOFFのスイッチがあり、電気の流れをチェックしたりメンテナンスしたりできる仕組みとなっています。また、落雷で機器が壊れてしまわないように、避雷素子も組み込まれています。接続箱の中には、パワーコンディショナーと一体化されているものもあり、その場合は接続箱を単体で購入する必要はありません。一般的に多い設置場所は、ソーラーパネルの架台や建物壁面など、屋外が多いです。雨水や粉塵が盤内に入って不具合を生じさせないために保護する必要があります。さまざまな接続箱の種類をご紹介接続箱にはさまざまな種類があります。設置場所、用途や目的、機能などに違いがあるため、それぞれを順にご紹介します。【屋外用と屋内用】屋外用は防水処理が施されており、やや値段が高い印象があります。たくさんの配線を屋内へ通す必要があるため、外壁に大きな穴を開けなくてはならないというデメリットも生じます。しかし、広く普及しているのが屋外タイプです。設置する際は、軒下の外壁側面など、直接雨が当たらない場所が望ましいです。【産業用と住宅用】産業用と住宅用で分類され、メーカーから販売されているケースもあります。産業用は直列でつなげる太陽電池モジュールや開閉器が多くあり、直射日光に強いという特徴があります。値段は高くなりますが、効率的です。【昇圧機能の有無】接続箱には「昇圧機能」があるものと、ないものとがあります。昇圧機能をもつ接続箱の場合、電圧が低いブロックがあっても電圧を上げることで、他のブロックと同じ電圧にできます。電圧が揃わないとロスが生じますが、それを防ぐことができます。昇圧機能がある接続箱なら、設置バリエーションを増やすことができ、無駄なく発電することが可能となります。太陽光発電の費用を無料で比較接続箱の価格と選び方をチェック太陽光発電に必要な接続箱を選ぶ際、価格が気になる方は多いと思いますが、それ以外にも、いろいろなことを考慮して決める必要があります。太陽光発電システムの仕様や発電電力、設置場所や保護構造、保守・点検を考慮することも大事です。価格や選ぶポイントについて紹介していきましょう。【接続箱の価格の相場は?】まずは、気になる価格からご紹介します。太陽光発電の配線をまとめるために必要になる接続箱の価格は、約50,000円といわれています。昇圧機能の有無、大きさ、頑丈さ、メーカーなど、種類や発売元に応じて価格は異なりますが、平均して最低50,000円くらいを想定しておくと、予算を立てやすいと思います。シンプルなものだと、20,000円台で買える接続箱もあります。昇圧ユニット型だと、安くて50,000円台。昇圧回路付だと80,000~150,000円くらいと大きく値段が変わります。高機能になるとさらに価格は上がってしまうため、接続箱の単価だけでなく、設置後のメリットが大きくなるものを選ぶとよいでしょう。太陽光発電を設置する際、工事費などをまとめた総額で見積書になっていることが多いため、接続箱単体の価格が見えにくいことがあります。接続箱はもちろん、それ以外の機器や備品の相場価格もチェックして、よりお得で機能的なものを見つけましょう。【選ぶポイント1】最大入力電圧Vが高いもの接続箱の最大入力電圧Vが高ければ、1回線に多くの太陽電池モジュールをつなげることが可能です。高機能の接続箱はコストがかかりますが、回線をうまくまとめてスリム化することで、発電ロスを減らすメリットがあります。【選ぶポイント2】施工性の高いもの高圧になるほど、多くの接続箱が必要になります。そのため、施工性が高いものを利用することで工事の回数を減らし、節約することが可能です。ただし、設置場所が限られてしまう家屋の場合、事前に下見してもらうことを忘れないようにしましょう。【選ぶポイント3】設置場所の環境に耐えられる素材屋外設置型が多い接続箱は、雨・風・雪が原因で錆びたり、熱が上がって燃える危険性があったりします。どのような環境下でも耐えられる素材かどうかも、選ぶ基準に入れましょう。せっかく設置しても長持ちしないのでは、ロスばかり増えてしまいます。お住まいの環境を考えて選びましょう。まとめ今回は、太陽光発電に必要な接続箱について解説してきました。細かい設備を知っておくことで、太陽光発電をより深く理解できるはずです。太陽光発電を取り扱う優良業者を選ぶためには、見積時にいろいろ尋ねてみるとよいでしょう。太陽光発電の情報をもっと知りたい、手軽に見積をとりたいという方はインターネット上で業者に問合せをすることもおすすめです。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年11月18日ご家庭で電力をつくる太陽光発電の導入を検討する際、どんな機器が必要になるか気になる方は多いでしょう。ここでは「発電モニター」に注目し、どんな役割があるのか、種類はどのくらいあるのか、選ぶ際は何を基準にすればいいのかをご紹介します。発電モニターとはどんなもの?太陽光発電システムの発電モニターは、発電量・電力消費状況・売電量・電力会社から購入している電量などを数値化した機器です。電気量の動きを常に把握できます。万が一、発電状況に異常が起きた場合には、発電モニターの発電量が落ちるためすぐに気づくことができるメリットもあります。SDカードに発電データ取り込み、パソコンで発電量の推移を確認できる機能的な機種も存在します。太陽光発電の発電モニターに表示される数値は常に変化します。気候の変化に敏感で、発電量に増減が生じるという特徴があります。多くの方は夏の発電量が最も多いと考えがちですが、実は春の方が発電量は多いです。太陽電池に使用されているシリコンには熱に弱いという特徴があり、気温が高い夏よりも太陽光が豊富で気温が高くない春に発電量が多くなる傾向があります。発電モニターにはどんな種類がある?太陽光発電の発電モニターは、大きく3タイプに分類されます。「壁掛けタイプ」、「ディスプレイタイプ」、「LEDタイプ」の3種類です。・壁掛けタイプの特徴主に一般住宅に使用されることが多いタイプです。オール電化住宅に適用されるエコキュート対応のもの、蓄電池を導入した住宅に対応しているものなどがあります。新築時に太陽光発電とオール電化、または蓄電池を組み合わせて導入しておくと、モニター1つで発電・売電・使用電気・蓄電状況が簡単に分かるというメリットがあります。・ディスプレイタイプの特徴家に設置するのではなく、テレビやパソコンに表示して確認するクラウド型発電モニターです。スマホに表示することも可能なため、いつでもどこでも手軽に発電状況をチェックできます。・LEDタイプの特徴基本的な特徴は壁掛けタイプと変わりませんが、LED表示を屋外に装置すると、地域に向けて環境へ積極的な取組をしていることをアピールできます。【スタイル別おすすめの発電モニター】発電モニターは発電状況をリアルタイムで確認できるものです。家で過ごすことが多い方は壁掛けタイプで十分でしょう。一般家庭向けに製造されているため、価格が手軽という魅力があり、費用を抑えたい方にぴったりです。ディスプレイタイプは、外出することが多い方に向いています。勤務時間が長い方、出張が多い方など、家を空ける時間が長い場合、壁掛けタイプの発電モニターをチェックすることができません。ディスプレイタイプなら遠方からでも確認が取れるため安心かつ便利です。LEDタイプはオフィスビルや工場など法人向けと言えるでしょう。地域貢献、エコ活動を地域住民へアピールする材料にもなります。企業イメージアップに活用しているところも増えています。太陽光発電の費用を無料で比較発電モニターを選ぶポイントは3つ太陽光発電の発電モニターを導入する際、何を決め手にすればよいのでしょうか。選ぶポイントをご紹介します。【ポイント1】価格発電モニターには白黒とカラーがあります。白黒だと発電状況が見えにくいというデメリットがありますが、値段が安いというメリットがあります。カラーは小さい子ども理解しやすいメリットがありますが、値段が高いというデメリットがあります。カラーは白黒の発電モニターと比べて30,000~50,000円くらい高い相場価格となっているため、価格を優先させたいなら白黒がおすすめです。【ポイント2】機能性価格より機能性が高いものを選びたい方は、カラーのディスプレイタイプがおすすめです。カラーだと見やすいだけでなく、出先からスマホやパソコンで発電状況を常にチェックし、異常の有無も確認でき便利です。自宅ならテレビで確認することができるため、大画面で子どもから高齢者まで見ることができます。相場価格は80,000円前後と高めですが、長期的に使いやすさを考えた場合お得だと思います。メーカーによって発電モニターの特徴は異なりますが、モニター表示は、1日、1ヶ月、1年単位で発電結果を知らせてくれることが多いです。日頃からチェックしていれば、節電を意識しやすいでしょう。多少コストがかかっても、結果的に節約できるケースは多いと思います。【ポイント3】見やすさカラーのディスプレイタイプは、何色かで色分けされています。例として充電は緑、売電は赤、買電は橙色などに分けられます。電力の種類が色で判別できるため、見やすさを重視したい方はカラーの表示に注目しましょう。文字の大きさも大事です。数値が見やすいか、詳しくチェックしたいところは太字になっているかなど、見やすい文字表記かどうかも確認してみましょう。まとめ太陽光発電の発電モニターに関する情報を紹介してきました。業者によっては自動的に決められた発電モニターを取り付ける場合もありますが、自分で選択できるときは特徴や種類、選ぶポイントを念頭におき、ご自宅に合った発電モニターを選択してください。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年11月17日太陽光発電に必要不可欠なのが、売電メーターです。電力会社へ売ることができる電気量を把握するためにも、なくてはならない存在といえるでしょう。しかし、売電メーターがどんな役割を果たし、どのくらいの種類があるのか、詳しくは分からないという方も多いと思います。そこで今回は売電メーターに着目し、その特徴や賢く選ぶポイントなどをご紹介します。売電メーターにはどんな役割がある?電気を使用している建物には、必ず電力量計が設置されています。通常は、電力会社から送電される電気を使用するだけなので、電気の消費量さえ分かれば問題ありません。しかし、ご自宅で発電した余剰電力を売る際には、売電メーターも必要になります。売電メーターとは、電力会社にどれだけ売電したかを測定するために使われる設備です。取り付ける機器はどんなものでもよいわけではなく、契約した電力会社が認定している機器のみが設置可能とされています。太陽光発電システムを設置したご家庭では、一般の電力量計とは別途で売電メーターが必要となります。毎月、自宅へ電力会社の検針員がチェックに来て売電した量を測り、その量に応じて売電収入が得られる仕組みとなっています。また、売電メーターは10年に1回は必ず交換しなければなりません。電力会社との金銭的なやり取りが生じる電気の使用量を、正確に測定する必要があるためです。売電メーターの購入費用だけでなく、取替費用も念頭に入れておくとよいでしょう。では、売電メーターの所有権は誰にあり、取替費用は誰が負担するのでしょうか。基本的に電力会社の考え方によって異なり、下記の3パターンがあります。・売電メーターは電力会社所有、取替費用は無料・売電メーターは電力会社所有、取替費用は使用者が負担・売電メーターは使用者所有、取替費用も使用者が負担契約する電力会社ごとに対応が異なるため、まずは情報収集し、所有権について詳細を調べておくとよいでしょう。売電メーターは「アナログ」と「デジタル」と「スマートメーター」の3種類現在主流となっている売電メーターには、アナログ式とデジタル式の2タイプがあり、一般的にデジタル式の方が設置費用は高くなる傾向があります。アナログ式は10,000円台、デジタル式は100,000円程度になる場合もあります。最近では「スマートメーター」という太陽光発電のメーターも登場し、広まっています。売電メーターと買電メーター両方の機能が備わっているため、1つのメーターを設置すればOKという便利なものです。アナログメーターの場合、検針員が発電量などを確認するために毎月自宅を訪問していましたが、スマートメーターには通信機能を持たせているため、月に1回検針する必要がなくなり、遠隔で使用状況を確認してもらうことが可能です。