「皆様に笑顔をお届けいたしますわ!」と優雅なお嬢様言葉で配信を行う、壱百満天原(ひゃくまんてんばら)サロメ様。YouTubeチャンネル開設からわずか14日で登録者数100万人を突破し、日清食品ともコラボレーションをするなど快進撃が続く。その華麗な足跡を尋ねた。壱百満天原サロメ――デビューから1年半。振り返ってみていかがですか?壱百満天原サロメ様(以下、サロメ):嵐のようでしたわ!あっという間に竜巻に呑み込まれて、まるで『オズの魔法使い』。でもわたくしの場合、怖い魔女の国ではなく、素晴らしい世界に飛ばされちゃった!という感じですわね。――昨年YouTubeチャンネル登録者数100万人突破VTuber最速記録を打ち立てた時は、どんな感想を?サロメ:竜巻の中にいたので、えっ、何何何!?が正直な感想かもしれませんわね。VTuberの先輩方の土台があり、スタッフ様のお力添え、そして視聴者の皆様の応援で達成できたと思っておりますわ。――ひときわ独自性を感じました。サロメ:でも、お嬢様的なVTuberってわたくしが初めてではなくて、他にもいらっしゃったと思うんですのよ。ただ時の運もございましたでしょうし、ひとえに皆様が「面白いお嬢様っぽいのがいるぞ」と広めてくださった、その伝達の凄さですわよね。100万という数字でなく、お一人ずつの「いいね」が積み重なった結果ですわ。――胃カメラの画像を公開した自己紹介配信も衝撃的でした。サロメ:視聴者の皆様と仲良くなるには、文字通り内面をよく知っていただくのがよろしいかなと。その後、別の配信ではMRIとCTスキャンで脳や臓器もご覧いただいて。医療にお詳しい方なら、わたくしの健康状態もおわかりなはず。全てを見せた仲ですので、皆様方とわたくしは今、とても、仲がいいはず!自負しております。――(笑)。サロメ様のワードセンスはどう鍛えられたのでしょうか。サロメ:ゲームしたりテレビを見たりしながら、よくベラベラ喋っていたんですのよね。クイズ番組を見るなら、答えを言わないと気が済まないタイプですのよ。――どんな時も言葉遣いが崩れないのも素晴らしいですね。サロメ:稀に関西出身ゆえの地元のお言葉が出てしまうこともございますが、罵倒する時であっても美しい言葉遣いを心がけております。――どんなカルチャーに影響を受けていらしたんですか?サロメ:国内外を問わず小説を嗜んでまいりました。そしてわたくし……あのわたくしは、い、インターネットで育ったインターネット女であることは否めません……!特にX(旧Twitter)様やニコニコ動画様には大変お世話になりました。――ちなみにananのことはご存じでした?サロメ:もちろんです。大人な雑誌という印象ですわね。コーヒーを飲みながらページをパラ、みたいな。――もし誌上で企画を作るなら?サロメ:このゲームにはこのお菓子とお茶を一緒にいかが?みたいな企画ですかしら。お悩み相談もいいですわね。お嬢様になるためのコラムもやってみたいですわ。――トレンドはどのようにキャッチされていますか?サロメ:やはりX様ですわね。関心あるポストをサジェストしてくださるので、ごはん系、ファッション系、美容系とアカウントを分けて、情報を集めやすくしていますわ。――VTuber界のトレンドはどうなると予想されますか?サロメ:「VTuberの番組」だけでなく一般の番組に出演する機会が増えた印象があるんですのよね。わたくしもお日清様やおヤクルト様のCMに出演いたしましたし、よりエンタメに近づくのだろうなと。――サロメ様が考える、今後流行るものといえば?サロメ:これは、ボケたほうがよろしいのかしら。それとも真面目に?――ではボケのほうをぜひ。サロメ:(キッパリ)人間ドックでございます!「今日お腹が痛いから検査してもらおう」って、スタバに行く程度のノリで行けるようになるといいですわよね。流行れ!――胃カメラ画像を公開したサロメ様が言うと説得力が(笑)。