関由佳先生が提唱する、この「糖質コントロールダイエット」シリーズの連載では、ダイエットと糖質の関係や、糖質を抑えるための食事バランスや食べ方などを紹介してきました。これまでの記事で、血糖値の変動をいかにコントロールするかが、「糖質コントロールダイエット」のポイントだということに気づいた方も多いのではないでしょうか。そこで、今回はその点をさらに深く知るために、GI値についてのお話です。GI値(グリセミック・インデックス)とは、糖質を含む食品を食べてから血糖値が上昇するスピードを計り、数値化したもの。GI値が低い食品ほど、食後の血糖値の上昇がゆるやかになるということなので、血糖値の変動をコントロールするときの目安になるのです。GI値は、大きく高・中・低にわけられます。高GI(70以上)…ごはん、スイカ、食パンなど中GI(56以上69以下)…うどん、バナナなど低GI (55以下)…スパゲティ、そばなどただし、GI値が低いからといってたくさん食べてしまうのは厳禁だから気をつけて。日本人の主食であるごはんは高GIなのですね。「糖質コントロールダイエット」の方法として紹介してきた、ごはん類を最後に食べる食べ方や、3:2:1でごはん類の量を少なめにするという食事バランスも、血糖値を抑えるためと考えれば納得できる部分があるでしょう。さらに、このごはん類がもし低GIだったら、これまで紹介した内容の効果がもっとアップしそうなもの。そこで登場するのが、 へるしごはん 。通常のごはんのGI値は82で高GIに分類されてしまうのですが、へるしごはんのGI値は54と、ごはんなのに低GIを実現しているのだそう。普通のごはんよりもへるしごはん、普通のパンより全粒粉入パンや小麦ふすまパンを選ぶことで、より効果的にダイエットができるのです。また、食材選びだけではなく、いろいろな工夫によって、血糖値の上昇をやわらげることもできるそう。例えば、食物性繊維、特に水溶性食物繊維にはブドウ糖の吸収をゆるやかにする働きがあって、血糖値の上昇を穏やかにするのだとか。食事の際は、食物性繊維の多いおかずから食べましょう。また、ごはんを食べる前にタンパク質を摂取した場合、「ごはんだけを食べるよりも血糖値の上昇を抑えることができる」という研究結果があるので、タンパク質を意識的に食事に取り入れましょう。さらに、調理法も工夫してみましょう。例えば、麺類などは、ある程度"硬め"に調理することで血糖値の上昇を抑えることができるとか。ただし、エネルギーの摂りすぎには注意して。また、お酢には"胃の中での消化時間を遅らせる効果"があるから、血糖値の上昇を抑えることができるそう。できあがった料理にお酢をかけて食べるのもオススメです。このような工夫に、これまでの連載で紹介してきた糖質をコントロールする内容、そしてへるしごはんを組み合わせて、さらにダイエットを着実に進めていきましょう。へるしごはんについて、詳しくは こちら を確認してみて。また 特設サイト では、へるしごはんのプレゼントも実施中。 関由佳さんプロフィール:内科認定医、アンチエイジングアドバイザー、野菜ソムリエブログ Dr.Yukaのゆるゆるバランスダイエット 内科医として勤務する傍ら、若い女性やメタボ対策の男性へのダイエット外来も行っている。料理が趣味で、ひとり暮らしの女子向けのレシピや低糖質ダイエットのレシピが得意。著書に、 『ゆるゆる糖質オフダイエット』 がある。
2013年10月28日食事のときに、カロリーではなく糖質を意識する「糖質コントロールダイエット」。これまで2本の記事では、何を食べるかを説明してきました。今回は、それらをどの順番で食べるか、というお話です。何を食べるかと同じくらい、食べる順番が大切だそう。そこで、内科医の関由佳先生が考案したのは、1.野菜、2.お肉・魚類、3.ごはん類、という順番です。■1.まずは食物繊維が豊富な野菜から一番目に食べるのは、野菜。野菜に多く含まれる食物繊維には、あとから摂る糖質の吸収をゆるやかにし、血糖値の急上昇を防ぐ効果があるそう。また、最初にある程度の量の野菜を食べておくと、噛むことや胃に食べ物が入ることで満腹感が高まり、食べ過ぎを防ぐこともできるのだとか。ここでしっかり野菜を噛んで食べることが大切なのですね。■2.次にダイエットに大切なタンパク質を二番目に食べるのは、タンパク質の豊富なお肉や魚類。こうしてごはん類を最後にするのがポイントです。