10月29日(土)・30日(日)の2日間、練馬区の光が丘公園芝生広場にて、手作りを楽しむエコなイベント『第2回 ロハスフェスタ in 東京』が開催されました!当日、会場には 保険市場 協賛の出張“おうちスタイルブース”が登場! ブースでは、(株)日本ヴォーグ社「手づくりタウン」と一緒に、押し花体験ワークショップを実施しました。ワークショップで作れるものは、キーホルダー、定規、マグネット、コースター、花バッジの5種類。なんと、500円で2アイテム体験できるんです。順番待ちの列ができるほどの大盛況。ワークショップを親子や兄弟で楽しむ参加者もたくさんいました。押し花は、(株)日本ヴォーグ社の開発した「乾燥マット」で押されたもの。自然のきれいな色をそのまま残した押し花は、色あざやかでとってもかわいいのです!できあがった押し花作品を持って、パチリ。みんな素敵なスマイルですね。ロハスフェスタの会場には、こだわりのハンドメイド作品、アンティーク、インテリア、グリーン雑貨などのブースが多数出展し、来場者はめいめいお買い物を楽しんでいました。フード&スイーツの出展エリアにはおいしそうな匂いがただよい、なにを食べようか迷って決められないほど! 食材や素材にこだわったお店が多いのも、ロハスフェスタならではの特徴です。また、ロハスフェスタでは、エコバッグ・水筒・マイ箸・マイ食器などの持参を提案していますが、来場者の多くがその提案に協力し、エコバッグや食器類を持参していました。キャラクターの「ロハッチ」も大人気!天候にもめぐまれ、2日間での来場者数は27,739名と大盛況。おうちスタイル編集部にとっても、思い出に残る楽しい2日間になりました。おうちスタイルブースのお隣は、 雑誌「nuComfie」 さんのブース。来場者のファッションスナップ撮影をしていたので、おうちスタイル編集部スタッフも飛び入り参加しちゃいました。次号に掲載してもらえるかも!? ワクワクドキドキ!次回のロハスフェスタは、2012年4月28日(土)・29日(日)に大阪・万博公園にて開催予定とのことです。おうちスタイル編集部では、これからも親子で楽しめるイベントを企画しています。どうぞお楽しみに!協賛/ 保険市場 、 (株)日本ヴォーグ社 取材/おうちスタイル編集部
2011年11月11日現在、東京・六本木ヒルズをメイン会場に開催されている「第24回東京国際映画祭」では、3月に発生した東日本大震災を受けて“TIFF ARIGATO プロジェクト”が展開中だ。震災の影響で、当初は中止や規模縮小も検討されていた同映画祭が「人に夢と希望を与える素晴らしい芸術文化である映画を通して、喜びや感動、勇気を届けることが役割」とし、日本復興に貢献しようとさまざまな支援活動に取り組んでいる。その他の写真今年は会場周辺で募金箱を持ったスタッフの姿を多く見かける。取り組みの一つである“TIFF ARIGATO 募金”だ。2008年から実施されているグリーン募金の延長として、“緑の東京募金”、“木下の森”、“ローソン緑の基金”に加えて、被災地での映画上映を行っている“シネマエール東北”の4団体に寄付することを目的に、映画祭会期中に募金活動が行われている。募金をすると緑リストバンド・TIFF ARIGATOバンドがもらえ、復興支援への参加感、一体感をより実感することができる。また、映画祭の公式サイトではチャリティーオークションも実施されており、特別オープニング作品『1911』に主演するジャッキー・チェンの直筆サイン入りTシャツなどが出品中。もちろん売上収益は募金として寄付される。また、「震災を越えて」と名づけた特別上映枠が急きょ設けられ、『がんばっぺ フラガール!~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』(小林正樹監督)、『ギリギリの女たち』(小林政広監督)など被災地発の映画を上映。現地の状況と、そこに暮らす人々の前向きな姿を知ることで、関心を高め、募金だけではできない精神的なサポートを目指す。10月25日には招待制の特別上映会「TIFF in 仙台」がMOVIX仙台で開催され、『ハルのふえ』『ステキな金縛り』『カイジ2 ~人生奪回ゲーム~』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』を一般公開に先駆け上映。当日は『ステキな金縛り』の三谷幸喜監督と西田敏行が、会場で舞台あいさつに立ち、「東北が元気になる手助けになれば、この上映会は意義あるものだと思う」(西田)、「コメディ映画は勇気とパワーを与えるもの。この作品が元気の源になれば光栄です」(三谷監督)と現地にエールを送った。「今回は映画の持つ力、夢、希望を与えられる映画祭にしたい。“TIFF ARIGATO プロジェクト”をテーマに皆様に感謝を伝えたい」とオープニングセレモニー(22日)で挨拶した依田巽チェアマンの言葉通り、映画祭に参加することで“できること”が数多くある。その後押しをするのが“TIFF ARIGATO プロジェクト”なのだ。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中
2011年10月26日第24回東京国際映画祭のコンペティション部門に唯一出品された日本映画『キツツキと雨』の公式記者会見が23日に東京・六本木ヒルズ内のムービーカフェで行われ、主演を務める役所広司と小栗旬、メガホンを執る沖田修一監督が出席した。その他の情報のどかな山村を舞台に、無骨な木こりの克彦(役所)が、ゾンビ映画撮影のためにやって来た気弱な新人監督・幸一(小栗)と偶然出会い、難航する撮影を手伝わされることから、奇妙な友情が生まれるコメディ仕立てのヒューマンドラマ。高良健吾、伊武雅刀、山崎努らが共演する。「心温まる、ほんわかできる映画」(役所)、「とても面白い映画に仕上がった」(小栗)と来年2月の公開を前に早くも自信満々だ。役所と小栗はともに映画監督の経験を持ち、映画作りがテーマになった本作にも共感しきり。『ガマの油』(2009)で初監督を務めた役所は「多少誇張している部分もあるが、映画に登場する俳優やスタッフたちの姿はかなりリアルに描かれている。『こういう人いるよなあ』って。(映画作りの)裏を知っているだけに、役作りにも役立った」とにんまり。一方、本作で“新人監督”役を演じた小栗は、2010年公開の『シュアリー・サムデイ』で監督デビュー。「幸一が現場から逃げ出したくなる気持ちは、自分にもよくわかる。実際に自分が映画を撮っていたときも毎日感じていた」といい、「明日雨降らないかなあ、とか誰もいない場所に行きたいなんて考えていました」と監督初挑戦の苦悩を振り返った。沖田監督による、つかみどころのないユーモアも見どころのひとつ。中国から来たという記者から「監督のユーモアセンスはどこから来るんですか?」と質問が飛ぶと、「どこから来るんですかね……」と作風同様、飄々とした受け答えだ。それでも「特に笑わせようという意識はなく、必死に生きる人が物語を綴っていくことで、ごくごく自然な人間のおかしさが表現されているのかも」と自己分析。小栗は撮影中、沖田監督から「特に何がダメってわけじゃないけど、もう一回(テイク)いいですか?」と言われたといい、「何か微妙にズレがあったんでしょうね(笑)」と独自な演出法を明かした。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中『キツツキと雨』2012年2月11日、全国公開
2011年10月24日今年で24回目を迎えた「東京国際映画祭」が22日に、東京・六本木ヒルズで開幕。国内外のスターをはじめ、スタッフ、関係者ら約300名が毎年恒例となった“グリーンカーペット”に登場し、沿道に集まった多くの映画ファンから大歓声を浴びた。本番直前まで降り続いた雨も、すっかり上がる“強運”な幕開けを切った同映画祭が30日までの9日間、東京を映画一色に染める。その他の写真グリーンカーペットの先陣を切ったのは、自身出演100作目にあたる特別オープニング作品『1911』をひっさげ来日したジャッキー・チェン。日本語吹替え版のボイスキャストである江角マキコ、中川翔子とともにカーペットを闊歩し、ファンの声援に応えた。予定ルートを外れ、ファンに急接近する一幕もあり、持ち前のサービス精神を存分に発揮。「震災後、初めての国際映画祭だし、何があっても来日したかった。嬉しかったのは、日本の皆さんの笑顔を見たこと。(日本語で)みんな、頑張ってね」とエールを送った。もう一つの目玉である公式オープニング作品『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』に出演するミラ・ジョヴォヴィッチ、ローガン・ラーマンらが登場すると、沿道のボルテージは最高潮に。親日家として知られるミラは「“3.11”後、やっと日本に戻ってこれたことがとても光栄」と感激しきりだが、今回の日本滞在時間はわずか36時間だといい「それだけが悲しいわ」。夫であるポール・W・S・アンダーソン監督(『バイオハザード』シリーズ)がメガホンを執っており、「やっとうちの子どもたちが観られる作品を作ってくれた」と良きママぶりも披露した。震災後、ハリウッドの大物女優が東京を公式訪問するのは、これが初めて。ファンはもちろん、映画業界にとっても大きな励みになったといえるだろう。「震災後、(開催について)中止や縮小などいろいろと考えがあったが、映画が持つ普遍的な力を信じ、夢と希望を与えられる映画祭をやるべきだと考えた」と語るのは依田巽チェアマン。今年は「信じよう、映画の力」をテーマに、「TIFF ARIGATO プロジェクト」を発足し被災地復興に貢献する。期間中、上映されるのはコンペティション部門15作品をはじめ、約300本。最終日の30日には、コンペ部門の最高賞「東京サクラグランプリ」など各賞が発表される。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中
2011年10月24日『川の底からこんにちは』『あぜ道のダンディ』の石井裕也監督の最新作『ハラがコレなんで』が、第16回釜山映画祭の“アジアの窓”部門で上映され、石井監督と仲里依紗、石橋凌が舞台あいさつに登壇した。その他の写真『ハラがコレなんで』は、妊娠9ヵ月でお腹の子の父親と別れ、家もお金もなくても“粋”に生きようとする主人公・光子の姿を描いた作品。多くの海外映画祭で高評価を集めてきた石井監督の新作で、韓国でも人気の高い仲の主演作とあって、3回の正式上映のチケットは完売。舞台あいさつに立った仲は、妊婦役を演じたことについて「もう少し大人になって演じるかと思ったら、あまりに早くてびっくりしました。光子は、“そういえば妊婦だった!”というパワフルな役で『こういう妊婦さんもありだな』と。妊婦さんは不安なことも多い時期だけれど、光子みたいな妊婦がいてもいいかな、と思いました」とコメント。石橋は「これまで(演じてきたのは)7割悪人で7割殺されますから。今回最後まで生き残れました」と笑顔を見せた。石井監督は「女性らしい女性を描き、周りに元気を与える、堂々として“粋な人物”が多く登場するがそういう人が好みなのですか?」と質問されるも、「女性らしさや女性像を描いているわけでなく、描きたいのはいわゆる人間なので、自分の好みとかはないです」と回答。インディーズ時代から決して“ブレる”ことなく、独自の語り口を追求してきた石井監督らしいコメントで、集まった観客の注目を集めた。『ハラがコレなんで』11月5日(土) 渋谷シネクイントほか全国ロードショー
