女性誌の編集を経て独立。現在も美容やヘルスケア、女性の働き方など、女性に関する記事を中心に活動。これまでの経験から女性をくどく自身はあるが、男性にはモテないと自覚している。男前女子道をきわめたところでなぜか結婚できました。
すぐ手が出てしまう、口が悪いなど、正直なところ、わが子には近づいてほしくない、 友だちになってほしくない タイプの子が、実は仲良しということはありませんか? 子ども同士が仲良しだったら、無理に引き裂くわけにもいかず…。そんなとき、ママたちはどうしているのでしょうか? ■子どもの頃を思い出し、「遊んじゃダメ」とは言わない 「息子は近所のガキ大将的な子とよく遊んでいます。家に連れてくると泥だらけのまま入ってくるし、手を洗わずにおやつを食べようとするし…。家の中を勝手に探検しようとしたり、正直、 迷惑 なタイプです。 でも、私が子どもの頃、親から『あの子とは 遊んじゃダメ 』と言われたことがあり、とても 悲しい 思いをしました。親になった今ではその意味がわからなくもないのですが、子どもの立場からすれば友だちを選んだ理由があるんですよね。だから否定はせず、注意深く 見守る ようにしています」(33歳・小学4年生のママ) ママには悪いところばかりが目に付いても、子どもはその子の良いところをたくさん知っているかもしれません。それを聞かずに「遊んじゃダメ」といっても子どもは納得しないでしょう。 ■つい手が出てしまう友だちには、言葉で根気よく伝える 「自分の言うとおりにならないと暴力をふるう子がいます。うちの子は気が弱いから 殴られてばかり だし、個人的に好きになれないので遊んでほしくはありません。でも、親の意見を押しつけるのはよくないし、どうしてその子と仲良くしているのか聞いたんです。すると、普段は やさしく て、学校でもいじめっこから守ってくれたりするそう。 悪い子ではないことはわかりましたが、被害にあっているのを見過ごすわけにもいきません。そこで、殴られることは嫌じゃないのか、なぜやめてと言えないのか話し合いました。 嫌われるのが怖くて 言えなかったそうですが、ちゃんと話せばわかってくれるよと背中を押したところ、相手もわかってくれたようです」(32歳・小学5年生のママ) 自分の言葉でうまく伝えられないと、つい暴力的になってしまう子もいますよね。それでも仲良くしたいのなら、きちんと 話し合う ことが大事。時には親同士や先生を交えるのもいいかもしれません。 ■友だちに流され、ついつい悪い言葉を使ってしまったら? 「言葉づかいの悪い子とは付き合ってほしくないのが本音。お友だちの影響で 乱暴な言葉 を使うようになったこともありましたし。 でも、そうなるのは私がきちんとしつけをしなかったこともあるのかもしれません。そう思ったので、正しい言葉づかいをこれまで以上に意識するようにし、乱暴な言葉は 人を悲しませる ことがあると教えました」(31歳・小学1年生のママ) 小さいうちは 友だちの影響 を受けやすいですが、それ以上に家庭でしっかり言い聞かせれば、悪い方向へ向かうことを回避できそうです。 ■せめてもの母の抵抗? 家にはあげないルールを死守 「家の中で走ったりする子って、大人に叱られても言うことを聞いてくれなかったりするんですよ。だけど、子どもに遊ぶなとは言いたくないので、 家の中には入れない ことにしています。せめてもの母の抵抗です」(40歳・小学2年生のママ) 遊ぶなとは言いたくないけれど、家にも入れたくない…。そんなママの葛藤が感じられるエピソードです。 家庭によってしつけ方はさまざまで、正解なんてないのかもしれません。自分は正しいと思っていても、よそでは「あの子と遊んでほしくない」なんて思われている可能性も。 人の振り見てわが振り直せ というように、もう一度、子どもと一緒に再確認したいですね。
2017年11月18日秋の行楽シーズンがやってきました! 紅葉見学や味覚狩りなど、自然あふれるスポットもいいけれど、ちょっと変わった体験ができる施設へ出かけてみませんか? 都内で子どもと一緒に楽しめるスポットをご紹介します! ■気分は「忍たま乱太郎」? ゲーム感覚のからくり屋敷 場所は新宿・歌舞伎町。歓楽街と知られるこの街に、忍者をテーマにした体験型レジャー施設 「手裏剣道場 新宿忍者からくり屋敷」 が誕生しました。 ここでは、さまざまな忍者の武器の使い方をレクチャーしてくれます。手裏剣体験はもちろん、剣術指導なども受けられるほか、仕掛けが施されたからくりを探すアトラクションもあり、ゲーム感覚で楽しめるはず。 体験時間は1時間弱。マンガやゲームなどを通じて忍者に興味を持った子は、とくに大喜びすることでしょう。かなり本格的なので、時代物が好きな大人もハマるのでは? 刀に手裏剣と、アニメなどでしか見たことがなかった忍者道具に、子どもも大喜び。もちろん外国人観光客にも人気があるみたいです。 ■ユニークでリアルな日本の技術を体験! 道具街として知られる合羽橋にあり、食品サンプルの製作体験を行っている 「元祖食品サンプル屋」 。常時実施メニューでは、蝋を使って天ぷら&レタスを作ります。天ぷらはエビやナス、カボチャなどから2品が選択OK。 対象は小学1年生以上、小学3年生以下は保護者の参加が必要。1回の定員は16名までの予約制です。冬の期間限定メニューはチョコパフェで、12月に実施予定。こちらは小学4年生以上が対象となります。 かなりリアルなサンプルを作ることができる上に、かわいい商品が多数あり、女の子ならテンションアップ間違いなし! クリスマス限定商品として「ベーコンエピリース」なんてものが発売されています。 ■夢はパイロットに向けてテイクオフ! フライトシュミレーター体験ができる施設 「ラグジュアリーフライト」 。さまざまなコースがありますが、羽田空港を離陸して旋回、そして着陸までを楽しめるのが基本です。かなり本格的な操作を体験できるうえ、景色の移り変わりなども満喫できるとあって、大人も大満足! 中学生までを対象としたキッズプランは、推奨は8歳以上とのことですが、小さな子が体験することも可能。「将来の夢はパイロット」なんて子には、ぜひ体験させてみてはいかがでしょうか? 普段見ることができないコックピットも本格的に再現され、夢への実現に拍車がかかるかもしれません。 こうしたユニークな体験からさまざまな職業に興味を持ち、わが子が夢に向かってがんばる姿が見られるようになるかもしれません。選択肢を広げるためにも、可能な限りいろいろなことを経験させてあげたいですね。 <参考サイト> ● 手裏剣道場 新宿忍者からくり屋敷 ● 元祖食品サンプル屋 ● ラグジュアリーフライト ※掲載している情報は2017年10月20日現在のものです。詳細はWEBサイト等でご確認ください
2017年11月06日騒ぐ、走る、暴れる…、小さな子どもは家の中でじっとしていられないもの。しかしそれではご近所迷惑になってしまうことも。最近では、子どもが公園で遊ぶ声すら “騒音” といわれてしまうことがあります。防音工事などをしなくても、少しでも改善できる方法を紹介しましょう。 ■家具の配置を工夫する マンションなどの集合住宅は、騒音トラブルがとくに起きやすいですよね。しかし、賃貸の場合は防音工事を勝手に行うことはできません。少しでも音漏れを防ぐために、家具の配置を見直しましょう。 タンスや本棚などの大型の家具は、 隣家と接している壁沿い に。これだけでも音漏れを防ぐ効果があります。 長めのカーテン も、外から子どもの声が漏れにくくなり、おすすめです。 また、リビングではスムーズな動線を意識すると思いますが、元気な子がいる場合はあえて移動しにくくするという方法も。これだけでも、家のなかを走り回れなくなります。 ■生活習慣を見直す 働くママたちが増え、どうしても子どもが寝る時間が遅くなってしまう、というご家庭も多いのではないでしょうか。そこで問題となるのが、“夜”の騒音。日中は気にならなくても、静かな夜は子どもの甲高い声が響いてしまうことがあります。 子どもが早く寝られるようにするには、家事の時短が必要不可欠。帰宅が遅くなった日はすぐにできる麺類にする、常備菜を作っておくなど、工夫してみましょう。 ■運動不足が原因の可能性も 何度も注意しているのに、家のなかを走り回る…。そんな子は、じつは運動量が足りていない可能性もがあります。 昔と比べて今はインドアの遊びが多く、運動不足を指摘されることがあります。 公園で思いっきり走り回る、スポーツ系の習い事を始めてみるなど、親が積極的に運動をする機会を作ってあげる必要があるかもしれません。 ■ご近所との関係を良好にしておく 希薄になったといわれるご近所付き合いも、積極的に行いましょう。人情として、自分がよく知る子なら、多少騒がしくても寛大な気持ちになるものです。それに甘えてはいけないけれど、こちらも知っている人に迷惑をかけまいと、より意識できるように。 それでも苦情がきてしまったら、素直に受け止めること。仕方がないことではあるのですが、それを当事者がいうとトラブルに発展しやすくなります。まずはお詫びをして、改善に努めましょう。
2017年10月31日仕事で怒られやすい、ママ友に誤解されてケンカになる…。言いたいことが伝わらないとストレスになるし、人間関係もうまくいきません。誤解されることが多いと感じる人は、話し方を工夫してみましょう。 ■相手は何も知らない、を肝に銘じる 自分が知っていることについては、説明を省略してしまいがちです。しかし、相手もそれを知っているとは限りません。 また、おしゃべりに夢中のあまり、主語や述語を省くケースが見られますが、話の前提を理解していないと意味が伝わらないことも…。 相手は何も知らない状態だと思って話すと、説明不足が解消され、誤解されにくくなります。一から説明する習慣をつけましょう。 ■抽象的な表現は避ける 誤解を招く原因のひとつに、抽象的な表現があります。たとえば「昼までにやってほしい」といわれたとき、みなさんは何時頃を想定するでしょうか。 だいたい12時頃を想像すると思いますが、人によっては「昼休みが終わるまでならOK」「昼間ならいいのだから14時くらいに渡そう」と考えているかもしれません。 これはプライベートでも同じこと。言葉に対するイメージは人それぞれ違うので、ママ会などの集合時間や集合場所を伝えるときには、具体的に伝えるようにしましょう。 ■「言わなくてもわかる」は通用しない! 家族間でよくあるのが、「言わなくてもわかるだろう」という思い込み。夫がやってくれるだろう、妻が気づくはずだろう、と決めつけても、相手にはまったく伝わっていないことがあります。 とくに夫に何かを頼みたいなら、具体的にお願いする必要があります。毎朝、食パンを食べているからといって、「帰りにパンを買ってきて」とだけ頼めば、そのときに夫が食べたい、気になったパンを買ってくることだってあるのです。 友人も、ドレッシングを買ってきてとお願いしたら、いつもの倍以上の値段のものが届いて驚いたといいます。 女性としては「いつも食べているのに、なぜわからないの?」と思うかもしれませんが、夫はそこまで考えていなかったりするものです。「言わないとわからない」と思って接したほうが、相手にわかってもらえるでしょう。 また、声の抑揚や表情を意識することも大切です。無表情で「うれしい」といわれても、本当にそう思っているのかと疑いたくなりますよね。こうした細かいところも見直していくと、より伝わりやすくなりそうです。
2017年10月28日男子はなぜか、小学校高学年になってもいろいろなものを拾ってきます。石や木の棒にはじまり、いまの季節はどんぐりや落ち葉なんかも定番ですね。ママにとっては不用品だけど、彼らにはなぜか大切な宝物らしい…。捨てるに捨てられないこうしたものを、ママたちはどう処理しているのでしょうか? ■男子のコレクター癖を尊重? 「すぐには捨てない派」 ただの木の棒でも、男子にとっては何か光るものを感じたのでしょう。それを「ゴミ」として片づけずに、上手に処分する方法とは? ●「木の枝とか、明らかにゴミのようなものでも、危険・腐敗などの心配がなければ とりあえず保管 してあげます。ただしダンボールを用意して、 一定の量 を超えたら捨てる、1個拾ったら何かを捨てるなどのルールを作っています」(35歳・小学1年生のママ) ●「庭には息子が拾ってきた石がズラリ。かなり邪魔だけど、毎日数えて チェック しているので勝手に処分はできず…。そこで、 どうして拾ってきたのか 話を聞くことにしました。『かっこよかった』『持ち心地がいい』などの理由はあるのですが、これをどうしたいか聞くと『わからない』とのこと。それならいらないよね、といって納得させました。それでもまた拾ってきてしまうのですが…」(42歳・小学6年生のママ) ●「うちの子はとにかく 拾うことで満足 するタイプ。だけど、目の前で捨てると怒るので、学校へ行っている間に少しずつ こっそり 捨てています。全然気づいていないから、モノに執着しないみたい」(38歳・小学3年生のママ) 男子という生きものは、小さなころから コレクター癖 があるのかもしれません。ただ、集めるだけで満足することもあるので、その場合はうまく処分できそうです。 ■工作したり写真を撮ったり、「思い出を残す派」 最終的には捨ててしまっても、納得してもらうためには何か形に残しておくという方法もあります。 ●「拾ってきたどんぐりや枝で リース を作ります。ちょっと飾ったら処分しちゃうけど、自分が拾ったもので何かを作れることがうれしいみたいで、満足しているようです」(40歳・小学3年生のママ) ●「拾ったものを撮影して アルバム を作っています。棒とか石とかしか写ってないからシュールだけど、写真に残すことで処分されても泣かなくなりました」(41歳・小学2年生のママ) 拾ったもので工作をすれば、思い出が作れそうですね。ただ捨てるだけではない、すてきなアイデアです。 ■拾ってくるのは仕方ない!? 「もうあきらめている派」 ダメといっても改善されることはなく、あきらめてしまうママたちも…。 ●「 夫 が木の棒を拾ってくることがあります。散歩の途中ならまだしも、会社からの帰り道に…。男はいくつになっても何かを拾いたがるという習性はなおらないものなのでしょうか。もうあきらめています」(42歳・小学1年生のママ) ●「何度言っても聞かないのであきらめていますが、 拾ってもOK なものや場所などを教えています。何が落ちているかわからないし、 危険なもの を拾ってもこわいから」(41歳・小学2年生のママ) 木の棒や石ならまだ安心できますが、公園には除草剤などがかかった場所などもあります。危ないところへ近づかないように教えると同時に、不審物に触れないように指導しておきましょう。 大人になっても木の棒を拾ってくることもあるほど、男子の 拾い癖 はなおらないものなのかもしれません。ママにとっては困りますが、適度に処分しつつ、危険がなければそっと見守ってあげましょう。
