2歳差兄妹の母です。ネトゲ婚をし、妊娠と出産を経て現在子育て中!俺たちの戦いはこれからだ! ブログ「ニューゲーム ▽」にて日々の楽しかったことなんかを4コマにしています。」
2歳差兄妹の子育て中のmochiko.さんのコミックエッセイ。ネトゲ婚をし、妊娠と出産を経て現在子育て真っ最中!俺たちの戦いはこれからだ!
母娘で足並みがそろっていない状態からスタートした中学受験。志望校を選び、過酷な受験生活をへて、母と当時を振り返るまでのお話です。
1歳過ぎてもハイハイしかしない娘。成長が遅いだけ? それとも…と不安ななか、発達に障害があることがわかりました。お友だちとうまく関りが持てない娘に、親も戸惑いながら、一緒に居場所を見つけるまでのお話です。
母親にゲームを否定されて育ってきた子ども時代。親になった今、当時の記憶を振り返ってみると…。
新年度、新生活、新学年、新学期…と、新しいことだらけの4月ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 わが家は、息子が3年生に、娘は幼稚園の年長さんになり、毎日バタバタの生活を送っています。 そしてこの春、私も1年間務めていた小学校のPTA役員をようやく卒業です。 ■最後に知ったPTAの闇 どんちゃん連れで、さまざまな行事の打ち合わせや当日の運営、講演会への出席など大変でしたが、それもついに終わりです。 障害のあるどんちゃんを連れての参加も、PTAや学校の先生方が理解してくださり、できる範囲でのお仕事になってしまいましたが、この1年間、大きな問題もなくお仕事ができた、と思い込んでいました。 しかし、 このタイミングで漫画に出てきそうなPTAの闇を知ることに…! 長年、会長さんを務めてくださったお母さんと、その年の役員がやる最後の仕事“次期役員決め”が、無事に終わったときのことです。 会長さんいわく、「PTAのあれこれの中で一番難航するのが、次期役員を決定すること」だそうです。 候補に挙がる方へ役員が連絡をするのですが、それぞれに事情を抱えていて、「来年だけはどうしてもできない…」という方も珍しくありません。 「でも今年はかなりスムーズに決まった!」とのことで、私も安心していたのですが…。 ■怖すぎる現実! 「今の時期になると役員にされることを嫌がられて避けられてしまう」「人によっては自分の電話番号を着信拒否設定にされてしまったことも…」と、まるで女性向けの怖い漫画にありそうな話が現実にあったことを知りました。 「そんな漫画みたいな話って本当にあるの!?」と思うかもしれませんが、本当にありました。怖すぎ…! アラサーになって初めて「現実は小説よりも奇なり」を体験しました。 確かに、PTA役員は「面倒でやりたくないもの」かもしれませんが、やりたくないあまりに特定の人を避けたり、まして着信拒否というのは…、いかがなものかと思ってしまいます。 子どもがそれを見てお友だちに対してマネをすることも考えられます。 私は息子が低学年のうちにPTA役員を引き受けたので、2回目・3回目の役員がもしかしたらあるかもしれませんが、そのときはぜひとも快く「1年間よろしくお願いいたします!」とお引き受けしたいと思っています。
2024年04月26日息子の進級がじわじわと迫ってきていて、新たな春を感じる今日この頃。 息子が学校からお手紙を持ち帰ってきました。 「書道セット購入のお知らせ」です。 ■軽すぎる書道セット 希望者は同じものを一斉に購入できるとありましたが、お友だちから「中学校・高校も使うらしい」という情報を仕入れていた息子は、自分の好きな書道セットを購入することにしました。 無事に気に入るものがネットで見つかり、早々に届けてもらったのですが…。 なんだか私の知っている書道セットとは違う雰囲気なのです。 私世代の書道セットは、石の「すずり」がずっしりと重く、家から学校に持って行く日は、とても大変でした。 しかし、 息子に買った書道セットは何も入っていないのでは!? と思うほど軽かったのです。 まさか「バッグだけ買ってしまったのか!?」と焦って中身を確認しましたが、筆やすずりなどすべてが揃ったスターターセットでした。 どういうことなのかと、ひとつずつ手に取ってみたところ…。 ■息子のランドセルの重さもすごい なんと「すずり」がプラスチック製でした! ちなみにオモテ面・裏面がそれぞれ墨汁用・墨用になっていました。 私は、その便利さに感動しましたが、令和キッズの息子はイマイチ分かっていない模様。 前述の通り、私の書道セットは「すずり」が大変に重く、バッグも息子の書道セットのように肩かけができませんでした。 おまけに、バッグの持ち手に手首を通すこともできず、1時間半かかる通学の間、ずっと重いバッグを握り続けなければいけませんでした。 私から、この話を聞いた息子は「そんなに重いものを、長い時間、どうして持つの…」という反応でした。 私の世代と比べて、勉強量や時間が大幅に増えている、現代の子どもたち。 そのため、元気で活発な息子も、 週の後半は「ランドセルが重すぎる…」とこぼすことがあります。 確かに、私の書道セットは重かったですが、息子のランドセルのほうが重いかもしれません。 今後の技術の進歩に伴い、学校で使うものが軽量化されることを本気で祈っています。
