過ごしやすいこの季節に、親子で登山に出かけてみてはいかがですか? 私が実際に4歳半と0歳10ヶ月(ベビーカー)の2人の子どもを連れて高尾山登山にチャレンジしてきた模様をお伝えします!■登山デビューにピッタリなミシュランガイド三ツ星の山「高尾山」高尾山は、都心からの交通も便利で、ふもとから展望台までケーブルカーやリフトで登ることができるため、乳幼児でも気軽にチャレンジしやすい山です。日帰りで気楽にトレッキングや登山が楽しめるため、富士山と並んでミシュランガイドの三つ星に指定されたおすすめの山です。 気軽に頂上を目指したい場合は、ケーブルカーでケーブルカー高尾山駅まで行き(乗車時間約6分)、1号路を登るのがオススメ。今回我が家は、登りはケーブルカーを利用することなく、ふもとから1号路を通り、山頂を目指しました。■高尾山・登山、各エリアのポイント<1号路~ケーブルカー高尾山駅>高尾山・登山の中で一番急こう配が続くエリアです。大人の足で1時間ほど急な坂道を登り続けることになります。(途中、ベンチがあるので休憩は可能。)さらにベビーカーを押しながらの登山はとても体力が必要なので、夫婦で交代しながら登りましょう。駅周辺にはお手洗い(おむつ替えシートあり)やお食事処があるので、休憩スポットになっています。<ケーブルカー高尾山駅~薬王院>ケーブルカー高尾山駅からはわりと平坦な道が続くので、ベビーカーでも疲れることなく登れます。土産物屋やさる園、たこ杉などの見どころもあるので、子どもも飽きずに登ることができるでしょう。薬王院の門まで到着すると、ベビーカー以外の方は階段を登り、薬王院を抜けて頂上を目指します。ベビーカーの場合は迂回路を通ります。( ホームページ参照 )。迂回路とはいえ山道なので、道はあまりよくありませんが、段差なしで頂上を目指すことができます。<迂回路を経て山頂へ>迂回路は登山客が少ないため、山の静けさや空気をぞんぶんに味わうことができます。深い緑に癒されながら登ることができますよ。山頂までにお手洗いが1ヵ所あります。親子で会話をしながら登っていると、頂上まであっという間でした。<山頂>登山開始からおよそ3時間(途中休憩を含む)、山頂に到着しました! 山頂ではレジャーシートを敷いてくつろぐ登山客が多く、飲食店もあるので、ビールを味わうお父さん方もたくさんいましたよ。<下山>下山はケーブルカーを利用しました。車内は混み合うので、ベビーカーは折り畳んで乗車します。急こう配を下る車窓に子どもは釘づけでした。紅葉や新緑の季節は、とても美しい景色を味わうことができるでしょう。■注意点高尾山には授乳室がありません。授乳中の方は授乳ケープや調乳セットを準備して臨みましょう。高尾山は、登りやすい山とはいえ、山をあなどってはいけません。大人も子どもも体調が万全な時に登りましょう。これからの季節は紅葉も楽しめる絶好の登山シーズン! 親子で楽しい思い出作りができるといいですね!高尾山 公式サイト
2014年10月24日カシオ計算機は30日、アウトドアウオッチ「PRO TREK」(プロトレック)の新製品として、日本人初となる8,000m峰14座完全登頂を実現したプロ登山家・竹内洋岳氏が監修した特別仕様モデル「PRW-6014H/3014H」を発表した。各800個限定で10月31日に発売する。税別価格はPRW-6014Hが74,000円、PRW-3014Hが56,000円。PRW-6014Hのベースはアナログとデジタルのコンビネーションモデル「PRW-6000」、PRW-3014Hはアナログモデル「PRW-3000」だ。どちらも発売以来ヒットを続けている。今回のPRW-6014H/3014Hは、竹内洋岳氏がデザインを監修。8,000m峰の山々が連なり、テュルク語で「黒い砂礫」を意味するカラコルム山脈をイメージしている。フェイスやバンド、ボタンにいたるまですべてブラックで統一した。文字板のブラックに対して、インデックスや針にはホワイトを採用。対照的な配色を施すことで、酸素が薄く、思考能力が低下する8,000m峰の登山中でも瞬時に時間を把握できるようした。また、使用頻度の高い高度計測ボタンには、ボタンの位置がすぐに判別できるようシルバーを用いている。ベースモデルと同様に、最新の「Triple Sensor Ver.3」を搭載。方位、気圧/高度。温度を高精度で計測できる。加えて、耐傷性の高いサファイアガラスや、引張耐久力の高いカーボンファイバーインサートバンドを採用するなど、アウトドアウオッチに相応しい耐久性も備える。