太陽光発電の費用を無料で比較売電メーターを賢く選ぶポイントは?気になる価格情報も!売電メーターを選ぶ際、何を基準にすればよいのでしょうか。選ぶポイントと、気になる価格について解説いたします。【ポイント1】10年後の取替費用をチェック「売電メーターの役割」のところでも紹介しましたが、売電メーターは10年経つと必ず交換しなければなりません。先を見据え、最初にどの電力会社と契約し、どの業者に設置を依頼するか、よく検討しましょう。太陽光発電の売電メーターを売っている販売店と長い付き合いがあり、定期的なメンテナンスもきちんと行っている場合は、その店舗にお願いするのが安心です。そうした関係がない場合は、電力会社から購入できます。10,000~20,000円くらいあれば交換可能です。ただし、新規購入の場合と同様に、取替の場合もアナログ式とデジタル式で値段がまったく異なります。アナログ式は10,000円台からあるのに対し、デジタル式は100,000円くらいです。売電メーターが指定されている電力会社の場合、思った以上にコストがかかる可能性があります。電力会社が費用を負担してくれる場合もあるため、その点も確認が必要でしょう。【ポイント2】スマートメーターにするかどうか太陽光発電の売電メーターはアナログ式とデジタル式が主流ですが、今後はスマートメーターが主流になる可能性が高いでしょう。交換時期にスマートメーターにしておくと機能性や利便性でメリットが多いです。スマートメーター本体は10,000円くらいが相場となっており、比較的安く買うことができるようです。電力会社によっては積極的に設置を推進しているところも多いため、工事費も含めて無料で交換してくれるケースが増えています。太陽光発電を設置するタイミング、売電メーターの交換のタイミングによってはお得になる可能性が高いでしょう。まとめ太陽光発電をご自宅で始めるには、売電メーター以外にもさまざまな機器設置費用がかかります。状況によっては土地の造成が必要な場合もあるため、総合的にお得に設置してくれる業者選びが重要となります。また、売電メーターの取替費用もしっかり把握しておかなければなりません。必ず相見積を取って、価格の比較だけでなく、技術がありメンテナンスなども丁寧に行ってくれるところを探しましょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年11月17日太陽光発電設備を取り付けた住宅をここ数年でとてもよく見かけるようになりました。それを見て「自家消費する電力を太陽光発電で賄えるのならお得だな」と思った経験のある方も多いのではないでしょうか。さらに、発電した電力が余ったら電力会社に売って売電収入を得られると考えればよりお得感がありそう……と思われたかもしれません。そこで今回は、2017年度における太陽光発電の売電価格についてご紹介します。今年度中に太陽光発電設備を導入することを検討している方は、ぜひご参考になさってください。2017年の売電価格はどうなっている?以下に、2017年度における再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づく売電価格をご紹介します。・家庭用(総出力10kW未満)太陽光発電における余剰買取価格出力抑制ルール適用の場合…28円/kwh出力抑制ルールなしの場合…30円/kwh・事業用(総出力10kW以上)太陽光発電における全量買取価格…21円/kwhこの価格は、前年度である2016年度の売電価格と比較すると、それぞれ1kwhあたり3円低い金額になっています。年度ごとに改定される売電価格は今のところ年々下がる傾向にありますから、「太陽光発電設備をいまから導入しても、売電価格がどんどん下がってお得にならないのでは?」と心配される方もいらっしゃるでしょう。しかし、売電価格そのものは改訂されますが各ご家庭で売電する際の価格は設備導入時に電力会社と売電契約を締結した時点での価格が、固定買取期間で10年間は継続して保証されています。つまり、2017年度中(2018年3月まで)に売電契約を締結すれば、向こう10年間は1kwhあたり28円~30円の価格で電力会社へ売電できることになります。ちなみに、産業用(非住宅用)の太陽光発電設備の場合は固定買取期間が20年となっていますから、2017年度中の売電契約で向こう20年のあいだ1kwhあたり21円で売電を行うことができます。2017年度中に設置したほうがお得?先の項目では、「売電価格は年度ごとに改定され、現状では年々下がる傾向にある」「売電契約を締結した年度の売電価格が、固定買取期間が経過するまでは保証される」と説明させていただきました。それでは、太陽光発電設備を新規で設置する場合にはやはり、2017年度のうちに行ったほうがお得になると考えてよいのでしょうか。その回答は「YES」で問題ないでしょう。従来、売電価格については翌年度の価格を公表するのみでしたが、2017年度の売電価格を決定する際には、家庭用太陽光発電設備の場合に限って2018年~2019年の売電価格まで前倒しで発表がされているのです。それによると、2018年の売電価格は1kwhあたり26~28円、2019年は24~26円になることが決まっています。年度ごとに1kwhあたり2円ずつ引き下げられることになりますね。【売電価格が高いうちに設置するのが吉?】そうなると、やはり売電価格が高いうちに太陽光発電設備を設置したい!と多くの方が考えるでしょう。ただ、「太陽光発電設備の導入コストも普及に伴い年々下がっているから、急ぐと逆に設置費用が割高になるのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、2018~2019年には消費税の引き上げが断行される可能性があることを念頭に置く必要があります。もしそうなれば、設置に関するコストそのものが多少下がっても増税されたことで実際の出費は安くは済まないという事態になるかもしれないのです。向こう2年は売電価格が下がり続けることがあらかじめ分かっていて消費税も8%に据え置かれている2017年度こそ、ご検討中の方は太陽光発電設備の導入を本格的に考える時期かもしれません。また現在、各地方自治体によっては家庭用太陽光発電設備の導入に際して補助金制度が設けられているのですが、これについても次年度以降も継続するかどうかは不明です。「太陽光発電設備を設置することは決めているけれど、時期を見計らっている」という方なら、2017年度中の設置がぜひおすすめといってよいでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較将来、売電価格はどう推移するの?先にご紹介した通り、2019年までの家庭用太陽光発電設備(余剰売電)の売電価格はすでに決定しています。それによると、向こう2年の売電価格は前年度より1kwhあたり2円ずつ下がるとされています。その先どう価格が推移するかは現状では分かっていませんが、固定価格買取制度の効果で近年は太陽光発電設備がかなり普及し一般的になってきました。本来、固定価格を制度化したことの目的は民間への太陽光発電設備の普及ですから、その役割が果たされれば制度そのものも縮小していくことが予測されます。したがって、今後は太陽光発電設備自体の導入コストが普及によって下がることに伴い年度ごとの売電価格も低くなる傾向が続くでしょう。まとめこちらの記事では、2017年度における太陽光発電の売電価格の詳細と、年度ごとの売電価格の推移についてご紹介しました。現状では、固定価格買取制度が継続される限りは太陽光発電設備を導入して損になる可能性は低いといわれています。しかし、できるだけお得に太陽光発電を利用しようとお考えであれば、早めの導入を検討することがおすすめです。特に現在は、2年後までの売電価格がすでに分かっているというこれまでになかったタイミングです。この機会を活用し、ご家庭に太陽光発電のあるエコでお得な暮らしを始めてみてはいかがでしょうか?太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月31日太陽光発電の売電に関する制度は、現在では2012年から施行されている「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に一本化されています。しかし、2009~2012年には「全量買取制度」と「余剰電力買取制度」の2つの制度が存在していました。この記事では、そのうち「全量買取制度(全量売電制度)」について詳しくご紹介します。現行の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」と照らし合わせながら、ぜひご参考になさってください。全量売電制度とはどんな制度?全量売電制度とは、太陽光発電設備で発電した電力の全量を電力会社に売電できる制度を指します。現在は再生可能エネルギーの固定価格買取制度へ移行していますが、移行以前からこの制度のもとで売電を行っていた方は、新制度移行後も従来と変わらない条件下で売電を行うことができます。全量買取制度と並んで、もっと規模の小さな発電設備を対象とした「余剰電力買取制度」があります。こちらは総出力10kW未満の設備を対象としており、主に一般家庭で自家用として使われる太陽光発電設備に適用されます。基本的には発電すればそのまま家庭用の電力として消費できますが、発電した全量を使うことなく余った電力(余剰電力)については、電力会社が決まった価格で買い取ることを国が約束する制度です。全量買取制度は主に事業者向け、余剰電力買取制度は主に一般家庭向けに設けられている制度と考えると分かりやすいでしょう。なお、これら2つの制度は2012年に「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に改められていますが、その内容は「余剰買取制度」と「全量買取制度」に二分されており、発電システムの最大出力10kWを境界に、それを満たさなければ余剰買取の対象となります。それ以上の出力なら全量買取と余剰買取のいずれかを選択可能としているため、2012年の制度変更以前と大きな差異はないと考えてよいでしょう。全量売電制度の対象は?全量買取制度は、比較的規模の大きな発電設備(具体的には総出力10kW以上)を対象とし、発電事業などを目的として設備を運用する場合が対象です。ちなみに、全量買取の対象となる発電設備を「産業用」、余剰買取の対象となる設備を「家庭用」と呼び分けることが多くなっています。なお、広い敷地に多くのソーラーパネルを設置できる一般住宅などでは、総出力がわずかに10kWを超えるようなケースもあり得ます。そのため、総出力10kW以上の発電設備に関しては全量買取とするか、余剰買取とするかを利用者が選択できる仕組みになっています。ただし、多くの一般住宅においては屋根上などにソーラーパネルを設置するケースが用いられるため、その総出力は概ね3~4kWが標準値といわれます。ゆえに、一般のご家庭で太陽光発電設備による売電をする場合は、余剰買取の対象になる場合がほとんどといってよいでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較固定買取期間とは?再生可能エネルギーの固定価格買取制度においては、規定の価格で電力買取を行う期限にあたる「固定買取期間」が規定されています。電力の買い取りを固定価格によって制度化した背景には「発電設備のさらなる普及」という目的がありますから、一定期間に得られる売電収入の固定化によって発電設備の導入コストを実質的に低減できる仕組みになっているのです。固定買取期間の長さには全量買取と余剰買取で差があり、全量買取の場合は20年間、余剰買取の場合は10年間と定められています。「20年固定価格で売電できるのなら、少し設備に費用をかけても全量買取にした方が得なのでは?」と考えてしまいますが、そもそも売電価格が異なります。2017年度の場合、余剰買取の売電価格は1kwhあたり28円~30円、全量買取の場合は1kwhあたり21円です。また、余剰買取の場合は発電設備の導入時に自治体などから補助金を受けられる場合がありますが、全量買取とした場合には補助金制度そのものがありません。それに、そもそも総出力が大きくなる発電設備を設置するには多くのコストがかかってしまいます。