「2020年SS」について知りたいことや今話題の「2020年SS」についての記事をチェック! (22/35)
エルメス(HERMÈS)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月28日(金)、フランス・パリで発表された。現代を生きる全ての女性のために今シーズン、エルメスが追い求めたのは現代の女性に相応しい「美」。特定の女性像を創り上げるのではなく、現代社会で自分らしく輝く女性たち全員に向けた、モダンでコンテンポラリーなコレクションだ。メインマテリアルはレザー最新コレクションで多用された素材は、メゾンを象徴するレザー。ヌバックのノースリーブトップスや、ラムスキンにパンチングを施したワイドパンツ、カーフのジャケットなど、メゾンが誇る職人技が施された多彩な素材を活かし表情豊かに仕上げている。新しく登場したのは、立体的なプリーツが美しいドレスなどに採用された「ヘリテージレザー」。“ヘリテージ”というネーミングが示す通り、重厚感のある表情を纏ったレザーは、使い込むほどに身体になじみ、経年変化を楽しむことができる。バックスタイルでフェミニティを薫らせてアイテムはジャケット&パンツのセットアップやサファリジャケットなど、メンズのテーラーリングやワークウェアに着想を得たものが多い。タフな印象のレザーを用いたマスキュリンなシルエットがベースにありながら、フェミニティ香るスタイルを完成させる鍵になっているのがバックスタイルだ。たとえばノースリーブのトップスは、ストラップをバックでクロスさせるようにして肌を露にしている。背中の生地を大胆にカッティングし、素肌を覗かせているトップスもあった。フロントはマニッシュかつシックな印象であるが、バックスタイルでセンシュアルな女性らしさを演出している。また素材についても、レザーの他にオーガンザを投入し、軽やかなムードをプラスしていた。トーンオントーンのスタイリングカラーは上品なニュートラルカラーをベースに、アフリカの樹木からインスピレーションを得たブビンガピンクやニュアンスのあるグリーンなど。ルックの中でモスグリーンと深みのあるダークグリーンを組み合わせるなどトーンオントーンのスタイリングが目を惹いた。エフォートレスなサンダルやバッグ足元には一貫してフラットなストラップサンダルを合わせてエフォートレスな印象に。バッグはエルメスのシグネチャーであるスカーフ「カレ」をレザーパーツを使って結びホーボーバッグ風に仕上げたものや、キャンバスとレザーを組み合わせたミニボストン、H型の留め具が特徴の構築的なハンドバッグなどが登場した。
2019年10月03日イーチ アザー(EACH OTHER) 2020年春夏コレクションが、2019年9月29日(日)、フランス・パリで発表された。躍動感のあるドローイング今シーズン、まず目に飛び込んでくるのは躍動感のあるドローイングやカラフルなパターン。ショー序盤は、ホワイトのロングシャツをキャンバスに黒い線を走らせ、オレンジ色のペイントを施したもの、ブラックシャツの前身ごろにホワイトのイラストを描いたものなどが姿を現す。ドローイングがのるアイテムは、一枚の布を身体に巻き付けているかのようなワンショルダードレスや、軽やかに空気を含むアウターがメイン。風を受けて優雅になびくエレガントなピースに、大胆なグラフィックをあしらうことで、意外性のある表情を引き出している。カラフルなパターン続いて現れるカラフルなパターンも存在感を放っており、イエロー、オレンジ、グリーンといった色彩を無数に散りばめたブラトップやボトムスが、コレクションをエネルギッシュなムードで満たしていく。ロゴや柄をあしらったスカーフを結ぶようにして形作ったバッグも、今シーズンを象徴するアイテムとして、ランウェイに度々顔を出した。ベーシックなテーラリングをアレンジアイテムそのものに目を向けると、ダブルブレストのジャケットや、トレンチコート、シャツなど、ベーシックなテーラリングが主流。ただしジャケットのショルダー部分を外して肩を露にする仕掛けを施したり、レザーでシャツを仕立てたりと、ディテールやマテリアルでひねりを加えている。
2019年10月03日ジバンシィ(Givenchy)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月29日(日)、フランス・パリで発表された。テーマは「NY PARIS 1993」。“自然”と“都市”の対比今シーズンのジバンシィを紐解くカギとなるのは、90年代のニューヨークを彷彿とさせるデニムスタイルと、ノルタルジックなパリの花柄をイメージしたフラワーモチーフのピース。アーティスティック・ディレクターのクレア・ワイト・ケラーは、“都市”のエネルギーから生み出されたデニムと、“自然”からインスピレーションを得た花柄をコレクションの中に共存させることで、2つの要素のコントラストから生まれる美しさを表現した。90年代ニューヨークを彷彿とさせるデニムルックデニム地のボトムスは、膝が露になったクラッシュジーンズや、左足だけブリーチを施したようなショートパンツ、太ももに切り込みを入れたクロップドパンツ、リメイク風のロングスカートなど。ボトムス以外にも、左右で濃淡の異なるデニム生地を採用したロングアウターを投入している。ノスタルジックなパリの花柄情熱的な花柄は、裾に向かって緩やかに広がっていくボリューミーなロングドレスや、オフショルダーのブラウスなど、フェミニンなアイテムにプリント。フロント中央に深いスリットの入ったアシンメトリードレスには、立体的なフラワー刺繍を散りばめている。対比の中に美を見出す“都市”を示すデニムと“自然”を象徴するフラワーモチーフは、単にコレクションの中に同居しているだけでなく1つのルックの中でコーディネートされることもあり、ブルーの花柄ブラウスとクラッシュデニムを組み合わせたルックなどがランウェイに姿を現した。2つの異なる要素を融合させるというよりは、そこから生まれる不協和音に美を見出そうとするアプローチが感じられる。新しいスーツスタイルスリムなロングジャケットにハーフパンツをレイヤードする、新しいスーツスタイルが提案されているのも今季の特徴。メンズのテーラーリングを彷彿とさせるハウンドトゥース柄のノーカラージャケットや、ペプラムを取り入れたフェミニンなジャケットなどに、ひざ丈のハーフパンツを合わせて、軽やかなムードに仕上げている。新作バッグも登場バッグは、ナッパレザーのボディに、ループ状のハンドル、タッセルチャーム、ダブルGのエンブレムを組み合わせた新作スローチバッグが登場 した。
