何かに希望を託すとき、人は慣れ親しんだモチーフを探す...脚を柔らかに包むフレアスカートに散りばめられたのは、ふわりふわりと宙を舞う、生命の神秘。銀色に輝くその小さなタネは、綿毛のようでもあるし、夏の儚い火花のようでもある。スカートが揺れるたびに飛んでいくそのタネは、希望の先に花を咲かせてくれるでしょうか。 rikolekt - "hope"タックスカート ¥34,560(税込)『rikolekt』は2013年SSよりスタートしたブランド。日々の何気ない記憶や景色、匂いや音を集めなおし(re-collect)、それらをオリジナルのテキスタイルに落とし込んでいます。今季のキーワード「光のたね」をモチーフにした生地は、綿毛部分がフロッキー、タネの部分が銀の箔プリントでできています。 深めのタックが入ったフレアスカートは風をはらんでふわりと膨らみ、光に照らされ銀のタネが輝きます。その瞬間、かいま見えるのは小さな希望。 サイズや生地の風合いなど、アイテムの気になるところは直接ショップスタッフに聞いてみましょう。FACYならチャットで会話をしながら買物を楽しむことができます。 text : FACY LADY 編集部【関連記事】※即完売の大人気アイテム「ハミルトンテーラードコート」が登場!※無理せずスタイルが決まる!一枚でオシャレに見えるトップスが集まりました※ドレスを中心に手がけるブランドArobeがデビュー。スタイリングを自由に楽しめるドレススタイルを提案
2018年09月05日神戸発の老舗ベーカリーが大宮にオープン神戸で創業57年を迎えた老舗ベーカリー「カスカード」が、2018年7月21日(土)、大宮マルイに新オープンします。ファン待望の関東初上陸です。神戸で人気のパンが続々スペイン語で市場を意味する「メルカド」をイメージした店舗には、神戸で多くのファンに愛されてきた自慢のパンがずらり。1日に最大450個を売り上げた「カスカード」の看板商品「モルトくるみパン」(税抜160円)は、ライ麦やオートミール、大豆、ひまわりの種などがギッシリ。ほんのり広がる甘さがたまりません。同じく大人気商品の「玄米パン」(税抜150円)は、国産玄米の旨みがギュッとつまった一品。食物繊維やビタミン類、カルシウムなどの栄養もたっぷりです。7月27日(金)までは税込600円の購入につき、コーヒーの無料チケットがプレゼントされるオープン記念も開催されます。この機会に神戸の老舗ベーカリーの味を試してみてはいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社カスカードのプレスリリース(@Press)
2018年07月06日コーヒーカップを買ったはずなのに封を開けたらコーヒーの香りがほんのりと。豆もセットになっているのかと思ったら、実はカップの原料がなんとコーヒーだから!こちらのカップ、実は抽出し終わった「豆カス」を固めてコーヒーカップにしたものだそうです。 モノを通じて豊かな時間作りのお手伝いを目指し、ココロのつながりを販売するオンラインショップ『ARIGATO GIVING』が販売しているコーヒーの豆カスを固めて作られたコーヒーカップ『KAFFEEFORM (カフェフォルム)』。 コーヒー好きで、優しい気持ちを持った一人のアイデアから生まれました。 それは、デザイナーのジュリアン・レヒナーさん。彼がイタリアに留学中に、カフェで毎日大量に消費され捨てられている「コーヒーの抽出かす」が気になって、どうにかして廃棄されているモノを再利用できないかとKaffeefromプロジェクトをスタートさせました。開発に3年をかけてようやく完成したこのKaffeeform(カフェフォルム)は、6杯分のエスプレッソの「抽出かす」を原料にして作られています。 廃棄される「コーヒー抽出かす」で作ったサスティナブルなKAFFEEFORM (カフェフォルム)。ベルリンのカフェやレストランから集められた実際のコーヒー豆の抽出かすたち。 コーヒーを飲む1回1回がエコにつながることを感じられます。質の良いものをきちんと選ぶことは、日本の昔からあるエシカルという伝統的な文化の中にも根付いています。KAFFEEFORM(カフェフォルム)を選ぶということは少しずつでも社会を変えていくことにつながるでしょう。 この新しい素材kaffeeform(カフェフォルム)は、一つづつ全く異なった表情を魅せてくれます。色味が微妙に違い作家が作ったかのように一つ一つにオリジナル性があり愛着がわきます。 大好きなコーヒーを、コーヒーに入れて飲む。不思議な感覚です。 パッケージにはコーヒー豆を販売する袋が使われておりギフトにもGood。 サイズは、エスプレッソ用とカプチーノ用の2サイズ。廃棄するものを全く新しいものに生まれ変わらせたこちらの商品は、なんと食洗機使用OKということで、愛着を持って使い続けられそうです。 カフェフォルム エスプレッソカップ&ソーサー Kaffeeform Espresso3,456円(税込)カフェフォルム カプチーノカップ&ソーサー Kaffeeform Cappuccino 4,104円(税込) ARIGATO GIVINGより発売中
2018年06月27日スターターブラックレーベル(STARTER BLACK LABEL)×カスタネ(Kastane)より、ビッグシルエットのナイロンプルオーバーを含むコラボレーションアイテム3型が登場する。1971年に誕生したスターターは、アメリカのスポーツウェアを代表するブランドのひとつ。同ブランドのエクスクルーシブラインのスターターブラックレーベルは、スポーツをベースによりファッション性を重視したラインだ。今回のコラボレーションでは、アメリカンクラシックをベースとするカスタネとスターターブラックレーベルによる、スポーティなアイテムがクラシックな色合いで登場する。アパレルは、肩が落ちるビッグシルエットの2型。ナイロンアノラックパーカーは、ハーフジップから覗くスターターロゴがポイントだ。ボディと同色のビッグロゴが目を引くナイロンプルオーバーパーカーには、太めのリブが施された。バッグはナイロン素材の巾着にアレンジ。小ぶりのサイズ感は普段使いに最適な大きさだ。いずれのアイテムも、ネイビー、ホワイトの2色展開で、濃いマスタードカラーがアクセントとなっている。【詳細】スターターブラックレーベル×カスタネ取扱店舗:カスタネ全店舗価格:・ナイロンアノラックパーカー 13,800円+税・ナイロンプルオーバー 8,900円+税・ナイロン巾着 2,800円+税【問い合わせ先】カスタネ 新宿店住所:東京都新宿区新宿3-38-1ルミネエスト3FTEL:03-5312-6290
