日本音楽事業者協会(音事協)主催のお笑いコンテスト「あなたが選ぶ! お笑いハーベスト大賞2016」の本選会が16日、都内で行われ、お笑いトリオのトンツカタンが優勝した。音事協が毎年主催している「お笑いハーベスト大賞」は、新人や若手のお笑い芸人を"ハーベスト(収穫)"する賞レースイベント。この日は4月から6月にかけて予選会を勝ち抜いた21組のお笑いタレントが勢揃いし、準決勝で自慢のネタを披露。トンツカタン、ハナコ、やさしい雨、ヤングウッズ、マツモトクラブの5組が決勝に進出し、その5組によるネタ勝負でトンツカタンが7代目の王者に輝いた。準決勝と決勝で菅原好謙と櫻田佑がキスをするネタを披露して優勝したトンツカタン。ネタの考案者でもある森本晋太郎は「この2人がキスをしたら面白いかなと思って書きました」と明かし、キスをした櫻田は「最初は戸惑いもありましたが、キスを重ねていく内にお互い唇を求め合うようになりました」と驚かせば、新婚の菅原も「女房より櫻田の方が多いですよ」と笑わせる場面も。男性同士のキスと言うことで、同性愛をイメージするが、森本は「(キスのネタは)偶然そうなりました。でも準決勝のネタは同性愛ではなく、キスのはなかさ、キスの良さを唇と唇が触れ合う良さを伝えたかったんです。接吻のストーリーなので、同性愛とは違いますね。決勝のネタも幽霊同士のキスなので、同性愛とは一線を画したコントだと思っています。キス以外のネタの方が多いですよ!」と同性愛を否定していた。そんな彼らは、アンジャッシュやアンタッチャブル、おぎやはぎらが在籍するプロダクション人力舎所属のお笑いコンビ。初めてのタイトル獲得で賞金50万円を手にし、動画配信サービス「Hulu」の配信番組出演権も手にした。森本は「本当にこの賞レースを勝てたのはうれしいです」と喜びつつも、「去年のキングオブコントでは2回戦止まりだったので、ハーベストに泥を塗らないように他の賞でもいい結果を出したい」と意欲満々。また、3人ともアルバイトをしながら芸能活動をしているが、既婚者の菅原は若干立場が異なるようで、「僕は後輩に奢るために週1でコンビニのバイトをしています。基本的に奥さんからお小遣いをもらい、バイトもしなくていいよと言われてますから。元々ヒモだったんですが、ヒモから昇格して今は奥さんの扶養家族です!」と笑わせていた。なお、同コンテストの模様は、8月6・7日にBS日テレ(ともに24:00~25:00※日時は未定ながらCS日テレでも放送予定)で放送するほか、Hulu(8月6・7日 25:00~)でも配信される。
2016年07月17日フジテレビが主催する高校生を対象としたドラマコンテスト「第3回ドラマ甲子園」の受賞者が8日、東京・台場の同局本社で発表され、大賞には東京都在住の佐藤孝樹さん(17)の『変身』が選ばれた。同賞は、高校時代が最も感受性が高く、クリエイト能力が花開く時期であると考え、1時間のドラマ脚本を募集するもの。大賞受賞作は、執筆者本人の演出でプロのスタッフがサポートし、プロの俳優が出演して、CS放送「フジテレビTWO ドラマ・アニメ」で放送される。今回大賞を受賞した『変身』は、高校デビューを目指す主人公・祐介が、同じ中学の友人・響の力を借りて、憧れの女性・美寿々に告白するまでの紆余曲折を描く恋愛ストーリー。佐藤さんは「中高6年間男子校で生活してきて、あまり女性のことが分からないので、女の子のセリフが難しかったです」と苦労を振り返った。それでも、テレビドラマが大好きで、「いろんなドラマを見て、自分の中でできた理想的な女性像を考えて書きました…」と顔を真っ赤にして照れながら説明。「理想を投影しすぎてて、自分でも恥ずかしいです…」と心境を吐露したが、選考委員長のフジテレビ清水賢治執行役員総合開発局長から「脚本ってそういう恥ずかしいものなんだよ。自分をさらけ出すことになるからね(笑)」と諭されていた。今後8月に撮影を開始し、10月に放送予定だが、佐藤さんは希望するキャストを聞かれると、「僕すごい堀北真希さんが好きだったんですけど、ちょっとねぇ…妊娠されたということで…」と言葉に詰まってしまい、授賞式の会場は爆笑。あらためて「若手の堀北さん的な人に…」と、控えめに要望した。現在高校3年生だが、「この夏は周りで受験勉強している人を尻目に、ドラマ甲子園に集中して頑張りたいです」と強い意気込み。それでも大学進学後は「テレビ局に入って、ディレクターやプロディーサーになりたいです」と将来の夢を語り、撮影では「作っている方の情熱とか、制作の過程とかが見れるだけでもうれしいです」と喜びを語っている。なお、これまでの同賞は、1回目も2回目も、佳作を含めて全て女性が受賞してきたが、今回が佐藤さんが男性として初の受賞。佳作の2作品も男性が受賞しており、フジテレビの鹿内植氏は「かなり男性のパワーを感じる2016年でした」と講評した。
2016年07月08日読んでいた小説にすごく強引な男がでてきた。主人公の女は少し腹を立てながらも、結局は男に言いくるめられる形で彼の欲求に応えてしまう。それを読んでふと、最近、強引な男が少なくなったなあと思った。前にコラムでも書きましたが、NYでデートをした男性がいました。最初に話しかけられた時、私は冷たく彼をあしらいました。彼は去って行きましたが、美術館のベンチに腰かけている私を見つけて再びやって来ました。誘いを断り続ける私に対して「本当に美味しいレストランなんだ」「食事だけでも」「日本語を勉強してから行くよ」と諦めない彼。強引だなあと思いつつも、NYでずっと一人だった私は「じゃあ食事だけ」ということで翌日に彼と待ち合わせることになったのです。ここ最近知り合った男性はみな穏やかで優しくて気遣いができるけど、強引さとは無縁。食事を終えて「もう一軒行く?」という問いに「うーん」と難色を示すと、すぐに引き下がります。彼らは絶対に粘りません。こちらを尊重しつつも、自分が傷つきたくないんだろうなとも思います。粘って粘って、玉砕というのはイヤなんでしょうね。明らかに好意をもっているのに「好きです」とか「付き合ってください」とか、決定的な言葉を絶対に言わないのも自己保身。なあなあでなんとなく付き合っている感じにもっていけたら、という魂胆がみえみえで、白黒つけたい私としては、そんな男性に魅力を感じるはずもないのです。この前も数人で食事をしていた時に、居合わせた年下の男性が27歳だと知って、私が「10歳も違う」と苦笑いすると(正確には11歳。サバよんだ)、彼が少し真剣な顔で「10歳しか変わらんやん」と私を見ました。まったく興味がない男の子だったけど、その瞬間はドキっとしましたよね。やはり男は優しさと気遣いだけでは物足りない。強引な男性求む!なのであります。しかし、一説には強引な男がいないなあと思うのは『強引にされるほどの女じゃない』ということであるのかもしれません。仕方がない。こっちから強引にいくしかないな!待ってろ、野郎ども!
