日本エイサーは20日、IEEE802.11acの無線LANに準拠した13.3型ノートPC「Aspire V3」シリーズを発表した。スティールグレイとプラチナホワイトの2色を用意。6月4日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格(税別)は70,000円前後。CPUにIntel Core i3を搭載する13.3型ノートPC。IEEE802.11ac準拠の無線LANを備える。トップカバーはアルミ製で、ナノインプリントパターンをあしらったプレミアムデザインを採用。OfficeソフトとしてKINGSOFT Office 2013がプリインストールされている。主な仕様は、CPUが Intel Core i3-4005U(1.70GHz)、メモリがDDR3L-1600 4GB、ストレージが500GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)。ディスプレイは13.3型非光沢(ノングレア)液晶、解像度は1,366×768ドット。OSはWindows 8.1 Update 64bit。インタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、USB 3.0×1(電源オフUSB充電機能搭載)、USB 2.0×1、HDMI、SDメモリーカードスロット、HD Webカメラなど。バッテリ駆動時間は約7.5時間。本体サイズは約W327×D228×H19.65mm、重量は約1,500g。
2015年05月20日こんにちは、阿久津です。Microsoft Igniteでは、Windows 10で実装するWindows Update for Businessの存在やOffice 2016 Previewのリリースなど、多くの新機能や新製品が発表されました。特にOfficeはクラウド連動とコラボレーション機能を強化し、複数のユーザーが常に同じ情報にアクセス可能になります(図01~02)。さて、Windows 10 Technical Preview改めWindows 10 Inside Previewのビルド10074は、Windows 7でGUI環境として実装された「Aeroグラス」を一時的に復活させています。よく誤解されているようですが、Windows 8/8.1でもWindows Aeroを廃止していません。Windows 8/8.1ではモダンUIを優先するため、ウィンドウフレームやタスクバーの「ぼかし効果」を無効化し、機能自体は残っています(図03)。Windows 10 Inside Previewのにおけるぼかし効果は、スタートメニュー、タスクバー、アクションセンターで確認できますが、すべてのWindows 10 Inside Preview環境で有効になる訳ではありません。50%の環境は通常の透過処理を行い、残りの50%にぼかし効果を加えて、プレビューユーザーからのフィードバックを求めています。どのようなしきい値を用いて機能の有無を制御しているのかわかりませんが、レジストリを確認しますと、ぼかし効果を制御するエントリの存在を確認できました。そこで今週はWindows 10 Inside Preview ビルド10074を対象に、スタートメニューなどのぼかし効果を有効にするチューニングをお送りします。これでチューニングが完了しました(図04~10)。早速結果を確認してみましょう。[Win]キーを押すなどしてスタートメニューを開いてください。するとチューニング前は単なる透過処理だったスタートメニューにぼかし効果が加わります。この際「天気」など任意のWindows appを起動しておくとわかりやすいでしょう(図11~12)。このようにWindows 10 Inside Preview ビルド10074のぼかし効果は、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ Themes\PersonalizeキーのDWORD値「EnableBlurBehind」で制御し、データが「0」の場合は単なる透過。データが「1」の場合はぼかし効果が加わります。本チューニングはWindows 10 Inside Previewの動作に悪影響を与えるものではありません。不要になった場合は以前の値に戻してください。それでは、また次号でお目にかかりましょう。阿久津良和(Cactus)
2015年05月13日ヤフー(Yahoo! JAPAN)は5月11日、2015年9月までに、アプリ版サービス7種類、携帯電話(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ)版サービス1種類の提供終了予定を発表した。なお、記載した提供形態以外の当該アプリやサービスは引き続き提供する。Yahoo!コミュニケーションメールは、LINEのようなチャットUIを採用した新感覚のメールアプリとして2013年8月に提供を開始したが、わずか2年足らずでサービスを終了する。
2015年05月12日4月27日~5月3日までの1週間に発表された、PC関連の注目ニュースをダイジェストでお届けする。先週は、米サンフランシスコでMicrosoftの開発者カンファレンス「Build 2015」が開催。「Project Spartan」の開発コード名で知られるWindows 10搭載の新ブラウザの正式名称が「Microsoft Edge」となることなどが発表された。「先進性」や「鋭さ」をイメージさせる"Edge"の名は、同ブラウザの核となる新レンダリングエンジンの名称でもある。また、Appleの2015年度第2四半期(2015年1月-3月)決算も発表された。iPhoneの販売台数が好調に伸び、売上高は580億1000万ドル、純利益は135億6900万ドルと、売上高・利益ともにアナリストの予想平均を上回る結果に。地域別では中国での売上高が前年同期比71%増の168億2300万ドルと、大幅に増加。122億400万ドルだった欧州を抜いて2番目に大きなApple製品市場になった。このほか、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」の公式ベンチマークが公開。新たにDirectX 11バージョンが加わり、DirectX 9バージョンとDirectX 11バージョンを設定で切り替え、映像を見比べることが可能になっている。
