楽天銀行は9日、スマートフォン向け「楽天銀行アプリ」に円定期預金および外貨定期預金の機能を追加した。○円定期預金これまで「楽天銀行アプリ」から円定期預金の取引(預け入れ、満期時取扱方法変更の申し込みなど)を行う場合、「楽天銀行アプリ」から携帯・スマートフォンサイトに遷移して、取引を行う必要があった。このたびの機能追加で、円定期預金の取引がアプリ内で完結するので、よりスピーディーに円定期預金を取引できるという。主な機能追加円定期預金の預け入れ満期時取扱方法変更の申し込み中途解約の申し込みまた現在、「円定期預金(3ヶ月)スーパー特別金利キャンペーン」を14日(日)まで実施中。キャンペーン期間中、預入期間が3ヶ月の円定期預金に特別金利を適用する。キャンペーン概要対象商品:円定期預金(3ヶ月)。定期預金積立購入または「元利自動継続」、「元金自動継続」による継続分も対象期間:12月1日(月)~12月14日(日)預け入れ完了分まで内容:同キャンペーン期間中の預け入れ分に特別金利を適用。全ての個人の顧客が対象○外貨定期預金これまで「楽天銀行アプリ」では外貨定期預金の取り扱いはなく、外貨定期預金の取引(預け入れ、満期時取扱方法変更の申し込みなど)を希望する顧客は、同行ウェブサイトにて取引を行う必要があった。このたびの機能追加で、外貨定期預金の取引がアプリ内で完結するので、より簡単に外貨定期預金を取引できるようになるという。主な機能追加外貨定期預金の預け入れ満期時取扱方法変更の申し込み中途解約の申し込みお客さまカードの登録・更新また、アメリカドルの外貨預金1ヶ月ものの金利を18日(木)までの期間限定で引き上げ中。(円普通預金からの預け入れ時のみ)概要対象商品:外貨定期預金(1ヶ月)対象通貨:アメリカドル対象期間:12月5日(金)~12月18日(木)内容:対象期間における預け入れについて改定(引き上げ)後の金利を適用するなお、楽天銀行アプリはApp StoreおよびGoogle Playから無料でダウンロードできる。楽天銀行は顧客の利便性向上を目指し、さらなるサービスや機能の拡充を検討していくとしている。
2014年12月10日三井住友銀行の全額出資子会社であるマレーシア三井住友銀行はこのたび、イスラム金融取引がイスラム法(シャリア)教義に適合していることを自社で判定することを目的とし、イスラム法(シャリア)学者で構成される委員会、シャリアコミッティをマレーシア三井住友銀行内に設立したと発表した。シャリアコミッティは社内のイスラム法(シャリア)に関連する全ての決定、見解につき監督責任を負う機関だという。同コミッティ設立に際し、イスラム法(シャリア)に知見のある複数の学者を直接採用することで、より多くの様々なイスラム金融案件に対応することが可能となるという。このたび採用した学者はイスラム法(シャリア)学位に加えて、イスラム銀行勤務経験、他社でのシャリアコミッティ経験、イスラム金融学位保有いずれかのバックグランドを各人が有していて、多様な意見聴取及び判定が可能だという。同行グループは邦銀で唯一、英国及びマレーシアの二拠点からイスラム金融サービスを提供可能な体制を整備しているという。マレーシア三井住友銀行においては、アジアのイスラム金融の中心地であるマレーシアにおいて、今後もイスラム金融への取組みを行うことで顧客のニーズに幅広く応えるとともに、同国の金融市場の発展に一層貢献していくとしている。なお、イスラム金融とは、イスラム法(シャリア)に則した金融取引の総称で、利子という概念の禁止、アルコール、賭博などのイスラム教義に反する事業に関与する取引の禁止、不確実性の排除などの特徴がある。
2014年12月04日セブン銀行はこのたび、但馬銀行と2015年3月頃よりATM利用提携を実施すると発表した。このたびの提携により、但馬銀行のキャッシュカードを持っている顧客は、セブン-イレブンやイトーヨーカドーをはじめとする様々な商業施設、空港や駅などの交通機関、観光地などに設置してある全国のセブン銀行ATMで、入出金などのサービスが利用できるようになる。セブン銀行ATMは、10月末現在、47都道府県に合計20,385台設置されている。但馬銀行との提携に関する具体的なサービス内容、手数料などについては、詳細が決まり次第あらためて告知するとしている。なお、セブン銀行のキャッシュカードは、但馬銀行のATMでは利用できない。
2014年12月01日りそなグループのりそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行はこのたび、24日にミャンマー・アペックス銀行(MyanmaApex Bank)との間で、ミャンマーにおける金融機能の提供等を目的とした業務提携を締結したと発表した。○ミャンマー大手財閥エデングループに属し資産規模で同国第4位の商業銀行ミャンマー・アペックス銀行は同国内に48拠点を持ち、先進的な経営を行っている。IT化にも熱心で、今後ミャンマー金融市場を担う銀行として期待されているという。○高成長を続けるミャンマー市場への進出ニーズにきめ細かくサポート特に中堅・中小企業の進出ニーズが高いミャンマーにおいて、同行を通じた金融商品・サービスの提供など、きめ細かいサポートを行うとしている。○顧客への具体的なサポート内容ミャンマー・アペックス銀行の支店網を通じた金融商品・サービスの提供○りそなグループのアジアでのサポート網りそなグループのサポートは中堅・中小企業に特化同提携で、りそなグループにおけるアジア圏のサポート網は完成し、ASEAN諸国をフルカバー
2014年11月25日三井住友銀行はこのたび、20日より順次、ATMの利用手数料及びサービス内容を改定すると発表した。○同行ATMでの預け入れ時の利用手数料等の改定20日より、同行の顧客(但し、法人の顧客を除く)による、同行ATMでの預け入れ時の利用手数料を、土日祝日を含め終日無料とするまた、27日より順次、同行ATMでの通帳による預け入れを、土日祝日を含め終日可能とし、利用手数料も無料とする○ゆうちょ銀行のATM利用手数料およびSMBCポイントパックのサービス内容の改定現在、ゆうちょ銀行ATMで同行のキャッシュカードを利用した場合のATM利用手数料は、平日8:45~18:00の時間帯は無料、それ以外の時間帯は108円(消費税込み)/回で利用できるが、2015年4月1日より以下の通り改定する。ゆうちょ銀行のATMでの当行のキャッシュカードの利用手数料を、平日8:45~18:00は108円(消費税込み)/回に、それ以外の時間帯は216円(消費税込み)/回とする・また同日より、SMBCポイントパックに申し込みをし、所定の条件を充足した場合、コンビニATM(イーネットATM、ローソンATM、セブン銀行ATM)の利用に加えて、ゆうちょ銀行のATM利用手数料・時間外手数料についても、曜日・時間帯にかかわらず月4回(コンビニATM、ゆうちょ銀行のATMでのご利用回数の合計)まで無料とするSMBCポイントパックとは、残高に応じた金利を適用する「口座(残高別金利型普通預金)」と「インターネットバンキング(SMBCダイレクト)」を契約の顧客に、ポイントの付与や割引を提供するサービス。SMBCポイントパックの契約があり、「当月」または「当月末」に下記【条件1】~【条件6】のいずれかを満たすと、「翌々月」の各種手数料が無料になる。