「週末はどこに出かけようかな」と思ったときに、今しかできない親子の思い出作りにおすすめなのが「山」。最近はトイレも整備され、ケーブルカーやロープウェイを使ってかなり手軽に楽しめるようになっています。園児や小学校低学年でも、十分楽しめる山はあるので、「え? 無理無理」と言わず、今年はチャレンジしてみませんか?■親子ハイキングで体験できる、こんないいこと「ハイキングなんて面倒くさい」と思ってしまいそうですが、親子で山に行くと、自然にふれてリフレッシュできるのはもちろんですが、それ以外にもいいことはたくさん。1)大人も運動不足解消デスクワークや決まった行動範囲で、子育て世代は意外と運動不足になりがち。景色を見ながら、子どもを助けながらのハイキングは運動不足解消にバッチリです。2)子どもと向き合える歩いている間は、子どもと歌を歌ったり、お話をしたり、と子どもと向き合う時間に。自然の中で、目的地に向かいながらだと、話もはずみそうです。3)親子の絆が深まる困難な道は子どもの手を取りながら歩き、子どもを手助けしながら、目的地へ。時には苦労しながら目的地にたどりつけば、「一緒にやった」という達成感も大きくなります。4)子どもの成長がわかる「あれ? こんなに歩けたっけ?」「意外にがんばれるんだな」と子どもの成長がわかるのも、ちょっぴりガンバリが必要なハイキングならでは。もしかしたら、「疲れた~」「もう歩けない」を連発するわが子にガッカリするかもしれないけれど、次回以降の成長に期待しましょう!5)それぞれ違う楽しみ方ができる「鳥の声が聞こえる」「おもしろい石!」「風が気持ちいいね」「この道好き」など、歩いている途中にも発見はいっぱい。子どもならでは気づきを教えてくれるかもしれません。■まずは山選びがポイント初めての体験は重要。山選びを失敗すると、「ハイキング=楽しくない」と子どもが思ってしまいそうです。まずは登りやすい簡単な山で達成感のある、楽しい体験となることが大切です。道がなだらかで登りやすいことはもちろんですが、それ以外に次のポイントを参考に、まずは登る山を決めましょう。・情報が多く、人の多いにぎやかな山どこにトイレやお店があり、どんな道か。まずはしっかり情報収集できる山を選びましょう。人が多いにぎやかな山は、うっそうとした人の少ない山より楽しい雰囲気なだけではなく、何か困った時に人に助けてもらえる、という利点もあります。・家からのアクセスがいい山山にたどり着くまでに時間がかかると、子どももグッタリ。まずは家から行きやすい山や駅からのアクセスのいい山を選びましょう。・ケーブルカーやロープウェイ、リフトのある山高尾山やつくば山など、山の中腹をケーブルカーやリフトが通っている山だと、行きか帰りのどちらかに利用すれば、ラクに山を楽しめます。無理にがんばらせすぎず、乗り物も利用して楽しいハイキングに。 ■「低くても山は山」。安全&楽しいハイキングにするにはどんなに低くても、人が多くても、やっぱり子どもと一緒に行くハイキングは大人だけで行くよりも注意が必要。1)余裕を持ったプランで子どもと一緒だと想定外のハプニングは起こりがち。大人の1.5倍は時間がかかると考えて、余裕を持ったプランを立てましょう。2)道やトイレなど事前にしっかりチェック歩く距離や標高だけでコースを選ばず、小さな子どもでも歩きやすい道かどうか事前にネットや観光課などに問い合わせてチェックをして、コースを決めましょう。トイレがどこにあるかも頭に入れておくと安心。3)天気、体調が悪いときは無理をしない山の天気は変わりやすいので、当日は山の天気をしっかりチェック。天気に合わせてスケジュールも考えましょう。また、親子どちらかが体調が悪かったら、無理をせず、仕切り直しましょう。4)子どもが楽しく歩ける工夫をする手をつないで登って、ハイキングは親子のスキンシップを育む絶好の機会。また、歩くのが飽きそうな時は、一緒に歌を歌ったり、クイズやゲームをしたり、時々ごほうびのアメをあげたり、と工夫して楽しいハイキングに。5)絶対に目を離さない少し大きくなると、どんどん子どもが先に行ってしまったりすることがあるかもしれないけれど、そのようなことがないように注意。谷側を大人が歩く、登る時は大人が子どもの後ろを歩く、下る時は大人が先に立つなど安全を心がけましょう。 ■持って行く荷物はコレ! 小さな子どもにもマイリュック途中に自動販売機があったり、頂上でラーメンやお団子を食べられたりする山もあるけれど、やはりどんな山でも準備はしっかりしたいところです。子どもも小さなリュックを用意し、自分の上着やお菓子などを入れて持たせましょう。▼服装・靴(歩きやすいスニーカー)・帽子・手袋または軍手・長袖、長ズボン(脱ぎ着しやすい薄手のものでこまめに温度調節)▼持ち物・雨具(レインコート)・着替え(靴下・下着・シャツ・ズボン)・タオル・軍手・水筒・お弁当・おやつ(アメやドライフルーツなど休憩時にちょっと口にできるものも◎)・レジャーシート・ビニール袋(ゴミ袋にもなり便利)・薬・バンドエイドなど救急用品・ティッシュ・ウェットティッシュ協力: 「親子でおでかけ」 (交通新聞社)首都圏から日帰り、または1泊で気軽に行ける親子のおでかけプランを提案。「緑のなかへ!」「遊んで学ぶ」「おいしく体験」「水辺へGO!」「のりもの大好き」の5つのカテゴリーに分け、それぞれ親子で楽しめる体験施設や美術館、レストラン&カフェ、公園などの情報を多数掲載しています。次のおでかけの計画作りに、役立ててみては?
2017年06月15日登山は初心者から楽しめるアウトドアです。暖かくなり、「今年は登山デビューしてみよう!」と考えている人もいるのではないでしょうか。とはいえ、どの山からチャレンジすればよいのか、またどんな準備が必要なのか、わからないことも多いですよね。そこで今回は、登山初心者の方向けに、東京近郊のおすすめスポットと必要な道具について解説します。■登山デビュー向け!初心者におすすめの東京近郊登山スポット5選登山初心者はルートがわかりやすく、歩きやすい山からチャレンジするようにしましょう。以下では登山デビューにおすすめの東京近郊スポットを5つご紹介します。【高尾山】東京都八王子市西部にある観光スポットの山です。標高は599メートルあります。霊山としての歴史があり、パワースポットとしても人気です。6つのコースがあり、もっとも登りやすい一号路は歩行距離3.8キロ、所要時間は1時間40分程度です。最寄り駅は京王線高尾山口駅です。新宿から約50分でアクセスできます。【筑波山】茨城県つくば市にある百名山のひとつです。「西の富士、東の筑波」と呼ばれるほどの美しさと、標高が低く登りやすい点で人気を集めています。標高は877メートルです。トレッキングコースの歩行距離は5キロ、所要時間は約5時間です。最寄り駅はつくばエクスプレスつくば駅です。秋葉原駅から約45分でアクセスできます。【御岳山】東京都青梅市にある山です。トレッキングでは神代ケヤキの巨木といったスポットや沢歩きを楽しめます。標高は929メートルです。トレッキングコースの歩行距離は8キロ、所要時間は3時間10分程度です。最寄り駅はJR青梅線御嶽駅です。立川駅から約50分でアクセスできます。【三頭山】三頭山は東京都と山梨県にまたがる山です。登山コースでは三頭大滝やブナの自然林を見て楽しめます。標高は1,531メートルです。メインのトレッキングコースは歩行距離6.3キロで、所要時間は3〜4時間です。トレッキングコースの入り口まではJR五日市線武蔵五日市駅からバスで75分です。武蔵五日市駅までは新宿から75分程度でアクセスできます。【箱根山】神奈川県にある温泉も魅力の観光スポットです。山頂からは美しい富士山や芦ノ湖が臨めます。標高は1,437メートルです。トレッキングコースの歩行距離は8キロ、所要時間は約5時間となっています。最寄り駅は箱根湯本駅です。新宿駅から85分でアクセスできます。■登山初心者がそろえて置くべき道具リスト登山には必要な道具を忘れずそろえて臨みましょう。以下で日帰り登山に必要な道具を中心にご紹介します。【トレッキングウェア】トレッキングの際の服装は、初心者の場合は普段着から始めてもよいでしょう。トレッキングウェアの基本は重ね着です。重ね着では服装の層を3つに分け、体温と気温に合わせて脱ぎ着します。ベースレイヤー(アンダーウェア)を基礎とし、その上に中間着となるミッドレイヤー、加えてアウターであるアウターレイヤーの3つの層を作ります。ベースレイヤーは汗をかいてもすぐ乾く化繊素材のものがおすすめです。綿は透湿性が悪いため避けてください。ミッドレイヤーではフリースがよく使われています。またチェックの襟つきのシャツも定番です。上着やレインウェアを重ねることを考え、薄手のものを選びましょう。アウターは後述するレインウェアと兼用するのがよいでしょう。パンツは乾きやすい化繊のものが人気です。岩や木の枝に引っかかっても破れないような丈夫なものを選びましょう。また伸縮性があるものが理想です。基本は足を守るためにロングパンツを選びます。ハーフパンツをはく際は下にトレッキングタイツをはきましょう。靴下は厚手のものを選びます。これは歩行時の衝撃を和らげるためです。素材はウールのものがよいでしょう。【レインウェア】山は天気が変わりやすいため、雨に備えてレインウェアを準備しましょう。防寒着としても使えます。防水性はもちろん、汗をかいても蒸れない透湿性も重視して選んでください。なお寒いときには防寒着の上にさらにレインウェアを着ることもあるため、少し大きめのサイズのものを買っておきましょう。またブーツを履いたままでも脱ぎ着ができるよう、裾にファスナーがついているものがおすすめです。【防寒着】急な温度変化に対応するために必要です。薄手で軽く、コンパクトにたためるものを選ぶとよいでしょう。薄手のフリースなどが人気です。外気からの湿気を吸い取ってしまうウール地のセーターやかさばるダウンジャケットは避けたほうがよいでしょう。またミッドレイヤーやアウトレイヤーにするウェアは、裏地がつるつるしたものが脱ぎ着がしやすくおすすめです。【帽子】紫外線対策のために帽子をかぶりましょう。初心者はハットがおすすめです。風で飛ばないよう紐付きのものがよいでしょう。キャップを使う人もいますが、耳や首の後ろの紫外線が防げず、またつばが大きすぎた場合に視界が遮られてしまうことがあります。冬はしっかり防寒できるニット帽もおすすめです。頭部からは全身の30~40%の熱が逃げていくといわれており、しっかりとした防寒対策が必要になります。【手袋】岩をつかむときなどに手を守るため、防寒のため、日焼け防止のために必要です。保温性と防水性のあるものを選びましょう。なお手袋をしたまま細かい作業ができるような機能性のあるものも出ていますが、初心者は防寒性を重視したほうが安全です。【トレッキングシューズ】トレッキングシューズは、ハイカットで足首までしっかりホールドできるものを選びましょう。捻挫や骨折などのけがから足を守れます。歩いているあいだに痛くならないよう、アッパーはやわらかめのものがおすすめです。ソールは厚みがあって固めのものを選び、岩場でも安定して歩けるようにしましょう。さらに防水性と透湿性も重要です。外からの浸水を防ぎながら、中が蒸れないようなシューズを選んでください。なおシューズのフィッティングはできるだけ午後に行いましょう。これは人の足が夕方にかけて大きくなるためです。しっかりかかとを合わせたとき、つま先に約1センチ余裕があるくらいがベストです。ひもはきつめに締めましょう。なおトレッキングシューズ用のインソールを使うのも手です。【トレッキングポール】体力に自信のない人は、足腰への負担を軽減するためにトレッキングポールを使ったほうがよいでしょう。ある調査では、トレッキングポールを使った場合と使わなかった場合では、体感重量が7キロ以上も変化するということがわかっています。バランスもとりやすくなり、特に下り坂でメリットを実感できるでしょう。グリップ部分はI型とT型のものがありますが、基本はI型がよいでしょう。素材はジュラルミンやカーボンのものが軽く丈夫でおすすめです。【ザック】ザックにはさまざまな大きさのものがありますが、初心者は30リットル前後のサイズのものを選ぶとよいでしょう。購入するときは実際に背負ってみて使用感を確かめてみてください。10キログラム程度の重しを入れるとより本番に近いシミュレーションができます。またフィッティングを正しく行うことも重要です。ベルトの長さなどを専門店のスタッフに見てもらいながら調節してください。機能面については、初心者は荷物の出し入れがしやすいかどうかを重視するとよいでしょう。たとえばバンジーコードは、ザックの表にひもが張ってあるもので、脱いだアウターをさっと挟み込んで運べるディテールです。またフロントファスナーは、フロント全体がファスナーで開けられるタイプのもので、荷物の出し入れがしやすくなっています。