『真夏の夜のジャズ 4K』が8月21日(金)より順次日本で公開。名作『真夏の夜のジャズ』が4kに1958年に開催された、アメリカ最大級、伝説的な音楽フェスティバル「ニューポート・ジャズ・フェスティバル(Newport Jazz Festival)」を大胆な撮影と、美しいカメラワークで取られた『真夏の夜のジャズ』。このドキュメンタリーが4kになってスクリーンに戻ってくる。ルイ・アームストロングやセロニアス・モンクら登場ジャズの父と呼ばれ、「この素晴らしき世界」の代表曲で知られる、20世紀を代表するジャズ・ミュージシャン、有名なルイ・アームストロング、ジャズ界有数の作曲家として大きな影響を与えた作曲家のセロニアス・モンク、ザ・ビートルズやビーチ・ボーイズなどにカバーされ「ロックの創造者」と呼ばれたチャック・ベリーなど伝説のミュージシャンたちが続々と登場する。なお、映画のポイントの1つとしてファッションにも注目。シーンの約半数をしめるのがフェスを楽しむ観客たちの姿なのだが、その姿は、1958年のトップトレンドでジャズを楽しむ様子だ。『真夏の夜のジャズ』セットリスト・ジミー・ジュフリー・スリー「Train and The River(トレイン・アンド・ザ・リヴァー)」・セロニアス・モンク「Blue Monk(ブルー・モンク)」・ソニー・スティット「Blues(ブルース)」・アニタ・オデイ「Sweet Georgia Brown(スウィート・ジョージア・ブラウン)」「Tea For Two(二人でお茶を)」・ジョージ・シアリング・クインテット「Rondo(ロンド)」・ダイナ・ワシントン「All Of Me(オール・オブ・ミー)」・ジェリー・マリガン・カルテット「As Catch Can(アズ・キャッチ・キャン)」・ビッグ・メイベル・スミス「I Ain’t Mad At You(アイ・エイント・マッド・アット・ユー)」・チャック・ベリー「Sweet Little Sixteen(スウィート・リトル・シックスティーン)」・チコ・ハミルトン・クインテット「Blue Sands(ブルー・サンズ)」・ルイ・アームストロング・オール・スターズ「Lazy River(レイジー・リヴァー)」「Tiger Rag(タイガー・ラグ)」・ルイ・アームストロング&ジャック・ティーガーデン「Rockin’ Chair(ロッキン・チェア)」・ルイ・アームストロング・オール・スターズ「When The Saints Go Marchin’ In(聖者の行進)」・マヘリア・ジャクソン「Shout All Over(神の国を歩もう)」「Didn’t It Rain(雨が降ったよ)」「Lord’s Prayer(主の祈り)」■作品詳細『真夏の夜のジャズ 4K』上映時間:83分公開日:2020年8月21日(金)原題:JAZZ ON A SUMMER’S DAY製作・監督:バート・スターン出演:ルイ・アームストロング、セロニアス・モンク、チャック・ベリー、アニタ・オデイ製作年:1959年(旧作の日本公開:1960年/4K版上映は日本初)
2020年07月24日シェイクスピアの「テンペスト」を“K.(串田版)”として串田和美が再構築する「K.テンペスト2019」が5月16日より開幕。演出・潤色・美術を手掛ける串田に話を聞いた。【チケット情報はこちら】2014年、2017年に続く三度目の上演となる本作は、串田が「この芝居は最初から決まっていることはなくて、ワイワイ話すなかでつくってきました。今回もそうやって話したい」と語るように、キャストと共に約6週間のワークショップ・創作期間を経てつくりあげる作品。話す内容は毎公演違うそうで、「今回は“許すってなんだろう”という話をしようかなと思っています。この作品でプロスペローは実の兄弟であるアントーニオに裏切られた復讐をしようとしているけれども、最後には許さなきゃいけない。じゃあ“許す”とか“謝る”ってなんだろうという話がしたい」と構想を語る。ベーシックなものとは違う、「出演者がお客さんと喋ったり、シェイクスピアの本を読んだりしているうちにだんだんお芝居になっていって、ときどきまたフッと喋っている状態に戻ったりするようなスタイル」(串田)で上演される本作は、広場で自由に演劇を観るようなカタチの場がつくられ、座る席も自由。これまでの手ごたえとしては、観客の「“こんなん“で”いいんだ” “これ“で”演劇なんだ”という反応」が印象的だったと串田は振り返る。「演劇が苦手な人って“理解できなかったらどうしよう”とか“あれ?みんな笑ってるけど…”とか、そういうのがあるでしょう。だけどそれは自由だし、なによりそこに“居合わせた”という感覚“で”いいんだってことを感じ取った人がたくさんいた。前回、僕の隣にいる人がそわそわしているから“どうしたの?”って聞いたら“なんだか嬉しい気持ちになって。なんでしょう、この気持ち!”って子供みたいになってて。嬉しかったな」と明かす。「演劇って、このごろは“商品をつくっているんだから”という意識が強い人も多いけど、すべて“作品”だし、僕は“作品”というより“事件”…小さなね、だといいなと思いながらつくっています」初めて観る人にとってはもちろん、新キャストが参加することで前作、前々作を観た人にとっても新しい体験となる。そんな本作は、5月19日(日)まで長野・まつもと市民芸術館 特設会場、5月22日(水)から26日(日)まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演後、ルーマニアとセルビアを巡演。写真・文:中川實穗(なかがわみほ)
2019年05月17日アイペンシルがリニューアルコスメブランド「K-パレット」は2018年8月29日より、「K-パレットリアルラスティングアイペンシル24hWP」をリニューアル発売する。これまでの商品よりもよりなめらかな描き心地になり、耐久性もアップ。神格の描き心地をこの機会に確かめてみるとよいだろう。バツグンの描き心地と耐久性このたびリニューアルされた「K-パレットリアルラスティングアイペンシル24hWP」は、描きやすさがパワーアップし、まるで生(レア)のようになめらかさ。発色もよく、力を入れなくともなめらかな線を引ける上、汗や皮脂、こすれなどにも強い。耐久性も高まっており、1分ほどでしっかりと定着。楽に描けるのに崩れにくいアイペンシルとなっている。ぼかしチップを使えばメイクの雰囲気を変え、幅広いメイクを楽しむこともできる。5種の美容保湿成分を配合さらに、ヒアルロン酸Naや水溶性コラーゲン、センブリエキスといった5種の美容保湿成分を配合しているため、目元をキレイに彩るだけでなく保湿もしっかり行ってくれる。簡単になめらかなラインが引けてキープ力もあり、メイクした時のキレイを長い時間キープできる「K-パレットリアルラスティングアイペンシル24hWP」を、この機会に試してみてはいかがだろうか?(画像はプレスリリースより)【参考】※クオレ株式会社のプレスリリース
2018年08月31日資生堂//PLAYLISTから、超高画質、8K映像にも耐えられる新ファンデーションが新発売!また、絵の具の様なビジュアルで人気の「マルチペインター」と、発色の良さに定評がある「インスタントリップコンプリート」に新色が発売!資生堂 PLAYLISTとは資生堂ビューティークリエイションセンターに所属する約40名のヘアメイクアップアーティストのバックステージ経験とノウハウを活かし、テクニックレスでプロの仕上りを実現するブランドが、「PLAYLIST(プレイリスト)」。新アイテム全6品目13品種が2018年9月1日(土)に発売!今回発売されるアイテムは、約100回の試作と4K・8Kカメラ&ディスプレイによる検証を繰り返し誕生したベースメイクアイテムと、肌悩みを解決してくれるコンシーラーにリップ、そしてマルチアイテムから秋の新色が登場です。プレイリスト リアルテクスチャー リキッドファンデーション SPF30・PA+++提供:資生堂超高精細な8K映像にも耐えうるリアルヌーディ―スキンに仕上がるファンデーション。気になる凹凸や色ムラを補正して、透明感のある美肌へと導いてくれます。さらさらな使い心地で、表情変化や汗・皮脂でよれず、薄れない美しい仕上がりを長時間持続させてくれるので、メイク崩れが気になる時期も、これまで以上に自分の肌に自信が持てるはず。カラー詳細ライト明るめの肌色~やや明るめの肌色提供:資生堂ナチュラルやや明るめの肌色~自然な肌色提供:資生堂ミディアム健康的で自然な肌色~褐色の健康的な肌色提供:資生堂プレイリスト フリュイドパウダー提供:資生堂超高精細な8K映像上でも粉っぽさを感じない乳液状フェースパウダー。