2018年03月03日チャオパニックや3COINSなど50以上のブランドを展開する株式会社パルが運営するブランドKastane(カスタネ)が、初の海外ポップアップストアを開催!台北市にて8月26日、27日の2日間限定イベント「Kastane at 台湾 Kastane POP-UP SHOP」を展開します。この期間に台湾へ旅行に行く方、現地に友人がいる方など、機会があればぜひ訪れてはいかがでしょうか。日本から飛び出て日本のファッションに触れることで、新しい発見があるかもしれません。会場は台湾のおしゃれカフェ記念すべき海外初出店の開催場所は、台北市内のおしゃれカフェ「FUJIN TREE LANDMARK at華山1914」。台湾のライフスタイル、ファッションシーンを牽引する存在であるFujin Tree Groupが運営するカフェです。赤レンガ造りのシンプルな佇まいと店内の落ち着いた空間で、ゆっくりとショッピングを楽しんで。ポップアップ当日は日本でトレンドのワイドパンツといったアイテムを中心に、およそ50品番以上を展開。カスタネオリジナル商品に加え、VANSやDickiesとのコラボアイテムなどもお目見え予定です。Kastaneで活躍するオフィシャルブロガースタッフや日本でも活躍する台湾人モデル姚愛寗 (PiPi)を招いてのトークショーも開催されます。また、Kastaneのお洋服やアジア各国に就航する航空会社Peachの豪華賞品が当たるプレゼントイベントも開催予定!先着でカスタネオリジナルBAGや時計のプレゼントなど、ノベルティも用意されています。ちょっと遅めの夏休みでこの期間に台湾に行く方は、ぜひ覗いてみてはいかがでしょうか?観光気分を味わいながら、いつもと違った視点で日本を見つめてみて。POP-UP SHOP at TAIWAN日時:2017年8月26日(土)、27日(日)10:00〜21:00住所:FUJIN TREE LANDMARK at華山1914台北市中正区八徳路一段1号(華山1914文創園区内)Facebook日本問い合わせ先:Kastane 新宿ルミネエスト店TEL:03-5312-6290 Kastaneアメリカンクラシックをベースとした世代・性別を超えたリアルスタイルを提案。今の気分をmixしたマイスタイルの発見。HP / Instagram / twitter
2017年08月01日伊豆シャボテン動物公園で、ブラウンキツネザルの赤ちゃん「タネ」(オス)の一般公開がスタートしました!一般公開は7月中旬ごろまで。かわいい「タネ」の成長を見に行ってみてはいかがでしょうか。ブラウンキツネザルの赤ちゃん「タネ」「タネ」は、2017年4月21日に誕生。しかし育児経験がなかった母親には育てることができませんでした。誕生翌日には親から離れて床に落ち、衰弱した「タネ」を飼育員が保護。保育器に入れて人工哺育をはじめました。飼育員の愛情を受け、「タネ」はすくすく成長しています。わずか52gだった体重も現在は77gまで増え、いよいよ一般公開されることになりました。ブラウンキツネザルは野生での生息数が減り、準絶滅危惧種に指定されています。体長40~50cm、寿命は約25年で、1日のほとんどを木の上で過ごします。エサは果物、木の実、昆虫など雑食性。ブラウンキツネザルは3~12頭の群れで生活するので、仲間たちとも慣れていかなくてはいけません。今回の一般公開は、その1歩となりそうです。どこに行けば「タネ」に会える?通常のブラウンキツネザルは「わくわくモンキーハウス」で展示されていますが、「タネ」は「インコ広場」にて毎日13時から一般公開されます。茶色いフワフワの毛、オレンジ色のクリッとした目がとってもキュート!授乳の様子などを見られますよ。コミカルな仕草に夢中になること間違いなし。可愛い「タネ」に会いに行ってみてはいかがでしょうか。スポット詳細伊豆シャボテン動物公園※「タネ」の一般公開は6月7日(火)~7月中旬ごろまで(予定)※一般公開は「タネ」の体調や天候によって中止される場合があります所在地:静岡県伊東市富戸1317-13営業時間:3~10月9:00~17:00、11~2月9:00~16:00定休日:無休料金:中学生以上2,300円、小学生1,100円、幼児(4歳以上)400円TEL:0557-51-1111(代表)URL:
2017年06月09日●カスペルスキー インターネット セキュリティを使ってみるカスペルスキーは、同社のセキュリティ対策ソフトの最新版となる「カスペルスキー 2016 マルチプラットフォーム セキュリティ」を10月15日よりダウンロード販売を開始した(パッケージ版は11月12日より)。「マルチプラットフォーム」という名前を冠する通り、カスペルスキー インターネット セキュリティ(Windows版)カスペルスキー インターネット セキュリティfor Mac(Mac版)カスペルスキー インターネット セキュリティfor Android(Android版)の3つの製品から構成される。5台版では、Windows PC、Mac、スマートフォン、タブレットから最大5台のデバイスにインストールできる。最近では、1人でも複数のデバイスを所有することが多い。そんな要求にも応えるライセンスとなっている。また、家族では多くのデバイスを同時に守る必要がある。そんなユーザー向けには、利用台数に制限のないプレミアライセンス版もある。Windows 10やOS X 10.11 El Capitanといった最新OSにも対応する(Android 5.1については、2015年11月に対応予定)。価格などの詳細については、カスペルスキーのホームページを参照していただきたい。本稿では、Windows版のカスペルスキー インターネット セキュリティの新機能を中心に紹介したい。○カスペルスキー インターネット セキュリティを使ってみるまずは、カスペルスキー インターネット セキュリティの基本機能を紹介しよう。まずは、メインウィンドウである。シンプルなメニュー構成になっており、初心者にも使いやすいだろう。インストールが完了したら、まずは完全スキャンをする。初回のスキャンは時間がかかることもあるが、2回目以降はスキャン対象も減り、短時間で終了するようになる。あとは、スキャンスケジュールの設定などを適切に行う。ここまでの作業をすませれば、セキュリティ対策ソフトを意識することはほとんどないだろう。そして、もう1つ設定しておきたいのは、便利ツールの中にある実行アプリケーションの制限である。左のメニューから[実行アプリケーションの制限]を選ぶ。この機能を有効にすると、信頼できるアプリケーションのみが実行を許可される。既知のよく使うアプリケーションは実行を許可し、ダウンロードした不明なアプリケーションなどを制限することができる。この機能が有効の場合、カスペルスキー インターネット セキュリティは、許可されていないアプリケーションをすべてブロックする。その可否は、Kaspersky Security Networkから受け取った情報、アプリケーションのデジタル署名の詳細、アプリケーションダウンロードのインストーラおよびソースの信頼レベルに基づいて判断される。猛威をふるう標的型攻撃などでは、パターンファイルによる防御は難しい。こういった機能と併用することで、より強固な対策となるだろう。●カスペルスキー インターネット セキュリティの新機能○カスペルスキー インターネット セキュリティの新機能それでは、新機能を紹介しよう。まずは、システム変更コントロールである。一般的には、ブラウザハイジャックなどと呼ばれる行為を防ぐものだ。具体的には、スタートページやブランクページの書き換えツールバーの追加検索エンジンの変更などがある。