サロメ:なんといっても高齢化社会ですから。今後わたくしたちが考えるべきは、健康寿命をいかに延ばすか。これは流行るに違いない!流行れ!ボケたつもりでしたが、わりと真面目な回答になってしまいましたわ。――サロメ様の今後の抱負は?サロメ:VTuberを知ってもらうために、様々なエンタメに挑戦していきたいですわ。連載を持つのもいいですわね…おanan様、ご連絡お待ちしておりますわ!わたくしのトークを味わう入門向け動画ですわ~!【初配信】壱百満天原サロメですわ!!!【ですわ】デビュー時の初配信。視聴者との距離を縮めるべく、自身の胃カメラ画像や履歴書、住民票、マイナンバーカードを晒した。なお、のちに逆流性食道炎と表層性胃炎であることがわかった。【KATE】コスメ案件ですわ! おKATE様と#サロメの生ラメ コラボですわ~!【エレクトリックショックアイズですわ】「おKATE様」ことKATEとのコラボレーション配信。アイシャドウ「エレクトリックショックアイズ」の新色発売にともない、コスメ案件に熱量高く取り組んだ。勝手に同僚夏コーデバトル!!【樋口楓/壱百満天原サロメ/にじさんじ】〈にじさんじ〉所属の先輩・樋口楓さんと、ライバーごとの夏のファッションコーデを勝手に提案する企画。二人でアパレルショップで服を買い、考案したコーデをマネキンに着せて発表した。全て自腹。ひゃくまんてんばらさろめ2022年5月にデビュー。一般家庭で育ち、いつか壱百点満点のお嬢様になることを目指して日々活動中。デビュー1周年を記念してオリジナル曲「壱百満点パクスサロメーナ」を発表した。※『anan』2023年11月15日号より。文・飯田ネオ©ANYCOLOR, Inc.(by anan編集部)
2023年11月13日YouTubeで新感覚バラエティ『木10!ろふまお塾』を配信するVTuberユニットROF‐MAO(ろふまお)。ロケに罰ゲームに全力で挑戦する一方、フルアルバムを発表するなど表現者としても高みを目指す加賀美ハヤトさん、剣持刀也さん、不破 湊さん、甲斐田 晴さん。その魅力に迫る。ROF‐MAO上から時計まわりに、加賀美ハヤトさん、甲斐田 晴さん、剣持刀也さん、不破 湊さん。――まず、メンバーそれぞれを他己紹介していただけますか。不破 湊さん(以下、不破):社長(加賀美さんの愛称)はフィジカルが強い。あとリーダーっぽい雰囲気も出してる。剣持刀也さん(以下、剣持):リーダーなのでは?僕にとってはアカレンジャーかな。甲斐田 晴さん(以下、甲斐田):いちばんアクティブで前のめり度が高い。企画も出すし、ご意見番。あとプラス思考。加賀美ハヤトさん(以下、加賀美):それはある。剣持さんは4コママンガでいう4コマめ。剣持:オチ!(笑)不破:唯我独尊だね。甲斐田:自分を持っていて芯がある。それでいて柔軟に動ける。加賀美:飛び道具だしROF‐MAOの輪郭を形作る存在。剣持:嬉しい。不破くんは面白い。頭で考えてオモシロをやる人が到達できないところにいる。加賀美:喋るだけで面白いよね。甲斐田:びしっと決めてくれるというか。社長が言い出して剣持さんが補足して、不破さんが言うべきことを言うみたいな。剣持:でもふわっちはクリエイティビティを隠してる節があるから。一歩引いて見て、省エネしてる。不破:よくわかってる~(笑)。剣持:甲斐田くんはギターがうまい。音楽の才能がある。不破:あとギャグを言う。加賀美:わかる。今日も言ってくれてるなあって思う。甲斐田:そんなことない。剣持:スベりに対する耐性は他の追随を許さない。甲斐田:そんなことない。加賀美:でも地上波の『プロジェクトV』で野性爆弾のくっきー!さんといちばん噛み合ってたよね。――VTuber界での立ち位置をどう考えていますか?甲斐田:“実験体”です!不破:あながち間違ってないな。剣持:テレビにおける「これAD試した?」が、V界隈での「ROF‐MAOやったの?」なんで。