「お風呂をもっと楽しく気持ちよくしたい」と考える企業が研究、情報発信を行っている風呂文化研究会は、同研究会ホームページ上に「浴育のすすめ」シリーズVOL.5「運動とお風呂のいい関係」(2012年9月発行)を掲載した。「浴育」とは、入浴を通じて生涯の心身の健康をよりよく育むために、入浴の効果や方法、お風呂の楽しみ方などを学ぶこと指す。同レポートでは、運動後の疲労回復に最適な「浴槽入浴」と、さらに健康的なからだ作りに役立つ「入浴+ストレッチ」を紹介。子どもから高齢者まで、安全でリラックスできる「ぬるめのお湯での浴槽入浴」を習慣にして、生涯にわたり心身の健康に良い入浴法を実践してもらうことを狙いとしている。なお、同レポートは、同研究会ホームページから自由にダウンロード可能。同研究会では今後も、安全面はもちろん、リラックス、美容、健康などさまざまな入浴の効果や楽しみ方を提案し、より多くの人の入浴習慣づくりに貢献していくとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月22日花王・永谷園・スポーツ ビズ・パナソニックが協賛する「血めぐり研究会 supportedbyKao」は、6月に関東および関西在住の20代から40代女性(300名)を対象に、インターネット調査を実施。6割以上の女性が、夏も秋も不調を感じていることが分かった。「昨年の夏(7月から8月)に不調を感じましたか?」と質問したところ、全体で60.1%の人が「感じた」と回答。また同様に、「昨年の秋(9月から11月)に不調を感じましたか?」と質問をしたところ、全体で62.3%の人が「感じた」と回答している。また、「昨年の秋(9月から11月)の不調の症状はなんですか?」と聞いたところ、「疲労(疲れが取れない)(63.6%)」、「肩こり(61.2%)」、「だるさ・倦怠(けんたい)感(52.9%)」が、5割を超える高い結果となった。次いで、「目の疲れ(43.3%)」、「睡眠不足(42.8%)」「冷え(41.7%)」などが挙げられている。さらに、「昨年の秋(9月から11月)の不調の原因はなんですか?」と質問したところ、「疲労の蓄積(70.6%)」が最も多く、次いで、「ストレス(63.1%)」、「睡眠不足(47.3%)」、「暑さ疲れ(42.2%)」、「室内外の温度差(24.9%)」と続いた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月03日21日、クロレラ健康栄養研究会は、「健康長寿社会の実現に向けた、クロレラの持つ可能性について」と題し、研究成果発表会を都内で開催した。クロレラとは、約100年前にオランダで発見された植物性プランクトンで、大きさは3~8マイクロメートル(1,000分の3~8ミリ)。タンパク質の合成量は、大豆の約120倍と、豊富なタンパク質を含むことから、世界各国で食糧化のための研究が進められ、日本では1960年代に学校給食として採用された。専用のタンクで培養されたクロレラは、腐敗を防ぐため、乾燥させて粉末や錠剤の状態にされる。鮮やかな緑色で、青ノリや抹茶に近い香りが特徴的だ。1986年には安全な健康食品であることが日本健康食品協会に認定され、JHFA(Japan Health Food Authorization)マークを取得。2000年代に入ると、クロレラは健康食品としてますます注目を集め、生産にも力が入れられている。クロレラには豊富なタンパク質のほか、必須アミノ酸や葉酸、ビタミンB群やビタミンDが含まれている。特に、コレステロールを減少させる働きを持つ葉緑素が多く、ニンジンやカボチャといった緑黄色野菜と比較するとおよそ10倍の含有量を誇るという。クロレラ健康栄養研究会によれば、クロレラには(1)生活習慣病を防ぐ「抗酸化作用」と、(2)体内の有害物質を排出する「デトックス効果」が期待できるという。クロレラは、ほうれん草やブロッコリーなどに豊富に含まれているルテインというカロテノイド(食品に含まれる色素)の含有量が高いとされる。ルテインには抗酸化作用があるため、クロレラを摂取することで、体内で発生し、生活習慣病の原因となる有害な活性酵素を減らすことが可能だという。また、クロレラを摂取することによって、体内に蓄積されてしまったダイオキシン類やメチル水銀といった有害物質を排出しやすくなる。これはクロレラに、デトックス作用がある食物繊維が多く含まれているためであるという。同研究会は、「優れた健康食品であるクロレラを普及させ、日本がより健康な長寿社会になるよう努力していきたい」と語った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日花王が運営する「血めぐり研究会」は、「梅雨不調」に関する調査を行った。同調査は、2月に1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住の20~64歳の女性930名(各年代186名ずつ)を対象に実施された。