2017年10月28日昔から「子どもは親の鏡」といわれますが、確かに子どもは親のふるまいや言動をよく見ています。善悪がわからないまま、親の真似してほしくないことまでコピーしてしまいがち。 みなさんも「どうして、こんなことまで!?」と 自分とそっくり な子どもの言動・行動に驚かされた経験があるのではないでしょうか。そんな 失敗&反省 エピソードとともに、改善策を考えていきましょう。 ■家族だからと遠慮のない物言いはNG! 夫への言葉・態度に要注意 「夫の加齢臭が気になりだして、毎朝のように指摘していたんです。すると、子どもまで 『パパ、くさい』 というようになってしまい反省…」(34歳・4歳児のママ) 枕に残った加齢臭、気になるんですよね。家族だから軽い気持ちで口臭なども指摘したくなりますが、子どもの前では ご法度 。 エスカレートすると、子どもがお友だちにも「くさい」と言ってしまうかもしれません。ナイーヴな部分でもあるので、見えないところでこっそり伝えましょう。 ■トイレは図書館? 本を読みながら〇〇する夫のヘンなクセを真似る娘 「夫は トイレで本 を読む習慣があるのですが、娘もこれを真似て自分の絵本を置くようになりました。片付けてしまいたいけど、夫は本を読みながらじゃないと便意をもよおさないようで…。お客さんがきた時に正直、 恥ずかしい! 」(41歳・小学5年生のママ) 私の父も、トイレで本を読んでいました。ここが一番、落ち着くそうで…。その気持ちはわからなくはないのですが、子どもには真似してほしくないですよね。 夫にこの習慣をやめさせるのは難しいので、本を子どもの目の届かない場所へ置くか、その都度、こっそり持ち込むなどして、見られない工夫をしてみては? ■いつまでも恋人気分! しかし、突然子どもから下の名前で呼ばれるハメに 「独身時代と同じように、 今でも名前 で呼び合っている夫と私。これを子どもが真似するようになってしまって…。注意しても『ママの名前をどうして呼んじゃいけないの?』と言われてしまいました。子どもの前ではパパ・ママと呼び合うべきでしたね」(29歳・3歳児のママ) 確かに、親は子どもを名前で呼ぶのですから、親を同じように呼ぶことが悪いとは言いきれません。いくら子どもの前だけは気をつけていても、つい口を出てしまって子どもに聞かれることもあります。 とくに未就学児は面白がって 真似しやすい ので、子どもに名前で呼ばれることに抵抗があるママ・パパは、自分たちも名前で呼び合うのを控えるようにするといいかもしれません。 ■子のフリ見てわがフリ直せ! 子どもに真似てほしくない恥ずかしい食べ方 「子どものころからのクセで、シガールやバームクーヘンを外側からはがしながら食べるのが好きなんです。何度もやめようと思ったけど、ついこの クセが出てしまう ことがあり…。ママ友の家で、自分の子どもがまったく同じ食べ方をしていて ハッ としました」(39歳・小学1年生のママ) 食べ方や話し方は、身近だからこそ真似されやすいですよね。自宅以外でも恥ずかしくない言動・行動を心がけたいものです。 大人にとっては気に留めないようなことでも、子どもはしっかり見ています。真似されても大丈夫なように、ふだんの言動・行動を見直したいものです。
2017年10月26日インターナショナル・プリスクールの取材をしたときに、 「show & tell」 というトレーニングを教わりました。子どもの会話力を高めるもので、ほかのプリスクールでも実施しているようです。特別な道具は不要! 手軽にできるので、自宅でも挑戦してみませんか? ■人前で話す能力を鍛える「show & tell」 「show & tell」は、欧米では幼児教育によく取り入れられています。直訳すると「見せる&話す」、あるものを見せながらそれについて説明をするというものです。 プリスクールでは、そのものの特徴や選んだ理由、どのように感じているかなどを みんなの前で発表 します。プレゼンテーションの訓練にもなり、最近では中学生の英語の授業に取り入れられることもあるようです。 やり方は、とてもかんたんです。 ●「show & tell」のやり方 1. 身の回りのアイテムからお気に入りのものを1つ選ぶ 2. 選んだものについて、知っていること、選んだ理由を説明する 3. 時間は1分程度でOK。終わったら質問タイムを設けてコミュニケーションを取る 会話はすべて日本語でOK! まずはママがお手本を見せてあげましょう。 <例>「はさみ」について説明をする このはさみはママが子どものころから使っています。ばあばが買ってくれました。持つところが赤くなっているのがお気に入りです。20年以上使っているけど、いまでも紙が切りやすくて助かっています。 身振り手振りを交えながら、いかにこのはさみが魅力的かをアピールする気持ちで取り組みましょう。 ■お気に入りのアイテムからはじめる 「show & tell」は簡単そうに見えて、最初は意外と言葉が出てこないものです。しかし、お気に入りのものなら、話したいことが次から次へと出てくるはず。 子どもの「聞いて聞いて!」という願望も満たすこともできるので、まずは好きなオモチャやお菓子などから挑戦してもらいましょう。 慣れてきたら、ママからお題を出します。家にあるものなら何でもOK。お風呂に入りながらタオルについて説明してもらってもいいですし、買い物中に子どもが興味を示した商品で試してもいいかもしれません。場所を選ばず、どこででもできるのが、嬉しいポイントです。 説明がひと通り終わったら、ママから質問をしてあげます。たとえば「クマのぬいぐるみはかわいいところが好き」という説明があれば、どのようなところがかわいいと思うのか、さらに話を広げていきましょう。 「show & tell」を習慣化することは、話すトレーニングや親子の会話のきっかけになります。さらに、子どもがそのものに対してどのような感情を抱いているか、ボキャブラリーがどのくらい発達したかなども確認することができます。 国際化が進む社会では、プレゼンテーション能力はさらに求められるようになるでしょう。小さなころから楽しみながら訓練していきたいですね。
2017年10月26日楽しそうだけれど、大変なことも多そうな双子ちゃんの出産・子育て。何より、一度に2人を育てなくてはいけないのですから、おむつ交換も授乳も同じタイミング。両親の負担は倍になるでしょう。 しかし、それ以上にうれしいこともいっぱい! そんな双子ならではの 幸せエピソード を集めました。 ■双子の子育てで、夫がイクメンに変身! 「2人目が双子だと判明したとき、長女はまだ小さいし、私たちの両親は遠くで暮らしているからサポートも期待できない…。そんな中での出産は不安でしたが、生まれてみれば何とかなるものですね。 おむつ交換は夫と2人でできますが、授乳を同時にやるのは大変! 長女と同様に完全母乳にしたかったけど、途中であきらめて ミルクも併用 しました。これといったトラブルもなく、順調に育っています。 もう一度、双子を育てたいかと聞かれたら、胸を張って『ハイ!』というほどの元気はもうないけれど(笑)、長女の時には育児にあまり積極的ではなかった 夫が協力 してくれるようになったのはうれしかったですね。というか、協力せざるを得ない状況だったのですが(笑)。今では家事も手伝ってくれるようになりました」(40歳・小学1年生のママ) 双子はお世話のタイミングが同時にやってくるから、忙しさも倍になります。夫婦が協力しなくてはうまくいきませんが、このような環境で夫がイクメンになってくれれば結果オーライかも? ■大変さも二倍だけど、人のやさしさを実感するのも二倍 「双子用のベビーカーは便利ですが、意外と操作が大変なんですよ。成長するにつれて重くなってくるし。体力のない私はフラフラしてしまうことも多かったです。 でも、そんなときに見知らぬ人が声をかけてくれました。 『大丈夫ですか?』 と一言あるだけで、心がとても軽くなった気がします。電車などでも『双子ちゃん、 かわいい わね』と声をかけてもらえたりして、人のやさしさを感じられる機会を得られたのはうれしかったですね」(42歳・小学3年生のママ) 今の日本は子育てママに冷たいなんて言われることもありますが、こうした温かい触れ合いもあるんですね。 ■「違い」を見つけるのも、双子子育ての醍醐味! 「うちは一卵性だし、見た目は瓜二つ。話せるようになると同じタイミングで同じ言葉を発したり、双子ならではの シンクロ を見たときには感動しました。そして、何よりも ペアルック がかわいすぎて、たくさん洋服を買ってしまいます。 何もかもそっくりな双子ですが、同じように見えてもそれぞれ 個性 があるし、成長の違いもあるんです。2人とも電車が好きですが、長男は新幹線、次男は地下鉄というように、ちょっとした違いも楽しめます。まったく同じことに興味を持つわけではないので、それぞれに合わせて仕入れる子育て情報も倍。その分、いろいろなママと話を合わせやすくなりました」(33歳・6歳児のママ) そっくりだからこそ、ちょっとした違いを発見したときの喜びは大きいのかもしれません。 ■効率重視のほどよく手を抜く家事・育児に開眼! 「専業主婦ということもあり、家事はきっちりこなしたいタイプでしたが、双子が生まれてからはそんなの無理! いかに効率的にこなすかが勝負なので、多少のことには目をつぶれるように。おかげで 適度に力を抜く 方法を覚えました」(38歳・3歳児のママ) 何もかもパーフェクトを求めていたら、ママの体がもちません。無理をしないで、できることからこなしていけばいいですよね。 双子ママはみな、「こんなに大変だと思わなかった」「将来は教育費が心配」などと口をそろえますが、双子を産んだことに 後悔はまったくない のだとか。それ以上に毎日、新しい発見があって楽しいといいます。これも双子ママにしか味わえない特権ですね!
2017年10月25日女子は生まれながらにして小悪魔の要素があり、どんなに小さな女の子でも「女」を感じることがあります。大きくなったら男性を翻弄(ほんろう)するようになるかも!? なんて思うこともあるけれど、そんなおませなところがかわいくてたまりません。女の子のママなら共感できる小悪魔エピソードを集めました。 ■女の武器を最大限に活用! まんまとだまされちゃうパパたち 世のパパは、ついつい娘に甘くなりがち。それをわかっているのか、ママとは違う態度で接する術を身につけている子が多数! ●「私が叱っても『まただよ』みたいなウンザリ顔をするのに、夫に対してはすぐに泣いてしかも抱き着く娘。夫には 泣き落とし が有効とわかっているのが末恐ろしい…」(31歳・4歳児のママ) ●「夫に叱られると『結婚して早く家から出て行く!』というキラーフレーズを言い、甘えたい時には『ずっと結婚しない、パパと一緒にいる!』という娘。毎回同じことを言うけれど、そのたびに振り回される 夫が情けない… 」(26歳・5歳児のママ) ●「娘は保育園に好きな男の子がいるのですが、『 パパには内緒 にしてね』と言うんです。パパが嫉妬するから気をつかっているのかな? と思ったのですが、好きな人の存在がバレたら自分にやさしくしてくれなくなることをおそれているらしい」(26歳・6歳児のママ) 涙を見せたり、ほかの男の存在を気づかせないようにしてみたり…。大人顔負けですね! ■恋はかけひき? 男の子たちを手玉にとるミニ小悪魔 親としては、娘にもすてきな恋愛をしてほしい…。けれど、今のうちからちょっと心配になるエピソードも飛び出しました。 ●「『〇〇君がはっきりしないから、わたしから手をにぎってあげたんだよ!』と、すでに 肉食女子 の片鱗(へんりん)を見せています」(24歳・4歳児のママ) ●「おやつを食べながら 『男は顔じゃない』 とぽそっとつぶやいた娘、何があったの?」(39歳・3歳児のママ) ●「娘が好きなのはA君なのですが、おやつをわけてくれるB君も 気になっている 様子。モノにつられない大人に育ってほしい!」(26歳・5歳児のママ) 大人女子に置きかえても違和感がないエピソードがズラリ。小さいころから恋愛になれておけば、大人になってから失敗しないはず!? ■小さくても立派なレディ! チラリと見せる女のはじらい よく男の子より女の子のほうが精神年齢が高いといわれますが、その言葉を裏づけるようなエピソードが…。「子ども」といえども立派なレディに着々と育っているようです。 ●「ママの化粧品を勝手にいじって…というのは、女の子あるあるですよね。うちもいたずらされましたが、自分でうまく使えなかったからか 『ママのは安物だから』 と言われました。その通りだから余計にくやしい!」(31歳・3歳児のママ) ●「歯科医院では、イケメン先生よりもおじいちゃん先生のほうが安心するという娘。イケメンに口の中を見られるのは 恥ずかしい みたい。でも、歯科医院へ行くと必ずイケメン先生にあいさつしています」(39歳・小学1年生のママ) 常に「かわいい」と思われたい女心は、大人も子どもも共通ですね。 こうした小悪魔エピソードはちょっと生意気に感じることもあるけれど、それだけ成長したともいえます。温かく見守っていきましょう。