2016年07月08日ウーマンエキサイトが子どもを持つ親を対象に「子どもに将来進学させる場合、勧めたい大学はありますか?」という質問を388人にしたところ、38%が具体的な大学名を記載、残りの62%が「特にない」と回答しました。また、「お子さまに将来就いてもらいたい職業はありますか?」という質問に対しては、62%が具体的な職業名をあげたのに対し、38%が「特にない」「本人の希望に任せる」と回答しました。この結果から、親は子どもに進学させたい大学よりも、将来就いてほしい職業をあげている方が24%も多いことが分かりました。子どもの将来に安定した職業を望む親がほとんど実際に職業をあげた62%の人たちの回答を見てみると、「安定しているから」という理由で、公務員、教師、公認会計士、税理士などが多く上がりました。また、「手に職を付けてほしい」「テクノ失業にならないように、プログラマーになってほしい」「海外でも通用する通訳の仕事」など、将来子どもが困らない職業についてほしいという声も。そのほかにも「人の為になる仕事だから消防隊員や研究者になってほしい」「人の痛みや気持ちをわかてもらいたいので介護職に就いてほしい」という、いつまでも子どもの成長を願う親心が現れている回答も見られました。また、具体的な職業名をあげなかった38%の人たちは、「本人が決めることだから特にない」「自分の好きな職業ならばなんでもいい」「自らやりたいことを見つけてほしい」という意見が寄せられました。金銭的な理由から国立大を希望する声もまた、進学させたい大学名をあげた38%の回答には、就職に有利という理由から東京六大学の名前が多く、「国家資格が取れる大学ならばどこでもいい」「大学の名前や偏差値よりも就職活動をしっかり指導してくれる大学にしてほしい」など、ここでも就職先を気にしていることが分かりました。また、それとは別に「一人暮らしは金銭面的にさせられないから地元の大学にしてほしい」「学費が安いので国立大学にしてほしい」など、金銭面を考慮した理由から大学名をあげている意見も。不景気が続く今、「子どもには大変な思いをさせたくない」という親世代の思いが教育事情にも現れている結果となりました。
2016年07月04日2015年に20周年を迎えた、“映画を創る映画祭”「函館港イルミナシオン映画祭」が手がける「シナリオ大賞映画化プロジェクト」の第1弾作品『函館珈琲』。このほど、本作の公開日が9月24日(土)に決定、ポスタービジュアルが解禁となった。若き日に書いた小説「不完全な月」で新人賞を受賞後、2作目が書けない小説家・桧山英二。彼は素性を隠し、入居予定だった先輩の代わりに、函館のとあるアートアパートメント“翡翠館”にやってきた。住人たちはみな心に小さな棘が刺さったまま、それぞれガラス、テディベア、ピンホール写真に打ち込み、自分の確かな居場所を求めて、不安に打ち震えながら生きていた。函館の澄んだ空気の中に、見失っていたものを探そうともがく桧山。函館だけに流れる不思議な時間が、彼の人生をゆっくり動かしていく――。同映画祭「シナリオ大賞映画化プロジェクト」の第1弾として、2013年度函館市長賞を射止めた、いとう菜のはによるシナリオを映画化した本作。監督は、『ソウルフラワートレイン』の西尾孔志。撮影は『乱反射』『スノーフレーク』など函館の街を知り尽くしている上野彰吾、美術には『オー・ド・ヴィ』のベテラン小澤秀高、そして照明には『恋人たち』の赤津淳一ら、函館に魅了された強力な布陣が集結。主演の小説家・桧山英二役には、『仮面ライダー THE FIRST/THE NEXT』の黄川田将也、函館の翡翠館に集まる若者たちには、装飾ガラスの職人を目指す堀池一子役に片岡礼子、テディベア作家の相澤幸太郎役にはドイツ育ちの注目の新人・中島トニー、ピンホール写真家のヒロイン藤村佐和役には元「wyolica」のヴォーカルAzumiが映画初出演し、さらに主題歌を担当。カフェのマスターには、映画祭のディレクターでミュージシャンのあがた森魚。そしてミステリアスな翡翠館の主人をベテランの夏樹陽子が務めている。解禁となったポスタービジュアルでは、“書けなくなった”小説家・桧山を演じる黄川田さんを中心に、実力派キャスト陣の姿がとらえられ、夕日が眩しい函館の風景を映し出している。キャッチコピーの「ひとりぼっちの季節…この街でやさしい時間に出会った」との言葉は、まるで1杯の珈琲のように心温まる物語を予感させている。『函館珈琲』は9月24日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月03日第19回日本ホラー小説大賞・読者賞に輝く櫛木理宇の小説を映画化した『ホーンテッド・キャンパス』の“大学生限定”公開直前イベントが6月27日(月)、都内で行われ、映画初主演の中山優馬、島崎遥香と竹本聡志監督が出席した。イベントでは事前に寄せられた、キャンパスライフに関するアンケート結果が発表され、なんと96%が「いま好きな人がいる」と回答。「めっちゃ好きな人いるやん!残り4%どうした?」(中山さん)、「すごく楽しそう!」(島崎さん)と同世代の2人も大はしゃぎだったが、一方「いま恋人がいる」のは15%だけという結果で、中山さんは「世知辛いなあ」と現役大学生の恋愛事情に驚いていた。また、理想の告白シチュエーションに話題が及ぶと、中山さんは「やっぱ、屋上ですね。風を浴びながら、告白したら、いい返事が風に乗って帰ってきそう」とイメージ通りのさわやか回答。島崎さんは理想のデートを「パリ旅行」と答えたが、「でも、やっぱりパリはひとりがいいかなあ。美術館とかで、隣に(恋人が)いたらジャマかなあ」と島崎さんらしいコメントも飛び出した。映画は怖がりなのに幽霊が見えてしまう八神森司(中山さん)が、不可解な“影”に付きまとわれる片思いの後輩・灘こよみ(島崎さん)を守ろうと、オカルト研究会に入り、次々と奇怪なことが起こる呪われたキャンパスの謎を解明しようと奮闘する姿を描いている。『ホーンテッド・キャンパス』は7月2日(土)から全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月27日「第16回テレビ朝日新人シナリオ大賞」に、23歳の大学院生・寺下佳孝さんが決定した。同賞史上最年少での大賞受賞となる。今回は、計1,845編の応募があり、5月27日に井上由美子、岡田惠和、両沢和幸の選考委員3氏による最終選考会の結果、大賞に寺下さんの『ずるいよ、みんなっ!』を選出。20日、東京・六本木のテレビ朝日で授賞式が行われ、賞金500万円が授与された。寺下さんは「この場に立つため高校生のときからシナリオを書き続けてきたので、評価していただき、とてもうれしいです」と感無量。「今後どうするかが大事だと思うので、これで満足せず、自分らしいシナリオを描いていきたいと思います」と気を引き締めつつ、「いただいた賞金で、両親に旅行をプレゼントしたいですね」と親孝行な一面を見せた。選考委員の井上氏は「人間を見る目が確かで、今後楽しみな作家になると思います」と期待。岡田氏も「小さな世界をスペクタクルに描いていて、なかなかの書き手だな」、両沢氏は「ぜひ映像化してもらい、演出家がそれをどうさばくか見てみたい」と、それぞれ講評した。優秀賞(賞金100万円)には、自営業手伝い・福島伸幸さん(40)の『LastMessage』、会社員の荒木伸二さん(45)の『二十年、待って。』を選出。テレビ朝日の早河洋会長は、自身が19歳の時に脚本の賞を受賞したことに触れて、史上最年少の受賞を喜びながら、「私自身は脚本家にならなくてよかったなと思いますが(笑)、受賞者の皆さんの今後のご活躍を願っております」とエールを送った。なお、前回大賞を受賞した藤原忍氏の『少女のみる夢』は、乃木坂46の齋藤飛鳥・星野みなみのダブル主演で映像化され、同局で7月3日(深夜1:40~2:40)に放送される。
