JR北陸本線経由で運行された特急「はくたか」「北越」が13日に最終運行日を迎え、金沢駅にてラストラン・ありがとうイベントが開催された。特急「はくたか」はJR西日本・北越急行所有の681系・683系を使用し、おもに越後湯沢~金沢間で運行された。特急「北越」は金沢~新潟間を結び、全列車485系で運用される唯一の特急列車となっていた。ラストラン・ありがとうイベントは、特急「はくたか25号」「北越9号」の金沢駅発車と、特急「北越10号」「はくたか26号」の金沢駅到着に合わせて実施された。金沢駅18時54分発の特急「北越9号」のセレモニーでは、金沢駅長が「北越は昭和45年、大阪~新潟間を結ぶ特急列車として登場しました。昭和53年に金沢~新潟間の輸送を担う列車となり、今日まで運行されてきました」と同列車を説明。「風雪の厳しい日本海側を懸命に走り続けてきました。多くの皆様に最後の北越を見送っていただき、たいへんうれしく思います」と挨拶した。特急「はくたか」の最終列車となる越後湯沢発金沢行「はくたか26号」は0時すぎに金沢駅に到着。深夜にもかかわらず多くの鉄道ファンに迎えられ、「ありがとう!」「ご苦労様」などの声も聞かれた。「はくたか」の列車名は14日から、北陸新幹線東京~金沢間の列車へと受け継がれる。
2015年03月14日JR東日本と東武鉄道は12月5から、JR・東武相互直通特急列車で使えるお得なきっぷをそれぞれ発売する。対象となるのは、東武日光・鬼怒川温泉行(下り)の特急「日光1号」「きぬがわ11号(臨時)」「スペーシアきぬがわ3号」「きぬがわ5号」「スペーシアきぬがわ7号」、大宮・浦和・池袋・新宿行(上り)の特急「スペーシアきぬがわ2号」「きぬがわ4号」「スペーシアきぬがわ6号」「きぬがわ14号(臨時)」「日光8号」の計10本。JR東日本は、乗車券と指定席特急券をセットにした片道タイプのきっぷ「えきねっとトクだ値」を、「えきねっと」会員限定で発売。新宿・池袋・浦和・大宮~東武日光・鬼怒川温泉間の各区間が通常価格より40%割引となる。新宿~東武日光・鬼怒川温泉間利用の場合、通常料金(乗車券と指定席特急券の合計)は4,000円だが、同きっぷでは2,400円となる。利用期間は1月5~30日で、乗車日1カ月前の10時から乗車当日の深夜1時40分まで購入可能。インターネットから予約し、JR東日本各駅の指定席券売機・みどりの窓口などで受け取る。有効期間は1日間。東武鉄道は、購入時の支払いを東武カードクレジットに限定した「東武カード会員限定 JR・東武 日光・鬼怒川往復きっぷ」を発売する。新宿・池袋・浦和・大宮~東武日光・鬼怒川温泉間の各区間の乗車券と指定席特急券をセットにした往復タイプのきっぷで、発売額は東京都区内(新宿駅・池袋駅を含む)~東武日光・鬼怒川温泉間が4,800円(通常価格8,000円)、大宮~川口・戸田公園(浦和駅・大宮駅含む)~東武日光・鬼怒川温泉間が4,240円(通常価格7,060円)。利用期間は1月5~30日で、連続する2日間有効。首都圏の東武トラベル各支店にて、利用開始日の前日まで発売する。
2014年12月02日西武鉄道は12月11~26日の毎週木・金曜日、夜間に池袋線・新宿線・拝島線の各で特急レッドアローを含む臨時電車を運行する。池袋線では、飯能行の臨時特急1本(池袋駅23時45分発)と小手指行の準急2本(池袋駅0時5分発・0時38分発)を運転。新宿線では本川越行の臨時特急1本(西武新宿駅23時13分発)と 新所沢行準急2本(西武新宿駅23時51分発・0時37分発)を運転する。拝島線も拝島行の臨時特急1本(西武新宿駅21時15分発)を増発する。各線の臨時特急はいずれも全席指定のレッドアロー(10000系)を使用。西武線特急券発売駅、JTB各店舗、特急レッドアロー号チケットレスサービス「Smooz」などで販売開始している。
2014年12月02日西日本旅客鉄道(JR西日本)は25日、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「JR-WEST_FREE_Wi-Fi」を、特急「はるか」の車内で提供すると発表した。サービス開始は12月1日以降順次。同社による列車内での無料Wi-Fiサービスの提供は初となる。「JR-WEST_FREE_Wi-Fi」は、JR西日本グループが2014年7月に提供開始した無料Wi-Fiサービス。利用には、事前に専用のメールアドレスからゲストコードの取得を申し込む必要がある。ゲストコードを事前取得していないユーザーは、京都駅ビル、大阪ステーションシティ、天王寺ミオ、関西空港の第1ターミナルビルのインフォメーションでもゲストコードを入手可能。なお、詳細な利用方法は同社グローバルサイトに詳しい。特急「はるか」でのサービス提供は、UQコミュニケーションズ、ワイヤ・アンド・ワイヤレスと協力して行う。利用車両は、特急「はるか」全車両(63両)。2015年7月末までに導入を完了する予定だ。
2014年11月26日JR西日本は、特急「はるか」の車内において無料公衆無線LANサービスを12月1日より提供する。UQコミュニケーションズ、ワイヤ・アンド・ワイヤレスと協力し、2015年7月末までに全車両となる63両で、整備を完了させる予定。同社が列車内で無料公衆無線LANサービスを提供するのは初めてのこと。訪日外国人旅客のニーズに応えるためと説明している。専用のステッカーが貼付されたサービス提供車両で、専用のSSID「JR-WEST_FREE_Wi-Fi」を選択し、ログイン画面(日本語、英語、中国語、韓国語)にゲストコードを入力することで、接続可能となる。なお、事前(訪日前)にゲストコードを取得しておく必要があるが、京都駅ビル、大阪ステーションシティ、天王寺ミオのインフォメーション、関西空港第1ターミナルビル1階のインフォメーションでも取得できる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月26日JR西日本は25日、同社初となる列車内での無料公衆無線LANサービスを特急「はるか」車内で開始すると発表した。2015年7月末までに、特急「はるか」全車両(63両)で整備完了予定としている。この取組みはUQコミュニケーションズとワイヤ・アンド・ワイヤレスの2社の協力を得ながら進め、12月1日から順次サービス開始。「JR-WEST_FREE_Wi-Fi」の名称で、サービス提供車両には専用ステッカーが貼付される。JR西日本は同サービスの開始にあたり、「訪日外国人のお客様の日本国内におけるインターネット接続環境へのニーズに応えるため」と説明しており、訪日外国人の利用が多い特急「はるか」が対象車両となった。同サービスを利用するには、事前(訪日前)にゲストコードを取得し、サービス提供車両で専用のSSID「JR-WEST_FREE_Wi-Fi」を選択。ログイン画面(日・英・中・韓)にゲストコードを入力することで、無料で接続できる。事前にゲストコードを取得していない場合でも、関西国際空港第1ターミナルビル1階のインフォメーションをはじめ、京都駅ビル・大阪ステーションシティ、天王寺ミオのインフォメーションでもゲストコードを取得可能だという。「これまでの駅構内等でのサービスと合わせ、今後もより多くのお客様に西日本エリアの旅行をお楽しみいただけるよう、環境の整備をはじめとしたおもてなしの充実に努めてまいります」とJR西日本は発表している。
