2023年11月2日、日本オリンピック委員会(JOC)は、会長である山下泰裕さんが転倒し、頸椎を損傷したことを明らかにしました。産経ニュースによると、山下会長は、プライベートでの行動中に負傷し、現在は手術を受けて入院しているとのことです。1984年に開催された『ロサンゼルスオリンピック』にて、柔道男子無差別級で金メダルを獲得した山下会長。2019年6月にJOCの会長に就任し、3期目でした。山下会長の復帰の時期は未定で、当面は三屋裕子副会長が職務を代行するとのことです。突然の発表に、ネット上では「心配…」「びっくりです」「どうか安静になさってください」などの声が上がっています。山下会長の、1日も早いご回復をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2023年11月02日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第12話。今回は前回に引き続き、久しぶりに運動したときのお話。思いも寄らないことパート2が巻き起こってしまいました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。前回11話で運動不足解消のために、子どもが通う小学校のPTAのスポーツ部の卓球とソフトボールに参加した私。恥ずかしい尿漏れに悩まされつつも、体を動かす喜びを知り、さらにバレーボールにも参加してみました。卓球やソフトボールと同じく、バレーボールもまったくの初心者だった私。軽くボールと触れ合ったあと、試合形式で楽しもう!という流れで試合に参加させていただきました。9人制のバレーボールだったこともあり、素人の私の出番はほぼなく、フワリと私の前に飛んできたボールを1回レシーブしただけで試合は終わりました。その後、さわやかに水分補給をしているとき、なんとなく右手に熱っぽさを感じて、ふと見てみると、な、な、なんと!右手の親指ががっつり腫れ上がっていました。昔の野球のグローブみたいにパンッパンに。ぎゃ〜〜〜〜〜!!!翌日、近所の整形外科で診てもらうと「親指の靭帯損傷」とのことでした。私ね、フワリと飛んできたバレーボールを、1回ポコンとレシーブしただけなんです。1回だけ! ポコ〜ンと……。尿漏れに負けず、久しぶりに体を動かす喜びを知ったところでこんなことになるなんて~!
2021年04月24日2020年12月4日、那覇空港を離陸した羽田空港行き、日本航空(通称:JAL)904便がエンジントラブルのため緊急着陸しました。乗客乗員にケガはありませんでしたが、運輸安全委員会は、機長が国土交通大臣に報告をする必要がある「『重大インシデント』にあたる」と判断し、調査を進めています。トラブルのあった飛行機に乗っていた、沢庵和尚さんは離陸から緊急着陸するまでを動画で撮影していました。その様子を約7分にまとめて、自身のYouTubeチャンネルに投稿。当時の様子が分かる映像から、機長の対応に称賛の声が上がっています。何事もなく離陸滑走を始めた飛行機。しばらくすると、座席がガタガタと揺れはじめ…。ただいま離陸上昇中に、左のエンジンに故障が生じたため現在1つのエンジンで運航しております。また、この先那覇空港へ引き返すことが決定いたしました。我々はこのような時に備えて十分な飛行訓練を行っていますので、どうぞご安心ください。そのままお座席にてお待ちください。ご迷惑おかけしますことを心よりお詫び申し上げます。沢庵和尚ーより引用小刻みに揺れる機内で不安になる乗客のために、現在起きている状況を説明した機長。また、「訓練をしているため安心してほしい」と乗客に呼び掛けました。動画では、冷静な機長や客室乗務員のおかげか、乗客がパニックになったり取り乱したりする様子は映っていませんでした。全員無事に着陸できたのも、そのような背景があったのでしょう。動画にはたくさんのコメントが寄せられていました。・冷静な対応が素晴らしい。訓練されていると思うと少し安心できますね。・緊張感がとても伝わってきた。