水回りをおしゃれな雰囲気にしたいと、モザイクタイルを使う人が増えています。しかし、毎日使っていると、目地の汚れが目立つようになり、掃除が大変なのが難点。9年前に家を建てた日刊住まいライターも、洗面台にモザイクタイルを使用。使っているうちに、目地の汚れや黄ばみが気になり悪戦苦闘。そしてたどりついたのが、修正液のようなペンタイプの塗料「目地クリーン」でした。実際に使ってみると、目地が新築当時と同じ白さになり感動。さっそくレポートします。■ モザイクタイルを採用するだけで、特別な空間になる洗面台わが家の洗面台に採用したのは、一辺が2.5㎝の青味がかかった小ぶりのタイル。TOTOの丸型の洗面ボールと組み合わせました。タイル選びはサンプルで小さなもので見るのと、広範囲で取りつけた場合とでは、大きく印象も変わります。そこで、あまり主張しすぎないカラーのものを選びました。実際に施工してもらったときには「なんてすてきなんだろう」と感動。タイルの光沢も清潔感があって、汚れてもふき取ればいいのかなくらいに思っていました。■ 目地の汚れは、クエン酸や重曹を使っても十分にきれいにならず予想通りタイルについた汚れもふき取るだけで落ちますが、問題は目地の汚れでした。建って間もない数年は、あまり気にならなかったのですが、使っているうちに目地の汚れが目立つように。そして、気づいた時には「しまった!」と思うほど黒ずみが発生。目地にはホコリもたまりやすく、長時間放っておくとふき取るだけでは落ちません。少しでも掃除をおこたると、目地の汚れはすぐに黒ずみに変わります。さらに水アカもなかなか取れない状態に。手洗いや歯磨きあとの水はねをそのままにしていたことが、原因だったようです。お掃除で万能なウタマロクリーナーを試したこともありましたが、効果はあまり感じられない結果に。研磨剤も使ったことがありましたが、汚れに応じてクエン酸や重曹を使い分けて歯ブラシ等で汚れを落とす方がベターだなと思いました。タイルのサイズにもよりますが、大きいブラシだと目地をしっかり掃除できないので歯ブラシの大きさがぴったり。ゴシゴシと磨いたらぞうきんやタオルでふき取る、を繰り返すとある程度きれいになります。ホコリがたまると見た目が悪いだけでなく掃除もしにくいし、一度ついた水アカは落とすのに苦労します。できるだけ毎日飛び散った水や目地にたまったホコリをふき取っていました。■ たどり着いたのが「目地クリーン」。目地の黄ばみが真っ白に掃除はしたものの9年も毎日使っていたこともあって、一部目地が黄ばんでいるところがあります。こすったりオキシクリーンや漂白剤など使ったりしても、なかなか取れません。そして最後にたどり着いたのが、東山工業の「目地クリーン」(容量8g入り、550円・税込み)です。ペンタイプの修正液のような仕組み。ペン先が角型になっていて、目地に沿って白いインクを簡単に目地に塗れます。「汚れを落とす」という根本的な解決にはなりませんが、インキには防カビ剤が配合されているので、防カビの効果も期待できます。今までは、黄ばみや黒ずみのある場所と、汚れの少ない白い場所の差が気になっていたのですが、目地クリーンをペンでなぞるように軽く塗っていくと統一された白さに。近くで見るとやや塗った感がありますが、長年掃除に苦戦してきたのがうそのよう。10年近く使用した洗面台が、きれいになり大満足です。モザイクタイルのオリジナリティあふれる雰囲気は、9年たった今も気にいっています。お手入れとメンテナンスをしながら、大事に使っていきたいと思っています。
2021年09月15日気密性や防水性を保つため、目地材で家の中のいろいろな隙間をふさぐ「コーキング」。ちょっと黄ばみが気になっていたキッチンのコーキングを、自分で打ち替えすることにしました。ダイソーの「コーキング剤」を使って、初めてでも簡単キレイに打ち替えできる「使い方」と「コツ」をお伝えします。■ コーキングって何?自分でできる?キッチンや水回りの隙間に、白いゴムのようなものが埋まっているのにお気づきでしょうか?これはコーキングといって、建具の隙間やタイルなどの目地に、シリコンのコーキング剤を埋めこむことで、防水性や気密性を高める役割を果たします。わが家のIH近くにある、コーキングが色濃く黄ばんでしまいました。「見た目が悪いのでどうにかしたい!」拭いたぐらいじゃ昔の白さは取り戻せません。業者さんに頼むほどでもなさそうだし……。そこでダイソーで手軽に買える「コーキング剤」を使って、初めての「コーキング」に挑戦してみました。■ ダイソーのコーキング剤「タイル・目地の補修(お風呂キッチン用)」コーキングに必要な主な材料はこちらです。コーキング剤ヘラマスキングテープカッター今回使ったのはダイソーの「タイル・目地の補修にお風呂キッチン用」です。内容量は20グラム。防カビ剤入りということで、カビが発生しやすいお風呂にも有効です。パッケージから商品を取り出す時に、裏の厚紙をミシン目に沿って取り外すと、そのまま施工用のヘラとして使えます。このほかに必要なのがマスキングテープ。はみ出したコーキング剤を、テープごとはがすのに使います。打ち替えの前に、古くなったコーキング剤を取り除かなければならないので、カッターも準備しましょう。