2019年10月03日トム ブラウン(THOM BROWNE)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月29日(日)、フランス・パリで発表された。ストライプの中庭を舞台に会場に足を踏み入れると、ストライプのシアサッカーを用いた庭園が広がっている。空に浮かぶ鳥、大地、そこから生える花々はストライプのテキスタイルで作られており、ゲストはショーが始まる前かトム ブラウンの世界観を楽しむことができる。パステルカラーのセットアップにクリノリン風のパーツを身につけたモデルたちが、会場を舞うように練り歩くと、ショーはスタート。続いてミュージックが激しく鳴り響くと、無数のドレスルックが続々とランウェイに姿を現していく。ヨーロピアンなドレスルックドレスのシルエットは、クリノリンやコルセットを取り入れたもので、ウエストはキュッと絞られており、スカートは裾に向かって大きく広がったボリューミーなフォルムが主流。その姿は1780年代ヨーロッパの豪華絢爛なドレスを彷彿とさせ、2020年春夏メンズコレクションと連動する要素も感じられる。また、1980年代のパンクや18世紀のポーランド民族衣装からインスピレーションを得たものでもあるようだ。ツイードやキルトで表情豊かにドレスやその上にレイヤードしたジャケット、セットアップといったアイテムは様々なファブリックで仕立てられており、カラフルなストライプをパッチワークしたかのようなもの、きらきらと輝くラメ糸の入ったツイード、ストライプのキルトなどを採用。多彩なテキスタイルを用いることで、ペールトーンで統一した世界に奥行きを生み出していく。イルカや帆船でマリンにそこにトム ブラウンらしい遊び心を加えるのが、今季のシグネチャーとして登場したイルカやセーリングシップといったマリーンモチーフだ。たとえばシャツやジャケット、スカートなどを描いたトロンプルイユのドレスには、イルカをスパンコールで刺繍して。裾にロープをうねるようにして飾り付けたブルーストライプのドレスには、波に揉まれているかのような躍動感のある帆船も見て取れる。イルカバッグもバッグにも、トム・ブラウンの愛犬であるダックスフンド“ヘクター”をモチーフにしたブランドを象徴するアイテムの新色だけでなく、イルカハンドバッグやタツノオトシゴバックパック、碇マークをあしらったチェーンバックなどが登場。ショーの始まりから終わりまで舞台に立ち続けたモデルたちの足元は、イルカを模したシューズが彩っていた。
2019年10月03日アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。テーマは「Rock me Amadeus」。日常にあるものから着想今シーズンは、アンドレアスが壁に貼り付けているいくつかの写真をはじめ、彼が日常を送っている中で見つけた様々なものをインスピレーション源にクリエーションを行っている。本来なら繋がることのないものが、コレクションに投入され、入り混じり、繋がり合うことにより、独自の世界観が生み出される。「ヴィーナスの誕生」イメージのドレスたとえば写真に写り込んでいたドアノッカーの装飾から想像を膨らませたリング状のループは、股上を大胆にカットしたパンツに散りばめた。サンドロ・ボッティチェリの名画「ヴィーナスの誕生」に描かれた風になびく布から着想を得たドレスは、ベースとなるコルセットに布を巻き付けるようにして仕立てている。ボリューミーなハット&傘肩に荷物を乗せた商人のシルエットからインスパイアされたのは、ドレスのショルダーやウエストにあしらったボリューミーなパフのディテール。そのボリュームは、頭上へも広がっていき、ビッグサイズのハットや傘へと姿を変えている。“世界は全てつながっている”その他にも、ハンガーにかかったままの洋服を頭上にのせたルックや、魚の巨大な人形を模したヘッドアクセサリー、人影を落とし込んだエプロンのようなピースなど、サプライジングなアイテムが登場。日常から選び取った1つ1つの要素はばらばらで混沌としているものの、アンドレアスが命を吹き込むと、コレクションの中では不思議な纏まりを見せる。“世界は全てつながっている”という彼の言葉を証明しているかのようだ。アニマルトゥシューズを再構築足元を彩るのはヴィヴィアン・ウエストウッドのアイコニックなアニマルトゥシューズを再構築したシューズ。レースアップのパンプスや、ショート丈のウエスタンブーツなどがランウェイに顔を出した。
2019年10月02日セリーヌ(CELINE)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月27日(金)、フランス・パリで発表された。エディ流ブルジョワスタイルを継続3シーズン目を迎えたエディ・スリマン率いるセリーヌ。デビューコレクションと前回のセカンドシーズンでがらりと印象が変わっただけに、今回エディがどんなクリエーションを見せるのか、期待に胸を膨らませたファンも多かったのではないか。フタを開けてみると、今シーズンも、セリーヌの伝統を紐解きつつ、70年代を意識したブルジョワスタイルを提案した2019年秋冬コレクションのムードを踏襲。ロマンティックなギャザードレスには、アイコニックなティアドロップのサングラスを合わせてエッジィに。ボウタイブラウスやフリルカラーのブラウスは、ブラックのレザージャケットに差し込むことで甘さを押さるなどエディらしいクラシックスタイルに仕上げている。“リゾート風”フレンチシックを創造春夏シーズンのために創り上げたこのコレクションは、ブリジット・バルドーやジェーン・バーキンなど60-70年代におけるフレンチシックのアイコニックなスタイルをベースに、“もし彼女たちが、フランスのリゾート地サントロペに遊びに行ったら?”といったアイデアがもとになっている。ざっくりとした鍵編みのドレスや、エスニックなペイズリー柄のギャザードレス、ホースビットやレザーストラップをコンビネーションさせたかごバッグなどは、そんな発想から生まれたものだ。デニムパンツがキーアイテム全体的には上品な雰囲気が流れているが、今季はカジュアルなデニムパンツも大きな存在感を放った。裾に向かって緩やかに広がっていくブーツカットジーンズを筆頭に、濃淡に違いのあるデニム生地を縫い合わせたティアードスカート、鮮やかなフラワー刺繍を施したキュロットパンツなどがランウェイに姿を現わす。中にはスニーカーと組み合わせて提案されているものもあり、クラシックでありながらデイリーウェアとしても着用できる包容力も感じさせるコレクションであった。「トリオンフ」やかごバッグが登場バッグは、パリの凱旋門を囲む鎖に着想したクロージャーが特徴の「トリオンフ」をメインにスタイリング。パイソン柄などハードな新作が目を引いた。また、トリオンフモチーフを取り入れた新モデルとして「マリオントリオンフ」も加わるという。
2019年10月02日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が、アーティスティック・ディレクターのニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)による2020年春夏ウィメンズ・コレクションショーを10月2日、パリのルーブル美術館にて開催した。©Louis Vuitton Malletier