問題は、ユーザーの意思とは無関係にインストールされ、閲覧履歴を送信したり、不要な広告を表示する。さらには、元の状態に戻すことが難しいこともある。フリーウェアをインストールする際に、同時に行われることが多い(よくみれば、確認できなくもないが、気付かないことも多い)。設定メニューの[プロテクション]から[システム変更コントロール]を選ぶ。デフォルトではオフになっているので、オンにする。実際に、試してみよう。ここでは、IEにGoogleツールバーをインストールしてみよう(もちろん、ブラウザハイジャックに該当するソフトではない)。インストールを開始してしばらくすると、カスペルスキー インターネット セキュリティがインストールをブロックする。こうして、Googleツールバーのインストールが失敗する。ユーザーが気が付かないうちに、このような変更を行おうとしてもブロックされるので、ブラウザハイジャックを防ぐことができる。もう1つ新機能を紹介しよう。Webトラッキング防止である。多くのWebサイトでは、ユーザーの閲覧行動などから、そのユーザー向けの広告を表示する。図11は、価格比較サイトで、カスペルスキー インターネット セキュリティなどを検索した後、動画サイトを閲覧したものだ。右のほうに、カスペルスキーの広告が表示されるようになる。この広告をブロックするのが、Webトラッキング防止である。こちらも設定メニューの[プロテクション]から[Webトラッキング防止の設定]を選択する。デフォルトでは[検知した要求をブロックしない]にチェックが入っているが、[検知した要求をブロックする]に変更する。こうして先ほどの動画サイトを閲覧すると、図12のようになる。右にあったカスペルスキーの広告などがなくなっている。そして、検知した追跡サービスのレポートも表示できる(便利ツールから[プライバシー保護]を選択)。最後に、マイカスペルスキ―によるリモート管理である。リモートでのカスペルスキー製品の各種操作やデバイスの状態確認ができる。これを使えば、遠隔地のデバイス管理もできる。かつては、その強力な検知機能と豊富な設定項目で、上級者向けともいえるセキュリティ対策ソフトであった。2016では、メニューも洗練され、一般ユーザーにも使いやすいものとなっている。カスペルスキーでは、30日間の体験版も提供している。試してみてもいいだろう。
2015年11月09日「デル 宮崎カスタマーセンター」は、宮崎市の中心部にある。もともとデパートだったビルを改装し、500名が勤務する。500名のうち、350名がユーザーサポート担当、100名が営業部隊で、デル製品の購入を検討しているユーザーからの問い合わせに答えるほか、実際の注文や発送指示なども行う。中小企業がメインとなる。同センターは2005年11月に開設し、今年で10年目。デルの本社は川崎市だが、宮崎カスタマーセンターは同社の第2の拠点としてつくられたものだ。本社のある川崎でも、一部のハイエンドのエンタープライズ向け製品のサポートを行っているが、多くの製品のサポートは宮崎が担当する(コンシューマ向けの無償サポートは中国・大連で行っている)。宮崎市にカスタマーセンターを開設した理由を、デル 宮崎カスタマーセンター センター長 金子知生氏は、「デルが成長を続ける中で、国内にもサポートセンターを設ける必要がありました。札幌から沖縄まで、全国さまざまな地点を検討しましたが、最終的に宮崎になりました。理由は雇用促進と地域活性化に向け、宮崎県と宮崎市が積極的に誘致してくれたこと、お客様をサポートする上で大切なおもてなしの心を宮崎の人が県民性として備えている点が大きな理由です」と説明する。同センターの特徴は、全員が正社員という点だ。これは、担当者がより責任感を持って業務を行える点と、長期雇用によるスキルアップが図れるメリットがあるからだという。これによって、一人でさまざまな製品のサポートが行えるようになり、スキルの高いエンジニアを育てることが可能になるという。責任感という面では、サポート担当が受付からトラブル解決までのすべてを行うことも特徴だ。サーバのログ解析や修理依頼も、すべて電話受けた担当が行う。正社員の雇用を促進する上では、宮崎県が進める地元のIT技術者を増やす取り組みにも、地元に進出する他の企業とともに協力しているほか、育児休業取得率100%を維持していくことを会社として宣言している。これにより、今年の7月には、子育て支援優良企業として、「未来みやざき子育て県民運動推進協議会」から表彰されている。社員のスキルアップが図られたことで、同センターの役割も拡大している。「センター開設当初は、サーバやストレージなどのハイエンド製品は川崎でサポートを行っていましたが、宮崎でスキルアップを行うことで、ナレッジがたまり、同センターにサポートを移管することが可能になりました」(金子氏)同センターでは24時間、365日のサポートを行っており、10-11のシフトパターンがあるという。これは、混雑具合に合わせる人員体制をとるためで、出社時間を1時間ずつずらすといった工夫も行っているという。業務にあたっては、15名程度のサポート担当と、担当が対応できない問題の問い合わせを支援するバックサポートやコーチ、管理職を加えた18名程度で1チームを構成。PC、ワークステーション、サーバ/ストレージなど、製品の種類によってチームを分け、業務を行っている。業務効率化のための施策としては、サポート開始前に各製品に割り当てられているエクスプレスサービスコードを入力してもらう点がある。ユーザーにエクスプレスサービスコードを入力してもらうことで、顧客情報や利用している製品の詳細情報を事前に取得できるため、担当者は顧客の情報を新ためて検索する必要がなく、電話をつないだ時点からすぐにトラブル解決に向けた対応が行える。サポートは電話のほか、メール、チャットでも行うが、サポートアシススタントというツールで、障害を自動検知することもあるという。これは、各製品にインストールされているツールで、何か不具合があると、サポートセンターに自動で報告を行うものだ。必要があれば、サポートセンターから電話することもあるという。そのほか、おもしろい取り組みとしては、ツイート監視がある。これは、ツイッターの発言を常に監視し、デル製品に関するトラブルのツイートがあった場合、対応するものだ。こういった、デル側からアプローチするのが、同社サポートの特徴だと金子氏は話す。日本独自の取り組みとしては、トラブル対応を行った顧客に対して、1週間後を目途に、再度連絡し、トラブルが解決されたかの確認を行うフォローアップコールを行っている。これには、同センターが顧客満足度向上を大きな目標にしているという背景がある。同社ではサポート終了後にイー・サーベイという、0-10までのレベルでアンケートに回答してもらっているが、9割以上のユーザーに7以上(満足)をつけてもらうことを同センターの指標としており、それが担当者の評価にもなっている。コンシューマ製品からスタートし、エンタープライズ製品の対応、営業部隊の新設と拡張を続けてきた同センターだが、金子氏は、サポートセンターの機能を、さらに拡大していきたいと意欲を見せる。現在、デルが買収して日が浅いエンタープライズ製品に関しては、川崎の本社が対応しているが、将来的には宮崎でもこうした製品への対応の幅を広げつつ、川崎ではよりソリューション分野に注力していく方針だ。また、営業部隊は現在はハードウェア中心の対応になっているが、将来的にはソリューションも含めて扱っていく方針だという。
