フジテレビで放送中のドラマ「大貧乏」に出演中の伊藤淳史、成田凌、神山智洋(ジャニーズWEST)が2月10日(金)にトークイベントを開催。バレンタインに合わせて、プレゼントとして贈る花束のアレンジメント対決を行なった。小雪を主演に、シングルマザーで2人の子どもを抱える母親の奮闘を描く本作。ドラマでは小雪さん演じるゆず子が務めていた会社倒産の裏にある秘密が徐々に暴かれていくが、伊藤さんはゆず子の高校時代の同級生で敏腕弁護士の柿原を、成田さんは小雪さんと同じ会社に勤めていた営業マンの春木を、神山さんは柿原の部下の若き弁護士・小暮を演じている。共演シーンも多く、3人は現場でも仲が良いそう。役柄の上で、関西弁を封印している神山さんが、なぜか現場で伊藤さんと成田さんに関西弁講座を開いており、現場では文脈を無視して「なんでやねん」と「なにしてんねん」が入り乱れているとか…。最年長の伊藤さんだが、悩みは現場での周囲の扱い…?「ひとつ気になるのが、みんな仲良くなって、これまでは凌くんは僕と10歳違うので、ずっと敬語だったのに、こないだ急に『伊藤さん、楽器何やってんの?』と急に(距離を)縮めてきたこと。最近、一番の衝撃でした」と告白。成田さんは「僕も衝撃でした…」と痛恨の表情。「本番中、反省しかしてなかったです(苦笑)」とつい出てしまったと謝罪し「伊藤さんの懐の深さが…」と釈明。神山さんも「伊藤さんはかわいいんですよ」とフォロー。さらに伊藤さんは、現場でカメラの位置を調整するときも、普通は「神山さん、もう少し右にお願いします」とかなのに、僕は座ってるイスごと右にずらされた」とぞんざいな扱いに首をひねっていた。現場では主演の小雪さんも一緒に和気あいあいと盛り上がることも多いようで、特に小雪さん、伊藤さんは自身のお子さんを現場に連れてきたこともあり、子育てトークで話が弾むこともあるそう。成田さんも姪っ子が誕生したばかりで、会話に加わるとのことで仲の良い現場の様子をうかがわせた。この日は、バレンタインに関するトークでも会場をわかせた3人。幼稚園の頃に二十数個のチョコを受け取ったことがあるという成田さんは、一方で「もらって嬉しいのは『余ったからあげる』って言われること。うそだろって感じがして…」とツンデレな女子がお好みのよう。神山さんは「大人になると、数よりも大事な気持ちが伝わる1個がほしい」としみじみと語りファンを熱狂させていた。この日は、用意された24種類500本の色とりどりの花から、12本を選んでプロのフローリストにブーケを作成してもらう、バレンタインフラワー対決を実施!ファンには3人が花を選んでいるところは見せず、あくまで純粋に出来上がったブーケを見て、誰のが一番欲しいかを投票で決めたが約8割の支持を集めて圧勝したのは、神山さん作成のブーケ。この結果に伊藤さんは「(誰のブーケがどれなのかという)情報が流れてるんじゃないの?不正だよ!」と訴えるも虚しく、成田さんも「女の人の心をつかむってこういうことなんだね」と寂しそうに語っていた。「大貧乏」は毎週日曜21時よりフジテレビにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2017年02月10日大人気スマートフォン向けゲームアプリを基に、主演・伊藤淳史、ヒロイン・忽那汐里で実写映画化する『ねこあつめの家』。このほど、本作から「キャット版」と「キャスト版」からなる両面ポスターが解禁、先日発表された田口トモロヲ、木村多江、大久保佳代子の新キャスト陣からのコメントも到着した。若くして新人賞を受賞し、一躍人気作家となった佐久本勝(伊藤さん)。現在は大スランプ中で、ヒマに任せてエゴサーチをしては、さらにドツボにハマる毎日。担当編集者のミチル(忽那さん)は、そんな佐久本を励ますが、若さあふれる熱血アドバイスは、逆に佐久本にとっては苦しいだけ。ある夜、不思議な占い師から予言を受けた佐久本は、おかしな不動産屋(大久保さん)の勧めで、多古町という片田舎の古民家に逃げるように移り住む。しかし、場所は変われど暮らしは変わらず、生活は下降線をたどる一方。ミチルの先輩編集者、浅草(田口さん)には見放されたようだ。そんなある日、途方に暮れて縁側で庭を眺めていると、1匹の猫がふらりとやってくる。しばし見つめあう、佐久本と猫だが、ほどなくして、猫は庭から出て行ってしまう。猫にも見捨てられたと落ち込むが、どうしても猫が気になり、 ペットショップの店主・洋子(木村さん)からアドバイスを受けて猫の好む庭作りを始める。こうして、若き小説家の「ねこあつめ」の生活が始まった――。庭先に訪れる猫たちをただ眺めて楽しむゲームアプリの人気は日本のみならず、世界に飛び火し、あの「CNN」でも特集されるなど世界中で愛され、現在1.900万ダウンロードを記録するヒットに。人気アプリの実写映画化は今回が日本初となる。このたび解禁されたポスターの「キャット版」は、もの思いにふける主人公の伊藤さんが“設置され”、モフモフの猫まみれ状態に。もちろん、アプリ「ねこあつめ」ファンにも納得のエサとグッズを用意して準備万端。ただただ眺めていても癒されるビジュアルとなっている。一方の「キャスト版」では、猫を抱きかかえる伊藤さんと物憂げな表情の忽那さんのコントラストに、「【たからもの】をもらいました」というコピーが配されている。もともとストーリーのないアプリからどんな物語が紡がれているのか、気にならずにいられないビジュアルだ。さらに今回、この「キャスト版」ポスターにも登場している田口さん、木村さん、大久保さんの“猫愛”あふれるコメントも到着。猫好きの、猫好きによる、猫好きのための本作にますます期待が高まる。■田口トモロヲ(浅草役)蔵方政俊監督とは昔、助監督時代に鬼才、神代辰巳監督の遺作となったTVドラマで御一緒しました。監督になられ久々に再会した蔵方さんの映画に対する真っ直ぐで真摯な目線は当時と変わらず、安心して撮影に臨むことが出来ました。そして…、小さな愛おしい映画が完成しました。常々、猫たちの自由な気儘さを羨望の眼差しで見ていた僕にとって、癒しの作品になりました。みなさまの心にも届きますように!■木村多江(洋子役)どちらかというと犬っぽいと言われる私が、猫っぽい人の役。未知の世界に踏み込んだ。ちょっと憧れる猫っぽい人になろうと思ったら、ちょっと変な人になってしまったかも!?猫の愛しさに目が奪われる映画。お楽しみに。■大久保佳代子(不動産屋役)唯一、ハマったスマホゲームが「ねこあつめ」。まさかの実写化にまさかの出演依頼。ただ猫を集めるだけの小さい世界を、よくぞ人間ドラマに。しかも、ちゃんと猫を集めながら。私のお気に入りのキャラの子もヘビロテしていたグッズも実在。なんか、異次元の世界でお芝居しているようで、楽しかったし、やっぱり猫は可愛いかった。『ねこあつめの家』は4月8日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月22日累計ダウンロード数1,900万を突破した大人気アプリ「ねこあつめ」を、伊藤淳史主演で実写映画化する『ねこあつめの家』。この度、本作のヒロインに忽那汐里が決定した。若くして新人賞を取り一躍人気作家になった小説家、佐久本勝(伊藤淳史)。現在は大スランプ中で、暇に任せてエゴサーチしてはさらにドツボに陥る日々。担当編集者のミチル(忽那汐里)は、佐久本を励ますが、若さあふれる熱血アドバイスは佐久本には苦しかった。そんなある晩、不思議な占い師から予言を受け、佐久本は多古町という片田舎の古民家に逃げるように移住する。だが、場所は変われど暮らしに変わりなく、生活は下降線をたどる一方。ある日、途方に暮れて縁側で庭を眺めていると1匹の猫がやってくる。しばし見つめあう小説家と猫。ほどなくぷいっと猫は行ってしまい、落ち込む佐久本。しかし、どうも猫が気になる佐久本は、ペットショップの店主・洋子からアドバイスを受け、不思議な庭作りを始める…。こうして若き小説家の「ねこあつめ」が始まった――。「ねこあつめ」は、2014年10月にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ。庭先に訪れる猫たちを、ただただ眺めて楽しむゲームにファンが急増。人気は日本のみならず世界に飛び火し、あのCNNでも特集されるほど、まさに世界中で愛されるアプリとなった。そんなまさかの大人気アプリ実写化で主演を務めるのが伊藤さん。今回忽那さんが演じるのは、伊藤さん演じる小説家・佐久本勝を担当する若き編集者・十和田ミチル役。『マイ・バック・ページ』、「家政婦のミタ」などに出演し、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞など様々な賞を受賞。さらに来年全米公開予定の映画『THE OUTSIDER』でハリウッドデビューが決定するなど、若き実力派の忽那さん。