2016年06月21日伝説のレコードショップ「パイドパイパーハウス」が、タワーレコード渋谷店にて期間限定で復活。2016年7月15日(金)より約半年間の予定でオープンしていたが、今回好評を受け、さらに2017年7月14日(金)まで営業期間を延長することが決定した。「パイドパイパーハウス」とは、数々の名盤を紹介してきた日本のポピュラーミュージックの水先案内人、⻑⾨芳郎がかつて店主を務めた南⻘⼭のレコードショップ。⼭下達郎や坂本⿓⼀といったミュージシャンを始め、⾳楽評論家やクリエイターが多く出⼊りし、当時の音楽シーンを牽引する存在であった。今回の期間限定ストアでは、⻑⾨選りすぐりのCDや⼀部アナログを揃えたコーナーの設置。また、タワーレコードの現役バイヤーによる現代における“パイド的”なアーティストの紹介なども行う。当時のファンはもちろんのこと、パイドパイパーハウスを知らなくても楽しめるコンテンツとなっている。復活オープンに際して、2016年にリリースされたコンピレーションCDの第2弾『ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズ Vol.2』と、第1弾『ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズ』のアナログ盤を2017年1月25日(水)に発売。さらに、国内外の⾳楽シーンを⾒続けてきた⻑⾨による初の回顧録『PIED PIPER DAYS パイドパイパー・デイズ 私的⾳楽回顧録 1972-1989』の第2弾として、待望のディスクガイド『パイドパイパー・クラシックス(仮)』も2017年春発売される予定となっている。そして1月28日(土)には、カジヒデキとのトークショーの開催も決定。記念グッズとしてTシャツやトートバッグ、フィフス・アベニュー・バンドの7inch アナログシングル盤の限定発売など、音楽好きにはたまらない様々な企画が目白押しとなっている。【概要】『PIED PIPER HOUSE in TOWER RECORDS SHIBUYA』期間:〜2017年7月14日(金) ※予定会場:タワーレコード渋⾕店5F 特設コーナー住所:東京都渋⾕区神南1-22-14営業時間:10:00~23:00 (不定休)■商品・イベント情報・『ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズ Vol.2』2,000円+税発売日:2017年1月25日(水)収録曲数:21曲・『ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズ』アナログ盤 3,600円+税発売日:2017年1月25日(水)収録曲数:16曲・パイドパイパー・クラシックス(仮)発売日:今春 ※詳細未定・PIED PIPER HOUSE GOODS発売日:2017年1月25日(水)価格:Tシャツ 3,000 円+税、トートバッグ 2,000円+税・カジヒデキ+長門芳郎トークショー日時:2017年1月28日(土)17:30〜場所:渋谷店 5F PIED PIPER HOUSE in TOWER RECORDS SHIBUYA 前特設ステージ【問い合わせ先】TEL:03-3496-3168(代表)
2016年06月16日幸せになれる恋をしたい皆様、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。理想のタイプと出会いたい…と言っていたのは遠い昔。最近では「もう誰でもいい」と口にしてはいませんか?でも、「誰でもいい」と言い続けていると彼は見つけられません。なぜなら、本気で「誰でもいい」と思っている人などいないからです。クイズを仕掛ける女性たち 以前コラムで、クイズを仕掛ける女性について書きましたが、実は多くの女性たちがクイズ女子になっている現状があります。→記事はこちら「男性を困らせる「クイズ女子」になっていませんか?」クイズ女子とは、男性に「私の気持ちを当ててみて」「私の希望を当ててみて」という女性たちのことなのですが、「そんなことしないわ」という方でも、一度は「どこでもいい」といいながら、彼のレストラン選びについて「センスがない」と思ってしまったり、楽しい空気を作ろうとしないで「つまらなかった」と思ったりしたことがあるのではないでしょうか。そう、クイズ女子とはいい子になろうとする女性が一度はやってしまう行動なのですね。 むしろ笑顔でいることが大事そもそも女性は真面目ですから、「いい子であらねば」と思ったり、「彼に合わせたほうがモテる?」と思って本音をつぐみがちです。また、「わがまま(意見)を言わないで相手の言うことを聞いてみよう」という態度をとってもかつては、「自分好みの状況」になった実績があるのでしょう。でも、彼に合わせることよりも実は笑顔でいることのほうが大事です。「うん」と言いながら不満顔をされるよりは、「こっちがいい」と意見を言って笑顔でいてくれる女性のほうが男性人気は高いです。 希望を言って全然OK誤解されているようですが、男性は「うんうん」と素直に言うことを聞いてくれる女性だけが好きなわけではありません。もちろん、「そういう女性が好きだ」という男性もいるでしょう。でも、絶対ではないんです。たいていの場合、「うんうん」と素直にうなづく女性が喜ばれるのは、その女性が「笑顔になっているから」なのですよね。つまり、男性が評価しているのは「うんうん」と従う行為ではなくて、女性を「笑顔にした」ことなのです。そこを間違えてはいけません。 いい子である必要はないというのも、男性は自分の行動や実績を評価してほしいと思っている人たちなのですね。ゆえに、「うんうん」と意見を聞いても「面白くない」という顔をされたら、すべてが台無しになってしまうのです。なので、男性にうなづくなら、心から喜ぶのが絶対条件。できないのなら最初に自分の意見を言ったほうがいいのです。 「察してほしい」は男性には難題また、自分で意見を言わなくても、それほど「違う」と思うことなく過ごしてきた方もいるでしょう。そういう方は、男性に任せたら「意外と思う感じでなかった」ので、びっくりすることもあるでしょう。で、「この人、ないな」と思ってしまう…。けれど、それではもったいないのです。なぜなら、合コンや婚活で出会った男性は、あなたとは違う世界で生きてきた人で、違う価値観を持っているから「違った」だけの場合が多いから。 男性は聞いてくれる好みと違う時間を過ごすことになったとき、「彼は女心のわからない人だった」と切り捨てるのは簡単です。でも彼らが、実はあなたの希望を聞いてくれる人だったらどうですか?ちょっと惜しくはないですか?実は、女性が「こうしたい」と頼めば、たいていの男性は聞いてくれるものなのですよね。彼らの提案がとんちんかんなのは、「あなたの好み」を知らないから。それだけ。だから、女性は男性にヒントを出すのがとても大事です。「え、希望なんて言っていいの?」というみなさまには、今から認識を変えていただきたい。理想の男性と出会いたいのなら、むしろ理想をどんどん口にしていかなくちゃたどり着けません。理想は「選ぶ」のではなく「作る」特にあなたが大人の女性なら、「既製品」を選ぶという感覚を捨てない限り、あなたの理想の男性は絶対に現れません。なぜなら、あなたの希望をわかってくれて、かっこよくて、気が利いている男性なんてそもそも実在しないからです。いえ、もっと若いころならば、あなたの希望もそれほどに確立されてませんから「学校帰りに一緒に帰ろう」「マックに行かない?」と誘われるだけでポワーンと舞い上がれたことでしょう。けれど、今やあなたは大人の女。ということは、オリジナルの「好み」があるはず。たとえばあなたが「素敵なカフェが好き」だとして、それがどんなカフェなのか男性が知らないのは当たり前。だから「変な居酒屋に連れて行く気が利かない人ね」と思ったら、男性を切り捨てるのではなくて、「こんなカフェが好きなんです」と男性にヒントを出していこうではないですか。するとたいていの男性は、叶えようとしてくれますから! 「誰でもいい」というスタートでOK「誰でもいい」と言いながら、なかなか彼ができないという方は、「誰でもいい」という考えに誤解があることを自覚するのが大事です。もちろん、スタートは「誰でもいい」でOK.でも、そこはあくまでもスタートでしかないのですよね。その先の道は、自分で手を加えてオリジナルを作っていかなくては。だってあなたの「理想の彼」はあなたしか知らないのだから。今回のまとめ「誰でもいい」を「理想の人」に仕上げていこう!
2016年06月15日第19回日本ホラー小説大賞・読者賞に輝く櫛木理宇の小説を映画化した『ホーンテッド・キャンパス』の完成披露試写会が6月14日(火)、都内で行われ、中山優馬、島崎遥香、大野拓朗、高橋メアリージュン、「ジャニーズJr.」の安井謙太郎、竹本聡志監督が出席した。怖がりなのに幽霊が見えてしまう八神森司(中山さん)が、不可解な“影”に付きまとわれる片思いの後輩・灘こよみ(島崎さん)を守ろうと、オカルト研究会に入り、次々と奇怪なことが起こる呪われたキャンパスの謎を解明しようと奮闘する。中山さんにとって、本作は初の主演映画で「思い入れが深いです。ホラー、青春、恋愛のエッセンスが詰まった新鮮な映画」と感激した表情。自身が演じる役どころについては、「ヘタレですけど、演じやすかった。自分と共鳴する部分があるのかなと思った」と語った。そんな中山さんは本作のクランクアップ後、主人公同様「霊が見えるようになった」と明かし、「自宅のベランダに置いてあるイスに、シャドーマンが座っていた」と怪奇現象を告白。シャドーマンは影のように見える未確認物体だそうで、「こっちが気づくと消えてしまうので、気づかないふりをしていたら、最終的に10体くらいいて(笑)。悪い気はしなかったですけど」と涼しい顔だった。ヒロイン役の島崎さんが、「いかにピュアさを出せるか意識した」と語ると、大野さんは「ピュアでしかなかった」とリップサービス。ホラーが苦手と自称する高橋さんは「いままで、ホラーの仕事はことごとく断ってきた。でも、この作品は人間ドラマがあり、苦手な人にも安心して観てもらえる」とアピールした。