ついに3月25日、上海でフィギュアスケートの世界選手権がスタートする。それに先立ち、羽生結弦選手が23日に現地入りした。24日には早速公式練習に姿を見せている。日本のみならず、中国にも羽生選手のファンは多い。ネット上にも自国を訪れた羽生選手に対する喜びの声が上がっている。中国版ツイッター「ウェイボー」からその声を拾ってみた○自家製応援グッズを配るファンも羽生選手現地入りのニュースを心待ちにしていたファンたち、「ついに上海に! 」という喜びのコメントがいくつも見受けられる。中には、「会場に行くことはできないけど、同じ中国にいると思うことで自分を慰めているの」というけなげな声も。実際に試合会場に行ける幸せなファンの中には、応援用グッズを自ら作成し、羽生選手のファンに配るというボランティアのようなファンまでいるから驚きだ。○語学力を駆使し最新情報を追う羽生選手の公式練習において、日本メディアが発信した「4回転トーループで転倒し、トリプルアクセルも手を突いた」という報道が、ウェイボー上でも話題になっている。日本のメディアの方が、中国メディアよりも日本人選手の記事を多く出しているだろうことは、中国のファンたちも想像がつく。そこで中国のファンたちは語学力を駆使して、羽生選手の行動を追っている。愛は言語の壁をやすやすと越えたようだ。2014年末は負傷、手術と続き、体調が懸念されている羽生選手を「まだ完全じゃないの? 緊張する」とわがごとのように心配する声や、「ゆっくり頑張って」と労るコメントも見られる。羽生選手にとって中国は決してアウェイではないようだ。
2015年03月24日寝具メーカーの東京西川は3月12日、フィギュアスケート・羽生結弦選手とのサポート契約を締結したことを明らかにした。同社は今後、眠りのスペシャリスト「スリープマスター」によるアドバイスなどを通じて、同選手のコンディショニングを睡眠の面からサポートしていくという。同社は、羽生選手が以前から同社の寝具を活用していたという縁もあって、今回のサポート契約へとつながったことを説明。パーソナル・フィッティングによる身体に適した敷き寝具や、オーダーメード枕の提供、スリープマスターからのアドバイスなどを通じて、羽生選手をサポートしていくことを目指す。今回の契約に付随して、3月19日にスタートする交通広告とインターネット広告、さらに4月5日より放映予定の同社の新ブランド「&Free(アンドフリー)」のCMに羽生選手が出演する。「僕は眠りを大切にしています」という羽生選手は、「睡眠は、食べることと同じように生きるために大切なことなので、子供の頃からとても興味がありました。人間にとって睡眠は、運動して疲れた身体やいろいろなことを考えて疲れた脳を癒やすメンテナンス時間ですから」とコメント。さらに「睡眠に関してさまざまなアドバイスをもらえるスリープマスターは、とても頼もしい存在です。また、パーソナル・フィッティングしてもらって、自分に合う枕やマットレスができるのはうれしいです。今後スリープマスターのアドバイスを受けたいと思います」と続け、感謝の意を示した。なお、今後も羽生選手はさまざまな同社の広告に出演する予定とのこと。
2015年03月12日バスクリンは2月20日、フィギュアスケートの羽生結弦選手(ANA所属)と入浴剤の広告出演契約を締結したことを発表した。今回の契約は、羽生選手の持つ"ひたむきさ""誠実さ"が同社の理念に合うこと、また、同社が展開している薬用入浴剤「きき湯ファインヒート」を自身のコンディショニングをサポートする愛用品のひとつとしていることから、羽生選手の快諾を得て、このたび入浴剤の広告出演契約を締結することとなったという。羽生選手を起用した広告は、順次掲出される予定となっている。
2015年02月20日フィギュアスケート・羽生結弦選手が、昨年12月26日から28日にかけて開催された全日本選手権で優勝し、見事に大会3連覇を達成した。11月の中国杯では試合前の公式練習で他の選手と激突し、頭部とあごから流血をするほどのケガを負った。一時は出場も危ぶまれた12月のグランプリファイナルでは、けがの影響を感じさせない288.16という高得点をマークしてV2。そして、そのわずか2週間後の全日本選手権でも表彰台の頂上に立った。27日のフリーでは、冒頭の4回転サルコウこそ転倒したものの、続く4回転トゥーループは華麗に決めてみせる。演技後半には、トリプルアクセルからのコンビネーションジャンプを2度も成功させるなど、着実に得点を伸ばしてを栄冠を手にした。