ただし、SMBCポイントパックの申込日から翌々月末までは一律無料になる。【条件1】当月に給与受取または年金受取の実績があること通帳に「給与」「年金」と表示される明細が対象となる。年金受取は当月、または前月に実績があることが条件となる。事業で使っている口座の場合、給与受取があっても手数料無料の対象とはならない【条件2】当月の所定日に本人のSMBCポイントパック契約口座(残高別金利型普通預金)から以下のクレジットカード会社のクレジットカード利用代金の引き落としがあること(1)三井住友カード (2)さくらカード (3)セディナ法人カード(個別決済型を含む)および一部の提携カードは対象外。同行所定の支払・引落方法以外(支払日に残高不足等で引き落としができない場合や振込による支払等)は対象外となる【条件3】当月末の預かり資産(円預金・外貨預金・投資信託等)の残高合計額が30万円相当額以上あること個人向け国債等、公共債保護預かりについては、受渡日以降預かり資産の対象となる。預かり資産として、個人年金保険、一時払終身保険、金融商品仲介に関する取引等は対象外となる【条件4】当月末にローンの借入残高(住宅ローン等)があることローンの借入残高として、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)等同行以外からの借り入れ・同行が他社から債権譲渡を受けた、または当行が他社へ債権譲渡をした一部の住宅ローン(フラット35等)・連帯債務者としての借り入れ等は対象外となる【条件5】当月末にWeb通帳の契約があること【条件6】当月末にカードローンの契約があること借入残高0円の場合も対象。SMBCポイントパック契約口座(残高別金利型普通預金口座)での取引にかかる手数料のみ無料。各取引の残高や契約の有無はSMBCポイントパック契約口座(残高別金利型普通預金口座)と同一支店・同一名義の取引内容で判定する○@BΛNKのサービス提供終了2015年3月31日をもって、ファミリーマート(旧am/pm店舗、但し福岡県内設置を除く)に設置している同行ATM「@BΛNK」におけるサービス提供を終了する。三井住友銀行は、引き続き、顧客のライフスタイルにあわせ、サービス内容を拡充していくとしている。
2014年11月21日りそな銀行はこのたび、20日に中小企業の取引先を対象とした無料セミナー「ハラルビジネスの基礎と今後の展望」を、東京都江東区のりそな銀行東京本社2階コミュニケーションプラザで開催すると発表した。イスラムマーケットへの進出を検討する取引先がいるなど、取引先の関心も高まってきているという。また、イスラム食市場は60兆円規模と言われており、東京オリンピックなどを控え観光客増加が予想される日本においてはイスラムマーケットの理解が重要となるとしている。同セミナーを通じ注目されているマーケットの情報を提供することで、取引先のビジネス拡大を積極的に応援していくとしている。○同セミナーの特徴中小企業向けに「ハラルに関する基礎知識とハラルマーケットの展望」についての最新情報を提供「イスラムマーケット攻略法」など、「ビジネスに活かす」視点も数多く取り入れることで、今後のビジネスチャンス創出に活用できる
2014年11月19日ソニー銀行は17日、第二地方銀行協会と提携し、加盟する41行との間で振り込みをする場合も、口座名義(受け取り人の名前)を確認できるようにした。今後は、ソニー銀行から第二地方銀行へ振り込みを行う場合、また第二地方銀行からソニー銀行へ振り込みを行う場合のいずれも、サービス時間内は支店名や口座番号などを入力するだけで、受け取り人の名前が自動的に表示されるようになるとしている。
2014年11月18日イオン銀行は17日、愛知銀行とATM提携時間を延長し、青森銀行とはATM提携を開始した。同対応により、イオン銀行ATMにて愛知銀行のカードで「お引出し」、「お預入れ」、「残高照会」の取引き可能な時間は、原則24時間となる。また、今後は従来利用できなかった正月三が日、ゴールデンウィークも利用可能となり、365日顧客は利用できるようになるという。利用時の手数料は現行どおり、イオン銀行ATMで愛知銀行のカードを利用の場合、愛知銀行ATMでイオンカードセレクト・イオンバンクカードを利用の場合のいずれも、相互に平日日中無料となるとしている。また、同様に、イオン銀行ATMにて青森銀行のカードで「お引出し」、「お預入れ」、「お振込み」、「残高照会」のサービスが可能となった。取引き可能な時間は、平日8:00~23:00、土日祝8:00~21:00となった。イオン銀行は2007年より、イオン銀行ATMを全国のイオンやマックスバリュなどのイオングループ店舗を中心に設置(全国5402台、10月31日現在)を進めてきた。イオン銀行ATMでは、365日いつでも利用可能なイオンカードセレクトやイオンバンクカードによる取引き、電子マネー「WAON」のチャージやポイント交換等に加え、提携金融機関のカードでの取引きにも広く利用されているという。同行はイオングループ店舗に加え、駅などグループ外施設へのATM設置も一層推進し、今後も、安心で便利でお得な金融商品・サービスの提供に努めていくとしている。
2014年11月18日セブン銀行はこのたび、沖縄銀行と25日よりATM利用提携を実施すると発表した。このたびの提携により、沖縄銀行のキャッシュカードを持っている顧客は、セブン-イレブンやイトーヨーカドーをはじめとする様々な商業施設、空港や駅などの交通機関、観光地などに設置してある全国2万台を超えるセブン銀行ATMで、入出金などのサービスが利用できるようになる。なお、25日に那覇空港国際線ターミナルにて、沖縄銀行とATMサービス開始セレモニーを実施する。なお、10月31日現在の、沖縄県内におけるセブン銀行ATM設置状況(2007年11月26日より設置開始)は、合計7台(那覇空港、首里城公園ほか)となっている。
2014年11月13日日本銀行は11日、2014年10月の貸出・預金動向(速報)を発表した。それによると、銀行(都市銀行等、地方銀行、第2地方銀行)と信用金庫の貸出平均残高の合計は前年同月比2.4%増の480兆7,777億円と36カ月連続で増加し、伸び率は2009年6月(2.4%増)以来、5年4カ月ぶりの大きさとなった。銀行の貸出平均残高は前年同月比2.5%増の417兆7,421億円と、37カ月連続の増加。業態別に見ると、大手銀行など都市銀行等の貸出平均残高は同1.3%増の201兆8,306億円、地方銀行は同3.8%増の170兆4,287億円、第2地方銀行は同3.0%増の45兆4,828億円、地方銀行と第2地方銀行を合わせた貸出平均残高は同3.6%増の215兆9,115億円となった。信用金庫の貸出平均残高は前年同月比1.6%増の63兆356億円。外国銀行の貸出平均残高(円貸出)は前年同月比18.6%減の1兆8,734億円だった。預金(実質預金と譲渡性預金(CD)の合計)の平均残高は、都市銀行、地方銀行、第2地方銀行の合計で前年同月比3.3%増の609兆9,831億円。伸び率は前月より0.4ポイント拡大した。業態別では、都市銀行が前年同月比3.4%増の302兆3,526億円、地方銀行が同3.2%増の244兆698億円、第2地方銀行が同3.3%増の63兆5,607億円、地方銀行と第2地方銀行の合計が同3.2%増の307兆6,305億円となった。