それらの兼ね合いを考慮し、現在の制度下で一般家庭においては余剰買取とするケースが大半となっています。また家庭用の太陽光発電設備の設置コストを考えても、10年の期間があれば売電である程度回収することができると考えられています。固定買取期間の経過後は電力会社と任意で売電契約をするか、あるいは売電を一切取りやめて自家消費用の発電のみに切り替えるかということになるでしょう。現状の予測としては、電力会社が自前で発電するコストよりは各家庭から電力を買い取る方が省コストになると考えられているため、当分は売電を継続できる可能性が高いといわれています。これらを踏まえ、今のところは「一般家庭では余剰買取」「発電事業をする業者などでは全量買取」とするケースが主体であると考えてよいでしょう。まとめこちらの記事では、太陽光発電の全量売電制度(全量買取制度)の詳細や、余剰買取制度との違いなどについてご紹介しました。設置する発電設備の総出力が10kwを超えると、全量買取か余剰買取のいずれかを選択することになります。一般家庭の場合は10kW以上の発電設備を設けるケースは稀ですが、もし大規模な太陽光発電設備を導入したいとお考えであれば、全量買取とするか余剰買取とするかは計画段階で決めておいた方がよいでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月31日ご自宅に太陽光発電設備の設置を考えている方なら「余剰電力買取制度」について聞いたことがあるかもしれません。実際に設備業者へ相談したご家庭などの場合、1度は説明を受けた経験があるのではないでしょうか。そこでこの記事では、一般家庭用の太陽光発電設備における「余剰電力買取制度」に関して、詳しくご紹介します。余剰電力買取制度ってどんな制度?一般家庭などで総出力が10kWに満たない太陽光発電設備を設置した場合に、ご家庭で消費する分の電力を発電した電力が上回った際には、その余剰分の電力を電力会社によって買い取ってもらえることが2009年から制度化されています。これを「余剰電力買取制度」と呼びます。家で使った電力の余り分を売ることができるという制度の仕組み上、ご自宅で消費する電力量が少なくなればなるほど売電できる電力量が増え、収入につなげられます。このため、太陽光発電による再生可能エネルギーを利用していてもご家庭での電力消費量を抑えたり、できるだけ節約したりしようというモチベーションの向上を図ることができるともいえます。この「余剰電力買取制度」そのものは2012年に終了し、それに代わり「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が新たに設けられ、今に至っています。ただし、一般家庭で太陽光発電を行う場合においては、特に各制度における差異を意識する機会はあまりないといってよいでしょう。【全量買取とは?】ちなみに、余剰電力買取制度が施行されていた時期、同時に「全量買取」という電力買取の方式が存在していました。こちらは、太陽光発電によって発電される電力を自分達で消費せず、すべて電力会社に売却する方式です。しかし、この方式を適用できるのは総出力が10kW以上となる太陽光発電設備を設置した場合に限られます。したがって、主に事業者や団体などが設置する大規模な発電設備にしか事実上は適用されないと考えられます。この全量買取と余剰電力買取制度を一本化し、現在施行されている「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」となったことが分かります。再生可能エネルギーの固定価格買取制度においても、総出力10kWを境にそれ以上の場合は発電電力の全量を買い取り、それ未満の場合は余剰電力を買い取る仕組みになっています。余剰電力買取制度の対象は?旧制度である「余剰電力買取制度」の対象に該当する太陽光発電システムは、総出力10kW未満のものと定められていました。現行の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」においても、総出力10kWに満たない小型の太陽光発電システムについては自家消費したうえで余った分の電力を買い取る方式によって売電を行っています。国内の一般的な一戸建て住宅で設置可能なソーラーパネルの総出力は、かなり広い面積の住宅であると考え多く見積もったとしても、概ね5kW程度までであるといわれています。また、余った電力を売電するために一般家庭向けの小規模な太陽光発電設備を設ける場合は、自治体によっては補助金を受けることができるケースがあります。しかし事業目的で発電を行うなど、発電した電力の全量を売電する目的で太陽光発電設備を設ける場合は、補助金を受けることができません。一般家庭で太陽光発電設備を設置するにはかなり高額な費用がかかるものです。補助金一切なしで、10kW以上の総出力をもつ大規模な発電システムを作ることは現実的ではないでしょう。したがって、ご家庭で太陽光発電を始めるならやはり、総出力10kW未満のソーラーパネルで余剰電力を買い取ってもらう方式をとることが一般的といえるでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較固定買取期間はいつまで?経過した後はどうなる?2009年から施行された「余剰電力買取制度」は、2012年からは「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に移行し、現在に至っています。なお、再生可能エネルギーの固定価格買取制度には、一般家庭や事業者などが民間の太陽光発電システムで発電した電力について、電力会社が決まった価格で買い取ることを国が約束してくれる「固定買取期間」が存在します。一般家庭で設置されることの多い、総出力10kW未満の太陽光発電設備の場合の固定買取期間は「10年間」とされています。2017年度(2018年3月末まで)に新たに太陽光発電設備を設置したケースを例にとると、総出力10kW未満の太陽光発電設備で余剰電力を売電する場合、1kwhあたり28円(出力規制ありの場合は30円)の売電価格となっています。この価格のまま、固定買取期間中である10年後までは余剰電力を買い取ってもらえるというわけです。なお、2018年4月以降は売電価格も1kwhあたり26円(出力規制ありの場合は28円)に下がることがほぼ決まっています。これから太陽光発電設備を設置して1kwhあたり28円(30円)で向こう10年間は売電を行いたいなら、早めに計画を進めて2018年3月末までに電力会社と売電契約を済ませるようにしましょう。まとめこちらの記事では、「太陽光発電における余剰電力買取制度」についてご紹介しました。余剰電力買取制度は、現在は「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」となっていますが、旧制度の施行期間中に売電契約をしたご家庭や事業者は旧制度に基づく条件で引き続き売電を行うことができます。しかし、これから新規で設置した場合には現行の制度に基づいて売電を行うことになります。電力買取の価格は年度ごとに変動し、近年は家庭用太陽光発電設備の普及に伴い毎年2円ずつほど下がる傾向にあります。これから新規で太陽光発電設備を設置してより高い価格で売電するには、何より早めの準備が肝心といえるでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月30日太陽光発電設備を導入し、売電によって収入を得るためには電力会社との売電契約を結び、各ご家庭での売電価格を決定する必要があります。太陽光発電に関心をお持ちの方ならご存じかもしれませんが、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって定められる売電価格は年々変動していますから、次年度になれば売電価格も変わってしまいます。そこで今回は、太陽光発電の売電価格が契約によって確定するタイミングや、よりお得に売電するためのポイントをご紹介します。売電価格の確定時期はいつ?準備期間はどのくらい必要?各ご家庭に太陽光発電設備を設置し、売電価格が正式に確定するタイミングは「電力会社と売電契約を結んだ日時」ということになります。もし、今年度分の売電価格を適用したいとお考えであれば、年度末(翌年の3月末日)までには契約を結ぶ必要があります。ただし、太陽光発電設備の設置に関する手続きは思った以上に煩雑で、ご自分で行う必要がある項目は少ないにせよ、完了までにはかなりの期間を要することを押さえておくことが大切です。太陽光発電の売電価格は年々低下する傾向にあり、2017年度から2018年度に切り替わるタイミングでは1kwhあたり2円も低くなることがすでに決まっています。手続きの開始が遅れたために売電契約の締結が翌年度にずれ込んでしまい、ご自宅の売電価格が下がってしまう事態を避けるためにも、早めに準備を始めて期間に余裕を持った計画を立てましょう。ご自宅に太陽光発電設備を設置し、電力会社と売電契約を結ぶまでの過程とかかる期間は以下の通りとなります。トータルで最短でも2か月ほど、長くかかれば4か月ほどの期間となることもありますから、あとで慌てず済むよう早め早めに動くにこしたことはありません。【1.設置に関する費用の見積もり(2週間~1か月)】太陽光発電設備を取り扱う業者に、費用の見積もりを依頼します。業者単位で見積が出るまでには、2~3日ほどかかると想定しましょう。もし、複数の業者から相見積もりをとって比較検討しながら業者選びをしたい場合は、業者の確定までに半月から1か月ほどの期間を想定しておくことがおすすめです。【2.太陽光発電設備の施工業者と契約する(1週間ほど)】見積を取って業者を決定したら、施工の契約を結びます。このときに、資源エネルギー庁へ提出する書類などを作成するため、書類の完成までには5~7日ほどの期間をみておくとよいでしょう。【3.資源エネルギー庁の認定を取得する(2週間~1か月)】施工業者が申請書を資源エネルギー庁に提出し、認定が受けられるまでは半月から1か月ほどの期間を要します。認定通知書が届いてからでなければ電力会社と売電契約を締結できませんから、注意が必要です。【4.電力会社への売電申し込み→売電契約(1か月~長くて2か月程度)】認定通知書を受け取ったら、施工業者が管轄の電力会社へ認定通知書のコピーを添えて売電契約の申し込みを行います。電力会社は、受け付けた順に契約予定日を決めますが、申込が多く混んでいる時期にはかなり遅い日程にずれ込む可能性もあります。特に、年度末(3月末)は売電価格改訂のタイミングとなるため、駆け込みで申し込みが殺到する可能性があります。そのため、電力会社側でもあらかじめ申し込みの締切日が設定されることが慣例化していますから、可能な限り期日に余裕を持って申し込めるようにしておきましょう。太陽光発電の費用を無料で比較太陽光発電設備は早めに設置した方がお得?ここまでご説明した通り、太陽光発電の売電価格は年々下がっていく傾向にあります。すでに2018年度の家庭用太陽光発電の売電価格は1kwhあたり2円安くなることが決まっていますから、売電価格を少しでも高くしておきたいなら2017年度中に売電契約を済ませた方がお得になるでしょう。それに、太陽光発電設備の設置費用にも目を向けてみましょう。2011~2012年頃は売電価格も今よりかなり高額ではありましたが、設備の導入費用も現在の2倍近くかかるのが相場でした。また、設備にかかる費用がぐんと安くなった今の発電システムの方が、むしろソーラーパネルなどの性能は向上しています。そう考えれば、太陽光発電設備を安く設置できるようになり、発電効率も上がっている今がまさに検討のしどきともいえます。固定買取期間はいつまで?経過した後はどうなる?ご存じの方も少なくないでしょうが、太陽光発電設備で発電した電力を国が定めた売電価格で買い取ってもらえる「固定買取期間」は、家庭用(総出力10kW未満)太陽光発電設備の場合は電力会社との売電契約後10年間と決まっています。それを経過したあとは国による規制の対象外となりますから、各家庭と電力会社との合意によって任意の価格で売電契約をすることになるはずです。電力会社が自前で発電するコストより各家庭から電力を買い取るほうがローコストと判断すれば、引き続き売電を続けることは可能でしょう。