しかも、同大会後に「尿膜管遺残症」を患っていたことが判明。最近は中国杯のけがとは別の痛みを伴いながらの戦いを強いられていたが、それでも結果を残したかっこうだ。○羽生選手を優勝に導いた3つの要素名実共に「日本の絶対エース」となっているソチ五輪金メダリストは、なぜ全日本選手権で優勝できたのだろうか。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在は関西大学を拠点にコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんは、羽生選手には3つの勝因があったと見る。ジャンプ時の工夫まず、「ジャンプ時の工夫」が得点を大きく伸ばした要素の一つではないかと指摘する。「羽生選手はもともと、ジャンプなどのエレメンツ一つひとつの質が良く、出来栄えを評価するGOEでも加点がよくついています。全日本選手権では、ジャンプ着氷時の流れや、空中姿勢での工夫(手を上げてのジャンプ)もあり、より加点がつきやすいものになっていました」。得点を伸ばすためのプログラムさらに、得意のジャンプを最大限にいかすためのプログラムも奏功したという。「ショートプログラムでは、基礎点が1.1倍となる演技後半にジャンプを2本入れ、フリーでは演技後半にジャンプコンビーネーションを3本入れていました。戦略面での作戦が見事にはまり、羽生選手に有利に作用したなという印象です」。羽生選手のフリーの技術点は、加点のない状態(ベースバリュー)で90.12点と、その次にベースバリューが高い宇野昌磨選手(79.37)を10点以上も上回っている。なおかつ、基礎点が高くなる演技後半にトリプルアクセルを2本入れるなど、自身の武器であるジャンプがより大きな得点源になるように立てた演技構成を、澤田さんは高く評価している。精神力そして最後に、強いメンタル面が羽生選手を支えたと見ている。「全日本選手権は、3月の世界選手権などシーズン後半の大会の選考会も兼ねているため、独特の緊張感が漂っています。ただ、羽生選手は終始リラックスしているように見受けられました。もちろん、集中すべきところでは集中し、緊張感を高めていましたが、不安な気持ちなどは見えませんでした。むしろ、練習してきたことに自信を持ってこの大会に臨んでいるのかなと感じました」。そんな"絶対王者"は、昨年12月30日に「尿膜管遺残症」の手術を受け、1カ月は安静が必要とされている。そのため、3月に中国・上海で開催される世界選手権への出場が微妙なところではある。ただ、出場できれば2013-2014シーズン同様、全日本選手権とグランプリファイナル、世界選手権の「3冠」も現実味を帯びてくる。羽生選手がどのような決断をくだすのか、ファンは要注目だろう。○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2015年01月06日先日開催されたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル。羽生結弦選手は11月の中国杯で、試合前の公式練習中に他の選手と衝突するアクシデントに見舞われながらも2位入賞を果たすものの、ケガの癒えていない中で出場したNHK杯で満足のいかない結果となり、GPファイナル出場権には6人中6番目というギリギリで滑り込んだ。しかし、終わってみると圧倒的な大差をつける今シーズン世界最高得点をマーク。見事、GPファイナル日本男子初となる大会2連覇を成し遂げた。そのスケート技術・表現力は世界トップクラスなので、それは当たり前なのかも知れない。しかし、筆者にはその精神力の強さが印象に残った。そんな時、改めて羽生選手の試合を見ていると気になることがあった。それは羽生選手の首元。どの試合でも常にファイテンのネックレスを身に着けている。野球選手でもよく見るが、首や手首にネックレスやブレスレットを着用するアスリートは多い。この際なので、ファイテンさんに聞いてみることにした。対応頂いたのは、ファイテン株式会社広報部部長の丸山さんです。――ファイテン株式会社の事業内容は何でしょう?丸山さん: ファイテンは、健康・スポーツ・美容商品を製造販売する企業です。ブランドステートメントとして「すべての人のボディケアカンパニーへ」を実現するべく、様々な技術・商品を開発、販売しています。――羽生選手が使っている商品は?