2017年10月24日子どもからの「赤ちゃんはどこから来るの?」という質問、ママならきっと聞かれることでしょう。小さい子に本当のことをいってもわからないし、かといって「大人になればわかる」という回答では満足しない…かなりの難問です。先輩ママたちはどのように答えてえたのか、聞いてみました。 ■子どもにとっては衝撃的!? 「帝王切開のエピソード」 出産方法は大きく分けて2つ。産道を通る「普通分娩」と下腹部を切って赤ちゃんを取り出す「帝王切開」。普通分娩の説明は難しいけれど、帝王切開のほうは事実を伝えるだけなので意外と楽なのだとか。 「帝王切開だったので、正直に『ママのお腹を切ってあなたを取り出した』と答えました。『ママは痛くなかったの?』『赤ちゃんも切れちゃうんじゃないの?』などと質問攻めにあいますが、それほど衝撃的のようで、なぜお腹の中にいたのかはどうでもよくなるようです」(42歳・小学6年生のママ) 「お腹を切ると赤ちゃんが出てきた。そういうと、想像できないほどびっくりします。うちの子は茫然としていましたが、姪っ子は泣き出してしまいました。それ以来、赤ちゃんがどこから来るのかという話題は親戚中で話されなくなりました。当時は帝王切開が嫌だったけど、こんなところで役に立つとは!」(29歳・小学2年生のママ) 「うちの子が小さいときには、ギター侍がはやっていました。テレビを見ながら『ママも切腹して子どもを産んだんだよ』というと、ゲラゲラ笑いだしたんです。歌いながら産んだと勘違いしていたみたいだけど、大人になれば本当のことがわかるし、とくに指摘しませんでした」(50歳・大学生のママ) 大人になった今でも、お腹を切るということは少なからず衝撃があります。それが子どもならなおさら。嘘はついていないけど、子どもからの質問攻めから逃れられるという点では、いい方法かもしれません。ただ、トラウマにならないようにフォローをお忘れなく! ■コウノトリ、キャベツ畑… 「ファンタジーすぎる話はNG」 よく、「子どもはコウノトリが運んでくる」「キャベツ畑にいた」なんて話がありますが、現実離れしているので避けるママが多いようです。真実は語らず、オブラートに包んで説明するのだそう。 「パパとママが神さまにお願いしたら、あなたが生まれてきたんだよ、といいました。なかなか子どもができなかったので実際にお参りに行ったこともあるし、嘘ではないですよね」(40歳・3歳児のママ) 「パパとママが愛し合って、もっと仲良くなると子どもができるといいました。詳しい内容はさておき、そういう感情がないとなかなか子作りに至らないと思うので…」(39歳・5歳児のママ) 「まずは大人にならないと子どもができないと説明し、そのうえで、本当に好きな人と出会ったときにその愛の証拠として子どもができると話しました」(41歳・小学4年生のママ) 「まだ子どもが小さいから聞かれることはないけど、私は両親に『橋の下で拾った』といわれてショックだったので、嘘くさい話はしたくないです」(33歳・1歳児のママ) 子どもができるには、パパとママが仲良しであることが条件。さらに、大人にならないとできない。子どもには、このくらいの説明でもいいのかもしれませんね。 ■子どもの豊かな発想が炸裂! 「自分で考えさせる」 あえて答えを出さずに、考えさせるというママも見られました。 「聞かれたら、『あなたはどう思う?』と逆に質問します。いろいろと考えているうちにどうでもよくなるみたいですが、自分で考えるというきっかけになるし、ユニークな意見も出てきておもしろいです。上の子は『空から降ってくる』といいましたが、下の子は『桃の木になる』といいました。なぜ桃の木かといえば、自分が桃を好きだからですって」(39歳・小学3年生&5歳児のママ) 「生々しい話は避けますが、パパとママの卵のもとが、ママのお腹で合体すると答えました。その卵はどこからできるのか、どうやってお腹で合体するかは、子どもに考えてもらいます。『パパはわからないけど、ママの卵はスーパーの特売で買ってきた』といわれたときにはドキッとしましたが…」(48歳・高校生のママ) 子どもにも考えてもらえば、発想力や調べるきっかけを作れそうですね。トンデモ回答がとびだしても否定せず、「そうだったらいいね」などと考えることの楽しさを教えてあげましょう。 海外では幼稚園のころから性教育が始まるケースもあり、真実を知る年齢に正解はありません。しかし、現在の日本では、幼児期に知る必要はないと考える人が多いものです。こうした質問をきっかけに、親としてもいつごろから性教育をするべきか考えることが必要かもしれませんね。
2017年10月01日ママはお風呂大好きだけれども、子どもがお風呂嫌いという場合があります。または遊んでいたくて、湯船につかることを面倒くさがる子も。そんなときは遊びをとおして、お風呂好きになってもらいましょう。子どもたちに人気のお風呂遊びを先輩ママさんに質問しました。 ■泡があれば遊び方無限大! 大人もハマるお風呂の泡遊び シャンプーや石鹸(せっけん)の泡を使う遊びは、多くの家庭で楽しまれているようです。洗い場で行うものですが、こうした遊びがお風呂そのものを好きになるきっかけにもつながります。 ●「うちの娘は泡を体全体につけて洋服のようにしたり、泡で壁に絵を描いたりするのがお気に入りです」(29歳・2歳児のママ) ●「シャンプーを手に取り、わたしとどちらがたくさん泡立てられるか競争します。子どもが負けたら、『ママに頭を洗わせてね』と約束して遊んでいるうちに、苦手なシャンプーを克服できました」(30歳・3歳児のママ) ●「洗ったあとの泡を手に取り、シャボン玉のように飛ばして遊んでいます」(26歳・2歳児のママ) ●「うちの子が小さいときは、泡が消えていくのをじーっと見ているのが好きでした。なかなか消えないのでその隙にお風呂へ入れてしまうと、おとなしくしていました」(37歳・小学1年生のママ) ●「シャンプーで洗いながら髪型を変える遊びは大人の私も楽しい! この遊びをするために、娘は髪を伸ばしています(笑)」(31歳・5歳児のママ) 泡さえあれば、遊び方は無限大。子どもの創造力も豊かになりそうですね。 ■お風呂遊びで喜ぶオモチャは何? お風呂遊びを楽しくするオモチャも、いまではいろいろなものがありますよね。みんなはどのようなものが好きなのでしょうか? ●「水鉄砲のように自分で動かすものや、ゼンマイで動くオモチャなど、動きがあるものは飽きがこないようです」(35歳・5歳児のママ) ●「うちの子は、お風呂で使えるクレヨンでお絵かきするのが好き。シャワーでさっと流せることが魅力なのですが、せっかく描いた絵を消すなと怒り出すこともあるので、そのタイミングには注意が必要。またこのクレヨン、目地に入ると落ちにくいこともあるので、描く場所には気をつけて。」(27歳・5歳児のママ) ●「小さい頃は、お湯に入れると色が変わるオモチャで湯船に誘導。車や動物など、いろんな種類があるので、その日の気分に合わせて選んでいました」(38歳・小学3年生のママ) お風呂にオモチャを置きっぱなしにしてしまうと、カビが生えてしまうことも。気がつかぬうちに黒ずんでいた…なんて話もよく聞きます。定期的におもちゃのお掃除をするようにしたいものです。 ■昔からの定番! シンプルだけど意外と楽しいお風呂遊び オモチャがなくても、身近なもので子どもを喜ばせることができます。 ●「コップやおけを逆さにして湯船に入れて、ひっくり返すだけ。空気がぼこっと出るのが子どもには不思議みたいで、自分でもやりたがります。私も親にやってもらったなぁ」(40歳・小学2年生のママ) ●「タオルを風船のようにして、ぶくぶくさせる遊びが好きみたい。『おならみたいだね!』といって喜んでいます」(36歳・6歳児のママ) ●「お風呂で手遊び歌をうたいます。グーチョキパーの歌やおべんとうばこの歌とか、私が子どものころに歌ったものが中心。そのほか、いろんな数え歌を歌って、英語や言葉の学習にも役立てています」(39歳・3歳児のママ) ●「お風呂で好きな歌を歌ってもらいます。風呂場は音が響くので、歌うことが好きになったみたい」(34歳・4歳児のママ) ●「掃除道具の水きり用スクイジーで壁を掃除するのが好きな息子。シャンプーは無駄遣いすると怒られるけど、洗剤+ブラシでゴシゴシするのはほめられると知ってから、熱心に掃除してくれます。夢中になりすぎるので、湯冷めしないようにフォローが大変ですが…」(29歳・5歳児のママ) 身近なものをオモチャにしてみたり、歌や英語の練習をしてみたり。お風呂は、教育の場としても役立ちそうですね。 お風呂は親子で過ごす大事な時間。一緒に入ってくれるのは今だけかもしれませんし、その貴重なひとときを好きになってもらいたいですよね。子どもの興味に合わせて、遊び方を工夫してみましょう。
2017年10月01日ママ友同士のおでかけでは、車を持っていて運転できるママが「じゃあ、うちが車を出そうか?」という話になることが多いでしょう。目的地が近ければ、ちょっとそこまで乗せていってもらうなどは日常茶飯事ではないでしょうか。 しかし、車に乗せる・乗せてもらうというのは、意外と トラブルも発生しやすい もの。特に、ふだんはあまり車に乗らないママ、車に慣れていないママは、その原因となりやすいので注意が必要です。 ■駐車場代やガソリン代、ささいな金額だけどモヤモヤする… 「近所のママ友と、子連れでランチへ行きました。ちょっとした距離ですが駐車場がない店だったので、コインパーキングを利用したんです。しかし、相乗りしたママ友はその 料金を払おうとせず… 。少額だからこちらも請求しにくくてモヤっとしました」(29歳・2歳児のママ) 場所にもよりますが、ランチの間くらいなら駐車場代も数百円程度でしょう。だからこそ、車を出したママは「ワリカンでいい?」とは言いにくいですが、乗せてもらったママのほうがお礼として駐車場代は負担するくらいの気持ちでいたいもの。 たいていはワリカン、もしくは「いらないよ」といわれることが多いでしょうが、厳密にいえばガソリン代もかかっているわけですから、誠意は示したいものです。 交互に車を出す機会があれば、 乗せてもらったほうが駐車場代を出す など、あらかじめルールを決めておくのもいいかもしれません。 ■その“ちょっと駐停車”、近所迷惑になってない? 「お届けものがあってママ友の家へ。すぐに帰る予定だったので家の前に駐車したのですが、思わず立ち話がはずんでしまって…。その間、ほかの車が通りにくかったようで、 近所迷惑 になってしまいました」(33歳・小学6年生のママ) ちょっと立ち話のつもりが、盛り上がって長引くのはよくあること。相手が「大丈夫、大丈夫」と言っても、長くなりそうなら駐車場へ車を移動させる、場所を変えて話をするなど、 気配りが必要 です。 最初に、「車をとめているから長く話せないの」と一言ことわっておくのも一つの手です。たびたび遊びに行くほど仲のいいママ友ならなおさらなので、ご近所から迷惑だと思われないように気を付けましょう。 ■「運転代わろうか?」の気持ちはうれしいのだけど、実は… 「ママ友とちょっと遠出したとき、私が車を出しました。帰りは『運転を代わろうか』と言ってくれましたが、相手の年齢が 自動車保険の対象外 だったので断ったんです。すると、『私は信用されていないんだ』とむすっとされて困りました」(41歳・小学4年生のママ) 自動車保険は運転者の年齢によって料金が変わる場合があり、家庭によっては保険対象年齢を絞って契約し、保険料をおさえていることも。年が離れたママ友が同乗するときには、安易に運転を代わってもらうのは禁物です。 自分のほうが若い場合でも、運転を頼まれて困ってしまうことが考えられます。事前に確認しておくといいでしょう。 ■それって、道路交通法違反! 乗っても乗せてもNG 「ママ友と買い物へ行く約束をしました。車で迎えに行ったら 赤ちゃんも一緒 に連れて行きたいといきなりいわれて…。うちの子はもう小学生以上だし、チャイルドシートはありません。だからといって、赤ちゃんを放置するわけにはいかないので、その日はキャンセルしてもらいました」(39歳・小学2年生のママ) 「ママ友と出かけるとき、わが家は私と子ども2人で行くと伝えていました。ママ友の家は一人っ子だから大丈夫だろうと思ったけど、そのお友だち2人も一緒に行きたいとなって…。『つめれば乗れるって』と言われたけど、さすがに 子ども5人一緒は無理! 最初からわかっていれば、車を借りたりできたのに」(34歳・小学3年生のママ) これもよくあるトラブルですが、どちらも 道路交通法違反 なのでしっかり断るべき。特に車の免許を持っていないママ友だと、こうした違反に気づかないこともあるので、事前に話しておいたほうがいいですね。 それでも強引に乗ろうとするなら、「じゃあ、これから全員が乗れるレンタカーを借りてくるから、その分のお金はワリカンね」と言ってみて。無理強いはしなくなるはずです。 車に対する考え方は、免許の有無や、車を使う頻度によっても変わってきます。違法なものはともかく、マナーについては「これが正解」というものはありません。トラブルを避けるためには、あらかじめ車についての価値観などを共有しておくといいでしょう。
2017年09月30日好き嫌いなく育ってほしいというのがママの願い。それでも偏食がみられたら、嫌いなものを細かくして好物に入れるなど、調理法を工夫するのではないでしょうか。 しかし、実際には「食わず嫌い」ということも多く、心に訴えかけるほうが効果的な場合も。わが子の好き嫌いを克服するために、ママたちがやってみた作戦とは? ■「ママもこれが嫌い!」 「トマトが嫌いなお友だちの影響で、トマトを食べなくなりました。それまでバクバク食べていたのに…。これを逆手にとり、 『ママはハンバーグが嫌い』、『ケーキなんて見たくもない』と、子どもの好きなものを嫌いだというようにしたんです。 お友だちが嫌いだからという理由で食べないなら、ママの嫌いなものも食べたくないでしょ? と言い続けたら、まねすることをやめました」 (40歳・小学4年生のママ) お友達の影響を受けて、ある日突然、「これはイヤ!」なんていうこともありますよね。そんなことで嫌いになるならそこまで好きではなかったのかもしれないけれど、ママとしては認めるわけにもいかず…。 しかし、頭ごなしに否定しては、余計食べたがらなくなるでしょう。まねしてもいいことなんてない、ということを教えるにはいい作戦ですね。 ■「自分が収穫したら食べなくちゃ!」 「義実家では毎年、キュウリを作っているのですが、息子はキュウリが嫌い。そこで、 収穫を手伝わせ、漬物を一緒に作りました。 自分で野菜を収穫する、そしてそれを料理するという体験をすると、意識が変わるみたい。『食べてあげなきゃかわいそう!』と言いながら食べていました。 いまでもあまり好きではないみたいだけど、『このキュウリも農家の人がおいしく食べてほしいと思って作ってるんだよ』と話すと、ちゃんと食べてくれます」 (29歳・小学2年生のママ) 収穫や調理体験は、好き嫌いを克服するメジャーな方法ですね。私の甥っ子はナスが嫌いですが、自分で収穫したものなら食べるそうです。味は変わらないと思うのですが…。 ■「好き嫌いが多い男はモテない」 「小学校高学年になっても好き嫌いが多い息子。野菜はほとんどダメ、魚も刺身ならOKだけど、焼いたり煮たりすると食べません。そこで、 『好き嫌いが多い男はモテない』というパンフレットを作り、テーブルの上へ置いておきました。 グラフやアンケートなんかも盛り込んだ自信作ではあるのですが、プロのような仕上がりではないので子どもだましに過ぎず…。これでは効かないかな、と思ったけど、そのパンフレットを見てから少しずつ食べられるものが増えていきました。女子のことが気になるお年頃だからこそ、効果があったのかもしれません」 (42歳・小学6年生のママ) パンフレットまで作るとは本格的! これが中学生になると難しくても、思春期かつ、まだ子どもだからこそ通用したのかもしれません。 ■「ピーマンが食べられないなんてかわいそう!」 「ピーマンが苦手な息子。小さく切ってチャーハンに入れてもきれいに取り除いてしまうので、おいしさを伝える工夫をしました。ただ『おいしいよ』といっても信じてくれないので、 『ピーマンが食べられないなんてかわいそう! もったいないからママが食べてあげる!』 と大げさにいいながら、息子の分のピーマンを食べます。 夫にも協力してもらい、『これは私が食べるの!』なんて、ピーマンを取り合う芝居もしました。しつこいくらい繰り返していくうちに、少しずつピーマンが気になりだしたみたいで、自分から食べるようになりました。最初はまずそうな顔をしていたけれど、それでもめげずに『ピーマンはおいしい!』といい続けたら、洗脳されたのか、いまでは克服したようです」 (31歳・小学3年生のママ) おいしいものを自分だけが食べられないなんて、子どもにとっては残念なこと。家族で協力して芝居をするのはいい方法かもしれません。女優になったつもりで演技しましょう! 味が嫌いなら調理法を工夫するのが効果的ですが、とくに小さい子の場合はほかの理由で「嫌い」ということがあります。 そんなときは、こうした心に訴えかける作戦が有効かもしれません。子どもの性格に合わせて、チャレンジしてみては?
