6月29日、福島県農林水産部主催の「第2回今の福島を見に行くモニターツアー」が開催された。これは、現在も原発事故の影響が長引く中、福島の「今」や放射能への取り組みを伝えるとともに、参加者の率直な意見を聞くことで今後の県農林水産業、観光の再生に向けた参考にしたいというもの。参加費用は無料。当日はネットやチラシを見て応募した24名が参加し、さくらんぼの観光農園や福島市内にある放射能のモニタリングなどを巡った。忘れもしない、2011年3月11日の未曾有の大地震、そして福島第一原子力発電所の事故。これに大打撃を被った福島の農産業と観光はいまだ、実害と風評被害の双方にさいなまれている。放射線量が基準値以下の地域さえも訪問を敬遠され、安全が確かめられたはずの農作物さえ売り上げが激減。その状況はいまも続いているという。一方で「心配する他県の人の気持ちもわかる。無理をして来てほしい、食べてほしいとは私たちには言えない」という地元の人も多いようだ。そこで同県では、県産農産物や関連した観光に関する情報を発信する「ふくしま新発売。」プロジェクトを立ち上げた。農林水産物モニタリング検査結果などの情報を逐一公開し、理解を求めるなどの活動を行なっている。今回のモニターツアーは、そのPRの一環として行われた。観光スポットを楽しみながら巡る中で、行政の取り組みと、各施設それぞれの民間の取り組みを知ってもらうのが狙いだ。東京駅前を出発したバスは途中、那須、安達太良山など、北関東から福島へかけての美しい眺めを堪能しながら東北道を一路、福島市へ。最初に訪れたのは観光農園の「みちのく観光果樹園」。フルーツ王国福島では、6月はさくらんぼの最盛期ということで、さくらんぼ狩りを楽しむことからツアーはスタートした。出迎えてくれたのは、福島市観光農園協会会長でもある同園の片平新一氏。まずは福島市の農家による、震災後の取り組みについての説明が行われた。「皆さんも福島の農産物に不安を持っていらっしゃると思いますし、私たちも厳しい状況が続く中、楽観視はしておりません。当果樹園では、樹木はすべて高圧洗浄で除染をしました。もちろん、放射能のチェックは欠かせません。時間はかかりますが元の福島に戻したい」と片平さん。観光客が減り、デパートなどへの出荷もままならない状況が続いているが、それでも丹念に育てられた果実は変わらずに、美しくたわわに実った。今年は”成り”は少ないが、大粒で糖度の高いさくらんぼが育ったとのこと。食べてみると、プチっとした歯ごたえの後、甘みを含んだ水分が口いっぱいに広がり、参加者も笑顔に。おみやげとして、さくらんぼ1パックが振る舞われた。さくらんぼのシーズンが終わると、今度は桃が甘い香りを漂わす。次に一行は昼食をとるために、福島市の南西部に位置する約8ヘクタールの農村公園「四季の里」の中にある「憩いの館いなか亭」へ。食材の多くを地元産にこだわった人気の食事所だ。厳密にチェックされた安全性がたしかなものだけを仕入れなくてはいけないため、欲しい食材が入手困難な場合もあるという。しかし同店では、最大限の努力により、風味のよい手打ちそばなどを提供している。この日は、手打ちそば、天ぷら、ナスの素揚げ小鉢、漬物、豆腐と大葉の小鉢、炊き込みご飯、果物がセットになった「いなか亭もりそばセット」が提供された。そばはツルッとのどごしがよく、豆腐はしょうゆをかけずともいただけるほどに味わい深い。ナスの素揚げにかかったゆずみそがさらに食欲を誘った。食後はしばし、緑の芝生広がる園内でゆったり。施設内にある放射線のモニタリングポストも見ることができた。そしてバスは「吾妻の駅ここら」にあるJAの放射能検査施設「庭塚モニタリングセンター」に移動。ここでは県の放射能への取り組みや、ホームページで随時行われている情報公開について、きめ細やかな説明を受けた。今年の4月1日からは食品に関する放射性物質の新たな基準値が施工され、一般食品は1kgあたり100Bqという、より厳格な数値になったという。説明を受けた後は検査室を訪れ、実際にモニタリングの機械を見学。この機械は粉砕した野菜を入れて検査するというもので、福島市内には150~160台があり、農家より持ち込まれた野菜をチェックしているという。参加者からは「検査の様子を実際に見ることで、いかに丁寧にチェックしているかわかって安心した」という声が多く挙がっていた。旅の最後は日ごろの疲れを癒やすべく、吾妻山に抱かれた東北を代表する名湯、高湯温泉の共同浴場「あったか湯」の露天風呂へ。