2015年05月04日2015年1月21日(以下すべて現地時間)に開催した「Windows 10: The Next Chapter」でMicrosoftは、Windows 10とともにWindows appの「フォト」「ビデオ」「ミュージック」を刷新すると説明した。そして、3月31日に「Music Preview」「Video Preview」というプレビュー版を新Windowsストア(ストア ベータ)で公開した。今回はこの2つのアプリケーションについて言及したい。ちなみに「メール」「カレンダー」の新バージョンは流出中のBuild 10051で確認できるため、もうすぐ我々も試すことができるだろう。○必要最小限の機能にまとめた「Music Preview」Music Previewを起動すると簡素なウィンドウが現れる。Music Previewで使用できるのは、個人の音楽コレクションに関する操作と再生リストの作成のみ。以前の「Xbox Music」でオンライン購入した楽曲は自動同期せず、ローカルデバイスに保存したコンテンツの再生にとどまっている。上図のようにWindows appの基本UIデザインは、左側にツールボタンが並び、アクションコントロールはアプリバーが開いたような形状だ(マウスポインターが移動した際はアクションコントロールが非表示になる)。Music Previewで参照できる楽曲は既定の「%USERPROFILE%\Music」フォルダーのみだが、ユーザーは必要に応じて監視フォルダーを追加できる。楽曲の再生中に<Now playing<ボタンを押すと、メイン部分にジャケットや楽曲名が現れる。<Go Full screen<ボタンを押すと、タイトルバー以外をすべて非表示にするフルスクリーンモードで楽曲を楽しめる仕組みだ。なお、コンパクトモードも後日追加される予定なので、作業をしながら楽曲を楽しめそうだ。気になるのは音楽CDからのリッピング機能である。Windows 10 Technical Previewは、Windows Media Player 12を搭載しているが、こちらはWindows 7以降バージョンアップしていない。さらにMicrosoftはデスクトップアプリからWindows appへの移行を宣言しているため、新バージョンが出る可能性も乏しい。WMP 12をそのままにユーザーの移行をうながすのであれば、リッピング機能やDLNAサーバーとの連動など、新「Music」に搭載すべき機能は多い。○コンテンツ管理をストアに集約「Video Preview」もプレビュー版だけあって、使用できる機能は限られているが、Music Preview同様にローカルコンテンツ(ファイル)の視聴に加えて、Xbox Videoで購入したコンテンツもサポート。あるデバイスで途中まで視聴したコンテンツの続きを、別のデバイスに引き継いで視聴できる機能も搭載している。筆者は、AVI/MP4形式の他にMKV(Matroska Video)やMTS(AVCHD)、TS(MPEG-2)形式ファイルで試してみたが、いずれも問題なく再生できた。現時点では再生機能のみで必要最小限のアプリケーションという印象だが、今後は映画やTV番組のオンライン購入や対応デバイスの管理といった機能を加えるという。そこで気になるのが、新Windowsストアに加わった「映画とテレビ」タブだ。Microsoftは3月に「映画とテレビ」タブを加えたが、4月9日からストア内のページでビデオのレンタルや購入を可能にした。この対象範囲は米国やカナダと並んで日本も対象に加わっている。だが、よく見るとコンテンツはWindowsストアアプリの「ビデオ」から購入できるものとまったく同じだ。SD動画レンタルは411円、HD動画レンタルは511円と価格も同様である。さらに新Windowsストアは「音楽」タブを今後数週間のうちに追加すると述べていることから、Windows 10におけるコンテンツ購入をアプリケーションベースから「ストア」へ移行・集約させるつもりなのだろう。もともとこれらのコンテンツサービスや、Xbox VideoやXbox MusicをWindowsプラットフォームに取り組んだものだけに、Windows 8.x時代は歪な印象を受けるものだった。今夏リリースのWindows 10で、ビデオオンデマンドやストリーミング、ダウンロードサービスは一つの完成形を迎えることになるだろう。阿久津良和(Cactus)
2015年04月20日IPA(情報処理推進機構)は、4月15日に緊急対策情報を発表したMicrosoft製品の脆弱性について、その脆弱性の一部が悪用される可能性が高いものがあることが確認されたとして注意喚起を行った。4月15日に、Microsoftより、脆弱性の修正プログラムが11件公開されている。これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンが制御されたりすることで、様々な被害が発生する可能性がある。今回、Microsoftが「緊急」とした脆弱性4件のうち、「MS15-034」の脆弱性(CVE-2015-1635)について、OSを停止させる攻撃コードがネット上で公開されていることをIPAでは確認。この脆弱性を悪用した攻撃が容易に行われる可能性が高い状況にある。IPAによると、Webサーバーである「IIS7」がインストールされた脆弱性を修正できていないWindows Server 2008 R2に対して、攻撃コードを実行した結果、当該OSが停止することを確認した。この脆弱性に未対応の場合は、Microsoftから提供されている修正プログラムを至急、適用することが必要となる。修正プログラムの適用まで時間を要する場合には、「IISカーネルキャッシュを無効にする」ように、IPAでは呼びかけている。
2015年04月17日こんにちは、Windows 10 Technical Previewでも、暇があればレジストリエディターで徒然とエントリーを眺めている阿久津です。Microsoftがリリースしたビルド10049を使っていたところ、レジストリエディターに新たな機能が加わっていることを確認しました。具体的には、「同名のキーがある場合、そちらのキーに移動する」項目がメニューに加わります。例えばHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWAREとHKEY_CURRENT_USER\Softwareキーと同じSOFTWARE/Softwareキーを選択した状態で右クリックしますと、一方に移動する項目が現れるという仕組みでした(図01~02)。筆者は見落としていましたが、neowinの記事によれば、3月18日(米国時間)にリリースされたビルド10041から搭載された機能だとか。どちらにせよ(一部のユーザーには)使用頻度の高いレジストリエディターに改善が加わるのはうれしい限りです。さて、Windows Updateに現れた「KB3035583」は「Windows 7 SP1/8.1の更新通知に関する追加機能」とのこと。ナレッジベースは詳しい説明を行っていませんが、更新プログラムを適用しますと、「%SystemRoot%\System32\gwx」フォルダーを作成し、いくつかのファイルを展開しました(図03~04)。具体的な動作は現時点で不明ですが、EXE/DLL形式ファイルのリソースを参照するツールで確認したところ、「Windows 10を入手する」といった文字列が確認できました(図05~06)。いよいよMicrosoftも、Windows 10リリースに向けた準備を始めた、というところでしょうか。しかし、必ずしもWindows 7/8.1をインストールしたPCをWindows 10へアップグレードするとは限らず、しばらくの間は既存のOSを使い続けるユーザーも少なくありません。そこで今週はKB3035583のインストール抑止と、インストール済みの場合はアンインストールするチューニングをお送りしましょう。