ピアニスト・教育者として国内外で活躍した野島稔(1945-2022)を忍び、その功績を称えるイベント「野島稔メモリアル・コンサート」が、野島稔の出身地、神奈川県横須賀市において開催される。野島稔は、1994年の同劇場開館当初より数々の名演奏を遺しただけでなく、2006年から9回にわたって開催された「野島稔・よこすかピアノコンクール」の創設に寄与。自ら審査委員長を務め、優れた若手ピアニストを世に送り出してきた功績は例えようもなく大きい。今回のメモリアル・コンサートは、同コンクールのこれまでの入賞者・入選者および、審査員を含めた関係者が出演する特別な機会となりそうだ。「第1回ピアノ協奏曲」においては、高関健指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏のもと、若林顕&伊藤恵ほかによる4曲のピアノ協奏曲が披露されるのは贅沢の極み。そして、「第2回ピアノGALA」においては、野平一郎、迫昭嘉を含む6人のピアニストが演奏を披露。この豪華な顔ぶれによる共演は、めったにない機会と言えそうだ。チラシのキャッチコピーに書かれた“野島稔の不思議な偉大さが現れる2日間”とは伊達じゃない。偉大なるピアニストを想い、ピアノ音楽に浸る特別な2日間を堪能したい。野島稔メモリアル・コンサート■チケット情報()()ピアノ協奏曲5月3日(金・祝) 15:00開演指揮高関 健管弦楽東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団野上真梨子 (第5回コンクール第1位)モーツァルトピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595小井土文哉 (第6回コンクール入選)ラフマニノフピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18若林 顕 (第3回~第6回コンクール審査委員)プロコフィエフピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.16伊藤 恵 (第8回~第9回コンクール審査委員)ベートーヴェンピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」ピアノGALA5月18日(土) 15:00開演本堂竣哉 (第9回コンクール第1位)J.S.バッハファンタジアとフーガ イ短調 BWV904 トッカータニ長調 BWV912安並貴史 (第7回コンクール第1位)シューベルト即興曲 第3番 D899 Op.90-3ドホナーニトッカータ Op.17-2ブラームス創作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-1ドホナーニアリア Op.23-1野平一郎 (第2回~第7回コンクール審査委員)J.S.バッハ平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 第1番 ハ長調 BWV846/第8番 変ホ短調 BWV853武満 徹ピアノ・ディスタンスレノン&マッカートニー(武満 徹 編曲)ゴールデン・スランバー武満 徹閉じた眼II上野 真 (第6回~第9回コンクール審査委員)ベートーヴェンピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」東 誠三 (第6回~第9回コンクール審査委員)ベートーヴェンピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110迫 昭嘉 (第1回~第5回コンクール審査委員)ベートーヴェンピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111よこすか芸術劇場●野島稔(ピアノ)1945年横須賀市に生まれ、3歳からピアノを始める。桐朋高校、桐朋学園大学、ソビエト留学まで故・井口愛子氏に師事。高校3年の1963 年に第32回日本音楽コンクール第1位大賞受賞。1966年ソビエト文化省の招きでモスクワ音楽院に留学、レフ・オボーリン氏に師事した。1968年海外派遣コンクール優勝、1969年に第3回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで第2位に入賞し、1970年のニューヨークのカーネギー・ホールデビューリサイタルで大成功を収める。以降、世界各地でリサイタルや国内外の主要オーケストラとの共演など目覚ましい活躍を遂げた。1986年にはモスクワ、1988年レニングラードで松村禎三氏のピアノ協奏曲第2番を演奏し、いずれも最大の賛辞を集めた。1992年にはNHK交響楽団との数々の名演が評価され、有馬賞受賞。1994年にサントリーホールで「野島 稔・プレイズ・ラヴェル」を行い「近来まれに見る最高級の演奏」「奇跡的な技術と磨き抜かれた音楽性の円熟の極致」など絶賛を博した。桐朋学園大学特任教授、桐朋学園大学院大学教授を歴任。2001年からは仙台国際音楽コンクールピアノ部門審査委員長、2006年からは自身の名を冠した「野島 稔・よこすかピアノコンクール」審査委員長をつとめ、2011年には東京音楽大学学長に就任、後進の育成にも尽力した。第57回神奈川文化賞、第70回日本芸術院賞受賞。
2024年04月05日自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、渦中の人となっている西村康稔元経済産業大臣(61)。その行動が、波紋を呼んでいる。1月23日、西村元大臣は地元である兵庫県明石市の明石駅前で午前6時半ごろからビラ配りを行ったことが報じられた。西村元大臣は市民に「お騒がせしました」と謝罪しながらビラを配り、そのビラには「裏金は一切ありません」とキックバック騒動について書かれているという。しかし、このビラ配りで世論は納得するだろうかーー。自民党派閥の政治資金を巡る問題では、安倍派などの会計責任者や現職議員ら合計8人が立件された。西村元大臣は不起訴となったが、20日の会見では’22年までの5年間で100万円のキックバックを受けていたことを認めている。「西村元大臣は会見で、政治資金収支報告書に記載していなかったことについて『長年の慣行だった』『問題が表面化するまで知らなかった』と釈明。また還付が廃止になる方向だったにも関わらず、一部議員に継続された経緯に対しては『詳細は控える』と回答しませんでした。さらに今回配られたビラでは『私は、秘書に対し、ノルマ分を売ればいいと伝えていましたので、これら清和会からの還付金について、私自身は把握しておらず、私の政治団体の収支報告書は適正に作成・提出されているものと認識しておりました』『十分に目が行き届いていなかったことについて、深く反省しているところです』と主張しています。SNSでは『秘書が勝手にやるのか?』と不可解な点を指摘して、訝しむ声もあります。それでも“知らぬ存ぜぬ”の姿勢なので、説明をし尽くしているとは言い難いでしょう」(全国紙記者)「裏金は一切ありません」と書いたビラを配った西村元大臣だが、ネットでは《帳簿に記載しないが裏金ではない?》《「頑張ってビラ撒いとけば具体的な説明はなくても明石の人間なら誤魔化せる」とか思ってんのかな》《説明差し控えNGの記者会見を望む》と呆れ声が。さらに明石市民のなかには西村元大臣の説明に納得がいかず、不信感を募らせている人たちもおり、ビラ配りに対してこんな怒りの声が噴出している。《明石市民です。今まで逃げ回って、不起訴が決まったら準備してたかの様にビラを配る。誰も信用してないでしょ?たかが一票かもしれないけれど、僕がこの人に投票することはこの先ずっとない》《明石市を汚しに来ないでもらいたい。何のつもりのビラ配り?》《西村さん、市民を舐めておられます?という感想しかない》《明石市民は騙されない》
