Google Xのライフサイエンス・チームがXラボを離れてAlphabetの事業子会社として独立する。Google+でAlphabetのSergey Brin社長が明らかにした。ライフサイエンス・チームはGoogle Xにおいて、プロアクティブなヘルスケアを実現するテクノロジを開発しており、昨年1月に血糖値をモニターするスマートコンタクトレンズの開発プロジェクトを発表して大きな話題を呼んだ。新会社は、ソフトウエアエンジニア、腫瘍学者、光学専門家など様々なサイエンティストから成り、これまでライフサイエンス・チームを率いてきたAndy Conrad氏をCEOとする。事業報告構造は変わるが、目標は変わらず、他のライフサイエンス企業と協力しながらR&D初期の段階にある新しいテクノロジを臨床試験へと発展させる。
2015年08月24日サイボウズは8月より、研修プログラム「チームワークレスキュー」を開始した。これは、日本全国の”チーム力を高めたい学生”を募集して行うもの。○日本全国から"チーム力"を高めたい学生チームを募集「チームワークレスキュー」は、チームワーク溢れる社会をつくるためサイボウズが開発した。もともと慶応義塾大学 テニス部や法政大学 社会学部 メディア社会学科 藤代裕之研究室へ出張授業をしていたが、他にもチームワークを高めたい学生がいると考え、日本全国の学生チームに向けて募集を開始したという。同研修は、3つのプログラムから構成されており、チームが抱える課題に組み合わせて行われる。1つ目のプログラム「チームワーク創造メソッド」では、チームメンバーの強み・弱みを認識することで、チームワークの土台を形成する。「問題解決メソッド」は、全員がチーム内で共通のフレームワークを使えるようにし、議論の質を上げ、目標に近づくための課題を設定するプログラム。「モチベーション創造メソッド」は、モチベーションが上下するメカニズムを講義し、実際に学生が自身のモチベーションを考える内容となっている。○実施までの流れ同研修プログラムでは、応募した学生チームの中から「チームワークを高めることで実現したいこと」「チームワークを高めることの緊急性」等を基準に審査を行う。通過したチームには、出張した同社社員によって、無償で研修プログラムが提供される。ジョブウェブのウェブサイトより応募可能、締め切りは8月31日まで。
2015年08月21日ブレインズテクノロジーは7月31日、データ分析基盤として提供している「Impulse」を機能強化し、リアルタイム予測分析プラットフォームとしてリリースしたことを発表した。Impulseの基盤は、ログ収集や、高速なデータ分析の分散処理フレームワーク、全文検索エンジンといった各種オープンソース(fluentd、Apache Spark、elasticsearchなど)と、それらを企業用途で利用するための同社独自の拡張モジュールやプラグインによって、各種コンポーネントの連携と最適化を実現している。最新版では、これまで提供してきた大規模データのバッチ分析機能に加え、機械学習エンジンによる予測・異常検知のリアルタイム処理や、アドホックな分析に対応するためのOLAPなどの分析機能を強化することにより、さまざまなビジネスシーンに活用可能な「リアルタイム予測分析プラットフォーム」として提供する。さらに、オンプレミス環境への導入に加え、AWS環境への導入にも対応。Amazon Kinesisを利用したデータストリーミング処理、Amazon DynamoDBやAmazon S3といったストレージへのデータ蓄積、Amazon EMRによる大規模データ分散処理など、データ分析基盤に求められるスケーラビリティと高速処理をAWSの各種サービスを利用して実現している。AWS環境に対応することで、AWSの各種サービスのログデータ(Amazon CloudWatch、AWS CloudTrail、その他各種サービスのログ:Amazon S3、Amazon EMRなど)を分析対象として扱うことが容易となり、システムリソースの最適化やセキュリティ、パフォーマンス改善を目的としたデータ分析が可能となる。
2015年07月31日●ウェブカメラ+クラウドでスモールスタートできる顧客分析店舗や施設の来訪者の属性を分析し、マーケティングに活かそうと考える企業は多い。それに対応したソリューションも各社からリリースされているが、コスト面等で導入しづらいものが少なくないのも事実だ。そうした中、安価に高度な分析を行えるソリューションとして注目したいのが、フォーカスウェブの提供する「CAクラウド」だ。「CAクラウド」はカメラと顔認識技術を利用して、来訪者の年齢と性別を識別する。フォーカスウェブとして検証を行った推奨カメラは存在するが、既存の監視カメラ等を含む汎用カメラでも利用可能だという。必要なのは、クラウドに接続するためにネットワーク対応であることだ。「他社にもカメラと顔認識を組み合わせたソリューションはありますが、多くの場合カメラ等のハードウェアを中心としたソリューションです。そのため導入時に大きな設備投資が必要になってしまい、お客様にとって導入しづらいものになっています。その点、CAクラウドは汎用カメラとクラウドを利用しているため、安価に導入可能です」と語るのは、フォーカスウェブ 代表取締役の山下貴正氏だ。初期導入費用として、カメラ10台ごとに9万8000円がかかり、ここにカメラ1台あたり9500円が追加される。カメラについては低価格のネットワークカメラで十分対応可能だが、レンタルも用意されているところがうれしい。クラウドサービスであるため初期投資コストが少なく、カメラ1台からでも利用可能であるため、どれだけの効果が見込めるのか手探りの状態でも導入しやすい。○性別は8割、年代識別は7割以上の精度カメラの映像は1秒ごとにクラウド上で解析される。映像は暗号化した上でサーバに送信され、分析が完了した時点で元の画像は破棄される仕組みだ。保存されているのは特徴点を分析した数値的なデータのみであるため、プライバシーが侵害されない。「映像の中から、まず顔を認識します。これはデジタルカメラで顔を見つけるのと同じような技術です。そこから顔の特徴を分析し、男女や各年代の特徴と照らし合わせて、その人の性別や年齢をはじき出します。性別の識別はだいたい8割程度、10歳刻みの年代識別だと7~8割程度は正解が出るというイメージです」と山下氏は語る。人の顔は角度によって見え方が違っており、正面から見た時と横顔とでは性別や年齢の印象が違う人も多い。CAクラウドでは1秒ごとの分析を積み重ね平均値を出すことで、分析の精度を上げて行く仕組みをとっている。「特徴が大きく出やすい年代と判定が難しい年代などはありますし、人の目で見ても女性っぽく見える男性などもいますから、完璧にはなりません。しかし平均値を取ることでかなり精度は上がります。またカメラの機能や設置状況でも変わってきますから、一番よいポイントで分析を行えるようにしています」と山下氏は語った。●同一人物認識で「リピート率」や「停滞時間」を測定繰り返し解析して平均値を出せるということは、同一人物を識別できるということだ。「CAクラウド」はその場にいる一定時間内での識別だけでなく、特徴点を掴んだ人物に対して異なる日の来訪でも同一人物であることを認識できるという大きな特徴を持っている。「類似ソリューションでは性別や年齢の分析は行っても、同一人物を識別して滞留やリピートについて分析しているものはないようです。専用機器での分析だと容量や能力的に、そこまでの分析を行うのが難しいのでしょう。CAクラウドはクラウドサービス化することで、高機能なサーバを使った分析を可能にしています」と山下氏。高機能なサーバによる分析であるため、1カメラで1秒あたり128人までを認識可能だという。分析には少々時間がかかるが、大量流入がある店舗入り口等でも十分使える能力だ。そして、特徴点データは現在のところ3カ月間保存される。つまり、3カ月間はリピーターがいれば認識できることになる。「店舗への再来だけでなく、デジタルサイネージの前に設置して再視聴してくれた人の数や、どの程度長く視聴してくれたかを確認するような使い方も可能です」と山下氏。