2024年03月26日生活に欠かせないものが、何もかも値上り続けている今日この頃。お財布が寒くて寒くて仕方がないmochiko.です。 ■日々、欲望と戦っている私 食卓に欠かせないい卵が300円オーバーで陳列されていたときは、さすがに売り場で「ヒエェ…」とうろたえてしまいました。 わが家は買い物デーを週に1回とし、一度の買い物の上限金額を決めて、そこからはみ出ないように細心の注意を払っています。 節約を意識しながら、生活の質を落としすぎないように心がけているのです。 また、光熱費もすごく上がっているため、考えられるさまざまな手段で節約し、安く済ませられるところは安く! と毎日必死になっています。 極端に言うと 「余計なものは買わない、持たない」 ようにしています。 とはいえ、人間誰しも心は揺らぐもの。 私も日々、欲望と戦っています。 特に「限定」と書かれている商品は、買う予定がなくても、チェックしてしまいます。 「店舗限定」「本日限定」「季節限定」「限定価格」…ああ、なんと心揺さぶられるのでしょう…! 「限定」と見ただけで、「どのくらいお得なの?」「ここでしかこの値段で買えない?」と思い、ついつい手が伸びそうになってしまいます。 右を見ても「限定」、左を見ても「限定」、なんということでしょう。 お店に長居すると買い物かごに入れてしまいそうになるため、必要なものだけ買ったら早急に撤退すると決めています。 スーパーは非常に魅力的な場所で、行くたび財布の紐が緩みそうになってしまうのです。 そのため、毎回しっかりと計画を立てたうえで、確固たる意志を持って、買い物に行かねばなりません。 そんな財布の紐を引きちぎらんばかりに締める生活を送っていた結果、ついにどんちゃんに変化が起きました。 ■限定という文字を覚えたどんちゃん なにやら、お店のポスターの字を「わかる」と言います。 なんと、どんちゃんは「限定」という字を覚えていました…! 知的障がいがあるどんちゃん。 5歳も後半戦なのですが、文字はまだ読むことができないはずです。 母がもっとも警戒している「限定」の文字は、 どんちゃんの意識に深く刻まれてしまっていたようです。 英才教育が過ぎたかもしれない…とちょっと思っている母です。
2024年02月26日療育園から幼稚園に転園して早3カ月が経過したどんちゃん。 幼稚園にもすっかり慣れて毎日、楽しそうに通っています。 ■お友だちからお手紙をもらった そんなどんちゃんのクラスは現在、お友だちや先生にお手紙を送り合うのが、はやっているのだそうです。 定型発達の年中さんだと、確かにそろそろ文字に興味を持ち始め、平仮名やカタカナの読み書きができる子が増え始める頃です。 しかし、知的障がいに加えて発達障がいもあるどんちゃん。 文字はまだまだハードルが高いです。 (きっとお手紙を送り合うお友だちを、離れたところから見つめるのが精一杯なんじゃないだろうか…)と、なんとも言えぬ寂しさがあるのかもしれないと心配していました。 ですがある日、どんちゃんの通園バッグの中から見慣れないサイズの紙が出てきました。 なんと! お友だちからお手紙をもらったのです! お手紙の内容もさることながら、読み書きがまだできないどんちゃんを仲間はずれにすることなく、お手紙を書いて渡してくれたお友だちのことを思うと、涙が止まりませんでした。 そんなことがあった数日後。 ■どんちゃんからのお手紙は家宝に 今度はどんちゃんから私にお手紙が! 体が未発達なうえに小さくて、ペンを持つための力もあまり強くないどんちゃん。 話によると、いつもどんちゃんをサポートしてくださる加配の先生が手を握ってくれて、どんちゃんが書きたいように補助してくれたそうです。 お手紙の内容も相まって、私はさらに涙が止まらず…! 先生やお友だちの温かい気持ちの中で、どんちゃんは日々成長している! と強く思った出来事でした。 ちなみに、このときのお手紙はあまりにうれしかったので、額に入れて飾っております。家宝です。
2024年01月26日わが家では家族の誕生日・クリスマスに、ケーキを手作りしています。 ■私が子どもの頃はお店でケーキを購入していた 子どもの頃に「ケーキを作ってみたい!」と興味本位で母に話したこともありましたが…、 母の正論に敗北しました。 私が子どもの頃は、手軽にケーキが作れる時代じゃなかったと思います。 動画などでわかりやすく作り方の手順が公開されている時代ではなく、今ほど高機能な家電はありませんでした。 簡単にできるケーキミックスは売っていましたが、それも母の言う通り「お店の味」とは少し違ったりして…。 加えて、手のかかる子ども(私)の育児に追われている当時の母を思うと、確かにお店で買える美味しいケーキを選ぶよな、と思います。 そのままお菓子作りはおろか、まともに料理もしないまま結婚し、息子が生まれて1歳の誕生日。 食べることが何より大好きな息子をケーキでお祝いしよう! と思い立ったものの…、 息子に卵アレルギーがあることが発覚しました。 さらに、ケーキに使われることが多いナッツ類にも重篤なアレルギーがあり、私は驚き、戸惑いました。 息子のアレルギー発覚当時は、アレルギー対応をしてくれるケーキ屋さんが近くになく、通販やコンビニで注文という手段もありましたが、配達エリア外だったり、高額で売られていたり、 とても手が出ず、途方に暮れていました。 そこで夫さんが取った行動は…。 ■夫さんが研究を重ねて…!? 卵を使わないで自宅で作れるケーキの開発でした。 数週間におよぶ研究を重ね、売り物のケーキに劣らないアレルギー対応ケーキを開発してくれました。 ちなみに夫さんの仕事は食品関係ではありません。 完全に息子への愛情と知的好奇心で1から研究して作ってくれました。 それから数年で息子は卵アレルギーを克服。 とはいえ、娘が生まれてドタバタの日々ですが、子どもたちの誕生日やクリスマスといったイベントのケーキはすべて手作りに。 子どもたちがケーキを好きなのはもちろん、作るところから食べ終わるところまで余すことなく、 “ケーキ”というイベントそのもの を楽しんでくれていることが、何よりうれしい夫さんと私です。 子どもたちから、「お店ケーキがいい」と言われるまでは、みんなでイベントごとにワイワイ楽しみながら、ケーキを作れたらいいなと思っています。
