株式会社シンカ(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 裕也)は、飯能市を中心とした加盟店で利用できる地域通貨『Hello, againコイン』による「デジタル地域通貨を基盤としたキャンペーン実施による来訪効果に関する実証実験」を2022年9月28日~2023年1月3日にて実施しました。今回、その効果検証結果をリリースします。◯Hello, againコイン「#何度でも飯能」キャンペーンサイト 「#何度でも飯能」キャンペーン◆実証実験概要<実証実験名称>デジタル地域通貨を基盤としたキャンペーン実施による来訪効果に関する実証実験<実施エリア>埼玉県飯能市<実証実験期間>2022年9月28日から2023年1月3日まで(14週間)<実証内容>『Hello, againコイン』の加盟店でコインを利用(決済)し、公式SNS(Facebook、Instagram)に投稿した応募者を対象に、抽選でコインを2,000AGN(2,000円相当)プレゼントするキャンペーンを約3ヶ月間(14週間)実施。抽選は毎週、当選は毎週5名、計70名。並行して、コインが利用できる加盟店を増やすことで、ユーザーへ提示できる選択肢を増やし、効果発揮を後押しする。<検証する主な効果項目>(1) 来訪効果(2) 地域周遊効果(3) 複数回来訪効果『Hello, againコイン』の決済ログから、決済ユーザー数、決済回数、来訪回数等を調査し、効果を検証。*デジタル通貨、実証実験の背景・課題等の詳細については、既報ならびに下記サイトをご参照ください。〇2022年9月27日 プレスリリース 〇Hello, againコイン HP ◆ユーザーへの利用促進『Hello, againコイン』の既存ユーザー、コインのプラットフォームである『共感コミュニティ通貨eumo(ユーモ)』の既存ユーザーへの告知のほか、各加盟店をすでに利用したことのある市民の方や、市外の方への認知向上のため、キャンペーン専用のWebページや加盟店に設置するチラシ、コイン公式SNSでの訴求、プレスリリースを配信。さらに、期間中は、西武池袋線「ラビュー」にてCMを放映。地域や加盟店の魅力、『Hello, againコイン』の活用方法などを発信することで、認知拡大と興味喚起に努めました。◯Hello, againコイン「#何度でも飯能」キャンペーン サイト ◯公式SNS Facebookグループ『Touch!Hello, again クラブ』 ◯公式SNS Instagram『helloagain_coin』 ◯YouTube『Hello, againコイン チャンネル』 ※西武池袋線「ラビュー」にてCMを放映 ◆実証実験の結果●効果項目( )内はキャンペーン期間中の全体数・決済ユーザー数 :11ユーザー(26ユーザー) 全体の42.3%・決済回数 :36回(90回) 全体の40.0%・複数回来訪 :5名(7名) 全体の71.4%・コインによる決済額:96,225AGN ※(399,334AGN) 全体の24.1%・キャンペーン応募SNS投稿数Facebook 11ユーザー22回Instagram 1ユーザー1回※AGNはHello, againコインの独自単位。1AGN=1円相当(1)来訪効果キャンペーンに参加した11名のうち8名が東京都・神奈川県からの来訪。2名が飯能市在住者。全体の7割以上が都心部からの来訪であるため、来訪効果はある程度あることが分かります。(2)地域周遊効果キャンペーンに参加した11名のうち地域周遊(1回の来訪期間中に複数店舗で決済)したユーザーは7名。7名でのべ25店舗・施設を訪れています。そのため、地域周遊効果はある程度あることが分かります。(3)複数回来訪効果キャンペーンに参加した11名のうち宿泊による複数日以外で、複数回来訪したのは5名。特にキャンペーン後半に複数来訪が増えました。コイン配布による複数回来訪効果がある程度あることが分かります。今回、のべ70名分の当選枠を用意しておりましたが、実際の応募は23投稿にとどまり、キャンペーンに参加したユーザー数は11名と、非常に少ない結果となりました。実際に応募した方からは、下記のような声が挙がりました。<応募者の声>●Tさん(50代・男性)・今回の飯能来訪の目的は?飯能訪問は、無料の森林体験ツアー、Bookmark(Akinai)関係者がゲストのイベント参加、「#何度でも飯能」キャンペーンと西武鉄道のフリーきっぷのスタンプラリーを兼ねてなど、期間中、複数回来訪しました。・キャンペーン応募のきっかけは?Facebook『Touch!Hello, again クラブ』の投稿でキャンペーンを知りました。・投稿した店舗を訪れたのはどうして?もともとは森林体験ツアーで、さわらびの湯が個人負担だったのでコインを利用予定でしたが、主催者負担となったため、知人のいるBookmarkで利用しました。知人がいることもあり、気軽に利用しやすかったです。また、ワーケーションモニターツアー参加時には、ケニーズ・ファミリー・ビレッジが宿泊場所だったので、近くの古民家ひらぬまで、初めて利用しました。こめよし商店は、商店街で行きやすかったこともあり、このキャンペーンをきっかけに初めて利用しました。西武鉄道のフリーきっぷのスタンプラリー参加時は、ランチにkinocaを利用しました。・アプリの操作性やキャンペーンの応募フローはいかがでしたか?アプリ起動時、1度だけQRを読み込めない時がありましたが、別のQR読み取りアプリを起動し、利用することができました。・コインの当選が再訪の動機になりました(なります)か?コインは有効期限があるので、有効期限間近になると再訪しようという動機になりました。●Fさん(50代・男性)・今回の飯能来訪の目的は?友人が経営をしているやまね酒造への訪問と、Aliveの宿泊が目的です。・キャンペーン応募のきっかけは?Aliveとコイン運営者である、シンカの田中さんにお勧めいただき、応募しました。・投稿した店舗を訪れたのはどうして?泊まりだったので、温泉に入りたく、さわらびの湯で利用しました。・アプリの操作性やキャンペーンの応募フローはいかがでしたか?不慣れだったこともありますが、案内がないと、ちょっと分かりにくかった印象です。・コインの当選が再訪の動機になりました(なります)か?有効期限があるので、切れる前に行きたいと思っています。海外出張があるため、帰国後、何日かしかないのですが、行きたいなと思っています。<新規店舗登録促進>今回のキャンペーンをきっかけに、地元のまちづくり会社の方々がコインを盛り上げようと地域の店舗を紹介してくださったことが、新規店舗登録促進に繋がりました。新規加盟店(登録済・登録中含む)は、飯能駅に近い商店街の店舗を中心に6件増となりました。観光庁の補助金を後押しに始まったコインでもあるため、地域外の方を対象にしたコインと認識していたという地域住民の声もあり、現在は、宿泊施設やキャンプ場、工房など、地域住民が日常的に利用しない加盟店も多く、今後、地域住民へ利用を広げていくには、より日常的なお店の発掘が必要です。◆実験結果の考察コインが当たることそのものを目的に来訪した方はいませんでしたが、来訪した方に対して、宿泊施設をはじめ、丁寧に話し込める部類の接客業の店舗が積極的な案内と丁寧なサポートを行うことで、地域周遊の効果を生み出し、コインを配布するキャンペーンは、再訪につながる仕組みとなりうるのではないか、という可能性を感じました。◆運営会社シンカについて株式会社シンカは、1995年10月、採用専門コンサルティング会社の草分けとして設立されました。1998年、日本初の人材採用管理システムを開発・商品化。その後、最盛期は売上20億円、従業員80名程度まで拡大。しかしその後、上場に向けた投資の失敗、リーマンショックにより経営危機を迎えることに。再生に奮闘する中、2014年、新卒一期生の現代表が4代目社長に就任。2017年3月には株式会社シンカホールディングスを持ち株会社としてMBOを実行。自社の経営改革の経験をもとにした、中小企業向け組織・人事コンサルティング事業をスタートし、現在に至ります。現在は、社員一人ひとりに「自分が経営を担っている」という意識を持ってもらう「我がごと経営(R)」の推進に注力。「組織人事」の視点から、社会問題の解決に取り組む企業様へのコンサルティングをメイン事業としながら、2020年には、ビジョンである「社会問題を解決することで、持続可能な社会を創造し、私たち一人ひとりの幸福度向上を追求する。」を体現する活動の一環として、自社サテライトオフィス兼ワーケーション施設である『Alive サステナブルラボ飯能』を埼玉県飯能市に開設。人の幸福を構成する「生命の維持」「健康」「生きがい」「誇りの拠り所」という要素を高め、それを阻害する社会問題を解決することで、幸福のために生き・働ける、持続可能な社会の実現を目指しています。◆会社概要社名 : 株式会社シンカ代表者 : 代表取締役社長 田中 裕也本社 : 東京都港区新橋四丁目7番2号 6東洋海事ビル4階設立 : 1995年10月事業内容: “我がごと経営(R)”の実現を支援する組織・人事コンサルティング(組織・人事制度・採用・教育・働き方改革)URL : ◆本件に関するお問い合わせ先株式会社シンカ担当 : Hello, againコイン キャンペーン事務局メール: info@helloagain-coin.com URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月26日株式会社シンカ(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 裕也)は、埼玉県飯能市で展開する、デジタル地域通貨『Hello, againコイン』を基盤としたキャンペーン実施による来訪効果に関する実証実験を開始します。