電通総研は10月30日、電車やバス内での動画視聴の実態を把握するため、「通勤・通学時における動画視聴」調査を実施し、その結果を発表した。6月19日~21日の間インタネット調査を実施。対象は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に住む18歳~49歳までの「通勤者」および高校生、高専生、専門学校生、大学生といった「通学者」。調査によると、全体の50%の人が通勤・通学の乗車時間の中で、動画を視聴したことがあると回答(学生は60%)。1日1回以上視聴する人は、18~29歳の通勤者男性が21.8%、30~39歳が18.6%、18~29歳の通勤者女性が18.4%、通学者男性が21.4%、通学者女性が19.6%と、若年層を中心に約20%が毎日視聴している。続いて、一度でも動画を視聴したことがある人に向けて、乗車時間における視聴時間の割り合いを調査した。18~29歳、30~39歳の通勤者、通学者が35%前後と高く、乗車時間の3分の1程度を動画の視聴に当てている結果となった。動画サービスの種類は、YouTubeやニコニコ動画などの「共有系動画サービス」が全年齢層の平均で80%前後と最も多い。特に通学者女性は91.6%と群を抜いていた。ワンセグや録画したテレビ放送などの「テレビ放送系動画」は、40~49歳の通勤者男性が51.8%、30~39歳の通勤者女性で50.6%と約半数であった。dビデオやHuluなどの「配信系動画サービス」は、どの年齢層でも約25%と一定の割合で利用されていた。
2014年11月06日電通は11月4日、インターネットに次ぐ新たな産業革命と期待されるロボットビジネスに取り組むため、社内を横断する組織として「電通ロボット推進センター」を11月1日付けで立ち上げたと発表した。同社は2012年に、ロボット宇宙飛行士「KIBO ROBOT PROJECT」に参加し、広告会社としての知見を生かしてプロジェクト全体のマネジメントに関わった。この具体的なプロジェクトによる実績から、ロボットに関するコンサルティングや企画・開発、プロジェクトのマネジメント、コミュニケーション施策などに関する相談が増えてきたため、多様な産業に迅速かつ的確に対応できる組織が必要と判断したという。同センターの役割は、新しい産業の創出に貢献すること、およびロボットを新しいコミュニケーションメディアとして育成し、将来的に人とロボットが共生できる社会の実現に貢献することにある。これまで培ってきたプロデュース力、プランニング力、クリエーティビィティなどのコミュニケーションデザインに関わる知見と、ロボット開発に直接関わってきたノウハウを活用することで、"開発"、"エージェンシー"、"コンテンツ"の3つのビジネス領域から、顧客が抱えるさまざまなロボットに関する課題解決のためのソリューションを提供していくという。その中で、想定している主なビジネスは、開発領域では、コミュニケーション領域での活用を中心とした、ロボットの開発およびコンサルティング。エージェンシー領域では、ロボットに関する企業や人材のマッチング、およびロボットの広告利用など。コンテンツ領域では、ロボットのキャラクターライセンス管理や、ロボット競技などのコンテンツ化であるとしている。なお、"ロボット開発"に当たっては、国内トップクラスのロボットクリエイターや専門家との協力体制も整え、顧客ニーズに合わせてカスタマイズしたソリューションを提供していくとしている。
2014年11月05日電通と電通テックは10月31日、NECの顔認証技術「NeoFace」を応用した顔認証コミュニケーション開発プラットフォーム「Face_in」の提供を開始すると発表した。同プラットフォームは、デジタルテクノロジーを基点としたコミュニケーションプランニングやサービス開発を行う電通グループの横断チーム「_(アンダーバー)」と、「NeoFace」を保有するNECとのコラボレーションから開発されたものである。導入の容易さと高精度を両立させたもので、さまざまな顔認証コミュニケーションの展開が実現できる。具体的には、人の顔の特徴量データを登録・管理できるデータベースと顔認証用APIによって構成されており、ウェブやアプリケーションにAPIを実装するだけで、容易に顔認証の仕組みを導入することができる。「Face_in」が導入されたサービスは、ユーザー自身がキャンペーンサイトなどから顔写真の事前登録を行うことで、店頭や屋外広告、イベント会場などに設置されたカメラの前に立つだけで、ユーザーの顔のデータと管理データベース内のデータが照合され、特定個人に向けたメッセージなどのインタラクションが起きる仕組みになっている。活用方法としては、イベントで、事前に顔写真を登録した参加者の顔のデータを入場パス代わりに使用したり、屋外広告に実装し、個人を認証した上で、当該個人向けにカスタマイズされた情報発信を行ったり、店舗で上得意客の情報を顔のみで店員が把握し特別な接客をするといったことなどが考えられるという。なお、同プラットフォームは、イベントや屋外広告での実証実験にすでに成功しており、体験者の反応も良好だったことから、多様な活用機会を獲得できるものと判断したとコメントしている。