単純に年齢・性別を識別するソリューションとは違った使い方が可能なのだ。○POSレジとの組み合わせやPRの効果測定などに活用実際の導入例としては、店舗自身の導入よりもコンサルティング会社の導入が多という。小売店に対して客層把握等の情報を提供するケースなどだ。また、展示会でブース設営を行う事業者が利用し、展示会開催中の来訪者分析を提供するという使い方もある。また、催事ブースの集客状況やデジタルサイネージの効果測定といった分野でも採用例があるという。「小売店は積極的な所が興味を持ってくれています。たとえば、POSレジと組み合わせた利用です。POSレジにはオペレーターが判断して年代や性別を入力する機能もありますが、これには主観が入りますし、正確に入力されているとは限りません。そこでレジ近くにカメラを設置し、その部分をCAクラウドに任せるという手法です。また、レジとは別に売り場にもカメラを仕掛けておくと実際に購入した人だけでなく、購入に至らなかった人を分析することも可能です。スーパーマーケットでは特売や総菜を作るタイミングの把握などにも利用されています」と山下氏は活用例を語る。売り場とレジの双方で分析した場合、売り場を覗いたが、買わずに帰ってしまった人と、最終的に購買に至った人とをあわせて分析することで、売り場の問題点をあぶり出すことも可能だ。これも同一人物を認識できる機能などがあるから実現できる使い方といえるだろう。●全機能を標準で利用可能!解析結果はブラウザでわかりやすく表示解析内容によって多少時間がかかることはあるが、「CAクラウド」では基本的にリアルタイムに近い分析結果を提供している。データの分析と集計は自動で行われるため、ユーザーが操作する必要はない。レポートはブラウザ上から利用可能で、日別、週別、月別等の概要はすぐに把握できる。性別や年代ごとの全体的な傾向を見たいだけならば、ブラウザ上ですぐにわかりやすいグラフの表示が可能だ。もちろん、リピート率等もグラフ表示される。「同一と認識した人については同じIDが割り振られますから、ログをCSVで出力して追いかければ移動の傾向なども掴むことは可能です」と山下氏。ログがダウンロードできることで、ウェブのレポーティングツールでわかる以上の分析をしてみたいユーザーにも対応可能だ。そして「CAクラウド」では、性別、推定年齢、リピート率、停滞時間、視聴人数といったものを把握することが可能なわけだが、全ての機能が標準機能として提供される。当初は性別と年齢だけ把握できればよいと考えたが、後からリピート率も把握したくなった、という時にも追加料金は必要ない。コンパクトに導入してから用途を広げて行きたい企業にとっても使いやすい仕組みだ。○いずれはスマートデバイスのカメラでも利用可能に現在は分析用のカメラを用意するか、既存の監視カメラ等がネットワーク接続できるのならば流用するという形になる「CAクラウド」だが、現在スマートデバイスに搭載されたインカメラを利用する「スマートデバイス版」の開発も進められている。当然ウェブカメラと比較すると狭い範囲の撮影になるはずだが、レジ前や商品棚、催事ブース等に設置しての利用ならば十分対応可能になりそうだという。店舗の入り口を広範囲に撮影して流入客全体の分析を行おうという使い方ではなく、狭い場所に絞った利用ならば十分対応可能だろう。なによりインフラの敷設やカメラの設置といった導入の手間とコストが大幅に減り、設置場所を移動させながらのトライアルなども行ないやすいことは大きな魅力となる。「カメラを通して分析されるということに、一部のお客様は抵抗を感じるかもしれません。しかしCAクラウドは顔画像等を保存しておらず、プライバシーに配慮したつくりになっています。近い将来、こうした分析をしていることが当たり前になると考えています」と山下氏は語った。
2015年07月29日Web/モバイルアプリケーション向けのテストツールやパフォーマンス分析ツールを提供する米SOASTAの日本法人SOASTA International(以下、ソアスタジャパン)は7月24日、5月に米SOASTAが発表した「SOASTA Digital Operations Center」などのサービスについてプレス向けの説明会を開催した。「ブランドイメージや競合との差別化においては、"ユーザーエクスペリエンス"が大きな意味を持っている」と語るのは、ソアスタジャパンのジェネラルマネージャー秋山英二氏だ。秋山氏は、特にデジタル世界におけるユーザーエクスペリエンスは、UIやサイトへの導線設計などといった「プロダクト&マーケティング」と、サイトのロードタイムなどの「パフォーマンス」の2つに分けて考えられるとしたうえで、SOASTAは後者を重要視していると説明。「導線が良くてサイトに連れてくることができたとしても、最終的なパフォーマンスが悪ければユーザーは離脱してしまう」(秋山氏)一方で秋山氏は、日本においてパフォーマンスに関する対策はまだまだ未開拓の分野であり、これを完全に理解している企業は少ないと指摘する。理想的なページロードタイムについて各社はさまざまな見解を持っているが、たとえば同じ企業のページでも、一般的な商品と購入できる場所が少ない特別な商品のページ、または製品情報のページと購入ページとでは、ロードタイムがユーザーの行動に与える影響は大きく異なってくる。どのページのロードタイムを速くすれば売上に対するインパクトが大きくなるのか、会社、サービス、対象ユーザーごとにデータを取って分析してみなければわからないのだ。同社が提供するWebパフォーマンス分析ツール「mPulse」はブラウザベースのアプリケーション。JavaSciptのビーコンをWebサイトに埋め込むことにより、全ユーザーの全トランザクションのデータを利用し、パフォーマンスとユーザーのビジネス特性を結びつけられることが特長だ。売上やコンバージョンレート、滞在時間などのビジネスインパクトと、サイトのパフォーマンスを結びつけて把握することができるため、どこを改善すべきかが見えてくる。たとえば今回新たに追加された「What-ifダッシュボード」では、パフォーマンスの向上によりどれだけ売上が伸びるかということを予測してくれるもので、パフォーマンス改善のための投資を効率化できる。mPulseは年間ライセンスとして提供。利用料金はPV数とドメイン数によって設定されるが「年間300万円くらいから提供している」(秋山氏)。なお試用版として「mPulse Lite」が無償で提供されているという。また同社は今回、mPulseを中核とした新たな製品「Digital Operation Center(DOC)」を発表した。DOCは、デジタルビジネスの状況をリアルタイムに監視するためのソリューション。米SOASTAの創始者でセールスエンジニアリング担当副社長のロバート・ホルコム氏は、「ビジネスデータは部門ごとに分断された形で利用されていることが多いが、その場合、判断が遅れたり、正しい判断ができなかったりといった問題が出てくる」と指摘する。こうした問題を解決するためDOCでは、タグマネージャー、SNSフィード、Web/アプリケーションのパフォーマンスモニタリングツールなど、あらゆる分析ツールから得られる情報を、部門を超えて統合させ、一カ所にまとめて表示することが可能となっている。「DOCを利用して部門間でコラボレーションすることにより、サイトの問題を正しい解決へと導くことができる」(ロバート氏)役員やマーケティング部門、データサイエンティスト、DevOps部門など、それぞれの部門の役割に応じて画面をカスタマイズすることが可能で、さらに、サードパーティー製品の画面も表示可能なため、すでに利用しているツールを情報源として有効活用できる。大型ディスプレイやデスクトップ、モバイル端末など、さまざまなメディアに対応しており、異なるロケーションで利用することも可能だ。DOCはすでに全米有数の大型チェーンデパートであるNordstromなどの企業で導入されているという。「ユーザー体験をより深くリアルタイムに把握することによって、正しい改善策を取ることができる。これは、競合他社に対する優位性となる」(ロバート氏)