また、2016年から始まった電力自由化によって売電先となる電力会社の選択肢も増えています。もちろん、ご自宅で消費される分の電力は引き続き太陽光発電で賄えます。もし余剰電力を売電しない選択をした場合でも、ご自宅の設備で蓄電を可能としておけばその都度電力を貯め、後から使うことができます。まとめこちらの記事では、家庭用太陽光発電設備による売電価格の確定のタイミングや、設備の導入を検討する際に主に期日の面で注意したいポイントについてご紹介しました。特に、これから設備の導入を考えている方の場合、売電契約の時期と年度末のタイミングが重なれば駆け込み契約による混雑が予想されます。手続きなどにかかる日数の目安を考慮し、十分に余裕を持って計画しましょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月30日ご自宅の電気代を長期的に節約するために、太陽光発電の導入をお考えの方も多くいるはずです。しかし、家庭用太陽光発電のメリットは家計が助かるだけではありません。余った電力を電力会社へ売却することで収入が得られる「売電」を、自動的に行えるという利点もあるのです。こちらの記事では、太陽光発電設備をご自宅に設置して電力を売却できる「売電」について、その期間や価格などを詳しくご紹介します。「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」とは?太陽光をはじめとする5つの再生可能エネルギーによって発電された電力を、電力会社が買い取ると国が約束する制度を「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」と呼びます。これにより、まだ比較的高いコストがかかるとされる発電設備の導入に、一般の家庭などでも容易に見通しを立てやすくなります。また、環境負荷を抑えながら省資源にも役立つ、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーの普及をさらに進めることにもつなげられます。なお、固定価格買取制度では発電した電力のすべてを買い取りの対象とすることが可能です。ただし、主に一般家庭に導入されるケースが多くなる総出力10kWに満たない太陽光発電設備の場合、自家消費した電力を差し引いて余った分にあたる電力を買い取ることになっています。固定価格買取制度には期限がある!「売電期間」を知っておこう先の項目でご説明した「固定価格買取制度」ですが、この制度では発電設備を設置して売電を開始したら、いつまでも売電ができるというわけではありません。「売電期間」と呼ばれる期限が設けられ、その期限まで売電を行えることになっています。現在、10kW未満の家庭用太陽光発電設備による売電期間は「10年間」となっています。つまり、もし今日から売電を開始した場合、丸10年後まで売電を続けることができるということです。国の制度として決まった価格での売電が始まったのは2009年からですから、実質的に2019年から売電期間が満了するご家庭が徐々に増えることが予測されています。売電期間が終了すると、その後は売電価格が大幅に下落することが予想されています。もし、各家庭が電力会社から電力を購入する「買電価格」を、各家庭が電力会社へ電力を売却する「売電価格」が下回ることになれば、売電すればするほど儲からなくなるという事態も想定できます。しかし実際には、売電期間である10年間により多くの電力を売却することで設備投資自体を回収できれば、大きな問題はないでしょう。10年経って売電期間が終了し、もし買電価格より売電価格が安くなるようなことになっても、昼間に発電した電気を自家用に蓄電してその分を夜間に消費できるようにしておけば、大きく損をしてしまう心配はないでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較年現在の売電価格はどのくらい?これまで「固定価格買取制度」「売電期間」についてご説明してきましたが、ここでは太陽光発電における具体的な売電価格についてご紹介します。2009年11月に売電が制度として開始された時点での、1kWhあたりの売電価格は48円と高額でした。その後2010年まで48円/kWhの価格で推移し、2011~2012年は42円/kWhと依然高値の状況が続きます。その後は2013年で38円/kWh、2014年には37円/kWhとなります。2015年以降は出力抑制がある地域とない地域で価格が二分され、2015年で35円/kWh(出力規制あり)・33円(出力規制なし)となりました。2016年には33円/kWh(出力規制あり)・31円(出力規制なし)となっています。そして2017年現在の売電価格は、30円/kWh(出力規制あり)・28円(出力規制なし)となりました。なぜ年々売電価格が下がっているのかというと、近年の制度化によって一般家庭向けの太陽光発電設備が大幅に普及した影響で、設備自体の設置コストも年々低下しているためです。もともと売電の制度化は、太陽光発電設備の高額な設置コストに配慮して施行されたものです。設備投資が高額に及ばなくなれば、それを回収するための売電価格も自ずと下がるということになります。ちなみに、2017年(厳密には2018年3月末まで)に家庭用太陽光発電設備を設置して売電契約を開始すれば、売電期間である向こう10年間は「30円/kWh(出力規制あり)・28円(出力規制なし)」の価格で売電し続けることができます。なお、2019年までは年度ごとに2円/kWhずつ売電価格が下がる予定となっています。もしご自宅に太陽光発電設備の設置をご検討であれば、2018年3月末までに電力会社と売電契約を済ませられるよう計画することが望ましいでしょう。まとめこちらの記事では、一般家庭用の太陽光発電設備の導入を検討している方のために「売電」のしくみについて詳しくご紹介しました。売電価格についてはニュースなどで報じられている通り、年々低下しているという側面ばかりがクローズアップされがちです。しかし、実際に家庭用太陽光発電設備の設置価格を調べてみると、同様に年々ローコスト化が進んでいるのです。国が売電を制度化した意義を考えれば、その成果は顕著であると考えてよいでしょう。つまり、今後は設備投資のコストも下がりますが売電価格も下がることが予測されますから、私たち消費者にとっては「早めに設置すればお得になる」という結論になるはずです。もし太陽光発電で売電をお考えであれば、早めに計画を立てて進めることが吉といえるでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月29日建物の屋根にソーラーパネルを取り付けて電力を自家発電するシステム、「太陽光発電」。昼間の電力消費量が多い家庭の場合、自家発電した電力を使用すれば月ごとの電気代を効率よく節約できます。そんな太陽光発電を家庭で利用するにあたり、押さえておきたいポイントが「売電」と「買電」の2つ。同じ読み方のため混乱しやすいのですが、それぞれの仕組みを把握した上で太陽光発電を上手に運用すれば、発電しすぎて余ってしまった電力から収入を得ることもできます。売電と買電は、具体的にどのようにして行われるのでしょうか?売電って何?売電とは、自家発電した電力を電力会社に買い取ってもらうことを指します。電力消費量は家庭により異なり、昼間の消費量が少ないと発電した分がこれを上回ることがあります。使い切らずに余った電力を「余剰電力」といい、蓄電しておくには「蓄電池」という専用の機械が必要です。しかし蓄電池がない家庭では、余剰電力が無駄に流れ出てしまいます。こうした無駄を軽減するために、電力を電力会社へ売る仕組みが用意されているのです。余剰電力の売電は、「固定価格買取制度(FiT)」に則って行われます。固定価格買取制度とは、太陽光発電や風力発電などで発電された電力を一定価格で買い取ってもらう制度のこと。売電した電力は、送電線を通して電力会社に送られます。価格は経済産業大臣が調達価格等算定委員会の意見を元に、太陽光発電設置者が利益を得られるように定めています。売電の前に、経済産業省・資源エネルギー庁のホームページで価格をチェックしておきましょう。売電を行うためには、事前に電力会社と売電契約を結びます。買電には余剰電力のみを買い取ってもらう「余剰買取」と自家発電した分すべてを買い取ってもらう「全量買取」の2パターンがあり、生活スタイルや電力消費量を考慮した上でどちらかを選ぶことが可能です。余剰買取を選択した場合、売電収入を増やすためには昼間の電力消費量を削減するよう心掛けることが大切です。外出時は電灯やエアコンの電源を必ず切るなど意識しておけば、売電収入が増えるだけでなく節電にもつながります。また、使用していないコンセントを抜いておくことも節電方法のひとつです。全量買取を選択したい場合は、「発電量の総出力を10kW以上にする」という条件を満たす必要があります。「ソーラーパネルの設置スペースを広くする」「カーポートにもソーラーパネルを設置する」など、総出力を10kW以上にするための環境を可能な限り整えるようにしましょう。太陽光発電の費用を無料で比較買電って何?買電とは、電力会社から必要な分の電力を購入することを指します。太陽光発電を導入していない家庭では、買電が一般的です。太陽光発電を導入した場合、基本的に買電を行うのは自家発電ができない夜間と日照量の少ない悪天候時です。夜間の電力消費量は家庭により異なりますが、冷蔵庫のような家電製品は昼夜を問わず電源を入れておかなくてはならないため、どの家庭でも夜間の買電は必須といえます。ただし蓄電池があれば、昼間のうちに自家発電した電力を夜間に利用することも可能です。また反対に、買電した電力を蓄電して昼間に利用し、太陽光発電で自家発電した電力すべてを売電に回すという方法もあります。夜間は昼間と比べて電力会社で販売されている電力が安くなるため、家庭で利用する電力すべてを夜間の電力でまかなうことで電気代の節約になります。売電と買電の違いって?上述したとおり、売電と買電は「自家発電した電力を電力会社に買い取ってもらう」「電力会社から必要な電力を購入する」という違いがあります。これ以外にも売電と買電にはいくつかの違いがあります。・時間帯基本的に、売電と買電では、行う時間帯が異なります。電力を買い取る「買電」を行うのは、ソーラーパネルなどによる自家発電ができない夜間、悪天候の日などです。一方、電力を売る「売電」をする際は、日中に発電した電力量を売るのが一般的です。・価格売電と買電には、価格にも違いがみられます。太陽光発電の売電価格は、買電価格よりもやや高めに設定されています。一般的な買電価格が約24円/kWhであるのに対し、2017年度時点での売電価格は余剰買取の場合で25円/kWh以上。条件や地域によっては、30円/kWhで売電できます。買電価格は、夜間であれば安く設定されているのが特徴です。夜間の安い時間を狙って賢く買電を行えば、電気代の節約につなげることができます。なお、電気量の供給は各電力会社によって差異があるため、買電価格は必ずしも一律であるとは限りません。まとめ太陽光発電を導入したとき、光熱費の増減に深く関わってくるのが売電と買電です。両者の仕組みや違いを正しく知ることは、太陽光発電をより賢く活用することにつながります。「毎月の電気代を節約したい」「使い切れずに余った電力を有効活用して収入を得たい」とお考えの方は、売電と買電の仕組みや賢い活用方法を把握しておきましょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月29日初期費用はあるものの、長い目で見れば電力料金がお得になる太陽光発電システム。その太陽光発電でよく登場する「パワーコンディショナー」についてはご存じでしょうか。「名前は聞いたことあるけど、太陽光発電システムに使われる機器というくらいしか知らない」という方も多いでしょう。今回は、意外と知られていないパワーコンディショナーについて詳しく解説します。パワーコンディショナーとは?パワーコンディショナーとは、簡単に言うと「発電された電気を家庭用に変換する機器」です。太陽光発電システムをはじめ、家庭用燃料電池(エネファームやエコウィル)などでも利用されています。【直流を交流に変換する】そもそも、家庭内で使用される電気の形は「交流」なのですが、太陽光発電や家庭用燃料電池で得られる電気の形は「直流」です。