2015年08月21日半導体および電子部品のディストリビュータであるMouser Electronicsは6月3日、日本のカスタマサービスセンターを東京に開設したと発表した。同センターは6月上旬より本格稼働を開始する予定だという。同社の代表取締役社長兼CEOのグレン・スミス(Glenn Smith)氏は、「我々の設計・開発エンジニアにアプローチしていくというビジネスモデルは、大量生産よりも設計が重視されるようになってきた日本という地域のニーズにマッチしている」と説明。実際に2014年の日本地域の売上高は前年比で36%増であり、アジア・太平洋地域におけるシェアは11%に及んでいる。「我々の顧客は幅が広く、上は大企業から下はホビイストのような個人だったり、学生だったり。どのような位置づけの人であっても、我々のサービスを必要としている人であれば、同じように対応していく」とのことで、成長が続く日本地域においては、技術的サポートが重要と判断し、同社21カ所目となるサポート拠点を開設することを決定したとする。また、こうした成長を受けて、同社Senior Vice President,EMEA and APAC businessesのマーク・バーロノン(Mark Burr-Lonnon)氏は、「この数年、全社業績は右肩上がりで成長を続けており、2007年から2014年までの7年間で7億ドル増加した。2015年の予測はさらに成長を見込んだもので、これが達成されれば、グローバルのトップ10ディストリビュータに入ることも夢ではない」とし、日本市場での成長に期待を寄せる。日本市場における売り上げの半数は半導体/組み込み関連だという。購入している層としてはメーカーのエンジニアが多く、そのうちの半数以上が産業機器関係だとし、「我々の生命線は、新製品をいち早く提供するということ。この点については、ほかのディストリビュータは我々ほど価値を提供できていない。日本の顧客もその点に価値を見出してくれているから、我々を活用してくれているのだと思う」(同)と日本の顧客の購買背景を分析する。なお同氏は、「これまでは各地域の銀行口座での取引はできなかったが、今回を機にできるようになった。日本地域には日本地域に根差したマーケティング活動を行っていきたいと考えており、日本の半導体や電子部品メーカーが販売する製品の世界に向けた販売活動の支援も強化していきたい」とも話しており、サポートセンターの立ち上げは単なる購買顧客に対するサポートの充実だけではなく、日本のエレクトロニクス企業のグローバルでの躍進の手助けにもつながることであることを強調していた。
2015年06月04日デジタルマーケティングの新たなキーワードとして大きな注目を集めている「カスタマーエクスペリエンス」。近年では、製造業、旅行業など、特にグローバル展開を図る企業を中心に、その重要性が提唱されている。そして現在、このカスタマーエクスペリエンスの分野において業界をリードする存在が、全世界38カ国で70カ所にオフィスを持ち、グローバル規模でカスタマーエクスペリエンスソリューションを展開するSDLである。来たる2015年3月19日(木)、同社の日本法人であるSDL ジャパンが主催するパートナーフォーラムが東京都千代田区で開催される。同フォーラムでは、パートナーシップの強化を目的としており、特に日本市場に対して、同社が展開するカスタマーエクスペリエンス関連ソリューションや、パートナーである日本アイ・ビー・エムによる成功事例の紹介、さらに導入に関するポイントも解説される予定だ。今回、本フォーラムに登壇する予定であるSDL ジャパン リージョナルバイスプレジデントである本富顕弘氏に、同社が日本市場においてこれから本格的に提供を開始する「カスタマーエクスペリエンスクラウド」について解説いただいた。○なぜカスタマーエクスペリエンスが重要なのか?「カスタマーエクスペリエンス」は、日本語では「顧客経験価値」と訳されることが多い。要は、「顧客が商品を購入する前後を含めた"カスタマージャーニー"において、一連の体験を価値とする」という考え方だ。商品だけでなく、サービスのコンセプトや企業理念を伝えたり、顧客ごとのライフスタイルにあわせて、「驚き」や「楽しさ」など五感を通じて訴えるような提案を行うこと自体も、カスタマーエクスペリエンスを重視した施策だといえる。商品自体の価値に限らず、商品選定・購入の過程で得られるさまざまな満足感や効果といった、顧客に良質な「体験」を提供し続けることができれば、ブランド価値の向上がもたらされ、より大きな利益を生み出すことができるだろう。だが、もしその体験が不愉快なものであれば、企業にとって大きな損失となり得る。SNSが発達し、顧客自らが情報発信者となる現在では、カスタマーエクスペリエンスによるファンの獲得は、今後のビジネスを左右する大きな要因になることは間違いない。ただし、グローバル化の波の中で、これを実現することは非常に困難であるといえる。「多くのユーザーは自分が使っている言語のサイトからしか商品を購入しません。つまり、グローバルでビジネスを成功させるためには、それぞれの国の言語を用いて、一貫したカスタマーエクスペリエンスを提供し続ける必要があります。しかし、現在のインターネットでは、ユーザーの8割をカバーするためには約20言語が必要です。英語だけでは、わずか27%しかリーチできないのです」(本富氏)言語以外でも、その国や地域の習慣、ネットワーク事情、普及しているデバイスの種類など、顧客が置かれた環境は多種多様である。今後のグローバルビジネスでは、さまざまな環境やデバイスからアクセスするユーザーに対し、最適なコンテンツを提供することが不可欠である。マルチランゲージ、マルチコンテンツ、マルチデバイスをサポートし、等しく高水準のカスタマーエクスペリエンスを提供することが成功への鍵となる。「それを可能にするためのソリューションとして我々が提供しているのが、SDLカスタマーエクスペリエンスクラウドなのです」(本富氏)○100カ国で1,500企業の実績を持つSDLのテクノロジSDLは、グローバルレベルのカスタマーエクスペリエンスに特化した、世界でも数少ない企業だ。その評価も高く、現在では全世界100カ国、1,500社以上の企業がSDLカスタマーエクスペリエンスクラウドの関連ソリューションを利用している。「クラウド」と名付けてはいるが、オンプレミスでの提供も行っているとのことだ。「これまで日本市場では、Webコンテンツ管理の『Tridion』、技術文書向けコンテンツ管理の『LiveContent』を中心にオンプレミスでの提供が多かったのですが、今年からクラウドによる提供にも注力していく計画です。