詳細URL: 「#何度でも飯能」キャンペーンキャンペーン期間は2022年9月28日(水)から2023年1月3日(火)の約3ヶ月間(14週間)。『Hello, againコイン』で決済し、公式SNS(Facebook、Instagram)に投稿した応募者を対象に、抽選でコインを2,000AGN(2,000円相当)プレゼント。抽選は毎週。当選は毎週5名、合計70名を予定しています。飯能市は、東京都心から電車でわずか1時間ほどと交通アクセスが良い場所にありながら、自然が豊富で、清流や温泉が楽しめるほか、それらを活かした、カヌーや木工体験などのレジャー、キャンプサイトや温泉宿などの宿泊施設があります。さらに、地元食材を生かしたレストランや、地元民に愛される食堂・カフェなど多様なグルメスポットもあり、様々な魅力をもつ地域です。また、飯能市は、森と暮らすライフスタイルが浸透しており、そのライフスタイルに魅了されて移住する方も多く、洗練された都会感覚をもちながら、おおらかでオープンな地域の方々も魅力のひとつです。都市に暮らす人たちが、地域のライフスタイルを取入れるきっかけとなり、結果的に、地域内の交流、誇りや生きがい、持続可能性へと発展することを目指し、2021年11月にスタートした『Hello, againコイン』。スタートから約1年経ち、さらなる活性化を図るべく、市外からの来訪促進、市民の方への認知向上を目的に、このたび本実証実験を実施する運びとなりました。○実証実験概要<名称>デジタル地域通貨を基盤としたキャンペーン実施による来訪効果に関する実証実験<実施エリア>埼玉県飯能市<期間>2022年9月28日から2023年1月31日まで※キャンペーン応募期間は、2022年9月28日より2023年1月3日まで(14週間)<実証内容>『Hello, againコイン』の加盟店でコインを利用し、SNSに投稿した応募者に抽選でコインが当たるキャンペーンを約3ヶ月間実施する。並行して、コインが利用できる加盟店を増やすことで、ユーザーへ提示できる選択肢を増やし、効果発揮を後押しする。<検証する主な効果項目>(1) 来訪効果(2) 地域周遊効果(3) 複数回来訪効果○サイトHello, againコイン「#何度でも飯能」キャンペーン サイト Hello, againコイン ホームページ ○公式SNSFacebookグループ『Touch!Hello, again クラブ』 Instagram『helloagain_coin』 YouTube『Hello, againコイン チャンネル』 ○背景と課題埼玉県飯能市山間エリアは、生物多様性に富み、清流や温泉などにも恵まれ、このエリアの暮らしや産業は、昔から山や川などの自然に溶け込んで発展し、魅力的な独自の産業等を育んできました。一方で、同じ西武池袋線沿線にある秩父市などと比べ、観光名所と呼ばれるようなロケーションは少なく、一般的な観光地と比較しても、宿泊施設や飲食店が充実しているとは言いがたい状況があります。そのためビジターの多くは、日帰りレジャーや通過点として利用するケースが大半です。全国の中山間地域同様、飯能市山間エリアは、緩やかな過疎化と地域経済の衰退に直面しています。同じ市内でも、駅周辺の住民は、山間エリアに足を運ぶ機会が少ないという現状もあります。結果、森林整備が行き届かなくなってきており、山林の荒廃・土砂災害の懸念・都市部への水源供給機能維持の懸念が問題となっております。それらを解決するためにも、「森と人が共生する日常」そのものを観光資源化し、繰り返し訪れるビジターと地域の人との関係構築を図ることで、「持続可能な地域経済の好循環サイクル」の形成を行い、将来的には山間エリアを支える関係人口の増加を目指します。○本実証実験の内容『Hello, againコイン』の加盟店でコインを利用し、SNSに投稿した応募者に抽選でコインが当たるキャンペーンを約3ヶ月間実施します。『Hello, againコイン』の既存ユーザー、コインのプラットフォームである『共感コミュニティ通貨eumo(ユーモ)』の既存ユーザー、および新規ユーザーへの利用も促進します。また、各加盟店をすでに利用したことのある市民の方や、市外の方への認知向上にも努めます。キャンペーン専用のWebページや加盟店に設置するチラシ、コイン公式SNSでの訴求、プレスリリースの配信に加え、期間中は、西武池袋線「ラビュー」にてCMを放映。地域や加盟店の魅力、『Hello, againコイン』の活用方法などを発信することで、認知拡大と興味喚起に努めます。『Hello, againコイン』の決済ログから、決済ユーザー数、決済回数、来訪回数等を調査し、キャンペーン実施による来訪効果を検証。また、ギフト(チップ)機能、ユーザー間ギフト(個人間送金)機能、メッセージ機能分析により、地域内や利用者間の関係構築に関する効果を検証します。2021年11月~2022年1月(3ヶ月間)に行った「デジタル地域通貨を活用した長期滞在・地域周遊効果の実証実験」では、地域を訪れたユーザーは、加盟店の人たちとの交流によって、地域の魅力・良さを五感で感じ、自ずと地域を応援したいとの気持ちが芽生え、そしてそれが、ギフトを贈ること、再訪意欲につながる結果となりました。今回実施する実証実験においては、ユーザーが感じた「お店の魅力」「おすすめポイント」「感動シーン」を収めた写真のSNS投稿がキャンペーンの応募条件となっているため、コインの利用促進に加え、ユーザーと加盟店の会話が深まったり、新たな魅力が発見されたりすることにより、ユーザーが、地域との「つながり」を感じ、「応援」「感謝」の気持ちがより醸成されるものと想像しております。2021年11月~2022年1月に実施した実証実験のスペシャルサイト ○「Hello, againコイン」について<加盟店一覧 -24店舗(順不同 2022年9月1日時点)>・名栗温泉 大松閣(宿泊)・大松閣別館 山の茶屋(飲食)・ケニーズ・ファミリー・ビレッジ/オートキャンプ場(キャンプ場)・古民家ファミリービレッジ/バーベキュー場(キャンプ場)・さわらびの湯(温泉)・Blue Tarp(飲食)・ノーラ名栗(宿泊)・やまね酒造赤沢醸造所(酒製造)・木のおもちゃ Muku-studio(商品開発)・きまま工房・木楽里(工房)・雑貨&カフェkinoca(飲食)・滝長(商店)・名栗カヌー工房(工房)・メッツァビレッジ ソグベルク(工房)・マッキークラフト(木工製品)・株式会社美杉観光バス 本社(交通・運輸)・アヱルフィールド(イベント)・Bookmark(シェアスペース)・Nakacho7(コワーキングスペース)・たいら栗園(BBQ場・レストラン)・ハミング(大松閣 別邸)(宿泊)・古民家ひらぬま(飲食)・こめよし商店(商店)・Alive(一棟まる貸し宿泊施設)(宿泊)<流通量等(順不同 2022年9月21日時点)>・ユーザー数 :801ユーザー・加盟店決済件数 :590件・コインによる決済額 :3,492,553AGN※・ギフトとして贈られたコイン:324,024AGN※・ギフト割合 :10.2%※AGNはHello, againコインの独自単位。1AGN=1円相当○本事業の概要本事業は、株式会社JTB川越支店を代表事業者とする観光庁の『既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業』の一環です。詳細については以下を参照ください。▼「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」代表事業者:株式会社JTB川越支店事業概要:「東京から一番近い山岳リゾートワーケーション・飯能」の確立をゴールとする。そのために宿泊施設の長期滞在(ワーケーション)仕様への対応をはじめとした以下のような取り組みを計画参加事業者と協力して実施。中長期的に継続的・長期的な「飯能ファン」の獲得と持続可能な地域経済の好循環サイクルの形成の実現を目指す。▼計画参加事業者と各事業概要【計画参加事業者】・名栗カヌー工房 :滞在環境向上のための高付加価値化改修・名栗温泉 大松閣 :感染症対策のためのエアコン設置と抗菌畳の導入・山の茶屋 :滞在環境向上のためのバリアフリー化・個室化・福王山 正覚寺 :長期滞在環境向上のための客室分轄・浴室・水回りの改修、インバウンド受入強化のための内装改修・医王山 薬寿院 八王子(竹寺):滞在環境向上のための高付加価値化改修・木の駅・ものづくり :滞在環境向上のための高付加価値化改修・深田屋商店 :観光客の利便性向上のため閉店した金物屋を観光の拠点となるシェアスペースに改修・シンカ :デジタル地域通貨を基盤としたキャンペーン実施による来訪効果に関する実証実験◆運営会社シンカについて株式会社シンカは、1995年10月、採用専門コンサルティング会社の草分けとして設立されました。1998年、日本初の人材採用管理システムを開発・商品化。その後、最盛期は売上20億円、従業員80名程度まで拡大。しかしその後、上場に向けた投資の失敗、リーマンショックにより経営危機を迎えることに。再生に奮闘する中、2014年、新卒一期生の現代表が4代目社長に就任。2017年3月には株式会社シンカホールディングスを持ち株会社としてMBOを実行。自社の経営改革の経験をもとにした、中小企業向け組織・人事コンサルティング事業をスタートし、現在に至ります。現在は、社員一人ひとりに「自分が経営を担っている」という「我がごと経営(R)」の推進に注力。「組織人事」の視点から、社会問題の解決に取り組む企業様へのコンサルティングをメイン事業としながら、2020年には、ビジョンである「社会問題を解決することで、持続可能な社会を創造し、私たち一人ひとりの幸福度向上を追求する。」