大の猫好きだと言う彼女は、「こんなにたくさんの猫ちゃんとお仕事するのは初めてですが、現場に動物がいると本当に和やかな雰囲気になります。この作品の主人公である作家の佐久本の人生の中で、様々な決断や変化とともに、猫ちゃんの魅力にたっぷり癒されながら見てもらえたらなと思います」とコメントし、「この映画は決して大きなできごとが起こるようなストーリーの作品ではありませんが、人の心にそっと寄り添う、そんなお話です」と作品について語っている。ストーリーのないゲームアプリとは異なり、映画では佐久本と編集者・ミチルの2人がどう作品に繋がっていくのか?2人に恋は?そこに猫は?…と胸キュン必至のまさに猫まみれな作品となるようだ。また、先日発表された佐久本の前に最初に現れる猫“シナモン”に続き、『猫なんかよんでもこない』などに出演するスター猫で、本作では物語のキーとなる“りんご”の場面写真も到着している。『ねこあつめの家』は2017年4月8日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月22日“シングルマザー”を小雪が、“エリート弁護士”を伊藤淳史が演じる来年1月期放送の新ドラマ「大貧乏」。この度、そんな2人を支える共演者として成田凌、神山智洋(ジャニーズWEST)、滝藤賢一、奥田瑛二らが発表された。勤めていた会社が突然倒産し、給与も貯金も全てを失い、文字通り“大貧乏”に大転落してしまったシングルマザー・七草ゆず子(小雪)。崖っぷちに立たされ途方に暮れていたゆず子に、縁もゆかりもないエリート弁護士・柿原新一(伊藤淳史)から連絡が。しかし、実は柿原はゆず子の元同級生。非常に小柄で、人が良さそうな風貌から一見頼りなさそうに見えるが、年商107億を稼ぐ敏腕弁護士である柿原。高校生時代からゆず子に憧れ、思いを募らせきたが、ゆず子の置かれた状況を聞きつけ、助けたい(会いたい)一心で勇気をふり絞って連絡してきたという。「会社の倒産には裏がある」と柿原は助言するものの、柿原の提言を断る。だが、「一番大切な家族の穏やかな生活が奪われたことに、疑問を持たないのはどうして?何も理解しようとせずにただ不利益を被るの?」と本質をつく柿原の言葉、そして母親を気遣う子どもたちの姿に心を打たれ、ゆず子は強い母になろうと決心。柿原の粘り強い調査の結果、倒産を引き起こした一端と考えられる謎の大金「30億円」がプールされている可能性が発覚。その核心に迫るにつれ、さらなる大きな渦に巻き込まれていくことに…。果たして彼らは悪の正体を突き止め、反撃することができるのか――?今回決定した新たなキャスト、いま最も注目を集める若手俳優のひとりで『L -エル-』や「逃げるは恥だが役に立つ」など数々の作品にひっぱりだこの成田さんが、ゆず子が務めていた人材派遣会社DOH営業部の若きエース・加瀬春木役、数々の作品で唯一無二のキャラクターを演じ分けるカメレオン俳優・滝藤さんが、DOHの経理部長・浅岡礼司役、名優・奥田さんがDOH代表取締役社長の天満利章役、柿原法律事務所の新人弁護士・木暮祐人役に「ジャニーズWEST」の神山さんがキャスティング。長身の眉目秀麗、頭脳明晰、人心掌握にも長け、人がうらやむものを全て持っている加瀬だが、実はDOHにある思いを秘めており、ゆず子と柿原と共に、DOHの倒産の裏を探るという役どころの成田さん。「僕自身、初めて連続ドラマでのこのボリュームなので、これからの3か月間、楽しみでしかたない」と期待を語る。また、DOH設立の内情を知る数少ない社員の一人であり、DOH倒産をめぐって次々と襲いかかる波乱の展開の鍵をにぎる人物という重要な役どころの滝藤さんは、「座長の小雪さんを中心に、一丸となって痛快なドラマを日曜日の夜に皆様にお届けできるよう頑張ります!」と意気込み、ゆず子が働きやすい環境を整えてくれた恩人でもある社長・天満を演じる奥田さんは、直感で迷うことなく出演を決定したそうで、「年頭から『大貧乏』を掲げる縁起のよさ!それと、まだ一度も共演のない小雪さん。いまから静かにワクワクしております」とコメントしている。「大貧乏」は2017年1月8日より毎週日曜日21時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2016年12月09日猫を観察して楽しむ人気ゲームアプリ「ねこあつめ」が、俳優・伊藤淳史(32)の主演で実写映画化されることが8日、発表された。タイトルは『ねこあつめの家』。2017年に全国公開される。「ねこあつめ」は2014年10月にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ。庭先に訪れる猫たちを眺めて楽しむもので、"猫あるある"を盛り込んだ内容にファンが急増。1,900万ダウンロードを記録し、CNNで特集されるなど世界規模で反響が広がっている。伊藤が演じるのは、スランプ中の小説家・佐久本勝。心機一転、のどかな土地に移住するも筆が進まず、そんな彼のもとに1匹の猫がやってくる。メガホンを取るのは、『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(11年)の蔵方政俊監督。劇中には、ベテランから新人まで18匹ほどの"スター猫"が登場するという。ちなみに、主人公の前に最初に現れるのは、チョーヤ梅酒「うめほのり」のCMでも話題になったシナモン。伊藤は、「現場で猫と触れ合い、とても癒され、元気をもらいました!」と撮影を振り返り、「命ある存在は、やはり不思議な力を持っていて、希望を与えてくれると、心から感じました」と感慨深げに語っている。(C)2017 Hit-Point/『映画ねこあつめ』製作委員会
2016年11月08日累計ダウンロード数1,900万突破の大人気アプリ「ねこあつめ」が、まさかの実写化。主演に伊藤淳史を迎え、『ねこあつめの家』として2017年、公開されることが決定した。若くして新人賞を取り、ベストセラー作家になった小説家、佐久本勝(伊藤淳史)。だが最近、まったく小説が書けなくなってしまっている。心機一転、のどかな土地に移住するも、調子は上がらない。ある日、途方に暮れて縁側で庭を眺めていると1匹の猫がやってくる。話しかけると、ぷいっと行ってしまう猫。「猫にまで見放されたよ」と落ち込む佐久本。その晩、ドライフードを庭の隅に置いて眠りについた。翌朝見ると、エサがなくなっている!がぜん興味が湧いてくる佐久本。こうして若き小説家の「ねこあつめ」が始まった――。2014年10月のリリース以来、驚異の1,900万ダウンロードを突破、世界中から注目を浴びるスマートフォン向けゲームアプリ「ねこあつめ」。庭先に訪れる猫たちを眺めて楽しむゲームながら、“猫あるある”を盛り込んだ内容にファンが急増、あの「CNN」でも特集されるまでになった。このたびの実写映画化で、主人公となるのはスランプ中の小説家、佐久本勝。心機一転、のどかな土地に移住した彼のもとに、1匹の猫がやってくるところから物語は始まる。佐久本勝を演じるのは、『ビリギャル』で第39回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の水田正平役や、「チーム・バチスタ」シリーズの主人公・田口役などシリアスからコメディまで幅広くこなす演技派の伊藤さん。佐久本の前に最初に現れる猫は、チョーヤ梅酒「うめほのり」CMなどに出演してきたスター猫・シナモン。2ショットの場面写真も到着している。監督は、映画『世界の中心で愛をさけぶ』『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』など数々の話題作で助監督を務め、長編監督デビュー作『RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ』で笑いあり涙ありの心温まるエンターテインメントを作り上げた蔵方政俊。さらに、映画にはベテランから新人までたくさんの“スター猫たち”が登場!まさに猫が集まり、猫まみれになる本作で、胸キュンなしぐさや表情をたくさん見せてくれそうだ。伊藤さんは「悩み、苦しみ、自信をなくしているところに、猫と出会い、人生が変わっていくという役柄です。猫が、佐久本を変え、大切な人を大切だと気付かせてくれて、未来を感じられる作品になっていると思います」とコメント。「僕自身、現場で猫と触れ合い、とても癒され、元気をもらいました!命ある存在は、やはり不思議な力を持っていて、希望を与えてくれると、心から感じました」と自身もほっこりと癒された様子。また、蔵方監督は「小説を書くことに行き詰まってしまった主人公が猫を眺める物語です。ですので、大きな事件は起こりませんが、猫たちと過ごす何げない時間の中で、主人公の心の中には色々な変化が生まれます。その気持ちの移ろいを丁寧に描きました」と作品へのこだわりを語りながらも、「主人公と一緒に、ゆったりとした気分で猫たちを眺めていただけますと幸いです」とコメントを寄せている。