丸山さん: 『phiten-UPG』というファイテンの最高峰の技術が搭載された商品の一つです。羽生選手には『RAKUWAネックX100』のチョッパーモデルとミラーボールモデルを愛用いただいています。――その特長について教えてください丸山さん: ファイテンでは、誰もが気軽に手を伸ばすことができる定番商品として、これまでさまざまなボディケアアイテムを販売してきました。しかし、一方ではパフォーマンス性能を維持しながら、ビジネスシーンやカジュアルシーンでも身に着けられる高いデザイン性を持った商品を望む声も多くありました。その声に応えてリリースしたのが『phiten-UPG』です。例えばフィギュアスケートでは華やかな衣装も魅力の一つですが、羽生選手からは『コーディネイトできるデザイン性が気に入って、試合でも着けられるようになった』と好評いただいています。――羽生選手がネックレスを使うきっかけは?丸山さん: お父様がファイテン商品の愛用者で、8歳の時に『RAKUWAネック』をすすめられ、着けてみて『身体の感覚が違う』と感じたそうです。以前は練習時に着けていたのですが、『phiten-UPG』は試合でも着用し、最近は『着けていないと落ち着かず、演技に影響するほど』と言ってくださっています。突然の取材にも関わらず、かなり丁寧に説明を頂けた。あのネックレスにそんな秘密があったとは。そのネックレスだが、どんな技術が使われているのだろう? 野球選手含め、多くのアスリートが愛用してる様子だが。――その他にはどんな技術が使われていますか?丸山さん: ファイテンでは、金属をナノレベルで水中に分散させる水溶化メタル技術を開発し、世界各国で100以上の特許を取得しています。この技術は"アクアチタン"と呼ばれ、本来は水に溶けないチタンを水溶化させ、染料のように素材に含浸することができます。近年では国内外の研究施設で水溶性チタンを用いた様々な学術研究が実施されており、各国の研究者間で活発な意見交換が行われています(アクアメタル研究会)。例えばアスリートを対象にした研究では、過酷なランニング後の回復期に用いた水溶性チタンが関節可動域や筋腱機能の改善及びランニング効率を高めるといったデータも報告されています。心身を本来のリラックス状態へとサポートする。これがネックレスに使われている"アクアチタン"の効果らしい。どんな状況でもリラックスし、自分の能力を最大限発揮する。トップアスリートは極限の状況で勝負を行うため、自身を高めることに関しては貪欲だ。――それで多くのスポーツ選手が使っているのですね?丸山さん: 当社の商品は羽生選手に限らず、ゴルフ界で活躍する松山英樹選手や、メジャーリーガーのダルビッシュ有選手も愛用されており、私共としては今後も日々挑戦し続ける皆さんをサポートしていければと考えています。――有難うございました本日より2014年を締めくくる全日本フィギュアスケート選手権大会が始まる。最終調整を行う羽生選手の胸中には、私たちが想像もできないプレッシャーがあるだろう。しかし、プレッシャーのかかる舞台はアスリートだけでなく、一般人も同じ。私達も自分なりの対処方法を見つけたいですね。○今回お話を聞いたファイテン株式会社とは?健康・スポーツ・美容商品の製造・販売を行い、創業以来「すべては健康を支えるために」というポリシーを掲げ、数多くのボディケア商品を世に送り出す。ダルビッシュ有選手、松山英樹選手、藤浪選手など多くのトップアスリートが契約を結んでいる。2014年12月に羽生結弦選手とアドバイザリー契約を結ぶ。ファイテン株式会社公式HP
2014年12月26日ANAグループは2015年2月1日より、客室乗務員、地上旅客係員、ラウンジスタッフの制服を一斉にリニューアルすることを記念して、「ANAオリジナル CAリカちゃん」を1月1日より発売する。なお、インターネット販売は先行して12月25日より発売する。ANAグループの新制服は「挑戦」「変化」をコンセプトにデザインされており、同グループ初となる外国人デザイナーのプラバル・グルン氏が、ANAのコーポレートカラーであるブルーラインを大胆に取り入れた。実物を忠実に再現したオリジナル「リカちゃん」は、機内販売とインターネット販売(ANA ショッピング A-style)の2種類の商品を用意する。機内販売のリカちゃんは、爽やかなショートボブとCA風のメイクを施した。同グループが運航する国内線・国際線で、2015年 1月1日より、国内線は5,000円(税込)、国際線は4,600円(免税)で発売する。インターネット販売のリカちゃんは、エプロンやブラウスなどの着せ替えアイテム17点をそろえたフルセット仕様。バック、キャリーカートなどの小物類もそろっている。12月25日より、8,800円(税込・送料別)で発売する。それぞれ売り切れ次第、販売終了となる。(c)TOMY
