2015年9月5日 06:15|ウーマンエキサイト

子供を抱っこして腱鞘炎に! 予防するコツは?


腱鞘炎の基本的予防法と改善策

では、予防法と改善策をお話ししましょう。
予防の基本は「使い過ぎないこと」です。そして腱鞘炎になってしまったら、「安静にする」のが基本です。

ただ、手首~指は、体の中でも使用頻度があまりにも多い場所。なので「使わないように」というのは難しい話ですが、炎症は安静にしないとおさまらず、炎症が治まらないと痛みも引かないかもしれません。触ってみて熱を持っている感じがあれば、氷水に手を入れて冷やすと痛みも和らぎます。もしも、あまりにもひどい場合は、医療機関を受診したほうがよいでしょう。


腱鞘炎の痛みを和らげるヒント

実は私自身、腱鞘炎持ちで、今でも使い過ぎると痛みが出てきます。しかし、ちょっと一工夫するだけでずいぶん楽になるものです。今から、そのヒントをお話しします。

手首は手のひら側に曲げることが構造的に得意なので、どうしても手首の内側にストレスがかかりやすくなります。しかも、重い頭や荷物を持つ時には手首を返してしまい、さらに手首内側に負荷がかかります。その手首返しを減らすことが、腱鞘炎の痛みを和らげるためのポイントです。

子どもを抱っこする時は手首の手前に首を乗せ、肘を使って抱き寄せると、腕の大きな筋肉で抱っこすることができるので、手首への負担は回避できます。もしも、子どもが腕のゴツゴツを嫌がるようなら、タオルを巻くとよいでしょう。


また、沐浴やオムツを替える時には、床ではなく、高いところで行いましょう。胸の高さぐらいがいいですね。

「手首を使いすぎてしまった」という時は、肘の周りと手首周りを自分でマッサージしてあげると、筋肉と腱鞘のむくみが効率よく取れます。マッサージをした後は、手を上に上げて、わきの下を伸ばすとさらに効果的です。

すでに腱鞘炎だ!という人には安静が一番ですが、上記のマッサージ+リストバンドをすると、痛みを回避ができます。リストバンドは即効性があるのですが、あくまでもその場しのぎ。長時間していると血行を悪くする恐れがありますので、短時間の使用にしましょう。

(鈴木元/マタニティ鍼灸マッサージ院・天使のたまご総院長)


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