直流のままだと、家庭内で利用するには向きません。パワーコンディショナーが交流へと変換することで、家庭内での利用をはじめ、蓄電池への充電や売電などに適した形になります。【パワーコンディショナーの大きさと形】パワーコンディショナーは通常、家庭用のエアコン程度の大きさです。形もエアコンのような四角形をしています。【最大定格出力がポイント】パワーコンディショナーの仕様表の中には「最大定格出力」という項目が存在します。この最大定格出力とは、パワーコンディショナーが出力できる電力の最大値のこと。太陽光パネルでどんなに大量の電気を作っても、パワーコンディショナーが出力できなければ意味がありません。つまり、太陽光パネルとパワーコンディショナーの組み合わせも重要だということです。パワーコンディショナーは発電量にどう影響する?太陽光発電システムにおいてパワーコンディショナーは、太陽光パネルと同じくらい重要な装置です。そんなパワーコンディショナーですが、「機器の良し悪しで”発電量”に影響するのか?」と気になっている方も多いと思います。発電システムの重要な発電量とパワーコンディショナーの関係を解説します。【変換効率】各メーカーから販売されているパワーコンディショナーには、性能の中に「変換効率」というものが存在します。変換効率とは、直流から交流に変換するときにどのくらい効率良く変換できるかを示したものです。どんなに高性能なパワーコンディショナーでも、全く無駄のない100%の変換効率は難しいですが、一般的なパワーコンディショナーでは95%以上を実現しています。従って、機器の違いでそこまで大きく差が出るわけではありません。ただ、太陽光発電システムは長期間に亘り使用するものですので、変換効率が高い方がお得ではあります。太陽光発電の費用を無料で比較設置場所には注意が必要実は、パワーコンディショナーの設置場所はある程度自由に決めることができます。ただ、パワーコンディショナーの大きさや重要性を考えると、「邪魔にならないから、ここでいいか」と安易に決めるのはおすすめしません。設置場所についてもじっくり検討した方が良いでしょう。パワーコンディショナーの設置場所についての注意点をご紹介します。【理想はブレーカーの近く】パワーコンディショナーとブレーカーは、とても深い関係があります。というのも、太陽光パネルから発電された電気は、パワーコンディショナーで変換された後、分電盤であるブレーカーを通り、各部屋へとつながるためです。つまり、基本的にはブレーカーとの距離が近い方がロスも少なく安定するということなのです。【スペースの問題】ブレーカーの設置場所の近くにパワーコンディショナーを置けるスペースがなければ設置できません。無理に設置しても、その分のスペースを奪われるわけですから、「思ったより邪魔だった」なんてことになりかねないでしょう。【運転音】パワーコンディショナーも機械ですから、それなりに音は出ます。ONとOFFのスイッチ音の他、冷却ファンが出す高周波の運転音などです。ただ、運転音が大きなものでも40db程度と閑静な住宅街レベルの音なので、そこまで気になる音量ではありません。少しの音でも気になるという方は、設置場所を考えましょう。【屋外設置の選択肢】パワーコンディショナーの設置場所は、何も屋内に限りません。今やほとんどのメーカーで、屋外設置型のパワーコンディショナーを取り扱っています。もちろん、屋内に比べて厳しい環境ですから、壊れやすいというリスクは否めません。ただ、屋外用は屋外用で丈夫に設計されていますし、通常修理保証が10年ほどあることが多いですので安心して使えます。屋外用の方が少し費用はかさばりますが、屋内に適した場所がなければ、屋外設置も検討してみてください。まとめ太陽光発電システムに欠かせないパワーコンディショナー。「近々太陽光発電の設置する予定がある」という方は、パワーコンディショナーについて詳しく情報を仕入れておくことをおすすめします。パワーコンディショナーの特徴や注意点などを考慮し、ベストな製品と設置場所を選んでくださいね。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月28日太陽光を使うのでエネルギー源に困ることもなく、注目を集め続けている太陽光発電。温室効果ガスを排出することもないので「環境に優しい」と言われており、次世代のエネルギーとして期待されています。ソーラーパネルが屋根に並んでいる姿のイメージが強い太陽光発電ですが、実は様々なパーツや装置で構成されています。ここでは、どのような機器が使われているか、太陽の光をどのようにして電気に変えているかについて解説します。太陽光発電を構成する機器太陽光発電を家庭に導入するには、機器を設置しなくてはなりません。まずは、太陽光発電システムで使われているパーツや装置を見ていきましょう。【太陽光パネル(モジュール)】太陽光発電に最も欠かせないのが太陽光パネルです。光エネルギーを電力に変える装置で、「モジュール」ともいいます。これは「セル」という太陽電池を並べて板状にし、必要な電圧と電流を得られる仕組みになっています。【架台】太陽光パネルを支える資材や部材の骨組みのことを、「架台」といいます。架台を屋根に取り付ける際、ビスやアンカーなどで屋根に穴を開けるので、施工時に防水処理がしっかりできていないと、設置後の雨漏りの原因となってしまいます。太陽光発電と聞くと、どうしても太陽光パネルに目が行きがちですが、実は太陽光発電システムを安定して稼働させるには、架台をしっかりと設置することが重要です。【接続箱】接続箱は、太陽光から発電した電力を住宅で利用するための装置「パワーコンディショナー」に供給しています。屋内用や屋外用など様々な種類があり、パワーコンディショナーに接続箱の機能を加えたタイプも登場しています。【パワーコンディショナー(パワコン)】太陽光で発電した直流電力を、家庭で利用できる交流電力に変える装置を「パワーコンディショナー」といいます。電圧変換装置のひとつで、この装置がないと、いくら太陽光を蓄電しても使うことができません。太陽光発電において、大変重要な役割を担っている装置です。【分電盤】住宅内の各機器へ電気を供給するのに必要なのが、分電盤です。電気を安全に使うため、漏電や配線遮断装置を備えたブレーカーを集約した装置で、太陽光発電においては、住宅用・売電用に配電する役目があります。太陽光発電は、上記でご紹介した機器によって実現されています。家庭で安全かつ快適に電気を使い、余った分を電力会社に売電するため、各パーツや装置がそれぞれの役割を果たしているのですね。太陽光発電の費用を無料で比較光を電気に変える仕組み太陽光発電には様々な機器が使われていることが分かりましたが、どのようにして太陽光を電気に変えているのでしょうか。ここでは、太陽光から電力を生み出す仕組みについてご紹介します。【太陽光パネルについて】太陽光発電で一番欠かせないのは太陽光パネルですが、どのようにして発電しているのか、気になりますよね。先にも述べた通り、太陽光パネルには「セル」という太陽電池があり、これらが配置されることで「モジュール」になります。このモジュールが太陽光から電子の流れを生み出し、発電が可能となるのです。太陽光発電で重要なのは、「電流」と「電圧」です。光電効果を最大限に引き出した電流を最適化することで、安定して発電することができるのです。万が一、雲などで影が差してしまっても、最低限の電力は確保できる仕組みになっているので安心してくださいね。高い発電効率の実現にはシリコン半導体が有効であると判明し、今では太陽光発電市場では最も普及しています。シリコンではない素材で作られた次世代の太陽光パネルも登場し、さらなる発電効率のアップが期待されています。【太陽光を電力に変える方法】まず、太陽光は屋根に設置されたパネルに注がれ、直接電力へ変換されます。パネル自体は適当に置かれているわけではなく、複数のブロックに分けられています。これは、その家庭で最も高い発電効率を実現するためです。例えば、あるパネルに影が差す、故障や不具合が起きるといったトラブルが発生した際、ブロックが1つだけだと対応しきれませんよね。そのため、複数のブロックに分けることで、何か問題が起きても、できる限り太陽光発電への影響を少なくしているのです。発電した電力は、いくつもの配線ケーブルを通って接続箱に集まってきます。そして、パワーコンディショナーによって直流電気から交流電気に変換され、家庭内や電線に送電されています。変換された交流電気は配電盤を通じて、家庭内や売電用、買電用に振り分けられます。このような流れを経て、太陽光は私たちの下へ電力として届けられるのです。まとめ太陽光を電力に変えるためには多くの機器が使われており、いろいろな過程を経て、私たちが利用できるようになるのですね。より効率的な太陽光発電システムを実現するため、太陽光パネルも改良が重ねられているようです。太陽光発電の導入を考えている人は、業者の方に相談しながら、ご家庭にベストな機器を選ぶようにしてください。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月28日太陽光発電は、二酸化炭素を排出しないクリーンな発電方法として知られています。ご家庭で太陽光発電の導入を検討するとなると、気になるのは晴れの日と雨の日の違いではないでしょうか?天候の優れない日が続くと発電はされないのではないかなど、心配になってしまいます。今回は、天候によって太陽光発電の働きはどう変化するのかについてご紹介します。天候によって発電量は左右される?太陽光発電は二酸化炭素を排出しないだけでなく、排気ガスも騒音もない環境に優しい発電方法です。より効率的な発電のために、世界中でさまざまな開発が進められています。一方、太陽光発電は太陽の日射量に大きく依存するものであり、天候によって左右されてしまうのが現状です。快晴の日は多くの電力を発電しますが、曇天時や雨天時はそのポテンシャルの多くを発揮できないことになります。日射量が発電量に影響することから、季節によっても発電量が変わることが知られています。ある統計によれば、日本において平均的に最も高い発電量を誇るのは5月で、最も少なかったのは11月。太陽の出ている時間が最も長い6月が最大ではないのは、天候などさまざまな要因が作用しているためだと考えられています。発電量が変化する要因としては、太陽光パネルが高熱によりパフォーマンスを落としているケースも考えられます。これは熱損失と呼ばれる現象で、主に夏場の快晴の日に午後の発電量が落ちる要因となりえます。太陽光の熱を吸収して電力に変換するという仕組み上避けられない現象ですが、水打ちをして温度を下げることである程度防ぐことは可能です。水打ちは埃を取り除いて発電効率を上げるためにも有効です。このように天候などさまざまな要因で発電量が変わる太陽光発電ですが、発電量の変化を過度に気にするよりは、年単位で計算する考え方がおすすめです。地域ごとに太陽光発電が供給することのできる年間の電力が算出されているので、その電力量や設置費用などを目安に導入を検討するようにしましょう。なお、太陽光パネルの設置場所・設置角度や定期的なメンテナンス、生活における節電によりどれだけの収益が得られるのかが変わります。さまざまな要素を把握し、総合的に判断することが大切です。天気の悪い日は発電できない?天候により発電量が左右されるという太陽光発電の特性は、上述のとおりです。では天候の悪い日にはどれくらい発電できなくなるかというと、悪さの度合いで大きく異なります。まず曇天時と雨天時で比較してみると、雨天時のほうがより発電量が低くなる傾向にあります。快晴の日と比べて曇天時の発電量は4割~6割程度にとどまりますが、雨天時は1割~2割の発電量しか得られないこともあります。このことから、梅雨など雨の多い時期は十分な発電量が見込めないとわかります。積雪時は雪の量にもよりますが、太陽光パネルを完全に覆うほどの雪が積もれば発電はほとんど行われません。一方、太陽光パネルに太陽光が届く程度の薄い積雪であれば、太陽光パネルが熱を持つことで融雪される可能性があります。また、太陽光パネルの傾きを大きくすれば雪がすべり落ちやすくなり、積雪時の発電効率を少しでも確保することが可能。北海道におけるあるデータによると、一般的な角度の33度で設置した太陽光パネルに比べ、90度で設置した太陽光パネルのほうが約2倍のパフォーマンスを発揮したとのことです。