2011年10月13日20日に開幕した第33回PFFぴあフィルムフェスティバルが30日に最終日を迎え、東京の国立近代美術館フィルムセンターにてコンペティション部門の表彰式が行なわれ、最終審査員として、阿部秀司、塚本晋也、南果歩、瀬々敬久、瑛太が登壇した。その他の写真グランプリを獲得したのは、幼少期に大切な人を失ってしまった主人公が暴走していく、虐げられた弱者の思わぬ反逆と狂気を描いた北川仁監督(29歳)の『ダムライフ』。塚本は「グランプリと言えど僅差でした。が、他の作品と全く違うオリジナリティーと独特の映画の文体と話法があり、現代に生きる我々が抱えている心の闇を客観的に映画的なデザインで描いたところがよかった」と受賞理由を説明。北川監督は「今日、死んじゃうんじゃないかな。『才能がない、やめちまえ、チビ』などの誹謗中傷を受け苦しんだこともあり、『ざまぁ見ろ!』と言ってやろうと思ったのですが、いざこの場に立つと、支えてくれた人たちへの感謝の気持ちがにじみ上がってきます。僅差ということで調子に乗らずに作り続けたい」と喜びをかみしめた。なお本作は、第16回釜山国際映画祭New Currents Award招待作品にも選出されており、国内では、第24回東京国際映画祭の“日本映画・ある視点”部門にて招待上映される。瑛太は「世の中は大変な時期ではありますが、今回の監督の平均年齢が僕に近い26歳ということで、僕ら若い世代もアイデアを出して、前向きに映画を作っていき、世の中の人にパワーを与えていきたいと強く感じた。機会があれば俳優として一緒に仕事をしたい」と語った。なお“ぴあフィルムフェスティバル”は今後、京都、福岡、名古屋などに会場を移して開催される。第33回PFFアワード2011/受賞結果■グランプリ『ダムライフ』北川仁監督■準グランプリ『春夏秋冬くるぐる』日原進太郎監督■審査員特別賞『(TAITO)』緑朗監督『パッション』南部充俊監督『僕らの未来』飯塚花笑監督■エンタテインメント賞(ホリプロ賞)『ニュータウンの青春』森岡龍監督■映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)『チルドレン』武田真悟監督
2011年10月03日浦安を舞台に家族の再生を描いた映画『カルテット!』が、10月22日(土)より開催される第24回東京国際映画祭の特別招待作品に出品されることが決定した。映画『カルテット!』は、『海峡を渡るバイオリン』や『Little DJ~小さな恋の物語』などで知られる浦安市在住の小説家・鬼塚忠が浦安市を舞台に、父親のリストラを機に壊れた家族関係が、クラシックのカルテットを結成することで再生していく姿を描いた物語。長男を高杉真宙、長女を剛力彩芽、母親を鶴田真由、父親を細川茂樹が演じるほか、教師役に田中美里、父親のライバルとして東幹久が出演する。浦安での撮影準備を進めていた本作は、東日本大震災で市域の86%が液状化被害を受け、一時は制作中止の危機にあったが、「こんな時だからこそ、みなで力を合わせよう」と、クランクインを延期して3月29日に制作を開始。被災した市民を含め700名以上がエキストラとして参加するなど、被災地の爪痕が残る中、市民の情熱で完成を迎えた。本作はすでに海外からも注目を集めており、先ごろロシアで開かれた芸術の祭典“ウラジオストク・ビエンナーレ”の映画部門に開幕作品として招待され、出演者の鶴田、細川のほか、三村順一監督らがオープニングセレモニーに参加。東京国際映画祭では“ウラジオストク…”に出席したメンバーに加え、高杉、剛力らを加えた主要キャストの参加を予定しているという。「第24回東京国際映画祭」10月22日(土)から30日(日)まで開催『カルテット!』2012年1月7日(土)より全国ロードショー12月17日より浦安シネマイクスピアリにて先行公開
2011年09月16日世界各地の秀作を集め、多くの映画ファンの支持を集めている映画祭「第12回東京フィルメックス」のラインナップ発表記者会見が15日に都内で行われ、林加奈子ディレクター、市山尚三プログラム・ディレクターと、審査員を務める映画監督の篠崎誠氏、コンペ部門で『無人地帯』が上映される藤原敏史監督が登壇した。毎年、世界各国の作品を紹介し、さらに日本映画を海外に紹介する取り組みも続けている本映画祭。今年のディレクターズ・メッセージは“世界×日本×未来=つなげる国際映画祭”。「“つながる”ではなく、“つなげる”という意志をもった言葉を使った」と林氏が会見で語った通り、本年度もこれまで映画祭が築いてきた関係性と、さらにネットワークを広げようという意志の感じられる作品群が揃った。オープニング作品は過去には審査員も務めたキム・ギドク監督の最新作『アリラン』、クロージングはアジア映画界を代表する巨匠ジョニー・トー監督の新作『奪命金』に決定。さらに、タル・ベーラ監督の新作『ニーチェの馬』や、西島秀俊が本映画祭を機に出会ったアミール・ナデリ監督と製作した『CUT』、瑛太主演『モンスターズクラブ』、蓮佛美沙子主演『RIVER』など全7本の特別招待作品が上映される。また、コンペティション部門には大森南朋主演『東京プレイボーイクラブ』、震災後に福島で撮影が行われたドキュメンタリー『無人地帯』など全10作品が登場。アミール・ナデリ監督を委員長に5名の国際審査員が審査にあたる。また、巨匠ニコラス・レイ監督の生誕百周年記念上映や、川島雄三監督、相米慎二監督の特集上映、ベルリン映画祭との提携しながらアジアの若手作家を育成するプロジェクト“タレント・キャンパス・トーキョー 2011』も実施。林ディレクターより繰り返し「揺るぎなくやりたい」という言葉が出た通り、本年度も“東京フィルメックスならでは”のこだわりが見える作品が揃ったようだ。「第12回東京フィルメックス」11月19日(土)~27日(日)有楽町朝日ホール、東劇、TOHOシネマズ日劇、TOHOシネマズ有楽座
2011年09月15日園子温監督『ヒミズ』に主演した染谷将太と二階堂ふみが最優秀新人俳優賞「マルチェロ・マストロヤンニ賞」をダブル受賞し、日本人俳優初の快挙を伝えるニュースで湧いた第68回ヴェネチア国際映画祭。10日(現地時間)に発表されたコンペティション部門の受賞結果は以下の通りだ。最高賞にあたる金獅子賞はロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督の『ファウスト』。ゲーテの代表作とも呼ばれる「ファウスト」をソクーロフ監督独自の視点で脚色し、権力の腐敗に取り組み続けた監督の4部作の最終作。公式上映後から本命視されていたロマン・ポランスキー監督、ジョディ・フォスター主演の『Carnage』(原題)は無冠に終わった。対して『ファウスト』は上映後に賛否両論に分かれたが、審査員長のダーレン・アロノフスキー監督は「夢を見させる映画、泣ける映画、笑える映画もあれば、一度観たら人生が変わってしまう映画もある。これはそういう作品だ」と授賞理由を語った。銀獅子賞(優秀監督賞)は中国・香港の『人山人海』(原題)の蔡尚君監督。映画祭開幕後にサプライズ上映された同作は、中国国内の検閲を受けずに製作したという経緯があり、上映日までタイトルも含めて詳細はベールに包まれていた。優秀男優賞はイギリスのスティーヴ・マックイーン監督の『Shame』(原題)のマイケル・ファスべンダー、優秀女優賞は中国・香港のベテラン女性監督、アン・ホイの新作『Simple Life』(原題)で年老いた病身のメイドを演じたディニー・イップに輝いた。審査員特別賞はイタリアのエマヌエレ・クリアレーゼ監督の『Terraferma』(原題)。優秀技術賞(撮影)は「嵐が丘」をアンドレア・アーノルド監督が映画化した『Wuthering Heights』(原題)のロビン・ライアン、金のオゼッラ賞(優秀脚本賞)はギリシャの『Alpes』(原題)のヨルゴス・ランティモス&エフティミス・フィリップーが受賞した。また、先鋭的な作品がそろうオリゾンティ部門では最高賞のオリゾンティ賞を塚本晋也監督、Cocco初主演作の『KOTOKO』が受賞した。(text:Yuki Tominaga)写真は『ファウスト』で金獅子賞を受賞したアレクサンドル・ソクーロフ監督。© AP/AFLO■関連作品:ヒミズ 2012年春、シネクイントほか全国にて順次公開© 『ヒミズ』フィルムパートナーズ■関連記事:ヴェネチア新人賞の染谷将太、被災地での撮影で「頭の中が真っ白になった」園子温監督、震災後に『ヒミズ』シナリオ変更し被災地で撮影していたことを明かす窪塚洋介、鈴木杏が『ヒミズ』で園子温作品初出演!西島隆弘&吉高由里子も再びヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!『冷たい熱帯魚』の衝撃再び?『ヒミズ』に吹越満、でんでんら“園組”が勢揃い
2011年09月12日10月8日(土)より東京都写真美術館ホールほかにて行われる、“映画”と“食”の複合型イベント【第2回東京ごはん映画祭】の開催に先駆けた、先行イベント第2弾、第3弾の詳細が決定。『Cooking Up Dreams』ペルー音楽ライブ&ごはんつき上映会の料理先行イベント第2弾『eatrip』音楽ライブ&ごはんつき上映会日時:10月3日(月)open19:00/close22:00場所:恵比寿 TIME OUT CAFE内容:『eatrip』上映/桑江知子(Vocal)+笹子重治(guitar)のミニライブ/沖縄料理料金:¥4,200(映画、ミニライブ、食事、1drinkつき)『eatrip』に描かれた、沖縄やんばるで自給自足をめざす主婦のストーリーをモチーフにしたイベント。ブラジリアン・スタイルのギタリスト笹子重治と、沖縄出身の歌手・桑江知子による“おいしい音楽”と、沖縄の“おいしい料理”、そして“おいしい映画”『eatrip』が一度に楽しめる、音楽ライブと、南国の香りがするごはんつき上映会。先行イベント第3弾『Cooking Up Dreams』ペルー音楽ライブ&ごはんつき上映会日時:10月4日(火)open19:00、close22:00場所:恵比寿 ミラフローレス内容:『Cooking Up Dreams』上映/ペルー音楽ミニライブ/ペルー料理(写真)料金:¥4,200(映画、ミニライブ、食事、フリードリンクつき)ごはん映画祭にて日本初上映されるペルー映画『Cooking Up Dreams』をモチーフにしたイベント。ペルー大使館推薦のレストランにて、ケーナ、サンポーニャ、ギターによるペルー音楽ライブと、ペルー料理が楽しめる、“おいしいもの”“新しいこと”に敏感な方にぴったりのライブ付き上映会。映画とおいしいごはん、芸術の秋と食欲の秋を1度に堪能できるイベント。秋の夜長にぜひ訪れてみては?お問い合わせ:スタイルジャム tel.03-5771-3566<イベント予約方法>・沖縄音楽ライブつき上映会:タイトルを<eatrip予約・10/3 TIME OUT CAFE>にして staff@timeoutcafe.jp へメール送信・ペルー音楽ライブつき上映会:タイトルを<上映会予約・10/4 ミラフローレス>にして miraflores777@gmail.com へメール送信メールの返信をもってご予約の受付完了となります。