2023年12月26日小学2年生も後半戦のわが家の息子、お友だちと放課後に遊ぶのが楽しくなってきたようで、うれしい半面、「あぁ…小学生男子だなぁ…」という突っ走り方もするようになってきました。 今回は、そんな息子にちょっと厳しめに注意した話を描きました。 ■行き先を告げずに出かけた息子 大体の場合、いつも「どこで誰と遊ぶ」というのを話してくれる息子なんですが、「早く行かなきゃ!」と行き先を告げずに出て行ったことが数回、続きました。 ほとんど決まった子と遊ぶので「おそらくあの子と一緒だろう」と分かってはいます。 しかし、わが家の出かける際のルールを守っていないため、ここは一度ビシッと注意が必要と思い、話しをすることにしました。 ルールを守る気はあるのですが、わが家の息子はつい最近、発達障害の診断がつき、「ルールを守らなかったらどうなるか」「そもそもなぜそういった決まりがあるのか?」といった、 “なんとなく想像する”という分野があまり得意ではありません。 そこで、どうして家や学校にはこういったルールがあるのか、実際に私の体験を交えて話してみることにしました。 まだ私が学生の身分だった頃、家に自分以外の家族が誰もおらず、そのまま学校に行ってしまったことがありました。 本来その日は、指定された登校の日ではなく、「用事がない人は来なくてもOK」という自由登校の日でした。 「いつも通りに晩ご飯の時間には家に帰ろう」、と思っていたのですが…。 ■いつ帰れるのか分からなくなった 想像もしていなかった大地震に遭遇! そう、東日本大震災です。 電車はすべて運休し、バスは走ってはいるものの、いつ乗ることができるのか分からないほどの行列で、家に帰れなくなってしまいました。 さらに携帯電話もまともに使えなくなり、家族に、「自分が学校に行った帰りに帰宅難民になっていること」「無事なので心配しないでほしいこと」「家族にケガはないか」と、連絡をすることもままなりませんでした。 結局、学校に事情を話して同じ状況の子たちと泊めてもらうことになりましたが、不安でつぶれそうな1日を過ごしました。 息子は電車に乗って遊びに行く年齢ではありませんが 、しっかり考えてほしかったため、スケールが大きいこの話をしました。 これからどんどん大きくなって、友だちと自転車や公共交通機関を使い、今よりも遠くへ出かけたり、難しい年頃がやってきたりして「お母さんなんて…」と言葉を交わしたくないと思う日がやってくるでしょう。 でもそのときは、「お母さん、そんなこと前に言ってたなあ」と、なんとなくでもいいのでこの話を思い出してもらって「お母さんは君を心配しているよ」と受け取ってくれたら、うれしいなと思っています。
2023年11月26日少しずつ過ごしやすい季節になってきました。 今日はそんな日にぴったりな「遠足の話」をします。 ■小学校から秋の遠足のお知らせが! まだ少し暑さが残っている頃、息子の小学校から秋の遠足のお知らせが届きました。 行き先は、この辺の子どもたちなら1度は行ったことがある、地元で定番の遠足スポット。 わが家も行ったことがあり、息子が1日中公園を駆け回り、公園の中のレストランでかわいいお子様カレーをもりもり食べていた楽しい思い出のある場所です。 遠足を楽しみにする息子に、つい私のイタズラ心が働き、余計なジョーダンを言ってしまいましたが、 息子には大ウケでした。 ■小学2年生とネタが被った そんな話から数日後。 ついに遠足の前日を迎えました。 遠足を楽しみにする息子が学校から帰宅後、 「おもしろいことがあった!」と言います。 話を聞いてみると…。 mochiko.(アラサー)、まさかの小学2年生とのネタ被りです! しかも息子によると、教室中が大爆笑だったとか。 ネタは同じでも完全に息子のお友だちに負けた気がするのは、なぜでしょうか? とはいえ、遠足当日、息子がとてもお弁当を楽しみにしてくれていて、まだまだかわいい年頃だと、実感しました。
2023年10月26日みなさんいかがお過ごしでしょうか。 わが家は早朝から容赦なく太陽の光が射し込むタイプの住処でして、エアコンが消せる日が見えてこず、きっと大変なことになっているであろう電気代におびえています。 さて、今回はちょっと「ヒヤッ……」っとする話をします。 ■教室の後ろに放置されたお弁当箱 二学期が始まり、わが家の子どもたちも暑い中、がんばって学校や園に通っています。 そして、息子の学校からは「○日はお弁当でお願いします」のお便りが。 夏休み明け、灼熱、お弁当、とくれば、つぎに思いつくのは「忘れ物」です。 息子は忘れ物をしがちなため、お弁当を持っていく日は入念な声かけが必要になります。 私がまだ学生だった頃。 一学期の期末テストが迫りつつある時期のことでした。 気づけば、誰がそこに放置したのやら、持ち主不明のお弁当箱が教室の後ろに放置されていたのです。 明らかに不衛生なそれを先生も注意したのですが、 結局一学期の間に持ち主は現れず、夏休みに入ってしまいました…。 夏休み明けに学校へ行ってもまだあのお弁当箱は同じ場所に鎮座しており、無関心を貫いていたクラスメイトたちもさすがにざわつきました。 結局、誰のものか分からないまま、見かねた先生がお弁当箱を処分したのですが…、 ■私の体験談は息子にはてきめんに効いた しばらくの間、教室は恐怖に包まれていました。 この話、私の体験談が好きな息子にはてきめんに効き、 無事に空になったお弁当箱を持って帰ってきてくれました。 みなさんもお弁当箱にはご注意を…!