を体現する活動の一環として、自社サテライトオフィス兼ワーケーション施設である『Alive サステナブルラボ飯能』を埼玉県飯能市に開設。人の幸福を構成する「生命の維持」「健康」「生きがい」「誇りの拠り所」という要素を高め、それを阻害する社会問題を解決することで、幸福のために生き・働ける、持続可能な社会の実現を目指しています。◆本件に関するお問い合わせ先株式会社シンカ担当 : Hello, againコイン キャンペーン事務局メール: info@helloagain-coin.com URL : ◆会社概要社名 : 株式会社シンカ代表者 : 代表取締役社長 田中 裕也本社 : 東京都港区新橋四丁目7番2号 6東洋海事ビル4階設立 : 1995年10月事業内容: “我がごと経営(R)”の実現を支援する組織・人事コンサルティング(組織・人事制度・採用・教育・働き方改革)URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月27日株式会社シンカ(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 裕也)は、飯能市山間エリアを中心とした加盟店で利用できる地域通貨『Hello, againコイン』による「デジタル地域通貨を活用した長期滞在・地域周遊効果の実証実験」を2021年11月~2022年1月(3ヶ月間)にて実施いたしました。コインの特徴である「ギフトを贈る」「3ヶ月の有効期限がある」といったデジタル通貨の特徴を活かし、ユーザーの再訪問の意欲を刺激。繰り返し訪れるビジターと地域の人との関係構築を図ることで「持続可能な地域経済の好循環サイクル」の形成を行い、将来的には山間エリアを支える関係人口の増加を目指してスタートした実証実験。その効果検証結果をリリースいたします。加盟店の皆さん◆実証実験概要<実証実験名称>デジタル地域通貨を活用した長期滞在・地域周遊効果の実証実験<実施エリア>埼玉県飯能市山間エリア<実証実験期間>2021年11月1日より2022年1月31日まで(3ヶ月間)*デジタル通貨、実証実験の背景・課題等の詳細については、既報ならびに下記サイトをご参照ください。〇2021年11月1日 プレスリリース 〇Hello, againコイン HP 〇Hello, againコイン 実証実験HP ◆実証実験期間における決済状況・決済ユーザー数 :66ユーザー・加盟店決済件数 :339件・コインによる決済額 :1,680,472 AGN※・ギフトとして贈られたコイン:162,211 AGN※・ギフト割合 :9.7%※AGNはHello, againコインの独自単位。1AGN=1円相当【加盟店一覧(順不同) -18店舗】・名栗温泉 大松閣(旅館業)・大松閣別館 山の茶屋(飲食)・ケニーズ・ファミリー・ビレッジ/オートキャンプ場(キャンプ場)・古民家ファミリービレッジ/バーベキュー場(キャンプ場)・さわらびの湯(温泉)・Blue Tarp(飲食)・ノーラ名栗(旅館業)・やまね酒造赤沢醸造所(酒製造)・木のおもちゃ Muku-studio(商品開発)・きまま工房・木楽里(工房)・雑貨&カフェkinoca(飲食)・滝長(商店)・名栗カヌー工房(工房)・メッツァビレッジ ソグベルク(工房)・マッキークラフト(木工製品)・株式会社美杉観光バス 本社(交通・運輸)・アヱルフィールド(イベント)・Alive(一棟まる貸し宿泊施設)(旅館業)◆実証実験効果検証サマリー〇ユーザーが興味を持った理由・動機は「eumoの新しいコミュニティ通貨を利用したい(65%)」「コミュニティ通貨の運営に興味がある(53%)」- 「地域通貨」そのものへの興味関心が高いことがうかがえる。地域を応援する手段としての期待値が高いことが分かった。〇1回あたりの滞在期間は、1泊以上が約78%- 都市からのアクセスの良さから日帰りの方が一定数いるものの、約78%が1泊以上との結果になった。〇1回の訪問で2店舗以上訪問したのは45%- 加盟店の場所が離れて位置している中で約半数の方が加盟店をめぐる結果となった。〇ユーザーのギフト率平均は、9.7%- 寄付文化が根付いていない日本において、ギフト率0%が当たり前と考える中、65%以上の方が10%以上のギフトを贈っていた。地域を応援したいという気持ちが表れた結果となった。〇来訪者が6ヶ月以内に飯能市山間エリアに再訪したいと考えているのは72%- ユーザーのアンケート調査により、自然が多く四季折々の楽しみがあること、また会いたい人が地域にいることが、来訪希望につながる結果となった。〇「幸福度」の観点で来訪者とそれ以外を比較すると、幸福度指標「ありのままに」「人生満足尺度」において、来訪者が約1ポイント高い- 来訪したことが影響したかどうかは分からないものの、実際に地域に足を運び、コインを使い、地域の方と交流をした方のほうが幸福度が高い結果となった。〇加盟店が、コインユーザーとの交流が日常の顧客と比較して楽しかったと答えたのが78.6%- ただ決済をするだけのシステムでなく、地域と訪れる人の関係性をつなぐことで地域のファンになっていただくというコンセプトを加盟店にご理解いただいたことで、結果、加盟店にもユーザーとの会話を楽しんでいただくことができた。◆考察3ヶ月という限られた期間の中で行った実証実験であったため、長期滞在および地域周遊効果を検証するための十分なデータは得られなかったものの、地域を訪れたユーザーは、加盟店の人たちとの交流によって、地域の魅力・良さを五感で感じ、自ずと地域を応援したいとの気持ちが芽生え、そしてそれが、ギフトを贈ること、再訪意欲につながる結果となりました。本実証実験は2022年1月で終了しましたが、今後も地域通貨『Hello, againコイン』は、都市と地域をつなぐ通貨として継続し、繰り返し訪れるビジターと地域の人との関係構築を図ることで「持続可能な地域経済の好循環サイクル」の形成を行い、将来的には山間エリアを支える関係人口の増加を目指したいと考えています。*効果検証結果詳細については、下記サイトをご参照ください。 効果検証結果効果検証結果<ユーザーの声>・飯能市在住ですが、加盟店は面白いところばかりなので、最低月に一度はどこかを楽しむことで、さらに飯能を味わい、都市部に住む友人に伝えたい。・地域を活性化させたい。お店の方もステキだったのでまた行きたい。・木と上手く付き合っているなぁというのが印象に残っています。ボートであったり薪であったり、山と共存することを考えさせられました。・使える場所が増えたら、何度も通ってしまいそうです。・日本にとって寄付文化は、まだハードルが高いと思いましたが、10年~20年後を考えると価値観も変化していきそうなので、期待したいサービスです。<加盟店の声>・ヒトとヒトとの繋がりを重視しており、顧客とお店の心の距離感が心地良い取り組みなのが魅力的。・地域を訪れた方に、魅力的なお店を見つけていただけることができるきっかけになり、地域全体への満足度につながる。・利用者だけでなく加盟店でも輪が広がって地域で色々な循環につながりそう。ウチにはないけど同じ加盟店のあそこならあるかな~みたいな感じで。お金を地元に落として地域の発展のためにHello, againコインがあるとしたら、Hello, againコインへの想いを同じくして集まった同志だからこその信頼関係もできるのではと思っている。・Hello, againコインのおかげによりまして、普段はお見せすることのない「からくり装置」や「アトリエ見学」などをたくさんの方に体験していただくことができました。今後もHello, againコインを通じてたくさんの方にMuku-studioの魅力や飯能の魅力を伝えていければと思います。◆運営会社シンカについて株式会社シンカは、1995年10月、採用専門コンサルティング会社の草分けとして設立されました。1998年、日本初の人材採用管理システムを開発・商品化。その後、最盛期は売上20億円、従業員80名程度まで拡大。しかしその後、上場に向けた投資の失敗、リーマンショックにより経営危機を迎えることに。再生に奮闘する中、2014年、新卒一期生の現代表が4代目社長に就任。2017年3月には株式会社シンカホールディングスを持ち株会社としてMBOを実行。自社の経営改革の経験をもとにした、中小企業向け組織・人事コンサルティング事業をスタートし、現在に至ります。現在は、社員一人ひとりに「自分が経営を担っている」という「我がごと経営(R)」の推進に注力。「組織人事」の視点から、社会問題の解決に取り組む企業様へのコンサルティングをメイン事業としながら、2020年には、ビジョンである「社会問題を解決することで、持続可能な社会を創造し、私たち一人ひとりの幸福度向上を追求する。」を体現する活動の一環として、自社サテライトオフィス兼ワーケーション施設である『Alive サステナブルラボ飯能』を埼玉県飯能市に開設。人の幸福を構成する「生命の維持」「健康」「生きがい」「誇りの拠り所」という要素を高め、それを阻害する社会問題を解決することで、幸福のために生き・働ける、持続可能な社会の実現を目指しています。◆本件に関するお問い合わせ先株式会社シンカ コンサルティング部担当 : 分部 理恵電話 : 03-6432-0221メール: info@helloagain-coin.com URL : ◆会社概要社名 : 株式会社シンカ代表者 : 代表取締役社長 田中 裕也本社 : 東京都港区新橋四丁目7番2号 6東洋海事ビル7階設立 : 1995年10月事業内容: “我がごと経営(R)”の実現を支援する組織・人事コンサルティング(組織・人事制度・採用・教育・働き方改革)URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月28日串の揚がる音もエンターテインメント。