2014年12月22日ソチ五輪金メダリストのフィギュアスケート・羽生結弦選手は、日本時間12月12日から14日まで開催されていたグランプリ(GP)ファイナル大会で、トータル288・16をマークして大会2連覇を達成した。11月の中国杯では試合前の公式練習で他の選手と激突し、頭部とあごから流血をするほどのアクシデントに見舞われた。その影響もあってか、GPファイナルもギリギリ6位で滑り込んだ。だが、SPで今シーズンの世界最高スコアとなる94・06をたたきだすと、フリーでは自己ベストとなる194・08をマーク。終わってみれば2位に30点以上もの大差をつけての圧勝で、完全復活を印象付ける勝利となった。フリーでは冒頭の4回転サルコウと4回転トゥーループを鮮やかに決め、GOEでも共に2点以上の加点を得る。体力の落ちる後半も3回転ルッツ-2回転トゥーループ、トリプルアクセル-3回転トゥーループなどのジャンプを次々と決めてみせる。最後の3回転ルッツのみ転倒してしまったが、それ以外はほぼ完璧な演技を披露した。「オペラ座の怪人」のファントムに自身を重ねてのステップや舞いも、プログラムコンポーネントで唯一90点台(91・78)をマークするなど高い評価を得て、自己ベスト更新につなげた。羽生選手はなぜ優勝できたのか。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在は関西大学を拠点にコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんは、「攻めの姿勢」を貫いたことが奏功したのではないかと指摘する。「SPとフリー共にノーミスとはなりませんでしたが、フリーでは基礎点が1・1倍になる後半にトリプルアクセルを2本入れるなど、『守るのではなく、勝ちにいくための攻めの構成』と感じました」。6位でGPファイナルに出場した羽生選手は、自らを「挑戦者」と位置づけて大会に臨んだ。最後まで自分を信じて攻め抜いた気持ちが、プラスに働いた形になったと澤田さんは見ている。「ソチ五輪のチャンピオンとして今シーズンを迎え、非常に重圧がかかったシーズンインだったかと思います。中国杯では事故もありましたが、それを感じさせないような堂々とした演技でした。(GPファイナルは)シーズン初旬に予定していた構成より難易度を少し落としているとはいえ、五輪チャンピオンになってもなお、成長しようとする姿がこのような結果につながっているのではないかと思います」。けがからの復活劇を見せた羽生選手が次に見据えるのは、全日本選手権の表彰台。注目の大会は、12月26日より長野のビッグハットにて開催される。○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2014年12月16日仙台空港で11月1日~11月9日に、特別企画「羽生結弦氷上の飛翔展」を開催する。○羽生選手の衣装も展示同企画では、仙台市出身で2014年のソチオリンピックでは男子シングルで金メダルに輝いた羽生選手の魅力を紹介。同大会の軌跡や素顔を捕らえた写真パネルのほか、羽生選手が実際に使用した衣装などを展示する。期間中は10時から17時まで、ターミナルビル1階センタープラザで展示。入場無料。(c)能登 直
2014年10月14日ソチ五輪のフィギュアスケート男子シングルで日本人初の金メダルを獲得し、一躍「時の人」となった羽生結弦選手。この歴史的快挙は日本国内で大々的に報じられたが、海外ではどう報じられていたのかを検証すべく、まずはニューヨーク・タイムズ(NYT)の記事を紹介する。26日から始まる世界フィギュアスケート選手権大会までの間に、もう一度羽生選手がくれた感動の軌跡を振り返っておこう。NYTは2月14日付けの紙面で「Yuzuru Hanyu of Japan Wins Men’s Figure Skating Gold」とのタイトルで、羽生選手に関する記事を掲載。記事内では、羽生選手が東日本大震災で被災してから、ソチ五輪で金メダルに輝くまでの過程や心の揺れ動きが丁寧に紹介されている。○価値観を変えた震災、荒川静香さんの精神的サポート序盤は、東日本大震災と羽生選手の関係に触れている。