2014年11月26日2015年3月のダイヤ改正で消える列車の中に、特急「はくたか」がある。愛称は北陸新幹線に引き継がれるけれど、北越急行「ほくほく線」を走る在来線特急列車としては終了。在来線規格で最速の160km/h運転も終わってしまう。栄光の特急「はくたか」が走るほくほく線のダイヤを讃えよう。ほくほく線は六日町駅(新潟県魚沼市)と犀潟駅(新潟県上越市)を結ぶ路線だ。国鉄時代に東京から北陸方面への短絡ルートとして建設されたけれど、国鉄の赤字問題によって建設が中断。その後、田中角栄氏の肝いりで第3セクター化され、建設を再開した。北陸新幹線の計画が進まなかったため、上越新幹線から乗り継ぐ特急列車用ルートとして、高速列車対応路線として整備された。こうした経緯から、特急「はくたか」はほくほく線を経由するけれど、多くの列車が起点の六日町駅と終点の犀潟駅を通過してしまう。全区間通過する列車は、時刻表から復元するダイヤに反映されない。そこで今回は、ほくほく線だけではなく前後の区間(上越線越後湯沢~六日町間、信越本線犀潟~直江津間)も組み込み、それぞれの区間を走る普通列車も入力した。列車ダイヤ描画ソフト「Oudia」は普通列車の運行時間をもとに駅間を決定するため、ほくほく線以外の普通列車も入力しないと駅間を正しく表示できない。赤い線が特急「はくたか」、青い線が快速列車だ。やはり赤い線が目立つ。北陸方面から上越新幹線へ接続するために建設された路線だと実感する。しかし、普通列車も日中はほぼ1時間ごとに走っているから、地元の人々にも便利な運行計画になっているようだ。ほくほく線は単線だが、前後の上越線と信越本線は複線だ。特急「はくたか」は上越線の区間内ですれ違い、運行頻度を高めている。ほくほく線内では駅間ですれ違う部分もあり、これは信号場が設置されているからだ。「はくたか」の運行本数を増やすために、魚沼丘陵~美佐島間に赤倉信号場、十日町~まつだい間に薬師峠信号場、まつだい~ほくほく大島間に儀明信号場が設置された。それぞれの区間ですれ違いが設定されたおかげで、「はくたか」の運行本数と普通列車の運行本数を確保している。普通列車のスピードも速い。「はくたか」の運行の邪魔にならないように、先行する場合は追い越される駅まで最速で逃げきり、すれ違う場合も先に到着して待たなくてはいけない。そのため、ほくほく線の普通列車に使用されるHK100形電車は最高速度110km/h、起動加速度は3.0km/h/sという高性能車両になっている。「はくたか」用の681系・683系電車の起動加速度は1.8km/h/sだから、同時に発車した場合、時速100kmに到達するまではHK100形のほうが先行できる。HK100形の加速力を考慮すると、ほくほく線の楽しさは一気に通過する特急「はくたか」より、ダイヤ上で「はくたか」に絡む普通列車のほうが上回るかもしれない。普通列車を乗り継ぎ、すべての信号場で停車体験をしたら楽しそう。そんなときはぜひ、列車ダイヤを作って参考にしよう。信号場ですれ違う列車がひと目でわかるだろう。
2014年11月23日JR東日本は、人気の「カシオペア」車中での年越しや東北のお正月の雰囲気を味わいながらの初詣などが楽しめるびゅう旅行商品「憧れの寝台特急カシオペアで迎える2015新春!!」を発売する。大みそかから元日にかけて運行される団体臨時列車「カシオペア」を利用し、青森・岩手を訪れる2泊3日のツアーに。青森コースと岩手コースがあり、両コースとも上野駅発着となる。青森コースは、「カシオペア」車中で新年を迎えた後、青森駅から貸切バスで移動し、良縁のパワースポットとして人気の岩木山神社に参拝。続いて日本海沿岸に向かい、黄金崎不老ふ死温泉、またはホテルグランメール山海荘に宿泊する。翌日は「リゾートしらかみ」に乗車し、東北新幹線E5系で帰路につく。岩手コースは、「カシオペア」車中での年越しの後、盛岡駅から貸切バスでつなぎ温泉へ向かい、元旦の朝風呂と朝食を楽しむ。風光明媚な景色と冬ならではの海の幸が魅力の浄土ヶ浜に宿泊し、翌日は世界遺産の平泉・中尊寺で初詣を済ませ、東北新幹線で上野に戻る。ともに2名単位での申込みとなり、旅行代金は1人8~9万円。各コース40名を募集する。JR東日本の主要駅のびゅうプラザにて、11月28日14時から販売を開始する。
2014年11月22日北越急行は15~30日、越後湯沢~直江津間(ほくほく線経由)で運行予定の「超快速列車」の愛称名を募集する。同列車は2015年3月ダイヤ改正からの運行が計画されている。ほくほく線では現在、おもに越後湯沢~金沢間を結ぶ特急「はくたか」が運転されているが、2015年3月14日の北陸新幹線長野~金沢間開業で廃止に。「はくたか」に代わりほくほく線のシンボルとなる列車が「超快速列車」(仮称の列車種別名)で、普通列車などに使用されるHK100形を使用し、越後湯沢~直江津間を1時間で結ぶ。具体的な所要時間や停車駅などについては未定とされている。ほくほく線ホームページでは11月15日からフォーム受付開始。その他、はがき、FAX、十日町駅に設置される応募箱からも応募できる。応募回数に制限はないが、1回の応募につき愛称名1点とし、1回で複数の作品を応募した場合は無効になる場合がある。選考基準に関しては、「親しみやすさ、覚えやすさ等の観点から選考を行い、優秀作品を列車の愛称名として使用させていただきます」とのこと。愛称名は12月頃、2015年3月ダイヤ改正の概要とともに発表される予定。優秀作品には賞品として、ほくほく線オリジナルグッズがプレゼントされる。
2014年11月11日JR西日本商事は、寝台特急「トワイライトエクスプレス」引退記念チョロQや「トワイライトエクスプレス」駅名ストラップなど、新商品8種類を11月10日以降、順次発売する。「トワイライトエクスプレス」引退記念チョロQは、大阪~札幌間約1,500kmを約22時間かけて走り、豪華な客室や食堂車でのフランス料理など、ホテルのような感動を与えた「トワイライトエクスプレス」の優美な姿を再現。紙製の展示台付きのデラックスパッケージ入りで、価格は1,100円(税抜)。「トワイライトエクスプレス」駅名ストラップは、大阪駅、新大阪駅、敦賀駅、金沢駅、富山駅の5種類で各500円(税抜)。ストラップに付いている駅名標型の飾りの裏は、「トワイライトエクスプレス」のエンブレムとなっている。その他、「SLやまぐち号クリアファイル2枚セット」(税抜500円)、「カモノハシのイコちゃんフード付ひざかけ」(税抜2,100円)も発売に。発売日は、「トワイライトエクスプレス」引退記念チョロQが11月10日、それ以外は11月14日。いずれの商品も、JR西日本の主要駅売店やコンビニ(セブン-イレブン除く)、鉄道プラザ、イベント、通信販売などで販売する予定。
2014年11月08日JR東日本とびゅうトラベルサービスは4日、東京駅開業100周年を記念して復活運転を行う寝台特急「富士」(団体専用臨時列車)に乗車できる旅行商品について発表した。寝台特急「富士」はかつて「さくら」「はやぶさ」らとともに、東京駅から東海道本線・山陽本線経由で九州方面へ運転されたブルートレイン。2009年3月に定期運転を終えた。JR東日本は今年9月、東京駅開業100周年記念イベントの概要を発表しており、その中で12月19日に東京~伊東間で寝台特急「富士」の復活運転(団体専用臨時列車として運転、みどりの窓口での通常販売は行わない)を行い、同列車の発車に合わせて東京駅10番線ホームで「101年目の出発式」を実施するとしていた。この列車に乗車できる旅行商品は、伊東温泉への宿泊やハイグレード車両E655系「なごみ(和)」への乗車がセットに。伊豆エリアの交通の魅力を味わえる特別企画も用意し、事前に申し込む際、A・B・Cの3コースから選択できる。ツアー当日、団体専用臨時列車「富士」は14時0分頃に東京駅を発車。伊東駅には16時13分頃に到着する。伊東温泉での歓迎セレモニーの後、コースごとに異なる旅館に宿泊し、2日目は各観光コースを周遊する。Aコースは「東海バス ボンネットバスと川奈ホテル昼食」、Bコースは「伊豆急100系乗車体験と伊豆急行車両基地見学」、Cコースは「伊豆箱根鉄道 機関車重連撮影といちご狩り」が楽しめるという。その後、伊東駅に戻り、ハイグレード車両E655系「なごみ(和)」に乗車。16時30分頃に伊東駅を発車し、東京駅には18時25分頃に着く。販売価格はコースごとに異なり、Aコースは1室2~3名利用で1人4万3,800円、1室4名利用で1人4万2,800円、B・Cコースは1室2~3名利用で1人3万8,800円、1室4名利用で1人3万7,800円。11月9日10時に「びゅうプラザ東京駅(八重洲中央)」限定で先行発売(先着40名分)され、翌10日10時から「びゅうプラザ東京駅(八重洲中央)」「大人の休日予約センター」などにて販売開始される。募集人員は限定100名。※写真は本文とは関係ありません。