2019年10月02日ハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。今季もメンズ・ウィメンズの新作を同時に見せる。淡いグレーから静かにスタート今シーズンは淡いグレーのルックから静かにスタートする。カラーパレットのベースとなるのはこのグレーをはじめ、ブラック、ホワイトといったニュートラルカラーだが、ライムグリーンやパープル、レッド、ブルーといった鮮やかなカラーでアクセントを加えている。豪華絢爛な着物風ジャケットドット柄のロングドレスやレオパードを取り入れたジャケットなどもあったが、一際目を引いたのはショー終盤に現れた、ゴールドの煌めきを放つ着物の生地のようなテキスタイル。この鳥や花を描いたファブリックを採用したジャケットは、襟元を重ね合わせ、帯を締めるように太いベルトを合わせてスタイリングされている。ブラックのジャケットは裏地にこの柄を取り入れており、ベルトを使って捲り上げることでその柄が露わになるようにコーディネートした。グラフィカルに編み込まれたドレスウィメンズで存在感を放っていたのが、カラフルなロープ状の布を複雑に絡ませたロングドレス。色とりどりの生地が、ときおり素肌をのぞかせながら縦横無尽に走り、エレガントなドレスにグラフィカルな表情をもたらしている。ブランドのシグネチャーであるジャケット&パンツのセットアップも、ウエスト部分に幾何学的なカッティングを施しているのが印象に残った。ウエストにアクセントメンズでは、風を受けて軽やかに空気を含む春夏らしい羽織りや、裾の部分を異なる色や柄で切り替えたアウター、テーラードジャケットの袖を切り落としたようなジレなどが登場。またグレーのパンツの腰回りをピンクのテープで彩ったり、アウターの上から太いベルトをきゅっと結んだりと、ウエストにポイントを置いたアイテムやスタイリングも散見された。
2019年10月02日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。今季はコム デ ギャルソン・オム プリュス 2020年春夏コレクションから続く、イギリスの小説家、ヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』をテーマとした物語の第2幕。『オーランドー』は、男性として生まれた青年が女性に変身し、女性として生きる歓びに目覚めていくという物語だ。なお、コム デ ギャルソンは、ウイーンの国立オペラ座150周年記念に上演されるオペラ『オーランドー』の衣装を担当。このオペラ座での上演の“第3幕”で完結する3部作のコレクションとなっている。ボリューミーなシルエット2019年春夏コレクションから、ブランドとしては比較的“静かな”コレクションを展開してきた川久保玲だが、今シーズンは巨大なシルエットや豪華絢爛なファブリックなど、ここ2シーズンとは全く異なる雰囲気が感じられる。アウター、ドレス、トップス、スカートなどあらゆるコレクションピースが、ランウェイ上でモデルが避け合うのも難しいほどボリューミーなものだ。たとえばファーストルックとして現れた西洋画のように優美な花柄のドレスには、ショルダーから肘に向かって緩やかな弧を描くふっくらとしたフォルムのパフスリーブを採用している。光沢感のあるストライプを走らせたスカートには、パニエのようなパーツを配して立体感を出した。パフスリーブやパニエ、裾に向かって広がっていくフレアシルエットのスカートなどは、中世ヨーロッパの貴族が纏うドレスを彷彿とさせる。コム デ ギャルソン・オム プリュスでは物語の鍵を握るジェンダーにフォーカスした川久保だが、今シーズンはヴァージニア・ウルフが生涯モットーとした“変革”と“開放”の精神をベースに、エレガンスを再解釈したもののように感じた。豪華絢爛な装飾やファブリックふんだんに散りばめた装飾や、華やかなファブリックも、今季の世界観を作り上げているものの1つ。ピンクのボトムスにはロマンティックなフラワーモチーフや立体的なフリルを贅沢にあしらっている。ジャケットは、ボディにプリントした“COMME des GARÇONS”のブランドロゴから、無数のフリンジを垂らした。きらきらと輝く糸を織り込んだオリエンタルな花柄ジャカードや、クラシカルな花柄を描いたキルトなどもコレクションに奥行きを生む。ボトムス&シューズにも存在感ボトムスに目をやると、ぽっこりとした立体パーツを配したり、太いロープを足に巻きつけたりしたかのようなパンツが顔を出している。かと思えば、太ももをくり抜いたハーフパンツやひざ部分にカッティングを施したボトムスも姿を現わした。ナイキ&レペットとコラボレーション足元にはナイキ(NIKE)とのコラボレーションスニーカーの他にも、写実的な絵画のようなグラフィックを全面にプリントしたレペット(Repetto)のショートブーツなどが登場した。
2019年10月02日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。トレンチコートを再構築今シーズン、ブランドがフォーカスしたのは「トレンチコート」。誰もがその形を知るベーシックアウターをブランドが誇るパターンの技術を駆使して、様々なアプローチで再構築し、予定調和的なデザインを覆していく。たとえば光沢感のあるテキスタイルを起用したロングコートは、アウターとしての形状は保っているものの、ショルダーを通常の位置よりもぐっと下げ、胸元には襟を二枚重ねるようなディテールを採用している。アウターがドレスやスカートにスカートやドレスなど、アウターではない別のアイテムへと姿を変えたものもある。ふんわりとしたシルエットのロングスカートは、腰回りにトレンチコートをぐるりと巻きつきたような仕立て。ストラップ付きのミニドレスは、ポケットやベルトループといったパーツを、ボディにぺたぺたと貼り付けたようなデザインになっている。異素材をミックス普通はベージュカラーのギャバジンが用いられることの多いトレンチコートだが、ランウェイにはさまざまなテキスタイルを組み込んだ異素材ミックスのピースも散見された。バックスタイルにイエローの細やかなプリーツをあしらったもの、ホワイトシャツを重ねたようなものなどその表現方法は多岐にわたる。繊細なレースを組み合わせたロングドレスは、胸元にこそデイリーウェアであるトレンチコートの面影を感じるが、優美でエレガントなムードへと舵をきっている。グラフィックやネオンカラーを効かせて主役のピースがベーシックカラーのため、中に差し込むインナーは鮮やかなパレットでアクセントを効かせている。たとえばジャケット&ミニスカートのセットアップにはグラフィカルなプリントのレギンスを、アウターやドレスのインナーには、ピンク、オレンジ、イエローなどのネオンカラーをレイヤードし、コレクション全体にリズムをもたらした。コラボレーションスニーカーも足元を彩るのはネオンカラーのスニーカーがメイン。継続してリリースしているバッファローや、ハイテックといったブランドとコラボレーションしている。