食通も大満足の串揚げの名店一串ひと串、すべての工程に工夫と遊び心が満載串の味を引き立てる豊富なワインをラインアップ串の揚がる音もエンターテインメント。食通も大満足の串揚げの名店JR東西線・北新地駅に近い雑居ビルの4階にある【北新地again】。玉砂利が敷かれた入り口のドアを開けると、カウンター越しに店主と料理人が出迎えてくれます。ひとたび足を踏み入れれば、外の賑わいとは一線を画した和やかな空間が広がります。ジュー、ジュワと串の揚がる音や芳ばしい香りで満たされています。ミシュランガイドにも掲載された名店ですが、ソムリエでもある店主や料理人との会話が弾む、15席のみの和やかな空間。リラックスできる雰囲気と、趣向を凝らした料理の数々に舌の肥えたゲストもきっと満足してくれるはずです。目で、耳で、香りで……。五感で楽しもう大切な人との会食や接待での利用、食通の芸能人らの訪問も多く、舌だけでなく、目、耳でも楽しめると評判のお店です。一串ひと串、すべての工程に工夫と遊び心が満載お品書きは“おまかせコース”のみで、中央卸売市場勤務の店主が厳選した、旬の食材を使用。素材の旨みを引き出すために料理人が趣向を凝らした17品が堪能できます。頃合いを見ながら運んできてくれるので、会話を楽しむことができます。それでは同店のおすすめをチェックしてみましょう。その日に仕入れた『鮮魚』「おいしい串に仕上げるために、一番大事なのは、やはりいい食材を選ぶこと。衣にも素材の旨みが凝縮されているので、食材へのこだわりは徹底しています」と話す店主の迫田氏。大阪中央卸売入り場で早朝から勤務している店主が、厳選して仕入れた鮮魚を、その時季最もおいしい調理法で提供しています。ホロホロした身が口の中でほどける『琵琶湖の稚鮎』活きたまま買い付けた稚鮎を調理しており、鮮度が抜群です。口に入れた瞬間、ホロホロと柔らかな身がほどけていくよう。揚げや寿司など、さまざまな味わいで満喫できます。稚鮎ならではの上品な旨みを堪能して旬の野菜約20種類を鮮やかに盛り付けた『季節のサラダ』朝仕入れたばかりの新鮮な野菜がふんだんに使われています。スフレ状にしたごまドレッシングも人気。ふんわりと軽い口当たりで、野菜にしっかり絡まって、素材の甘味や苦みを引き立ててくれます。花束のように色鮮やかな盛り付けは、おもてなしの心を表現串の味を引き立てる豊富なワインをラインアップソムリエの店主が厳選した串カツにぴったりのワインを取り揃えています。揚げたての串をほおばりながら、おいしいワインにも酔いしれてみては。日本酒、焼酎なども種類が豊富です。赤、白、泡のワインや、日本酒を厳選「料理の味はもちろん、大きな鍋で串を揚げるところや、串の揚がる音、香りまで楽しんでもらいたい。扉の向こうに、こんな素敵な空間が広がっていたのだと感じていただけたらうれしいです」と語る店主。おいしいものを味わえるのはもちろん、心安らぐ特別なひと時を過ごせる【北新地 again】へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。料理人プロフィール:迫田大介さん1988年、奈良県生まれ。今はなき串揚げの名店【川と山】で同僚だった仲村渠氏と2014年に【北新地again】を開業し、オーナー兼店主となる。現在も昼は大阪市中央卸売市場の鮮魚店に勤務しており、自らの目で厳選した魚介類、新鮮な野菜や肉を市場から仕入れている。ワインソムリエでもあり、確かな目で選んだ食材を提供。2017年版の「ミシュランガイド京都・大阪」で1つ星を獲得している。料理人プロフィール:仲村渠祥之さん1989年、大阪府生まれ。もともと料理をすることが好きだったという仲村渠氏。今はなき串揚げの名店【川と山】などに勤務し料理の腕を磨いてきた。2014年に迫田氏と【北新地again】を開店し店長に就任、現在に至る。「自分のつくった料理を食べて、お客様に笑顔になってもらうのが何よりの喜び」と話す、生粋の料理人。北新地again【エリア】北新地【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】10000円【アクセス】北新地駅 徒歩2分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年08月12日竹内涼真が初の舞台に挑むミュージカル『17AGAIN』東京公演の千穐楽が6月6日(日)12時から、イープラスStreaming+にて生配信される。現在上演中の本作は2009年に公開された同名映画を原作にしたミュージカル。 映画は『ハイスクール・ミュージカル』シリーズで知られるザック・エフロンが主演したが、日本公演では映像分野で活躍中の竹内涼真が初主演する。さらに妻のスカーレット役を演じるソニンの高い歌唱力、親友ネッド役を演じるエハラマサヒロの磨かれたコメデイセンスにも称賛の声が集まり、5月16日の初日以来、多くの称賛の声がSNS上で上がった。新型コロナウイルスの影響により、劇場に足を運ぶことが難しい観客もいることを鑑み、ひとりでも多くの人に本作を届けたいという強い希望で配信上演が実現。アーカイブ配信はなく、今後DVD化やテレビ放送の予定もないので、貴重なこの機会をお見逃しなく。また当日は、休憩時間に楽屋でのキャストの様子を事前収録した特別映像も放送される予定だ。東京公演は東京建物Brillia HALLにて6月6日(日)まで上演。各公演、開演時間までホリプロステージ( ・要会員登録)にてチケット販売中。劇場窓口での当日券の販売はなし。なお東京公演後、兵庫と鳥栖、広島、名古屋の全国5か所で上演予定となっている。■配信情報ミュージカル『17AGAIN』ライブ配信上演6月6日(日)12:00~上演時間:2時間50分(休憩25分)視聴券価格:ライブ配信のみ 4,000円(税込)→GOTOイベント適用で3,200円電子版プログラム付き5,800円(税込)→GOTOイベント適用で4,640円視聴券購入方法:イープラス『17AGAIN』ライブ配信用特設サイトより購入可能視聴券販売開始:5月25日(火)18:00~終演時間まで購入可※アーカイブ配信・見逃し配信なし※出演者変更の場合でも払い戻しは致しかねます。※ご視聴の際は通信環境の整っている場所でご視聴ください。<視聴券に関する問い合わせ先>Streaming+視聴者ご利用ガイド: ※ホリプロステージでのご回答は不可。
2021年05月25日竹内涼真が主演を務めるミュージカル『17 AGAIN』が、5月16日に開幕した。初日前に行われた最終舞台稽古の様子をレポートする。ザック・エフロンが主演したコメディ映画『セブンティーン・アゲイン』(2009年)が、マルコ・ぺネットの脚本、アラン・ザッカリーとマイケル・ウェイナーの作曲・作詞でミュージカル化される本作。世界初演となる今回の日本版では、翻訳・演出を谷賢一が手がける。本作が初舞台にして初ミュージカルとなる竹内が演じるのは、人生に行き詰まった35歳のマイク・オドネル。高校時代はバスケットボールのスター選手として将来を有望視されていたが、恋人スカーレット(ソニン)の妊娠を機に結婚し、家庭を持つ。18年後、仕事を失い家族にも見放された彼は不思議な力で17歳の頃の姿に戻り、娘マギー(桜井日奈子)や息子アレックス(福澤希空:WATWING)と同じハイスクールへ通うことに──。竹内涼真(マイク役)そこで目の当たりにしたのは、離婚を切り出してきた妻の夜遊びや、素行不良の彼氏スタン(有澤樟太郎)と付き合う娘、そのスタンからいじめを受ける息子といった家族のトラブル。これまで彼らと向き合ってこなかったマイクが現実に直面し、家族の絆や自分の人生を取り戻す決意を歌い上げる一幕ラストの「人生がくれた奇跡」は特に必聴だ。昨年11月末に行われた製作発表で「The Greatest Prize」のタイトルにて披露された同ナンバーだが、今回の劇中ではマイクのひたむきな“感情”がロックチューンに乗って客席に届けられ、歌い手として竹内の成長が伝わった。「本格的な歌唱は初めて」ということもあって、全体稽古の1年半以上前からボイストレーニングを開始したという。左から_竹内涼真(マイク役)_ソニン(スカーレット役)マイクを取り巻く個性豊かなキャラクターからも目が離せない。妻を演じるソニンは「新しい人生を」で、夫に対する諦念と訣別を美声に滲ませる。17歳に戻ったマイクの保護者代わりとなる親友ネッド役にはエハラマサヒロ。SF映画グッズに囲まれながらマイクと歌う表題曲「17 AGAIN」でポップな世界観に貢献する。そのネッドが一目惚れするマスターソン校長を演じる水夏希は「マスターソン校長の主義」で貫禄の歌声を披露。日本版だけに登場する楽曲「今を楽しもう」では、娘マギー(桜井)と彼氏スタン(有澤)による“めくるめく”刹那的な愛がコミカルに歌い上げられた。左から_有澤樟太郎(スタン役)_桜井日奈子(マギー役)上演時間は約170分弱(休憩含む二幕)。公演グッズのペンライトを使った無発声の客席応援レクチャーをはじめ、竹内による館内放送メッセージも。両方チェックしたい方は、ぜひ開演10分前に着席を。取材・文:岡山朋代撮影:宮川舞子/提供:ホリプロ公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年6月6日(日)まで会場:東京建物Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座チケット情報