2024年01月23日コンクール本選でバッハの名作『ゴルトベルク変奏曲』を演奏するという、まずはその度胸に感服する。これはまさに、「本選では自由に選択したプログラムの演奏を審査」という「野島稔・よこすかピアノコンクール」の理念ならではの賜物なのだろう。今年第9回目を迎えた同コンクールの優勝者 本堂竣哉は、5歳のときにグレン・グールドの演奏するJ.S.バッハ『ゴルトベルク変奏曲』に衝撃を受け、以来バッハの音楽に魅了され続けているというのだから筋金入りだ。「幼少期から親しく過ごしてきた曲を、今回このような素晴らしい機会に一歩踏み込んで触れ合い、たくさんの方々と体験できることにこの上ない喜びを感じます」という優勝コメントからは、バッハへの愛が溢れ出る。今年は折しも、グレン・グールドの生誕90年&没後40年のメモリアルイヤー。その年に誕生したニューヒーロー本堂竣哉による『ゴルトベルク変奏曲』とはいかなるものか。心して聴いてみたい。●第9回野島 稔・よこすかピアノコンクール優勝記念公演本堂竣哉ピアノ・リサイタル2022年11月23日(水・祝)14:00開演(13:15開場)よこすか芸術劇場全席指定:2,000円
2022年10月27日8月10日に行われた改造人事で岸田内閣への入閣を果たした寺田稔総務大臣(64)。しかし、就任早々にしてTwitterへの投稿が波紋を呼んでいる。就任翌日の11日22時37分、寺田大臣はTwitterにこう投稿した。《大臣就任2日目です。今日は祝日ですが役所メンバーと連絡を取ったり打ち合わせたり書類整理したりしました。明日は初登庁の予定です。しっかりと与えられた職責を果たしてまいります。》ともに投稿された写真には、総務省の職員とおぼしきスーツを着た3名の男性と室内で打ち合わせをする寺田大臣の姿が。しかし、この投稿はなぜかすぐさま削除されることに。そして、同日22時58分、こう投稿し直された。《大臣就任2日目です。昨日は役所メンバーと連絡を取ったり打ち合わせたり書類整理したりしました。明日は初登庁の予定です。しっかりと与えられた職責を果たしてまいります。》この投稿にははじめの投稿と同じ写真がついており、内容にもほぼ差異はないように見えるが……。なんとはじめの投稿で《今日は祝日ですが》となっていた部分が《昨日は》と訂正されていたのだ。11日は「山の日」で国民の祝日。職員とともに休日出勤していたことを、密かに“訂正”した形だ。訂正したことがネット上で拡散されると、寺田大臣には《祝日に働かせたことを、嘘ついてもバレてるよ。寺田アウト》《大臣になったばっかで改竄しないで》といった批判の声が。寺田大臣が周囲の職員に“祝日出勤”させたが、批判を恐れて日付を改ざんしたという印象を与えたようだ。再投稿した真意について寺田大臣の事務所に問い合わせたところ、再投稿を認めた上で、下記のように回答があった。「投稿した写真は10日に撮影したものです。11日は終日休みを頂いておりましたが、出勤はせずに仕事をしておりました。当初の投稿では11日のものと誤解を招きかねないものであったため、修正しました」写真自体は10日に撮影したものだが、出勤せずに仕事をしていたことは認めた寺田大臣。回答の最後には「しっかりと仕事をしてまいります」という言葉もあったが、総務省の職員のためにも“働き方”もしっかりしたほうがいいのかも。
2022年08月19日昨年10月まで新型コロナウイルス感染症対策などを担当していた西村康稔元大臣(59)。公式サイトに投稿していた過去の写真が「盗撮では?」と物議を醸している。西村元大臣は公式サイトで「とっておきの1枚」と題し、’20年2月まで毎日のように写真を投稿するブログを更新していた。問題視されているのはブログ内にある「世界各国美人図鑑」というコーナーだ。例えば’09年7月23日には、バナナを食す女性の写真とともにこう投稿している。「フランクフルトで乗り換えて、ベルギーのブラッセルに向かうルフトハンザ航空の機内で。美人スチュワーデスさんが、バナナをほおばるのを目撃!?」また’10年9月17日には「ラオスの市場で昼寝中の美人(?!)」といい、市場で眠る女性の写真をアップ。そこには「周囲の了解を取って撮らせて頂きました。就寝中にごめんなさい!!」とも綴られている。ほかにも北京のショッピングモールで見かけた女性や接客中の女性、記念撮影中の女性の姿も掲載されている。そして、これらの写真は遠くから撮影したものが何点かある上に、全ての女性の顔にボカシなどの修正はない。北海道で目撃したという女子大生の後ろ姿もアップされている「世界各国美人図鑑」。’17年8月の第189回で連載はストップしている。しかし先月末から突然注目を集めることとなり、Twitterには「盗撮では?」「気持ち悪い」といった声がこう上がっている。《自分のHPに女性の写真載せて「美人図鑑」とかやってる←これだけで女性蔑視。写真に写っている人たちにHP掲載の許可を受けて載せているのでしょうか。隠し撮りみたいなものもあるし》《許可なく勝手に撮って勝手にHPにUPしてるんですか?これとっておきの一枚ってなんだよ》《ミスコン参加者とのツーショットどころか、見ず知らずの一般市民を勝手に撮影して載せてる。この人、自民党の現職議員だよね?信じられないモラルの欠如。気持ち悪い》他者を許可なく撮影し、みだりに公開することは肖像権侵害の可能性がある。そこで本誌は、西村元大臣の国会事務所に6月1日、撮影した意図や被写体となった女性に許可を得ていたか、肖像権侵害の見解について質問状を送った。すると、書面でこう返答が。「ご指摘のホームページの記載については、2017年8月時点で更新を停止しておりましたが、削除することを失念しておりました。この間、不愉快な思いをされた方もおられたと思いますが、すべて削除しました。今後このようなことがないよう、細心の注意を払って参ります」2日12時に確認をすると問題視されていたものだけでなく、「世界各国美人図鑑」全ての投稿が削除されていた。しかし、削除しただけでなかったことになるのだろうか?