2011年09月08日世界最高峰の音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールの入賞者たちが出演する『第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝者ガラ・コンサート』。今後の活躍が期待される各部門新星たちが来日し、公演に先駆け、9月6日記者会見が都内で行われた。会見にはピアノ部門で優勝し、今年から新たに設置された全部門を通してグランプリとなったダニール・トリフォノフ、ヴァイオリン部門で2位(※1位なし)となったセルゲイ・ドガージン、チェロ部門の優勝者ナレク・アフナジャリャン、そして声楽部門で3位のエレーナ・グーセワが出席し、来日への思いやコンサートへの意気込みを語った。チケット情報「今回2度目の来日となります。聴衆のみなさまから私が受けた感動を今でも覚えています。日本のみさなんの根っからの勤勉さは、国の力であり成功の元だと思います。東京に帰って来られたこと、本当に嬉しいです」(トリフォノフ)、「初来日です。音楽家の両親から特別な国として日本のことを聞いていましたので、早く来たいと思っていました。日本では悲劇が起きましたが、その国だけの問題ではなく、世界はひとつです。ひとりひとりが小さくてもいいので出来る事で貢献したいです」(セルゲイ)、「4回目の来日です。日本は世界で最も好きな国のひとつです。日本食も大好きです。素晴らしい音響効果を持ったサントリーホールで公演を行えるのは名誉なことだと思っています」(アフナジャリャン)、「日本に来るのは今回で2回目となります。日本の人々や生活スタイルに心を引かれています」(グーセワ)。今回より、ワレリー・ゲルギエフが新総裁に就任し、審査員には世界で活躍する現役の演奏家が選出した今回の入賞者たち。彼らの演奏は9月8日(木)サントリーホールで披露される。チケットは発売中。なお、2012年4月に日本全国を回るツアーも決定してる。
2011年09月07日映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに掲げ、これまでも様々な作品や映画監督を輩出・紹介してきたぴあフィルムフェスティバル(PFF)。第33回となる今年は9月20日(火)から30日(金)まで開催されるが、その詳細プログラムが発表された。その他の写真今年の目玉となるのは、“BLACK and WHITEの誘惑”と題された特別企画。ドイツ人監督エルンスト・ルビッチの『陽気な中尉さん』『陽気な巴里っ子』に加え、ハンガリーの巨匠タル・ベーラの7時間を超える大作『サタンタンゴ』が上映される。両者とも後進に多大な影響を与えた存在であり、その作品の鑑賞機会はかなりレア。まさに映画ファン必見だ。もうひとつの注目が長谷川和彦監督の来場。1979年の『太陽を盗んだ男』で知られる長谷川監督だが、今回のPFFでは岩井俊二監督との映画談義や『太陽を…』の上映に参加。『太陽を…』は一介の中学教師が自ら原爆を作るという問題作だが、いまだ福島の原発事故が収束しない現在だからこその貴重な話が聞けそうだ。そのほかにも、黒沢清監督による映画講義、塚本晋也監督による『七人の侍』談義、今年のPFFスカラシップ作品である『恋に至る病』(木村承子監督)などの上映が行なわれる。一方、“新しい才能”を発掘するために行なわれるコンペティションがPFFアワード。今年は602本の作品が公募で集まったが、その中から厳選された17作品が上映され、30日(金)に行なわれる表彰式でグランプリが発表される。入選作品は、『untitled』岩永洋監督、『101』酒巻大樹監督、『オードリー』勝又悠監督、『偶像讃歌』和田彩監督、『ケージ』石井慎吾監督、『春夏秋冬くるぐる』日原進太郎監督、『TAITO』緑朗監督、『ダムライフ』北川仁監督、『チョッキン堪忍袋』天野千尋監督、『チルドレン』武田真悟監督、『ニュータウンの青春』森岡龍監督、『パッション』南部充俊監督、『反芻』狩野嵩大監督、『PICARO』野上鉄晃監督、『僕らの未来』飯塚花笑監督、『山犬』佐藤考太郎監督、『Recreation』永野義弘監督。なお、今回のPFFアワードでも昨年に引き続き、一般の映画ファンが最終審査に参加することができる“映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)”企画の実施が決定している。第33回PFFぴあフィルムフェスティバル9月20日(火)~30日(金)、東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催京都、神戸、名古屋など順次開催予定。
2011年08月12日イケメン海外ドラマスター特集第2回では、「NCIS:LA」に出演しているクリス・オドネルをピックアップ。映画ファンにもおなじみの彼が、TVドラマの世界で大ブレイク中です!大人気ドラマ「NCIS〜ネイビー犯罪捜査班」のスピンオフとして2009年に誕生した「NCIS:LA」で、クリスが演じているのは最高に格好いい敏腕捜査官G・カレン。海軍関連の事件を扱うNCISのLA支局で、特別捜査官たちをまとめるリーダーの役割を担っています。数名から成るチームの中でも相棒のサム(LL・クール・J)とはとりわけ仲良しで信頼関係も抜群。銃を片手に犯罪者たちを追い詰めているときは無茶苦茶クールなのに、リラックスタイムには減らず口の応酬が子供っぽ過ぎる2人の男子トークが“バディ萌え”の至福をもたらしてくれます。また、孤児として子供時代を過ごし、本人さえ知らない生い立ちの秘密を抱えているらしきカレンにまつわるミステリーも進行。捜査官として仲間たちと共に生きながらも、自分は何者なのかに悩むカレンの苦悶が何とも言えない哀愁を誘い、彼をますます魅力的に見せています。かつては『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』で盲目のアル・パチーノに翻弄される学生を演じたり、『バットマン』シリーズでバットマンの相棒・ロビンを演じたり、『バーティカル・リミット』で危険な登山に挑む主人公を演じたり…。映画界におけるクリスの活躍ぶりにはもちろん目覚しいものがありますが、彼の真のイケメンぶりが炸裂したのはごく最近。「グレイズ・アナトミー」のシーズン2〜3で主人公のメレディスと恋に落ちるイケメン獣医・フィンを演じ、彼の存在は知っていても、そのセクシーさには注目していなかった女性たちをハッと驚かせました。「グレイズ・アナトミー」と言えば、パトリック・デンプシーを大人のセクシー俳優として再ブレイクさせた番組ですが、クリスのパターンもそれと同じ。やはりキャスティングがすごく上手な番組だと言えます。メレディスとフィンの恋は残念ながら終わりを迎え、クリスのゲスト出演期間もそれに伴って終了しましたが、「セクシーな彼をもっと観たかった…」とぼやく世の女性たちの救世主となったのが「NCIS:LA」!頼れるリーダーで、ユーモアがあり、さり気ない気配りができ、ちょっとミステリアスな上に顔も肉体も精悍なカレンは、放送開始直後からクリスのあたり役として認知されるようになりました。現在41歳のクリス・オドネルですが、年齢を重ねて増すセクシーさこそ侮り難し!ぜひぜひチェックしてみてください。次回も、いま最も注目すべきイケメン海外ドラマスターが登場します。(text:Hikaru Watanabe)© Everett Collection/AFLO■関連作品:グレイズ・アナトミー [海外TVドラマ]©Touchstone Television■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマ200回記念アメリカ最新TVドラマ事情をお届け!シーズン6レンタル開始「グレイズ・アナトミー」自己管理セットを3名様プレゼントシネマカフェ的海外ドラマvol.1812011年ゴールデン・グローブ賞の注目ポイント!新シーズンも波乱の予感?「グレイズ・アナトミー」予告編到着!シネマカフェ的海外ドラマvol.158こんな場合はこの先生に診てもらおう!最終回
2011年08月11日合唱コンクールで歌った思い出の曲がトップ!!ジブリ映画にとってストーリーやキャラクターと同じくらい大事な役割を果たしているのが音楽。中でも主題歌は、曲を聴くだけで映画のワンシーンを思い出せるほど印象深いものばかり。大好きな曲をカラオケで歌っている人もたくさんいそうです。そこで20代女性574名に好きなジブリ映画の主題歌を聞いてみました。>>男性編も見るQ.好きなジブリ映画の主題歌(エンディング)は?(複数回答)1位君をのせて/井上あずみ『天空の城ラピュタ』38.0%2位やさしさに包まれたなら/荒井由実『魔女の宅急便』36.1%3位となりのトトロ/井上あずみ『となりのトトロ』33.3%4位カントリー・ロード/本名陽子『耳をすませば』32.6%5位いつも何度でも/木村弓『千と千尋の神隠し』13.9%■『君をのせて』が好き!!・「何年たっても全部歌える。自然と耳に残るし、大好き」(29歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)・「中学生のころ、合唱コンクールでほかのクラスが歌っていて、いい曲だと思ったから」(23歳/販売職・サービス系)・「もの悲しさがいつまでも心に残るから」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「何度聞いても感動できるし、飽きがこない。ジブリを代表する名曲」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「映画を見終わった後も余韻が残り、切ない気分になるから」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)■『やさしさに包まれたなら』が好き!!・「頭の中に風景が浮かんできて、旅をしたくなる」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「小さいころから聞いているし、ほっこりした気持ちになれるから」(23歳/食品・飲料/営業職)・「映画の雰囲気にも合っているし、カラオケでもよく歌う」(27歳/医療・福祉/専門職)・「さわやかだし、空を飛んでいる気分になれる」(26歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)■『となりのトトロ』が好き!!