震災の瞬間、羽生選手が地元・仙台のスケートリンクで練習していたことや体育館の緊急避難所で両親らと3日間過ごしたことなどを紹介。さらに羽生選手が自著「蒼い炎」において、震災が自身の価値観を完全に変えてしまったことを伝えている。記事はさらに、震災が羽生選手に与えた影響について掘り下げている。震災後に練習拠点を横浜へと移し、学校へ登校するのは難しいと感じていたこと、被災者に恩恵を与えられるようにスケートを滑っていたが、真剣にスケートをやめようと悩んでいたこと……。スケートをやめようという考えは、仙台市民や羽生選手の精神的サポートをしてきたトリノ五輪の金メダリスト・荒川静香さんによって改められたと記されている。○「オリンピックで勝ちたい」一時はスケートをやめようと悩んだ羽生選手が、五輪の頂点を目指すと明言したのは、ソチ五輪から遡ること約1年2か月の2012年12月。NYTによれば、グランプリ(GP)ファイナルでソチに来ていた羽生選手は、黒海付近を散歩している最中にブライアン・オーサーコーチにこう話したそうだ。「オリンピックで勝ちたい」。その強い信念が、ソチ五輪の男子シングルショートプログラムで101.45という世界最高スコアをたたきださせたのだろうか。記事によれば、1984年のサラエボ五輪で同種目の金メダルに輝いたスコット・ハミルトン氏も「羽生選手はとても爆発的だった。彼は最も難しいことを、とてもシンプルなようにやってのけた。これは本当に賞賛すべきことだ」と話したという。○悲劇が羽生選手の成長を押し上げたまた、オーサーコーチとともに羽生選手を指導するトレイシー・ウィルソンコーチは、震災が羽生選手を強くしたと指摘。ウィルソンコーチは「あの悲劇を経験したことによって、彼(羽生選手)はあの若さで成熟期に達した」と話しているという。実際、数字も羽生選手の成長を物語っている。2012年に初参加の世界フィギュアスケート選手権で251.06で3位になって以降、同年12月のGPファイナルで2位(264.29)、2013年12月のGPファイナルで1位(293.25)と、主要大会で表彰台にのぼりながら、スコアを着実に伸ばしてきているのがわかる。○五輪の金メダルは「出発点」特に2013-2014シーズンは、ソチ五輪前に参加した5つの大会(フィンランディア杯、GPシリーズスケートカナダ、同エリックボンバール杯、GPファイナル、全日本フィギュアスケート選手権)すべてで3位以内(1位3回、2位2回)と、圧倒的な強さをほこっていた。そして2月15日、五輪の金メダルという新たな勲章が羽生選手に加わった。記事はこの金メダルこそが羽生選手が前に向かっていくための「出発点」になると締めくくっている。逆境を乗り越えて金メダルを獲得した羽生選手が、次なる目標を目指して前を向き進もうとしている姿は、ニューヨーカーをはじめとする多くのアメリカ人の心にもきっと響いたに違いない。
2014年03月11日羽生結弦選手が2月15日、ソチ冬季オリンピック男子フィギュアスケートで金メダルを獲得した。それを記念し、Twitterユーザーが『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる漫画家・荒木飛呂彦風に描いた羽生選手の似顔絵を投稿。ネット上で話題になっている。「金メダルおめでとう!羽生選手を荒木先生風に描いてみた」と似顔絵をTwitterに投稿したのは、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の新人漫画賞を受賞した経験があるというTAKUMI。タッチだけでなく、衣装やポーズ、そして傍らに立つ羽生選手が大好きなあの熊のキャラクターまでジョジョ風にアレンジされている。ネット上では「野生の公式」「本人かと思った」「眼福」と絶賛の声が相次ぎ、18日現在、4万以上リツイートされている。その後、別のユーザーが投稿した人気ゲーム「ダンガンロンパ」風の羽生選手の似顔絵も話題を呼んだ。スリムなスタイルで「二次元っぽい」と大評判の羽生選手だけに、何かクリエーター達の創作意欲を刺激するものがあるようだ。