2022年06月02日プラチナ通りの隠れ家的な串揚げレストラン長谷川稔氏と料理人のタッグが冴えるスタイリッシュな串揚げ一流食材の串揚げを豊富なワインで味わう上質な空間プラチナ通りの隠れ家的な串揚げレストラン串揚げ店のイメージを変えるスタイリッシュな店構え白金台駅から徒歩10分、外苑西通りがプラチナ通りと呼ばれる閑静な一等地にある、串揚げ専門店【長谷川稔Lab串揚げPyon】。15歳から本場・大阪の串揚げ店で働き始め、北新地の創作串揚げ店で腕を磨いた邉(ピョン)さんが手がける串揚げは絶品。広尾の人気店を率いる長谷川稔氏プロデュースで、一流の食材を使用したコース料理という新しい串揚げが誕生しました。カウンター席7名のみで心のこもったおもてなし【長谷川稔Lab串揚げPyon】は、白金台駅からプラチナ通りを少し歩いた落ち着いたエリアに店を構えています。黒い壁とガラスによるシックな外観で、大切な方との素敵な時間に期待が膨らみます。店内の座席はカウンターのみ7席。ゆったりとした時間が流れる、隠れ家的な雰囲気です。長谷川稔氏と料理人のタッグが冴えるスタイリッシュな串揚げ本場・大阪の串揚げ店で修業を積んだ邉修和さん。大衆的な店から創作系まで、さまざまなスタイルの串揚げ店で技法を磨いてきました。長谷川稔氏が惚れ込んだシェフが生み出すメニューのなかから、特にオススメを3品をご紹介します!『土佐赤牛フィレ』半レアに仕上げた絶妙な火入れで肉のポテンシャルを最大限に発揮する『土佐赤牛フィレ』。サクッとした衣と溢れ出る肉汁の組み合わせコース料理16本の最初に登場する、鮮やかな色合いのフィレ肉です。サクサクの衣に包まれた肉の火入れ加減は、シェフ熟練の技。赤身の旨みがしっかりと味わえます。『天然車海老』足まで丸ごとカリッと揚げた、フォルムも美しい『天然車海老』。美しいフォルムでしばらく鑑賞したいオススメの一串サクッとした衣とプリプリでジューシーなエビとの絶妙なマッチング。計算し尽くされた調理法で程よく揚がったパリパリの足の食感もプラスされ、香ばしい天然車エビの串揚げが味わえます。中濃ソースやマスタードソースといった濃いめのソースを軽く付けると、さらに味が引き立ちます。『子持ち蒟蒻』プチプチとした食感と鮪節の豊かな風味に魅了される『子持ち蒟蒻』。ソースは中濃ソース、マスタードソース、大阪で定番の「旭ポン酢」の3種類こんにゃくにシシャモの卵を練り込むという、斬新な発想で生まれた一串。こんにゃくの弾力にシシャモの卵のプチプチとした食感が新鮮です。糸削りの鮪節の風味がさらに食欲をそそります。一流食材の串揚げを豊富なワインで味わう上質な空間幅広い価格帯からその日に合わせて選べるワイン愛好家をうならせる銘柄も含めて、約2,000本という豊富なワインリストを用意。フランスはもちろん、ニューワールドも含めて世界のさまざまな産地をカバーしています。気軽に味わえるリーズナブルな銘柄から、貴重な一本まで、利用シーンに合わせて選べます。串揚げのコース料理に使われる錫製の食器は、富山で100年以上続く鋳物ブランド「能作」が手がけたもの。色はシルバーとゴールドの2色。黒いカウンターとのコントラストを引き立てます。7席のカウンター席のみの【長谷川稔Lab串揚げPyon】は、大人のデートにピッタリです。料理人プロフィール:邉修和さん1984年、大阪府生まれ。串揚げ店がひしめく大阪・新世界近くに通学しているうちに、串揚げへの興味が高まり、15歳から串揚げ店で働き始める。大衆的な串揚げ店のオープニングに参加後、北新地の創作串揚げの店の立ち上げを経験。全国各地を食べ歩いていた名店【長谷川稔】の長谷川稔氏が、邉氏の創作串揚げに一目惚れ、プロデュースが決まった。2020年9月、待望の【串揚げPyon長谷川稔Lab】をオープン。長谷川稔Lab串揚げPyon【エリア】白金/白金台【ジャンル】串揚げ・串カツ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】15400円【アクセス】白金台駅 徒歩10分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年11月09日「才能ある若い音楽家を輩出することにより、世界の音楽文化の振興及び国際文化交流の推進に寄与する」という目的を掲げ、仙台市が開府400年を記念して2001年に創設した「仙台国際音楽コンクール」。3年毎に開催されてきた同コンクールの第8回開催概要が発表された。ヴァイオリン部門とピアノ部門の2部門を有する同コンクールの特徴は、協奏曲(コンチェルト)が課題曲の中心に据えられること。若い音楽家がオーケストラ(仙台フィルハーモニー管弦楽団)との共演によってどのようなパフォーマンスを示すのかが毎回の注目だ(セミファイナル以降がオーケストラ共演)。また、予選以降はすべて公開審査となり、前回行われた第7回には9800人もの聴衆が来場した実勢からも、注目度の高さが伺われる。●詳細: 【開催時期】・ヴァイオリン部門:2022年5月21日(土)〜6月5日(日)・ピアノ部門:2022年6月11日(土)〜6月26日(日)【会場】日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)【出場資格】1992年1月1日以降に出生した者(国籍不問)【参加申込】2021年6月10日(木)〜2021年11月10日(水)【課題曲】協奏曲を中心に構成【選考委員長】野島稔【審査委員長】・ヴァイオリン部門:堀米ゆず子・ピアノ部門:野平一郎【賞】第1位:賞金300万円、金メダル、ディプロマCD制作、オーケストラとの共演、リサイタル出演第2位:賞金200万円、銀メダル、ディプロマ第3位:賞金100万円、銅メダル、ディプロマ第4位:賞金80万円、ディプロマ第5位:賞金70万円、ディプロマ第6位:賞金60万円、ディプロマ