・「あまり知られていないけれど、2番の歌詞がすばらしいです!!」(26歳/金融・証券/事務系専門職)・「小さいころから慣れ親しんでいた曲で、聞くとワクワクしてくる」(23歳/食品・飲料/技術職)・「なんだかんだいっても定番がいい。子どもに戻った気分になれる」(27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)■『カントリー・ロード』が好き!!・「劇中でも重要な役割をもつ曲で、聞くだけで雫の甘酸っぱい思いが伝わってくるようだから」(25歳/情報・IT/技術職)・「小学校でも歌った、思い出のある曲だからです。これを聞くと雫と聖司くんのロマンチックな場面を思い出せるのでいい」(23歳/医療・福祉/営業職)・「10代のころの純粋な心を思い出すから」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■『いつも何度でも』が好き!!・「中学生のときにグループデートで見た思い出の映画。生きていることの大切さを教えてもらえたから」(24歳/医薬品・化粧品/技術職)・「木村弓さんの声が澄んでいて、とってもきれい!メロディもノスタルジックで大好きです」(29歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「なんだか、聞くとすごくジーンとする。深みを感じる」(23歳/商社・卸/営業職)■番外編:このジブリ映画の歌が好き!!・もののけ姫/米良美一『もののけ姫』:「震えた。神秘的で世界観と合っていた」(26歳/機械・精密機器/事務系専門職)・風になる/つじあやの『猫の恩返し』:「映画を見たあとに、さわやかな気分になりました。ストーリーととても合っています」(24歳/医薬品・化粧品/技術職)・風の谷のナウシカ/安田成美『風の谷のナウシカ』:「吹奏楽で演奏したり、合唱で歌ったことがあったりして思い入れがある」(29歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・世界の約束/倍賞千恵子『ハウルの動く城』:「なぜかいつも聞いてしまいます。童謡っぽくない落ち着いた曲調が心にしみる」(24歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)総評1位は『天空の城ラピュタ』の『君をのせて』。子どものころ、合唱コンクールで歌った思い出がある人がたくさんいました。宮崎駿さんによる歌詞、ジブリ映画に欠かせない久石譲さんの曲、井上あずみさんのピュアボイスがマッチして、多くの人に愛される名曲として完成。シータとパズーの生い立ちを考えながら聞くと、より切ない気持ちに。同じく井上あずみさんが歌う『となりのトトロ』は3位。切なさを感じさせるメロディの『君をのせて』とは異なり、「聞くだけでワクワクする」という意見が出るほど元気で明るい曲です。オープニングテーマの『さんぽ』も井上あずみさんが歌っています。2位は『魔女の宅急便』の『やさしさに包まれたなら』。ユーミンこと荒井由実 (当時:現在は松任谷由実)さんが作詞作曲を手がけたこの曲は、さわやかで、聞くとほっこりするという人も。主人公キキのように少女から大人になろうとする女の子に向けられたような歌詞は、大人になった今聞くと感じ方が変わっているかも。4位『耳をすませば』の『カントリー・ロード』も大人になってあらためて聞くと切なくなりそう。主人公雫と聖司くんのような甘酸っぱい青春時代を思い出せるという意見が多数。『千と千尋の神隠し』の『いつも何度でも』は5位。木村弓さんの声が澄んでいてきれい、深みのある声という意見が出るほどその歌声が印象に残っている人が多いようです。どこか懐かしいメロディを聞くと、主人公千尋のように子ども時代の自分を思い出してセンチメンタルな気分になりそう。切ない気分になりたいときには『君をのせて』を、みんなで盛り上がりたいときには『となりのトトロ』など、曲を聴くだけで映画を見たような気分になれる主題歌を気分に合わせて聞いてみてください。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年6月22日~6月28日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性574名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【ランキング女性編】憎めないジブリの悪役キャラランキング【ランキング女性編】自分がアニメキャラクターとして出演したいジブリ映画ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年08月07日ジャンル映画の祭典、第15回プチョン国際ファンタスティック映画祭が、14日、韓国・プチョン(富川)市で開幕した。今年は15周年ということで、規模が大幅に拡大。15周年記念に招待された15歳の中学生100人をはじめ、数千人が集まった開幕式には、日本からもグランプリを競う「プチョン・チョイス(長編)」部門に『漫才ギャング』がノミネートされた品川ヒロシ監督をはじめ、『怪談新耳袋怪奇』の真野恵理菜らも参加。レッドカーペットはあいにくの大雨に見舞われてしまったが、それでも1,000人近いファンかけつけ、訪れる映画人たちに熱い声援を送っていた。開幕式では、過去1年間にジャンル映画で活躍したスターに贈られるプチョン映画賞が発表され、男優賞には『黒く濁る村』のパク・ヘイル、女優賞に日本公開が決まったサスペンス『深夜のFM』のス・エが輝いた。またファン投票で選ばれるファンタジア賞には、人気シチュエーションコメディ「明日に向かってハイキック」でブレイクした、男優チェ・ダニエルと女優シン・セギョンが選ばれた。ホラー、スプラッター、SF、コメディ、アニメといったジャンル映画に焦点をあてたファンタスティック映画祭としてはアジア最大規模で、24日までの10日間で220本もの作品が上映される。今年の審査委員長は、日本の林海象監督。プチョンはソウルから地下鉄で50分のところにある、いわばベッドタウンで、大規模な映画スタジオがあることでも有名。ファン参加型のさまざまなイベントもあり、ソウル観光のついでに立ち寄るのもおすすめだ。(photo/text:Ayako Ishizu)※写真は左からス・エ、品川ヒロシ監督、シン・ハギョン。■関連作品:黒く濁る村 2010年11月20日より丸の内TOEI、シネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© 2010 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved怪談新耳袋 怪奇 2010年9月4日よりシアターN渋谷ほか全国順次公開© 2010「怪談新耳袋 怪奇」製作委員会漫才ギャング 2011年3月19日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開©2011「漫才ギャング」製作委員会■関連記事:『漫才ギャング』に出演の赤ん坊は品川の実子!撮影現場で世話してたのは庄司佐藤隆太インタビュー相方、上地雄輔の相性は「この2人だからこそ漫才もできた」上地雄輔、共演陣&品川からハナクソ被害を告発される!Superflyが歌う『漫才ギャング』の主題歌、両A面シングルリリース決定!佐藤隆太が元カノ役の石原さとみにリードしてもらった?『漫才ギャング』完成報告会見
2011年07月15日ロシアの大作曲家チャイコフスキーの名を冠した、世界最高峰の音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールの結果がモスクワの現地時間6月30日に発表された。その他の入賞者の写真を見る注目のピアノ部門では、昨年のショパン・国際ピアノ・コンクール第3位に続き、ダニイル・トリフォノフが優勝。2位のソン・ヨルム、3位のチョ・ソンジンは、日本公演も予定されている。新総裁に就任したワレリー・ゲルギエフは「入賞者たちを、コンクール後も自分のコンサート活動の中で喜んで紹介していきたい」と語っており、今回入賞した彼らの今後の活躍に期待したい。第14回チャイコフスキー国際コンクール入賞者によるガラ・コンサートも9月8日(木)にサントリーホールで開催される。出演者は後日発表。入賞者は以下の通り。【最終審査結果】■ピアノ部門第1位ダニイル・トリフォノフ20歳(ロシア)*聴衆賞も併せて受賞第2位ソン・ヨルム25歳(韓国)第3位チョ・ソンジン17歳(韓国)第4位アレクサンダー・ロマノフスキー26歳(ウクライナ)*クライネフ特別賞も併せて受賞第5位アレクセイ・チェルノフ28歳(ロシア)■ヴァイオリン部門第1位該当者なし第2位セルゲイ・ドガージン22歳(ロシア)*聴衆賞も併せて受賞第2位イタマール・ゾルマン25歳(イスラエル)第3位イ・ジヘ25歳(韓国)第4位ナイジェル・アームストロング21歳(アメリカ)第5位エリック・シルバーガー22歳(アメリカ)■チェロ部門第1位ナレク・アフナジャリャン22歳(アルメニア)*聴衆賞も併せて受賞第2位エドガー・モロー17歳(フランス)第3位イワン・カリツナ18歳(ベラルーシ)第4位ノルベルト・アンゲル24歳(ドイツ)第5位ウンベルト・クレルチ30歳(イタリア)■声楽部門<女声>第1位セオ・スンヤン <ソプラノ>27歳(韓国)第3位エレーナ・グーセワ <ソプラノ>25歳(ロシア)*聴衆賞も併せて受賞■声楽部門<男声>第1位パク・ヨンミン <バス>24歳(韓国)第2位アマルトゥ・ヴシンエンフバット <バリトン>24歳(モンゴル)*聴衆賞も併せて受賞
