スギとヒノキは昨年の1.8倍…花粉の“飛散量増”に警戒を
「花粉症の治療も選択肢が広がってきました。投薬治療は、副作用の少ない抗ヒスタミン薬、ステロイド鼻噴霧薬などがあります。アレルギーの原因となる物質を体内に投与して体を慣らし、体質を改善する治療法の『舌下免疫療法』は、舌の下に薬を1分間置いてそのままの飲み込みます。6割の人は症状が和らいだという報告がありますが、治療を開始するのは前年の6月から12月までで花粉が飛び始めた時期からは治療ができません」
重篤化した人向けには、’19年に保険適用になったIgE抗体製剤「ゾレア」を皮下注射する選択肢もあるが、薬剤が高額で、1回の接種で3割の自己負担でも数万円ほどかかるという。
「女性自身」2021年2月23日号 掲載