2021年02月19日北岡稔章 写真集『Equally, beautiful』(表紙)ファッションからカルチャーシーンまで。ポートレイト作品を中心に、人の感情の揺らぎや美しさの中に垣間見える不安定さを繊細に表現してきた写真家の北岡稔章氏。今回、5月16日に写真集『Equally, beautiful』を刊行する。北岡稔章 写真集『Equally, beautiful』(裏表紙)彼がライカ(Leica)のカメラに出会ったことで、撮影するようになった花や植物を被写体に捉えた作品を纏めた『Equally, beautiful』。本作では、小さい世界を拡大して“鮮明”に写すことのできる「マクロレンズカメラ」を用いながら、アレ・ブレ・ボケの“不鮮明"なイメージに落とし込み、そこへ水面の揺らぎやアクリルのレイヤーを加えるという独自のフィルターを通して作品制作を行ったそう。そこに見えるのは強く、儚く、不完全な自然の美しさ。輪郭が曖昧になった花々の写真からは、「見えるもの」と「見えないもの」や「その間にある何か」を私たちに想像させてくれる。ステイホームな日々で、家にいることが多かったこの春。本書で甘美な色彩の世界を堪能してみては? 【作品概要】北岡稔章 写真集『Equally, beautiful』発売日:5月16日価格:税込6,500円 / 出版レーベル「applause」オンラインストア(※)特別価格は、税込5,000円仕様:上製本 / 80 ページ / フルカラーサイズ:W215×H303mmデザイン:飛嶋由馬(ampersands)※「applause」オンラインストア:【作家概要】フォトグラファー 北岡稔章(Toshiaki Kitaoka)1986 年高知県生まれ。大阪で建築を学んだ後、ビジュアルアーツ大阪写真専門学校入学。卒業後スタジオエビス入社。退社後、2015 年独立。URL::@toshiakikitaoka>>この他のアート・カルチャーの記事はこちらから
2020年05月11日脚本家・野島伸司の書き下ろし、dTV×FOD共同製作ドラマ「彼氏をローンで買いました」が、3月9日(金)より「dTV」と「FOD」にて同時配信されることが決定。また、真野恵里菜、横浜流星が出演することも分かった。■あらすじ大手外資系商社キャピタルホールディングス東京で毎日笑顔を張り付けながら受付として働く浮島多恵には、同じ会社に付き合って1年になる彼氏・白石俊平がいる。彼は非の打ち所のなく将来有望な彼氏だが、彼と結婚するために日々“猫”をかぶり本音を言えない多恵であった。ある日、かつて伝説の受付嬢と言われ、誰もがうらやむようなエリートと結婚をした先輩・南場麗華と再会するも、“猫”をかぶることに限界を感じ本性を出してしまい、シングルマザーとなったことを聞き、その変貌ぶりに驚くのだった。昔の恋愛について赤裸々に語り出す姿を聞き、多恵の未来を暗示するようでもあった。そんな中、多恵は俊平の浮気に気づいてしまったことを麗華に相談すると“猫”をかぶらず、自分をさらけ出せる彼氏を月額39,800円でローン購入することを提案され、勢いに乗って購入したローン彼氏、刹那ジュンが段ボールに入って届くのだった…。■「高校教師」「パパ活」野島伸司によるオリジナルドラマ本作は、渡部篤郎と飯豊まりえを主演に迎えた「パパ活」の制作スタッフが集結したオリジナルドラマ。「高校教師」「未成年」「パパ活」「雨が降ると君は優しい」の野島さんが今回描くテーマは、“現代女性のリアル”。エリート彼氏と結婚をして専業主婦になるという夢を持つ受付嬢の主人公が、夢を叶えるために猫をかぶりながら社会で奮闘するも、ストレスフルな毎日に不安をおぼえ、ストレス発散用に月額39,800円のローンで彼氏を“購入”したことで動き出す心模様を描きだす恋愛ドラマ。視聴者の想像を超えるまさかの展開ながら、現代女性ならではの主人公の選択に多くの女性が納得できる内容になっているという。野島さんは、今回のテーマを選定した理由について「離婚率が爆発的に上がり、自分なりに理由を探索してみました。どうぶつの森アプリで遊びながらw」と告白。物語の結末については「好き同士は、相手にこそ自分を分かって欲しいと、時に思いやりに欠けてしまいます。疲弊し、壊れないように、セクシャルな関係でなければ、別の異性に理解者がいても良くないですかね」と主人公が選択する未来に対して語っている。■横浜流星、月額39,800円のローン彼氏に!そんな本作で主人公を演じるのは、『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』『新宿スワン』『みんな!エスパーだよ!』の真野さん。外面は受付嬢のセンターとして男たちを虜にするも、本性は歯に衣着せぬ物言いで、日々抱えている毒を悪びれもせず吐きまくるという2面性のある振り切ったキャラクターを演じ、新境地を切り開く。また、主人公のストレス発散用として月額39,800円で購入されるローン彼氏には、「烈車戦隊トッキュウジャー」『キセキ ーあの日のソビトー』に出演し、今後も『兄友』『虹色デイズ』と主演作の公開を控える横浜流星。主人公に自分の借金を肩代わりしてもらうかわりに、どんな命令でも従順に従うキャラクターを演じる。真野さんは、「野島さんとは、6年前に舞台『ウサニ』でご一緒させて頂いて以来だったので、ドラマで改めてお仕事させて頂けることができて、とても嬉しいです。主演という立場を頂けたことにプレッシャーも感じますが、背筋が伸びる思いです!」と心境を明かし、「何よりもセリフ量の多さにびっくりしましたが、『普段の女子会ではこれくらいの勢いで話してるな』『うわー、こういう話するする…』と思うところもあり、それを分かっている野島さん恐るべし!って思いました(笑)」とドラマではあるある要素も盛り込まれているようだ。今回野島作品に初参戦となる横浜さんは「非現実的な設定もありますが、新たな野島さんの世界観が詰まっていて面白いですし、主人公の多恵が女性の本音を代弁してくれているので『いまの女性はこんなこと考えているんだ』と勉強になりました。女性の方は共感出来る作品になるだろうなと思います」とコメント。また「多恵がエリート彼氏かローン彼氏のどちらを選ぶのか最後まで見届けて欲しいです!!また、皆さんに『こんなローン彼氏が欲しい!』と思って頂けたら嬉しいです!」と話している。dTV×FOD共同製作ドラマ「彼氏をローンで買いました」は3月9日(金)dTV&FODにて配信開始(全8話、毎週金・月曜日更新)。(cinemacafe.net)