2011年07月05日今年で3回目を迎える、日本全国の独立系映画館スタッフの投票により、スクリーンで観てほしい映画作品を選出する「映画館大賞」の結果が発表され、松たか子主演の『告白』が1位を獲得した。観客に映画を送り届ける“最前線”である映画館で働くスタッフが選ぶ映画賞として、2年前に設立された映画館大賞。第3回となる今回は、2009年12月から2010年11月末日までの1年間に公開された作品を対象に、全国の130館の独立系の映画館スタッフが、1位に10点、2位に9点…10位に1点という形式で投票し、合計ポイントで順位を決定した。1位に輝いたのは、2009年本屋大賞に輝いた、湊かなえによるベストセラーを鬼才・中島哲也が映画化した『告白』。愛する娘を殺された女教師の復讐劇という、ダークな内容のドラマだったが口コミでの広がりを見せ、ヒットを記録した。書店員が選ぶ賞として2004年にスタートした「本屋大賞」こそが、映画館大賞、ビデオ屋さん大賞など世を席捲する「○○大賞」の元祖とも言うべき存在。その本屋大賞受賞作品が実写化され映画館大賞に!邦画が全体の1位に輝いたのは初めてのことである。また、3回目にして初めて、日本で最も権威ある「日本アカデミー賞」の最優秀作品賞受賞作と、映画館大賞作が重なる結果となった。2位には韓国映画『息もできない』がランクイン。ミニシアター系の小さな作品ながら、こちらも口コミで高い評価を集めたが、やはり独立系映画館のスタッフの間でもその評価は高し!ハリウッド大作を抑えて見事、2位に入った。3位には歴代最多興行収入を更新した『アバタ―』。以下、『トイ・ストーリー3』、『インセプション』と続く。邦画では6位に吉田修一原作の『悪人』、9位に三池崇史監督作『十三人の刺客』が入った。7位の『第9地区』は南アフリカを舞台にした作品で、8位の『オーケストラ!』はフランス映画、10位の『瞳の奥の秘密』はスペイン、アルゼンチン合作。過去2回と比べても、国際色豊かなベスト10となった。また、特別部門として設けられている、著名人が昨年最も印象深かった1作を選ぶ「あの人の1本」には映画監督の黒沢清と女優の夏木マリが参加。黒沢監督は、ベスト10でも7位に入った『第9地区』を、夏木さんは、日系人監督キャリー・ジョージ・フクナガによる『闇の列車、光の旅』を選んだ。昨年のアカデミー作品賞候補作の中でも、ひときわ異彩を放った『第9地区』について、黒沢監督は「難民のような宇宙人が地球に飛来、ゲットーを作って住み着き、人間はたいへん迷惑する…と事前に聞いていた内容は冒頭のほんの5分だった。ここから映画が始まり、見る間にまっとうな活劇としての体裁を整えていく。立派な映画だ。とりわけ宇宙人と人間とが協力して敵の基地に潜入するシーンは、ジョン・カーペンターかと見紛うばかりの感動で泣きそうになった」と絶賛。一方、中南米・ホンジュラスから“夢の国”アメリカを目指して旅をする移民たちの姿を描いた『闇の列車、光の旅』について夏木さんは「私はロードムービーの旅が好きだ。主人公と一緒に知らない世界を見る興奮。しかしながら2010年は過酷な旅を経験した。『闇の列車、光の旅』はこの年、私にとって一番の衝撃作だ。製作は人気俳優ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ。監督がキャリー・ジョージ・フクナガ。この製作人たちは少女と少年に命がけの危険な旅をさせる。南米、ホンジュラスに住む少女サイラはよりよい生活を求め父とアメリカを目指すが、移民生活の過酷な現実の中で少年と出会い、ある事件をきっかけに2人は強くなっていく。監督は自ら不法移民と旅をしてリサーチしたという。いま、現実にこんな世界があるという事実。結末の感動はどんな旅より私は自由になれた」とのコメントを寄せてくれた。また、今年から新たに新設された「2010年を象徴する作品」という部門では、“3D元年”にふさわしく、『アバタ―』が最も多くの票を集めた。「映画館大賞 2011」の公式サイトでは、全ての投票結果のほか、「2010年 記憶に残った作品、劇場での出来事」と題して、全国の映画館スタッフから寄せられた観客とのエピソードや様々な思い出も紹介。順位と共に、こちらを読んでみると映画館に行く楽しみがさらに増すかも?映画館大賞 2011ベスト101位:『告白』2位:『息もできない』3位:『アバタ―』4位:『トイ・ストーリー3』5位:『インセプション』6位:『悪人』7位:『第9地区』8位:『オーケストラ!』9位:『十三人の刺客』10位:『瞳の奥の秘密』映画館大賞 2011公式サイト■関連作品:告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズ息もできない 2011年1月22日よりシネマライズにて期間限定公開アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedトイ・ストーリー3 2010年7月10日より全国にて公開© DISNEY/PIXARインセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved悪人 2010年9月11日より全国東宝系にて公開© 2010「悪人」製作委員会 十三人の刺客 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010「十三人の刺客」製作委員会第9地区 2010年4月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 District 9 Ltd All Rights Reserved.オーケストラ! 2010年4月17日よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開© 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved瞳の奥の秘密 2010年8月14日よりTOHOネマズ シャンテにて公開© 2009 TORNASOL FILMS - HADDOCK FILMS - 100 BARES PRODUCCIONES - EL SECRETO DE SUS OJOS (AIE)闇の列車、光の旅 2010年6月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2008 Focus Features LLC. All Rights Reserved.■関連記事:岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗第5回アジア・フィルム・アワード開催。登壇者から日本の被災者にお見舞いのコメント全国のビデオショップ店員が選ぶ「ビデオ屋さん大賞」創設1位は『サマーウォーズ』ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、『バットマン』新作で悪役に挑戦テキサス州で開催のメディア見本市にE・ペイジらが出席。震災への義援金募集も実施
2011年04月05日第3回沖縄国際映画祭で「特別上映作品沖縄プレゼンテーション」に選ばれた映画『天国からのエール』が、映画祭最終日の3月27日(日)に特別上映され、レッドカーペット、舞台挨拶に主人公を演じた阿部寛と熊澤誓人監督が登場した。同作は、「僕らの歌は弁当屋で生まれた・YELL」を原案に、不治の病と闘う仲宗根陽さんをモデルにした、沖縄の小さな弁当屋の主人・大城陽(阿部寛)が、高校生たちにバンドの練習場を提供するために作った音楽スタジオ“あじさい音楽村”を舞台に、陽と高校生たちの交流を描いた実話を映画化。“あじさい音楽村”がある沖縄県本部町で昨年10月から1か月強に及ぶオールロケを敢行して撮影が行われた。最初に阿部さんは、11日に起こった東日本大震災にふれ、震災の翌日から撮影のためにイタリアに行かねばならず、毎日テレビでニュースに釘付けになりながら心を痛めていたことを明かした。帰国し、「実際被災地へ行ってみないとわからないことがたくさんあるはず。これからは、被災された方々のために、出来ることを精いっぱいやりたいと思います」と被災地への思いを力強い口調で伝えた。映画のモデルとなった故・仲宗根さんは、昨年11月に闘病の末に亡くなっており、阿部さんは、「子供たちに全身でぶつかっていった人だと聞きました。自分ではなく、まず人のために何が出来るのか。そして『夢をあきらめるな』と言い続けたそうです。そんな実在した素晴らしい人物に少しでも近づけるように、仲宗根さんのお母さんや奥さんにお会いして、お話を伺い、日々葛藤しながら演じました」とふり返った。不治の病と闘いながらも若者たちに愛情込めて叱咤激励するという難役に挑んだ阿部さんの姿は多くの人の心を打つ。本作で長編監督デビューを果たした熊澤監督は、「沖縄の方々に一番早く観ていただけて、本当に嬉しい。多くの沖縄の方にも参加していただいて、いい雰囲気で撮影することが出来て幸せでした。楽しんで観てください」と頭を下げた。沖縄に住む若者たちを通し、生きることや夢を追いかけることの大切さを描いた、心にしみる作品。『天国からのエール』は10月公開。特集「よしもと芸人が贈る!沖縄国際映画祭2011」■関連作品:天国からのエール 2011年10月より全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会第3回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2011年3月18日よりカウントダウンイベント開始、22日から27日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】ピース綾部、ヤンキー高校生役に挑んだ初主演映画をアピール!【沖縄国際映画祭】AKB48メンバーが、被災地に向けて懸命エール!【沖縄国際映画祭】間寛平が語るアースマラソンのエピソードは笑いがいっぱい!【沖縄国際映画祭】木村監督が涙を流し完成させた作品で、日本中に笑いとエールを贈るステレオポニー、映画主題歌で沖縄「あじさい音楽村」の恩師に恩返し!
2011年03月27日第3回沖縄国際映画祭の「Peace」部門出品映画『TSY』が3月26日(土)に上映され、17歳のヤンキー高校生役で主演した34歳の綾部祐二(ピース)と、共演者の福田沙紀、安達健太郎(カナリア)、黒瀬純(パンクブーブー)、中川通成監督がレッドカーペット、舞台挨拶に登壇した。本作は、ヤンキー高校生(綾部)が偶然タイムスリップした場所で、自分の運命を変えるために仲間たちと共に奮闘する青春ムービー。初めて沖縄国際映画祭に参加したという綾部さんと福田さんは「元気を届けられたらと思って参加したのに、明るく、元気な沖縄の人たちに逆にパワーをもらった」と揃って明かした。綾部さんは、映画について「主役をいただいて、ありがたく思っています。難しく考えなくていい映画です。観て元気になれるし、なんかホッとする映画です」と見どころを述べた。福田さんは「何も考えずに楽しめる映画です。テンポもよくて、笑える要素がいっぱい」とアピール。「芸人たちとの共演で待っている間が面白かった」とふり返り、楽しい現場だったことを伝えた。TBSのバラエティ番組の演出をしていたという中川監督は「誰が主役かわかんないくらい、みんなカッコイイんです」と初監督の本作を誇らしげにアピールした。綾部さんのヤンキー高校生ぶりと、迫力のアクションシーンに注目の本作。さらに、相方の又吉直樹のカメオ出演にびっくり!最後の最後のオチまで席を立たないことをすすめる。特集「よしもと芸人が贈る!沖縄国際映画祭2011」■関連作品:第3回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2011年3月18日よりカウントダウンイベント開始、22日から27日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】映画祭最終日に阿部寛が登場、チャリティ活動に参加【沖縄国際映画祭】AKB48メンバーが、被災地に向けて懸命エール!【沖縄国際映画祭】間寛平が語るアースマラソンのエピソードは笑いがいっぱい!【沖縄国際映画祭】木村監督が涙を流し完成させた作品で、日本中に笑いとエールを贈る【沖縄国際映画祭】中谷美紀、涙をこらえ沖縄から被災地へエール!