2019年10月01日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)が9月30日、2020年サマーコレクションをパリで発表した。
2019年10月01日ビューティフルピープル(beautiful people)が9月30日、パリで2020年春夏コレクションショーを開催した。
2019年10月01日ウォルト・ディズニー・ジャパンは9月30日(月)、2019年10月以降(2020年度)に予定されている劇場公開作品のラインナップ・プレゼンテーションを実施し、新たにグループの一員となった20世紀フォックス作品などを含むディズニーの注目作品を発表した。ディズニーと20世紀フォックスによる新体制が本格始動!20世紀フォックスが、グループの一員になったことで、数々の名作を生み出してきた8つのスタジオが集結。ディズニー・ライブアクション、ディズニー・アニメーション、ピクサー・スタジオ、マーベル、ルーカスフィルム、20世紀フォックス、フォックス・サーチライト・ピクチャーズ、ブルースカイ・スタジオの8つのスタジオで、2020年度本格的に始動する。『アナ雪』『スターウォーズ』から『ターミネーター』までずらり会場限定となる初公開映像の数々とともに発表されたのは、以下のとおり。世界中で社会現象にもなったディズニーの金字塔『アナと雪の女王』の最新作『アナと雪の女王2』は11月22日(金)日米同時公開。直近の公開作品として最大の注目を集める『ターミネーター2』の正統な続編となる『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日(金)より全国公開。「スター・ウォーズ」の壮大な完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より日米同時公開。マット・デイモン、クリスチャン・ベイル初共演でも注目を集める、熱い友情を描いた挑戦の実話『フォードvsフェラーリ』が2020年1月10日(金)より全国公開。トム・ホランド、クリス・プラットという「アベンジャーズ」シリーズでも人気の2人が兄弟役として声優を務めるピクサー最新作『2分の1の魔法』は2020年3月13日(金)より全国公開。ディズニーの実写映画最新作にして、ディズニー史上最強のヒロインを描くファンタジー・アドベンチャー『ムーラン』は2020年春、全国公開。『インサイド・ヘッド』『カールじいさんの空飛ぶ家』などで2度のアカデミー賞受賞経験を持つ、ピート・ドクター監督待望の最新作にして史上最も壮大かつ深遠な意欲作『Soul(ソウル)』(原題)は2020年夏に全国公開。ドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラントが共演する、ディズニーが誇る人気アトラクションの実写映画化『ジャングル・クルーズ』も2020年夏、全国公開。ディズニー・アニメーション・スタジオが想像を超えるスケールで贈る、ファンタジー・アクション・アドベンチャー『Raya and the Last Dragon(ラーヤ・アンド・ラスト・ドラゴン)』(原題)が2020年冬に全国公開となっている。新たなテーマは、“映画を超えた特別なエンターテインメントへ”!新たなステップを踏み出した、ディズニー・スタジオが掲げる来季のテーマは、【映画を超えた特別なエンターテインメントへ】。今後予定されている映画作品で世界同時公開を目指していくことはもちろん、その映画を中心として、商品、ゲーム、書籍、テレビ、音楽、ライブコンサートなど、身の回りを取り巻くすべてのタッチポイントで同じ世界観を表現し、ディズニーならではの楽しみ方を提供する“360度のエンターテインメント体験”をさらに推し進めていくという。この日は新たなディズニー・スタジオが誇るハイクオリティな作品の数々が発表された後、最後にディズニーとフォックス両スタジオの代表的な映画楽曲をオーケストラの生演奏で披露するという、サプライズ演出が行われ、新たなスタジオの輝かしい幕開けを象徴するような締めくくりとなっていた。(text:cinemacafe.net)
2019年10月01日レオナール(LEONARD)の2020年春夏コレクションが、2019年9月27日(金)、フランス・パリで発表された。スポーティー&70年代のムードが鍵今シーズン、デザイナーのクリスティン・フンは、ブランドが持つエレガントな魅力に、スポーティーな要素や、70年代を彷彿とさせるエネルギッシュなムードを加えることで、ツイストを加えた。ヨガからインスピレーションを得たブラトップやショートパンツ、身体にぴったりと吸い付くようなタイトフィットのレギンスパンツ、ボディスーツなどの上に、レオナールのシグネチャーである鮮やかなプリントがのる。スポーツウェアがある一方で、ドラマティックなイブニングドレスも揃えており、昼から夜までアクティブに活動する現代女性のためのコレクションを作り上げた。多彩なグラフィックレオナールのファンを魅了するアイコニックなグラフィックは今季も多彩。花や植物をデフォルメしたものや、うねるような波形の幾何学模様、ブランドロゴを散りばめたもの、小さなドット柄が織りなすレインボーが、ランウェイをカラフルかつ躍動感たっぷりに彩っていく。煌めくピースきらきらと煌めくピースも印象的。ミラーボールのように光を放つジャガード織りのコートや、オーロラのように輝くレトロフューチャーリスティックなロングボトムスが、エレガンスを損なうことなくエッジの効いたスタイルを完成させる。グラフィックに重ねるようにしてシークインの刺繍を施したピースも登場した。ウエストにアクセントスタイリングで目を引いたのは、ウエストをマークするスタイル。シャツやジャケットは裾をリボンのように結んでショート丈に。パフスリーブのミニドレスには、異なる柄のスカーフをきゅっと縛った。ボディスーツの腰回りには歩くたびに揺れて、ルックに動きをもたらすフリンジベルトを配している。