2014年09月30日しゃらく祭実行委員会は10月4日、千葉県富津市金谷で"この地でしか聴けない音"を提供する登山型フェス「第2回 しゃらく祭」を開催する。○独特の地形が織りなす天然の音響効果は必聴同イベントは、特定の時期や開催地を設けないキャラバン型の祭りで、その地の魅力を感じさえすれば、都会でも田舎でも、山でも海でも、商店街でも空き地でも、どこでも開催される。第2回の開催である今回は千葉県富津市金谷にある"千葉のマチュピチュ"「のこぎり山・石切り場」を舞台に開催される、"唯一無二の音楽ライブ体験"を届ける登山型フェスだという。金谷という町と出会い、のこぎり山の山中にある石切り場に心を奪われ、この地を舞台に選択。自然と人間の歴史が刻まれつづけた岩にこだまする音の響きを実現する「天然の音響スタジオ」の、この地でしか聴けない音を体験できるという。出演者は、HALCA(HALACLI)、画家、LOOP POOL、原田茶飯事。パフォーマーは、ハクナ*マタタン、KOUSOME。出店者は、信級玄米珈琲、HOTSAND BROTHER’Sとなる。開催日時は、10月4日の10時30分~15時20分。会場は、千葉県富津市金谷「のこぎり山・石切り場」(千葉県安房郡鋸南町鋸山)。雨天時は、近隣の屋内施設「金谷ベース」にて開催。入場料(税込)は、前売り券3,800円/当日券4,500円。小学生以下、金谷在住者は無料。
2014年09月26日天候の悪化やケガ、滑落など山のトラブルは数多くある。特に標高の高い富士登山で起こりうるトラブルとして、「高山病」のリスクがあげられるだろう。最近では「高度障害」と呼ぶ場合もあるが、これは高所で活動することで血中の酸素が低下し、身体に様々な変調を起こす症状のことである。○標高2,300~2,500mあたりから発症高度障害は個人の酸素摂取力により個人差があるが、標高2,300~2,500mあたりから発症することが多い。低酸素状態でも効率よく酸素が取り込める能力があれば、高度障害にはなりにくい。この酸素摂取力はなにも心肺機能だけによるものではなく、血中のヘモグロビン量にも関係してくる。ヘモグロビンは摂取した酸素を身体に満遍なく届けてくれるタンパク質だが、その量が低いと必然的に高所では呼吸が苦しくなる。富士山など高度障害になる可能性がある登山では、心身(血液も)ともに健康な状態で登ることが必要と言える。また、年齢や性別など関わらずなる可能性があるため、「自分は体力があるから」は参考にならない。○頭痛などを感じたら高度障害の可能性が実際、高度障害になるとどうなるのか? 具体的には頭痛や吐き気、めまい、手足のむくみ、脈拍が速くなるなどの症状が現れる。軽度の場合、風邪や二日酔いような症状に感じてしまうかもしれないが、最悪の場合は死にいたることもある。これらの症状が出た場合は無理をせず休憩すること。少し休み、呼吸を深くすることで改善する場合もある。また、携帯酸素を吸うなどの対症療法はあるが、それでも改善しない場合は、勇気をもって下山するのがベストだ。「登りたい」という気持ちも分かるが、根本的な治療は高度を下げることでしかない。ただし、せっかく楽しみにしている富士登山中にそうならないためにも、以下の5つに注意して予防に努めたい。1)高度順応を行う高度順応(高度順化ともいう)は、いわゆる低酸素状態に身体を慣らすこと。登り口がある5合目に着いてもすぐに登山を始めずに、準備や散策を行い30分~1時間ほど順応させるとよい。特に吉田口は土産屋などが多く退屈することなく順応できる(時間がつぶせる)。高度に対して不安がある場合は、余裕をもってそのあたりの時間のロスも含めて計画するといいだろう。2)ゆっくり深く呼吸する普段よりも呼吸に気を付けることが大切。たくさんの空気を取り入れるつもりで、大きく呼吸すること。疲労が蓄積してくるとどうしても浅い呼吸になりがちなので、腹式呼吸を取り入れてもいいだろう。3)身体を締め付けないようにする腹式呼吸をよりスムーズにするために、ズボンのベルトやバックパック(リュックサック)の腹部ベルトなどは、あまりきつく締め付けないようにしよう。これが原因で気分が悪くしまう場合もある。その点で、ジーンズのようなぴったりした衣類は登山に向かないと言えるだろう。4)ゆっくり自分のペースで登る高度障害になってしまう原因のひとつが、ハイペースで登ること。結果的に呼吸を乱してしまうことになる。