2015年07月27日大日本印刷株式会社(DNP)と日本IBMは7月23日、DNPがマーケティング向けに利用するビッグデータ分析基盤を構築したと発表した。同基盤は、ビッグデータを超高速処理するために設計・開発されたというプロセッサ「POWER8」搭載サーバをはじめとする、IBMのデータ分析ソリューション群を使用しているとのこと。DNPは現在、購買履歴やWebサイト閲覧履歴などの各種ビッグデータを利用・分析して企業のマーケティング活動を支援するサービスを推進している。今回同社は、今後も需要が拡大するという各種ビッグデータの分析環境を整備するために、IBMのソリューション群を使用して新たなビッグデータ分析基盤を自社のデータセンター内に構築することで、生活者に最適なプロモーション施策の立案が行える高度なマーケティング活動の実現と、収益性向上および競争力強化を目指す。その第1弾として、購買履歴やアンケートの回答からライフスタイルや購買・生活行動などの観点で生活者の価値観を分析する「DNP生活者情報活用支援サービス」のデータ分析に、同基盤を利用する。同基盤は、POWER8を搭載するLinux専用機「IBM Power Systems S812L」サーバ12台と、大容量の非構造化データを並列分散処理するHadoopの機能を備えるソフトウェア製品「IBM InfoSphere BigInsights」を組み合わせ、高速な分析を実現したという。また、最新のデータ分析テクノロジーを専門のメンバー以外も容易に利用可能にするため、従来のデータベース技術者のSQLスキルをそのまま生かしてHadoopを利用できる「IBM InfoSphere BigInsights」のBigSQL機能により、既存の「IBM PureData System for Analytics」と「IBM SPSS Modeler」により構成する分析システムとデータを連携し、ユーザーが一元的にデータを加工・分析可能になったとしている。今後DNPは、今まで別個の環境で運用していたマーケティング支援サービスの分析を同基盤に集約することで、運用コストの軽減、対応スピードの向上、分析に関する知見の社内での共有などを実現するという。また同基盤を、社内の各種の分析業務のプラットフォームとして利用していく。同基盤でバッチ処理高速化、アクセスログ解析、予測ロジック開発などを行うとともに、生活者の同意を前提として多様な企業のデータと連携することで情報活用の可能性を広げ、生活者動向の把握によるWebサイトでのリコメンデーションやモノのインターネット(IoT)分野などでの利用を目指す。なお同基盤は、DNPと日本ユニシスが2012年8月9日に発表した業務提携における、企業とその顧客への対応力やスピードを強化する「マーケティングプラットフォームの共同開発・展開」の一環として構築したという。同基盤の構築に関しては、日本ユニシスがプロジェクトおよび品質の管理を支援し、日本情報通信がシステム構築(SI)を担当したとのことだ。
2015年07月24日データセクションは7月7日、テレビ番組に関するTwitter上の発言を分析できるサービス「TV insight」の提供を開始した。同社はこれまで、ソーシャルとテレビの融合を加速させることを目的に、2015年6月よりコンシューマ向けサービス「みるもん」の提供を行ってきたが、今回、法人向けサービスとしてソーシャルテレビ分析に特化したサービスの提供に至ったという。同サービスでは、全番組の反応度合を色の濃淡で表現する番組表型の一覧画面により、分析対象番組と裏番組の反応を俯瞰的に捉えることができる。また、番組内での出来事や、視聴者の印象をツイート内容から把握可能で、話題の多くを占めるキーワードをランキング形式で表示。同社独自のロジックで番組と無関係なツイートを排除するため、純粋な番組の話題量や質の把握が可能だ。同社は今後、番組ごとの視聴者像(クラスタ)分析や、CMとの相関関係分析などの機能を実装し、バージョンアップを随時行っていく予定となる。
2015年07月08日日本ユニシスは7月7日、ビッグデータ分析のためのデータ活用基盤「データ統合・分析共通PaaS」をクラウド上で提供を開始した。同基盤は、マップアール・テクノロジーズのHadoopディストリビューション「MapR」と、日本ヒューレット・パッカードのビッグデータ向けリアルタイム分析基盤「HP Vertica Analytics Platform」を組み合わせ、日本ユニシスが開発した「汎用データ処理ツール」を付加してホスティング型プライベートクラウド上のPaaSから提供するもの。同基盤は、データの統合や分析に必要なソフトウェア環境をひととおりそろえてクラウド上で提供するため、企業は環境構築に時間をかけることなく、ビッグデータ分析に取り組むことが可能。「汎用データ処理ツール」は、各種データの収集、形式変換やクレンジング、マスターやテーブルの更新、データ分析結果を業務アプリケーションやBIツールで参照するため、ビッグデータ分析に伴う作業を軽減し、関連技術を新たに取得しなくても一連の作業を行うことを実現する。現在、稼働するクラウド環境は「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」となっており、「Microsoft Azure」にも今後対応する予定。提供価格は、初期費用100万円、月額費用75万円から。
2015年07月08日チームラボが7月18日から12月25日まで、神奈川県・藤沢市にある新江ノ島水族館で「えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015」を開催する。“えのすい”こと、新江ノ島水族館の夜を光と音のデジタルアートで彩る同イベントでは、新作の「花と魚- 相模湾大水槽」を始めとしたチームラボによる様々な作品が展示される。相模湾大水槽を中心とした周囲一面にプロジェクションされる「花と魚- 相模湾大水槽」では、まるで大水槽に花々が咲き渡ったかのような幻想的な映像が映し出される。水槽の周りの花々は魚が近くを横切ると一斉に散り出すなど、魚たちの動きに影響を受けながらインタラクティブに動いていく。また、通路を覆うように設置された光の球体「呼応する球体と夜の魚たち」は、人が叩いたり何かにぶつかったりして衝撃を受けることで光の色を変化させる。ひとつの球体が色を変えると、次々と周りの球体も連続して同じ色に変化していく。同様に水槽の色の変化が連動していく作品「呼応する小さな海」も設置。人が水槽のガラス面に近づくことで、水槽の光の色が変化し、色特有の音色を響かせる。その他、来場者が描いた魚たちが泳ぐ水族館「お絵かき水族館」も展示される。来場者が紙に自由に魚の絵を描くと、出来上がった魚たちは他の人が描いた魚と一緒に目の前の巨大な水族館で泳ぎ出す。自分達の描いた魚に触ることもでき、触られると魚はいっせいに逃げ出していく。また、エサ袋に触ることによって、魚にエサをあげることも出来る。【イベント情報】「えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015」会場:新江ノ島水族館住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1会期:7月18日~12月25日時間:17:00~20:00料金:水族館の入場料金のみ(一般2,100円、高校生1,500円、小・中生1,000円、3歳以上600円)