2021年05月17日竹内涼真の初舞台にして主演作となる、ミュージカル『17 AGAIN』。本作の翻訳・演出を担当し、竹内の演劇に対する“筋力”を鍛えようとリードしているのが、劇作家・演出家の谷賢一だ。開幕を約1ヵ月後に控えたタイミングで、谷の瞳に映った“演劇人”竹内の魅力や、世界初演となるクリエーションの舞台裏を語ってもらった。世界初演のプレッシャーも、生みの楽しみに──谷さんはこれまでご自身の作・演出作に取り組む一方で、海外戯曲の翻訳・演出もしてこられました。その実績を買われて『17 AGAIN』に起用されたのかな……と勝手ながら想像したのですが、本作において何を期待されていると感じていらっしゃいますか?ミュージカル『17 AGAIN』は世界初演で、原作映画の本国アメリカでも上演されていない作品です。誰も上演したことがないものを日本版として1からつくっているわけですから、いろんな引き出しや知識が要求される。今回はハイスクール文化の“あるある”ネタやジョークが散りばめられているので、それらを理解した上で、日本人向けに易しく噛み砕いたり置き換えたりすることができたらいいなと思っています。──象徴的に表れているシーンをご紹介いただけますか?この作品におけるひとつのおもしろさって、35歳の主人公マイクが姿かたちだけ17歳に若返っても“中の人”の意識はそのままで、オッサンくささ全開なところ。だからあえて格言や古事成語を言わせて、説教臭くしてみたり、親父くさい口調を入れたりしました。他のジョークも「日本に置き換えたらこうだろう」と変換しては楽しんでもらえるように工夫してます。──演出面ではどんな創意工夫をしていらっしゃるのでしょうか?翻訳と演出の両方を手がけるメリットは、現場でのブラッシュアップがすぐにできることかなって。原文のニュアンスを紹介しつつ「こんな風に演じてみて」と伝えたり、稽古で俳優と相談しながらその場で新しい翻訳を試してみたり。世界初演ですから、僕がアメリカと日本の橋渡し役として機能できたらいいかなって。──“世界初演”にはプレッシャーも付きものと思いますが、そんな作品を手がける生みの苦しみ・楽しさをどんな点に感じていらっしゃいますか?どんな作品でも、初演はいろんなトラブルに出くわしますよね。今回は生まれたての戯曲が日本に届いて、いま暗中模索しながら必死につくっているんですけど「このシーン、大転換なのになんで曲ないの?」「おい、6行後には別の人間として出てるぞ、早替えどうすんだ?」みたいなことに直面するのは日常茶飯事。でも我々スタッフ全員の知恵を総動員すればきっと解決策があるはずだし、むしろ「どうやったら形にできるかね?」とポジティブに試行錯誤しています。それは創作の苦しみでありながら、同時に楽しみでもある。キャストも含めて前向きに立ち向かってくれている。いいカンパニーですね。蜷川幸雄さんがご存命なら、竹内涼真を放っておかなかった──初舞台&ミュージカルにして主演を務める竹内涼真さんの舞台俳優としての魅力を、谷さんはどんなところに感じていらっしゃいますか?昔から俳優って「一声、二顔、三姿」といわれていて、 “声” がとっても大事なんです。涼真くんの声は本当に素晴らしく、鳴るし、太いし、天性の武器だと思います。サッカーをやっていたから体はキレるし、役の心情を理解した瞬発力ある演技だってできる。俳優として優秀なスキルを持ち合わせていますが、彼の圧倒的な資質は“声” だと思います。稽古場で歌を聴いていても本当に胸を打つし震える。その下地がある分だけ、伸びしろもすごく大きいと思いますよ。今は舞台でどう振る舞うべきか、演劇における表現とはどうあるべきか模索して、ひとつずつ獲得している最中ですね。それが彼の体感にしっかり入り込んだら、より素敵な俳優になるんじゃないかな。──竹内さんの成長を目の当たりにすることを、演出家としてどう受け止めていらっしゃいますか?妄想ですけど、蜷川幸雄さんがご存命だったら放っておかなかったんじゃないですかね。藤原竜也さんのようにド真ん中(主演)でバーン!と使ってね。日本を代表する舞台俳優になれる素質を秘めていると思います。我々、スタッフもキャストも含めて舞台人の仲間がみんなでうまく導いて、才能を開花できる方向に持って行けたらいいですよね。歳を重ねることを喜劇として笑い飛ばせたら──その竹内さんからお聞きした話によれば「ミュージカルは映画よりもっと笑える」とか。舞台化に際して“コメディ”に寄せた意図はどこにあるんでしょうか?歳を重ね、人生がうまくいかずヤケクソになることって当事者にしてみれば悲劇かもしれないけど、喜劇と受け止めることができたら救われる。特に悩んでいる本人の周りにいる人間からしたら「かえって笑える」要素も大いにあると思うんです。僕も40に手が届く年齢になって、ハッキリ“中年”になってみるとですね……歳を取るのは悲劇でなく喜劇だってことを実感していて。──笑い飛ばしたい喜劇ですね。そう! 笑い飛ばさないとやってられない(笑)。自然に生きているだけなのに帳尻が合わなくなってきて「カッコつけられるのは20代までだな」と思い知らされる。だからオッサンくささ丸出しのマイクを通じて「自分もカッコ悪い年の重ね方してきたなぁ」って笑えたら、お客さんにもきっと楽になってもらえるのかなって。──歳を重ねるといえば、インタビュー で竹内さんが「ポスター用につくった中年マイクのビジュアルは撮影し直した方がいいと思うほど、ミュージカルの35歳マイクはダサい仕上がりになっている」とおっしゃっていました。映画より見た目をかなりデフォルメされるんでしょうか?はい。仕事でも評価されず、家族ともすれ違い、疲れ果てて希望を失った35歳のマイクは、バスケットボールのスター選手でイケてた頃のカッコよさがすべて失われ、ダサい中年オヤジになっている。台詞で何度も「中年太り」って出て来ますから。でも、あの竹内涼真をカッコ悪くするのってかなり難しいんですよ!──たしかに! ギャップがどう形になるか気になります。今スタッフが全力を尽くして、どこまで彼をダサくできるか競争しています! たとえば肉襦袢を体につけて太らせたり、衣裳もあえてイケてないコーディネートにしてみたり。いろいろ試しながら、歳を重ねることの笑える悲しさを涼真くんに伝えているところです(笑)──歳を重ねることについて描かれた本作のテーマや発するメッセージについて、谷さんはどのように考えていらっしゃいますか?この作品を演出するオファーをいただいたのが現在の僕で、本当によかったと思うんです。40代に迫ろうとしている今の自分には、妻と子どもがいる。マイクと同じように結婚して時間が経ったから、妻にも“家族”という感覚が芽生えてきました。「家族とは」「親であること」みたいな実感が得られるようになってから携われてよかったなって。じゃあ家族の幸せって、反対に家族でいることのツラさって何なのか──。実際に体験する中でしかわからない「家族って何だろうね」という問いを、この作品はずっと投げかけています。お客さんは劇中の登場人物……ダメ親父の主人公マイク、奥さんのスカーレット、娘マギー、息子アレックスの誰に感情移入するかは人それぞれだと思いますが、彼らの変化や成長を通じて「家族の在り方」に感じ入ってもらえたらいいですね。日本版だけの独自シーンは「劇中屈指の問題場面」──4月2日のツイートで、谷さんは「超重要な日本独自の場面を稽古した」とおっしゃっていました。どんなシーンなんでしょうか?桜井日奈子演じる娘マギーちゃんと、有澤樟太郎扮する彼氏スタンくんによる問題のシーンですね!(笑)最初にアメリカから届いた上演台本には存在したのに、最終原稿として届いた脚本では一曲まるごとカットされていたナンバーがあったんです。──上演台本上で無くなった楽曲を、どんな意図で挿入されたのでしょうか?高橋亜子さんの訳詞も完成し、僕らもその楽曲を何度も聴いていたから「もったいないから入れようよ!」と原作者に働きかけて。それで「日本版ではやっていいですよ」とOKをいただいて取り組んでいるシーンなんですけど……テレビなら放送コード、ギリギリアウトくらいの「よくこんな下ネタ放り込んできたな!」ってことのオンパレードで(笑)。──そういう崖っぷちの内容こそ気になります(笑)! 竹内さんもインタビューの去り際に、下ネタの存在は匂わせていらっしゃって……どんな流れで登場するんですか?娘の彼氏スタンが……「僕は絶対にセックスがしたい!」って思いの丈をぶちまけます! で、マギーちゃんが「でもでも」と言いつつ拒めない……みたいな掛け合いをしているだけの楽曲が3〜4分。──たしかに「問題場面」ですね(笑)原作者は「この作品はマイクと家族の物語だから、娘と彼氏のエピソードは短めに」と考え直してカットしたのかもしれません。でも訳詞の亜子さんは凄まじい創意工夫でこの楽曲を手がけてくださって、天才的な歌詞になっているんですよ!「これをカットしてしまうのはもったいない」と半ば使命感に駆られ、何とか日本版では残してもらいました。青春期の男の子はみんな「セックスしたい!」という強い思い、誰にも負けない志を持っている。好きな人と交わりたい、人間の根源的な欲求と想いを代弁したく、全力で(笑)創作しています。キャストの愛嬌やユーモラスな一面を引き出せる稽古場づくりを──下ネタのエピソードで稽古場の大らかな雰囲気がイメージできました(笑)。谷さんは作品を成功させるために、キャストに対して何を心がけながら接していますか?どういう作品を演出しているかによって、俳優に投げかける言葉や現場の空気のつくり方はずいぶん異なってくるので、毎回あてはまるわけじゃありませんが……今回の稽古場でいえば、とにかく「リラックスしてやれる」という雰囲気づくりは大切にしていますね。というのも、やっぱりこの作品は基本的にはコメディですから。初舞台の涼真を含め、各自が持っている愛嬌やユーモラスな一面を安心して出せるような、安心できる空気づくりって本当に大切なんですよ。