また、イジられキャラの安井さんは、中山さんから「安田くん」、大野さんから「安本くん」、高橋さんから「安村くん」とことごとく名前を間違えるボケを食らい、そのたび「安井だわ!」と突っ込んでいた。『ホーンテッド・キャンパス』は7月2日(土)から全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月14日ペドロ・アルモドバルが製作し、2015年の第72回ヴェネチア国際映画祭で監督賞となる銀獅子賞に輝いた『エル・クラン』が、9月より日本で公開されることがこのほど、決定した。本作は、1983年にアルゼンチンで実際に起きた、裕福な普通の"家族"が世界を揺るがさせた事件を映画化したもの。周囲からも慕われる父と母、そして息子3人に娘2人の"プッチオ家"が幸せな暮らしをしていた折、金持ちの家を狙った高額の身代金事件が多発する。近所で不安が募る一方、変わらない生活を続けるプッチオ家。彼らの裏には隠された秘密が明らかになり、衝撃的なクライマックスが描かれる。ヴェネチアの銀獅子賞をはじめ、第10回アルゼンチンアカデミー賞では最多5部門(撮影、新人男優、美術、衣装、録音)を受賞する快挙を遂げ、本国アルゼンチンでは大ヒット映画『人生スイッチ』(15年)をオープニングで抜き、動員数300万人を記録。第30回ゴヤ賞のイベロアメリカ映画賞、第40回トロント国際映画祭でPlatform Prize特別賞、第32回マイアミ国際映画祭で観客賞を受けるなど世界の映画祭で評価されたほか、アメリカの映画批評家サイト「Rotten Tomatoes」でも90%の満足度を得ている。なお、銀獅子賞は、これまで北野武監督(『座頭市』)やキム・ギドク監督(『うつせみ』)、ポール・トーマス・アンダーソン監督(『ザ・マスター』)など各国を代表する監督たちが受賞。そして昨年、本作でメガホンを取ったアルゼンチンのパブロ・トラペロ監督が、その仲間入りを果たした。(C)2014 Capital Intelectual S.A. / MATANZA CINE / EL DESEO
2016年05月27日「第4回 阪急パンフェア」が、阪急うめだ本店で2017年5月3日(水・祝)から8日(月)まで開催される。開催第4回目を迎える今回は、同フェアお馴染みの店舗から、新登場の店舗まで全110ブランドが集結。ピクニックにぴったりのサンドイッチや、関西の名ブーランジェが作るホットドッグをはじめ、食事系からスイーツ系まで充実のラインナップが楽しめる。会場限定の“おいしいコラボ”が楽しめるのも「阪急パンフェア」の魅力。本場ドイツで修行を重ね、素材選びから製法までこだわりを追求する芦屋の食肉加工品専門店「メツゲライクスダ」と、フランスで開催されるパンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」部門賞に輝いた谷口シェフがオーナーシェフを務める、夙川「ブーランジェリー・フリアンド」など、関西を代表するブーランジェリー各店がコラボ。ここでしか味わえないホットドッグやサンドウィッチが堪能出来る。ほかにも、全国のご当地パン、人気店の食パンやベーグル、パンのお供にぴったりのバターやジャム、パンをモチーフにした雑貨の販売など、とにかくパン尽くしの内容となっている。全国の人気パンが一堂に集結する貴重なこの機会に、お気に入りの一品を探しに足を運んでみてはいかがだろう。【開催概要】「第4回 阪急パンフェア」開催期間:2017年5月3日(水・祝)〜8日(月)会場:阪急うめだ本店 9階 催場
2016年05月27日第25回日本映画批評家大賞授賞式が26日、都内で開催され、作品賞に『ソロモンの偽証』が選ばれた。同賞は、映画評論家の、故・水野晴郎さんが1991年に立ち上げ、「だれにも気兼ねなく、映画批評家たちが自分たちで賞を選ぶ」ことを趣旨に、映画評論家のみが選考委員として名を連ねる。作品賞に選ばれた『ソロモンの偽証』(松竹)は、宮部みゆき原作の法廷サスペンス。脚本賞に真辺克彦、新人女優賞に藤野涼子、新人男優賞に板垣瑞生と、4冠に輝いた。選考委員の島敏光は「一人一人全員が素晴らしい。その他大勢と言っていいような若者たちも一生懸命頑張って、役者の力、監督の力、作品の力が一つになり、日本映画を代表するような作品になった」と評価した。成島出監督は「映画監督になっていなかったら、もうこの世にいなかったと思う。映画に生かされているという思いがあります」と自身について語り、「日本映画を代表する賞をいただいて、今後も頑張って日本映画のために全力で行かせていただきたいと、思いを新たにしました」と、映画への思いを強く表した。また、監督賞には『バクマン。』の大根仁監督が選出された。自分では「まだ新人の気持ち」と話しながらも、「こういう賞をいただけるのであれば、これからは自分で映画監督と名乗っていきたいと思います」と決意。主演男優賞には『岸辺の旅』で選出された浅野忠信は「カンヌでも審査員賞(第69回カンヌ国際映画祭 ある視点部門)をいただいて、帰ってきてこの賞をいただけて、嬉しいですね」と喜びの言葉を発した。主演女優賞に選ばれた多部未華子(『ピースオブケイク』)は、2005年に新人女優賞を受賞しているが「10代でしたし、普通に就職していると思っていたので、びっくりしています」と振り返った。さらに「求められなければならない仕事ですので、どんな役でも、求められ続けたいと思います」と、今後の抱負を語った。○第25回日本映画批評家大賞 受賞リスト新人男優賞(南俊子賞)…山田涼介(『グラスホッパー』)新人男優賞(南俊子賞)…板垣瑞生(『ソロモンの偽証』)新人女優賞(小森和子賞)…藤野涼子(『ソロモンの偽証』)助演女優賞…満島ひかり(『駆込み女と駆出し男』)助演男優賞…伊藤淳史(『ビリギャル』)主演女優賞…多部未華子(『ピースオブケイク』)主演男優賞…浅野忠信(『岸辺の旅』)新人監督賞…松永大司(『トイレのピエタ』)監督賞…大根仁(『バクマン。』)選考委員特別賞…濱口竜介(『ハッピーアワー』)編集賞(浦岡敬一賞)…伊藤伸行(『天空の蜂』)ドキュメンタリー賞…松本貴子(『氷の花火 山口小夜子』)映画音楽賞…池永正二(『味園ユニバース』)脚本賞…真辺克彦(『ソロモンの偽証』)撮影賞…町田博(『FOUJITA』)特別賞…中みね子(『ゆずり葉の頃』)特別賞…豊島公会堂特別賞…松永文庫作品賞…松竹『ソロモンの偽証』ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)…草村礼子ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)…仁科亜季子ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)…浜田光夫ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)…吉永小百合ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)…山田洋次
2016年05月27日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPのメンバーで俳優の山田涼介が26日、映画『グラスホッパー』で日本映画批評会大賞 実写部門 新人男優賞(南俊子賞)に選出され、都内で開催された授賞式に出席した。同作が映画初出演だったという山田は、「”蝉”という役は猟奇的な若き殺し屋で、自分にとっても演じたことのない役だったので、初めての映画で自分に務まるのかなという不安はあったんですけど、今回このような賞をいただけて光栄に思ってます」と感謝の意を述べた。山田は、共演の浅野忠信との決闘シーンの後、2人で風呂に入ったエピソードを披露。「浅野さんが『山田くんはもっと映画に出たほうがいいよ、頑張って欲しいよ』と言ってくれたことが本当に胸に残っております。これから出させていただく映画に少しでも貢献できるような役者になっていきたいと思います。これからも精進していきます」と今後の決意を語った。映画『岸辺の旅』で主演男優賞を受賞した浅野も、自分のスピーチの際に「山田くんもありがとうございます」と言葉を返していた。女優・評論家の津島令子は、「Hey! Say! JUMPの、アイドルの顔を封印してグラスホッパーで演じ、全身から漂う殺気や荒んだ雰囲気に圧倒されました。もっともっとこの人をスクリーンで見たいなと思わせてくれた作品でした」と選出の理由を語った。そして「今度は『鋼の錬金術師』、期待しています。これからも、ますます日本映画に出てください」とエールを送った。また、司会の江木俊夫は「40年前に私もジャニーズ事務所でフォーリーブスというアイドルグループで、山田くんを見て自分の昔を思い出しました」としみじみ昔を振り返っていた。