ここも災害時にはわきだす湯に砂がまじるなどの直接的な被害にあうとともに、避難する人の立ち寄り所としても活用されたという。その後、観光客が激減するなどの風評被害にもあったが、常にホームページで放射線量を伝え、理解を求めるなどの努力を続けている。源泉かけ流しの白濁の湯は、汗が次々と噴き出すほどに身体をたっぷりと温め、肌にしっとりとなじむ。「身体の芯からデトックスされそうでしょ」と、湯船で出会った地元のご婦人。おかげで帰りのバスではほとんどの参加者が、心地よくぐっすりと熟睡することとなった。「最初はサクランボ狩りにひかれて参加しましたが、福島の方たちが他県の人たちの気持ちを考えながら放射能のことに心を砕き、行動してらっしゃることを知りました。震災から時間がたつと痛みについて忘れてしまいがちですが、これからも福島を応援したいと思いました」と、東京から参加した女性グループ。別の東京から参加した女性は、「ニュースで聞くたびに、福島はどうなってしまうんだろうと心配していました。でも実際に検査場のパソコンのモニターを見たり、地元の方の福島を復興したいという情熱に触れたら、安心もしたし、未来に希望が持てると感じました。この感じは訪れないとわからないかも」と感想を語ってくれた。また「福島は行政、民間ともにさまざまな放射能に関するデータの公開を行っていることを知ってよかったです。放射能のことをわからないまま怖がるよりも、自分で客観的なデータを確かめて判断するのが一番いいかな」という声も。訪れてみてこそわかった、福島による食の安全への取り組み。今後もこのツアーのような、同県のPR活動が期待される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月04日サードウェーブ安全環境事業部は9日、放射線計測・放射能検査専門の研修施設「安全環境事業部福島トレーニングセンター」を福島県福島市入江町にオープンする。料金は、放射能測定器の購入者を対象にした研修は有料(測定器料金に研修費が含まれる)となるが、基本的に無料。同社は、2011年10月に東京・秋葉原に最初のトレーニングセンターを開設し、これまで放射線測定に関するセミナーや放射能に関する情報発信を実施してきた。今回開設するトレーニングセンターでは、福島県を中心とした住民に「放射能の知識・情報のプラットフォームの場」を提供すると同時に、放射線防護知識の普及、および放射線関連情報の集約・発信を行っていく。施設内には、放射能測定器や放射能検査器を常設展示する。また、同社の放射能測定器を導入した顧客を対象にした研修や、放射能測定器の導入を検討している一般、ならびに法人顧客を対象にした放射能測定体験コース「無料体験セミナー」を実施するなど、日常における放射線防護の知識から専門的な知識まで提供するという。放射能測定体験コース「無料体験セミナー」では、放射能関連の業務経験がない初心者を対象に、放射能の基本から計測の演習までを講義する。計測体験では、同社の「NaIシンチレーション検出器」を使用し、実際にサンプル素材の計測を行う。事前予約制で、時間は2時間。このほか、講演会や利用者の要望に応じた形のセミナーを随時実施する予定のほか、各種相談にも対応するという。同社は、同センターの開設にあたり、「少しでも生活者の皆様が安心・安全を感じることができるよう、事業活動を継続展開していく」とコメント。今後は、同センターを拠点に、放射線量計測に関するコンサルティングや、除染作業に必要な計測ノウハウの伝播、人材育成の支援といった活動を展開していく計画とのこと。所在地:福島県福島市入江町14-8開設時間:10:00~17:00(事前予約制)定休日:土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月06日福島農業の復興を手がけるNPO法人FAR-Netは、ダノンの支援をうけ、震災復興と酪農業界活性化を目指し「ミネロ牧場」を福島市にオープンする。23日に丸の内で記者発表が行われた。会見では、FAR-Net理事の岡正宏氏が震災による酪農業界への被害を語った。同氏によると、3.11の震災以降、原発事故などで被災した酪農家は72戸にものぼり、現在再開しているのはわずか11戸であるという。今回オープンする「ミネロ牧場」は、被災酪農家の雇用を創出し、また、福島酪農の復刻と生産基盤の確保を目的として開設された。