2015年07月06日チームラボは、同社が開発した「チームラボカメラ」や「チームラボメモリーズ」を使って幸せと感動をシェアできる、新しい体験型のウエディング「teamLabWedding(チームラボウエディング)」を、FIVESTARWEDDINGの結婚式場(全国26ヶ所)に導入したことを発表した。今回、FIVESTARWEDDINGの結婚式場に導入された「チームラボウエディング」は、チームラボが開発した最新のデジタルテクノロジーにより、ウエディングに参加したすべての人が演出の一部となったり、想い出をより楽しい形で残したりできる、新しい形のウエディング。「チームラボカメラ」と「チームラボメモリーズ」のふたつのプランが用意され、「チームラボカメラ」は、式の開始前や待ち時間などに参加者が気軽に写真撮影を楽しめる、Facebook連動型のデジタルサイネージ。サイネージの前に立ち、撮影ボタンを押すと自動的に撮影が始まる。その写真はさまざまな加工を施され、各式場の特設Facebookページにアップロードされるので、自由にダウンロードやシェアすることができる。一方の「チームラボメモリーズ」は、スマートフォンを通してイベントの演出に参加できるアプリ。結婚式の参加者によって撮影された写真は、ほかの参加者にも自動で共有されてひとつのアルバムが作られるほか、集まった写真をエンドロールなどの演出で使用することが可能となっている。なお、「チームラボウエディング」が導入された結婚式場については、FIVESTARWEDDINGのWebサイトを参照して欲しい。
2015年07月02日サイバーエージェントの連結子会社であるCyberZは6月9日、スマートフォンに特化した広告バナー分析ツール「CREATIVE BOX(クリエイティブボックス)」の提供を開始したと発表した。同ツールは、自社広告バナー分析機能とトレンド分析機能を備えた、スマートフォン特化型の広告バナー分析ツール。配信実績のある自社広告バナーの効果分析や、パフォーマンスの高い広告バナーを構成する要素抽出が可能となるほか、これまでの配信実績を一元管理できるようになった。そのほかにもスマートフォン上の広告バナーを可視化し、複数の業種カテゴリ別データの閲覧・トレンド分析をすることも可能。同社によると、このほかにも追加機能を開発中で、随時機能拡充を予定しているという。
2015年06月10日notariは6月8日、Instagram専門分析ツール「Aista(アイスタ)」の正式版をローンチすると発表した。「Aista」は、Instagramにおけるアカウント分析と市場動向の調査を実現するツール。アカウント分析では、自社アカウントや競合アカウントのフォロワー数や投稿数、いいね!数、エンゲージメント率の推移を閲覧できるほか、投稿ごとのいいね!数やコメント数、エンゲージメント率の確認が可能となる。一方、市場動向の調査では、フォロワー数・フォロワー急上昇・平均エンゲージメント率のランキング表示や投稿分析、ハッシュタグ分析・検索などの機能が提供される。同ツールの価格プランは、無料版と月額1,000円の有料版を用意。申込み月は、トライアルとして、有料版を無料で使用することができる。
2015年06月09日チームラボは、国内・海外の各地で行っているデジタル・インスタレーションの展覧会「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」を、愛知県の名鉄百貨店本店にて開催する。会期は8月8日~8月24日。入場料金は中学生以上が1,200円(前売1,100円)、3歳~小学生以下が800円(前売700円)、2歳以下は無料。「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」は、子どもたちが共同で創造する"共創体験"を学べる遊園地。最新のデジタルテクノロジーを使い、子どもたちが同じ空間で自由に体を動かし、互いに影響を与えながら"共同的で創造的でアートな体験"を楽しむのが目的で、学校教育では学べない「チームでクリエイティブな成果を出す力」を養えるという。会場には、チームラボが進める教育プロジェクト「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」の中から計10種のアトラクションが登場。子どもたちが描いた絵が自由に動き出す「お絵かき水族館」「お絵かきタウン」「お絵かきふなっしー」をはじめ、オリジナルのケンケンパコースが作れる「つくる!僕の天才ケンケンパ」、ボールを叩くことで音と光りのオーケストラが楽しめる「光のボールでオーケストラ」、積み木を置くことで線路を設置し、列車を走らせることができる「つながる!積み木列車」など、いずれもインタラクティブに楽しめるデジタル・インスタレーションとなっている。なお、来場者の影と文字で作られるアート作品「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」は、各日18時以降の展示となる。詳細は特設ページまで。
2015年06月08日データサイエンティストやアナリストの重要性が叫ばれて久しい昨今だが、その需要に対して供給が圧倒的に足りていないのが現状だ。特に日本においては、データ分析に関する才能を持つ人材の不足が顕著であるという。また、「アナリティクス」というとこれまでは、過去がどういう状況だったのか理解し表現することを指していたが、これからは問題解決や将来予測を行うところまでが求められる。「そのためには、統計だけでなく、マイニング、フォーキャスティング、オプティマイゼーションなど幅広い“サイエンス”の素養が必要である」とSAS Institute Japan(SAS)の執行役員 マーケティング本部兼ビジネス推進本部 本部長 北川裕康氏は語る。そういった“サイエンス”の素養を兼ね備えたデータ分析人材を増やしていくために同社は、学生に対しデータ分析の知識やスキルを会得する機会を提供することが重要であると考えている。SASの執行役員 公共・公益営業本部 本部長 阿部浩也氏は「まず、統計学を中心にデータ分析の基礎を理解する人口を増やす」として、そのための「底辺を広げる」「専門性を高める」「コミュニティの創造」という3つの柱を提示。次世代のアナリティクス人材の育成を目的としたイニシアチブ「SAS Analytics U」を日本国内でも包括的に推進していく考えを示した。まず「底辺を広げる」施策として、これまでに非営利の研究目的であれば誰でも利用することができる統計ソフトウェアの無償版「SAS University Edition」のダウンロード版を提供してきたが、これに加えて、AWS in EducationプログラムのひとつとしてAWS Marketplaceからの提供を開始(新規登録者に対して月750時間を上限に12カ月間の無償アクセスができるAWS無償利用枠)。さらに、無償版のSaaS型分析ツール「SAS OnDemand for Academics」の提供も開始した。さらに「専門性を高める」施策として、これまでのオンプレミス型の有償ライセンスプログラムを刷新。「SAS Education Analytical Suite」として、従来製品からの大幅な値下げを実施している。また「コミュニティの創造」に向けて、ユーザー会の支援やSASのコミュニティ運営を行っていくという。「日本にはデータ分析能力を持つ学生が少ない。SAS Analytics Uを推進していくことで、SAS University Editionのダウンロード数が圧倒的に多いアメリカにキャッチアップしていきたい」(阿部氏)
2015年06月05日ALBERTは6月2日、分析プラットフォームの構築プロジェクトを体系化し、「分析プラットフォーム構築サービス」として提供開始すると発表した。同サービスでは、Amazon Web Service(AWS)を活用し、クラウド上にビッグデータの分析環境を構築するほか、データ・ウェア・ハウス(DWH)やBusiness Intelligence(BI)ツール、統計解析ソフトウェアを組み合わせ、さまざまなニーズとユースケースに対応する。また、同社の提供するプライベートDMP構築ソリューション「smarticA! DMP」と連携することで、より詳細なデータ分析や高度なマーケティング施策の設計を実現するという。