筋力的にはハイペースで登ることができても、心肺および血液が高所向けの身体になっているかは判断がつきにくいので、ゆっくり自分のペースで登りたい。そのためには、ゆとりを持った登山スケジュールも必要になる。5)水分をしっかりとる脱水症状になると血液の粘土が高まり、たとえ酸素を運ぶ良質なヘモグロビンをもっていても、その活動が阻害される。それを予防するためにも、こまめな水分補給が必要だ。バックパックの取り出しやすいところにペットボトルなどを入れておき、休憩時間以外にも一口ずつ補給していくとよい。また事前の備えとして、鉄分が不足すると血中のヘモグロビンが減少し、吸った酸素をうまく体内に取り込めなくなってしまうため、できれば普段から鉄分を意識的に摂取しておこう。※本文と写真は関係ありません
2014年07月16日初心者にも登りやすい山として人気が高い富士山だが、全く無計画に登るには危険な山でもある。シビアに考えすぎる必要はないが、スケジュール管理は安全に登山するために重要なもの。自分の体力や装備に合わせたプランを事前に考えておくとよい。一般的に5合目から登り始める富士登山のスケジュールは、3つのタイプに分類できる。○初心者でも安心「山小屋利用タイプ」1つ目は「山小屋に宿泊し、ご来光を拝む」タイプ。5合目を昼くらいに出発し、夕方過ぎくらいに7、8合目の山小屋に到着。早めに就寝し、次の日は2~3時くらいから登り始め、山頂でご来光を拝観する。下山しても昼近くには5合目に到着するため、体力的にも無理が少ない。このタイプも山頂でご来光を拝むため、時期にもよるが山頂付近での渋滞は避けられないことを覚悟する。ほとんどが明るい昼の登山になるため、登山道からも景色が楽しみやすいし、安全に登ることができる。無理のない登山ではあるが、スケジュール的にはほぼ丸2日を費やしてしまう。●計画のポイント・特徴・初心者でも登頂しやすい・日の出までは夜の登山の準備(ヘッドライト、防寒対策など)・山小屋の予約が必要・山頂付近は渋滞○丸一日富士を楽しむ「日帰り登山タイプ」2つ目は「夜は登らない日帰り登山」タイプ。早朝に5合目を出発し、昼過ぎに山頂に到着。それから下山を始めて夕方に5合目に到着する。ほとんどの登山客がご来光を目指すため、スケジュールにズレがあり、多少ではあるが登山道が空いているのが特徴。登山道から臨む景色も楽しめる。また終始、明るい時間帯を歩くため、夜の登山に比べると安全。ただ明るい時間帯とは言っても、早朝や下山に時間がかかった場合は暗く見通しが悪くなることもあるので、ヘッドライトなどは忘れずに。●計画のポイント・特徴・直射日光対策・夜の登山の準備(ヘッドライトなど)○混雑を避ける「山小屋一泊タイプ」最後は「山小屋を利用してのんびり登る」タイプ。山頂でのご来光にこだわらないのであれば、このタイプがもっともゆっくり富士山を楽しめる。昼くらいに5合目を出発し、夕方過ぎくらいに7、8合目の山小屋に到着。ここまでは前述の山小屋利用タイプと似ているが、山小屋で日の出を見てから出発すれば、多くの登山客と時間的なズレがあるため、渋滞に巻き込まれる心配もない。さらに山小屋でゆっくり寝られるので、体力的に厳しいと感じる場合はこのプランも悪くはない。●計画のポイント・特徴・山小屋予約・ご来光は拝めないが混雑を避けられる以上、大まかに3つ富士登山の計画を紹介したが、自分の体力や選択した登山ルート、時期によって、紹介した例と異なってくる部分も多い。特に山開き直後や9月近くは、かなり気温が低くなるケースもある。富士山に限らず事故も増加傾向にあるので、装備も含めてしっかりと準備をして安全な登山を目指したい。○弾丸登山の危険性また、方法として五合目を夜に出発し、徹夜で登頂を目指す「弾丸登山」もあるが、登山道の渋滞のみならず高山病のリスクや夜間登山の危険などで、事故を誘発する恐れがある。そのため、山梨・静岡両県は観光庁に対し、危険な弾丸登山の自粛を関係機関に周知徹底するよう要望書を提出している。自己責任とはいえ、世界遺産の富士山を守るという意味でも、一人ひとりのマナーや心がけは徹底したい。登頂開始時間に関しては、各登山ルートによって山頂までの時間が変わるので、自分の登るルートに合わせて出発時間を決めておこう。※本文と写真は関係ありません