現在原発事故により休業を余儀なくされた酪農家5名の雇用が決定しており、今後も参加者を募っていくという。また、同牧場の放射線リスク対策については、2011年10月にIRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)の監査をうけ、安全性が確認されている。飼料に関しては、「牛の口は人の口」と同氏は述べ、安全な生乳を届けるために牛の飼料には主に輸入飼料を用いると語った。「ミネロ牧場」開設のもう一つの目的は、共同型酪農経営モデルを実践することであるという。酪農経営は家族によるものが通常であり、そのため経営規模は小さく、新規参入が困難といった問題があった。同牧場はこうした問題を解決すべく、共同経営の形態を採用。土地や整備などの規模を拡大し、後継者不足といった問題にも対応することができる。また、酪農教育プログラムや牧場体験プログラムといった活動を行うことによって、酪農関係者だけではなく、学生や一般の人々にも業界への理解を促進してゆくという。「ミネロ牧場」は福島市松川町水原にてオープンされる。開始時期は7月を予定しており、48,401平方メートルの広大な敷地で、乳牛150頭を飼育し、2015年までには年間1,700トン生乳を生産していく予定。会見には福島の酪農家代表として田中一正氏も同席し、「震災復興のために役立ち、社会へ貢献できるような牧場を運営していきたい」と語った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日日本生活協同組合連合会は6月1日、「CO・OP油で揚げていない若鶏竜田」を発売する。現代の日本人が過剰に摂取しがちなエネルギー、脂質、食塩をおいしく減らすことをコンセプトに開発した「健康づくり応援シリーズ」のひとつ。同商品は、電子レンジで約1分30秒(2個、500Wの場合)加熱するだけで完成。高温の水蒸気で焼き上げる過熱蒸気製法で、油を使わず、唐揚げのような食感を実現した。この製法により、従来品の「CO・OP国産若鶏のやわらかからあげ」と比べて、カロリーを25%程度、脂質を70%程度カットしたという(100gあたり)。国産若鶏の皮なしムネ肉を使用し、一度調味液に漬け込んでから衣をつけて焼き上たため、中まで味がしっかりついているのも特長。しょうゆと砂糖をベースにしょうが、にんにくを程よく利かせた和風しょうゆ味。冷めても硬くならないので、お弁当にも適しているという。サックリとした歯ごたえで、中はしっとり柔らかに仕上がっている。1パック250g(10~12個)入りで価格398円。全国の生協の宅配および店舗で購入できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日“オーストリア meets 福島”と題し、ウィーン少年合唱団と福島県南相馬のMJCアンサンブルによるコラボ・ミニコンサートが、5月2日(水)に開催されることが決定した。「ウィーン少年合唱団 2012年 ジャパン・ツアー」の公演情報ウィーンの音楽大使として世界中から愛されるウィーン少年合唱団。昨年の日本ツアーは、東日本大震災の影響により見送られたが、同年4月に地元ウィーンで史上初の全4組合同演奏による「東日本大震災復興のためのチャリティコンサート」を実施。今年の3月11日には犠牲者を悼むミサをウィーンの王宮礼拝堂で開催している。今回共演するMJCアンサンブル(南相馬ジュニアコーラスアンサンブル)は、福島県南相馬の女子中高生たちが中心の女声合唱団。昨年の東日本大震災により一時は活動を断念していたが、“もう一度同じ仲間で歌いたい”という強い想いにより活動を再開。以降、被災地支援イベントなどに出演するほか、視聴者数が全世界延べ10億人以上といわれた昨年の「F1日本グランプリ」で国歌斉唱を務めるなど、その活動は各地で大きな感動を呼んでいる。“天使の歌声”と称されるウィーン少年合唱団と、被災地から羽ばたくMJCアンサンブルによるコラボ・ミニコンサートは、5月2日(水)にサントリーホール前のアーク・カラヤン広場(東京都港区赤坂)にて開催(鑑賞は無料)。また、5月3日(木・祝)から13日(日)まで、同広場の滝エリアでは、ドレミの音階カードを持ったウィーン少年合唱団の大型ポスターとサウンドプレートを設置。地面のサウンドプレートを踏むと、ウィーン少年合唱団の歌うメロディを奏でることができる。ウィーン少年合唱団 2012年 ジャパン・ツアーは、4月28日(土)の岐阜公演を皮切りに7月上旬まで。チケットは発売中。■“オーストリア meets 福島”・ウィーン少年合唱団とMJCアンサンブルのミニコンサート:5月2日(水)16:30~17:30(予定)・大型ポスター掲出期間:5月2日(水・祝)~19日(土)・サウンドプレート設置期間:5月3日(木・祝)~13日(日)