2011年03月27日第3回沖縄国際映画祭のオープニング作品となる『クロサワ映画2』の上映が沖縄国際コンベンションセンターにて行われ、主演の黒沢かずこ(森三中)、光浦靖子、大久保佳代子、椿鬼奴、コン・テユ、イ・テガン、そして渡辺琢監督がレッドカーペットと舞台挨拶に登場した。前作である『クロサワ映画』が昨年の第2回沖縄国際映画祭で、「“Laugh部門”海人賞グランプリ」と「ゴールデンシーサー賞(審査員特別賞)」をダブル受賞したこともあって、続編の『クロサワ映画2』で堂々の凱旋を果たした。前作に続いてメガホンをとった渡辺監督は、「あれから1年。4人にはいまもまったく浮いた話もない。映画の中だけでも恋愛させないとダメになると思った。4人の“彼氏いない歴”をあわすと66年にもなる。この4人の生き様を96分にわたって描いています…」と制作までのいきさつを披露した。監督の話を受けて、黒沢さんは「今作は、それぞれの恋愛模様もあって、前作よりパワーアップしているし、リーズナブル」とちょっと照れたのかコメントが脱線してしまった様子。「濡れ場あるよー。あるかもよー。アニョハセヨー」と韓流スターとの共演ということもあってのジョークも失笑を買ってしまった。これでは、まだまだ恋愛にはほど遠いといわれても仕方がないかも?ほかのキャストたちも、「生きてきて、こんなに握手を求められたのは初めて。人に求められるっていいですね」と光浦さん。大久保さんにいたっては、「男の人の手をたくさん触れて肌のツヤが良くなった気が…」と自分のペースを崩さずコメント。鬼奴さんはキューティクルを失った自分の髪になぞらえて、「失うことによって生まれるものがある。そんな部分をじっくり観て」とアピール。最後には口をそろえて、「この映画を観て、元気になってほしい。元気がいっぱい詰まっています」と温かいメッセージを残した。第3回沖縄国際映画祭は3月18日(金)から27日(日)まで、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターをメイン会場に開催。特集「よしもと芸人が贈る!沖縄国際映画祭2011」■関連作品:第3回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2011年3月18日よりカウントダウンイベント開始、22日から27日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】相武紗季、初の子持ち役で新たな境地が開けた!【沖縄国際映画祭】私たちにも、できることがきっとある。吉本芸人が贈る映画祭開幕!映画、エンタメイベントの中止が相次ぐ中で、少しずつ開催の動きも木村祐一監督、次回作の主役はスリムクラブ!?「M-1取るまでの軌跡を描きたい」
2011年03月23日毎年恒例でアカデミー賞授賞式前夜に発表されるゴールデン・ラズベリー賞。第31回の授賞結果が26日に発表され、『エアベンダー』が最多5部門を制覇、2010年を代表する最低映画の栄誉(?)に輝いた。『エクリプス/トワイライト・サーガ』と共に最多9部門でノミネートされていた『エアベンダー』は作品賞、監督賞(M・ナイト・シャマラン)、脚本賞、助演男優賞(ジャクソン・ラスボーン)、使い方を間違ったインチキ3D映画賞の5冠。助演男優賞のラスボーンは『エクリプス/トワイライト・サーガ』と併せての受賞となった。ラジー賞の創設者で映画のパブリシスト、ジョン・ウィルソンは本年度から新設の“使い方を間違った3D映画賞”の授賞理由について「映画は2Dで撮影されたのに、3D映画上映のチャージとして数ドルを劇場から稼ぐためにデジタルで3D映画に加工されました。彼らは『加工した』と言いますが、我々は『正道を踏み外した』と言いたい」と述べた。続いて3部門制覇したのは『セックス・アンド・ザ・シティ2』。サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソンが最低主演女優賞に輝いたほか、スクリーンカップル/アンサンブル賞、最低続編賞を受賞した。ほかに、最低主演男優賞 はアシュトン・カッチャー(『バレンタインデー』、『キス&キル』)、最低助演女優賞は ジェシカ・アルバ(『キラー・インサイド・ミー』、『Little Fockers』<原題>、『マチェーテ』、『バレンタインデー』)が受賞した。ラジー賞は1981年に創設、「ゴールデンラズベリー賞財団」の会員および会費25ドルを支払った一般の映画ファンの投票により選ばれる。第25回のハル・ベリー(『キャットウーマン』)や第30回のサンドラ・ブロック(『ウルトラI LOVE YOU!』)のように、トロフィーを受け取りに来る勇気ある受賞者は今年は現われなかった。(text:Yuki Tominaga)写真は『セックス・アンド・ザ・シティ2』ジャパン・プレミアで来日したサラ・ジェシカ・パーカーほかキャスト4人。© AP/AFLO■関連作品:キラー・インサイド・ミー 2011年4月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© Copyright 2010 KIM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVEDキス&キル 2010年12月3日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開© 2010 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.バレンタインデー 2010年2月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© MMIX NEW LINE PRODUCTIONS, INC.セックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc. エクリプス/トワイライト・サーガ 2010年11月6日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.エアベンダー 2010年7月17日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved. 第83回アカデミー賞 [アワード]© Bob D’Amico/ABCマチェーテ 2010年11月6日より新宿バルト9ほか全国にて公開■関連記事:【オスカー総括】『英国王…』が横綱相撲30〜40代監督席巻で世代交代の波?【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜ダークカラー編〜【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜ホワイト編〜【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜レッド&パープル編〜【アカデミー賞】作品賞は『英国王のスピーチ』で決着!計4冠で賞レース制す
2011年02月28日第61回ベルリン国際映画祭が20日に閉幕、コンペティション部門でイランのアスガー・ファルハディ監督の『Nader and Simin: A Separation』(原題)が最高賞の金熊賞に輝いた。日本勢ではフォーラム部門に出品された瀬々敬久監督の『ヘヴンズストーリー』が国際批評家連盟賞と最優秀アジア映画賞を受賞した。『Nader and Simin: A Separation』は家族でイランからの出国を考える女性と、老父と国に留まる決意をした夫が離婚調停の際に思わぬ事態に直面するドラマ。物語を通して現代のイランの様相がうかがえる本作はキャストが銀熊賞最優秀男優賞、女優賞も受賞した。ファルハディ監督は2年前に『彼女が消えた浜辺』で同映画祭銀熊賞監督賞を受賞しているが、イラン映画が金熊賞受賞するのはこれが初めて。19日に行われた授賞式の際、ファルハディ監督は今年の映画祭で審査員に選出されながら、イランで禁錮刑を下され映画祭参加が叶わなかったジャファル・パナヒ監督について受賞スピーチで言及。「彼の問題は解決すると信じています。そして、彼が来年、この場に来ることを願っています」と語ったが、パナヒ監督は反政府運動に関わったとして6年の禁固刑の判決を受け、今後20年間の映画製作と海外渡航禁止を言い渡されている。銀熊賞審査員賞は『倫敦から来た男』のタル・ベーラ監督がドイツの哲学者・ニーチェの晩年のエピソードを題材に描くモノクロ作品『The Turin Horse』(原題)。受賞後の会見でタル監督は「これが私の最後の作品になります」と語った。銀熊賞最優秀監督賞は地元ドイツのウルリッヒ・コーラー監督(『Sleeping Sickness』<英題>)、銀熊賞最優秀脚本賞は『The Forgiveness of Blood』(原題)のジョシュア・マートン 、アンダミアン・ムラタジが受賞。また、短編映画を対象にしたベルリナーレ・タレント・キャンパスのベルリン・トゥデイ・アワードを英国在住の三宅響子監督のドキュメンタリー『Hackeney Lullabies』(原題)が受賞した。2009年の『愛のむきだし』(園子温監督)、昨年の『パレード』(行定勲監督)に続いて国際批評家連盟賞を受賞した『ヘヴンズストーリー』は4時間38分の力作。家族を殺された少女、妻子を殺された若い夫、理由なき殺人を犯した青年など、20人以上の登場人物が複数の殺人事件を介して繋がっていく11年間の物語。日本では昨年10月より全国にて順次公開中。(text:Yuki Tominaga)写真は『Nader and Simin: A Separation』(原題)で金熊賞を受賞したアスガー・ファルハディ監督。© AP/AFLO■関連作品:ヘヴンズ ストーリー 2010年10月2日よりユーロスペース、10月9日より銀座シネパトスほか全国順次公開© 2010 ヘヴンズ プロジェクト■関連記事:毎日映画コンクール授賞式稲垣吾郎、極悪人役にSMAPメンバー「地が出てるね」『ヘヴンズ ストーリー』忍成修吾インタビュー「この仕事が好きなんだなと実感した」