『ねこあつめの家』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月08日江戸時代の俳諧師・小林一茶の知られざる半生を描く『一茶』が、来年公開されることが決定。主演にはリリー・フランキーを迎え、伊藤淳史、石橋蓮司、佐々木希、水川あさみ、中村玉緒ら豪華キャストも集結するという。感性と環境によって人は作られる。かつて、環境に根差した感性を武器に、無常を生き抜いた日本人がいた。稀代の俳諧師、小林一茶。牧歌的な人物として語られがちな彼の生涯は、孤独と苦悩に満ちたものだった。継母との折り合いが悪く、家に居場所がなかった一茶は江戸へ奉公に出される。どこの奉公先でも長続きしない一茶だったが、やがて俳句の世界に独自の感性を表現する術を見出し、俳諧師となった。しかし、能力を認められる一方で、耽美な表現を評価する当時の俳諧において一茶の句は田舎俳諧と揶揄され、彼の生活は貧しいものだった。やがて父が逝去し、その遺言を巡って一茶は自らの家族と争うことになる。確執を遺しながらも故郷に戻って家庭を持った一茶だったが、若い妻と幼い子に相次いで先立たれてしまう。深い失意の中でも尚、一茶は自らの性分に突き動かされ、句を詠み続けた。その姿勢は鬼気迫るものであっても、悲壮なものではなかった。何故、句を詠み続けたのか。如何にして「天才」は露の世を生き抜いたのか。そして、人の世に何を見出したのか。ときに憎しみ、ときに悲しみに打ちのめされながらも、最後には笑うことを選んだ彼の感性は、時代を超え、海を越え、現在に至っても多くの人々を感化している。250年前、この世を確かに生き抜いた文人の半生が、いま観るべき物語として語られる――。2016文化庁文化芸術振興基金助成作品として制作される本作は、没後20周年を迎える藤沢周平が遺した傑作「一茶」(文春文庫)を基に映画化。監督は、ドラマ「かぶき者 慶次」「ナイフの行方」「テンペスト」などを手掛けた吉村芳之が務め、『武士の献立』『武士の家計簿』など時代劇を得意とする柏田道夫が脚本を担当する。主演・一茶を演じるのは、『シェル・コレクター』『SCOOP!』『聖の青春』など2016年も出演作が相次いだリリーさん。そのほか、一茶との確執を持ちながらも、彼の作品に強い影響を与え続けた母・さつを中村さん。一茶思いの異母弟・仙六を伊藤さん。父・弥五兵衛を石橋さん。最初の妻・菊を佐々木さんが演じる。さらに、水川さん、立花美優、高橋かおり、内野聖陽、奥田瑛二ら実力派俳優が勢揃いしている。リリーさんは「一茶の句が、何故、いまも人々に愛されるのかを、自分なりに考え、一茶自身の愛しさを伝えることができたらと、恐縮しながら、真摯に向き合いたい」と意気込み。また「一茶のように、低い目線で、人間臭く生きてゆくこと。その在り方と、挫けない気持ちを少しでも定着できるよう、無欲の欲で、作品に献身したい」とコメントした。松田貢エグゼクティブ・プロデューサーは「この映画を見て若者は『一茶』の生き様に衝撃を覚え、中年は困難な人生に前向きに生きることを再認識し、老年は自分の欲求の追及に自信を深めます。全ての人が感銘する映画になることを確信しております」と自信を見せ、「来年モントリオール映画祭に出品する予定です。日本人の素晴らしさを海外で分かってもらえる作品になることと思います」と早くも海外進出への意欲を語った。すでに先月からクランクインしている本作。一茶の故郷である長野県を中心に撮影を行い、11月にクランクアップ予定となっている。『一茶』は2017年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年10月16日瀬戸内海に浮かぶとある島を舞台に、そこで生まれ育った人々の人間ドラマを描いた湊かなえの連作ミステリー短編集を、広末涼子・伊藤淳史・濱田岳主演でドラマ化する「望郷」が9月28日(水)今夜、テレビ東京系で放送される。今回は短編集から「みかんの花」「海の星」「雲の糸」の3編をそれぞれ広末さん、伊藤さん、濱田さん主演でオムニバスドラマとして放送する。広末さんが主演する「みかんの花」は、富田美里(広末さん)が暮らす白綱島市は全国で唯一残る一島一市だったが、対岸の市に吸収合併されることになった。市の閉幕式の会場で、美里は登壇した人物を食い入るように見つめていた。その人物は小説家の桂木笙子(水野美紀)。20年前に島を出たきり、一度も帰ってこなかった憎き姉だ。なぜ姉は島を出たのか。そしていま、なぜ戻ってきたのか。美里がある疑念を口にすると、重い口をようやく開いた笙子は、驚くべき事実を語り始めた…というストーリー。広末さんと水野さんが今回15年ぶりに姉妹役で共演するほか、姉妹の母・富田安江を倍賞美津子が演じ、田中圭、水橋研二らが共演する。伊藤さんが主演する「海の星」は、浜崎洋平(伊藤さん)は高校時代の同級生、美咲から葉書を受け取った。25年前、洋平の父・秀夫(橋本じゅん)が忽然と姿を消す。事故か事件かそれとも…。毎夜、母の佳子(若村麻由美)と一緒に父の行方を捜す洋平は、ある日、漁師の真野幸作(椎名桔平)と親しくなる。頻繁に洋平の家を訪れるようになった幸作だったが、あることがキッカケで疎遠になってしまった。その娘の真野美咲(平山あや)が、最近、幸作に明かされた話を伝えたいという…という話。伊藤さん、椎名さん、橋本さんのほか若村麻由美、平山あや、紺野まひる、加藤清史郎、平祐奈、モト冬樹らが共演する。そして濱田さんが主演する「雲の糸」は、濱田さん演じる白綱島出身の人気歌手・黒崎ヒロタカが7年ぶりに帰ってきた故郷で海に落ち、意識不明に陥るという物語。有名になったヒロタカだが故郷は知られたくない過去だった。赤ん坊の頃に母の磯貝律子(麻生祐未)が事件を起こし、辛い少年時代を送った場所だからだ。島の同級生(大野拓朗)の強引な誘いで島に戻ったヒロタカだが、盛大な拍手や歓声に迎えられながらも居心地の悪さを覚える。彼はなぜ海に落ちたのか…?濱田さん、麻生さん、大野さんのほかヒロタカの姉・磯貝亜矢役で内山理名が出演する。今回映像化される作品の中でも「海の星」は日本推理作家協会賞で短編部門を受賞、高い評価を得ており、待望の初映像化。もちろん3作とも湊氏ならではの心情描写とストーリー展開に思わず引き込まれること間違いなし。ドラマスペシャル湊かなえサスペンス「望郷」は9月28日(水)21時~テレビ東京系列にて放送。(笠緒)
2016年09月28日日々、迷いも不安もある24歳の青年がお寺の住職となり、自分の道を見つけていく、伊藤淳史主演の『ボクは坊さん。』。現在、ジワジワ来ている“お坊さん”ブームを後押しする(?)本作のブルーレイ&DVDが3月16日(水)にリリースされることに合わせ、伊藤さんと真壁幸紀監督からコメントが到着した。白方光円、24歳。突然の祖父の死をきっかけに書店員を辞め、四国八十八ヶ所霊場、第57番札所・栄福寺の住職になったばかり。この寺で生まれ育ったものの、住職として足を踏み入れた“坊さんワールド”は想像以上に奥深いものだった!個性豊かな僧侶との出会いにワクワクしたり、檀家の人たちとの関係に悩んだり。お葬式や結婚式で人々の人生の節目を見守るのはもちろん、地域の“顔”としての役割もお坊さんには必要。職業柄、人の生死に立ち合うことで“生きるとは何か?死ぬとは何か?”と考えたりもする。坊さんとしての道を歩み始めたばかりの光円は、試行錯誤を繰り返しながら、人としても成長していく――。本作は、糸井重里が主宰するWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載されていた本物のお坊さん、白川密成による人気エッセイを『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフにより映画化。実話をもとにした生きるヒントがたくさん詰まった、“お坊さん”エンターテインメントだ。主演を『ビリギャル』『劇場版MOZU』の伊藤さんが務めるほか、山本美月、溝端淳平、濱田岳、松田美由紀、イッセー尾形と豪華キャストが集結。開創1200年を迎えた高野山・奥の院で史上初めて映画撮影が敢行された。また、本作には意外なお坊さん専用グッズや心にしみいる仏教用語、さまざまなタイプの僧侶など、知られざるお坊さんの日常が満載、コミックやドラマなどでも取り上げられた“お坊さん”ブームをひそかに後押しする。<伊藤淳史コメント>この作品は、決して特別なことをたくさん描いているわけではありませんが、誰しもが送っている当たり前の日常の中の喜びや悲しみがたくさん詰まった、愛すべき映画になりました。観てくださった方々が、自分の日常とか、身近な存在の人をあらためて『感じてもらえる』作品になっていると思います。映画の中で「僕にはまだまだできないことがある」という台詞があるのですが、僕自身、いまの自分にできることは少ないけど、目の前のことをコツコツやろうとずっと思ってきたので、それをこの映画で再確認できました。