2018年02月23日カリスマ脚本家・野島伸司によるHuluオリジナル連続ドラマ「雨が降ると君は優しい」で、佐々木希がセックス依存症の女性を演じる。ピュアなイメージのある彼女にとって、大きな、大きなチャレンジだ。なぜ衝撃的な題材に飛び込む勇気が持てたのか聞いてみると、「野島さんの脚本が素晴らしかった」と佐々木さん。一方の野島さんも、ヒロインを佐々木さんに託せたことに“運命”すら感じていた。本作は、心から愛し合いながらも、“妻のセックス依存症”という究極の試練を与えられた新婚夫婦・信夫(玉山鉄二)と彩(佐々木さん)の苦悩を描く悲劇的な純愛ドラマ。「高校教師」などタブーを打ち破るような作品から、人間の苦しみやそのなかでも愛することの美しさを描いてきた野島さん。彼が「本当に描きたかったもの」と熱を込めるのが本作だ。企画が本格的に始動するまで3年もの歳月を要したというが、野島さんは「コンプライアンス的に、地上波では難しいテーマなので。時間がかかってしまった」と打ち明ける。「『お蔵入りか?』と思ったことが3回くらいありました。アルコールもそうだし、“依存”というテーマがもうNGなんです。実際に苦しんでいる人たちがいるのに、地上波だとそういうものはやらないでと言われてしまう」。「僕はNG作家になってきている」と苦笑いを見せる野島さん。地上波では難しいものも、可能にするのが動画配信サービスだ。本作もHuluとタッグを組むことにより、追い風に乗った。「Huluでなければ描けなかった。そういう時代なので、いつまでも地上波でと言っていても仕方がない。世界的にはペイチャンネルなどの方がブレイクするものが作られてきています。僕としては良いソフトが残ればいいと思っているので、どこの媒体であれ、ソフトを残せる場所があってよかったなと思っています」と描きたいものをぶつけられる場所を得た喜びを語る。その熱意を聞いた佐々木さんは「この作品と役に出会えて本当にうれしい」と微笑む。役を受け取ったときには「戸惑いはありました」と言うが、「彩という女性が愛おしくてたまらなかった。守ってあげたい、なんとかしてあげたいと思った」と愛情を感じたそう。「依存症を抱えた役ですので、大きなチャレンジになるとは思いました。でもそれと同時に、やりがいも感じて。とにかくこの夫婦がどうなっていくのか見届けたかった」。野島さんの脚本に魅了され、一歩を踏み出した。佐々木さんのイメージを覆す役となるが、野島さんは「ぴったりだと思った」とにっこり。「当初から、彩のキャスティングが一番難しいとは思っていて。自分のやっていることに罪悪感を感じ過ぎても暗くなってしまうし、だからといって開き直っても感じが悪い(笑)。チャーミングさも持ち合わせなければいけないし、その絶妙なバランスがものすごく難しい」というように、彩という女性は病気と愛する人の間で悩み、もがく難役だ。しかし運命的な出会いが、佐々木さんと彩を結びつけた。「佐々木さんとは、とある会で初めて会って。立ち姿を見たときに、この感じだ!と思ったんです。ようやくHuluがこの企画をやってくれるということで、ちょうどキャスティングの段階に進んでいるときだったんです」と野島さんは、佐々木さんを一目見てビビビときたのだとか。佐々木さんは「そんなに挙動不審でしたか?」と笑いながら、「あまりにすごい方々ばかりが集まっていて。ドキドキしていたんです。そんななか、『希ちゃん、野島さんだよ』と紹介していただき、あの野島さんですか!?と驚いてしまって。緊張もしているし、なんだかふわふわとしてしまって。私、変な感じだったと思います」と瞳を輝かせながらふり返る。理想的ヒロインと相思相愛、奇跡的な巡り合いを果たした。撮影がスタートし、その抜擢は確信へと変わる。野島さんは「撮影が始まったら、その破壊力はすごいですよ。イメージがジャストフィットだと思った以上に、クリエイティブに役に寄り添っている。ものすごく頭のいい子だと思いました」と太鼓判。「うれしい!」と笑顔を弾けさせる佐々木さんは、「やっぱりとても難しい役。信夫といるときとクリニックにいるときはまったく別の顔を見せる。感情も不安定で、激しい。病気についてもいろいろ調べました」と作品にのめり込んでいる。セックス依存症という題材を通して、一体どんな愛が浮かび上がるのか?野島さんは「一途な愛」だと話す。佐々木さんも「玉山さんとも『もし自分の相手がそうだったら、それを背負えるのか?』という話をしていて。最後まで愛し抜く力や精神が、私にはあるのか?できるのか?と考えてしまいました」と愛について熟考するきかっけともなったそう。野島さんは「ラブストーリーというのは、『ふたりをハッピーにしない枷を作る』というのが、物語を作る上での基本。その枷として、考えうる最高難度のものを作った」と着想のきっかけを吐露し、「現実でも、自分をすごく好きになってくれた彼女が、別れたらすぐに次を見つけてしまったりする(笑)。あれはなんだったんだろうと思うことがあるけれど、本作のヒロインはそうではなくて。信夫に捨てられたら、ほかの男を見つけるという回路はない。別れてしまえば苦しまないで済むのに、別れられない。二人にとって、依存ってなんだろう?ということを描きたいと思っていました」と“描きたかった愛”について語る。野島さんの話を聞くにつれ、「野島さん作品は、のぞいてはいけない世界をのぞいているようなドキドキ感がある」と女優魂に火がついている様子の佐々木さん。女優・佐々木希が野島伸司のもと、新たな扉を開く――。「覚悟を持って、最後まで頑張ります!」と意気込むその笑顔は驚くほど輝き、彼女自身がその扉の向こうを楽しみにしているよう。描かれる愛の行く末とともに、佐々木さんの新境地に胸が高鳴る。(text:Orie Narita/photo:Nahoko Suzuki)
2017年09月14日Hulu配信のオリジナルドラマで、野島伸司が脚本を担当し、佐々木希がセックス依存症に陥った妻を演じる「雨が降ると君は優しい」の第1話上映会が9月12日(火)に開催。主演の玉山鉄二、佐々木さん、野島さんによる舞台挨拶が行われた。「高校教師」、「未成年」など数々の人気ドラマの脚本家として時代を築いた野島さんが、地上波では扱いにくい性嗜好障害――いわゆるセックス依存症を題材に夫婦の絆と純愛を描き出す。夫を深く愛しながらも、晴れた日にはどうにも抗えない衝動を覚えて、不特定多数の男に身体を委ねてしまう妻・彩を演じた佐々木さんは「テーマがテーマだけに悩んだ」と告白。「ドキドキしながら台本を読み始めたら『自分が演じたら?』とも考えずに単純に面白くてあっという間に読んでしまいました。彩は、儚くていつか消えちゃうんじゃないかという危うさがあり、何とかしてあげたくなる愛おしさを感じた」とも。