さらに緊急時のためのホイッスルがついているものもあります。サイドポケットも品物によってさまざまな箇所についていますので、実際に使用する場面を想像しながら吟味してみてください。【水筒、ボトル】ボトルは、重いステンレスの水筒よりも、トレッキング用のレキサンボトルが人気です。容量は日帰りであれば1リットル程度あればよいでしょう。ボトルの中身は水が最適です。夏場は水分を吸収しやすいようスポーツドリンクなどでもよいでしょう。お茶やコーヒーは体調に影響を及ぼす可能性があるため避けてください。【ヘッドライト】帰りが遅くなり、暗くなってしまったときに使えるライトです。頭につけられるので両手が空き、安全です。ライトを選ぶときは、できるだけ明るいライトを選びます。明るいほど電池の寿命が短くなりますが、夜に長時間移動するケースはあまりないはずですので、数時間持つ程度で問題ありません。また遠くよりも広く照らせるものがおすすめです。【コンパス】現在地やすすむ方角を正しく把握するうえで必須のアイテムです。【地図】登山用の地図を使うのがよいでしょう。使う前に読み方に慣れておく必要があります。コンパスと組み合わせれば、目の前に見えている山がどの山かもわかるでしょう。【サングラス】紫外線から目を守るために必要です。高度が上がるほど紫外線は強くなるため注意が必要です。また虫よけにもなります。【時計】計画どおりに登山を進めるためには時計も必要です。防水タイプのものが安心でしょう。標高や気温、気圧などがわかる高度なものもおすすめです。【筆記用具】地図を見るときなど、ちょっとしたメモができるように用意しておくとよいでしょう。【ロールペーパー】ロールペーパーはあると何かと便利なものです。特にトレッキングコースのトイレにはペーパーがないこともあります。ポケットティッシュだと足りなくなることがあるため注意しましょう。【日焼け止め】紫外線対策として必要です。【タオル】汗を拭くためのタオルを準備しておきましょう。またけがをしたときの応急処置にも使えます。【ゴミ袋】ゴミが出た場合に持ち帰れるようゴミ袋を準備しましょう。【ライター・ナイフ】調理をするときに必要です。また万が一の際に必要になる可能性があります。【非常食】チョコレートをはじめとしたお菓子類のほか、菓子パンやサンドイッチ、おにぎりなどの非常食を持っておきましょう。【ばんそうこう】軽いけがをしたときのためにばんそうこうを準備しておきましょう。【常備薬】登山中は気圧や気温の変化で体調にも影響が出る可能性があります。頭痛薬や下痢止めのほか、虫さされ用の薬も持っておくと安心です。【電池】ヘッドライトなどに使う電池の予備です。【携帯燃料】寒い季節に登山をする際は必要です。【保険証】けがや病気をしたときのために、コピーでよいので持参しましょう。【携帯電話】万が一の際にも連絡が取れるよう、携帯電話は必ず持って行ってください。バッテリーが切れないようしっかり充電しておくことも大切です。■まとめ今回は登山初心者の方向けに、おすすめの登山スポットと登山に必要な道具について解説しました。登山は危険も伴いますから、準備は万端にしておきたいところです。今回ご紹介した内容を参考に、道具をしっかりそろえ、初心者向けのコースから登山にチャレンジしてみてくださいね。
2017年05月12日モンクレール ガム・ブルー(MONCLER GAMME BLEU)の2017-18秋冬コレクションが1月15日、ミラノで発表された。毎シーズン、明確なスポーツシーンを凝った表現で披露する同ブランドの、今シーズンのテーマは登山。ショー会場には雪が降り積もり、ロッククライミングのロープでつながったモデルが、ランウェイのコースを作っている。ランウェイを歩くモデルたちは雪の中の行軍でウォーキングの速度はきわめてスローペース。よく見るとパンツもボンテージパンツのようにロープでつながっており、全身をさまざまなこの登山用ロープがカラビナとウェアに潜んだループとで緊縛されている。各アイテムにはこの登山用ロープのグラフィックが使用されており、ストライプはほぼダイヤゴナルでジャケットのスーツ、チェスターコート、ピーコートなどテーラードピースに落とし込まれている。そのテクニックもツィード、ジャカード、ブークレ、インターシャ、ウールプリントとさまざまな表現で、ダウンアイテムとしての機能性とラグジュアリーさがテクニカル素材とカシミアなどとの混紡素材で軽やかにレイヤードされている。オーバーサイズのボマージャケットやジャンプスーツ、コットンコーデュロイやコットンツイル、薄い透け感のあるナイロンジャケットなども新鮮だ。ショー終了後、会場内でモデルは残り、来場者が写真を撮れるインスタレーション形式の演出も定着し、トム・ブラウン(Thom Browne)マジックの種明かしがすぐに見られるのも楽しみだ。Text: 野田達哉
2017年01月24日冬の登山中やスノーボードをしている最中に、ルートから外れた奥地へ進んで迷い込むなど、雪山での無茶な行動は絶対に控えたいものです。特に年末年始の休暇中には、毎年各地で遭難に関する報道が相次いでいます。もし遭難してしまったら救助などに多くの人が出向き、何日間も活動に当たり、ヘリコプターや重機などが出動することもあります。そして気になるのはその「費用」です。多くの人を巻き込んでしまう「遭難」を起こしてしまった場合、どれくらいの費用がかかり、請求されるのでしょうか?*画像はイメージです:■公的機関の捜索の場合、費用は請求されないことが多い警察や消防、自衛隊、遭難場所の自治体職員といった公的機関の公務員による捜索活動の場合、基本的には、費用は請求されないことが多いようです。この点、法律に明確な規定は見当たらないようですが、行政機関による通常の公務執行に伴う費用と考えられることから、請求しない扱いとなっていると推測されます。わかりやすくいうと、警察が犯人を逮捕することや、消防が家事を消し止め、患者を救急車で搬送すること、自衛隊が災害救助すること、自治体職員が災害対応をすることと同じように、遭難者の捜索は、公務員の本来の業務であり、そのために税金から予算を回しているので、基本的には行政サービスを実際に受けた人に別途費用を請求しない、というイメージです。ただし、住民票を請求する際に手数料を取られたり、パスポートの発行などで印紙代を収めたりすることがあるように、国が実費を請求することもできると考えられます。 ■民間による捜索も加わった場合は費用がかかる公的機関だけでなく、民間による捜索も加わった場合は、ヘリコプターの運用費用、燃料、人件費等が救助を行った団体や会社から請求されることがあります。もちろん、捜索段階で断ることもできますが、民間の場合、ヘリコプターを1回飛ばすだけで100万円程度かかることもあり、費用が高額になりがちです。とすれば、できるだけ公的機関を利用したいところですが、大規模な遭難事件だと、公的機関による救助だけでは人員や機器が足りないこともあり、家族の命のために民間にも救助を依頼することも多いようです。なお、遭難者本人が助からなかった場合でも、遺族が相続放棄しなければ、費用は遺族に相続承継されてしまいます。 ■保険対象となることもある救難捜索費用は、山岳保険やレジャー保険に加入していれば、保険金が支給されます。限度額が設けられていますので、全額支給されないこともありますが、自己負担よりは助かるので、加入を検討してもよいでしょう。なお、救急車をタクシー代わりに安易に利用する人に費用を請求すべきとする議論が近年ありますが、大規模な遭難救助活動についても自己責任である結果に対して多額の税金を投入することに批判の声もあるようです。天候や計画に十分気をつけ、大自然を楽しみましょう。 *この記事は2015年1月に掲載されたものを再編集しています。*著者:弁護士 星野宏明(星野法律事務所。不貞による慰謝料請求、外国人の離婚事件、国際案件、中国法務、中小企業の法律相談、ペット訴訟等が専門。)【画像】イメージです*Javier Brosch / Shutterstock
2017年01月07日7月の第4日曜日「親子の日」は約6000組もの親子写真を撮影してきた写真家のブルース・オズボーンさんが提唱する「親と子の関係を見つめ直す日」です。活動開始から14年目を迎える今年は、親子の日普及推進委員会のもと「第10 回 親子大賞 授賞式」と「第 14 回 親子の日スーパーフォトセッション」を開催。今回はイベントのレポートと「親子の日」発起人であるブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻からのメッセージをお届けいたします。第10回親子大賞授賞式7月23日(土)、新宿にあるオリンパスプラザ東京で親子大賞の授賞式が行われました。実は「親子大賞」自体は10年前から開催されているものの、授賞式は今年が初。授賞式はいきなり2016年の親子大賞を受賞した親子の発表から始まりました。今年一番ホットだった親子は誰なのか…!?まさかのウルトラセブンとウルトラマンゼロ親子。会場では両者に受賞の感想を聞いた映像が流されました。「受賞の感想は?」「ジュワッ」「印象深い親子エピソードは?」「ダァッ」※コメント部分は字幕つきでした。ほかにも親子にちなんだエッセイや写真のコンテストも開催、受賞者にはオズボーン夫妻から賞状と景品が手渡されました。受賞者のスピーチでは、「実は、まだこのこと親には言っていなくて…怒られるかも(笑)」、「子どもに『授賞式に一緒に行こうね』と言ったら『用事があるから無理』と断られました…」といった驚きのエピソードが飛び出し、会場の笑いを誘っていました。> 親子の日 エッセイコンテスト2016 入賞作品> 親子の日 写真コンテスト2016 入賞作品「どの作品にもいろいろな家族の想いが込められていて、選ぶのが大変だった…」と語ったオズボーン夫妻。授賞式は東京のみの開催ですが、写真の展示自体は地方の写真館など様々な場所で実施していますので、みなさんも是非お立ち寄りください!!会場に展示された写真コンテスト入賞作品イベントの最後には、親子大賞の特別賞としてサックスプレイヤーの平原まことさん・歌手の平原綾香さん親子が登壇。「親子が仲良くする秘訣は?」という質問に対し、平原綾香さんは「父の影響で私も中学1年生のときからずっとサックスを吹いていたので、父は親であると同時に師匠のような存在。尊敬していたので反抗する暇がありませんでした(笑)」とコメント。そんな娘に対してお父さんは「サックスを吹いているときはすごく素直に言うことを聞いてくれるんです。歌は敵いませんけど、サックスでは勝っています!」と、“音楽”という共通項を持つ親子らしい掛け合いが見られました。親であると同時に尊敬できる存在であるというのは、親子が円満な関係を保つ秘訣のひとつなのかもしれません。> 第10回親子大賞の詳細はこちらから第 14 回 親子の日スーパーフォトセッション翌7月24日(日)、親子の日当日には写真家でもあるブルース・オズボーンさんによる100組の親子を撮影するフォトセッション。写真スタジオでの撮影というので、少しかしこまった撮影風景を想像していたのですが、会場に入ってビックリ。スタッフさんが生茶パンダのパペット、マラカスなどを使って歌ったり踊ったり…小さい子どもでもなんなくリラックスできるような盛り上がりでした。実際にメオトークの山川編集長自ら撮影に参加(きちんと予約しました)。その様子を見ていると、いい大人同士気恥ずかしいのか、当初はこれだけ距離のあった親子が…ちょっと寄りましょう!とスタッフさんからぐいぐい来るリクエスト…しかし照れる山川親子。撮影するオズボーンさんまで出てきて…最後は照れながらも肩を組むほどに!!!!さすが親子写真のプロフェッショナル…!!たった数分の間に写真を通して親子の距離をぐんと縮めることに成功していました。物理的な距離だけでなく、心の距離も縮まったようです。(お母さんの腕がかたいですが、編集長との身長差でとまどったそうです)※ブルース・オズボーンさんが撮影した第 14 回 親子の日スーパーフォトセッションの写真は、こちらからご覧いただけます。(2016年8月30日現在は準備中)発起人が語る「親子の日」について最後に「親子の日」発起人のブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻に今年、そしてこれからの「親子の日」について語っていただきました。今年の「親子の日」を終えてみて今年も全国から様々な想いを持った親子が集まってきてくれました。遠方に住むお母さんを誘って撮影に参加してくれた娘さん、「久しぶりに親子写真を」と撮影会に参加した親子、海外出張前の記念として参加してくれた家族、病気の回復を願って参加してくれたかた。全国からサポートに駆けつけてくれた応援団も。