2014年10月31日電通の100%子会社である電通デジタル・ホールディングス(DDH)は10月16日、最先端の技術力を活用したデジタル事業の開発・提案を行うグループ初のテクノロジー・ブティック子会社として「電通ブルー」を設立し、年内をめどに営業を開始すると発表した。スマートフォンやタブレットの普及、さらにはウェアラブル端末やIoT(Internet of Things)の登場など、デジタル環境の変化は続き、生活者に向けたサービス提供においても、より高度なソリューション、より迅速なビジネス開発が求められている。そこで、最新の技術力を持ったスタートアップ企業などとの柔軟な連携体制を築き、迅速な企画立案やビジネス開発を実現するために、電通ブルーは設立された。新会社では、豊富な実績を持つ社外プロフェッショナルにも参画できるような制度を準備し、積極的に人材採用と人的ネットワークの構築を進めることで、スタートアップ型の開発体制による新規事業の創出を目指す。また、テクノロジー・ブティックと呼ぶに相応しい最先端の開発基盤を整え、グループ各社との協業を図りながら顧客ニーズを先取りしたデジタル事業を展開。「ウェブサービスやアプリなどの開発・運営を行うメディア事業」「生活者の暮らしを高度化するデジタルライフツール事業」「国内外でIoTの実用化を担うハードウェア事業」などを手掛ける。なお、営業開始に向け、既に複数の新しいデジタル事業を開発しているが、それぞれの事業の詳細については、今後電通ブルーが主体となり随時情報を発信していく。
2014年10月17日『ミュージックステーション』でタモリさんのアシスタントを務めていたこともある、テレビ朝日の人気アナウンサー竹内由恵さん。今夏に電通マンと交際していると週刊誌に報じられました。調べてみると、電通マンと女子アナの交際は竹内アナにとどまらず、あの方もこの方も……とわんさか出てきます!アナウンサーといえば、清楚でかわいい系の女性が多く、男性諸氏の憧れともいえる存在。そんな高嶺の花を、なぜ次々と電通マンが仕留められるのか、謎に思う人も少なくないでしょう。電通は平均年収こそ1000万円超と、一般の会社員に比べれば断然多いですが、それだけでは女性の心は動かせません。なにか、他に理由がきっとあるはず。イケメンハンターとして、数々の男性を分析してきた、わたしなりの「魅力的な男性像」を、電通マンを通してまとめさせていただきました。自分に自信がある男は魅力的自分に自信がある=ナルシストと思われることも多く、一見敬遠されがちな要素に見えます。しかし、ここで言う自信とは、自分に酔っているということではなく、自分の見せ方を知っているということ。要するに、セルフプロモーション力ですね。自分の強みをちゃんとわかっていて、それをここぞという時に繰り出してくるオトコは総じてモテ男でしょう。それも嫌味なく、できるだけ自然に出せることが大事です。クライアントへのプレゼンなどでプロモーション力に秀でていて、それが自然と身に付いている電通マンは、自らの売り込みもうまいということでしょう。コミュニケーション能力が高い男は魅力的おしゃべりな男という意味ではありません。しゃべりすぎる男は、時にうっとうしく感じることがありますよね。会話やメールのレスポンスが早い、ユーモアのセンスがある、そしてその場全体の空気を読んでいる男。女性は、そんな男をコミュニケーション能力が高いと判断しているように思います。空気を読むということはコミュニケーションを円滑にするので、これは女性も男性もポイントですよね。自社だけでなく、さまざまな人との調整を図らなければならない電通マンには、この空気を読むという感覚が染み付いているのかもしれません。清潔感がある男は魅力的清潔感=何かに気を使っている感。洋服が一番分かりやすい例ですが、おしゃれなコーディネートである必要はないんです。自分に合うテイストの洋服が分かっていて、それをきちんと着こなしている。それが最大の清潔感です。気を使ってないようでいて、実は少しのこだわりを持っている。そんな感じで絶妙に自分を持っている男に、女は知らず知らずのうちに惹かれているように思います。他者に与える印象を考え、自らにも気を使える電通マンは、清潔感の風を吹かせている印象です。さて、この3大要素をわたしは「イケメン力」と命名させていただきます。決して顔がイケメンではなくても、上記の要素を持っている男性に女性はコロっといってしまう……そんなことが少なからずあると思います。そして、女性はそれが計算でないことを見抜く力を身につけたいものです。photo by Pinterest
