2014年8月17日 12:00|ウーマンエキサイト

水道水のまめ知識~水分のお話・その3



水道水には消毒のため塩素が入っています。では、水道水には塩素だけでなく、数えきれないくらいの化学物質が含まれているのはご存知でしょうか。例えば発がん物質といわれるトリハロメタン、これは水道水中に存在する有機物と塩素剤が反応してできる物質です。もちろん、浄水場を出たときは体内に入っても影響のない値になっているはずです。では各家庭での水道水の利用方法はどうでしょうか?

皆さん、お湯を飲むとき、電気ポットを使いますか? ケトルで湧かしますか? そのとき使っているお水は水道水の場合は要注意です。先に言ったように、「沸騰=消毒」のイメージなので、沸騰した水は消毒されて安心という気がしますが、実際はむしろ逆です。

水道水に含まれるトリハロメタンは沸騰するとむしろ濃縮して有害度を増すのです。トリハロメタンを沸騰させることで取り除く場合は、20分以上沸騰状態を続けていないと除去できないそうです。
20分沸騰という時点で非現実的ですが、本来の目的であるお湯を残すためには20分沸騰しても必要量が残っているくらい多めに時間をかけて沸かさないといけないことになります。

これはあくまでもトリハロメタンに限ってのことです。水道水に含まれる他の化学物質は沸点がもっと高かったり、時間も20分どころではなかったりします。つまり、水道水は沸騰すれば大丈夫… ではない! ということなんですね。知らなかった方は是非、今からお湯を沸かすときは、水道水でなく浄水器等の水を利用して欲しいと思います。これがわかってから、私は育児中のママに会う度教えてあげるようにしています。お母さんの正しい知識が子ども達、家族を守れるんですね。

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