2016年05月26日第25回「日本映画批評家大賞」実写部門の授賞式が5月26日(木)、東京芸術劇場にて行われ、新人男優賞(南俊子賞)を受賞した「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が出席した。山田さんは「映画に少しでも貢献できる役者になりたいと思っています」と、熱くコメントを寄せた。「日本映画批評家大賞」は、映画界を励ます目的のもと、現役の映画批評家が集まって実行するもの。1991年に水野晴郎が発起人となり、現役の映画批評家たちの提唱により誕生した、批評家による批評家だけの目で選んだほかに類を見ない賞の位置づけだ。山田さんは今後の日本映画界を担う役者に贈る新人男優賞での受賞となった。受賞作となった『グラスホッパー』では、「Hey! Say! JUMP」で見せるアイドルとしての顔を完全に封印し、心の奥に深い闇を抱える殺し屋を見事演じ切った。受賞にあたり、山田さんは「僕は『グラスホッパー』で映画デビューしました。演じた役は若き殺し屋で猟奇的と、自分にとっても演じたことのない役だったので、初の映画でこの役が自分に務まるのかなと不安はありました。でも名誉ある賞をいただけて光栄に思っています」と、喜びで目を輝かせた。また、山田さんは本作で共演した浅野忠信との思い出も披露し、「この撮影で浅野忠信さんとご一緒して、決闘シーンの後に血だらけのまま風呂に入ったんです。そのとき浅野さんに『山田君、もっと映画に出たほうがいいよ、頑張ってほしい』と言われたこと、胸に残ってます」と、会場に主演男優賞の授与で出席していた浅野さんに目線を配った。すると、浅野さんもうれしそうに微笑み、自身のスピーチの際に「山田君、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と、映画俳優としてのエールを交わし合っていた。そのほか、『ソロモンの偽証』で新人女優賞(小森和子賞)に藤野涼子、新人男優賞(南俊子賞)に板垣瑞生が、それぞれ受賞となった。1万人の応募者から主役を射止めた板垣さんは、「人間としても俳優としても全然ひよっこな自分がこの賞をいただけたことに、喜びを感じています。家宝にしたいと思っています。またここに戻ってこれるよう、精進していきたい」と、緊張しながらもしっかりとスピーチを行った。<第25回 日本映画批評家大賞/おもな受賞結果一覧>作品賞:『ソロモンの偽証』監督賞:大根仁(『バクマン。』)新人監督賞:松永大司(『トイレのピエタ』)主演男優賞:浅野忠信(『岸辺の旅』)主演女優賞:多部未華子(『ピース オブ ケイク』)助演男優賞:伊藤淳史(『ビリギャル』)助演女優賞:満島ひかり(『駆込み女と駆出し男』)新人女優賞(小森和子賞):藤野涼子(『ソロモンの偽証』)新人男優賞(南俊子賞):山田涼介(『グラスホッパー』)、板垣瑞生(『ソロモンの偽証』)選考委員特別賞:濱口竜介(『ハッピーアワー』)ゴールデングローリー賞(水野晴郎賞):草村礼子、仁科亜季子、浜田光夫ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):吉永小百合、山田洋次ドキュメンタリー賞:松本貴子『氷の花火 山口小夜子』(cinamacafe.net)
2016年05月26日歌手のアデルが、9,000万ポンド(約144億円)相当のレコード契約を交わす方向だという。アデルは世界中に向けてのリリースを担当することになるソニーからこの巨額を提示されていると言われており、同社の関係者は「この世代最高のスターミュージシャンを獲得しました。これは大きなことです」「アデルのXLレコーディングスとの契約が満期になりましたし、アメリカではすでに提携していましたからね」「9,000万ポンド相当の契約になりますし、ソニーが世界中で独占販売をする権利を得られることになります」と状況を説明している。この巨額契約の背景にはアデルのマネージャーであるジョナサン・ディケンズの尽力があるようで、前述の関係者はザ・サン紙に「ジョナサンがここ2年間くらいに渡って話をまとめてきました。彼はアデルの市場での価値を十分に分かっていますので、9,000万ポンドというスタンスを崩さなかったんです」と続けた。現在でも8,500万ポンド(約136億円)の推定資産を持つとされるアデルは最近も高い評価が続いており、19日に開かれた第61回アイヴァー・ノヴェロ賞でアルバム『25』でソングライター・オブ・ザ・イヤーに輝いていたほか、22日に行われたビルボード・ミュージック・アワードでもトップ・ビルボード200アルバム賞を含めた4部門に輝いていた。(C)BANG Media International
2016年05月24日第69回カンヌ国際映画祭授賞式が5月22日夜(現地時間)に開催され、イギリスの名匠ケン・ローチ監督の『I,Daniel Blake』(原題)が最高賞パルムドールに輝いた。2006年の『麦の穂を揺らす風』以来、10年ぶり2度目のパルムドール受賞となったケン・ローチ。『I,Daniel Blake』は、心臓病で失業した木工職人ダニエルと、貧困にあえぐシングルマザーのケイティが生活保護を求めるものの拒まれ、窮地に陥る姿を描く。社会主義者として知られるケン・ローチは「貧困にあえぐ人々に取材した作品で、このような豪華な場にいるのは、やや違和感がありますが」と前置きしつつ、「カンヌ映画祭を支える労働者の人々に感謝します」とスピーチした。社会保障システムの欠陥を告発しつつも、『天使の分け前』に通じるユーモアもあり、観客、評論家の評価も高く、納得の結果となった。次席にあたるグランプリは、カナダの若き天才グザヴィエ・ドランの『It’s Only The End of the World』(原題)に贈られた。一昨年『Mommy/マミー』で審査員賞を受賞したグザヴィエは、さらなる名誉に感激の涙をぬぐった。本作はギャスパー・ウリエル、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセルらフランスのオールスターで描く、秘密を抱えた家族のドラマ。受賞者会見でグザヴィエは「いままでは観客はどう思うのか、ということを考えていたが、これからは自分に忠実でありたい」と語った。監督賞はクリスチャン・ムンジウとオリヴィエ・アサイヤスの同時受賞。アサイヤスが『アクトレス~女たちの舞台~』に続いてクリステン・スチュアートを起用した『Personal Shopper』(原題)は心霊映画だったためか現地での評価が低く、『マッドマックス怒りのデスロード』のジョージ・ミラー率いる審査員団の意外な選択に記者席からはブーイングが起きた。このほかの主な受賞作は以下の通り。パルムドール『I, Daniel Blake』ケン・ローチ(イギリス)グランプリ『It’s Only The End of the World』グザヴィエ・ドラン(カナダ)監督賞『Graduetion』クリスチャン・ムンジウ(ルーマニア)監督賞『Personal Shopper』オリヴィエ・アサイヤス(フランス)脚本賞『The Salesman』アスガル・ファルハーディー(イラン)審査員賞『American Honey』アンドレア・アーノルド(イギリス)男優賞『The Salesman』シャハーフ・ホセイニ(イラン)女優賞『Ma’ Rosa』ジャクリン・ホセ(フィリピン)(photo / text:Ayako Ishizu)
2016年05月23日第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の大人気コミックを映画化、昨年公開され大ヒットした映画『海街diary』が21日(土)放送の土曜プレミアムでテレビ放送される。物語の中心となる“四姉妹”を綾瀬はるか(長女)、長澤まさみ(次女)、夏帆(三女)、広瀬すず(四女/異母妹)が演じるという豪華な配役にも話題が集まった。鎌倉で暮らす三姉妹、幸、佳乃、千佳の元に、15年前家を出ていった父の訃報が届いた。長い間疎遠になっていた父の葬儀のため、山形に向かった3人はそこで異母妹・すずと初めて会う。身寄りのなくなった彼女が、葬儀の場でどうしようもない大人たちの中で毅然とふるまう姿を見て、長女・幸は別れ際に「すずちゃん…鎌倉にこない?いっしょに暮らさない?4人で」と提案するのだが――。綾瀬さん、長澤さん、夏帆さんの三姉妹と離れて暮らす実母・都役に大竹しのぶ。長女・幸と妻がいながらも心を寄せ合う椎名和也役に堤真一。次女・佳乃が働く信用金庫の上司・坂下美海役に加瀬亮。さらに「まえだまえだ」の弟・前田旺志郎、鈴木亮平、池田貴史、坂口健太郎など若手俳優が集結。そして4姉妹が住む鎌倉にある飲食店「海猫食堂」の店主・二ノ宮さち子役に風吹ジュン。山猫亭の店主・福田仙一役にはリリー・フランキーと脇を固めるキャストも豪華。監督は『ワンダフルライフ』『そして父になる』などで知られ、最新作『海よりもまだ深く』が21日(土)から公開された是枝裕和がメガホンを取った。今年70回目を迎えた「毎日映画コンクール」では綾瀬さんと長澤さんが女優主演賞&助演賞をW受賞したほか、今年3月の第39回日本アカデミー賞では最多12部門で優秀賞を受賞、最優秀作品賞、監督賞のほか撮影、照明でも最優秀賞を獲得、4冠を達成している。