2023年09月26日日々、子育てにお仕事に家事に大忙しのみなさん。本日もお疲れさまです…。 私もそんな生活が始まって早7年少々。 ここ最近はどうにか忙しい日々の合間をぬって歯医者さんに通っています。 ■私の虫歯を息子が心配 実は春先から週1回で通っている歯医者さん。 真夏の現在も、同じペースで通い続けていて、なかなか終わる気配がありません…。 さすがに7歳の息子にも心配され始めています。 それもそのはず、 春先に根っこの治療が必要なほど、重症の歯が立て続けに2本発見されたのです。 まだ虫歯の治療は経験したことがない息子は私の重症の虫歯に興味津々。 じゃあ、いい機会なので詳しく調べてみようか! と、虫歯治療を丁寧に説明してくれている歯医者さんのホームページを一緒に見てみることにしました。 「削って詰めれば大丈夫!」な軽い虫歯から、もう歯を残せないレベルの大きな虫歯まで非常に詳しく説明がされていて、虫歯経験のない息子もわかりやすかったらしく、真剣に見ていました。 しかし、そんな息子が衝撃画像を目にしてしまいます…! ■あまりにひどい虫歯画像を目にした息子は…!? ホームページには「5年や10年という長い期間、歯医者さんに行かず、ケアを怠っているとどうなってしまうか」の写真が載っていました。 ほとんどの歯が溶けたり、抜けたりしていて、残っていません。 残っている歯も色が悪く、ギリギリ歯茎に留まっているような状態でした。 あえてキレイに表現するなら「鍾乳洞」のような…そんな雰囲気でしょうか。 息子は、この画像にとても驚いたようで…、 「虫歯になったら困る!」と大慌てで洗面所へ向かい、歯磨きを始めていました。 普段は「歯磨きしてね」と声をかけるまで、自分から歯を磨かない息子。 極限まで悪くなった歯の画像はそんな息子に大変よく効いたようです。
2023年08月26日■前回のあらすじ 成人して家庭を持った私と中学受験を振り返り、「申し訳なかった」と言う母。しかし、そもそも親子でまったく受験に対するベクトルが違ったのが原因だったのでは、と思っています。この母との会話で、ようやくつらかった中学受験が終わったのかもしれません。 勉強面でとてもつらかった小学校時代を送っていた私ですが、その息子はどうしているのかと言えば…。 ■息子にはのびのびと勉強してもらいたい さらに、息子は幼稚園の友だちと同じ学校に行けるのを喜んでいました。 うれしいことに息子は現在、そんなに勉強が苦ではなく(私は息子と同じ年齢の頃、勉強がすでにイヤでイヤでたまりませんでした)、 今の環境がとても合っているのだと思います。 ところが最近…。 ■私と同じ体験を息子がしないためには… 仲良しのママ友との会話で、「確かにそういう展開もないとは言い切れない」と思いました。 息子が対人関係に悩んだり、もっと学びたいと思ったら、息子自身が中学受験を選ぶかもしれません。 近い将来、もし息子が「中学校を受験をしたい」と言ったら、私のように「強要されるばかりで苦しかった」「大人になっても当時を思い出すと少しつらい…」とならないように、息子が行きたい学校を自ら探して、親子で協力し合い、 本当の意味での親子の受験にしたい、と考えています。
2023年07月21日■前回のあらすじ D学園とE中学のどちらにも合格した私。E中学はなんと特待生合格でした。そして、第一志望のD学園への入学を決意。こうして、私の長くつらい受験生活が終わりを迎えました。 ■親子で「受験」に対するベクトルが大きく違った 母はよく「申し訳なかった」と私に言うのですが、問題はそこではない気がするのです。 頑張る方向がわからなかった私と、いつも全力ですべての方向に頑張っていた母。 親子でまったくベクトルが違い、噛み合わなかったのがそもそもの原因だったのでは、と今の私は思っています。 そのため、 お互いに「なんで!?」と、ずっと感じていたのかもしれません。 ■母との会話で終わりを迎えた中学受験 これには、 母はとても共感してくれました。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月20日■前回のあらすじ 第一志望の学校に無事合格した私。タッチの差でE中学からも封書が届き、中身を確認したところ、なんとE中学の特待生枠に合格していました。そして、家族で喜ぶなか…!? ■どちらに進学するか迷った E中学の特待生合格には、私も父も驚き、まさか自分がそんなすごいところへ合格するとは…! と見間違えではないかと何度も確認しました。 しかし、ここで問題になるのが、 D学園とE中学どちらに進学するのか、ということ。 「どちらを選ぶか」と母に聞かれ、私は情けないことに困惑してしまいました。 その日のうちに母が入学手続きを済ませ、私は無事、第一志望の学校へ行けることになりました。 そして、入試が終わり、久しぶりに学校へ行くと…。 ■みんなが一歩先にいるような気持ちに 私とは違い、 みんなは最初から自分で決めて受験をした。 そう思うと、みんなが一歩先にいるような気持ちになりました。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月19日■前回のあらすじ D学園に行く! と自分で決めてから、受験生活が再スタート。とうとう迎えた受験当日は、全力で試験に臨みました。無事に2校の試験が終わり、その翌日は学校が休みだったためお昼まで爆睡していると…!? ■第一志望の学校に無事合格 泣いて喜ぶ母。 一時はもう立ち上がれないかと思われた私が第一志望の学校に合格して、家族みんながうれしそうでした。 さらに…。 D学園の試験結果が届いたのとタッチの差で、E中学からの封書が家に届きました。 すでに中身を見ていた母は、衝撃を受けていました。 ■E中学の試験結果はまさかの…!? なんと、 私はE中学の特待生枠に合格していたのです。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月18日■前回のあらすじ 塾のないある日、母は私が第一志望にしたかった学校の印象を遠慮がちに聞いてきました。そのため、「自分が良いと思った学校に行けるかもしれない」という希望を抱いた私。 D学園に行く! と自分で決めてから、受験生活が再スタートしました。 ■再スタートを切り迎えた受験日 これまでのような詰め込んだスケジュールではなく、受験生にしてはゆったりとしたスケジュールになり、2月の本番まで体力を温存しておける生活に変わりました。 忘れ物はないかと心配してくれる母と、「頑張ってきなさい」と送り出してくれた父に勇気をもらって、試験会場へ向かいました。 D学園・E中学ともに全力で試験に臨みました。 