2017年09月29日蒸し暑い夜、夫婦のもめごとのタネになるのが、エアコンの設定温度。どの夫婦の寝室でも、暑がりな夫と冷え性の妻による攻防が日夜繰り広げられているのではないでしょうか。 思いきって寝室をわけるか、どちらかが耐えるか…。実際、ママたちはどうしているのか調査しました。 ■ケース1 夏は寝室をわけることに決めた夫婦の場合 思いきって別室で寝ることにした夫婦。なぜ、どうやって、その結末にいたったのでしょうか。 ●「最初は我慢していたけれど、のどが痛くなるし、ついに 風邪をひいたので、それから別々に寝るようになりました 。たかがエアコンの温度設定でケンカしなくなかったし、夫婦円満のためにも一緒に寝る必要はないと思います。涼しくなったらまた同じ寝室に戻ります」(31歳・小学4年生のママ) ●「 子どもができてからは、夫だけ別の部屋 で寝ていました。でも、小学校中学年くらいから、 息子も夫の部屋のほうが涼しくていいと寝室を変えてしまって… 。男はみんな暑がりなの!?」(42歳・小学6年生のママ) ●「わたしはとても寒がりだけど、夫は汗っかきで冬でも家では半袖で過ごすほど。そのため、一年通して別室でしたが、さすがに冬はさみしいので、 湯たんぽなどを使って同じ部屋で寝ています 。夏も毛布などでがんばろうと思うのですが、冷房が苦手なもので…」(30歳・2歳児のママ) ●「結婚当初は、夫が冷え性のわたしに合わせてくれていましたが、 寝汗がひどくてシーツやふとんカバーの洗濯が大変! ストレスをためないよう、別室で寝るようになりました」(31歳・2歳児のママ) お互いが快適に過ごすためには、あえて寝室をわけるという方法もあります。温度の感じ方は人それぞれなので、無理に合わせないほうが体のためにもいいかもしれません。 ■ケース2 夏でも一緒に寝たい! 夫婦の場合 たとえ体感温度が違っても、夫婦同室を選ぶ家庭も。そこには、涙ぐましい努力も見られます。 ●「夫に合わせると寒くて寝られないので、 寝袋の中で寝ています 。毎日がキャンプのようです(笑)」(40歳・小学2年生のママ) ●「 天井からカーテンをつるし、風が自分のほうへこないように工夫 しています。カーテンで仕切られるので別屋で寝るのとあまり変わりませんが、離れて寝るのは夫が嫌がるので仕方なく…」(32歳・5歳児のママ) ●「経済的にもエコの面でも冷やしすぎはよくないので、夫に電気使用量などの数字を見せて説得しました。 子どもからも『電気の無駄づかいはダメだよ』といわれたのが決め手 となり、夫は渋々承諾。なんだかんだいってもちゃんと眠れているようなので、温度を上げても問題ないのだと思います」(38歳・小学3年生のママ) ●「 寝る前に寝室を冷やしておいて、寝るときには弱くしてタイマーで切れるように しています。夫より遅く寝室へ行けば、寒すぎるということはありません」(40歳・小学3年生のママ) ●「 実はわたしのほうが暑がり なので、夏になると夫が厚着をしていて申し訳なく思っていました。体のためにも冷やしすぎはよくないし、今では夫に合わせるようにしています」(39歳・4歳児のママ) ●「 ひんやりする寝具や氷枕を活用 しています」(39歳・小学1年生のママ) ●「独身時代から温度問題でケンカすることが多かったので、結婚後は 同じ部屋でもベッドをわける ようにしました。いつもは2つのベッドをくっつけて寝ていますが、夏は離してエアコンの風があたりにくいところへ避難します」(37歳・4歳児のママ) 便利グッズを活用したり、風があたらないように工夫したり。さらには、寝袋を使ってまで同室で寝る夫婦愛に泣けてきます。 たかがエアコンの温度設定ではありますが、快適さが失われるとぐっすり眠ることができず、体にもよくありません。だからといって、自分の希望を押し付けるだけもよくないでしょう。 同室・別室のいろいろなケースを参考に、お互いにとってよりよい方法を探っていけば、ケンカにならずにすみそうですね。
2017年08月20日夫にも家事に協力してほしいなら、やる気を引き出してあげることが大事です。しかし、良かれと思って言ったひと言がマイナスになってしまうこともあります。実際に、男性たちが「やる気が失せた」と感じたキーワードをご紹介しましょう。家事をお願いするときの参考になるかもしれません。 ■「パパにもできる」 「料理番組を見ていたとき、「これならパパにもできるね」と言われました。妻に悪気がないのはわかっているのですが、見下されている気がします。独身時代はひとり暮らしをしていたし、何もできないわけではありません。言い方を考えてほしかったです」(47歳・男性) 上から目線の発言に敏感な男性は少なくありません。「これならできるでしょ」も同様にNG! 料理を作るように導くなら、素直にお願いするのがいいでしょう。また、「パパの作るチャーハン、子どもたちも大好きだしまた食べたいな」などと、夫を持ち上げる発言を盛り込むのも効果がありそう。 ■「私だけががんばっている」 「帰りが遅くなった私に、妻が「私だけががんばっている」と言いました。たしかに妻の負担が大きいことは実感しているけど、働いて家族を養うことも父親としての役目。それを否定された気持ちになってしまいました。飲み会で遅くなったならまだしも、残業は避けられないので勘弁してほしい」(43歳・男性) この男性は家事はあまり協力していないけれど、休みの日には子どもを預かって妻の自由時間を作るように心がけていたそう。そのため、「何もしていないわけではない!」と、ついカッとしてしまったといいます。 働きながら家事や育児をこなしていると、精神的に追い込まれてしまうことは珍しくありません。つい八つ当たりをしたくなりますが、たとえ何もしない夫に対してもこの言葉は言わないほうが得策です。 がんばっていることをアピールするよりも、手伝ってほしいことを具体的に示すほうが男性には伝わりやすいかも? ■「●●さんちはパパが■■をやるんだって」 「友だちの家ではパパが掃除を担当するとか、あの家では何をしてくれるとか、そんな話をよくする妻。遠回しに家事を手伝うように言いたいのでしょうが、それが嫌味に感じます。よそはよそ、うちはうち。やってほしいなら素直に言えばいいのに」(35歳・男性) ほかの家庭を例に出せば、夫のやる気を引き出せそうな気もしますが、逆に意地でもやらないと思ってしまうことも。それなら、言われる前にやってよ! と言いたくなりそうですが、そこはグッと我慢。 ただ例として出すだけでは嫌味と思われる可能性もあるため、その後で「うちもこうしてみようか」と提案するのはいかがでしょうか。成功例として話したうえで、我が家なりの方法を提案すれば、受け入れてもらいやすくなりそうです。 何も言わなくても協力してくれれば苦労しないのですが、そうではない場合は言い方にも工夫が必要。できるだけやる気を引き出す言葉を選び、夫婦で気持ちよく家事を分担できるといいですね。
2017年08月19日ナス、オクラ、ズッキーニなど夏野菜のおいしい季節ですが、ちょっとかためのものや舌触りが独特なものが多く、「子どもが苦手だから…」と、なかなか食卓に上らない家庭も多いでしょう。 しかし、それらの夏野菜をひっくるめて、「揚げびたし」にしてはどうでしょうか。やわらかくなって子どもでも食べやすく、 常備菜としても大活躍 ! 夏バテで食欲がないときでも重宝する一品ですから、旬の恵みをたっぷりいただきましょう。 ■基本の基本! スタンダードな和風レシピ 揚げびたしとは、素揚げした野菜などをダシや調味料に漬け込むもの。味をなじませるときに冷やすので、暑い夏でもさっぱりと食べられます。 「揚げる」といっても、天ぷらやフライのように大量の油は使わず、 フライパンでさっと作ることも可能 。まずは、すぐにできるお手軽レシピをご紹介しましょう。 <材料 2人分> めんつゆ 300cc ※揚げた野菜が半分つかる程度。市販のストレートを使用する場合、お好みで2~3倍に薄めます。 ナス 2本 オクラ 4本 ズッキーニ 1本 ※夏野菜はそのほか、パプリカ、ピーマン、カボチャ、シシトウなど好みのものを複数用意。 食用油 適量 <作り方> 1、野菜を食べやすい大きさにカットして、ペーパータオルなどで水気をふき取る。厚さは5mm~1cm程度。シシトウを丸ごと揚げる場合は破裂しないように切り込みを入れたり穴を開けたりしておく。 2、水で薄めためんつゆを保存容器に入れる。 3、フライパンに食用油を入れて加熱。材料が浸る程度の量でOK。 4、かたく火の通りにくいものから順に素揚げし、油を切ったら熱いうちに2.へ入れる。 5、粗熱が取れたら冷蔵庫へ。冷やして味をなじませたらできあがり。 市販のめんつゆを使えば、ダシを取る手間が省けます。すりおろしたしょうがや酢をプラスしたり、三杯酢に漬けたりしてもおいしいですよ。 ■もはや揚げびたしとは呼べない? 洋風や中華風にアレンジ 揚げびたしという名前から和食のイメージがありますが、 漬け込む調味料を変えれば洋風や中華風に大変身! 飽きのこないさまざまなバリエーションを楽しみましょう。 洋風に仕上げるなら、マリネ液 に漬ければOK。わが家では砂糖1、オリーブオイル1に対し、酢を2の割合でマリネ液を作っています。バルサミコ酢を使うと風味が増し、ちょっとおしゃれな一品に。 ごま油と黒酢を使えば中華風 になり、野菜のほか、アジのから揚げとも相性抜群です。あとから豆板醤をプラスすると、ピリ辛なおつまみとしても楽しめます。 もっともっと簡単・手軽にすませたいなら、 市販のドレッシングを活用 するのもいいでしょう。ノンオイルタイプを使えば、ヘルシーに仕上がります。 ■余った揚げびたしは、ちょっとひと工夫でパッとリメイク 揚げびたしは常備菜になるとはいえ、夏はなるべく早く食べきりたいところ。一度にたくさん作ってしまうと、同じメニューに子どもも飽きてしまい、余ってしまうこともあります。 一番手軽なリメイクメニューは、 漬けだれごとそうめんのトッピング にしてしまうこと。洋風・中華風アレンジでもおいしく楽しめますし、パスタにからめてもOKです。 チーズをのせて焼けば、グラタン風の味わいに。揚げびたしそのものに味がついているので、そのまま焼くだけで、一品でき上がりです。パンと一緒にピザトーストとして楽しむのもおすすめですよ。 和風揚げびたしなら、 細かく切ってハンバーグのタネに混ぜれば、和風ハンバーグのでき上がり 。肉料理でも野菜がたくさんとれるので、大根おろしでさっぱりといただきましょう。 色の濃い夏野菜の多くは、ビタミンが豊富で、 油と一緒にとると栄養を効率よく吸収できる性質 (脂溶性)を持っています。揚げものはカロリーが気になりますが、野菜自体が低カロリーなうえ、油少なめで作る揚げびたしなので、夏バテ予防におすすめです。
2017年08月15日小さい子には 「ママ」 のほうが呼びやすいけど、成長したらいつまでその呼び方でいいんだろうか…。お受験対策のために 「お母さん」 と呼ばせたい。「ママ」から「お母さん」へ切り替えるタイミングや理由はさまざまです。みんなはどのようなタイミングで切り替えたのでしょうか? ■お受験を目指している家庭では 小学校受験 の場合、多くの学校で 面接試験 が行われます。そのときには、「パパ・ママ」呼びが不利になると、お受験用教室でいわれることもあるのだとか。そのため、お受験を考えるママたちは、早めに切り替えをしているようです。 ●生まれる前から決めていた。でもじつは… 子どもが生まれる前から小学校受験を考えていました。だから、言葉を覚える前から自分のことをママとはいわないようにしていたんです。 話しかけるときは「お母さんですよ~」ということを徹底したおかげで、小さいころから「お母さん」と呼ばせることができました。でも、じつはよその子が「ママ」と呼んでいるのが うらやましかった です(42歳・小学6年生のママ) ●お受験反対の姑によって子どもが混乱!? 試験のときだけ「お母さん」というのは難しいので、受験対策をはじめたころから切り替えました。じいじとばあばも「おじいちゃん」と「おばあちゃん」に切り替えたけど、 お受験に反対していた姑 がわざと「ばあばだよ」というので、最初は子どもが混乱して大変でした(40歳・小学4年生のママ) ●自分の呼び方も同じなのでスムーズに切り替え 「ママ=若い」イメージが自分の中にはあったので、「ママ」と呼ばせていたんですが、受験ではNGと聞いてからお母さんに切り替えました。同居する母を私自身が「お母さん」と呼んでいるからか、子どもも スムーズに切り替え できました(40歳・小学2年生のママ) 学校によっては、お母さんではなく「お母さま」をよしとする場合もあり、併願を考えたときに悩んだという声も。ただ、実際には、「ママ」と呼んだだけで不合格になる学校は少ないようです。 ■小学生になると自然に切り替える!? 小学生になると、子どもが 自発的 に呼び方を変えることも少なくありません。そのため、切り替えを意識しなかったという意見も見受けられました。 ・「小学校に入学したころは『ママ』と呼んでくれていたけど、いつの間にか『お母さん』に代わっていました。どうやら 友だちにからかわれた ようで…」(31歳・小学4年生のママ) ・「男の子がいつまでもママ呼びするのはどうなの? と思っていたけど、 周囲の影響 で自然と切り替わるものですね。ママとしてはちょっと寂しいけど、これも成長の証かも」(38歳・小学4年生のママ) ・「高学年になってもママと呼んでいた息子。 中学生になる前 には切り替えてほしかったので、『ママも大きくなってお母さんに進化したんだよ』といって誘導しました」(40歳・中学生のママ) ・「関西に住んでいるので、小さい子ころからずっと『おかん』。切り替えを意識したことはないけど、東京へ遊びに行ったときに、その呼び方はちょっと恥ずかしい…」(42歳・小学1年生のママ) とくに男の子は、友だちの影響で自然と切り替えることが多いようですね。男の子は、ママからお母さん、そしてお袋へと変わっていくのでしょうか? ■中高生のママ呼びはアリ? ナシ? 多くの家庭では小学生のころに切り替えのタイミングを迎えるようですが、 中高生の場合 はどうでしょうか。先輩ママたちに聞きました。 ・「娘はいまでもママ呼び。女の子だからいいかな、と思うけど、よそでは母というように話している」(50歳・高校生のママ) ・「娘が中学生になったとき、お母さんと呼んだほうがいいか聞かれたけど、ママのままでいいと話しました。自分も母をママと呼んでいるので、そのほうがしっくりくる!」(38歳・中学生のママ) ・「思春期を迎えてから、恥ずかしいのか『ねえ』、『あのさ』などと話しかけてくるようになった息子。もうお袋でもいいからちゃんと呼んで!」(40歳・中学生のママ) 私の友人も、いまだにママ呼びですが、それは親しい間柄のみであり、 対外的 にはきちんと「母」を使っています。ある程度大きくなれば使い分けも可能なので、家庭では子どもが呼びやすいものでいいのかもしれません。 何歳になったらお母さんに切り替えなくてはいけないというルールはなく、呼ばせ方にも決まりはありません。だからこそ、どう呼ばせればいいか悩むママが多い様子。受験を考えていない場合は、あまり意識することなく、子どもに任せてもいいかもしれませんね。