悩んだり、エネルギーを使い果たしたときに、ふとこの映画を観て、癒やされたり、大切な人に思いを寄せてもらえたらうれしいです。<真壁監督コメント>「ボクは坊さん。」を映画化するにあたり、大切にした要素の一つとして、「優しさ」があります。原作が持っている読後感や、ロケ地の栄福寺の空気感が、とても優しかったので。「優しい映画を作ろう。けど優しいだけじゃつまらない。じゃあどうしよう」そうやって出来たのが、この映画です。メイキング映像でもわかると思いますが、撮影現場はとても穏やかに進んでいきました。その撮影現場の雰囲気が、そのまま映画の空気になっていると感じます。劇場でご覧になった方も、そうでない方も、肩の力を抜いて、リラックスして観ていただきたいです。見終わった後、温かい気持ちになれると思います。『ボクは坊さん。』は3月16日(水)よりブルーレイ&DVDリリース(※同日レンタル開始)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクは坊さん。 2015年10月24日より全国にて公開(C) 2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2016年01月14日今も昔も人々から愛され、そのドラマが熱狂を生み出してきた真田幸村の“知られざる物語”を講談師・旭堂南湖が語りまくる『映画講談 難波戦記-真田幸村紅蓮の猛将-』が今週末から公開になる。本作は古典芸能の“講談”を描いた作品だが、高座の記録ではなく、観客の“想像力”を刺激するこれまでない映画になっている。本編映像の一部が公開になった。本編映像の一部ラジオもテレビもない時代から講談師は様々なドラマを語り、人々はその声に耳を傾けては想像力を膨らませて様々な物語を楽しんできた。本作はそんな古典講談を継承に取り組んでいる旭堂南湖(きょくどうなんこ)が、戦国武将・真田幸村の物語を、情熱と持てる技術をすべて投じて語りに語った様を基に制作されている。通常、この種の作品は高座にあがった語り手を“記録”しただけの作品が多いが、勝呂佳正監督は、“講談師の息づかいや迫力を寄席では見られない角度から見せる”ことと、“敷居が高そうなイメージの講談を親しみやすく見せる”ことにこだわった。このほど公開された映像でも、講談師の語りを阻害するようなカット割や演出は一切なく、旭堂南湖の語りを聞いた観客の“想像”がさらに広がるように補足の文字やアニメーションが追加されている。本作が描くのは、戦国末期に、関東の大御所・徳川家康を迎えうつ真田幸村のドラマ。講談師の勢いのある語りと映像演出で、観客の頭の中には、どんなCGを駆使しても、どれだけのエキストラを用意しても敵わない“手に汗握るドラマ”が展開されるはずだ。『映画講談 難波戦記-真田幸村紅蓮の猛将-』11月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
2015年11月16日「ぴあ」調査による2015年10月23日、24日のぴあ映画初日満足度ランキングは、24歳の若さで住職になった白川密成氏のエッセイを伊藤淳史主演で映画化したヒューマン・ドラマ『ボクは坊さん。』がトップに輝いた。2位にプロの運び屋を主人公に描く大ヒットカー・アクションの新シリーズ第1弾『トランスポーター イグニション』、3位に世界的に大ヒットを記録したサバイバル・アクションのシリーズ第2弾『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』が入った。その他の写真1位の『ボクは坊さん。』は、知られざる“坊さんワールド”と、ひとりの住職の成長を丁寧に描いた人間ドラマ。伊藤演じる人情味あふれる住職・光円が、周囲の人々に支えられ、様々な困難を乗り越えながら、住職として、ひとりの人間として成長していく様を描く。出口調査では「お坊さんも生身の人間なんだと思った」「クスリと笑えるポイントがいくつもあった」「お葬式のシーンがとても綺麗」といった感想のほか、「ゆったり流れるような作品で心穏やかに鑑賞できた」「お経のひとつひとつが心に染み込む」「鑑賞後は平穏な気持ちになった」「お坊さんの考えに心が洗われた思い」などの声も聞かれ、笑いや感動はもちろん、本作から“癒し”を得た観客も多くいたようだ。2位と3位にはアクション映画がランクイン。2位の『トランスポーター イグニション』は、リュック・ベッソン製作、ジェイソン・ステイサム主演の人気シリーズを、新鋭エド・スクレインを主演に迎えて再始動させたアクション。観客からは「ステイサムもよかったがスクレインも味がでていてよかった」「これまでのシリーズより格闘シーンも激しくバージョンアップしていた」「ドライビングテクニックはさすが」「思いもよらないシーンがいくつかあって飽きさせない展開」などの感想が寄せられ、前シリーズのファンからも高い満足度を得られたようだ。3位の『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』は、1作目で巨大迷路から抜け出すことができた主人公たちが、さらなる過酷な試練に挑む様を描く。観客からは「最初から最後までスリル満点」「映像のダイナミックさに圧倒された」「自分もランナーとして一緒に走っている感覚で観ていた」「息つく暇もないくらいシーンがドラマチックに切り替わる」など緊迫感あふれる展開を楽しめたようで、シリーズファンからも、「仲間との信頼関係がさらに深まっているのが見どころ」「前作よりホラー要素も加わっていてハラハラできた」「次回作が待ちきれない!」など熱い声が寄せられた。(本ランキングは、10/23(金)、24(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年10月26日「MOZU」のスピンオフドラマ「大杉探偵事務所」や「無痛~診える眼~」などで活躍する伊藤淳史の最新主演映画『ボクは坊さん。』。このほど、先月末に行われた本作の完成披露試写会で、ともにイマドキの“お坊さん”を演じた主演の伊藤さんと共演の濱田岳が苦労エピソードとして触れた修行“護摩行”の画像がシネマカフェにて解禁。さらに、糸井重里や山崎貴監督らからコメントが到着した。24歳で突然住職になった白方光円(伊藤さん)が、想像以上に奥深い“お坊さんワールド”に足を踏み入れ、失敗しながらも成長していく姿を描き、笑って泣いて、人生のヒントがもらえると注目の本作。今回到着したのは、伊藤さんと、お坊さん学校での同級生を演じた濱田さんが、キュートな坊主姿ながら、燃えさかる炎の前で行う“護摩行”に真剣な面持ちでのぞんでいるシーンだ。先日の完成披露試写で2人は、「とにかく熱くて大変だった!」とこのシーンをふり返り、「苦労したのにあまり使わなかったですよね」と真壁幸紀監督に恨み節。だが、監督は「最大限、使ってます!」と自信たっぷりに応じており、真相はスクリーンで確かめてみたいところ。また、本作は愛媛県今治市にある真言宗栄福寺の現役住職・白川密成さんが7年にわたり「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載したエッセイを、『ALWAYS 三丁目の夕日』スタッフが映画化。そこで、「ほぼ日」主宰の糸井さん、『ALWAYS』シリーズの山崎監督からも応援コメントが到着。さらに、フリーマガジン「フリースタイルな僧侶たち」代表で浄土真宗本願寺派の僧侶・若林唯人さん、浄土真宗本願寺派の僧侶でお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の“店長”として親しまれている木原祐健さん、アメリカでMBA(経営学修士)を取得し、インターネット寺院「彼岸寺」を立ち上げた浄土真宗東本願寺派緑泉寺の住職・青江覚峰さんら、イマドキのお坊さんから、“仏教フリーク”芸人、尼さん漫画家、お寺出身の大物アーティストなど、“お坊さん”業界の多彩な著名人たちからも大絶賛されている。<コメント>■糸井重里(コピーライター)わぁ、こういうドラマになるのかぁ。現実の坊さんも、ドラマの坊さんもがんばれ~。■南こうせつ(シンガーソングライター)人は煩悩をしょって泣いたり笑ったり、今は亡き父の早朝のお務めの木魚の音が映画と共に鮮明に甦りました。ありがとう光円和尚。■養老孟司(解剖学者)「人生をあきらめるな。」静かに映画は語り、僕らが忘れかけている日常の”大切なこと”を教えてくれた。■「笑い飯」哲夫(一応、漫才師)おっさんは葬式でええこと言うてくれはります。このおっさんにも泣かされるとは思てませんでした。般若心経で笑うとは思てませんでした。■悟東あすか(尼僧漫画家)等身大の若いお坊さんの成長がとてもハートフルに、しかも個性的かつ不思議な味で綴られている映画だと思います。