僕の演技プランを押し付けるんじゃなくて、それぞれの個性を引き出したい。そう考えるとキャストをガッチガチに管理して締めつけるのではなく、自由にやらせて遊べるような余白のある稽古場にしたいんです。どんな挑戦をしても「恥ずかしくない!」「試してみよう!」と思えるような、ほっこりした現場でありたい。──リラックスした空気や余白によって生み出された印象的なシーンはありますか?あの涼真が、女の子にデレッデレになって変な動きをしているシーンがありますよ! あれは面白いけど、僕が彼に強制的に指示してもうまく行かないと思う。本人が考えて自主的にやり出したから「おもしろいね」って周りも認めて、成立している場面です。──まさかの谷演出ではない、という(笑)そう、僕の指示じゃない(笑)。そういう彼の、滑稽でチャーミングな一面が作品の中に表れていることも楽しみにしてもらえたら嬉しいですね。──開幕が俄然楽しみになりました。体調に気をつけて、お稽古がんばってください!取材・文:岡山朋代撮影:源賀津己抽選で5名様にミュージカル『17 AGAIN』公演グッズをプレゼント! 連続インタビューの感想とともにご応募ください!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=f5ceed45-070d-40f1-9a14-4874363b2842&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。ミュージカル『17 AGAIN』連続インタビュー第1弾:竹内涼真インタビュー記事は こちら()第2弾:AKIHITOインタビュー記事は こちら()公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年5月16日(日)~2021年6月6日(日)会場:東京建物Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座※最新の公演情報につきましては、公演公式サイト( )にてご確認ください。(本ページに掲載された情報は5月7日時点のもの)チケット情報
2021年05月07日竹内涼真の初舞台にして主演作となる、ミュージカル『17 AGAIN』。この振付を手がけ、竹内と伴走するようにダンスレッスンを繰り広げてきたのが、ダンサー・コレオグラファーのAKIHITO(ENcounterENgravers)だ。開幕を約1ヵ月後に控えたタイミングで、AKIHITOの目から見た竹内の魅力や、クリエーションの舞台裏を聞かせてもらった。ダンスレッスンを通じて感じた「竹内涼真は根っからのパフォーマー」──初舞台にして主演を務める竹内涼真さんの“歌って踊れる”ミュージカルスターとしての魅力を、AKIHITOさんはどんなところに感じていらっしゃいますか?半年間ずっと涼真くんにレッスンしながら一緒に踊ってきました。彼って本当に“突破力”があるんですよ! 表現者が目指すべき境地でもあると思うんですが、練習でどんなにカッコ悪くても本番でバシッと決められたらそれでいいのかなって。レッスン中に解決できないこと、たくさんありますよ? 時に「できねえ無理!」って叫ぶこともあるけど、最後の最後はちゃんとカッコよく決めて終わる。誰かに見せる……つまり本番に対しての嗅覚が鋭いというか、腹のくくり方・肝の据わり方がハンパない。根っからのパフォーマーだと感じました。──竹内さんの、ミュージカルスターとしての独自性はどこにあるんでしょう?彼がもともと持っている素質かもしれませんが、思考する力がすごくある方ですよね。たとえばダンスの振付をひとつお渡ししたら、じーっと考え込んで「どうやって見せたら映えるかな」ってレベルまで自動的に掘り下げる。指示待ちじゃなくて「観客に届けるには」って視点から「こう見せるなら、こう動いた方がよいのでは?」ってプラスアルファの提案もできるんです。だから、ご自身の中で腑に落ちればとことん突き抜けられるんだろうなって。その思考に体が追いつけば無敵ですよ!作品の持つフレッシュさを、現代的なストリートダンスに乗せる──ミュージカル『17 AGAIN』上演のお話が持ち上がって、振付・コレオグラファーとしてAKIHITOさんに白羽の矢が立ったのはどういった経緯だったのでしょうか?プロデューサーの吉永千紘さんからオファーいただきました。振付師のコンテストで、ダンスチーム(ENcounterENgravers)として活動している僕らを初めて評価してくださったのが、吉永さんだったんです。僕の振付で作品の世界観が伝わりやすくなるのであれば……と二つ返事でお引き受けしました!──ご自身が辿ってきたキャリアの、どんな点を期待されていると考えていらっしゃいますか?僕、ストリートダンスにどっぷり浸かってきた人間なんですね。なので『17 AGAIN』という作品が持つ“フレッシュ”な要素を、現代的なダンスに乗せることが求められているのかな……と感じています。横浜流星さんが主演された舞台『ダンガンロンパ2』やミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(いずれも2017年)など最近は演劇作品の振付もやらせていただいたので、その経験とうまく融合させることも必要なのかなって。バレエやジャズダンスが主流のミュージカル作品にストリートダンスを取り入れることは珍しいので、「その色全開でよければ……」という控えめな姿勢です(笑)──『ダンガンロンパ2』の現場に臨まれていた時のインタビューで、AKIHITOさんは「セリフや物語……強いては作品の世界観をしっかり表現するために振付することが大切」とおっしゃっていました。ではAKIHITOさんは『17 AGAIN』が放つテーマやメッセージをどのように捉えて、何を心がけながら振付していらっしゃるのでしょうか?僕は演出でなく“振付”なので、根底に横たわるテーマやメッセージはあえて掘り下げないでおこうかなって。そういったことを考える、演出・谷賢一さんのご意向に添いたいと思っています。僕が演出の観点で掘り下げすぎてしまったら「ここで普通、こんな動きにならんよな」と不自然な振付になってしまうかもしれない。ダンスとしての目新しさも無くなってしまう気がして、あえてライトな感覚で振付しています。──演出の谷さんと、振付を通じてどんなクリエーションを繰り広げていらっしゃいますか?曲の振付に入る前に「こんな風に見せたい」というイメージを谷さんから頂戴し、それを僕なりに噛み砕いて形にしていきます。提案して、谷さんからコメントをもらってブラッシュアップしていく……の繰り返し。その中で自分の役割は、この作品に“フレッシュさ”をもたらし続けることかな、と。バスケットボールを使ったダンス表現の必然性──“フレッシュさ”がダンス面に表れた、具体的なシーンをご紹介いただけますか?冒頭に設けられたバスケットの試合シーンは、谷さんから「ここでは試合を展開して欲しい」「ここは登場人物の関係性を見せて欲しい」「クライマックスでダンスを存分に」というオーダーをいただきました。最初にして、いちばん打ち合わせが少ない楽曲だったような。──最初のすり合わせが肝心な気もしますが、どうして?演目を左右するナンバーだからこそ、あえて託してもらったのかな……と。僕が“フレッシュさ”をどこまで的確に捉えて形にできるか、腕試しさせてもらったような感覚です。──谷さんのオーダーに、AKIHITOさんはどう応えていったのでしょうか?このシーンは、涼真くん演じる主人公マイクが「バスケットボールのスター選手である」ことを観客の皆さんにしっかり伝えなければいけません。その説得力を出すために、実物のボールを使ったダンス表現を考えました。キャストは楽曲のリズムに合わせてボールを弾ませながら、試合を展開していきます。その中で歌にお芝居、最後にはダンスシーンを繰り広げていく。──ステージ映えしそうなシーンですね! 一方でボールを扱うのはリスクもあると思いますが、実物を用いる狙いは?単にボールを持って踊ればいいってわけではないんですよね。涼真くんのパフォーマンスが「バスケットのスター選手」に見えるように。そのために実物のボールを使います。いつも「このタイミングで踊る理由」というか、ダンスの“必然性”を掘り下げながら振付しているんですけど。開幕初日にその意図がお客さんにしっかり伝わるか、今はワクワクよりドキドキの方が強いかもしれません。マイクの同級生になったつもりで手拍子を──製作発表で竹内さんがアンサンブルキャストとダンスを展開した「#BRANDNEWDAY」は明るくノリノリのナンバーでした。お客さんに何を感じ取ってもらいたいと考えて振付されたのでしょうか?これはマイクが若返った直後に繰り広げられる楽曲ですね。容姿やバスケットボールの才能など彼が持っている周りの人を惹きつける魅力が、どんどん人の噂になっていく様子を歌ったナンバーというか。イケてた17歳に戻ったマイクがいきなりモテだして、周囲からキャーキャー言われる。──「#イケメン転校してきた」と頭に“#(ハッシュタグ)”をつけてSNSで拡散されるような?そうです!まさに「ハッシュタグってキーワードがポイントになりそうだな」と楽曲タイトルから連想して、「ハッシュタグ」と歌っている箇所で観客の皆さんが手拍子できるように振付しました。このナンバー自体も爽やかでハッピーな曲調でしたし、お客さんもマイクの同級生になったつもりで“参加”してもらいたいなって。前向きなメッセージを自然に受け取って──AKIHITOさんご自身は『17 AGAIN』という作品の魅力をどのように受け止めていらっしゃいますか?とてもハッピーな作品です。一度どん底を味わった主人公が、どんな風に人生をやり直していくのか。自分の生き方を貫いて、まっすぐ生きるとはどういうことか──。その問いかけに応えようともがくマイクを見届けるうちに、観客の皆さんも前向きなメッセージを受け取れる気がしますね。──最後に、ダンス面での見どころを教えてください。ダンスを見てもらうというより、作品の世界観にどっぷり浸かってもらいたいですね。お客さんがナチュラルに劇世界へ入り込めるような振付にしているので、むしろ「ダンスを感じてもらえない方が嬉しい」くらい。お客さんに「なんか始まったな」と思われてしまったら、キャラクターに不自然な動きをつけていることになる。そんなわけないけど、「あれ、この演目ダンスあったかな?」って感じさせることができたら僕の勝ちだな、と密かに思っています。この『17 AGAIN』におけるダンスは、歌とお芝居に自然と溶け込んでいるような存在であって欲しい。そう願いながら、稽古場で日々創作し続けています。取材・文:岡山朋代撮影:源賀津己★『17 AGAIN』連続インタビュー第3弾(5月7日公開予定)は、翻訳・演出の谷賢一さんが登場!公演グッズプレゼントもあります! ぜひチェックしてください。公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年5月16日(日)~2021年6月6日(日)会場:東京建物 Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座チケット情報
