リモネンの毒性に注意! 化粧品に含まれる精油にはシミになるものも


光毒性の少ない柑橘系精油

オレンジ・スイートやマンダリンにもフロクマリン類は含まれますが、その量は0.005%と非常に少ないため、光毒性ほぼないとされています。

レモンやオレンジの香りのするレモングラスヤリツエアクベバ(メイチャン)の精油などは、柑橘系精油ではないので光毒性の心配もありません。
そして、柑橘類でも水蒸気蒸留法で抽出された精油も光毒性の心配はありません。

また、光毒性のある精油でも、使い方さえ気をつければ取り入れることは十分可能ですよ。
そのための注意点は2つ。

<柑橘系精油の光毒性を防ぐための注意点>

・夜に使用すること
手作りスプレーやマッサージオイルなどに配合した場合は、最低でも8時間は紫外線に当たらないようにしましょう。(芳香浴であれば時間問わずOK!)

・0.5%濃度に希釈すること
お肌に使用する場合は安全のため低濃度な0.5%濃度に希釈しましょう。これは、10mlの水やオイル対して精油1滴の割合です。


子どもから大人まで幅広く使えて人気の柑橘系精油。安全面の理解をし、多くの方がアロマテラピーを楽しんでいただければと思います。

(参考:『精油の安全ガイド』/ロバートティスランド・著)

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