このことから、適した傾きで設置することが発電効率の向上に有効であることがわかります。深い積雪が心配される地域では、角度を調整できるタイプの太陽光パネルを設置するのもおすすめです。太陽光発電の費用を無料で比較日陰の影響太陽光発電は天候の悪い日に発電量を大きく落としますが、完全に発電しなくなるわけではありません。太陽光が遮られている間は、どのようにして発電しているのでしょうか。このことは、“直達光”と“散乱光”の違いにより説明できます。太陽が出ている間は直接地表まで達する直達光が強いので、太陽光発電では大量の電力を発電することが可能に。一方、雲が太陽光を遮っていると直達光はほとんど届きませんが、雲内部で反射するなどして地表まで達する散乱光が増加します。曇りの日でも紫外線による日焼け対策が必要なように、太陽光はきちんと届いているのです。雲の陰ではなく、建物や電柱による日陰の影響はどうでしょうか。直達光が遮られると発電力が落ちるのと同じように、建物や電柱による日陰でも太陽光発電は発電量を落とします。しかしある実験により、遮られ方によって減る量に変化が見られることがわかっています。太陽光発電は、それぞれのパネルがいくつかの回路でつながっている状態。1つの回路に3枚のパネル、3つの回路で計9枚のパネルにより太陽光発電を行った場合、1つの回路に属する3枚に日陰を作るより、3つの回路を横断して3枚に日陰を作ったほうが発電量は少なくなるのです。このように日陰の作られ方によって発電量が変わるので、設置の際には設置業者としっかりシミュレーションして場所を調整することが大切です。まとめ太陽光発電は太陽の光に依存するため、曇天時や雨天時など悪天候時には発電量がどうしても下がってしまいます。この特性はしっかり把握しつつ、太陽光発電を導入する際には年間の発電量を考えてみることが大切。日ごとの発電量は大きく変わっても年単位では大きなズレは起きないため、計画的に導入・運用することが可能です。日陰についても十分に考慮しながら、きちんと収益が出るように太陽光発電を活用してみてください。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月27日太陽光発電とは、太陽電池を用いて、太陽の光エネルギーを電気に変換する発電方式のことです。現在、日本における発電方式は、石油や石炭などがありますが、そのエネルギー資源の大半を海外から輸入して賄っている状況です。これらのエネルギー資源は使い続ければ、いずれなくなってしまいますが、太陽の光は常に降り注いでいるので、そのような心配がありません。簡単にエネルギー源を確保でき、今後の期待が大きい太陽光発電の仕組みについてまとめました。光を電気に変えている仕組み一口に太陽光発電といっても、どのようにして光を電気に変えるのでしょうか。ここでは、太陽光発電がどのように光を電気に変えているのか、その仕組みについて紹介します。太陽光発電は、光エネルギーから電気を作ります。光から電気を作るために必要なのが「太陽電池」です。太陽電池は、プラスの性質を帯びやすい「P型シリコン半導体」と、マイナスの性質を帯びやすい「N型シリコン半導体」を張り合わせて作られています。光エネルギーが、P型とN型の2つの半導体の境目に加わると、P型シリコン半導体はプラスの性質、N型シリコン半導体はマイナスの性質を帯びます。こうすることで乾電池と同じ状態を生み出し、電線をつなぐと電気が流れるので、光エネルギーをあて続ければ電気を発生させ続けることができます。しかし、太陽電池だけでは住宅で使えるほどの電力は賄えません。そこで登場するのが「ソーラーパネル」です。ソーラーパネルは太陽電池をたくさんつなげたもので、最も小さな単位を「セル」、セルを板状につなげたものを「モジュール」「パネル」といいます。現在は、家の屋根にソーラーパネルを設置している家庭を見かけることが多くなりました。さらに、広い土地にソーラーパネルをいっぱい設置し、大きな電力を生み出す「メガソーラー」という太陽光発電施設も見られるようになりました。太陽光発電の費用を無料で比較太陽光発電を取り入れても電力会社は必要「太陽光発電を利用したら、電力会社はいらないのではないか?」「電気の自給自足が可能になる時代が来るのではないか?」そのように考える人もいるのではないでしょうか。ただ、どんなに電気を蓄えても使い切れなかったり、使い切れなかった分蓄電ができたりしなければ結局無駄が増えてしまいます。このような無駄をなくすためにあるのが、売電や買電です。現在、太陽光での発電を行っている家庭では、昼間に蓄電した電気を日常生活の中で使い、余った電気を電力会社に売るという「売電」「買電」ができます。太陽光発電を導入する際、電力会社と契約を結ぶことで電力会社と電気の売買ができるようになるのです。これを電力会社との「系統連系」といいます。申請手続きが必要ですが、業者が代行してくれることがほとんどなので、設置する側の人の手間は少ないといえます。【系統連系とは?】では、「系統連系」とはどういう仕組みなのでしょうか。電力会社が管理している配電線網を「系統」といい、電気の共有には欠かすことができません。この系統に太陽光発電システムを接続し、電気のやり取りを行うことを「系統連系」、やり取りを可能にした設備を「系統連系システム」と呼びます。昼間は、太陽光で発電した電気を使って、余った分は電力会社へ。逆に、天気が悪い日など、必要な分の太陽光を得られなければ、従来通りに電力会社から電気を購入します。雨や曇りの日の分も太陽光エネルギーを蓄えることができたら、電気の自給自足も可能になるのかもしれませんが、現時点では、まだ電力会社の力を借りなくてはならないのですね。太陽光発電は環境に優しい!太陽光発電と聞くと、「環境に優しい」イメージを持っている人もいるのではないでしょうか。従来の火力発電や天然ガス発電では、化石燃料を使用して電気が発電されるので、二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しています。しかし、太陽光発電は発電時に燃料を使わない仕組みなので、温室効果ガスを発生することがほとんどありません。このような理由から、温室効果ガスの排出量の大幅な削減を見込むことができ、太陽光発電は環境に優しい発電方法だといえます。二酸化炭素削減の実現を目指す政府も、次世代エネルギーとして太陽光発電を推進していますよね。また、他の発電方式と違い、太陽光発電では原料の採鉱や精製が不要です。そのため、採掘や廃棄に至るまでのことを考えても、とても少ない二酸化炭素排出量で電力の供給が可能となります。火力発電をはじめとする従来の発電方式に比べたらまだまだですが、徐々に普及してきています。まとめ現在、産業用太陽光発電制度の誕生により、急激に広がりを見せている太陽光発電。発電効率の高いパネルの研究開発も進められているということで、今後は発電方式として主力になる可能性を秘めています。温暖化対策もでき、安全性の高いエネルギーといわれる太陽光発電が実用的になれば、より地球に優しい生活が送れるようになるのではないでしょうか。太陽光発電のこれからに期待大ですね!太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月27日小学生になると毎日の宿題が学校から出されます。学校や学年によって内容や量はさまざまですが、パパママ世代は、子どもの宿題の量についてどう思っているのかを調査してみました。Q.お子さまの宿題の量、どう思う?1.多いと思う 20.1%2.少ないと思う 25.7%3.適量だと思う 42.1%4.その他・どちらとも言えない 9.4%5.お子さまの宿題の量がわからない 2.6適量だと思うが42.1%ともっとも多い結果になりました。多いと思うと少ないと思うを比べると、少ないと回答した人が若干多いようです。仕事をしているママにとっては、丸つけが大変と言う声もありました。■宿題が多いと子どもだけじゃなく親も大変1年生からたくさん宿題が出る学校だと、子どもだけでなく親もストレスになりがち。子どもが一人でできればいいけど、低学年のうちは教えながらなので時間もかかり、高学年になると問題が難しくなるので、丸つけが困難に…。「私が子どものころはあまり宿題をやった覚えがない。今は宿題が多すぎて、一年生の子どもに親がカリカリしてしまう」(茨城県 40代女性)「学年×10分での計算の宿題量と聞きました。低学年は早く終わるからいいのですが、中学年から量が多くなり大変になります。丸付けも親にと言うし」(千葉県 40代女性)「鬼のように出すだけ出して採点なし。1週間後に採点があったかと思うと、間違ってるのに○がついていた。忙しいのはわかるが、担任として如何なものか」(千葉県 30代女性)■少なければいいってもんでもない!宿題が少ないと当然子どもはよろこびますが、それが子どものためかはわかりません。少ないと感じるときには自宅学習を増やしてみるのも1つの方法です。「海外の学生に比べるとかなり少ない方だと思います」(神奈川県 40代女性)「1年生のとき宿題が多かったため、今は少なく感じます。本人はこれでいいなんて言ってるけど、本人のためになっているかは疑問」(埼玉県 40代女性)■宿題を親子でいっしょにやる意味子どもの勉強の定着という意味だけでなく、今学校でどんな勉強をしているのかが垣間見れるのが宿題。苦痛ばかりに感じずに、そう言った目線で取り組むと親にも心のゆとりが生まれますね。「今、何を習っているのかを子どもと共有することが大切。生活の中に置き換え、身近な行きた勉強にしていけるアドバイスができればとコミュニケーションを心がけています」(香川県 50代女性)Q.お子さまの宿題の量、どう思う?アンケート回答数:13067件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年09月08日月々の電気料金は、「電気料金=基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金」の計算式で算出されます。また電力量料金の算出式は「電力量料金=電力量料金単価×使用量+燃料費調整単価×使用量」です。このうち「電力量料金単価×使用量」の部分は節約努力によって減額が可能だといえます。■電気料金の内訳は?「電気使用量のお知らせ」といった名前のついた電気料金・電気使用量の明細をじっくり見たことがありますか?よく観察してみると、請求予定金額欄の下部などに、電気料金の内訳が書いてあります。これらは何を意味するのでしょうか。電気料金の内訳は以下のとおりです。この3つの合計が月々の電気料金となっています。◼︎基本料金◼︎電力料金◼︎再生可能エネルギー発電促進賦課金電力料金はさらに以下のように分けられます。◼︎電力量料金単価×使用量◼︎燃料費調整単価×使用量使用量はご家庭のメーターの針から読み取ります。当月の指示数から前月の指示数を引いて、その月の使用電力量が決まります。なお口座振替を利用している場合は上記合計額から割引されることもあります。■基本料金とは基本料金とは、契約アンペアごとに決められた一定の料金のことを指します。契約アンペアとは、同時に使用できる電気量のことです。一気にいろいろな電化製品を使ってブレーカーが落ちてしまった経験はありませんか?それは、契約アンペアを超えた電気量を使ってしまったことによるものです。たとえばある電力会社を例に挙げると、10アンペアから60アンペアまで5アンペアもしくは10アンペアごとに契約アンペアが定められています。各基本料金は、・10アンペアで280.80円・15アンペアで421.20円・20アンペアで561.60円といった具合です。契約アンペアの色は、アンペアブレーカーの色によって判別できるのが一般的です。たとえばある送配電事業者の場合であれば、契約アンペアが10アンペアの場合は赤色、15アンペアの場合は桃色、といった具合に決まっています。なお色と契約アンペアの組み合わせは送配電事業者によって異なりますので、利用している送配電事業者の色分けをチェックしてみましょう。契約アンペアは任意で変更できます。頻繁にブレーカーが落ちてしまうという人は契約アンペアの変更を検討したほうがよいでしょう。ただし契約は年間契約が基本で、季節的に契約アンペアを変更できないのが一般的です。たとえば、電気をあまり使わない春や秋には15アンペアで契約し、電気を多く使う夏や冬には30アンペアで契約する、といったことは多くの場合できません。