2021年04月30日ザック・エフロンが主演したコメディ映画を、世界で初めてミュージカルとして上演する『17 AGAIN』。この作品で初舞台を踏み、主演を務めるのが竹内涼真だ。“負け組”としての人生を受け入れていた35歳の主人公マイクがバスケットボールのスター選手だった17歳の頃の姿に戻り、家族の絆を取り戻そうと奮起する様子を、彼はどのように立ち上げるのか──。昨年11月末に行われた製作発表を経て、カンパニーでの全体稽古に入って約2週間というタイミングで話を聞く機会に恵まれた。演出・谷賢一と二人三脚で「演劇の“筋肉”を鍛える」──製作発表の前から、歌とダンスの自主トレに励んでこられたそうですね。ドラマ撮影の合間を縫ってレッスンに取り組んでいました。そこでベースはできた気がしますけど、実践として吸収できているのはカンパニーでの稽古に入った最近ですね。初舞台ということもあって「自分がいちばんこの現場で何もできない」状況に置かれています。──演出を手がける谷賢一さんは、初舞台の竹内さんにどう働きかけてくださっているんでしょうか?役のこと、場面ごとの感情、観客への届け方……舞台に初めて出演する僕の視座に立って一緒に考えてくださるので、本当にありがたいです。まだ何も始まっていないし終わってもいないのに、谷さんにはすでに何度も感謝していますね。──映像と演劇で、お芝居のやり方に違いを感じました?全然違いますね。これまで映画やドラマでしてきた演技が、舞台だと通用しないことがよくわかりました。映像だと、セリフは”相手”に伝えるもの。でも舞台の場合、相手だけにセリフを言っても観客の皆さんに届かないんですよ。「いま相手にこんなセリフを伝えています」って状態を見せなきゃいけない。自分と相手役の方だけで完結させず、観客に届けるための意識も必要だとわかった時には一瞬パニックになりましたね。──その考え方、谷さんがツイートされていた世阿弥の能楽論「離見の見」ですね。演者が、自分から離れて観客の立場で自身の姿を捉え、演技についても客観的な視点を持つことが大切である、と。谷さんは「立ち稽古初日で“離見の見”が話題に挙がった」とおっしゃっていました。まさに! でも僕、最近ドラマで客観的に自分を捉えることをやめていたんですよ。観客の視点を取り入れて演じると、どうしても「こう見られたい」って自意識が入り込む。それってキャラクターを演じる軸がブレてしまうことでもあるんです。だから客観は監督に託そう、って。ただ、演劇の世界では役者も観客の立場から自分を捉えて表現しないと届かない。映像におけるお芝居の考え方とまったく違うことに、稽古の早い段階から気づかせてくれた谷さんにはやっぱり頭が上がりません。──具体的に、どんなシーンを稽古していて気づいたんですか?驚き、怒り、悲しみ……マイクの感情が大きく動いた瞬間ですね。映像だったらカメラがアップしてくれるから、表情でその変化を見せられる。たとえば日本人を演じる場合、喜怒哀楽や本音は“隠す”お芝居がリアルなんですよ。それでもこぼれてしまう瞬間に、ドラマがある。一方で舞台は映像と違ってカメラに“寄って”もらえないから、体全体で表現する必要があります。でも場数を踏んでいない僕には、まだその引き出しや筋肉が圧倒的に足りなくて。──演劇におけるお芝居の“筋肉”を、谷さんと二人三脚で鍛えている最中なんでしょうか?そうですね。たとえば「ここで一度立ち止まってみたら、マイクの悲しみが伝わるんじゃない?」と実際に谷さんに演じていただく場合もあります。そこからイメージを膨らませる作業を繰り返していくような。──1ヵ月半後、開幕の時にどれだけ筋肉がつくか楽しみですね!僕らしく演じるということももちろんですが、まず基本動作を徹底したいですね。そこから自分のスタイルがにじみ出ればいいな、と思っています。さえない35歳は「映画よりダサい仕上がり」──原作映画でザック・エフロンとマシュー・ペリーが二人で扮した主人公マイクを、竹内さんは一人で演じます。過去のインタビューで「それぞれの年齢でしっかり役づくりを行い、その差が大きいほどおもしろくなる」とおっしゃっていましたが、現時点でどのように取り組んでいらっしゃいますか?35歳のマイクは「こんなお父さんにハグされたくないわ……」ってイメージで清潔感がなく、映画よりかなり太っています。容姿を整えることを諦めてそんなに腹も出ていたら、そりゃマギー(娘)もアレックス(息子)もイヤだろうって人物造形。パンツ一丁でいびきかきながら寝てるんだろうな……とか、酔っ払って帰ってきて「ねぇママ〜」とか言いながらスカーレット(妻)にウザ絡みしてそうだな……とか。一度ポスター用にビジュアル撮影しましたけど、「やり直した方がいいんじゃない?」ってくらいダサい仕上がりになりそうです(笑)──映画の中年マイクは、人生と家族に疲れ果てた哀れな男に見えました。そうなんですよ。僕も、映画の大人マイクは妻との不仲と子どもたちの思春期が重なってしまった不幸な男に見えました。会社では新人の女性社員に先に昇進され、自分の席が無くなってしまって。でもミュージカルでは「うまくいかない結果を招いた原因は、すべてマイクにあった」って描き方になるかもしれません。──ミュージカル化に際して設定をアレンジするんでしょうか?いちばん最初の家族シーンで、35歳のマイクがどれだけダメな父親で、家族の抱える悩みやトラブルに気づけていないか……ということを観客に伝えておく必要があるんですよね。谷さんいわく、「その方が17歳に戻った時に『うーわ、俺って周りがこんなに見えていなかったのか』って彼のショックを強く伝えられると思うから」って。──一方で、バスケットボールのスター選手だった17歳のマイクはどのように演じますか?劇中のほとんどが17歳の姿で、冒頭の35歳と見た目も振る舞いも変わるから……それほど強く意識しなくても演じ分けができる気がしています。大切なのはコメディ要素をどこまで出すか。見た目はイケてる17歳だけど中身は35歳だから、どうしてもオヤジくさい言い回しが出てくるんですね。お客さんにも「わ、オッサンくささ全開だけど大丈夫?」って感じてもらった方がよいのか、それとももっと隠して演じた方が伝わるのか……そのバランスはこれから稽古場で見つけていきたいですね。キーをひとつ上げたら感情が乗って突き抜けられた──製作発表で披露されたミュージカルナンバーのうち、「The Greatest Prize」が印象的でした。どんな楽曲なんでしょうか?一幕ラストを飾る楽曲ですね。トラブルを抱える娘・息子を前にしたマイクが、「17歳に戻れた奇跡を無駄にせず、みんなの絆を絶対に取り戻すぞ!」と家族の“再生”を誓って一幕が終わります。──マイクの想いが炸裂するナンバーを、竹内さんはどのように歌おうとしていらっしゃいますか?実は一昨日、製作発表で披露したキーよりひとつ上げて歌ったら……ものすごい感情が乗って突き抜けられたんですよ! ピアノの伴奏がない自宅では、おのずと歌いやすいキーで発声していたようで。それを先生にお伝えして個別レッスンでも高いキーで歌ってみたら、うまく行って嬉しかったです。──製作発表の直後にお話をうかがった時も、主人公の感情を表すのに「ハンドマイクだと違和感があったからヘッドセットに変えてもらった」とおっしゃっていましたね。今回も竹内さんなりの試行錯誤が、うまく作用した?ミュージカル出演の目標として「セリフのようにメロディを紡ぎたい」、もっと言うなら「歌とセリフの境界線が曖昧になるほど融合できたら」と考えていたんですけど。でも最近、すべてセリフのようによどみなく歌ってしまってはもったいない……と感じるようになって。主人公の伝えたいメッセージが明確なナンバーではあえて“歌”を強調したパフォーマンスを繰り広げ、お客さんを圧倒する瞬間も大切なのかな、と。一幕ラスト、二幕に向けて爆発できるところはひとつ音程を上げて、体の内側から湧き出るエネルギーをすべて歌の中に詰め込んだ方が観客の皆さんに刺さる気がした。谷さんへの相談結果次第ではありますが、そんな気づきがありましたね。家族の再生を誓うオヤジから、元気を受け取ってもらえたら──ミュージカル『17 AGAIN』のテーマや発するメッセージについて、全体稽古が始まったいま改めて竹内さんが考えていることは?身近な存在の価値を再発見することで人生は好転する……という前向きなメッセージが込められた作品だけに、だいぶ明るい作品になりそうな予感がしています。稽古場のテンションがとにかく高い!