2015年06月02日伊予銀行といよぎん証券は26日、三菱アセット・ブレインズと連携して金融資産分析ツール「いよぎんグループ アセットダイレクション」の導入を開始した。この金融資産分析ツールは、日々変動する経済環境のなか、モバイル端末「iPad」などを利用して、顧客が同行といよぎん証券で運用している金融資産のリスク・リターンのバランスを視覚的に把握することができるもので、購入および売却のシミュレーションなどを通じて、金融資産全体のリスク・リターンの変化を把握できるようになるという。顧客が運用の対象とする金融商品は、邦貨預金、外貨預金、投資信託、債券、株式、保険など多岐にわたっており、一般的に複数の資産を保有した場合には、金融資産全体のリスク・リターンを把握するのは難しい状況にあるという。そこで、同行はこのツールを導入し、顧客の金融資産に関する情報の提供を通じて、顧客の資産運用を手伝うとしている。なお、銀行と証券が連携して顧客に分析情報を提供するのは全国の地方銀行で初めてだとしている。○金融資産分析ツール「いよぎんグループ アセットダイレクション」の概要取扱開始日:5月26日(火)顧客のメリットリスク・リターン分析:顧客が「いよぎんグループ」で運用している邦貨預金、外貨預金、投資信託、債券、株式、保険など資産全体の分散投資の状況を表示し、リスク・リターンの偏りがないかを視覚的に把握できまるシミュレーション:さらに新規に商品を購入した場合などにリスク・リターンがどのように変化するのかをシミュレーションできる同ツールは、5月26日(火)~6月4日(木)の間、県内6ブロックで開催される「いよぎんマネープランセミナー」で紹介するとしている。
2015年05月27日チームラボは25日、夏のインターンシップの募集を開始した。対象は2017年に学校を卒業する学生。○チームラボの実務体験ができる2週間今回のインターンシップでの募集職種は、エンジニア、WEBデザイナー、カタリストの3種類。内容としては、同社が実際に行う業務を体験できるプログラムとなっている。エンジニア(WEBアプリエンジニア・スマートフォンアプリエンジニア・インタラクティブ)は、実際に同社エンジニアチームの一員として、プロジェクト遂行や、実験的にアプリを制作し、スタッフと検証を行う。WEBデザイナーは、エンジニア同様にプロジェクトの一員として、PCサイトやスマフォアプリのデザインや、html/CSSコーディング等を行う。より良いデザインにするため、チームメンバーと意見を出し合いながらデザイナーの働き方を体験できる。またカタリスト(ディレクター&プランナー)は、課題を通じて、デジタル演出、アプリ開発、WEB制作、企画提案など、同社が実際に行う仕事を体験できるものとなっている。期間は2週間(実働週5日)の10時~19時。第1ターム(7月27日~8月7日)、第2ターム(8月17日~28日)、第3ターム(8月31日~9月11日)、第4ターム(9月14日~30日)の4タームから選べる。申し込み締切は、1次が6月12日11時、2次が7月3日11時まで。同社サイトから応募できる。
2015年05月26日日本電気(NEC)は5月22日、三井住友銀行に対し、ビッグデータ分析技術を活用して「お客さまの声(大量のテキスト文章)」を自動分析できるシステムを納入したことを発表した。同システムは、ビッグデータ分析技術として、米国国立標準技術研究所(NIST)主催の評価タスクで世界第一位の評価を獲得した「テキスト分析技術」を活用し、テキストデータの重要な部分の抽出と、抽出した文章の要約・グループ化を実現するもの。これにより三井住友銀行は、店舗やコールセンターに日々寄せられる「お客さまの声」を集めたテキスト文章を分析し、これまで人手で行われていた内容の要約や見出し作成などの分類・整理を自動で行えるようになる。NECは今後、今回の導入実績をもとに、同システムを「お客さまの声分析ソリューション」として、さまざまな業界・用途での導入に向け拡販していく考えだ。
2015年05月25日インテージは5月21日、「プランニングに役立つ購買行動ログとメディア接触ログを活用したターゲット分析」を実施し、その内容を公開した。同分析は、実行動におけるマーケティングコミュニケーションの可能性を見出すことを目的に行われたもの。購買行動を捉えることができる「全国個人消費者パネル調査(SCI)」と、メディア接触行動を捉えることができる「インテージ シングルソースパネル(i-SSP)のログデータから「アルコール飲料」の購買データを用いてクラスター分析を実施し、購入者を7つの購買行動パターンに分類した。これによると、アルコールの購入は月1回以下とするCLS4は、人数ベースでは30%を占めるが、購入容量ベースではわずか3%の割合。購入頻度が高く、かつ大量に購入するとするCLS2は、人数ベースでは5%に過ぎないが、全アルコール飲料の4分の1となる25%の購入容量を占めるヘビー層となる。また、飲みたい時に購入する点では共通するが、価格を重視するCLS5とバラエティを重視するCLS6は、購入容量において20%以上を占めており、CLS2・CLS5・CLS6といった3つのクラスターで全アルコール飲料購入容量の約7割を支えていることが分かった。同社は、これらデータを用いて、各クラスターに向けたマーケティングコミュニケーションの方向性を検討。CLS2・CLS5・CLS6を「継続層」、CLS1・CLS4・CLS7を "今後の飲用開拓が必要" な「頻度引き上げ層」としてグループ分けし、プランニングすることが適当ではないかと提言している。
2015年05月22日アシストは4月30日、スカパー・カスタマーリレーションズ(SPCC)がクリックテック・ジャパンのセルフサービス型分析プラットフォーム「Qlik Sense」を、情報分析プラットフォームとして採用したと発表した。SPCCでは、オペレーターが顧客からの申し込みや問い合わせに電話で対応し、番組案内や最適な視聴プランを提案しているが、カスタマーセンターでは、品質の継続的な向上や加入契約の増加を目指して様々なKPI(重要業績評価指標)を策定しており、2013年12月に導入した連想型高速インメモリBIプラットフォーム「QlikView」のダッシュボードで高度な分析に取組み、主に本社運用統括部がマネジメントに活用しているという。QlikViewの導入後、SPCCでは次のステップとして、現場を指揮するスーパーバイザーにもダッシュボードを展開し、SV自身が各拠点・ユニットの実情に即した観点を追加しながら、自分自身の手でデータ分析を進められる環境を構築。2014年9月に無償版デスクトップ製品の「Qlik Sense Desktop」が発表されると、SPCCはデスクトップ版での検証を開始。2015年3月に日本国内で初となる「Qlik Sense」の導入を決定した。現状はオペレータの業務効率アップに利用しているが、今後はユーザー嗜好の分析に活用していくという。今後は、QlikViewとQlik Senseを経営層から現場まで共通の標準分析プラットフォームと捉え、要員の充足管理、コスト管理、入電分析などへの活用を目指していくという。
2015年04月30日プロ野球は開幕して1カ月が経過した。好スタートを切ったチームや、期待に反する成績でもがき苦しむチームなど、悲喜こもごもの様相を呈している。例えば、昨季日本一のソフトバンクは、開幕前の予想に反してそこまで波に乗れない状況が続いている。そのチーム状況に歩調を合わせるかのように、9年ぶりにNPB復帰を果たした松坂大輔も苦しんでいる。いまだ一軍のマウンドに立つことができていないどころか、4月末の時点で登板できるメドすらたっていない。そこで、今回はかつて「平成の怪物」と呼ばれた松坂大輔にクローズアップ。投球フォームや体の使い方といったスポーツの動作分析に詳しい「タイツ先生」こと自然身体構造研究所の吉澤雅之所長に、日本時代とメジャーリーグ時代の投球フォームの違いや、どうすれば復活できるかを徹底的に語ってもらった。○"サイドスロー"になってしまった松坂「日本在籍時の松坂投手の一番の特徴は、下半身の使い方にありました。高校時代、甲子園のマウンドで投げていた松坂投手を思い出してください。リリース時に軸足が"ビュッ"と宙に浮き、上半身が沈んでいく動きと同時に、後ろ足が"フッ"と脱力する松坂投手独特の動きをしていたと思います」。ところが、メジャーリーグ移籍後は、最大の特徴であったこの下半身の使い方が失われてしまったという。