2014年07月01日箱根登山バスはこのほど、俳優の柳沢慎吾さんによる車内放送を一部バスで開始した。同社の自動車事業開業100周年記念企画の一環で、柳沢さんの出身地が同社の所在地と同じ小田原市であることから実現した。実施期間は2013年3月31日まで。対象となるバスは、小塚林道経由の観光施設めぐり線(S路線)を運行する天窓付きレトロ調バス「Skylight」および「SkylightII」計7台。始発停留所を出発した際の案内放送や、各停留所の到着案内、事故防止関連などの注意喚起案内といった案内音声が柳沢さんの声で流れる。今回は音声のみの出演だが、得意の声帯模写を生かして放送時前予告チャイム音を模写し、その他にアドリブ音声も放送されるという。箱根登山バスは1913(大正2)年3月1日設立の小田原電気鉄道がルーツ。譲渡や合併を経て、1944(昭和19)年に箱根登山鉄道自動車部となり、2002年に分社化により箱根登山バスとなって現在に至る。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日箱根登山鉄道はこのほど、小田原駅東口の専門店ビル「箱根登山ベルジュ」について、売上高の減少および建物設備の老朽化により、2013年3月末日をもって営業を終了すると発表した。同館は、1959年10月4日に「箱根登山デパート」として開業。その後、1980年に専門店を集積した「箱根登山ベルジュ」として営業を続けてきたが、1993年以降、郊外商業施設との競合激化などにより、売上高の減少傾向が続いている状況にあるという。1998年には、集客の向上を目指し、新規テナントの導入や1階ファサード部分のリニューアル対策などを実施したものの、目指す集客効果を上げることができなかったこととともに、ここ近年ではビルの各所において老朽化が顕在化してきたため、今回全館の営業を終了することにした。今後については、既存建物を取壊した後、新規施設を建設する予定という。なお、全館閉店セールを2012年10月20日より開始する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日現在、人気シリーズ最新作『Mad Max:Fury Road』(原題)の撮影中である俳優のトム・ハーディが、イギリスの登山家で1920年代にエベレスト登頂を目指したジョージ・マロリーを演じるための出演交渉中だ。『ジャンパー』のダグ・リーマン監督が手掛ける同新作は、一部の議論では、1953年にエベレストの登頂を果たしたエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイよりも早く、1920年代に初登頂を果たしたとも言われているジョージの生涯を描く作品だ。しかし、1924年にジョージは同じく登山家のアンドリュー・アーヴィンと共に参加した3度目のエベレスト登山中に行方不明となっており、1999年にはジョージの遺体が発見されている。また、本作はソニー・ピクチャーズが製作を担当し、ジェフリー・アーチャーの2009年の著作「遥かなる未踏峰」を基に映画化することになる見通しで、リーマン監督は最新作『All You Need Is Kill』(原題)を完成させ次第、本作に取り掛かる予定だ。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年09月26日箱根登山鉄道、富士急行、大井川鐵道、叡山電鉄、南海電鉄、神戸電鉄で構成する「全国登山鉄道‰(パーミル)会」は9月1日より、結成3周年を記念した6社共同キャンペーンを行う。キャンペーン初日には、富士急行線河口湖駅にて各社のグッズ販売やパンフレットの配布を実施。7月に発売された各社車両ピンバッジも6社分をそろえて販売する(数量限定)。また、同会結成以来恒例となった「‰会」ヘッドマーク掲出車両は今年も各社で10月下旬まで運行。オリジナルヘッドマーク掲出車両は、箱根登山鉄道2000系(グレッシャー・エクスプレス塗装)、富士急行1000系、大井川鐵道DD20形ディーゼル機関車、叡山電鉄800系、南海電鉄こうや花鉄道「天空」、神戸電鉄6000系の各車両となる。これに合わせて、「‰会」ヘッドマーク掲出車両を撮影した写真の公募も行う。応募作品の中から各社2点の優秀作品を選出し、パンフレットやポスターに採用するほか、応募者の中から抽選で50名に同会のロゴマークピンバッジ(非売品)をプレゼント。作品は2L横サイズにカラープリントし、撮影場所および住所・氏名(フリガナ)・電話番号・メールアドレスなどを同封の上、南海電鉄営業促進部「‰会」係まで送付する必要がある。応募点数は1人2点まで。