2014年11月11日●“みんなのATM”をキーワードに進化したセブン銀行ATMセブン銀行(旧:アイワイバンク銀行)が開業され、今年で13年。全国に設置されたATMの数はついに20,000台を超えた。ATMを中心とした事業を行っているセブン銀行において、ATMはまさに銀行の“顔”だ。それを踏まえ、セブン銀行は「いつでも どこでも だれでも 安心して使える “みんなのATM”」を合言葉にしてATMの改善を続けている。ユーザーインタフェース(以下:UI)やATM本体は日々更新されており、利便性や安全性は劇的に向上している。とはいえ日頃利用するものだけに、逆にその変化に気づかないことも多いだろう。今回はそんなATMの変遷と現在のUIについて、セブン銀行・ATMソリューション部の水村氏、柏熊氏にお話を伺った。セブン銀行の歴史とともに、ATMの特徴とそのデザイン作成過程に迫っていこう。○「セブン銀行」ATMの取り組みの歴史2014年9月現在では日本の金融機関590社以上のカードや国際ブランドカードにまで対応しているセブン銀行ATM。セブン銀行は「セブン-イレブンにATMがあったらいいのに」という、お客様のニーズをふまえて生まれた。セブン銀行が目指しているのは「いつでも、どこでも、誰でも、安心して」使えるATMサービスを提供し続けることだという。しかし2001年にアイワイバンク銀行として営業を開始した直後は、自行のカードと三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)のカードしか使えなかった。そこでセブン銀行がまず注力したのは、提携先を開拓し、使えるカードを増やすこと。開業当初の画面から存在するUIのコンセプトがある。それは“入れたカードの提携先の画面になる”ことだ。A銀行のイメージが緑なら背景や画面も緑に、B銀行のイメージが黄色だったら黄色にという具合にUIが変化する。慣れ親しんだ銀行と同様の取引画面が表示されるので、安心して利用できるというわけだ。○“ATMでできること”を増やした第2世代2005年になると提携先は500社以上に拡大し、ATMの数も10,000台を上回るまでとなる。これに伴い、ATMの進化は新たなフェーズへ入る。2007年から導入を開始した第2世代のATMでは「ATMでできることを増やす」、つまりサービスの強化が行われている。まず、ATMで使えるカードが海外も含め大幅に増加したため、“どのカードが使えるか”を一画面に表示することが難しくなった。そのため、利用できるカードは検索によって調べる形へと変化した。カード挿入後の画面もリニューアルが行われ、英語も併記された、より今日に近い洗練された画面へと変わる。また従来は提携金融機関をお知らせするための厚紙のボードを掲示していたが、2ndディスプレイが搭載されるようになり、ペーパーレスで情報を発信できるよう強化が施された。これにより、ATMのメンテナンス日時のアナウンスなど、本体と連動したタイムリーな情報配信が行えるようになる。また選挙の情報などが掲載されることもあるという。全国への進出が完了し、またセブン&アイグループ店舗外への設置例も増えてきたことから、設置された都道府県や公共交通機関、店舗ごとに表示する画面を変更するという試みも行われている。例えば、空港なら外国人利用者向けのアナウンスを増やす、証券会社内ならば証券会社からのアナウンスを表示するなどだ。たった1台だけでも、違う画面を表示するよう制御が可能だという。また電子マネーの普及に伴い、「nanaco」の取引が可能となった。●モニタ評価によって操作性を追求した第3世代ATM○“誰にでも使えるATM”を目指した第3世代ATM設置台数がついに15,000台を突破した2010年ころには、セブン銀行ATMはすっかり身近なものとなった。コンビニが銀行取引の場として普及し、もはや店舗にはATMが設置されていて当たり前となり、セブン銀行ATMの進化は第3フェーズへと移行する。次なるテーマは“誰にでも使いやすいATMにする”ことだ。使いやすいUIには正解というものがない。そこでセブン銀行では「顧客の評価に耳を傾ける」ということに注力してATMの操作性改善を進めた。具体的には、UIを検討、デザインした後にすぐに会議室などにATMを設置し、モニタ評価を実施するという手法を採用している。男女や年代、利用経験や頻度、利用するカードや機能ごとに利用者の目線の動きやそれぞれの操作時間を計測。そこから、一画面ごとにUIを検証していくという気の遠くなるようなモニタによって評価が行われた。モニタ評価の結果、取引内容を誤解したまま操作を進めていたり、戻りたいときに必要なボタンが無かったりなど、UIの細かな改善点が見えてきたという。例えば、人間の視線は画面の左上から右下に流れるが、操作ボタンがその流れに沿った位置に配置されていなかったり、“連続取引”という言葉が誤解を生み、スムーズな操作が行えなかったりといった点だ。これらの調査によって、操作手順をステップ表示して現在の取引内容をカラー表現するといった変更が行われた。現金やカード、レシートなどの取り忘れ時の音声ガイダンスが変化したのも第3世代からだ。それまでは「現金が出ます」といった具体的なキーワードを含んだ音声が再生されていたが、これは安全性の面から不安を感じるという声があり、「お忘れ物にご注意ください」といった内容に変更された。さらに、ATMの前に顧客がいるかどうかをセンサーで感知し、ATMの前にいる場合は音声再生までのタイマーが延長され、受取りを急かさせることも無くなっている。同時に画面演出に合わせて取引時のチャイム音も変更された。これは、データの読み込み時間や動作の待ち時間のストレス軽減のためだという。また、より一層の見やすさ追求のため、ユニバーサルデザインフォントを採用。視認性や識別性、表示適正に優れており、年齢や性別、能力などに関わらず、できるだけ多くの人々にとって使いやすいデザインへと変更された。なお、操作性の追求は現在進行形で行われているものだ。全国に設置されたATMの操作状況はデータベースとして集計されており、どこの画面でどれだけ操作に戸惑っているかという分析が常に進められている。例えば、ATMの操作時間から混雑している店舗や時間を推測することも可能だという。ここまでが、セブン銀行ATMのおおまかな歴史だ。次ページでは、現在適用されている最新のUIのディティールをチェックしてみよう。●季節ごとに起動画面が変わる遊び心も○文字を大きくし背景は白地に現在のUIへのリニューアルに際しては、最終的に3案のデザインに絞られたという。従来のUIを踏襲しながらも文字を大きくし丸みを帯びたデザインに変更したもの、UIを大きく変化させてイラストも追加したもの、そして現行のUIという3案だ。モニタ評価を行った結果、多くの票が入ったのはイラスト付きのものだったが、年間6億件の取引を支えているリピーター層を重視して「情報量は少なく、シンプルに」を体現した“従来のUIで文字を大きくしたもの”を採用した。単純に文字を大きくしすぎると画面が見づらくなるし、文字を減らしすぎても情報が正確に伝わらない可能性がある。