梅雨時の不調の症状は、1位が「だるさ」(30.2%)、2位「肩こり」(22.6%)となった。さらに、入梅から梅雨明けまでの約2カ月間ずっと「梅雨不調」を感じ続けている女性は、約3割に上る。2011年の関東地方の梅雨は、5月末から7月10日までとなっており、平年と比較すると長い梅雨となっていた。同研究会代表である東京女子医大付属青山自然医療研究所クリニック所長・川嶋朗氏は、「入梅前および梅雨時は、低気圧配置により副交感神経が優位になり、多くの人が『だるい』『やる気がでない』といった症状を感じやすく、活動量が減ることで『血めぐり』が悪くなる」と語る。気圧の低い状態は、炎症物質(発痛物質)であるヒスタミンの分泌が多くなると言われており、そのため、肩こり、片頭痛、腰痛などがひどくなる人も増加。また、ヒスタミンは身体を緊張させる交感神経を刺激するため『ストレス』を感じやすくなり、末梢血管が収縮し、手足の先の冷えにつながるという。同研究会では、梅雨不調を解消するため「こまめに身体を動かす」、「こまめに温める」、「こまめに衣服で調整する」の3つを提唱している。■「こまめに身体を動かす」外に出られず運動不足になったり、同じ姿勢でパソコンワークを続けたりすると、首と肩の筋肉を緊張させ、硬くなった筋肉が血管を圧迫し、血のめぐりを悪くする。筋肉に栄養や酸素が運ばれず、排出されるべき老廃物や発痛物質がたまってしまい、肩こりの原因に。肩こりを和らげるために、こまめに(目安は1.5~2時間に一度)身体を動かすことが重要となる。■「こまめに温める」「肩」「首」「腰まわり」「太もも」「二の腕の裏側」「ひざの裏」などは、血管が密集していたり、大きな筋肉があることから、効率的に身体全体を温めることが可能。特にこりのひどい肩には、肌に直接貼ることができる「温熱シート」が有効。40℃くらいの温熱(蒸気を伴った熱)により、熱をじんわりと身体の奥まで届けることができるので、血のめぐりを良くする。■「こまめに衣服で調整する」梅雨の時期は、気温の温暖差が激しかったり、雨に打たれた時に身体を冷やしてしまう。体温調整が簡単にできる、薄手のカーディガンやストールを常に携帯したり、かさばらない温熱シートをバッグの中に常備しておくことが推奨されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月13日日本公文教育研究会は、0歳~2歳の乳幼児と母親向けの新しい教育サービス「Baby Kumon(ベビークモン)」を、この6月より全国約8,000の公文式教室で開始する。日本公文教育研究会が大学教授等と共同して行った研究によると、0歳児~2歳児を中心とした乳幼児期に母親が行う「歌いかけ」「読み聞かせ」が、母子関係の構築と子どもの発達に寄与することが確認された。「歌いかけ」は母親と子どもとの交流に特に強く結びついて、主に「親子のきずな」を継続して発展させる役割を持ち、「読み聞かせ」は親子の情緒的な交流から、やがて物事を知る手段になるという。この研究は各種のシンポジウムや日本子育て学会、日本発達心理学会等でも発表されている。Baby Kumonは「親子のきずなをはぐくみ、まなびの土台をつくる」をコンセプトに、歌と読み聞かせを中心とした親子のやりとりを家庭で楽しむための新教育サービス。絵本や歌本、CDなど各種教材を使い、子どもの発達に合わせた親子のコミュニケーションを行える。さらに、公文式教室でくもんの先生のサポートを毎月1回受ける「Baby Kumonタイム」も設定される。受講料は月額2,100円(税込み)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月15日オルニチン研究会は、首都圏在住の20代~40代の働いている男女600人を対象に「疲れと肌」に関する調査を実施した。調査によると、男性は仕事後の女性の疲れた顔が実年齢より5.53歳老けて見えるという結果が出た。同研究会は、「オルニチン」を広く世の中に普及・啓発するために、2009年10月に設立された非営利学術団体。2012年3月24日~25日の2日間に、「疲れと肌」に関する調査と題し首都圏在住の20代~40代の働いている男女600人を対象にアンケートを実施した。まず女性に「肌質を悪化させてしまう原因は?」と質問したところ、1位「疲れ」(83.7%)、2位「ストレス」(77.7%)、3位「睡眠不足」(75.7%)という結果に。新生活からくる疲れやストレスが影響していると同研究所は見ている。また、鏡で自分の顔を見たときに、疲れが現れているのは「肌」と回答した女性は76.3%。肌と疲れには密接な関係があることがわかった。さらに疲れが顔に出ると、女性はどのくらい老けて見えるのかという質問に対し、男性は「仕事後の疲れた顔は実年齢のプラス5.53歳」と回答していたことも明らかとなった。年代別に見ると、男性の年齢が高くなるほど、より女性を実年齢より高く見る傾向があることもわかった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日