2014年10月31日 17:43
電通、顔認証コミュニケーション開発プラットフォームの提供を開始
電通と電通テックは10月31日、NECの顔認証技術「NeoFace」を応用した顔認証コミュニケーション開発プラットフォーム「Face_in」の提供を開始すると発表した。
同プラットフォームは、デジタルテクノロジーを基点としたコミュニケーションプランニングやサービス開発を行う電通グループの横断チーム「_(アンダーバー)」と、「NeoFace」を保有するNECとのコラボレーションから開発されたものである。導入の容易さと高精度を両立させたもので、さまざまな顔認証コミュニケーションの展開が実現できる。具体的には、人の顔の特徴量データを登録・管理できるデータベースと顔認証用APIによって構成されており、ウェブやアプリケーションにAPIを実装するだけで、容易に顔認証の仕組みを導入することができる。
「Face_in」が導入されたサービスは、ユーザー自身がキャンペーンサイトなどから顔写真の事前登録を行うことで、店頭や屋外広告、イベント会場などに設置されたカメラの前に立つだけで、ユーザーの顔のデータと管理データベース内のデータが照合され、特定個人に向けたメッセージなどのインタラクションが起きる仕組みになっている。