何事もなくてよかったです。・機長、客室乗務員、乗客がみんな冷静ですごい。安全に着陸した基調に感謝しかない。どんなトラブルの時でも冷静に、乗客の安全を守ってくれる客室乗務員、機長には頭が下がりますね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月06日アイドルグループ・仮面女子の猪狩ともかが、脊髄損傷による両下肢麻痺で、今後は車椅子での生活になることが、グループの公式ツイッターで報告された。また、猪狩本人も、自身の公式ブログで報告した。猪狩は4月11日に都内で、強風で倒れた看板の下敷きになるという事故に遭い、緊急手術。その後、ICU(集中治療室)、HCU(高度治療室)を経て、一般病棟に入院中だという。公式ツイッターでは「『脊髄損傷による両下肢麻痺』となり、自分の力で脚を動かす事が困難で今後は車椅子での生活となります」と病状を説明し、「退院後は仮面女子として活動を続け、これを事務所も支えていきます。これからも猪狩ともかを宜しくお願いします」と伝えた。猪狩も同日、自身のブログを更新し、「主に負った怪我は、・瞼裂傷・頭部挫創・骨折(脚、肋骨、胸椎、腰椎)そして、・脊髄損傷その影響で両下肢麻痺。私は歩くことはもちろん、自分の力で脚を動かすことすらできなくなってしまいました。治る可能性は極めて低く、今後、車椅子での生活を余儀なくされました」と詳しく説明。「体調・怪我は徐々に良くなり、今は自立した車椅子生活を送れるよう毎日リハビリに励んでいます。退院は今から約3ヶ月後の予定です」と記した。そして、「ずっと心配してくださっている皆さんにまずは早く『私、大丈夫だよ!』って言いたくてもどかしい日々が続きました。でも私自身、状況を把握・受け入れるのに相当な時間が掛かりました」と葛藤を明かし、「自分自身が受け入れることに時間がかかったこと、ファンの皆さんに何とお伝えしたらいいか分からなかったこと、そんなことを考えていると、なかなか文章にまとめることができず、ご報告が遅くなってしまいました。ごめんなさい」と発表を決意するまでの思いをつづった。また、「“歌って踊らなくなる時 = 卒業”としか考えたことがなかった私は、踊れない猪狩ともかを想像することができなくて。そんな状態の私に需要はあるのか。いったい何ができるのか」「絶望しました」と悩むも、「不思議と“仮面女子としての活動を辞める”という考えに至ったことは1度もありませんでした」とのこと。 「そう思わせてくれたのは支えてくれる周りの全ての人でした」とし、家族や友人、スタッフ、メンバー、ファンへの感謝をつづった。「私は生きています。このことだけは何にも代えることのできない神様からのプレゼントだと思っています。その分試練も与えられたけど、きっと越えられない試練は与えないはず」と猪狩。「これからどんなことがあっても、向日葵のように上を向いて楽しくて幸せな人生を歩んでいく。そして毎日を丁寧に大切に生きていきたい」とつづり、「私は前を向いています。もう心配しないでね。これからも猪狩ともかを見守ってください。そして一緒に歩んでいければ嬉しいです。この先もずっと、よろしくお願いします」とメッセージを送った。
2018年05月07日2月9日、いよいよ平昌五輪が開幕する。 羽生結弦(23)は昨年11月に行われたNHK杯の公式練習中に転倒し、右足関節外側靱帯を損傷。なんとか五輪代表には選出されたが、“ぶっつけ本番”で臨むことになった。そんな“奇跡の復活”を目指すなか、“祈祷班”たちも日本各地で祈りを捧げていた――。 “祈祷班”とは、羽生の無事を願うファンたちのこと。もともと彼がケガをした際、ツイッター上で自然発生的に誕生し話題となった。今や、その輪は全国に拡大。熱心なファンたちは実際に神社まで足を運ぶことも少なくない。 羽生の地元・宮城県仙台市にある「秋保神社」も、そのひとつ。“戦の神”を祀るこの神社、羽生の父親も息子の勝利のため祈りを捧げに来ていた“ゆかりの地”だ。 「ソチ五輪で金メダルを獲った後、羽生選手はこちらにお礼参りへ来てくださいました。