2019年10月01日ニナ リッチ(NINA RICCI)の2020年春夏コレクションが、2019年9月27日(金)、フランス・パリで発表された。ルシェミー・ボッター&リジー・ヘレブラーの2ndシーズン前回の2019-20年秋冬コレクションでデビューを飾った、クリエイティブ・ディレクターのルシェミー・ボッターとリジー・ヘレブラーによるセカンドシーズン。デビューコレクションで一際目を惹いたのは、モデルたちの頭上に乗せられたカラフルなバケットハットだ。今季も、遊び心溢れる小物類を心待ちにしていたファンも多かったのではないか。“バケツ”型ハット&バッグが登場そんな期待に応えてくれるかのように、最新コレクションにも、“バケツ”をひっくり返したかのようなユニークなフォルムのハットが登場。その他にも、フラワーモチーフを繋ぎ合わせたヘッドアクセサリーや、“バケツ”を模ったかのようなハンドバッグ、アッパーをくり抜いたショートブーツ、RICCIのロゴモチーフをあしらったベルトなど、ポップなムードのアクセサリー類が目白押しだ。ロマンティックなレディトゥウェア主役のレディトゥウェアに視線を戻すと、ふんわりとしたAラインのベアトップドレスや、フリルをたっぷりと重ねたボリューミなミニドレスなど、ロマンティックなムードが主流。パフスリーブのブラウスは首元にギャザーを寄せて。ジャケットにもふんわりとしたペプラムをあしらって、とことんフェミニンに仕上げている。ビッグカラーのシャツ襟を大きくデフォルメしたビックカラーのシャツも、今季のアイコニックなアイテム。一枚でさらりと着こなしても存在感を示してくれるし、ジャケットにレイヤードすればケープのような雰囲気が楽しめるのも面白い。“チューイングガム”のようなピンクカラーパレットは、インビテーションにセットされていたチューイングガムの色を反映したかのようなピンクを筆頭に、イエロー、オレンジ、ブルー、グリーンと彩り豊か。そこにドット柄のシャツやフラワープリントのワンピース、パイソン柄のジャケットなどでアクセントを加えている。
2019年10月01日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto) 2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月27日(金)、フランス・パリで発表された。始まりは漆黒のピースから今シーズンもスタートは、ヨウジヤマモトが生み出す黒“ノワール”の世界。編み込んだ細長い布をフリンジのように長く垂らしたジャケットや、腰回りと背中にグラフィカルなカッティングを施したロングドレスなどがランウェイを黒に染めていく。裾がうねるようなラインを描いたドレスは、重力に反した躍動感のあるシルエットを見せている。黒の世界に投じられた色彩漆黒の世界が途切れたのは、布を複雑にたぐり寄せたり、縫い付けたりしたホワイトドレスが現れてから。それに続くのは、色彩豊かな花のグラフィックをあしらったドレス。生地をたっぷりと使って無数のドレープを生み出したボリュームドレスに、力強いプリントがのることで、そのエネルギーを開花させている。ヒジャブのようなヘッドアクセサリーを纏ったブラックドレスには、パープルのフラワー刺繍でアクセントを加えて。至る所に切り込みが入っており、そこから剥がれ落ちたパーツからも、鮮やかな裏地が顔を出している。“マグネット”で遊び心を今シーズンのインビテーションには複数のマグネットが付属していたが、どうやらそれが指し示していたのはブラックのシャツドレスを筆頭としたルック。ショルダーから袖のように飛び出した四角い生地や、背中から前方へと手繰り寄せた布地を、磁石で止め合わせたかのようなディテールが見て取れる。流麗な模様を生む刺繍ショー終盤、『神田川』をアレンジしたサウンドが流れると、繊細な手仕事の光るピースが登場。無数のビーズで流麗な模様を描いたチュールスカートや羽織りが、フィナーレに向かって歩みを進めた。
2019年10月01日ノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。立体パーツやフリルでボリュームをシーズンテーマは「ビギニング(Beginning)」。デザイナーの二宮啓がもう一度初心に帰って作り上げたクリエーションだという。いつにも増してボリューミーなドレスが存在感を放った今季。そのボリュームは、ふんわりとしたレースのフリルをいくつも重ね合わせたり、 立体的なモチーフを組み合わせたりすることによって生み出されて、ボディをすっぽりと覆ってしまう。ハーネスに球体状のフリルを無数にくくりつけたものや、クリア素材でできた棘のような突起物を並べたもの、雲のようにふわふわと浮遊するものなど構築的なピースがランウェイに姿を現わす。ピュアな純白のドレスカラーは、ホワイト、ブラック、そして植物を模したヘッドピースからも連想されるグリーンがメイン。ショー序盤は、純白のウエディングドレスのようなピースが続き、ピュアなムードで進行。繊細な刺繍を施したレーシーなベールもロマンティックな雰囲気を醸し出すのに一役買っている。骨のようなライダースドレス中盤は黒いレザーを起用したピースが目を引いた。人間の肋骨のようなフォルムを纏ったライダースジャケット風のドレスや、いくつものレザーベルトを巻きつけることで広がりを抑えたドレスなどが歩みを進めていく。植物を連想されるグリーンのドレスフィナーレに向かって続々と登場したグリーンのドレスには、イエローや水色も織り交ぜつつ、もこもこと起毛したファブリックを採用。フリンジをふんだんにあしらったものは、ホワイトやブラックとともに、美しいグラデーションを生み出している。植物から放たれる生命の煌めきラストを飾ったのは、結晶のようなクリアパーツを、パズルのピースのように組み合わせた透け感のあるドレス。それぞれのパーツはモデルの歩みとともに揺れ動き、頭上の植物の力強い生命力を称えるかのように、まばゆい煌めきを放っていた。なお植物を模した印象的なヘッドアクセサリーは、引き続きフラワーアーティストの東信が手掛けている。
2019年10月01日バルマン(BALMAIN)の2020年春夏コレクションが、2019年9月27日(金)、フランス・パリで発表された。グラフィカルな模様ショー序盤は丸、三角、四角といったグラフィックを駆使したモノトーンのルックが続く。様々なシェイプの図形を組み合わせることによって生まれたジオメトリックのセットアップや、透け感のあるテキスタイルに図形をのせることでグラフィックが肌の上に浮いているかのような錯覚を作り出したトップスなどがランウェイに顔を出す。存在感溢れる装飾続いて現れたのは存在感溢れる装飾を施したピースたち。ボディ全体にシークインを刺繍したアシンメトリーなワンショルダードレスや、球体状のクリアモチーフを並べたミニワンピ、サークル状のミラーを胸元にあしらったロングドレスなどが姿を現す。細長いクリアパーツを敷き詰めたワンピースも、歩くたびに“シャラシャラ”と音を鳴らして揺れ動き、コレクション全体にリズミカルなムードを生んでいた。エネルギッシュなカラーも初めこそモノトーンが中心だが、ショーが進むにつれてカラフルなピースが立て続けに登場。ホワイトのステッチを効かせたピンクのジャケットや、ブランドロゴを配したイエローのスウェットトップス、オレンジのセットアップなど、ビビッドな色彩を巧みに使い、エネルギッシュな世界観を作り上げた。布をたっぷり使ったプリーツ布をたっぷり使ったプリーツも、今シーズン目を惹いたディテールの1つ。細やかなプリーツを入れたドレスやワンピースは、モデルの身体の動きに合わせて美しく揺れ動き、エレガンスを主張する。上半身にもプリーツを入れたアイテムを取り入れており、メタルリングをあしらったオフショルダートップスなどがその象徴である。