「理由はマウンドの硬さにあります。日本に比べてメジャーのマウンドは硬く、踏み込んだ足から、上体の力(重さ)を逃がすことが難しい。すると、松坂投手の下半身の動きは制限されてしまいます。スムーズな体重移動が失われ、後ろ足を引きずるような投げ方になってしまいました」。マウンドの硬さに適応すべく、怪物のフォームはサイドスローのようになってしまったとタイツ先生は指摘する。「前足で体重を逃がすことができなくなった分、メジャー時代の松坂投手の投球フォームは、縦回転から横回転に変わってしまった印象があります。身体を横回転に使えば、マウンドの硬さに関係なく、上体の力(重さ)を踏み込んだ足から横方向に逃がすことが容易になるからです。メジャー時代の松坂投手は、まるでサイドスローのような投球フォームに変化してしまいました」。○マウンドを"蹴る"という表現のウソ松坂の日本在籍時のフォームを、もう少し詳しく説明してもらった。「投球時に後ろ足が"フッ"と脱力するという動きは、『後ろ足の重さを1度センター方向に働かせて、身体側に引きつける動き』と言い換えることができます。この一連の動きについて、よく(プレートを)"蹴る"という表現が使われますが、実際は違います。"蹴る"というよりは、股関節を脱力することで、バネのように下半身を使用することが可能となり、そこで生まれたエネルギーをリリース時に伝えていたのです」。○復活のヒントは相撲にあり日本のマウンドは柔らかかったため、縦回転の投球フォームから生じるその力を逃がすことができていた。ただ、メジャーの硬いマウンドのために"横回転のフォーム"を生み出した。それを再度、日本仕様に修正させるのにさしもの怪物も苦戦しているようだ。「メジャー時代に染みついた投球フォームを元に戻すには、少なからず時間がかかるでしょう。松坂投手のオープン戦の投球を見ると、1試合ごとに微妙にフォームが異なります。これは恐らく、松坂投手自身も試行錯誤を続けながら、自分に合った投球フォームを探し出しているように見えますね」。タイツ先生は、松坂が再生するポイントを「股関節の使い方を取り戻すこと」としたうえで、相撲のシコを取り入れるとよいと解説する。「シコを踏んだ体勢で横移動しながら、ボールを投げる。この動きを繰り返すことで、松坂投手独特の下半身の使い方を思い出すことができるでしょう」。この動きは腸腰筋(ちょうようきん)と呼ばれる、スポーツをするうえで大切な筋肉を鍛えることにもつながるという。「腸腰筋とは腰椎と大腿(だいたい)骨を連結する腹部の内側にある筋肉で、シコを踏んだ体勢のまま前進していくことで、自然と"腰が入った"状態になります。よく『腰を入れてスイングしろ! 』とか『腰が入った動き』といいますが、剣道や武術で使う"極意"の動きでもあり、古くから言い伝えられている正しい身体の使い方なのです」。肩の筋肉疲労ということで、筋力を取り戻しながら、またイチからフォームを立て直している松坂。1999年のプロデビュー戦で、阪神などで活躍した巧打者・片岡篤史から豪快な空振りを奪ったあの直球が脳裏に焼きついているファンが、再び胸を熱くするような投球を見せてほしいものだ。週刊野球太郎スマホマガジン『週刊野球太郎』では、黒田や松坂などメジャー出戻り選手に大注目! 「日本復帰成功なるか? メジャー出戻り選手を合否判定」、「タイツ先生のメジャー出戻り選手フォーム徹底解剖」、「必ず応援したくなる! メジャー出戻り選手たちが残した伝説」を連載します。『高校野球&ドラフト候補選手名鑑』では、センバツ甲子園で活躍した球児インタビューや野球部訪問を予定!
2015年04月30日デンマークのSteelSeriesは、プレイヤーの視線を表示・分析できるゲーム配信向けのアイトラッキングデバイス「SteelSeries Sentry Gaming Eye Tracker」を、4月28日に国内で販売開始する。直販価格は税込29,160円で、オンラインショップなどで取り扱う。「SteelSeries Sentry Gaming Eye Tracker」は、3基の赤外線LEDが1秒間に50回プレイヤーの目をスキャンし、プレイヤーの視線をディスプレイ上にリアルタイムで表示できるUSBアイトラッキングデバイス。2014年6月に製品が発表されており、米国家電展示会「CES 2015」でもデモプレイが披露された。モニターに表示されたプレイヤーの視点は、ライブ配信プラットホームを通じ視聴者と共有可能。また、プレイ動画を録画し、Youtubeやニコニコ動画などの動画配信サービスで配信することもできる。利用には、同社の無料ソフトウェア「Engine 3」を使用する。「Engine 3」では視点の表示方法を複数パターンから選択でき、色や透明度などのカスタマイズも可能。また、ゲーム配信時/録画時に視点を表示させるには、無料のオープンソース「Open Broadcaster Software」(OBS)をダウンロードする必要がある。対応タイトルは「Dota 2」「Starcraft」の2タイトル。ほか、PC版「アサシン クリード ローグ」にも対応し、視線によるカメラ操作などが可能。今後対応タイトルは拡充される予定。主な仕様は、対応ディスプレイが27型までの平面ディスプレイ、センサー方式が赤外線LED(3基)、ポーリングレートが50Hz、インタフェースがUSB 3.0、消費電力が3W未満、対応OSがWindows 7 / 8 / 8.1など。本体サイズはW320×D15×H20mm、重量は91。ケーブル長は180cm。
2015年04月20日ナイキはこのほど、フランスフットボール代表チームの優雅さと創造性を反映した2015-16シーズンのアウェイキットを発売した。フランスフットボール代表チームは、彼らならではの国に対する誇りやフランスを象徴する洗練さと優雅さを、さりげなく盛り込んだアウェイキットを身につけてプレーする。新しいアウェイシャツはホワイトを基調としたもの。ボディーと袖には同系色の「マリニエール」のストライプをドロップニードル編みで施した。「マリニエール」は時代を越え愛されているフランスのデザインで、フランス海軍によって用いられたのが最初と言われている。キットには、フランス国旗の3カラーすべてを使用した。シャツの両脇のレッドストライプは、ショートの両脇のレッドストライプとつながるようにデザインしている。プレーヤーの動きに伴ってストライプも動き、プレーヤーの体のシルエットを強調して強いスピード感を生み出す働きがあるという。シャツには、フランス代表チームが1958年のワールドカップで着用したクレストにインスピレーションを受けた新しい雄鶏(おんどり)のモチーフも引き続き使用した。クレストは、フランス人の誇りの究極のシンボルと言われている。雄鶏(おんどり)の羽飾りがより豪華なものとなるよう、金の糸を使い、手縫いで刺しゅうを施した。襟口は、ナイキ独自のスリムですっきりとしたVネック。背中の首の内側には、フランス三色旗のレッド・ホワイト・ブルーをあしらった小さなペナントを付けた。快適性を高めるため、シャツの後ろ身頃には全体にメッシュを採用している。通気性がよくピッチ上での体のべたつきを防ぐこともできる。ショートは伝統的なブルーで、シャツから伸びたレッドストライプを両脇に施した。ソックスはホワイトで、ブルーの線を6本等間隔に配置している。「ナイキ FFF DRI-FIT S/S アウェイ スタジアム ジャージ」は1万1,772円、「ナイキ YA FFF DRI-FIT S/S アウェイ スタジアム ジャージ」は9,720円、「ナイキ FFF DRI-FIT アウェイスタジアムショート」は5,400円、「ナイキ FFF DRI-FIT アウェイ スタジアム ソックス」は2,700円。いずれも税込。店舗とnike.comで販売している。