したがって契約アンペアを決める際は、1年または1日のなかでもっとも電気を多く使うタイミングを考えて決定しましょう。たとえば電気機器を同時に多く使いがちな夕食前・夕食時、冷暖房機器を使う真夏や真冬などの電気量を想定して決めてください。なおアパートやマンションなどの集合住宅の場合は、契約アンペアを変更する際に所有者や管理人の許可が必要です。契約アンペアを下げると基本料金は下がりますが、上乗せされる電力量料金は変わらなかったり、逆に増えたりすることもあります。基本料金を減らしても合計としての電気料金は必ずしも減るわけではありませんので注意しましょう。■電力量料金単価の仕組み「三段階料金」とは電力量料金単価とは、使用電力1kWhあたりの料金のことです。電力量料金単価は契約種別によって決まります。契約種別とは、電力料金単価を決める電気料金プランのことです。契約種別はおもに以下の3種類に分かれます。①従量電灯24時間一律の電力量料金単価が設定されている契約種別です。もっともオーソドックスな契約種別だといえます。②時間帯別電灯一日を昼夜2つや朝昼晩3つの時間帯に分け、時間帯ごとに異なる電力量料金単価を設定している契約種別です。「夜得プラン」「朝得プラン」のような名前がついているのを見たことのある人もいるでしょう。たとえば日中自宅にいないことが多く、夜に電気を使うことの多い人は、夜間に電力料金単価が低くなる契約種別を選べば、電気料金をその分安く抑えられます。なお時間帯ごとおよび季節(2季節)ごとに電力量料金単価が設定されている契約種別もあります。③ピーク抑制型時間帯別電灯電気使用量がピークになる夏の午後3時間(北海道は冬期の夕方3時間)の電力量料金単価を高めに設定し、それ以外の時間帯の電力量料金単価を低めに設定しているタイプの契約種別です。「ピークシフト」などという名前がついています。電力量料金単価の多くは「三段階料金」となっています。三段階料金制度とは、電気の使用量に応じて、電力量料金単価を3段階に変動させる制度のことです。省エネを推進する目的で昭和49年6月から実施されています。第1段階は、国が保障すべき最低限度の生活水準である「ナショナル・ミニマム」の考えにのっとった料金で、比較的低額に設定されています。第2段階は標準的な家庭における月ごとの使用量を踏まえた平均的な料金設定です。そして第3段階は若干割高に設定されています。たとえばある地域で従量電灯Bという契約種別で契約した場合、・第1段階は120kWhまでで19.52円/kWh、・第2段階は300kWhまでで26.00円/kWh、・第3段階はそれ以上で30.02円/kWhと設定されています。もしこの電力量料金単価の地域で、ある月の使用量が60kWhだった場合は、第1段階の料金が適用され、19.52円×60=1171.2円の電力量料金という計算です。以上を見るとわかるとおり、電力量料金単価は使用電力が少ないほど低くなるとともに、使用量に比例して電力量料金が決まることから、「電力量料金単価×使用量」は節約努力によって抑えられる部分といえるでしょう。また契約種別の見直しによっても額を抑えられる部分です。■燃料費調整単価とは燃料費調整制度とは、発電に必要な火力燃料(原油、LNG(液化天然ガス)、石炭)の価格変動を電気料金に反映させるための制度です。火力燃料の価格変動に応じて「燃料費調整単価」が毎月調整されます。電気料金においては、この燃料費調整単価に月の使用量をかけた「燃料費調整額」として反映されています。燃料費調整単価の計算式は以下のとおりです。なお燃料費調整単価は、小数点以下第1位で四捨五入されます。◼︎平均燃料価格が基準燃料価格を上回った場合はプラスの燃料費調整単価になります。燃料費調整単価=(平均燃料価格-基準燃料価格)×基準単価÷1,000◼︎平均燃料価格が基準燃料価格を下回った場合はマイナスの燃料費調整単価になります。燃料費調整単価=(基準燃料価格-平均燃料価格)×基準単価÷1,000平均燃料価格とは、原油、LNG、石炭それぞれの燃料価格を原油換算1klあたりの価格に換算した計算用の燃料の価格です。原油、LNG、石炭それぞれにおける3か月間の貿易統計価格にもとづいて、毎月算定されます。平均燃料価格は地域によって異なりますが、たとえば関東エリアの場合であれば、以下のような計算式で算出されます。【平均燃料価格(原油換算1klあたり)=(3か月における1klあたりの平均原油価格×0.1970)+(3か月における1tあたりの平均LNG価格×0.4435)+(3か月における1tあたりの平均石炭価格×0.2512)】なおそれぞれの平均価格にかけられている定数は、地域によって異なります。また、上記の式の基準燃料価格は、電力会社が料金設定をする際に前提条件として用いる平均燃料価格のことです。基準燃料価格と平均燃料価格の差額から、燃料費調整単価のプラスマイナスや額の大きさが決まります。たとえば関東エリアの場合であれば、以下のように平成24年1月~3月における平均貿易統計価格から、原油換算1klあたりの基準燃料価格を算出しています。◼︎1klあたりの平均原油価格57,802円◼︎1tあたりの平均LNG価格67,548円◼︎1tあたりの平均石炭価格11,452円→以上3点から算出し、基準燃料価格は原油換算1klあたり44,200円基準単価とは、平均燃料価格が1,000円/kl変動した場合の燃料費調整単価のことです。たとえば関東エリアでは22.8銭/kWhと決められています。以上を踏まえて、燃料費調整額を具体的に見てみましょう。燃料費調整額は先述したとおり「燃料費調整額=燃料費調整単価×月の使用量」の計算式で算出されます。たとえば使用量60kWhで燃料費調整単価が-4.6円/kWhだった場合、-4.6円×60=-276円がその月の燃料費調整額です。電気使用量や電気料金の明細には燃料費調整単価自体が明記されていることはあまりありませんが、燃料費調整額を使用量で割れば、逆算で燃料費調整単価を導き出せます。なお平均燃料価格、基準燃料価格、基準単価は、電力の提供エリアによって異なるため、この3つから算出される燃料費調整単価も地域によって異なります。ご自身のエリアについて調べてみましょう。以上を踏まえると、燃料費調整額は原油などの燃料の価格に左右され、個人の努力ではあまり節約できない部分であることがわかるでしょう。とはいえ、電気料金を見ることによって燃料の価格増減を身近に感じられるのは興味深いですよね。ニュースなども注意して見て、動向をチェックしておきましょう。■再生可能エネルギー発電促進賦課金とは再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、「送配電事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」という法律によって定められている賦課金です。送配電事業者は、太陽光や風力といった再生可能エネルギーによって発電された電気を、一定の期間中、国が定めた単価で購入することが義務づけられています。この購入に必要な費用については、全国一律の単価で、電気を使用する人全員が負担します。この負担が再生可能エネルギー発電促進賦課金です。なぜ再生可能エネルギー発電促進賦課金は全国一律料金なのでしょうか。再生可能エネルギーの導入については、地域によってばらつきが生じる可能性があります。とはいえ、地域によって賦課金に格差があると不公平感が生まれてしまうでしょう。それを避けるため、全国レベルで電気使用者の負担額を調整する「費用負担調整機関」が設置されています。同機関は、各送配電事業者が全国一律料金で集めた賦課金をいったん回収します。そののち、各送配電事業者の買取費用に応じて、交付金を交付します。このようにして、不公平感を防ぎながら、再生可能エネルギーの導入状況に応じて賦課金が使われるようになっています。再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は年度ごとに国が定めます。計算式は以下のとおりです。【再生可能エネルギー発電促進賦課金単価=送配電事業者への交付金の見込額合計÷送配電事業者の想定供給電力量の合計】月々の再生可能エネルギー発電促進賦課金は、以下の計算式で算出されています。【再生可能エネルギー発電促進賦課金=再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×月の使用量】たとえば使用量が60kWh、再生可能エネルギー発電促進賦課金単価が2.25円/kWhであれば、2.25×60=135円がその月の再生可能エネルギー発電促進賦課金という計算です。再生可能エネルギー発電促進賦課金の部分も、個人の努力で節約できる部分とはいえません。とはいえ、再生可能エネルギー発電促進賦課金の額からは、日本全体の送配電事業者がどれだけ再生可能エネルギーを導入しているかがわかります。賦課金の部分が大きくなるのは電気料金を払う側からすると負担かもしれません。しかし賦課金が大きいということは、それだけ日本の送配電事業者がエコなエネルギーを使うようになっているか、あるいは日本全体の電気使用量が減っているということを意味します。賦課金の額は日本がどれだけエコな電気の使い方をしているかの指標になるといえるでしょう。■まとめ2016年から電力の自由化が実施され、電気料金を見直す機会が増えた人も多いかと思います。電気料金の仕組みを知ることは、電気料金をかしこく節約する第一歩です。毎月の電気使用量・電気料金明細の意味を細部まで理解し、ご家庭の電気料金を見直してみてはいかがでしょうか
2017年02月22日生活用品製造卸のアイリスオーヤマが、IHジャー炊飯器の製品分野に初めて参入。米の量と銘柄に合わせて水の量を微調整できる炊飯器「銘柄量り炊きIHジャー炊飯器3合」を9月30日に発売しました。全国の家電量販店、ホームセンターなどを中心に販売し、初年度3万台の出荷を目指すとのことです。常に最適な水の量で炊飯できる炊飯器今回発売された銘柄量り炊きIHジャー炊飯器(以下、銘柄量り炊きジャー)は、米と水の重量を計測する「量り炊き」モードにより常に最適な水の量で炊飯できる炊飯器です。釜に入れた米の量に対して必要な水量を自動で計算するため、米の計量が正確でない場合や、合数単位以外の場合でも最適な水量で炊飯することができます。また、銘柄ごとの粒の大きさや味わいの違いに応じて水量と加熱方法を調整する炊き分け機能を搭載しており、銘柄ごとの味の個性をより引き出す炊飯ができます。本体は分離式になっており、上部は「おひつ」として、下部はIH調理器として使用できます。さらに、厚さ3.1mmの釜を銅でコーティングした「極厚銅釜」を採用することで高い熱伝導率と蓄熱性を実現し、釜全体に均等に熱を伝えることで、ふっくらとごはんを炊き上げることができます。この炊飯器のポイント■商品特長1. 重量センサーで米と水を計測、最適な水の量を知らせる「量り炊き」米と水の重量を計測する「量り炊き」モードにより、釜に入れた米の量に対して必要な水の量が自動計算されるため、米の計量が正確でない場合や、米の量が合数単位でない場合でも常に最適な水の量で炊飯することが可能です。水を入れる際、最適な水量の基準値との差異が5cc以下になるよう液晶と音でガイドするため、「かたすぎる」「やわらかすぎる」などの日々の炊きあがりのムラを抑えることができます。2. 銘柄に合わせた水量と火力の調整で銘柄の個性を引き出す31銘柄のお米に合わせて最適な水量と火力でお米を炊き分けることができます。銘柄ごとの味わいや食感などの個性を引き出すため、計量時に表示する必要な水の量を銘柄に合わせて計算し、水位線では難しいわずかな水量の調整を行うことが可能です。さらに、水分含有量が多い新米や、「かため」「やわらかめ」などの好みなどに合わせても水分量を調整することができます。※炊き分けできる銘柄は末尾に記載3. 上下分離して、上部はおひつ、下部はIH調理器として使える本体は分離式になっており、上部はおひつとして、下部はIH調理器として使用することができます。上部と下部は非接触給電と赤外線によって連動するため、分離時に端子の抜き差しなどの必要がありません。4. 厚さ3.1mmの「極厚銅釜」でふっくらと炊き上げる厚さ3.1mmの釜に銅によるコーティングを施した「極厚銅釜」の高い熱伝導率と蓄熱性により、釜全体に均等に熱を伝えることで、ふっくらとごはんを炊き上げることができます。炊き分け出来る銘柄は?【銘柄選択表】特徴の似た6通りに分類されます。■こしひかり:あいちのかおり、きらら397、こしいぶき、こしひかり、魚沼産こしひかり、彩のかがやき、さがびより、ササニシキ■あきたこまち:あきたこまち、キヌヒカリ、つがるロマン、夢つくし■つや姫:つや姫、はえぬき、ハツシモ■ゆめぴりか:あさひの夢、ななつぼし、ふっくりんこ、まっしぐら、ゆめぴりか■ひとめぼれ:きぬむすめ、元気つくし、天のつぶ、にこまる、ひとめぼれ、みずかがみ、森のくまさん、■ヒノヒカリ:あきほなみ、くまさんの力、ヒノヒカリ、ふさこがね、ミルキークイーン商品概要規格RC-IA30-B製品サイズ(mm)W225×D280×H212製品重量4.2kg炊飯容量0.5~3合炊飯時消費電力800WIH調理器ヒーター消費電力1,000WIH調理器火力調節5段階:約80W相当~約1,000W(加熱調理)5段階:約160~200℃(揚げ物調理)電源コード長さ約1.5m参考価格(税抜)29,800円発売日2016年9月30日問い合わせ先:0120-311-564(電気製品専用アイリスコール)