2014年02月18日秩父鉄道は11月24日・25日に開催する「ゆるキャラ さみっとin羽生」に、同社キャラクターのパレオくんが参加することを発表した。当日はオリジナルグッズの販売も予定しているという。「ゆるキャラ さみっとin羽生」は、全国から265のキャラクターが集まるイベント。人気キャラクターとの記念撮影ができる他、各地のご当地グルメや特産品の販売も行われる。今年は埼玉県羽生市の羽生水郷公園芝生広場・キヤッセ羽生で開催する。また、同イベントに同社のキャラクター「パレオくん」が登場することを記念したヘッドマークを、11月25日まで掲出している。掲出車両は7502号1編成で、運転時刻は不定期とのこと。同イベントは9時~15時まで開催。当日はシャトルバス10台が8時~16時まで、羽生駅西口と会場間を随時往復する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日インターネット等によるグリーティングカードや、慶弔関連ギフト等の通信販売事業を行うヒューモニーは10月17日、ドレスもメークも新しくデザインした「リカちゃん電報」をVERY CARDにて販売する。価格は5,775円。同商品は、同社とおもちゃなどの製造・販売を行うタカラトミーがコラボレーションし、2007年に初めて発売。現在までに約3万人に利用され、結婚にまつわる思い出シーンの数々を演出している。今年のコンセプトは、「オトナ・スィート」。リカちゃんは、幅広いユーザーの祝福シーンを演出できるように、大人っぽい優雅なラインが人気の「ロングトレーンのドレス」を身にまとっている。また、バッグには、新婦の幸せを願うおまじないとして知られるサムシングブルーをあしらっているという。さらに、髪にはかれんさを演出する、大きな白いリボンを飾った。パールをイメージしたアクセサリーは、リカちゃんの清らかなかわいさをアピールしている。なお、リカちゃんからのお祝いメッセージも印字されており、受け取った人がより幸せな気持ちになってもらえるよう工夫が施されているとのこと。©TOMY【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日タカラトミーと東京学芸大こども未来研究所は、共同研究プロジェクト「リカちゃんごっこ遊びラボ」を発足し、「リカちゃん」人形による「ごっこ遊び」の子どもの発達への影響や効果の調査・研究を実施。子どもの発達において中間報告を発表した。このプロジェクトでは、「女児のごっご遊びへの参与観察調査(定性調査)」、「母親インタビュー調査(定性調査)」、「小学校高学年女子への振り返り調査(定量調査)」など、さまざまな手法を通じて調査・検証調査・検証を行っている。今回の調査では、子どもの発達段階における「自己認識、他者認識能力の獲得」「他者との関係性構築能力・社会性の獲得」「なりたい自分像・将来像の獲得」において、リカちゃん人形を使った「ごっこ遊び」が効果をもたらすことが検証された。今回検証されたのは、以下のような内容。「自己認識、他者認識能力の獲得」については、リカちゃん遊びが、子どもの自他認識の発達段階のすべてにかかわり、各発達段階に応じた能力の獲得に効果をもたらすこと。各過程において、大人が言葉を介在させることが重要であること。「なりきり遊び」「役割遊び」などが言葉の習得によってできるようになることで、言語習得を促進すること。「他者との関係性構築能力・社会性の獲得」では、リカちゃん遊びによって、子どもは社会の基本的ルールを覚え、自分をコントロールすることを学ぶこと。5歳位からできるようになる「役割遊び」では、文脈を理解して演じることが必要で、この行為が社会性を構築する基盤を育てること。「なりたい自分像・将来像の獲得」では、リカちゃん遊びが、夢と現実が重なる中であこがれを人形の世界に抱き、理想の自分像を形成することを助けること。世代を超えた「リカちゃん文化」の形成が安心感を生み出していること。調査結果の中間報告は「タカラトミー内の調査報告ページ」から詳しく閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月11日7月に開催される真夏のアイスショー「LOTTE presents THE ICE(ザ・アイス) 」に2012年世界選手権銅メダリストの羽生結弦やジェフリー・バトル、ジェレミー・アボット、無良崇人らが出演することが新たに決まった。THE ICE(ザ・アイス)のチケット情報6年目を迎える本公演は、今年も浅田真央を中心に国内外から世界で活躍するトップスケーターたちが集結する。ハイレベルな技と優雅なスケーティングを披露するだけではなく、参加スケーター同士がオリジナルのコラボレーションをしたり、グループナンバーを滑ったりと、趣向にとんだプログラムで構成される。