2012年04月25日福島交通観光株式会社は、原発被害に苦しむ福島の現状視察と、福島の春の魅力を満喫できる「春のふくしま」ツアーを販売開始した。福島市、飯館村、川俣町、南相馬市、相馬など原発被害の街を訪れるほか、温泉やグルメなど福島のさまざまな名所を巡る1泊2日のツアーとなる。同社は、震災と原発事故による被害からの復興を誓い、努力している福島の人々の思いを伝えるために「春のふくしま」ツアーを企画。ツアーのコンセプトは、「がんばる福島の現状視察+春の魅力満載の旅」。原発被害の実際の様子を見ることで、正しい情報を得、安心して福島を訪れてほしいという思いがあるという。ツアーでは福島のさまざまな名所を訪れる。有機的農業を推進してきた二本松市東和地区の「ゆうきの里東和」では、放射能汚染が懸念される中、どのように対処してきたか、関係者から話を聞くという。日本人初の国連食糧農業機関「模範農業者賞」を受賞した安斎さんが経営する「安斎果樹園」では、震災後の苦悩や取り組みを聞くほか、実際に摘果作業も行う。そのほか、津波の被害を受けたいちご園や、福島有数の温泉郷「奥飯坂温泉」、万葉集にもうたわれた景勝地「松川浦」も訪れる。春のふくしまツアー「がんばる農業の現状視察と奥いいざか温泉の旅」は、5月12日・14日に各1泊2日で開催。出発地は東京駅。ツアー料金は26,300円~31,300円。詳しくは福島交通観光株式会社(&io=0&fndYear=2012&fndMonth=5&fndara=2&clm=0&os=0&lmt=30&odr=A)まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日常磐興産が運営する「スパリゾートハワイアンズ」(福島・いわき市)は8日、全館営業を再開した。同施設は、東日本大震災の影響で約半年間休業した後、2011年10月1日より部分営業を再開していた。フラガールショーを行う「ビーチシアター」や大プールなどを備える「ウォーターパーク」が、11カ月ぶりに再開。新たに10階建てのホテル「モノリス・タワー」(120室500名収容)もオープンし、7月20日まで「グランドオープン記念期間限定宿泊プラン」を販売する。大人1名の料金は1泊2食付(ハワイアンズ入場券2日分付・入湯税別)1万4,700円~(モリノス・タワーの場合)。今回の営業再開を記念し、3月19日までは入場料が半額となり、中学生以上1,500円、小学生800円、幼児(3歳以上)500円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月08日福島に音楽を届けるために。そして、福島の「今」を世界に発信するために。と、9月14日から19日の6日間をかけて、福島県を西から東へ横断した野外ロックイベント「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」の公式本が、講談社より11月11日(金)に発売される。猪苗代湖ズ、サンボマスター、THE BACKHORN、BRAHMAN、怒髪天、高橋優、福山雅治、西田敏行、長澤まさみ、音速ラインほか、出演者にロングインタビューを敢行。LIVE福島への想いをはじめ、それぞれが思う「音楽の力」について、震災について、この本でしか読めない内容が満載の1冊となっている。もちろん迫力溢れるライブカットも充実。また、LIVE福島の各会場に訪れた来場者、ボランティアスタッフ、福島復興ロックンロール食堂のみなさんなど、「いま」の福島を生きる人々の声も数多く掲載している。そして何より、この本の印税はすべて福島県災害対策本部に義援金として寄付される。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追 僕らは君たちの恋人になりに来た」は、11月11日(金)より、全国の書店で販売開始。価格は¥1,500.