2015年03月27日チームラボは、同社が進める教育プロジェクト「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」の中から「お絵かき水族館」などの6点を常設展示する「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」を埼玉県・富士見市の「ららぽーと富士見」内にオープンする。開館時間は平日が10:00~17:00、 土日祝が10:00~18:00(休館日は同施設の休館日に準ずる)。料金は未定。このたび同施設に常設展示されるのは、描いた魚たちが泳ぐ水族館「お絵かき水族館 / Sketch Aquarium」、触れた文字が持つ世界が表れる「まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり /Story of the Time when Gods were Everywhere」、床に描かれた丸、三角、四角に乗ると音や映像で演出される「天才ケンケンパ / Hopscotch for Geniuses」、光のボールを叩くと色が変わったり音が鳴る「光のボールでオーケストラ / Light Ball Orchestra」、積み木で作った街に列車や車が走りだす「つながる!積み木列車 / Connecting! Train Block」、テーブルの上に手や物を置くと住んでいる小人が飛び乗ってくる「小人が住まうテーブル/ A Table where Little People Live」といった6つのインタラクティブインスタレーション作品。なお、「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」は、最新のデジタルテクノロジーを使い、子どもたちが共同的で創造的でアートな体験を楽しめるというイベント。現在、広島県・イオンモール広島祇園(3月15日まで)、台湾・台湾国立海洋科技博物館(4月26日まで)、東京都・日本科学未来館(5月10日まで)、神奈川県・モザイクモール港北(5月10日まで)の4ヶ所で開催されており、今後は宮城県・仙台TICビル(3月21日から)、三重県・ナガシマスパーランド(3月21日から)、大分県・トキハ別府店(3月27日から)、東京都・東京サマーランド(4月25日から)での開催が予定されている。
2015年03月15日メタデータは3月11日、顧客の声(VoC:Voice of Customers)やSNS上の商品の評判、アンケート自由回答等を数量化して分析できる「VoC分析AIサーバ」の提供を開始したと発表した。同サーバでは、ビッグデータ解析や人工知能型のアルゴリズムを駆使することにより、VoCなどの本文テキストにさまざまな数値評価を付与することができ、10万以上の日本語語彙を約1万種の階層化された意味カテゴリに区別して認識する意味カテゴリAPI、7段階でネガポジや好悪・悲喜・怒怖を判定する感情解析APIなどのWeb APIや、相関係数付きバブルチャート、ヒートマップを含む各種グラフの描画機能を持つ。データの絞り込み結果や中間分析状態は、CSV形式でダウンロードできるので、Excelなどの独自分析ツールと連携させることができる。同サーバを採用したリクルートスタッフィングでは、1万人規模のアンケート自由回答から仮説を抽出して定量検証、定性分析、年次変化の傾向分析、回答者属性との相関分析などを行っている。
2015年03月11日○ブラックボックスの分析結果は信用できない「私の経験からすると、現場でのデータ分析の9割はMicrosoft Excelなどで行えるシンプルなクロス分析だけで事足ります。ただし、残り1割については統計解析知識やマイニングツールなどを使わないといけないでしょう」──このような興味深い見解を述べるのは、通販専門のコンサルティング会社である千趣会マーケティングサポートの代表取締役、中山悦二郎氏だ。中山氏は、今年で創業60周年を迎える通信販売の老舗、千趣会に1979年に入社。以来、カタログ企画制作や仕入、マーケティング、営業企画、顧客管理、そしてシステム企画など通販ビジネスのほとんどのセクションを経験するという経歴を有する。特にマーケティングと情報システムに関しては、35年も前からマーケティングにITを活用したデータ分析を実践してきているのである。一方で、全従業員にSQL講習を受けさせ、さらにデータ分析の部内担当者をシスアドという人事制度にしたりした結果、業務におけるデータ活用の文化が定着してきたようだ。これもまた、中山氏が最初に手掛けたものなのだ。そんな同氏の言葉であるだけに、「クロス分析9割 : データマイニング1割」という数字には説得力がある。「難しい高度な分析をやろうと思えばいくらでもできるでしょう。だけど、自分たちのビジネスのために本当に役立てようとするのであれば、まず自分たちがその分析の仕組みや意味について理解していなければならないのです。ブラックボックスのまま分析を行ったのでは、その結果を鵜呑みにして判断することはなかなかできないものです」(中山氏)○勘と経験は正しい! それを裏付け、次に進むための手段がデータ自身の豊富な経験を踏まえて中山氏は、これから本格的にビジネスにおけるデータ活用を始めようとしている企業に対して次のようにアドバイスする。「これまで勘と経験だけでやってこれたけれども、この先はアナログだけでは不安だよね──そんな"緩い"感じで取り組み始めた方が結果としてうまくいくと思います。実際、データ分析を始めたところで最初のうちはやはり勘と経験の方が上回っているものです。だけどそこで止めてしまったのでは意味がありません。勘と経験は白黒は言えてもどのくらいという尺度でと説明することができない決定的な弱点があります。それに対してデータ分析の場合は数字で説明ができるというのが強み。地道に続けていくことで次第にそのメリットを身を持って感じられるようになることでしょう」(中山氏)3月20日(金)に開催されるマイナビニュース スペシャルセミナー『流通・小売 最先端企業のデータ活用』では、中山氏が最初の講演に登壇する。講演では、千趣会をはじめ、中山氏がコンサルティングを手がけてきた流通・小売業など各社におけるデータを活用したマーケティング事例が紹介される予定だ。これに加えて、具体的なビジネス・データの使い方についての数々のヒントも提示される。例えば、千趣会のデータ分析から判明した購買の地域特性として、婦人ファッションとインテリアでは実はまったく逆の傾向があるという。講演では、それぞれどのような特性があるのかを地図で示すとともに、そこから一体どんな消費者行動が読み取れるのかを説明される予定だ。中山氏は当日の来場者に向けて次のようなメッセージを送る。「これまでデータ分析セクションは、周りからはあまり理解されにくい部署でした。でもビジネスにはとても大事だということが、通販ビジネスに長年携わっていると強烈に実感できます。世間で騒がれているからといって別にビッグデータにこだわる必要はありません。既にあるスモールデータでも十分にビジネスに貢献できるのです。当日は、身近にあるデータをうまく使うためにはどのようなことを行わねばならないかを理解していただければと思っています」(中山氏)データ活用の歴史とともに常に最前線を歩いてきた中山氏の経験とノウハウを、セミナーに参加してぜひ受け取っていただきたい。