2014年11月04日JR東日本は30日、上野東京ライン開業にともない、品川~いわき間(常磐線経由)に新たな特急列車「ひたち」「ときわ」を運行すると発表した。新たな着席サービスを導入し、特急料金も新たに設定される。「ひたち」「ときわ」の運行開始により、平日の常磐線特急列車は日中の全列車と夕夜間帯の一部列車が品川駅発着となり、東京駅にも停車。土休日もこれに準じる予定だが、詳細は決まり次第発表となる。特急「ひたち」「ときわ」の普通車では、従来の指定席・自由席の区分が廃止され、全列車の普通車で事前の座席指定が可能になるほか、座席指定を受けなくても車内の空席を利用できる新たな着席サービスを導入(グリーン車は対象外)するという。この新サービスでは、「ひたち」「ときわ」利用の際、指定席特急券を購入するか、座席未指定券(乗車日と区間は指定するが列車と座席は指定しない特急券)を購入するか、いずれかを選ぶこととなる。座席未指定券で乗車した場合、各座席の上方にある、座席の状況を示すランプが赤色に点灯していれば、その席に座ることができるという。このランプは指定席の発売状況により色が変化し、空席の場合は赤色、指定席発売済区間が近づくと黄色、指定席発売済区間は緑色にそれぞれ点灯する。座席未指定券で空席に座っていた場合、ランプが黄色または緑色になり、その座席の指定席特急券を持つ他の乗客が席に来たら席を譲らなければならない。なお、「ひたち」「ときわ」普通車の特急料金は事前料金・車内料金に分けられ、車内料金は事前料金に260円を追加した金額となる。JR東日本は今後、上野東京ライン開業と合わせて特急「ひたち」「ときわ」をPRするため、駅のポスターや新聞広告による宣伝展開を実施する予定だ。
2014年10月31日JR北海道は28日、特急「スーパーとかち」の車内サービス変更について発表した。11月1日をもってワゴンサービスでの車内販売を終え、1月1日から車内販売・グリーン車サービスともに取りやめとなる。特急「スーパーとかち」はキハ261系を使用し、札幌~帯広間で5往復運転される。11月1日以降、同列車の車内サービスは、客室乗務員が各車両を巡回するワゴンサービスでの車内販売から、1号車販売コーナーで販売スタッフによる車内販売(待受販売)に変更される。ただし、同日の帯広駅発の特急「スーパーとかち2・4号」については、前日に札幌から乗務した客室乗務員の復路となるため、客室乗務員によるワゴンサービスでの車内販売を行う。11月1日から12月31日までの期間、特急「スーパーとかち」の車内販売は現金のみの支払いとなり、「Kitaca」など交通系ICカードの電子マネーは利用不可となる。グリーン車サービス(おしぼり、ドリンクサービスなど)は1号車の販売スタッフにより実施され、「毛布をご希望の際は、1号車に乗務している販売スタッフにお声かけください」「雑誌については、グリーン車内にありますので、ご自由に利用してください」とのこと。来年1月1日から車内販売・グリーン車サービス(おしぼり、ドリンクサービス、毛布、雑誌)が取りやめとなり、これにともない「JR北海道とレインポイントサービス」のトレポプラス特典である車内コーヒーサービスも提供終了。「スーパーとかち」車内で弁当や飲料を購入できなくなることから、「ご乗車の前に、駅売店、自動販売機などでお買い求めいただきますようお願いいたします」(JR北海道)としている。
2014年10月28日辻調理師専門学校などを経営する辻調グループ(大阪府大阪市)はこのほど、2015年春で運行を終了する寝台特急「トワイライトエクスプレス」のラストラン特別メニューをプロデュースすると発表した。今回の発表によれば、「トワイライトエクスプレス」のメニュー開発に長年携わってきたJR西日本フードサービスネットの担当者が、辻調理師専門学校の卒業生である縁から実現したとのこと。実際にプロデュースを担当するのは同グループの教員2名で、うち1名は2000年の九州・沖縄サミット首脳晩餐会で料理長を務めた西川清博氏。もう1名の中田淑一氏も、同晩餐会で料理制作を担当したほか、「第1回エスコフィエ・フランス料理コンクール」で3位を獲得した実力派だ。現在、この2名により、古典的フランス料理をベースとしたメニューを考案しているという。辻調グループプロデュースによる特別メニューは2015年2月1日から、「トワイライトエクスプレス」車内にて提供。あわせて辻調グループの実習店舗「パティスリー・ラボ・ツジ(P.L.T.)」(大阪市)による焼き菓子セットの提供も行う予定としている。
2014年10月22日JR東日本とびゅうトラベルサービスは、寝台特急「カシオペア」で巡る東北2泊3日のツアー「冬のカシオペアクルーズ」を発売する。ツアーは上野駅発着で、1日目は「カシオペア」車中泊、2日目は花巻温泉佳松園に宿泊する。このツアーでしか味わえないおもてなしとして、快適な座席とワイドな眺望が魅力の「リゾートやまどり」の貸切利用、日光東照宮特別祈祷、明治の芝居小屋「康楽館」特別見学、花巻温泉佳松園での「鹿踊」特別鑑賞といった特別な体験が用意される。食事にもこだわり、1日目の夕食はテレビ番組でも活躍した坂井宏行シェフによるスペシャルディナーを提供。旅の行程中には、青森をはじめ東日本で採れた食材を生かした食事が用意されるほか、3日目には旅の思い出の写真と素敵な音楽で旅を振り返るフェアウェルパーティーを車内で開き、旅を締めくくる。旅を快適に過ごしてもらうため、添乗員のに加えて「バトラー」と呼ばれる専属サービススタッフも全行程に同行する。上野駅発着、2名1室利用時の大人1名あたりの旅行代金は、「カシオペアツイン」27万5,000円、「カシオペアスイート」(展望室タイプ)44万円など。募集人数は50名で、すべて抽選販売。カシオペアクルーズ専用サイトでは10月24日から、首都圏のおもなびゅうプラザとカシオペアクルーズ専用ダイヤル(電話)では10月25日から、それぞれ受付開始する。ともに11月9日で締め切り、当選者には11月13日までに通知する。
2014年10月15日JR西日本はこのほど、往復JR特急指定席とカニ料理がセットになったお得な日帰りプラン「かにカニ日帰りエクスプレス」を発売した。行先は城崎温泉・天橋立(但馬・丹後)41施設、北陸15施設、山陰10施設の計66施設。プランにより、温泉入浴、お土産、観光施設の割引など、各地でさまざまなお楽しみが用意されている。一部施設では、平日の参加者に追加料理サービスやお土産のプレゼントなど「平日特典」も。11月中の平日に利用した場合、「11月早得キャンペーン」として、地元特産品のお土産や、「キヨスク」「ハート・イン」「デイリーイン」で使える500円分商品券引換券がもらえるなどの特典がつく。発売期間は2015年3月18日まで、設定期間は11月7日から2015年3月21日まで(12月27日~1月4日を除く)。利用日の1カ月前から3日前まで発売する。旅行代金は、大阪市内発着の場合で1万1,900~3万1,700円。土休日は1,000~1,500円増。グリーン車利用の場合は2,000円増となる。申込みは2名以上から。京阪神・滋賀・奈良・和歌山のJR西日本のおもな駅のみどりの窓口、または電話にて受け付ける。