2017年08月14日大掃除といえば年末をイメージするかもしれませんが、じつは夏も最適なシーズンです。なぜなら、温度や湿度、そして水温も高く、汚れが落ちやすいから。いまのうちにしつこい汚れを落としてしまいましょう! ■夏は油汚れが落ちやすい季節 この時期にキレイにしておきたいのが、ガス周りをはじめたとしたキッチン。年末に大掃除をしていても、びっくりするほど汚れがたまっているものです。 まずは、換気扇やレンジフードなどの大物に取り掛かります。取り外せるパーツはすべて漬け込み洗いでキレイにしてしまいましょう。布団圧縮袋などの大きくて丈夫な袋を用意し、そこに水道水と中性洗剤を一緒に入れて漬け込むだけでOKです。 洗剤は少量でも効果があります。バケツ1杯の水に対して小さじ1程度でも大丈夫。こびりついた油汚れは、事前にいらない布でふき取るか、カード類でこそげ落としておくと、より汚れが落ちやすくなります。 この袋を庭やベランダに置いておきましょう。水が太陽の熱で温まって汚れが落ちやすくなり、10分程度で汚れが浮き上がってくるでしょう。ブラシなどでこすってみて、まだ落ちないようならさらに10分、漬け込みます。 取り外せないパーツには、先ほどと同じ濃さの洗剤液をキッチンペーパーにひたし、それをペタっと貼りつけておく“湿布スタイル”がおすすめ。スプレー式の洗剤を汚れに塗布して、ラップをしてもOKです。 また、ガンコな油汚れを落とすには、“ドライヤーで熱を与える”という裏技もありますが、夏は室温が高くなっているのでそのような方法はあまり必要がないようです。また、夏は冷水を使わずに済むため、手荒れも防げます。 ■カーテンやラグも、まとめてキレイに! カーテンやラグなどの大きいものは、乾きにくいため洗濯するのもひと苦労。しかし、夏の太陽を利用すれば、厚手のものも乾きやすくなります。梅雨を経てカビっぽくなっていることもあるので、この機会に洗ってしまいましょう。 ただし、何でも家庭で洗えるわけではないので注意が必要です。表示を確認するようにしましょう。 洗ったカーテンはレールに干すのが手軽ですが、部屋が湿気っぽくなったり、窓ガラスや周囲の壁がカビやすくなる原因にも。しっかり脱水されているかを確認しましょう。また、素材によっては陰干しが必要な場合もあるので、そのときは風呂場に干すのがおすすめです。 ラグやマットは外に干せるものが多いので、天気の良い日に洗濯します。 ■お風呂掃除は、子どもと一緒に“水遊び”感覚で お風呂掃除をするときは、子どもにお手伝いをしてもらいましょう。水着や濡れてもいい服に着替えて水浴びがてら行うと、遊び感覚で掃除ができてしまいます。 お手伝いや掃除に興味を持ってもらうためにも、まずはホースやシャワーで水を掛け合い、遊んでしまいましょう。その後、浴槽や風呂桶などを一緒にキレイにしていきます。カビ取り剤などの強い薬品は使わず、子どもでも簡単にできることをお願いするのがいいですね。 掃除が終わったらまた水遊びをして、楽しい印象を残すようにします。最後はきちんと頭や体を拭いて、風邪に注意しましょう。 冬と比べて汚れが落ちやすいため、つい掃除に夢中になってしまうことがありますが、熱がこもりやすく熱中症になる恐れも。適度に休憩と水分をとりつつ、無理をしないように進めていきましょう。
2017年08月13日宮崎の郷土料理 「冷や汁」 は、さっぱりしていて食欲がないときにもぴったり。しかし、ちゃんと作ろうとすると、魚を焼いてからすり鉢で混ぜると、面倒な工程が多いものです。そこで手軽に作ることができる 缶詰活用レシピ をご紹介しましょう! ■缶詰で作る冷や汁レシピ 魚の缶詰は調理済みで、骨まで食べられるのが魅力。これを使った冷や汁を紹介します。 <材料 3~5人分> サバの水煮缶 1缶 みそ 大さじ1~2 白ごま、すりおろしたしょうが お好みで 豆腐 1丁 冷水 400~500cc きゅうり、シソ、ミョウガなどの薬味 お好みで <作り方> 1、 缶詰を汁ごとボウルに入れて身をほぐす 2、 みそとお好みで白ごまやしょうがを混ぜたら、冷水を入れてさらに混ぜる 3、 水気を切った豆腐を手でちぎりながら入れる 4、 器に盛りつけたら、薬味を入れてできあがり 絹ごし豆腐を使うとなめらかな食感になり、木綿豆腐を使うと食べごたえがでます。ダシを使うレシピもありますが、缶詰の汁ごと使うことで省略も可能。みその量は缶詰の味付けによって調整してください。味見をしながら少しずつ調味料を加えていくとよいでしょう。 サバ缶だけでなく、 鮭の中骨の水煮缶 や ツナの缶詰 などを使ってもOK。 サバのみそ煮缶 を使うと、甘い味付けになるので、水煮缶とお好みで使い分けてはいかがでしょう。ただみそ煮缶を使用した場合、ダシを加えないと少し物足りなさを感じるかもしれません。その場合は、かつお節や調味料で調整してください。 ■本格的な冷や汁レシピ 缶詰もいいですが、本格的な冷や汁の作り方も覚えておきたいものです。時間があるときには、一度挑戦してはいかがでしょうか? <材料 3~4人分> アジ 2~3尾(魚のサイズによる、開きが手軽です) みそ 大さじ3 すりごま 大さじ3 豆腐 半丁 ダシ汁 2~3カップ きゅうり、シソ、ミョウガなどの薬味 お好みで <作り方> 1、 アジを焼く 2、 みそとすりごまを混ぜたものをフライパンで焦げ目がつくまで焼く ・みそをホイルにのせて、アジと一緒に焼くと時短になります。 3、 アジの身をほぐしてすり鉢ですり、なめらかになったら2を混ぜる 4、 みそを溶かすように冷やしたダシ汁を加える 5、 水気を切った豆腐を手でちぎりながら入れる 6、 器に盛りつけたら、薬味を入れてできあがり みそをあぶることで、香ばしさがプラス! すり鉢を使うのが面倒なら、フードプロセッサーを利用してもOKです。 さらにこだわりたい場合には、身を取り除いた後のアジ(頭や骨)でダシを取ってはいかがでしょうか。水から弱火で煮だすと、生臭さを軽減できます。 ■トッピング次第で幅がぐんと広がる 冷や汁はみそ汁の代わりとして食べるのもいいですが、ご飯にかけると暑い夏にはサラサラといただくことができ、洗い物を減らすこともできます。そうめんやうどんのつけだれにしてもいいですね。 大人向けには唐辛子を振りかけたり、ごま油で風味をつけたりしても美味。ナスやオクラなどの夏野菜をたっぷり入れれば、さらにビタミンを補給できます。とろろを入れるのも、おすすめですよ。 今回のレシピ、冷やすだけではなく、温めてもおいしい! さまざまなアレンジを楽しんでください。
2017年08月13日アニメの実写化や人気シリーズの続編など、今年の夏も子どもが喜ぶ映画が続々と公開されています。夏休みを利用して、子どもの映画館デビューを計画するママも多いかもしれません。しかし、大きな音に驚いてしまう子は少なくなく、子連れでの映画鑑賞はマナーも気になるところ。まずは、親子向けのサービスを活用してみましょう。 ■子どもが泣いても大丈夫! ママに嬉しい映画館のサービス 子ども向けの映画とはいえ、幼い子と一緒では心配事が多く、落ち着いて鑑賞できないことがあります。そこでおすすめなのが、ママを応援するサービスです。 子連れを前提としているので、子どもが泣き出してしまっても大丈夫。まずはこうしたサービスを利用して、映画館のムードを味わわせてみては。 ●MOVIX『ほっとママシネマ』 照明を明るくしたり、音響を控えめにしたりと、子どもが驚かない工夫がされています。スクリーン前に子ども用のプレイスポットも設けているので、飽きてしまっても安心。おむつ替えや授乳のためのスペースもあります。 大人1200円、3歳以上は800円(3歳未満は無料!)と、料金的にもお得です。上映作品は子ども向けのアニメが多いのが特徴。開催劇場はWEBで公開されており、平日に開催されることが多いようです。 ●TOHOシネマズ『ママズクラブシアター』 毎月1~2回、木曜日に実施。アニメが中心ですが、話題の新作や恋愛モノなど、ママが楽しめる作品も公開されます。 赤ちゃん連れを前提としているので、泣き出してしまっても冷たい目で見られることはありません。ただし、あやすなどの努力はもちろん必要です。 ●109シネマズ『ふれあいシネマ』 子連れ専用の上映会で、女性スタッフがシアター内に常駐。映画館デビュープログラムとして、一緒に歌ったりできる参加型イベントが用意されていることも。にぎやかな雰囲気のなか、気軽に鑑賞できるのが魅力です。 映画館以外にも、地域の子ども会などが開催する映画鑑賞会に参加する方法も。子どもが中心のイベントなので、気兼ねなく参加できるでしょう。 ■いよいよ映画館デビュー! 注意した方がいいこととは? 子どもが初めて映画館に行く場合、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。映画館デビューの注意点をご紹介します。 ●作品の選び方 さきほどご紹介した子連れOKのサービスは平日が中心なので、働くママはなかなか利用できないかもしれません。そのときは、できるだけ子ども向けの作品を選ぶのが無難。子どもに作品をチョイスしてもらいましょう。 ママにはまったく興味がない作品を選ぶこともありますが、口出しは厳禁。自分で選べば最後まで見ようとするものです。大切な映画館デビューとなるわけですから、子どもの希望を尊重してあげましょう。 しかし、いくら見たいからといって、小さな子には3Dを避けたほうが無難かも。大人でも映像酔いすることがあるため、注意したいところです。 ●映画館デビューのタイミング 個人差はありますが、映画館デビューは物語を理解できるようになる、3~5歳くらいが適しているといわれています。DVDなどで映画に興味を持ちだしたら、映画館に行ってみたいかを尋ねてみるといいかもしれません。子どもが「行きたい」というタイミングで行くのがいいですね。とくに興味がないのに無理に連れ出すと、映画が嫌いになることもあるので注意してくださいね。 ●事前に映画館のルールを教えておく また、映画館へ行く前には、静かに鑑賞しなくてはいけないことを教えます。ぐずったり騒いだりしたらすぐに退出することも子どもと約束しておくといいでしょう。家で静かにDVDを見る練習をして、大丈夫と思えるようになってから出かけてもいいですね。 それでも、暗闇や大きい音に驚いてしまう可能性もあります。そのときは、無理をせずに退出しましょう。友人の子は大きな物音が苦手で、映画館の音響にびっくりしてパニックになったそうです。 ●子連れにおすすめの座席位置 チケットを購入するときは入退場しやすい通路側の席を選ぶのがおすすめ。騒いだりしたら外に出やすいし、トイレにも行きやすい。帰りも混雑を避けられます。 子ども向けの作品や、子連れを対象としたサービスでも、周囲への配慮は必要。騒いだら注意する、泣き出したらあやしたり外へ出たりするなどの気配りをしつつ、楽しい思い出を作ってあげましょう。 ※2017年7月27日現在の情報です。詳細は各施設のWEBサイトでご確認ください ・松竹マルチプレックスシアターズ ・TOHOシネマズ ママズクラブシアター ・109シネマズ ふれあいシネマ
2017年08月12日子どもが保育園に通いだすと、 「子どもが保育園に慣れてくれるかしら?」という心配 と同時に 「自分はほかのママとうまく付き合えるかしら?」と不安 になるのではないでしょうか。 実際には、働くママばかりなので、顔を合わせる機会も少なく、意外とドライな関係だという話もよく聞きます。それでは、運動会や保護者会など年に数回しかない数少ない接点を通して、どのように付き合っていけばいいのでしょうか。先輩ママたちの経験から考えてみましょう。 ■下調べ万全でのぞめば、園イベントは仲良くなるきっかけに 「この春から娘が保育園に入ったものの、ママ友といえる人ができず。別にこのままでもいいかと思ったのですが、職場の先輩ママから 『保育園にママ友がいないとつらいよ』といわれて… 。でも、朝と夕方の送り迎えのときにしかほかの保護者と会わないし、顔見知り程度の関係しか築けませんでした」 そう答えてくれたのは、3歳児のママで26歳のAさん。 「入園から2ヶ月たっても状況はかわらず、私は焦っていたのですが、 親子遠足でやっとママ友ができました! 子ども同士が仲良くなっているので、ママたちも自然と話すことができたんです。今度、一緒に遊ぶ約束をしました」 保育園では、ママたちの接点があまりないという話はよく聞きます。そのため、積極的に話しかけていかないと仲良くなりにくいものですが、こうしたイベントを活用するといいですね。 保育園の先生から、 あらかじめ仲の良いお友だちの名前を聞き出しておくのもポイント 。数少ないイベントの時に「いつも仲良くしてもらってありがとうございます! ○○のママです」と自分から声をかければ、ぐっと距離が近くなりますね。 ■ただの顔見知りでも、保育園ではあいさつは大事! 「保育園でママ友がなかなかできなかったのですが、あるとき、娘が小さいころに通っていた児童館でよく会ったママを見かけたんです。 勇気を出してあいさつしたら覚えていてくれて 、彼女のグループに入れてもらいました。園の行事で一緒の係をやる程度ですが、情報交換などができるから助かります」(32歳・5歳児のママ) 生まれも育ちも同じところなら、保育園で偶然知り合いに遭遇ということはあるかもしれませんが、そうでなければ「はじめまして」の人ばかり。そんな環境へ飛び込むのは、自分だけではなく、まわりのママも同じですから、みんな声をかけてもらうのを待っているのではないでしょうか。 そもそも、 あいさつしてくれる人に悪印象を持つ人はいません 。まずは、自分から声がけをして輪に入る努力も必要かもしれません。 ■どうやってもママ友ができない! そんな時の奥の手は… 「職場が遠いので延長保育をお願いしていました。そのため、ほかのママとほとんど会う機会がなくて。これでは孤立すると思って行事には積極的に参加することにしたのですが、すでにママ友の輪ができていて…。 先生に相談したら、同じような立場のママを紹介してくれました 。特別仲がいいわけではなく、行事のときだけ協力し合う感じですが、食事会とか面倒な付き合いがないのはいいですね」(39歳・5歳児のママ) ママ友ができなくて悩んでいるときには、保育園の先生に相談するのもいいでしょう。また、 ママ友を「協力者」と割り切って付き合えるのも保育園ならでは かもしれません。 もちろん、保育園でもママ同士が仲良くなり、子どもが大きくなってからも付き合いが長く続くケースもあります。しかし、最近では面倒ごとを避けるためか、園の外では交流しない人も少なくない様子。保育園やママたちの様子、その場の雰囲気に合わせて、どんなケースにも対応できるような心構えで、臨機応変なお付き合いをしましょう。
