風邪やインフルエンザ対策に、免疫力を高めるアメリカ先住民の知恵とは?
■エキナセアの摂取方法と注意点エキナセアのおもな摂取方法は、前述の通りハーブティやサプリメントですが、その効果の強さから、飲み方にも注意が必要です。ビタミンやミネラルのように1年中続けて摂取していればいいということではなく、予防したい時期に2週間ほど、集中的に摂取するのが効果的だといわれています。
逆に、長期利用をすると効果が薄れてしまうようで、ドイツコミッションE(ドイツで販売されるハーブの安全性と効能を審査するために科学者、 毒物学者、医師、薬剤師からなる委員会)でも、同様の理由からエキナセアを8週間以上連続摂取することを警告し、連続摂取による効果の衰えを指摘しています。
また、エキナセアにはアレルギー症状を改善する効果もあるようですが、エキナセア自体がキク科の植物ですので、キクアレルギーを持っている人には向きません。
■日本にもある、エキナセアの産地実は日本でも、エキナセアが栽培されている土地があります。埼玉県の寄居町では、桑畑を転用し、農薬も化学肥料も使っていない「寄居町エキナセア」を栽培しています。
寄居町観光協会が、町を挙げてエキナセアを「健康ハーブ」として紹介しており、お茶だけでなくクッキーやこんにゃくなど、さまざまな商品に加工されています。寄居町に行くと「エキナセアうどん」が食べられる飲食店もあるようですので、観光がてら足を運ぶのもいいですね。
冬場は特に、風邪や感染症が広まるシーズンです。エキナセアで免疫力を高め、寒い冬を元気に乗り切りましょう。
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