タンパク質は、筋肉や組織をつくる大切な栄養素。ダイエット中でもしっかり摂りましょう。お肉や魚類に含まれるタンパク質は、ごはん類より消化に時間がかかるので、しっかり摂ることによって空腹を感じにくくなるメリットがあるうえに、満腹感を高めるホルモンを分泌させる働きもあるそう。■3.ごはん類は必ず最後!最後に食べるのは、ごはん類。先に野菜やお肉・魚類でおなかを満たしているので、ごはん類の量は少なめでも満足できそうですね。ただ、ごはん類に豊富な糖質を摂ると、血糖値(血液に溶け込んでいるブドウ糖の濃度)が上がります。この上昇をゆるやかにするのが、「糖質コントロールダイエット」の大切なポイントです。そのために、ごはん類は最後に食べましょう。こういった順番で食べるのは、血糖値の上がり方をゆるやかにするため。では、なぜ血糖値の上がり方をゆるやかにする必要があるのでしょうか。それは、血糖値が上がると、ブドウ糖を細胞内に取り込む「インスリン」というホルモンが膵臓から分泌されるからです。吸収されたブドウ糖はエネルギー源として使われますが、余った糖は脂肪として長期保存されてしまうので、肥満につながってしまいます。ダイエットするためには、ブドウ糖が吸収されるのを防がなければいけません。そのためにはインスリンの分泌を抑える必要があるので、血糖値の上がり方をゆるやかにする工夫をしているのです。このように、「糖質コントロールダイエット」の最大のポイントは、糖質の摂り方。最後に食べるごはん類も、 へるしごはん のように糖質が36%オフされているものなら、さらに糖質を抑えることができますね。また、野菜のおかずが少なめになった日のために、へるしごはんを用意しておくのも便利。レンジで手軽に食べられるうえ、1食パックの食べ切りサイズというのも嬉しいですね。糖質の量はもちろん、摂り方に注意するために、今日から食べる順番を工夫してみましょう。また、この連載についての 特設サイト がオープンしました! 前回までに紹介した記事をまとめて見ることができ、これから公開される記事もアクセスすることができます。ぜひチェックしてみてくださいね。・「太らない食べ方のコツを学んで、無理なくキレイにダイエット」特設サイトは、 こちら から関由佳さんプロフィール:内科認定医、アンチエイジングアドバイザー、野菜ソムリエブログ Dr.Yukaのゆるゆるバランスダイエット 内科医として勤務する傍ら、若い女性やメタボ対策の男性へのダイエット外来も行っている。料理が趣味で、ひとり暮らしの女子向けのレシピや低糖質ダイエットのレシピが得意。著書に、 『ゆるゆる糖質オフダイエット』 がある。
2013年10月04日ダイエットとなると、カロリーを計算したり、同じものばかりを食べたりすることが多く、面倒だったり、飽きてしまったりした経験はありませんか。けれども、「糖質コントロールダイエット」では、食事のときに意識するのは糖質。今回は、簡単に糖質の量をコントロールする方法をご紹介します。内科医の関由佳先生が考案したやり方は、食品の「見た目の量」で判断するだけ。それも量を決める目安は自分の手の大きさだから簡単ですね。自分の手の「グー」「パー」「両手に山盛り」の量が目安になるそう。■グーの食材糖質が多い主食などのごはん類を1食に食べる量は、自分のこぶしの大きさ程度に。ごはんなどの「主食」のほか、糖質を多く含む野菜や果物もごはん類と考えるそう。食材例としては、ごはん、パン、めん類、いも類、かぼちゃ、とうもろこしなど。おにぎりなら2分の1個、食パン(ライ麦パン)なら8枚切り3分の2枚、スパゲティ(全粒粉)なら50g、じゃがいもなら100g(中2分の1個、または小1個)。果物では、リンゴなら1/2個、バナナなら1/2本、キウイやみかんなら1個が目安量。■パーの食材たんぱく質が多いおかずなどのお肉・魚類を1食に食べる量は、自分の手のひらの大きさ・厚さ程度に。食材例としては、お肉類、魚介類、卵、牛乳・乳製品、豆、豆腐・大豆製品など。グラム数なら100gぐらいなので、鶏ささみなら2本、切り身魚なら1切れ、卵なら1個が目安量。■両手の食材食物繊維が多いおかずなどの野菜を1食に食べる量は、両手に山盛りになる程度に。1種類ではなく、いろいろな種類の野菜を合わせて目安量に。食材例としては、いも類、かぼちゃ、とうもろこし以外の野菜。これら3つの量が、調理後の見た目で、ごはん類:お肉・魚類:野菜が1:2:3になっていれば、栄養バランスが整っているそう。