2016年10月07日モッズ・ヘアから、従来の大風量ドライヤーの概念を覆す、「風量」ではなく「風速」で髪の速乾を実現するマイナスイオンドライヤー「ADVANCED ION RAPIDE /アドバンス イオンラピッド(ブラック・ホワイト)」が発売されます。1968年パリで最初のヘアスタイリストチームとして創立以来、ヘアスタイリングブランドとして、時代を牽引する数々のファッションブランドと共にモードの一躍を担い続けるモッズ・ヘア。新ドライヤー開発のポイントとしたのは、髪を速く、キレイに乾かす為に必要な、風の’温度’と’流れ’に加え、「風速」のバランスがとれた速乾ドライヤーとのことです。ポイントは「直線的な速い風」モッズ・ヘアサロンスタイリストと共に開発された「ADVANCED ION RAPIDE」が生み出す‘直線的な速い風’は、業界トップクラスの高風速26.5m/s。モッズ・ヘアサロンが提唱する’髪をキレイに仕上げる本当の乾かし方’においてポイントとなる‘髪の根元’に風がしっかりと届き、サロン帰りのまとまりやツヤを、素早くカンタンに、自宅でも再現することが可能です。備え付けられた独自の「整流リング」により、乾かす為に必要な温度を保ったまま、速く、直線的に風が髪に届く為、従来の大風量ドライヤーが抱えている‘風温が下がり、乾きづらい’、‘風が広がり、髪の根元に届きづらい’という課題をクリア。同社の従来品比較による100人の女性アンケートでは、88%の人がドライ時間の短縮を実感するという結果を得たとのことです。※全国の家電量販店・専門店、公式WEBサイトにて販売予定。価格;オープン価格/店頭予想価格¥7,880(税抜)公式HP
2016年09月21日1日にどのぐらいの水を飲むのが正解?水の必要量は、ライフスタイルによって変わります。あなたに必要な水分量の計算法をご紹介します。どの位の水を飲んでいますか?喉の渇きを感じる時、しっかりと補給できていますか?体がこれらの信号を発しているのは、十分な水分確保ができていない証拠です。もし充分に必要な水分を摂取していないと、筋肉の細胞が酸素を受け取れなくなり、栄養も届かなくなってしまいます。でも、必要な量は?1.5リットル、それとも3リットル?早速、水分量の法則を見てみましょう。1日の水分補給量は?30ml×体重=1日の水分補給量(ml)もちろん1日の過ごし方によっても変化をします。1日の過ごし方によって20mlから40ml間で調整し、計算してください。メロン、きゅうり、スープなども水分をたくさん含むので計算に入れください。例えば、50キログラムの女性なら、スポーツをしない場合、1日1.5リットル位の水分が必要です。理想は、1日1リットル〜2リットル位で、1日を通して規則的にこまめに水分を補給してください。私たちの内臓は、同時に200ml以上の水分を吸収することはできません。アクティブな日は水分量を変えるもし1時間以上、アクティブに運動をするときは下記の水分を加えてください。・緩やかなトレーニングには0.5リットルの水分補給・ハードなトレーニングなら1リットル追加・超ハードで汗をたくさんかくトレーニングの際には1.5リットル追加また水分量は気温の上昇や標高が上がると、少し水分量増やす必要があります。トレーニングやランニングにはどのぐらいの水分量が必要?運動内容による違いや個人差がありますが、正確に把握するには。次のことをしてみましょう。トレーニング前に水分補給なしの状態で体重を計り、トレーニング後と比較してください。この差が、水分を失った量になりますますので、この分を補うようにすると良いです。何を飲むべき?水または砂糖抜きのお茶や紅茶がオススメです。トレーニングをよくする人はエネルギーウォーターなども良いです。日中忙しくしていると、ついつい水分補給忘れてしまいます。常に水のボトルを持ち歩いたり、デスクの上にボトルを置いておくようにしましょう。水はキレイな肌の源水分補給量は体重やライフスタイルによって左右されますが、水を飲みすぎるとむくみにつながることもあるので、自分に合った水分量を知っておくと見やすになります。水はキレイな肌の源。 正しい量を給水してキレイな体を手に入れましょう!
2016年07月07日「太陽光発電って儲かるんですか?」これから家を購入・建築しようと検討している人から、きまって聞かれる質問です。そうでなくとも、一戸建てに住んでいる人であれば一度は「せっかく屋根があるんだから、太陽光発電で稼げないかなあ」と考えたことがあるはず。でも、本当に太陽光発電は儲かるのでしょうか?■太陽光発電に注目が集まりはじめた理由そもそも太陽発電が注目されはじめたのは、東日本大震災のときの福島原発事故以降。輪番停電や脱原発などが理由にあげられるのでしょうが、いちばんの理由は、2012年7月に施行された、「再生可能エネルギー特別措置法」です。この法律は、(1)電力会社に対して、再生可能エネルギー発電事業者から政府が定めた調達価格およびその期間による電気の供給契約の申し込みがあった場合には、応じるよう義務化。(2)制度運用に伴い電気事業者が電力の買い取りに要した費用は、原則「賦課金」(サーチャージ)として国民が広く負担する。という、おもにこの2つが柱になっている法律。簡単にいえば、(1)太陽光発電で発電した電力に関しては、一定の金額で電力会社は買い取らないといけない。(2)そのかわり、買取にかかった費用は、毎月の電気料に上乗せして国民全体に支払ってもらう。という制度です。つまり太陽光発電をしている人は、少し高値で電力を買い取ってもらい、していない人は、その買い取り費用だけを負担させられるという制度なのです。こう説明されただけだと、やはり太陽光発電をした方がいいと感じますよね。しかし、シミュレーションをしてみるとそれほど有利ではないことがわかるのです。■太陽光発電をシミュレーションした結果太陽光発電を買い取ってもらう方法は、大きく分けて、10kw未満(住宅用)の「余剰買取」と10kw以上(産業用)の「全量買取」があります。今回は、10kw未満(住宅用)で一度どれぐらいメリットがあるのかを計算をしてみましょう。10kw未満(住宅用)の場合買い取ってもらえる価格は、1kwh当たり31円か33円。今回は東京電力管内の31円で計算します。一般的な住宅に搭載できる太陽光パネルは、4kw前後の大きさものが主流です。問題は、4kwの太陽光パネルで年間どれだけ発電できるのかです。発電量は地域によっても違いますし、太陽光パネルのメーカーによっても多少の違いがありますが、全国的に平均1kwあたりの年間発電量は1,200kwh程度です。つまり4kwであれば、年間発電量は4,800kwh。ということは、4,800kwh×31円=148,800円が年間に太陽光発電で発電できた金額になるわけです。しかし、これはあくまでも発電金額であり、儲けではありません。10kw未満の場合は余剰電力の買取りですから、自家消費した電力は買い取ってもらえないのです。発電量のどのくらいが余剰電力として買われていくかは、生活スタイルによって異なりますが、多くても3分の2程度だと思われます。つまり、4,800kwh×2/3=3,600kwh、3,600kwh×31円=111,600円が実際に買われる金額です。しかし残りの1,200kwh分も使った電力から差し引かれますから、節電できたことに変わりありません。電気料が28円/1kwhだとすれば、1,200kwh×28円=33,600円節約できたことになります。すると、売った分の電力と節約した分を合計すると、年間に得した分は111,600円+33,600円=145,200円になりますね。■太陽光発電をはじめるためにかかる費用次に、太陽光発電をするためにどれだけの費用が必要なのかについて。昔にくらべて随分安くなったといえ、1kwあたり30万円から40万円。メーカー次第ですが、おおよそ120万円前後初期投資がかかると思われます。そうすると、1,200,000円÷145,200円=約7年4ヶ月。つまり7年と4ヶ月以降やっとお得となるわけです。ただし、これはあくまでも現金で初期費用を支払った場合。ソーラーローンを使うと(金利1.5%、10年返済)金利が10万円ほどかかるので、投資の回収期間は8年程度になります。もちろん8年以降は儲けが出るという考え方もありますが、買取りの保証期間は10年。10年後の買取り金額はどうなるかわかりません。10年後以降も、支払っている電気代の単価程度を買い取ってもらえるのであれば、パワコンの取替費用や発電効率の劣化を考慮してもある程度得にはなりそうです。でも、「だから太陽光発電が爆発的に儲かるのか?」と言われれば疑問が残ります。(文/ファイナンシャルプランナー・岡崎充輝)
2016年06月21日オムロンは3月16日、産業用太陽光発電システム向けの屋外三相パワーコンディショナ「KPT-A99(9.9kW)」「KPT-A100(10kW)」「KPT-A123(12.375kW)」を発表した。3製品のうちKPT-A99とKPT-A100がは4月末より、KPT-A123は6月より販売を開始する。発電容量が50kW未満(低圧)の太陽光発電システムにおいては、KPT-A123を用いると4台で49.5kWのシステム構成が可能となり、従来主流であった10kWタイプに比べ、導入・設置・保守などのトータルコストを削減することができる。また、50kW以上の高圧システムにおいては、従来主流であるセントラル型に比べて設置が容易で、分散型の設置によりリスクを分散し、パワコン停止に伴う発電量損失を最小限に抑えることが可能。さらに、高周波絶縁方式により漏洩電流を防止できるため、従来必要とされていた絶縁の役割を担う商用トランスの設置が不要となる。3製品の価格はいずれもオープン価格で、オムロンは3年間で合計3万台の販売を目標としている。
2016年03月16日神奈川県、横浜市、川崎市、岩谷産業、東芝、トヨタ自動車は3月14日、風力発電により製造したCO2フリー水素を燃料電池フォークリフトへ供給する実証を開始したと発表した。6者は2015年9月より、京浜臨海部における再生可能エネルギーを活用した水素サプライチェーンモデルの構築を図る実証プロジェクトの内容について検討を進めていた。同実証プロジェクトでは、横浜市風力発電所(ハマウィング)敷地内に、風力発電により水を電気分解して水素を製造し、貯蔵・圧縮するシステムを整備する。さらに、この水素を、横浜市内および川崎市内の青果市場や工場・倉庫等に簡易水素充填車で輸送。現場の燃料電池フォークリフトで使用するといったサプライチェーンの構築を目指す。試算によると、同サプライチェーンを構築することで、電動フォークリフトやガソリンフォークリフト利用時のサプライチェーンと比べて、80%以上のCO2削減が可能になるとという。今後は、2016年秋ごろから燃料電池フォークリフトを2施設に1台ずつ導入し、簡易水素充填車による水素デリバリーシステムを稼働させ、試験的運用を開始。2017年度から、燃料電池フォークリフトを4施設に3台ずつ導入し、水素製造、貯蔵・圧縮等のすべてのシステムを稼働させ、本格運用を開始する予定となっている。
2016年03月14日