2011年11月09日9月14日(水)より福島県で開催される震災復興支援ライブイベント「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」の追加出演アーティストが発表。9月17日(土)の風とロックSUPER野馬追メインスタジアムのライブに福山雅治が、9月18日(日)相馬市光陽ソフトボール場わいわいひろばのライブに亀田誠治(東京事変のベーシスト)と植村花菜が出演する。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」は、東日本大震災とそれに伴う原発事故の影響で苦難の日々が続く福島を支援するため、“NOTHING BEATS FUKUSHIMA,DOES IT?(福島は何があってもくじけないぜ)”をスローガンに開催されるライブイベント。今回出演が決定した福山雅治は、震災直後に猪苗代湖ズが発表したチャリティソング「I love you&I need you ふくしま」の別バージョンに、エレキギターとハーモニカで参加。その際に発表した「いつの日か直接福島にお伺いし、皆様に逢いに行ければ」という約束が、今回現実のものとなった。また亀田誠治、植村花菜も、「9月18日、僕は福島に音楽を鳴らしにいきます。植村花菜さんと一緒です。ささやかですが、僕らがふるわせる空気が、福島のみなさんの元気になりますように……」(亀田)、「私も幼い頃、阪神淡路大震災を経験しています。あの時、不安な気持ちを和らげてくれたのは音楽でした。当日は、亀田誠治さんとのライヴ初セッションで福島のみなさんの笑顔がたくさん見られるように、心を込めて歌わせていただきます!」(植村)と、それぞれコメントを寄せる。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」は、9月14日(水)から19日(月・祝)の6日間、奥会津、会津若松、猪苗代、郡山、相馬、いわきの各会場で行われる。チケットは発売中。イベントの収益は全て、福島県災害対策本部に義援金として寄付される。■LIVE福島 風とロックSUPER野馬追9月14日(水)16:00開演奥会津/季の郷 湯ら里9月15日(木)16:00開演会津若松/会津若松鶴ヶ城公園9月16日(金)16:00開演猪苗代湖 志田浜9月17日(土)10:00開演郡山/風とロックSUPER野馬追メインスタジアム(磐梯熱海スポーツパーク)9月18日(日)14:00開演 相馬/相馬市光陽ソフトボール場わいわいひろば9月19日(月・祝)17:30開演いわき/日産自動車いわき工場
2011年09月08日東日本大震災とそれに伴う原発事故の影響で苦難の日々が続く福島を支援するライブイベント「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」が、9月14日(水)から19日(月・祝)の6日間にかけて福島県内6会場で開催される。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」のチケット情報福島県出身のクリエイティブディレクター・箭内道彦が実行委員長を務める本企画。“NOTHING BEATS FUKUSHIMA,DOES IT?(福島は何があってもくじけないぜ)”をスローガンに掲げ、福島を音楽で元気にするために、そして福島の今を日本全国はもとより、世界に発信することを目指すプロジェクトだ。現在発表されている出演者は、猪苗代湖ズをはじめとする福島県出身アーティストのほか、サンボマスター、斉藤和義、BEGIN、西田敏行、長澤まさみなど。開催趣旨に賛同した多数のアーティスト、タレントが参加。イベントの収益は全て、福島県災害対策本部に義援金として寄付される。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」は、9月14日(水)から19日(月・祝)の6日間、奥会津、会津若松、猪苗代、郡山、相馬、いわきの各会場で行われる。チケットの一般発売は、8月21日(日)10:00より開始となる。開催にあたっては各会場の放射線量を各自治体などの協力のもと毎日計測が行われ、ライブが終了するまで公式ホームページで数値が公表される。■LIVE福島 風とロックSUPER野馬追9月14日(水)16:00開演奥会津/季の郷 湯ら里9月15日(木)16:00開演会津若松/会津若松鶴ヶ城公園9月16日(金)16:00開演猪苗代湖 志田浜9月17日(土)10:00開演郡山/風とロックSUPER野馬追メインスタジアム(磐梯熱海スポーツパーク)9月18日(日)14:00開演 相馬/相馬市光陽ソフトボール場わいわいひろば9月19日(月・祝)17:30開演 いわき/日産自動車いわき工場