爽やかです!!■比嘉愛未(女優)お坊さんの姿に笑いお坊さんの言葉に泣いた。仏の心に触れ、日本人の美徳や生死観を改めて考えさせてくれた。出逢て良かったと思えるそんな作品です!!■山崎貴(映画監督)坊さんの暮らしを覗いてみたら、そこには沢山の「生きていくこと」へのヒントが詰まっていました。なんだか心がすっと軽くなるような”お参り”のような映画体験でした。『ボクは坊さん。』は10月17日(土)より四国エリアにて先行公開、24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクは坊さん。 2015年10月24日より全国にて公開(C) 2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年10月08日ジュンク堂は10月31日~11月1日の2日間、大阪・難波のジュンク堂書店 千日前店で「ジュンク堂に住んでみる」モニターツアー 2015を実施する。○昨年の倍率は900倍以上!「ジュンク堂に住んでみる」モニターツアー 2015は、その名の通り「1日だけジュンク堂書店の住人になれる」というもの。書店に1泊し、好きな本や雑誌を読みながら自由に過ごすことができる。マイナビニュースで取材した第1回目は東京・内幸町のプレスセンター店で実施され、応募倍率は900倍以上を記録した。元はTwitterの「ジュンク堂に住みたい」というつぶやきから始まった同企画。「東京以外でも実施してほしい」という声を受け、大阪・難波で第2回目を開催することが決まったという。会場のジュンク堂書店 千日前店は、1996年に大阪に初めてオープンした店舗。1~3階を合わせて約900坪の広さがある大型店で、ワンフロア125坪の小規模なプレスセンター店とはひと味違った"住まい"となりそうだ。応募締め切りは9月30日17時。定員は5組10名で、応募者多数の場合は抽選となる。参加資格は18歳以上で、読書が好きな人。参加費は無料だが、1人最低3冊の書籍又は雑誌の購入が必要となる。場所はジュンク堂書店 千日前店(大阪府大阪市中央区難波千日前12-7Y.E.S.NAMBAビル1F~3F)。イベント詳細と応募は、Webサイトの専用フォームから確認することができる。
2015年09月25日『ALWAYS 三丁目の夕日』スタッフと「ほぼ日刊イトイ新聞」の人気連載を映画化した伊藤淳史主演の『ボクは坊さん。』。この日本発の“お坊さん”映画が、仏教伝来の道でもある、シルクロード国際映画祭で日本映画“初”のプレミア上映されることが決定。併せて、三蔵法師もビックリするような(?)伊藤さんの“美麗な”坊主姿の新ビジュアルも解禁となった。本作は、24歳で突然、書店員から住職になった白方光円(伊藤さん)が、想像以上に奥深い“坊さんワールド”に足を踏み入れ、失敗しながらも成長していく姿を描いた“お坊さん”映画。9月22日より中国・福州で開催される第2回シルクロード国際映画祭にて、晴れて特別招待作品としてGALAプレミア上映されることになった。シルクロード国際映画祭は、中国が北京・上海に次ぐ第3の映画祭に育てるべく、昨年より始まった注目の映画祭。ジャッキー・チェンが広報大使であり、今回は『さらば、我が愛/覇王別姫』『北京バイオリン』の名匠チェン・カイコー監督が審査委員長を務める。昨年の第1回は、陸のシルクロードの拠点・西安で開催され、第2回目となる今年は、海のシルクロード拠点である福州が開催地となった。シルクロードを通って日本に伝来し、定着してきた仏教。今回、日本映画としては初めての栄誉を得た『ボクは坊さん。』が、現代日本人の心にも響く“お坊さん”映画として、逆ルートで中国に上陸を果たすことになる。現地には真壁幸紀監督と安藤親広プロデューサーが参加予定。真壁監督は、「シルクロードの冠が付いた映画祭で上映できることが大変光栄です。また今回が第二回目という新しい映画祭に、初めての長編監督作品が上映されるということも、とても感慨深く、映画祭と共に私も成長していけたらと思っています」と、喜びのコメントを寄せている。また、併せて解禁された新ビジュアルでは、主演の伊藤さんが美麗な横顔を披露。これまでのポスタービジュアルでは“後ろ頭”だけだったため、「この坊主頭は一体誰?」という問合せも相次いでいたとか。映画の原作者でモデルとなった僧侶・白川密成さんも「本物のお坊さんのような佇まい!」と太鼓判を押す、この美麗な坊主姿も含め、シルクロードを旅した「西遊記」の三蔵法師にも劣らない(?)話題を呼び込むことになりそうだ。『ボクは坊さん。』は10月17日(土)より四国エリアにて先行公開、24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクは坊さん。 2015年10月24日より全国にて公開(C) 2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年09月18日俳優の伊藤淳史が主演を務める映画『ボクは坊さん。』(10月17日、四国エリア先行公開/10月24日、全国公開)が、22日に開催される第2回シルクロード映画祭での邦画初となるプレミア上映が決定し、新たなビジュアルが18日、公開された。本作は、コピーライターの糸井重里氏が編集長を務める『ほぼ日刊イトイ新聞』に掲載された人気連載「ボクは坊さん。」を原作に、24歳で住職になった伊藤演じる白方光円が、お坊さんの世界に悪戦苦闘しつつも成長していく姿が、愛媛・今治市を舞台に描かれる。特別招待作品としてのプレミア上映が決定したシルクロード国際映画祭は昨年から開催され、中国が北京、上海に次ぐ映画祭に育てるべく、中国電影電視局による重点プロジェクト。広報大使をジャッキー・チェンが務めるほか、今回は『さらば、わが愛/覇王別姫』(1994年)や『北京バイオリン』(2003年)を手がけたチェン・カイコー監督が審査委員長を担当する。昨年の第1回は、陸のシルクロードの拠点・西安で、今年は海の拠点・福州で開催される。映画祭には真壁幸紀監督、安藤親広プロデューサーが出席。真壁監督は、「遣唐使として唐に渡り修行をした空海と中国・シルクロードの関係はとても深いと言われています」とした上で、「そんなシルクロードの冠が付いた映画祭で上映できることが大変光栄です」と感慨を述べている。あわせて公開された新ビジュアルでは、伊藤の端正な横顔を披露。これまで使用されてきたものは、"後ろ頭"だけだったので、「この坊主頭は一体誰?」という問い合わせもあったようだが、今回ははっきりと伊藤と判る。原作者で本作のモデルとなった僧侶・白川密成氏は、この伊藤の坊主姿を「本物のお坊さんのようなたたずまい!」と太鼓判を押しているという。(C)2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年09月18日四国八十八ヶ所霊場栄福寺の住職・白川密成さんのエッセイを映画化した『ボクは坊さん。』の公開記念イベントが8月27日(木)、都内で行われ、主演の伊藤淳史が僧侶姿を生披露。共演する山本美月が、伊藤さんの“坊主頭”をナデナデする場面もあった。高野山開創1,200年を記念して製作された本作。祖父の突然の死をきっかけに、24歳という若さで住職になった白方光円(伊藤さん)が、お坊さん独特の世界に悪戦苦闘しつつも成長していく姿を描く。イベントには原作者の白川さんも駆けつけた。昨年11月の撮影以来、約9か月ぶりの僧侶姿に伊藤さんは、「自然と背筋が伸びますね」とキリリ。初めての僧侶役に「役者として、できる限り気持ちを乗せたかったが、お経を読むシーンでは、白川さんから『力み過ぎ』という言葉をいただいて(笑)。力を抜くというのは基本的に、お芝居と真逆なので難しかった」とふり返った。一方、白川さんは「とても熱心に勉強していただき、その気持ちがうれしかった」と伊藤さんの役作りに感服していた。主人公の幼なじみのヒロイン、京子役を演じた山本さんは劇中で“人生初”の白無垢姿を披露しており、「ウエディングドレス派だったんですが、白無垢もいいなと思いました」とニッコリ。伊藤さんは「すっごくキレイでした」と本人を横に照れていた。会場となった東京・新丸ビル7階「丸の内ハウス」では、8月28日(金)~9月6日(日)まで「高野山カフェ in 丸の内ハウス2015」を期間限定オープン。気軽に僧侶と話せる「高野山ライブトークイベント」など、都心で世界遺産・高野山への旅の楽しみを感じるイベントが開催される。イベントでは伊藤さんと山本さんが、山芋を使った精進料理“酢豚もどき”に舌鼓を打った。『ボクは坊さん。』は10月17日(土)より四国エリアにて先行公開、24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月27日映画『ビリギャル』での塾講師役も記憶に新しい俳優の伊藤淳史が、現役住職の実話をもとにした映画『ボクは坊さん。』