また、第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でも公式上映され、海外でも高い評価を得た作品である。土曜プレミアム・映画『海街diary』は21日(土)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2016年05月21日「第29回東京国際映画祭」が、2016年10月25日(火)から11月3日(木・祝)まで、東京・六本木ヒルズを中心に開催される。今年の目玉は、2つの大きな日本映画特集。1つ目は今年のアニメーション特集として、最新作『バケモノの子』(15)の大ヒットも記憶に新しい映画監督・細田守の特集だ。細田監督の初期の貴重な作品から最新作までを紹介する初の大規模上映となる。2つ目の特集は、近年の日本映画を振り返り、現在の日本を代表する作品の数々を映画祭独自の視点でセレクションするJapan Now部門。今年の特集は、国内外で幅広く活躍し、アジアで絶大な人気を誇る日本を代表する映画監督・岩井俊二だ。ハリウッドやアニメーションなど新しい挑戦を経て、久しぶりに日本で手がけた実写最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』が注目を浴びている今年、改めて岩井監督の仕事を振り返る。【開催概要】「第29回東京国際映画祭」開催期間:2016年10月25日(火)〜11月3日(木・祝)会場:六本木ヒルズ(港区)他
2016年05月15日関西で最も長い歴史を持つ漫才賞『第51回 上方漫才大賞』(ラジオ大阪・関西テレビ主催)の発表会が14日、大阪・梅田芸術劇場で行われ、漫才コンビのオール阪神・巨人が大賞に輝いた。オール阪神・巨人は第17回(1982年)、第18回(1983年)、第20回(1985年)にも大賞を獲得しており、受賞は31年ぶり4回目。過去3回受賞している横山やすし・きよし、中田カウス・ボタンを凌ぐ歴代最多となる。オール巨人は「まさか4回目がもらえると思わなかった。40周年で8都市を回ったのが評価されたのかなと。ちゃんと見ていただいてたんだなとありがたく思っています」と受賞の喜びを。オール阪神は「これが漫才で最後の賞になるかなと思ったけど、もらってみるともうひとつ欲しい。もらえるなら5回、6回ともらいたい(笑)」とさらなる"V"に意欲を見せた。昨年は芸能生活40周年記念公演の成果が認められ、「芸術選奨文部科学大臣賞」を受賞するなど目覚ましい活躍を見せた上方漫才界の大ベテラン。今年も漫才の新たな試みを計画中という。巨人は「文部科学大臣賞とのダブル受賞で、もうちょっとがんばれと言われてるのかなと。40周年を超えてゆっくりしようかと思ってましたが、来年もなにかもらえるようにがんばります」と意気込んでいた。また、同大会では奨励賞と新人賞が当日披露するネタで競い合う賞レース形式で争われ、奨励賞を銀シャリ、奨励賞をコマンダンテが獲得した。発表の瞬間、思わず抱き合って喜びを爆発させた銀シャリ。昨年も奨励賞にノミネートされていたが惜しくも受賞を逃していただけに「めっちゃうれしいですよ!」と興奮冷めやらぬ橋本は、鰻との抱擁の理由を「やっと獲れたっていう"安堵の抱きしめ"です(笑)」と説明。「全国の賞レースを"上方"を背負って戦いたかったので、『上方漫才大賞』の奨励賞は本当に欲しかった」と感慨深げだった。一方、新人賞のコマンダンテも昨年の雪辱を果たしての受賞。石井は「去年の大会を研究して、今年は僕ららしさを出すネタで獲りに行った」と語り、今年2月の「ytv新人漫才賞」優勝に続く快挙に「正直、笑いが止まらないです!」と満面の笑顔を見せていた。
2016年05月15日25回目を迎えた「日本映画プロフェッショナル大賞」の授賞式が5月3日の深夜に開催され、主演男優賞に輝いた染谷将太、川瀬陽太、主演女優賞の多部未華子、大賞に輝いた『バクマン。』の大根仁監督、監督賞の『野火』の塚本晋也監督ら、多くの映画人が出席した。映画ジャーナリストの大高宏雄氏が主催する世界でも類を見ない個人による映画賞であり、大高氏に賛同するジャーナリストや記者、映画関係者が審査委員を務め、各賞を決定。今年は、「週刊少年ジャンプ」に連載された人気漫画を原作に、佐藤健&神木隆之介主演で、漫画家を目指す高校生たちの姿を描いた大根仁監督『バクマン。』が大賞に輝いた。大根監督は本作に関して「まずヒットさせることが命題で、賞をいただけるとは思ってなかった」と受賞への驚きを口にする。自身、監督デビュー作『モテキ』で同省の新人監督賞を受賞し、続く『恋の渦』も超低予算ながら俳優陣が新人奨励賞を受賞。そうした縁の深さも踏まえて「これからも映画を作るなら、日プロは狙っていきたい」と語っていた。各賞のプレゼンターに、受賞者や受賞作品と関わりの深い俳優らが来場するのも同省の大きな特徴だが、大賞の『バクマン。』のために、同作でヒロインを演じた小松菜奈が来場!オーディションで役を勝ちとった小松さんだが「迷惑をかけてばかりで…」と苦笑交じりに撮影を述懐。大根監督は「すごくヘタクソでした!オーディションでも名だたる女優を差し置いて、一番ヘタ(笑)!でも光るものがあった」と起用の理由を説明し「撮影から2年経って、いまこのポジションにいるというのはすごいこと」と自身が見出したヒロインの引っ張りだこの現状を喜んでいた。また、監督賞は大岡昇平の同名小説を映画化した『野火』の監督・主演を務めた塚本晋也監督が受賞。「『いましかない!』と思って作りました」と衝動に突き動かされ、本作を作り上げたと語る。リリー・フランキーがプレゼンターに登場したが、同作でヴェネツィア国際映画祭を訪れた際、受賞はならなかったが、その代わりに現地の土産屋で300円ほどで買ったという、小さな金獅子の置物を塚本監督にプレゼントし、会場は爆笑に包まれた。主演男優賞の染谷さんのために『さよなら歌舞伎町』から共演の前田敦子と廣木隆一監督、『ソレダケ/that’s it』から石井岳龍監督がプレゼンターとして来場!これには染谷さんも感激しきりで「一緒に作品を作り上げた仲間に祝っていただけるのは嬉しい」と満面の笑みを浮かべる。前田さんは「染谷くんはどの作品で観ても、いつもピカイチ!さすが!この賞がふさわしい」と手放しで称賛を送った。染谷さんよりもさらに下の世代の俳優の中には、染谷さんに憧れているという者も多数いるが、こうした声に染谷さんは「俺に憧れたら痛い目に遭いますよ(笑)」と首を振る。今後の俳優人生についても「どういう役者になりたいか?特にないです。雇われ仕事ですから、雇われないと仕事がない!自分にできることを黙々とやっていけたら」とマイペースな口調で語っていた。「第25回日本映画プロフェッショナル大賞」受賞一覧大賞:『バクマン。』監督賞:塚本晋也(『野火』)主演男優賞:染谷将太(『さよなら歌舞伎町』『ソレダケ/that’s it』)主演男優賞:川瀬陽太(『ローリング」「犯る男」)主演女優賞:多部未華子(『ピース オブ ケイク』『映画 深夜食堂』)新人監督賞:安川有果(『Dressing Up』)新進プロデューサー賞:深田誠剛、小野仁史(『恋人たち』)特別功労賞:芦澤明子(『岸辺の旅』および、長年の映画撮影の功績に対して)(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよなら歌舞伎町 2015年1月24日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会バクマン。 2015年10月3日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「バクマン。」製作委員会
2016年05月04日マーク・ロンソンとコラボした「Uptown Funk」が今年のグラミー賞で最優秀レコード賞に輝いたブルーノ・マーズ。その「Uptown Funk」はギャップ・バンドの「Oops Up Side Your Head」に酷似しているとして訴訟を起こされ、作曲者のクレジットにギャップ・バンドのメンバーやプロデューサーのロニー・シモンズを追加、ロイヤリティも配分されることになり問題となったが、今度は違う曲に訴訟問題が起きていると「HollywoodLife.com」が報じている。今回、ブルーノが直面しているのは2010年の大ヒットソング「Grenade」が盗作だとして刑務所に服役中のジョナソン・パケット氏から約22億円の賠償金を求められている件。ジョナソン氏の主張は、ブルーノが「Grenade」を発表するずっと前に自身がYouTubeに投稿していた「Cry」という曲に「Grenade」が曲も歌詞も似すぎているとのこと。ジョナソン氏は動画を投稿した当時、ブルーノが現在所属している「アトランティック・レコード」と仕事をしており、「Grenade」が発売される13か月前に「Cry」のリリースが決定していたと言う。しかし彼はどんな罪かは明らかになっていないが、刑務所に服役することになり、リリースはお流れに。なぜいまさら訴えを起こしたのかというと、服役中のため最近になって初めて「Grenade」を聴き、自分の曲を盗まれたと実感したらしい。ヒット曲が生まれると起こりがちな盗作疑惑問題。テイラー・スウィフトやレディー・ガガなども歌詞や曲、MVの盗作疑惑で過去に訴訟を起こされている。(Hiromi Kaku)
