■ニキビが鼻の中にできたら病院へ行くべき?
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▼痛みが強い・なかなか治らない時は病院へ
鼻の穴にできたニキビは意外に根が深いことが多く、いじると熱をもって悪化したり、痛みが増したりといいことはありません。市販の治療薬では治りが悪い場合やニキビが大きく熱もってしまった時などは、病院に行きましょう。
鼻の痛みが長引く時は耳鼻咽喉科ですが、皮ふ科のほうが相談できそうと思う場合はどちらでも構いません。まずは症状を伝えてみるといいでしょう。
▼ニキビか毛嚢炎か?
判断がつかない時も受診がおすすめ
ニキビか毛嚢炎か区別がつかない場合も病院の受診がおすすめです。毛嚢炎自体はできている数が少なければ、何もしなくても治ることがあります。
しかし、痛みがある時や数が多い場合は、抗菌薬の内服や外用を使った治療となるでしょう。一種類の抗菌薬であまり効果が見られない場合は、抗菌薬を変更するなどの処置がされるでしょう。
自己判断でドラックストアなどの市販薬を使うよりも、病院できちんと診断・処置をしてもらった方が、治り方も早く安全です。
■鼻の中のニキビの治し方
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▼ニキビなら食生活を見直そう
鼻の中のニキビもほかのニキビも、やはり
食生活の見直しは大事です。暴飲暴食は避けて、朝食抜きの生活や間食、夜食は控えましょう。
動物性脂肪のとりすぎ、お酒の飲みすぎなどは、すべてのニキビの元となります。寝る前の3~4時間はおやつをやめ、朝食はしっかり食べて、健康的な食生活を送るようにしましょう。
脂肪分や糖分の多い食事、香辛料、アルコールなどの嗜好品のとりすぎは避けましょう。以下の4つを守り、バランスの良い食事を心がけると、ニキビになりにくい肌になっていきます。
・炭水化物ばかりなどはNG。偏りなく食べるようにしましょう。
・繊維の多い根菜や海藻をとり、便秘予防をしましょう。
・肌の新陳代謝を促す、ビタミンB群(特にB2やB6)やビタミンCなどは積極的にとるといいでしょう。
・肌の再生をスムーズにする、タンパク質をとることも大切です。
▼触らないようにする
鼻の中のニキビもほかのニキビ同様に触らないようにします。鼻ニキビのできる原因の一つは、
鼻を触りすぎていることです。鼻ニキビは気になるものですが、触らないのが一番です。
鼻をかむ時も必要以上に力を入れないようにしましょう。
■まとめ
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鼻の中のニキビは
大きくなりやすい傾向があり、とても気になるものです。特に鼻を強くかんだり、無理に鼻毛を抜いたりすると、鼻の中の粘膜が傷つき、炎症を起こす原因にもなります。
鼻の中は湿り気があり、菌も繁殖しやすい部分。傷つけてしまうとニキビではなく、毛嚢炎になってしまう可能性もあります。鼻のニキビやできものは、できるだけ触らずに、清潔に保っておきましょう。
参考資料:
・日本耳鼻咽喉科学会
・Medical Note
・MSDマニュアル家庭版
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