■ コーキングの打ち替えは簡単5ステップでできる1. 古いコーキング剤を取り除くコーキング剤はシリコンなので柔らかく、簡単にカッターの刃が入ります。建具を傷つけないように、ゆっくりと溝に沿わせながら刃を滑らせます。最初は大まかに切り込みを入れて、コーキング剤をはがします。古くなったコーキング剤を、カッターだけで取り除くのは困難なので、ヘラなどを使うと便利ですよ。わが家では、もんじゃ焼き用のヘラが大活躍!壁にこびり付いたコーキング剤を、綺麗にそぎ落とせました。2. マスキングテープで養生をする既存のコーキング剤を取り除いたあとは、マスキングテープを貼ります。コーキングを充填する隙間の両側に、真っすぐに空気が入らないよう張りましょう。ラインが曲がったり、空気の層ができてしまうとコーキング剤が中に入り込んで、仕上がりにムラができるので注意します。使うマスキングテープは細い装飾用も使えますが、どうしてもはみ出してしまので、幅がある方が初心者さん向けかもしれません。こちらではベージュのマスキングテープを使っていますが、青などの色付きの方が、コーキング剤が良く見えるのでオススメです。3. コーキング剤を充填する隙間に沿ってコーキング剤を埋め込みます。コーキング剤は粘りがあるので、チューブ式だと指で押し出す力が必要です。できるだけ均等にのせていきましょう。のちにヘラでならすので、多少の凹凸はカバーできますが、コーキング剤を乗せすぎてしまうと、ならした時にコーキング剤が大量にはみ出してしまいます。溝から少し表面が出るくらいが、ちょうどいい分量だと感じました。4. コーキング剤をヘラでならすヘラを軽く押し付けて、45度くらいに傾けます。一定の速度で溝に埋め込むようにコーキング剤をならします。テープの上にコーキング剤を厚めに残してしまうと、マスキングテープをはがした時に、ボコボコになってしまったり、仕上がりに段差ができる原因に。マスキングテープの上にコーキング剤が残らないように、擦り落としていくのがポイントです。5. マスキングテープをはがすコーキング剤が固まる前にマスキングテープをはがします。柔らかいうちに剥がすことで、はみだしたコーキング剤がテープごと取り除かれます。コーキング剤の表面は20分ほどで乾きますが、内部はまだ柔らかいので、触らず1日くらい置いておきましょう。■ 作業時間は30分!簡単コーキング黄ばみが気になっていたコーキングが、打ち替えで真っ白に!清潔感が感じられます。もっと早くやっておけば良かったと思えるほど、コーキングの打ち替えは簡単でした。■ 【まとめ】コーキングを簡単キレイに打ち替える4つのポイントマスキングテープを真っすぐ空気が入らないように貼るコーキング剤を溝から少し出るくらい均一にのせる一定の力と速度でヘラを動かすマスキングテープにコーキング剤が残らないようにそぎ取るこのほかに注意しておきたいのが「コーキング剤が足りなくなる可能性」を考えておくこと。わが家の場合、60センチの溝埋めでギリギリの分量でした。ホームセンターでは、300mlほど入ったコーキング剤や、コーキングガンという注入器具も売られていますので、施工する面積をよく考えてから商品を選ぶとお得になることもあります。初心者さんでも手軽にできますので、ぜひ挑戦してみてください。
2019年03月29日シー・シー・ピーは7月8日、床掃除などに適した「コードレス回転モップクリーナー ZJ-MA8」と水周りの掃除などに適した「パワフルマルチブラシ ZZ-HB9」を発表した。発売は7月10日。価格はオープンで、推定市場価格はZJ-MA8が9,980円前後、ZZ-HB9が7,980円前後だ(いずれも税別)。○コードレス回転モップクリーナー ZJ-MA8ZJ-MA8は毎分80回転(モップパッド乾燥時)するモップパッドを2つ備えたコードレスモップクリーナー。フローリングやクッションフロア、畳などの掃除に対応する。モップパッドには、特殊繊維「キャッチモップ」を採用。コシのある繊維で汚れをかき出し、極細毛で絡めとる。洗剤を使わなくても水を含ませるだけで、フローリングの目地に入り込んだ汚れまで落とせるとする。サイズはW310×D150×H1,200mmで、バッテリーを含む重量は約1.2kgだ。電源のリチウムイオンバッテリーは約5時間でフル充電される。モップパッド乾燥時の連続運転時間は約60分だ。柄の長さを調節すればハンディ型としても使える。カラーはブラウンとピンク。水洗いで再利用できるモップパッド2つが付属する。○パワフルマルチブラシ ZZ-HB9ZZ-HB9は、IPX5相当の防水性能を持ち、水周りの掃除に役立つコードレス電動ブラシだ。アタッチメントとして、ソフトブラシとハードブラシ、目地ブラシ、ロングブラシの4種類が付属し、シンクまわりや浴槽、サッシの溝などさまざまな場所の掃除に対応する。最大で毎分175回転し、洗剤も使用可能だ。サイズはW70×D235×H100mmで、本体のみの重量は0.4kg。電源はカートリッジタイプのニカドバッテリーで、約8.5時間でフル充電される。最大で約30分の連続使用が可能だ。
2015年07月08日