2014年10月08日JR東海は7日、台風18号にともなう静岡・山梨地区の被災状況と、東海道本線の今後の運転計画を発表した。特急「(ワイドビュー)ふじかわ」は当面の間すべて運休し、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」も7日は運休となる。台風18号で被災したおもな区間は、東海道本線の興津~由比間と金谷駅構内、新所原~鷲津間、身延線の芝川~稲子間と内船~甲斐大島間。興津~由比間では約40mにわたって土砂が流入するなど大規模な被害となり、運転再開までに相当日数を要する見込み。他の被災区間でも、土砂流入や倒木、冠水、線路砕石流出などの被害が発生した。7日は東海道本線富士~興津間が終日運転見合わせとなり、熱海~富士間、興津~島田間も通常より列車本数を減らしての運転に。静岡~甲府間を結ぶ特急「(ワイドビュー)ふじかわ」は全列車全区間運休となり、東海道本線を走行する寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」も、上下線ともに7日の運休が決まった。なお、身延線は特急列車を除き、ほぼ正常運転に戻っているとのこと。東海道本線富士~興津間は10月8日以降も運転見合わせが続き、特急「(ワイドビュー)ふじかわ」も当面の間すべて運休に。熱海~富士間と興津~豊橋間は通常より列車本数を減らしての運転となる。不通区間の代行輸送として、10月8日から富士~新富士間でシャトルバスの運行を開始。興津~由比間を含む定期券や回数券、同区間を含む乗車券を10月5日以前に購入した利用者を対象に、東海道新幹線新富士~静岡間の自由席に特急券不要で乗車できる。新幹線に乗車する際は原則立席で、シャトルバスも定員を超えた場合、乗車を断るケースがあるとのこと。興津~由比間を含むバス代行輸送については、「運行に向けて調整中」としている。※写真は本文とは関係ありません。
2014年10月07日JR西日本金沢支社は7日、北陸新幹線長野~金沢間開業に合わせ、福井~金沢間および金沢~和倉温泉間で運転される特急列車の列車名を発表した。福井~金沢間の特急列車は「ダイナスター」と命名された。福井県は県立恐竜博物館をはじめ、観光資源として恐竜の人気が高まっていることから、恐竜の英訳「ダイナソー」と、地元の期待を込めた「スター」を組み合わせた列車名に。運転本数は3往復とされている。金沢~和倉温泉間の特急列車の列車名は「能登かがり火」。能登半島ではキリコ祭りをはじめ、火や灯りを連想させる夏祭りが多いことから、火と結び付いた幻想的な能登の風景や、かがり火の燃え盛る勢いをイメージした列車名とした。運転本数は5往復とされている。北陸新幹線長野~金沢間の開業日は2015年3月14日。これに合わせて北陸本線では、現行の特急「はくたか」「北越」が運転取りやめとなり、特急「サンダーバード」は和倉温泉駅発着の列車1往復を除き、金沢駅までの運転に。L特急「しらさぎ」と特急「おはようエクスプレス」も金沢駅以北の運転が取りやめとなる。
2014年10月07日「ももいろクローバーZ」の遺伝子を受け継ぐ、男性アーティスト集団“恵比寿学園男子部”通称「EBiDAN」から飛び出した7人組ユニット「超特急」。女性を中心に人気を集める彼らが、初の単独冠番組をもつことが明らかとなった。彼らが担当するのは、最新の映画やお得な情報、話題の商品などを紹介する情報バラエティ番組「超特急のふじびじスクール!」。同番組では「超特急」のメンバーが生徒役を、お笑い芸人「安田大サーカス」の団長安田が先生役となって番組は展開し、10月4日(土)からフジテレビ内オフィシャルサイト及び地上波フジテレビ朝の情報番組「めざましどようび」内にて放送される。今回の決定について「超特急」メンバーのリョウガ(3号車/ガリガリ担当)は、「『超特急』初の単独冠番組が決まり、とても嬉しく思います!『超特急』がこれから先、非アイドルとして突っ走って行くのに必要な沢山のことを学べるのではないかと確信しております。今回、安田大サーカスの団長さんが先生をしてくださるということで、団長先生を本当の先生のように慕い学んでいって、たくましく成長していきたいです」とコメントを寄せている。<情報バラエティ「超特急のふじびじスクール!」番組概要>■提供開始日・10月4日(土)より地上波フジテレビ及びオフィシャルサイトにて提供開始。・地上波「めざましどようび」毎週土曜日6時~8時30分放送時間内にて30秒インフォマーシャルとして放送。・オフィシャルサイトにて毎週土曜日8時30分より本編動画を配信。(text:cinemacafe.net)
2014年10月01日「銀座」と名の付く商店街はたくさんあって、どこもにぎやかだ。そして鉄道にも「銀座」がある。それは「特急銀座」。各方面の特急列車がひしめく路線だ。かつての東北本線や山陽本線など、新幹線開業前の主要幹線は昼も夜も特急列車が多く、華やかだった。現代の「特急銀座」といえば北陸本線だ。米原駅を起点とし、琵琶湖に沿って敦賀駅に立ち寄り、日本海に沿って金沢駅・富山駅を経由して直江津駅に至る。そこから信越本線に接続して日本海縦貫線を形成する。米原駅から敦賀駅まではL特急「しらさぎ」が1時間に1本走り、途中から大阪駅と北陸方面を結ぶ特急「サンダーバード」も加わる。繁忙期は臨時便も合わせて30分間隔だ。福井駅からは関東方面への接続を担う特急「はくたか」も1往復運転され、金沢駅から1時間に1本の運転となる。金沢駅からは新潟行の特急「北越」も運転されている。その他、ビジネスや通勤需要に対応した特急「ビジネスサンダーバード」「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」も走る。そしてなんといっても、最長距離寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪~札幌間)の存在感だ。こんなにたくさんの特急列車がひしめく中で、最も密度の高い区間は金沢~富山間だ。そこで、列車ダイヤ描画ソフト「Oudia」で、北陸本線米原~富山間のダイヤを作成してみた。そのにぎやかな列車ダイヤを眺めよう。特急列車を赤い線で表示したら、見事に真っ赤に染まった。もうこれだけでニヤニヤしたくなる。米原~敦賀間は、「しらさぎ」が等間隔で並ぶ。私鉄特急もJRの他の幹線も、特急列車と普通列車のバランスは大体このくらいだろう。ところが、敦賀駅から特急列車の運行本数がほぼ倍になる。特急「サンダーバード」の大群が加わるからだ。特急「サンダーバード」は、実際には敦賀駅より少し米原寄りの近江塩津駅から北陸本線に合流してくる。湖西線と北陸本線の接続駅が近江塩津駅だからだ。ただ、「サンダーバード」は近江塩津駅をあっさり通過してしまうため、時刻表では敦賀駅から走り出すように見える。ダイヤを見ると、「サンダーバード」は「しらさぎ」の直後を追いかけている。逃げる白鷺、追う雷鳥だ。調整して等間隔で走ればいいのに……とも思うが、どちらも併走区間内だけの乗客は少なく、名古屋・大阪から北陸方面を結ぶ役割が大きいのだろう。お互いの列車を気遣う必要はないらしい。敦賀~福井駅間はおっとりした白鷺と雷鳥が乱舞する。次の福井~金沢間もほぼ同じだけど、少し特急が増えている。朝に「おはようエクスプレス」、夜に「おやすみエクスプレス」が走るからだ。上越新幹線に接続する「はくたか」も、遠慮がちに1往復だけ設定されている。深夜に越後湯沢駅からやって来て、福井駅に1泊して早朝に戻っていく。そういえばこの区間、鳥の名前の列車が多いな……。そして金沢~富山間。