2015年03月11日NTTドコモグループのABCクッキングスタジオが、一風変わった研修を展開している。"チーム内で活躍する人材の育成"を目指した「クッキング de チームビルディング研修」である。この取り組みでは、料理教室を通じて企業人の成長を促すことができるという。静岡ガスのショールームで2月13日に開催された研修の模様を取材する機会を得たので、本稿で紹介していこう。○クッキング de チームビルディング研修とは?「クッキング de チームビルディング研修」は、企業の人材を育成するための法人向けの研修。NTTドコモが全体の企画・主導を担当し、ABCクッキングスタジオとキャプランが共同でプログラムを開発する。今回は、静岡ガスが会場の提供と運営のサポートを担当した。この4社が共同で研修を開催するのは初めてとのこと。当日は静岡県内の企業13社から選ばれた22名の一般社員が参加。キャプランから招かれた土屋圭子氏が講師を務めた。チームビルディング研修は、自己紹介からスタートした。「人の第一印象は、どのくらいで決まると思いますか? 」と土屋氏。同氏によれば、若い人ほど早い段階で第一印象が決まるという。「高校生はパッと見た瞬間に決める。年齢が進むにつれ、経験を積むので決定までの時間が長くなる。全体の平均は3~7秒くらい。したがって最初の挨拶が大事になる。目が合っていたか、望ましいものだったか、初対面時の印象を振り返ってみましょう」と参加者にうながした。土屋氏は、チームとグループの違いに言及。「例えばグループ旅行、グループ交際など人の集まりはグループ。一方、サッカーなどの団体競技ではチームと言う。チームとは目標に向かって一致団結する集団。構成員それぞれが役割・責任を担っている」と説明した。その上で「良いチームの条件」について議論させた。参加者からは「全員が信頼関係で結ばれている」「役割の相互理解」「規律を守る」「長所・短所を補う」などの意見が出ていた。土屋氏は「これを踏まえてピザを作ってもらいます。全員が帰属意識をもって、お互いの短所を補いながら作業してください」と話した。○料理教室はABCクッキングスタジオが主導料理の進め方はABCクッキングスタジオが主導。調理器具の使い方については、静岡ガスから事前説明があった。初めは緊張し、お互いに遠慮があった参加者たち。しかし親しくなり会話が活発になるにつれて、作業効率も向上したようだった。生地をこねた後、オーブンに入れて発酵させる。ここで小休止。参加者は机に戻り、どのようなトッピングにするか議論した。与えられたテーマは「静岡県」。富士山、お茶、サッカーなど、静岡県にまつわるキーワードをいかにピザに落としこんでいくか、活発な意見が飛び交った。話がまとまる頃にはプレゼンを実施。自分のチームのピザがいかに優れているか、4チームの代表者が主張し合った。ピザのテーマが決まると、再び作業台へ。この頃にはチーム内に連携する姿が見られるようになった。タイムマネージメントをする人、トッピングの具材を切り分ける人、ピザの生地を伸ばす人、使い終わった食器を洗う人。お互いが役割を分担しながら作業を進めていく。やがて教室のあちらこちらで、美味しそうな匂いとともにこんがりとしたピザが焼きあがった。○目的を忘れてしまうくらい楽しい!何人かの参加者に話を聞いた。ある参加者は「研修の本来の目的を、良い意味で忘れてしまうくらい楽しい」「初対面の方が多いはずなのに、打ち解けるのが早かった」と驚いていた。「話し合いをしながら、個人の意見を重ねて良いものが出来上がるのが嬉しい」といった意見もあった。運営のサポート体制の良さや、短時間でチームが形成されるプログラムを評価する声が多かった。NTTドコモの担当者にも話を聞いた。料理教室の題材をピザにした理由については「工夫次第で様々なトッピングができるので、チームの特色を出しやすい」ためと回答。研修に料理教室を絡めると、どのような特長が出せるのだろうか。その意義については「一般的に、企業研修は額に皺を寄せて行うものというイメージがある。しかしクッキング de チームビルディング研修では、参加者の笑顔がとても多くなる」「女性が多いのも、この研修の特色」と回答した。○良いチームの条件とは?研修の最後に、講師の土屋氏から総評が行われた。同氏は「仲間の労をねぎらう言葉が、普段から職場に飛び交っているか。仲間を配慮する気持ちを言葉や行動にして、惜しむことなく表現しあう職場環境があるだろうか」と参加者に問いかける。そして「職場環境を作っていくのは新入社員ではない。リーダーになる立場の方たちが積極的に発信しなければ、職場は変わっていかない」と話した。ワクワクしながら作業を進めれば、良い仕事が行える。では、そのためにはどうしたら良いのだろうか。土屋氏は「ストローク」という心理学の言葉を用いて説明する。ストロークとは、人が人に触れ合うための働きかけのこと。「目を見て、アイコンタクトをとる。挨拶をする。丁寧なお辞儀をする。相手の意見に頷く。笑って目を見る。褒めていく。良いチームをつくるために、これらのプラスのストロークを積極的に出していくことが大事になる」と説いた。そして「歳をとればとるほど、誰からも褒められなくなる。そんなときは自分で自分を褒める。寝る前に、今日はよくがんばった、と自分に対してストロークを出す。このように、プラスのストロークを出し続けていくことをオススメします」と結んだ。ABCクッキングスタジオが提供する料理教室をベースに「協調性」「時間管理能力」「調整能力」といった能力を引き出すプログラムが組み込まれていた、今回の「クッキング de チームビルディング研修」。講師の話を聞き(学習)、デスクで議論し(相互理解)、キッチンで料理する(実践)という作業を繰り返しながら進められる、とても濃密な4時間だった。(執筆:大石はるか)
2015年02月16日チームラボ(teamLab)がミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)のウェブサイトをリニューアルした。リニューアルされたサイトでは、既存の枠や表層にとらわれず、深く踏み込んだデザインワークを発表する同ブランドのイメージを表現している。トップページの背景では15AWコレクションの動画とともに、15SSコレクションのルックを表示。「COLLECTION」ページに飛ぶと、各シーズンのルックが流れるように展開され、フォーカスしたコレクションがポップ表示される。その他のメニューも操作に連動してポップアップで表示されるなど、見やすさとデザイン性を両立した作りに仕上がった。更に、スマートフォンにも対応したことで、外出中でも店舗探しやルックの表示が容易となった。こちらも、背景にルック画像を使用し、動画やスライドビューなどのギミックをスマートに取り入れている。
2015年02月13日グローバルリンクジャパンは1月13日、同社開発のコンテンツマーケティング支援ツール「CLOUDPLAY(クラウドプレイ)」において、YouTubeの分析機能を強化し、新たに分析レポートを搭載すると発表した。新機能の実装は、1月を予定しており、同月中に設定を行うと2月よりレポートのダウンロードが可能となる。分析機能の強化では、YouTubeのアノテーション機能を使用し、動画に埋め込んだリンクからWebサイトへ流入したセッションやコンバージョン数などを計測する「動画リンクからの流入効果分析」が可能に。Googleアナリティクスとの連携が必要だが、YouTubeの動画説明ページなどに外部サイトへのリンクを設置することでクリック数を把握することもできる。新機能となる「動画分析レポート」は、チャンネル内にある動画全体や個別の動画についてレポーティングするもの。月単位の推移や前月比の計測が可能なほか。CLOUDPLAYに搭載する他のレポート機能との併用により、ソーシャルメディアコンサルティングやコンテンツマーケティング、Webコンサルティングなどの報告資料としての活用も可能だ。なお、初期費用は無料で、月額料金は4万9800円(税別)~となる。
2015年01月15日ロックオンは1月14日、デジタルマーケティング領域における分析レポーティングサービス「エビスレポーティングサービス」を正式リリースした。同サービスは、アドエビスの計測データを分析してデジタルマーケティング施策の評価としての活用を見込んだもの。Webサイトに訪問するユーザーの行動・特徴を可視化する「曜日×時間別ヒートマップ」や、どの広告群に予算を追加し、どの広告群の予算を削減するべきかの判断材料となる「B.C.G.」、ビュースルーの概念も含めてクリエイティブの評価を行う「ビュースルーサマリー」などを提供する。料金プランとして、間接効果を踏まえたユーザー行動分析や広告予算のアロケーションが可能な「ライトプラン」と、ライトプランに加え、ディスプレイ広告のクリエイティブ評価など複合的な分析を実現する「スタンダードプラン」を用意。価格は、ライトプランが16万円(税別)~で、スタンダードプランが32万円(税別)~となる。また、クロスチャネル分析など更に高度な分析を提供する「エビスファイブ」など、カスタマイズプランの用意も可能だ。
2015年01月14日