みなさんのおかげで一日中にぎやかな「親子の日」の会場となりました。今年はとくに新聞、テレビ、ラジオ、Webなど様々なメディアで「親子の日」を取り上げていただき、たくさんの人たちに「親子の日」を知ってもらうことができてとても嬉しく思っています。これからの「親子の日」「親子」という単語は英語には存在しません。(編集部註:英語にはfamily=家族はありますが、親子はparent and child=親と子で分かれている)「親子」というのは日本の特別な言葉。この言葉のように「親」と「子」をひとつの単語につなげ命の連鎖の一体感を表す…そんな日本の文化を日本の“誇り”として海外に発信したいです。誰もが生まれて来たことに感謝できる社会になって欲しいというのが、「親子の日」に込めた願い。この願いを叶えるために、活動の場をもっと広げていきたいと考えています。記事を読んでいるみなさまへ年齢が進むにつれ、「親子」と言うとついつい「自分」と「自分の子ども」をイメージしてしまいます。でも、「自分」と「自分の親」もそうである意識を忘れないでほしいと思います。「親」のいない命はいませんから、「親子」は世界中の誰もが共有できるテーマ。世界が不安定で悲しいできごとも多い時代だからこそ、命の原点である「親子」という最も基本的なテーマについて考えることが大切です。みなさんもぜひ「親子の日」を親子の関係を見直す機会のひとつにしてください。「1+1は?」「にーっ」という掛け声にも代表されるように、最後が「い」の段で終わると口角が上がり自然と笑顔の写真を撮ることができます。親子の日の掛け声はもちろん「おやこのひー」。「親子の日」と言うだけで笑顔になれるのです。授賞式でもフォトセッションでも、会場にはそんな「親子の日」の笑顔がたくさん溢れていました。> 親子の日について詳しくはこちら:親子は自分の原点、「親子の日」を自分に自信を持つきっかけにして欲しい−−ブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻のインタビュー> 親子の日公式サイトライター:山口聖子
2016年09月05日映画監督の大林宣彦親子、美術家の横尾忠則親子など、多くの著名人親子をはじめ、これまでに約6000組もの親子を撮影してきた写真家のブルース・オズボーンさん。2003年に「親子の日」を提唱して以来、毎年7月の第4日曜日に100組の親子写真を撮るフォトセッションを開催しています。今年で14回目となる親子の日を前に、長年ファインダー越しに親子を見つめてきたブルースさん佳子さん夫婦に「親子の日」をはじめたきっかけや「親子の日」に込められた想いを伺いました。 「親になるってどんなこと?」素朴なギモンから始まった親子撮影オズボーンさんは写真を学び、アメリカや日本で写真家として活動。親子の日のきっかけになったのは、1982年に友人からパンクバンドの若者を撮影してほしいと頼まれたこと。撮影したのは、あの有名なパンクロックバンド「アナーキー」の元ボーカル、仲野茂さんでした。「ちょうど第一子が生まれる直前で、2人でよく『親になるってどんなことなのかな?』という話をしていた頃でした。仲野さんを撮影するとき、パンクロッカーのお母さんってどんなかたなんだろうと思って、ダメ元で『親子の写真を撮らせて』ってお願いしたらあっさりOKをもらえたんです」(佳子さん)実は、お母さんは茂さんの一番のファン。撮影してみて、とても仲の良い親子だということがわかりました。この1枚の写真が親子というテーマで写真を撮り続けるきっかけになったそうです。仲野茂さんとお母さん写真撮影が親子の絆を取り戻すきっかけに最初の頃、オズボーンさんは、親子から日本社会を切り取りたいと考えていました。寿司屋のお父さんと同じく寿司屋になった息子さん、真面目な仕事をしていたお父さんの娘さんがポルノ女優になっている。親子関係から親子の歴史、日本の時代が移り変わっていく様を表現したいと考えていたそうです。でも、どの親子もユニーク。切っても切り離せない「親子」という関係自体に関心が向くようになったと言います。2015年にオリンパスギャラリーで開催した親子写真展覧会には、美智子皇后陛下も来場され、「日本人は表情が乏しいと言われているけれど、みんな生き生きとした表情をしていますね」というお言葉をかけられたそうです。「大人になれば親子で一緒に何かするという機会はなかなかありません。カメラの前に立たされると、みんなどうしていいか戸惑います。こちらからポーズを指示せず、自分たちで話合って決めてもらいます。大人が二人、『どうしよう』って表情で照れている様子も、その親子らしさが現れています。何千組もの親子を撮ってきたけれど、それぞれ個性があって毎回発見があるんです」(ブルースさん)オズボーンさんが撮る親子は年齢も職業も様々。活動を始めてから34年、最初は身体の大きな力士のお父さんと小さい子どもだったのに、2回目の撮影ではお父さんと同じぐらい力強い力士になっている。そんな息子と一緒に誇らしげな表情で写真に写っているお父さん。3回目に撮影したときは、息子さんも引退して、お父さんと一緒にちゃんこ鍋屋さんをやっていました。こうした親子関係の変化が1枚1枚の写真から見えてくるのが面白い、とブルースさんは語ります。「親子写真を撮ってもらいたいという人の動機は様々です。離婚が原因で長い間疎遠になっていた親子の距離を縮めたこともありました。決して仲が悪かったわけではないけれど、撮影がきっかけで自然に会話できるようになったという親子もいます」(ブルースさん)「親子でもうまくいかないのは当たり前。修復しようと頑張ってもなかなか距離が縮まらない。でも親子って本当に些細なことでも仲直りできてしまうんです。写真はきっかけに過ぎないけれど、親子のコミュニケーション手段として役に立っているんだなって感じることも多いです」(佳子さん)オズボーン家の親子写真「“父の日”や“母の日”があるなら“親子の日”があってもいいよね」オズボーンさんの親子写真に世間の注目が集まるようになると、オズボーンさんと佳子さん夫妻は「もっとみんなが親子関係を見直す機会をつくりたい」と考え、「親子の日」のアイデアを思いつきます。「5月の第2日曜日は母の日、6月の第3日曜日は父の日。7月の第4日曜日は『親子の日』にしよう!その日に親子撮影会をするという告知を新聞に掲載してもらったら、たくさん応募がきて100組の親子が集まったんです。こんなに反響があるなら来年も100組撮影しようということになって今日まで続いています」(佳子さん)1年目は自分たちだけの力で開催したので大変でした。でも、2年目からはスポンサーがついて、2005年には日本記念日協会さんが「親子の日」を正式に記念日として認定してくれました。「アイデアを思いついて実行に移すまで2年かかりました。でも、ひとつアクションを起こしたことで、私たちが何をやりたいのか、何をやろうとしているのか伝えることができたのが大きな成果でした」(ブルースさん)親子というベーシックな関係を見直すことが世界平和につながっていくロサンゼルスで友人を介して出会ったオズボーンさんと佳子さん。誰よりも多くの親子に出会ってきたお二人は「親子の日」に様々な想いを込めてこのビッグプロジェクトを推進しています。「共働きの親が増え、みんなケイタイばかり見ている。そんな変化に注目してしまうけど、命を次の世代に受け継ぐ、本質的な親と子の関係は時代や環境が違っても変わっていないと感じています。 “家族”じゃなくて”親子”というテーマを選んだのは、 “親子”が家族や社会のベースとなる最も基本的な関係だからです」(ブルースさん)「世の中には幸せな親子関係だけではありません。みんな自分の親から平等に命を授かっています。“親子”は自分の原点、親子の関係を見つめ直すことで、自分の存在に自信をもって誰もが生まれてきてよかったって思える社会になってほしい。親子関係を大切にすれば、大きな問題も解決できるのではないでしょうか」(佳子さん)現在も変わらず仲睦まじい様子のオズボーンさんと佳子さん。夫婦円満の秘訣は「大きな問題になる前に相手に伝えること」だそう。親子は一番近いからこそ素直になれないことや、ぶつかり合うことも多い難しい関係です。親子関係がうまくいっている人もうまくいっていない人も、今年の親子に日は自分の親や子どもと向き合う時間をつくってみてはいかがでしょうか。7月23日に新宿オリンパスプラザ東京で13:00~「第10 回親子大賞授賞式」を開催。平原まこと、綾香親子やウルトラセブン、ゼロ親子もかけつけます。24日は「親子の日スーパーフォトセッション」も開催、たくさんの応募の中から100組の親子の写真をブルースさんが撮影します。親子の日普及推進委員会公式サイトはこちらブルース・オズボーンProfile公式サイトはこちらArt Center College of Designでコマーシャル写真を専攻。1980年の写真展「LA Fantasies」をきっかけに日本での活動を本格的に開始。1982年から「親子写真」の撮影を始め、撮影した親子の数は6000組を数える。2003年に「親子の日」を提唱。毎年、親子の日に約100組の親子写真を撮る取り組みを続けている。ライター:柏木 真由子
2016年08月01日親子でおそろいの服装を楽しむ“親子リンクコーデ”が流行しているのをご存知でしょうか。特に最近では、プチプラでもオシャレなアイテムが増えていることから、手軽に取り入れられるものとして注目を集めています。親子でおそろいの服装をするだけで、 いつもの着こなしがぐっとオシャレに見えること間違いなし!子どもとコミュニケーションをとるきっかけ にもなるはずです。今回は、そんな親子リンクコーデの楽しみ方について紹介したいと思います。●親子リンクコーデの取り入れ方●(1)色や柄をそろえる『おそろいと言っても、全く同じアイテムを着る必要はないんです。ブルーのシャツ、ホワイトのスニーカーといったワンポイントのリンクコーデでも十分に楽しめますよ』(30代ママ)新たにアイテムを買い足すことなく、手持ちの洋服で楽しめるのが色や柄のリンクコーデ。1色テーマを決めて、コーディネートの中に同じ色を取り入れるだけでも楽しむことができます。また、ボーダーのアイテムをそろえたりチェックシャツをそろえたりと、柄で統一感を持たせる のもおすすめ。「全く同じアイテムは少し恥ずかしい」と感じる人でも取り入れやすいのではないでしょうか。●(2)小物をそろえる『最近のマイブームは同じ色のニット帽をかぶったコーデ!全身そろえようとするとハードルが高いけど、1つのアイテムだけなら簡単に取り入れられます』(20代ママ)帽子やリュック、マフラーといった小物で楽しむのもアリ!普段の服装にプラスするだけでリンクコーデになるので、オシャレに自信がないという人でも手軽に挑戦できるはずです。「家族全員で楽しみたい!」というときでも、小物であれば出費も大きくならずに済みます 。●(3)季節に合った素材でそろえる『着ているものはバラバラでも、素材感を合わせるとまとまりが出ます。暑い季節にはリネン素材でリンクコーデを楽しむことが多いですね』(20代ママ)ザクザクと編まれたニット素材のものや涼しげなリネン素材など、季節を感じさせる素材で統一感を出すのも楽しみ方のひとつ。親子のコーディネートをそろえすぎてしまうと“こなれ感”が失われてしまう ので、パッと見ではどこが同じなのか分からないというコーディネートもおすすめです。----------親子リンクコーデが楽しめるのも、子どもが小さい今のうちだけ。Instagramなど写真を投稿できるSNSが普及してきたことで、親子リンクコーデをさまざまな人に見てもらえる機会も増えてきました。いつもと同じお出かけも、親子リンクコーデをすることで違った景色に見えてくるのではないでしょうか。●文章/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年05月30日登山といえば、年齢、性別を問わず人気のアクティビティー。近年は山ガールという言葉も生まれているように、都会で働く若い女性にも人気のスポーツとなっています。シチュエーションに合わせたファッション性が、登山を身近なものと感じさせているのかもしれません。しかし、大自然のなかには危険もいっぱい。そこで今回は、登山をより安全に身近に楽しむため、その魅力と注意点に迫ってみたいと思います。■忙しい社会人が登山をはじめる方法「ダイエットや運動不足解消にウォーキングやジョギングをはじめたい」「スポーツジムに通いたい」そう考えながらも日常の忙しさに追われ、なにもはじめられないまま時間だけが過ぎていってしまうと感じていませんか?そんな忙しい社会人にこそ、週末の登山がおすすめです。登山といっても気合を入れず、気軽に近郊の山にハイキングに行く感じでよいのです。