11月16日締切(当日消印有効)となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日ゴールドウインが展開するザ・ノース・フェイスは、4シーズンに対応した軽量・高機能な登山・トレッキング用シューズ「Verto S6K Glacier GTX」を、全国のザ・ノース・フェイス取扱店で販売する。同アイテムは、ワンタッチアイゼン対応の軽量マウンティニアリングブーツで、中綿にプリマロフトを使用し、冬の中級登山やアイスクライミングといった冬期でのテクニカルな動きもサポートする。5層の成型ミッドソールは、フィット性を高め快適な歩行を促すために足の内側と外側のサポート形状を非対称に。足首部分にはロッキングアイレットを付加することで、甲周りのフィット感を調整しながら足首より上のフィット性を高めた。また、セミカーブラスト形状のビブラムムラツアウトソールが高い耐久性とグリップ力を維持。PU素材のマッドガードは、従来のラバータイプと比較して、耐久性を向上させた。履き口には、ネオプレーンを使用することで保温性を維持し雪の浸入も防ぐ。開発にあたり、伝統的なイタリアのクラフトマンシップとヨーロッパの靴作りの技術を、機能とデザインに導入。馬目弘仁氏など同ブランドのグローバルアスリートたちによるテストを経て完成した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日箱根登山鉄道、富士急行、大井川鐵道、叡山電鉄、南海電鉄、神戸電鉄で構成する「全国登山鉄道‰(パーミル)会」はこのほど、各社車両をデザインしたピンバッジを発売した。ピンバッジは1社1種ずつで全6種類。デザインされているのは、箱根登山鉄道1000形「ベルニナ号」、富士急行1000系、大井川鐵道DB1形、叡山電車800系、南海電鉄31000系「こうや」、神戸電鉄5000系の各車両。各1,000個の数量限定で、販売額は1個400円。各社とも自社車両のピンバッジのみの販売となる。全国登山鉄道‰(パーミル)会は、「観光地が沿線にあり、かつ登山鉄道としての性格を有している」との共通点を持つ鉄道各社により2009年9月に結成された。ピンバッジの発売初日(7月16日)には、東西エリア各3社(東日本エリアは箱根登山鉄道、富士急行、大井川鐵道。西日本エリアは叡山電鉄、神戸電鉄、南海電鉄)の社員が東西会場に分かれ、東日本エリアの社員は箱根登山鉄道箱根湯本駅ホームパンフレットコーナー前で、西日本エリアの写真は南海電鉄難波駅に2階中央改札前イベント広場にて、販売会およびキャンペーンを実施したとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日アメアスポーツジャパンのサロモン事業部は、7月27日に開催される、富士山麓から頂上を目指す山岳マラソンレース「富士登山競争」に、サロモンの契約アスリートであるジョナサン・ワイアット選手の出場決定を発表した。「富士登山競走」は今年で第65回を迎える歴史ある山岳レースで、麓から頂上までの標高差約3,000m、総距離21㎞の勾配が続くコースを一気に駆け登る。通常徒歩で11時間を要する道のりを、4時間30分という短い制限時間内に完走しなければならない。非常にハードなレースで、平均到達率がわずか43%という過酷なヒルクライムレースである。出場決定となったジョナサン・ワイアット選手は、ニュージーランドに住む40歳のプロ・トレイルランナー。「ワールド マウンテンランニング・グランプリシリーズ」という山岳レースの世界選手権では、8回もの優勝を経験している。また、1994年のアトランタオリンピックでは5,000m、2004年のアテネオリンピックではマラソンと、2回のオリンピック出場経験を持つ。しかし、同選手はこれまで日本の山岳マラソンレースに参戦したことはなく、今回の「富士登山競争」が初挑戦となる。同社は、最高の走りの実現に向けて、最新かつ最高のアイテムでサポートしていくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日株式会社フィールド&マウンテンが運営する、登山道具の宅配レンタルサービスの「やまどうぐレンタル屋」は、6月26日に新宿店をオープンする。富士山行のバスの多くが発着する新宿での登山道具のフィッティング、レンタル、返却が可能になるという。同サービスは、2010年6月に営業開始。登山やトレッキングで使う登山靴やザック、レインウェア、テントやシュラフなど様々な登山用品のレンタルを行っている。