ひとつひとつ正解しているかどうか、 噛み締めるように問題を解いたのを、アラサーになった現在も覚えています。 ■昼寝していたら母から呼ばれて…!? 無事に2校の試験が終わり、その翌日は学校が休みだったためお昼まで爆睡。 1階からの母に呼ばれて目が覚めました。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月17日■前回のあらすじ 学校の成績が最下位レベルまで落ちた私。三者面談で先生が教えてくれた絵を学べる学校もレベルが高く、このときの私の学力では到底手が届かず、完全に「詰み」の状態になりました。 ■母が私に聞いてきたのは!? 完全に進路が見えなくなってしまった私でしたが、塾には惰性で通っていました。 勉強は正直あまりついていけない状態になっていましたが、 帰宅後に母と家にいるのもしんどく、塾を辞めなかったのです。 そんな生活が普通になってきた頃、塾のない日に母がそっと私に話しかけてきました。 母は以前、見学に行ったD学園の印象を遠慮がちに聞いてきました。 ■少し希望が持てた出来事 A女子中がイチオシだった母。 D学園は受けさせてもらえないだろうと思っていましたが、ここにきて 「本当に自分が良いと思った学校に行けるかもしれない」 と希望が持てました。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月16日■前回のあらすじ ついに限界を迎えた私に、円形脱毛の症状が! 慌てた母は、学校と塾に休みの連絡を入れ、私を病院へと連れていきました。事前予約をしていなかったため、精神科の診断は難しく、皮膚科で処置。その後、母の様子に大きな変化が。 ■常に最下位を争っているような状態に 中学受験には本番というタイムリミットがあります。 時間は待ってくれず、周りはどんどん進んでいきます。 周りは、レベルの高い中学校への入学を目指して、勉強を積み重ねている子がほとんどでした。 そのような環境で、完全に停滞している私は、常に最下位を争っているような状態に。 しかし、 当の私は「なんかもうしょうがないよねー」という感覚でした。 そのくらい疲弊していたのです。 受験前、最後の三者面談はお通夜のような雰囲気だったのを覚えています。 ■先生に絵の勉強ができる中学を教えてもらう 「絵の勉強ができる中学校がある」と知らなかった私は驚きましたが、調べてみた結果、 このときの私の学力では手の届かない、レベルの高い学校でした。 そのため、やる気が出ず、完全に「詰み」の状態に逆戻りしました。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月15日■前回のあらすじ 精神的に壊れてしまった私の成績はどんどん落ちていき、第一志望などもってのほか、第二・第三志望の学校も合格がほとんど見込めない状態に。そして、身支度中に、自分の体に異変が起こっていることに気づき…。 後頭部に違和感があった私は母に相談しました。 ■慌てて私を病院に連れていく母 「ニキビでもできてる?」と思い、母にチェックしてもらうと、 髪の毛が一部不自然になくなっていました。 ただごとではない! と慌てた母は、学校と塾に休みの連絡をし、私の手を引っ張って病院へと駆け込みました。 しかし、事前予約をしていないと精神科で診断してもらうのは難しかったです。 「とにかく何とかしなければ」と、母のかかりつけの皮膚科へと移動し、処置してもらいました。 ■母の態度が一変した 「絶対に勉強させなければ」という勢いで毎日勉強を教えていた母が、私にまったく勉強をさせなくなりました。 学校と塾で勉強時間はそれなりに確保できていたものの、 家での受験への歩みは完全にストップした状態になったのです。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月14日■前回のあらすじ 受験に対して母と反対の意見を持っていた父は、私を不憫に思っていたのか受験勉強の合間に遊びに連れ出してくれました。しかし、いざ父に助けを求めようとしたら、父も私の味方ではないと発覚! 完全に精神面で崩れてしまった私の成績は落ちていくばかりでした。 時期的にも成績を落としている場合ではない、本番へのカウントダウンが始まるタイミングです。 ■どんどん落ちていく成績 春先の模試でA女子中を狙えていたような高い成績は見る影もなく、第一志望のA女子中はおろか、第二・第三志望の学校もほとんど合格が見込めないような状態まで落ち込んでいました。 もちろん母はこのボロボロの結果に激怒し…。 優秀な友だちが目指す学校を引き合いに出しては、怒鳴りました。 友だちが受験する予定の名門校や御三家レベルの学校に匹敵するA女子中に合格しなければ、「恥ずかしくて学校に行かれない」とまで言われたことも。 レベルの高い学校の名前は、見栄を張るためのブランド品ではないのに…。 ■ハードスケジュールとプレッシャーでついに!? 「もっと上の成績を出せるようにしないと」と怖い顔で言う母を前に、もう間違っても「受験を辞めたいだなんて言えない」状況でした。 この悲惨な結果が出た後、これまで以上のハードスケジュールに加えて、重すぎるプレッシャーとともに受験生活を続けていると…。 学校に行く前、身支度を整えようと洗面所の鏡の前に立ったとき、 体に異変が起こっていることに気づきました。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月13日■前回のあらすじ 「中学受験を本当にしたいのは母」という衝撃の事実に気づき、精神のバランスが崩れた私。しかし、母に直接、何かを言う勇気も度胸もなく…。せめてもの反抗心で、受験の過去問をゴミ箱に捨てました。 ■母とは反対の意見を持っていた父 私が過去にした幼稚園受験にも父は母と反対の意見を持っていました。 「電車に乗る必要があるくらい遠い場所に子どもを通わせる」 ことが不安だったそうです。 しかし、母は父の反対を真っ向から否定し、「レベルの高い教育をしてもらうため!」と譲りませんでした。 これは小学校選びの際も変わらず…、 「小学校は幼稚園よりも遠くに行く!」と宣言した母を、父はどうにか止めようとしました。 ですが、母に「地元小は荒れているで有名な学校だ」という事実を述べられてぐうの音も出ず、私を私立小学校に通わせることをしぶしぶ承諾したのだと言います。 その結果、私立小学校に入学した私ですが、学年が上がっていくにつれて勉強が難しくなっていき、母の勉強方法はより厳しくなっていきました。 ■父に助けてもらおうとしたが!? そんな状況を少なからず「良くない」と感じていた父は、私をよく遊びに連れ出してくれました。 