野島さんは「以前、『高校教師』で桜井幸子が最初『私、この役はできません』と言ったけど、ヒロインがかわいくて、感情移入して、自分がこの役をかわいく演じることで救いたいと1週間後に言ってきたことがあったけど、その感覚に近いものがあるんじゃないかと」と佐々木さんの思いを分析。佐々木さんは彩を演じ切り「本当にやってよかったなと思います。野島さんに選んでいただいてよかった。幸せです」と充実の笑顔。野島さんも「見た方はビックリされると思います。破壊力ハンパないです」と称賛を送る。そんな彩をそれでも愛し、支え、苦しむ夫の信夫を演じた玉山さんも「(オファーを)お受けするのは怖かった」と語るが「野島さんの大ファンだったし、この作品を乗り越えた役者人生の景色を見てみたかった」と覚悟をもって参戦を決めた。完成した作品について「妻と見たんですが、女性は男性とまた違った見方をするみたいで、『信ちゃん』と妻に呼ばれました。『信ちゃんがいい』と…ということは、うまくいったのかなと(笑)」と手応えを明かす。その後も、本作を経たことでの夫婦観の変化などを問われて「(奥さんが)『鉄っちゃんよりも信ちゃんがいい!』と言うんです(笑)。なんでも受け入れる、懐の広い男がモテるのか?というか、鉄っちゃんは懐が狭いのか(苦笑)?」とノロケを交えて語り、会場は笑いに包まれていた。同じ問いに、佐々木さんは「私は(入籍から)そんなに経ってないから難しいな…」と苦笑を浮かべつつ「この夫婦のように、全部受け入れて、信じ、味方でいてくれる、強い絆はうらやましい。見返りを求めない無償の愛、ピュアなふたりの思いはきれいだなと思います」と語っていた。玉山さんは本作を「奇抜ですが、不純な恋愛ではなく悲劇的な純愛文学」と強調。「最近、不倫が話題になっていますが、箸休めに純愛ラブストーリーを見て、疑似体験していただければ」と呼びかけた。「雨が降ると君は優しい」はHuluにて9月16日(土)より配信開始(全8話/毎週土曜配信)。(text:cinemacafe.net)
2017年09月12日「高校教師」「家なき子」を始め、数多くの衝撃作を生み出してきた野島伸司が脚本を手掛けるHuluオリジナルドラマ「雨が降ると君は優しい」が、「Hulu」にて今秋配信されることが決定。また、玉山鉄二と佐々木希が夫婦役で出演。妻が不特定多数の男と体の関係を持ってしまう“心の病”だと知ったとき、夫は妻をそれでも愛しぬくことができるのか…!?“セックス依存症”を題材に、悲劇的純愛ドラマを描いていく。本ドラマは、野島さんが「本当に描きたいドラマ」を形にするべく、3年の歳月をかけて丁寧に紡ぎ出した作品。題材として選んだのは、“男女の間に横たわる究極のカセ”…地上波作品では描くことが極めて困難な「セックス依存症」。その呼称と症状から好奇の目で見られがちだが、実は「性嗜好障害」という病気の一つで、患者ひとりの力では到底抗えない深刻な心のエラー。本作では、心から愛し合いながらも“妻のセックス依存症”という究極の試練を与えられた新婚夫婦を中心に、“心の闇を抱えた男女らの愛と憎しみが交錯する群像劇”を描写する。そんな本作で主人公・立木信夫を演じるのは、「薔薇のない花屋」以来、2度目の野島作品参加となる玉山さん。連続テレビ小説「マッサン」では、ストレートな夫婦の純愛を演じ切り、世の喝采を浴びた彼だが、今作では一途に愛する妻がセックス依存症だと知り、計り知れない苦悩にさいなまれていく夫を演じる。そして、信夫の妻・立木彩を野島作品初参加となる佐々木さんが熱演。今年4月に結婚し新妻となった佐々木さんが、本作でも新婚の妻を演じるのだが、しかし、彼女は心の底から夫を愛しながらも、不特定多数の男に抱かれずにはいられないセックス依存症という役どころ。なぜか眩しく晴れた日には抗えない衝動を覚えて、見知らぬ男と肉体関係を持ってしまう彩。夫にはその事実をひた隠しにしてきたが、ある出来事からその秘密が夫の知るところとなり、激しい苦悩と呵責にさいなまれていく…。初め台本を読んだときには、深く理解することができなかったと話す玉山さんだが、「このドラマは昔のフランス映画のように、“観る人によって感じ方が違う愛の表現”を織り込んだ作品。僕が間違った方向に捉えていたらどうしよう…と、クランクインするまでは毎日が恐怖でした。ですが、実際に信夫を体に入れ、先入観やセオリーといった雑念をそぎ落としながら演じていくと、徐々にベースと方向性が見えてきました」とコメント。また、恋愛モノはあまりやったことがないと言い、「女優さんとずっと目を合わせることに気恥ずかしさを感じる部分もありますが(笑)いまは何よりも“信夫として抱く感情”を大事にしながら撮影に臨んでいます。役者としての居心地はすごくいいです!」と話している。また佐々木さんは、「登場人物それぞれが、周囲の人たちも含めてのちのち点と点がつながっていきますし、ビックリするような展開の連続です」とドラマについて明かし、自身も台本を読みながら早く次が読みたくて仕方なかったほど、惹き込まれてしまったと語る。役柄については、「性嗜好障害を患っていますが、夫のノブちゃんを心の底から愛している女性。自分ではどうしようもない分、ものすごい罪悪感に苛まれ、自分自身を嫌いになる瞬間もあるからこそ、ノブちゃんの前では“いい妻”であろうとします。私にはそんな彩が純粋で儚い女性に思えて、愛おしくなりました。だからこそ彩を演じていると、日々つらい気持ちになります」と話すも、「このような女性を演じるのは初めてなので『すごい挑戦だな』とやりがいを感じますし、女優として新しい扉が開けている気もしています。というのも、撮影中は泣かなくてもいい場面で泣けてきたり、ノブちゃんと眠るシーンで心から安心して、本当に寝そうになってしまったり…(笑)、すごく優しい玉山さんに引っ張っていただいているおかげもあって、自分でも『こんな感情になるんだ!』という新発見がたくさんあります」と新境地を切り拓いているようだ。Huluオリジナル「雨が降ると君は優しい」は今秋、「Hulu」にて配信予定(全8話)。(cinemacafe.net)