毛穴・凹凸を光の効果で自然にカバーし、透明感のある肌に。皮脂によるテカリ・よれを防いで毛穴の目立たない美しい仕上がりを持続してくれるので、接近した時の毛穴悩みとはおさらばできるはず。こちらのベースメイクアイテムは8Kカメラ&ディスプレイで検証済み!今後、8K映像の放送が始まるだけでなく、今は誰でも簡単に4K映像を撮影できる時代。多くの人が、高画質ディスプレイに耐えうる美しいベースメイクの仕上りを求めているのでは?「このアイテムを使用すれば8Kでも怖いものなし」という商品を提供したいと考えた、という開発担当アーティスト。アーティストが「理想的」と考える美しい素肌感を叶える製品を開発するため、都内某所の8K映像が撮影可能な施設で仕上がりの検証を行ったんだとか。だからこそ、自信を持って愛用することができそう。そしてその他にも、秋の新色が登場したアイテムがこちら。プレイリスト ノイズキャンセラー提供:資生堂シミやニキビあとなど、細かい肌悩みをピンポイントにカバーしてくれます。ペンシルの向きによって、点でも面でも繊細に描ける楕円形ペンシル型のコンシーラーなので、書き崩れなどの心配は不要。肌にフィットするので書き心地は抜群。また、くり出し式なので削る手間がないのも嬉しいポイント。3色展開なので、クマ・ニキビや色むらなど、あらゆる肌悩みを自然にカバーします。カラー詳細LBE(ライトベージュ)明るめ、標準の肌色の方シミ、ニキビ、唇まわりのくすみ補正小鼻周りの赤みの補正提供:資生堂BE(ベージュ)標準、健康的な肌色の方シミ、ニキビ、唇まわりのくすみ補正茶グマの補正提供:資生堂OR(オレンジ)青グマ、濃いクマ提供:資生堂プレイリスト インスタントリップコンプリート グロッシー提供:資生堂やわらかさと弾力を感じさせるつやで色っぽい唇を完成させてくれるこちらのリップは、肌を美しく引き立てる新色が発売。軽さとなめらかさがポイントで、唇につけた瞬間とろけるようになめらかに密着し、つけたての色、質感ともに長時間持続してくれます。カラー詳細BEm41どんな肌色にも似合う王道美人ベージュ。赤みと黄味のベストバランスで白っぽく浮かないスキンカラー。大人っぽくヘルシーな印象にしたい方におすすめ。提供:資生堂PKb42ありそうでなかった絶妙コーラルピンク。肌色のトーンアップで気分もあがる。可愛らしい印象を演出したい方におすすめ。提供:資生堂PKm43肌なじみの良い洗練されたモーヴピンク。抜け感のある優しいカラー。フェミニンな印象にしたい方におすすめ。提供:資生堂プレイリスト インスタントリップコンプリート マット提供:資生堂パッと見で印象が強く残るこちらのパープルカラーのリップは、唇につけた瞬間、ヴェルヴェットのようななめらかな感触で、深い奥行のある発色のコンパクトなマットリップスティック。ひと塗りでムラのない鮮やかな仕上がりになり、つけたての鮮やかな色・マットな質感・美しい仕上がりが長時間持続します。カラー詳細VId44個性引き立つバブリーパープル。強さの中に色気を感じる印象的な口もとに。ストリートファッションが好きな方におすすめ。プレイリスト マルチペインター提供:資生堂カラー&メイクを自由に楽しむマルチカラー。クリームタイプで、顔のどこにでもマルチに使用できます。ぼかしやすいので、テクニックいらずで簡単に使用することができそう。カラー詳細ライラックグレーミステリアスで女性らしいくすませグレー。大人っぽさとカッコよさのよくばりカラー。さりげなくモード感を出したい方におすすめ。提供:資生堂フューシャローズグレープのような深みのあるジューシーカラー。血色感アップで色っぽい印象のローズ。ワントーンメイクにおすすめ。提供:資生堂提供:資生堂開発担当アーティストがこだわって作ったベースメイクで、4K、8K映像にも屈しない、今までの自分史上、最強の美肌を。そして、接近してもどこから見ても自信が持てるメイクを楽しんでみてはいかが?
2018年08月18日ストロングアイライナーに新色「ディープブラウン」2018年8月14日より、「K-パレットリアルストロングアイライナー24hWP」に新色の「ディープブラウン」が加わった。アイライナーの崩れが気になる人にぜひ使ってほしい、肌なじみのよい新色だ。汗をかきやすいこの季節にはぴったりの商品となっている。優れた耐久性と速乾性「K-パレットリアルストロングアイライナー24hWP」に新たに加わった新色「ディープブラウン」は、K-パレットの独自処方で3種のキープ剤をミックスした超耐久成分を配合。これにより水分に強く、レジャーや海などといった場所でも崩れ知らずのアイライナーとなっている。発色もよく速乾性もあるため、さっと一筆でもきれいにアイラインを引くことができ、よれたりにじんだりが少ない。色ムラのない、きれいな発色を叶えてくれる新色だ。7種の美容成分配合さらに、パンテノールやセラミド、水溶性コラーゲンなど、7種の美容成分を配合。目元やまつげをしっかりと保湿してくれる点も心強い。新色はブラウン系なので目元を優しく演出しつつ、メイク崩れも少なくアイライナーとしても優れたアイテムとなっている。まだまだ暑い日が続くこの季節、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか?(画像はプレスリリースより)【参考】クオレ株式会社のプレスリリース
2018年08月16日限定商品が定番になって復活コスメブランドのK-パレットは、2018年5月24日(木)より、落ちにくいアイライナー「K-パレットリアルストロングアイライナー24hWP」を発売開始した。このアイライナーは2017年に限定販売された【超耐久アイライナー】だったが、定番商品として売り出されることとなった形だ。前回購入することができなかった人にとって、落ちにくいアイライナーの付け心地を試す絶好の機会となっている。「K-パレットリアルストロングアイライナー24hWP」の特徴今回の発売で定番商品となった「K-パレットリアルストロングアイライナー24hWP」は、なんと言っても耐久性が特徴だ。その秘密は独自の処方で高配合した3種のキープ剤だ。水をかけたりこすったりしても取れないため、あらゆる場面で威力を発揮するアイテムとなっている。これから梅雨時期で湿気も増え、夏になれば海などのレジャー施設で過ごす機会も増える。そんな時、非常に心強いアイテムとなりそうだ。高発色と速乾性で美しい仕上がりにさらに、「K-パレットリアルストロングアイライナー24hWP」は非常に描きやすく、発色がよい。さっと描いただけでも高発色のため色むらがなく、美しい仕上がりになる。速乾性もあるため、描いたばかりのアイラインがよれたりにじんだりして台無しになることもないため、メイク中にアイラインがかすれたりにじんだりして失敗してきた人にとっても使いやすいアイテムと言えるだろう。美容成分がたっぷりさらに、美容成分もたっぷり7種配合されている。含まれる成分はパンテノールやセラミド(NP・AP・EOP)、水溶性コラーゲンなど。目元やまつげに大切な保湿成分をたっぷり含んでいるため、美しいアイライナーが引けるだけでなく、目元ケアにもありがたい商品となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※クオレ株式会社のプレスリリース
2018年05月26日5月8日、韓国アイドルグループ2PMのJun.Kが本日入隊することが韓国メディアの報道により明らかになった。 韓国メディアOSENによるとJun.Kの所属事務所JYPエンターテイメントは「Jun.Kが今日入隊する。入所場所と時間は、本人が静かに入隊したいという意志に基づいて、公開しないことにした」と伝え、また「入所前にファンに気持ちを伝えるために公式サイトに掲載した」と明らかにした。 Jun.Kは、この日2PM公式ファンサイトを通じて「入隊を控え、みなさんに直接お会いできないので文章を残します」とし、「2月、僕の誤った行動により、失望させてしまい申し訳ありませんでした。その後、毎日後悔と自責の中で、自分自身を閉じ込めました」と手書きの手紙を公開した。 さらに「過ちに対する非難はすべて受け入れて、何倍も反省し努力していきます。皆さんの傷付いた心をすべて癒やしていくことができず申し訳ありません」と重ねて謝罪した。 Jun.Kは今年2月、飲酒運転で警察に摘発。その後自粛の時間を持ち、本日静かに入隊することを決定した。 これに対しファンからは「急過ぎる…つらい!!」「今日、入隊したんだね…ずっと待ってる」「Jun.K入隊は泣いた入隊制度はつらいってー」「いつかは行かなくちゃならなかったけど。 頑張ってきてください。 待ってます。。。 」と突然の入隊に驚きと応援メッセージが寄せられている。