文章については、コールセンターとチームを組み考察。冗長にならないよう、わかりやすい文章にしているという。わかりやすく簡潔な文章にしたことで、文字を大きくしたのである。また、文字の後ろを白くしたのは、提携金融機関ごとに基調となるカラーが変わるため、場合によっては読みづらくなる。それを防ぐための措置だという。また、アニメーションを多用しているのも最新のUIの特徴だ。操作してもらいたい箇所の矢印を動かしたり、次に押すべきボタンの周囲がぐるぐる回ったりと、ユーザーが次にどの操作をすればよいのか判断しやすくなっている。さらにカードや明細書、現金が出てくるタイミングに合わせアニメーションを表示。取り忘れを防ぐ効果を生み出している。UIについての“トリビア”もある。カードを挿入して取引が開始されると起動画面が表示されるのだが、その画面が季節ごとに異なる。9月1日から3カ月は“秋”、12月1日から3カ月は“冬”、3月1日から3カ月は“春”、6月1日から3カ月は“夏”をイメージさせる画面となる。水村氏によると、この変化に気づくユーザーも多いようで、直近の9月1日には「セブンのATMが秋になった!」というようなツイートが散見されたそうだ。ブラッシュアップの手はさらに明細票までに及んだ。“どんな取引をし、取引金額はいくらで、手数料と残高はどれくらいか”といった必要な情報を大きく表記し、その他の情報はそれよりも小さく表記するよう変更された。さらに可読性を上げるため、一項目あたり一行を利用している。また、コールセンターへご連絡いただいた際、オペレーターに伝えていただく「照会コード」には電話のマークを付け、どの数字を読み上げていただきたいのかお客様に説明しやすくした。日ごろ何気なく使用しているセブン銀行ATM。開業当時は現在のUIほどにデザインが洗練されておらず、操作に戸惑うこともあったようだ。だが、つねに改善に努め、さらにその改善アイデアは果てることがない。もしセブン銀行ATMを利用することがあったら、そのUIに注目してほしい。いつの間にかさりげなく、さらなる進化を遂げているはずだ。
2014年11月05日ソニー銀行は4日、「ソニー銀行への外貨送金で、現金プレゼント!」など4キャンペーンを開始した。○ソニー銀行への外貨送金で、現金プレゼント!対象期間:11月4日(火)~12月30日(火)内容:対象となる10通貨を一定額以上ソニー銀行の外貨普通預金口座で受取った顧客全員に、最大2万円の現金をプレゼント。プレゼント金額は、4000円・6000円・1万円・2万円の4段階。ソニー銀行への1回当たりの入金額に応じて判定する他の銀行からの送金手続きには、日数がかかる場合があるので、余裕をもって手続きしてほしいとしている。また各銀行所定の送金手数料がかかる。○ラクラク貯める!積み立て3商品でAmazonギフト券プレゼント対象期間:11月4日(火)~2015年3月31日(火)内容:積み立て3商品(積み立て定期預金、外貨預金の積立購入、投資信託積み立てプラン)のいずれかを1万円以上積み立てた顧客を対象に、抽選で50名にAmazonギフト券1万円をプレゼント。3商品全て1万円以上積み立てると抽選口数が合計で3口、さらにおまかせ入金サービス、給与振込の入金実績で当選確率は2倍になる各商品の対象となる取り引き最終日に注意が必要。○「NISAで積み立て販売手数料を全額還元!」キャンペーン対象期間:11月4日(火)~2015年3月31日(火)内容:投資信託をNISA口座による積み立てプランで購入すると、投資信託取り引き関連書面の電子交付を利用の人(2015年3月31日(火)時点で電子交付の利用登録が完了している人)にかぎり、販売手数料を全額還元する○ソニーカード最大8000円プレゼントキャンペーン対象期間:11月4日(火)~2015年3月31日(火)内容:以下の条件の人を対象に最大で現金8000円をプレゼント。【特典1】新規口座開設+ソニーカード入会+引き落とし口座をソニー銀行に設定でもれなく現金3000円をプレゼント。既存口座の人はカード入会+引き落とし口座をソニー銀行に設定でもれなく現金1500円となる【特典2】特典1対象の人で、カード入会から3か月以内にカード利用5万円するともれなく現金5000円をプレゼント
2014年11月05日横浜銀行は三井住友信託銀行との間で29日、新しい資産運用会社(以下新会社)の共同設立を含む、資産運用および個人向け投資商品販売業務における業務提携契約を締結したと発表した。横浜銀行グループは、神奈川県・東京西南部を中心に店舗ネットワークを展開していて、顧客の問題解決に資するソリューションを提供し、役に立つことで、地域の顧客に選ばれる銀行をめざしているという。三井住友信託銀行をはじめとする三井住友トラスト・グループは、高度な専門性と総合力を駆使して、銀行事業、資産運用・管理事業、不動産事業を融合したビジネスモデルで独自の価値を創出し、国内最大規模の資産運用残高・資産管理残高を誇る金融グループとして、高付加価値サービスを提供しているという。横浜銀行と三井住友信託銀行(以下両社)は、この業務提携により、中長期的かつ安定的な資産運用に資する投資商品を提案し、顧客の資産形成を支援する活動をより一層強化することをめざしており、両社は、今後提携先の拡大も検討していくとしている。○業務提携の内容等業務提携の内容三井住友信託銀行は、これまで培った「コア&サテライト運用戦略」に基づく投資商品販売に関するノウハウを横浜銀行に提供し、横浜銀行は、顧客の資産運用ニーズをきめ細かく把握し、中長期的かつ安定的な資産形成を支援するポートフォリオ提案力をより一層強化していく。新会社は、三井住友信託銀行の資産運用に関するノウハウやインフラを活用し、顧客に安心して長期間保有してもらえる、投資タイミングにかかわらず安定的な成長をめざす投資信託を運用する予定。新会社の概要資産運用事業を営む新会社を今年度中に設立し、関係当局への登録・届出等をおこなったうえで、2015年度中の営業開始を予定している。本店:神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目1番1号資本金:3億円出資比率:横浜銀行66%三井住友信託銀行34%代表取締役:代表取締役社長は横浜銀行が、代表取締役副社長は三井住友信託銀行がそれぞれ指名する者を選任する予定同提携に伴う同行グループの当期業績に与える影響は、現在のところ軽微と考えるが、業績に与える影響が生じた場合には速やかに告知するとしている。