そして…。 私から母に直接言いづらかったため、父に助けてもらおうと思ったのですが…、 私の作戦は未遂に終わったどころか、実際は 「父も私の味方ではなかった」という現実を突きつけられてしまいました。 一般的に「中学受験は親子の受験」と言われていますが、私にとっては「孤独な戦い」が決定づけられた出来事となりました。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月12日■前回のあらすじ お酒好きな母は、小6の受験生の私に対し、酔うとちくちくと怒るようになりました。ある日、ついに母の本音が飛び出したのです。それにより、「この受験は自分のためにしているものではなく、母の夢と理想のためにしている」と気づき…。 ■母が中学受験に熱を入れる本当の理由とは 学生時代、優秀でとにかく勉強することが大好、部活でも大活躍という、まさに「優秀」な生徒だった母。 大学でもっと勉強したい! と高校卒業後は大学へ進むことを熱望し、学校の先生もそれを応援してくれていたのですが、時代と私の祖父の意見(主に経済的な理由)により、その道は絶たれてしまいました。 自分の望んだ進路が絶たれ、悔しい思いをした母。 心身に疲れが出始めていたころでもあり、「それでもなんでも受験なんだから前向きに頑張らなきゃ!」と気持ちを奮い立たせられる状態ではありませんでした。 ■私がした、せめてもの反抗 今なら「私を使ってお母さんの夢を叶えようとしないで!」と気持ちをむき出しにして怒ることもできますが、あまりの絶望感に、そんな気力も湧いてきませんでした。 また、母に直接、何かを言う勇気も度胸もなかった私は、 せめてもの反抗心でA女子中の過去問題集を、ゴミ箱に投げ入れてしまいました。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月11日■前回のあらすじ ついに受験生である小学6年生に進級。ハードな受験生活で身も心も消耗。12歳にして白髪だらけになるほど頑張っていたものの、なかなか成績が上がらず…。しびれを切らした母に罵倒されながら勉強を続けていました。 今回は受験から話が少しズレますが、母の話を聞いてください…。 ■お酒を飲むと本音が飛び出す母 お酒好きといっても、がぶがぶ飲んで暴れて、というタイプではなかったのですが、このころからお酒に酔うとちくちくと私が怒られるのが、定番の流れに。 「お願いだからちゃんと勉強して」「ちゃんとやればできるから」「いい学校(A女子中)に行って」と、毎日のように酔った母に言われました。 しかし、この日の母は少し違っていて…。 お酒を飲むとすべて遠慮なく言葉や感情を出してしまうタイプの母の言葉に、 私は嫌な意味で「嘘ではない」と確信しました。 ■母の私の受験に対する目的に気づいた 中学受験において勝負時と言われる小学6年生のころ、 私は「この受験は自分のためにしているものではなく、母の夢と理想のためにしている」と、気づきました。 そこから、どんどん悪い考えが頭をよぎり、「小学校も幼稚園もお受験したのは私ではなく、母がしたかったことだった…?」「この先も母が歩みたかった人生を代わりに歩まされるのか?」など、自分という人間の存在意義と価値が揺らいでいきました。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月10日■前回のあらすじ 志望校を決める時期になり、家から40分の場所にあるD学園を第一志望にしたいと思ったものの、言い出すことができず…。進路希望調査の紙には、母のイチオシのA女子中のほか、同レベルの学校を2校書いて提出しました。 学校に進路希望調査を提出してから、さらに受験勉強は激化していきました。 ■ハードなスケジュールが続き、体に異変が起きた そのころ、私の体に明らかな異変が起きていました。 もはや「無事なとこある?」というくらいに、私の体と精神は摩耗していたのです。 もっともつらかったのは 「12歳にして白髪だらけ」ということ。 これだけはどうしても改善されず、アラサーになった今も同年代の数倍は白髪があるんじゃないの? と思うほど、白い髪が頭に巣食っています。 20代前半のうちにおしゃれ染めを諦め、白髪染めにシフトしましたが、結構ショックでした。 そして何より嫌だったのは…。 ■母から罵倒されながら勉強する日々… なかなか成績が上がらない私に、しびれを切らした母は、勉強をしているときも怒っていて…。 こんな状態が、毎晩、日が変わるころまで続き…。 家に帰ると「今日もまた怒られる」と、落ち込む日々でした。 このころは「それでも私がA女子中に合格さえすれば、何とかなる」と思い、必死に成績を伸ばそうとしていたのです。 しかし…。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月09日■前回のあらすじ ある日、母に連れ出されて向かったのは、私立中学校・A女子中の文化祭でした。なんとそこは偏差値が60近い「上位校」と呼ばれる学校! そして、訳がわからぬまま、その学校を受験する流れになり…。 成り行きで、A女子中を受験することになった私。 しかし、A女子中ほか、何校か「併願校」も選ばなければいけませんでした。 ■つらすぎる学校見学 併願校もA女子中に匹敵するレベルの学校をいくつか見学しよう! となり、あちこち見て回りました。 その際、母と現地へ向かう道中は、緊張感のあるものでした。 まるでランウェイを歩くモデルの修行のように、一挙手一投足をチェックされ、 「そんなんじゃカッコ悪い」「中学校に失礼」 とピリピリ。 そして、見学した学校が母の予想と違うと、帰り道はさらにつらい時間に。 母は「パンフレットと違う」「騙された気分」など、その学校をとことんこき下ろしました。 そのため、私が「ちょっといいかも」と思った学校があっても、うっかり口にはできない状況でした。 そんな生活が続き、私が小学5年生になる頃、小学校から進路希望調査の紙が配られました。 ついに志望校を決める時期がやってきたのです。 ■初めて母に近くの学校について聞いた 私はそもそも「どうして受験をするのか」がわからないままこの時期を迎えてしまい…。 「行ってみたい学校はある?」と聞かれると、「正直、まったくわからない」としか答えられませんでした。 しかし、母は「ついにこのときが来た!」と言わんばかりに興奮。 進路希望調査の紙には、母のイチオシのA女子中のほか、同レベルの学校を2校書いて提出しました。 この頃の私は通っている小学校が遠い(片道1時間)のが少々つらかったため、 初めて自分から母に「近くにいい学校はない?」