2019年10月01日ロエベ(LOEWE)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月27日(金)、フランス・パリで発表された。透け感のある軽やかな素材ファーストルックは、ロエベのクラフトマンシップを感じさせる繊細なレースのセットアップ。透け感のあるテキスタイルや軽やかなファブリックは、今シーズン多用されたものの1つだが、愛らしい小花柄を散りばめたドレスや、たっぷりと空気を含むシフォンワンピースなど、ピュアなムードを放っているのがロエベらしい。サイドにボリュームを持たせてドレスのシルエットはクリエイティブ・ディレクターのジョナサン・アンダーソンが就任以来貫いているゆったりとしたロングレングスがメインだが、サイドにボリュームを持たせたピースが目立った。たとえば、レモンイエローのレーシーなドレスにはクリノリン風のパーツを組み込むことで、斬新なフォルムを生み出している。アウターも同様に横に広がっていくシルエットが印象に残った。バックスタイルにタックを入れたAラインのコートや、腰周りにたっぷりとラッフルを入れ込んだジャケットなどが、ランウェイに顔を出す。純白のドレスは表情豊かに純白のドレスも今シーズンのシグネチャーと言えるだろう。Aラインのパフスリーブドレスは、胸元から裾に向かって緩やかに広がっていく、ふっくらとしたシルエットで。光沢感のあるテキスタイルにフラワーモチーフを散りばめたものはバックスタイルにリボンを結んだ。胸元に長いリボンをあしらったレースのドレスは、ウエストから切り替えて細やかなプリーツを入れている。フリンジ付きミニ「ゲート」バッグ人気のバッグには、長いフリンジを飾ったミニサイズの「ゲート」バッグや、ファーで縁取った半円型クラッチ、巾着風のバケツバッグといった新作が登場した。
2019年09月30日ナターシャ・ラムゼイ=レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)によるクロエ(Chloé)の2020年春夏コレクション。
2019年09月30日アレッサンドロ・デラクア(Alessandro dell’Acqua)によるロシャス(ROCHAS)が、パリで2020年春夏コレクションを発表した。
2019年09月30日東京ディズニーリゾートは、お正月限定プログラムを2020年1月1日(水)から1月5日(日)まで開催する。東京ディズニーランドのお正月東京ディズニーランドの「ニューイヤーズ・グリーティング」では、お正月ならではの飾り付けが施された車や、華やかなフロートに乗った、和服姿のミッキーマウスやミニーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちが登場。新年の始まりを賑やかにお祝いする。また、東京ディズニーランドのワールドバザールの入口には、ミッキーマウスとミニーマウスがデザインされた門松としめ飾りを設置し、お正月気分を盛り上げる。東京ディズニーシーのお正月東京ディズニーシーの「ニューイヤーズ・グリーティング」は、ディズニーのキャラクターが船に乗って登場。和服に身を包んだミッキーマウスやミニーマウスなどが、2020年の年明けを祝う装飾とともに、元気良く新年の挨拶をする。ミラコスタ通りの入口にはミッキーマウスとミニーマウスの門松を、通りの中には和服を着て書き初めの筆を持ったミッキーマウスとディズニーの仲間たちが描かれたバナーを装飾。お正月ならではの特別な雰囲気を演出する。お正月スペシャルグッズ東京ディズニーリゾートでは、お正月に向けたスペシャルグッズを販売。干支である“ね”の文字を書き初めしているミッキーマウスや、和服を着たディズニーキャラクターのお正月アイテムをはじめ、ミッキーマウス、ミニーマウスをモチーフにした“だるま”のコインケースやフィギュアなども登場する。お正月スペシャルメニュー華やかな着物を着たミッキーマウスやミニーマウスを描いた湯呑の形のスーベニアカップ付きスイーツ「白ごまムース&黒みつゼリー スーベニアカップ付き」を提供。また、きなこチュロスや、冷えたからだを温めるゆずとジンジャーのドリンクなども揃える。その他、ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーランドホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタでも2019年12月26日(木)からスペシャルなコース料理やデザートなどが登場。また、ディズニーリゾートラインでは、お正月をイメージしたデザインのフリーきっぷが各駅の自動券売機で販売されるなど、東京ディズニーリゾート一帯で、お正月を盛り上げる。【詳細】東京ディズニーリゾートのお正月開催期間:2020年1月1日(水)~1月5日(日)住所:千葉県浦安市舞浜1-1■スペシャルグッズ販売期間:2019年12月2日(月)~2020年1月8日(水)グッズ例:・年賀状セット 630円・コインケースセット 2,000円■スペシャルメニュー販売期間:2019年12月26日(木)~2020年1月8日(水)※きなこチュロスのみ、2020年1月31日(金)まで販売。メニュー例:・白ごまムース&黒みつゼリー スーベニアカップ付き 800円・きなこチュロス 400円※スペシャルグッズ、スペシャルメニューの内容は、予告なく変更になる場合あり。また、品切れや販売終了となる場合あり。【問い合わせ先】東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンターTEL:0570-00-8632(9:00~17:00)※一部のPHS、IP電話・国際電話からはTEL:045-330-5211
2019年09月30日グレン・マーティンス(Glenn Martens)によるワイプロジェクト(Y/PROJECT)が、パリで2020年春夏コレクションを発表した。
2019年09月30日CELINE(セリーヌ)が、パリで9月27日、2020年サマーコレクションを発表した。courtesy of CELINE