主な出演者は以下のとおり。浅田真央 / 村上佳菜子 / 小塚崇彦 / 羽生結弦 / 無良崇人 / ジェフリー・バトル / ハビエル・フェルナンデス / ジェレミー・アボット / アリョーナ・レオノワ / 長洲未来 / アデリナ・ソトニコワ / 高橋成美&マーヴィン・トラン / メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト / マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ本公演は、7月21日(土)・22日(日)愛知・愛・地球博記念公園 アイススケート場、7月24日(火)・25日(水)栃木県立日光霧降アイスアリーナ、7月28日(土)・29日(日)大阪市中央体育館にて開催される。チケットは5月26日(土)より一般発売。なお、チケットぴあでは、5月14日(月)11時から16日(水)11時まで愛知公演、5月15日(火)11時まで大阪公演、5月16日(水)11時まで日光公演の先行抽選(プレリザーブ)を受付中。
2012年05月11日リカちゃんが肌の悩みを解決しちゃいますっ資生堂「dプログラム」は、現代生活ならではの環境によって、睡眠不足やストレス、食生活の乱れなどから来る肌スランプに対応。「ライフスタイル敏感肌」と名付けて、こうした女性の肌の悩みに応じるアイテムを多数販売し、敏感肌ブランドシェアNo.1を誇ってきた。(2009.4~2011.3 インテージSRI敏感肌スキンケア市場ブランド別金額市場ランキング調べ)その「dプログラム」が、タカラトミーの“リカちゃん”とコラボレーション。肌コンディションをうまく保てない現代女性のために、パソコンや電話、Facebookなどで相談に応じるオリジナル・コンテンツ「リカちゃん肌スランプコール」を21日から提供開始した。利用料は無料で、ただし電話の場合は別途通話料金(ナビダイヤル)がかかるという。dプログラムのブランドサイト内、「リカちゃん肌スランプコール」へアクセスすると、肌のタイプチェックがはじまり、結果に応じたリカちゃんが画面に登場。あなたに遭った美肌アドバイスに加え、居住地を伝えると、その地域ならではの話題で会話してくれたりするそうだ。血液型や星座占いなどの内容も含まれるという。また、電話で言葉を発すると、それを認識してパソコン画面の映像が変化していくなど、本当にリカちゃんとテレビ電話をしているような連動性も。電話はかける時間などによっても受け答えが変わるそうなので、何度も楽しめてしまうそうだ。隠しコマンドも…楽しみながらキレイになって!さらにリカちゃんの質問に対し、ある回答をすると、え?と思うようなリカちゃんのダジャレや反応が特別に楽しめる“隠しコマンド”も用意されているそうで、見つけてみたくなること必至!なおFacebookを利用しているユーザーであれば、居住地や星座などのプロフィール情報は自動で取得してあらかじめ会話内に取り込むことが可能だそうだ。ちょっと童心に帰って、でも大人っぽくもなったリカちゃんと楽しみながらキレイを目指す…そんな楽しみ方も悪くない。なお、dプログラムでは2006年にユーザーの声を反映して誕生させた「エイジングケアプログラム」をさらに発展させリニューアル。年齢を重ねるうちに、深刻になる肌トラブル、敏感になってしまう肌といった大人の敏感肌として、“年齢敏感肌”という肌タイプを提唱。そこをターゲットにしたアイテムを展開している。こちらも21日から登場なので、ぜひチェックを。元の記事を読む
2011年09月23日なんと、気になるお相手は…世代を超えて愛される「リカちゃん」。長年にわたり、子どもたちから着せ替え人形として親しまれていることはもちろん、大人女子からの支持も強く、時代のファッションをも彩ってきた。そんなリカちゃんがついに結婚するというのだ。…というのも、これはCMの話。エステーによる防虫剤「ムシューダ」の新CMに出演し、その中で結婚式を挙げるという。こうなるとお相手が気になるところだが、なんと相手はCMキャラクター・ムッシュ熊雄の兄・熊真呂!CMはシリーズ形式をとり、そのなかでデートを楽しむ2人や結婚式の様子、さらに新婚家庭の様子まで描かれるという。タカラトミーとエステーのコラボ第1弾CMの「ムシューダねえさん!?」篇では、デート中に靴下の虫喰いに気付いたリカちゃんが、熊真呂に「あなた、虫喰っちゃった」と話しかけるもの。