と聞いてみました。 母の勢いに負けてしまい、自分が良いと思った学校の名前すら口にできない状況…。嬉しそうに志望校を決めている母を前に、そんなこと言えなかったのです。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月08日■前回のあらすじ アラサーのモチコは、テレビの中学受験ドラマを見たことをきっかけに、自身の中学受験を思い出します。懐かしく感じる一方で、まるで戦場のようなつらい日々の思い出がよみがえってきました。 ■中学の文化祭に連れていかれた 20年ほど前、私が小学3年生のころ…。私は地元の公立小ではなく、受験をへて私立小学校に通っていました。 小学校生活も板についてきたこのころ、母に連れていかれた場所がありました。 親子でキレイな服を着て、たどり着いたのは 私立中学校・A女子中学の文化祭でした。 にぎやかな文化祭のスペースを抜けて「受験生向けの個別相談ブース」へと入りました。 部屋の中では先生と私と母の三者面談のような状態になり、「今、何年生?」「志望校はもう決めているの?」など、簡単ではありますが受験に関する話をしました。 しかし、私は「そもそも受験とは何…?」という状態。 何のために中学校の先生と面談しているのか、そもそもなぜA女子中に来ているのか、母は何を計画しているのか…何もわかりませんでした。 状況が飲み込めず、ほとんど母と先生だけが会話しているような状況で、ポツンと取り残されたような気持ちに。 ■A女子中を受験することになった 先生との話を終えた母は、それはそれはウキウキで、A女子中がいかに素晴らしい学校なのかを私に熱弁。 優しいお姉さんからフランクフルトを試食させてもらったこともあり、A女子中に、私も特に嫌な印象は抱かなかったので、確かに「良い学校」と話したところ、これにまた母は大盛り上がりしてしまい…。 何がなんだかわからないまま、 私がA女子中を受験することが決まってしまいました。 張り切る母に、訳がわからない状態の私。この足並みがそろっていない状態で中学受験までへの道のりが順調にいくはずがありません。 私は、母は、家は、どうなるのでしょうか。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月07日小学校高学年のお子さんを持つみなさんの中には、中学受験を考えていたり、すでに準備している方もいるでしょう。 普段ゆるゆる漫画を描いている私は、第二次中学受験ブームの時期に中学受験を経験しています。 ■ドラマの中学受験シーンで思い出す過去 もう20年近くも前のことで、そんなことも忘れかけていたのですが、テレビで偶然、観た中学受験ドラマをきっかけに、その頃のことを思い出しました。 そのドラマの中学受験の描写が、なかなかにリアルでして…。 中学受験をしたことがある人や、そのサポートを経験した親御さん、そして、今まさに挑戦する準備をしている親子が、一度は経験しそうなことばかりが描かれていて、ちょっと懐かしい気持ちになりました。 ちなみに私は、 「成績が伸び悩んでいて、なおかつ、家が荒れてしまうタイプ」 でした。 毎週そのドラマを見ていたんですが、中学受験を経験していない夫さんには、異世界の出来事のように思えたんだそうです。 ■震えるほどつらかった中学受験 小学生のころ、中学受験のために勉強した記憶は今でも消えていません。震えるほどに辛い記憶をたどってみることにします…。 次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月06日倒れそうなくらいに暑くなったかと思えば、急激に気温が下がったりと難しい時期ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 今回は、体調不良時(重症でない)のわが家の子どもたちのお話です。 ■病人ライフを楽しむ兄 現在は体も大きくなり、動けないほどの体調不良は少なくなりましたが、季節の変わり目に、体調を崩しがちです。 現在、小学2年生のぽこちゃんは、熱があるときは素直に寝ていますが、解熱して動けるようになってくると、布団の中でゴロゴロしながらDVDを見ていたり、「いい子に寝てるから!」と宣言してウキウキでゲームをしていたり、病人ライフをエンジョイするタイプです。 こらこら、と言いたいところですが、解熱後って「元気になった!」と思っても、夜にぶり返したり、熱がなくても普段通りには動けないこともあるため、 おとなしくしている分には、不問にしています。 一方、来月5歳になるどんちゃんは、なかなかの演技派。 検温の際に少しでも熱が高いと「アァ…オカゼダァ…」と言い、ふらふらとその場に倒れ込んで、悲劇のヒロイン劇場が始まります。 ■自分の欲望は満たそうとする妹 女優もびっくりな演技を見せてくれるどんちゃん。 「おやつはまだか」と、しっかり自分の欲望も満たそうとする姿勢に脱帽です。 ちなみに、こういうときは、基本的におやつは我慢してもらっています(どんちゃんは特に気持ち悪くなりやすいため)。 病気を繰り返していた赤ちゃん時期~集団生活1年目に比べると、成長して大きくなり、丈夫になったとはいえ、まだまだ心配な子どもたちの体調。 今後も注意して見ていかなければ…! と思う母です。
2023年06月26日6歳のぽこちゃんと4歳のどんちゃん(どんちゃんは知的障害・発達障害があります)の兄妹のいる、わが家。 どうやっても手がかかる「完全な赤ちゃんの時期」は脱しましたが、いまだに予防接種に連れて行くのが大変です。 ■前日から兄妹に予防接種について説明 兄のぽこちゃんは今年で2年生ですが、注射が嫌いで(好きな子はいないとは思いますが)、病院に着くなりギャン泣きし、妹のどんちゃんは泣きはしないものの、「亀のようにゆっくりゆっくり歩く」という頭脳プレーを披露してくれます。 直前にこうならないように、前日から、 ・注射を打つのは怖い病気にならないため ・病気になっても症状を軽くするため などと、2人に説明するのですが、気持ちのコンディションによっては「注射」という単語が耳に入った時点で若干、崩れてしまうこともあります。 注射を打つと聞いたぽこちゃんは、その場では「わかった…」と諦め8割、決心2割な返事をしますが、最近、自分の気持ちをしっかり話せるようになってきたどんちゃんは…、 ■予防接種を遠慮する妹 「アタシ ハ イイ…」とまさかの「拒否」ではなく、 「遠慮」の姿勢で注射から逃れようとします。 去年の同じ頃は、言葉が10種類弱しか出なかった、どんちゃんと会話をするなんて、夢の話なのかもしれない…とすら思っていましたが、この1年間でとてつもなく大きな成長を遂げました。 これには、ぽこちゃんも私もびっくりしたのと同時に、とてもうれしくなりました。 とはいえ…。 どんちゃんには諦めて注射を打ってもらいました。 それはそれ、これはこれ、というやつですね。 注射の後は無事にご褒美のお菓子をそれぞれ手に入れてご満悦でした。 赤ちゃんの頃よりは予防接種の回数は減りましたが、1年に1度はある注射イベント。 一体、いつまで大変な時期が続くのか…。 母は別の意味で震えながら次の予防接種の日を待っています。