初年度の利用者は2,000人、2011年は1万人を超え、今年は利用者3万人を超える見込みとなっている。利用者の多くは、初心者の多い富士山、屋久島登山者など。出発の3日前に配送し、サイズが合わない場合は交換にも対応するという。また、登山は天候などでのキャンセルの可能性が高いスポーツとなるが、同サービスではキャンセル手数料は無料となっている(送料等実費は負担)。このほどオープンする新宿店は、朝6時30分オープン。新宿から出発する場合は事前にレンタルの予約をすれば、身軽に来店しそのまま出発することができる。帰りも自宅まで戻らず、店舗でレンタル商品を返却することも可能。また、出発の1週間前にフィッティングをして、そのまま持ち帰ることもできる。実際にフィッティングすることで、サイズが合わないという不安を解消することができる。「やまどうぐレンタル屋新宿店」は6月26日開店。営業時間は、夏季登山期間(6月30日~9月16日)は朝6時30分~21時。詳細はやまどうぐレンタル屋で案内している。
2012年06月21日トリップアドバイザーでは、旅行に関するさまざまな情報をインフォグラフィックにして毎週公開する「トリップグラフィックス」の第34回として、「世界の登山鉄道勾配比較」を公開した。トリップグラフィックスでは、世界の登山鉄道がどのくらいの急坂を登っているのか、その最大勾配と路線総延長、坂を上るためのレールの方式などをまとめている。一般に利用される鉄道のレールは粘着式と呼ばれるものであるが、摩擦が少ないため坂道にはとても弱く、日本では最大勾配が35‰(角度では約2°)までと定められている(‰=パーミルとは、1,000分の1を1とする単位。1mを進むごとに1mmの高さを上るのが1‰)。そのため、今回紹介している登山鉄道では、ラック式と呼ばれる特殊な歯車式のレールが採用されている。同サイトによると、世界で最も急勾配の登山鉄道は、スイスにあるピラトゥス鉄道で、その最大勾配は480‰(25.6°)。1m進むと48cmも登ることになる。2位は世界最古のラック式登山鉄道である、アメリカのマウント・ワシントン・コグ鉄道(374‰・20.5°)、3位はオーストリア・シャーフベルク鉄道(255‰・14.3°)であった。なお、日本で最も急勾配の登山鉄道は、静岡にある「大井川鐡道井川線」で、傾斜は90‰。日本では有名な箱根登山鉄道は、最大勾配80‰で惜しくも欄外となったとのこと。今回紹介したグラフィックは、同サイトでみることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日「山ガール」なんて言葉がはやりましたが、山ガールじゃなくても、初夏のさわやかな登山にトライしてみたいという方もいるのでは。今回は、必須アイテムである登山用のバックパックについて、登山用品の輸入・卸を行っている「株式会社ロストアロー」の広報の方にお聞きしました。■一般用とは違う、登山用ならではの性能とは?――登山用リュックサックはどういうところが特徴なのですか?「まず名称ですが、登山やアウトドアの世界では『リュックサック』ではなく、英語のバックパックまたはパック、あるいはドイツ語のルックザックを短くしてザックと呼ばれています。一般的なリュックサックは、デザイン性を重視して形や素材を決めると思います。例えばレトロなデザインにしたり、素材にキャンバスやレザーを用いてみたり。しかし、登山用パックは身体へのフィット感、機能性、軽さが最優先。素材はナイロンまたはポリエステルが主流で、厚さは420デニールクラスが多く、軽量化にこだわったものは210デニールの薄い生地を使う場合もあります。縫製や加工は一般的なリュックサックと大きく変わらないと思いますが、縫い目の裏側にシームテープを接着して防水性を高めたり、ポケットのジッパーには止水ジッパーを用いたりするなど、防水性を高めたモデルもあります。また、縫い目はもっとも傷みやすい所ですので、基本的に縫い目が外側に出ないように作られています」――名前からして違うとは知りませんでした!そんなにいろいろと工夫がされていれば、やはり、使い心地も違うんですか?「登山用パックは身体へぴったりとフィットさせますので、腰を中心として荷物の重さを均一に分散させパックのブレを防ぐことにより、疲労をなるべく抑えるように各社が工夫をこらして開発しています。こうしたつくりは、背面システム、フィッティングシステムなどと呼びます。