2018年05月08日ディーゼル(DIESEL)が手掛けるグロリアスチェーンカフェ(Glorious Chain Café)では、赤い自転車のブラウニー屋さん「K’sブラウニー(K’s Brownie)」とコラボレーションした、クリスマス限定パフェを12月18日から25日まで販売する。「ベリーメリーブラウニーパフェ」(税込1,280円)K’sブラウニーは、週末になると東京・吉祥寺に現れるハンドメイドのブラウニー屋さん。ココアパウダーを使用せず、チョコレート本来の香りを堪能できる、他にはないしっとりと柔らかい生地と、ふんわり丸く焼き上げたフォルムが特徴。クリスマス限定の「ベリーメリーブラウニーパフェ」(税込1,280円)は、Kʼsブラウニーで1番人気の「チョコレートチャンクブラウニー」が、丸ごとトッピングされたストロベリーパフェ。甘酸っぱいベリーソースがかかった生クリームやカスタードクリーム、旬の苺をしのばせたバニラアイスとブラウニーの味のコラボレーションが楽しめる一品。ブラウニーのトップに贅沢に飾られた金箔が、クリスマス気分をさらに盛り上げる。【店舗情報】グロリアスチェーンカフェ渋谷住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti 1F営業時間:11:30~23:00(L.O.22:00)不定休グロリアスチェーンカフェ心斎橋住所:大阪府大阪市中央区南船場3-12-9営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)不定休
2017年12月18日ソシオネクストは3月23日、NHK(日本放送協会)と共同で、HEVC符号化方式に対応した8K映像のデコード(復号)を1チップで処理できる LSI「SCH801A」を開発し、サンプル品によるデコード動作を確認したと発表した。8Kの映像はフルハイビジョンの16倍にあたる約3300万画素での表現を実現し、日本では2016年中に衛星を用いた試験放送が開始される予定のほか、実用放送も2018年から開始される予定となっている。復号は、圧縮された形で送信されてきたデジタル映像信号をテレビにもとの解像度で表示するために行われる処理だが、従来、複数の高性能プロセッサによる並列処理を行う必要があった。同LSIでは、超高精細度テレビジョン衛星放送の映像符号化方式(ARIB STD-B32 第1部の内のHEVC符号化方式)に対応した8K、60p、1チャネルでのデコードを実現するもので、外部インタフェースにPCI Express Gen2を1レーン、HDMI 2.0-Txを4チャンネル搭載し、テレビ用SoCと組み合わせて利用するものとなっている。今回の試験では、試験用ストリームデータを用いて、8Kデコード処理の動作を確認したという。なお、同製品については、2016年11月の量産出荷開始を予定しているほか、同社では受信復調や表示制御チップなど、8Kテレビの受信に必要な機能をすべて提供していく予定としているほか、テレビ以外の周辺応用に向けたシステムの開発も進めていくとしている。
2016年03月23日スカパーJSATは、無料で視聴できる4K専門チャンネル「スカパー!4K体験」を5月1日9時に開局する。「スカパー!4K体験」は、スカパー!への会員登録なしで視聴できる無料放送(ノンスクランブル)だ。放送内容は「スカパー!4K総合」の番組ダイジェストや、4K画質の風景映像、スポーツシーンの4Kスーパースロー映像など。視聴には、対応の4Kテレビとアンテナが必要となる。現在、スカパー!プレミアムサービスでは、4K専門チャンネルとして「スカパー!4K映画」「スカパー!4K総合」の2チャンネルを展開中。これに、5月1日9時から「スカパー!4K体験」を追加し、合計3局で4K放送を楽しめるようになる。また「スカパー!4K映画」「スカパー!4K総合」は、放送時間を現在の9時~25時から拡大し、24時間放送を開始する。
2016年03月16日シャープは3月4日、4K3Kの高解像度で全方位の映像監視を実現し、映像データを無線LANで送信できるネットワークカメラ「QG-B20C」を発表した。価格は43万5000円(税別)、4月の販売を予定している。同ネットワークカメラは、独自開発の12メガピクセル1型CMOSイメージセンサの採用により、4K3K(4064×3048ピクセル/最大15fps)の高解像度撮影を業界で初めて実現したという。高精細な映像で全方位を監視することが可能。本体の大きさは、暫定値ではあるが220×220×99mm、2.5kg。また、LAN配線工事が不要な無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠)に対応。高画質の映像データを手軽に送信できるため、これまで困難だった場所にも設置が可能なほか、防水・防塵、耐衝撃設計にも対応しており、屋外設置もできるという。さらに、監視中の異常発生をカメラで検知し、録画の開始やアラーム通知などを行う画像解析機能を搭載。設置したエリアへの動体の侵入検知や、物体の置き去り・持ち去り検知に加え、人数のカウントや駐車場の空きスペース検知など独自の画像解析機能も搭載し、監視業務の効率化だけでなく、さまざまなサービスやソリューションを構築することを可能としている。同社は、無線スマートネットワーク事業の新たなラインアップとして、無線バックホール方式の無線LANアクセスポイント「QX-C300シリーズ」と同ネットワークカメラによるソリューションを提案していく考えだ。
2016年03月07日DXアンテナは4日、4K・8Kの衛星放送に対応した分配器、直列ユニット、混合器など32製品を発表した。4月1日より順次発売する。価格は1,300円より(以下、価格はすべて税別)。2018年に実用放送を開始する予定のBS/110°CSの4K・8K放送は、新たな周波数や変調方式で送信される左旋波を使用する。そのため、アンテナ、混合機、ブースター、分配器、分岐器、直列ユニット、同軸ケーブル、TV裏配線機器などを新設・交換する必要がある。分配器は2分配器(1端子通電形)から8分配器(全端子通電形)まで全12機種を用意し、価格は3,800円~19,800円。分岐器は1、2、4分岐器の3機種で、価格は4,000円~6,600円。直列ユニットは小形壁面テレビ端子(通電仕様)や直列ユニット中間用2端子形8(フィルター付)など全16機種で、価格は1,300円~9,000円。屋内用混合機の価格は7,150円。
2016年03月04日日本テレビは同社初の8K番組として「笑点」を制作し、3月8・9日に開催される放送業界関係者向けの技術展「デジテク2016」で上映することを発表した。8K版笑点は、1月6日に東京・後楽園ホールで収録。通常放送と同様に演芸コーナーと大喜利を実施した。大喜利のお題は、8Kにちなんだものを用意したという。笑点は、まだ多くの番組が白黒放送であった1966年にカラー放送で開始。その後もステレオ放送、デジタルVTR規格、D2での収録など、当時の新技術を早い段階で取り入れてきた。2014年には桂歌丸さんの落語を4Kで収録している。
2016年02月23日主婦連合会とインターネットユーザー協会(MIAU)は、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)に対し、4K・8K放送のコピー禁止に関する意見書を提出した。NexTV-Fは、2015年12月に技術資料「高度広帯域衛星デジタル放送運用規定」を公開。資料の中で、月極め等有料放送やコンテンツ保護を伴う無料番組のコピー禁止について、「T.B.D」(未定)であると表記した。MIAUはこれを受け、4K・8K番組の録画禁止が検討されていることに対しての意見書を提出。「不正利用を行うごく一部の悪質なユーザー対策としても有効でないばかりか、大多数の善良な一般視聴者が巻き添えとなって不便を強いられることになり、許されるものではありません」と、NexTV-Fの姿勢を批判した。また、特定の事業者間で共同して一般視聴者の録画を禁止できるよう制限することは、独占禁止法2条6項の「不当な取引制限(カルテル)」に該当する可能性があることを指摘。MIAUは、4K・8K放送を「国民の資産である電波を用いて行われる公共的なサービス」であるとし、4K・8K番組の録画禁止に関しては、一般消費者を交えて開かれた議論を行う必要があると意見した。