(10月公開予定)に主演することが26日、明らかになった。原作は、コピーライターの糸井重里氏が編集長を務める『ほぼ日刊イトイ新聞』に掲載され一日140万を超えるPVを記録した連載「ボクは坊さん。」。24歳の若さで愛媛県今治市にある四国八十八カ所霊場五十七番札所の栄福寺住職になった白川密成氏が、身近なのにあまり知ることのない僧侶生活のエピソードをつづって人気を博した。主演の伊藤は作品について、「当たり前のように繰り返される毎日を描いた作品で、その中で起こる、喜びや悲しみに、生を感じさせてくれる、心温まるストーリーだと思います」とコメント。演じる中で、「お寺の世界の厳しさや、美しさ」を身をもって感じることができたという。本作は、スクリーンに映し出される四国や高野山の風景も見どころの一つで、伊藤も「ロケーションもとても美しいので、ぜひ劇場でご覧ください」とアピールする。原作者の白川さんは、「ただの青年がある日、"坊さん"になって見たシーンは、『ねぇ、こんなことが、あったんだよ』と誰かに話したくなる日々でした。その一人が、あなただったら、なんだかうれしいです。もし、この映画を見た人が、誰かの声を久しぶりに聞きたくなったとしたら、それだけで、ありがたいです」とコメントを寄せている。主題歌は吉田山田が手がけた「Today,Tonight」。共演には、女優の山本美月、溝端淳平、濱田岳ら若手に加え、イッセー尾形、松田美由紀らベテランが脇を固める。『ALWAYS三丁目の夕日’64』で監督助手を務めるなど、第一線の現場でキャリアを積んできた真壁幸紀監督がメガホンを取り、スタッフ陣には日本アカデミー賞最優秀撮影賞を3度受賞している撮影の柴崎幸三氏をはじめとしたベテランが名を連ねた。主人公・白方光円は、祖父の死をきっかけに書店員の仕事を辞め、栄福寺の住職になったばかりの24歳。初めのうちこそ、坊さん専用グッズや、個性豊かな僧侶との出会いにワクワクしていた白方だったが、今では檀家との関係の難しさを感じたり、人の生死に直面して悩んだりする日々を過ごしていた。地域の人々との出会いや僧侶の世界の奥深さに触れることで、試行錯誤を繰り返しながらも成長していく一人の青年の姿を描く。(C)2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年06月26日映画『ビリギャル』で主人公を慶應合格に導く塾講師を好演中の伊藤淳史が、今度は一転、“お坊さん”となって奮闘する『ボクは坊さん。』。このたび、主役の白川光円を演じる伊藤さん始め、山本美月、溝端淳平、濱田岳ら個性派キャストの出演が発表。併せて、ポスタービジュアル&予告映像が到着した。白方光円、24歳。突然の祖父の死をきっかけに書店員の仕事を辞め、四国八十八ヶ所霊場、第57番札所・栄福寺の住職になったばかり。この寺で生まれ育ったけれど、住職として足を踏み入れた“坊さんワールド”は想像以上に奥深いものだった!人の生死に立ち合うことで、“生きるとは何か?死ぬとは何か?”と考えたりもする光円。坊さんとしての道を歩み始めたばかりの光円に、何ができるのか…。原作は、糸井重里が編集長を務める「ほぼ日刊イトイ新聞」、通称“ほぼ日”に掲載されていた、白川密成さんによる連載「ボクは坊さん。」。1日140万PVを超える人気を誇った、このコンテンツは、24歳の若さで突然、愛媛県今治市にある栄福寺住職になった白川さんの日々を綴ったもの。白川さん本人が「僕が原作の中で伝えたかったことは、もしかしたら、ただひとつ。“そこに坊さんがいること”。ただの青年がある日、“坊さん”になって見たシーンは、『ねぇ、こんなことが、あったんだよ』と誰かに話したくなる日々でした」と語るとおり、日本人の生活に密着していながら、あまり知ることのないお坊さん生活に視点を当てたその内容が話題を呼び、書籍化もされている。お坊さんやお寺というと、なんとなく特別な存在というイメージを持ってしまいがちだが、本作に登場する、伊藤さん演じる光円たちはいたって“普通の人間”。今回解禁となった予告編でも、軽やかな音楽に乗って展開されていくコミカルなシーンは微笑ましいものばかり。主演の伊藤さんも「この映画は、当たり前のように繰り返される毎日を描いた作品で、その中で起こる、喜びや悲しみに、生を感じさせてくれる、心温まるストーリーだと思います」と、その“和み度”に太鼓判を押し、「お坊さんの役を演じさせていただき、お寺の世界の厳しさや、美しさを、身をもって感じる事ができました。共演者やスタッフの皆様と、今治の空気を感じながら、楽しく撮影に臨むことができました」と充実感あふれる撮影となったことを語っている。光円を取り巻く人々を演じるのは、山本美月、溝端淳平、濱田岳、松田美由紀、そしてイッセー尾形など、個性的なキャストたち。実力派の顔ぶれが盛り立てる予告編後半では、前半とは打って変わって、生と死、人として果たす役目など、シリアスなメッセージが込められ、試行錯誤を繰り返しながら成長していく光円の姿を垣間見ることができる。また、場面を盛り上げる主題歌「Today,Tonight」を手掛けた男性デュオ「吉田山田」も、「率直にこの書き下ろしの話をいただいたとき、とても嬉しかったです。通り過ぎてしまえば懐かしく、どこか愛しい“思春期”も、当時は欲求不満と不安と迷いにまみれていました。そんな気持ちを久しぶりに感じさせてもらえて、この曲を作らせてもらえて、とても光栄です」と、コメントを寄せている。『ALWAYS三丁目の夕日’64』で監督助手を務めるなど、第一線の現場でキャリアを積んだ真壁幸紀が監督を務め、日本アカデミー賞「最優秀撮影賞」を3度受賞している柴崎幸三が撮影を担うなど、『ALWAYS』シリーズのベテランがずらりと顔を揃えた本作。そんな腕利きのスタッフがとらえた四国や高野山の美しい風景と、愛すべき人間の営みのどちらも存分に味わうことができる、“坊さんエンタテインメント”の公開を楽しみにしていて。『ボクは坊さん。』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月26日日本酒輪ッショイ実行委員会は5月24日、大阪・難波~心斎橋一帯にて日本酒バルイベント「日本酒輪ッショイ!! ~everybody goes 日本酒の先入観をぶち壊せ! ~」を開催する。同イベントでは、13店舗の飲食店と12棟の酒蔵が参加。大阪ではあまり流通していない銘柄の蔵元も多数参加し、イベント参加者は各店で日本酒の飲み歩きを楽しめるという。参加店舗は酒蔵とタッグを組み、2~4種類の銘柄の日本酒と3種類程度の料理を提供。日本酒の提供量は60ml~で、価格は200円~500円。なお、クラスや提供量によっては500円以上になる場合もあるという。また、全店で日本酒と料理のセットも500円で提供する。ほかにも、当日は賞品として蔵元おすすめの酒が当たるスタンプラリーも行う。実施するスタンプラリーは、「愛LOVE日本酒を探せ! 」と「鶏料理三国志」の2種類。「愛LOVE日本酒を探せ! 」ではランダムで出没する3人の人物を探し出し、「鶏料理三国志」では同イベントに参加する焼き鳥店3店舗で鶏料理を味わうことで応募券が1口ずつもらえる。両方のスタンプラリーを完遂すると3口の応募券をもらえるとのこと。同イベントの参加料金は1,500円。前売り券のみの販売で当日券は販売しない。チケットの購入は「e+」もしくは参加店舗にて。なお、飲食は全て別途精算となる。詳細は公式Facebookページにて。同イベントの参加酒蔵と主な参加銘柄は、「恵那醸造(岐阜県・"鯨波")」「岡崎酒造場(山口県・"長門峡")」「加越(石川県・"加賀の月")」「沓掛酒造(長野県・"互")」「新谷酒造(山口県・"わかむすめ")」「仙醸(長野県・"こんな夜に…")」「豊島屋酒造(東京都・"屋守")」「中谷酒造(奈良県・"奈良吟")」「福禄寿酒造(秋田県・"一白水成")」「三千櫻酒造(岐阜県・"三千櫻")」「三輪酒造(岐阜県・"白川郷")」「大和川酒造店(福島県・"弥右衛門")」となる。※価格は全て税込