2017年08月12日秋から始まる 小学校受験 は、合格を目指して1年くらい前から準備している家庭が多いようです。なかでも 国立附属小学校 は、学費が私立に比べて安かったり、ほとんどかからなかったりする学校もあり人気があります。 しかし、だれもが国立小学校を受験できるわけではありません。そんな、意外と知られていない、国立小学校の注意点をご紹介します。 ■「国立」なのに受験できない? 国立附属小学校は各都道府県にあり、地方在住でも受験するチャンスはあります。おもに国立大学の教育学部の附属校として位置づけられていましたが、大学直属に編成されてきています。 しかし、 学区 はエリアや通学時間によって学校ごとに決められていて、その範囲内に住んでいないと受験資格さえ得ることができないことになります。受験のために引っ越したり、子どもが生まれる前から将来を見据えて家を決めたりするママもいるほど。 学区の考え方は、学校によって異なります。国立小学校の受験を考える場合は、まずは自宅が学区内にあるかの確認が必須となります。 ■受験に合格しても入学できない!? 国立小学校にも 受験 があり、試験内容は 行動観察 や 運動試験 など、学校によってさまざま。受験前に傾向を知り対策する必要があります。しかし国立小学校と私立小学校の大きな違いは、基準をクリアする能力を身につけても合格できるとは限らないことにあります。 なぜなら、公平を期すため国立小学校は 抽選 を導入する学校が多いから。抽選を突破した子だけが試験に進む学校もあれば、試験後に抽選を行う場合もあります。これに漏れたら、どんなに考査で合格しても、不合格と同じ結末になってしまいます。 試験については塾などでも対策できますが、抽選ばかりは運頼み。このため、子どものがんばりを無駄にしたくないと考え、抽選がなく 努力が反映されやすい私立校 を選ぶママも少なくありません。 私が子どものころにも、国立小学校には抽選がありました。わが家は学区内にあったので親は受験を考えたようです。しかし、父も母もくじ引きではティッシュなどの末等しか当たらないほどくじ運がなく…。これでは入学できるはずはないと、受験をあきらめたそうです。 ■受験番号が早いほうがいいってホント? 小学校受験では、 「受験番号が早いほうが有利」 という説があります。私立校の場合は、その学校に入学したいという熱意を示すためといわれますが、国立の場合はどんな理由があるのでしょうか? 国立小学校の場合、よくいわれることが、 行動観察などをスムーズにクリア するため。そのため、できるだけ早い番号を確保しようと、親が朝早くから並ぶ光景が見られます。 このウワサは本当なのでしょうか? 実際に子どもが小学校受験を経験したママたちの体験談を紹介します。 ●集団行動で巻き込まれないために 「国立校は塾に通う子だけでなく、家が近いからと記念受験する子が少なくないと聞きました。記念受験の場合、受験対策として集団行動の練習をしていないお子さんがいるので、もし一緒のグループになってしまっうと、 巻き込まれやすい と塾で教わりました。 受験番号が早いほうが本気で受験を考えている家庭が多い傾向にあると言われ、本命ではなかったけど早起きして並びました」(41歳・小学校5年生のママ) ●受験番号は月齢順 「受付後に受験番号を月齢順に並び変える学校もあるそうで、そんなに気にしなくていいといわれました。それでも、やっぱり気になるので早く並びましたが、抽選に漏れたのでわが子は公立通いです」(40歳・小学3年生のママ) 学校によって条件が異なるようですね。志望校の情報を早めに収集して、対策したいところです。 ■「附属」といってもエスカレーター式ではない 大学の附属学校であるならエスカレーター式を期待するところですが、国立の場合はそうではありません。中学入学時はあらたに外部生が入ってくるため、 全員が進学できない場合 もあります。だから日々の勉強は、とても大事です。 在学中に、子どもがほかの中学校に魅力を感じることがあるかもしれません。もし外部の学校を受験をする場合は、内部進学の権利が失われる学校もあるようです。 また、附属高校を設けていない学校もあり、その場合は必然的に外部受験することに。志望校がどのような仕組みになっているのか、あらかじめチェックしておきましょう。 ■授業中に常にだれかにみられている? 多くの国立小学校は、 教育研究校 として位置づけられています。そのため、先生が研修などで不在になる可能性も。また、教育実習や視察なども行われるため、常に だれかに見られている状態 で授業を受けることが多いようです。 国立小学校出身の知人に話を聞いたところ、「教室に知らない人がいることが多かった」とのこと。最初は気になったものの、次第に慣れてきたそうです。この人に見られた環境での授業は、慣れる子と慣れない子がでるかもしれませんが、えてして子どもは順応性が高いため、あまり問題にはならないかもしれません。ちなみに前述の知人いわく「公立の高校では見学者がいないので違和感があった」とのこと。 また、新しい教育を実験する場でもあるので、 最新の教育 を受けるチャンスがあります。これはほかの学校ではなかなか体験できないことです。 国立というだけでブランド化されている現状。お受験を挑戦してみたくなるかもしれません。しかし、それだけを判断材料にするのではなく、子どもの将来を考えたうえで検討したいものですね。
2017年08月12日結婚や出産を機に退職し、子育てが落ち着いてから再就職を考えるママは少なくありません。しかし、子どもがまだ小さいうちは、なかなか採用されにくい現状があります。「子持ち」ということをデメリットにしないためには、どのようなことに心がけるべきなのでしょうか。面接官の本音や再就職を果たしたママの体験談をご紹介します。 ■「子持ち」は不利? 悪いイメージを払拭するには 現在は独立して不動産業を営むFさんは、求人募集をするときには「優秀な人なら子持ちとか関係なく採用する」といいます。しかし、小さな事務所がゆえに繁忙期に突然休まれるのは厳しく、たとえば小さな子がいるママと独身男性が同時に応募してきた場合、スペックが同じくらいなら後者を選んでしまうといいます。 「パートなら気にしないのですが、正社員となると繁忙期は遅い時間まで残業が発生することもあるため、小さなお子さんがいるママには難しいのではないかと感じてしまいます。大手に勤めていたときも同様で、資格を持っていても採用されないママはいました」 子どもがいるだけで不利になっては、いつまでたっても社会復帰が果たせません。どうすれば採用に近づけるのでしょうか。 「小さい子がいるからといって、絶対に採用しないというわけではないんですよ。ただ、面接の段階で『子どもがいるんだから突然休むのは仕方ない』という態度が見えてしまうと、仕事に対しても不誠実なのかな、と思ってしまいます。 とはいえ、子どものことはこちらから聞きづらいこともあるので、自分から話してくれるのは大歓迎です。たとえば、急な残業が発生したときには子どもを預けられる人がいるのか、子どもの発熱で出社できなくても自宅で作業ができるのかなど、こうしたことを自分から話せる人は、責任をもって仕事ができると感じ、採用したくなりますね」 Fさんもできるだけサポートしたいとは考えていて、そのためにも現状をきちんと話してほしいそうです。「不利になると考えて子どもの話を避ける人は多いですが、大切なことなのでちゃんと話してくれたほうが好感を持てます」とのこと。 会社の風土や制度を知りたいと思うことも大切ですが、それ以上に自分が子どものことをこう考えている、ということをアピールできるといいかもしれませんね。 ■休職中にスキルアップ! はアピールできる 実際に社会復帰を果たしたママは、どのように対策していたのでしょうか。子どもの小学校入学を機に、経理事務の仕事に就いたAさんに話を聞きました。 「前職も経理部にいたので経験はありますが、ブランクがあるのは事実。ソフトなども当時とは変わっているだろうし、それは正直に伝えました。でも、それだけでは採用されないだろうから、休職中に簿記の資格を取ったことをアピールし、家でもスキルアップに努めていたという思いを伝えました」 経理は事務職のなかでも求人数が多く、経験と資格があれば採用されやすい職種。このように、スキルをアピールできるといいですね。 「とはいえ、すぐに仕事が決まったわけではありません。WEB経由で履歴書を送った会社を含めれば、全部で20~30社くらい。そのなかでも外資系の反応がよかったように感じます。資格やアピールできる経歴があるなら、外資系のほうが子持ちとか関係なくフラットに見てもらえるのかもしれません。 どの会社も、面接にはたくさんの人が来ていました。都心の会社の場合はみんなおしゃれに見えて気が引けたけど、清潔感があれば問題ないのではないでしょうか。メイクは控えめだけど手抜きせず、服装も派手すぎないスーツであれば、悪い印象は与えないと思います」 久しぶりに働くとなると、ファッションにも気合が入りすぎてしまいそう。意外と見落としがちなポイントかもしれませんね。 ■前の職種以外でも、アピールできることはある 出産前は、広報部でチームを束ねていたNさん。新しい職場は家の近くを希望していましたが、広報系の仕事の求人が見つかりませんでした。そこで、前職にはこだわらず、さまざまな職種の会社を受けたといいます。 「現在は工場で営業事務の仕事をしています。広報時代にパワーポイントで資料を作っていたので、そのスキルがいかせるとアピールしたんです。畑違いに見えても自分が培ったスキルを求める会社はあるので、応募先に合わせてアピールポイントを練っていました。 また、再就職活動を始めたばかりのときは、志望動機に『子どもに手がかからなくなったからまた働きたい』というようなことを書いていたのですが、書類選考で落とされてしまって…。何社か落ちたときに就活を思い出して『どうしてここで働きたいのか』ということを書いたら、面接へ進めることが増えました。前向きな志望動機は重要だと思います」 再就職とはいえ、就職活動と同じこと。これも意外と忘れがちなポイントかもしれません。 「就活と違う点といえば、ビジネスマナーは身についていて当たり前と思われていることかな。ドアのノックの回数、お辞儀の角度など、ささいなことだけど忘れていることが多かったです。ネットなどで調べながら、家でも練習しました」 新卒なら許されても、職歴のある大人にマナーが身についていなければ、常識がないと思われてしまうかもしれません。知っているつもりでも忘れていることもあるので、再度チェックしたいですね。 自分の持つスキルを会社のために役立てたい、ママという立場にとらわれることなく社会で活躍したい。そうした思いを伝えることが大事だと感じました。まだママの再就職がしやすいとはいえませんが、こうしたポジティブな気持ちで働く女性が増えれば、状況を変えることができるかもしれませんね。
2017年08月09日ある日突然、赤ちゃんがパパを拒絶するかのように泣き出すことがあります。これは 「パパ見知り」 ともいわれ、赤ちゃんがパパに対して人見知りをしてしまうことをいいます。 個人差はありますが、生後半年から2歳くらいの間に見られ、ギャン泣きするわが子に途方に暮れたパパが、育児をあきらめてしまう原因にもなるといわれています。この「パパ見知り」、どうやって回避すればいいのでしょうか。 ■赤ちゃんはパパの何を受け入れないのか? 「うちの娘は、1歳を迎える直前でパパ見知りがスタート。夫が抱っこすると、すぐに泣き出してしまいました。夫はとてもショックを受けて…。 でも 赤ちゃんとパパをよく観察 していると、パパが赤ちゃんの食事の世話をしている最中は泣かないんですよ。だから 『娘がパパを受け入れるところはどこなのか?』 を探して、それを夫に頼むことにしました。 娘は、私以外の人に抱っこされるのがいやだったみたいで、それさえしなければ大丈夫。添い寝も問題なし。 夫のできること を見つけてはお願いしていました。こうして距離を縮めるうちに、パパ見知りはしなくなったように感じます」(34歳・4歳児のママ) 娘が泣くからといって、 パパを放置 しては、育児への参加意欲が失われてしまうかも。パパ見知りはママ以外の人を認識できるようになったからともいわれています。子どもの成長した喜びを伝えつつ、パパのフォローを忘れないようにしましょう。 ■もはやパパは他人!? 赤ちゃんがパパを覚えるには 「夫は出張が多く、1週間以上も家を空けることがしょっちゅう。そのため、生後3ヶ月くらいからパパ見知りが始まってしまいました。抱っこはもちろん、近づくだけで号泣。 もはや他人 としか思えなかったのかもしれませんね。 そこで、パパの顔や声を覚えてもらおうと、出張時も Skypeで娘と会話 してもらうことに。娘は何を言われているかわからないかもしれませんが、パパが近くにいるということを感じてほしいと思ったんです。 いまでもパパの抱っこは苦手ですが、話しかけても泣かなくなったし、少しずつ改善されているのかな?」(33歳・1歳児のママ) 生まれたばかりのときはママと一緒に過ごす時間が圧倒的に長く、パパと顔を合わせる時間は少ないという家庭は多いですよね。それでも、テレビ電話などを使って娘と話す機会を作れば、他人とは思われずにすむかも? 残業が多い場合は、パパの仕事の合間にぜひ時間を作ってもらいましょう。娘の顔を見れば仕事の効率がアップして、早く帰ってきてくれると、さらにうれしいですね。 ■赤ちゃんの前でハグ! 夫婦仲がパパ見知りを救う? 「息子は、生後半年くらいでパパ見知りに。先輩ママから 『夫婦仲がいいと直る』 と聞いたので、実践してみました。 息子の前でわざとらしくハグしたり、夫にあーんして食べさせてもらったり(笑)。効果があったのか成長したからなのかはわかりませんが、徐々に改善されました」(32歳・2歳児のママ) パパとママが仲良くすることで、 「パパ=怖い人ではない」 と印象付けることができそうです。夫婦仲もより深まって一石二鳥!? ■夫フォローをしないと、非イクメンになってしまう!? 「長男は1歳くらいでパパ見知りをするようになりました。姑から『気にしないほうがいい』といわれたこともあり、とくに何も対策を取らなかったのですが。でも、夫は相当ショックを受けたみたいで、育児に協力してくれなくなってしまいました。 次男もパパ見知りをしましたが、そのときは夫に『気にしないほうがいいみたいだよ』、『パパが積極的にお世話したら変わるかもね』とフォローしました。すると、嫌われたくないからか、一生懸命お世話をしてくれるようになったんです。 頭でわかっていてもやっぱりパパにとってはショックな出来事だろうから、 「きちんとフォロー してあげなきゃいけなかったと反省しました。その後、長女が生まれたときには、パパ見知りされないように積極的に育児に参加していました」(39歳・小学3年生、小学1年生、4歳児のママ) 頭ではわかっていても、わが子に拒絶されるのはつらいですよね…。他人の子に泣かれても悲しいものですが、それが自分の子となればなおさらです。パパが傷心になるのは言うまでもありません。イクメンになってもらうためにも、ママがしっかりフォローしてあげたいですね。