ハイキングや自然を楽しむこと、景色を見に行くことを目的にすれば、敷居の高さを感じることなく週末のアクティビティーを楽しめます。友だちと週末の予定を立てて過ごすだけでも、日常に特別感を取り入れてリフレッシュすることが可能。また登山は長時間ウォーキングでもあるので、運動不足解消にもピッタリです。心肺機能を上げることもでき、適度な運動をすることで疲労回復、ストレス解消、はたまたダイエットにもつながることでメリットがたくさんあるのです。■登山でご飯10杯分のカロリー消費富士山やエベレストなどの本格登山でなくとも、その運動効果は絶大。ジョギングやスキーなどに匹敵する有酸素運動ともいわれています。景色を楽しみながらゆっくり長時間歩き続けることで、週1回の登山でも、毎日1時間ウォーキングしているのと同じくらいのカロリーを消費できるのです。たとえば、3キロくらいの荷物を持って緩やかなハイキングコースを6時間ほど歩くだけで、2,000キロカロリーも消費できます。これだけで、成人女性の1日の消費カロリーを消費できるわけです。2,000キロカロリーはご飯10杯分に相当しますから、その効果の大きさがわかるはず。ウォーキングやジョギングは、一度に1時間続けられればいい方ですが、登山は長時間楽しみながら続けることが可能。効率よくカロリー消費ができるのもうれしいところです。■遭難者数が10年間で66%増加!さて、楽しいイメージの登山ですが、自然のなかには危険もいっぱい。道なき道が続くなかで、遭難してしまうことも考えられます。楽しい思い出をつくるためにも、安全を意識して登山にのぞみたいものです。2014年には山岳遭難が最多2,794人にも上り、10年間で66%増加したことを警視庁が伝えています。近年の登山ブームに伴って登山人口が増えたことにより、遭難数も増えてしまったのです。登山の前には、事前に山の地形やコースなどを調べて把握しておくことが大切。加えて、登山時期の日没時間なども調べておくとよいでしょう。懐中電灯なども忘れずに。また、山の天気は変わりやすいこともよく知られています。天候もしっかり調べておき、いざというときのための休憩、雨宿りポイントなどもおさえておきましょう。なにかが起きたときのために、事前準備は必要。「備えあれば憂いなし」ですが、備えすぎて荷物が増えてしまうのも考えものです。荷物は最小限に押さえつつ、水や携帯食などはしっかり準備していきましょう。*経験したことのない人にとっては不安も多い登山ですが、趣味として気軽にはじめることもできます。日常生活に退屈したときに、お友だちと計画を立ててみるのもいいかもしれません。(文/hazuki) 【参考】※山岳遭難者数の推移-時事ドットコムニュース※人生最後の挑戦が招く「登山前遭難」とは-YOMIURI ONLINE※山で困った時の対処法-ヤマケイオンライン
2016年04月11日箱根登山鉄道は、2015年10月10日より、「デジタル列車無線システム」の運用を開始したことを発表した。同システムには、NECのデジタル無線システムが採用されている。列車無線システムは、列車に搭載された無線装置を、基地局経由で指令所と接続することにより、情報伝達などを行うシステム。同システムは、デジタル無線を採用することで、伝送路上で音声にノイズが発生しても受信側で修正が可能になっている。これにより、ノイズに強く通話品質の変動が少ない安定した音声通話を実現する。さらに、無線伝送の音声信号にデジタル暗号処理をかけることにより、通信の秘匿性も向上するという。また、複信方式を採用することにより、音声の送信・受信が同時に行えるため円滑な情報伝達が可能となる。そのほか、中央制御装置・基地局間や各基地局間をつなぎ、信号を伝送する「アプローチ回線」に関して、既設の通信メタルケーブル設備を活用することにより、列車無線専用の光ケーブルなどの新設が不要となるとしている。
2016年02月03日セイコーウオッチは1日、冒険家・三浦豪太氏が監修する登山用ソーラーデジタルウオッチ<セイコー プロスペックス>アルピニストから、スマートフォンとBluetoothで接続して、さまざまな機能を実現するデジタル時計(全5モデル)を発表した。6月10日の発売予定で、税別価格は44,000円または45,000円。今回のアルピニストは、セイコーとして発のBluetooth通信機能つきソーラーウオッチとなる。専用のスマートフォンアプリ(iOS用/Android用)を使い、登山計画の作成や登山記録管理、時計の時刻同期、各種設定が行える。専用アプリには、山と溪谷社監修の「日本百名山」おすすめルートをプリセット。百名山の登山時には、プリセットデータから簡単に登山計画を作成できる。独自の新機能として「登山計画達成率」表示を搭載。登山時に、予定の行程がどれくらい進んだかを、高度を基準として表示する。1時間あたりに移動する高低差(m/h)を示す「登高スピード表示」や、「日の出日の入り時刻表示」と併用することで、登山計画の管理が可能。内蔵するセンサーは「気圧」「温度」「方位」という3種類(FIELDSENSOR)。高度、気圧、温度、方位を計測できる。○山の日制定記念限定モデル、4種類のレギュラーモデル2016年から、8月11日は国民の祝日「山の日」となる。これを記念し、夏山登山で人気の雪渓をイメージしたホワイトカラー限定モデル(SBEL009)を用意。限定1,000本で、税別価格は45,000円。一方のレギュラーモデルは全4種類。ケース色が黒×シルバーの「SBEL001」、黒×ピンクの「SBEL003」、黒×黒の「SBEL005」という3モデルは、税別価格が44,000円。もうひとつはミウラ・ドルフィンズスペシャルモデル「SBEL007」で、ケース色は赤×黒となる。税別価格は450,000円。ミウラ・ドルフィンズは、プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎氏と、アルピニストの開発アドバイザーである豪太氏の親子が、講演・運動指導、抗加齢についての研究などを行っている団体。共通の仕様として、ケース素材がプラスチック、ケースサイズが縦57.9×横48.1×厚さ13.6mm(ボタン突起部を含まず)、バンド素材がシリコン、裏ぶた素材がステンレススチール、防水性能が10気圧。また、ムーブメント「キャリバー S830」の主な仕様と機能は以下の通り。時間精度:平均月差±20秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合)ソーラー充電機能:パワーセーブ機能つき(フル充電時より約5ヶ月間駆動)高度計測機能(登高スピード、高度)、高度補正登山計画達成率表示機能、リバースモード、ドリフトキャンセル機能登山データ記録機能気圧計測機能(気圧傾向グラフィック、気圧)、温度計測機能方位計測機能(方位、方位角度)、磁気偏角補正、磁気キャリブレーション日の出日の入り時刻表示機能(登山計画位置、現在位置)設定機能(体重、装備重量、単位)Bluetooth通信機能(Bluetooth Smart)、機内モードストップウオッチ機能(1/10秒計測、100時間計)アラーム機能(デイリーアラーム3チャンネル)ワールドタイム機能(世界42都市+7大陸最高峰+富士山)LEDライト機能、コントラスト調整機能、サウンドデモ機能フルオートカレンダー機能(2064年12月31日まで)
2016年02月01日●山の日制定で関心が高まる登山○8月11日が「山の日」として祝日に「山の日」が制定され、来年から8月11日が祝日となる。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」とその趣旨を掲げるが、国内の登山レジャー、また健康や体力の維持・増進のための生涯スポーツとして、登山の今の姿はどのようなものだろうか。かつて登山といえば、大学や社会人の山岳部・山岳会を中心とした活動が中心であった。その後、1990年代には日本百名山といったTV番組をきっかけに中高年の登山ブームが起こり、2009年頃には"山ガール"という言葉とともに若い女性の登山が増加した。特に2010年にユーキャン新語・流行語大賞の候補ともなった「山ガール」の影響は大きく、日本生産性本部の「レジャー白書」によれば、2003年から2008年まで600万人前後と沈んでいた登山人口は2009年に1,230万人と倍増。2010年も1,000万人を超えた。山ガールブームで急増した登山人口だが、同じくレジャー白書の各年代別の参加人口を見ると、山ガールブーム時に登山を始めたと思われる女性層のおおよそ半分がその後も登山を継続しており、山スカートとともにひとつの登山スタイル・登山者層を作り出したともいえるだろう。その後、2013年に富士山が世界文化遺産へ登録されたといったプラス要因がある一方で、2011年の東日本大震災や2013年の戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火による登山者心理への影響により、近年の登山人口は800万人前後となっている。山域ごとの登山者数を見ると、世界文化遺産への登録などをきっかけに急増した富士山では23万4,000人と、3シーズン連続の減少となった。また長野県内の登山者数は北アルプスで18万3,000人と前年より2万2,000人の減(2014年通期、以下同)、南アルプスでも3万6,000人と4,000人の減、山ガール人気で盛り上がった八ヶ岳連峰も8,000人減の9万2,000人となっている。○遭難件数・遭難者数とも過去最多その一方で増え続けているのが遭難件数・遭難死者数だ。多くのメディアで取りあげられ、毎年のように「過去最高」と報じられているので目にすることも多いだろう。警察庁がまとめた今夏(7~8月)の山の遭難件数は647件、遭難者数は782人(うち死者行方不明者数65人)と統計が残る1968年以降で最多となった。年間でみると直近の2014年は、遭難件数が2,293件、遭難者数2,794人(うち死者行方不明者数311人)とこちらも1961年の統計以来、最多となっている。年代別では、全遭難者数の過半となる50.1%を60歳以上が占め、対象を40歳以上まで広げると全体の4分の3を超える76.4%となる。メディアや専門誌による遭難のニュースや注意喚起にも関わらず遭難事故が増えているこの状態に、警察など行政機関や民間団体などによる登山指導・情報提供・登山届提出の呼びかけや義務化、また登山者が集まるWebサイトではより手軽に登山届を作成して提出できるサービスの提供を始めている。このほかにも、長野・岐阜・山梨・静岡の4県では、山のグレーディング表を作成して約380の登山コースの難易度評価を公開している。登山者自身がレベルにあった山を選ぶ目安を提供することで山岳遭難事故の防止を目指しており、例えば、長野と山梨にまたがる甲斐駒ケ岳では、北沢峠からのコースは体力度3・技術的難易度C、黒戸尾根からのコースは体力度6、技術的難易度Dといったように設定されている。しかしながら、このような取り組みが進む中でも遭難件数は増加の一途となっており、登山者の高齢化、中高年者の体力への過信、スマートフォンの地図だけで登るような初級登山者の存在などが課題となっている。●アウトドア用品は継続的に市場を拡大○拡大するアウトドア市場ひとときより落ち着きを見せる登山人口。レジャー白書によれば2014年の登山人口は840万人で前年より70万人増えた。特に顕著なのは高齢者層の活動で、60代の男性10.4%・女性10.7%、70代の男性11.5%、女性12.9%が登山を行っており、単純にその年代の10人に1人以上が登山を行っていることになる。これは40代女性の3.5%や30代男性の7.9%などど比べて高い数字だ。比較的資産に余裕のある高齢登山者の増加は、アウトドア用品市場の拡大にもつながっている。同じくレジャー白書によれば2014年の登山用品市場(キャンプ用品を含む)は1,950億円で前年から60億円(前年比103.2%)伸びた。ここ10年を見ても2004年の1,470億円から年間の伸び幅は大きくないものの底堅さをみせている。釣り用品(2004年 2,060億円 → 2014年 1,600億円)や、スキーやスノボード用品(同1,910億円 → 同1,410億円)と比べてみても、安定した需要がうかがえる。別の矢野経済研究所による「スポーツ用品市場に関する調査結果」においても、2014年のアウトドア用品市場は1,812億1,000万円と推計されており、前年比104.0%で緩やかではあるが市場規模の拡大を同じく裏付けている。登山用品の特徴としては、山中での性能や軽量化を重視しており比較的高単価であること、また競合が多くないため大幅な値下げをせずに売れることが特徴となっている(軽量化などを重視しないオートキャンプ用品には安価なものも多い)。