──映画よりも明るい?はい! しかも映画よりだいぶ笑えるんじゃないかな。たとえば17歳に戻ったマイクが、自分を父親と思っていない息子アレックスと接するシーンはコメディ要素満載です。──映画だけ拝見すると、マイクとアレックスの場面にコメディ要素は感じられませんね。ですよね? でもミュージカルでは一線を画していて。今日やった稽古では、アレックスが歌っている背後でものすっごく僕(マイク)が応援していたり。息子に対して「もう花びら撒いちゃえ!」みたく突き抜けた親バカ精神が発揮されているシーンです。──姿かたちは17歳なのに、どうしても中の人35歳パパがにじみ出てしまう?そうそう! 映画のマイクはずっと正体を隠しているけど、ミュージカルでは父親バレバレなんですよ。演劇のおもしろさって、たとえばアレックスがメインの歌唱シーンでも、マイクが違う世界線にいる設定が同じステージ上につくれること。これが成立するから、マイクが父親を全開にしちゃっても平気になる。そこがすごく興味深いなって。だからこそ家族を再生しようと一生懸命もがくマイクに対して、お客さんも「がんばれオヤジ!」って声援を送れるんじゃないかな。彼のどうしようもなくダサい部分を惜しみなく晒け出すことで、映画より感情移入しやすくなっている気がします。マイクから元気をもらって、笑い飛ばしていただけたら。取材・文:岡山朋代撮影:渡邊明音★『17 AGAIN』インタビュー第2弾は、本作で振付を担当するダンサー・コレオグラファーのAKIHITOさんにインタビュー! 近日公開予定です。公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年5月16日(日)~2021年6月6日(日)会場:東京建物Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座チケット情報
2021年04月23日ロックバンド・GLAYの楽曲「Winter,again」が23日から1カ月間の期間限定で、auスマートパスプレミアム会員に無料プレゼントされる。GLAYは1994年のメジャー・デビュー以来、セールスやライブ動員において数々の偉業を達成し、J-POPのメインストリームを牽引し続けているロックバンド。昨年は、GLAY初となる無観客ライブの開催や、ベストアルバム 『REVIEW II ~BEST OF GLAY~』のリリースが話題となった。「Winter,again」は、1999年に発表されたGLAY16枚目のシングル。GLAYのシングル売上歴代第1位の160万枚超えを誇る大ヒット曲で、「第41回レコード大賞」と「第32回日本有線大賞」をダブル受賞した。JR東日本「JR SKI SKI」キャンペーンソングに起用されたことや、北海道美瑛町の真っ白な雪景色の中で撮影したミュージックビデオが注目され、今も定番のウィンターソングとして愛され続けている。
2021年01月23日ミュージカル『17 AGAIN』の製作発表が行われ、主演の竹内涼真をはじめ、キャストのソニン、エハラマサヒロ、桜井日奈子、有澤樟太郎、水夏希、翻訳・演出の谷賢一が登壇した。ザック・エフロンが主演したコメディ映画『セブンティーン・アゲイン』(2009年)が、マルコ・ぺネットの脚本、アラン・ザッカリーとマイケル・ウェイナーによる作曲・作詞でミュージカル化される本作。世界初演となる今回の上演版では、“負け組”としての人生を甘んじて受け入れていた35歳の男がバスケットボールのスター選手だった17歳の姿に戻り、家族の絆を取り戻そうと奮起する姿が描かれる。製作発表の冒頭で、主人公のマイクとして歌唱パフォーマンスを披露した竹内。約190人の一般オーディエンスを前に、まず女性アンサンブルと「#brandnewday」をハツラツと歌い上げた。ソロナンバーの「The Greatest Prize」ではパワフルな歌声を響かせながら、明るく前向きなメッセージを観客に届ける。本作が初舞台となる竹内は、会場となったZepp Tokyoの広さに驚き「ステージ空間をどう活かしながら歌えばいいか……」とビギナーならではの率直な感想を明かすと、妻スカーレット役のソニンは「(ミュージカル経験者の)私たちですら稽古が始まっていない状態での歌唱は緊張するのに、素晴らしかったです!」と絶賛。「人生で一度きりの初舞台って“勢い”という武器になると思います」と竹内にエールを贈った。17歳に戻ったマイクが通う高校の校長マスターソン役を務める水も「これまで映像の世界で培ってきたご経験が、舞台上でリアリティを出すにはすごく重要」と竹内に視線を送りつつ、「芝居のハートを持っていらっしゃる竹内さんが舞台空間の使い方を手に入れたら無敵ですよね!」と温かく語りかける。娘マギーを演じる桜井が実際にあった反抗期のエピソードを明かすと、竹内は「娘に疎まれる父マイクに説得力を出すためのヒントになりますね」と反応。それぞれが竹内に持ち寄れる知恵を授ける中で、親友ネッド役のエハラは「とにかく大きな声とオモロい顔!」と強調し、会場全体を和ませた。マイクの天敵となるマギーの彼氏スタンに扮する有澤は「物語をかき乱す役なので、竹内さんと張り合えるよう心身を鍛えたい」と抱負を述べる。一連のやり取りを見守っていた谷は、本作の魅力を「身近な存在の価値を再発見し、自分が大切なものをたくさん持っていたことに気づかせてくれるようなハッピーな作品」と紹介し、会見を結んだ。公演はまず5月16日(日)~6月6日(日)に、東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて。その後、7月にかけて兵庫・佐賀・広島・愛知と巡演する。取材・文:岡山朋代
2020年12月02日ゆずが、初のオンラインツアー「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」の全容を発表した。同ツアーは、9月16日(水)に発売される”オールタイムライブ映像ベスト”のDVD & Blu-ray「YUZU ALL TIME BEST LIVE AGAIN 1997-2007」「YUZU ALL TIME BEST LIVE AGAIN2008-2020」を携える形で開催される、複数公演に及ぶ有料配信ライブ。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、バンド形式ではなく、北川悠仁、岩沢厚治のゆずふたりだけのステージでパフォーマンスを実施。必要最低人数のスタッフと共に県をまたがず、ライブ会場には観客を入れずに事前収録したライブの模様を配信する。動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」にて、9月27日(日)の初日公演を皮切りに、毎週日曜日、10月25日(日)の最終日まで全5公演のライブを配信、自身の代表曲であり、ライブ定番曲である『夏色』以外、全5公演すべて“被り曲なし”というセットリストで構成されることが分かった。ライブ会場は配信当日まで非公開だが、ゆずの出身地である神奈川・横浜エリアで縁ある場所を選定しパフォーマンスを届ける。各公演ごとに「DAY1:出発点」「DAY2:思春期」「DAY3:新天地」「DAY4:青写真」「DAY5:未来図」と、ライブのコンセプトとなるテーマを設定。ベスト盤の映像作品、それぞれの会場、コンセプトテーマをもとに5公演を実施する。さらに、株式会社サイバーエージェントが提供するスマートフォンアプリ「ピグパーティ」とのコラボレーションも決定。アプリ内ではゆずにちなんだ着せ替えアイテムの展開や、自身のアバターでゆずのライブに参加できるチャンスのあるキャンペーンなどを実施していく。オンラインツアーの視聴チケットは、本日より販売開始。通常の1DAY視聴チケットのほか、5DAYSすべての公演を視聴することができ、豪華プレミアムグッズが付属する「5DAYSチケット」も同時販売される。■オンラインツアー情報「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」2020年9月27日(日)DAY1 出発点21:00開演2020年10月4日(日)DAY2 思春期21:00開演2020年10月11日(日) DAY3 新天地21:00開演2020年10月18日(日) DAY4 青写真21:00開演2020年10月25日(日) DAY5 未来図21:00開演※各配信日より10日間アーカイブの視聴が可能。※公演時間は約1時間20分を予定。■チケット情報・ファンクラブ会員向け先行販売チケット【FC会員限定】プレミアムグッズ付き5DAYSチケット(Y):¥18,000(税込)【FC会員限定】プレミアムグッズ付き5DAYSチケット(Z):¥18,000(税込)【FC会員限定】1DAYチケット:¥3,600(税込)※8月31日(月)までの限定販売。※FC会員限定プレミアグッズは、ラバーキーホルダー+チケットセット。ラバーキーホルダーは、YチケットとZチケットで異なります。・オフィシャル先行販売チケット【オフィシャル先行】プレミアムグッズ付き5DAYSチケット(Y):¥18,500(税込)【オフィシャル先行】プレミアムグッズ付き5DAYSチケット(Z):¥18,500(税込)【オフィシャル先行】1DAYチケット:¥3,700(税込)※8月31日(月)までの限定販売となります。※オフィシャル先行限定プレミアグッズは、ラバーキーホルダーのみとなります。ラバーキーホルダーは、YチケットとZチケットで異なります。※プレミアムグッズ発送のため、購入者の方は発送先情報の登録が必要となります。■ツアー特設サイト/チケット購入URL■配信プラットフォームOPENREC.tv
2020年08月19日