2016年04月20日5月14日に開催される「第51回 上方漫才大賞」のノミネート者発表会が12日、大阪・カンテレ本社で行われた。発表会には、奨励賞、新人賞のノミネート者が出席。奨励賞には、銀シャリ、チキチキジョニー、スーパーマラドーナ、なすなかにし、ジャルジャルの5組が候補に決まり、欠席のジャルジャルを除く4組が登場した。銀シャリは鰻が「去年結婚しましたが、ノミネートは結婚よりうれしいです!」と喜びを語るも、併せて行われたネタ順を決める抽選会で、賞レースには不利ともいわれるトップバッターに決定。「1番を引いたら賞も獲れると思ってたんですよ!なんとなくですけど…」と強がってみせ、笑わせていた。一方、4番目に決まり、ラストのジャルジャルの前にネタを披露するなすなかにしは、中西が「今日からジャルジャルのネタを研究して、先に同じネタを被せたろうかなと思ってます(笑)」と奇策を明かしていた。新人賞には、ミキ、コマンダンテ、トット、どんぐり兄弟、尼神インター、アルミカン、マルセイユの7組がノミネート。男勝りなやんちゃキャラで知られる尼神インター・渚は、同じ女性コンビのアルミカン・赤坂に「おまえ、えらいブスやな~」といきなりケンカをふっかけ、これには一同から「ガラ悪い!」と総ツッコミが。だが、まったく動じない渚は「関西の女性漫才コンビでどちらがおもしろいかを見せつけたいです。あと、誰も見てなかったら手ぇ出したい(笑)」とぶち上げ、これに赤坂が「それなら、私も手ぇ出します(笑)」と応戦するなど、オンナのバトルで会場を盛り上げていた。大賞の候補者には、海原やすよともこ、中川家、オール阪神・巨人が決定。受賞者は大会当日に発表され、会場で授与式が行われる。なお、「第51回 上方漫才大賞」の模様は、5月14日(15:00~)よりカンテレ、ラジオ大阪で生放送される。
2016年04月13日inMusic Japanは、AKAI ProfessionalブランドのBluetooth対応リスニング用アナログレコードプレーヤー「BT500」を発売する。発売日は4月9日。価格はオープンプライスで、市場予想価格は4万9,800円。同製品では、モーターのノイズや振動を機械的に排したベルトドライブ方式を採用し、重量感のあるアルミダイキャスト・プラッターを駆動させることにより、優れた回転精度とS/N比を実現する。また、精度の高いカウンターウェイトやストレート・トーンアーム、完全な水平設置が可能な水平器とアジャスタブルな脚部、楕円形VM型オーディオテクニカ製カートリッジと安定性の高いゴム製のスリップマット、LINE/PHONO切り替え可能な内蔵フォノプリアンプ、コンピュータやiOSデバイスにアナログ・レコードの音声をデジタル化可能なUSB端子、Bluetoothストリーミング機能など、音質を優先した各パーツと機能を、ウォールナット仕上げの木製パネルを基調とした伝統的なデザインに統合している。
2016年04月04日「マンガ大賞2016」の授賞式が29日、ニッポン放送イマジンスタジオにて行われ、野田サトル氏の漫画作品『ゴールデンカムイ』が大賞に選ばれた。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中の『ゴールデンカムイ』は、日露戦争の帰還兵で、"不死身の杉元"として恐れられた青年・杉元佐一が、隠された金塊をめぐって北海道全土を舞台に繰り広げる冒険劇が描かれる。アイヌ民族の少女アシリパをはじめとした魅力的なキャラクターや、ミステリー、歴史、民俗、サバイバル技術など、多様な要素が凝縮されたエンターテインメント作品となっている。受賞のコメントを求められた野田氏は、「『ダンジョン飯』に勝ててうれしい」と、同じく「マンガ大賞2016」ノミネート作で、「全国書店員が選んだおすすめコミック2016」において1位に輝いた人気コミック『ダンジョン飯』を引き合いに喜びの第一声。本作を描いたきっかけについて尋ねられると、「主人公の杉元佐一というのは自分のひいじいちゃんの名前なんです。屯田兵として戦ったひいじいちゃんの話をいつか描きたいと思っていました」と、意外な事実とともに動機を明かした。さらに、「実際になかなか話を広げていくことができずにいた時に、担当編集の大熊さんが北海道を舞台にした狩猟小説を薦めてくれました。それがおもしろかったので、その2つをくっつけちゃえばいいやと始まりました」と説明。作品で描くものにはリアリティを出すために、知床や網走刑務所など、作中のモチーフとなった場所をはじめ、現地の猟師を取材したという野田氏。さらにアイヌ文化に造詣の深い中川裕教授がアイヌ語監修を務めるなど、あらゆる面で本物を志向している。創作へのこだわりについても野田氏は、「やはり取材で、本物を見て描くようにしています。徹底的に取材して詳細に描くことで、現地の方にも、『こいつ本気だ』と思ってもらえるんです」とコメント。授賞式に参加した担当編集の大熊八甲氏も、「野田先生は、その行動力と、情報・知識量を作品に落としこむ力がすごい」と語る。式では、野田氏が描き下ろした受賞イラストも公開された。今年ノミネートされたのは、『ゴールデンカムイ』をはじめ11作品。そのほかの順位は以下となる。「マンガ大賞2016」順位大賞 野田サトル『ゴールデンカムイ』2位 九井諒子『ダンジョン飯』3位 石塚真一『BLUE GIANT』4位 三部けい『僕だけがいない街』5位 たかみち『百万畳ラビリンス』6位 沙村広明『波よ聞いてくれ』7位 眉月じゅん『恋は雨上がりのように』8位 安藤ゆき『町田くんの世界』9位 東村アキコ『東京タラレバ娘』10位 山本さほ『岡崎に捧ぐ』11位 イーピャオ 小山ゆうじろう『とんかつDJアゲ太郎』
2016年03月29日パナソニックは3月24日、テクニクスブランドのアナログレコードプレーヤー「SL-1200GAE」を発表した。発売は6月中旬で、希望小売価格は税別330,000円。世界で1,200台、日本で300台の限定販売で、シリアルナンバーを刻印したテクニクス50周年記念プレートが付いている。SL-1200GAEは、テクニクス50周年を記念して開発されたアナログプレーヤー。CES 2016で海外発表されていたが、このたび日本での発売が正式にアナウンスされた。1972年から2010年まで生産していたターンテーブル「SL-1200」を音質の観点で見直し、性能を向上させている。駆動はダイレクトドライブ方式で、回転ムラや微小な振動であるコギングを防止する「コアレス・ダイレクトドライブモーター」を新開発。また、モーターの動作状態に合わせて駆動モードを切り替える高精度なモーター制御技術により、高安定性を実現した。トーンアームパイプにはアルミ材を使用。トーンアーム軸受部に切削加工のハウジングを使用したベアリングを採り入れることで、レコード盤を正確にトレースするという。プラッターは3層構造。真鍮板とアルミダイカストシャーシを強固に一体化し、不要共振を排除するデッドニングラバーと組み合わせている。きょう体は、重量級ゴムベース、BMC(バルク・モールディング・コンパウンド)シャーシ、アルミダイカストシャーシによる従来の3層に、厚さ10mmのアルミトップパネルを加えた4層構造で、耐振動性を向上させた。回転数は33 1/3、45、78。適用カートリッジ重量は14.3~28.5g(ヘッドシェル含む、付属ウェイト2種)。出力はフォノ×1、アース×1を装備する。S/N比は78dB。サイズはW453×D372×H173mm、重量は約18kg。