中部・関西から北陸方面を結ぶ列車と、関東から北陸方面を結ぶ列車が入り乱れる。むしろ普通列車の肩身が狭い。通勤通学時間帯の金沢駅付近で、ちょっとだけ増発される以外は存在感がない。もっと増発したいけど、北陸本線は貨物列車も多いらしいから厳しいかも。なお、貨物列車のダイヤは旅客用時刻表ではわからないため、ここには表示していない。さて、緑色で示した線は豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」だ。下り札幌行は14時台から16時台にかけてこの区間を通過する。寝台特急だけど、この区間を走るのは昼間だ。糸魚川駅付近の海岸沿いを、トワイライトタイムに通過するように設定されている。上り大阪行は8時台から10時台に通過。やはり糸魚川駅付近で朝を迎えた後だ。「トワイライトエクスプレス」をたどっていくと、なんと、途中で特急列車に追い越されている。下りは鯖江駅付近で特急「サンダーバード19号」に、上りは動橋駅付近で特急「サンダーバード14号」に抜かれる。ビジネス客が多い昼間の特急列車が優先で、速度が遅い旅行向けの寝台特急列車は道を譲るというわけだ。ただし、乗車した人たちのブログによると、下りは鯖江駅で正解だが、上りは芦原温泉駅で抜かれるとのことで、このダイヤだとちょっとずれている。実際は上り「トワイライトエクスプレス」が必死に逃げて、芦原温泉駅に駆け込んでいるのかもしれない。「トワイライトエクスプレス」は来春で運行終了と発表されている。北陸新幹線が金沢駅まで開業するのは来年3月14日で、並行在来線の特急列車も金沢駅以北はほぼ廃止。和倉温泉駅発着の特急列車が金沢~津幡間をかすめるだけだ。そこで、現在のダイヤから金沢~富山間の特急列車を消してみるとどうなるか、試してみたところ……。うわ、寂しい! 金沢駅を境に、「特急銀座」が「シャッター通り」になってしまった。とはいえ、並行在来線のダイヤ発表はこれから。特急列車が消えた時間帯に普通列車が増発されるだろう。地元の人々に便利な路線となることを期待したい。
2014年09月21日富士急行は7月12日、新「フジサン特急」8000系の運行を開始する。小田急電鉄から譲渡された小田急ロマンスカー20000形(RSE)を改造した3両1編成の特急型車両で、客室の床面は初代車両より約20cm高く、横幅160cmの大型窓でよりワイドな眺望が楽しめるという。同車両の車内には、3列シート席や小グループ向けのセミコンパートメント席、子供向けの運転台が付いた席など、バリエーションに富んだ座席を設置。ファミリーや仲間同士で車両内を自由に移動しながら、座席や眺望の違いを楽しめるようになっているという。1号車は追加料金が必要な定員制の「展望車両」とし、ソファータイプの座席を運転室後部に設けた。座席定員は初代車両(定員112名)より約40%増加して160名に。各座席の枕カバーにもこだわり、無農薬有機栽培綿を富士吉田市の伝統産業「ふじやま織」の技術を用いて織り上げた特製品を採用した。車体には、「フジサン特急キャラ選挙」で選出された44体と一般公募で寄せられた14体、計58体の「フジサン」キャラクターをデザインしている。8000系は12日以降、「フジサン特急」(大月~河口湖間)平日5往復、土休日7往復のうち、平日2往復、土休日4往復に投入される。ただし、JR東日本の特急「成田エクスプレス」の富士急行線への直通運転が始まる7月26日以降の土休日は、7往復のうち3往復が8000系での運転となる(9月28日まで)。
2014年06月23日「参勤交代に“超高速!”がつくだけで、こんなにポップでユニークになるのか!って」と前のめりになって力説する佐々木蔵之介と、その隣で大きく頷きながら微笑む深田恭子。2人が共演したのは、まさにポップでユニークな『超高速!参勤交代』。幕府から無理難題を突きつけられた弱小貧乏藩の面々が、知恵と勇気を振り絞って戦う痛快作だ。「台本もすごい勢いで読めて、お見事!の一言でした。時代劇なのに、こんなに自由な発想のものってないよなって。たたみかけるような展開が疾走感にあふれているんです」と佐々木さんが絶賛する物語は、徳川吉宗の時代が舞台。お人よしだが民に愛される藩主・内藤政醇率いる磐城国・湯長谷藩が、幕府の陰謀により「5日以内に参勤交代せよ!」と命じられるところから始まる。「参勤交代って教科書などで知ってはいますけど、実際にやろうとするとこんなに時間とお金がかかるんだなって。より身近に感じられる題材として扱われているのがいいなと思いました」と深田さんが語るように、時間もなく、資金もなく、人員すら不足している湯長谷藩は、この難局をどのようにして乗り越えるのか。さらに、謎の敵キャラも続々登場。ユーモラスな描写も相まって、たちまち作品世界に引き込まれてしまう。そんな中、佐々木さん演じる政醇は、道中の宿場町でワケありの女性・お咲に出会う。そのお咲を演じるのが深田さんだ。「普段はいわき弁でゆる~い感じ。必死なんですけど、ツッコみたくなるような可笑しさと愛おしさがある」(佐々木さん)というお殿様・政醇と、「気性の荒い女性なんですけど、殿に出会ったことで気持ちがほどけていく」(深田さん)というお咲。ほどなく恋に落ちる2人のロマンスについて、佐々木さんはこう語る。「庭の木に縛られたお咲を見て、政醇は彼女のことが気になり始める。実は台本を読んだとき、どうして気にするのか分からなかったんです。折檻されていて可哀相だからだろうなって頭の中では理解できたんですけど、実感としては分からなかった。でも、深田さんのお咲が撮影現場で縛られているのを見たとき、すぐにときめいたわけです(笑)。力強いし、美しかった。普段の深田さんは絶対にそんなことしないのに、脚をガッと投げ出してね」。恋の瞬間に思いを馳せる佐々木さんに、「ウフフフ」とはにかむ深田さん。「私も蔵之介さんの殿を見ているだけで、特に役作りをしなくてもお咲になれました」という深田さんにも、ときめいたシーンがあったそう。「折檻されて手に怪我をしたお咲が、殿に薬を塗っていただくんです。その姿にキュンキュンしてしまって、私自身もドキドキしました。“手当て”って、何だかいいじゃないですか(笑)。恥ずかしいけど嬉しいし、甘えられるし」。お咲が登場し、殿にロマンスが訪れるのは物語の中盤。したがって、深田さんは撮影に途中から参加。「京都で時代劇を撮影するということで、緊張もあったんです。でも、蔵之介さんが『せっかく京都に来てくれたんだから、おもてなしをしなきゃね』って、いろんなところに連れていってくださって。現場でもよくお話してくださり、すごく救われました」と深田さんは述懐する。そこには、佐々木さんならではの優しさがあった。が、当の本人はまるで当然のことのように語るのが何ともスマート。「だって、時代劇だけでも大変なのに、さらに京都で撮影するなんて緊張するでしょうしね。たまたま僕は京都が地元なので、僕が好きなうなぎ屋さんに誘ったりして。あと、雲隠段蔵役の伊原(剛志)さんも交えて、うちの蔵にも来たよね。お会いしたときから蔵に来たいって何となく言ってくれていたんですけど、ホンマかなあ、社交辞令かもなあって思っていたんです。でも、ある日、『行く?』って聞いたら、結構乗り気で『行きます!』って。ホンマかいなぁ、じゃあ行こかってなったんですけど、父が一番喜んでいましたね(笑)。僕が親孝行をさせていただくことになっちゃいました」。佐々木さんの実家が京都の造り酒屋・佐々木酒造なのは今や有名な話。「はい。行かせていただきました」と深田さんも満面の笑みになる。「本当に楽しくって。蔵の中をいろいろ説明してくださりながら、見せていただいたんです。最後にお酒の種類ごとの飲み比べもさせていただいて。すっごく楽しかった。そんな体験をさせてくださった蔵之介さんが、本当に素敵だなあって。私、蔵之介さんって後ろ姿が特に素敵だなって思うんです。