顔も足もパンパン!年末年始の食べすぎ飲みすぎ、運動しなさすぎによる「むくみ」には「すねグルグル押し」
暴飲暴食とストレスのダブルパンチで、余計にむくみやすい状態になってしまうのです……
忘年会、正月と、宴会や親族の集まりが続いたせいか、「体中がむくんで仕方がない」と嘆く中高年が続出している。
「むくみとは皮下組織に余分な水分がたまった状態のこと。血液の水分と血管の外にある間質液という水分のバランスが崩れると起こります。東洋医学では体に『痰湿』がたまると考えられています。
特に、年末年始で暴飲暴食を繰り返すと、胃腸が弱くなりますよね。胃腸には食べ物を消化吸収して全身に運ぶ働きがありますが、許容範囲を超えると食欲が低下し、下痢や軟便といった症状が出てきます。また、余分な水分が体にたまってむくみが生じてくるのです。放っておくと疲れやすい、元気が出ないといった症状が出てきます」
そう解説するのは、漢方相談薬局「CoCo美漢方」(兵庫県神戸市)の田中友也さん。
田中さんは鍼灸師、国際中医専門員(国際中医師)の立場から、むくみなど、体調不良に悩む人たちに東洋医学の観点からアドバイスをしている。
「年末年始は暴飲暴食だけでなく、義理の親や親戚と顔を合わせる機会もあるのでストレスもかかります。気のめぐりが悪くなることを気滞といい、胃腸に負担をかける原因です。