2015年05月09日フィールズは、グループ傘下の円谷プロダクション監修のもと、「ウルトラマンシリーズ」に登場する"怪獣"をテーマにした飲食店「元祖怪獣酒場」を大阪市・難波(なんば)にオープンする。同店は、神奈川県・川崎市にある「怪獣酒場」の店長・バルタン星人によって新しい拠点を命じられた「カネゴン」がオープンさせる居酒屋。カネゴンがバルタン星人にかけられたテレポーテーションの力が強すぎたため、元の世界とは別のパラレルワールド(異世界)であるオオサカに飛んでしまったのが始まりだという。大阪の"なんば"は、若者からお年寄り、国内外から多数の観光客が集まる。また、大阪といえば商いの街として有名ということもあり、お金が大好きな「カネゴン」が商いをはじめるにあたってぴったりの場所ということから、大阪に新店舗をオープンする。店内の雰囲気は、"昭和レトロ"風に仕上げ、宇宙人・怪獣たちが一番元気だった昭和の時代をイメージしている。あちこちに昭和を彷彿とさせる造形物やポスター、看板、ソフビ人形などを飾り、怪獣ブームまっただなかの昭和にタイムスリップしたかのような中で、"怪獣"をモチーフにしたメニューが楽しめる。なお、同店は、バルタン店長が運営する「怪獣酒場」のある世界とは別のパラレルワールドでカネゴンがオープンするため、コンセプトや運営会社は異なる。カネゴンは、バルタン店長の目の届かない世界なので大丈夫だろうと、店名にちゃっかり"元祖"を付けているのにも注目、とのこと。カネゴンはオープンにあたり「老若男女、国籍、人間、宇宙人、怪獣問わず、みんなが元気になれるお店を作るため、2015年4月下旬の開店を目指して全力で準備中です。まずは一緒に働いてくれる仲間を探して走り回っている最中です。人情あふれるこの街で、怪獣味あふれるサービスで、全力でおもてなしいたします」とコメントしている。店舗はなんばグランド花月1階にオープンを予定している。(C)円谷プロ
2015年03月24日身長差20センチ以上。日本のドラマ界きっての文字通りの凸凹コンビである。伊藤淳史は言う。「シリーズを通して様々な事件が起こるし、いろんな人が出てくるけど、やっぱり核となるのはここ。田口先生と白鳥さんの関係性なんだなというのは、回を重ねるごとに強く感じるようになりました」。「最初、白鳥にとってのグッチー(=田口)は使い走り以外の何物でもなかった(笑)」。仲村トオルは、シリーズ当初の関係性をそう語る。だがシリーズを重ね、6年の歳月を経て大きな変化を遂げた。「多くの患者や周囲の人間がグッチーの優秀さに助けられたけど、白鳥にとってもそれは同じ。白鳥にとっても田口先生は最良の主治医なんです」。「チーム・バチスタの栄光」から4シーズンを重ねてきた人気シリーズがこのたび待望の劇場版『チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像』をもって完結を迎え、田口×白鳥コンビも見納めとなる。当事者2人に、ここまでの6年の歳月を田口×白鳥ばりの深~い観察力でもって分析・解説してもらった。現役医師・海堂尊のベストセラー小説を原作に、“愚痴外来”とも揶揄される特別愁訴外来の気弱ながらも優しい医師・田口と傲岸不遜で“ロジカルモンスター”の異名を持つ厚労官僚の白鳥のコンビが様々な事件の真相を解き明かしてゆく本シリーズ。6年前にシリーズが始まった時、伊藤さんは24歳。初期の思い出を尋ねると「手術」という本シリーズには欠かせない重要ワードを巡るエピソードを明かしてくれた。「撮影に入る前の話し合いの場で、自分の滑舌に自信がなくて『手術』という言葉を『オペ』に代えてもらえませんか?ってお願いしたところからこのシリーズが始まったのを鮮明に覚えてます。僕としては、視聴者の方に毎回“手術”って言葉が出るたびに引っ掛かりを感じてほしくなかったんですが…何で最初にそんなこと言っちゃったのかな(苦笑)。とにかく原作がすごい作品なので、喜びも大きかったですが、新たな人たちと新しいものを作る上で必要な緊張感に包まれていました」。仲村さんが「思い出しました」と言って明かしてくれたのは、最初に撮影に臨んだシーン。白鳥は川に落ちそうになった書類を掴もうとして橋から落ちて病院に運ばれたことになっているが「まさに橋から落っこちる回想のシーンから始まった」と懐かしそうに目を細める。「いま思うと、そこで初めて台本にない(アドリブの)セリフを言ったんですよ。救急車に乗せられる担架の上で、その部下に『アホ!』って(笑)。後で愚痴外来で田口に話すときに『グズでアホな部下が…』って台詞があるのは分かっていたんですけど」。多彩なアドリブ、現場でキャスト陣がスタッフと話し合いながら作り上げていくというのは「チーム・バチスタ」シリーズの現場の大きな特徴とも言えるが、その土壌は第1シーズンの頃から既に存在した。仲村さんがふり返る。「2話目あたりかな?白鳥が『(別の医師から)ひとの気持ちを考えろ!』と言われるシーンがあるんですが、そこで、白鳥に『(田口に)この人いま、僕の気持ち考えてないよ』って言わせたくなって、監督に言ってもいいか聞いたんです。そしたらあっさりと『いいですよ』と。そこで『あぁ、この現場はそういうのアリなんだな』と嬉しくなって、だんだん増えていきました(笑)。伊藤くんもスタッフの大半も初めてご一緒する人ばかりで、最初は探り探り、恐る恐る『白鳥をやらせていただきますね。始めてよろしいでしょうか?』という感じだったんだけどね(笑)」。傲岸で傍若無人の白鳥を「恐る恐る」演じるというのが何とも面白い。先述のシーンと同様に、田口と白鳥の掛け合いに関しても、初期の段階で仲村さんは“手応え”と呼べるものを手にしていたという。「これも第2話目で、白鳥が“アクティブ・フェーズ(※白鳥が駆使する、相手の本音を引き出すためのコミュニケーション術)”として、彼女のいないグッチーを攻めたてる。『だからグッチーは何十年も彼女いないんだよ!』(白鳥)、『1年半ぐらいですよ!!』(田口)、『はい、ホントのこと言っちゃった~』(白鳥)というのをやった時、このリズムだなというのは何となく感じましたね。当時はまだそれをはっきり自覚はしてなかったけど、伊藤くんとのコンビネーションはこういう感じだなって、掴んでいたんでしょうね」。人を人とも思わぬ白鳥が“輝く”のは、その非道ぶりを受け止める田口の存在があってこそ。伊藤さんも「田口先生は素直な役柄で、決して難しさは感じなかった」と語る一方で冒頭でも語っていたように2人の関係性には腐心した。「やっぱり台本で読んでも2人の関係ってすごく面白いんですよ。『ジェネラル・ルージュの凱旋』でも、そのへんの魅力が脚本に余すところなく落し込まれていて、『ここが一番大事なんだ』と改めて感じました。成長もするし、互いを認め合ってレベルアップもするんだけど、一方で最初の頃からの『僕のことバカにしてるんですか?』という感じもすごく大切なんです。(先日放送が終了したドラマ第4シーズンの)『螺鈿迷宮』でも、終末医療という決して軽くないテーマを扱っているからこそ、それを邪魔せずに2人で面白いことやらなくちゃいけないという思いは強かったですね」。そして、満を持しての今回の完結編となる劇場版。最も印象深いシーンとして2人は奇しくも同じ場所を挙げる。それは西島秀俊演じる“ジェネラル・ルージュ”こと速水が君臨し、チームが一体となって救命にあたる東城医大のICU(救命救急センター)。伊藤さんはこのセットに“戻った”瞬間をこう振り返る。「正直、全く変わらないんですよ。2010年の『ジェネラル・ルージュ』の時と全く同じ気持ちで『うわっ』って思いました。西島さんや戸次(重幸)さんがいて…あれから3年くらい経ってるけど、この人たちはずっとここで患者と向き合ってたんだろうなと。懐かしさもあったけど、それ以上に居心地がいいというか、良い意味で久しぶりという感じがしなかったですね」。仲村さんも伊藤さんの言葉に深くうなづく。「『懐かしいね』なんて言いながらセットに入ったけど、西島くんたちを見た瞬間に『あぁ、彼らは3年間、ここにいたんだ』って思えた。うまく言えないけど、3年経って、その間にそれぞれが別の作品で活躍してるのを目の当たりにしてたし、僕自身も違う作品に出ていたけど、でも自分の中にしっかりとこの空間、物語があって、同じ時間が流れていたんだということ――驚きに近いようなその感覚を自分の中で発見しました。そのとき、今回の現場での自分の役割も見つけることができた気がします。それは例えるなら謝恩会の幹事みたいなものかな(笑)?みんなを迎えるというか『西島くん、戻って来てくれてありがとう』『(松坂)桃李、成長したな!』『桐谷(美玲)さん、ようこそ』って(笑)」。白鳥圭輔という希代のキャラクターに関しても、仲村さんは6年越しに「掴んだ」「つながった」と感じた瞬間があったという。「最初のシリーズで白鳥が、亡くなった患者の遺族に土下座して『解剖させてください』と頼み込むシーンがありました。今回、白鳥を演じていて、彼がずっと同じ思いを抱き続けてたんだということに気づいたんです。家族を亡くした遺族の前で『家族を亡くしたのはあなただけじゃないです。真相を知るために解剖させてください』と頼み込み、医師に対しても『苦い思いを抱いてるのはあんただけじゃない』と言い、過去を背負った犯人にも『お前だけが被害者だと思うな』と言う。彼は『あんただけじゃない』って言い続けてきたんだなということに気づいて、最初の『バチスタ』の土下座のシーンを思い出しました。6年前のあの時、僕は込み上げてくるものがあって『でも白鳥はここで泣かないだろう』と思った。同時に『でも、土下座してでも真相を知ろうとする男ではあるよな』とも思ったんです。その気持ちが6年越しに繋がった気がしましたね」。最後にそれぞれ演じてきた田口、白鳥にひと言、声をかけるなら?と尋ねると、仲村さんは「これからも頑張って――本当にそれだけです。彼の根っこにあるのは役人としてやらなくてはという思いや、この国を少しでもよくしようという思い。これからもその調子で頑張ってほしい」と静かに微笑む。伊藤さんは?「田口先生は僕なんかが何かアドバイスしたりできる人間じゃないんです。だからこれからも患者のために頑張ってということ。まあ、彼が行くとこは必ず事件が起こるので『次は何も起こらないことを祈ってます』と(笑)」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像 2014年3月29日より全国東宝系にて公開(C) 2014 「チーム・バチスタFINALケルベロスの肖像」製作委員会