2016年02月05日ドスパラは27日、4K/8K映像を快適に編集できる高い処理能力を備えたサーバ製品(3モデル)と、ワークステーション(2モデル)を発売した。価格は367,000円から。○RS5122-IJT「RS5122-IJT」は、4K/8K映像などの巨大なデータを高速で処理するストレージサーバ。価格は7,949,000円。データ転送帯域が広く、大容量の高速ストレージを搭載している。8K(YPbPr 4:4:4 36bit)データを67.05fpsで読み込み可能で、NVMeを使用した超高速フラッシュストレージを搭載。ネットワークは標準で10Gbに対応し、オプションで40Gb/Infinibandも選択できる。2スロット占有フルハイトフルレングスのカードも装着可能。主な仕様は、CPUがIntel Xeon E5-2697 v3×2、チップセットがIntel C612 Express、メモリがDDR4 ECC Registerd 8GB×8、グラフィックスがIntegrated 2D Video Controller、ストレージがOS用に480GB SATA SSD(240GB×2基)、データ用に12TB NVMe SSD(4TB×3基)+16TB SATA SSD(2TB×8基)。2.5インチホットスワップベイ×10基も備える。インタフェースは10Gb対応有線LAN×2、USB 3.0×5、D-sub×2、RMM4×1、シリアル×1など。OSはプリインストールされていない。○TD18016-LAR「TD18016-LAR」は、4Kコンテンツデータの高速伝送を可能にするライトアーカイブストレージ。価格は2,859,000円から。標準でGigabit Ethernet対応有線LAN×4基に、デュアルポート10Gbカードを装着済み。これによりシーケンシャルスループットは、RAID 5の設定においてリード3,944.56MB/s、ライト1778.25MB/sに達する。OSには、GUIインタフェースを採用するSynology DiskStation Manager(DSM)を搭載。SSDキャッシュを搭載しており、キャッシュをRAID 0、またはRAID 1に設定可能。オプションとして、12ベイ拡張ストレージユニットを14台まで増設でき、最大180台のSAS / SATAドライブの取付に対応。1PBオーバーの構成にすることもできる。主な仕様は、CPUがIntel Xeon E3-1230 v2(3.30GHz)、メモリがDDR3 32GB(最大32GB)。インタフェースはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、拡張ポート×2。冷却用に80mmファンを4基搭載する。本体サイズはW430×D692×H88mm、重量は14.5kg。○TD18016-DAR「TD18016-DAR」は、大量データの長期保存に適したコスト重視のアーカイブストレージ。価格は2,160,000円から。オプションの12ベイ拡張ストレージユニットを14台まで増設でき、最大180台のSAS / SATAドライブの取付に対応。1PBオーバーの構成にすることができる。OSには、Synology DiskStation Manager(DSM)を採用。フェイルオーバー対応した4つのLANポートを内蔵し、予期しないネットワーク障害に対応できる冗長性を提供。ホットスワップに対応しており、電源を複数搭載するので運用中に故障が発生しても電源を落とさず交換可能。オプションとしてデュアルポート10Gbカードを装着できる。主な仕様は、CPUがIntel Xeon E3-1230 v2(3.30GHz)、メモリがDDR3 8GB(最大32GB)。インタフェースはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、拡張ポート×2。冷却用に80mmファンを2基搭載する。本体サイズはW430×D692×H88mm、重量は14.5kg。○TS5122-NV2「TS5122-NV2」は、最大パフォーマンスを求めるプロ用のハイエンドワークステーション。価格は1,405,000円から。4K/8KコンテンツのRAWデータなど巨大なデータを高速で読み書きできるよう、ストレージにNVMe対応の「Intel SSD DC P3608」シリーズを採用している。CPUはIntel Xeon E5-2620 v3×最大2基で、36コア72スレッドのマルチタスク環境を構築できる。グラフィックスカードは2スロット占有モデルを2基まで搭載可能。標準構成の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E5-2620 v3×2基、チップセットがIntel C612 Express、メモリがDDR4 ECC Registerd 8GB×8(最大512GB)、グラフィックスがIntegrated 2D Video Controller、ストレージが1.6TB NVMe SSD×1、240GB SSD×1。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×2、Management LAN×1、USB 3.0×2、USB 2.0×4、D-sub×1など。OSはプリインストールされていない。○TS5112-NV1「TS5112-NV1」は、Intel Xeon E5シリーズを搭載するエントリクラスのワークステーション。価格は367,000円から。最大18コアのCPUに対応し、グラフィックスカードは2スロット占有モデルを2基まで搭載可能。NVMe SSDを標準で搭載するなど、高解像度の画像や映像、オーディオ編集など適している。標準構成の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E5-2620 v3×2基、チップセットがIntel C612 Express、メモリがDDR4 ECC Registerd 4GB×4(最大512GB)、グラフィックスがNVIDIA Quadro K620、ストレージが400GB NVMe SSD×1、240GB SSD×1。インタフェースはLAN×3、USB 3.0×4、USB 2.0×6、シリアル×1など。OSはプリインストールされていない。本体サイズはW200×D465×H430mm。
2016年01月28日最近では死語になりつつある、モテ系男子の代名詞”3K”。かつては高身長・高学歴・高収入の3Kこそ、女性が結婚相手に求める条件と言われていました。時代が流れ、内容は変わりつつあると言われていますが、それでも世の女性が3K男子を好んでいるのは変わりませんよね。さて、この”3K”、男性が女性に求めるものもあるのだとか。早速、中身を見ていきましょう!■1.賢い「会議で雰囲気が悪くなったときに、場を和ませてまとめる発言ができる女性がいて、頭が良い人っていいなと思った」(広告/28歳)「社内恋愛だから周りには内緒にしてるんだけど、彼女の仕事ぶりを褒めている人が多くて、内心めちゃくちゃ誇らしい」(金融/24歳)一時期、”エロ賢い”なんて言葉がはやりましたが、賢さも重要なポイントなんだとか。どんな場面でも機転を利かせることのできる賢い女性に魅力を感じるようです。■2.謙虚「出身大学も一流だし仕事も丁寧な事務の女の人がいて、それだけじゃなく年上にも年下にも謙虚だから、男女問わずにみんな彼女のファン」(メーカー/24歳)「サークルイチ可愛い女の子が、すごいモテてる。可愛さもだけど、それを鼻にかけずに誰にでもフラットで、自過剰じゃないからこそ人気。もちろん、女友達も多い」(学生/21歳)可愛かったり性格が良かったり仕事ができたりと、人より優れている面を持ちながら、それを自慢げにしない女性がモテるよう。他にも、男性の持ち上げ方がうまいことも謙虚要素の一つみたいです。■3.聞き上手「聞き上手なのは大事!楽しそうに話を聞いてくれるから、思わず色んなことを話しちゃって、いつの間にか好きになってました」(学生/23歳)「彼女が聞き上手。面白いことがあると、すぐ彼女に会って話したくなる。だから、浮気どころか彼女の他に女友達が欲しいと思うことすらないです」(飲食/21歳)男性だって、女性と同じように自分の話をしたい!聞いてほしい!と思っているもの。どんな話でも楽しそうに聞いてもらえると、「もっと話したい」「もっとあの子といたい」と感じ、さらには好きという感情に発展するのだとか。自分の理解できない話でも、耳を傾けてあげると彼の満足度は高くなるかも!■おわりにいかがでしたか?”顔の可愛さ”は、いらないの?と思ったのですが、これら3つが備わっている子は自然と可愛さが増して見えるのだとか。モテ系女子になるために、是非この”3K”身につけたいですね!(下村さき/ライター)(ハウコレ編集部)(吉木千沙都/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2016年01月25日パナソニックは1月6日、8Kフルスペック映像を1本で伝送できるコネクタ付きケーブルを、KAIフォトニクスと共同開発したと発表した。ケーブルにはプラスチック光ファイバーを採用している。パナソニックとKAIフォトニクスは、プラスチック光ファイバーのボールペン型接続技術を開発。これにより、8Kフルスペック映像をケーブル1本で伝送できるようになる。さらに、独自の広帯域信号多値化伝送技術を採用し、伝送速度100Gbps超を実現した。従来、受信機から8Kディスプレイに信号を送信する場合、HDMI規格のケーブル4本で4K映像を伝送し、画像処理ソフトで8K映像に組み合わせて表示していた。また、光ファイバーは光軸を完全に合わせることにより高速通信を実現するが、機器とケーブルコネクタが分離している場合に光軸を正確に合わせることが難しいため、コネクタ付の映像伝送用ケーブルへの採用は見送られていた。