まず、未インストールの場合はWindows UpdateからKB3035583を右クリックし、メニューの<更新プログラムの非表示>を選択するだけです。アンインストール操作もGUIから実行できますが、今回はコマンドプロンプト上から実行してみましょう(図07)。1. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。2. プロンプトから「wusa.exe /uninstall /kb:3035583 /quiet /norestart」を実行します。3. コマンドプロンプトを終了します。これでチューニングが完了しました(図08~09)。早速結果を確認してみましょう。「ファイル名を指定して実行」やエクスプローラーのアドレスバーから、KB3035583の適用で作成された「%SystemRoot%\System32\gwx」フォルダーを参照してください。下図に示したようにエラーになればチューニング成功です(図10~11)。「wusa.exe」はWindows 7時代から加わった「Windows Updateスタンドアロンインストーラー」です。KB3035583は適用時もPCの再起動を求められなかったため、今回は再起動を実行しないオプション「/norestart」を加えました。また、ユーザー操作を抑止するオプション「/quiet」も併用していますが、こちらを使わない場合は下図に示したダイアログが現れます(図012)。それでは、また次号でお目にかかりましょう。阿久津良和(Cactus)
2015年04月08日テックウインドは3日、Intel製のスティック型PC「インテル Compute Stick」の取り扱いを発表した。価格はオープン。Windows 8.1搭載モデルとLinux搭載モデルの2種類を用意し、Windows 8.1モデルは4月末に発売。Linuxモデルの発売日は未定。長辺約10cmの小型きょう体で、旅先や出張時などに持ち運べるWindows PC。HDMI対応テレビやディスプレイに挿すことで、使っているWindows環境をそのまま利用できる。Windows 8.1モデルの主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)など。Linuxモデルではメモリが1GB、ストレージが8GBとなる。インタフェースはIEEE802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0、USB 2.0ポート、HDMIなど。microSDXC対応カードスロットも搭載する。本体サイズはW103×D37×H12mm、重量は約54g。本体とMicrosoft製キーボード「Microsoft All-in-One Media Keyboard」とのセットモデルも用意される。こちらも価格はオープン。
2015年04月03日こんにちは、阿久津です。いつものように本稿を執筆しようと各PCを起動したところ、Windows 10 Technical PreviewをインストールしたPCがビルド10049への更新が始まりました。詳しくは短期集中連載のレビュー記事で紹介する予定ですが、「Project Spartan(開発コード名)」を搭載しています。Project Spartanは音声アシスタントシステム「Cortana」との統合が注目ポイントですが、残念ながらCortanaは日本語に未対応。MicrosoftはWindows 10を今夏にリリースすると表明していますが、Windows 10 for Mobile(Windows Phone)との連携を踏まえますと、RTM(製造工程版)完成後も多くのアップデートが行われるかもしれません(図01~02)。そのWindows 10 Technical Previewですが、今ひとつ使いにくく感じるのはWindowsストアアプリ改めWindows Appのジャンプリストです。Windows Appは全画面で動作することを前提に設計されましたので、デスクトップ操作を強化するジャンプリストとは相いれません(図03)。しかし、Microsoftはこの問題の解決先として、スタートメニューのタイルからジャンプリストを呼び出す方法を試しています。今週はスタートメニューのジャンプリストを有効にするチューニングをお送りします。1. 管理者権限でレジストリエディターを起動します。2. レジストリエディターが起動したら、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advancedキーを開きます。3. DWORD値「EnableXamlJumpView」を作成し、データを「1」に変更します。4. レジストリエディターを終了します。5. エクスプローラーを再起動します。これでチューニングが完了しました(図04~12)。早速結果を確認してみましょう。前準備としてスタートメニューにエクスプローラーをピン留めしてください。そしてエクスプローラーのタイルにマウスオーバーしますと、右上に矢印アイコンが現れます。そちらをクリックすることでジャンプリストが使用可能になりました(図13~15)。もちろん本機能は公式にアナウンスされたものではありませんので、ビルドによっては動作しない可能性もあります。今回はビルド10041とビルド10049で確認しましたが、今後動作しなくなる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。また、チューニング後に何らかの問題が発生した場合や元の状態に戻す場合は、DWORD値「EnableXamlJumpView」を削除し、エクスプローラーを再起動します。それでは、また次号でお目にかかりましょう。阿久津良和(Cactus)
2015年04月01日米Microsoftは3月31日(現地時間)、Surface 3を発表した。これまで、Surface Pro 3は提供されてきたものの、Windows RTを搭載した10インチ級のSurface RT、Surface 2の後継機は発表されていなかった。価格は最小構成で499ドル~となっている。Surface 3は本体サイズが267×187×8.7mmで、622gながらアスペクト比3:2の10.8インチ液晶(1920×1280ドット)を搭載している。350万画素のフロントカメラ、800万画素のメインカメラを採用しており、どちらでも1080pの動画撮影が可能となる。CPUには、クアッドコアのIntel Atom x7を採用しており、ストレージとメモリの組み合わせは64GB&2GBと128GB&4GB。バッテリー駆動時間はビデオ再生時で10時間で、充電端子通常の充電端子のほか、マイクロUSBも利用でき、高速充電オプションにも対応しているという。また、Surfaceとして初めてのモバイル通信(4G LTE)に対応した。Surface 3は、これまでのSurface RTやSurface 2と異なり、OSにWindows RTやWindows RT 8.1ではなく、64bit版Windows 8.1を採用。今夏に提供されるWindows 10への無償アップデートも予定している(他メーカー製品でも無償アップデートは予定されている)。Surfaceではお馴染みとなっている電子ペン「Surface Pen」には複数のペンカラー(青、赤、黒、シルバー)が用意されており、直販などで好みの色を選べるようになるようだ。感圧レベルはSurface Pro 3同等の256段階となっている。Surfaceは国内でも販売が好調で、法人需要も拡大している。Surface 3の導入について、エミレーツ航空の Alan Stealey, Divisional Senior Vice Presidentがプレスリリースでもコメント。小型化や待望のモバイルネットワーク対応により、販売拡大へ、さらに弾みがつきそうだ。なお、日本市場での展開や価格、販売体制などは現時点で発表されていない。