ほかにも、ショルダーストラップとヒップベルトの厚さ・形状のこだわり、背中の長さに合わせてサイズ調整ができる背面長調整システム、背中と接する背面部分の形状や素材を工夫して汗蒸れを防ぐ、骨格の異なる男性用と女性用モデルに分ける……など、まずは背負い心地重視です。また、使い勝手については登山で用いるさまざまなツール(トレッキングポール、水筒、ヘッドランプなど)を取り出しやすいようにポケットやアタッチメントが装備されていますし、荷物が少ないときにパックが型くずれしないように、サイドにはコンプレッションストラップもあります。形状はシンプルな筒型の物から流線的な物までさまざまですが、共通しているのは、背負ったときに荷重がなるべく身体の重心に近づくよう、上部は細く、腰に近づくにつれてやや太くなる形状になっていること。後ろに垂れ下がったり、身体の横にはみ出したりするような形状のものはありません」■登山デビューの人におすすめのバックパックって?――まさか、骨格から考えられているなんて!自分にぴったりものを選ぶには、どうしたらいいでしょうか。「初心者は日帰りまたは1泊2日程度の山行が多いと思います。容量は30~40リットルでシンプルなデザインの物がよいでしょう。雨ブタと本体に分かれている物が使いやすいと思います。あまりごてごてとアウトポケットがついている物は一見便利そうですが、何をどこに入れたかわからず、意外と使いにくいものです。また、クライミング用や軽量化に特化した特別モデルなどは、用途が限定されたり、快適性や耐久性が犠牲にされていたりすることもあるので、初心者は避けた方が良いでしょう。購入の際には実際に背負って、違和感がないことを確かめてください。ショップによっては10kg程度の荷物を入れたパックを用意している場合もあります。パックは身体に正しくフィットさせないと効率よく背負えませんので、取扱説明書を読んだりしてフィッティング方法を学んでください」――おすすめのブランドなどがあれば教えてください!「当社の取扱商品では、アメリカの『オスプレー』というブランドがフィット感に徹底的にこだわったパックとして高い評価を受けています。背中を包み込むようなフィット感が、重い荷物を背負うつらさを軽減してくれます。オスプレーは長期登山用の大型パック、トレッキングパック、超軽量小型パック、豊富な女性モデルのラインアップ、キッズ用登山パックなど、すべての登山者のニーズに応えられる幅広いラインアップが特徴です」――パックの使用で、何か注意することはありますか?「パックは生地が薄いものが多く、岩角や木の枝などに引っかけたり、鋭利な物をそのまま入れたりすると簡単に裂けてしまうので気をつけてください。地面の上を引きずるのも禁物です。お手入れは、山行後は荷物をすべて取り出し、逆さにして中のゴミや土などを落とし、ぬれた場合は陰干ししてよく乾燥させてください。汚れがひどい場合は中性洗剤で手洗いをし、自然乾燥を。その後、すべてのストラップを緩めた状態で、乾燥した場所に日光や熱を避けて保管してください」――せっかく本格的なパックを買うなら、しっかり長持ちさせたいですもんね。ありがとうございました!株式会社ロストアロー登山、クライミング、バックカントリースキー、アウトドア用品の輸入・販売。登山先進国であるアメリカ、ヨーロッパの道具をクライマー視点で厳選し、日本国内でのメンテナンスなどの問い合わせにも対応している。(島田彩子)
2012年05月26日病院・福祉施設向けの「栄養サポート食」を開発・製造・販売するニュートリーは、標高8,027mの雪山・シシャパンマに挑戦する、登山家・栗城史多(くりき・のぶかず)氏の登山遠征を、栄養面からサポートしている。栗城氏はすでに日本を出発しており、5月下旬に登頂アタックの予定。今回、栗城氏が現地での栄養補給のために選んだのは、日本の医療・介護施設で広く利用されている「病院食(サプリメント)」。多くの栄養が配合されているのに少量であるという「携帯性」、病院食とは思えない「おいしさ」、栄養のプロも認める「ハイスペック」で、医療現場のみならず、8,000m超の雪山でも活躍する。標高8,000メートルを超える雪山登山は、肉体を酷使する過酷な環境。しかし、このような環境では、通常の食事を摂ること自体が難しく、また十分な栄養素を確保することも非常に困難。そこで、病院や介護施設で利用される、少量に多種・多量の栄養素を凝縮配合した「病院食」が登山時の栄養補給食品として選ばれたという。