その中でも、一番大切なのは、毎食必ず「お肉・魚類」を食べること。「お肉・魚類」の量は多すぎても少なすぎてもよくないそうだから、注意して。ダイエットにつながるポイントは、食べもの(栄養素)のバランス。カロリーを無理に低くおさえようと頑張る必要がないというのは嬉しいですね。ただ、カレーやチャーハンなどのご飯がメインの食事の場合、ごはん類がグーのサイズを越えてしまうときもありますよね。そんなときは、 「へるしごはん」 を使うのがオススメ。「へるしごはん」は、糖質36%オフ、カロリー35%オフ、食物繊維9倍だから、「糖質コントロールダイエット」の強力な味方になりそうです。レンジで2分で食べられる手軽さや、こんにゃく等で代替するのではなく、特別品種の高アミロース米や、食べやすくするために米粒サイズまで削った大麦、うるち米を使用しているので、白米と変わらない味と食感、そして満腹感が得られるのも嬉しいですね。まずは、食品の見た目の分量のバランスを意識するところから、「糖質コントロールダイエット」を始めてみましょう。ざっくりと考えるだけで栄養バランスが整うというこの方法なら、簡単に続けられそうですね。関由佳さんプロフィール:内科認定医、アンチエイジングアドバイザー、野菜ソムリエブログ Dr.Yukaのゆるゆるバランスダイエット 内科医として勤務する傍ら、若い女性やメタボ対策の男性へのダイエット外来も行っている。料理が趣味で、ひとり暮らしの女子向けのレシピや低糖質ダイエットのレシピが得意。著書に、 『ゆるゆる糖質オフダイエット』 がある。
2013年09月20日シャトレーゼは、糖質コントロールが必要な人の悩みを手助けする「主食」の商品として開発された「糖質でお悩みの方のテーブルロール」をインターネット限定で発売中。「糖質でお悩みの方のテーブルロール」は、小麦粉の代わりに食物繊維や大豆粉を使用することで、一個当たりの糖質量2.5g(エリスリトールを除く)に抑制。一般的なロールパンと比べ糖質を約87%カットした(五訂日本食品標準成分表ロールパンと比較)。糖尿病患者もしくは糖尿病予備群の5人に、食後12時間以上空けてパンを食べてもらう実験をしたところ、カロリーが同等の一般的ロールパン(糖質27.1g)に対し、このテーブルロール(糖質3.5g)では平均値から血糖値が上がりにくいという結果が出た。糖質が気になる人はもちろん、ダイエットをしている人も注目だ。8個入り840円(1個あたり105円)。「シャトレーゼのオンラインショップ」のみでの販売となる【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月23日私は質の良い睡眠を取れている!と自信がある方、どれくらいいらっしゃるでしょうか?寝る前まで、飲んだり食べたり…もしくは、寝る直前までPCと向き合ってネットサーフィンしたり…そんな心当りのある方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?一日の時間の中で、睡眠時間は多く占めています。この睡眠時間をより質の良いものとし、日常動いている時間をより素敵な時間にしたいとは思いませんか?質の良い睡眠をとるための簡単テクニックをご紹介しますね。早速、今夜から試してみてくださいね。■質の良い睡眠をとるための方法とは?1.寝る前の1時間には、500ルクス以上の強い光を目に入れないことです。1ルクスの目安はろうそく一本分です。照明を落とし、間接照明などを利用し暖色系の照明を使用しましょう。2.翌朝すっきり目覚めるためには太陽の光と共に目覚めるのが理想的です。カーテンを閉め切って暗い部屋で寝るのではなく、少し太陽光がお部屋に入ってくるように工夫をしましょう。3.自分がリラックスできる空間を作ることを意識しましょう。就寝1時間前に、好きな香りのアロマを焚いたり、好きな本を読んだり、好きな音楽を聞いたり。ただし推理小説やサスペンス系の本や、ロックや頭が逆に冴えてしまうようなジャンルは逆効果なので気をつけましょう!寝る時間も夜更かしし過ぎず、23時~0時くらいに寝るのが理想的です。6時間~8時間を目安にリズムのある規則正しい生活を心がけましょう。そうすることによって健康な体を作るのはもちろん、美しい肌を作ることにもつながりますよ。(平野宏枝)
2012年04月16日