最近では世界的にクラウド化のトレンドがあり、今ではSDLグローバルでの新規ビジネス全体の50%以上がSaaSによる提供となっています」(本富氏)これまでSDLが培ってきたマルチランゲージ、マルチコンテンツ、マルチデバイスのコンテンツ管理製品を体系的に実現したソリューションが、SDLカスタマーエクスペリエンスクラウドである。今日PC以上に普及したモバイル、タブレットなどのデバイスへのコンテンツ管理、配信のSDL Mobileは、すべてのグローバル企業が検討すべきソリューションである。世界のトップブランド上位100社中、79社が利用しているSDLカスタマーエクスペリエンスクラウド。今後は、グローバルビジネスで成功を目指す多くの日本企業においても、導入が進んでいくことだろう。「この先、日本のカスタマーエクスペリエンス市場は、間違いなく広がっていくでしょう。日本の製造業はグローバル展開において、情報コンテンツの配信にガバナンスを実現しなければならない。例えば、2020年を目指し、日本のホテル、旅行業界は、多言語コンテンツ配信のインフラを確立する必要に迫られています。そうなると、とても我々だけの手では追いつかない。そこで今回、パートナーシップの強化を目的としたフォーラムを開催することにしました」(本富氏)SDLは、顧客ベースをもつ再販パートナーに加え、導入サービスを提供可能な技術パートナー、日本市場独自のソリューションを共同開発するサービスプロバイダーなどとの連携を強化したい意向があるとのことだ。同フォーラムでは、SDLカスタマーエクスペリエンスクラウドの戦略、および主要ソリューションの最新情報、そしてSDL のパートナーである日本アイ・ビー・エムよる成功事例の紹介が予定されている。なお、当日にはパートナープログラムについての解説も行われる。グローバルビジネスを展開する企業、そしてSDLとのパートナーシップによる新たな事業展開を期待する企業にとって、見逃せないフォーラムとなっている。定員(50名)になり次第締め切りとなるので、早めの事前登録をおすすめする。○イベント概要カスタマーエクスペリエンスパートナーフォーラム~SDLのテクノロジで日本企業のグローバルビジネスを成功へ導く~開催日時:2015年3月19日(木)14:00~17:00会場:マイナビルーム2F-U(東京都千代田区)申込URL:問合せ先:SDL ジャパン株式会社 セミナー事務局 立花marketing.japan@sdl.com / 03-5720-2726
2015年03月13日ウイルス対策や不正サイトブロックなど様々な機能を搭載した総合セキュリティソフトの最新バージョン「カスペルスキー 2015 マルチプラットフォーム セキュリティ」(以下、カスペルスキー 2015)が登場した。これまで提供してきた機能をさらに進化させ、新たな機能も搭載した同製品を実際に使ってみたので紹介しよう。○多層防御でPCを徹底的に守る!!まずは"どこが新しくなったのか"を中心に「カスペルスキー 2015」の特徴を説明する。その後、すでにセキュリティ対策が施されたノートPCに同製品をインストールし、その結果を紹介していきたい。さて「カスペルスキー 2015」は、ウイルス対策、Webセキュリティ、ファイアウォールなどのセキュリティ機能を統合した総合セキュリティソフトだ。その大きなポイントは「多層防御」の考え方にある。ウイルス対策では、メール、Webサイト、USBデバイスなど、さまざまな経路から侵入するマルウェアを検知して駆除するだけでなく、マルウェアが悪用するOSやアプリケーションの脆弱性をスキャンし、その脆弱性を悪用する攻撃をリアルタイムで遮断する。すでに知られているマルウェアだけでなく、未知のマルウェアも検出できる。重要な新機能としては、ランサムウェア対策を強化した点が挙げられる。ランサムウェアは、PCを使用不能にしたり、ファイルを暗号化して使えなくしたりして、「人質」をとって身代金を要求する悪質なマルウェアだ。ランサムウェアに感染すると、金銭を要求するポップアップが出て、操作を受け付けなくなる場合があるが、「カスペルスキー 2015」では、あらかじめ決めておいたショートカットキーを押すとポップアップを消去して、ランサムウェア自体も削除する「不正ロック対策」を強化した。さらに、すべてのプログラムの動作を監視する「システムウォッチャー」機能を備えており、レジストリやシステムファイルが改ざんされた場合も復元できるようになっている。同機能では、新たにユーザーファイルも監視対象となり、ランサムウェアに自分のファイルを暗号化されて、使えなくなるという状態にも対応した。暗号化以前の状態に復元できるので、データが改ざんされても元に戻すことができる。このように、多段階でマルウェアをブロックすることで、より安全性を高めているのが「カスペルスキー 2015」だ。その性能は折り紙つきで、世界的に権威ある9つの独立評価機関、6つの専門誌によるマルウェアの検知やパフォーマンステストなどさまざまな比較テストでの評価において、1位になった回数が41回と、対象16製品の中で最も多かった。加えて、「AV-Comparatives」のProduct of the Year 2013を22製品の中で単独受賞するなど評価は高い。マルウェアだけではない。偽サイトに誘導して個人情報やオンラインバンキングの金銭を奪うなどの攻撃を行うフィッシングサイトも、既知のものも未知のものも遮断してくれる。2013年には、全世界で6億以上のフィッシングサイトを実際に遮断したという。既知のフィッシングサイトは、豊富なURLのデータベースをもとにしており、最新情報はすぐにクラウド経由で配信され、常に更新されている。未知のフィッシングサイトも、URLを元にフィッシングサイトを検知するほか、コンテンツベースの検知技術もさらに強化した。さらに、偽のショッピングサイトへのアクセスをブロックする機能も搭載。警察庁が提供する偽サイトのURLデータと連携しており、安心してインターネットショッピングができるようになっている。もうひとつの重要な機能が「ネット決済保護」機能。最近は特にオンラインバンキングでの不正送金が問題となっており、2014年上半期だけで、過去最高だった昨年の被害額を上回る18億5,200万円もの被害が発生している。よく使われるのが偽サイトに誘導してIDとパスワードを盗む手口だが、「カスペルスキー 2015」では、前述のフィッシング対策に加え、SSL証明書をクラウドのデータベースから検証することで、不審なサイトかどうかを見分けられるようになっている。さらに、クリップボード内のデータを盗み見て、IDとパスワードを盗む攻撃を遮断できるようになった。こうしたIDやパスワードの盗難は、偽サイト経由だけでなく、無線LAN経由で盗まれる場合もある。無線LANは通常、暗号化して外部からデータを盗み見られないようにするが、公衆無線LANスポットの中には、暗号化されてないスポットもある。こうしたスポットに接続して個人情報などの重要なデータをインターネットに送信すると、その内容を盗聴され、IDやパスワードが漏えいする、といった危険性もある。そのような危険性に対応すべく、「無線LAN安全診断」機能も追加。