2015年03月31日センチュリーは26日、リテイル事業の1つ「DO-MU」において、IN WIN製のPCケース「IW-CF02」を採用したミニタワーPC「プローヴ デザイン IC03 - Prov Design IC03 -」を発表した。4月1日より発売する。価格は税込108,800円から。世界三大デザイン賞のひとつ、独ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター主催の国際的デザイン賞「レッド・ドット賞:プロダクトデザイン2014」を受賞したIN WIN製ケース「IW-CF02」を採用したミニタワー型PC。ケースは4mm厚のアルミ合金一体成型フレームを採用し、パネルはヘアライン加工済み。サイドパネルは3mmのガラス製でケース内部の様子を確認できる。電源スイッチはデザインに溶け込んでおり、コネクタ類を表面に配置しないことでデザイン性を損なわない。このケースにオリジナル仕様として、ブルーLEDを搭載するENERMAX製ファンを搭載する。基本構成の主な仕様は、CPUがntel Core i5-4460(3.20GHz)、チップセットがIntel H81 Express、メモリがPC3-12800 8GB(最大16GB)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブなど。OSはWindows 7 Home Premium。インタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LAN、USB 3.0×2、USB 2.0×4、HDMI×1、DVI-D×1、D-Sub×1、オーディオジャックなど。本体サイズはW173×D400×H350mm。
2015年03月26日こんにちは、Windows 10 Technical Previewの動作検証を繰り返す日々を送る阿久津です。その際に気になるのは、Windows 10がコントロールパネルから「Settings」へ設定項目を移行を進めている点。拡張に拡張を重ねてきたWindowsだけに、設定項目の再整理は欠かせませんし、コントロールパネルと「PC設定(Settings)」が混合する現状もよいことではありません。しかし、長年のユーザーとしては一連の操作をデスクトップで完結したい、と考えてしまうもの。そんなときのメインアクセサリとなるのがエクスプローラーです。「PC」を開けば、現れるのが各ドライブの記述(description)とドライブレター(文字)。ユーザーはこの両者からドライブ構成を認識し、利用してきました(図01)。このドライブに対する記述とドライブレターの組み合わせは、Windows XP時代から自由にカスタマイズできることをご存じでしょうか。それがDWORD値「ShowDriveLettersFirst」です。HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorerキーに同エントリを作成することで、記述とドライブレターの順番を変更することや、ドライブレターを非表示とすることが可能でした。今回はWindows 10 Technical Previewでドライブレターの位置を変更するチューニングをお届けします。なお、本チューニングはWindows 10 Technical Preview ビルド10041で検証し、Windows 8.1やWindows 7上での検証は行っていません。ご了承ください。1. エクスプローラーのウィンドウをすべて閉じます。2. 管理者権限でレジストリエディターを起動します。3. レジストリエディターが起動したら、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorerキーを開きます。4. DWORD値「ShowDriveLettersFirst」を作成し、データを「4」に変更します。5. レジストリエディターを終了します。6. エクスプローラーを再起動します。これでチューニングが完了しました(図02~10)。早速結果を確認してみましょう。[Windows]+[E]キーを押すなどしてエクスプローラーを起動し、ナビゲーションウィンドウの「このPC」をクリックしてください。すると各ドライブの表示形式が "ドライブレター → 記述" に変化します。前述したWindows 8.1のエクスプローラーと比較すれば、その違いがわかりやすいでしょう(図11)。また、DWORD値「ShowDriveLettersFirst」のデータによって動作は異なり、データが「1」の場合はネットワークドライブを除いたドライブの表示が "記述 → ドライブレター" の順に変化し、データが「2」の場合は "ドライブレターが非表示" となります。タブレットなど接続するドライブが少ない場合は、ドライブレターを非表示にするとシンプルに使用できそうです(図12~13)。なお、元の状態に戻すにはDWORD値「ShowDriveLettersFirst」を削除し、エクスプローラーを再起動してください。それでは、また次号でお目にかかりましょう。阿久津良和(Cactus)
2015年03月25日こんにちは、阿久津です。2015年3月リリースのセキュリティ更新プログラムに、またOSの動作に不具合を加えるプログラムが含まれていた可能性があります。執筆時点でMicrosoftからの正式なアナウンスがないため、筆者も推測の域を超えませんが、"タスクバーのピン留めを解除した際に発生する不具合を修正する"「KB3035527」と、"Windowsテキストサービスのセキュリティを修正する"「KB3033889」の2つ。具体的には何らかのタイミングでタスクバー(エクスプローラー)が応答せず、場合によっては周りのアプリケーションも巻き込んで作業内容を消失させてしまうというものです。発生タイミングもユーザーによってちぐはぐで、特に欧米では話題にすら上がっていません(図01)。筆者は当初「KB3035527」をアンインストールして様子を見ていましたが、本稿執筆時も同様のトラブルが再発生。結局「KB3033889」もアンインストールおよび(更新プログラムを)非表示に切り替えることで、トラブルから逃れることができました。お困りの方はお試しください(図02)。さて、事前に共有フォルダーなどをネットワークドライブに割り当てている環境で、エクスプローラーから参照可能ながらも、アプリケーションのセットアッププログラムからネットワークドライブにアクセスできないケースがあります(図03)。