2017年08月09日夏休みを利用して、キャンプやバーベキューなどのアウトドアを楽しむ家庭は多いと思います。自然の中で遊ぶことは子どもにとってもいい経験となりますが、事故やケガの危険性があることを忘れないようにしたいものです。リスクを減らすためにも、出かける前にもう一度、チェックしておきましょう。 ■子どもの水難事故が多発。その多くは「水遊び中」 警察庁が発表した「平成28年における水難の概況」によれば、発生件数は1,505件(1,721人)で、そのうち中学生以下の子どもは162件(217人)とのこと。さらに子どもの死者・行方不明者(31人)にしぼって発生場所を見ると、河川が64.5%(20人)で、その約半数となる45.2%(14人)が 水遊び中に水難事故 に見舞われていることがわかりました。 こうした事故が起きるのは、子どもだけで遊ばせることが原因といえます。遊びに夢中で深みにはまってしまう、激流に流されてしまう、天候の変化に気づかないなど、危険がたくさんあるものです。 水場で遊ばせるときには、必ず大人がついていること。浅瀬だから大丈夫と油断していると、気づいたときには沖のほうまで流されていることもあるからです。 また、河原などは歩きにくいため、転倒のリスクも考えられます。慣れない場所で走り回ることは危険ですから、とくに小さい子は大人が手をつないであげましょう。ほかにも、足に石を落としてしまうこともあるため、場合によっては足先を包み込むタイプのサンダルを選ぶのもよいでしょう。 ■海やプールの中での「熱中症」に注意! 海やプールなどの水中でも、熱中症にかかる危険性はあります。これが室内なら大丈夫と思うかもしれませんが、実際に室内プールで熱中症による死亡事故も起きているので油断はできません。日本水泳連盟の指導教本では、 室温と水温の合計 が 65度 を超えると 「不適」 とされるそう。これは目安になりそうですね。 また、水の中では汗をかいている感覚がないので、 水分補給 を怠りがち。これも、熱中症のリスクを高める原因となります。遊んでいると時間の感覚が失われやすいですが、休憩をこまめにとることを忘れないようにしましょう。 ■安心できる「定番」の場所をつくっておこう 河原などでキャンプやバーベキューを行う場合、毎年同じ場所では飽きてしまう…。そこで新たなスポットを探すことがあると思います。しかし、自然の中で楽しむ場合は、 慣れた場所 のほうが安心です。地形をはじめ、どこに何があるかわかっているということは、アウトドアを行う上で大切な要素でもあります。 同じ木でも葉のつき方や色が違うなど、小さな変化を楽しめるものです。無理に新しい場所を開拓しようとせず、家族の「定番」のスポットを作り上げることもひとつの手です。 また、自然の中には木の実などの植物がたくさんありますが、有毒なものも少なくありません。子どもには、出かける前から 「勝手に口の中に入れてはいけない」 ということも教えておきましょう。 ■応急処置を学んでおく アウトドアを楽しめるような場所は、自然が豊かな分、決して便利とはいえないかもしれません。そのため、急病やケガに見舞われても、すぐ病院へ連れていけないことがあります。常備薬やばんそうこうなどの救急グッズを持参するのはもちろんですが、止血方法などの 応急処置 も覚えておきましょう。 また、スマホの電波が届かない可能性もあるので、電波状況なども事前に把握しておくことが大切です。 自然はたくさんの楽しみや癒やしを与えてくれますが、市街地では起こりえない危険も待ち受けています。注意しすぎるということはありません。安全のためにも事前チェックはもちろん、現地でもじゅうぶんに気を付けてアウトドアを楽しみましょう。 参考資料: 「平成28年における水難の概況」(警察庁 生活安全局地域課)
2017年08月02日「ウチの子はアンパンマンやディズニーなどの人気キャラクターがお気に入り」という話はよく聞きます。だからこうしたキャラクターグッズを与えることが多いのですが、子どもは意外なキャラクターに興味を示すことも…。 「子どもはかわいいものが好き」というのは、ママの思い込みかもしれません!? ■キモカワキャラが大好き! リアルタッチのイラストは、大人でも好みがわかれるところ。しかし、あえてそれを選ぶ子どもたちもいるようです。 ・「うちの娘は『 こびとづかん 』が大好き。保育園で絵本を読んだのがきっかけで、ハマってしまったようです。私はあのリアルな表情が苦手なのですが、頭に花がついていたり、空を飛べたりとさまざまなタイプのこびとがいて飽きないというんです。夫も一緒にはまっていて、二人でグッズを集めています」(31歳・4歳児のママ) ・「妖怪ウォッチからゲゲゲの鬼太郎を知り、いまでは妖怪博士になりつつある息子。そのなかでもお気に入りは 目玉おやじ です。たしかにかわいらしいけど、息子にいわせると『目しかなくてかっこいい』のだとか。お絵かきでも目玉おやじばかり描いているし、あの甲高い声をいつも真似するほどハマっています」(35歳・5歳児のママ) 『こびとづかん』は大人が思う以上に子どもウケがいいようで、「うちの子も好き!」という声がちらほら。個性的な見た目ばかり注目されがちですが、子どもたちの発育に大切なテーマが込められています。 公式サイトでも「自然環境や未知のものへの興味、新しい世界を想像する楽しさを培ってほしい」と語っており、大人が読んでも楽しめる作品です。 大ブームを巻き起こした『妖怪ウォッチ』も人気。さらに、妖怪そのものに興味を持つと、鬼太郎世代のパパがDVDやマンガを紹介するケースが多いようですね。親子二代で同じ作品を楽しめるのはステキ! ■主役にハマるとは限らない! アニメなどでは、やはり主人公が一番人気を集めるもの。しかし、脇役にも魅力的なキャラクターは多く、そうしたサブキャラを好む通な子どもたちもいます。 ・「うちの子は、ポケモンのなかでは コダック が好き。なぜかといえば、『ポケモンGO』でよく出現するから。ピカチュウなどのレアキャラはなかなか遭遇できないので、好きではないみたい。同じ理由でポッポやコラッタもお気に入りだけど、ポケモンといえばピカチュウだし、グッズを探すのが大変…」(40歳・小学1年生のママ) ・「息子はアンパンマンのなかでも ジャムおじさん が大好き。おいしそうなパンを作れるところにあこがれていて、将来は自分もパン屋さんになるといっています」(39歳・4歳児のママ) ・「とにかくサブキャラばかり好きになる娘。とくに ちびまる子ちゃんの野口さん が好きで、小さいころからあの笑い方を真似しています。かわいいんだけど、外ではやらないでー! と思うのが本音」(29歳・小学3年生のママ) 好きになる理由にも個人差があるので予測不能…。でも、大人とは違った着眼点がおもしろいですね。 ■ママにはわからない!? 意外なキャラクターの魅力 もはや子どもが好きなキャラクターの傾向がわからなくなってきました。でも、好きな理由を聞いてみれば、理解できるようになるかも? ・「ドナルドが好き、といっても、 ドナルドダックではなくてマクドナルドのキャラクター のほう。友だちの子は怖がるみたいだけど、うちの子は姿を見るだけで大喜び。『ドナルドに会う=マクドナルドに行ける』という刷り込みなのか?」(30歳・2歳児のママ) ・「娘はサンリオの KIRIMIちゃん グッズを集めています。魚の形をしているわけでもなく、切り身なのになぜ? と思うのですが、新体操を習う娘にとっては、あの体でどうやって頭を支えているのか気になったみたいです。そこからかわいいと思うようになったそうで、いまでは鮭も好きになりました」(30歳・小学3年生のママ) よく行くお店のキャラクターを好きになることは多いかもしれません。私も子どものころ、近所のスーパーのキャラクターが好きでした。理由は、そこへ行けばお菓子を買ってもらえるから…。 子どもが興味を示すものは、本当に多岐にわたります。男の子はかっこいいもの、女の子はかわいいものが好きだと思いがちですが、その逆パターンも少なくありません。親が「子どもはこれが好き」と決めつけないほうが好奇心を育みやすくなるかもしれませんね。
2017年06月28日小学校や中学受験を考えるママにとって、 一貫校 や 大学の附属校 を選ぶかどうかは、かなり悩むところではないでしょうか。 エスカレーター式なら 受験の回数 を減らすることができますが、メリット、デメリットはほかにもどんなことが考えられるのでしょうか。そこで、ママ自身がお受験をしたことがある人、子どもがお受験を経験したママたちに話を聞きました。 ■メリット1:好きなことに打ち込める 息子が、エスカレーター式の学校を卒業したというNさん(58歳)。遊びたいさかりの子どもを受験させることに「かわいそう」と思う面もあったといいます。でも一定の成績をおさめることができれば、エスカレーター式で大学に進学できたため、「 外部受験よりも結果的に楽 だったのかも」と、思っているそうです。 「受験がない余裕があるからこそ、学生時代はサッカー部で毎日がんばっていました。社会人になったいまも当時の仲間とフットサルを楽しんでいるようです。 好きなことを見つけられて、友だちや先生といまでも濃い付き合いができることもあって、 一生の財産 を得られたのではないでしょうか」(Nさん/58歳・社会人のママ) ちいさいときに勉強で遊ぶ時間が減るのはかわいそうかもしれないけれど、その分、受験後に思いきり好きなことに打ち込める。そして、一生付き合える仲間を見つけられる。こうしたメリットもあるようです。 ■メリット2:留学などのチャンスが多い 母親自身が、中高一貫の女子高に進学したというYさん。同じ ミッション系 の大学の指定校推薦が多く、それを利用して大学へ進んだそうです。 「私の学校からは一般入試ではとても入れないような有名大学に行けたので、受験に関してはラッキーでしたね。 オーストラリアに姉妹校があり、中学生のときから毎年のように 短期留学 もできました。おかげで英語が好きになり、いまも勉強を続けています。娘にも同じような環境で学ばせてあげたいけれど、学費がちょっと心配です」(Yさん/39歳・小学3年生のママ) Yさんとは別に、やはりミッション系の女子高で指定校推薦を受けて、同じくミッション系の大学に進学した友人がいます。彼女がいうには「私は、中学受験していたから楽できてよかったけど、いまの自分には娘を 通わせる財力 がない」とのこと。 いわゆるお嬢さま学校といわれるところは学費だけでなく、友だち付き合いにもお金がかかり、余裕がないとちょっと大変な一面もあるようです。 ■メリット3:ママ友付き合いが楽! 「うちの息子は小学校受験をしました。住んでいるところはバラバラだし、公立よりも保護者会などが少ない気がします。私は働いているので、そうした行事に休みを取られずに済むのはありがたいです。また、収入や家庭環境、 考え方が似ている人 が集まりやすく、保育園のときよりもママ友付き合いがしやすくなったと感じています」(41歳・小学6年生のママ) 子どもだけでなく、ママにとってのメリットも見逃せませんね。これを享受するには、 校風 を見きわめることも重要。学校説明会などでチェックしておきましょう。 ■デメリット1:附属校だからといって油断できない これまでの話ではエスカレーター式という特性をうまく生かして、大学進学、留学といった先に進むメリットが語られましたが、デメリットはどんなものがあるのでしょうか。 【だれもが進学できるわけではない】 「私の通っていたころの附属校は、成績順に希望の学部を選べたんです。大学の花形学部である法学部や文学部は成績上位の子でいっぱい。 私は高校時代に遊んでしまって成績が悪かったこともあり、内部進学するなら二部、つまり夜間しか選べなかったんです。だからといって、外部受験するなら浪人しない間に合わないし、仕方なく二部を選択しました。有名大学の附属校だからといって、だれもが希望どおりに進学できるわけではないところもあります」(39歳・小学2年生のママ) 【途中で進路が変わることも】 「息子は中学から大学の附属校へ。高校生になって進路を考えだしたときに、医学部へ行きたいと言い出しました。しかし、エスカレーター式の大学には医学部がないんですよ。 中学受験をすれば子どもも楽をできると考えていたけど、進路が変わることだってあるわけだし、附属校だからと油断はできないものですね。正直なところ、附属校ではなく公立にすればよかったのかなと思ってしまいます」(48歳・高校2年生のママ) 中学校へ進学する時点で進路が決まっている子のほうが少ないかもしれません。附属校はエスカレーター式で進学しやすいとはいえ、必ずしもそれが子どもの夢のための進学が> 一致するとは限らない ことも覚えておきましょう。 ■デメリット2:お弁当作りが大変! 「小学校では給食があったので、やっとお弁当作りから解放された! と思ったのですが、私立中学に進学してからはまたお弁当作りの日々が…。駅まで車で送っていかなくてはならないし、朝はまさに戦場です!」(40歳・中学2年生のママ) 私立校は給食がない場合も多いですよね。子どもはお弁当のほうがうれしいかもしれないけど、ママにとっては大変かも!? ■デメリット3:おさななじみがいない… 「わたしは、幼稚園から大学の附属校に通っていたので、近所に友だちがいなくて。おさななじみに、あこがれちゃいます。学生時代も基本的には同じ顔ばかりなので、一生付き合える親友もできたけど、狭い世界で生きてきたような気がしています。 人間関係がうまくいかないとき は本当につらかった。高校進学時に外部受験も考えたのですが、中学受験を経験して別の附属校に入ったからもったいないし、親にも申し訳なくてそのまま残りました。いいこともたくさんあったけど、嫌な部分も見てきたから子どもが希望しないなら受験させる気はありません」(39歳・3歳児のママ) 私立の場合は、みんなが近所に住んでいるとは限りません。そのため、地元に友だちがいないという結果になることも…。また、人間関係がうまく築けないと、長期にわたってつらい思いをすることもあるようです。 もちろん、こうしたメリット・デメリットは、公立校にもあります。どちらがいい・悪いと決めることはできないけれど、わが子に合う・合わないは事前に検討できるはず。デメリットもしっかり把握したうえで、子どもにとって最適な道を考えてあげたいですね。