2014年10月13日電通こころラボは10月8日、電通マクロミルインサイトと共同で、「心理カウンセラーによる、カウンセリング・グレイン」を開発したと発表した。定性調査の現場に、心理カウンセラーの参加・協力を容易に得ることが可能な体制を構築した同社は、ブランドインサイトの探索や広告表現のクリエーティブチェックなどのニーズに対応する定性調査手法として、コラージュ法やフォト分析といった心理学を応用したインサイト手法が一般化しつつあるとして、同社の持つ全国の心理カウンセラーとのネットワークのリソースを活用し、新たなアプローチによる調査手法の開発に至ったという。同サービスでは、既存のグループインタビューやディテールドインタビュー調査において、心理カウンセラーの専門技能を活かしたセットプランとなる「スペシャルプラン」「基本プラン」「オプション」の3種類を用意。スペシャルプランでは、アウトプットとして「調査企画サポート」や「調査実施サポート」「モデレーター」を提供し、導入価格は15万円(税別)だ。なお、調査実施費用は別途必要。同社は今後、心理カウンセラーの関連団体と同調査手法に関する知見やノウハウの共有化を進めつつ、企業や官公庁、自治体、諸団体向けに提供する予定だ。
2014年10月09日マーケターのデジタル・ハブとなるTurnは10月7日、電通に対し、データマネージメントプラットフォームとプログラマティック広告の実行、最先端の分析などのサービスを提供すると発表した。Turnは、エンタープライズ向けデータマネジメントプラットフォーム「Audience Suite」と、ビデオやモバイル、ソーシャル、ディスプレイ等の広告用デジタルメディアバイイングプラットフォーム「Campaign Suite」、マーケターのために設計されたデータ検索・最適化・保管ソリューション「DataMine Analytics」という3つのリアルタイムマーケティングアプリケーションを提供する。電通は、Turnのソリューションの採用にあたり、同社の世界市場におけるデータドリブンマーケティングプラットフォームとしての実績と、自由で高度な分析をカスタマイズ可能な柔軟性、データを活用したオーディエンスの拡張やターゲティングといったメディア・エグゼキューション能力を評価。特に、ポイント・アンド・クリックでデータ収集ができる「Flextag」や、使いやすく幅広いレポーティング機能、高度なデータ分析機能「Datamine」を高く評価したという。
2014年10月08日電通は10月6日、Googleの持つプレミアム広告枠が選別できるアドエクスチェンジ(DoubleClick Ad Exchange)などのテクノロジーを活用する取り組みを発表した。媒体社が保有する付加価値の高い限定されたプレミアム広告枠を中心に形成する「プライベート・マーケットプレイス(PMP)」の構築に向けた活動を本格化させる。現在、インターネット広告の世界においてはRTB(Real Time Bidding)型の運用型広告が市場を席巻しつつあるが、一方、市場の急速な拡大に伴い、さまざまな課題が顕在化してきている。今回、電通が形成した「PMP」は、広告主、広告会社、媒体社が、広告の掲載サイトや価格について事前に取り決めを行うため、広告掲載サイトの把握と取引の透明性の確保が容易になり、広告主や媒体社が抱える課題の解消につながる。今後、電通は、日本における統合的なプレミアム広告枠の販売手法の確立に向け、価値の高い広告枠を保有する媒体社のリクルーティングを進める。また、「複数サイトへの広告配信とその効果測定が一元管理できるDoubleClick Campaign Managerなどの第三者配信プラットフォームとの連携」「DoubleClick Bid Managerなど、広告効果の最大化を支援するプラットフォーム『DSP(Demand Side Platform)』との連携の施策」をGoogleのサポートを得ながら進めていく。
2014年10月07日電通はこのたび、ホットリンクとiSentia Brandtology Pte(アイセンティア・ブランドトロジー)との共同で、顧客企業に関する海外でのソーシャルメディア上の動向を分析・レポートする「電通バズリサーチ グローバルレポート」の提供を開始した。同社は2006年、ホットリンクと共同で、国内におけるソーシャルメディアでの消費者の口コミ情報をリアルタイムに集計・分析するリサーチシステムの提供を開始。海外版へのニーズの高まりから、同システムの対象を、アジア太平洋地域や欧米諸国など世界21カ国・地域へと拡大した「電通バズリサーチ グローバルレポート」を開発したという。同サービスは、分析実施前にコンサルティングを行うことにより、目的に合わせた対象国の選定を実現するほか、当該国でのソーシャルメディア事情や影響力などに関して、顧客の課題に沿った分析・レポート作成が可能。レポート作成は、各国の事情を理解し、マーケティングに精通したアナリストを通して実施する予定だ。なお、同サービスのレポートは、日本語での提出が可能で、アウトプットは、日別件数の推移やポジティブ・ネガティブ分析、クラスター分析(口コミの話題内容の分類表示)などとして提供される。