2016年01月07日LG Electronicsは、1月6日(現地時間)から米ラスベガスで開催する展示会「2016 International CES」(CES 2016)にて、98型の8Kテレビや、HDR対応で86型の「UH9550」、65型の「UH9500」、75型の「UH8550」、65型の「UH8500」を発表する。98型の8Kテレビは2016年中に出荷するとアナウンスしているが、現段階で詳細は明らかにしていない。UH9550とUH9500はIPS液晶を採用した上位モデルで、反射を抑えるThe Black PanelのほかContrast Maximizerを搭載。独自技術ColorPrime Plusにより、広域にわたる色表現を実現している。また、BT.2020信号に対応。Harman Kardonのスピーカーシステムを搭載し、画面の厚さは6.6mmとなっている。UH8550とUH8500も、UH9550とUH9500と同様にContrast MaximizerやColorPrime Plus技術を採用している。
2016年01月05日2016年のK-1のリングを華やかに彩る「2016 K-1ガールズ」が決定。12月18日(金)にGENスポーツパレスにて約60名参加のオーディションから選ばれた新メンバーが発表された。K-1ガールズに選ばれたのは、近藤みやび、足利美弥、橘沙奈、柳いろは、小柳歩、早瀬あやの6名。2015年に引き続き選出された柳いろは(写真右から3人目)以外は新メンバーとなる。「K-1 WORLD GP 2016」チケット情報会見ではそれぞれのメンバーが持つK-1やK-1選手に対する思いや、K-1のアマチュア大会であるK-1チャレンジに出場したいかなどについて質問が出る中、各メンバーのアピールポイントについて質問が及んだ。アピールポイントとしては「表情に注目して欲しい」というメンバーがほとんどの中、小柳歩が大きなお尻を、早瀬あやがFカップあるという胸をアピール。K-1ガールズの衣装も昨年より露出度がアップしており、その辺にも注目して欲しいとのこと。そんなK-1ガールズに会える来年最初のK-1大会は、3月4日(金)国立競技場代々木第二体育館にて開催される。チケットは現在発売中。サークルK・サンクスでは「K-1 WORLD GP特製ハンドタオル」付きチケットを限定発売中。
2015年12月21日オンキヨー&パイオニアイノベーションズは12月18日、パイオニアブランドのハイレゾ対応ヘッドホン「SE-MX8-K」とアニメ「ラブライブ!」のコラボレーションモデルを発表した。ラインナップは9モデル。直販サイト「ONKYO DIRECT」にて、12月21日12時から2016年1月15日15時まで予約を受け付ける。製品の発送時期は2016年3月下旬。価格は税別24,800円。SE-MX8-Kは、2015年10月に発表されたハイレゾ対応ヘッドホン。今回のコラボレーションモデルは、「ラブライブ!」に登場するアイドルグループ「μ’s」のメンバーをイメージしたデザインをハウジング部に施している。各モデルにオリジナルデザインを施した専用キャリングポーチが付属する。主な仕様は、ドライバー径が40mm、再生周波数帯域が5Hz~40kHzで、インピーダンスが45Ω、出力音圧レベルが100dB、最大入力が1,000mW、質量が233g(ケーブル含まず)。
2015年12月18日ソニーは12月7日、4K解像度の映像記録・伝送・再生に対応した医療用映像機器として、4K液晶モニター、4Kレコーダー、コンテンツマネジメントシステムを発売すると発表した。まず、4K液晶モニターは55型の「LMD-X550MD」と31型の「LMD-X310MD」をラインアップ。4K映像により細部までクリアに表示できるほか、ITU-R BT.2020信号に対応し、従来のハイビジョン映像と比べ広い色域を表現できるようになった。また、同社独自の「オプティコントラストパネル」構造の採用によって光の反射と拡散を低減することで、画像のゆがみやコントラスト感の低下を防ぎ、鮮明で視認性の高い映像を実現している。さらに、画像強調機能「A.I.M.E.」を搭載したことで、内視鏡や手術顕微鏡などからの映像の輪郭や色を調整することも可能となっている。価格はオープンで、発売日は12月14日の予定。メディカル用途専用の4Kレコーダー「HVO-4000MT」は、4TBのHDDを内蔵しているほか、内蔵Blu-rayドライブでのBlu-rayディスクへの映像書き出しや、USBメモリー、USB HDDへの映像書き出しも可能となっている。価格はオープンで、発売日は2016年2月1日を予定している。コンテンツマネジメントシステム「CMDS-MS20MD」は、メディカル4Kレコーダーなどで記録されたHD映像や4K映像を一元管理できるサーバーシステムで、4K映像を含むさまざまな映像の収集・保存・検索・編集・配信が可能。コンテンツマネジメントシステムのサーバーに収集・管理されたデータを、ネットワーク接続したPCまたはiPadからアクセスして視聴することができるため、病院内で映像を共有することができる。価格はインストールする対応サーバにより異なる。発売日は2016年1月21日の予定。同社は4Kの映像伝送システムをIPケーブルのシンプルな配線で構築し、またリアルタイムでの院内での共有を可能にするIPコンバーターも開発している。同製品は医療用4K映像機器と接続して、煩雑なケーブル配線をシンプルにでき、入力から出力まで映像伝送システムのIP化を可能にするほか、アナログ映像からHD、4K映像まで様々な映像信号のIPへの変換・出力に対応するとしている。
2015年12月09日○K6-2で復活したAMDK5の失敗で瀕死の状態にあったAMDのCEO、Jerry Sandersが起死回生を狙ったNexGen買収によって誕生したK6アーキテクチャは、初代K6それに続くK6-2の成功によってAMDが再びIntelの唯一の競合であることを証明した。Jerryは高らかに宣言した、"AMD is back !! – AMDは復活した"。AMDは黒字化し、当時は世界最大規模と言われた最先端の工場・Fab.25をテキサス州オースティンに建設するなど破竹の勢いであった。社内ではすでに次世代アーキテクチャによるK7プロジェクトが動き出し、Intel互換路線を捨てて独自路線を行くという大胆な戦略を着々と進めていた。一方、K6のロードマップには、K6、K6-2、そしてK6-3があった。K6-3は、K6-2でゲームアプリケーション用に登場したマルチメディア用の命令セット・3D-Nowを実装し、映画「ジュラシックパーク」をテーマにしたPCゲームを意識して、映画に登場したティラノザウルスの名前"Sharp Tooth"という社内コードネームで開発されていた。IntelもPentium IIの後継であるPentium IIIを用意していたし、AMDもK6ベースの3クラスのCPUで対抗する予定であった。時はパソコンの全盛時代、前述のようにパソコンの価値はほとんどCPUの周波数で決められており、233Mhzより266MHz、266MHzより300MHzという具合に、季節ごとに訪れるパソコンのモデルチェンジに合わせるようにCPUのクロックスピードを上げていったのである。しかし、K6のアーキテクチャは400MHzを超えたあたりで、次第に限界に近付いていた。K6-2のクロックスピードの変遷を追ってゆくと、特に450を超えるあたりから小刻みになっていったのにお気づきだろう。