甲斐田:普通やらないことをやらせてみようという、開拓する役割が求められてるのかなと。不破:それはそれで楽しいしね。――もう一度やりたい企画は?加賀美:霊視芸人の方にまた視てもらいたい。憑いてる生き霊の内訳が変わったかもしれないから。剣持:僕は泥酔回かな。みんな溜め込んでるものが変わってるはずだし、爆弾が飛び出す気がする。加賀美:じゃあ心霊と同時進行でやろう。隅で見ててもらって。不破:俺は夜景撮影対決。途中で帰ったから悔いが残ってる。甲斐田:ゴーカート対決!チャンネルの序盤だったし、全員ブレーキをかけてたはず。今ガチンコバトルしたら誰が勝つか知りたい。加賀美:クラッシュ率凄そう。――逆にやりたくない企画は?甲斐田:もう猫じゃらしは食べたくない!ROF‐MAOって臨床試験が行われていない罰ゲームが実装されるから怖いよ。加賀美:わたくしは変なドッキリ。正解がわからず、「これでよかったのか?」と帰宅する虚しさ…。剣持:あと電流、みんなもう浴びすぎて効かないでしょ?甲斐田:僕はギリギリな感じ。剣持:他の二人も全然効かないから、まだちゃんと効く僕だけ100%で食らうのが納得いかない!――トレンドは意識している?剣持:敏感なのは不破くん?不破:わりと野次馬だね俺は。ゲームも、世間の話題とかも。甲斐田:あと加賀美さんは「一番くじ」のトレンドには敏感。加賀美:それはもう。最近はリスナーが配信中にスーパーチャットで教えてくれるから。剣持:流行りすぎてるものには逆張りしたくなるし、好きなものがたまたま流行っちゃうと、ああ違う!カウンターカルチャーであってほしかった!って思う(笑)。――今後の野望を教えてください。甲斐田:今年は慣れの一年だった気がするので、来年は変化の年にしたい。VTuberの存在も浸透してきたし、年配の方にも通じるコンテンツになればいいな。不破:俺はROF‐MAO全体で変化したい。今の武器を捨てて、新しい武器を作りたいなと。自分自身が飽きやすい性格だから別ベクトルで攻めたくて。剣持:もともと型破りな集団だったけど、続けてきたことでROF‐MAOの型ができてきた。これからは自分たちでその型を破っていけたらと思うね。加賀美:良くも悪くも面白いのが当たり前と思われているところがあるから、危機意識を持って動こうと思ってる。……って空前のガチ話になったな。1st FULL ALBUM『Overflow』今年10月に発売されたROF‐MAOの1stフルアルバム。MVが先行公開された「フルカウント」をはじめ、前山田健一作詞・作曲の「Life is Onceで候」、ザ・リーサルウェポンズのアイキッド作詞・作曲の「ウィーアーポップスター」などを収録。ダンス、ポップ、ロックなど様々なジャンルの音楽でグループのコンセプトである“カッコイイオトナ”を表現している。通常盤2750円ろふまお加賀美ハヤト、剣持刀也、不破湊、甲斐田晴の4人によるVTuberユニット。2021年に〈にじさんじ〉公式YouTubeの3夜連続無人島企画後に結成を発表した。毎週木曜22時にYouTube「木10!ろふまお塾」更新中。※『anan』2023年11月15日号より。文・飯田ネオ©ANYCOLOR, Inc.(by anan編集部)
2023年11月12日もはや一般のタレントやアーティストと変わらぬ人気を誇るVTuberたち。その中心を担う〈にじさんじ〉のライバーは、アクティブな企画やロケにもバッチリ対応し、長時間配信にも耐えうるトークスキル、抜群の歌唱力でファンを魅了し続けている。いつなんどきも話題に事欠かず、トレンドも豊富。沼ること間違いなし!What’s にじさんじ?ネットとリアルの垣根を越える、魅力的なライバーたち!ANYCOLORが運営するVTuberおよびバーチャルライバーグループ。約150人のライバー(配信者)が所属し、YouTubeやTikTokなどで配信を行う。ライブやアルバムリリース、CM出演など、活動は多岐にわたる。