以来、東北や関東の女性が訪れるようになりました。最近では日本人だけでなく、外国人の女性ファンの姿も見えますね。みなさん、熱心に羽生選手を応援しているようです。昨年の暮れあたりから必勝祈願の“奉納のぼり”が立ち始め、先日ついにその数が100本を超えたと聞きました」(秋保神社関係者) 売られているのは、金色で「心」「技」「体」の文字があしらわれた新勝守(800円)。金メダルをとれるよう、ファンたちもこのお守りを購入しているようだ。 そして羽生ゆかりの神社は、ほかにも。その名称から “聖地”とも呼ばれる兵庫県神戸市の「弓弦羽神社」にも、熱心な女性ファンたちが押し寄せているという。しかもなんと羽生を応援するため、弓弦羽神社を参拝するバスツアーまで組まれていたというのだ! 「昨年秋以降、それらしき団体さんがいらっしゃるようになりました。おかしいなと思い調べてみると、関東の旅行会社が『羽生結弦選手怪我回復とオリンピック連覇を祈願するバスツアー』といったようなものを企画していたんです。それに参加された方々が、団体でお参りにこられていたようです」(弓弦羽神社関係者) ツアーパンフレットに神社の名前が無断で使われていたため、神社はこの会社には抗議したという。ただそれでもツアーに頼らず自力で神社を訪れる熱心なファンは、今も後を絶たないようだ。 《羽生結弦選手の右足が早くよくなりますように。平昌オリンピックで金メダルがとれますように》《羽生結弦選手が金メダルをとり世界中のファンと喜びを分かち合えますように……!!》 絵馬所にはそうした祈願の文字とともに、羽生の写真や金の縁などで彩られた絵馬があふれていた。 そして羽生のフリー演目『SEIMEI』にちなんで“もうひとつの聖地”といわれているのが、京都府京都市にある「晴明神社」。やはりここにもファンたちは殺到していたという。 「もっともファンのお参りが多かったのは、羽生選手がケガをされた直後でした。うちの神社で参拝する人が行列を作るのはお正月ぐらいですが、このときは初詣かと思うほど境内が羽生ファンでいっぱいになりました。最近でもまだまだ参拝客はたくさんいらっしゃっていて、絵馬掛けを増設したほどです。絵馬を見ると、みなさんの願いは“金メダル”よりも“ケガの完治”が多いようです。『結果よりも、五輪本番で練習の成果を発揮してほしい』という思いから、祈願しているのでしょう」(晴明神社宮司) 日本全国で広がる「祈祷班」の祈り――。これだけ多くの願いが寄せられれば、きっと神々も羽生に勝利のパワーを送ってくれることだろう。
2018年01月31日産業技術総合研究所(産総研)は3月22日、水素ステーション用蓄圧器の損傷評価技術を開発したと発表した。同成果は産総研製造技術研究部門トリリオンセンサ研究グループの藤尾侑輝 研究員、坂田義太朗 研究員、寺崎正 研究グループ長、同研究部門の徐超男 総括研究主幹、九州大学の山辺 純一郎 特任教授、村上敬宜 名誉教授、佐賀大学の上野直広 教授、水素エネルギー製品研究試験センターによるもの。1月12日付の学術誌「International Journal of Hydrogen Energy」に掲載された。水素を貯蔵する方法としては、蓄圧器などの高圧ガス容器での貯蔵が一般的であり、鋼製容器と複合容器の2種類が利用されている。いずれの容器も水素の充塡・放出に伴う加圧・減圧の繰り返しによって生じる容器内部の疲労き裂や水素脆化が懸念となっている。現状は、高圧ガス容器の内部を定期的に目視検査することによって安全性を確保しているが、より簡便に内部の状態を調べることができる検査技術が望まれている。今回の研究では、外部からの刺激によって繰り返し発光する応力発光シートセンサを水素ステーション蓄圧器の損傷診断技術に応用し、水圧サイクル試験中での内部亀裂の可視化および進展度を算出する技術の開発に取り組み、適用可能性を示すことに成功した。応力発光体を用いたセンサは、個々のセラミックス微粒子が力学的刺激により繰り返し発光することが特徴。今回開発した技術では、蓄圧器外表面に接着した応力発光シートセンサーの発光分布を撮影することで、水素ガスの充填・放出の繰り返しによって生じる蓄圧器内面の損傷を2次元的に可視化することができるほか、内部亀裂の進展度を発光パターンの変遷から推測することも可能だという。同技術は、近年整備が進められている水素ステーションの安全・安心への貢献だけでなく、パイプラインや航空機などの安全管理への応用も期待できるという。
