認知症予防に「にんにく油」1日1さじで脳の血流がアップ!
実際に篠浦先生も、15年前に患者さんからにんにく油を教えてもらって以来、取り続けているのだそう。
「もらったにんにく油をスプーン1杯分飲んでみたところ、すぐに体がぽかぽかと熱くなって、これはいいと感じました。それ以来、自分で作って飲んだりして、私自身、その効果を実感しています」
にんにく油は誰でも簡単に作れるところもポイントです。
にんにく3かけをすりおろして室温に2時間ほど置き、オリーブオイルに漬け込んで1週間程度置く。その後、茶こしでにんにくを濾して、密閉容器に入れるだけ。
すりおろして2時間放置することで、アホエンがより多く産生される。さらに室温のオイルに5〜7日間にんにくを漬け込んだ後が、もっとも多くアホエンが抽出できるそうだ。濾して不純物を取り除き、冷暗所で保存すれば1カ月程度は持つという。
ちなみに、にんにくのニオイの成分が必要不可欠なため、無臭にんにくでは効果がみられない。
にんにく油を取る目安量は、1日大さじ1杯程度。直接飲んでもよいが、にんにくのニオイが強く感じられる場合は、みそ汁やスープに入れたり、サラダ、麺類にかけるなど、料理のアレンジに使うことで、味の変化を楽しみながらにんにく油の恩恵が受けられる。