450、475、500、533、550MHzという具合である。当初は、K6-2はこれほど周波数を上げる予定ではなかったが、パソコン市場の要求と、旺盛なK6-2への需要に応えるためにAMDはK6-2の周波数をどんどんと上げていった。ロードマップ通りに行っていれば、400MHzくらいからK6-3が後継としてそれにとって替わるはずであった。K6-3は基本的にはK6-2のCPUコアを流用してデザインされたが、K6-2との大きな違いは次の通りCPUと同じシリコンダイに集積するキャッシュメモリのサイズである。K6-2一次キャッシュ:32+32KB二次キャッシュ:なし製造プロセス:0.25um搭載トランジスタ総数:930万個K6-3一次キャッシュ:32+32KB二次キャッシュ:256KB製造プロセス:0.25um搭載トランジスタ総数:2130万個CPUの総合性能を加速するために同じダイに集積するキャッシュメモリを大きくすることは大変に有効な手段である。しかし、そのためのペナルティーも大きい。K6-2との比較でも明らかな通り、二次キャッシュを集積することによって、搭載トランジスタ総数は2倍以上になってしまっている。キャッシュメモリは基本的には高速SRAMなので、製造プロセスが同じであれば専有面積は単純に2倍となるためである。Intelが初代Pentium IIIでは、このキャッシュメモリを同じシリコンダイに搭載することが困難と判断したためにSocketでなくSlotという方法をとらざるを得なかったのは前述した。○K6-IIIがあのまま発展していたら…K6-3はPentium IIIに対抗するために、K6-IIIと命名されて400MHz、450MHzの二つのバージョンが1999年2月に市場投入された。登場した当初はパソコン雑誌がこぞってベンチマークテストをしたが、K6-IIIの実性能は驚くほどに優れていた。何しろ256KBのフルスピード二次キャッシュがCPUにシリコン上で直結され、コアクロックと同じ速度でアクセスするのだから速いはずである。あるベンチマークのソフトなどは256KBのキャッシュにそっくり収まってしまう場合もあったので、とんでもなく速い結果も出た。そのため、K6-2の500MHzでもK6-IIIの400MHzに実性能ではかなわないような奇妙な状況が現出した。K6-IIIの登場に自作ユーザーは驚喜した。パソコンの競争がクロック周波数に支配されていた現象に食傷気味であった自作ユーザーは、CPUの総合性能は周波数だけではなく、他の要因にも大きく起因することを知っていて、AMDがその最適の解決を提示したからだ。秋葉原などで活動を展開した私としても大いに興奮を覚えた製品であったが、ある日、本社のマーケティングのVPからK6-IIIは450MHzでストップだという決定を知らされて非常にがっかりした。理由は次の通りであった。巨大な二次キャッシュを集積することによって歩留まりが非常に悪い。シリコンダイのサイズが二倍になってしまい、経済性が悪い。K6-2はそのまま周波数が550MHzまで上げられるので、大量に売れるパソコン用のCPUとしてはK6-2の高周波数製品で経済的優位性を維持したい。500MHz以降はIntelにはK7で対抗する。会社としては当然の決定であろう。AMDはIntel互換路線を捨てて独自のインフラを築き上げる大掛かりな仕事に備えて経済的体力を温存していたともいえる。技術的に大量生産することが難しく、ビジネス的にはK6-2をクロックアップするほうがAMDにとっては正しい決定であるのは十分に理解できたが、K6-IIIがあのままPentium IIIの対抗馬として発展していたら面白い展開になったであろうなと今でも思っている。(次回に続く)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年12月07日一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟(以下、JCTA)は12月1日11時に、4K動画コンテンツの専門チャンネル「ケーブル4K」を開局する。運営会社は日本デジタル配信で、12月1日の時点で全国44事業者が放送を実施する予定だ。ケーブル4Kは、ケーブルテレビ業界初となる全国統一編成の4K放送。4Kコンテンツの魅力を伝えることを目的とし、全国のケーブルテレビ事業者による地域の文化や魅力を伝えるコンテンツを配信。また、ケーブルテレビ事業者とJCTAが共同制作したドキュメンタリー番組「けーぶるにっぽん」シリーズや、番組供給事業者が制作するスポーツ番組などエンターテインメント性の高いコンテンツも配信する。ケーブル4Kの視聴には、4K対応のテレビとセットトップボックスが必要。11月30日には、KDDIがセットトップボックス「Smart TV Box」に4K動画の再生機能を追加する「パワーアップユニット」を提供すると発表している。
2015年11月30日○K6の秘められたパワーがついに開花AMDはK6-233MHzを発表すると、ロードマップ通りにアップグレードをはかり、266MHzさらに300MHzと矢継ぎ早に高速版を市場に投入し始めた。以前、486からPentiumへの移行でやったように、Intelが市場をSlot1マザーボードベースのPentium IIへ力ずくで向かわせようとしているのは誰の目にも明らかであった。具体的には、Socket7用のPentium MMXの最後の製品は233MHzで打ち止めにし、その後の高速化はすべてPentium IIで行い、廉価版のCeleronで価格要求を満たすということだ。ユーザーは慣れ親しんだ、しかも価格的にこなれたSocket7を使い続けるか、それとも一気に高価なSlot1ベースのマザーボードに移行するかの選択を迫られた。これに対し、AMDは遂にNexGen部隊が数年前に組み込んでいたK6の秘められたパワーを全開にした。K6に追加された優れた機能は次のとおりである。外部バス(FSB)の速度を66MHzから100MHzに高速化し、それをSocket7ならぬSuper7と命名、これによってIntel陣営のシステムバス速度と互角となった。"3D Now!"とAMDが命名した21個のSIMD(Single Instruction Multiple Data)命令を追加実装、当時高速PCで使用されていたグラフィクス処理を多用するゲームアプリケーションに対応する。これらの優れたフィーチャーをインテル互換ではなくユーザーフレンドリーな高性能CPUとして前面に展開(ロゴマークを見ていただければわかると思う)。おそらくこの頃から、秋葉原のパーツショップにあるPC用のボードの棚に変化が現れ始めた。かつては1種類のインフラに多数のメーカーのマザーボードが展示されていたものが、いつの間にかSlot系、とSocket系に区別され、Intel系とAMD系という風に区別されるようになった。○進撃のK6-2K6-2の進撃は止まらなかった。300MHzを超えると、350、366、380、400、450、475、500、533、550MHzとアップしてゆき、立派にIntelのPentium IIに伍する勢力としての地位を打ち立てた。最後のほうは小刻みに上がってゆくのはご愛敬だが、これは大いにCompaqの年に3回あるパソコンのアップグレードと関係がある。500MHzと533MHzベースのパソコンでは実際の総合性能はほとんど変わらないだろうが、価格では100ドル以上の差がつけられていた。このころから、デジタル機器でエンドユーザーにはわけのわからない機能のアップグレードによる差別化が始まったのだと思う。半導体技術はコンピューターの能力をパソコンのような身近な機器に安価で提供したという点で社会に対し大きく貢献をしたと思うが、パソコンをはじめとするデジタル機器メーカーに対し大きなチャレンジを強いることとなった。半導体製品がコモディティー化し(これはメモリデバイスでは顕著である)、とてつもなく大きな容量、優れた性能も、次のバージョンが出るとくずのような値段になってしまう。ちょっとでも数字が大きいほうが価値がある。よって、差別化の大きな要因は値段になる。値段を下げるためには量を追わなければならなくなる、そのためには巨額の投資が必要とされる。差別化を図るもう1つ手段は新機能であるが、消費者はすでに必要な機能を手にしているので、追加機能の訴求ポイントが技術的なものになってしまい、なかなか理解されない。そのため、追加機能は値上げの武器にはならず、せいぜい値下げのヘッジにしか使われない。