また登山用品には消耗品があまり無い一方で、登山スタイルを広げていくのにあわせ新たな用品が段階的に必要になる。最初は日帰り登山でザックや雨具、登山靴だったのが、テント泊をすればテントやシュラフ、冬山であればアイゼンやピッケル、クライミングに興味を持てばハーネスやヘルメット……といった具合だ。登山スタイルの広がりを横軸とすれば、縦軸にはそれぞれの製品のグレードアアップがあり、特に登山を始めた数年から10年程度は他と比べても、継続的に費用がかかるレジャーといえる(逆に一通り揃えたあとはメンテナンスを十分にすれば長期間使えるものが多く、必要というよりも憧れや新しいもの好きといった理由での購入が増えてきたりする……)。○登山者の成長が市場拡大の鍵店舗にとっては、これら初心者や登山を始めたものの次にどのような道具を揃えればいいのかわからないといった層をステップアップさせることが重要だ。登山用品はインターネットで探せば格安で手に入る……といったことはあまり多くない。そのため店舗のショールーミング化もおきにくく、店舗にとってはライフタイムバリュー(LTV : 顧客生涯価値)の高い顧客をいかに抱えるかがポイントとなっている。また、店舗のみならずメーカー、そして山岳ガイドや山小屋関係者にとって、今後、日本がさらに少子高齢化が進む中で新たに登山を始める人を増やすことが大きな課題だ。そのため、店舗やメーカー主催の登山入門ツアーが広く行われており、また店舗スペースを利用した地図読みや冬山登山装備などの机上講習会も数多く開催されている。実際に、都内某所で開かれた無料の冬山装備の机上講習をのぞいてみた。参加者は30代~40代を中心に15人ほど。山岳ガイドが店舗内のスペースを借りて開いたこの講習会では、店舗としては必要な装備をこれから購入してもらうことを期待し、山岳ガイドは講習会をきっかけに入門ツアーの顧客開拓を狙っているが、それよりもまずは登山人口あるいは登山スタイルを広げてもらう、そして安全に楽しめる登山をしてもらうことを考えているようだ。この他にも、国内登山旅行に強みを持つ毎日新聞旅行(まいたび.jp)やクラブツーリズムなどの登山ツアーも人気だが、課題となっているのは"初めての登山"開拓だ。●新たな登山者の開拓が大きな課題○ネット世代は登山もネットで!?山岳部・山岳会が衰退する一方で、インターネットの普及によって新たに登場してきたのが、ネットで出会った登山パーティーの存在だ。今夏7月にはNHKのクローズアップ現代がこの特集を組み、大きな話題にもなった(「夏山トラブルに注意! ネット時代の登山ブーム」放送概要はNHKのWebサイトで見られる)。ネットで出会った登山パーティーへの批判は、大きくは「互いの体力や登山技術・経験、性格などもわからないままにパーティーとして山にのぼること」「パーティーでの責任者(いわゆるリーダー)が明確ではないこと」などが挙げられる。一方で、参加した人に話を聞くと「いっしょに山に行く人がまわりにいなかった」「一人で登るのは不安だった」「歳や趣味(登山)があう人と友だちになって、山に行きたいので」といった声があがる。当日に初めて会い、おたがいの連絡先もLINEしか知らないといった関係には危うさも伴うが、参加者たちは「登山を始めたいけど、きっかけがなかった」というのが本音のようだ。このような登山パーティーの危険性を指摘する声は多い。まだ死者を出すような遭難事故は起きていないようだが、それは時間の問題かもしれない。ただ、考え方も変わってきている。今の時代に、山に登るなら山岳会などで必要な技術を学びながら……というのを声高に叫んだとしても、それは結局のところ、山岳会に入らない多くの層を取り残すことになるだけだ。このようなネットで出会った登山パーティーのひとつとして、ユーザー自らが旅の企画をたて参加者を募るサービス「trippiece」には、大菩薩嶺や塔ノ岳(丹沢)、筑波山など関東を中心にいくつかの登山企画が並ぶ。一方で「休憩も込みでコースタイムの80%のペースで」のように初心者同士の登山としては無謀とも思える計画も見受けられる。この会社では、このような登山企画に応えるかたちで今夏にひとつの取り組みを行った。登山未経験者や初心者を対象に公式の登山チームを作って参加者を募集。参加者からは1万8,000円の会費を集め、その会費で登山靴や雨具などを共同装備として購入する。参加者は装備を自分で購入しなくても参加でき、実際の登山の際にはガイドを雇ってその費用を按分する内容だ。○未経験者や初心者への機会提供が課題あるベテラン登山ガイドは、山行記録を投稿する某Webサイトを指して「ネットのかまってちゃんの集まり」と揶揄する。だが、近代登山はたかだが150年の歴史しかない。環境や生活スタイルの変化にあわせ、ただ批判するのではなくうまく取り込んでいくことが登山業界に求められているのではないだろうか。先のNHKの番組で取り上げられた山頂caféの取り組みをみても、未経験者や初心者にとっては、始めるきっかけや機会を作ることが大切だ。登山は生涯にわたって長く楽しめるレジャーでありスポーツ。それは登山業界からみれば高いライフタイムバリューが見込める顧客層でもある。たとえば先のtrippieceにならって、ガイド自らが登山企画をたてて参加者を募集するようなサービスがあってもいいのではないだろうか。都市近郊の低山を1人あたり1,000円程度でガイドを行う。ガイド業としては儲けにならない金額かも知れないが、ビジネスとしてライフタイムバリューの高い顧客に直接リーチできる場とみればあり得ない話ではないだろう。その後、顧客の成長とともに長く付き合えればいいわけだ。登山者からみても、ネットで知り合ったパーティー同士では、いつまでたってもスキルアップができないままだが、よいガイドに出会えればその人の登山の楽しみはさらに広がることだろう。登山業界の課題にはもちろん遭難者の増加や一部の山域に登山者が集中するオーバーユース、登山者のマナー低下など挙げれば様々なものがあるが、もっとも大きいのは、知識や経験を持ったガイドといった人たちと、始めたいのにきっかけが無いと迷っている層がはなれていることにある。インターネットは大きく世界を変えた。ネットを批判するだけではなく、うまく利用すればそこにはブルーオーシャンが広がっているかもしれない。
2015年12月10日暑さのピークも過ぎ、ハイキングの季節・秋も目の前! 泊まりがけで登山をするほどの時間も体力もないけれど、都内から日帰り登山をしてみたいという人もいるだろう。そんな人たちに人気の高尾山(東京都八王子市、標高599m)は、新宿から電車で50分程度で行けることもあって、いつ行っても大にぎわいだ。一方、「もっとのんびり、もうちょっとしっかり山歩き」が希望なら、大山(神奈川県伊勢原市・秦野市・厚木市、標高1,252m)という選択もある。○登山の狙い目は9月30日まで大山は丹沢山などの山々とともに丹沢大山国定公園に属しており、古代から国を護る神の山のとして、また、海上からは羅針盤の役割を担う海洋の守り神として崇められてきた。加えて、大山は「雨降山」とも呼ばれているのだが、それは山頂に年中水のしたっている霊木があるからだとか。そんな大山へのアクセスは、小田急線「新宿駅」から1本で小田急線「伊勢原駅」へ、伊勢原駅前から登山口までは神奈川中央交通のバスに乗るという、新宿から約1時間30分の行程となる。公共交通機関を利用する人は、小田急線全駅で購入できるお得な「丹波・大山フリーパス」を利用するといいだろう。「Aキップ」には小田急・神奈中バス・ケーブルカーの乗車券が、「Bキップ」には小田急・神奈中バスの乗車券が含まれている。フリーパスは2日間有効だが各乗りものには条件があるため、詳細はホームページを参照していただきたい。そして、「静かにマイペースで登山を楽しみたい」という人は、実は今が狙い目かもしれない。大山には山の麓と中腹を結ぶケーブルカーが運行されているのだが、9月30日まで大規模設備更新工事により休止している。山の中腹まで自力で登らなければいけないが、通常よりも人の少ない登山をたっぷり楽しめるだろう。バスの終点「大山ケーブル駅」から山頂の「阿夫利神社(本社)」へ登った場合、途中道分かれする「女坂」「男坂」のどちらを選ぶかで時間が多少変わるが、大体往復2時間30分の道のりとなる。道中には関東三大不動のひとつにも数えられている「雨降山 大山寺」や下社と本社に分かれた阿夫利神社、そして、土産屋が連なった参道や休憩ができる茶屋もある。ぜひ、寄り道をしながら登山を楽しんでいただきたい。基本的に道は整備されているため、登山初心者でも比較的挑戦しやすいコースではあるものの、足場は必ずしもよくはなく急な段差も多い。また、過去には遭難者も出ている。登山靴や急な天候の変化にも対応できる服装や雨具、補給食や水分など、登山で必要とされる準備はしっかりしておきたい。加えて、大山など丹沢の山々にはヤマビルが発生するため、ヤマビル対策も必要だ。ヒルよけスプレーのほか、靴や靴下などヒルが入りこみそうな隙間に塩をこまめにかけて対策をしよう。○女坂の七不思議に参道に待ち構える石像たちさて、いよいよ出発だ。伊勢原駅からバスに揺られてバス停・大山ケーブル駅に到着すると、まずは旅館や土産屋が両脇に連なった「こま参道」が現れる。店先には、大山で育まれた天然水で作られた大山豆腐や木肌の温もりを感じる大山こまなど大山ならではの品々が並んでおり、眺めているだけでも楽しくなってくる。ただ、この参道だけでも階段は400段程度あるのでゆっくりマイペースで進もう。ケーブルカー乗り場である「大山ケーブル(山麓駅)」を横目に見つつ先に進むと、道は女坂と男坂に分かれる。名前からイメージされるように、女坂の方がやや道の勾配は緩やかになっている。そして、道中には「女坂の七不思議」が記された立て看板もあるので、チェックしながら登ってみるのもいいだろう。例えば「子育て地蔵」。女坂の七不思議の立て看板によると、最初は普通のお地蔵さんの顔だったのに、いつの間にか童の顔になっていたという。そんなお地蔵さんにお祈りすると、子どもがすくすく丈夫に育つとのこと。なんとも不思議で愛らしいお地蔵さんだ。そんな七不思議を眺めながら登っていると、石像が左右にずらりと並ぶ階段が飛び込んでくる。階段の勾配もさることながら、一つひとつ顔も味わいも異なる石像のインパクトがスゴい。よく見ると憤怒相の石像が多いのだが、この階段の先には本尊に「不動明王像」を掲げる「雨降山 大山寺」があるのだ。大山は成田と高幡とともに関東三大不動のひとつされており、「大山のお不動さん」と親しみを込めて呼ばれている。大山寺には小皿を崖下に落として厄を祓う「土器投げ」もあるので、厄年の人などはぜひ絶景に向かって厄払いを。○茶屋を越え、下社で大山獅子にも一礼登山路には枕木や石畳が敷かれており基本的に整備はされているが、場所によっては段差が大きく、また、岩肌がゴツゴツしているところもある。特に雨の後などは危険なので、注意しながら進もう。大山寺から歩くこと約20分、茶屋が目に入ればそこが標高約700mの中腹だ。茶屋までの道中に女坂と男坂は合流するので、二手に分かれて登る場合、茶屋で待ち合わせをするといいだろう。また、ケーブルカーの終点駅「阿夫利神社(山上駅)」も、この付近となる。茶屋の先の階段を上ると、阿夫利神社(下社)が現れる。拝殿など比較的新しいように見えるのだが、阿夫利神社そのものは今から約2,200年より前の人皇第十代崇神天皇の代に創建されたと伝えられている。境内には富士山の岩を用いて復興された五頭からなる大山獅子や、下社拝殿の地下から湧き出る御神水などもあるので、境内をめぐる時間も登山計画の中に少し入れていただければと思う。また、下社からも見晴らしはよく、空気が澄んだに日は相模湾に浮かぶ江ノ島や三浦半島などを一望できる。○20丁目の"住人"は富士山!?とは言え、まだここは山の中腹程度。先を急ごう。境内から登山路に続く道の前には、登山をするために身を清めるための祓所がある。初穂料はひとり100円なので100円玉のご用意を。また、この先から本社までの約90分の道中には特に売店やトイレなどはないので、水分などが不足していたら茶屋で補充しておこう。祓所の先の急な階段を上ると、その先には阿夫利神社(下社)までの道中同様、枕木や石畳が敷かれた道が続く。周りの風景があまり変わらないように感じるため、「山頂まではあとどのくらいなんだろう」と思うかもしれない。そんな時は道の端にちょこんとある石柱を頼りにしよう。石柱には番地が記されている。下社で1丁目、夫婦杉があるところで8丁目、ぼたん岩があるところで14丁目、天狗の鼻突き岩があるところで15丁目、空気が澄んでいれば富士山を望める富士見台があるところで20丁目、本社に続く鳥居があるところで27丁目、そして、山頂の本社で28丁目となる。