2019年09月30日リック・オウエンス(Rick Owens)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月26日(木)、フランス・パリで発表された。最新コレクションの発表の場となったのはパレ・ド・トーキョー。過去にもゲストに水しぶきを浴びせるなど、サプライジングな演出を行ってきたリック・オウエンス“お決まり”の場所だ。水で満たされた池のような空間をぐるりと囲むようにしてランウェイが設置されている。彫刻のようなパーツや兜のような冠広場の上に薄っすらとミストが広がると共にショーはスタート。モデルたちは中央の階段を降りて歩みを進みていく。ファーストルックは、ツイストを加えた彫刻のようなパーツをウエスト部分にあしらったもの。ふっくらとしたボリュームのあるアウターに、ピンクのインナー、深いスリットの入ったスカート、まるで兜のような存在感溢れる冠もスタイリングしている。無数のシャボン玉が浮遊するサプライズリックが生み出すピースに視線を奪われていると、どこからともなく現れた、黒い洋服を纏った人物たちが池の周りにスタンバイしている事に気付いた。彼らは定位置につくと、なんと長い棒のような道具を使って無数のシャボン玉を創り出したのだ!数え切れないほどのシャボン玉で満たされたランウェイでは、ゲストの驚きの表情を気にも止めずに、モデルたちが淡々と歩みを進めている。鎧のようなジャケット今シーズン、リック・オウエンスらしい構築的なフォルムとして特に印象に残ったのは、ショルダー部分のデザインだろう。トライアングル状のパーツを型にあしらったアウターや、空に向かって突き出したショルダーが印象的なドレスなどがランウェイに姿を現す。また、シャボン玉が浮遊する幻想的な空間からは想像もつかない、鎧のような力強さを持つジャケットやドレスも登場した。メンズと連動したカラーやディテールカラーリングやディテールは、母方のルーツである“メキシコ”をテーマにした2020年春夏メンズコレクションと連動した要素も多い。煌めくゴールドのシークインを散りばめたロングドレスや、オーロラのごとく輝くスカート、シューレースを幾重にも巻き付けたかのようなジャケットなどが展開された。
2019年09月30日アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月26日(木)、フランス・パリで発表された。鍵を握るのは「Jolene」今シーズン、インビテーションに記されていたのは「Jolene」の文字。1970年代に発表されたドリー・パートンのこの歌は、愛する人の心を他の女性に奪われてしまう悲しみや憎しみを歌った名曲だ。今季のクリエーションはこの楽曲をカバーをしたアメリカ人マルチインストゥルメンタリスト・アーティストLingua Ignotaに大きな影響を受けている。ショーミュージックにも彼女がアレンジした「Jolene」が起用され、ショーにはLingua Ignota本人も来場した。漆黒のピース今季のランウェイを染め上げたのはダークなブラック。ブランドが度々取り組んでいる真っ黒な世界が、ドレスやジャケット、ニットウェア、シューズなど、ありとあらゆるアイテムの上に広がっている。ショーの中盤、まさに紅一点投入されたレッドカラーのシースルードレスを除いては、モノトーンのパレットがメインだ。センシュアルなカッティングや素材漆黒のピースには、肌を露わにする大胆なカッティングを施し、センシュアルなムードを演出。ベアトップドレスは、左足の付け根まで見えてしまうほど、深いカットを入れている。また、セクシャルでエレガントなドレス群は、胸元でストラップやテキスタイルが絡み合うようにレイヤードされ、複雑な表情を見せている点も印象に残った。レーシーなキャミソールや、メッシュ素材のワンピース、シースルーのドレスといった透け感のあるアイテムも散見。艶やかなサテンのジャケットや、エナメルのスキニーパンツも、妖艶なムードを演出するのに一役買っている。崩れ落ちるようなスタイリング崩れ落ちるようなスタイリングも印象的。ロングアウターの袖には片腕だけを通して、ドレスのストラップは左肩だけをずり落とすようにして、アシンメトリーな着こなしを生み出している。95年に発表したシューズが復活足元を彩るシューズは、1995年にアン ドゥムルメステールのショーに登場したカーヴィーなヒールパンプスを復刻。25年の時を経て、鳥の爪のように力強い形状のシューズを、セバスチャン・ムーニエがインダストリアルなムードにモダナイズした。
2019年09月30日Y/プロジェクト(Y/PROJECT)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月26日(木)、フランス・パリで発表された。Y/プロジェクトを率いるグレン・マルタンは、アントワープ ロイヤルアカデミーを首席で卒業し、ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)などで経験を積んだ人物。創業者のヨハン・セルファティの後任として2013年にブランドを引き継ぎ、2017年度LVMH ヤング・デザイナー・プライズにもノミネートされた気鋭デザイナーだ。襟元のデザインにツイストを効かせて最新のウィメンズコレクションでは、洋服の印象を左右する襟元のデザインにひねりを効かせたアイテムがこれまでにも増して存在感を示した。テーラードジャケットのピークドラペルはビッグサイズにし、フロントにドレープが出るようにボタンの位置を設計している。オックスフォードシャツをベースにしたかのようなブルーのミニワンピースは、ボタンの位置をあえて掛け違えることで、予定調和的なデザインをアレンジ。襟のデザインが少し左にずれたようなユニークなフォルムを作り上げている。トレンチコートは通常と異なる位置にボタンを留めることで、本来裏地となるようなパーツを露わにした。エレガントなドレスも一捻りエレガントなアイテムには、遊び心溢れる要素を盛り込むことで一捻り。ブラックのベロアロングドレスには、幾重にもドレープを重ねたボリューミーな装飾をあしらって。ボディラインを強調したタイトフィットのキャミソールドレスにはグラフィカルなラインを這わせることで、センシュアルなムードをポップな印象へとシフトチェンジした。存在感溢れるバッグやシューズ存在感溢れる小物類にも注目。ボリューミーなロングブーツや、ハート型に渦を巻くイヤリング、アコーディオン風のショルダーバッグ、細長い台形型ハンドバッグなどがランウェイを彩った。