2023年02月26日みなさま、新年あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年の春から晴れて小学校1年生となるお子さんのお父さま、お母さま、おめでとうございます! ピカピカのランドセルを決めるためのラン活、大変お疲れさまです。 お米粒のような名前のシール貼りも大変ですよね…。 そんな、新1年生のお子さんを持つみなさまに、ぜひここで伝えたいことがあります。 ■意外なもののスペアが必要だった はい、そうです。 小学生に必要な消耗品の話です。 1年生男子の母を1年近くやってきて気づきましたが、かなり本気で備えておかねばなりません。 「鉛筆や消しゴムでしょ? そろえたから大丈夫よー」と思われているかもしれません。 しかし、 わが家は「傘もスペアが必要」だったということに入学後、気がつきました。 そうです、傘も小学生にとっては消耗品なのです。 1本を使い倒せばOK! と私も思っていましたが、そういう次元の話ではありませんでした。 わが家の息子はバスに傘を置き忘れることが数回ありました。 学校に置いてきたなら、「明日の帰りに回収してきてー」で済みますが、公共交通機関に忘れると大変です。 「探してもらったけど出てこなかった」ということもあります。 こうなった場合に備えて、スペア必須です。 ■備えあれば憂いなし さらに別の日、学校の前で傘が壊れてしまった息子が帰宅できず、先生から電話…という、とんでもない事態が起こったことも。 チャンバラごっこをして壊れたのではなく、傘を開いたタイミングで強風にあおられたようです。 傘を開いた瞬間、すべてがバキバキに…! という絶望的な状況だったとのこと。 母でも泣くよ、その状況。 このときは大慌てで迎えに行きましたが、息子の傘は壊れたその1本しかなかったため、妹のどんちゃんの傘(どピンクの耳つきキャラもの)を携えて、お迎えに行くという悲しすぎるオチまでありました…。 “もう傘1本だけで回すことは不可能だ!” と思い、高いものではありませんが、息子用にスペアの傘を購入しました。 どうか、どうか2本までで勘弁してくれ…と思う母です。 というわけで、消耗品はぜひ多めにそろえておいて、というお話でした。 ちなみに先日、あまりにも息子の靴がボロボロだったので、「処分するかー」と持ち上げてみたら、靴底がツルッツルでビックリしました。 ちなみに夏休みが終わってから購入したわりと新しめの靴です。 息子の通学路と小学校の校庭の材質はおろし金かなんかなのでしょうか。恐怖!
2023年01月26日息子のぽこちゃんが通う小学校、普段は毎日給食が出るのですが、行事のときなどに、お弁当持参で学校へ行くことがあります。 ちょっと前にお弁当の日があり、つい幼稚園の頃と同じような感覚でお弁当を作って持たせてしまったのですが…。 ■成長のときを迎えた息子にはお弁当の量が少なかった 帰ってくるなり「お弁当が足りなかった! お腹すいた! なんか食べていい?」とのこと。 どうやらお弁当の量が少なかったようです。 しかし、考えてみれば幼稚園を卒園してからすでに10ヵ月近くが経過しており、ぽこちゃんもその分、成長しているわけで。 「幼稚園よりも小学校はお昼ご飯の時間が短いから、時間内に食べきれるように」と思って準備していたものの、あの頃と同じくらいの量のお弁当を持たせてしまったのは、すごく申し訳なかったです。 それに最近のぽこちゃんは、成長のときを迎えているのか、たくさんご飯を食べるようになっていました。 大きめの服はほぼピッタリになり、成長痛なのか夜に足首や膝を痛がることも。 ■新しいお弁当箱を調達して…!? そんな成長の時期を迎えていたぽこちゃんになんてことを! と思った私は、大急ぎでお店へ走り、次回のお弁当の日に向けて、今のものより、少し大きいお弁当箱を購入しました。 そのとき、売り場で幼稚園の子向けの小さいお弁当箱と、新しく買った少し大きめのお弁当箱を見比べてみたところ、「ここまで大きくなったか…」と感慨深い気持ちになり、うっかり泣きそうになりました。 お弁当の日が2回ある月だったので、2回目は新しいお弁当箱でリベンジ! その結果、 「お弁当おいしかった! おなかいっぱいになった!」と、ぽこちゃん。 1年の終わりにぽこちゃんの成長を感じた出来事でした。
2022年12月26日今回は、私が現在の息子と同じくらいの年の頃にやらかしたお話をご紹介いたします。 ■校長先生のお話について母に聞かれて… 学校から帰宅後、私はその日聞いてきた校長先生のお話を母にしていました。 なかでも「3月はさる」というワードは深く印象に残っていました。 一般的によく言われている、 「1月はいく」 「2月はにげる」 「3月はさる」 というあの話ですね。 すると母に「1月は何てお話だった?」と聞かれる私。 これがビックリ! 覚えていなかったのです。 思い出せぬまま嫌な無言の間が発生してしまい、頭が真っ白になって冷や汗をかきながら慌てる私と、「校長先生のお話もロクに聞いてこられない子だなんて!」と目に見えてイライラし始める母。 どこからどう見ても一触即発の状況でした。 何か言わなければこの後が大変なことになってしまう…。 そんな私の導き出した苦し紛れの答えは!? ■まさかの動物を登場させてしまった なんとインコのご登場です。 そうです、私は「3月はさる」を「3月は去る」ではなく、「猿」と勘違いしていたのです。 3月が猿なら1月は…、アイツでは? と、 大慌ての状況の中から「インコ」を選出しました。 まさかインコもこのシーンに呼ばれるとは思っていなかったでしょう…。 いまにも怒り出しそうだった母も、インコの登場に吹き出してしまい、その場は怒られることなく終わりましたが、この「年度末インコ事件」は私がアラサーとなった現在も家族で語り継がれる伝説となっています。 子どもの自由すぎる発想とはよく言いますが、それにしたって自由すぎだろ!! と現在も思います。 ちなみにそんなインコの母の息子は先日、漢字テストの「一つ」という漢字を「人つ」と回答してきて、バツにされておりました。 まだまだこれからも“家族の伝説”が生み出されていきそうです…!
2022年11月26日