2014年10月31日楽天銀行は29日、資産管理サービス「マネーサポート」を開始した。楽天銀行の「マネーサポート」は、同行に限らず顧客が取引している金融機関などでの取引履歴や資産状況を自動で集計・分類し、手間なく一元管理することで、「貯める」をサポートするサービス。銀行・証券会社・カード会社などのログイン情報(ログインIDやパスワードなど)を一度登録すれば、登録された金融機関の取引データを自動的に取得し、収支と資産を管理・把握することができるという。「マネーサポート」は、国内のほとんどの主要金融機関に対応している「マネーサポート」の利用手数料は無料「マネーサポート」はパソコンおよびスマートフォン向け楽天銀行アプリから24時間いつでも利用できる「マネーサポート」は、楽天銀行口座を持っているすべての顧客が利用できる○「マネーサポート」の特徴(1)「収支」の見える化入出金、振込といった銀行の取引履歴や、クレジットカード、電子マネーなどの利用履歴を自動的に集計し、分類する。顧客自身での都度入力は必要ないので、かんたんに月々の収支を管理できる(2)「貯める」をサポート収支履歴の自動集計だけなく、分散している金融機関の資産残高もまとめて管理。ムダをチェックし、効率良く顧客の「貯める」をサポートする。目標資産も設定ができ、結果はグラフで確認できる。また、資産残高や取引履歴から顧客にあった預金や金融商品を勧めたり、手数料を節約する方法(口座振替等)を案内するアドバイス機能もある(3)やることリスト公共料金や携帯電話料金の引き落とし日、会費の払い込み期日といった、お金に関するタスクを登録できる。また締切日をメールで通知できるので、忘れがちなタスクを安心管理できる「楽天銀行アプリ」はApp StoreおよびGoogle Playから無料でダウンロードできる。「マネーサポート」のサービス開始を記念して、楽天銀行口座をすでに持っていてマネーサポートに登録し、かつ11月25日時点の残高が3万円以上の人にもれなく、楽天スーパーポイント100ポイントをプレゼントする「マネーサポート」サービス開始記念キャンペーンも開催。楽天銀行は今後も顧客の利便性向上を目指し、さらなるサービスや機能の拡充を検討していくとしている。
2014年10月30日KDDIフィナンシャルサービスは28日、じぶん銀行を所属銀行とする銀行代理業者として、じぶん銀行の「円普通預金口座」の契約締結の媒介を開始した。KDDIフィナンシャルサービスは、KDDIグループ会社として、auの各種ネットワークサービス(以下au)を利用の顧客ニーズに対応した先端性・利便性・安全性の高い金融・決済サービスを提供することを目的に設立された会社だという。また、じぶん銀行は、KDDI・沖縄セルラー電話との連携による、auを利用の顧客を対象とした便利でお得な特典プログラム「プレミアムバンクfor au」の提供を通じて、auを利用の顧客にとって最も魅力的な銀行になることを目指しているという。KDDIフィナンシャルサービスが28日より募集を開始する「au WALLET クレジットカード」の入会時や会員専用サイトにて、じぶん銀行口座を紹介する。顧客がじぶん銀行口座の開設を希望する際に、KDDIフィナンシャルサービスが顧客の情報をじぶん銀行に提供することに同意することで、必要事項の入力や本人確認書類提出の手続きが簡略化され、最短5日で口座開設できる。また、au WALLET クレジットカード利用代金の支払い口座として、じぶん銀行口座を簡単に設定できるという。このたびの銀行代理業開始に伴い、「もれなくWALLETポイント500Pプレゼント!」キャンペーンを開始する。28日から2015年3月31日までの期間中にじぶん銀行口座を新規開設の上、au WALLET クレジットカードの支払い口座にじぶん銀行口座を設定すると。もれなくWALLETポイント500Pをプレゼントする。
2014年10月28日ソニー銀行は17日、新たに7ファンドを取り扱い投資信託に加え販売を開始し、対象期間中の購入にかかる販売手数料を全額還元するキャンペーンを開始した。このたび、純資産総額が国内上位の人気REITファンドや、今後大きな成長が期待されるヘルスケア&バイオをテーマにしたファンドなど、魅力的かつ個性的なファンドを追加したという。また、各ファンドとも分配頻度や為替ヘッジの有無の異なるコースを同時に取り扱いしている。ソニー銀行では、顧客の多様な資産運用ニーズに応えるため、引き続き投資信託の商品ラインアップを拡充していくとしている。○取り扱いを開始するファンドの概要(ソニー銀行の取り扱いファンド数合計:34社147本)ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)世界各国の上場不動産投信(REIT)を中心に投資。決算は年12回。運用会社:日興アセットマネジメントラサール・グローバルREITファンド(1年決算型)世界各国の上場不動産投信(REIT)中心に投資。決算は年1回。運用会社:日興アセットマネジメントグローバル・ヘルスケア&バイオ・オープンAコース(為替ヘッジあり)主要先進国のヘルスケア&バイオ関連企業等の株式に投資。決算は年1回。運用会社:国際投信投資顧問グローバル・ヘルスケア&バイオ・オープンBコース(為替ヘッジなし)主要先進国のヘルスケア&バイオ関連企業等の株式に投資。決算は年1回。運用会社:国際投信投資顧問グローバル・ヘルスケア&バイオファンド主要先進国のヘルスケア&バイオ関連企業等の株式に投資。決算は年2回。運用会社:国際投信投資顧問シュローダー・インカムアセット・アロケーション(1年決算型)Aコース(為替ヘッジなし)世界の債券や高配当株式など、「インカムアセット」に投資。決算は年1回。運用会社:シュローダー・インベストメント・マネジメントシュローダー・インカムアセット・アロケーション(1年決算型)Bコース(為替ヘッジあり)世界の債券や高配当株式など、「インカムアセット」に投資。決算は年1回。運用会社:シュローダー・インベストメント・マネジメント
2014年10月21日日産センチュリー証券はこのたび、アクセスCX(商品先物取引)にて実施中の『アクセスCX手数料無料キャンペーン(10月15日終了予定)』について、顧客から大変好評を得ているとして、12月30日までの延長を決定した。同キャンペーンでは、特典内容を大幅に拡大し、口座開設から2カ月間、取引枚数に関係なく手数料を無料で提供するという。また、キャンペーン手数料の適応終了後も"業界最安値水準"という手数料(通常取引390円、ミニ取引195円、いずれも1枚あたり片道税込)にて取引できる。○キャンペーン概要内容/口座開設から2カ月間の手数料を無料で提供期間/10月16日(木)~12月30日(火)対象者/期間中にアクセスCXに新規に口座開設(入金)した顧客、期間中にアクセスCXに初めて入金した顧客。口座の残高が無い状態で6カ月以上経過している顧客も同キャンペーンの対象。通常口座・アクティブ口座のどちらも、同キャンペーンの対象
2014年10月17日りそなグループのりそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行は14日、購入時手数料無料のインターネット専用ノーロードファンドのラインナップを、現状の8ファンドから16ファンドに拡充した。これは、NISA制度を利用し資産運用に取り組む顧客の増加を受け、NISA制度を活用した中長期的な資産形成に適したファンドのラインナップを拡充するもの。中長期的な資産形成においては、購入するタイミングを分散する時間分散のほか、複数の資産に分散して投資することによってリスクの低減を図ることが有効だという。このたび、購入時手数料無料(ノーロード)で購入できるファンドのラインナップを拡充することにより、世界中の幅広い資産に低コストで分散投資を行うことが可能となるという。また、従来取扱いのなかった投資対象のインデックスファンドを導入することにより、投資経験豊富な顧客の幅広い運用ニーズに応えいくとしている。