2016年03月23日慶應義塾大学(慶大)は1月18日、ヒトiPS細胞から効率的にオリゴデンドロサイト前駆細胞へと分化誘導する方法を開発し、マウス損傷脊髄の再髄鞘化に成功したと発表した。同成果は同大医学部生理学教室(岡野栄之 教授)と同整形外科学教室(中村雅也 教授)によるもので、2015年12月24日に米科学誌「Stem Cell Reports」オンライン版に掲載された。オリゴデンドロサイトは中枢神経内に存在する細胞の1つで、細い神経の周囲を取り囲む髄鞘と呼ばれる脂質の層を形成し、神経の信号が伝わる速度を早める機能を持つ。脊髄損傷に対する神経幹細胞移植による機能回復メカニズムとして、移植細胞がオリゴデンドロサイトに分化して神経の再髄鞘化に寄与するという説が唱えられているが、ヒトiPS細胞由来神経幹細胞は主にニューロンに分化し、オリゴデンドロサイトにはあまり分化には分化しなかった。今回の研究では、同研究グループが2014年に開発したヒトiPS細胞から効率的にオリゴデンドロサイト前駆細胞を多く含む神経幹細胞(hiPS-OPC-enriched NS/PCs)へと分化誘導する方法を用いて、マウス脊髄損傷に対しhiPS-OPC-enriched NS/PCsを移植し、その有効性を検証した。その結果、hiPS-OPC-enriched NS/PCsが多くの神経栄養因子を分泌していることを確認。移植後12週のマウス脊髄内で、移植細胞はニューロン、アストロサイトに加え、成熟オリゴデンドロサイトに分化していた。さらに従来のヒトiPS細胞由来神経幹細胞の移植では見られなかった所見として、移植細胞由来オリゴデンドロサイトが残存軸索を再髄鞘化していた。また、移植細胞由来ニューロンは、ホストマウスのニューロンとシナプスを形成していた。その後、hiPS-OPC-enriched NS/PCsを移植したマウスの後肢運動機能評価を行った結果、明らかな運動機能の改善が認められた。また、電気生理学的評価として、運動誘発電位を計測したところ、明らかな改善が認められたことから、移植細胞由来のニューロンやオリゴデンドロサイトが、神経回路の再構築や神経伝達速度の回復に寄与していることが示唆された。脊髄損傷に対しては、従来の細胞移植でも有意な運動機能の回復が認められていたが、今回の成果によってさらなる機能回復を望める可能性が示されたことになる。
2016年01月18日米国ハーバード大学はこのほど、マウスを用いた実験から、脳の白質が障害を受けた際に障害部位のアストロサイトが脳由来神経栄養因子の遊離を介して損傷した白質の修復を促すことを明らかにしたと発表した。同成果は、マサチューセッツ総合病院 ハーバード大学医学部の荒井健 Assistant Professorの研究チームの宮元伸和 研究員および眞木崇州 研究員らが中心となって行った研究によるもの。10月14日(現地時間)に北米神経科学学会の学会誌「The Journal of Neuroscience」オンライン版に掲載された。脳の白質は人間の高次機能を司る脳領域だが、脳卒中や血管性認知症などの脳疾患において、容易に障害を受けてしまう。そのため、障害を受けた脳白質をどのように修復するかは、さまざまな脳疾患の治療戦略を考える上で重要な課題となっている。今回の研究では、脳白質に存在するオリゴデンドロサイト前駆細胞に着目し、脳白質の修復メカニズムを検討した。グリア細胞の一種であるオリゴデンドロサイト前駆細胞は、脳がその構造を構築する胎生期および幼若期に活発に活動する。