多くのユーザーはUAC(ユーザーアカウント制御)有効かつ、自身はAdministratorsグループに属するユーザーとしてWindows 8.1にサインインすることでしょう。その際、LSA(ローカルセキュリティ機関)はすべて権限を持つアクセストークンと、フィルター制限付きアクセストークンを生成し、デスクトップなどは後者のアクセストークンを使用して起動しています。セキュリティの観点から各アクセストークン間の情報は共有しないため、ネットワークドライブのようにアクセス認証を用いるような場面では食い違いが発生するというものでした。本仕様はWindows Vistaから導入し、Windows 8.1にも受け継がれていますが、普段からの利便性を考えるとアクセストークン間でマッピングできた方が便利でしょう。そこで今週はアプリケーションのインストーラーなどからネットワークフォルダーへアクセス可能にするチューニングをお送りします。1. 管理者権限でレジストリエディターを起動します。2. レジストリエディターが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Systemキーを開きます。3. DWORD値「EnableLinkedConnections」を作成し、データを「1」に変更します。4. レジストリエディターを終了します。5. Windows 8.1を再起動します。これでチューニングが完了しました(図04~10)。早速結果を確認してみましょう。今回はテキストエディター「秀丸」のセットアッププログラムを使っていますが、ご覧のとおり図03の場面ではフォルダー参照時、ネットワークドライブは見つかりませんでした。しかし、チューニング後は同じ操作を行うとネットワークドライブが列挙されます(図11)。レジストリエントリを編集せず、一時的にネットワークドライブを列挙させる場合は「net use \{コンピューター名}{共有フォルダー名} /user:{ユーザー名}」と実行し、パスワードを入力してください。また、セキュリティなど何らかの不具合が生じた場合はDWORD値「EnableLinkedConnections」を削除し、Windows 8.1を再起動します。それでは、また次号でお目にかかりましょう。阿久津良和(Cactus)
2015年03月18日プラスワン・マーケティングは、同社が提供するSIMフリースマートフォン「freetel」の新製品・サービスに関する発表会を26日に開催する。同発表会では、Windows Phone OSを搭載した端末が発表されるとみられる。2011年にKDDIが発売した「IS12T」(東芝製)以来、日本国内でWindows Phone OS搭載端末は発売されておらず、発売されれば約4年ぶりのこととなる。同社は、2月27日にWindows Phone OSを日本国内で発売すると発表しており、スペインのバルセロナで開催されたモバイル関連機器の見本市「MWC 2015」では展示も行っている。26日に開催する新製品・サービスに関する発表会では、同端末の名称や発売日、価格、仕様などの詳細が発表されると思われる。2月27日に発表されたWindows Phone OS搭載端末の主な仕様は次の通り。OSはWindows Phone 8.1。ディスプレイサイズは5.1インチ。ディスプレイ解像度はHD。CPUは、Snapdragon MSM8916(クアッドコア 64bit)。内蔵メモリは1GB。ストレージは8GB。背面には800万画素、前面には200万画素のカメラを内蔵する。バッテリー容量は2,500mAh。
2015年03月12日KDDIは3月6日、特定非営利活動法人ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク(J-Win)が主催する「2015 J-Winダイバーシティ・アワード」において、通信事業者として初めて「大賞」を受賞したと発表した。「J-Winダイバーシティ・アワード」は2008年より実施され、経営戦略としてダイバーシティ&インクルージョンを位置付け、「女性の活躍推進」を重要課題として、女性リーダーを継続的に輩出する仕組みづくりに積極的に取り組んでいる。多様な能力やアイデアを融合し、新たな価値を創造していくイノベーティブな組織・風土醸成を目指している企業を表彰している。大賞に選ばれたKDDIは、企業理念である「KDDIフィロソフィ」の一項目に「ダイバーシティが基本」を掲げ、経営課題としてダイバーシティ推進に取り組み、2012年度からは女性リーダーの育成・登用に注力している。準大賞には損害保険ジャパン日本興亜、ベーシックアチーブメント大賞にはイオン、ベーシックアチーブメント準大賞にはNTTコミュニケーションなどが選ばれている。
2015年03月08日神奈川県・パシフィコ横浜で開催のCP+2015、ワコムブースでは同社の液晶タブレット製品を展示していたほか、プロフェッショナルによるセミナーも開催。最新のクリエイト環境やテクニックに触れられる場でもあった。なお、CP+2015のワコムブースや、Cintiq Companion 2、Cintiq 27QHDといった製品については、マイナビニュースのクリエイティブチャンネルで詳細に取り上げている。そちらもぜひご覧いただきたい。カメラマン向けの新製品として期待したいのが、2月20日発売の「Cintiq Companion 2」だ。これは13.3型Windows 8.1タブレット。比較的小型ゆえに、出先で撮影した画像を即確認したり、必要に応じてレタッチを施すという使い方ができる。また、Windowsタブレットなので、これまでのスタイルと違ってノートPCを別途持ち運ぶことも不要だ。写真に見えるキーボードはオプションとなる。Cintiq Companion 2は、CPUに第4世代Intel Core iプロセッサ(開発コードネーム:Haswell)を使用し、最上位モデルはCore i7-4558U(2.8GHz)、メインメモリ8GB、ストレージ256GB SSDと、かなりのハイスペックマシンだ。液晶ディスプレイの解像度は2,560×1,440ドットで、別のPCやMacに接続して「液晶ペンタブレット」として使うこともできる。本体サイズはW374.1×D247.7×H17.0mm(グリップパッド含む)、重さは約1.7kgだ。27型液晶(2,560×1,440ドット)を搭載した大画面モデル「Cintiq 27QHD」も展示していた。こちらは大きな作業スペースを持ち、カメラマンというよりもイラストレーター向けの製品となっている。