首の感じとか、佇まいとか、それはお芝居をしているときもそう。歩き方が違うし、みんながふり返るんですよね。しかも、一生懸命ついていくと、たまにぱっと後ろを振り向いてちゃんと付いてきているか確認してくださるから、本当にお殿様みたい」。大絶賛を受け、「政醇自体がある程度の緊張感をもって方向性を示しながら、周りを気づかい、みんながストレスなく自由にやれればいいなと思っている人なので…はい」と照れることしきり。そんな佐々木さんのカッコよさは、クライマックスの大立ち回りシーンでも実感することができる。「普段はゆる~く、やる時はカッコよく。その振り幅は気にしましたね。それがカタルシスになるとも思ったし。誰ひとりスーパーマンではなく、弱点のある人たちがやる時はやる姿を見せたかった」。果たして、湯長谷藩の面々は無理難題をクリアすることができるのか。最後に、不可能を可能にするために必要なことを訊いた。「これはちょっと無理やで。このミッション、インポッシブルでっせという場合はよくあるんですけど、無理なものは与えられないだろうと。できるからこそ課せられるんだと考えて、チャレンジするようにしています。その際、一番大切なのは“ユーモア”。がむしゃらにギリギリの気持ちでやっても達成できないかもしれないけど、ちょっと引いて、きっついな、むっちゃしんどいなって笑いながら、自分を笑わせながらやれば実力以上のものが出るかもしれない。過去にあったキツい仕事は何か?ないです!と言って笑わないとね(笑)」(佐々木さん)。「私は結構いつでも駄目なんじゃないか、できないんじゃないかって考えちゃう方なんです。でも、“大丈夫。できるよ!”って励ましてくれる人が、いてくださると信じて自分を奮い立たせていますね。そう思えば、不可能を可能にできる。実際に励ましてくれる人がいてくださることも多いですし。自分ひとりじゃ何にもできないなって、そう思っています」(深田さん)。「台本をいただくたびに、私にこれができるのかなって思いますね」と呟く深田さんに、「役者は皆そうやねん。やった後も、できたかどうかなんて自分には分からないし。でも、楽しんでいただければと思ってやり続けるんです」と語りかける佐々木さん。なるほど、この背中にはついていきたくなるはずだ。<ヘアメイク/NishiokaTatsuya(vitamins)>(Text:Hikaru Watanabe/Photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:超高速!参勤交代 2014年6月21日より全国にて公開(C) 2014「超高速!参勤交代」製作委員会
2014年06月18日JR名古屋駅前のJR名古屋タカシマヤで8月6~17日、中日新聞社とNHKプラネット中部の主催で、東海道新幹線開業50周年記念催事「夢の超特急展」が開催される。運転台やパンタグラフなど実物車両のパーツ、東海道新幹線開業までの経緯や開業当時の資料、東京~新大阪間の大型ジオラマなどが展示されるほか、食堂車を模したイートインコーナーも設置される。毎年好評の子供向け夏休みイベント「わくわくレールランド」も同日程で同時開催し、乗務員やメカニックの仕事体験、鉄道関連商品の販売などを行う。これに先立ち、7月19日からは1階メインステージにて、新幹線の実物車両(先頭車両の一部)を展示するほか、8階ローズパティオを期間限定で「新幹線パティオ」とし、新幹線の座席を設置して自由に座れるようにするという。「新幹線パティオ」では、駅員などの仕事が体験できる子供向けイベントも実施する。車両展示は8月17日まで、新幹線パティオ設置は9月2日まで。また、7月19日から10月14日まで、東海道新幹線開業50周年記念オリジナル商品や限定品、関連グッズをそろえた「新幹線スペシャルショップ」を館内に設置する。同ショップは9月9日まで1階北ブロック特設会場に設置され、9月10日以降は10階南エスカレーター横特設会場に移動する。
2014年06月13日JR東日本はこのほど、新宿~東武日光・鬼怒川温泉間を運転するJR・東武直通特急に、初めて「えきねっとトクだ値」を設定すると発表した。「えきねっとトクだ値」は、「えきねっと」会員限定で発売される、乗車券と指定席特急券がセットになった片道タイプのお得なきっぷ。対象となるのは、東武日光・鬼怒川温泉行(下り)の「日光1号」「スペーシアきぬがわ11号(臨時)」「スペーシアきぬがわ3号」「きぬがわ5号」「スペーシアきぬがわ7号」、大宮・浦和・池袋・新宿行(上り)の「スペーシアきぬがわ2号」「きぬがわ4号」「スペーシアきぬがわ6号」「スペーシアきぬがわ14号(臨時)」「日光8号」の計10本。「えきねっとトクだ値」を利用した場合、新宿~東武日光・鬼怒川温泉間の料金(乗車券と指定席特急券の合計)は通常より1,600円安い2,400円に。池袋~東武日光・鬼怒川温泉間は通常より1,550円安い2,320円に、大宮~東武日光・鬼怒川温泉間では通常より1,410円お得な2,120円になるなど、いずれも通常より40%割引となる。利用期間は6月15日から7月18日までで、乗車日1カ月前の10時から乗車当日の深夜1時40分まで購入可能。乗車日が7月8日以前となる場合は、6月9日5時30分から申込開始となる。きっぷはJR東日本各駅の指定席券売機・みどりの窓口などで受け取れるが、東武鉄道の各駅での受け取りはできない。「えきねっとトクだ値」の有効期間は1日間。予約した指定列車に限り有効のため、指定列車に乗り遅れた場合には無効となる。
2014年06月07日特殊な力を持たない超等身大ヒーローが活躍する人気作の続編『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』の公開を記念して、クロエ・グレース・モレッツのインタビュー動画が公開された。インタビュアーは字幕監修を務めた映画評論家の町山智浩氏だ。インタビュー動画前作『キック・アス』は2010年に公開されると口コミでそのおもしろさが拡がり、4館だった公開館数が70館以上に拡大する大ヒットを記録。当時12歳だったクロエが演じたヒット・ガールは、可愛らしい外見からは想像もつかないくらい口が悪く、容赦ないやり方で敵を倒す強烈なキャラクターで人気を集めた。インタビュー動画では町山氏が「前作に出演された際、あなたの役が物議をかもしていたのはご存知ですか?」と鋭い質問を投げかけたり、ムチャぶりをする場面も登場。クロエは質問にどう応えるのか? 10代でハリウッド女優として活躍する彼女の素顔が垣間見られる内容になっている。『…ジャスティス・フォーエバー』は、前作より一変しキック・アスとヒット・ガールというヒーローの姿を捨て、ごく平凡なスクールライフを手にしていたふたりが、再びマザー・ファッカー率いる悪徳軍団と対決するため、コスチュームを身に着け、壮絶な死闘を繰り広げるヒーロー映画。『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』公開中
2014年02月27日JR西日本はこのほど、北陸本線を走る特急「サンダーバード」、L特急「しらさぎ」の車内販売を9月15日で終了すると発表した。現在、特急「サンダーバード」上下計46本のうち44本、「しらさぎ」上下計32本のうち14本で車内販売を行っている。両列車とも北陸トラベルサービスが販売を手がけ、9月15日で営業終了。同社は日本レストランエンタプライズとともに、特急「はくたか」の車内販売も担当しているが、こちらも9月いっぱいで営業を終え、日本レストランエンタプライズへ引き継がれるという。なお、同じく北陸本線を走る特急「北越」は日本レストランエンタプライズが車内販売を担当しており、10月以降も現行通り営業を続けるとのこと。