2011年02月21日第65回毎日映画コンクールの授賞式が華やかなグリーンカーペットイベントに続いて開催され、各受賞者が壇上で喜びを語った。授賞式後には報道陣向けの会見の時間もとられ、極悪非道な殿様役で男優助演賞を受賞した稲垣吾郎(『十三人の刺客』)が“悪役への目覚め”を熱く語る一幕も!スポニチグランプリ新人賞を受賞した徳永えり(『春との旅』)は、壇上で過酷な撮影をふり返りつつ、小林政広監督に感謝の弁。さらに、共演者の仲代達矢とのエピソードとして「撮影が本当につらくて、この映画で女優をやめようかとも思うくらい追い詰められましたが、仲代さんが『君は女優らしくないし、華があるかないかで言ったらない!だからこそ女優を続けなさい』とおっしゃってくださった」と明かし、さらなる飛躍を誓った。同じく新人賞受賞の遠藤要(『イエローキッド』)は、両親の離婚や母の死を経て、荒れた生活を送っていたが、ある老人ホームで芝居を公演し、それがきっかけで俳優の道を志したと語り、自身が関わってきた多くの人々への感謝の言葉を述べた。女優助演賞の夏川結衣(『孤高のメス』)は「(成島出)監督がすごい思いを込めた作品であり、俳優、スタッフが同じ方向を向いてやることができた」と充実した表情で喜びのコメント。続いて、客席からの「おめでとう!」という大歓声を浴びつつ登壇した稲垣さんは「初めての極悪非道な役で、脚本読んでびっくりして『(周囲に)どう思われるかな?』と思ったんですが、三池監督からは『こんな楽しい役はないから、好きに気持ちよく演じて』と言われた」と明かし、最後に「毎日新聞、良い新聞!」と付け加え、会場の笑いを誘った。さらに式後の会見では、出演後の周囲の反応について「(SMAPの)メンバーには『地だね』と。香取くんには『素の吾郎ちゃんだね』とか、ひどいことを言われました」と苦笑い。とはいえ、役柄は気に入っているようで「いつもメンバーにいじめられて『お前はMだ』と言われてるんですが、Sの部分が出てきましたね」とノリノリ。今後もこうした悪役を演じたいと意欲的に語っていた。『キャタピラー』で女優主演賞を受賞した寺島しのぶは、本作の若松孝二監督を引き合いに「監督のような激動の人生を送れるかは分かりませんが、情熱は持ち続けたい」と力を込めた。そして『孤高のメス』で男優主演賞に輝いた堤真一は「こうした場にいると、日本映画の諸先輩方の思いがあって、自分はその上に立たせてもらっているんだということを改めて感じます。今後、もっと深く、愛情を持って、そして自分を磨いて映画に関わっていきたい」と真摯な表情で語り、会場の喝采を浴びた。そして、稲垣さん同様に「毎日新聞、良い新聞」と付け加え、再び会場は笑いに包まれた。映画界の発展に貢献した女優に贈られる田中絹代賞を受け取った江波杏子は、デビュー当時の17歳のときに、田中さんが監督を務めた『流転の王妃』の撮影現場に行ったという思い出を語り、大女優の名を冠した賞の受賞を喜んだ。そして、今年の本映画賞で、最高賞に当たる栄えある日本映画大賞に輝いたのは、妻夫木聡、深津絵里主演の『悪人』。壇上に上がった李相日監督は「役者を追い込み、彼らの力が大きな力になりました。全員で掴み取った作品なので、キャスト・スタッフを代表してこの賞をいただきます」と感慨深げにトロフィーを受け取り笑顔を見せた。毎日映画コンクール受賞一覧日本映画大賞:『悪人』日本映画優秀賞:『春との旅』監督賞:三池崇史(『十三人の刺客』)外国語映画ベストワン賞:『息もできない』男優主演賞:堤真一(『孤高のメス』)女優主演賞:寺島しのぶ(『キャタピラー』)男優助演賞:稲垣吾郎(『十三人の刺客』)女優助演賞:夏川結衣(『孤高のメス』)スポニチグランプリ新人賞:遠藤要(『イエローキッド』)/徳永えり(『春との旅』)田中絹代賞:江波杏子脚本賞:佐藤有記(『ヘヴンズ ストーリー』)撮影賞:近藤龍人(『海炭市叙景』)音楽賞:ジム・オルーク(『海炭市叙景』)美術賞:近藤成之(『武士の家計簿』)録音賞:中村淳(『十三人の刺客』)アニメーション映画賞:『カラフル』TSUTAYA映画ファン賞:『THE LAST MESSAGE 海猿』(日本映画部門)/『エクリプス/トワイライト・サーガ』(外国映画部門)特別賞:高峰秀子■関連作品:エクリプス/トワイライト・サーガ 2010年11月6日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.カラフル 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010森絵都/「カラフル」製作委員会 武士の家計簿 2010年12月4日より全国にて公開© 2010「武士の家計簿」製作委員会海炭市叙景 2010年11月27日より函館先行公開、12月上旬、渋谷ユーロスペースにて公開© 2010佐藤泰志/『海炭市叙景』製作委員会THE LAST MESSAGE海猿 2010年9月18日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 小学館イエローキッド 2010年1月30日よりユーロスペースほか全国にて順次公開CATERPILLARキャタピラー 2010年8月14日より公開© 若松プロダクション孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会ヘヴンズ ストーリー 2010年10月2日よりユーロスペース、10月9日より銀座シネパトスほか全国順次公開© 2010 ヘヴンズ プロジェクト十三人の刺客 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010「十三人の刺客」製作委員会息もできない 2011年1月22日よりシネマライズにて期間限定公開春との旅 2010年5月22日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2010『春との旅』フィルムパートナーズ/ラテルナ/モンキータウンプロダクション悪人 2010年9月11日より全国東宝系にて公開© 2010「悪人」製作委員会■関連記事:毎日映画コンクールタキシードの稲垣吾郎に大歓声!三池監督は銀色ジャケットで登場【シネマモード】2011年、注目なのは誰?2010年映画ファンが選ぶベストムービー洋画大作を抑えあの邦画がNo.1に輝く!日本アカデミー賞優秀作品を一挙上映!好きな作品を観られる鑑賞券を5組10名様プレゼント【シネマモード】2010年をふり返ってみれば…
2011年02月08日65回目を迎える「毎日映画コンクール」授賞式が、2月8日(火)、神奈川県川崎市のミューザ川崎シンフォニーホールにて開催。昼過ぎ、授賞式の開幕に先立って、グリーンカーペットイベントが行われ、堤真一(男優主演賞)、寺島しのぶ(女優主演賞)、稲垣吾郎(男優助演賞)ら受賞者がファンの歓声に迎えられながらカーペットを闊歩した。『孤高のメス』で男優主演賞を受賞した堤さんはノーネクタイで黒いシャツとジャケット姿で登場。握手を求めるファンに気さくに応じていた。『十三人の刺客』での狂気を帯びた演技が絶賛され、男優助演賞を受賞した稲垣さんがタキシード姿で登場すると、カーペット脇の観客から一層、大きな歓声が沸きあがった。堤さんと同じく『孤高のメス』で女優助演賞受賞となった夏川結衣は黒いドレスで笑顔で登場。スポニチグランプリ新人賞を受賞した遠藤要(『イエローキッド』)と徳永えり(『春との旅』)は少し緊張した表情。観客の歓声に「ありがとうございます」と応えていた。『十三人の刺客』で監督賞に輝いた三池崇史監督は、何とシルバーのジャケット姿で登場し、これには会場から「おぉー」っとどよめきが。いったいどこで購入したのか?これが似合うのがさすが三池監督といったところ。ほかに、田中絹代賞を受賞した江波杏子、『カラフル』でアニメーション映画賞を受賞した原恵一監督、TSUTAYA映画ファン賞に輝いた『THE LAST MESSAGE 海猿』の羽住英一郎監督、日本映画優秀賞の『春との旅』の小林政広監督らも来場した。『CATERPILLARキャタピラー』で昨年のベルリン国際映画祭の最優秀女優賞受賞の快挙に続き、本映画祭でも女優主演賞を受賞となった寺島さんはグリーンカーペット前の会見に出席。『赤目四十八瀧心中未遂』以来の女優主演賞に「7年前は会場に来ることができなかったので、今回、この舞台に立てて嬉しいです。本当に小さなところから始まった映画でした。このような伝統ある賞をいただけて自信になります」と喜びを語った。この日は最愛の夫で、フランス人アートディレクターのローラン・グナシア氏は「来たがっていたんですが、インフルエンザで寝ています」とのことだったが、「早く帰ってしゃぶしゃぶを私が作る約束なので、そのときにシャンパンでも開けようかと思います」と笑顔で語った。報道陣から「子作りは?」とストレートに問われると、「いつでもウェルカムです」と答えつつ「子作りに専念しようかと思ってた矢先に『キャタピラー』の脚本が来たんですよ(笑)。だから、こういうことはどうなるか分からないものですね。自然の成り行きに任せます」と語った。この後、同会場のホール内で授賞式が始まり、各受賞者に賞が授与される。■関連作品:カラフル 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010森絵都/「カラフル」製作委員会 春との旅 2010年5月22日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2010『春との旅』フィルムパートナーズ/ラテルナ/モンキータウンプロダクションイエローキッド 2010年1月30日よりユーロスペースほか全国にて順次公開孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会十三人の刺客 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010「十三人の刺客」製作委員会CATERPILLARキャタピラー 2010年8月14日より公開© 若松プロダクション■関連記事:毎日映画コンクール授賞式稲垣吾郎、極悪人役にSMAPメンバー「地が出てるね」日本アカデミー賞優秀作品を一挙上映!好きな作品を観られる鑑賞券を5組10名様プレゼント【シネマモード】2010年をふり返ってみれば…沢村一樹インタビュー初監督作に育んできた夢と初恋への思いを込めて「闇金ウシジマくん」山田孝之インタビュー「嫌われるのは結構好きですね(笑)」
2011年02月08日第5回目報告富国生命が、金融庁に対して第5回目となる、業務改善計画の実施状況の報告書を提出した。これは平成20年8月1日付で、同社が金融庁に提出した計画をうけてのもの。報告書は大きく分けて下記の3点からなっている。1.経営管理(ガバナンス)態勢の改善および強化2.内部監査態勢等の改善および強化3.保険金等の支払漏れ等に係る再発防止策等の必要な見直しおよび改善※画像はイメージ経営陣への素早い報告と顧客の声まず1の経営管理に関しては、さらに細かく分類された項目が並ぶが、代表例を幾つか挙げると、経営陣が保険金等の支払い・不支払い状況を、より適切に把握できるようにするため、取締役会への報告を四半期毎に行うようにした。また保険金等の支払い業務に関わる人員を増強し、現在は120名体制を維持していること。給付金等を支払った顧客1万名に対して実施したアンケートに基づき、様々な再発防止策を重ねている、などが挙げられた。年4回の自主検査2では、保険金等支払管理部門の監査体制を強化し、本社各部門においては原則年1回の自主検査を、同部門では年4回実施し、その都度速やかに検証を行っていることなど。3では上記を総括する同社の意思が述べられ、下記のような見解も発せられている。保険金等の支払漏れ等に係る再発防止策を確実に実施するとともに、保険金等支払管理部門をはじめとする業務改善計画に関与する部門ならびに内部監査部門による検証を行い、再発防止策の必要な見直しおよび改善を図っております。