2015年02月15日CFD販売は12日、強化ガラス製のサイドパネルを採用したIN WIN製のMini-ITXケース「901(IW-CF02)」に新色のブラック(IW-CF02-BLA)を発表した。2月中旬の発売を予定する。店頭予想価格は税別26,980円前後。「901」は、ヘアアイン仕上げを施した4mm厚アルミ合金素材の一体成形で作られた、Mini-ITX対応PCケース。左右のサイドパネルに強化ガラスを採用する。標準ではファンを搭載しておらず、オプションで底面に120mmファン×1基、背面に90mmファン×1基を搭載できる。底面吸気口にはマグネット式防塵フィルターを装備。また、背面には120mmまでの水冷システムを搭載できる。搭載ベイ数はスリムタイプの5.25インチベイ×1基(スリムベイ)、3.5インチシャドウベイ×2基(2.5インチベイと排他仕様)、2.5インチシャドウベイ×2基。主な仕様は、拡張スロット数が2基、拡張カードスペースが最大300mm、電源が奥行き200mmまで。外部インタフェース類はUSB 3.0×2基、オーディオ入出力。本体サイズはW350×D173×H400mm、重量は約6.71kg。対応フォームファクタはMini-ITX。
2015年02月12日CFD販売は12日、IN WIN製PCケースの新モデルとして、厚さ4mmのアルミ板を15回折り曲げて成型したオープンエアケース「S-Frame」のゴールドモデル(IW-CA05G)を発表した。2月中旬の発売を予定し、店頭予想価格は税別99,800円前後。「S-Frame」はATXに対応したPCケース。アルミ板を15回折り曲げて成型したフレームと側面に厚さ5mmの強化ガラスを採用する。冷却は基本的に自然対流だが、オプションとして底面に120mmファン×3基を増設できるほか、360mmまでの水冷ラジエータの搭載も可能だという。搭載ベイ数は、3.5インチ/2.5インチシャドウベイ×4基。拡張スロット数が8基。奥行き220mmまでの電源ユニットを搭載可能。外部インタフェース類はUSB 3.0×4基、オーディオ入出力。本体サイズはW313×D755×H560mm、重量は17.41kg。対応フォームファクタはATX / マイクロATX。
2015年02月12日テックウインドは3日、8.9型ディスプレイを搭載したWindows 8.1タブレット「CLIDE 8.9」をソフトバンク コマース & サービス(ソフトバンクC&S)オリジナルモデルとして販売すると発表した。希望小売価格は税別26,800円。主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリがDDR3 2GB、ストレージが64GBフラッシュメモリ、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)。8.9型の液晶ディスプレイはIPS方式で、解像度は1,920×1,200ドット、10点マルチタッチに対応する。カメラは前面、背面ともに画素数は2Mピクセル。インタフェースは、micro SDスロット×1、Micro USB2.0(充電コネクタ共用)×1、USB 2.0×1、オーディオポート×1、mini HDMI×1。無線LANはIEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0。バッテリ容量は6000mAh。本体サイズは約W234.4×D155.7×H9.4mm、重量は約495g。
2015年02月03日デンノーは2日、Thunderbolt2ポートを搭載するドッキングステーション「TS2-60」を発表した。2月下旬の出荷予定で、価格はオープン。Thunderboltケーブル1本のみでPCと接続して、多くのインタフェースを増設できるドッキングステーション。本体搭載のインタフェースは、Thunderbolt2×2、USB 3.0×3(UASP対応)、HDMI×1(4K対応)、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、eSATA×2(6Gbps対応)、音声入出力。前面のUSB 3.0ポートはiPadなどの充電に対応し、Thunderboltデバイスは最大6台までデイジチェーン接続可能だ。本体はチタングレーのアルミニウム製で、縦置きと横置きの両対応。放熱性にも優れる。本体サイズはW43.5×D98.5×H132mm、重量は610g。対応OSはWindows 7以降、Mac OS X 10.8.5以降。
2015年02月02日米Microsoftは1月21日(現地時間)、メディア向けイベント「Windows 10:The next chapter」を開催し、今年後半に登場する予定の次期Windows「Windows 10」への無償アップグレード・プログラムを発表した。対象はWindows 8.1、Windows Phone 8.1、Windows 7(一部のハードウエアは対象外になる可能性あり)で、期間はWindows 10の発売から1年間。イベントで同社はWindowsをサービスとして提供するビジョン「Windows as a Service」を説明した。メジャーリリースごとに新機能を提供するのではなく、サービスとして継続的にWindowsアップデートを提供することで、Windowsユーザーは常に新しい機能や技術に触れられ、Windowsの利用体験や安全も向上する。そうした新しいWindows環境がWindowsユーザー全体に浸透するように、MicrosoftはWindows 10を無償アップグレードで提供する。Windows 10で開発者は、PC、タブレット、携帯電話、Xbox、Internet of Thingsなど幅広いデバイスに対応する単一のアプリケーション「ユニバーサルアプリ」を開発できるが、ユーザーのWindows 10へのアップグレードが進むほどにユニバーサルアプリを開発するメリットは大きくなる。WindowsデバイスやXboxで利用できるユニバーサルアプリが増えるほどにユーザーにとってWindowsプラットフォームが便利なものになり、Windows 10へのシフトが加速する。Windows 10へのアップグレードを促す無償アップグレード・プログラムは、Windowsエコシステムに良循環を起こす起点になり得る。
2015年01月22日トレンドマイクロは1月15日、Windows Server 2003の利用状況やサーバー移行の進捗状況に関する実態調査の結果を発表した。調査は、企業のサーバ運用に関わるIT管理者515名を対象に、2014年12月5日~8日の期間に行った。Windows Server 2003は、2015年7月15日(日本時間)に日本マイクロソフトによるサポートが終了する。内容としては、Windows Server 2003を使用していると回答したIT管理者のうち約半数が、2015年7月のサポート終了後もWindows Server 2003を利用し続けると回答した。サポート終了後に使い続けるサーバの利用用途としては、アプリケーションサーバ(54.4%)、データベースサーバ(50.9%)、ファイルサーバ(43.9%)、Webサーバ(38.6%)と、いずれも企業における主要システムに用いられていることが分かった。サポート終了後のセキュリティ対策については、脆弱性対策機能を備えた総合セキュリティ対策を実施すると回答した管理者は15.8%にとどまった。また、アクセス制限や利用用途を制限するなどのリスク低減策を講じると回答したIT管理者は12.3%にとどまり、多くのIT管理者が脆弱性に対するリスク低減を検討していないことが明らかになった。トレンドマイクロでは、セキュリティ対策の観点から、サポート終了後のサーバOSは、速やかに新しいOSへ切り替えることを推奨している。しかし、サポート終了までに移行が間に合わない場合には、その間にセキュリティ製品の導入による暫定的なサーバ向けセキュリティリスク低減策を講じることを提案している。