■栗城氏への提供製品 「ブイ・クレス」…ビタミン・ミネラルの補給飲料 「ブイ・クレス グルコサミン」…グルコサミンを追加配合 「アイオールソフト」…5大栄養素とカロリーを摂取 「アイオールソフト用ソース(全5種)」…専用ソース 「ブイ・クレス」は、1日1本で12種類のビタミン類と鉄・亜鉛などミネラル類を補給することが可能。1本125mlとコンパクトな設計になっている。キャロット、ピーチ、ラ・フランス、ブイ・クレスベリーズに、新製品「ブイ・クレス グルコサミン」が加わった。「アイオールソフト」は、人に必要不可欠なタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの「5大栄養素」と「カロリー」(130mlで200kcal)を補給できるバランス栄養食。豆乳ベースのプレーンな味で、専用ソース(リンゴ、みたらし、エスプレッソ、ピーナツ味噌、黒蜜)のほか、カレーやしょうゆなど好みの味付けで利用できる。価格は、「ブイ・クレス」が、1本(125ml)が30本入りで5,355円(税込み)、「アイオールソフト」は、130ml(他80ml、200ml)×24カップが 5,520円(税込み)。全国の病院・介護福祉施設に卸している販売代理店、通信販売で購入可能。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月11日箱根登山鉄道は3月17日、箱根登山鉄道線(小田原~強羅間)と箱根登山ケーブルカー(強羅~早雲山間)の全線でダイヤ改正を実施する。特急「メトロはこね」が毎日運転となるほか、小田原~箱根湯本間の各駅停車が赤色の車両に統一される。小田原~箱根湯本間は現在、小田急線から乗り入れる特急ロマンスカー以外は各駅停車のみの運転となっている。今回のダイヤ改正で、各駅停車は一部列車を除いて小田原~箱根湯本間の折り返し運転となり、小田原駅11番ホームが各駅停車の発着番線になる。車両は箱根登山電車のシンボルカラーである赤色をまとった小田急1000形車両に統一されるとのこと。また、これまで土休日のみ1日2往復運転していた東京メトロ千代田線との直通特急「メトロはこね」(北千住~箱根湯本間)が、平日にも1日1往復運転されることに。平日日中の特急ロマンスカー「はこね」が新設(下り・上りとも1本ずつ)される一方、平日夜間に運転されるロマンスカーのうち、下り・上り各2本に関して、箱根登山鉄道線内での運転が取りやめとなる。小田原~箱根湯本間でダイヤが変更されるのにともない、箱根登山電車の箱根湯本~強羅間と箱根登山ケーブルカーの発着時刻も変更される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月15日東京・お台場のホテル グランパシフィック LE DAIBA(ル・ダイバ)では、季節ごとに開催している“親子で仲良く”をテーマにした親子講座が好評。2012年2月12日(日)には3回目となる「バレンタイン 親子お菓子教室」を開催。親子でチョコレートケーキ作りに挑戦できる。講師はシェフパティシエの平出秀雄氏。ホテル地下1階の宴会場「ヴァンドーム」でおこなわれる講座は、座学だけでなく実践を中心とした楽しい内容。子どもにもわかりやすく、親子のおしゃべりもはずみそうだ。ケーキはおおよそ5号サイズ(直径15cm)で持ち帰り可能。家に帰ってみんなで食べる楽しみもある。講座の後には、ダイニング&バー「スターロード」でのランチブッフェも楽しめる。約40種類のブッフェをはじめ、デザートも充実。さらに、地上100メートルから眺める東京タワーや東京スカイツリー(R)などの景色も見逃せない。予約受付は12月19日(月)からスタート。同ホテルの担当者によれば、お菓子教室をふくめ、親子を対象にした講座は非常に人気が高く、リピーターも多いとのこと。経験豊富なプロに料理を教えてもらえる貴重な機会であると同時に、親子の絆を深める特別なひとときになりそうだ。※写真はいずれも前回の様子バレンタイン 親子お菓子教室(ランチ付) ~チョコレートケーキ~※急遽開催時間、開催会場が変更になっています。ご注意ください。日時:2012年2月12日(日) 10:00~14:00場所:ホテル グランパシフィック LE DAIBA人数:30組60名(保護者(大人)1名+小学生までのお子さま1名)料金:お1組さま ¥8,000(ランチ付、税・サ込)予約:12月19日より、カルチャークラブ事務局で受付(03-5500-8071 ※受付は平日9:00~17:00、土日祝・年末年始は除く)取材/古屋 江美子
2011年12月12日