2014年03月28日映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』の完成披露イベントとレッドカーペットアライバルが20日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、伊藤淳史、仲村トオル、桐谷美玲、松坂桃李、西島秀俊、栗山千明、星野和成監督が登場した。心療内科医の田口公平と、厚生労働省の役人・白鳥圭輔の凸凹コンビが、病院を舞台にしたミステリアスな事件の謎に挑む「チーム・バチスタ」シリーズ。今回の2人は、最新鋭の死因究明システムを巡って起きる、病院爆破の脅迫状の事件や集団不審死という、シリーズ史上最大の謎に挑む。伊藤は、今回の満を持しての映画化について「不安もありましたが、ファイナルということで、スタッフのみなさんが、スクリーンを提供していただき、みなさんがファイナルを締めくくってくれる、映画を見てくださることを信じ、ここまでやってこれました」と溢れる思いを口にした。仲村も「自分たちがやってきた作品が終わる、役を卒業するというよりは、自分たちの子供を旅立たせる、頑張ってこいと作品の背中を押すような気分です」と感慨深い表情を見せた。今回、田口と懇意になるヒロインを務めた桐谷は、伊藤と何度も共演経験があるそうだ。「すごく変な感じで、手を触れ合うところは恥ずかしくてしょうがなかったです」と明かすと、伊藤も「僕も、あのシーンは素になっていて、すごく恥ずかしかったです」と告白。さらに桐谷は「仲村さんの大人の色気がすごすぎて、目を合わせるのに緊張しました」と言うと、仲村は桐谷について「初めてお会いした時、まあ、かわいいなと。幼さと線の細さを感じたけど、演じ始めるとたくましかったです」とほめ称えた。西島は「ずっと隠していたんですが、トオルさんとは僕がバディになりたかった。同期の設定でバディかと思ったら、トオルさんと伊藤くんのつながりが強すぎて、あっけなく敗退しました」と苦笑い。それを聞いた伊藤は「すみません。バチスタコンビは、僕と白鳥さんなので」とうれしそうな笑顔を見せた。栗山も「クランクアップの日のトオルさんのコメントにうるっと来て、2人がつながっている感じに、絆みたいなものを感じました」と、名コンビについてコメント。その後の舞台あいさつでは、伊藤が「2008年からこの作品を愛してくださったみなさんをはじめ、見守り続けてくださったスタッフさん、キャストさん、全ての方に心から感謝したいです」と、全員への感謝の言葉を述べ、大盛況のまま、完成披露イベントは幕を閉じた。『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』は、3月29日(土)より全国公開
2014年03月21日9月26日に発売された難波章浩のニューアルバム『WAKE UP!!!』。この作品の製作時の舞台裏が特設サイトで公開された。【公演情報はこちら】特設サイトで公開されているのは共同プロデューサー大野俊也氏との対談形式のインタビュー。2011年リリースのミニアルバム『PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT』でのパンクロック解禁にいたるいきさつ、Hi-STANDARD復活、AIR JAM開催にいたるまでの道のり、そして、アルバム『WAKE UP!!!』の制作秘話など、現在の難波章浩を形成する全てが隠すこと無く語られており、ロックファン必見の舞台裏が明かされている。この対談の他にもアルバム全曲解説が公開されていて、見ごたえ十分の内容だ。10月11日(木)福島・club SONIC iwakiよりスタートする全国ツアー「難波章浩 -AKIHIRO NAMBA- WAKE UP JAPAN!!! TOUR 2012」の対バンも決定。MONGOL800、FACT、 Pay money To My Painなどが出演。気になる方はこちらも合わせてご確認を。■難波章浩 -AKIHIRO NAMBA- WAKE UP JAPAN!!! TOUR 201210月11日(木) 福島 club SONIC iwaki w/VELOCITY10月13日(土) 岩手 大船渡FREAKS※ワンマン10月14日(日) 仙台 CLUB JUNK BOXw/SPIKE SHOES10月16日(火) 札幌 CUBE GARDEN w/NO HITTER10月19日(金) 新潟 LOTS w/Pay money To my Pain10月23日(火) 名古屋 CLUB QUATTRO w/FACT10月25日(木) 岡山 CRAZY MAMA 2 nd Room w/RADIOTS10月26日(金) 愛媛 松山サロンキティ w/RADIOTS10月28日(日) 福岡 BEAT STATION w/FACT10月30日(火) 大阪 梅田CLUB QUATTRO w/SAND11月2日(金) 東京 渋谷AX w/locofrank11月11日(日) 沖縄 桜坂セントラル w/MONGOL800
2012年10月02日8月25日(土)、26日(日)の2日間、タワーレコード難波店の4F特設ブースで対象の夏フェスのチケット購入者を対象にキャンペーンを実施する。タワレコ難波店 夏フェスキャンペーン情報チケット購入者にタワレコタオルが当たる“おたのしみ抽選会”に参加でき、さらに購入者全員にタワーレコードオリジナルメモ帳をプレゼントする。当日、特設ブースで販売するキャンペーン対象公演は、RUSH BALL 2012(9月2日(日)開催)、OTODAMA’11-’12~音泉魂~(9月8日(土)・9日(日)開催)、イナズマロック フェス 2012(9月15日(土)・16日(日)開催)、KOYABU SONIC 2012(9月29日(土)・30日(日)開催)の4フェス。<キャンペーン詳細>【開催日程】8月25日(土)、26日(日)【開催場所】TOWER RECORDS難波店 4F特設ブース【開催時間】各日13:00 ~ 20:00
2012年08月24日日本のロックシーンを牽引してきた難波章浩と上田剛士が、ラウドロックシーンの次世代を担うPay money To my Painのフロントマン・Kを迎え入れ、アーケード用ゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST』のオープニング楽曲『FIGHT IT OUT feat. K(Pay money To my Pain)』を制作。この楽曲の試聴が、本日よりYouTubeにて開始された。『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST』のイメージ画像オープニング楽曲となる『FIGHT IT OUT feat. K(Pay money To my Pain)』は、日本はもちろん、世界中のパンクキッズを虜にしたHi-STANDARDのフロントマン・難波章浩の疾走感あふれるメロディとパワフルなボーカル、デジタルハードコアサウンドで世界に名を轟かせたモンスターバンド・THE MAD CAPSULE MARKETSの司令塔・上田剛士のハイパーなサウンド、さらにラウドロックシーンの次世代を代表するアーティスト・K(Pay money To my Pain)の破壊力を誇るデスボイスが高次元で融合した、まさに“NEW TYPE”と呼べる仕上りとなっている。■難波章浩(Hi-STANDARD)コメント「子供のころから好きだった機動戦士ガンダムの作品に携われて本当に嬉しかったし、光栄でした! タケシ君とのクリエイティブなコラボレーションによって、今までにない想像以上の“NEW TYPE”な楽曲になりました。全国のガンダムファンの方たちがこの曲を聴きながらFIGHTすることを想像するだけで興奮します!!」■上田剛士(AA=)コメント「これは戦いの音! Extremeな音の塊で自らの五感をFullBoostするんだ!」
2012年02月06日