接続した際に警告をポップアップして、安全性に注意を促すようになった。暗号化されてない無線LANスポットは、旅行者などにとっては利便性が高いが、いろいろな危険性が考えられるので、警告を見たら別のものを利用するようにしたい。こうしたさまざまな機能によって、「カスペルスキー 2015」は、さらに安心感の高い総合セキュリティソフトに仕上がっている。それでいながら、動作は軽快でメモリ使用量も抑えられており、普段の作業を邪魔することなく、セキュティを確保できるのも嬉しいところだ。○マルウェアも脆弱性もインターネット決済もすべて保護それでは実際に使ってみよう。今回は2013年に発売され、原稿執筆時まで使われていたノートPCに、「カスペルスキー 2015」を導入してみた。このノートPCは数年前に発売されたモデルで、OSはWindows 7。購入時にバンドルされていたメジャーなセキュリティソフトをそのまま使い続けている。こちらに「カスペルスキー 2015」をインストールしてみた。まずソフトウェアを起動すると、ホワイトを基調としたすっきりとした4つの大型のボタンが並ぶスタート画面が表示される。フラットかつ大きめのユーザーインタフェースとなっており、タッチパネル搭載のWindowsマシンでも操作しやすそうだ。インストールしたら、最初に完全スキャンを行おう。今まで別のセキュリティソフトをインストールしていた場合でも、今までは検出できなかったマルウェアが新たに検出できることもあるからだ。さらに、「便利ツール」にある「ぜい弱性スキャン」「プライバシークリーナー」「Internet Explorer設定診断」「Windows設定診断」もそれぞれ実行しておくのがおすすめだ。「ぜい弱性スキャン」は、ソフトウェアやOSの脆弱性を検索して通知してくれる機能。使っているソフトウェアに脆弱性があったら指摘してくれるので、マルウェアに狙われる前にアップデートしておくことができる。また、Windowsが脆弱な設定になっている場合も指摘してくれる。今回前述のノートPCに「カスペルスキー 2015」を導入して、既存ソフトでは発見できなかった脅威が見つかった。バージョンアップなどを行っていたつもりだったが、実際にチェックしてみると脆弱性のあるソフトウェアが存在していたのだ。これは今までのセキュリティソフトではチェックできなかった部分だ。このほか、便利ツールから選択できる筆者オススメ機能も紹介しておく。「プライバシークリーナー」は、Webブラウザの履歴やログなどを削除してくれる機能。自分一人で使っているマシンならそれほど問題ではないが、中にはマルウェアが履歴を送信する可能性もあり、不安なら指示に従って削除するといい。「Internet Explorer設定診断」と「Windows設定診断」は、「ぜい弱性スキャン」と同じ脆弱な設定を指摘してくれる機能で、個別に診断したい場合に利用する。こうした機能は、他のセキュリティソフトにはない場合も多いが、脆弱性や脆弱な設計は、マルウェアに狙われやすい。きちんと設定しておくといいだろう。このほか、ネット決済保護機能についても触れておきたい。同機能は、PayPalなどオンラインバンキング/決済システム利用時の安全性を向上するもの。アクセスしようとしているオンラインバンキング/決済システムが安全に利用できるかを確認。その上で、個人情報の漏えいを防ぐために、ネット決済保護機能が適用されたモードで決済サイトを表示することができる。「カスペルスキー 2015」は、マルウェア対策はもとより、インターネットに関わるさまざまな危険からPCを守ってくれる総合セキュリティソフトだ。本稿で紹介した通り、他のセキュリティソフトでは発見できなかった脆弱性を発見することもできる高性能なソフトウェアだ。あの手この手で迫ってくる攻撃に対して、幅広く、しかも確実に対応してくれる。無料の体験版もあるので、今使っているセキュリティソフトと比較してみてはいかがだろうか。
2014年12月08日●カスペルスキー 2015の新機能・機能強化カスペルスキーは、新バージョンとなる「カスペルスキー 2015 マルチプラットフォーム セキュリティ」を発表した。本稿では、都内で開かれた記者発表会における製品説明の内容をレポートする。○IT上の脅威から世界を守る最初に登壇したのは、代表取締役社長の川合林太郎氏である。「Save the World」の実現のために、カスペルスキーが取り組む項目などを紹介した。単に製品の品質だけでなく、取締機関との協力により、サイバー犯罪を撲滅する活動なども紹介した。かねてより、カスペルスキー製品は、高度な検知力などで定評が高かった。最近、国内では、オンラインの不正送金が猛威をふるっている。それに対し、カスペルスキーは、Effitasのオンライン取引の安全認定などでも好成績であったことが報告された。また、今後のコンシューマ製品のロードマップとして、図4を披露した。年内に、iOS向けのセキュリティブラウザ、来年にはパスワード管理ツールが予定されている。アカウントリスト攻撃などのように、ID・パスワードの使い回しによる被害も急増している。その意味では、順当ともいえる製品のリリースとなるだろう。○カスペルスキー 2015の新機能・機能強化次いで、製品本部プロダクトマーケティング部コンシューマープロダクトマーケティングマネージャーの井手さとみ氏が新機能などを紹介した(図5)。まずは、Webカメラののぞき見防止機能である。いずれかのプログラムがWebカメラにアクセスを行うと、ポップアップ通知が行われる(図6)。米国では、Webカメラを悪用した、私生活の暴露などが行われている。こういった危険を防ぐことができる。もう1つの新機能は、無線LAN安全診断である(図7)。公共施設などでは、無料で利用可能は無線LANのアクセスポイントが用意されていることが多くなった。その一方で、暗号化が十分でなかったりすることもある。具体的には、パスワードが平文で送られてしまうといったこともある。便利かもしれないが、実際に使用して大丈夫かは、外見からは判断できない。そんなときに自動的に判定してくれる機能である。その他の強化機能として、以下がある。システムウォッチャー(クリプトマルウェア対策)未知のフィッシングサイトをコンテンツベースで検知ネット決済保護(クリップボード内ののぞき見防止)Mac/Androidに強固なプロテクションユーザービリティの向上(新ユーザーインターフェイス、図8)さらなる高速化・最適化また、販売形態も一新した。パッケージ版では、以下が提供される(価格はいずれも税込)。1年1台4,860円3年1台9,720円1年5台6,080円3年5台12,960円ラインナップが、すっきりしたという印象である。また、従来あったファミリー版がなくなり、プレミアムライセンス版となった(ダウンロード販売のみ)。こちらは、同一世帯のメンバーの端末を台数問わず保護する。1年プレミアライセンス6,980円2年プレミアライセンス10,800円3年プレミアライセンス13,800円●クリプトマルウェアへの対策デモ○クリプトマルウェアへの対策デモ次いで、製品管理本部プロダクトマネージャーの保科貴大氏が、デモを行った。