顔全体、両脚、アキレス腱…体の「むくみ」で見る病気リスク
が病気のサインであるとはどういうことなのだろう?石原先生によると、むくみができる箇所によって疑われる主な病気は次のとおり。思い当たるむくみのある人も多いのではないだろうか。
【「顔全体」のむくみ 】甲状腺機能低下症
甲状腺機能が低下すると尿や汗の排せつが悪くなり、全身がむくみやすくなる。とくに、顔全体が腫れぼったくなったら要注意!
【「舌」のむくみ 】水分過剰
体内に水分過剰の人の舌はふくらみ、ぼてっとしている。舌が大きくなっているため、下歯に押し付けられて舌の辺縁がギザギザに。
【「唇」のむくみ 】アレルギー症状
唇が一過性で腫れるようなむくみは「クインケの浮腫(血管性浮腫)」といわれるもの。食べものや薬物へのアレルギー反応が疑われる。
【「まぶた」のむくみ 】腎臓病
起床時、まぶたの周囲がふくらむのは腎機能低下のサインで、急性腎炎や糖尿病性腎症などの疑いが。
唇と同じアレルギー症状の場合も。
【「耳の下」のむくみ 】糖尿病
おたふくかぜで腫れる耳たぶの下の耳下腺が痛みもなくふくらんでいる人は、糖尿病の疑いが。インスリン不足に関連し耳下腺が腫れる。
【「片方の腕だけ」のむくみ 】腕の静脈血栓、悪性リンパ腫
むくんでいるほうの腕の静脈に血栓ができ、血液循環が滞っているサイン。