2014年02月24日西武鉄道は、スターツ出版が運営する女性向けウェブサイト「OZmall(オズモール)」とのコラボレーション企画として、特急レッドアロー号で行く女性限定の1泊2日秩父ツアー「2014年の運気をアップ☆秩父で開運ゆるさんぽ旅」を企画し、参加者を募集している。同ツアーの出発日は11月22日。池袋駅18時30分発の特急レッドアロー「ちちぶ31号」で秩父方面へ。西武秩父駅到着後、「焼肉ホルモン 一番館」で秩父名物の豚ホルモン焼きを堪能する。夜は秩父七湯のうち最も古い歴史を持つ和銅鉱泉「ゆの宿 和どう」に宿泊し、温泉を楽しむ。翌23日は三峯神社にて特別祈祷と散策を行った後、秩父鉄道三峰口駅から秩父駅までSLパレオエクスプレスに乗車。秩父神社で恋愛成就の参拝とハート型絵馬願掛け体験を行った後、散策を楽しみ、帰路に就く。18時46分に池袋駅に到着し、解散となる。ツアー参加は20歳以上の「OZmall」会員(女性)限定で、旅行代金は1万4,500円。定員は40名(最少催行人員30名)。1組1~5名まで同時に申込み可能。ただし、5名1組もしくは4名1組で参加した場合、宿泊する部屋はそのグループで1部屋となるが、1組1~3名で申し込んだ場合は他グループとの相部屋となる。参加申込みは、「2014年の運気をアップ☆秩父で開運ゆるさんぽ旅」専用ページにて受け付ける。応募多数の場合は抽選となる。
2013年10月24日『マトリックス』の監督ら超豪華スタッフ&キャストが集結した超大作『クラウド アトラス』。過去・現在・未来にまたがる500年の間の6つのエピソードが、ランダムに行き来するように見えて、実は完璧に計算された順序で描かれていく。そんな壮大なエモーショナル・エンターテインメントの完成にて生まれた、ジム・スタージェスとぺ・ドゥナの「チャレンジ」「学び」とは!? 共に6役を演じた二人のインタビューをお届けしよう。■現在・過去・未来にまたがる500年間の壮大作品なスケールで描かれる作品に出演してみていかがでしたか? チャレンジはありましたか? ジム・スタージェス:6つの役を演じるなんて、一生に一度の体験だろうと思ったし、そういうチャンスはなかなか巡ってこないから、興味深い経験になることは最初から分かっていたよ。大変だったことのほとんどは特殊メイクだね。それさえ済めば、あとはいつも通りにキャラクターに集中すればいいんだ。ペ・ドゥナ:何より、素晴らしい俳優たちと共演ができたのが本当に素晴らしかったわ!私にとっては全てがチャレンジで、英語を話すことにせよ、顔じゅうの特殊メイクにせよ…でも素晴らしい体験だった。■本作には、トム・ハンクス、ハル・ベリー、スーザン・サランドン、ジム・ブロード・ベントなどオスカー受賞者の共演者がたくさん出演されていますね。彼らから何か学ぶ事はありましたか? ジム・スタージェス:トムと同じシーンに居るだけで勉強になった。僕が、具合が悪くてベッドで寝ている役の時は、半日寝っころがってトムの芝居を観察していた。彼みたいな演技者と同じ空間をシェアしているだけで、学ぶものがたくさんあったよ。ペ・ドゥナ:彼らから学ぶことは、たくさんあったわ。でも、一番印象に残っているのは“ハリウッドスター”と呼ばれている人たちなのに全然スター気取りの無いところ。皆フレンドリーで仲間扱いしてくれたのが嬉しくて印象に残っているの。親切で、言動に余裕があって、変なエゴがなくて、楽しい人たちで、クルーも共演者も分け隔てがないところが凄いなあって思ったの。■最初の顔合わせの時の印象はいかがでしたか? さまざまな時代を通して結ばれる2人を演じることになると知っていたと思いますが、すぐに意気投合しましたか? ジム・スタージェス:彼女に会う前は、僕はかなりシャイなので、どうすれば彼女とうまくやっていけるのか分からなかった。でも、実際に彼女と会って最初の5分ぐらいで、きっとすごくうまくいくだろうと確信が持てた。僕らはふざけ合ったり、ジョークで互いを笑わせたりしていた。はたから見れば、ものすごくプロ意識に欠けて見えたかもしれないけど、バカなことをやっているなかに、関係を築いていくメソッドがあったんだと思う。■それぞれ6役を演じていますが、特にお気に入りのキャラクターを教えてください。ジム・スタージェス:やっぱりお気に入りはいちばん時間を費やしたキャラクターじゃないかな。でも、一日だけ演じた役の中にも楽しいものがあったよ。この映画では、そこに生きる人々は場所や時間が異なり、姿が変わっても惹かれ合うというのがコンセプトなわけだから、異なる時間枠にいる人間でありながら、彼らは1つのものとしてつながっているわけだ。だから、僕はどのキャラクターも大好きだよ。ペ・ドゥナ:私にとってのメインキャラクターであるネオ・ソウルのソンミ451をほんとうに愛してた。それに、撮影中、私はソンミになりきり、彼女と心を通じ合わせていたと思うの。私にとってはすごくリアルなものだった。原作を読み、脚本を読み終えたら、不思議なことに、ソンミとつながっている気がしたの。■ソンミは、純粋な愛のシンボルのような印象を受けました。あなたにとって、愛は人生の中で大切なものですか? ペ・ドゥナ:私ってかなり極端なところがあって、役を演じる時はその役の中に自分が入り込んで、他の事を忘れてしまう程なの。だから、お仕事に没頭してしまうと恋をしている暇がなくなってしまったり・・・でも、愛は大切よ。役に入り込むように愛を見つけたら愛の中に身を投じられたらいいわね。■アクションシーンがありましたが、ご自身でスタントをされたのですか? ジム・スタージェス:僕たちのアクションシーンはスタントと言うよりは、ダンスの振り付けみたいな感じだった。戦うシーンはスタントマンの動きを見て、それから自分でやったんだ。飛び降りるシーンは自分でできなかったけどね。グリーンスクリーンの前での演技も多くて、丸三日間グリーンスクリーンの前だけでやった時もあったんだ。ペ・ドゥナ:私はグリーンスクリーンの経験が今までなかったの。そのスクリーンに何かがあると想像しなければならなかった。私はこの役、この映画を通じて、そういう演技を学んだわ。ときには目を閉じて、映像を思い描いてから演じ始めたりした。簡単ではなかったわね。■ドゥナにとっては、初のハリウッド映画ですね。出演が決まった時はどんな心境でしたか? ペ・ドゥナ:最初、友達から電話があったの。韓国の監督なんだけど「有名なアメリカの監督から脚本を渡してほしいと頼まれた」って言われて、信じられなかった。だって、私は韓国と日本で仕事をしただけなのに「なぜ彼らが私のことを知ってるの? 」って。とにかくオーディションを受け、シカゴでラナとアンディに会って、そして役をもらったの。もうビックリよ(笑)■ウォシャウスキー姉弟(『マトリクス』3部作監督)は、監督としてどのように役割分担をしていたのですか? ラナが対人関係、アンディが技術面担当のように分けていたのですか? ジム・スタージェス:僕らもそういう区別があるのかと探したよ。それぞれ相手より得意なものがあるに違いないと。でも、何も見つからなかった。彼らは本当に1つのビジョンでまとまっているんだ。アンディが何かとても詩的なことを言い、素晴らしいアイデアを注ぎ込んでくれてそのシーンをやってみる。すると、次にラナがやってきて、何か言い、またそのシーンをやってみる。僕は、どちらが何かにより優れているか、見極めることはまったくできなかった。彼らは2人で1人の監督として、完全な形であるような気がするよ。■作品情報『クラウド アトラス』 ・公式サイト 3月15日(金)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショーワーナー・ブラザース映画配給(C)2012 Warner Bros. Entertainment. All rights reserved.