身代金を要求するランサムウェアには、大きく分けて2種類ある。デスクトップロッカー:画面などをロックし、PCを使用不能にするクリプトマルウェア:ファイルを暗号化し、使用不能にする従来は、デスクトップロッカータイプが多かった。最近は、クリプトマルウェアが増えつつある。そして、クリプトマルウェアはこれまで以上にタチが悪い。デスクトップロッカーならば、駆除を行うことで、PCを元の状態に戻すことができた。しかし、クリプトマルウェアは、マルウェアを削除しても、暗号化されたファイルはそのままで使用不能な状態はそのまま残ってしまうからである。デモは、このクリプトマルウェアの対策であった。暗号化されたファイルを元に戻すことは、暗号レベルも上がりほぼ不可能なレベルとなった。そこで、カスペルスキーでは、システムウォッチャーを使い、ファイルの変更を監視する。もし、ユーザーファイルの暗号化(つまり変更)が行われると、バックアップを行う。その機能は、システムウォッチャーで確認できる。[悪意あるソフトウェアによる変更のロールバック]が自動実行になっている。実際に、クリプトマルウェアによる暗号化は、図11のようになる。ファイルタイプが「DONE」となり、開くことができなくなる。さらに、同じフォルダにはhow to repear.txtというテキストファイルが作成される。その中には、ファイルを元に戻したければ、送金せよといった内容が書かれている。しかし、多くの場合、送金しても意味はない。それどころか返信メールに新たなマルウェアが仕込まれている可能性すらある。システムウォッチャーが動作していると、このような変更があった場合、バックアップを作成する。そして、そのアプリケーションが、マルウェアと判定された場合、自動的にロールバックする。ユーザーには、次のように保護プロセスの進捗が表示される。このタイミングで、バックアップが作成される。さらにアプリケーションの分析が行われる。まずは、クリプトマルウェアが削除される。最終的に、このようにロールバックを行い、元の状態に戻すのである。当然であるが、カスペルスキーをインストール前に暗号化された場合には、元に戻すことはできない。また、多くの場合、クリプトマルウェアをダウンロードした時点で、マルウェアとして駆除される可能性が高いだろう。もし、ゼロディ脆弱性などを悪用し、未知のクリプトマルウェアがカスペルスキーの防御を潜り抜けたとしても、暗号化されたファイルを元に戻すことが可能となる。●最新の脅威動向と事例○最新の脅威動向と事例第2部として、国内の脅威動向などを情報セキュリティラボセキュリティリサーチャーの石丸傑氏が紹介した。マルウェアの感染経路として、Web閲覧からが多いことを指摘した。一度の感染で、3から10のマルウェアがダウンロードされる。この中には、FlashやPDF Reader、Javaなどの脆弱性を悪用するものが含まれていることが多い。こうして脆弱性を悪用し、さらにダウンロードを行う。ダウンロードされるのは、金銭を狙うトロイの木馬であったり、ランサムウェアである。最近の特徴の1つとして、1つのIPからは1回しかダウンロードできないような仕組みになっているもが多いとのことである。これはセキュリティ対策ベンダー対策と予想されるとのことだ。悪意を持った攻撃者も、虎の子のマルウェアを必死になって守っているのだろう。さらに、同じWebサイトでも、時間によってダウンロードするファイルが変化することがある。これは、従来のパターンファイルでの検知を難しくしている。トロイの木馬やランサムウェア以外にも、ダウンロードされるものにパスワードスティーラがある。これは、その名の通り、FTPなどのIDやパスワードを狙うものである。その目的は、Webの改ざんである。上述のように、マルウェアをダウンロードさせるためには、所有者の目を盗み、仕掛けを仕込む必要がある。それには、FTPなどができなくてはいけない。そこで、ID・パスワードを狙うのである。最近あった事例では、ブログ作成ツールの脆弱性を狙ったものがある。これは、検索サイトで特定の文字列を検索するだけで、ハッシュ化されたパスワードを表示してしまうものである。一般的には、ハッシュ化されたパスワードは、そのままでは不正アクセスには使えない。しかし、解析ツールなどを使うと、復号できてしまうこともある。こうして復号したパスワードには、「1234」や「8888」といった安易なパスワードが数多くあった。このような状況も、いまだに脅威が減らない原因の1つであろう。こうして、パスワードを入手した攻撃者は、Webの改ざんを行い、マルウェアをダウンロードさせるサイトに変えてしまう。カスペルスキーでは、こういった方法で、3138のWebサイトが改ざんされたことを報告したとのことである。しかし、220ほどのWebサイトが現在でも、マルウェアの強制ダウンロードなどの活動を続けているとのことである。石丸氏は、感染から、IDやパスワードなどの詐取、そしてWeb改ざんと、負の連鎖が継続していると指摘する。この連鎖が、2014年上半期だけで、18億5000万円もの不正送金被害をもたらしているのである。
2014年10月07日色彩の変化が美しい熱帯魚がディスカスです。円盤のように丸い形も、愛嬌(あいきょう)があってかわいらしく、熱帯魚の中でも人気が高い魚です。ディスカス飼育は、はまるととことんはまってしまう人も多いそうです。そんなディスカス飼育の基本を、まとめてみました。■ディスカスは、群れでいると安心する熱帯魚ディスカスは群れで生きる熱帯魚なので、複数でいることを好みます。最低でも5匹、できれば10匹以上で複数飼育するのがよいでしょう。また飼育数が少ないと、弱いものいじめが起こりやすくなります。いじめが起こった時のために、いじめた子を水槽内で隔離するセパレートや、群れを多く見せるための鏡なども、用意しておくとよいでしょう。■ディスカス飼育はベアタンクで行うのが基本ディスカスは水質にとても敏感な熱帯魚です。そのため、水替えがしやすいベアタンク(底砂を敷かないこと)で、飼うのが基本です。また水替えも週2~3日に一度行い、水槽の半分~3分の1程度を水替えしてあげます。水質はpHは6.5前後が理想とされています。水質調整剤と、水替えグッズ、pH測定器はディスカス飼育での必需品です。■ディスカスを飼うのに必要なものディスカスを飼うには60cm以上の大きな水槽で飼うのが理想的です。また早い水流を嫌うため、穏やかな水流のろ過装置を選んで取り入れるとよいでしょう。その他には水槽用ヒーターや、水質調整剤、水替えグッズ、ライト、pH測定器、エサ等が必要です。ディスカスのエサには、ディスカス用のハンバーグ、赤虫、人工飼料などを与えます。ディスカス用のハンバーグや赤虫は栄養価が高く、ディスカスの食いつきが良くなるのですが、その分水質がすぐに悪くなってしまいます。人工飼料を食べてくれるなら、人工飼料のまま変えないほうがよいかもしれません。ただし人工飼料を食べる子と食べない子で分かれることも多いため、両方準備しておくのがお勧めです。■病気になった時、または繁殖した時のために予備水槽を準備しておこう予備水槽や予備のろ過装置等、余裕があれば、飼育に必要なものをもう一通りセットで用意しておくと、何かあった時に安心です。また産卵には、産卵用の筒も必要になります。ディスカスの子どもが卵からふ化すると、親の体表から出てくるディスカスミルクというものを飲んで大きくなっていきます。ディスカスを飼うなら一度は見てみたいという、不思議で神秘的な光景ですが、稚魚が多い場合は、里親さんを探すケースもあるようです。ディスカスは人気のある熱帯魚のため、他の魚よりは引き取り手が見つかりやすい熱帯魚です。早めに引き取り手を探しておきましょう。はまると奥が深いのがディスカスの世界です。注意点や飼育のコツなど、飼育書や専門家の意見がたくさん出ているため、いろいろ参考にしてみましょう。