もっとも、当時のパソコン市場は多くのユーザーがまだパソコンの可能性に期待していたのでクロックスピードの上昇によって価値を上げるマーケティング手法が十分通用していた。K6-2は安価なインフラ(マザーボード)で高性能なパソコンを組み立てられるので、個人ユーザーの市場では大きな支持を得たし、ビジネスOEM(ブランドパソコンメーカーによる大量のパソコンへの組み込み)も飛躍的に進んだ。日本のパソコン市場でもほとんどのパソコンメーカーがIntel系のラインアップとともにAMD系のラインアップをそろえ、安価な価格帯にポジションしたので台数が飛躍的に伸びた。日本市場でK6ベースのパソコンの拡販にIBMの力を借りたマーケティングは間違いなく的中したわけだ。(次回に続く)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年11月30日次世代放送推進フォーラムは11月27日、124/128度CSデジタルを使用した4K試験放送「Channel 4K」を、2016年3月31日に終了させると発表した。同フォーラムは放送終了の理由について、「次世代放送サービスの開始とともに、試験放送としての役割も果たしたものと捉えた」と説明している。Channel 4Kは2014年6月に開局。4K放送の技術推進などを目的に、解像度3,840×2,160ドットの4K60P映像を配信してきた。Channel 4Kの番組は2016年3月21日22時に、4K試験放送は2016年3月31日24時に終了する。視聴者に対しては、2016年1月12日から複数の番組でテロップを表示することで終了告知を開始。その後、2月22日から3月21日にはChannel 4Kの全番組で告知テロップを表示する。3月21日22時から3月31日24時までは、終了告知画面のみを24時間放送する。また1月上旬と3月上旬に、ダイレクトメールでの告知を予定している。近年の4K放送の動向としては、2014年に「アクトビラ」「J:COM オンデマンド」「ひかりTV」「フジテレビオンデマンド」にて4Kビデオオンデマンドの実用サービスが開始。2015年3月には「スカパー!4K 総合」「スカパー!4K 映画」の2チャンネルが開局した。2015年12月にはケーブルテレビやIP放送などで、4K実用放送の開始が予定されている。以上を踏まえ、次世代放送推進フォーラムは、Channel 4Kが試験放送としての役割を果たしたと判断。放送終了に至ったことを説明している。
2015年11月27日●Inter BEE 2015でNHKに聞く来年2016年には、BSで4Kと8Kの試験放送がスタートする。ここでは、国際放送機器展「Inter BEE 2015」から、4K/8K放送について我々一般視聴者が知っておきたい点を簡単にまとめてみる。7月30日に総務省より公表された「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合 第二次中間報告」によると、BSとCSにおける4K/8K放送の今後のスケジュールは以下の通り。2016年のリオデジャネイロオリンピック、そして2020年の東京オリンピックを強く意識したスケジュールだといえるだろう。○試験放送に向けた準備はどうなっているのか具体的な試験放送の開始日程だが、Inter BEEの会場でNHKの説明員に聞いてみたところ、「リオのオリンピックがあるので、その辺を目指すというのが流れ的にはあるが、具体的には決まっていない」という答えが返ってきた。リオ五輪の開催は2016年8月5日~21日。年内に試験放送の詳細が固まっても、それに対応したテレビやレコーダーなどの開発には、かなり厳しいスケジュールとなりそうだ。ある電機メーカーの担当者からは、「死人が出てもおかしくないレベル」ときつい冗談が聞かれた。現在市販されている4Kテレビには、BS 4K放送用のチューナーが搭載されていないため、HDMI 2.0やHDCP 2.2に対応した外付けチューナーが必要となる。また、民生用の8K対応テレビ製品については具体的な話が出ていない。さて、4K/8Kでの放送内容だが、現在のBS放送とは異なる、独自のものになるようだ。4K/8Kで制作したコンテンツをハイビジョンでサイマル放送することも可能だろうが、NHKの説明員によると、その逆はありえないらしい。BSの4K/8Kでは、その特性に合ったクオリティの高い映像を楽しめそうだ。●アンテナやブースターの買い替えも必要に○アンテナやブースターの買い替えも必要に4K/8K放送の受信には、アンテナやブースター、分配器、屋内配線の対応も必要になる。現在のBS/CSで使用されている電波は「右旋円偏波」だ。一方、4K/8Kでは試験放送、実用放送とも「左旋円偏波」が用いられる。放送衛星から左旋の電波を受信するには、それに対応したパラボラアンテナが必要になる。また、アンテナのコンバーターから出力される信号は、これまでは最高2,071MHzだったが、4K/8Kの左旋では最高3,224MHzとなる。したがって、ブースターや分配器、分波器、コネクターなど、テレビとアンテナを中継する機器もすべて3,224MHz対応のものに交換しなくてはならない。なお、3,224MHzという周波数はまだ最終的なものではなく、関係機関の検証を経て、仕様が確定するのは2016年春になるらしい。Inter BEEに出展しているDXアンテナでは、その確定を待って、4K/8K対応製品を発売する予定だ。なお、地デジ移行の際と異なり、ケーブルは現在使用されている「S-5C-FB」で問題ないだろうとのことだ。
2015年11月19日パナソニックは5日、4KのIPSα液晶を搭載した20型タブレットPC「TOUGHPAD 4K」4モデルを発表した。Windows 10 ProやWindows 7 Professionalプリインストールモデルを用意する。2015年11月下旬から順次発売。価格はオープン。「TOUGHPAD 4K」シリーズは、A3をほぼ実寸で表示できる、20型の大画面を搭載した法人向けタブレット。解像度は3,840×2,560ドットの4Kで、平面に置いた状態でも全方向から画面が見やすいIPSα液晶パネルを採用する。アスペクト比は15:10。重量は約2kg半ばと持ち運びできる重さで、4K出力対応モデルは医療現場などでの説明やカンファレンス、4K入力対応モデルでは映像制作・報道現場などでの利用を想定する。新モデルのラインナップは、Windows 10 Proを搭載した「FZ-Y1DMBHZVJ」、Windows 7 Professional(Windows 10 Proダウングレード権行使)モデル「FZ-Y1DMBHZKJ」、Windows 7 Professionall(Windows 8.1 Proダウングレード権行使)搭載で4K入力が可能な「FZ-Y1CHBBZCJ」、同OSのベーシックモデル「FZ-Y1CAAAZCJ」の4製品となる。○Windows 10 Proモデル最上位の「FZ-Y1DMBHZVJ」は、ディスクリートGPUとしてAMD FirePro M5100を搭載することが特徴。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5600U vPro(2.60GHz)、メモリが16GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがAMD FirePro M5100 2GB/Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵)など。OSはWindows 10 Pro 64bit。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1、Gigabit対応有線LAN。インタフェースは標準サイズのUSB 3.0ポート、HDMI 2.0入力ポート、MiniDisplayPort、SDカードスロット、LANポートなど。オプションの電子タッチペンにも対応する。本体サイズはW475×D334×H12.5mm、重量は約2.49kg。バッテリ駆動時間は約2.0時間(JEITA 2.0)。発売時期は2015年11月を予定する。○Windows 7 ProfessionalモデルWindows 10 Pro ダウングレード権行使のWindows 7 Professionalモデル「FZ-Y1DMBHZKJ」の主な仕様は、最上位の「FZ-Y1DMBHZVJ」とほぼ同等。発売時期は2016年1月を予定する。Windows 8.1 Pro ダウングレード権行使のWindows 7 Professionalモデル「FZ-Y1CHBBZCJ」では、上記仕様から、CPUがCore i5-5300U vPro(2.30GHz)に、メモリが8GBに変更となるほか、グラフィックスでAMD FirePro M5100が省かれる。重量は約2.33kg。同じくWindows 8.1 Pro ダウングレード権行使のWindows 7 Professional搭載ベーシックモデル「FZ-Y1CAAAZCJ」では、メモリが4GBに、ストレージが128GB SSDになるほか、LANポートやHDMI 2.0入力端子、MiniDisplayPortが省かれる。重量は約2.30kg。