2014年10月16日横浜銀行はこのたび、ベトナムで事業を展開する顧客をサポートする態勢を強化するため、ベトナム投資開発銀行(以下BIDV)と業務協力協定に関する覚書を締結した。BIDVは、ベトナム国家銀行(中央銀行)から分離して設立された4大国営商業銀行のひとつ。ベトナム国内の全63省・市に支店網を有し、ハノイとホーチミンに設置しているジャパンデスクでは、日本語による相談・サービスを提供しているという。横浜銀行は、2011年からオーストラリア・ニュージーランド銀行ベトナム現地法人と提携し、ベトナムに進出する顧客を支援してきたが、このたびの提携により、これまで以上に現地の投資環境や法務・税務などの情報提供が可能となるほか、BIDVを通じた口座開設や資金決済といった金融サービスの提供が可能となるという。また、今後、BIDVへの人財の派遣も両行で検討していくとしている。横浜銀行は、今後も顧客の幅広いニーズに応え、アジアにおける支援態勢を一層強化していくとしている。
2014年10月15日三井住友銀行はこのたび、ミャンマー中央銀行(Central Bank of Myanmar)より、同国における外資銀行免許の仮認可を取得したと発表した。これを受け、今後、銀行業務取扱開始に向けた手続きを進めていくという。ミャンマーは、ティラワ経済特区などへの外国企業による投資の活発化が見込まれるなど、さらなる経済発展が期待されているという。同行は、2012年に他外銀に先駆けてヤンゴン出張所を設置し、各種サービスを提供してきたが、今後、ミャンマーにおける銀行業務の取扱開始により、顧客のビジネスをより一層充実した体制でサポートしていくとしている。
2014年10月15日三菱東京UFJ銀行はこのたび、ミャンマー連邦共和国(以下ミャンマー)のミャンマー中央銀行より同国における支店開設に係る準備認可を取得したと発表した。今後、日本の金融庁の認可取得を前提に、ヤンゴンでの支店開設に向けた準備を進めるとしている。ミャンマーは、2011年3月のミャンマー政府の民政移管により民主化が加速しており、また、同国の広い国土、豊富な人口と労働力、恵まれた天然資源、今後期待される内需の拡大を背景に、アジアの新たな成長市場として、日系企業を含めた海外の企業から大いに注目を浴びているという。三菱東京UFJ銀行は、1954年にラングーン駐在員事務所(現ヤンゴン出張所)を開設して以来、顧客に対して現地の投資環境等の情報を提供するほか、日本政府のミャンマーへの円借款や無償援助をエージェント銀行として支えてきたという。今後、ヤンゴン支店を開設することにより、同地にてより一層充実した金融サービスを提供し、顧客の事業展開をサポートしていくとしている。
2014年10月14日日本銀行は10日、2014年9月の貸出・預金動向(速報)を発表した。それによると、銀行(都市銀行等、地方銀行、第2地方銀行)の貸出平均残高は前年同月比2.4%増の416兆2,325億円となり、36カ月連続で増加した。伸び率は前月より0.1ポイント上昇し、3カ月ぶりに拡大した。業態別に見ると、大手銀行など都市銀行等の貸出平均残高は前年同月比1.2%増の200兆9,849億円、地方銀行は同3.7%増の170兆49億円、第2地方銀行は同3.0%増の45兆2,427億円。地方銀行と第2地方銀行を合わせた貸出平均残高は同3.6%増の215兆2,476億円となり、伸び率は2009年5月(3.9%増)以来の高い水準となった。信用金庫の貸出平均残高は前年同月比1.4%増の62兆7,893億円。銀行と信用金庫の貸出平均残高の合計は同2.3%増の479兆218億円となった。外国銀行の貸出平均残高(円貸出)は前年同月比6.7%減の1兆9,248億円だった。預金(実質預金と譲渡性預金(CD)の合計)の平均残高は、都市銀行、地方銀行、第2地方銀行の合計で前年同月比2.9%増の608兆5,382億円。伸び率は前月より0.1ポイント拡大した。業態別では、都市銀行が前年同月比2.7%増の299兆4,918億円、地方銀行が同3.2%増の245兆6,373億円、第2地方銀行が同3.0%増の63兆4,091億円、地方銀行と第2地方銀行の合計が同3.1%増の309兆464億円となった。
2014年10月10日三井住友銀行、パナソニック、日本電気(以下NEC)、日立製作所(以下日立)はこのたび、三井住友銀行の営業店窓口における一層の顧客サービスの向上と事務処理の簡素化を図るため、窓口で顧客が直接操作することができるタブレット型の新しい端末『SMBCステーション』(以下新端末)を開発した。新端末については、年内に試行を開始した上で、順次、三井住友銀行の国内本支店約460店に約3700台を導入していくとしている。このたびの新端末の開発にあたっては、三井住友銀行及び金融機関向け大規模主要システムの構築に数多くの実績を持つNEC、軽量かつ高機能で耐久性の高いタブレット型パーソナルコンピュータの製造技術を持つパナソニック、高速性と安全性を兼ね備えた指静脈認証の独自技術を持つ日立の計4社がコラボレーションし、共同開発した。2009年6月に三井住友銀行の全店への導入を完了した行員専用営業店端末CUTEと連動する新端末の導入により、窓口では、以下のような、より利便性が高くわかりやすいサービスの提供が可能になるという。平置きも可能な視野角の広い(176度)20型4K高精細液晶を搭載したタブレットにより、預金や投資信託などの商品内容や、為替チャートなどのマーケット情報、公的年金などのマネーシミュレーションといったコンテンツを顧客によりわかりやすく説明可能少ないタッチ操作と指静脈認証により、これまでの窓口端末の機能に加え、より簡単に「記入レス・印鑑レス」で外貨預金等の購入や住所変更等の各種諸届の手続きや受付・完結可能4社は、今後も共同で新端末を活用したサービスの開発を行い、より一層、顧客の利便性を向上させるよう、業界に先駆けて取り組んでいくとしている。
2014年10月09日三井住友銀行の全額出資子会社である欧州三井住友銀行はこのたび、イスラム開発銀行(本店所在地:サウジアラビア、ジッダ)傘下の投資・貿易保険機関であるIslamicCorporationfortheInsuranceofInvestmentandExport(以下ICIEC)と15日付でICIEC加盟国におけるファイナンス組成の協働に関する覚書を締結したと発表した。ICIECは、イスラム開発銀行および中東、アフリカ、アジア地域に所在する41カ国の出資を受け、加盟国の政府、企業等が関与する投資、貿易取引を促進するため、イスラム法(シャリア)に則した貸付保険を含む各種保険の引受等を行っているという。三井住友銀行は、欧州三井住友銀行および3月にイスラム金融業務の免許を取得したマレーシア三井住友銀行を通じて、イスラム金融業務を行っているが、同覚書締結を通じて、ICIECとのグローバルな協働体制を構築し、中東、アフリカ、アジアにおける旺盛なインフラ需要に係るプロジェクトファイナンス、エクスポートファイナンス等の分野で顧客のニーズにより幅広く応えていくとしている。○IslamicCorporationfortheInsuranceofInvestmentandExport(ICIEC)の概要設立:1994年本店所在地:ジッダ、サウジアラビア拠点所在国:ドバイ、セネガル総資産:約241百万ドル(2013年12月末現在)自己資本比率:約92%(2013年12月末現在)主要株主:イスラム開発銀行43.2%、サウジアラビア25.9%(2013年12月末現在)