2019年09月30日オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月26日(木)、フランス・パリで発表された。テーマは“METEOR SHOWER”。“流星群”のようなグラフィックヴァージル・アブローが好んで起用するロゴモチーフやグラフィックは、今シーズンは控えめに感じられる。ショー序盤は、腰から裾に向かって斜めにフリルをあしらったドレスの胸元に小さな“クロスアロー”ロゴが、身体にぴったりとフィットするタンクトップの胸元に極小の“OFF”ロゴが登場したものの、無地の洋服が主流だ。そんな中、ショー中盤に顔を出したのが、シーズンテーマである“METEOR SHOWER”=流星群を感じさせるプリント。放射状に出現する一群の流星のように無数のホワイトラインを走らせたグラフィックが、アシンメトリーなロングシャツやセンタープレスパンツ、Tシャツなどの上にのり存在感を示す。丸い“穴あき”ウェアやバッグ穴の開いたディテールも、今季の特徴の1つ。ぴったりとフィットする半袖トップスの胸元や、タンクトップのウエスト部分もホール状にくり抜かれている。レディトゥウェアだけではなく、ボリューミーなブーツやロンググローブなどにも丸いカッティングが施されており、同様のカットワークを取り入れたハンドバッグはその穴に手を通すようにしてモデルが携えていた。ネット状のドレスやトップスネット状のファブリックが多用されていたのも印象的。ボディスーツの上に重ねた真っ赤なメッシュトップスや、ロングコートの下に差し込んだ網状のドレスなど、レイヤードを楽しむためのアイテムとして提案されている。スーパービッグサイズのネットバッグは、まるで洋服の一部であるかのような存在感を放っていた。なお、ヴァージル・アブローは体調不良のため、今シーズンのショーは参加を見合わせた。
2019年09月30日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の2020年春夏コレクションが、2019年9月27日(金)、フランス・パリで発表された。新デザイナー近藤悟史による1stシーズン最新コレクションは、宮前義之からバトンを引き継いだ、新デザイナー近藤悟史によるファーストシーズン。一枚の四角い布から生み出されるデザインにこだわる姿勢や、鮮やかなカラーリングなどに、創業者である三宅一生の面影も感じたゲストは多かったようだ。これに対し近藤は、ショー後のインタビューで「原点回帰というわけではないが、“ミヤケイズム”を僕なりに、現代的に解釈したもの」であると語っている。複数セクションからなるダンスショーファッションショーは、複数のパートで構成されたダンスショーを観ているかのように躍動感あふれるもの。コレクションピースを纏ったモデルたちは、時には優雅に舞い、時には軽やかに飛び跳ね、時にはスケートボードに乗りながら、会場の中を駆け巡るのだ。「洋服は人が袖を通して初めて活き活きとする。」そのことが存分に感じられる動きのある演出に、ゲストは1セクションが終わるごと大きな拍手や歓声を送った。“動く楽しさ”を教えてくれる服たとえば軽やかなテクニカル素材を使ったワンピースは、2枚の生地を合わせるようにして仕立てており、隙間から空気が入り込むことによってふっくらと膨れ上がる。モデルたちはあえてこの隙間を大きく開けて歩いてみたり、自らがくるくると回転することで空気を送り込んだりして、身体の動きによってワンピースのフォルムが変化することを教えてくれる。会場の天井に装飾されていたサークル状のモチーフが、ゆっくりとモデルの頭上に降りてくるという“早着替え”風の演出もあった。つい先ほどまで一枚の丸い布であったのに、頭上から降りてきたそれはモデルの肩から地面に向かってすとんと落ち、プリーツワンピースへと姿を変えたのだ。このプリーツドレスには伸縮した素材が使われている様子で、彼女たちが上下に飛び跳ねるのに合わせて、リズミカルに上下に揺れるのである。満面の笑みを浮かべながら思い思いにジャンプを繰り返す彼女たちもまた、“動く楽しさ”のある洋服の魅力を伝えてくれている。躍動感のあるグラフィックも鮮やかな色彩だけでなく、力強いグラフィックも目に留まった。ホワイトのキャンバスに空のようなブルーを走らせたプリントは、2人の人間が抱き合っている様子をイメージしたもので、近藤の“特にお気に入り”とのことだ。身体と洋服の関係を見つめ直してフィナーレはモデルたちが一堂に集結。全員が互いに手を繋ぎ、輪になってくるくると回ると、溢れるばかりの笑顔を浮かべて会場を後にした。地域も世代も体型も異なるあらゆる人にとって“喜びを感じられる”服、それは“動いて楽しい”服であるのかもしれない。身体と洋服の関係性を今一度見つめなおした近藤の服は、そんなことを教えてくれた気がする。
2019年09月30日ディオール(DIOR)の2020年春夏コレクションが、2019年9月24日(火)、フランス・パリにて発表された。カトリーヌ・ディオールにオマージュを捧げて今シーズン、 アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリがインスピレーション源にしたのは、ある写真。クリスチャン・ディオール最愛の妹カトリーヌ・ディオールが、庭の花に囲まれているアーカイブフォトから想像を膨らませた。花々を愛で、育てることに情熱を注いだ彼女は、メゾンを代表するフレグランス「ミス ディオール」のモチーフとなった人物としても知られている。ロンシャン競馬場に現れた庭園ロンシャン競馬場に設置された特設会場の中に一歩足を踏み入れると、そこに現れたのも、カトリーヌにオマージュを捧げているかのような美しい庭園。多種多様な木々が生い茂るこのガーデンは、都市で園地栽培に取り組むアーティスト集団、アトリエ コロコ(Coloco)とのコラボレーションによって実現したものだ。ショーの幕開けと共に、モデルたちがこの木々の合間をぬうようにして歩みを進めていく。ボタニカル刺繍やラフィア素材ランウェイに登場するのも、カトリーヌが愛してやまない花々や植物をモチーフにしたしたピース。マリア・グラツィア・キウリが好んで起用するシースルースカートやロングドレスにはボタニカル刺繍を施した。ナチュラルなラフィア素材を用いたミニドレスやジャケットも今シーズンのキーアイテムとして存在感を放っている。どこか儚げなカラーリング花がモチーフと聞いて鮮やかなカラーリングを連想したゲストも多かったであろうが、パレットには華美な色彩を多くは用いていない。植物のエンブロイダリーやプリントには、自然が本来持っているであろう色彩が起用されており、いつか命を終えることをわかっているかのような、どこか儚げで刹那的なムードさえ感じさせる。またそのナチュラルなカラーを引き立てるため、服地はホワイト、ベージュ、グレー、ブラックといったベーシックカラーで染め上げた。サドルバッグやブックトートの新作もレディトゥウェアからアクセサリー類へと視線を移すと、サドルバッグやブックトートなどのアイコンバッグにも、花々が咲き乱れている。軽やかなムードをもたらすラフィア素材のフラットサンダルやエスパドリーユ、ハットなどは、温かな季節の訪れを祝福しているかのようにも感じられる。人間と地球との考えを見つめ直すマリアグラツィアキウイがコレクションピースの上に花々を咲かせ、木々を植え付けたのは、単にその美しさを称賛するためだけではない。このコレクションは、自然を心から愛したカトリーヌに敬意を評しつつ、私たちにサスティナビリティを見つめ直すきっかけを与えるものでもある。ディオールを愛するファンたちも、レディトゥウェアに袖を通し、アクセサリーを携える度に、私たち人間と豊かな自然を擁する地球との共存に想いを巡らせるに違いない。
2019年09月29日