2015年01月16日こんにちは、阿久津です。いよいよMicrosoftは1月21日(米国時間)に「Windows 10 The next chapter」を開催し、Windows 10コンシューマープレビューとモバイル向けのWindows 10 for Phones(仮)を発表する見込みです。筆者もテスト用にWindows Phoneデバイスを用意しないと……と昨年末辺りから悩んできました。現行のLumiaシリーズはバックカバーにNOKIAロゴが残されており、Microsoftロゴに移行したのはLumia 535のみ。上位モデルのLumia 930はNOKIAロゴ採用のため、どうせなら3月のMobile World Congress 2015で発表されるであろう「Lumia 1330」まで待とうか思案中です(図01)。さて、Windows 10はUI(ユーザーインターフェース)にまつわるいくつかの改良が加わっており、過去の連載でも新機能を有効にするチューニングを紹介してきました。今週はサインイン画面に注目してみましょう。ビルド9879となるWindows 10テクニカルプレビューのサインイン画面はWindows 8.1と同じものですが、以下のチューニングを行うことで新たなサインイン画面を有効にできます(図02)。1. 管理者権限でRegistry Editorを起動します。2. Registry Editorが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\ CurrentVersion\Authentication\LogonUI\TestHooksキーを開きます。3. DWORD値「Threshold」を開き、dataを「1」に変更します。4. Registry Editorを終了します。5. Windows 10テクニカルプレビューからサインアウトします。これでチューニングが完了しました(図03~07)。早速結果を確認してみましょう。サインイン画面には従来のロック画面の画像が表示されず、日時を示した半透明のロック画面が現れます。こちらをタッチ操作やマウスのドラッグ操作で上方向に動かすと、サインインするユーザーアカウントを選択する画面に切り替わりました(図08~09)。さらにユーザーアカウントを選択することで、Windows 10テクニカルプレビューへのサインインが可能になります。半透明のロック画面は日時の位置が微妙ですが、この辺りは今後のビルドで改善されることでしょう。なお、以前の状態に戻すには、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ Authentication\LogonUI\TestHooksキーのDWORD値「Threshold」を開き、Dataを「0」に変更してください(図10)。それでは、また次号でお目にかかりましょう。阿久津良和(Cactus)
2015年01月14日スティック型PCと言えば、昨年にマウスコンピューターが発売し大きな話題となった「m-Stick」が記憶に新しいが、同コンセプトの製品を今度はIntel自らが発表した。「Intel Compute Stick」と名付けられたその製品は、m-Stickと同様に小型の長方形ケースにIntelベースのフルPCハードウェアを内蔵し、本体に直接備えられたHDMI端子をTVなどに接続して利用する"パソコン"だ。ただ本体は長さ4インチとのことなので、m-Stickよりはひと回り大きい。製品のローンチ時期について同社は「later this year」とアナウンスしており、製品化レベルの細かなスペックは決まっていないようだが、現時点でプロセッサはクアッドコアのIntel Atomで、フルHDのコンテンツを快適に視聴できる程度の性能を持つ。ほか、無線機能やUSB、microSDカードスロットなど。OSにWindows 8.1をプリインストールしたモデルのほか、Linuxモデルも提供するという。
2015年01月08日サンワダイレクトは24日、名刺をテキストデータ化して管理できる名刺スキャナ「USB名刺管理スキャナ(OCR搭載・Win&Mac対応・Worldcard Ultra Plus) 400-SCN005N」を発売した。通販サイト「サンワダイレクト」での価格は15,555円(税別)。名刺をスキャンしてデータ化する名刺専用スキャナ。画像としてスキャンするだけでなく、テキストデータ化しての保存が可能。読み取り速度は1枚約3秒。専用ソフトのOCR機能は日本語の認識率90~95%とされており、読み取り精度が高い。日本語以外にも24の言語に対応し、海外の名刺も読み取れる。データ検索機能では、会社名や住所の複合条件での検索などが可能。Excel形式やvCARD形式などとの、データのインポートやエクスポートも行える。iCloudやDropBOXなどのクラウドストレージへの保存にも対応する。解像度はカラー600dpi、インタフェースはUSB 2.0、本体サイズはW107×D100×H28mm、重量は約168g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6.8以降。
2014年12月25日CFD販売は19日、In Win製のPCケース「IW-BWR146W」を発表した。12月下旬より発売する。店頭予想価格(税別)は8,000円前後。アクリル製のサイドパネルを備えたATX対応のミドルタワーPCケース。外観はシンプルながら、拡張性の高いモデルに仕上がっている。標準搭載ファンは前面に120mm×1基。オプションで前面に120mm×2基、底面に120mm×1基、背面に90mm×1基を搭載可能だ。マザーボードベースには、CPUクーラー交換ホールが設置されている。搭載ベイ数は、外部5.25インチベイ×1基、内部3.5インチベイ×2基、内部3.5インチベイ×4基、内部2.5インチベイ×2基。ケーブルを逃がすためのスペースも設けられている。そのほか主な仕様は、拡張スロット数が7基、拡張カードスペースが最大400mmまで。外部インタフェース類はUSB 3.0×1基、USB 2.0×1基、オーディオ入出力。本体サイズはW210×D477×H432mm、重量は約5.4kg。対応フォームファクタはATX / マイクロATX。