2011年02月06日贈呈式の翌日に皇居へ昭和25年に創設され、戦後の荒廃した状況から、日本の保健衛生の向上に貢献した個人や団体を表彰する『第63回保健文化賞』の募集が開始された。主催は第一生命で、後援には厚生労働省などが名を連ねる。応募期間は4月15日まで。毎年秋に贈呈式が行われ、翌日には受賞者が天皇・皇后両陛下の拝謁を賜る同賞は、前回までに605団体、311名の個人が晴れて受賞をしている。同賞の対象となるのは、下記の基準を満たしている個人・団体。1.保健衛生(関連する福祉等を含む)を実際に著しく向上させた団体あるいは個人2.保健衛生(関連する福祉等を含む)の向上に著しく寄与する研究または発見をした団体あるいは個人10年以上の活動を応募は必ず他薦を基準とし、国外の活動も含まれる。また同賞における保健衛生とは、『保健医療』『生活環境』『高齢者保健福祉』『障がい者保健福祉』『少子化対策』などを指している。応募の資格として、団体であれば10年以上の実績、個人であれば50歳以上で、かつ10年以上の活動年数などが必要。平成22年度は、団体・個人合わせた賞金総額が2,500万円となり、神奈川県の『川崎病の子供をもつ親の会』、三重県の『三重県アルコール関連疾患研究会』など多数が顕彰されている。応募や問い合わせなど、詳しくは主催者まで。第一生命CSR推進室(大坪)※CSR推進室は平成23年4月1日付でDSR推進室に改称します。TEL 050-3780-6950受付時間 平日9:00~17:00
2011年02月03日第34回目のコンクール住友生命保険相互会社は、第34回こども絵画コンクールの入賞者を発表した。同コンクールは優秀な作品がフランス国立ルーヴル美術館に展示される、意欲的なものとなっている。応募総数は236,734点にものぼり、全国の支社審査を通過した中から、特に認められた638点が特別賞・金賞・銀賞・銅賞・秀作賞を受賞。さらに特別賞・金賞・銀賞の102点が、明年ルーヴル美術館に展示されることが決定した。はしかワクチン14万回分に同社はこのコンクールにおいて、渡した画用紙1枚につき1円、受け付けた応募作品1点につき10円をユニセフに寄付することを決めており、今回の寄付金額は312万810円となった。これは「はしか」の予防接種ワクチンに換算すると、約14万7千回分に相当するという。今回のコンクールの入賞作品は、まず12月23日~27日まで、池袋サンシャインシティの文化会館2階展示ホールDで展示され、その後明年3月11日~4月11日まで晴れてフランスへと旅立つ予定。
2010年12月02日創意工夫のホームページたち株式会社損害保険ジャパンが事務局を務める、「第8回全日本小学校ホームページ大賞」(J-KIDS大賞2010)の表彰式が13日に行われた。これはホームページをテーマとした下記の理念に基づいて、優れたサイトを持つ小学校を顕彰するというもの。『ホームページの活性化を通じて、学校と保護者・地域とのより良い関係の構築に寄与するとともに、未来を担う小学生が、主体的・積極的にホームページを使いこなす環境の醸成とリテラシーの育成に貢献する』選考総数は19,333校選考対象となったのは全国で19,333校にもおよび、7月には都道府県の代表52校が決定。10月にはさらに10校が「デジタルイメージ賞」などによって選出され、11月13日に晴れて最後の各賞が決まった。今回見事大賞である「J-KIDS大賞」を受賞したのは、埼玉県の寄居町立鉢形小学校。満開の桜の木と白い校舎が映えるトップページから、様々なリンクや子供たちの明るい表情、給食の写真などユニークで楽しい雰囲気が読み手にも伝わってくる。下記は主催者のコメント。子どもたちの明るく元気な様子が伝わってくる、はつらつとしたホームページです。トップページの「みんなのじまん 鉢小ベスト6」は見た目にも楽しく注目して欲しいコンテンツを大変上手にアピールしています。また、文部科学大臣賞には鹿児島県の鹿児島市立城南小学校が、総務大臣賞には和歌山県の新宮市立王子小学校が、経済産業大臣賞には北海道の室蘭市立喜門岱小学校が選出された。
2010年11月17日学生時代の行事といえば体育祭に文化祭、修学旅行……といろいろありますが、皆さん忘れていませんか、「合唱コンクール」の存在を!さまざまなドラマや事件が起こり、青春の1ページに色を添えてくれている合唱コンクールに、どんな思い出がありますか?心のアルバムを開くべく、アンケートをとってみました!調査期間:2010/9/22~2010/9/27アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 578件(ウェブログイン式)■どんな課題曲を歌った?多かった回答は「時の旅人」、「マイバラード」、「旅立ちの日に」など。合唱コンクールならずとも、音楽の授業で歌った方も多いのでは?また、昔流行した歌謡曲やJ-POPが音楽の教科書に載っているなんてことも、結構あるのでしょうか。リリース年代別に見てみましょう。■歌謡曲やJ-POPで、歌った曲は?【1960~70年代の曲】見上げてごらん夜の星を(坂本九)/イエスタデイ(ザ・ビートルズ)/翼をください(赤い鳥)/あの素晴しい愛をもう一度(北山修、加藤和彦)このあたりは、定番中の定番ですよね。「翼をください」や「あの素晴しい愛をもう一度」については、もともと歌謡曲であったことを知らなかった人もいました。【1980~90年代の曲】想い出がいっぱい(H2O) /川の流れのように(美空ひばり)/乾杯(長渕剛)/空も飛べるはず(スピッツ)「川の流れのように」は美空ひばりさんのコブシの利いた歌声が印象強いので、合唱にするとどんな雰囲気になるのか気になります!【2000年代の曲】世界に一つだけの花(SMAP) /さくら(森山直太朗)/Everything (MISIA) /FINAL DISTANCE(宇多田ヒカル)ここまでくると最近の曲という感じですね。合唱だと聞き慣れた曲も新鮮に思えそう。■合唱コンクールの思い出は?「中学のときの合唱コンクールで、まじめな子も不良っぽい子も、優勝目指して毎日早朝練習してクラスが一つになった気がした。優勝できたときはほんとにうれしくて泣いて、今思うと青春してたな~って感じです」(24歳/女性/千葉県)「ピアノ伴奏をやったところ、女子からかっこいいと言われました」(25歳/男性/埼玉県)「思いっきり歌ったら、自分の声が大きすぎたため、友人からいろいろといじられました」(25歳/男性/兵庫県)「中学生のときに、ひそかに思いを寄せていたクラスメートが指揮者をやっていて、その曲の最中ずっとその人のことを見ていた」(27歳/女性/神奈川県)いやぁ、青春ですねー!甘酸っぱい気持ちになりました。なかには「中学3年生のとき必死でみんなで頑張ったけど、1位になれなかった」(27歳/男性/千葉県)とか、「音痴だったので苦手だった」(31歳/男性/福岡県)という苦い経験をお持ちの方もいましたが、一緒に頑張ったクラスメイトと思い出を共有できることは、何ものにも代えられないものですよね。今度の同窓会は、カラオケに行って合唱曲をみんなで歌ってみるのもいいかもしれません。あれから数年たった今、どんな合唱になるのでしょうか?(栗本千尋+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】母校の伝統がズラリ。「運動会の変な出し物」【コラム】怒ると○○が……!?私の記憶に残る学生時代の名物先生【コラム】ビジネスマンに聞いた、学生時代にやっておきたかったこと!
2010年11月11日学生から大人まで、広く映画字幕翻訳の楽しさを伝える「字幕翻訳コンクール」(神田外語グループ・読売新聞社主催)の授賞式が11月3日(水・祝)、都内にて開催された。当日は審査委員長を務める、日本における映画字幕翻訳の先駆者、戸田奈津子と映画コメンテーターのLiLiCoを迎えて、映画業界の最前線にいる2人ならではのトークをはじめ、字幕翻訳のポイント講座が行われた。数多くの大物ハリウッドスターたちの通訳としても知られる戸田さんは、シルヴェスター・スタローンやクリント・イーストウッドらとの数々のエピソードと貴重な写真を披露し、会場を沸かせた。その中でも“いい男”と太鼓判を押すのがレオナルド・ディカプリオ。今年の来日時をふり返り「20年間ずっと見てますが、少年から別人のようになってて、成長したなとまざまざと感じた」と吐露した。一方、華麗な表舞台とは裏腹に、翻訳の現場では、何と映画1作に対して1週間というハードスケジュールの中で字幕翻訳をこなしているという戸田さん。「日本語は、10年前に使っていた言葉がいまは使われなかったり、新陳代謝が激しい言語なので、10年後も通じるかどうかも考えないといけない」と、日本語翻訳の難しさと奥深さを語った。今回の翻訳コンクールで課題作品となったのは、ジュリア・ロバーツ主演の『食べて、祈って、恋をして』。戸田さんが選んだ5つのシーンにオリジナルの日本語字幕をつけるという内容で、今年は過去最高の30,490件もの応募があり、海外からも100件以上の応募が寄せられた。昨年に続いてLiLiCoさんも翻訳にチャレンジしたが、この日は本人曰く“ホラーの時間”という、戸田さんによるチェックも。時に戸田さんから「どうしてこうなるの!?」との厳しいツッコミを受け、苦し紛れの言い訳も見せながら、LiLiCoさんは「日本語の美しさを感じました。もっともっと日本語を学びたいと思います!」とさらなる精進を誓っていた。そして、多数の応募作品の中から最優秀賞を受賞したのは、これが初めてのトライという大北晶子さん。戸田さんは「格言もちゃんと踏まえ、細かいところまで気を配っていたところに本当に関心しました」と称賛の言葉を贈った。受賞に大北さんは、「本当にびっくりして、何かの間違いじゃないかと思いました」と驚きを含みながらも「来年も応募します」と喜びと共に新たな決意を語った。昨今では、若い世代の“活字離れ”も叫ばれているが、戸田さんは「これがきっかけで映画を観て、語学に対する興味を持っていただいて、自分たちの国の言語である日本語、日本人としての誇りに接触する機会に貢献できていれば嬉しいです」と、期待と希望を込めて映画字幕を志す人々、さらに映画業界にエールを贈った。『食べて、祈って、恋をして』字幕翻訳コンクール特集『食べて、祈って、恋をして』字幕翻訳コンクール公式サイト■関連作品:食べて、祈って、恋をして 2010年9月17日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開■関連記事:ペネロペ、バルデムと共にお出かけで大きくなったお腹を披露ハビエル・バルデム、沈黙を破り、父親になる喜びを激白旅したいロケ地を投票!『食べて、祈って、恋をして』Tシャツを5名様プレゼント字幕翻訳コンクール開催記念!『食べて、祈って、恋をして』鑑賞券を20組40名様プレゼントジュリア・ロバーツが「コンニチハ!」ジャパン・プレミアの模様を動画でお届け
2010年11月06日