その時期のオリゴデンドロサイト前駆細胞は、増殖を繰り返しながら脳白質の主要な細胞種であるオリゴデンドロサイトへと分化する。しかし近年の研究から、大人の脳においても一定数のオリゴデンドロサイト前駆細胞(不活化状態)が残っていることが明らかとなってきた。オリゴデンドロサイトは脳白質の機能維持に重要な役割を果たしているが、この細胞は分裂することができない。そのため大人の脳において、オリゴデンドロサイトが何らかの理由でダメージを受けると、不活化状態にあったオリゴデンドロサイト前駆細胞が一時的に活性化してオリゴデンドロサイトへと分化する。実際に研究チームがマウスの脳血流を持続的に低下させて血管性認知症の状態を人工的に引き起こすと、脳白質の障害が生じる一方で、オリゴデンドロサイト前駆細胞の一過性の増殖とオリゴデンドロサイトへの分化が観察された。しかし、アストロサイトからの脳由来神経栄養因子の遊離量を遺伝子操作により減弱させると、白質障害後に新しく誕生したオリゴデンドロサイトの細胞数が顕著に少なくなっていた。アストロサイト、オリゴデンドロサイト前駆細胞、オリゴデンドロサイトはいずれも脳のグリア細胞に分類される細胞である。これらグリア細胞は脳機能の維持において、それぞれが異なる独自の役割を担っている。同研究チームは今回の研究成果について、障害を受けた脳白質の修復を促進させる薬剤の新規ターゲットを提示しただけでなく、グリア細胞同士の関係がどのように脳機能を維持・修復しているかに関するメカニズムの一端を明らかにしたものであるとしている。
2015年10月23日Appleは、25日より販売する「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」の修理代金を公開した。それによると、画面損傷の場合、iPhone 6sであれば税込み(以下同)14,800円、iPhone 6s Plusは16,800円で修理を受けられる。ディスプレイにひびが入った場合や、割れてしまった際など画面損傷の修理代金は、iPhone 6s Plusが16,800円、iPhone 6s/6 Plus/5s/5c/5が14,800円、iPhone 6が12,800円となる。ただし、同社が用意する保証サービス「AppleCare + for iPhone」(税別14,800円)に加入していれば、iPhone 6s/6s Plusの場合、2年間で最大2回まで11,480円で修理を受けられる。バッテリーの消耗が早くなったり、充電できなくなるなどのバッテリーに関する修理の場合は、すべてのiPhoneが同一で9,400円。なお、こちらはAppleCareに加入していれば費用はかからない。修理にかかる所要時間は、どちらも1周間程度。また、画面やバッテリー以外の修理については、iPhone 6s Plus/6 Plusが税別(以下同)38,800円、iPhone 6s/6が34,800円、iPhone 5s/5c/5が31,800円、iPhone 4sが22,800円、iPhone 4が16,800円となっている。
2015年09月14日順天堂大学は7月1日、脳の前頭前野が損傷を受けた時に示す記憶障害の程度を予測する方法を開発したと発表した。同成果は同大学医学部生理学第一講座の長田貴宏 助教らの研究グループと、東京大学、東京工業大学の共同研究によるもので、6月30日付(現地時間)で科学誌「PLOS Biology」に掲載された。大脳の前頭葉の前方に位置する前頭前野は記憶や思考などに関与しており、記憶課題の遂行中には複数の部位が活動することが知られている。しかし、前頭前野損傷患者における症例報告では、これらの部位の損傷の全てが記憶障害を引き起こすわけではなかった。そのため、なぜ前頭前野で特定の部位を損傷すると記憶障害につながるかはわかっておらず、損傷で記憶障害を引き起こす部位の位置やその障害の程度について予測する方法は確立されていなかった。今回の研究では、記憶課題遂行中のサルの脳活動をfMRIを用いて測定することで、課題遂行時に活動する領域を同定し、それらの領域がネットワークを形成して活動していることを突き止めた。