道中には休憩ができるベンチが設けられているので、こまめに休憩しながら一歩ずつ進もう。途中、「ヤビツ峠」との分岐点があるが、目指すは「大山」だ。○山頂で待っていたのは極上のキュウリ「阿夫利神社本社」と記された歴史を感じる石柱が目に入れば、そこが山頂だ。山頂にはカレーライス(800円)やカップ麺(300円)、缶ビール(500円)、スポーツドリンク(300円)などを備えた茶屋がある。また、夏季限定かもしれないが、売店には水で冷やされたキュウリ(1本200円)が味噌を添えて売られていた。登山で疲れた身体が欲するものをよく分かっている。汗で失われた水分や塩分、そして、素朴で間違いないおいしさはきっと記憶に残るものになるだろう。なお、山頂にはトイレも設置されている。山頂は比較的広く所々にベンチが設けられているので、方向によって異なる見晴らしを楽しんでみるといいだろう。下山の前に、奥の院で下山の安全のお祈りもお忘れなく。来た道を戻るほか、見晴台から二重滝を経由して下社に下るコースもあるが、2016年2月上旬までは登山道の補修工事のため通行止めになっている。ただ、工事中でも通行できる期間はあるので、登山路については大山観光電鉄のホームページを参照していただきたい。○帰りの予定に鶴巻温泉も今回は通行止めの期間だったため、もと来た道を下ることにした。下社までは約60分、そこからバス停の麓までは約40分歩くことになる。途中には手をついてやっと降りられる石段もあり、「こんな段差をよく登ったもんだ」と思うことも。登山用のスティックがあれば心強いだろう。なお、伊勢原駅と大山ケーブル駅間の神奈中バスは基本的に20分おきに運行しているが、下山してすぐ帰路の前にちょっと参道で大山土産を物色する時間も計算しておこう。また、帰りにちょっと時間があれば、小田急線で小田原駅方面へ一駅先の「鶴巻温泉駅」で下車し、2分歩いたところにある日帰り入浴施設「秦野市鶴巻温泉 弘法の里湯」に寄り道を。きっと翌日の筋肉痛がここで緩和されるはずだ。大山の紅葉は11月中旬~下旬で、2014年には11月15日~24日までライトアップを実施していた。2015年の予定に関してはまだ発表されていないが、のんびり登山を楽しむなら9月30日まで、紅葉を味わいたいなら11月中旬~下旬を狙うといいだろう。初心者も挑戦できる登山ではあるものの、決して誰もが簡単に登れる山ではない。そして、都内からも日帰りで行けて旅行気分もたっぷり味わえる。そんな大山は、いろんな意味で"ちょうどいい登山"のように感じられた。もちろん、翌日の筋肉痛は必須だ。この秋、しっかり登山の準備をして、大山登頂に挑戦してみてはいかがだろうか。
2015年09月02日気候が穏やかな休日は、子どもと一緒に遠足を楽しんでみるのもよいかもしれませんね。園での行事とはまた違った楽しさや発見があったり、親子の絆を育めたりと、親子だけの遠足にはたくさんのメリットがあります。今回は親子で楽しむ遠足の心得について、紹介しましょう。子どもと一緒にお弁当作り遠足と言ったら、やっぱりお弁当! 園行事の遠足だと、朝早くからお弁当作りをしないといけませんが、親子だけの遠足なら、ある程度時間にも余裕があるはず。子どもと一緒にお弁当を作りながら、親子のスキンシップの時間を大事にするのもよいですね。また、お弁当のおかずにもひと工夫。子どもが好きなおかずを入れるのもよいですが、苦手なものを1つだけお弁当に入れるようにしてみてはいかがでしょう? 遠足に行くことで環境が変わり、気持ちも開放的になっていますよね。環境が変わると苦手なものも食べられるということは多いので、もしかしたら遠足のお弁当がきっかけとなって、苦手な食べ物を克服できるかもしれません。ポケット図鑑を用意しよう園での遠足だと、集団行動になるため、あまりゆっくりと自然に触れる機会はないかもしれません。でも、親子での遠足では、子どもとじっくりと自然観察ができます。リュックにはポケット図鑑を入れておき、気になる植物や生き物などがいた時には図鑑を取り出して、子どもと一緒に自然観察をしましょう。日頃気づかないような、小さな生き物を見つけることもできるので、自然と触れ合うよいきっかけになるはずです。行き先を秘密にしておくのもよいかも子どもが年中または年長児くらいなら、「あえて行き先を教えない」というのも楽しみのひとつになるでしょう。「どこへ行くかは、着いてからのお楽しみね」と伝えておくと、子どもはどんどんイメージを膨らませていきます。遠足への期待は大きくなっていくので、きっと当日は思いきり楽しんでくれますよ。いくつかヒントを出しておくのもよいですね。「水がキレイな場所だよ」「大きな木が1本立っているよ」と、子どもが想像力を働かせられるような声かけをしてみましょう。園での遠足とはまた違った楽しみや遊び方がある親子遠足、家庭内レクリエーションのひとつとして、検討してみてはいかがでしょう。遊ぶ場所が家の中や公園ばかりでマンネリしているときにもおすすめです。暑さや熱中症対策、そして安全面にもしっかりと配慮して、楽しい親子遠足にしましょう。(RUREI)
2015年09月02日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使った栄養バランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立はこちら。今日の献立は「とろとろ親子丼」を含めた全4品。親子丼にナスとキュウリの塩もみを添えて。パパッとできておいしい献立です。 >>今日の献立はこちら とろとろ親子丼卵を2回に分けて加える事でとろとろの親子丼に!調理時間:20分カロリー:674Kcal主材料:鶏もも肉 玉ネギ ニンジン 青ネギ ミツバ 卵 だし汁 酒 >>「とろとろ親子丼」のレシピを見る カボチャとジャコのネギ炒め煮カボチャを炒めてから煮ます。しょうゆを最後に加えるのがポイント。調理時間:20分カロリー:206Kcal主材料:カボチャ チリメンジャコ 白ネギ サヤインゲン だし汁 酒 >>「カボチャとジャコのネギ炒め煮」のレシピを見る ナスとキュウリの塩もみミョウガと大葉の香りがふわっと広がる、箸休めに最適な一品。調理時間:15分カロリー:16Kcal主材料:ナス キュウリ ミョウガ 大葉 >>「ナスとキュウリの塩もみ」のレシピを見る キノコ汁シイタケとエノキを入れて作るヘルシースープ。調理時間:15分カロリー:47Kcal主材料:シイタケ エノキ ワカメ ネギ だし汁 酒 >>「キノコ汁」のレシピを見る
2015年08月31日毎週、好評放送中の「踊る!さんま御殿!!」。7月28日(火)は「親子SP」として、藤田紀子と長男の花田虎上を始め、「クマムシ」の“何もしてないほう”の佐藤親子、「ロッチ」中岡親子や、元「テラハ」メンバーの今井華親子ら、賑やかな面々が登場していることが分かった。「親子SP」と題された今回は、何かとお騒がせの藤田紀子&花田虎上が揃って登場。「私の自由にさせてほしい」VS「じゃあ、一緒に来るんじゃねーよ!」と、司会の明石家さんまの前で言い合いとなり、スタジオで一触即発の親子ケンカに発展しそうに!また、「あったかいんだから~」で大人気の「クマムシ」から、歌わないほう・佐藤大樹の母が初登場。「何もしないほうの母です」と挨拶すると、「彼女にも相方にもヒモ」「遅刻はするし、ライブもサボる」など、相方の“歌ってるほう”長谷川俊輔と共に息子にダメ出しを連発。さらに前回、さんまさんから「クッションまもる」名付けられた中岡創一の父も登場。今回もさんまさんからネタふりされ、思わず中岡さんが「俺のお父さんにそこまでふらないで!」と悲鳴をあげる一幕も。「TM NETWORK」の木根尚登は、娘の早織さんが恥ずかしすぎるエピソードを暴露すると、「俺は聞いてないぞ!」と激怒したり、女優の広田レオナは「こうやってナンパするんだよ!」と息子の雅裕さんにナンパを伝授したことを明かされるなど、仰天エピソードや爆笑満載の回となっている。「踊る!さんま御殿!! 親子SP」は7月28日(火)19:56より日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月28日パナソニックは、親子で参加する工作教室「さぁ、夏休み! 親子でつくろうLEDのあかり」を7月19日から全国各地のパナソニック リビング ショウルームで開催する。親子でLEDの仕組みについて学習しながらオリジナルランプを作るイベントだ。「さぁ、夏休み! 親子でつくろうLEDのあかり」は、消費電力が少なく、長寿命であるLEDの仕組みについて親子で学びながら、実際にオリジナルのLEDランプを作る工作教室。全国各地24カ所のパナソニック リビング ショウルームにて7月19日から順次開催される。事前予約制で、開催日時や申し込み方法は開催地により異なるため、詳しくは同社のイベントページを参照のこと。参加費は無料で、作品は持ち帰り可能だ。先着順で、定員に達し次第、受付を終了する。
2015年06月22日スウォッチ グループ ジャパンのスウォッチ事業本部は6月12日、登山家・フリースキーヤーのサミュエル アンターマッテン氏とのコラボレーション腕時計「SWATCH THE ROUTE」(スウォッチ・ザ・ルート、品番:SUOZ199S)を発表した。6月20日に発売し、銀座、渋谷、大阪のスウォッチストア、およびスウォッチ公式オンラインストアのみで販売する。税別価格は13,000円。サミュエル アンターマッテン氏は、マッターホルンの新しいアルペンルートを確立した登山家。ネパールのJesemba South face初の登頂成功者としても知られている。今回のコラボレーションウォッチは、同氏の偉業を称えて発表されたものだ。また、発売数はマッターホルンの標高4,478mに合わせて全世界で4,478本。日本国内では限定60本となる。ベースモデルは「New Gent」(ニュー・ジェント)で、ダイアルにはマッターホルンのマップをあしらっている。1865年に初めて登頂が成功したルートを赤いラインでデザインし、時針と分針はアイスピックとフックで表現している。ケースはマットダークグレープラスティック、ストラップはグレーナチュラルレザーおよびダークグレープラスティックバックル、防水性能は3気圧、サイズは幅41×厚さ9.85×高さ47.4mm。
2015年06月12日セイコーウオッチは22日、登山用ソーラーデジタルウオッチ「アルピニスト」シリーズの新製品として、「夏富士」と「赤富士」で夏の富士山を表現した限定モデルを発表した。富士山の美しい姿をイメージしており、それぞれ900本限定、税別価格は40,000円、5月29日の発売予定。売り上げの一部で日本ユネスコ協会連盟の世界遺産活動をサポートする。アルピニストシリーズは、高度・気圧・温度・方位の計測や、ペース管理に役立つ「登高スピード表示」、エネルギー補給の目安となる「消費エネルギー表示」などの機能を搭載。安全な登山やトレッキングをサポートする腕時計。今回の「夏富士」モデル(SBEB035)は、山開きを迎える夏を控え、すそ野に新緑の木々を湛えて力強い山肌を見せる「夏富士」がテーマ。一方の「赤富士」モデル(SBEB037)は、夏の朝、太陽の光を浴びて山肌が暗褐色に色づいた「赤富士」をテーマにしている。ケースとバンドの接合部には、富士山マークと、富士五湖のシンボルとして5つのドットをレイアウト。多色のナイロン繊維をロープのように編みあげたバンドには、富士山が世界遺産であることを示すアップリケをつけた。また、7月~9月ごろの開山時期でも富士山頂は気温が低いことを考慮し、薄手の防寒着であれば上からでも装着できるよう、バンドをやや長めに設定している。裏ぶたには日本ユネスコ協会連盟のロゴマークと、「Mt.Fuji World Heritage Limited Edition」を刻印。製品には富士登山ルートイメージをプリントしたオリジナルバンダナが付属し、富士山マーク入りのウッド調専用ボックスに納められている。共通の仕様として、ケースサイズが縦56.5×横44.9×厚さ14.5mm、ケース素材がプラスチック、ベゼル素材がステンレススチール、バンド素材がナイロン、防水性能が日常生活用強化防水(10気圧)。ムーブメントは「キャリバー S822」で、ムーブメントの主な仕様は以下の通り。■時間精度 : 平均月差±20秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合)■ソーラー充電機能 : パワーセーブ機能つき(フル充電時より約18か月間駆動)■高度計測機能(登高スピード、高度)、高度補正■登山データ記録機能※最大15回、1回24時間まで記録可能(記録開始日、所要時間、平均登高スピード、積算高度、記録開始・終了高度、最高・最低高度、消費エネルギーを記録可能)■気圧計測機能(気圧傾向グラフィック、気圧)、温度計測機能■方位計測機能(方位、方位角度)、磁気偏角補正、磁気キャリブレーション■設定機能(体重、単位)■ストップウオッチ機能(1/100秒計測、10時間計)■アラーム機能(デイリーアラーム3チャンネル)■ワールドタイム機能(世界35都市+7大陸最高峰+富士山)■パネライト機能、コントラスト調整機能、サウンドデモ機能■フルオートカレンダー機能(2062年12月31日まで)