2017年07月20日「高校教師」「未成年」など現代社会を独自の視点で鋭く切り取り、数多くのヒットドラマを生み出してきた野島伸司が脚本を務める「パパ活」が、6月26日(月)よりdTVとFODにて配信。主演に渡部篤郎、飯豊まりえを迎え、いま話題の現代の新たな男女関係をテーマに“スキャンダラス”なラブストーリーを描く。ごく普通の女子大生・杏里(20歳)は、母親に恋人ができたことがきっかけで家から追い出されてしまう。交際中の彼氏にも見放されて、ネットカフェを転々としながら大学に通う日々を送っていたが、あるとき、友人から「パパ活」の存在を聞く。最初は消極的な杏里だったが、生活費を稼ぐために登録したパパ活サイトを通じて航(45歳)という男性と出会い、その日は彼が契約するマンションの1室で1人で眠ることに。数日ぶりの眠りに安堵した杏里だったが、翌朝、思わぬ形で航と再会。杏里は、航を取り巻く隠された真実に直面していく――。dTVとフジテレビるタッグを組んだオリジナルドラマは、本作が第2弾。第1弾として、主演に山下健二郎(三代目 J Soul Brothers)を迎えて男女6人の恋模様を描いた王道ラブストーリー「Love or Not」をdTVとフジテレビが運営するFODで同時配信し、ユーザーからの支持を得た。今回は、社会派ドラマの名匠として知られる野島氏が、カラダの関係はなく、デートをするだけ、金銭的支援をしてくれる男性との交際を意味する“パパ活”という現代の新たな男女関係を中心に、人間の本質をリアルに表現。ストーリーが進むにつれて視聴者の想像を超える展開が待ち受ける、スキャンダラスなラブストーリーを生み出した。主演を務めるのは、「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群」をはじめ、高い演技力でさまざまな難役を演じてきた実力派俳優・渡部さんと、映画『暗黒女子』で自身初の映画主演を果たすなど、いま最も注目を集める若手女優の飯豊さん。それぞれ、“パパ活”を通じて知り合い、隠されていた真実に直面しながら衝撃的な運命へと導かれる45歳大学講師と、ごく普通の20歳の女子大生を演じる。さらに、「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」で一躍注目を集めたネクストブレイク俳優・健太郎をはじめ、実力派俳優の霧島れいか、橋本さとしら多彩なキャストが集結。本作の主題歌は、新人ながらカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」主題歌(オープニング曲)に大抜擢され、注目を集めるシンガー・Beverly(ビバリー)の「Unchain my heart」に決定。妖しげなバイオリンによるイントロと、切ない歌声が本作の世界観を彩る。野島氏は、“パパ活”について「援助交際を綺麗事で包んだとも言われていますが、現代世相の1つです。背景には、授業料、奨学金が払えない貧困女子という、社会問題と繋がっているようです」と鋭く分析。「物語はフィクションであり、入り口のモチーフとして使い、中年男性との想像も出来ない恋物語に移行します。ヒロインと同じように進むかどうかの選択肢は多義に渡ります。自分に置き換えて視聴して楽しんで貰えたらと思います。なお、くれぐれも、サイトへの登録は自己責任ですが(笑)」と語り、一筋縄ではいかなそうなヒロインの恋に言及する。また、「自分には似ていない人物を演じることは、大変貴重な経験」と語るのは、渡部さん。「わからないことなど、色々な方向からその人間を考える時間もとても貴重でした。野島伸司さんの脚本に参加させていただくのは初めてで、50歳手前で参加させてもらえたことも、また1つ勉強になりました」と真摯にふり返りながら、本作を「心に傷を負った人たちの精一杯生きようとする、愛の作品」と語っている。「自分の父親と同い年くらいの相手」に恋をする飯豊さんは、「パパ活を超えた2人の関係の先にみえるものはなんなのか。年の差の恋愛を不朽の名作をうみだしている野島さんがまた違う形で書かれたこと、愛の形や人との繋がりの深さ、それを同年代の方たちにも感じ取っていただきたいです」と力を込めてコメント。「大人の男性にしかできないようなオシャレな胸キュンシーンもあります」というだけに、期待が高まる。dTV×FOD共同製作ドラマ「パパ活」は6月26日(月)深夜0時よりdTV&FODにて第1話配信スタート、毎週月曜0時配信(全8話)。(text:cinemacafe.net)
2017年05月22日テレビ東京の紺野あさ美アナウンサーが10日、自身のブログで東京ヤクルトスワローズの杉浦稔大選手との結婚を報告した。紺野アナは2001年にアイドルグループ・モーニング娘。の5期メンバーとしてデビュー。2006年に学業を理由にグループを卒業し、慶応義塾大学に進学、2011年に同局に入社した。現在は『なないろ日和!』(毎週月~木曜 9:28~)、『紺野、今から踊るってよ』(毎週日曜22:48~)などの番組を担当している。ブログでは、1月1日に婚姻届を出していたことを報告。「2人とも北海道出身ということもあり、婚姻届は元日に北海道・帯広で提出してきました!」と幸せいっぱいの様子を記した。杉浦選手については「真面目で男らしくて、本当に優しい方」と説明し、「同郷だからか 食や音楽の好みも似ているところが多く、2人揃って非常によく食べたり、すぐに鼻歌をマネしあったり、テレビを観て一緒に大笑いしたり、日々の何気ないことも一緒にいるととても幸せに感じられ」と、相性の良さを見せた。紺野アナは「これからは私も、彼が安心してお仕事に集中できるよう、少しでもお手伝いできたらと思っています」と決意を述べ、「結婚を機に、また人として成長できるよう、より一層努力して参ります」と今後について語った。