2015年11月05日パナソニック エコソリューションズ社は10月27日、広色域4K/8K放送に対応する超高精細テレビ(UHDTV)向けの映像撮影で使用される照明やテレビカメラ撮影用ライトなどの照明光源について、色の見え方を示す演色性基準(ガイドライン)を構築したと発表した。同ガイドラインでは、NHK放送技術研究所との研究協力の中で得られた、撮影対象を照らす照明光源の演色性が、UHDTVの色の再現性において優れていると確認した数値をもとに、色の見え方の指標である「平均演色評価数(Ra)」を90以上、かつ「赤色の特殊演色評価数(R9)」を80以上としており、こうした推奨基準を用いることで、現在のハイビジョン放送(HDTV)より鮮やかな色まで再現できるUHDTVに適した映像の撮影が可能になるという。今回のNHKとの共同実験の成果や推奨基準については、2015年10月に開催される米国映画テレビ技術者協会(SMPTE)など国際会議でも発表を予定しているとしているほか、今後、スポーツ競技施設、スタジオ、劇場などの照明基準として、推奨していくと同社では説明している。また、今回の研究結果を活用し、UHDTVに対応したLED照明の開発も行っていく予定としている。
2015年10月28日ソシオネクストは10月22日、同社のイメージングプロセッサ「Milbeaut」の第8世代品「M-8Mシリーズ(MB86S27)を開発したと発表したと発表した。同製品は、CPUにARM Cortex-A5 MP(400MHz×2)を搭載しているほか、独自開発のコーデックエンジンを搭載することで、4K動画にも対応している。また 360°歪み補正機能やノイズリダクション、高感度機能の最適化なども施されているため、アクションカメラやドローン、監視カメラやドライブレコーダーなどでの高解像度の動画撮影に対応できるとしている。さらに、こうしたハードウェアマクロの搭載によりCPU負荷の軽減を実現しており、4K@30fps動作時で消費電力は約1.3Wに抑えることが可能だという。なお、同製品はすでに量産出荷を開始しているという。
2015年10月22日○半導体業界の"ダビデとゴリアテ"K5の失敗で低迷していたAMDも、起死回生のK6の投入で息を吹き返した。そのタイミングは結果的には絶妙だった。というのも、K6が投入されたタイミングはマイクロソフトが1995年にWindows 95を発表し、PCが瞬く間に個人市場に拡大した後だったからだ。ユーザーインターフェースに優れたWindowsのおかげで、操作性が格段に向上し、誰でも容易に使えるアプリケーションが一気にリリースされ、個人ユーザーがPC(Personal Computer)をコンピューターであるということを全く意識せずに、当たり前のようにいろいろな用途に使える状態が現出したわけである。さらに、インターネットの普及で個人が扱うデータも膨大になり、動画、ゲームなどの用途に広がるにつれ、一般PCユーザーの関心はメモリの大きさとCPUの性能の良さ、それにかかるコストに向けられていった。しかも、前述のように、PCをブランドメーカー品だけに頼らず、自分で組み立てる"自作派"の出現がこれらの要件に関する知識を飛躍的に高めていった。こうしたパワーユーザー達の興味を満たす何十種類ものPC関連雑誌が刊行され、各種アプリケーションによるCPUのベンチマークテストが技術専門用語が飛び交う雑誌記事で大々的に報道されるようになった。従来IntelのPentiumが唯一の選択であった状況に、いきなりAMDのK6がそれを上回る性能で登場したことで、一般ユーザーの関心は一気に高まり、事実上AMDはIntelへの唯一の対抗勢力となった。それまで群雄割拠状態であったIntel互換CPUメーカーたちは次々と脱落していった。その後、Intel互換というアプローチと全く違うが、極端に消費電力の低いCPUをTransmetaという会社が開発し(2000年に発表されたCrusoeとその後継のEfficion)業界を賑わした時期はあったものの、それも短命に終わり、いつの間にか忘れ去られていった。 Trasmetaが採用したCode Morphyingというアプローチは、非常に革新的であったが、他のIntel互換メーカーと同じように、1作目のCPUは注目を集めたものの、その後の後継製品の投入がタイムリーになされなかったことが敗因であった。今や、電子業界、ひいては家電製品の中心アイテムとなったPC市場では、ソフトはマイクロソフトのWindows、CPUはIntel/AMD、という寡占時代が訪れたのである。寡占と言っても規模的にはIntelとマイクロソフトは巨大企業であり、ハードとソフトの両輪を各々市場独占するWintel(Windows + Intel)と呼ばれる無敵のビジネスモデルが出来上がり、その後この状態が10年以上にわたり継続されることとなる。興味深いのは、最近筆者が書評をした最近のIntelの本によると、この両社の関係はWintelという表現から想像される相思相愛の関係では決してなかったらしい(ちなみに、マイクロソフトもIntelも公式な場でWintelという言葉を使うのを筆者は一度も聞いたことがない)。そうした中で、ハード側の巨大企業Intelに小さいながらもむき出しの対抗精神で立ち向かうAMDという図式は、西洋風にいえば“ダビデとゴリアテ"、日本風にいえば“弁慶と牛若丸"の図式によく例えられた。○リテール市場での貴重な経験この状態はAMDで働く私にとっては悪いものではなかった、というのも、巨大企業Intelに孤軍奮闘で立ち向かうということには相当のエネルギーが必要であるが、やっている本人たちにはこれほどやり甲斐がある仕事はなく、市場からは判官びいきの応援などもあったりして、それは大きなモチベーションになっていた。その頃、私は成長しつつあったリーテールマーケット(CPUのリテールパッケージ営業)を開発する部隊を編成して、全国のリテール市場を回り始めた。半導体部品をソフトのパッケージに梱包して電気店で売るという今までには考えられないような展開で、しかも全く経験がなかったので何もかにも一から始め試行錯誤を繰り返した。その中でも、よく覚えているのは、AMDキャンペーンCarなるものを仕立て上げ、それにベンチマークデモなどをやる機材を積み込み秋葉原などの電気街に繰り出し、店頭イベントを開催したことだ。それまでB to Bのビジネスの経験しかなかった私にとって、店頭でエンドユーザーに直接話しかけるという行為は最初は恥ずかしくて多少抵抗があったが、次第に慣れてきて、だんだんエンドユーザーの直の声が聴けることに喜びを感じるようになった。この未知の分野での経験は、その後の私のビジネス感覚の醸成にとって大きな収穫であったと思う。B to Bのビジネスも結局はエンドユーザーが代金を払うのであって、最終の商流には必ずC(コンシューマー)がいる。商流の上流にあっても、下流で何が起こっているのかを把握することは非常に大切なことであるということを身をもって経験したと言えよう(そもそも上流、下流という言い方が誤解を招くと思うが、、、)。ある映画で熱血刑事が“事件は現場で起ってるんだ!!"と叫ぶ有名な場面があるが、まさにその通りだと思う。商品、あるいはサービスがエンドユーザーに届けられるその瞬間まで、ビジネスは完結しないのだ。その点で言えば、Intelは我々の2歩も3歩も先を行っていた。Intelは全国のリテールショップのPOSデータを買って、どこでどんなIntel製品が売れているか、完全に把握していた。そんなハンディを背負ってはいたが、幸い私がリテール展開を始めたころは、K6がブレークによってAMDファンが増殖していった時期だったので、まさに“ファンの皆様に支えられて"大きなモチベーションを感じながら大変良い経験をさせていただいた。(次回は10月26日に掲載予定です)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年10月19日