2015年04月23日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「とろとろ親子丼」を含めた全4品。定番の親子丼にカブの煮物を添えた、ヘルシーな献立です。 とろとろ親子丼 卵を2回に分けて加える事で、とろとろ親子丼に! カブの煮物 ユズコショウでピリッと味を引き締めて。 春菊とホウレン草の白和え 野菜たっぷりのヘルシー白和え。 アサリのお吸い物 アサリと昆布の旨味を味わって。 ⇒今日の献立一覧はこちら
2015年02月25日セイコーウオッチは19日、同社の本格的なスポーツウオッチ「セイコー プロスペックス」シリーズの登山用ソーラーデジタルウオッチ「アルピニスト」から、精悍なメタルベゼルを採用した新製品を発表した。限定モデル(1機種)を含む全4機種を用意。税別価格は38,000円から。アルピニストは、ダイビングやトレッキングといったスポーツやアウトドアシーンに対応する、本格機能を備えたスペシャル・スポーツウオッチブランド。安全に登山を楽しむという着想のもと、冒険家・三浦豪太氏の監修によって開発され、2014年3月に最初のモデルがデビューした。今回の新モデルも、ザックや衣類といった装備への「引っかかり」が少なくなるように、凹凸を抑えた滑らかなケースを採用。各種のボタンは押しやすく大きめに、そしてボタンとボタンの間にガードを挟んで誤押しを防ぐようになっている。また、軽くて傷が付きにくいチタンバンドと、高い強度と耐久性を持つコーデュラ素材を使用したナイロンバンドを採用した(モデルによって異なる)。レギュラーモデルのラインナップは、ステンレスベゼルとチタンバンドの「SBEB013」(税別48,000円)、ステンレスベゼルとチタンバンド(どちらも硬質コーティング)の「SBEB015」(税別53,000円)、ステンレスベゼルとナイロン(コーデュラ)バンドの「SBEB017」(税別38,000円)。機能面では、1時間あたりに移動する高度差(m/h)を用いて登山ペースを示す「登高スピード」表示が特徴的。目的地と現在地の高度差(m)をもとに、目的地までの所要時間を見積もることができる。年齢・体力・キャリアなどによって登高スピードは異なるため、自分の登高スピードを把握することで、オーバーペース防止に役立つ。各モデルで共通の仕様は、ケース素材がプラスチック、ケースサイズが縦56.5×横44.9×厚さ14.5mm、裏ぶた素材がステンレススチール、防水性能が日常生活用強化防水(10気圧防水)。限定モデルは、ミウラ・ドルフィンズ(三浦雄一郎氏・豪太氏の親子が、講演や運動指導、抗加齢の研究などを行っている団体)の公認モデル。シャープな黒のボディに、ミウラ・ドルフィンズのイメージカラー「赤」を採用し、すっきりと仕上げた。本体に装着されたチタンバンドのほか、コーデュラ素材の交換用ナイロンバンドが付属し、専用BOXに収めている。限定500本で税別58,000円。ムーブメント(キャリバーS822)の主な仕様は以下の通り(各モデル共通)。■時間精度:平均月差±20秒(気温5度~35度において腕につけた場合)■ソーラー充電機能:パワーセーブ機能つき(フル充電時より約18カ月間駆動)■高度計測機能(登高スピード、高度)、高度補正■登山データ記録機能※最大15回、1回24時間まで記録可能(記録開始日、所要時間、平均登高スピード、積算高度、記録開始・終了高度、最高・最低高度、消費エネルギーを記録可能)■気圧計測機能(気圧傾向グラフィック、気圧)、温度計測機能■方位計測機能(方位、方位角度)、磁気偏角補正、磁気キャリブレーション■設定機能(体重、単位)■ストップウオッチ機能(1/100秒計測、10時間計)■アラーム機能(デイリーアラーム3チャンネル)■ワールドタイム機能(世界35都市+7大陸最高峰+富士山)■パネライト機能、コントラスト調整機能、サウンドデモ機能■フルオートカレンダー機能(2062年12月31日まで)
2014年11月20日箱根登山鉄道の新型車両3000形「アレグラ号」がデビューした。窓が大きく、車窓からの景色を楽しめそうだ。外観も洗練されていて、箱根の景色と車体の赤色が似合いそう。乗りたい、見たいと思う人も多いだろう。箱根登山鉄道は公式サイトで3000形の運行スケジュールを公開している。3000形は前後に運転台を持つため、単行でも運行できる。2両編成の在来車に連結し、3両編成で運行するという。3000形は2両あるから、3000形を連結した3両編成同士のすれ違いも見られるはず。それはどこか? 時刻表をもとに「Oudia」で列車ダイヤを作り、公式サイトの運行スケジュールをたどって調べてみよう。まず、箱根登山鉄道の休日の列車ダイヤを作ってみた。箱根登山鉄道は小田原~強羅間を結ぶ15.0kmの路線だ。列車ダイヤの特徴は、箱根湯本駅を境に運行形態が変わるところ。小田原~箱根湯本間は小田急電鉄の電車が乗り入れている。列車ダイヤの赤い線は特急ロマンスカーだ。運行頻度の高さから、小田急が箱根観光に力を入れている様子がわかる。小田急電鉄と箱根登山鉄道は軌間が異なるため、この区間はレールが3本の「三線軌条」だった。2006年のダイヤ改正以降、普通列車もすべて小田急電鉄の車両で運行されている。小田原駅~入生田駅では、三線軌条から箱根登山鉄道車両用のレールが撤去された。ただし、箱根登山鉄道の車庫がこの区間内の入生田駅にあるため、入生田~箱根湯本間は箱根登山電車の回送列車が走る。回送列車は時刻表に掲載されていないから、このダイヤには反映されない。「アレグラ号」とロマンスカーのすれ違いがあったら見てみたいけど、ここでは不明である。箱根湯本~強羅間は、まさに「箱根登山電車」が本領を発揮する区間だ。スイッチバックで険しい山道を登っていく様子は、テレビの観光番組などでもよく知られている。列車が行ったり来たりするから、列車ダイヤも複雑になるのかな……と思ったけど、描いてみたら他の単線の路線と同じだった。列車は前後に動いても、それぞれの目的地に向かって進んでいるし、時間は一方通行だから当然だろう。では、この列車ダイヤに、11月9日の3000形「アレグラ号」運行スケジュールを重ねてみよう。箱根登山鉄道が公表している列車の線を青く塗ってみた。この日はすべて3両編成とのことだ。「アレグラ号」は8時台まで1編成が運行されていて、9時台から1編成が増便されるようだ。「アレグラ号」同士のすれ違い場所は、宮ノ下駅で「10:17」「12:05」「13:42」「17:05」、塔ノ沢駅で「11:15」、小涌谷駅で「15:28」、大平台駅で「17:50」だと判明した。その他に、塔ノ沢駅と大平台駅の間で3回、大平台駅と宮ノ下駅の間で1回すれ違っている。時刻表には表示されないけれど、ここには列車交換するだけの信号場という設備がある。乗降はできないので、「アレグラ号」の車窓からすれ違いを楽しもう。なお、新型車両3000形「アレグラ号」の運行スケジュールは毎日変わり、今回紹介したダイヤは11月9日のスケジュールとなっている。運行スケジュールは約3日前に確定し、箱根登山鉄道の公式サイトで発表されるとのこと。実際に乗りに行く場合、前日までに列車ダイヤを作って確認しよう。
2014年11月09日過ごしやすいこの季節に、親子で登山に出かけてみてはいかがですか? 私が実際に4歳半と0歳10ヶ月(ベビーカー)の2人の子どもを連れて高尾山登山にチャレンジしてきた模様をお伝えします!■登山デビューにピッタリなミシュランガイド三ツ星の山「高尾山」高尾山は、都心からの交通も便利で、ふもとから展望台までケーブルカーやリフトで登ることができるため、乳幼児でも気軽にチャレンジしやすい山です。日帰りで気楽にトレッキングや登山が楽しめるため、富士山と並んでミシュランガイドの三つ星に指定されたおすすめの山です。 気軽に頂上を目指したい場合は、ケーブルカーでケーブルカー高尾山駅まで行き(乗車時間約6分)、1号路を登るのがオススメ。今回我が家は、登りはケーブルカーを利用することなく、ふもとから1号路を通り、山頂を目指しました。■高尾山・登山、各エリアのポイント<1号路~ケーブルカー高尾山駅>高尾山・登山の中で一番急こう配が続くエリアです。大人の足で1時間ほど急な坂道を登り続けることになります。(途中、ベンチがあるので休憩は可能。)さらにベビーカーを押しながらの登山はとても体力が必要なので、夫婦で交代しながら登りましょう。駅周辺にはお手洗い(おむつ替えシートあり)やお食事処があるので、休憩スポットになっています。<ケーブルカー高尾山駅~薬王院>ケーブルカー高尾山駅からはわりと平坦な道が続くので、ベビーカーでも疲れることなく登れます。土産物屋やさる園、たこ杉などの見どころもあるので、子どもも飽きずに登ることができるでしょう。薬王院の門まで到着すると、ベビーカー以外の方は階段を登り、薬王院を抜けて頂上を目指します。ベビーカーの場合は迂回路を通ります。( ホームページ参照 )。迂回路とはいえ山道なので、道はあまりよくありませんが、段差なしで頂上を目指すことができます。<迂回路を経て山頂へ>迂回路は登山客が少ないため、山の静けさや空気をぞんぶんに味わうことができます。深い緑に癒されながら登ることができますよ。山頂までにお手洗いが1ヵ所あります。親子で会話をしながら登っていると、頂上まであっという間でした。<山頂>登山開始からおよそ3時間(途中休憩を含む)、山頂に到着しました! 山頂ではレジャーシートを敷いてくつろぐ登山客が多く、飲食店もあるので、ビールを味わうお父さん方もたくさんいましたよ。<下山>下山はケーブルカーを利用しました。車内は混み合うので、ベビーカーは折り畳んで乗車します。急こう配を下る車窓に子どもは釘づけでした。紅葉や新緑の季節は、とても美しい景色を味わうことができるでしょう。■注意点高尾山には授乳室がありません。授乳中の方は授乳ケープや調乳セットを準備して臨みましょう。高尾山は、登りやすい山とはいえ、山をあなどってはいけません。大人も子どもも体調が万全な時に登りましょう。これからの季節は紅葉も楽しめる絶好の登山シーズン! 親子で楽しい思い出作りができるといいですね!高尾山 公式サイト
2014年10月24日天候の悪化やケガ、滑落など山のトラブルは数多くある。特に標高の高い富士登山で起こりうるトラブルとして、「高山病」のリスクがあげられるだろう。最近では「高度障害」と呼ぶ場合もあるが、これは高所で活動することで血中の酸素が低下し、身体に様々な変調を起こす症状のことである。○標高2,300~2,500mあたりから発症高度障害は個人の酸素摂取力により個人差があるが、標高2,300~2,500mあたりから発症することが多い。低酸素状態でも効率よく酸素が取り込める能力があれば、高度障害にはなりにくい。この酸素摂取力はなにも心肺機能だけによるものではなく、血中のヘモグロビン量にも関係してくる。ヘモグロビンは摂取した酸素を身体に満遍なく届けてくれるタンパク質だが、その量が低いと必然的に高所では呼吸が苦しくなる。富士山など高度障害になる可能性がある登山では、心身(血液も)ともに健康な状態で登ることが必要と言える。また、年齢や性別など関わらずなる可能性があるため、「自分は体力があるから」は参考にならない。○頭痛などを感じたら高度障害の可能性が実際、高度障害になるとどうなるのか? 具体的には頭痛や吐き気、めまい、手足のむくみ、脈拍が速くなるなどの症状が現れる。軽度の場合、風邪や二日酔いような症状に感じてしまうかもしれないが、最悪の場合は死にいたることもある。これらの症状が出た場合は無理をせず休憩すること。少し休み、呼吸を深くすることで改善する場合もある。また、携帯酸素を吸うなどの対症療法はあるが、それでも改善しない場合は、勇気をもって下山するのがベストだ。「登りたい」という気持ちも分かるが、根本的な治療は高度を下げることでしかない。ただし、せっかく楽しみにしている富士登山中にそうならないためにも、以下の5つに注意して予防に努めたい。1)高度順応を行う高度順応(高度順化ともいう)は、いわゆる低酸素状態に身体を慣らすこと。登り口がある5合目に着いてもすぐに登山を始めずに、準備や散策を行い30分~1時間ほど順応させるとよい。特に吉田口は土産屋などが多く退屈することなく順応できる(時間がつぶせる)。高度に対して不安がある場合は、余裕をもってそのあたりの時間のロスも含めて計画するといいだろう。2)ゆっくり深く呼吸する普段よりも呼吸に気を付けることが大切。たくさんの空気を取り入れるつもりで、大きく呼吸すること。疲労が蓄積してくるとどうしても浅い呼吸になりがちなので、腹式呼吸を取り入れてもいいだろう。3)身体を締め付けないようにする腹式呼吸をよりスムーズにするために、ズボンのベルトやバックパック(リュックサック)の腹部ベルトなどは、あまりきつく締め付けないようにしよう。これが原因で気分が悪くしまう場合もある。その点で、ジーンズのようなぴったりした衣類は登山に向かないと言えるだろう。4)ゆっくり自分のペースで登る高度障害になってしまう原因のひとつが、ハイペースで登ること。結果的に呼吸を乱してしまうことになる。筋力的にはハイペースで登ることができても、心肺および血液が高所向けの身体になっているかは判断がつきにくいので、ゆっくり自分のペースで登りたい。そのためには、ゆとりを持った登山スケジュールも必要になる。5)水分をしっかりとる脱水症状になると血液の粘土が高まり、たとえ酸素を運ぶ良質なヘモグロビンをもっていても、その活動が阻害される。それを予防するためにも、こまめな水分補給が必要だ。バックパックの取り出しやすいところにペットボトルなどを入れておき、休憩時間以外にも一口ずつ補給していくとよい。また事前の備えとして、鉄分が不足すると血中のヘモグロビンが減少し、吸った酸素をうまく体内に取り込めなくなってしまうため、できれば普段から鉄分を意識的に摂取しておこう。※本文と写真は関係ありません