2014年12月19日こんにちは、阿久津です。本誌でも既報のとおり、Microsoftはコンシューマー向けWindows 10の記者発表会を2015年1月21日(現地時間)に開催することを発表しました。当日は内容をストリーミングで公開する予定だとか(図01)。発表会では新しいWindows 10テクニカルプレビューや、「Windows 10 mobile SKU(Windows PhoneとWindows RTを融合したエディション)」を披露するという噂も流れていますが、その片鱗をうかがえるのが先頃リークしたビルド9901です。とある機会を得て目にしたところ、第319回で紹介したタスクバーの検索ボックスが既定で有効になっていました。さらに海外のリーク版スクリーンショットを目にしますと、音声アシスタントシステム「Cortana」を呼び出しているものもあります。しかし、筆者が仮想マシン上で試したところ、デバイスドライバー周りをうまく制御できないためか、テキストボックスへの入力はできませんでした。さて、Windows 8から加わった「トースト通知」は、既存のバルーン通知などに換わる存在のため、後から参照する仕組みを用意していませんでした。他方で各スマートフォン向けOSは同様の通知機能を備えています。そのため、Windows 10はWindows Phone 8.1の通知機能を移植した「Notifications Center」が加わりました(図02~03)。しかし、Windows 10テクニカルプレビューを使っていて不思議に感じるのが、トースト通知の現れる場所です。アプリケーションによってデスクトップの右下や右上に現れるので、当初はアプリケーション側でコントロールするものと思い込んでいましたが、どうやら違うようです(このあたりはWindows 10用SDKとドキュメントがリリースされれば解決するのですが……)。この表示位置に関しては、レジストリ上で制御できることがわかりましたので、今週もWindows 10テクニカルプレビュー(ビルド 9879)を対象に、トースト通知の場所をコントロールするチューニングをお送りしましょう。1. 管理者権限でRegistry Editorを起動します。2. Registry Editorが起動したら、HEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorerキーを開きます。3. DWORD値「DisplayToastAtBottom」を開き、データを「1」に変更します。4. Registry Editorを終了します。5. Explorerを再起動します。これでチューニングが完了しました(図04~10)。それでは結果を確認してみましょう。トースト通知が必ず現れるアクション(USBメモリーの接続など)を実行してください。するとチューニング前は画面右上に現れていたトースト通知が、右下に現れるようになりました(図11~12)。このようにDWORD値「DisplayToastAtBottom」のデータが「0」の場合は、Windows 8.1と同じく画面右上にトースト通知を表示し、データが「1」の場合は右下に表示する仕組みです。冒頭で述べた新しいテクニカルプレビューでも利用できるか保証できませんが、Windows 10を常用しているものの、トースト通知の場所に違和感を覚えている方はお試しください。それでは、また次号でお目にかかりましょう。阿久津良和(Cactus)
2014年12月18日Microsoft MVP受賞者でフリープログラマーのIchiGeki氏が、自身の制作した無料通話アプリ「SkyPhone」の10,000ダウンロードを記念し、iOSからWindowsパソコンを遠隔操作できるリモートデスクトップアプリ「KeroRemote」の無料キャンペーンを実施する。期間は12月5日~7日までの3日間限定。今回、無料キャンペーンとなるKeroRemoteは、iOSからWindowsパソコンを遠隔操作するアプリ。画面転送、音声伝送、遠隔操作、マルチモニターに対応。Windowsパソコンで再生中の音楽や動画などを、高画質・高音質でiOS端末にて視聴できる。転送の遅延は最小限に抑えられており、映像と音声のズレが少ない。なお、Windowsパソコンでは同氏の開発したリモートデスクトップソフトのWindows版Brynhildr、またはWindows版Siegfriedを別途導入して、起動させておく必要がある。KeroRemoteアプリは通常600円で販売し、ダウンロードはAppStoreから。対応OSはiOS 5.1.1以降。Windowsパソコンとの接続にはWi-Fiが必要となる。
2014年12月04日マウスコンピューターは28日、Windows 8.1搭載のスティック型PC「m-Stick MS-NH1」(MS-NH1)を発表した。12月5日から同社直販サイトやダイレクトショップ、一部家電量販店などで発売する。直販価格は税込1万9,800円。MS-NH1は、長辺約10cmで重量約44gのスティック型PC。HDMI端子を備えた液晶テレビやPC用ディスプレイに接続することで、Windows PCとして利用できる。OSにはWindows 8.1 with Bing 32bit、プロセッサにはAtom Z3735Fを採用し、USBポートはフルサイズで搭載する。主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)など。インタフェースはSDHC/SDX対応のmicroSDカードスロット、USB 2.0、HDMIなどを備える。通信機能はIEEE802.11 b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE。本体サイズはW100×D38×H9.8mm、重量は約44g。USB-ACアダプタ、電源供給用USBケーブル、HDMI延長ケーブルなどが付属する。
2014年11月28日イオンは27日、端末と格安SIMをセット提供する「イオンモバイル」シリーズに、マウスコンピューターと協働したイオンオリジナルモデルのタブレットPCを追加。NTTドコモのLTE通信サービスと組み合わせた「『イオンモバイル』タブレットパソコン」として、月額税込3,866円で販売開始する。同日より予約受付開始。店頭販売は12月中旬から。販売端末は、マウスコンピューターの10.1型タブレット「AT-Z37LTE10」。Windows 8.1 with Bingを採用し、Intel Atom Z3735F(1.33GHz)プロセッサ、2GBメモリ、64GBストレージ、200万画素カメラなどを搭載する。キーボードカバーやMicrosoft Office Home & Business 2013も付属する。通信サービスは、インターネットイニシアティブが提供する「IIJmio ウェルカムパック for イオン」のミニマムスタートプラン。同サービスはNTTドコモLTE対応の「IIJmio高速モバイル/Dサービス」のイオンモバイル用パッケージで、下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsの通信が行える。通信容量上限は月間2GBまで。月間2GB容量を超えた場合、通信速度が上下ともに最大200kbpsまで制限される。なお、「『イオンモバイル』タブレットパソコン」契約特典として、利用開始から24カ月までは、利用可能な容量が3GBまで拡充される。価格は、税込69,465円の端末代金が月額2,894円×24回、通信サービス料が月額972円で、合計が月額3,866円(いずれも税込)。別途SIMカード代金3,000円(税別)が必要となる。また、SIMフリーとなる端末のみの販売も行う。販売店舗は全国のイオン436店舗。12月中旬までは店頭予約が可能で、12月中旬以降に店頭販売を開始する。
2014年11月27日