fMRIはMRIを使って脳の血流反応を計測することで、脳の活動を非侵襲的に測定することができる。さらに、ネットワークの活動変化に着目し、パターン認識と呼ばれる計算手法を用いることで、これらの脳領域が損傷を受けネットワークから取り除かれた際の影響を定量的に予測するアルゴリズムを開発。このアルゴリズムを用いると、損傷を受けて障害を示す部分とそうでない部分の違いを説明することができた。また、ネットワーク分析の観点から、損傷時に障害を示す部位は、記憶を思い出すときに活動するネットワークの中でほかの部位と多く結びついており、「ハブ」として脳の情報処理における中心的な役割を果たしていることがわかった。同研究で開発した手法を用いることで、脳損傷や脳外科手術における後遺症の程度を事前に予測できると考えられており、手術で影響を受ける部位を回避したりリハビリの方針を最適化するのに役立てられることが期待される。
2015年07月01日NTTドコモは、同社のTwitter公式アカウント「ドコモ公式サポート」で、スマートフォンの持ち方によって指が変形してしまう「テキストサム損傷」への注意を促すツイートをしている。「テキストサム損傷」は、スマートフォンなどの持ち方によって、特定の指に負担がかかり、指が変形してしまう症状。Twitter上では、「自分がまさにこれ」、「すでになってしまってる……」、「小指を置くと安定するからついついやってしまう」などのツイートが散見される。ドコモ公式サポートでは、特定の指に負担をかけ過ぎると指の形が歪んでしまう恐れがあるとし、ときどき持ち方を変えたり、長時間の使用の際は休憩を取るようも、ツイートで注意を呼びかけている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月09日産業技術総合研究所(産総研)は1月7日、脳損傷で失われた運動機能を肩代わりする脳の変化を解明したと発表した。同成果は、産総研ヒューマンライフテクノロジー研究部門システム脳科学研究グループの村田弓 研究員、肥後範行 主任研究員と理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センターの林拓也 ユニットリーダー、尾上浩隆 グループディレクターらが、自然科学研究機構生理学研究所の西村幸男 准教授、伊佐正 教授、京都大学霊長類研究所の大石高生 准教授、浜松ホトニクス 中央研究所の塚田秀夫センター長らと協力して得られたもの。1月7日付の米科学誌「Journal of Neuroscience」オンライン版に掲載された。今回、モデル動物の大脳皮質運動野で手の運動機能を担う領域に損傷を作成後、リハビリによる運動機能の回復過程での脳活動の変化を調べた。指先でものをつまむといった動作はヒトと一部の動物のみが持つ高度な運動機能で、手の運動機能を担う領域が損傷すると回復は不可能と考えられていたが、リハビリの結果、約1カ月後に運動機能が回復した。これは、リハビリの回復過程で損傷した領域の機能を補うために脳に何らかの変化が生じたためと考えられた。同研究グループが陽電子放出断層撮影(PET)を用いて、動作が回復した直後の脳の変化を調べたところ、損傷した領域の活動は減少していたが、損傷前よりも活動が上昇した脳領域が複数認められた。また、損傷後数カ月経過した回復の安定期の脳活動を調べたところ、損傷近くの領域で活動の変化が見られた。さらに、この脳の変化が機能回復に貢献しているかどうかを検証するために、回復直後と回復安定期に、変化が認められた領域の活動を薬剤によってブロックした。その結果、手の運動障害が再発したことから、これらの領域の脳活動の変化が、損傷した手の運動機能を担う領域を肩代わりしていることが確認された。同研究グループは「今回の研究成果は、脳機能のメカニズムに基づいた新しいリハビリであるニューロリハビリテーションを構築する上で鍵となる」とコメントしている。
2015年01月08日