2014年07月16日初心者にも登りやすい山として人気が高い富士山だが、全く無計画に登るには危険な山でもある。シビアに考えすぎる必要はないが、スケジュール管理は安全に登山するために重要なもの。自分の体力や装備に合わせたプランを事前に考えておくとよい。一般的に5合目から登り始める富士登山のスケジュールは、3つのタイプに分類できる。○初心者でも安心「山小屋利用タイプ」1つ目は「山小屋に宿泊し、ご来光を拝む」タイプ。5合目を昼くらいに出発し、夕方過ぎくらいに7、8合目の山小屋に到着。早めに就寝し、次の日は2~3時くらいから登り始め、山頂でご来光を拝観する。下山しても昼近くには5合目に到着するため、体力的にも無理が少ない。このタイプも山頂でご来光を拝むため、時期にもよるが山頂付近での渋滞は避けられないことを覚悟する。ほとんどが明るい昼の登山になるため、登山道からも景色が楽しみやすいし、安全に登ることができる。無理のない登山ではあるが、スケジュール的にはほぼ丸2日を費やしてしまう。●計画のポイント・特徴・初心者でも登頂しやすい・日の出までは夜の登山の準備(ヘッドライト、防寒対策など)・山小屋の予約が必要・山頂付近は渋滞○丸一日富士を楽しむ「日帰り登山タイプ」2つ目は「夜は登らない日帰り登山」タイプ。早朝に5合目を出発し、昼過ぎに山頂に到着。それから下山を始めて夕方に5合目に到着する。ほとんどの登山客がご来光を目指すため、スケジュールにズレがあり、多少ではあるが登山道が空いているのが特徴。登山道から臨む景色も楽しめる。また終始、明るい時間帯を歩くため、夜の登山に比べると安全。ただ明るい時間帯とは言っても、早朝や下山に時間がかかった場合は暗く見通しが悪くなることもあるので、ヘッドライトなどは忘れずに。●計画のポイント・特徴・直射日光対策・夜の登山の準備(ヘッドライトなど)○混雑を避ける「山小屋一泊タイプ」最後は「山小屋を利用してのんびり登る」タイプ。山頂でのご来光にこだわらないのであれば、このタイプがもっともゆっくり富士山を楽しめる。昼くらいに5合目を出発し、夕方過ぎくらいに7、8合目の山小屋に到着。ここまでは前述の山小屋利用タイプと似ているが、山小屋で日の出を見てから出発すれば、多くの登山客と時間的なズレがあるため、渋滞に巻き込まれる心配もない。さらに山小屋でゆっくり寝られるので、体力的に厳しいと感じる場合はこのプランも悪くはない。●計画のポイント・特徴・山小屋予約・ご来光は拝めないが混雑を避けられる以上、大まかに3つ富士登山の計画を紹介したが、自分の体力や選択した登山ルート、時期によって、紹介した例と異なってくる部分も多い。特に山開き直後や9月近くは、かなり気温が低くなるケースもある。富士山に限らず事故も増加傾向にあるので、装備も含めてしっかりと準備をして安全な登山を目指したい。○弾丸登山の危険性また、方法として五合目を夜に出発し、徹夜で登頂を目指す「弾丸登山」もあるが、登山道の渋滞のみならず高山病のリスクや夜間登山の危険などで、事故を誘発する恐れがある。そのため、山梨・静岡両県は観光庁に対し、危険な弾丸登山の自粛を関係機関に周知徹底するよう要望書を提出している。自己責任とはいえ、世界遺産の富士山を守るという意味でも、一人ひとりのマナーや心がけは徹底したい。登頂開始時間に関しては、各登山ルートによって山頂までの時間が変わるので、自分の登るルートに合わせて出発時間を決めておこう。※本文と写真は関係ありません
2014年07月01日箱根登山鉄道はこのほど、小田原駅東口の専門店ビル「箱根登山ベルジュ」について、売上高の減少および建物設備の老朽化により、2013年3月末日をもって営業を終了すると発表した。同館は、1959年10月4日に「箱根登山デパート」として開業。その後、1980年に専門店を集積した「箱根登山ベルジュ」として営業を続けてきたが、1993年以降、郊外商業施設との競合激化などにより、売上高の減少傾向が続いている状況にあるという。1998年には、集客の向上を目指し、新規テナントの導入や1階ファサード部分のリニューアル対策などを実施したものの、目指す集客効果を上げることができなかったこととともに、ここ近年ではビルの各所において老朽化が顕在化してきたため、今回全館の営業を終了することにした。今後については、既存建物を取壊した後、新規施設を建設する予定という。なお、全館閉店セールを2012年10月20日より開始する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日現在、人気シリーズ最新作『Mad Max:Fury Road』(原題)の撮影中である俳優のトム・ハーディが、イギリスの登山家で1920年代にエベレスト登頂を目指したジョージ・マロリーを演じるための出演交渉中だ。『ジャンパー』のダグ・リーマン監督が手掛ける同新作は、一部の議論では、1953年にエベレストの登頂を果たしたエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイよりも早く、1920年代に初登頂を果たしたとも言われているジョージの生涯を描く作品だ。しかし、1924年にジョージは同じく登山家のアンドリュー・アーヴィンと共に参加した3度目のエベレスト登山中に行方不明となっており、1999年にはジョージの遺体が発見されている。また、本作はソニー・ピクチャーズが製作を担当し、ジェフリー・アーチャーの2009年の著作「遥かなる未踏峰」を基に映画化することになる見通しで、リーマン監督は最新作『All You Need Is Kill』(原題)を完成させ次第、本作に取り掛かる予定だ。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年09月26日箱根登山鉄道、富士急行、大井川鐵道、叡山電鉄、南海電鉄、神戸電鉄で構成する「全国登山鉄道‰(パーミル)会」は9月1日より、結成3周年を記念した6社共同キャンペーンを行う。キャンペーン初日には、富士急行線河口湖駅にて各社のグッズ販売やパンフレットの配布を実施。7月に発売された各社車両ピンバッジも6社分をそろえて販売する(数量限定)。また、同会結成以来恒例となった「‰会」ヘッドマーク掲出車両は今年も各社で10月下旬まで運行。オリジナルヘッドマーク掲出車両は、箱根登山鉄道2000系(グレッシャー・エクスプレス塗装)、富士急行1000系、大井川鐵道DD20形ディーゼル機関車、叡山電鉄800系、南海電鉄こうや花鉄道「天空」、神戸電鉄6000系の各車両となる。これに合わせて、「‰会」ヘッドマーク掲出車両を撮影した写真の公募も行う。応募作品の中から各社2点の優秀作品を選出し、パンフレットやポスターに採用するほか、応募者の中から抽選で50名に同会のロゴマークピンバッジ(非売品)をプレゼント。作品は2L横サイズにカラープリントし、撮影場所および住所・氏名(フリガナ)・電話番号・メールアドレスなどを同封の上、南海電鉄営業促進部「‰会」係まで送付する必要がある。応募点数は1人2点まで。11月16日締切(当日消印有効)となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日ゴールドウインが展開するザ・ノース・フェイスは、4シーズンに対応した軽量・高機能な登山・トレッキング用シューズ「Verto S6K Glacier GTX」を、全国のザ・ノース・フェイス取扱店で販売する。同アイテムは、ワンタッチアイゼン対応の軽量マウンティニアリングブーツで、中綿にプリマロフトを使用し、冬の中級登山やアイスクライミングといった冬期でのテクニカルな動きもサポートする。5層の成型ミッドソールは、フィット性を高め快適な歩行を促すために足の内側と外側のサポート形状を非対称に。足首部分にはロッキングアイレットを付加することで、甲周りのフィット感を調整しながら足首より上のフィット性を高めた。また、セミカーブラスト形状のビブラムムラツアウトソールが高い耐久性とグリップ力を維持。PU素材のマッドガードは、従来のラバータイプと比較して、耐久性を向上させた。履き口には、ネオプレーンを使用することで保温性を維持し雪の浸入も防ぐ。開発にあたり、伝統的なイタリアのクラフトマンシップとヨーロッパの靴作りの技術を、機能とデザインに導入。馬目弘仁氏など同ブランドのグローバルアスリートたちによるテストを経て完成した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日箱根登山鉄道、富士急行、大井川鐵道、叡山電鉄、南海電鉄、神戸電鉄で構成する「全国登山鉄道‰(パーミル)会」はこのほど、各社車両をデザインしたピンバッジを発売した。ピンバッジは1社1種ずつで全6種類。デザインされているのは、箱根登山鉄道1000形「ベルニナ号」、富士急行1000系、大井川鐵道DB1形、叡山電車800系、南海電鉄31000系「こうや」、神戸電鉄5000系の各車両。各1,000個の数量限定で、販売額は1個400円。各社とも自社車両のピンバッジのみの販売となる。全国登山鉄道‰(パーミル)会は、「観光地が沿線にあり、かつ登山鉄道としての性格を有している」との共通点を持つ鉄道各社により2009年9月に結成された。ピンバッジの発売初日(7月16日)には、東西エリア各3社(東日本エリアは箱根登山鉄道、富士急行、大井川鐵道。西日本エリアは叡山電鉄、神戸電鉄、南海電鉄)の社員が東西会場に分かれ、東日本エリアの社員は箱根登山鉄道箱根湯本駅ホームパンフレットコーナー前で、西日本エリアの写真は南海電鉄難波駅に2階中央改札前イベント広場にて、販売会およびキャンペーンを実施したとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日アメアスポーツジャパンのサロモン事業部は、7月27日に開催される、富士山麓から頂上を目指す山岳マラソンレース「富士登山競争」に、サロモンの契約アスリートであるジョナサン・ワイアット選手の出場決定を発表した。「富士登山競走」は今年で第65回を迎える歴史ある山岳レースで、麓から頂上までの標高差約3,000m、総距離21㎞の勾配が続くコースを一気に駆け登る。通常徒歩で11時間を要する道のりを、4時間30分という短い制限時間内に完走しなければならない。非常にハードなレースで、平均到達率がわずか43%という過酷なヒルクライムレースである。出場決定となったジョナサン・ワイアット選手は、ニュージーランドに住む40歳のプロ・トレイルランナー。「ワールド マウンテンランニング・グランプリシリーズ」という山岳レースの世界選手権では、8回もの優勝を経験している。また、1994年のアトランタオリンピックでは5,000m、2004年のアテネオリンピックではマラソンと、2回のオリンピック出場経験を持つ。しかし、同選手はこれまで日本の山岳マラソンレースに参戦したことはなく、今回の「富士登山競争」が初挑戦となる。同社は、最高の走りの実現に向けて、最新かつ最高のアイテムでサポートしていくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日