2013年11月28日カステル・バジャックの2013年秋冬コレクションが、パレロワイヤル近くの教会にて行われた。モダンなフォルムと配色でみせる強いコントラスト、チェックや北欧調柄などのパターン、現代的で若々しい魔女風など、今年の秋冬のトレンド要素が盛りだくさんのコレクション。日常のワードローブコーディネートへのヒントが多く見られた。(ミルフィーユ)詳しいパリコレレポートは こちら 。
2013年03月07日アクサ生命は6月29日、カスタマーサービスセンターの受付時間を全面拡大すると発表した。アクサ生命は、7月2日よりカスタマーサービスセンターの平日の受付時間を2時間延長して夜7時までとするほか、土曜日のサービスを全面拡大する。この取組みは、4月より実施しているカスタマーサービスセンターのサービス拡充の一環として、顧客の利便性のさらなる向上を目的としている。7月2日以降の受付時間は以下のとおり。所在地:東京、札幌入電数:約47万件(2011年の年間実績)取り扱い手続き:加入の生命保険に関する各種手続きや照会、各種変更手続、保険金などの請求手続きなど【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月03日ローマ時代の剣闘士・スパルタカスの波乱の人生を描いた海外ドラマ『スパルタカス』とその前日譚『スパルタカス序章 ゴッド・オブ・アリーナ』のブルーレイ&DVDの発売が決定し、『24』ジャック・バウワー役の小山力也と『プリズン・ブレイク』マイケル役の東地宏樹がそれぞれ主役の声を担当することが発表された。その他の紹介『スパルタカス』は、『死霊のはらわた』や『スパイダーマン』シリーズを手がけたサム・ライミが製作総指揮を務めるアクション作品。“海外ドラマ史上最も過激”と言われるほどの壮絶なバトルが展開されるだけでなく、ローマ宮廷を舞台に、地位や金を巡ってくり広げられる男女の濃厚なドラマも見どころだ。米国放映時に高い人気を博した本作だが、主役の座をつかみ一躍ブレイクしたアンディ・ホイットフィールドは、惜しくも昨年急逝。そのため、予定されていた続編では役者を変えて撮影を続行し、前日譚となる“序章”がスピンオフという形で製作された。日本でのリリースでは、『24』のジャック・バウワー役でおなじみの小山がスパルタカスの声を演じ、序章の主人公ガンニクスを『プリズン・ブレイク』のマイケル役で知られる東地が担当することになった。海外ドラマ史上に残る超有名キャラクターを演じた声優2人が集結することになった『スパルタカス』。過激描写だけでなく声の演技にも注目してみてはいかがだろうか。『スパルタカス』レンタル:5月11日(金)Vol.1~7レンタル開始セル:5月11日(金)発売開始Vol.11490円(税込)DVDコレクターズBOX(Vol.2~7+特典DISC)9240円(税込)ブルーレイBOX(4枚組※本編13話+特典映像)13650円(税込)『スパルタカス序章 ゴッド・オブ・アリーナ』レンタル:7月4日(金) Vol.1~7レンタル開始セル:6月22日(金)発売開始DVDコレクターズBOX(4枚組※本編3枚+特典1枚)5040円(税込)ブルーレイBOX(3枚組※本編6話+特典映像)6300円(税込)発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
2012年04月20日アクサ生命保険は29日、カスタマーサービスセンターの受付時間を拡大すると発表した。4月2日から平日の受付時間を2時間延長して夜7時までとするほか、震災時より暫定的に行ってきた土曜日の受付サービスを、恒常的なサービスとして正式に導入する。アクサ生命は、変化する顧客のニーズに対応し、顧客がアクセスしやすいサービス体制を整えるために、「マルチアクセス戦略」を推進。今回のカスタマーサービスセンターの受付時間の拡大は、この戦略の一環として顧客の利便性を高めることを目的としたもので、「今後もさらなるサービス体制の拡充を図っていく」としている。4月2日以降の受付時間は以下のとおり。所在地 : 東京、札幌入電数 : 約37万件(年間、2011年実績)取り扱い手続き : 加入の生命保険に関する各種手続きや照会、各種変更手続き、保険金などの請求手続きなど【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月30日『スパイダーマン』シリーズなどで知られるサム・ライミが製作総指揮を務めた、古代ローマの剣闘士の戦いを描いた海外ドラマ『スパルタカス』が、5月11日(金)にブルーレイ&DVDリリースされることが分かった。 サム・ライミといえば、過激描写で有名なスプラッター・ムービー『死霊のはらわた』から、全世界で大ヒットした『スパイダーマン』シリーズ3部作まで、数々の名作を送り出してきたハリウッドを代表するフィルムメーカー。そんな彼が、波乱に満ちた古代ローマ時代のTVドラマをプロデュースするのだから、映画さながらのクオリティを期待したくなる。その他の写真実際、その描写は“海外ドラマ史上最も過激”とも呼ばれるほどで、壮絶な剣闘アクションは、古代ギリシャの兵士たちの戦いを描いた映画『300〈スリーハンドレッド〉』をも彷彿とさせる。また、舞台がローマ宮廷だけに、名誉や地位を巡って男女の確執や愛欲が絡み合うドロドロとした人間ドラマが展開。エロス描写もバイオレンス同様に濃密だ。しかも、今回のブルーレイ&DVDは無修正版となるため、これらの過激さがそのままパッケージされることとなる。ちなみに、全米はもちろん日本でも注目されていた本作だが、見事な肉体美を見せていた主演俳優アンディ・ホイットフィールドが、昨秋39歳という若さで病死。すでに撮影中だったシーズン2は、前日譚『スパルタカス序章ゴッド・オブ・アリーナ』として製作された。サム・ライミならではの過激描写はもちろんだが、ホイットフィールドの最後の雄姿も目に焼き付けたい作品だ。『スパルタカス』レンタル:5月11日(金)Vol.1~7レンタル開始セル:5月11日(金)発売開始Vol.11490円(税込)DVDコレクターズBOX(Vol.2~7+特典DISC)9240円(税込)ブルーレイBOX(4枚組※本編13話+特典映像)13650円(税込)発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
2012年02月20日