1、注目の新人が続々デビュー!多くのライバーが輩出された2023年。ユニット「Idios(イディオス)」は、近年では珍しい7人同時デビューとなった。同じ世界線で活躍するヒーローユニット3組にも注目。変身デバイスで街の平和を守る東のヒーロー「Oriens(オリエンス)」に、対になる存在の西のヒーロー「Dytica(ディティカ)」。そして英語ベースで活動する〈NIJISANJI EN〉からは「Krisis(クライシス)」が登場した。10月にも〈NIJISANJI EN〉からクロードクローマーク、ヴィクトリア ブライトシールド、中里苦無の3人がデビューした。今後の活躍にも期待大!「Idios」「Idios」のグループ名は「個性」「独自性」「特異性」などを意味する「Idiosyncrasy」が由来。左から「Dytica」「Krisis」「Oriens」「Oriens」「Dytica」「Krisis」はビジュアルのトーンも統一。10月には3人の新ライバーも誕生した。左からクロードクローマーク、ヴィクトリア ブライトシールド、中里苦無2、バラエティにも気合が入ってます。今年4月、毎週火曜22時~〈にじさんじ〉公式YouTubeチャンネルで毎月異なる番組を4週連続配信する「NIJIBAN」枠が発足。覗き見バラエティ『さんにんヨレバ!』やドッキリ番組『にじさんじドッキリダービー』など、エッジの利いた企画が堪能できる。11月は3Dで繰り広げるSF系バラエティ『Project Re:Liver ~バーチャルライバー再生計画~』を配信。『さんにんヨレバ!』『にじさんじドッキリダービー』テロップも効果音もカメラワークも素晴らしい、〈にじさんじ〉公式番組。ここでライバーを知り、各チャンネルに飛ぶのもオススメ。3、あのライバーが急に超イケメンに…!?『週刊コロコロコミック』のコラボマンガでROF‐MAO(ろふまお)の剣持刀也と共に主役を張る人気ライバー・花畑チャイカ。筋肉質の体にメイド服、笑いに貪欲な姿勢がチャームポイントのエルフだが、8月の新衣装お披露目の際に「VTA(にじさんじのバーチャルタレント育成プロジェクト)卒の新人、チャイカ・ブライン」として超絶イケメン化。SNSを騒然とさせた。花畑チャイカBEFOREあまりのイケメンっぷりに絶望したマルチバースのチャイカたちが己を抹殺する壮絶なオチが。4、リアルライブの声出し解禁も!感染症対策の一環としてリアルライブでの声出しを禁止していた〈にじさんじ〉。しかし、今年6月から無制限解禁に!長尾景、弦月藤士郎、甲斐田晴による3人組ユニットVΔLZ(公式Xアカウントは@VALZ_info)の「VΔLZ 1st LIVE『一唱入魂』」でも、コール&レスポンスが大いに盛り上がった。VΔLZ「一唱入魂」では、「から来た人~!」という一般的なライブでお馴染みの掛け合いも復活した。5、今年もやります「にじフェス」通称“にじフェス”こと「にじさんじフェス」。今年は、12月23日と24日の2日間にわたって開催される年末のビッグイベント。昨年の幕張メッセから会場を東京ビッグサイトに移し、ライブやトークなど、所属ライバーが大勢出演する様々なプログラムを行う。「スペシャルステージ」では5周年を記念したライブ「SYMPHONIA」や、葛葉のソロイベント「Kaleido scope」などを開催。また「ガーデンステージ(3D)」では「第3回 にじさんじ歌うま選手権」や「ゲームる?ゲームる!ゲームしょー!!」などが行われる。声出しが解禁となったこともあり、相当な盛り上がりが期待できそうだ。「にじさんじフェス」Day1、Day2と2日間にわたりメンバーを入れ替えて行われる「SYMPHONIA」。Day2には壱百満天原サロメも登場。※『anan』2023年11月15日号より。文・飯田ネオ©ANYCOLOR, Inc.(by anan編集部)
2023年11月12日