2016年03月24日昨年、2年連続で日本レコード大賞を受賞し、2月公開の初ドキュメンタリー映画『Born in the EXILE ~三代目 J Soul Brothersの奇跡~』はヒットを記録するなど、いまもっとも勢いのあるグループのひとつ「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」が、3月31日(木)放送の「SONGS スペシャル」に出演することが決定した。「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」(以下「三代目JSB」)は、2010年にデビューして以来、「花火」「R.Y.U.S.E.I.」「Summer Madness」「Unfair World」などヒット曲を連発。紅白歌合戦にも4年連続で出場しており、日本の音楽シーンで確固たる人気を誇る。また2015年にはグループ初のドームツアーを敢行し、ライブ・ビューイングを含め約120万人を動員する大成功を収めた。さらにドームツアーの舞台裏や制作の過程、メンバーのインタビューなどを追ったドキュメンタリー映画『Born in the EXILE ~三代目 J Soul Brothersの奇跡~』が2月より公開された。本番組では、いまもっとも輝き、勢いがあるといっても過言ではない「三代目JSB」の魅力をあますことなく紹介。ドームツアーに挑む舞台裏や、昨年の紅白歌合戦への密着など貴重映像満載に加え、新曲をはじめ、迫力のライブシーンやインタビュー映像も放送予定。彼らの人気の秘密に迫る、ファン必見の49分となるようだ。また、BSプレミアムでは「三代目JSB」が登場する超大型3時間特番「スーパープレミアム三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEスペシャル」を、4月16日(土)20時より放送予定。彼らの海外ファンからのアンケートやインタビューをもとに、「好きな曲ランキング」や「メンバーに聞いてみたいこと」などを紹介。スタジオにはメンバー7人が登場し、トークを繰り広げ、番組だけのスペシャルライブも披露するという。「三代目JSB」は、3月30日(水)より6枚目のオリジナルアルバム「THE JSB LEGACY」をリリース予定。また、メンバーの岩田剛典が主演を務める映画『植物図鑑』は6月4日(土)より公開。さらに、「三代目JSB」が主題歌を務め、岩田さんをはじめ山下健二郎、ELLY、登坂広臣らが出演する一大エンターテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」の映画『HiGH&LOW THE MOVIE』は、7月16日(土)より公開予定。「三代目JSB」が出演する「SONGS スペシャル」は3月31日(木)22時よりNHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月18日「第9回WOWOWシナリオ大賞授賞式」が16日、東京・赤坂の同局で行われ、小山ゴロさんの『稲垣家の喪主』が大賞に選ばれた。2007年に創設された同アワードは、プロ・アマ問わず優れたシナリオ作品を発掘し、脚本家の育成を通じて広く映像文化の発展に寄与するというもの。第9回となる今年は、応募総数424作品の中から大賞に小山ゴロさんの『稲垣家の喪主』、優秀賞にさいこりえさんと山口智さんの『50才で、カフェ始めました。』、牧圭一さんの『刑務所の土』、藪野ゆうきさんの『mind dive』がそれぞれ選ばれた。『稲垣家の喪主』で見事大賞を射止めた小山氏は「ここ2~3年、作品を最後まで書くことが困難になってきまして、この作品も最初の20枚を書いてずっとパソコンの中に入れてました」と明かすも「どうしても最後まで書きたいと思って、今回に合せて仕上げました。最後まで書けたことだけでも私にとっては大事なことで、最初の選考に残ったことで満足しましたが、ここまで来たら大賞をいただきたいと強く願って毎日過ごしてました」と胸の内を告白。続けて「大賞の知らせをいただいた時はすごく嬉しくて、読んでくださった審査員すべての方に感謝しています。本当にありがとうございました」と感謝の言葉。そんな小山さんの受賞作品が来年ドラマ化されるが、それについて「稲垣家の人々と出会えるのを楽しみにしております。素敵な作品になることを望んでいます」と期待を寄せていた。同コンテストの審査委員長を第1回から務めている崔洋一は「洒脱な笑いの世界を楽しみにしておりますので、映像化されることは、あなたの人生にとっても良いことだと思います」と小山氏を祝福。全体の総評として「ある意味では安定化、一定の水準を保ってくれています。選考は悩ましいところでしたが、9回目を実施してきて、その悩ましさを突き破る作品が出てくるべきだろうと思います。とはいえ、今回の作品は高い水準の中で選ばれました」と話しながら、この日から応募をスタートした節目の10回目となる同コンテストに向けて「今まで培ってきた9回までに至る質を凌駕するものを選考委員は求めています。大いなる冒険心、探究心、好奇心、すべての世代を超えてという意味合いですが、大いなる新しい世界を築いていただきたい。今までの傾向と対策を一旦離れ、全身全霊を込めて応募していただきたいです」と応募者への要望も話していた。
2016年03月17日ソニーは3月16日、アナログレコードの音源をハイレゾ変換できるレコードプレーヤー「PS-HX500」を発表した。発売は4月16日。希望小売価格は税別61,000円。PS-HX500は、ハイレゾロゴを取得したアナログレコードプレーヤー。CES 2016に合わせて海外発表していたが、このたび国内での発売が正式にアナウンスされた。アナログレコードの音源をWAV 192kHz/24bitやDSD 5.6MHzにネイティブ変換し、USB接続したパソコンで録音できる。録音や編集の作業には、新開発のWindows PC・Mac向け無料アプリ「Hi-Res Audio Recorder」を使用する。駆動はベルトドライブ方式で、キャビネットには高密度で厚さ30mmの音響用MDF材を採用。プラッターは直径296mmで、強度と重量のバランスがよいアルミダイキャスト製となっている。また、レコード面との密着性が高く、不要な共振を抑える新設計のラバーマット(厚さ5mm)を使用している。トーンアームはストレートタイプで、ピボット軸受を支えるハウジングを円筒形状に設計。また、丸型のシェルとアームを一体化させることでカートリッジの支持を安定させた。カートリッジはMM型のものを標準装備している。交換は「不可能ではないが、破損のおそれがある」とのことだ。オーディオ回路にはガラスエポキシ基板を採用し、MMカートリッジ対応のフォノイコライザーを搭載。アナログ回路とデジタル回路は完全に分離しており、ノイズを低減するとともにS/N感を向上させている。回転数は33 1/3および45。カートリッジは重量が5gで、針圧が3g。出力はRCA、USB、ライン/フォノを装備する。サイズはW430×D366×H104mm、重量は5.4kg。対応OSはWindows 7 / 8 / 10、Mac OS X 10.9~10.11。
2016年03月16日キングレコードの新部署「キング・アミューズメントクリエイティブ本部」の関係者向けコンベンションが2016年3月9日、EX THEATERにて行われ、所属アーティスト陣がパフォーマンスを行うなど賑わいをみせた。キングレコードは、2月1日付にて組織再編を行い、アニメ関連の映像・音楽や声優・アニソンアーティストといった事業を行ってきた二部署、「スターチャイルドレコード」と「第三クリエイティブ本部」を統合。新部署「キング・アミューズメント・クリエイティブ本部」を立ち上げた。今回行われたコンベンションは新部署立ち上げを記念して開催されたもので、関係者約700名が招待された。冒頭、キングレコード代表取締役重村社長がステージに登壇。今回の組織再編について、「昨今、アニメを取り巻くあらゆる変化が生じてくる中、ここ数十年でそれぞれ進化した二部署を統合することで、アニメビジネスが更なる拡大強化路線につながるであろうと判断し、大きな変化にチャレンジしていこうと踏み切った」と述べた。そして、続けて現在放送中のTV アニメ『うたわれるもの 偽りの仮面』『亜人』『昭和元禄落語心中』や、4月より放送の『ニンジャスレイヤー フロムアニメイション』『坂本ですが?』に加え、夏以降のラインナップ映像も特別にお目見えするなど、新部署としても多くのアニメ作品へ携わることが発表された。コンベンション後半では、所属アーティストの中から、林原めぐみ、水樹奈々、angela、宮野真守、ゆいかおり、上坂すみれ、小倉唯、水瀬いのりが次々と登場し、それぞれパフォーマンスを披露。その豪華なステージに、会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こっていた。また、パフォーマンス後に出演アーティストが一堂に会したステージ上では、3月1日より同部署に新たに加入した蒼井翔太が紹介されて登壇。「皆様が笑顔になれる、そして幸せになれるような夢を、演技や歌を通してお届けできるように精一杯頑張りたいと思っております」と意気込みを語った。最後に各アーティストからも新部署に対する各々の想いが語られる中、水樹からは「本当にここでしか作れない音楽がたくさん詰まっているなと感じました」とあり、続けて林原からは「そこに歌がある限り、歌っていくんだと思います」という熱い言葉が並んだのが印象的だった。3月12日にはゆいかおりが、翌13日には蒼井翔太が日本武道館で、4月9・10日には水樹奈々が東京ドームでライブを行うなど、早速大きな動きを見せている新部署「キング・アミューズメント・クリエイティブ本部」。これまで同ジャンルではあるものの、時には同じアプローチで、時には違うアプローチで、アニメ・声優業界やファンに影響を与え続けてきた二部署の統合に、激震が走ったことは間違いない。しかし、「キングレコードのアニメ部署」として一枚岩となったことで、これまで以上の飛躍と、はたまた業界全体の更なる活性化までも担ってくれるのではないかという勢いを感じさせる、そんなイベントとなった。写真:江頭はんな(SHERPA+)
2016年03月10日