2014年09月18日住信SBIネット銀行はこのたび、オリコンが7月に発表した「2014年度オリコン顧客満足度(CS)ランキング ネット銀行部門」の「ネット銀行総合」において第1位の評価を得たと発表した。項目別評価においては「手数料」や「商品の豊富さ」で1位を獲得、年代別ランキングにおいても、10代・20代、30代、40代、50代以上で第1位の評価を得たという。オリコン顧客満足度(CS)ランキングとは、オリコンが、実際にサービスを利用した人の声を集め、顧客によるサービス利用満足度に基づき発表するランキング。○ランキング1位を獲得した項目「ネット銀行総合」「手数料」「サイトの使いやすさ」「商品の豊富さ」「付帯サービス」「定期預金」、「外貨預金」「男性」、「女性」同社は、インターネット専業銀行ならではの低コスト運営により、好金利の預金商品ならびにATM手数料無料や月3回までの振込手数料無料など、優位性のある商品・サービスを提供し続けているという。なお、個人の顧客のATM出金手数料は、セブン銀行、ビューアルッテのATMを利用の場合は無料。ゆうちょ銀行、イーネット、ローソンATMのATMを利用の場合は、合計で毎月5回まで無料、6回目からは1回108円(税込)。また、ビューアルッテでは預入れの取扱いはない。個人の顧客の振込手数料は、毎月3回まで無料、4回目からは1回154円(税込)。また、多様化する顧客のニーズに対応すべくWEBサイト・スマホアプリの充実、口座振替など各種決済サービスや、住宅ローンをはじめとする各種ローン商品の拡充に努めている。今後もインターネットの利便性を最大限に活用し顧客の期待やニーズに応えることができるよう、魅力ある金融サービスの提供に努めていくとしている。
2014年09月18日イオン銀行はこのたび、法人の顧客向けに「イオン銀行ビジネスネットサービス」iOS版ワンタイムパスワードアプリのバージョンアップを実施した。該当する顧客には、最新版へのバージョンアップを要請している。○バージョンアップの概要対象となる顧客:「イオン銀行ビジネスネットサービス」にてiOS版ワンタイムパスワードを利用の顧客実施日:9月3日(水)よりバージョンアップ内容:Apple社より2014年秋にリリース予定と案内されているiOS8に対応。バージョン番号は3.1○アプリのアップデート方法について(手順1)Ver3.1へのアップデート(1)「App Store」アプリのアイコンにバッジ(右上の数字)があることを確認し、「App Store」アプリをタップする。バッジがない場合はアップデートはないので、(2)(3)の手順は不要(2)「App Store」アプリのアップデート画面に鍵の絵のアイコンで「ワンタイムパスワード」アプリがあることを確認する。 「ワンタイムパスワード」アプリ右側にある「アップデート」ボタンをタップする(3)「ワンタイムパスワード」アプリのインストールが開始する。アップデートが完了するとボタンが「開く」に変わる。「開く」ボタンをタップすると「ワンタイムパスワード」アプリが起動する(手順2)「ワンタイムパスワード」の表示確認(1)「ワンタイムパスワード」アプリを起動する。利用開始設定が済んでない場合は、利用開始設定を実施する(2)画面上部に数字8桁のワンタイムパスワードが表示されていることを確認する○アプリバージョンの確認方法について事前にiOS版ワンタイムパスワードアプリの利用開始設定をする。利用開始設定方法は同行ホームページを参照(1)「ワンタイムパスワード」アプリを起動する(2)アプリ画面右上の「設定」ボタンをタップする(3)「設定メニュー」画面で「このアプリについて」ボタンをタップする(4)「このアプリについて」画面の「Version」を確認する
2014年09月05日ソニー銀行は11日、同行が提供する金融商品をポップなアイコンで表現して紹介する"アイコン化コミュニケーション"の第3弾として、アニメーションCM『ソニー銀行はATM0円「仲間が増えた!」』篇を公開した。同行は2013年12月より、"アイコン化コミュニケーション"を展開。今回のCMも、第1弾、第2弾と同様に「Perfume LIVE performance(3D projection mapping)」や「TOKYO CITY SYMPHONY」などで注目を集める人気映像作家のTAKCOM氏が制作を担当している。第3弾では、15秒バージョンと30秒バージョンの2種類を用意。内容は、2014年8月6日に発表した「イオン銀行とのATM提携開始」に併せており、「ATM手数料0円の利用明細」のアイコンを擬人化することで、次々と仲間が増えていく楽しさをエモーショナルに表現した。TAKCOM氏は「『仲間が増えるって素敵だね』というテーマに向けて、ゼロ円のモチーフをかわいくミニマルな動きで表現しました」とコメントしている。放映場所は、YouTubeや全国のイオン店舗内にあるイオンチャンネル、JR東日本・JR東海・JR西日本の主要駅に設置されたデジタルサイネージなどのほか、イオン銀行ATMが多く設置され、利用者の利便性向上が見込まれる岡山、香川の両県での地上波TV-CMの放映も予定している。
2014年08月12日千葉銀行はこのたび、15歳以下の人向けに「ちばぎんで作ろう!はじめての銀行口座キャンペーン」を22日から開始すると発表した。期間は10月31日まで。○対象の顧客同行の窓口で新規に普通預金口座を開設した個人の顧客で、口座開設時点で15歳以下の人。同行に既に口座を持っている人は対象外。ただし、「ちばぎん教育資金贈与専用口座」を作成した15歳以下の顧客は、同キャンペーンの対象普通預金口座を開設の際は、本人確認書類・届け印が必要。代理人の人が手続きする場合は、契約者の本人確認書類に加え代理人の人の本人確認書類が必要プレゼントは、千葉県PRマスコットキャラクター「チーバくん」のグッズのいずれか一つを店頭にて渡す。上記の写真はプレゼントの一例であり、内容は変更となる場合がある。各々のプレゼントは在庫に限りがあるため、希望に添えない場合がある。景品のプレゼントは、キャンペーン期間中一人1回限りとする未成年の人は、総合口座の作成はできない預金は、あくまで子供のものなので、十分に理解の上申込みする。なお、両親の財産を、子供に贈与した資金を原資として預け入れた場合などは、個人の基礎控除である年間110万円を超える場合、原則として贈与税の申告が必要となる。
2014年07月16日ソニー銀行は18日、「おまかせ入金サービス」の取り扱いを開始した。毎月指定した金額を顧客名義の各金融機関口座からソニー銀行の円普通預金口座へ自動的に手数料無料で入金する「おまかせ入金サービス」。ソニー銀行を給与振り込み先に指定することが難しい場合でも「おまかせ入金サービス」を利用することで、毎月決まった金額をソニー銀行で管理することが可能になるという。また、定期積立投資(積み立て定期預金・外貨預金の積立購入・投資信託の積み立てプラン)など、毎月の資金決済や住宅ローンの返済などにも便利になるとしている。○サービス概要利用金額:10,000円以上1,000円単位利用手数料:無料引落金融機関での引落日:毎月5日または27日(休業日の場合は翌営業日)同社円普通預金口座への入金日:引落金融機関での引落日の4営業日後利用上限件数:5件○利用方法ログイン後のPCサイト、スマートフォンサイトから利用する