2013年03月13日有料特急列車は大手私鉄だけではない。地方の小さな鉄道会社にもユニークな特急列車が走っている。故郷や観光で乗ってみたい列車はどれか、マイナビニュース会員の男女1,000名に聞いてみた。Q.最も乗ってみたい私鉄有料列車はどれですか?[地方編]1位 富士急行 富士登山電車(大月 - 河口湖) 39.4%2位 富山地方鉄道 アルプスエキスプレス (電鉄富山 - 岩峅寺・立山・宇奈月温泉) 14.2%3位 富士急行 フジサン特急(大月 - 河口湖) 8.7%4位 富山地方鉄道 アルペン特急 (電鉄富山 - 宇奈月温泉) 6.4%5位 長野電鉄 ゆけむり (長野 - 湯田中温泉) 6.0%■富士急行 富士登山電車・「富士山を見てみたいし、登山電車という響きにもひかれる」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「登山電車とはどんな感じか味わってみたい」(33歳男性/医療・福祉/専門職)・「レトロでモダンな車内と外観」(34歳男性/運輸・倉庫/その他)■富山地方鉄道 アルプスエキスプレス・「外観も中もいい感じのレトロ感があり、和めそう」(29歳男性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)・「景色がよさそう」(30歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「日本アルプスを堪能できそうな名前なので」(24歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)■富士急行 フジサン特急・「かわいい車両で絵が描かれている電車があるから」(29歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「おもしろいデザインの電車なので」(40歳男性/医療・福祉/専門職)・「名前がかわいいから気になります」(28歳女性/金融・証券/営業職)■富山地方鉄道 アルペン特急・「具体的な事は分からないけど、運行している範囲が渋くて良いから」(40歳男性/機械・精密機器/技術職)・「元レッドアローでかっこいいし、宇奈月温泉から乗るトロッコ列車も好きだから」(45歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)・「温泉とアルペンってなかなかいいと思う」(29歳男性/電力・ガス・石油/技術職)■長野電鉄 ゆけむり・「よくサスペンスドラマに出ているので」(23歳女性/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)・「情緒あふれる感じがいい」(26歳男性/生保・損保/営業職・「かつてのロマンスカーだから」(26歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)■番外編: この列車に乗れば絶景が待っている!・「北近畿タンゴ鉄道 たんごリレー: 天橋立に行ってみたいし、絶景に出会えそうだから」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「長野電鉄 スノーモンキー: スノーモンキーにもぜひ会いたいし、名前にひかれます」(44歳女性/主婦)■総評1位は「富士急行 富士登山電車」で、ダントツの1位。富士山のネームバリューが大きく、登山したいという声も多かった。でもこの電車は登山客向けというよりホテルのラウンジという雰囲気。デザインはJR九州の特急を手がけた水戸岡鋭治氏だ。2位の「富山地方鉄道 アルプスエキスプレス」も水戸岡鋭治氏が内装を手がけた。元は西武鉄道のレッドアロー号で、東京在住者の認知度が高かった。3位の「富士急行フジサン特急」は女性の支持が多かった。名前がかわいいという声が多く、実物の先頭展望車を知っている人から「景色がよさそう」という声も。対照的に4位の「富山地方鉄道 アルペン特急」は男性の支持が目立った。運行区間の駅名に反応し「景観と温泉のいいとこ取り」というイメージを持たれたようだ。5位は小田急電鉄のロマンスカーが移籍した「長野電鉄 ゆけむり」。車両の知名度も高く、温泉をイメージする列車名にひかれたという声が多かった。すべての列車について「名前にひかれる」「景色がよさそう」という声が多かった。水戸岡鋭治デザイン、元大手私鉄からの移籍車両というちょっとマニアックな列車たちだが、鉄道ファン以外からも魅力的に感じられたようだ。気になったのは、ランクインしなかった某鉄道について地元から「なくなりそう……」との寂しい意見。地方鉄道の運営の厳しさを感じさせる。どれも楽しい列車たちだ。ぜひ乗って残しましょう!調査時期: 2012年10月24日~2012年10月26日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性716名 女性284名合計1,000名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日旅行商品を販売するエースJTBは、学生向けの国内旅行「ガクタビジャパン」および、2013年春に引退する京阪旧3000系特急車(テレビカー)を用いた、「京阪電車『旧3000系特急車(テレビカー)』さよなら貸切ツアー」を、12月7日から発売した。「ガクタビジャパン」は、卒業旅行や学生旅行が多くなる1月から3月にかけて展開する商品。2012年度は、価格重視の「びっくり価格プラン」、気の合う仲間・グループで楽しめる「大部屋プラン」、伝統工芸体験などができる「体験付きプラン」、学生旅行では定番の「テーマパークプラン」など、全59プランをラインナップしている。さらに今年は「学割」や「早期割引」、「グループ得典」の対象施設数を拡充。女性グループには、「お菓子セット」や「コスメセット」などの得典を用意しているという。詳細は、デジタルパンフレットでみることができる。また、「京阪電車『旧3000系特急車(テレビカー)』さよなら貸切ツアー」は、京阪電気鉄道とJTB西日本による共同企画。同車両は、日本で初めて「カラーテレビ」を搭載したほか、一斉にクロスシート(列車の進行方向、または進行方向の逆を向いている座席)が自動転換する構造を、世界で初めて取り入れるなど、最先端のサービスを備えて昭和46年に登場した。1995年には、編成中の1両をダブルデッカー(2階建て車両)に改造するなど、京阪電車の顔として長く親しまれてきたという。同車両貸切ツアーは、2013年1月19日と2月10日のみの限定企画で、募集人数は各日400名。往年の京阪特急と同様に、京橋-七条駅間をノンストップで運行するほか、通常の運行では体験ができない、三条駅や樟葉駅(くずはえき)の入換線、淀車庫や寝屋川(ねやがわ)車庫での走行体験を楽しむことができる。さらに、同車の初代車内アナウンスを担当した、大伴英嗣(おおともえいじ)氏が同乗し、昭和50年代の京阪特急車内放送を生放送で再現。同車にまつわる当時の話も聞けるとのこと。なお、ツアー参加者には、限定の「記念乗車証」と、旧3000系の雄姿を収めた「ツアー限定オリジナルDVD」(ともに非売品)がプレゼントされる。旅行代金は、普通車両が9,800円、ダブルデッカーが10,800円、テレビカーが11,300円。いずれも、1名2席利用時の大人料金の場合で、子どもはそれぞれ1,000円引きとなる。詳細は、オプショナルプランページ、またはデジタルパンフレットを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日