2011年08月20日福島第一原発事故に伴い多くの方が避難生活を続け、また「風評被害」により観光業に深刻な打撃を受けている会津・猪苗代地方にて、復興の花火大会(「福島こども花火(猪苗代復興花火大会)」)が2011年8月13日(土)開催される。この花火大会は、同地区に避難している子ども達や、地元の子ども達に「希望」の花火を見せ、ひと夏の楽しい思い出を作ってもらいたいという地元有志と、全国の協賛者の協力で開催が決定した。また、この花火大会には「Love会津 あいづ支援プロジェクト」が協力、全国・全世界から花火玉の支援を募っている。一般の方でもYahoo!ショッピング内で直接、花火玉を購入し支援することが可能だ。ショッピング内では3号玉3000円~10号玉10万円までの花火玉を購入する形で支援ができる。7月25日現在、目標の2000発まであと908玉となり、まだまだ花火玉が足りていない状況とのこと。あなたの支援で、会津・猪苗代の子ども達に1つでも多くの花火を見せてあげてはいかがだろうか?[花火大会概要]名前:福島こども花火(猪苗代復興花火大会)日時:8月13日(土曜)19:30~(雨天翌日)場所:猪苗代町運動公園目標花火数:2000発お問い合わせ先:■Love会津 あいづ支援プロジェクトTel:03-3774-5731■猪苗代観光協会Tel:0242-62-2048プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年07月27日女優のともさかりえ、歌手のスネオヘアーが9月25日(土)、福島県国見町観月台文化センターで開催された「福島こどものみらい映画祭2010」で、共演映画『アブラクサスの祭』(加藤直輝監督)の舞台挨拶に揃って出席した。2人は8月に、「同作での夫婦役をきっかけに熱愛中」などと一部スポーツ紙などで報じられて以来、ツーショットでは初の公の場。子役の山口拓を間に挟んで挨拶に立ち、ともさかさんは「父親が郡山出身でしたので、福島には学生時代はよく来ていました。地元の皆さんには撮影中は炊き出しですとか、温かい応援をしていただいた」と感謝の弁を述べつつ、「気に入っているシーンは、スネオさんとの夫婦でのちょっとしたやりとりのシーンと、ラストのライブシーンは個人的にも思い入れもあるのでぜひ見て頂きたいです」と意味深コメントも。今作で映画初主演したスネオヘア―さんは「監督が音楽にこだわってくれて、最初で最後の主役をやらせていただきました。なんとか演じきりました」と謙遜。ロック音楽に没入する僧侶という役どころについて「お坊さんという役作りで、思い切って頭を剃髪しました。やっぱりミュージシャンなので髪の毛ってとても大事なんですよね。だから非常に残念な姿になりましたね(笑)。お寺で剃髪式をやりましたが、意味があるんですよね、坊主にするということには。俗念を断つというか、恰好のいい風に自分を見せるという気持ちを一切断つということと、教えて頂きました」と感想を述べた。本作は、福島県三春町在住の現役僧侶で芥川賞作家・玄侑宗久氏の同名小説の映画化。加藤監督は「お坊さんがロックをするというところに惹かれてこの作品を映画化したいと思いました。ライブシーンをしっかりと描きたかったので、主演の浄念役にはミュージシャンのスネオヘアーさんにお願いして、ラストのライブシーンは素晴らしいシーンになりました」と仕上がりに自信をのぞかせていた。『アブラクサスの祭』は10月9日(土)より福島県にて先行公開、12月25日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:アブラクサスの祭 2010年10月9日より福島県にて先行公開、12月25日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開© 「アブラクサスの祭」パートナーズ
2010年09月28日