2014年10月07日電通は4月17日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から、マーケティング専任代理店として指名されたことを発表した。同社は今後、組織委員会のマーケティングパートナーとして、マーケティングプランの策定やスポンサーセールスなどを支援することになる。同社はこれまで長年培ってきたスポーツ事業における知見やノウハウを生かし、2020年に開催される第32回オリンピック競技大会および第16回パラリンピック競技大会の成功に向けて、グループの総力を挙げてサポートするとしている。
2014年04月21日電通は8日、生活者の震災復興などに関する意識について実施した調査の結果を発表した。これによると、今年2012年の日本を漢字1文字で表すとしたら、どのような文字を思い浮かべますかとの問いに、最も多かったのは「希」だった。調査は、今年1月19日~22日に、首都圏・関西圏・東北3県の18~69歳の男女個人を対象に実施した(各地域500サンプル、計1500サンプル)。これによると、日本社会や生活についてイメージすることを踏まえて、今年2012年の日本を漢字1文字で表すとしたら、どのような文字を思い浮かべますか(自由回答)との問いに、上位に挙がってきたのは 「希」「進」「和」「明」といった漢字。「全体として”2012年は希望をもって前に進んでいきたい”という意識の投影がみられる」(電通)。また、2012年の新聞・テレビなどによる記事報道で「明るさ」が期待できる分野については、オリンピック年ということもあってか、日本のスポーツが世の中を明るくしてくれることへの期待が66%と高く、次いで日本の科学技術(42.3%)、日本の文化(30.5%)となった。震災後に意識が高まった事柄、その中で現在も引き続き意識している事柄(複数回答)については、震災から1年近くなり、結果として「家族との絆」意識や「家計のための省エネ」意識の持続性が高くなった。家族以外の「絆」意識はやや後退気味。「東日本大震災」から1年、今年の3月11日を、犠牲者の追悼に加えて、どのような日として位置付けるべきだと思いますか(複数回答)との問いには、災害を記憶にとどめ、教訓や備えを改めて確認する日として認識されているとともに、「復興への誓いを新たにする」機会としても強く意識されていることが分かった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月09日(株)電通は、ペットと人間のよりよい共生にむけたさまざまなソリューションを開発・提供する専門チーム「Think Pet Project」(シンク・ペット・プロジェクト)を立ち上げた。同Projectは、ペットを取り巻く市場環境を押さえ、ペットを核としたさまざまな調査・研究を実施し、ペット市場の活性化を図ろうとするもので、第1弾としてペット(犬)オーナーに対する調査を実施したもの。ペットの費用最多は突発治療費、次いで保険料カテゴリー別に見た1ヶ月にかける平均費用では、「病気やケガなどの突発的な治療費」が最も高く4,568円で、次いで、「ペット保険料」3,887円、「美容・ケア関連代」3,796円、「ペットフード代」が3,669円などとなった。また、「ワクチンなどの定期健診費」が3,446円となっており、突発的な治療費と合わせると、医療費関連への支出は非常に高くなっていた。このほかでは、「ペット関連レジャー費」2,871円、「衣料代」1,891円、「おやつ代」1,398円などに費用をかけていたという。オーナータイプ別消費傾向、かける金額最多は厳格派さらに、オーナーのタイプ別消費傾向を分析しており、主なタイプは以下となっている。「親密派(ペットにべったり派)」23.7%…最も多い。ペットを心の支えとし、おもちゃ(平均720円/月)やおやつ代(平均1,244円/月)などに対して消費意欲が旺盛。ペットに甘いことも自覚。「マイペース派」17.8%…ペットフード(平均3,532 円/月)や医療費(治療費平均3,705円/月、定期健診費平均3,585 円/月)などの健康面においては、比較的お金をかける。情報感度低く他人との情報共有意識薄い。「厳格派(ペットにも教育派)」16・8%…ペットに費やす金額が最も多く、特に治療費(平均6,020円/月)やペットフード(平均4,959円/月)など、健康面の出費が多い。ペットの存在は我が子同然で、社会性を持たせるためにしつけにも厳しい。「お洒落派」15.2%…衣料代(平均3,565 円/月)や美容・ケア関連費(平均4,295 円/月)への出費が多く、ペットに関する美容意識が特に高い。レジャーなどのその他の費用(平均7,320円/月)も高くなっており、洋服を着せたりトリミングに気を遣いながら、一緒に出かけることも多い。このほか、犬を飼う場所は4人に3人が室内飼いで、今はこれが主流となっている。また現在の犬を飼っている年数は、7年未満と7年以上が半数ずつとなり、犬も高齢化が進行しているようだ。さらに、犬に関するブログ保有率は2割だったとのこと。
2011年01月26日