2014年06月19日セブン銀行は1月14日、セブン銀行口座のWEBで行う取引きや手続きを全面リニューアルし、「ダイレクトバンキングサービス」として開始した。ダイレクトバンキングサービスとは、パソコン・スマートフォン・携帯電話など、WEBで行うサービスの総称なのだが、そのサービスには、以前、"やさしいATM"としてレポートした記事でも述べたような、"利用者にやさしい"配慮が随所でなされている。今回は、この"やさしいインターネットバンキングサービス"の特徴について、開発を担当した同行商品サービス部の長沢淳博氏と安田貴紀氏に聞いた内容を紹介したい。○PC・スマホ・携帯のネットバンキングが大幅リニューアル――ダイレクトバンキングサービスとは、どんなサービスのことでしょうか?安田 : パソコン・スマートフォン・携帯電話など、WEBで行うサービスの総称です。これまでもインターネットバンキングやモバイルバンキングがありましたが、今回全面リニューアルしました。○口座開設の申込み方法が、郵送からWEB完結方式に――「ダイレクトバンキング」の特徴は何でしょうか?長沢 : まず、口座開設の申込み方法に、WEB完結方式が加わったことです。今までは、口座申込書を郵送することで口座開設をすることができたのですが、ダイレクトバンキングサービスでは、インターネットから申込みをいただいて、本人限定郵便という形でお客様にキャッシュカードをお届けするという「WEB完結方式」を追加しました。15歳未満の方や外国国籍の方は対象外ですが、紙のやり取りを全てなくした「ペーパーレス」で口座開設ができるようになりました。――なるほど。口座開設の申込みが紙なしでもできるようになったのですね。口座開設がWEB完結方式になったことで、「ペーパーレス」以外にどんな利点がありますか?長沢 : WEB完結方式になったことで、キャッシュカードがお客様に届くのも早くなります。従来は、例えば、WEBから口座申込み書類の資料請求をして、その書類に本人確認書類を添付して返送していたりすると、キャッシュカードがお客様の手元に届くまでの期間が、実質ベースで10日~15日ぐらいかかっていたと思います。それが、今回WEB完結方式にすることで、申込みからお客様の手元にカードが届くのが5日~10日ぐらいに短縮されたのです。このWEB完結方式こそ、我々がずっと実現したいと思っていたことなのです。――WEB完結方式にすることで、ペーパーレスだけでなくスピードアップも実現できたわけですね。長沢 : 口座振替の申込み、キャッシュカード再発行の申込み、海外送金サービスのご契約などもWEB完結方式でできるようになりました。カードの再発行も、お客様は普段使っているカードが使えなくなっているので、そのカードを極力早くほしいというニーズがありました。WEB完結方式によって、お客様が再発行を申し込んでからカードを受け取るまでの日数を大幅に短くすることができました。――振込み機能もより便利になったようですね。長沢 : 振込日の予約機能や、毎月自動で同じ日に振り込める自動振込の機能も備えています。自動振込のほうは、家賃の振込みなどに利用することができます。――それはいいですね。長沢 : カードローンの申込みについても、従来はまずセブン銀行の口座開設をしていただいて、それからカードローンの申込みをしてもらう必要がありましたが、ダイレクトバンキングサービスの開始によって、口座開設と同時にカードローンも申込みできるようになりました。また、言語対応として、今までは日本語だけだったのですが、英語でも表示できるようにしました。PC、スマホで対応しています。これは、弊社が海外送金サービスに力を入れているということもあって実装したサービスです。――リニューアルというより、全く新しいサービスになった感じですね。前回「やさしいATM」のインタビューをさせていただいた時は、利用者の目線で取引画面を大幅に変更していましたが、ダイレクトバンキングサービスにおいても、取引画面というのは変わったのでしょうか?安田 : はい。ネット利用経験がそれほどないような方でも、利用しやすいような画面にしました。できるだけ、堅くならないような感じにしました。――具体的には、どのように変更されたのでしょうか?安田 : ボタンの配色を、アクションを起こすボタンはオレンジ色を使うようにしました。また、背景に空を入れてフレンドリーな雰囲気を出したり、エラーが出るときは、エラーの要因となった項目のすぐ近くにエラーが出るようにしました。そのほか、言葉の言い回しで、お客さまがやりたいことをわかりやすく「動詞」で表示するようにしました。例えば、振込みの画面だと、「実行」とか「確認」とかいう形で表示されるケースが多いと思いますが、それを「実行する」とか「確認する」とか、そういう表示にしたのです。定期預金を作成する画面では、「定期預金を新規作成する」といった感じです。心がけたのは、途中でお客様が迷わないように、やりたいことが最後までできるような画面にしたことです。よくありがちなのは、いろいろな機能を盛り込みすぎたせいで、画面上にいろいろなボタンがあって、結局お客様が次にどうしたらいいか分からなくなってしまうケースです。作り手の"思い込み"が強いとそうなってしまいがちなので、逆にそういうところをなるべく減らして、お客様がやりたいことを迷わずにできるようにしました。――徹底したユーザー目線を貫いているというわけですね。スマートフォンの専用画面も作ったということですが、取引画面ではどういった点を工夫されましたか?安田 : スマートフォンでもなるべくボタンの数を減らしました。例えばお客様が振込みを利用される場合は、振込みの動作を完了させるためのボタンをお客様が迷わないような位置に配置するなどしました。また、ボタンを大きめにして押しやすくしたりしました。――スマートフォンでも、全体的に、優しくというか、お客様が迷わないようにということですね。セキュリティ面ではどうでしょうか?安田 : 今までログオンの際にはキャッシュカードの裏面に記載されている「お客さまID」を「ログオンID」として使っていただいていました。今回のダイレクトバンキングサービスでは、お客様の好きな「ログオンID」を設定していただけます。さらに、「ログオンID」「ログオンパスワード」は今まで数字だけだったのですが、これをアルファベットと数字を使えるようにして、セキュリティを強化するとともに、お客様にも覚えやすくして利便性を向上させました。――お客様が自由に自分の「ログオンID」や「ログオンパスワード」を設定できる。それによってセキュリティも向上するわけですね。より便利に、より使いやすくなったダイレクトバンキングサービス、これからたくさんのお客様に利用していただけるといいですね。本日はありがとうございました。
2014年02月17日