2017年01月10日フジテレビで4月より新設される日曜21時のドラマ枠にて、芦田愛菜とシャーロット・ケイト・フォックスが初共演にしてW主演を務め、希代の脚本家・野島伸司が紡ぎ出す珠玉のハートフルホームコメディー「OUR HOUSE」(仮)が放送されることが分かった。舞台は、東京の下町。清貧の大家族・伴一家の4人兄弟の2番目の長女・伴桜子(12歳)が主人公。半年前に母親が病気で他界してから、家事全般を一手に引き受け、“鬼軍曹”さながらに厳しく家族に接してきた。母親の喪失という大きな傷が癒えない中、父親・奏太がアメリカで電撃的に知り合い、交際0日にも関わらず、現地で結婚したアメリカ人女性のアリス・シェパード(30歳)を新しい母親として連れ帰ってくる。母親が亡くなってから半年しかたっていないのに、1日も付き合ったことがない外国人と結婚するなんて考えられないと憤慨する桜子は、“鬼軍曹”としての実力を余すところなく発揮し、あの手この手で「新しい母親」であるアリスを追い出すべく、家族全員を巻き込み、様々なバトルを仕掛けていく。一方、もう一人の主人公アリス・シェパードは、アメリカ中西部に暮らしていた女性。写真家になる夢を持ちながらバイトで食いつなぐ日々に、どこか閉塞感を抱いていた。ある日、奏太と“運命的な出会い”を果たし、元々「とある理由」から日本に行きたいと願っていた彼女は、「この人が、ここから救い出してくれる救世主かも…」と信じ込み“スピード国際結婚、スピード来日”を決めた。しかし、フタを開けてみれば、目の前には個性の強い大家族が…。同じ日々の繰り返しに戻りたくない彼女は“大家族の母”として生き抜く決意を固める。天然で直情型のアリスは、家族一人一人と戦いながら、最も高い壁として行く手を阻む“ラスボス”桜子に、果敢に勝負を挑んでいく――!「101回目のプロポーズ」「ひとつ屋根の下」シリーズなど、数々の名作を手掛けた野島伸司が、6年ぶりにフジテレビ連続ドラマの脚本を担当する本作。“毒舌で家族を仕切る中1の鬼軍曹”と“天然直情型新米ママ”が、激しくぶつかり合い、笑って泣ける仁義なき戦いを繰り広げながらも、家族のあふれる愛情が感じられる珠玉のハートフルホームコメディーとなるようだ。一家の長女である12歳の主人公・伴桜子を演じるのは芦田さん。「マルモのおきて」で連続ドラマ初主演を果たして以降、数々のドラマや映画、CDデビューやバラエティー番組MCなど活動の場を広げている。本作では、実年齢より1歳上の中学生役ということで「中学生を演じることができるだろうかという不安もありますが、強がりで負けず嫌いな桜子は、素の私に似ていて、共感するところが多いです。私の憧れのひとつでもあるセーラー服を着られるのも楽しみです」と話し、初のセーラー服姿の披露に期待が注目が集まる。また見た目は可愛いのに毒舌な“鬼軍曹”という役どころだが、「私自身はひとりっ子なので、上にも下にも兄弟がいるのはどんな気分なんだろうと、いまからワクワクしています。物語が進んでいく中で、どんな家族になっていくのか、私自身楽しみですし、初共演となるシャーロットさんに負けないように、激しいバトルをしたいと思っています」と明かした。もう一人の主人公、アリス・シェパードを演じるのは、アメリカ合衆国ニューメキシコ州出身の女優、シャーロット・ケイト・フォックス。連続テレビ小説「マッサン」で“朝ドラ初の外国人ヒロイン”となる亀山エリー役を、日本語が全く話せないにも関わらずオーディションで勝ち取り、その体当たりの演技が評判に。その後は舞台「CHICAGO」で主役を演じるなど新たな魅力を開花させている。本作が、民放連続ドラマ初出演にして初主演となるシャーロット。「出演が決まった時は、とてもワクワク楽しみな気持ちになりましたが、それと同時に不安になりました。連続ドラマは『マッサン』以降経験してないですし、本当にできるかなと。でも私自身新しいことに、新しい作品にチャレンジしたいという強い思いがありましたので、頑張って絶対にいい作品にしたい」と意欲は十分な様子。“野島ワールド”で繰り広げられる、芦田さんとシャーロットのバトル&家族の愛情物語にいまから期待が高まる。「OUR HOUSE」(仮)は4月、毎週日曜日21時より放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年02月09日『ひとつ屋根の下』など数々のヒットドラマを手掛けた脚本家・野島伸司が、初めて舞台の脚本に挑戦。生のステージに築かれた新たな野島ワールド、『ウサニ』が開幕する。『ひとつ屋根~』で野島とタッグを組んだ演出家・永山耕三が演出を担い、テーマ音楽となるオリジナル曲を小室哲哉が書き下ろすなど、ドラマファン、音楽ファンも注目する話題の舞台だ。開幕前日の8月2日、公開リハーサルと会見が行われ、主演の溝端淳平と共演の平野綾、真野恵里菜、高岡早紀、山本耕史が登場し、本作への意気込みを語った。「ウサニ」チケット情報「23歳の僕には1回じゃ理解できない、深い愛の哲学を描いた不思議な世界」と溝端が言うように、現実と幻想の間を錯綜するストーリーは、次から次へと思いもよらぬ展開をみせる。青年コーゾー(溝端)が美味しいイチゴを作るため、アマゾンの奥地から持ち帰った伝説のへびイチゴの精霊は、ウサギに似たぬいぐるみ・ウサニ(平野と真野のWキャスト)に変身し、純真な愛をコーゾーへ注ぐ。その思いにほだされながらも謎の美女レーコ(高岡)との愛欲におぼれるコーゾー。そこにアマゾンの大蛇王スネーク(山本)が、ウサニを取り戻そうと現れる。ウサニ役の平野と真野は、愛らしい着ぐるみ姿で溝端を囲み「成立させるのが難しいほどの世界観。いろいろな視点から見ていただけたら」(平野)、「野島さんの初の舞台脚本にヒロインとして出させていただけて幸せ」(真野)とそれぞれコメント。浴衣姿の高岡が「この衣裳でわかるように、キャラクターが出て来るたびに違う世界が繰り広げられる。皆さんが今まで見たことのない世界に迷い込めるんじゃないかな」と落ち着いた自信の笑みを見せると、長い尾を持つ黄金の蛇に扮した山本も「かなり振り幅の広い世界観。いろいろなものを作り出してきた野島さんだけど、まだ新しいものが生まれるんだなと思った」と強く頷いた。ファンタジックな美術に彩られた舞台の上で展開するのは、コミカルかと思えばセクシー、はたまたスラップスティック。色合いの違うさまざまなシーンに意表を突かれる。“真実の愛とは?”“男はなぜ浮気をするのか?”といった深遠なテーマに向けて飛び交う言葉は、「見て見ぬフリが大事」「愛は使い捨てカイロのようなもの」等の野島流哲学だ。溝端が、まるでシェイクスピア悲劇を演じるかのように熱のこもった長い独白に全身全霊で挑み、健闘をみせていた。「のめり込むのが愛なのか、それとも居心地が良いのが愛なのか。そのふたつの対比が今回の舞台のカギなので、愛について考え直すきっかけになるのでは」と溝端。ファンタジーのヴェールに包まれた世界の奥で、辛辣な愛の痛みに出会う。そんな独特の魅力に満ちた舞台だ。公演は8月3日(金)から8月26日(日)まで東京・ルテアトル銀座 by PARCOにて上演。なお、限定公演日のみアフタートークイベントも開催する。取材・文:上野紀子
2012年08月03日