電信柱の陰から、こっそりとその様子を心配げに見ていた熊雄が、おもわず「ねえさん!?」と声をあげてしまうとか。続く第2弾が「かおりムシューダ涙の結婚式」篇。結婚式に参列したエステー社長・鈴木氏のスピーチに、リカちゃんが感動して涙するというストーリー。門出を祝うスピーチのシュールな(?)オチにもぜひ期待してほしい。そして第3弾は「かおりムシューダグランドピアノ」篇で、新婚生活を送る2人が、リカちゃんのピアノ演奏に合わせて歌うもの。新居に遊びに来た熊雄も登場する。この企画、もちろんリカちゃんのタカラトミーとエステーのコラボレーションによって実現したもので、キャラクター展開を遂げるリカちゃんのスタイルにエステー担当者が感銘を受けてアプローチ。今回のCMとなったのだそう。タカラトミー側も積極協力で、第2弾の結婚式篇では、同社副社長の佐藤氏も熊雄の横に参列するなど、細かい演出が。これらCMシリーズは19日から全国オンエアとなっている。ぜひ全篇を楽しみたい。元の記事を読む
2011年09月19日精神科医の香山リカが9月13日(月)、東京・渋谷区のレストラン「COPON NORP」で行われた映画『メッセージそして、愛が残る』のカップル限定試写会の上映後のトークショーに出席。観客約30人からの質問に答える形で“夫婦愛指南”を行った。作品は、人の死を予見する不思議な能力に触れ、自分の死期が近いことを知ったネイサン(ロマン・デュリス)が、疎遠にしていた妻と娘との時間を持つ中で愛することの大切さを再認識していく物語。香山さんは、職業柄の探究心が疼いたのか鑑賞後の観客に「自分の死期って知りたいですか?」と尋ねつつ、「私は今年で半世紀生きまして、この歳になるとせっかくなら死期を知ってやるべきことをやりたい。いろんな人に会いに行きたいですね。初めての人ではなく、これまにで会ってきた人たち。こんなにたくさんの人に支えられてきたんだ、とか考えたい」としみじみした調子で感想を語った。劇中で妻への愛を再認識するネイサンを引き合いに、夫婦愛を保つコツについて「一時の沸騰した感情だけで離婚したり家を出たりするわけだけど、その人がいなかったら?と、過去、未来と長い目で見てふり返ってみたりすると、嫌で嫌でしょうがない夫が少し輝いて見えたりするかも。駅でやりあっているカップル見ていると、ああ恥ずかしいって思うでしょ?人のことだと分かるんですよね」と思考法をアドバイス。「一種類の愛情の形に縛られなくても。愛情のパターン、関係性が変わってもいいと思えれば。男と女だけでなく、趣味友とか」と男女間における柔軟さの必要性も訴えた。観客からの「永く愛し、愛される秘訣は?」の質問には「無償、万能の愛を求めちゃいけない。どんなときも味方してくれる、何をしても受け入れてくれる、寄り添ってくれる、なんて実は一番難しいし、現実的にムリ。求め過ぎない、要求水準を高くしないことが大事。相手も人間で限界があるんだから。相手にも自分にも欠点がある、それを知ることです」と専門医らしくキッパリ。「人生観が変わるような恋愛経験は?」と自身の体験を聞かれ「うーん、そんなに私…」と一瞬ひるんだが、恋愛観の変化を赤裸々に語るひと幕も。「年齢によって恋愛に求めるモノが違う。変わってきます。若いときは自分の好みに合っていないと嫌とか問題外とかあったけど、いまはルックスとかじゃないってつくづく思うし、親の介護の話ができるとか『昔、こんなことがあったね』、『あったあった』とか話せたりすると楽しい」。締めで司会者から「後悔しない人生のためのコツは?」と聞かれ、「えっ!?」と驚きながらも、「こうなったら成功とか失敗とか決めつけない。しかもそれを人間が決めることは傲慢」とさばさば答えていた。映画『メッセージそして、愛が残る』は9月25日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:メッセージそして、愛が残る 2010年9月25日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2008 FIDELITE FILMS - AFTERWARDS PRODUCTION INC - AKKORD FILM PRODUKTION - WILD BUNCH - M6 FILMS■関連記事:香山リカトークショー付き『メッセージ』カップル限定試写会に15組30名様ご招待ロマン・デュリスが大人の苦悩を演じ上げる!『メッセージ』予告編を独占先行配信
2010年09月13日