ビワは夏の果物として、昔から多くの日本人に愛されてきました。その実は甘くおいしいので、自宅の庭に植えようか迷っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、昔からの言い伝えに「ビワの木は庭に植えるな」というのがあるのをご存じですか。本当にビワの木を植えると悪いことが起こるのか、気になりますよね。
この記事では、ビワの木を庭に植えてはいけないといわれる理由を解説。併せて、他にも「庭に植えてはいけない」といわれる木の種類を紹介します。
■「ビワの木は庭に植えるな」といわれる理由
古くから、ビワの木は縁起が悪いとして庭に植えることを避けられてきました。その理由には諸説あります。
ここでは、代表的な3つの説を見ていきましょう。
◇(1)日当たりが悪くなるから
1つ目の説は、ビワの木を庭に植えると日当たりが悪くなるというものです。ビワの木は、季節を問わず1年中枯れない常緑樹であり、葉も大きく密生して育つので、日差しを遮ってしまいます。
そのため、特に夏場は家が日陰になって湿気が充満し、それが原因となって家族に病人が増えてしまうとされていました。
また、電気がない時代には太陽光を頼りに生活していたため、日当たりが悪くなると、家の活気が失われるように感じられました。