2017年06月26日「怒鳴らない子育て教室」をご存じでしょうか。アメリカのコモンセンスペアレンティングトレーニングを日本向けにアレンジしたもので、各地の自治体で開催されています。 子どもとの接し方やしつけについて学べるだけでなく、育児で悩むママたちの心を楽にしてくれることも。実際にはどのようなことが行われているのでしょうか。 ■言い方を工夫するだけで子どもが理解してくれる 怒鳴らない子育て教室に通ったことがあるHさん(5歳児のママ)は、なかなかいうことを聞いてくれない娘にイライラしてしまい、つい大声で怒鳴ることが多かったそうです。 「怒鳴った直後は娘も反省するのですが、またすぐに同じことの繰り返しで改善されませんでした。何度いってもわかってくれないから、私も感情的になってしまって、 毎日大声で怒鳴ってばかり。 そのうち、娘が私のことを怖がるようになってしまい、どうしていいかわからなくなってしまいました」 そんな悩みをママ友に打ち明けたところ、自治体主催の講座を教えてもらい、通うことを決意。そこでは、具体的なやりとりをロールプレイングしながら、子どもとの接し方を教えてもらえたといいます。 Hさんによれば、子どもに伝えるときには次の4つのことが大事だと教わったそうです。 ●子どもと話す環境を整えよう 「子どもを叱るときには、何かをしながらではなく、 きちんと目を見て話す ことが大事。私はこれまで洗濯や掃除をしながら怒鳴っていたので、効果がなかったのかもしれません」 ●行動を具体的に伝えよう 「娘は食事中によそ見をしてしまうので、いつもみそ汁をこぼすんですよ。そんなときは、 具体的に話すこと が大事だと教わりました。みそ汁をこぼしたのは、お椀をちゃんと見ていなくてつかめなかったから。どうしてつかめなかったのかといえば、食事中によそ見をしていたから。だからよそ見をするとおみそ汁をこぼしちゃうので、気をつけようね、といった感じで話していきます。 私は今まで『よそ見をしないで!』というだけだったのですが、きちんと説明してからは理解できたのか、みそ汁をこぼさなくなりました」 ●肯定的な言い方をしよう 「子どもを叱るときには、『〇〇しないで!』というのではなく、 『〇〇しようね』 というといいそうです。先ほどのみそ汁の例なら、『よそ見しないで』はまさに悪い例。『みそ汁を飲むときはこぼさないようにちゃんとお椀を見ようね』というようにするといいと教わりました。 いまでも子どもが何かをするとつい、『〇〇しないで!』といってしまいそうになりますが、一呼吸してから話すようにすることで、心が落ち着いて怒鳴らなくなれました」 ●子どもに共感しよう 「幼稚園の制服からなかなか着替えてくれないときも、やっぱりイライラしちゃうんです。そんなときは、まず共感するといいといわれました。『幼稚園の制服はお気に入りなんだよね。でも、このまま寝たらシワができちゃうし、これからもずっと着られるようにお着替えしようね』と、 肯定的な言い方との合わせ技 がいいみたい。娘の気持ちを考えることで、なぜいうことを聞いてくれないのか少しわかってきた気がします」 この基本を実践することで、子どもがいうことを聞いてくれるようになり、心に余裕が生まれたそうです。 「ちゃんと話せば、子どもも理解してくれるんですね。それをすぐに実践できるように教えてくれたし、効果がすぐにあらわれるので感動しました」 ■育児の悩みに共感してくれる こうした講義を経て、Hさんが学んだのは「怒鳴っても何も解決しない」ということでした。 「私はいままで、自分の感情を娘にぶつけていただけなんだと気づきました。『なんでママのいうことを聞いてくれないの』といっても、娘はなんで怒られているかわかっていないのだから意味がないんですよね。怒鳴った後には自己嫌悪に陥るし、いいことなんて何もありません。 まだ怒鳴ってしまうことはありますが、そのときは 『ごめんね』と謝って娘を抱きしめています。 こうすることで気持ちが落ち着くし、私がなぜ怒ってしまったのか娘も考えるようになったみたいです」 ほかにも、怒鳴らない子育て教室の経験者であるRさん(4歳児のママ)に話を聞くと、「しつけの具体策だけでなく、講師が育児の悩みを聞いてくれるのがよかった」といいます。 「話を聞いてもらうだけでも、すごく楽になれました。お母さんも頑張ってるよねと共感してくれるし、何より『親だからって完璧な人にならなくていい』といってもらえたのがうれしかったです。怒鳴ることはすぐにはやめられなかったけれど、それを否定するのではなく、『今までよりも怒鳴る回数が減ったのだから大丈夫』といわれて、思わず泣いてしまいました」 また、「怒鳴ってしまうのは、自分だけが育児をしているという思いがあったからかもしれない」と感じたRさんは、夫とも子育てについて話し合うようにしたそう。 教室に通っていることを知らなかったRさんの夫は、驚くと同時に家のことを任せっぱなしだったことを反省し、娘とも積極的にコミュニケーションを取るようになったそうです。 Rさんは教室に通い、「ノウハウ的なことを学べたことよりも、 悩みを共感してくれる相手がいたことのほうが大きかった 」といいます。講師だけでなく、同じ悩みを抱えたママがいるとわかっただけでも、心の負担が軽くなったと感じたそうです。 怒鳴らない子育て教室は、自治体によって違う名称を使っている場合もあるようです。「もう子どもに怒鳴りたくない」と思ったときには、住まいの自治体に問い合わせてみるといいかもしれません。
2017年06月20日最近ではCMにも大きな肉が登場するなど、「塊肉」がちょっとしたブームになりつつあります。塊のまま食べるのは子どものあこがれでもありますが、肉のうま味を存分に楽しむこともできるのです。 コツさえつかめば意外と難しくない塊肉料理にチャレンジしてみませんか? ■塊肉の基本の焼き方 塊肉を日常生活で手に入れるなら、スーパーでも買いやすい ブロック肉 が便利。同じ量の薄切り肉よりグラム単価がお得な場合も多く、使わない手はありません。 塊のまま調理してお皿にのせれば、それだけでパーティー料理になってしまうところも注目です。食べるときに切り分けるパフォーマンスは、子どもがよろこびそうですね。 丸ごと焼くときのポイントは、 室温に戻しておく こと。こうすることで、火が均一に通りやすくなります。 塩を振るタイミングは焼く直前、コショウは最後に振りかけます。表裏、そして側面も焼き目をつけ、油をふき取ったら水を入れて蒸し焼きにすると、うま味を逃さずおいしく焼き上がります。 最初はやや強めの火で焼いていき、蒸し焼きにするときには弱火にしてじっくり加熱していきましょう。 火が通ったら、5~10分ほど置いて冷ましてからカットすると、肉汁がこぼれにくくなります。塩コショウだけでもおいしいですが、好みのタレをかけてもOKです。 ■炊飯器で簡単! 「煮豚」 塊肉は焼くだけでなく、煮てもおいしく仕上がります。その代表ともいえる「煮豚」は、炊飯器を使えば手軽に作れてしまうのです。火を使わないので、調理中にほかのことができるのも、ママにとってはうれしいのでは。 <炊飯器で簡単! 煮豚> 1.豚バラブロックの表面を焼く。 2.炊飯器に1と水、焼き肉のタレを入れて「炊飯」のボタンを押す。 3.約1時間ほどで完成。機種によって時間が異なるため、様子を見ながら調理する。肉に火が通る前に水分がなくなりそうなら、水と焼き肉のタレを混ぜたものを追加する。 水と焼き肉のタレは、肉がひたる程度が目安。私は、肉500gに対して200~300ccずつ入れています。タレは好みですが、甘口のほうが子どもによろこばれるかもしれません。さらに、みりんやハチミツをくわえてもOKです。 薄切りのショウガ(皮付き)やニンニク、長ネギの青い部分をいれると風味が増します。 食べやすい薄さに切り、白髪ねぎを添えればおつまみにぴったり。子どもには厚めにカットしてあげると、丸かじりしているような感覚を味わえると好評でした。 自分で食事ができる子なら多少大きくても大丈夫ですが、大きい肉を食べさせる場合は、注意して見てあげるようにしましょう。 ■お手軽「ローストチキンレッグ」 「丸焼き」体験をするなら、鶏を使うのがおすすめ。丸鶏は下処理が大変ですが、足だけでもSNS映えするビジュアルで、食卓が一気に華やかになります。 <お手軽ローストチキンレッグ> 1.骨付きもも肉をフォークで刺してからタレにつけこむ。タレは砂糖2:酒1:醤油1をベースに、好みに合わせて調整する。 2.30分ほど置いたら、電子レンジで3~5分加熱する。 3.あたためたオーブントースターで10~15分焼く。途中でタレをかけるといい。 トースターで焼いているときに途中で焦げそうな場合には、ホイルをかぶせましょう。トースターだけでは焼く時間がかかりますが、電子レンジを使えば短縮できます。 砂糖の代わりにハチミツを使ってもOK。また、砂糖を半分に減らしてその分、みりんを加えても照りがうまれます。 ■特別な日には「塩釜焼き」 大作にチャレンジしたいときには、塩釜焼きもおすすめです。卵白1個分に対して塩500g~1kgをまぜ、肉全体を包み込んでいきます。これを焼いていくのですが、トースターなら1時間前後かかるので、忙しいときには向いていないかもしれません。 ただ、塩釜焼きは鶏だけでなく、牛や豚の塊肉や、魚などにも応用可能。時間がかかるだけで手間はそれほどかからないので、特別な日のディナーに試してみるのもいいでしょう。 最初は塩加減が難しく、しょっぱくなってしまうことも。そんなときは小さくほぐして、チャーハンの具などにアレンジすると食べやすくなります。 塊肉は存在感があるけれど、意外と簡単に調理できます。アウトドアでも大活躍のメニューなので、マンネリ化してきたときには試してみてはいかがでしょうか。
2017年06月08日いつかは考えなくてはいけないけれど、つい後回しにしてしまうのがお墓問題。両親のお墓は故郷にあったほうがいいのか、自分たちが墓参りしやすいように家の近所がいいのか。悩みは尽きません。いざというときにあわてないよう、実際にママたちが経験したトラブルをもとに、考えてみませんか? ■お墓はどこに建てるべきか? 「昨年、亡くなった義父は隣県の出身なのですが、生家にはすでにだれも住んでいないし、その近くに親戚もほとんどいない状態。そこにお墓を作っても私たちは墓参りに行きにくいため、夫と相談して現在の家の近くに建てることにしたんです。でも、義母は『故郷に返してあげて』と言い出して、もめることに。義母も私たちの近くに住んでいるのだから、お墓が近いほうがいいと思うのですが…」(44歳・Sさん) 義父は退職後も趣味の店を開くなど、元気に暮らしていたそうですが、がんが発覚してから間もなく逝去。まさかこんなに早く亡くなるとは思わず、お墓のことなど話したことはなかったといいます。 隣県とはいえ、Sさんの夫はそこで暮らしたことがないので、「故郷」という実感はほとんどありません。しかし、義母は「死んだら故郷に帰るもの」という考えを持っていて、話し合いは平行線。仕事の都合もあるし、隣県だと墓参りに連れて行けないと義母を説得し、現在の家の近くに墓を建てたのだとか。 問題は解決したものの、Sさんは良好だった義母との関係が悪化。「同居していないと年に数回しか会わないし、お墓の話なんかする機会もないけど、だからこそちゃんと話しておけばよかった」と感じているそうです。 ■お墓の管理費はどのくらい? 誰が負担する? 「うちの父はまだ現役で働いています。それでも、孫ができてからは自分が死んだときのことを考えるようになり、『先祖代々の墓に入れてくれればいいから』が口癖に。お墓があるのはいいけれど、お寺の場合は年間10万円くらいかかるという話も聞くし、一生払い続けていく自信がありません」(32歳・Hさん) このお墓にはすでにHさんのお母さんが眠っていることもあり、同じ場所へと考えているとのこと。現在はお父さんが墓を管理しているので、実際にかかる費用は聞いていないそうです。 お墓は場所を借りて建てていることが多いため、管理費などがかかるものです。公営墓地なら年間1万程度の場合もありますが、寺院は価格がバラバラなので、事前に確認しておきましょう。 その金額が生活を圧迫するほどなら永代供養も考えたいところですが、墓じまいをするにも墓石の撤去などでお金がかかります。この費用をだれが負担するのか、家族で話し合いうといいですね。 このとき、片方の親が存命中はもめることが考えられます。「お金がない」というだけでは感情的になりやすいので、子どもの進学費用や結婚資金などを理由に、あくまで「相談」という形をとるといいかもしれません。 ■自分たちのお墓はどうする? 「私たち夫婦は地元が同じですが、故郷とは遠いところに家を買い、ここで一生暮らす予定です。両親はそれぞれ先祖代々の墓に入るだろうけど、自分たちもそこに入れば、いずれ子どもたちに負担をかけてしまいます。新たに墓を買うべきか、悩むところです」(59歳女性・Tさん) まだまだ先のこととはいえ、老後のことを考えるようになったTさん。どの墓に入るにしてもお金が必要になるので、積立貯金を始めたそうです。 また、子どもたちの気持ちも大事だと考え、お墓について話し合う機会を作ったところ、「母さんの好きなようにして」と言われたそう。ただし、まだ独身だからそう言えるのかもしれないので、子どもが結婚したときには改めて話し合おうと考えているといいます。 「お墓の話なんて縁起でもない!」と言われてしまいそうですが、実際にはとても大事なこと。親が病気になってしまえば聞きづらいこともあるため、元気なうちに話し合いをしたほうがいいでしょう。 親世代は先祖代々の墓に入ることが当たり前と思っている人が多く、それとは違う提案には納得しないかもしれません。しかし、形式が変わっても大事なことは故人を弔う気持ちではないでしょうか。 親を大切に思うからこそ、しっかり考えていきたいと意志表示することを忘れずに。また、すぐに結論が出る問題ではないので、時間をかけて話し合っていきましょう。
2017年06月03日